JP6341156B2 - 樹脂接合体、樹脂接合体の製造方法及び車両用構造体 - Google Patents

樹脂接合体、樹脂接合体の製造方法及び車両用構造体 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂接合体、樹脂接合体の製造方法及び車両用構造体に関する。
次世代の車両用車体には、樹脂製部品の採用の拡大が予想されている。そのため、樹脂製部品同士の接合方法の確立が急務となっている。
繊維強化熱可塑性樹脂同士を接合するため、繊維強化熱可塑性樹脂の間に配置した熱可塑性樹脂シートを介して繊維強化熱可塑性樹脂同士を接合する接合方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、熱硬化性樹脂硬化物を用いた樹脂製部品と熱可塑性樹脂を用いた樹脂製部品との接合には、接着剤を用いた接合又はリベット等の締結部材を用いた固定が一般的である。
なお、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とを含む繊維強化複合材料板については知られている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、繊維強化樹脂Aの表面の一部に、樹脂Bからなる樹脂体を予め接合して樹脂体一体化予備成形体を形成し、該樹脂体一体化予備成形体を型内に配置して、前記樹脂Bと同一樹脂によるインサート成形を行う複合成形体の製造方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2014−076565号公報 特開2008−230238号公報 特開2013−028159号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、可塑性を示す熱可塑性樹脂同士の接合に用いられるものであり、熱可塑性樹脂と既に硬化反応が完了して可塑化しにくい熱硬化性樹脂硬化物との接合には適用できない。また、熱硬化性樹脂硬化物を用いた樹脂製部品と熱可塑性樹脂を用いた樹脂製部品との接合に接着剤又はリベット等の締結部材を用いると、質量又はコストの増加の一因となり、望ましくない。特に、接着剤を用いて熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂硬化物とを接合した場合、接着剤の強度で接合部の強度が決定されるため、樹脂製部品自身の材料強度を生かすことができない場合がある。さらには、特許文献2に記載の技術は熱可塑性樹脂と未だ未硬化の熱硬化性樹脂とを用いた繊維強化複合材料板の製造に適用されるものであり、既に硬化反応が完了している熱硬化性樹脂硬化物と熱可塑性樹脂との接合には適用できない。また、特許文献3に記載の技術は樹脂製部品の接合を目的とするものではない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが接着剤又はリベット等の締結部材を用いることなく接合された樹脂接合体及びその製造方法並びにこの樹脂接合体を有する車両用構造体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の樹脂接合体は、熱可塑性樹脂成形体と、表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を有する熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂部と、が溶着により接合してなり、前記熱可塑性樹脂部が、前記熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部と、前記アンカー部から前記熱硬化性樹脂成形体の表面に向けて前記表面から突出するように設けられた突出部とを有し、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記突出部の面積は、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記アンカー部の面積よりも小さいものである。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが、熱硬化性樹脂成形体の表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を介して溶着により接合している。そのため、接着剤又はリベット等の締結部材を用いることなく熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが接合された樹脂接合体が得られる。
請求項に記載の樹脂接合体は、請求項1に記載の構成において、熱可塑性樹脂成形体が、繊維を含むものである。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体が繊維を含むため、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とが溶着により接合した状態で、熱可塑性樹脂成形体に含まれる繊維が熱可塑性樹脂部に進入する。そのため、熱可塑性樹脂部を介した熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、熱可塑性樹脂部が、繊維を含むものである。
上記構成によれば、熱硬化性樹脂成形体の表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部が繊維を含むため、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とが溶着により接合した状態で、熱可塑性樹脂部に含まれる繊維が熱可塑性樹脂成形体に進入する。そのため、熱可塑性樹脂部を介した熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の構成において、熱硬化性樹脂成形体が、熱可塑性樹脂部を二つ以上有するものである。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合箇所が二箇所以上とされるため、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体の製造方法は、熱可塑性樹脂成形体を準備する工程と、表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を有する熱硬化性樹脂成形体を準備する工程と、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着して、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とを接合する工程と、を有し、前記熱可塑性樹脂部が、前記熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部と、前記アンカー部から前記熱硬化性樹脂成形体の表面に向けて前記表面から突出するように設けられた突出部とを有し、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記突出部の面積は、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記アンカー部の面積よりも小さい
