JP6343972B2 - 照明装置及び生体認証装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及び生体認証装置に関する。
近年、手または指の静脈のパターン、指紋または掌紋などの生体情報を表した生体画像に基づいて、システムの利用者を非接触で認証する生体認証技術が開発されている。生体認証技術を利用した生体認証装置は、利用者の生体情報を表す入力生体画像を、予め登録された登録利用者の生体画像を表す登録生体情報と照合する。生体認証装置は、照合処理の結果、入力生体情報と登録生体情報が一致すると判定した場合、当該利用者を上記のシステムを利用する権限を有する正当な利用者(即ち、登録利用者)であることを認証し、上記のシステムの利用を許可する。生体認証装置は、例えば上記のシステム内に組み込まれていても、或いは、上記のシステムに外部接続されていても良い。
生体認証装置は、例えばパーソナルコンピュータへのログオン管理、銀行のATM(Automated Teller Machine)における本人確認、オフィスなどの入退室管理などの様々な分野で利用され始めている。また、生体認証装置の適用範囲を拡大するため、生体認証装置自体の小型化が進められている。
生体認証装置が高精度で利用者を認証するためには、生体画像上で生体情報の特徴的な構造が鮮明に写っていることが望ましい。そこで、生体画像を生成する生体認証装置用センサは、生体情報を含む利用者の手などの被写体を結像レンズとCCD(Charged Coupled Device)などの撮像素子で撮影する撮影光学系に加え、被写体となる利用者の手などに照明光を照射する照明光学系を有していることもある。
照明光学系と撮影光学系を備えた生体認証技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この提案技術では、被写体の生体領域以上の大きさに2次元配列された複数の発光ダイオードで照明光学系を形成することで、比較的大きな生体領域への照明光の照射を図っている。
一方、スクリーン照明用の照明光学系技術が提案されている(例えば、特許文献2)。この提案技術では、スクリーンを一定の領域に分割し、分割数に応じた複数の点光源を配列すると共に、点光源とスクリーンとの間にスクリーンと同等の大きさの回折表面要素が表面に設けられた光ガイド要素を配置することで、点光源からの光を平行光に変換してスクリーンに照射する照明光の強度分布の均一化を図っている。
しかし、上記の各提案技術では、照明光学系の大きさが、照明光を照射する照明領域以上の大きさであるため、小型化が進む生体認証装置への適用は難しい。
特開2004−78791号公報 特表2008−537785号公報
従来は、照明装置より大きな照明領域における照明光の強度分布の均一化を図ることは難しい。
そこで、1つの側面では、照明装置より大きな照明領域における照明光の強度分布の均一化を図ることのできる照明装置及び生体認証装置を提供することを目的とする。
一側面によれば、基板の表面に設けられ、光を出力する複数の発光素子を含む光源と、ピッチ及び回転方向が異なる複数の回折格子が配置され、前記光を回折して照明光を照明対象の照明領域に照射する回折光学素子とを備え、前記複数の発光素子は、2以上の発光素子を含む少なくとも1つの発光素子グループを含む、複数の発光素子グループにグループ化されており、前記複数の回折格子の各々は、各発光素子グループからの光を、重ね合わせることで前記照明対象の前記照明領域を形成する複数の照射領域のうち対応する1つの照射領域に回折し、前記照明領域は、前記基板の表面と平行な平面上の前記回折光学素子及び前記光源の占有面積より大きい照明装置が提供される。
照明装置より大きな照明領域における照明光の強度分布の均一化を図ることができる。
生体認証装置用センサの第1の例を説明する図である。 生体認証装置用センサの第2の例を説明する図である。 生体の一例である手のひらを示す図である。 凹凸の小さい手のひらと凹凸の大きい手のひらを示す図である。 図5は、第1実施例における照明装置の一例を説明する図である。 回折光学素子の配置の一例を示す上面図である。 照明領域における照明光の強度を、照明光を照射するべき生体領域の形状に合わせた均一分布とする一例を説明する図である。 回折光学素子の回折格子の一例を示す上面図である。 回折光学素子の構成の一例を説明する図である。 回折光学素子の構成の他の例を説明する図である。 第2実施例における生体認証装置用センサの一例を説明する図である。 照明装置用センサの照明光と照明分布を示す模式図である。 図11の照明装置用センサを備えた生体認証装置の画像処理の一例を説明するフローチャートである。 回折光学素子によりLEDからの光を3つの照明領域を照射する照明光に回折する例を説明する図である。 LEDからの光を図14に示す3つの照明領域を照射する照明光に回折する照明装置用センサの一例を示す上面図である。 照明領域の照明領域部分への分割の一例を示す図である。 LED群毎の光強度の一例を説明する図である。 第1、第2及び第3の照射領域に相当する照明領域の照明領域部分の測定結果を示す図である。 図18中、(a),(b),(c)に夫々対応する回折光学素子のピクセル数PIX、セルのセルサイズ、及び回折光学素子のサイズを示す図である。 図15の照明装置用センサを備えた生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理の一例を説明するフローチャートである。 回折光学素子によりLEDからの光を4つの照明領域を照射する照明光に回折する例を説明する図である。 回折光学素子によりLEDからの光を9つの照明領域を照射する照明光に回折する例を説明する図である。 図22の照明領域を照射する照明光に回折する回折光学素子を備えた生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理の一例を説明するフローチャートである。 一実施例における生体認証装置の一例を示すブロック図である。 コンピュータの構成の一例を示すブロック図である。
一実施例において、照明装置は、基板上の光源からの光を回折して照明光を照明対象の照明領域に照射する回折光学素子を備える。照明領域は、基板の表面と平行な平面上の回折光学素子及び光源の占有面積より大きい。
以下に、開示の照明装置及び生体認証装置の各実施例を図面と共に説明する。
