JP6344131B2 - 部品姿勢制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送用ベルトコンベヤに載置されて搬送される部品の姿勢を制御する部品姿勢制御装置に関するものであり、特に基部から突部が突出している部品の搬送中に当該部品の姿勢を制御するのに好適なものである。
例えば電子機器の自動化ラインでは、部品を予め設定された姿勢で搬送することが要求される。搬送前の部品姿勢がバラバラである場合には、姿勢がバラバラのままの部品を、例えば下記特許文献1に記載されるような一般的にパーツフィーダーと呼ばれる部品供給装置に投入し、その部品供給装置で予め設定された姿勢に制御された部品を切り出して、例えば搬送用ベルトコンベヤに供給する。
特開2001−261006号公報
ところで、電子機器の自動化ラインでは、若干、形状は異なるものの、全体としてはほぼ同じ形状の部品を同一の搬送用ベルトコンベヤで搬送することがある。また、そうした形状類似部品の種類が数種類に及ぶこともある。これら僅かに形状の異なる数種類の部品を凡そ同じ姿勢で同一の搬送用ベルトコンベヤで搬送する際、それらの部品の姿勢をパーツフィーダーで制御して供給する場合には、各種類に応じたパーツフィーダーが必要とされる。しかしながら、部品形状の種類に応じて種類分のパーツフィーダーを配置するのは場所を必要とすると共に、パーツフィーダーそのものが複雑な構造で且つ高価であることからコスト高の原因ともなる。
本発明はこれらの諸問題を解決すべくなされたものであり、簡易な構造にして、僅かに形状の異なる類似形状の部品を凡そ同じ姿勢に制御することが可能な部品姿勢制御装置を提供することを目的とするものである。
以上の課題を解決するため、本発明の一態様によれば、基部に対して突部が形成され且つ搬送用ベルトコンベヤに載置されて搬送される部品の姿勢を搬送用ベルトコンベヤによる部品の搬送中に制御する部品姿勢制御装置であって、搬送用ベルトコンベヤの上方に配置され、回転軸の径方向にプレート及びブラシが突出し、搬送用ベルトコンベヤ側の下端部が搬送用ベルトコンベヤによる部品の搬送方向と逆方向に回転し、プレートが部品の突部に当接して姿勢を変更する姿勢変更機構と、姿勢変更機構の搬送用ベルトコンベヤ側の下端部と搬送用ベルトコンベヤとの隙間を調整するための隙間調整機構とを備えた部品姿勢制御装置が提供される。
而して、本発明の部品姿勢制御装置によれば、簡易な構造にして、僅かに形状の異なる類似形状の部品を凡そ同じ姿勢に制御することが可能となる。
本発明の部品姿勢制御装置が適用された搬送用ベルトコンベヤの正面図である。 図1の姿勢変更機構及び進入角度調整機構近傍の平面図である。 図1の搬送用ベルトコンベヤで搬送される部品とその姿勢の説明図であり、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 図1の搬送用ベルトコンベヤで搬送される部品とその姿勢の説明図であり、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 図1の姿勢変更機構及び隙間調整機構の正面図である。 図5の姿勢変更機構の詳細図である。 図5の隙間調整機構の作用の説明図である。 図5の隙間調整機構の作用の説明図である。 図1の進入角度調整機構の作用の説明図である。 図1の進入角度調整機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。 図6の姿勢変更機構の作用の説明図である。
以下、本発明の部品姿勢制御装置の一実施形態について、図面を引用して説明する。この実施形態の部品姿勢制御装置は、図1に示すように、搬送用ベルトコンベヤ1に載置されて搬送される部品Wの姿勢を、その搬送中に制御するものである。搬送用ベルトコンベヤ1は、図1の左右両端部にローラ2を配置し、これらのローラ2に薄板状可撓性のベルト3を巻回して構成される。これらのローラ2のうちの何れか一方のローラ2が図示しないモータによって回転駆動され、ベルト3の上面に載置された部品Wは、図1の右から左に搬送される。なお、ベルト3は、既存の搬送用ベルトコンベヤ1と同様に、若干の撓みを有し、更に若干の撓みを許容する。また、既存の搬送用ベルトコンベヤと同様に、ベルト3の蛇行を防止するために、例えばベルト3の幅方向中央部が僅かに高くなるガイドを設ける場合もある。
