JP6343062B2 - バルク部品補給方法 - Google Patents
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Description
バルク部品ケースと部品通路とが互いに固定された通路付部品ケースとされて装着ヘッドから取り外されてもよく、供給装置用バルク部品送込み装置の少なくとも一部がバルク部品ケースと共に装着ヘッドから取り外されてもよい。バルク部品供給装置全体が装着ヘッドから取り外されてもよい。
バルク部品ケースへのバルク部品の補給は手動で行われてもよく、自動で行われてもよい。
前記バルク部品ケースを前記装着ヘッドから取り外してバルク部品補給領域へ移動させるバルク部品ケース移動装置と
を含み、前記バルク部品補給領域へ移動させられたバルク部品ケースにバルク部品を補給可能なバルク部品供給システム。
バルク部品供給装置は1つでも、複数でもよい。複数の場合、各バルク部品供給装置が供給するバルク部品の種類は同じでもよく、異なっていてもよい。
装着ヘッドから取り外したバルク部品ケースをバルク部品補給領域へ移動させてバルク部品を補給するようにすれば、種々の効果を得ることができる。例えば、装着ヘッドがヘッド移動装置によって移動させられる領域であるヘッド移動領域から外れた位置において部品補給を行うことができ、装着ヘッドやヘッド移動装置と干渉することなく、補給を行うことができる。また、補給スペースの確保が容易である。
(2)さらに、
前記バルク部品補給領域に設けられ、前記バルク部品ケースより容量が大きく、バルク部品を貯蔵するバルク部品貯蔵器と、
前記バルク部品補給領域へ移動させられたバルク部品ケースに前記バルク部品貯蔵器からバルク部品を補給させる部品補給装置と
を含む(1)項に記載のバルク部品供給システム。
バルク部品貯蔵器および部品補給装置を設ければ、バルク部品ケースに対するバルク部品の補給を自動で複数回、行うことができる。バルク部品ケースへの複数回の部品補給に対して、バルク部品貯蔵器に対する部品貯蔵作業は1回で済み、バルク部品貯蔵器を設けることなく、作業者がバルク部品ケースにバルク部品を補給する場合に比較して作業者による補給頻度が減少し、作業者の作業負担が軽減される。
また、バルク部品ケースに収容されるバルク部品の量が多ければ、バルク部品ケースへの部品補給の回数は少なくて済むが、収容部品を使い切るまでの移動時間が長くなって黒化が生じる。それに対し、本項に記載のバルク部品供給システムによれば、バルク部品が自動で補給されるため、バルク部品ケースの部品収容量を少なくして部品補給回数が増えても作業者の負担が増えることはなく、黒化することなく使い切ることができる量のバルク部品をバルク部品ケースに収容させ、バルク部品がなくなる毎に補給するようにして黒化の発生を回避することができる。
(3)さらに、
前記バルク部品貯蔵器から前記バルク部品ケースに補給されたバルク部品の量を検出する補給量検出装置と、
その補給量検出装置により検出された補給量が設定量に達した場合に、前記部品補給装置に前記バルク部品貯蔵器から前記バルク部品ケースへのバルク部品の補給を停止させる自動補給停止装置と
を含む(2)項に記載のバルク部品供給システム。
補給量の検出は、例えば、バルク部品ケースあるいはバルク部品貯蔵器の重量検出や、それらに収容されたバルク部品層の高さの検出や、部品補給装置の作動量の検出に基づいて行うことができる。
設定量は、例えば、バルク部品ケースに収容されたバルク部品の黒化や、供給装置用バルク部品送込み装置による部品送込みの不良が生じない量に設定される。
(4)さらに、前記バルク部品補給領域へ移動させられたバルク部品ケースの部品受入口と前記バルク部品貯蔵器のバルク部品を流出させる部品流出路とを連通させてバルク部品の補給が可能な状態とする連通装置を含む(2)項または(3)項に記載のバルク部品供給システム。
部品補給以外のときには部品流出路が閉じられてバルク部品の流出等が防止される。
(5)さらに、前記バルク部品貯蔵器内のバルク部品を前記部品流出路へ送り込む貯蔵器用バルク部品送込み装置を含む(4)項に記載のバルク部品供給システム。
