JP6340544B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は食器類を洗浄する食器洗い機に関するもので、特に食器が載置される食器かごに関するものである。
従来、一般的な食器洗い機は、洗浄水を加熱しながら洗浄ノズルより食器類に向けて噴射して食器類を洗浄する。以下に、一般的な食器洗い機の構成について、図12を用いて説明する。図12は、従来の食器洗い機の側面断面図である。
図12に示すように、従来の食器洗い機は、少なくとも、筐体1と、洗浄槽2と、給水弁3と、洗浄ポンプ5と、洗浄ノズル7と、ヒータ8と、食器かご10と、排水ポンプ11などから構成されている。食器洗い機の本体の前面に、開閉して食器類9を出し入れする扉体1aが設けられている。洗浄槽2は、食器洗い機の内部に設けられ、給水弁3により水または湯が供給されるように構成されている。また、洗浄槽2の底部に排水孔4が設けられている。洗浄ポンプ5は、排水孔4に連通して取り付けられ、モータによって駆動される。洗浄ポンプ5は、洗浄水を洗浄ノズル7から噴射させて洗浄槽2の内部に循環させる。また、食器類9から洗い落とされた残菜を捕集する残菜フィルタ6が排水孔4に設けられている。なお、洗浄槽2内に収容された食器類9などの被洗浄物の洗浄およびすすぎステップで用いられる液体を洗浄水と称して説明する。
具体的には、まず、洗浄槽2内に供給され、貯留された洗浄水は、残菜フィルタ6を通過して洗浄ポンプ5に吸い込まれる。吸い込まれた洗浄水は、洗浄ポンプ5により洗浄槽2内に設けられた洗浄ノズル7に圧送される。供給された洗浄水は、洗浄ノズル7から食器類9に向けて噴射される。そして、洗浄ノズル7から噴射された洗浄水は、食器類9を洗浄した後、再び排水孔4に戻るという経路で循環する。このとき、食器類9から脱落した残菜などは、洗浄水とともに残菜フィルタ6に流入する。そして、残菜フィルタ6を通過できない大きさの残菜は残菜フィルタ6に捕集される。
また、ヒータ8は、洗浄ノズル7と洗浄槽2の底部との間に配設され、洗浄水を加熱する。具体的には、ヒータ8は、洗浄時において、洗浄水が洗浄槽2に所定の水位まで給水されると洗浄ポンプ5の起動とほぼ同時に通電される。そして、洗浄水は洗浄槽2内を循環しながら約60℃まで加熱される。また、食器かご10は、食器類9を整然と配置するように構成され、洗浄ノズル7の上方に配設されている。これにより、食器洗い機は、食器かご10に配置された食器類9に対して、洗浄水を効果的に食器類9に噴射して効率的に洗浄を行う。また、排水ポンプ11は、排水ホース12を通して洗浄水を機外に排出する。
さらに、食器洗い機の本体の底部に、外気を洗浄槽2に取り入れる送風ファン13と、一連の洗浄運転を制御して実行する制御装置15が設けられている。また、洗浄水の温度を検知するサーミスタ14が排水孔4の外側に配設されている。
以上のように構成された食器洗い機の運転について簡単に説明する。食器洗い機の運転は制御装置15により制御される。
まず、食器類9に付着した食品の汚染物を洗い落とす洗浄ステップを行う。洗浄ステップでは、洗浄槽2内に事前に投入された洗剤を溶かしながら、洗剤を含んだ洗浄水を洗浄ノズル7から噴射し、食器類9に付着した汚染物を洗い落とす。その後、きれいな水に入
れ替えて、食器類9に付着した洗剤などをすすぐすすぎステップを行う。次に、さらに衛生的に仕上げるために、70℃〜80℃の高温のきれいな加熱水ですすぐ加熱すすぎステップを行う。加熱すすぎステップの次に乾燥ステップを行う。乾燥ステップでは外気を送風ファン13により洗浄槽2内に取り入れる。そして、取り入れた外気をヒータ8により加熱して暖めた後、食器類9の間を流す。これにより、食器類9に付着した水滴を乾かして食器類9を乾燥させる。
このような従来の食器洗い機において、ワイヤ製の食器かごに樹脂製の食器かごを組み合わせ、着脱可能とするとともに、さまざまな形状の食器をセットできるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図13は、従来の食器洗い機の食器かごの斜視図である。
