JP6341590B2 - 凍結工法及び凍結工法施工システム - Google Patents

凍結工法及び凍結工法施工システム Download PDF

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Description

本発明は、所定の領域の土壌を凍結する凍結工法に関する。
凍結工法は、地盤中に埋設された凍結管に冷却液(ブライン)を循環し、当該冷却液の冷熱により凍結管の周囲の土壌を凍結する技術である。そして凍結工法は、例えば、土壌を連続的に凍結させた止水壁を造成する等の施工に用いられている。
係る止水壁は、例えば放射性物質により汚染された地下水を遮断して、汚染水の拡散を防止するのに有効である。
ここで、汚染水の拡散を防止するためには、長期(例えば10年間程度)に亘って運転管理を続行する必要がある。
しかし、長期間の運転管理の間に、例えば、地中に埋設された凍結管が発錆し、発錆箇所から冷却液が施工領域中に漏洩してしまう恐れがある。冷却液が凍結管から漏出してしまうと冷却液の循環量が減少して凍結管周辺の凍土が安定して凍結された状態を維持することが困難になると共に、施工領域の環境に悪影響を及ぼしてしまう。
また、凍結管から冷却液が漏洩した場合には凍結管を直ちに交換しなければならないが、従来の凍結工法では凍結管の破損、冷却液の漏出を検知することが困難であり、多量の冷却液が漏出した後でなければ凍結管の破損を検出することが難しかった。
さらに、水溶性の冷却液を用いた場合には、漏出した冷却液が凍土(氷)と混合して、凍土を溶かしてしまう可能性がある。
その他の従来技術として、出願人は、冷却液の流路をリールに大量に巻き取っておくことが出来る技術を提案している(特許文献1参照)。
係る従来技術(特許文献1)は有効であるが、上述した問題点の解消を企図する技術ではない。
特開2004−176447号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、発錆その他の原因により凍結管が破損しても冷却液が施工現場の地盤中に漏出することがなく、冷却液が凍結管から漏出していることを迅速且つ正確に検出することができて、漏出した冷却液が周辺の凍土を溶かしてしまうことがない凍結工法と、それを施工するための施工システムの提供を目的としている。
本発明の凍結工法は、
施工領域の地盤中にケーシング(2)を設置する工程(図2)と、
供給管及び戻りラインを介して冷却液供給機構と接続されて、内部を冷却液(BL)が循環する凍結管(9)をケーシング(2)内に配置する工程(図5)と、
ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間の空間に、熱伝導性が良好で、低温下では粘性が増大するが固化はせず、冷却液(BL)に溶け合ってしまうことがなく且つ粘性が増大した状態では冷却液が通り抜けない非水溶性の防錆剤(200:例えば、油脂等)を充填する工程(図6)を備え、
前記冷却液(BL)の圧力は前記防錆剤(200)の圧力よりも高圧であり、
冷却液(BL)が漏洩した場合に、漏洩した冷却液(BL)は前記防錆剤(200)に溶け合ってしまうことはなく、前記防錆剤(200)を押圧して前記防錆剤(200)の液位(上面200u)を上昇し、前記ケーシング(2)の地上側端部(2e)において前記防錆剤(200)の液位上昇を検出して、冷却液(BL)の漏洩を検知することにより、冷却液(BL)が凍結管(9)から漏洩しているか否かを検査する工程(図6〜図8)を有することを特徴としている。
本発明の凍結工法施工システムは、
施工領域の地盤中に設置されたケーシング(2)と
供給管及び戻りラインを介して冷却液供給機構と接続されて内部を冷却液(BL)が循環する凍結管(9)がケーシング(2)内に配置され、
ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間の空間(E)には、熱伝導性が良好で、低温下では粘性が増大するが固化はせず、冷却液(BL)に溶け合ってしまうことがなく且つ粘性が増大した状態では冷却液が通り抜けない非水溶性の防錆剤(200:例えば、油脂等)が充填されており、
