JP6338390B2 - 羽根車 - Google Patents

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Description

本発明は、羽根車に関する。
従来、羽根車の一種であるシロッコファンは、一組の面板(側板)と、面板間の円周方向に添い、かつ間隔を置いて設けた多数の羽根材から構成される。通常の製造構造は、例えば、A. 一枚板を、プレス加工で絞り成形する構造、B. リングに羽根材を捲締め、側板を捲締め加工する構造、或いはC. リングに羽根材を差込み、一方向に折曲げて、この折曲箇所を溶接加工し、強度を確保し、面板を溶接加工する構造、等で行われている。また、二つ(例えば、主に、左右)の吹出口(吹出方向)を有する構造では、同種等の二つのシロッコファンを、必要により、中間部材を介在して、併設する構造である(図20〜図22を参照)。
A.〜C.構造の如く、差込み、溶接加工する構造では、複数の工程となり、作業の煩雑化と、手間を要すること、又はコストの上昇を招来すること、等の改良点があった。また、同種等の二つのシロッコファンを組付ける構造では、シロッコファンの長手方向寸法が広くなり、装置の大型化と作業の複雑化、手間を要すること、又はコストの上昇を招来すること、等の改良点があった。
また、A.構造のシロッコファンとして、例えば、文献1に示した特開2011−190815号公報の発明が挙げられる。段落[0001]に記載の如く、「金属板の切り起こしによって形成される複数の羽根を周方向に等間隔に配列して成るレンジフード用シロッコファン」である。
その他の羽根車として、例えば、文献2に示した特開2013−117233号公報に記載のターボファンが挙げられる。この発明は、側板に羽根材を1枚1枚溶接する加工方法が示されている。このように、多数の羽根材を溶接する場合には、複数の工程となり、時間と工数を要し、非能率であること、コストの上昇を招来すること、等の改良点が挙げられる。
特開2011−190815号公報 特開2013−117233号公報
文献1は、金属板の切り起こしによって形成される複数の羽根の構造であり、本発明の如く、折曲加工により、面板を取付ける構造とは、異なる。尚、前記C.の機種のシロッコファンは、文献として挙げないが、本発明と類似点がある。しかし、本発明が意図する、例えば、溶接レスを達成する折曲加工と、また、二つの吹出口を有する構造と、に関する先行技術ではない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、溶接を用いることなく(溶接レスで)、羽根車を製造すること、又は面板に羽根車を取付ける構造を提案することで、羽根材に起因するビビリ音を無くすとともに、ガタ付き防止を図ること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る羽根車は、
送風機に回転自在に設けられるシロッコファンの羽根車において、
円盤状の対の第1面板と第2面板を設け、この第1面板とこの第2面板との中間位置に設けられ、かつ該第1面板と該第2面板とを仕切る円板形状の支持材と、
この支持板に、その外縁から内縁に向かって交互に設けたスリット、及び切欠きと、
前記第1面板と前記第2面板の円周方向に等間隔で配置された羽根材と、
を備え、
前記スリットと前記切欠きとの間には、外周突起部が複数形成され、
前記スリットの内部の一方の壁面には、対向する他方の壁面に向かって突出する2つの凸部が形成されており、
前記外周突起部は、前記スリットに差し込まれた前記羽根材に向かって折り曲げられており、前記2つの凸部によって、前記羽根材は前記スリットの内部の前記他方の壁面の面全体に押しつけられていることを特徴とする。
前記羽根材には、前記支持材の外縁部側に外縁部側切欠きが設けられており、
前記外縁部側切欠きは、前記支持材の前記外周突起部に係合し
前記羽根材には、前記支持材の中心部側に中心部側切欠きが設けられており、
前記中心部側切欠きは、前記スリットの最奥部に突き当たり、
前記羽根材は、前記外周突起部と前記スリットの最奥部とに挟まれていてもよい。
前記第1面板には、外縁部に沿って複数の貫通孔が形成されており、
前記羽根材の一端には、前記第1面板の前記貫通孔に挿入され、先端部が前記第1面板の面に沿って曲げられている第1の凸部及び第2の凸部の少なくとも一方が形成されており、
前記羽根材の一端に前記第1の凸部及び第2の凸部が形成されている場合は、前記第2の凸部は、前記第1の凸部とは反対方向に曲げられており、
前記第2面板には、外縁部に沿って複数の貫通孔が形成されており、
前記羽根材の他端には、前記第2面板の前記貫通孔に挿入され、先端部が前記第2面板の面に沿って曲げられている第3の凸部及び第4の凸部の少なくとも一方が形成されており、