照明装置からの照明光を照明装置より大きな照明領域に照射するには、例えば照明装置と照明領域との間の距離を離して照明光の広がりを利用することが考えられる。しかし、撮影光学系に対する照明光学系の光源の配置及び照明光に広がりを持たせるレンズの特性などに応じて、照明領域には明暗分布が発生し、照射される照明光の強度分布を均一化することは難しい。一方、照明光学系の光源からの照明光を拡散させて照明領域に照射することで、照明光の強度分布の均一化を図ることが考えられるが、拡散により照射される照明光の強度が低下してしまう。このように、照明装置より大きな照明領域における照明光の強度分布の均一化と、照明領域における照明光の強度の低下防止とを両立させることは難しい。
図1は、生体認証装置用センサの第1の例を説明する図である。図1中、(a)は生体認証装置用センサの上面図、(b)は生体認証装置用センサの側面の模式図、(c)は照明装置用センサの照明光と照明分布を示す模式図である。生体認証装置用センサ1Aは、カメラなどの撮影光学系2と、照明光学系3を有する。照明光学系3は、基板4上に設けられた複数(この例では8個)のLED5と、レンズアレイ6を有する。この例では、図1中、(a)に示すように、LED5は撮影光学系2の外側にリング状に配置されており、レンズアレイ6はLED5と対向するようにリング状に設けられている。
図1中、(c)に示すように、各LED5からの照明光はレンズアレイ6により広がりを持たされて生体の照明領域10に照射される。図1中、(c)の上部に示すように、照明光の強度(任意単位)は、照明領域10上の位置(任意単位)に応じて異なり、この例では、照明領域10の中央部分での光強度が照明領域10の他の部分での光強度より高い。このように、LED5の配置及びレンズアレイ6の特性などに応じて、照明領域10には明暗分布が発生し、照射される照明光の強度分布を均一化することは難しい。
図2は、生体認証装置用センサの第2の例を説明する図である。図2中、(a)は生体認証装置用センサの上面図、(b)は生体認証装置用センサの側面の模式図、(c)は照明装置用センサの照明光と照明分布を示す模式図である。図2中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図2に示す生体認証装置用センサ1Bでは、図1のレンズアレイ6の代わりに、拡散導光板7がLED5と対向するようにリング状に設けられている。図2中、(c)に示すように、各LED5からの照明光は拡散導光板7により拡散されて生体の照明領域10に照射される。図2中、(c)の上部に示すように、照明光の強度(任意単位)は、照明領域10上の位置(任意単位)にかかわらず略均一となる。しかし、拡散された照明光は、照明領域10より広い領域に照射され、照明領域10の外側では、図2中、(c)において楕円で囲んで示すように漏れ光による無駄が増大してしまうので、照明光の強度が低下してしまう。照明光の低下を防止するために、LED5の数を増加させたり、高出力のLEDを用いることが考えられるが、LED5の数を増加させると照明光学系2が大型化してしまう。また、LED5に高出力LEDを用いた場合、高出力LEDが一般的には熱対策のため比較的大型であることから、照明光学系2が大型化してしまう。
一方、生体認証装置の認証精度は、生体の個体差により低下する場合がある。生体には凹凸があり、凹凸の大きさは人により異なる。生体認証対象が例えば手のひらの場合、手のひらの筋肉の付き方に応じて凹凸の大きさが人により異なる。図3は、生体の一例である手のひらを示す図である。図3に示すように、手のひら11の中央部と破線で囲んだ周辺部とでは高低差があり、この高低差は人により比較的大きい。
図4は、凹凸の小さい手のひらと凹凸の大きい手のひらを示す図である。例えば、照明光学系2からの照明光が、図4中、(a)に示すように生体の凹凸が比較的小さい、例えば、手のひら11Aの筋肉が少ない人に対して照明光が照明領域10内で良好な照明分布を有しても、(b)に示すように生体の凹凸が比較的大きい、例えば手のひら11Bの筋肉が多い人に対しては照明光が照明領域10内で必ずしも良好な照明分布を有さない。つまり、手のひら11Bの場合、照明光が照射されることで周辺部が明るく、中央部が暗くなり、必ずしも良好な照明分布が得られない。また、手のひらの反射率は、個々の生体の皮膚の色に応じて異なる。従って、結果的に生体の凹凸の大小(例えば、手のひらの筋肉が多い少ない)及び凹凸の位置に応じて個々の生体に対する最適な照明条件が異なり、同じ照明条件では取得できる撮影画像の品質が異なる。この結果、生体の凹凸の大小及び照明条件の組み合わせによっては、生体認証装置の認証精度が低下する。認証精度の低下を防止するために、LED5の数を増加させたり、高出力のLEDを用いることが考えられるが、LED5の数を増加させると照明光学系2が大型化してしまう。また、LED5に高出力LEDを用いた場合、高出力LEDが一般的には熱対策のため比較的大型であることから、照明光学系2が大型化してしまう。
そこで、一実施例では、照明装置より大きな照明領域における照明光の強度分布の均一化を図る。また、一実施例では、生体認証装置の認証精度低下の防止を図る。
図5は、第1実施例における照明装置の一例を説明する図である。図5中、(a)は照明装置の上面図、(b)は照明装置の側面の模式図である。照明装置21は、基板24上に設けられた複数(この例では8個)のLED25と、回折光学素子26とを有する照明光学系23を含む。LED25は、光源を形成する発光素子の一例である。この例では、図5中、(a)に示すように、LED25はリング状に配置されており、回折光学素子26はLED25と対向するように、LED25の光出射面側にリング状に設けられている。この例では、照明装置21を手のひらの静脈認証に適用するため、LED25は、単一色と見なせる波長帯域を持つが、光源が出力する光の波長または特性は、照明装置21の用途に応じて適宜選定すれば良い。
図5中、(b)に示すように、回折光学素子26は、例えばガラスまたはプラスチックの基板261の表面に形成されている。この例では、回折光学素子26は、LED25からの光が入射される基板261の光入射面とは反対側(図5中、(b)の上側)の、LED25からの光を出射する基板261の光出射面に形成されているが、基板261の光入射面に形成されていても良い。回折光学素子26は、基板261の材料及び厚みによって決まる屈折率の影響を考慮して設計可能である。LED25の発光面と回折光学素子26の光入射面(即ち、基板261の光入射面)との間隔は、ゼロ(0)より大きいことが望ましいが、ゼロ(0)であっても良い。
図6は、回折光学素子の配置の一例を示す上面図である。図6中、(a)に示すように、回折光学素子26は、基板261の全面に対して形成されても、(b)に示すようにLED25からの光が照射される基板261の部分だけに形成されても良い。