前記冷却液(BL)の圧力は前記防錆剤(200)の圧力よりも高圧であり、
前記冷却液(BL)が漏洩した場合に漏洩した冷却液(BL)が前記防錆剤(200)を押圧して前記防錆剤(200)の液位(上面200u)が上昇し、前記ケーシング(2)の地上側端部(2e)において前記防錆剤(200)の液位上昇を検出して、凍結管(9)からの冷却液(BL)漏洩を検知する手段(10)が設けられていることを特徴としている。
本発明において、前記ケーシング(2)は削孔用ケーシングであり、前記削孔用ケーシング(2)は、凍結管(9)を地中に配置するためのボーリング孔(Hb)を削孔した後、施工領域の土壌(G)中に残存され、ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間に前記防錆剤(200)を充填する空間(E)を形成するのが好ましい。
また前記ケーシング(2)は削孔用ケーシングであり、前記削孔用ケーシング(2)は、凍結管(9)を地中に配置するためのボーリング孔(Hb)を削孔した箇所に残存され、ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間に前記防錆剤(200)を充填する空間(E)が形成されているのが好ましい。
本発明の凍結工法において、削孔用ケーシング(2)を土壌(G)中に残存する前に、地下水(スラリーを含む)の上昇を防止する工程を実行するのが好ましい。
そして本発明の凍結工法施工システムにおいて、地下水の上昇を防止する機構(25、50、70)を備えているのが好ましい。
本発明の実施に際して、冷却液(冷却液BL)の漏洩を検知する手段は、前記防錆剤(200)の圧力を検知する圧力検出手段であるのが好ましい。
あるいは、冷却液(冷却液BL)の漏洩を検知する手段は、前記防錆剤(200)の液面を検出するレベルセンサ(10)であるのが好ましい。
そして、当該圧力検出手段あるいはレベルセンサ(10)の検出信号から防錆剤(200)の液面の上昇を検出する機能を有する制御手段を設けているのが好ましい。
上述した構成を具備する本発明によれば、ケーシング(2)は熱伝導性が良い金属製(鋼製)であり、凍結管(9)とケーシング(2)の間の隙間には熱伝導性が良好な防錆剤(200)が充填されている。そのため、凍結管(9)内を流れる冷却液(BL)が保有する冷熱が、防錆剤(200)、ケーシング(2)を経由して、施工領域の土壌(G)に確実に伝達され、施工領域の土壌(G)を凍結することが出来る。
そして、凍結した土壌(FG)を連結することにより容易に止水壁を造壁することが出来て、当該止水壁により、例えば放射性物質で汚染された地下水等を遮断して、放射性物質の拡散を抑制することが出来る。
そして本発明によれば、仮に凍結管(9)が破損しても、凍結管(9)内の冷却液(BL)は、ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間の空間(E)に充填されている防錆剤(200)を押圧するのみであり、当該防錆剤(200)とケーシング(2)を透過して土壌中に漏出することはない。
これは、冷却液(BL)が水溶性なのに対して、防錆剤(200)は非水溶性であってお互いに溶け合うことはないことによる。
従って、凍結管(9)から冷却液(BL)が漏洩したとしても、漏洩した冷却液(BL)が施工領域周辺の土壌(G)に浸透して、施工領域の環境に悪影響を及ぼしてしまうことが防止される。
それに加えて、本発明で用いられる防錆剤(200)は、低温下では粘性が増大する性質を有しており、運転管理の間には冷却液(BL)により防錆剤(200)は常時低温となっているので、仮にケーシング(2)が破損しても、防錆剤(200)の粘性が大きいためケーシング(2)外に漏出し難い。そして、防錆剤(200)がケーシング(2)外に漏出し難いため、冷却液(BL)が防錆剤(200)を通り抜けて施工領域の土壌(G)中に漏洩することはない。
すなわち本発明によれば、長期間に亘る運転管理の間に、冷却液(BL)が施工領域周辺の土壌(G)に漏出する事態が防止される。