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが、熱硬化性樹脂成形体の表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を介して溶着により接合される。そのため、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とを接着剤又はリベット等の締結部材を用いることなく接合することができる。
さらに、上記構成によれば、突出部が、熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部から熱硬化性樹脂成形体の表面に向けて前記表面から突出するように設けられている。そのため、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着して熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とを接合するときに、突出部の先端が熱可塑性樹脂成形体と接触する。突出部の先端が熱可塑性樹脂成形体と接触した状態で熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着すると、突出部の先端が発熱しやすいため発熱効率が向上し、作業性及び溶着性が向上する。さらに、熱可塑性樹脂部が、熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部を有するため、熱可塑性樹脂部の熱硬化性樹脂成形体からの剥離強度が向上し、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着して熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とを接合した場合に、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体の製造方法は、請求項に記載の構成において、熱可塑性樹脂成形体が、繊維を含むものである。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体が繊維を含むため、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着により接合するときに、熱可塑性樹脂成形体に含まれる繊維が熱可塑性樹脂部に進入する。そのため、熱可塑性樹脂部を介した熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体の製造方法は、請求項又は請求項に記載の構成において、熱可塑性樹脂部が、繊維を含むものである。
上記構成によれば、熱硬化性樹脂成形体の表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部が繊維を含むため、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着により接合するときに、熱可塑性樹脂部に含まれる繊維が熱可塑性樹脂成形体に進入する。そのため、熱可塑性樹脂部を介した熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体の製造方法は、請求項〜請求項のいずれか1項に記載の構成において、熱硬化性樹脂成形体が、熱可塑性樹脂部を二つ以上有するものである。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合箇所が二箇所以上とされるため、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体との接合強度が向上する。
請求項に記載の樹脂接合体の製造方法は、請求項〜請求項のいずれか1項に記載の構成において、熱硬化性樹脂成形体の表面の熱可塑性樹脂部の露出した部分の周囲に、溝部が設けられているものである。
上記構成によれば、熱硬化性樹脂成形体の表面の熱可塑性樹脂部の露出した部分の周囲に溝部が設けられることで、熱可塑性樹脂成形体と熱可塑性樹脂部とを溶着して熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とを接合するときに生ずるバリの少なくとも一部が溝部に充填される。そのため、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが接合した箇所に生ずるバリの発生量が軽減され、より強固な溶着が可能となる。
請求項10に記載の車両用構造体は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の樹脂接合体を有するものである。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが、熱硬化性樹脂成形体の表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を介して溶着により接合されるため、接着剤又はリベット等の締結部材を用いることなく熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが接合された樹脂接合体を有する車両用構造体が得られる。
本発明によれば、熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体とが接着剤又はリベット等の締結部材を用いることなく接合された樹脂接合体及びその製造方法並びにこの樹脂接合体を有する車両用構造体が提供される。