食器かご10は、図13に示すように、ワイヤにより格子状の枠体10aに構成されている。そして、一部の領域を皿類が横向きに立てて戴置される皿類セット部16として、ワイヤを上部に突出させて皿類を前後から支持する支持ピン16aが形成されている。食器かご10は、洗浄ノズル7により噴射された洗浄水を食器類9に効率よく当てるため、格子形状で隙間をなるべく大きくした構成となっている。さらに、碗類や皿類を戴置するため樹脂製のセットかご17が着脱可能に取り付けられている。セットかご17は左右に複数の突起形状などからなる支持ピン18が数多く配置され、さまざまな形状の碗類や皿類を載置可能に構成されている。使用者がセットかご17に碗類を載置する場合、複数の支持ピン18を利用して支持位置を変えることにより、さまざまな形状の食器を安定して載置できる。
また、図14は、他の従来の食器洗い機の食器かごの斜視図である。この従来の食器洗い機は、手前の支持ピン19を、奥の支持ピン20よりも低くすることで、食器の前方からの載置性を向上させている(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−215233号公報 特開2007−282754号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の構成では、食器洗い機の前方から見て、皿類セット部に皿類が平行になるように戴置され、2列に並んだ複数の同じ長さの支持ピンがそれぞれ前後の斜め上方に広がるように配列されている。使用者が前方から食器類を戴置しようとしたとき、前側に広がるように配列された手前の長い支持ピンが邪魔になり、食器のセット性を低下させるという課題があった。
これに対し、特許文献2に記載された従来の構成では、手前の支持ピンを低くしている。しかしながら、直立した支持ピンであるため、支持ピンが短くなることで、食器の誘導距離が短くなるという課題と、食器の高台側の支持位置が左右で異なるため片方でしか支持できなくなり、食器類を戴置したときの安定性が損なわれるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、食器かごのセット部に設けられた、食器類を支持する支持ピンの長さと角度を工夫することで、食器類をセット部に導く誘導性を損なうことなく食器類の安定性をよくし、食器かごのセット性を向上した使い勝手のよい食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、筐体と、前記筐体内に設けられる洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ、食器類が戴置される食器かごとを備え、前記食器かごは、食器の種類によって区分されたセット部を有し、前記セット部のうち少なくとも1つは、横向きに立てた前記食器類を下から支える支持部と、前記食器類が倒れないように支持する支持ピンとを有する。さらに、前記支持ピンは、2列に並んだ複数の支持ピンが互いに斜め上方に広がるように配列され、前記2列の支持ピンのうち、一方の列の支持ピンは、所定寸法の長さを有し、所定の角度で斜め上方に広がるように設けられ、他方の列の支持ピンは、前記所定の角度より大きい角度で反対の斜め上方により大きく広がるように設けられたものである。
これにより、食器かごは、他方の列の支持ピンが大きく傾斜することで高さが低くなるとともに広がるため、その支持ピンが食器の持ち込みを邪魔することがない。そして、食器類をセットする際にも安定して載置可能にし、セット性を向上することができる。
本発明の食器洗い機は、使用者が食器かごに食器類を戴置するときに、林立する支持ピンに邪魔されることなく食器類を誘導するとともに安定して載置できるものであり、食器のセット性を向上した使い勝手がよいものとなる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図 本実施の形態における食器洗い機の食器かごの斜視図 本実施の形態における食器洗い機の食器かごの平面図 本実施の形態における食器洗い機のセットかごの平面図 本実施の形態における食器洗い機のセットかごの斜視図 本実施の形態における食器洗い機のセットかごの斜視図 本実施の形態における食器洗い機のセットかごの要部斜視図 本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の平面図 (a)本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の斜視図(b)本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の斜視図 本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の側面図 本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の側面図 従来の食器洗い機の側面断面図 従来の食器洗い機の食器かごの斜視図 従来の食器洗い機のセットかごの平面図