また、凍結管(9)が破損して冷却液(BL)が凍結管(9)外に漏洩した場合には、当該冷却液(凍結管外に漏洩した冷却液BL)が、ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間の空間(E)に充填されている防錆剤(200)を押圧するので、当該防錆剤(200)の液位(上面200u:レベル)が(レベル200tまで)上昇する。
ここで、防錆剤(200)は冷却液で冷却されても粘度が増大するのみで、固化はしない。そのため、漏出した冷却液で押圧されれば、防錆剤(200)の液位(200u)は、必ず(レベル200tまで)上昇する。
本発明によれば、前記ケーシング(2)の地上側端部(2e)には冷却液(BL)の漏洩を検知する手段(10)が設けられており、冷却液(BL)が漏洩しているか否かを検査することが出来るので、防錆剤(200)の液位が(レベル200tまで)上昇した場合には、当該検知する手段(10)がその旨を直ちに検知して、冷却液(BL)が漏洩していることを正確に検知することが出来る。
そして、冷却液(BL)が漏洩していることを正確に検知することが出来れば、直ちに凍結管(9)を交換する等の対策を講じることが出来るので、作業の効率が向上し、施工領域の環境に及ぼす悪影響が小さくなる。
上述した様に、仮に凍結管(9)とケーシング(2)の双方に損傷が発生したとしても、凍結管(9)内の冷却液(BL)は施工領域の土壌(G)中に漏出することはなく、ケーシング内壁面(2i)と凍結管外壁面(9ao)の間の空間(E)に充填されている防錆剤(200)の一部が施工領域に漏出するのみである。
前述したように、防錆剤(200)は非水溶性であるため、当該防錆剤(200)と凍土(FG:氷)が交じり合い、凍土(FG)が溶解してしまうことはない。すなわち、凍結管(9)とケーシング(2)の双方に損傷が発生したとしても、凍土(FG:氷)が溶けてしまうことは無く、凍土(FG)による地下水の遮蔽効果が消失してしまうこともない。
本発明において、冷却液(BL)が凍結管(9)から漏出していることが検出され、凍結管(9)を交換する必要がある旨が判明した場合には、例えば温水を防錆剤(200)内に流過させる等の手法により当該防錆剤(200)を加温する。
本発明で用いられる防錆剤(200)は、低温下では粘性が増大するが加温されると粘性は低くなるので、交換するべき凍結管(9)はケーシング(2)内から容易に引き出すことが出来る。
すなわち本発明によれば、発錆等の原因により凍結管(9)が破損しても、容易に交換することが出来る。
そして、新しい凍結管(9)をケーシング(2)内に配置して、当該新しい凍結管(9)内に冷却液(BL)を循環させれば、防錆剤(200)の粘度は増大する。
本発明において、前記ケーシング(2)が削孔用ケーシングであり、凍結管(9)を地中に配置するためのボーリング孔(Hb)を削孔した際に、削孔用ケーシング(2)を施工領域に残存する様に構成すれば、凍土(FG)により遮蔽するべき地下水が例えば、放射性物質で汚染されていたとしても、地下水に接触した削孔用ケーシング(2)は施工領域中に残存され、地上側に回収しないので、好都合である。
そして、削孔用ケーシング(2)を残存することにより、施工領域の地盤中から削孔用ケーシング(2)を撤収する手間が省けて、ケーシング撤収工程の廃止による労力とコストを低減するとともに、工期の短縮が可能となる。
本発明の第1実施形態を示す縦断面図である。 第1実施形態における最初の工程を示す図である。 地下水の上昇を防止する他の機構を示す縦断面図である。 地下水の上昇を防止する更に別の機構を示す縦断面図である。 第1実施形態において、図2で示す工程の次工程を示す図である。 第1実施形態において、図5で示す工程の次工程を示す図である。 第1実施形態において、図6で示す工程の次工程を示す図である。 第1実施形態において、凍結管が破損した状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1〜図を参照して、第1実施形態を説明する。
図1において、第1実施形態に係る凍結工法の施工で用いられる施工システムは、全体を符号100で示されている。