なお、本実施例では、LED25及び回折光学素子26をリング状に配置しているが、例えば格子状に配置しても良く、LED25及び回折光学素子26の配置は、照明装置21大きさ、形状などに応じて適宜変更可能である。また、図6中、(b)に示すように回折光学素子26が部分的に形成されている場合も、回折光学素子26の配置はLED25の配置に合わせた配置である。
図7は、回折光学素子による照明領域における照明光の強度を、照明光を照射するべき生体領域の形状に合わせた均一分布とする一例を説明する図である。LED25からの光は、回折光学素子26によりLED25の数(この例では8個)に応じた数の照射領域31−1〜31−8を照射する照明光に回折される。各照射領域31−1〜31−8における光強度分布は均一であり、各照射領域31−1〜31−8の形状は、照明光を照射するべき照明領域(または、照明対象の生体領域)33の形状と同じである。従って、8個のLED25からの光を回折光学素子26により生体上の同じ位置に回折して照射領域31−1〜31−8の位置を揃えて重ね合わせることで得られる照明装置21の単一の照射領域31の光強度分布は均一であり、この照射領域31の形状は照明領域33の形状と同じである。このように、回折光学素子26の回折特性は、各LED25からの光が入射する部分毎に異なる。なお、LED25の個数は、生体または照明領域33上で求められる明るさなどに応じて調整できる。
図8は、回折光学素子の回折格子の一例を示す上面図である。この例では、回折光学素子26はマトリクス状に配置された複数(この例では25個)の回折格子(以下、「セル」とも言う)263を有する。各セル263のピッチ及び回転方向は、互いに異なっても良い。セル263の形状は矩形に限定されず、セル263の配置はマトリクス状に限定されず、セル263の数も特に限定されない。以下の説明では、回折光学素子26の一辺に沿ったセル263の数のことを「ピクセル数PIX」とも言う。
図9は、回折光学素子の構成の一例を説明する図である。図9中、(a)はLED25と回折光学素子26と照明領域33の位置関係を示し、(b)は照明領域33の測定結果を示す。この例では、照明領域33は110mm×110mmの大きさの矩形であり、LED25の発光面は3mm×3mmの大きさの矩形であり、発光波長は545nmである。LED25と回折光学素子26との間隔は5mmであり、回折光学素子26の基板261は合成石英であり、厚みは2mmである。回折光学素子26と照明領域33との間隔は50mmである。回折光学素子26は5mm×5mmの大きさの矩形であり、回折光学素子26のピクセル数PIXは250個であり、セル263は0.02mm×0.02mmの大きさの矩形である場合、図9中、(b)にハッチングで示すように、照明装置21の上面図上の面積(即ち、基板24または基板261の表面と平行な平面上の照明装置21の面積)より大きな照明領域33における光強度分布は均一である。図9中、(b)のY(m)は例えば(a)の上下方向上の位置に相当し、X(m)は例えば(a)の紙面と垂直な方向上の位置に相当する。なお、LED25の発光中心波長は、生体認証装置や生体認証装置用センサに一般的に使用される近赤外の波長であっても良く、発光中心波長を基に必要な照明領域33を得る回折光学素子26のピクセル数PIX及び、セル263を設計すれば良い。基板24においても、合成石英に限定されるものではなく、生体認証装置として扱いやすいプラスチック基板、例えばアクリルやポリカーボネート系のものであっても良い。光学系全体を構成する条件を基に必要な照明領域33を得る回折光学素子26のピクセル数PIX及び、セル263を設計すれば良い。
図10は、回折光学素子の構成の他の例を説明する図である。図10中、(a)はLED25と回折光学素子26と照明領域33の位置関係を示し、(b)は照明領域33の測定結果を示す。この例では、照明領域33は図9の場合より小さい37mm×37mmの大きさの矩形であり、LED25の発光面は3mm×3mmの大きさの矩形であり、発光波長は545nmである。LED25と回折光学素子26との間隔は5mmであり、回折光学素子26の基板261は合成石英であり、厚みは2mmである。回折光学素子26と照明領域33との間隔は50mmである。回折光学素子26は4.95mm×4.95mmの大きさの矩形であり、回折光学素子26のピクセル数PIXは150個であり、セル263は0.033mm×0.033mmの大きさの矩形である場合、図10中、(b)にハッチングで示すように、照明装置21の上面図上の面積より大きな照明領域33における光強度分布は均一である。図10中、(b)のY(m)は例えば(a)の上下方向上の位置に相当し、X(m)は例えば(a)の紙面と垂直な方向上の位置に相当する。なお、LED25の発光中心波長は、生体認証装置や生体認証装置用センサに一般的に使用される近赤外の波長であっても良く、発光中心波長を基に必要な照明領域33を得る回折光学素子26のピクセル数PIX及び、セル263を設計すれば良い。基板24においても、合成石英に限定されるものではなく、生体認証装置として扱いやすいプラスチック基板、例えばアクリルやポリカーボネート系のものであっても良い。光学系全体を構成する条件を基に必要な照明領域33を得る回折光学素子26のピクセル数PIX及び、セル263を設計すれば良い。
図9及び図10に示すように、回折光学素子26は、ピッチ及び回転方向が異なるセル263が、照明領域33の大きさ(即ち、面積)に応じたピクセル数PIXだけ一辺に沿って並べられた回折格子の集合体である。なお、製造の都合などでピクセル数PIXの変更が難しい場合には、照明領域33の大きさに応じてセル263の大きさ(即ち、セルサイズ)を変えても良い。
図11は、第2実施例における生体認証装置用センサの一例を説明する図である。図11中、図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図11中、(a)は生体認証装置用センサの上面図、(b)は生体認証装置用センサの側面の模式図である。生体認証装置用センサ41は、カメラなどの撮影光学系22と、照明光学系23を有する。照明光学系23は、基板24上に設けられた複数(この例では8個)のLED25と、回折光学素子26とを有する。この例では、図11中、(a)に示すように、LED25は撮影光学系22の外側にリング状に配置されており、回折光学素子26はLED25と対向するように、LED25の光出射面側にリング状に設けられている。回折光学素子26は、図6中、(a)に示す配置を有しても、(b)に示す配置を有しても良い。