前記羽根材の他端に前記第3の凸部及び第4の凸部が形成されている場合は、前記第4の凸部は、前記第3の凸とは反対方向に曲げられていてもよい。
本発明の羽根車は、支持材と、複数の羽根材と、円盤状の第1面板及び第2面板と、を備える。支持材の円周方向には、外縁から内縁に向かって形成されている曲面形状のスリットと、外縁から内縁に向かって形成されている曲面形状の切欠きと、が交互に、かつ等間隔で設けられている。羽根材は、回転軸回りに配置され、スリットに挿入されている。第1面板及び第2面板には、羽根材の、例えば、回転軸方向の両端が、溶接レスで固定されている。また支持材に設けたスリットと切欠きとの間には、外周突起部が複数形成されている。このスリットに、羽根材を差し込み、外周突起部を、対峙方向に折り曲げることで(外周突起部の塑性変形(カシメ加工)により)、両者(支持材と羽根材)を、溶接レスで固定できる。そして、この両者を溶接レスで固定することにより、時間短縮化、工数の節約化が図れることと、歪発生を無くし、品質向上が図れる。また、羽根車の製造コストの低廉化に寄与できる。さらに羽根車は、第1面板と第2面板に設け、かつ第1面板と第2面板を仕切る支持材にも設けた、二つの吹出口を有する構造となる。これにより、例えば、機材の小型化(シロッコファンの幅の小型化)を達成できる。さらに、支持材と羽根材とが仮固定された後に、外周部側切欠きに、外周突起部を入り込むように折り曲げること、併せて、前記スリットの内部の一方の壁面には、他方の壁面に向かって突出する凸部が形成されているので、羽根材は、凸部によって、内部壁面に対向する内部壁面に押しつけられることで、支持材と羽根材とを固定でき、かつ支持板と、羽根材との間に発生するビビリ音(回転による)を無くすとともに、羽根材のガタ付き防止が図れる。
本発明の実施形態に係る乾燥装置の一部省略の正面図である。 本発明の実施形態に係る乾燥装置の一部省略で、その様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る羽根車の斜視図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る第1面板を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る支持材を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る支持材の一部を拡大した斜視面である。 本発明の実施形態に係る羽根車の組立斜視図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を第1面板に固定する際の様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を第1面板に固定した後の様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を支持材に固定する際の様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を支持材に固定する際の様子を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を支持材に固定する際の、支持材の突起部の様子を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を支持材に固定した後の、支持材の突起部の様子を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を支持材に固定した後の様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る羽根材を支持材に固定した後の様子を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る乾燥装置の図2のA−A矢視における断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの一部省略で、ケース内の空間の様子を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの一部省略で、ケース内の空気の流れを示す断面図である。 従来の二つの吹出口を有する構造のシロッコファンの幅の大型化を招来することを示した一例の斜視図 図20の分解斜視図 図21の上部構造の分解斜視図
以下、本発明の実施形態に係る、乾燥装置1(一例として、以下、医療機器)について説明する。説明には、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を用いる。本実施形態では、X軸とY軸に平行なXY平面は水平面であり、Z軸は鉛直軸に平行な軸である。