本実施形態に係る樹脂接合体の一例を示す断面図である。 第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法の変形例を説明するための断面図である。 第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。 第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法の変形例を説明するための断面図である。 第3実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。 第4実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の樹脂接合体、樹脂接合体の製造方法及び車両用構造体の実施形態について詳細に説明する。
<樹脂接合体及びその製造方法>
樹脂接合体の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る樹脂接合体の一例を示す断面図である。図1において、熱可塑性樹脂成形体20は、表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部30を有する熱硬化性樹脂成形体40の熱可塑性樹脂部30と、溶着により接合して樹脂接合体10を構成している。
熱可塑性樹脂成形体20を構成する熱可塑性樹脂は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種熱可塑性樹脂を使用可能である。本実施形態において用いられる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、ポリウレタン(PU)樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂及びポリプロピレン(PP)樹脂が挙げられる。これらの中でも、PA樹脂及びPP樹脂が好ましい。
熱可塑性樹脂部30を構成する熱可塑性樹脂は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種熱可塑性樹脂を使用可能である。本実施形態において用いられる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、ポリウレタン(PU)樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂及びポリプロピレン(PP)樹脂が挙げられる。これらの中でも、PA樹脂及びPP樹脂が好ましい。
熱可塑性樹脂成形体20を構成する熱可塑性樹脂と熱可塑性樹脂部30を構成する熱可塑性樹脂とは、同一の種類でもよいし異なった種類であってもよい。本実施形態においては、熱可塑性樹脂成形体20を構成する熱可塑性樹脂と熱可塑性樹脂部30を構成する熱可塑性樹脂とは、同一の種類であることが好ましい。
熱硬化性樹脂成形体40は、熱硬化性樹脂を熱硬化させた後の硬化物である。当該硬化物の形成に用いられる熱硬化性樹脂は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種熱硬化性樹脂を使用可能である。本実施形態において用いられる熱硬化性樹脂としては、例えば、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂及びウレタン樹脂が挙げられる。これらの中でも、エポキシ樹脂が好ましい。
熱可塑性樹脂成形体20の成形方法は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種成形方法を使用可能である。本実施形態において用いられる成形方法としては、例えば、射出成形、押出成形、吹込成形及び粉末成形が挙げられる。
熱硬化性樹脂成形体40の成形方法としては特に限定されるものではなく、例えば、射出成形、押出成形、吹込成形、粉末成形、カレンダ成形、積層成形等により熱可塑性樹脂部30を成形し、成形された熱可塑性樹脂部30を用いてインサート成形等により熱可塑性樹脂部30が一体となった熱硬化性樹脂成形体40を成形することができる。
熱可塑性樹脂成形体20は、繊維を含んでいてもよい。熱可塑性樹脂成形体20に用いられる繊維の種類は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種繊維を使用可能である。熱可塑性樹脂成形体20に用いられる繊維の種類としては、例えば、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維等の樹脂繊維、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維などが挙げられる。これらの中でも、高い機械的強度を実現可能な炭素繊維が望ましい。
熱可塑性樹脂部30は、繊維を含んでいてもよい。熱可塑性樹脂部30に用いられる繊維の種類は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種繊維を使用可能である。熱可塑性樹脂部30に用いられる繊維の種類としては、例えば、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維等の樹脂繊維、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維などが挙げられる。これらの中でも、高い機械的強度を実現可能な炭素繊維が望ましい。
熱硬化性樹脂成形体40は、繊維を含んでいてもよい。熱硬化性樹脂成形体40に用いられる繊維の種類は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種繊維を使用可能である。熱硬化性樹脂成形体40に用いられる繊維の種類としては、例えば、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維等の樹脂繊維、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維などが挙げられる。これらの中でも、高い機械的強度を実現可能な炭素繊維が望ましい。
本実施形態において用いられる繊維の状態は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の状態の繊維を使用可能である。本実施形態において用いられる繊維の状態としては、例えば、織布及び不織布が挙げられる。