図12は、照明装置用センサの照明光と照明分布を示す模式図である。図12に示すように、各LED25からの照明光は回折光学素子26により回折され、照射領域31−1〜31−8が図7に示すように重ね合わされることで生体の照明領域33に照射される。照明光は、照明領域33の外側において漏れ光による無駄が発生しないように、即ち、照明領域33からはみ出さないように回折光学素子26により回折されるので、照明光の強度は照明領域33の全域にわたって低下することはない。また、図12の上部に示すように、照明光の強度(任意単位)は、照明領域33上の位置(任意単位)にかかわらず略均一となる。
図13は、図11の照明装置用センサを備えた生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理の一例を説明するフローチャートである。図13に示す各ステップS1〜S5は、例えば後述するCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにより実行しても良い。図12に示すように照明装置用センサ41により照明領域33に照明光を照射した状態で、ステップS1では、プロセッサが撮影光学系22が撮影した照明領域33を含む生体画像を取得する。ステップS2では、プロセッサが取得した生体画像の明るさを検出する。ステップS3では、プロセッサが検出した生体画像の明るさが許容範囲内(即ち、光強度分布が所定の均一分布)であるか否かを判定する。ステップS3の判定結果がNOであると、ステップS4では、プロセッサが照明光学系23のLED25を制御することで照明光の強度を補正し、処理はステップS1へ戻る。LED25の制御は、LED25毎、或いは、各照射領域31−1〜31−8に対応するLED25で形成されたLED群毎に行っても良い。一方、ステップS3の判定結果がYESであると、ステップS5では、プロセッサが撮影光学系22を制御して照明領域33を含む生体画像を撮影する。このように、取得した生体画像の明るさが許容範囲内の場合には、この生体画像をを撮影して入力画像を取得する。また、取得した生体画像の明るさが許容範囲外の場合には、LED25に供給する電流値を調整して照明光の強度を補正した後、再び生体画像を取得し、取得した生体画像の明るさが許容範囲内になるまでステップS1〜S4の処理を繰り返す。なお、取得した生体画像の明るさが許容範囲より暗い(即ち、暗すぎる)場合は、LED25に供給する電流値を大きくして照明光の光強度を増加させ、取得した生体画像の明るさが許容範囲より明るい(即ち、暗すぎる)場合は、LED25に供給する電流値を小さくして照明光の光強度を減少させる。なお、図13において、ステップS1,S2,S5の下及びステップS4の上に示す画像は、生体画像の一例である手のひらを示す。
図14は、回折光学素子によりLEDからの光を3つの照射領域を照射する照明光に回折する例を説明する図である。この例では、LED25は複数のLED群にグループ化されており、回折光学素子26は、第1のLED群からの光を照明領域33の外側部分と相似の枠形状を有する第1の照射領域51−1に回折し、第2のLED群からの光を第1の照射領域51−1の内側部分と相似の枠形状を有する第2の照射領域51−2に回折し、第3のLED群からの光を第2の照射領域51−2の内側部分と相似の矩形状を有する第3の照射領域51−3に回折する。各照射領域51−1〜51−3における光強度分布は均一であり、光強度は互いに等しい。照射領域51−1〜51−3の生体上の位置を揃えて重ね合わせることで得られる照明装置用センサ41の単一の照射領域51の光強度分布は均一であり、この照射領域51の形状は照明領域33の形状と同じである。なお、照射領域の数及び形状は、特に限定されない。また、回折光学素子26は、図6中、(a)に示す配置を有しても、(b)に示す配置を有しても良い。
図15は、LEDからの光を図14に示す3つの照明領域を照射する照明光に回折する照明装置用センサの一例を示す上面図である。図15中、図11と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この例では、照明光学系23は9個のLED25を有する。また、第1のLED群251は5個のLED25を含み、第2のLED群252は3個のLED25を含み、第3のLED群253は1個のLED25を含む。照明領域33は、図16に示すように、6×6=36個の照明領域部分に分割する。回折光学素子26は、上記の第1、第2及び第3の照射領域51−1,51−2,51−3に相当する照明領域部分に夫々第1、第2及び第3のLED群251,252,253からの光が照射されるように、第1、第2及び第3のLED群251,252,253からの光を回折する。図16は、照明領域の照明領域部分への分割例を示す図である。この例では、第1の照射領域51−1は第1のLED群251に含まれる5個のLED25からの光が照射される20個の照明領域部分を含み、第2の照射領域51−2は第2のLED群252に含まれる3個のLED25からの光が照射される12個の照明領域部分を含み、第3の照射領域51−3は第3のLED群253に含まれる1個のLED25からの光が照射される4個の照明領域部分を含む。
図17は、LED群毎の光強度の一例を説明する図である。図17中、(a)は各LED群251,252,253毎の光の強度(任意単位)を示し、(b)は(a)との比較のため9個全てのLED25からの光の強度(任意単位)が同じ場合を示す。図17において、横軸は照明領域33上の位置(任意単位)を示す。図17中、(a)は第1のLED群251の各LED25からの光の強度を1、第2のLED群252の各LED25からの光の強度を2/3、第3のLED群253のLED25からの光の強度を1/3とした場合の光強度分布を示し、各LED群251〜253のLED25からの光の強度は異なるが、各LED群251〜253からの光が照射される領域の大きさも異なるので、照射領域51−1〜51−3の生体上の位置を揃えて重ね合わせることで得られる照明装置用センサ41の単一の照射領域51の光強度分布は均一になる。なお、図17中、(b)は全LED25からの光の強度を1とした場合の光強度分布を示す。
図15の照明装置用センサ41のLED25と回折光学素子26と照明領域33の位置関係は、図9に示す位置関係と同様で良い。図18は、第1、第2及び第3の照射領域51−1,51−2,51−3に相当する照明領域33の照明領域部分の測定結果を示す図である。図18中、(a)は第1の照射領域51−1に相当する照明領域33の照明領域部分の測定結果、(b)は第2の照射領域51−2に相当する照明領域33の照明領域部分の測定結果、(c)は第3の照射領域51−3に相当する照明領域33の照明領域部分の測定結果を示す。この例では、照明領域33は110mm×110mmの大きさの矩形であり、LED25の発光面は3mm×3mmの大きさの矩形であり、発光波長は545nmである。LED25と回折光学素子26との間隔は5mmであり、回折光学素子26の基板261は合成石英であり、厚みは2mmである。回折光学素子26と照明領域33との間隔は50mmである。