図1において、施工システム100は、施工領域の土壌(地盤)G中に垂直方向に延在して設置された円筒状のケーシング2と、当該ケーシング2内に配置された凍結管9を備えており、凍結管9内には冷却液BLが流過している(点線で示す矢印BLf)。後述するように、ケーシング2は地盤削孔用の削孔ケーシングであり、土壌Gに残存されている。
凍結管9は外管9Aと内管9Bとからなる2重管によって構成されており、第1実施形態では、地上から供給された冷却液BLが内管9Bを介して凍結管9の底部まで供給され、外管9Aと内管9Bの間の円環状の隙間を流過して地上側に戻る。その際に、冷却液BLから施工領域の地盤Gに対して冷熱が投入される(冷却している)。
図1において、符号1は、土壌Gの地表を覆う床盤コンクリートを示し、符号3は、スラリーを域外に排出するための排出管を示している。排出管3を経由して排出されるスラリーは、ケーシング2によってボーリング孔Hbを削孔する際に発生する。
図2で示すように、排出管3は、管本体30と、下方フランジ31と、上方フランジ32と、水平排出管部33とを有している。円環状の下方フランジ31及び上方フランジ32は、管本体30の上端部、下端部に固設されている。また、水平排出管部33は、管本体30の外周で軸方向の中心に管本体30と直交するように連通している。水平排出管部33の端部には開閉バルブ4が取り付けられ、当該開閉バルブ4には、スラリー排出管5が接続される。
図1において、床盤コンクリート1には、所定のピッチ・所定の配置で複数の貫通孔1oが穿孔されている(図1では単一の貫通孔1oのみ示す)。排出管3の管本体30の内径3Dは、貫通孔1oの径1oDよりも幾分大きく設定されている。
排出管3の下端側フランジ31は、複数の植え込みボルトBによって床盤コンクリート1の上面に固定されている。
図1において、削孔用ケーシング2の地上側端部2eは開放されており、削孔用ケーシング2の地中側先端部には接続部20を介して掘削用ビット2Aが接続されており、ビット2Aの地中側先端には複数のチップ2ABが取り付けられている。
また、図1において、符号24で示す箇所には逆支弁25が設けられている。
明確には図示されていないが、符号24で示す箇所の流路(逆止弁25が設けられている箇所)から掘削水が供給され、削孔用ケーシング2先端のビット2Aにより、ボーリング孔Hbが削孔される。
図1において、符号24で示す箇所に設けられた逆支弁25は、掘削水の供給は許容するが、地下水(スラリーを含む)が地上側に上昇(逆流)することを防止している。
図1において、地下水(スラリーを含む)が地上側に上昇するのを防止する機構としては逆止弁25を設けているが、当該機構は逆支弁に限定されるものではない。
例えば図3で示すように、削孔用ケーシング2の内周面側に設けた止水キャップ50により、地下水が地上側へ上昇するのを防止することが出来る。
図3において、止水キャップ50の半径方向外方には雄ネジ50tが形成され、削孔用ケーシング2の内周面に円環状の止水キャップ係止部52を形成し、止水キャップ係止部52の半径方向内方に雌ネジ52tが形成されている。そして、止水キャップ50の上方端面は、地上側まで延在するロッド54の先端54tが固着されている。
ボーリング孔Hbを削孔した後、掘削水の供給を停止して、止水キャップ50及びロッド54を地上側から削孔用ケーシング2の内周面側に挿入する。そして、ロッド54を介して止水キャップ50を回転して、止水キャップ50の雄ネジ50tと止水キャップ係止部52の雌ネジ52tを螺合して、止水キャップ50により削孔用ケーシング2の内周面側の空間を閉鎖する。これにより、地下水(スラリーを含む)が削孔用ケーシング2の内周面側の空間を介して、地上側に上昇することを防止できる。
また、図4で示すように、パッカを用いて削孔用ケーシング2の内周面側の空間を閉鎖することが出来る。
図4において、削孔用ケーシング2の内周面側にパッカ70が設けられ、パッカ70は図示しない流体搬送経路を介して地上側から供給された膨張用流体(例えば、固化材)により膨張している。