熱可塑性樹脂部30の構成は特に限定されるものではない。図1に示すようなシート状とされていてもよいし、熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部と、熱硬化性樹脂成形体の表面の一部に露出し熱可塑性樹脂成形体20と溶着される接合部と、アンカー部と接合部とを連結する連結部とを有し、接合部が熱可塑性樹脂成形体20と溶着している構成としてもよい。熱可塑性樹脂部30の構成をアンカー部と接合部と連結部とを有する構成とすることにより、熱可塑性樹脂部30が熱硬化性樹脂成形体40から脱離しにくい。そのため、熱可塑性樹脂部30の熱硬化性樹脂成形体40からの剥離強度が向上し、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度が向上する。
本実施形態に係る樹脂接合体においては、熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は特に限定されない。図1では熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は一つとされているが、二つ以上であってもよく、必要とされる熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度に合わせて熱可塑性樹脂部30の数を選択することができる。
熱可塑性樹脂と繊維とを複合化させて熱可塑性樹脂成形体20又は熱可塑性樹脂部30を得る方法については、特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種方法を使用可能である。例えば、繊維に熱可塑性樹脂の溶液または融液を含浸させ、必要に応じて乾燥してシート状に成型する方法、及び、繊維と熱可塑性樹脂フィルムとを交互に積層した後に加熱加圧成形する方法が挙げられる。
熱硬化性樹脂と繊維とを複合化させて熱硬化性樹脂成形体40を得る方法についても、特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種方法を使用可能である。熱硬化性樹脂成形体40の製造には、熱硬化性樹脂と繊維とを複合化させたプリプレグを用いてもよい。
次に、樹脂接合体の製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下において、樹脂接合体の実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略することがある。また、各図における部材の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
図2は、第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱可塑性樹脂成形体20と、表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部30を有する熱硬化性樹脂成形体40とが準備される。熱可塑性樹脂成形体20及び熱硬化性樹脂成形体40を準備する方法は特に限定されるものではなく、後述の、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40とを接合する工程を実施する者が自身で作製してもよいし、熱可塑性樹脂成形体20及び熱硬化性樹脂成形体40を購入等により入手してもよい。熱可塑性樹脂成形体20及び熱硬化性樹脂成形体40を作製するために用いられる材料、方法等は上述の通りである。
図2において、熱硬化性樹脂成形体40の表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部30の形状は、シート状とされている。
第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着して、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40とを接合することで樹脂接合体10が製造される。
熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着させて熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40とを接合する方法としては特に限定されるものではなく、公知の各種溶着方法を使用可能である。本実施形態において用いることのできる溶着方法としては、例えば、超音波溶着、振動溶着、誘導溶着、高周波溶着、レーザー溶着、熱溶着及びスピン溶着が挙げられる。これらの中でも、超音波溶着及び振動溶着が好ましい。
溶着方法として振動溶着を用いることにより、樹脂接合体の強度がより向上する。一方、溶着方法として超音波溶着を用いることにより、接合される熱可塑性樹脂成形体及び熱硬化性樹脂成形体の設計及び構造の自由度が高くなる。
振動溶着は、溶着させる熱可塑性樹脂成形体及び熱硬化性樹脂成形体に対してプレス機等を用いて荷重をかけた状態で、熱可塑性樹脂成形体及び熱硬化性樹脂成形体の一方を熱可塑性樹脂成形体及び熱硬化性樹脂成形体の接触面に対して水平方向に振動させ、それによって発生する摩擦熱を利用して溶着する方法である。
一方、超音波溶着は、超音波発振器によって電気エネルギーを振動エネルギーに変換し、この振動エネルギーを接触させた状態の熱可塑性樹脂成形体及び熱硬化性樹脂成形体の接触面に付与することで当該接触面に発生した摩擦熱を利用して溶着する方法である。
第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は特に限定されない。図2では熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は一つとされているが、二つ以上であってもよく、必要とされる熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度に合わせて熱可塑性樹脂部30の数を選択することができる。
また、熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数を二つ以上とすることで、熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着する際に生ずるバリ(熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40とを溶着により接合する際に生ずる余剰の熱可塑性樹脂)が熱硬化性樹脂成形体40と熱可塑性樹脂成形体20との間に介在し、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度がより向上する。