搬送用ベルトコンベヤ1による部品Wの搬送方向において、搬送用ベルトコンベヤ1の最上流側には、部品Wが重ならないようにベルト3の上面に供給する部品供給装置4が配置されている。但し、この部品供給装置4は、部品Wの姿勢を制御しながら切り出す、所謂パーツフィーダーではない。この部品供給装置4の部品搬送方向下流側の搬送用ベルトコンベヤ1上方には、図2にも示すように、後述する姿勢変更機構への部品Wの進入角度を調整する進入角度調整機構5が配置されている。この進入角度調整機構5の部品搬送方向下流側の搬送用ベルトコンベヤ1上方には、搬送中の部品Wの姿勢を予め設定された姿勢に変更する姿勢変更機構6が配置されている。この姿勢変更機構6の部品搬送方向下流側の搬送用ベルトコンベヤ1上方には、搬送される部品Wの姿勢を撮像するカメラ7が配置され、その更に部品搬送方向下流側の搬送用ベルトコンベヤ1上方には、カメラ7で撮像された部品姿勢のうち、予め設定された姿勢でない部品Wを除去する部品除去装置(マニプレータ)8が配置されている。そして、搬送用ベルトコンベヤ1の部品搬送方向最下流側には、次工程への図示しない搬送装置が配置されている。
この実施形態で搬送され且つ姿勢制御される部品Wについて、図3、図4を用いて説明する。この実施形態における部品Wは、方形(長方形)板状の基部Bの長手方向一方の端部から板厚方向に同じく方形板状の突部Pが突出していて、全体にL字状に形成されている。また、基部Bの方が突部Pよりも幅広である。この実施形態では、次工程のために、部品Wを図3の状態に姿勢制御する。部品Wは、形状及び大きさから、より安定的な図4の姿勢になりがちであるが、これを搬送用ベルトコンベヤ1による搬送中に図3の姿勢に制御する。なお、図3の部品姿勢を正姿勢、図4の部品姿勢を逆姿勢とも記す。また、図では、部品Wの形状が1種類であるが、実際には、若干形状の異なる3〜4種類の部品Wが搬送用ベルトコンベヤ1によって搬送される。
図6に示す姿勢変更機構6は、図5に示す隙間調整機構9に保持されている。姿勢変更機構6は、回転軸10から径方向に複数枚、具体的には8枚のプレート11が等間隔に突出され、各プレート11の間で、同じく回転軸10から径方向に多数のブラシ12が突出されている。プレート11は、図6の紙面垂直方向に連続する樹脂製の板部材であり、ブラシ12は、樹脂製のものである。従って、プレート11もブラシ12も可撓性及び弾性を有する。また、ブラシ12の径方向外側端部はプレート11の径方向外側端部と同等か又は径方向内側に位置している。プレート11は、部品Wの突部Pの突出端部に当接して部品Wを反転させ、これにより部品姿勢を変更するものである。また、ブラシ12は、反転する部品Wがプレート11間の隙間に挟まらないようにするためのものである。なお、姿勢変更機構6、即ちプレート11やブラシ12は、搬送用ベルトコンベヤ1側の下端部が部品Wの搬送方向と逆方向に回転する。また、姿勢変更機構6の外径部、つまりプレート11やブラシ12の径方向先端部は、搬送用ベルトコンベヤ1による部品Wの搬送速度よりも速い速度で回転している。
隙間調整機構9は、姿勢変更機構6の回転軸10を搬送用ベルトコンベヤ1のベルト3の幅方向に向けて回転自在に支持する軸受ブロック13と、この軸受ブロック13を鉛直方向に移動させる移動機構14とを備えて構成される。移動機構14としては、例えば軸受ブロック13に固定され且つ架台15に摺動可能に挿通された鉛直上下向きのガイド16と、軸受ブロック13を下方から支持すると共に架台15の雌ねじに螺合してねじの推力で軸受ブロック13を鉛直上下方向に移動するねじ部材17とを備えて構成される。従って、移動機構14のねじ部材17を回転させると、ガイド16によって案内されながら、ねじの推力によって軸受ブロック13が鉛直方向に移動される。これにより、姿勢変更機構6の搬送用ベルトコンベヤ1側下端部、特にプレート11の下端部と搬送用ベルトコンベヤ1、特にベルト3の上面との隙間が調整される。
このようにプレート11の下端部とベルト3の上面との隙間を調整すると、図7、図8に示すように、ベルト3の上面に載置されている部品Wへのプレート11の当接状態を調整することができる。図7に示す逆姿勢の部品Wではベルト3の上面から突部Pの上端部までの距離(高さ)が、図8に示す正姿勢の部品Wにおける頂部までのベルト3の上面からの距離(高さ)より少し長い(少し高い)。また、正姿勢にある部品Wでは、基部Bの突出端部及び突部Pの突出端部がベルト3の上面に接触しており、接触面積が小さいことから接触応力も大きくなりがちで、プレート11が部品Wを搬送方向と逆方向に押してもずれにくく、プレート11が部品Wを下方に押圧するとベルト3が下方に撓みやすい。一方、逆姿勢にある部品Wでは、基部Bの板面がベルト3の上面に接触しており、接触面積が大きいことから接触応力は小さく、プレート11が部品Wを下方に押圧してもベルト3はあまり下方に撓まず、プレート11が部品Wを搬送方向と逆方向に押すと、部品Wがずれたり弾かれたりする。従って、姿勢変更機構6の搬送用ベルトコンベヤ1側下端部と搬送用ベルトコンベヤ1との隙間を調整すれば、逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転させることが可能となると共に、正姿勢にある部品Wの姿勢を維持させることができる。