削孔用ケーシング2の内周面側には半径方向内方に突出した円環状の突起72が設けられており、膨張したパッカ70の上端は突起72に当接している。
ボーリング孔Hbを削孔した後、掘削水の供給を停止して、図示しない流体搬送経路を介して地上側から膨張用流体(例えば、固化材)をパッカ70に供給して、膨張させる。膨張したパッカ70は削孔用ケーシング2の内周面側の空間を閉鎖し、地下水(スラリーを含む)が削孔用ケーシング2の内周面側の空間を介して、地上側に上昇することを防止する。ここで、膨張したパッカ70の上端が突起72に当接しているので、地下水の圧力が大きくても、パッカ70が押圧されて地上側に移動することが防止される。
上述した様に削孔用ケーシング2は、凍結管9を地中に配置するためのボーリング孔Hbを削孔した後、施工領域の土壌G中に設置される。
すなわち、削孔用ケーシング2は、凍結管9を地中に配置するためのボーリング孔Hbを削孔した後、土壌G中に残存される。
図1において、削孔用ケーシング2の内壁面2iと凍結管9の外壁面9aoの間における環状空間Eには、防錆剤200が充填されている。ここで防錆剤200は、熱伝導性が良好で、低温下では粘性が増大するが固化はしない性質を有しており、且つ、非水溶性である。
その様な防錆剤200としては、例えば油脂が好適である。
削孔用ケーシング2の地上側端部2eには、冷却液BLの漏洩を検知する手段として、レベルセンサ10が設けられている。レベルセンサ10は防錆剤200の液面を検出する機能を有しており、信号ラインLsを介して、地上側(図1では床盤コンクリートの上面1f)に設置した制御手段50に接続されている。
図1では、冷却液BLの漏洩を検知する手段としてレベルセンサ10を用いているが、レベルセンサ10に代えて、あるいはレベルセンサ10に加えて、ケーシング2の内周面の適所(1箇所、あるいは複数個所)に圧力センサ(図示せず)を取り付けて、防錆剤200の圧力を検知することにより、冷却液BLの液面の変化を検出し、冷却液BLの漏洩を検知することも可能である。
ここで、削孔用ケーシング2の耐用年数は、凍結管(測定管)9の耐用年数よりも長い。ケーシング2は凍結管9に比して肉厚寸法が大きいからである。また、ケーシング2の外周面は土壌G中に存在するため空気と接触せず、さらに、ケーシング2の内側は防錆剤(油脂)200が充填されているので、削孔用ケーシング2は凍結管9に比較して発錆し難いため、その耐用年数が長い。
なお、ケーシング2の材料に、例えば、ステンレス鋼管のような防錆効果の高い材料を用いれば、耐用年数をさらに長くすることができる。
次に、図2、図5〜図7を参照して、第1実施形態に係る凍結工法の施工手順を説明する。
先ず、図2に示す様に、施工領域の地盤Gの地表部に床盤コンクリート1を打設し、ボーリング孔Hb及び床盤コンクリート1の貫通孔1oの削孔箇所を設定する。そして、貫通孔1oの削孔箇所上部に、排出管3を配置し、排出管3の水平排出管部33に開閉バルブ4を取り付け、開閉バルブ4にスラリー排出管5を接続する。
排出管3を配置し、スラリー排出管5に接続したならば、排出管3の上方から削孔ケーシング2を挿通して、床盤コンクリート1の貫通孔1oを削孔し、地盤Gにボーリング孔Hbを削孔する。
図2において、符号7は、削孔時にケーシング2を保持するシール部材である。シール部材7は下端にフランジ7fを有し、フランジ7fは、複数のボルトナットBNにより、ゴムパッキン6を介して排出管3の上方フランジ32と接続されている。
シール部材7の内周部には円環状のスパイラルパッキン7pが配置されており、当該スパイラルパッキン7pは、ケーシング2の回転を許容しつつ、ケーシング2の半径方向の動きを拘束している。これにより、シール部材7は削孔用ケーシング2と密着しており、スラリー(地下水を含む)の漏出(漏洩)を防止している。
そして削孔用ケーシング2の上端2tは、接続管2Bを介して、図示しないボーリングマシーンに接続されている。図示しないボーリングマシーンを駆動することにより、削孔用ケーシング2を回転する(図2の矢印R)。そして、掘削水を供給しつつ、削孔用ケーシング2先端のビット2Aによりボーリング孔Hbを所定の深さまで削孔する。