図19は、図18中、(a),(b),(c)に夫々対応する回折光学素子26のピクセル数PIX、セル263のセルサイズ、及び回折光学素子26のサイズを示す図である。第1の照射領域51−1については、回折光学素子26は5.00mm×5.00mmの大きさの矩形であり、回折光学素子26のピクセル数PIXは200個であり、セル263は0.025mm×0.025mmの大きさの矩形である場合、図19中、(a)にハッチングで示すように、照明装置用センサ41の上面図上の面積より大きな照明領域33における光強度分布は均一である。第2の照射領域51−2については、回折光学素子26は5.00mm×5.00mmの大きさの矩形であり、回折光学素子26のピクセル数PIXは175個であり、セル263は0.0285mm×0.0285mmの大きさの矩形である場合、図19中、(b)にハッチングで示すように、照明装置用センサ41の上面図上の面積より大きな照明領域33における光強度分布は均一である。第3の照射領域51−3については、回折光学素子26は4.95mm×4.95mmの大きさの矩形であり、回折光学素子26のピクセル数PIXは150個であり、セル263は0.033mm×0.033mmの大きさの矩形である場合、図19中、(c)にハッチングで示すように、照明装置用センサ41の上面図上の面積より大きな照明領域33における光強度分布は均一である。図19中、(a)〜(c)のY(m)は例えば図9の上下方向上の位置に相当し、X(m)は例えば図9の紙面と垂直な方向上の位置に相当する。
このように、異なる大きさ、異なる形状、及び異なる位置の照射領域51−1〜51−3を重ね合わせることで得られる照明装置用センサ41の単一の照射領域51の強度分布は均一であり、この単一の照射領域51の形状は照明領域33の形状と同じである。また、照明領域33内における生体の凹凸の大小、凹凸の位置、皮膚の反射率などに応じて照明光の強度を照射領域51−1〜51−3毎に制御できるので、生体の凹凸の大小(例えば、手のひらの筋肉が多い少ない)、凹凸の位置、皮膚の反射率などに応じて個々の生体に対する最適な照明条件が異なる場合であっても、取得できる撮影画像の品質を一定に保つことができる。この結果、生体の凹凸の大小及び照明条件の組み合わせにかかわらず、生体認証装置の認証精度が低下を防止できる。
図20は、図15の照明装置用センサを備えた生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理の一例を説明するフローチャートである。図20に示す各ステップS1〜S5は、例えば後述するCPUなどのプロセッサにより実行しても良い。照明装置用センサ41により照明領域33に照明光を照射した状態で、ステップS1では、プロセッサが撮影光学系22が撮影した照明領域33を含む生体画像を取得する。ステップS2−1では、プロセッサが取得した生体画像の明るさを、照射領域51−1〜51−3毎に検出する。ステップS3−1では、プロセッサが検出した生体画像の照射領域51−1〜51−3毎の明るさが許容範囲内(即ち、光強度分布が所定の均一分布)であるか否かを判定する。ステップS3−1の判定結果がNOであると、ステップS4−1では、プロセッサが照明光学系23のLED25をLED群251〜253毎に制御することで照射領域51−1〜51−3毎に照明光の強度を独立して補正し、処理はステップS1へ戻る。一方、ステップS3−1の判定結果がYESであると、ステップS5では、プロセッサが撮影光学系22を制御して照明領域33を含む生体画像を撮影する。このように、取得した生体画像の照射領域51−1〜51−3毎の明るさが許容範囲内の場合には、この生体画像を撮影して入力画像を取得する。また、取得した生体画像の照射領域51−1〜51−3毎の明るさが許容範囲外の場合には、LED25に供給する電流値をLED群251〜253毎に調整して照明光の強度を補正した後、再び生体画像を取得し、取得した生体画像の照射領域51−1〜51−3毎に明るさが許容範囲内になるまでステップS1〜S4−1の処理を繰り返す。なお、取得した生体画像の明るさが許容範囲より暗い(即ち、暗すぎる)場合は、LED25に供給する電流値をLED群251〜253毎に大きくして照明光の光強度を増加させ、取得した生体画像の明るさが許容範囲より明るい(即ち、暗すぎる)場合は、LED25に供給する電流値をLED群251〜253毎に小さくして照明光の光強度を減少させる。
なお、図20において、ステップS1,S2−1,S5の下に示す画像は、生体画像の一例である手のひらを示す。例えば図4中、(b)に示す手のひら11Bの場合、手のひら11Bの凹凸により、照明光が照射されることで周辺部が明るく、中央部が暗くなり、必ずしも良好な照明分布が得られないことがある。しかし、この例では、照射領域51−1〜51−3毎に照明光の強度を補正することで照明条件を調整し、手のひら11Bの撮影画像の品質が部分的に(図20のステップS2−1の下に梨地で示す領域において)異なる現象を抑制できる。これにより、LED25の数を増加させたり、高出力のLEDを用いたりすることなく、認証精度の低下を防止することができる。
図21は、回折光学素子によりLEDからの光を4つの照明領域を照射する照明光に回折する例を説明する図である。図21中、図14と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この例では、回折光学素子26は、第1のLED群からの光を照明領域33の外側部分と相似の枠形状を有する第1の照射領域51−1に回折し、第2のLED群からの光を第1の照射領域51−1の内側部分と相似の枠形状を有する第2の照射領域51−2に回折し、第3のLED群からの光を第2の照射領域51−2の内側部分と相似の矩形状を有する第3の照射領域51−3に回折し、第4のLED群からの光を第1〜第3の照射領域51−1,51−2,51−3を重ね合わせた矩形状を有する第4の照射領域51−4に回折する。各照射領域51−1〜51−4における光強度分布は均一であり、光強度は互いに等しい。照射領域51−1〜51−4の生体上の位置を揃えて重ね合わせることで得られる照明装置用センサ41の単一の照射領域51の光強度分布は均一であり、この照射領域51の形状は照明領域33の形状と同じである。なお、照射領域の数及び形状は、特に限定されない。また、回折光学素子26は、図6中、(a)に示す配置を有しても、(b)に示す配置を有しても良い。