第1の発明の食器洗い機は、筐体と、前記筐体の前面に設けられた扉体と、前記筐体内に設けられる洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ、食器類が戴置される食器かごとを備え、前記食器かごは、食器の種類によって区分されたセット部を有し、前記セット部のうち少なくとも1つは、横向きに立てた前記食器類を下から支える支持部と、前記食器類が倒れないように支持する支持ピンとを有する。さらに、前記支持ピンは、2列に並んだ複数
の支持ピンが互いに斜め上方に広がるように配列され、前記2列の支持ピンのうち、一方の列の支持ピンは、所定寸法の長さを有し、所定の角度で斜め上方に広がるとともに、上方から見て前記食器類の高台方向に傾斜するように設けられ、他方の列の支持ピンは、前記所定の角度より大きい角度で反対の斜め上方により大きく広がるとともに、上方から見て前記食器類の口部方向に傾斜するように設けられたものである。
これにより、他方の列の支持ピンが大きく傾斜することで高さが低くなるとともに広がるため、その支持ピンに邪魔されることなく、食器類をセットすることができる。そして、2列の支持ピンで異なる高さの支持点を安定して支持することができる。このようにして、食器類を安定して載置可能にし、セット性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記少なくとも1つのセット部において、前記他方の列の支持ピンは、前記所定寸法より短い長さを有するものである。これにより、他方の列の支持ピンの高さがより低くなることで、その支持ピンに邪魔されることなく、食器類をセットすることができる。また、長さが短くても前方に大きく傾斜しているため、食器類を戴置するときの誘導部としての役割を損なうことがない。
の発明は、第1または第2の発明において、前記少なくとも1つのセット部は、横向きに立てた前記食器類が、前記扉体が設けられた前方から見て平行になるように戴置され、前記一方の支持ピンは前記洗浄槽の奥側に形成され、前記他方の支持ピンは前記洗浄槽の手前側に形成されたものである。これにより、使用者は、前記食器類を前面から戴置するときに、食器類をあまり持ち上げなくても他方の列の支持ピンに邪魔されることなく、容易に戴置することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態における食器洗い機の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図で、キッチンカウンタなどの上に設置される卓上型食器洗い機である。なお、図13を用いて説明した従来の食器洗い機と構成は基本的に同じであり、同一符号を付して説明を省略する。以降の説明については、本実施の形態のポイントである食器洗い機に備えられた食器かごについて詳細に説明する。
図2は、本実施の形態における食器洗い機の食器かごの斜視図である。図3は、本実施の形態における食器洗い機の食器かごの平面図である。図4は、本実施の形態における食器洗い機のセットかごの平面図である。図5と図6は、本実施の形態における食器洗い機のセットかごの斜視図である。図7は、本実施の形態における食器洗い機のセットかごの要部斜視図である。なお、図3から図7に食器類9の種類を例示する。食器類9には、鉢類A、中皿類B、小皿類C、コップ類D、碗類Eおよび大皿類Fが含まれる。コップ類Dには図示しない湯飲み茶碗なども含まれる。また、図示しないが、箸やスプーン、フォークなどの細長いカトラリー類G、猪口などの小物類J、および包丁Kなども含まれる。なお、皿で区別した大きさの違いは、洗浄槽2に収容できる範囲での相対的な大きさの違いであるとともに、厳密に区別されるものではない。
図2と図3において、食器かご23は、ワイヤで構成された枠体24と、枠体24に着脱可能に構成され、樹脂で一体に形成されたセットかご25と、カトラリー類を立てて収