このように回転するプレート11を部品Wの突部Pに当接させて逆姿勢の部品Wを正姿勢に反転させる場合、後述するように、部品Wの姿勢反転機構への進入角度、即ち搬送用ベルトコンベヤ1上での向きが重要になる。そこで、姿勢変更機構6の部品搬送方向上流側に、部品Wの進入角度を調整する進入角度調整機構5を配置している。この進入角度調整機構5は、例えば搬送用ベルトコンベヤ1のベルト3の上方に配置されたガイドプレート18からなる。ガイドプレート18は、例えば部品搬送方向に長手な長方形の板部材であり、部品Wが当接する当接面19を有する。この実施形態では、図2に示すように、ベルト幅方向両外側で部品搬送方向上流側がベルト幅方向外側広がりで且つ部品搬送方向下流側がベルト幅方向内側すぼまりの外側ガイドプレート18と、外側ガイドプレート18より少し部品搬送方向上流側に配置され、ベルト幅方向中央部が部品搬送方向上流向きに向けて接合され且つ部品搬送方向下流側がベルト幅方向外側広がりの内側ガイドプレート18とを備えて構成される。夫々のガイドプレート18の当接面19の部品搬送方向に対する傾斜角度は予め設定されている。その結果、姿勢変更機構6の回転軸軸線に対する部品Wの基部Bの長手方向の姿勢変更機構6への進入角度は45°又は−45°(135°又は−135°)となる。なお、部品Wの姿勢変更機構6への進入角度は厳密に±45°又は±135°でなくても、凡そその近傍の進入角度であればよいことが分かっている。
この実施形態では、図9に示すように、各ガイドプレート18のうち、部品Wが当接する当接面19の上端部が部品搬送方向上流向きになるように各ガイドプレート18を予め設定された傾斜角度で斜めに配置している。例えば、図10aに示すように、ガイドプレート18の当接面19が鉛直であると、正姿勢にある部品Wのうち、幅広の基部Bだけがガイドプレート18の当接面19の上部に当接する。このとき、ベルト3の上面に接触している部品Wの突部Pは部品搬送方向に押され、ガイドプレート18の当接面19の上部からの反力で基部Bは部品搬送方向と逆方向に押されて部品Wが傾く。部品Wの基部Bはやがてガイドプレート18の当接面19から離れるが、図10bに示すように、突部Pの突出端部の一方の角隅部がガイドプレート18の当接面19の上部に当接し、他方の角隅部はベルト3の上面に当接している。このときは、部品Wの突部Pの他方の角隅部は搬送用ベルトコンベヤ1によって部品搬送方向に押され、一方の角隅部はガイドプレート18の当接面19の上部からの反力で部品搬送方向と逆方向に押されて部品Wが回転する。部品Wの突部Pの他方の角隅部はやがてベルト3から離れるが、図10cに示すように、部品Wの突部Pの突出端部がベルト3の上面から離れた状態でガイドプレート18の当接面19に当接し、部品Wの基部Bがベルト3の上面に当接している。このときは、部品Wの基部Bが搬送用ベルトコンベヤ1によって部品搬送方向に押され、部品Wの突部Pがガイドプレート18の当接面19からの反力で部品搬送方向と逆方向に押されて部品Wが更に回転する。その結果、図10dに示すように、部品Wは基部Bがベルト3の上面に面接触し、このときガイドプレート18の当接面19の下部にも基部Bが当接する。この状態、つまり逆姿勢では、部品Wには偶力が生じにくいので、部品Wは回転せず、部品Wの基部Bはベルト3の上面で滑る。つまり、ガイドプレート18の当接面19が鉛直であると、本来、必要な正姿勢の部品Wを逆姿勢に反転させてしまう。そこで、ガイドプレート18の当接面19の上端部が部品搬送方向上流向きになるようにガイドプレート18を予め設定された傾斜角度で斜めに配置する。このガイドプレート18の当接面19の搬送用ベルトコンベヤ1に対する傾斜角度は、正姿勢にある部品Wの基部Bがガイドプレート18の当接面19に当接し且つ部品Wの突部Pがベルト3の上面に当接している状態で、部品Wに偶力が生じても部品Wが回転しない角度とする。