LED25からの光を図21に示す照射領域51−1〜51−4を照射する照明光に回折する回折光学素子26を用いる場合、生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理は、図13及び図20の処理を組み合わせることで、明るさ補正及び光の強度分布補正を行う。これにより、より細かな明るさ制御及び光の強度分布制御が可能となる。
図22は、回折光学素子によりLEDからの光を9つの照射領域を照射する照明光に回折する例を説明する図である。この例では、回折光学素子26は、第1〜第9のLED群からの光を照明領域33の互いに異なる位置の矩形領域(照明領域33より小さい)に相当する第1〜第9の照射領域510に回折する。図15に示す回折光学素子41を用いる場合には、第1〜第9のLED群は、夫々9個のLED25のうちの対応する1個のLED25で形成されていても良い。各照射領域510は同じ形状及び同じ大きさを有し、各照射領域510における光強度分布は均一であり、光強度は互いに等しい。各照射領域510の生体上の位置を揃えて重ね合わせることで得られる照明装置用センサ41の単一の照射領域511の光強度分布は均一であり、この照射領域511の形状は照明領域33の形状と同じである。なお、照射領域510の数、形状、及び大きさは、特に限定されない。また、照射領域510の形状または大きさは、互いに異なるものであっても良い。さらに、回折光学素子26は、図6中、(a)に示す配置を有しても、(b)に示す配置を有しても良い。
LED25からの光を図22に示す照射領域510を照射する照明光に回折する回折光学素子26を用いる場合、生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理は、図13及び図20の処理を組み合わせることで、明るさ補正及び光の強度分布補正を行う。これにより、より細かな明るさ制御及び光の強度分布制御が可能となる。
図23は、図22の照明領域を照射する照明光に回折する回折光学素子を備えた生体認証装置の認証用画像の取得及び撮影を含む画像処理の一例を説明するフローチャートである。図23に示す各ステップS1〜S5は、例えば後述するCPUなどのプロセッサにより実行しても良い。照明装置用センサ41により照明領域33に照明光を照射した状態で、ステップS1では、プロセッサが撮影光学系22が撮影した照明領域33を含む生体画像を取得する。ステップS2−2では、プロセッサが取得した生体画像の明るさを、9つの照射領域510毎に検出する。ステップS3−2では、プロセッサが検出した生体画像の9つの照射領域510毎の明るさが許容範囲内(即ち、光強度分布が所定の均一分布)であるか否かを判定する。ステップS3−2の判定結果がNOであると、ステップS4−1では、プロセッサが照明光学系23のLED25をLED群毎に制御することで9つの照射領域510毎に照明光の強度を独立して補正し、処理はステップS1へ戻る。一方、ステップS3−2の判定結果がYESであると、ステップS5では、プロセッサが撮影光学系22を制御して照明領域33を含む生体画像を撮影する。このように、取得した生体画像の9つの照射領域510毎の明るさが許容範囲内の場合には、この生体画像を撮影して入力画像を取得する。また、取得した生体画像の9つの照射領域510毎の明るさが許容範囲外の場合には、LED25に供給する電流値をLED群毎に調整して照明光の強度を補正した後、再び生体画像を取得し、取得した生体画像の9つの照射領域510毎に明るさが許容範囲内になるまでステップS1〜S4−1の処理を繰り返す。なお、取得した生体画像の明るさが許容範囲より暗い(即ち、暗すぎる)場合は、LED25に供給する電流値をLED群毎に大きくして照明光の光強度を増加させ、取得した生体画像の明るさが許容範囲より明るい(即ち、暗すぎる)場合は、LED25に供給する電流値をLED群毎に小さくして照明光の光強度を減少させる。
なお、図23において、ステップS1,S2−2,S5の下に示す画像は、生体画像の一例である手のひらを示す。例えば図4中、(b)に示す手のひら11Bの場合、手のひら11Bの凹凸により、照明光が照射されることで周辺部が明るく、中央部が暗くなり、必ずしも良好な照明分布が得られないことがある。しかし、この例では、照射領域510毎に照明光の強度を補正することで照明条件を調整し、手のひら11Bの撮影画像の品質が部分的に(図22のステップS2−2の下に梨地で示す領域において)異なる現象を抑制できる。これにより、LED25の数を増加させたり、高出力のLEDを用いたりすることなく、認証精度の低下を防止することができる。
図24は、一実施例における生体認証装置の一例を示すブロック図である。図24に示す生体認証装置60は、照明光学系23、撮影光学系22、LED電流制御部63、画像取得部66、画像表示部67、画像明るさ検出部68、画像明るさ判定部69、明るさ補正部70、生体情報検出部71、照合部72、記憶部73、及び画像表示部74を有する。記憶部73は、予め用意された生体テンプレートを記憶しており、照合部72は、生体情報検出部71が検出した生体情報と生体テンプレートを照合する。画像表示部74は、照合部72の照合結果または生体画像を表示する。
LED電流制御部63及び明るさ補正部70は、照明光学系制御部を形成する。画像取得部66、画像表示部67、画像明るさ検出部及び画像明るさ判定部69は、撮影光学系制御部を形成する。
利用者が生体の一例である手のひらを照明光学系23の照明領域33を含む領域内にかざすと、生体認証装置60は周知の方法で認証対象を検知し、LED電流制御部63が照明光学系23のLED25を点灯する。これにより、LED25からの光は回折光学素子26により図7に示す照射領域31−1〜31−8、図14に示す照射領域51−1〜51−3、図21に示す照射領域51−1〜51−4、或いは、図22に示す照射領域510を照射するよう回折される。撮影光学系22は、照明領域33を含む生体(この例では手のひら)を撮影し、画像取得部66が例えば上記ステップS1を実行して撮影された入力画像を取得すると共に、画像表示部67が取得した入力画像を表示部(図示せず)に表示する。なお、画像表示部67は省略しても良い。
画像明るさ検出部68は、例えば上記ステップS2を実行して取得した入力画像の明るさ、或いは、例えば上記ステップS2−1またはS2−2を実行して入力画像の光強度分布の均一性を検出する。画像明るさ判定部69は、例えば上記ステップS3を実行して検出した入力画像の明るさ、或いは、例えば上記ステップS3−1またはS3−2を実行して光強度分布の均一性が許容範囲内であるか否かを判定する。画像明るさ判定部69は、検出した入力画像の明るさ、或いは、光強度分布の均一性が許容範囲内ではないと判定すると、明るさ補正部70を判定結果に応じて制御する。つまり、画像明るさ判定部69は、検出した入力画像の明るさが基準を満たすか否かを判定する。明るさ補正部70は、画像明るさ判定部69の制御下で、例えば上記ステップS4を実行して入力画像の明るさ、或いは、例えば上記ステップS4−1を実行して光強度分布の均一性が許容範囲内となるようにLED電流制御部63が出力する電流を補正し、LED25がLED電流制御部63からの補正された電流により駆動される。このような、画像取得から画像の明るさ、或いは、光強度分布の均一性の判定までの処理は、検出した入力画像の明るさ、或いは、光強度分布の均一性が許容範囲内であることを画像明るさ判定部69が判定するまで繰り返される。