バルク部品ケースへのバルク部品の補給が確実に行われる。
(6)前記貯蔵器用バルク部品送込み装置が、
前記バルク部品貯蔵器の側壁に隣接して設けられ、一軸線まわりに回転可能であって、前記一軸線を中心とする円周に沿って配設された複数の磁石を備えた回転盤と、
その回転盤を回転させる回転盤駆動装置と、
前記回転盤の回転につれて前記複数の磁石の各々に吸引されて前記部品流出路の入口に到達したバルク部品を、その入口へ掻き落とす掻落し部と
を含む(5)項に記載のバルク部品供給システム。
磁石は永久磁石でも電磁石でもよい。磁石と掻落し部とによれば、バルク部品に過大な力を加える恐れがなくバルク部品を損傷することなく補給を行うことができる。
(7)当該バルク部品供給システムが前記バルク部品ケースを複数含み、かつ、前記バルク部品ケース移動装置が、
前記装着ヘッドから取り外された前記バルク部品ケースを保持する第1ケース保持部と、
バルク部品が補給された前記バルク部品ケースを保持する第2ケース保持部と
を含み、前記装着ヘッドから前記第1ケース保持部に前記バルク部品ケースを受け取り、前記第2ケース保持部から前記装着ヘッドに前記バルク部品ケースを引き渡すものである(1)項ないし(6)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
本項のバルク部品供給システムは、例えば、バルク部品ケース移動装置が、第1ケース保持部を移動させる第1移動装置と、第2ケース保持部を移動させる第2移動装置とを含むものとしたり、次項に記載の構成としたりすることができる。前者の場合、2つのケース保持部の役割がそれぞれ、バルク部品ケースの受取りと引渡しとに固定的に決められ、それに対応した部品補給が行われる。
(8)前記バルク部品ケース移動装置が、
前記バルク部品ケースを保持する2つのケース保持部を備え、前記バルク部品補給領域とバルク部品ケース交換領域とへ移動可能な可動部材と、
その可動部材を前記バルク部品補給領域とバルク部品ケース交換領域とへ移動させる可動部材駆動装置と、
前記バルク部品ケース交換領域において、前記2つのケース保持部の一方に前記装着ヘッドからバルク部品ケースを受け取って保持させ、前記2つのケース保持部の他方に前記バルク部品ケースを前記装着ヘッドに引き渡させるバルク部品ケース交換装置と
を含む(1)項ないし(6)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
本項のバルク部品供給システムは(7)項のバルク部品供給システムの一態様と考えることも可能である。その場合には、2つのケース保持部が交互に(7)項のバルク部品供給システムにおける第1ケース保持部と第2ケース保持部として機能すると考えるのである。
ケース保持部が2つあれば、2つのバルク部品ケースの一方が装着ヘッドに取り付けられてバルク部品を供給するのと並行して、他方のバルク部品ケースについてバルク部品の補給を行うことができ、補給のために装着を中断しなくてよく、装着能率の低下を抑制しつつ、部品補給を行うことができる。特に、2つのケース保持部が1つの可動部材および可動部材駆動装置によって移動させられるため、システムを簡易にかつ安価に構成することができる。
(9)前記可動部材,前記可動部材駆動装置および前記バルク部品ケース交換装置が一体的な交換装置本体に支持されて、バルク部品ケース交換ユニットを構成しており、そのバルク部品ケース交換ユニットが、当該バルク部品供給システムが設けられた部品装着装置の本体に着脱可能とされた(8)項に記載のバルク部品供給システム。
可動部材,可動部材駆動装置およびバルク部品ケース交換装置の取扱いが容易となる。
(10)前記バルク部品ケース交換ユニットが、そのバルク部品ケース交換ユニットを制御する交換ユニット制御コンピュータと、その交換ユニット制御コンピュータを前記部品装着装置を制御する装着装置制御コンピュータに接続する接続部(コネクタ)とを含む(9)項に記載のバルク部品供給システム。
(11)前記2つのケース保持部が前記バルク部品ケース移動装置によるバルク部品ケースの移動方向に平行な方向に並んで設けられ、当該バルク部品供給システムが、さらに、