容できる小物入れ26とで構成される。食器洗い機は、矢印Xに示される方向が扉体1aが設けられた前方であり、食器かご23は洗浄槽2から矢印X方向に引き出される。
図4から図6において、セットかご25は、縦方向の縦桟25aや横方向の横桟25bなどが組み合わせられた枠体が樹脂で一体に構成され、食器の種類によって区分された複数のセット部を有する。セットかご25は、例えば、鉢類Aのセット部27と、中皿類Bのセット部28aと、カトラリー類Gや猪口などのセット部28bと、小皿類Cとコップ類Dのいずれでも戴置できるセット部29とを有している。碗類Eは鉢類Aと類似形状であり、セット部27に戴置される。また、図2と図3において、枠体24でセットかご25と小物入れ26が設けられない領域は、大皿類Fのセット部24aである。鉢類A、中皿類B、小皿類C、碗類E、大皿類Fは横向きに立てて載置される。コップ類Dは飲み口を下に向け、伏せて載置される。
まず、図4と図7を参照しながら、セット部27に鉢類Aまたは碗類Eが戴置される状態を具体的に説明する。セット部27は、対向する2本の横桟25bで構成される支持部材30と、これら複数の支持部材30を連結するように複数列形成されるリブ31とで構成される。図7において、支持部材30は、横向きに立てて載置される碗類Eの口部となる外周の2ヶ所を下から支持する支持部30aと、支持部30aに立設された支持ピン30bとから構成される。1つの碗類Eは、2列の支持部材30により支持点P1、P2それぞれ2ヶ所の計4点で支持される。碗類Eの口部側となる1列目の支持ピン30bは、支持部30aとともに碗類Eの口部となる外周の下側の2ヶ所をそれぞれ支持点P1で前方から支持する。2列目の支持ピン30bは、支持点P2で碗類Eを後方から支持する。
リブ31の中央部31aは食器の高台形状を模した凸となっており、リブ31は、上方から見ると、載置される鉢類Aや碗類Eの断面形状を模した誘導形状部となっている。使用者は、この形状によりセット部27に戴置できる食器類9が類似形状の鉢類Aまたは碗類Eであり、戴置すべき向きもリブ31で示される向きであることが直感的に認識できる。
次に、図4から図6において、セット部29に小皿類Cとコップ類Dが戴置される。すなわち、セット部29には、形状も戴置方法も異なる2つの食器類が1つの領域に戴置される。まず、小皿類Cの戴置について説明する。セット部29は、支持部材30とは異なる対向する2本の横桟25bで構成される。セット部29は、横向きに立てて載置される小皿類Cの外周の2ヶ所を下から支持する支持部32と、支持部32上に形成され、小皿類Cを後方から支持する支持ピン32aと、支持ピン32aより短く前方から支持する支持ピン32bとから構成される。縦桟25aで構成されるリブ33は、支持部32を梯子状に連結する。図5に示すように、リブ33は、下側中央部が下方に膨らむ円弧状に形成されており、側方から見ると、載置される小皿類Cの外周の輪郭形状を模した誘導形状部となっている。
つぎに、コップ類Dの戴置について説明する。セット部29は、支持部32とリブ33に加え、立設された支持ピン34とリング状リブ35とで構成されている。リブ33は一方に傾斜しており、コップ類Dを支持ピン34に被せるように伏せると、コップ類Dは少し傾いて支持ピン34に内側から支持されて安定して載置される。このとき、リブ33が、コップ類Dの支持部となり、上述した小皿類Cの誘導形状部とを兼ねる。また、支持ピン34とリング状リブ35とは2本のリブ33の間に中間リブ33aを含んで1つ置きに形成され、コップ類Dの戴置位置として明示する。このリング状リブ35は、上方から見ると、載置されるコップ類Dの開口部の輪郭形状または胴部の横断面形状を模した誘導形状部となっている。
また、図4から図6において、中皿類Bのセット部28aは中皿類Bの外周を下から支持する支持部材36上に後方から支持する支持ピン37と前方から支持する支持ピン38とから構成される。支持ピン37を連結するリブ39は中央部が下方に膨らむ円弧状に形成され、リブ39は載置される中皿類Bの輪郭形状を模した誘導形状部となっている。