検出した入力画像の明るさ、或いは、光強度分布の均一性が許容範囲内であることを画像明るさ判定部69が判定すると、生体情報検出部71が画像取得部66により取得した入力画像から生体情報を検出する。画像取得部66は、例えば上記ステップS5を実行して入力画像を取得する。照合部72は、検出された生体情報を、記憶部73に予め記憶されていた生体テンプレートと照合し、画像表示部74は、照合部72における照合結果を表示部に表示する。画像表示部74は、例えば検出された生体情報が生体テンプレートと一致したか否かを示す照合結果のメッセージなどを表示部に表示する。画像表示部74は、照合部72における照合結果を出力する出力部の一例である。照合結果を出力する出力部は、照合結果を表示する画像表示部74に限定されず、例えば照合結果を音声で出力する音声合成部などで形成されても良い。
図25は、コンピュータの構成の一例を示すブロック図である。図24に示す生体認証装置60は、図25に示すコンピュータ100により形成しても良い。図25に示すコンピュータ100は、例えばパーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータであっても良い。コンピュータ100は、CPU101、記憶部102、入力部の一例であるキーボード103、インターフェイス105、及び出力部の一例である表示部106を有しても良い。この例では、CPU101、記憶部102、キーボード103、インターフェイス105、及び表示部106がバス107により接続されているが、コンピュータ100はバス107により接続された構成に限定されない。撮影光学系22及び照明光学系23は、例えばインターフェイス105に接続される。
記憶部102は、CPU101が実行するプログラム、生体テンプレートを含む各種データなどを格納する。記憶部102は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置で形成しても良い。CPU101は、記憶部102に格納されたプログラムを実行することにより、コンピュータ100全体の制御を司る。CPU101は、プログラムを実行することで、図24のLED電流制御部63、画像取得部66、画像表示部67、画像明るさ検出部68、画像明るさ判定部69、明るさ補正部70、生体情報検出部71、照合部72、及び画像表示部74の全てまたは一部の機能を実現できる。CPU101は、プログラムを実行して例えば図13、図20、または図23の処理を実行することで、上記照明光学系制御部及び上記撮影光学系制御部の機能を実現できる。記憶部102は、記憶部の機能も実現する。
キーボード103は、CPU101にコマンド及びデータを入力するのに用いられる。インターフェイス105は、コンピュータ100と外部装置との接続に使用される。表示部106は、CPU101の制御下で、コンピュータ100の利用者(または、オペレータ)に対して各種データを表示する。表示部106が表示する各種データは、取得した入力画像、照合結果のメッセージなどを含んでも良い。
上記の各実施例では、照明光学系が複数のLEDを有するが、単一のLEDを用いるようにしても良い。例えば、図5、図11または図15において、照明光学系23が有するLED25の数が1個の場合、回折光学素子が有する回折格子の集合体の数は、単一のLEDからの光を回折するべき照射領域の数以上であれば特に限定されない。
また、照明光学系が1又は複数のLEDを有する場合、LEDからの光は回折光学素子により複数の照射領域に回折可能であるため、LEDの位置は特に限定されず、複数のLEDを設ける際の配置が規則性または対称性を有する必要はない。このため、上記の各実施例を例えばカメラと光源を有する電子装置に適用した場合、取り外し可能なアダプタに上記の如き回折光学素子を設け、光源部分にこのアダプタを装着することで、電子装置におけるカメラのレンズと光源との位置関係に依存することなく、光源からの光を回折光学素子を介して所定の照明領域に照射し、照明領域内の画像をカメラにより撮影することも可能である。この場合、例えば電子装置の光源が白色LEDであれば、アダプタにより照明の効率化を図って撮影画像を顔認証などに使用しても良い。また、アダプタ側に、用途に応じて選定された波長または特性の光を出力する光源を設けても良い。
さらに、上記の各実施例において、生体情報の一例として人の手のひらの静脈パターンを用いているが、生体情報は手のひらの静脈パターンに限定されるものではなく、例えば人の目の虹彩パターンなどであっても良い。
上記の各実施例によれば、比較的小型の照明装置を用いて光強度分布が均一な比較的大きな照明領域の照明が可能となる。また、このような照明装置を備えた比較的小型の生体認証装置において、安定、且つ、高精度な生体認証を実現することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基板の表面に設けられ、光を出力する光源と、
ピッチ及び回転方向が異なる複数の回折格子が配置され、前記光を回折して照明光を照明対象の照明領域に照射する回折光学素子とを備え、
前記照明領域は、前記基板の表面と平行な平面上の前記回折光学素子及び前記光源の占有面積より大きいことを特徴とする、照明装置。
(付記2)
前記光源は、複数の発光素子群にグループ化された複数の発光素子を有し、
前記回折光学素子は、前記複数の発光素子が出力する光を複数の照射領域に、前記照明領域の位置に合わせて重ね合わせるように回折することを特徴とする、付記1記載の照明装置。
(付記3)
前記複数の照射領域は、夫々前記照射領域と同一の形状及び同一の大きさを有することを特徴とする、付記2記載の照明装置。
(付記4)
前記複数の照射領域は、互いに異なる形状及び大きさを有し、重ね合わせた状態で前記照明領域と同一の形状及び同一の大きさを有することを特徴とする、付記2記載の照明装置。
(付記5)
前記複数の照射領域は、前記照明領域と同一の形状及び同一の大きさを有する照射領域を含むことを特徴とする、付記4記載の照明装置。
(付記6)