図2で示す工程でボーリング孔Hbを削孔したならば、図で示す工程が行われる。
で示す工程では、排出管3の水平排出管部33からスラリー排出管5及び開閉バルブ4を撤去し、排出管3の上端からシール部材7を取り外し、ケーシング2から接続管2Bを取り外して、削孔用ケーシング2を図示しないボーリングマシーンと切り離す。
掘削用ビット2Aを設けた掘削用ケーシング2は、そのままボーリング孔Hbを削孔した地盤Gに残存される。
掘削用ケーシング2を地盤Gに残存したならば、ケーシング2の開口部(上端)2eから凍結管9を挿入する。上述した様に、凍結管9は外管9Aと内管9Bを有する2重管である。
明示されていないが、凍結管9の内管9Bは図示しない冷却液供給機構と供給管(図示せず)で接続され、外管9Aは図示しない戻りラインを介して冷却液供給機構と接続されている。
外管9Aの地中側先端9Atは円錐形状であり、その先端(地中側端部)は盲プラグ24の上端近傍まで達している。
内管9Bの地中側先端は袈裟掛け状に切断した形状となっており、内管9Bの開口部9Boは、外管9Aの地中側先端9Atにおける円錐形状領域の上端に到達している。
の工程では、ケーシング2の上端2eにレベルセンサ10が取り付けられ、レベルセンサ10と床盤コンクリート上1fに設置した制御装置50が信号ラインLsで接続される。
で示す工程では、ケーシング内壁面2iと凍結管外壁面9aoの間の環状空間Eに、防錆剤200が充填される。
上述した様に、図示の実施形態では防錆剤200として、熱伝導性が良好で、低温下では粘性が増大するが固化はしない非水溶性の防錆剤、例えば油脂が選択されている。図示の実施形態では、油脂が充填されている。
防錆剤200は、防錆剤200の上面200u(防錆剤200のレベル)が、ケーシング2の地上側端部2eから所定の高さ寸法位置hだけ下方となる様に、ケーシング内壁面2iと凍結管外壁面9aoの間の環状空間Eにおいて充填される。
で示す工程では、凍結管9内で冷却液を流過させる(BLfの流れ)。
冷却液は、内管9Bと外管9Aの間の空間を上昇する際に、外管9A、防錆剤200、ケーシング2を介して、施工領域の地盤Gに対して冷熱を供給する(冷却する)ので、地盤Gは、ケーシング2の外周に接する部分から半径方向外方に向かって徐々に地盤(土壌)が凍結(凍土:FG)する。そして、所定の凍結半径Rgfまで凍結する。
では単一の凍土FGのみを示しているが、隣接する凍土FGが重なり合った領域も存在する。そして、隣接する凍土FGにより、直線状あるいは円弧状の地中止水壁が造成される。
次に図を参照して、凍結管9が破損した場合の作用を説明する。
において、例えば、錆の発生及びその他の要因により凍結管9の外管9Aにおいて、符号2bで示す位置が破損した場合、破損位置2bから冷却液BLが漏出する。
符号2bで示す破損位置から漏出した冷却液BLは、凍結管9とケーシング2の間における空間であって、防錆剤200が充填されている環状隙間E中に漏出(漏洩)する。
前述したように、冷却液BLは水溶性であるが、防錆剤200(図示の実施形態では油脂)は非水溶性であるため、冷却液BLと防錆剤200とが混じり合うことはない。
ここで冷却液BLは、地上側に設けられた図示しない冷却液供給機構において、注入圧が付加された状態で凍結管9内を流過するので、少なくとも当該注入圧の分だけ、冷却液BLの圧力は防錆剤200の圧力よりも高圧となっている。
したがって、破損位置2bから冷却液BLが環状空間E内に漏出(漏洩)した場合には、環状隙間E中に充填されている防錆剤200は、漏出した冷却液BLに押圧される。そして、防錆剤200の)液位(レベル:上面)200u(図)は、押圧された防錆剤200の分だけ上昇して、図において符号200tで示す液位(レベル:上面)になる。
防錆剤200の液位がレベル200tまで上昇すると、ケーシング上端2eに取り付けたレベルセンサ10により(防錆剤200の液位がレベル200tまで上昇した旨が)検出される。そして、(防錆剤200の液位がレベル200tまで上昇した旨の)レベルセンサ10の検出信号が制御手段50に伝達されることにより、当該制御手段50は凍結管9(例えば外管9A)が破損して、冷却液BLの漏出があったことを認識することが出来る。