さらに、大皿類Fの戴置について説明する。図8は、本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の平面図である。図9(a)(b)は、本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の斜視図である。図10と図11は、本実施の形態における食器洗い機の食器かごの枠体の側面図で、図10は大皿類Fが戴置されつつある状態を示し、図11は大皿類Fが戴置された状態を示す。なお、図10と図11では、従来との比較のために従来の前支持ピンを破線で示す。図8から図11において、大皿類Fのセット部24aは、大皿類Fの外周を下から支持する支持部40と、支持部40に設けられ、大皿類Fを前後から支持する支持ピン41とで構成される。大皿類Fは、食器洗い機の前方から見て平行になるように戴置される。
支持部40は2本の横桟で構成され、洗浄槽2の手前側の前支持部40aと奥側の後支持部40bとを有する。複数の支持ピン41は、前支持ピン41aと後支持ピン41bとがそれぞれ前支持部40aと後支持部40bに沿って2列で構成される。前支持ピン41aと後支持ピン41bとは、互いに斜め上方に広がるように配列される。後支持ピン41bは所定寸法の長さL1を有し、鉛直に対して所定の角度θ1で洗浄槽2の奥側へ斜め上方に広がるように設けられる。前支持ピン41aは、所定寸法より短い長さL2を有し、所定の角度θ1より大きい角度θ2で手前側へ斜め上方に、より大きく広がるように設けられる。この構成により、前支持ピン41aは、手前方向に大きく傾斜し、先端の高さは後支持ピン41bより低くなっている。
さらに、図8に示すように、上方から見て、後支持ピン41bは大皿類Fの高台方向に角度α1だけ傾斜し、前支持ピン41aは大皿類Fの口部方向に角度α2だけ傾斜している。なお、従来の食器かごの構成では、これらの支持ピンは、いずれも高台方向に傾斜していた。
図10において、大皿類Fは、矢印Zのように、使用者により前方から持ち込まれる。そして、図11において、大皿類Fは、支持点P3で前支持部40aと後支持部40bとにより外周を下から支持される。支持点P3では、大皿類Fの外周、すなわち口部は、図では大皿類Fにより見えない一つ向こう側の支持ピン41によっても支持される。そして、高台側に倒れないように、支持点P4で後支持ピン41bにより支持され、支持点P5で前支持ピン41aにより支持される。
以上のように構成された食器洗い機について、以下その動作、作用を説明する。使用者は、食器類9を食器かご23に載置するときに戴置位置を確認する。このとき、セットかご25は、鉢類A、小皿類C、コップ類D、中皿類Bの戴置位置にそれぞれの食器を模したリブ31、33、35、39を誘導形状部として有するため、使用者は直感的に戴置位置や戴置方向を認識することができる。これにより、食器の載置時間を短縮することができる。
次に、大皿類Fのセット部24aについて説明する。使用者は、食器類9を食器かご23に前面から戴置する。このとき、大皿類Fのセット部24aでは、図10に示すように、手前側にある前支持ピン41aは、手前側に向けて大きく傾斜して構成され、先端の高さが低い。これにより、使用者は、大皿類Fをあまり持ち上げなくても前支持ピン41aに邪魔されることなく、容易に戴置することができる。
また、前支持ピン41aは、後支持ピン41bより短いが手前側に向けて傾斜する角度が大きく、先端は使用者の手元に近づいている。これにより、前支持ピン41aは、大皿類Fを戴置するための誘導部としての役割を損なうことなく、大皿類Fを支持ピン41の間にスムーズに導くことができる。また、前支持ピン41aの先端部を食器かご23の前端部に近づくようにできるため、大皿類Fを導く誘導開始位置を広げることができる。
さらに、図9から図11に示すように、前支持ピン41aが後支持ピン41bより広がっていると、前支持ピン41aが大皿類Fの後を支持する位置が低くなる。そうすると、後支持ピン41bは高台に当接して支持するが、前支持ピン41aは高台を外れて大皿類Fの口部に近い裏面に当接しないと支持することができない。本実施の形態では、セット部24aを上方から見ると、後支持ピン41bは大皿類Fの高台方向に傾斜し、前支持ピン41aは口部方向に傾斜している。この構成により、後支持ピン41bは従来と同様に高台に当接し、前支持ピン41aは大皿類Fの口部に近い裏面に当接する。これにより、前支持ピン41aと後支持ピン41bとにより異なる高さの支持点を支持し、大皿類Fが倒れたり転がったりしないように安定して支持することができる。