図3は、第1実施形態に係る樹脂接合体の製造方法の変形例を説明するための断面図である。図3に示すように、熱可塑性樹脂部30は、熱硬化性樹脂成形体40の表面から突出するように設けられていてもよい。
図4は、第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱可塑性樹脂部30が、熱硬化性樹脂成形体40に埋設されたアンカー部32と、熱硬化性樹脂成形体40の表面の一部に露出し熱可塑性樹脂成形体20と溶着される接合部34と、アンカー部32と接合部34とを連結する連結部36とを有する構成とされている。
第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、接合部34が連結部36を介して熱硬化性樹脂成形体40に埋設されたアンカー部32と連結されているため、熱可塑性樹脂部30が熱硬化性樹脂成形体40から脱離しにくい。そのため、熱可塑性樹脂部30の熱硬化性樹脂成形体40からの剥離強度が向上し、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度が向上する。
第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法における溶着方法としては、超音波溶着及び振動溶着が好ましく、振動溶着がより好ましい。
第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は特に限定されない。図4では熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は一つとされているが、二つ以上であってもよく、必要とされる熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度に合わせて熱可塑性樹脂部30の数を選択することができる。
また、熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数を二つ以上とすることで、熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着する際に生ずるバリが熱硬化性樹脂成形体40と熱可塑性樹脂成形体20との間に介在し、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度がより向上する。
図5は、第2実施形態に係る樹脂接合体の製造方法の変形例を説明するための断面図である。図5に示すように、熱可塑性樹脂部30における接合部34は、熱硬化性樹脂成形体40の表面から突出するように設けられていてもよい。
図6は、第3実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。第3実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱可塑性樹脂部30が、熱硬化性樹脂成形体40に埋設されたアンカー部32と、アンカー部32から熱硬化性樹脂成形体40の表面に向けて表面から突出するように設けられた突出部38とを有する構成とされている。
そのため、熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着して熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40とを接合するときには、突出部38の先端が熱可塑性樹脂成形体20と接触する。突出部38の先端が熱可塑性樹脂成形体20と接触した状態で、例えば振動溶着を実施すると、突出部38の先端が摩擦により発熱しやすいため発熱効率が向上し、突出部38と熱可塑性樹脂成形体20とが容易に接合される。そのため、作業性及び溶着性が向上する。
熱硬化性樹脂成形体40の熱可塑性樹脂成形体20との接合面と直交する方向から見たときの突出部38の面積は、熱硬化性樹脂成形体40の熱可塑性樹脂成形体20との接合面と直交する方向から見たときのアンカー部32の面積よりも小さいことが好ましい。突出部38の面積を小さくすることで、突出部38の先端が熱可塑性樹脂成形体20と接触した状態で、例えば振動溶着を実施する際に、突出部38と熱可塑性樹脂成形体20との接触圧力をより高くすることができ、発熱効率がより向上する。
さらに、熱可塑性樹脂部30が、熱硬化性樹脂成形体40に埋設されたアンカー部32を有するため、熱可塑性樹脂部30が熱硬化性樹脂成形体40から脱離しにくい。そのため、熱可塑性樹脂部30の熱硬化性樹脂成形体40からの剥離強度が向上し、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度が向上する。
第3実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は特に限定されない。図6では熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数は一つとされているが、二つ以上であってもよく、必要とされる熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度に合わせて熱可塑性樹脂部30の数を選択することができる。
熱硬化性樹脂成形体40に設けられる熱可塑性樹脂部30の数を二つ以上とすることで、熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着する際に生ずるバリが熱硬化性樹脂成形体40と熱可塑性樹脂成形体20との間に介在し、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との接合強度がより向上する。
第3実施形態に係る樹脂接合体の製造方法における溶着方法としては、振動溶着が好ましい。
図7は、第4実施形態に係る樹脂接合体の製造方法を説明するための断面図である。第4実施形態に係る樹脂接合体の製造方法においては、熱硬化性樹脂成形体40の表面の熱可塑性樹脂部30の露出した部分の周囲に、溝部42が設けられた構成とされている。