このようにして進入角度調整機構5であるガイドプレート18によって部品Wの進入角度を調整することができるようになったのであるが、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に変更することができる部品Wの進入角度について説明する。ここでは、図11に示すように、姿勢変更機構6の回転軸10の軸線を基準として、部品Wの基部Bの突出端部から突部P側に向かう基部Bの長手方向の回転軸軸線からの反時計回りの角度を種々に変更して、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に変更できるかどうかを検討した。
図11は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの突部Pが部品搬送方向上流側、基部Bの突出端部が部品搬送方向下流側に向いているので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は+90°である。図12は、図11の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図12から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が+90°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することはできない。これは、部品Wの基部Bの突出端部が先行して姿勢変更機構6に搬送され、その際、基部Bがブラシ12によって押さえられてしまうためであると考えられる。
図13は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの基部Bの突出端部が部品搬送方向上流側、突部Pが部品搬送方向下流側に向いているので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は−90°である。図14は、図13の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図14から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が−90°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することはできない。これは、部品Wの突部Pが先行して姿勢変更機構6に搬送され、その際、突部Pがプレート11によって搬送方向と逆方向に押されたり弾かれたりしてしまうためであると考えられる。
図15は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの基部Bが横向きに姿勢変更機構6に送り込まれるので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は0°である。図16は、図15の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図16から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が0°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを或る程度正姿勢に反転することができる(突部Pが表れていないものは正姿勢)。これは、部品Wの突部Pがプレート11に引っ掛かって部品W全体が反転するためであるが、単に突部Pがプレート11によって搬送方向と逆方向に押された場合には反転しないと考えられる。
図17は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの突部Pが部品搬送方向上流側でベルト幅方向外向き、基部Bの突出端部が部品搬送方向下流側でベルト幅方向内向きに向いているので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は+45°である。図18は、図17の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図18から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が+45°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することはできない。これは、基部Bの突出端部が先行して姿勢変更機構6に搬送されて基部Bがブラシ12によって押さえられてしまったり、突部Pがプレート11によって搬送方向と逆方向に弾かれたりするためであると考えられる。