なお、本実施の形態では、前支持ピン41aを後支持ピン41bより長さを短くし、傾斜角度を大きくして広がるように構成したが、同じ長さで構成してもよい。前支持ピン41aの長さが後支持ピン41bと同じも、傾斜角度が大きいため先端の高さは低く、邪魔になりにくい。また、食器類を戴置するときの誘導部としては、より手前から誘導することができる。
また、本実施の形態では、大皿類Fのセット部24aにおいて、支持部40は横桟を用いて横向きに立てた大皿類Fが、食器洗い機の前方から見て平行になるように戴置され、後支持ピン41bは洗浄槽2の奥側に形成され、前支持ピン41aは洗浄槽2の手前側に形成されるようにしたが、これに限られない。例えば、支持部40は縦桟を用いて横向きに立てた食器類9が、食器洗い機の側方から見て平行になるように戴置されてもよい。このとき、前支持ピン41aは、食器類9が使用者により戴置されるときに、主に持ち込まれる側に設けられることが望ましい。そうすれば、使用者は、食器類9をあまり持ち上げなくても前支持ピン41aに邪魔されることなく、容易に戴置することができる。
また、各支持ピンの角度は、食器かごのデザインや載置する食器の種類などに合わせて変更してもよい。また、本実施の形態では、食器かご23の枠体24をワイヤで形成したが、樹脂や金属で形成してもよい。
さらに、本実施の形態では、前支持ピンと後支持ピンとの角度を異なるようにし、支持点を異なるようにして安定的に支持するようにしたが、角度の変更に限定されるものではなく、支持ピンの形状で食器類の支持点を異なるようにしてもよく、安定して支持できるのであればよい。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、前面からの食器セット部において、手前側にある支持ピンが手前側に向けて傾斜する角度を、奥側にある支持ピンが奥側に向けて傾斜する角度より大きく構成することで、手前側の支持ピンの高さを低くする。また、上方から見て、奥側の支持ピンは食器類の高台方向に傾斜し、手前側の支持ピンは口部方向に傾斜するように構成することで、食器類のセット性を向上し、安定した戴置ができるので、食器洗い機や食器洗い乾燥機などに設置される食器かごに有用である。
1 筐体
2 洗浄槽
9 食器類
10 食器かご
16 皿類セット部
23 食器かご
24 枠体
24a セット部
25 セットかご
25a 縦桟
25b 横桟
26 小物入れ
27 セット部
28a セット部
28b セット部
29 セット部
40 支持部
40a 前支持部
40b 後支持部
41 支持ピン
41a 前支持ピン
41b 後支持ピン
A 鉢類
B 中皿類
C 小皿類
D コップ類
E 碗類
F 大皿類
L1、L2 長さ
P3、P4、P5 支持点
α1、α2、θ1、θ2 角度

Claims (3)

  1. 筐体と、前記筐体の前面に設けられた扉体と、前記筐体内に設けられる洗浄槽と、前記洗浄槽内に設けられ、食器類が戴置される食器かごとを備え、前記食器かごは、食器の種類によって区分されたセット部を有し、前記セット部のうち少なくとも1つは、横向きに立てた前記食器類を下から支える支持部と、前記食器類が倒れないように支持する支持ピンとを有し、前記支持ピンは、2列に並んだ複数の支持ピンが互いに斜め上方に広がるように配列され、前記2列の支持ピンのうち、一方の列の支持ピンは、所定寸法の長さを有し、所定の角度で斜め上方に広がるとともに、上方から見て前記食器類の高台方向に傾斜するように設けられ、他方の列の支持ピンは、前記所定の角度より大きい角度で反対の斜め上方により大きく広がるとともに、上方から見て前記食器類の口部方向に傾斜するように設けられた食器洗い機。
  2. 前記少なくとも1つのセット部において、前記他方の列の支持ピンは、前記所定寸法より短い長さを有する請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記少なくとも1つのセット部は、横向きに立てた前記食器類が、前記扉体が設けられた前方から見て平行になるように戴置され、前記一方の支持ピンは前記洗浄槽の奥側に形成され、前記他方の支持ピンは前記洗浄槽の手前側に形成された請求項1または2記載の食器洗い機。
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