乾燥装置1は、医療用メスの乾燥等に利用される装置である。乾燥装置1は、図1及び図2に示したように、箱型のケース20の天板に送風機3を備える。送風機3は、ケース20内に臨む出力軸を有するモータ10と、この出力軸に設けられた羽根車30と、を備えている。ケース20の内部の下側には、メス棚2が設置され、このメス棚2には、複数の医療用メス等の機材が置かれる。その他の利用用途として、本発明の送風機3及び羽根車30は、高温送風機用の送風機、食品/食材等の加熱・冷却用送風機、或いは大容量送風機、等に利用することが挙げられる。
羽根車30は、例えば、金属製である。羽根車30は、ケース20の内部に配備されている。羽根車30の回転で、空気の流れができる。羽根車30は、図3に示したように、第1面板40(第1の下部フレーム)と、第1面板40に間隔を置いて併設した第2面板60(第2の下部フレーム)と、第1面板40と第2面板60との間に設けた支持材50と、第1面板40と第2面板60と支持材50とに支持される複数の羽根材70と、を備える。なお、羽根車30は、+Z側から見て反時計回りに回転する。以下、羽根車30が回転する方向を「回転方向B」と称する。
羽根材70は、X方向(短手方向)の辺が円弧状に形成された板状の部材である。
図4に示したように、羽根材70の上縁には、+X方向に向かって(上縁より突出するように)順に、少なくとも、2つの凸部74、73が形成されている。凸部73、74の根本部は、凸部73、74の上部と比べて細くなっている(括れているか、肉薄形状、スリット加工等)ため、曲げ強度が弱い。従って、凸部73、74の上部が力を受けると、凸部73、74は根本部を起点に折れ曲がる。
羽根材70の下縁には、+X方向へ向かって(下縁より突出するように)順に、少なくとも、2つの凸部76、75が形成されている。凸部75、76の根本部は、凸部75、76の下部と比べて細くなっている(括れているか、肉薄形状、スリット加工等)ため、曲げ強度が弱い。従って、凸部75、76の下部が力を受けると、凸部75、76は根本部を起点に折れ曲がる。
羽根材70の+X側(短手方向の向かって右側)の外縁には、中央部やや上方に、段付き三角形状の中心部側切欠き71が形成されている。また、羽根材70の−X側の外縁には、中央部やや上方に、三角形状の外周部側切欠き72が形成されている。中心部側切欠き71、外周部側切欠き72のZ軸方向の位置は同じである。中心部側切欠き71、外周部側切欠き72は、羽根材70の外縁から、対峙方向(内方、それぞれ中心に向かって)に向かって収斂された切欠きである。
図5に示したように、第1面板40は、円形の部材であり、第1面板40の中心部には、円形の開口部41が形成されている。また、第1面板40には、外縁に沿って複数の貫通孔42が形成されている。貫通孔42は、貫通した円弧状の孔である。貫通孔42には、羽根材70の凸部73、74が挿入される。
図6に示したように、支持材50は、円形の部材であり、支持材50の中心部には、貫通孔54aが形成されている。また、貫通孔54aの周囲には、4つの貫通孔54bが形成されている。また、支持材50の外周面50aには、外縁から中心部に向かって、異なる幅でなる(入口が広く、順次、狭くなる)回転方向Bに向かって突出した円弧状のスリット52と、スリット52に併設するように設けられ、かつ外縁から中心部に向かって幅が狭くなる略山形形状の切欠き53と、が交互に形成されている。
図7に示したように、回転方向Bとは逆方向側の内部壁面58には、中心部に向かって順に2つの半円状の凸部56、55が形成されている。凸部55、56は、回転方向B側の内部壁面57に向かって突出している。凸部55、56の先端と内部壁面57との間の距離は、羽根材70の厚さより、やや狭くなっている。
支持材50の外周面50aには、複数のスリット52と、複数の切欠き53とが交互に形成されており、それぞれのスリット52と切欠き53との間には、折り曲げ可能な外周突起部51が形成されている。外周突起部51は、切欠き53の内部壁面59に力を加えることで、塑性変形する。これによって、スリット52の入り口の幅が狭まる。
図8に示したように、第2面板60は、第1面板40と同一の形状で、かつ同じ部材であり、第2面板60の中心部には、開口部61が形成されている。第2面板60には、外縁に沿って複数の貫通孔62が形成されている。開口部61及び貫通孔62は、それぞれ第1面板40の開口部41と貫通孔42と同じ構造と機能を備える。
次に、羽根車30の製造方法を説明する。
図8に示したように、支持材50のスリット52に、羽根材70の中心部側切欠き71を差込む。例えば、スリット52の開口部から最奥部に向かって、中心部側切欠き71の最奥部がスリット52の最奥部に突き当たるまで、羽根材70を差し込む。羽根材70を差し込む際、図7に示したように、羽根材70のスリット52への差し込みを容易にするために、スリット52に突設した凸部55、56は、半円状になっている。