前記バルク部品補給領域に設けられ、前記バルク部品ケースより容量が大きく、バルク部品を貯蔵するバルク部品貯蔵器と、
そのバルク部品貯蔵器を前記2つのケース保持部の一方に対応する位置と他方に対応する位置とへ移動させるバルク部品貯蔵器移動装置を含む(8)項ないし(10)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
本項のバルク部品供給システムはバルク部品貯蔵器移動装置をバルク部品ケース移動装置と併用するものであるが、別の態様として、バルク部品貯蔵器移動装置をバルク部品ケース移動装置の代わりに使用することも可能である。例えば、2つのケース保持部を静止して設け、装着ヘッドの移動により、両ケース保持部との間でバルク部品ケースの交換を行わせる一方、バルク部品貯蔵器移動装置によりバルク部品貯蔵器を退避位置から補給位置へ移動させて、2つのケース保持部の一方に保持されたバルク部品ケースにバルク部品を補給させるのである。
バルク部品貯蔵器移動装置とバルク部品ケース移動装置との併用により、例えば、いずれの移動装置もバルク部品貯蔵器と可動部材とをそれぞれ2つの位置に停止させるものとすればよく、ストッパ等による機械的な停止位置の位置決めにより、駆動源としてエアシリンダや停止位置制御機能を有しない電動モータ等を採用し、装置コストを低減することができる。また、バルク部品貯蔵器移動装置を設けず、バルク部品ケース移動装置によって2つのケース保持部を選択的にバルク部品貯蔵器に対して位置決めすることも可能であるが、可動部材の移動領域が長くなるのに対し、バルク部品貯蔵器移動装置の併用により可動部材の移動領域を短くし、バルク部品供給システムの小型化が可能となる。なお、請求可能発明において、バルク部品ケース移動装置のみ設ける態様を排除するものではない。
(12)前記バルク部品ケースが、そのバルク部品ケースの少なくとも種類に関する情報を含む部品ケース関連情報を保持した部品ケース関連情報保持部を含み、当該バルク部品供給システムが、さらに、(a)その部品ケース関連情報保持部の部品ケース関連情報と、(b)前記バルク部品ケースに供給すべきバルク部品を収容した部品収容体が備え、その部品収容体に収容されたバルク部品の少なくとも種類の情報を含む部品収容体関連情報を保持した部品収容体関連情報保持部の情報とを取得可能な部品ケース・部品収容体情報取得装置を含む(1)項ないし(11)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
部品収容体関連情報保持部はバーコード,二次元コード等で構成されることが多いため、部品ケース・部品収容体情報取得装置はバーコードリーダ,二次元コードリーダ等のコードリーダとされることが望ましい。ただし、RFタグおよびRFIDリーダライタを用いるRFID(Radio Frequency Identification)等他の情報取得装置の採用も可能である。
本項および次項の態様は、部品収容体からバルク部品ケースに直接バルク部品が供給される場合に有効である。
(13)前記部品ケース・部品収容体情報取得装置によって取得された前記部品ケース関連情報と前記部品収容体関連情報とが不適合なものである場合に、その旨の報知を行う部品ケース・部品収容体不適合報知装置と、前記部品収容体から前記バルク部品ケースへのバルク部品の供給を阻止する供給阻止装置との少なくとも一方を含む(12)項に記載のバルク部品供給システム。
供給阻止装置と部品ケース・部品収容体不適合報知装置との両方を設ければ、不適合なバルク部品がバルク部品ケースに供給されることを確実に防止し得るとともに、作業者に供給阻止の理由を理解させることができる。