前記複数の照射領域は、夫々前記照明領域より小さい同一の形状及び同一の大きさを有し、重ね合わせた状態で前記照明領域と同一の形状及び同一の大きさを有することを特徴とする、付記2記載の照明装置。
(付記7)
各照射領域の光強度分布は、前記複数の発光素子に供給する電流値を前記発光素子群毎に制御することで独立して補正されることを特徴とする、付記2乃至6のいずれか1項記載の照明装置。
(付記8)
前記回折光学素子は、前記複数の照射領域の面積に応じた数の回折格子がマトリクス状に配置された回折格子の集合体であることを特徴とする、付記1乃至7のいずれか1項記載の照明装置。
(付記9)
前記光源は、単一色と見なせる波長帯域を持つ発光素子を有することを特徴とする、付記1乃至8のいずれか1項記載の照明装置。
(付記10)
請求項2乃至9のいずれか1項記載の照明装置と、
前記照明領域を含む前記照明対象の生体画像を撮影する撮影光学系と、
前記生体画像の明るさを検出する検出部と、
前記生体画像の明るさが基準を満たすか否かを判定する判定部と、
前記生体画像の明るさが前記基準を満たすように前記発光素子に供給する電流を制御して各照射領域の光強度分布を補正する補正部と、
前記基準を満たす前記生体画像を生体テンプレートと照合して生体認証を行う照合部とを備え、
前記複数の発光素子は、単一色と見なせる波長帯域を持つことを特徴とする、生体認証装置。
(付記11)
前記補正部は、前記生体画像の明るさが基準を満たすまで前記発光素子に供給する電流を補正することを特徴とする、付記10記載の生体認証装置。
(付記12)
前記補正部は、前記生体画像の光強度分布が許容範囲を満たすまで前記発光素子に供給する電流を補正することを特徴とする、付記10記載の生体認証装置。
(付記13)
前記補正部は、各照射領域の光強度分布を、前記複数の発光素子に供給する電流値を前記発光素子群毎に制御することで独立して補正することを特徴とする、付記12記載の生体認証装置。
(付記14)
コンピュータに生体認証を行わせるプログラムであって、
基板の表面に設けられ光を出力する光源と、前記光を回折して照明光を照明対象の照明領域に照射する回折光学素子とを備え、前記照明領域が前記基板の表面と平行な平面上の照明装置の面積より大きく、前記回折光学素子が前記照明光の光強度分布が均一となるよう前記光を回折する照明装置の前記照明領域を含む前記照明対象を撮影光学系により撮影した生体画像の明るさを検出する検出手順と、
前記生体画像の明るさが基準を満たすか否かを判定する判定手順と、
前記生体画像の明るさが前記基準を満たすように前記光源に供給する電流を制御して各照射領域の光強度分布を補正する補正手順と、
前記基準を満たす前記生体画像を生体テンプレートと照合して生体認証を行う照合手順と
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
以上、開示の照明装置及び生体認証装置を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
21 照明装置
22 撮影光学系
23 照明光学系
24 基板
25 LED
26 回折光学素子
41 生体認証装置用センサ
60 生体認証装置
63 LED電流制御部
66 画像取得部
68 画像明るさ検出部
69 画像明るさ判定部
70 明るさ補正部
71 生体情報検出部
72 照合部
73,102 記憶部
100 コンピュータ
101 CPU

Claims (10)

  1. 基板の表面に設けられ、光を出力する複数の発光素子を含む光源と、
    ピッチ及び回転方向が異なる複数の回折格子が配置され、前記光を回折して照明光を照明対象の照明領域に照射する回折光学素子とを備え、
    前記複数の発光素子は、2以上の発光素子を含む少なくとも1つの発光素子群を含む、複数の発光素子群にグループ化されており、
    前記複数の回折格子の各々は、各発光素子群からの光を、重ね合わせることで前記照明対象の前記照明領域を形成する複数の照射領域のうち対応する1つの照射領域に回折し、
    前記照明領域は、前記基板の表面と平行な平面上の前記回折光学素子及び前記光源の占有面積より大きいことを特徴とする、照明装置。
  2. 前記回折光学素子は、前記複数の発光素子群からの光を前記複数の照射領域に、前記照明領域の位置に合わせて重ね合わせるように回折することを特徴とする、請求項1記載の照明装置。
  3. 前記複数の照射領域は、夫々前記照射領域と同一の形状及び同一の大きさを有することを特徴とする、請求項2記載の照明装置。
  4. 前記複数の照射領域は、互いに異なる形状及び大きさを有し、重ね合わせた状態で前記照明領域と同一の形状及び同一の大きさを有することを特徴とする、請求項2記載の照明装置。
  5. 前記複数の照射領域は、夫々前記照明領域より小さい同一の形状及び同一の大きさを有し、重ね合わせた状態で前記照明領域と同一の形状及び同一の大きさを有することを特徴とする、請求項2記載の照明装置。
  6. 各照射領域の光強度分布は、前記複数の発光素子に供給する電流値を発光素子群毎に制御することで独立して補正されることを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか1項記載の照明装置。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1項記載の照明装置と、
    前記照明領域を含む前記照明対象の生体画像を撮影する撮影光学系と、
    前記生体画像の明るさを検出する検出部と、
    前記生体画像の明るさが基準を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記生体画像の明るさが前記基準を満たすように前記複数の発光素子に供給する電流を制御して各照射領域の光強度分布を補正する補正部と、
    前記基準を満たす前記生体画像を生体テンプレートと照合して生体認証を行う照合部とを備え、
    前記複数の発光素子は、単一色と見なせる波長帯域を持つことを特徴とする、生体認証装置。
  8. 前記補正部は、前記生体画像の明るさが基準を満たすまで前記複数の発光素子に供給する電流を補正することを特徴とする、請求項7記載の生体認証装置。
  9. 前記補正部は、前記生体画像の光強度分布が許容範囲を満たすまで前記複数の発光素子に供給する電流を補正することを特徴とする、請求項8記載の生体認証装置。
  10. 前記補正部は、各照射領域の光強度分布を、前記複数の発光素子に供給する電流値を発光素子群毎に制御することで独立して補正することを特徴とする、請求項9記載の生体認証装置。
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