図19は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの突部Pが部品搬送方向上流側でベルト幅方向内向き、基部Bの突出端部が部品搬送方向下流側でベルト幅方向外向きに向いているので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は+135°である。図20は、図19の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図20から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が+135°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することはできない。これは、基部Bの突出端部が先行して姿勢変更機構6に搬送されて基部Bがブラシ12によって押さえられてしまったり、突部Pがプレート11によって搬送方向と逆方向に弾かれたりするためであると考えられる。
図21は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの基部Bの突出端部が部品搬送方向上流側でベルト幅方向外向き、突部Pが部品搬送方向下流側でベルト幅方向内向きに向いているので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は−135°である。図22は、図21の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図22から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が−135°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することができる。これは、部品Wの突部Pがプレート11に引っ掛かって部品W全体が反転するためであると考えられる。
図23は、部品Wが姿勢変更機構6に搬送される直前の状態を示す平面図であり、部品Wの基部Bの突出端部が部品搬送方向上流側でベルト幅方向内向き、突部Pが部品搬送方向下流側でベルト幅方向外向きに向いているので基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度は−45°である。図24は、図23の部品Wが姿勢変更機構6に搬送された直後の部品Wの状態を示す平面図である。図24から明らかなように、基部Bの長手方向の回転軸軸線に対する角度が−45°である場合、姿勢変更機構6によって逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することができる。これは、部品Wの突部Pがプレート11に引っ掛かって部品W全体が反転するためであると考えられる。
進入角度調整機構5であるガイドプレート18を前述したように配置することで、この実施形態では、姿勢変更機構6への部品Wの基部Bの進入角度を±45°又は±135°とすることができる。このうち、部品Wの基部Bの姿勢変更機構6への進入角度が−45°又は−135°の場合には逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することができる。また、部品Wの基部Bの姿勢変更機構6への進入角度が+45°又は+135°の場合には、逆姿勢にある部品Wを正姿勢に反転することができないが、突部Pがプレート11によって搬送方向と逆方向に弾かれた場合に、ガイドプレート18によって部品Wの基部Bの姿勢変更機構6への進入角度が−45°又は−135°になることがあり、そのようになると逆姿勢にある部品Wが正姿勢に反転される。
下記表1は、1回当たり285個の部品Wを重ならないように且つ姿勢や向きについては無作為に搬送用ベルトコンベヤ1に投入し、進入角度調整機構5を経て姿勢変更機構6を通過させ、姿勢変更機構6を通過した部品Wの姿勢を5回判定した結果である。表から明らかなように、無作為に投入した部品Wの99.2%を正姿勢とすることができている。なお、この実施形態では、前述したように正姿勢にない部品Wは、カメラ7と部品除去装置8によって搬送用ベルトコンベヤ1から除去されるので、姿勢変更装置によって部品Wの姿勢を完全に正姿勢にする必要はない。但し、簡易な構造にして、正姿勢にある部品Wの頻度を高めれば、その分だけ、部品Wの除去数を低減することができるので、作業効率が向上する。