(14)前記バルク部品貯蔵器が、(a)そのバルク部品貯蔵器自体を個別に識別可能な貯蔵器識別情報と、(b)そのバルク部品貯蔵器自体の種類の情報である貯蔵器種類情報と、(c)そのバルク部品貯蔵器に貯蔵されているバルク部品の種類の情報を含む貯蔵部品情報との少なくとも1つを含む貯蔵器関連情報を保持している貯蔵器関連情報保持部を含み、当該バルク部品供給システムが、さらに、(a)その貯蔵器関連情報保持部の貯蔵器関連情報と、(b)前記バルク部品貯蔵器に供給すべきバルク部品を収容した部品収容体が備え、その部品収容体に収容されたバルク部品の少なくとも種類の情報を含む部品収容体関連情報を保持した部品収容体関連情報保持部の情報とを取得可能な貯蔵器・部品収容体情報取得装置を含む(2)項ないし(6)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
部品収容体からバルク部品がバルク部品貯蔵器を介してバルク部品ケースに供給される場合にも、部品収容体からバルク部品貯蔵器へ不適切なバルク部品が供給されることを防止する必要があることは、直接バルク部品ケースに供給される場合と同様であり、前記(12)項および(13)項に関する説明は本項および次項についても同様に当てはまる。
(15)前記貯蔵器・部品収容体情報取得装置によって取得された前記貯蔵器関連情報と前記部品収容体関連情報とが不適合なものである場合に、その旨の報知を行う貯蔵器・部品収容体不適合報知装置と、前記部品収容体から前記バルク部品貯蔵器へのバルク部品の供給を阻止する供給阻止装置との少なくとも一方を含む(14)項に記載のバルク部品供給システム。
(16)前記バルク部品貯蔵器が、(a)そのバルク部品貯蔵器自体を個別に識別可能な貯蔵器識別情報と、(b)そのバルク部品貯蔵器自体の種類の情報である貯蔵器種類情報と、(c)そのバルク部品貯蔵器に貯蔵されているバルク部品の種類の情報を含む貯蔵部品情報との少なくとも1つを含む貯蔵器関連情報を保持している貯蔵器関連情報保持部を備えるとともに、前記バルク部品ケースが、(d)そのバルク部品ケース自体を個別に識別可能な部品ケース識別情報と、(e)そのバルク部品ケース自体の種類の情報と、(f)そのバルク部品ケースに既に収容されているバルク部品の種類の情報との少なくとも1つを含む部品ケース関連情報を保持している部品ケース関連情報保持部を備え、当該バルク部品供給システムが、さらに、前記貯蔵器関連情報保持部の貯蔵器関連情報と前記部品ケース関連情報保持部の部品ケース関連情報とを取得可能な貯蔵器・部品ケース情報取得装置を含む(2)項ないし(6)項,(14)項,(15)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
貯蔵器関連情報保持部および部品ケース関連情報保持部もコードリーダにより情報が読み取られるものとすることが可能であるが、両者共にバルク部品供給システムのメーカにより製造されることが多いため、RFタグ等、情報の書き換えが可能な情報保持部とすることも可能である。特に、前記(9)項および(10)項に記載のバルク部品供給システムのように、バルク部品貯蔵器やケース保持部を含むバルク部品ケースの交換に関連する装置がユニット化され、そのユニットが、装着装置制御コンピュータと接続される交換ユニット制御コンピュータを含む態様においては、RFタグ等の利用が容易かつ便利である。
(17)前記貯蔵器・部品ケース情報取得装置によって取得された前記貯蔵器関連情報と前記部品ケース関連情報とが不適合なものである場合に、その旨の報知を行う貯蔵器・部品ケース不適合報知装置と、前記バルク部品貯蔵器から前記バルク部品ケースへのバルク部品の補給を阻止する補給阻止装置との少なくとも一方を含む(16)項に記載のバルク部品供給システム。
貯蔵器・部品ケース不適合報知装置と補給阻止装置との両方を設ければ、不適合なバルク部品がバルク部品ケースに補給されることを確実に防止し得るとともに、作業者に補給阻止の理由を理解させることができる効果が得られる。