レベルセンサ10に代えて圧力検出手段を設けた場合には、破損位置2bから冷却液BLが環状空間E内に漏出(漏洩)して、図における防錆剤200のレベル200uが図におけるレベル200tまで上昇すると、防錆剤200のレベルが上昇した分だけ、圧力検出手段が検出する圧力(防錆剤200による圧力)が昇圧する。
制御手段50は、圧力検出手段の検出結果から、防錆剤200による圧力が上昇した旨、すなわち、冷却液BLの漏出があったことを認識することが出来る。
図示による説明は省略するが、第1実施形態において、冷却液BLが凍結管9から漏出していることが検出され、凍結管9を交換する必要がある旨が判明した場合には、例えば温水を防錆剤200内に流過させる等の手法により当該防錆剤200を加温する。
防錆剤200は、低温下では粘性が増大するが、加温されると粘性は低くなるので、凍結管9を交換する際における抵抗(防錆剤200の粘性による抵抗)が減少する。そのため、凍結管9をケーシング2内から容易に引き抜くことが出来る。
破損した凍結管9をケーシング2内から引き抜いた後、新しい凍結管9(破損していない凍結管9)をケーシング2内に挿入する。その際に、凍結管9内には冷却液は流過しておらず、防錆剤200の粘性は低いままであるため、防錆剤200は、新たに挿入された凍結管9とケーシング9の間の環状空間Eに均一に分布する。
そして、凍結管9内に再び冷却液BLが流過すれば、防錆剤200は冷却され、その粘性が増大する。
図示の第1実施形態によれば、ケーシング2は熱伝導性が良い金属製(鋼製)であり、凍結管9とケーシング2の間の隙間(環状空間)Eには熱伝導性が良好な防錆剤200が充填されている。そのため、凍結管9内を流れる冷却液BLが保有する冷熱が、防錆剤200、ケーシング2を経由して、施工領域の土壌Gに確実に伝達され、施工領域の土壌Gを凍結することが出来る。
そして、凍結した土壌FGを連結することにより容易に止水壁を造壁することが出来る。
そして図示の第1実施形態によれば、仮に凍結管9が破損しても、凍結管9内の冷却液BLは、ケーシング内壁面2iと凍結管外壁面9aoの間の環状空間Eに充填されている防錆剤200を押圧するのみであり、当該防錆剤200とケーシング2を透過して土壌G中に漏出することはない。
従って、凍結管9から冷却液BLが漏洩したとしても、漏洩した冷却液BLが施工領域周辺の土壌Gに浸透して、施工領域の環境に悪影響を及ぼしてしまうことはない。
それに加えて、第1実施形態で用いられる防錆剤200は、低温下では粘性が増大する性質を有しており、運転管理の間には冷却液BLにより防錆剤200は常時低温となっている。したがって、防錆剤200の粘性も増大して仮にケーシング2が破損しても、防錆剤200はケーシング2外に漏出し難い。
また、冷却液BLは水溶性であるが防錆剤200は非水溶性であるために、冷却液BLと防錆剤200とが混じり合い、溶け合ってしまうことは無く、冷却液BLが防錆剤200を透過して、あるいは防錆剤と溶け合って施工領域の土壌G中に漏洩することはない。
すなわち第1実施形態によれば、長期間に亘る運転管理の間に、冷却液BLが施工領域周辺の土壌Gに漏出する事態は回避される。
また、凍結管9が破損して冷却液BLが凍結管9外に漏洩した場合(図)には、凍結管9外に漏洩した冷却液BLが、ケーシング内壁面2iと凍結管外壁面9aoの間の環状空間Eに充填されている防錆剤200を押圧するので、ケーシング内壁面2iと凍結管外壁面9aoの間の環状空間E内の防錆剤200のレベル200u(図:凍結管9破損前)がレベル200t(図:凍結管9破損後)まで上昇する。
第1実施形態によれば、ケーシング2の地上側端部2eには冷却液BLの漏洩を検知するレベルセンサ10が設けられており、防錆剤200のレベル200u(図)がレベル200t(図)まで上昇した場合には、レベルセンサ10(及び/又は圧力検出手段)はその旨を直ちに検知するので、冷却液BLが漏洩していることを正確に検知あるいは検出することが出来る。
そして、冷却液BLが漏洩していることを正確に検知することにより、迅速に凍結管9を交換する等の対策を講じることが出来るので、作業の効率が向上し、施工領域の環境に及ぼす悪影響が小さくなる。