Figure 0006344131
以上説明したように、この実施形態の部品姿勢制御装置では、基部Bに対して突部Pが形成され且つ搬送用ベルトコンベヤ1に載置されて搬送される部品Wの姿勢を当該部品Wの搬送中に制御する。その際、搬送用ベルトコンベヤ1の上方に配置され、搬送用ベルトコンベヤ1側の下端部が搬送用ベルトコンベヤ1による部品Wの搬送方向と逆方向に回転する姿勢変更機構6と、姿勢変更機構6の搬送用ベルトコンベヤ1側の下端部と搬送用ベルトコンベヤ1との隙間を調整するための隙間調整機構9を配置する。姿勢変更機構6は、回転軸10の径方向にプレート11及びブラシ12が突出し、そのプレート11が部品Wの突部Pに当接して姿勢を変更する。そのため、突部Pが上向きになっている逆姿勢の部品Wを引っ掛けて反転し、正姿勢にすることができる。従って、簡易な構造にして、僅かに形状の異なる類似形状の部品Wを凡そ同じ姿勢に制御することが可能となる。
また、基部Bが方形板状であり且つ突部Pが方形板状の基部Bから板厚方向に突出する部品Wである場合に、進入角度調整機構5を姿勢変更機構6より搬送用ベルトコンベヤ1による部品Wの搬送方向上流側に配置する。この進入角度調整機構5は、搬送用ベルトコンベヤ1によって搬送される部品Wが当接する当接面19が搬送用ベルトコンベヤ1による部品Wの搬送方向に対して予め設定された角度で傾斜している。そのため、方形板状の基部Bが搬送用ベルトコンベヤ1に面で接触している逆姿勢の部品Wの姿勢変更機構6への進入角度を予め設定された角度にすることができ、これにより僅かに形状の異なる類似形状の部品Wを凡そ同じ姿勢に制御することができる。
また、進入角度調整機構5は、当接面19が搬送用ベルトコンベヤ1の搬送面、つまりベルト3の上面に対して予め設定された傾斜角度で傾斜している。これにより、突部Pが搬送用ベルトコンベヤ1に接触している正姿勢の部品Wが逆姿勢になるのを防止することができる。
1 搬送用ベルトコンベヤ
2 ローラ
3 ベルト
4 部品供給装置
5 進入角度調整機構
6 姿勢変更機構
7 カメラ
8 部品除去装置
9 隙間調整機構
10 回転軸
11 プレート
12 ブラシ
13 軸受ブロック
14 移動機構
15 架台
16 ガイド
17 ねじ部材
18 ガイドプレート
19 当接面
B 基部
P 突部
W 部品

Claims (5)

  1. 基部に対して突部が形成され且つ搬送用ベルトコンベヤに載置されて搬送される部品の姿勢を前記搬送用ベルトコンベヤによる当該部品の搬送中に制御する部品姿勢制御装置であって、
    前記搬送用ベルトコンベヤの上方に配置され、回転軸の径方向にプレート及びブラシが突出し、前記搬送用ベルトコンベヤ側の下端部が前記搬送用ベルトコンベヤによる部品の搬送方向と逆方向に回転し、前記プレートが前記部品の突部に当接して姿勢を変更する姿勢変更機構と、
    前記姿勢変更機構の前記搬送用ベルトコンベヤ側の下端部と前記搬送用ベルトコンベヤとの隙間を調整するための隙間調整機構と
    を備えたことを特徴とする部品姿勢制御装置。
  2. 前記基部が方形板状であり且つ前記突部が前記方形板状の基部から板厚方向に突出する部品である場合、
    前記搬送用ベルトコンベヤによる部品の搬送方向における前記姿勢変更機構より上流側に配置され、前記搬送用ベルトコンベヤによって搬送される部品が当接し、前記部品が当接する当接面が前記搬送用ベルトコンベヤによる部品の搬送方向に対して予め設定された角度で傾斜している進入角度調整機構を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の部品姿勢制御装置。
  3. 前記進入角度調整機構は、前記当接面が前記搬送用ベルトコンベヤの搬送面に対して予め設定された傾斜角度で傾斜している
    ことを特徴とする請求項2に記載の部品姿勢制御装置。
  4. 前記部品は、方形板状の基部の長手方向端部から方形板状の突部が板厚方向に突出している
    ことを特徴とする請求項3に記載の部品姿勢制御装置。
  5. 前記ブラシの径方向外側端部が前記プレートの径方向外側端部と同等か又は径方向内側に位置している
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の部品姿勢制御装置。
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