(18)前記バルク部品ケースが、(a)そのバルク部品ケース自体を個別に識別可能な部品ケース識別情報と、(b)そのバルク部品ケース自体の種類の情報と、(c)そのバルク部品ケースに既に収容されているバルク部品の種類の情報との少なくとも1つを含む部品ケース関連情報を保持している部品ケース関連情報保持部を備え、前記装着ヘッドが、前記部品ケース関連情報保持部の部品ケース関連情報を取得する部品ケース関連情報取得装置を備え、当該バルク部品供給システムが、さらに、部品ケース関連情報取得装置により取得された部品ケース関連情報が予定の部品ケース関連情報とは異なる場合に、その旨の報知を行う非予定部品ケース報知装置と、当該バルク部品供給システムが設けられた部品装着装置の部品装着動作を禁止する装着動作禁止部との少なくとも一方を含む(1)項ないし(17)項のいずれかに記載のバルク部品供給システム。
上記(13)項,(15)項,(17)項等に記載の構成を採用すれば、早い段階で不適切なバルク部品の供給や補給が行われることを防止し得る利点があるが、本項の構成のみでも、予定の部品ケース関連情報とは異なる部品ケース関連情報を有する部品ケースが装着ヘッドに装着されることを最終段階で防止することができる。
(19)さらに、
回路基材に電子回路部品を装着するためのプログラムに基づいて、そのプログラムの実行に必要な種類のバルク部品の種類を取得する必要バルク部品種類取得部と、
その必要バルク部品種類取得部により取得されたバルク部品の種類と、前記部品ケース関連情報取得装置により取得された部品ケース関連情報とが不適合の場合に予定の部品ケース関連情報とは異なるとの判定を行う判定部と
を含む(18)項に記載の部品装着装置。
(20)電子回路部品をばら積み状態のバルク部品として収容するバルク部品ケースと、バルク部品を一列に整列させて部品供給部まで導く部品通路と、前記バルク部品ケース内のバルク部品を部品通路へ送り込むバルク部品送込み装置とを含み、バルク部品を回路基材の装着する装着ヘッドと共に移動させられるバルク部品供給装置に対してバルク部品を補給する方法であって、
1つの部品補給部に対して、少なくとも2つのバルク部品ケースを設け、1つのバルク部品ケースを装着ヘッドに装着して使用中に、前記部品補給部において、別のバルク部品ケースにバルク部品の補給を行うことを特徴とするバルク部品供給装置に対するバルク部品補給方法。
(1)項ないし(19)項の各々に記載のバルク部品供給システムの特徴は、本項のバルク部品補給方法にも適用可能である。
各装着モジュール10はそれぞれ、本実施形態においては、図1に示すように、部品装着装置の本体たるモジュール本体18,基材搬送装置たる基板搬送装置20,基材保持装置たる基板保持装置22,部品供給装置23,バルク部品供給システム24(図5参照),装着ヘッド25,相対運動付与装置たるヘッド移動装置26,基準マーク撮像装置28(図4参照),部品撮像装置30およびモジュール制御装置32を備えている。
装着ヘッド25のヘッド本体180には、図5に示すように回転体182が自身の鉛直な軸線まわりに回転可能に支持され、電動モータ184を駆動源とする回転駆動装置186により、鉛直軸線まわりに正逆両方向に任意の角度回転させられる。
(1) 貯蔵器600,通路付部品ケース252共に一種類の部品に専用
貯蔵器600,通路付部品ケース252共に情報保持部が書き換え不要である。
(2) 貯蔵器600はすべての部品に兼用で、通路付部品ケース252のみが複数種類の部品に兼用
貯蔵器600には情報保持部自体が不可欠ではなく、通路付部品ケース252の情報保持部が書き換え可能であることが必要である。
(3) 貯蔵器600,通路付部品ケース252共に複数種類の部品に兼用
貯蔵器600,通路付部品ケース252の情報保持部が共に書き換え可能であることが必要である。
また、モジュール制御コンピュータ122には、前述のように、回路基板40への電子回路部品の装着のためのプログラムが記憶させられるのであるが、このプログラムに基づいて、交換ユニット400から供給されるべき部品294の種類と、その種類の部品294を供給するに適した通路付部品ケース252の種類(いかなる外形寸法の部品294を収容し供給し得るものであるかを示す情報)と、部品供給台52の複数の被取付部54のうちのいずれにテープフィーダ50や交換ユニット400が取り付けられるべきかを決定する部品種類・部品ケース種類・取付位置等決定部も設けられており、その決定結果が表示装置536の表示画面534に表示され、作業者はこの表示による指示に従って交換ユニット400の取付作業、交換ユニット400に対する通路付部品ケース252の取付作業および貯蔵器600への部品供給作業を行うようにされている。