溝部42の大きさは特に限定されるものではない。熱可塑性樹脂成形体20と熱可塑性樹脂部30とを溶着する際の、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40との溶かし込み量から熱可塑性樹脂のバリの発生量を見積もり、バリの発生量に合わせて溝部42の体積を設定することで、発生したバリの大部分が溝部42に充填される。そのため、熱可塑性樹脂成形体20と熱硬化性樹脂成形体40とが接合した箇所に生ずるバリの発生量がより軽減されるため望ましい。
第4実施形態に係る樹脂接合体の製造方法では、熱可塑性樹脂部30がアンカー部32と突出部38とを有する構成とされているが、熱可塑性樹脂部30の構成は特に限定されるものではない。
<車両用構造体>
本実施形態に係る車両用構造体は、上述した本実施形態に係る樹脂接合体を有するものである。本実施形態に係る車両用構造体の種類は特に限定されるものではなく、例えば、サイドドア、フード、ルーフ、バックドア、ラゲージドア、バンパ及びクラッシュボックスが挙げられる。
一般に、熱可塑性樹脂成形体に比較して熱硬化性樹脂成形体の方が表面平滑性に優れるため、例えば、本実施形態に係る樹脂接合体を用いて車両用構造体としてドアを形成する場合、樹脂接合体のうちの熱硬化性樹脂成形体でドアの表側が構成されることが好ましい。
本実施形態に係る車両用構造体によれば、要求される特性に応じて部分毎に好適な樹脂材料を組み合わせて樹脂製の車両用構造体を構成することが可能となる。そのため、本実施形態に係る車両用構造体によれは、複数種の樹脂(マルチマテリアル)を併用する次世代の車両を実現可能となる。
以下、実施例に基づき、本実施形態をより具体的に説明するが、本実施形態は以下の実施例に限定されるものではない。
(試験片の準備)
熱硬化性樹脂として、東レ株式会社製CFRP(連続繊維プリプレグ材)3K綾材を用いた。熱可塑性樹脂として、東レ株式会社製CFRTP(ランダム材)を用いた。
・熱可塑性樹脂成形体の準備
熱可塑性樹脂を用いて長さ100mm、幅25mm、厚さ3mmの熱可塑性樹脂成形体を形成した。
・熱硬化性樹脂成形体の準備
熱可塑性樹脂を用いて長さ10mm、幅5mm、厚さ3mmの熱可塑性樹脂部を2つ形成した。この熱可塑性樹脂部の表面にコロナ放電処理を施した。
熱硬化性樹脂とこの熱可塑性樹脂部とを用い、熱硬化性樹脂成形体の硬化前の前駆体を形成し、オーブンで135℃で2時間加熱し、次いでオートクレーブで135℃、0.4MPaの条件で2時間加熱加圧し、熱硬化性樹脂成形体を得た。熱硬化性樹脂成形体の大きさは長さ100mm、幅25mm、厚さ3mmとした。熱硬化性樹脂成形体の端部には、2つの熱可塑性樹脂部がその長さ方向を熱硬化性樹脂成形体の長さ方向と平行に、5mmの間隔で配置した。熱可塑性樹脂部の熱硬化性樹脂成形体からの突出量は、1mmとした。
(振動溶着)
得られた熱可塑性樹脂成形体及び熱硬化性樹脂成形体を、25±2℃に管理された部屋で10日以上保管後、溶着試験に供した。
振動溶着機として、ブランソン MICRO PPL(日本エマソン株式会社)を用いた。
熱可塑性樹脂成形体と熱硬化性樹脂成形体の熱可塑性樹脂部とを接触させ、振動溶着を実施し、樹脂接合体を作製した。溶着条件としては、振動振幅を1.8mmとし、加圧を0.75MPaとし、溶け込み寸法を1.0mmとした。
(せん断強度測定)
株式会社島津製作所製 オートグラフ AG−X100KNを用い、せん断試験を実施したところ、せん断強度は21.9MPaであり、優れた接合強度を示すことがわかった。
10 樹脂接合体
20 熱可塑性樹脂成形体
30 熱可塑性樹脂部
32 アンカー部
34 接合部
36 連結部
38 突出部
40 熱硬化性樹脂成形体
42 溝部

Claims (10)

  1. 熱可塑性樹脂成形体と、表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を有する熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂部と、が溶着により接合してなり、
    前記熱可塑性樹脂部が、前記熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部と、前記アンカー部から前記熱硬化性樹脂成形体の表面に向けて前記表面から突出するように設けられた突出部とを有し、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記突出部の面積は、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記アンカー部の面積よりも小さい樹脂接合体。
  2. 前記熱可塑性樹脂成形体が、繊維を含む請求項1に記載の樹脂接合体。
  3. 前記熱可塑性樹脂部が、繊維を含む請求項1又は請求項2に記載の樹脂接合体。
  4. 前記熱硬化性樹脂成形体が、前記熱可塑性樹脂部を二つ以上有する請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の樹脂接合体。
  5. 熱可塑性樹脂成形体を準備する工程と、
    表面の一部に露出して設けられた熱可塑性樹脂部を有する熱硬化性樹脂成形体を準備する工程と、
    前記熱可塑性樹脂成形体と前記熱可塑性樹脂部とを溶着して、前記熱可塑性樹脂成形体と前記熱硬化性樹脂成形体とを接合する工程と、
    を有し、
    前記熱可塑性樹脂部が、前記熱硬化性樹脂成形体に埋設されたアンカー部と、前記アンカー部から前記熱硬化性樹脂成形体の表面に向けて前記表面から突出するように設けられた突出部とを有し、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記突出部の面積は、前記熱硬化性樹脂成形体の前記熱可塑性樹脂成形体との接合面と直交する方向から見たときの前記アンカー部の面積よりも小さい樹脂接合体の製造方法。
  6. 前記熱可塑性樹脂成形体が、繊維を含む請求項に記載の樹脂接合体の製造方法。
  7. 前記熱可塑性樹脂部が、繊維を含む請求項又は請求項に記載の樹脂接合体の製造方法。
  8. 前記熱硬化性樹脂成形体が、前記熱可塑性樹脂部を二つ以上有する請求項〜請求項のいずれか1項に記載の樹脂接合体の製造方法。
  9. 前記熱硬化性樹脂成形体の表面の前記熱可塑性樹脂部の露出した部分の周囲に、溝部が設けられている請求項〜請求項のいずれか1項に記載の樹脂接合体の製造方法。
  10. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の樹脂接合体を有する車両用構造体。
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