図示の第1実施形態では、仮に凍結管9とケーシング2の双方に損傷が発生したとしても、凍結管9内の冷却液BLは施工領域の土壌G中に漏出せず、防錆剤200の一部が地盤G中に漏出するのみである。
ここで、防錆剤200は非水溶性であるため、ケーシング2外に漏出した防錆剤200と凍土FG(氷)が交じり合い、凍土FGが溶解してしまうことはなく、凍土FGによる地下水の遮蔽効果が消失してしまうこともない。
図示の第1実施形態において、凍結管9を交換する必要がある旨が判明した場合には、例えば温水を防錆剤200内に流過させて防錆剤200を加温すれば、交換するべき凍結管9をケーシング2内から容易に引き出すことが出来る。すなわち、凍結管9を容易に交換することが出来る。
さらに図示の第1実施形態では、ケーシング2が削孔用ケーシングであり、ボーリング孔Hbを削孔した後に施工地盤G中に残存させるので、例えば、放射性物質で汚染された地下水を凍土FGにより遮蔽する場合に、地下水に接触して放射性物質で汚染された削孔用ケーシング2を地上側に回収する必要がない。
そして、削孔用ケーシング2を残存するため削孔用ケーシング2を撤収する必要がなく、そのための労力とコストを低減して、工期を短縮することが出来る。
図示の実施形態は、あくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・床盤コンクリート
2・・・ケーシング
3・・・排出管
4・・・バルブ
5・・・スラリー排出管
6・・・ゴムパッキン
7・・・シール部材
9・・・凍結管
10・・・液面センサ
50・・・制御手段

Claims (4)

  1. 施工領域の地盤中にケーシングを設置する工程と、
    供給管及び戻りラインを介して冷却液供給機構と接続されて、内部を冷却液が循環する凍結管をケーシング内に配置する工程と、
    ケーシング内壁面と凍結管外壁面の間の空間に、熱伝導性が良好で、低温下では粘性が増大するが固化はせず、冷却液に溶け合ってしまうことがなく且つ粘性が増大した状態では冷却液が通り抜けない非水溶性の防錆剤を充填する工程を備え、
    前記冷却液の圧力は前記防錆剤の圧力よりも高圧であり、
    前記冷却液が漏洩した場合に、漏洩した冷却液は前記防錆剤に溶け合ってしまうことはなく、前記防錆剤を押圧して前記防錆剤の液位を上昇し、前記ケーシングの地上側端部において前記防錆剤の液位上昇を検出して、冷却液の漏洩を検知することにより、冷却液が凍結管から漏洩しているか否かを検査する工程を有することを特徴とする凍結工法。
  2. 前記ケーシングは削孔用ケーシングであり、当該削孔用ケーシングは、前記凍結管を地中に配置するためのボーリング孔を削孔した後、施工領域の土壌中に残存され、ケーシング内壁面と凍結管外壁面の間に前記防錆剤を充填する空間を形成する請求項1の凍結工法。
  3. 施工領域の地盤中に設置されたケーシングと
    供給管及び戻りラインを介して冷却液供給機構と接続されて、内部を冷却液が循環する凍結管がケーシング内に配置され、
    ケーシング内壁面と凍結管外壁面の間の空間には、熱伝導性が良好で、低温下では粘性が増大するが固化はせず、冷却液に溶け合ってしまうことがなく且つ粘性が増大した状態では冷却液が通り抜けない非水溶性の防錆剤が充填されており、
    前記冷却液の圧力は前記防錆剤の圧力よりも高圧であり、
    前記冷却液が漏洩した場合に、漏洩した冷却液が前記防錆剤を押圧して前記防錆剤の液位が上昇し、前記ケーシングの地上側端部において前記防錆剤の液位上昇を検出して、凍結管からの冷却液漏洩を検知する手段が設けられていることを特徴とする凍結工法施工システム。
  4. 前記ケーシングは削孔用ケーシングであり、当該削孔用ケーシングは、前記凍結管を地中に配置するためのボーリング孔を削孔した箇所に残存され、ケーシング内壁面と凍結管外壁面の間に前記防錆剤を充填する空間が形成されている請求項3の凍結工法施工システム。
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