ただし、貯蔵器600はそれに部品294が収容された状態では、貯蔵器600ごとに識別されることが必要であり、交換ユニット400もそれに取り付けられた貯蔵器600および通路付部品ケース252に部品294が収容された状態では、交換ユニット400ごとに識別されることが必要であるため、それぞれ貯蔵器識別情報およびユニット識別情報を含む二次元コード700および500が設けられている。
交換ユニット400の部品供給台52への取付けの前または後に、それの移動台604に貯蔵器600が取り付けられるとともに、ケース保持部450,452に通路付部品ケース252が保持させられるが、この際にも貯蔵器600および通路付部品ケース252の二次元コード700,334がコードリーダ710によって読み取られ、モジュール制御コンピュータ122に送られて適正なものが保持させられたか否かの判定が行われ、不適正であればその旨が表示画面534に表示され、訂正が指示される。
しかし、実際には、貯蔵器600と通路付部品ケース252との少なくとも一方に既にいくらかの部品294が収容されている場合もある。その場合には、貯蔵器関連情報や部品ケース関連情報が、貯蔵器600や通路付部品ケース252の識別情報と、それらに収容等されている部品294の種類の情報との少なくとも一方を含んでいることが必要である。ただし、関連情報が識別情報のみを含んでいる場合には、モジュール制御コンピュータ122あるいは交換ユニット制御コンピュータ520が識別情報と関連付けて部品種類情報を記憶していることが必要である。いずれにしても関連情報に基づいて、それらにすでに収容されている部品294の種類を特定し得、その種類の部品が補給されようとしている部品294の種類と一致しており、かつ、装着プログラムにより予定されている部品294の種類とも一致していることが確認され得ることが必要なのであり、一致していなければ、その旨が表示画面534に表示されるようにする。また、例えば、貯蔵器用バルク部品送込み装置678の回転盤680を回転させず、貯蔵器600から通路付部品ケース252への部品294の補給を阻止するようにしてもよい。
Claims (3)
- 部品を回路基材に装着する装着ヘッドと共に移動させられるバルク部品供給装置に設けられたバルク部品ケースに対してバルク部品を補給するバルク部品補給装置であって、
前記バルク部品ケースを前記装着ヘッドから取り外してバルク部品補給領域へ移動させるバルク部品ケース移動装置と、
前記バルク部品補給領域に設けられ、前記バルク部品ケースより容量が大きく、バルク部品を貯蔵するバルク部品貯蔵器と、
前記バルク部品補給領域へ移動させられたバルク部品ケースに前記バルク部品貯蔵器からバルク部品を補給させる部品補給装置と、を備えるバルク部品補給装置。 - 前記バルク部品ケース移動装置が、
前記装着ヘッドから取り外された前記バルク部品ケースを保持する第1ケース保持部と、
バルク部品が補給された前記バルク部品ケースを保持する第2ケース保持部とを含み、
前記装着ヘッドから前記第1ケース保持部に前記バルク部品ケースを受け取り、前記第2ケース保持部から前記装着ヘッドに前記バルク部品ケースを引き渡すものである請求項1に記載のバルク部品補給装置。 - 前記バルク部品ケース移動装置が、
前記バルク部品ケースを保持する2つのケース保持部を備え、前記バルク部品補給領域とバルク部品ケース交換領域とへ移動可能な可動部材と、
その可動部材を前記バルク部品補給領域とバルク部品ケース交換領域とへ移動させる可動部材駆動装置と、
前記バルク部品ケース交換領域において、前記2つのケース保持部の一方に前記装着ヘッドから前記バルク部品ケースを受け取って保持させ、前記2つのケース保持部の他方に前記バルク部品ケースを前記装着ヘッドに引き渡させるバルク部品ケース交換装置と
を含む請求項1に記載のバルク部品補給装置。
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