次に、同様に、他のそれぞれの羽根材70を、スリット52に、順次、差し込み、全ての羽根材70の差し込み作業が終わる。
次に、支持材50に差し込まれた羽根材70の凸部73、74に、第1面板40の貫通孔42を被嵌することで、図9に示したように、凸部73、74が、貫通孔42に挿入されるとともに、第1面板40の上面から突出する。
図10に示したように、第1面板40の上面から突出した凸部73、74の先端部を、第1面板40の上面に沿うように折り曲げる。より詳しくは、凸部73を回転方向Bに向かって折り曲げ、凸部74を回転方向Bとは逆方向に向かって折り曲げる。これにより、羽根材70は、第1面板40から抜けない。
同様に、他のそれぞれの羽根材70の凸部73、74の先端部も、第1面板40の上面に沿うように、順次、折り曲げる。
なお、第1面板40と同様に、支持材50に差し込まれた羽根材70の凸部75、76に、第2面板60の貫通孔62を被嵌することで、図示は省略するが、凸部75、76が、貫通孔62に挿入され、第2面板60の上面から突出する。
次に、第1面板40の上面から突出する凸部73、74と同様に、第2面板60の下面から突出した凸部75、76の先端部を、水平になるまで折り曲げる。より詳しくは、凸部75を回転方向Bに向かって折り曲げ、凸部76を回転方向Bとは逆方向に向かって折り曲げる。これにより、羽根材70は、第2面板60から抜けない。
同様に、他の羽根材70の凸部75、76の先端部も、第2面板60の下面に沿うように折り曲げる。
次に、図11及び図12に示したように、外周突起部51を羽根材70に向かって折り曲げて、スリット52の入り口を塞ぐ作業をする。例えば、図13及び図14に示したように、内部壁面59に力を加えることにより、外周突起部51が羽根材70の外周部側切欠き72に入り込むまで、外周突起部51を折り曲げる。すなわち、外周突起部51を、回転方向Bとは逆方向に折り曲げる。羽根材70は、図15及び図16に示したように、内部壁面57の形状に沿った形状である。このため、羽根材70は、凸部55、56によって内部壁面58に対向する内部壁面57の面全体に押しつけられる。従って、羽根材70は支持材50に固定される。
同様に、他の外周突起部51を、羽根材70に向かって折り曲げる。
羽根材70、第1面板40、支持材50及び第2面板60は、以上の作業により、一体化される。
図2に戻り、モータ10は、ケース20の上側に設けられるAC(Alternating Current)モータである。モータ10はケース20の上部(+Z側)に設けられている。モータ10は、端子箱11と、軸12と、を有する。商用電源系統からの電源供給ラインは、端子箱11内部の端子を介して、モータ10の巻線と接続される。
軸12の先端部は、ケース20の天板を外部から内部へ貫通している。そして、軸12の先端部にはハブ13を介して、羽根車30が固定されている。
ハブ13は、略円柱状の部材である。ハブ13の上面中心には、Z軸方向に凹部が形成されており、当該凹部の奥まで軸12の先端が挿入されている。ハブ13の凹部の底面中心には、ネジ15が通る貫通孔がZ軸方向に形成されている。また、当該貫通孔の周囲には、ネジ16が嵌め込まれる4つのネジ穴が下面から+Z側に向かって形成されている。また、図17に示したように、ハブ13の+Y側の内周には、切欠きが形成されており、当該切欠きに係合部材17が係合している。係合部材17は、直方体状の部材である。ハブ13の下側には、支持材50が設けられている。
軸12の先端部には、ネジ15が嵌め込まれるネジ穴が形成されている。軸12の先端部の+Y側の外周には、切欠きが形成されており、当該切欠きに係合部材17が係合している。これにより、軸12の回転に伴って、ハブ13が回転することとなる。
円板14は、円形の部材である。円板14は、支持材50の下側に設けられている。図2に示したように、円板14の中心部には、ネジ15が通る貫通孔が形成されている。円板14の中心部の周囲には、ネジ16が通る4つの貫通孔が形成されている。
ネジ16は、円板14の4つの貫通孔と支持材50の貫通孔54bを介して、ハブ13のネジ穴に嵌め込まれているため、円板14と支持材50とハブ13は、固定されている。
ネジ15は、円板14の中心部の貫通孔と支持材50の貫通孔54aとハブ13の底面中心の貫通孔を介して、軸12の先端のネジ穴に嵌め込まれているため、円板14と支持材50とハブ13と軸12は、固定されている。
ケース20は、中空構造の筐体である。ケース20は、中空構造の吸い込み部20a、ケース本体20bからなる。吸い込み部20aは、ケース本体20bの上側に設けられている。吸い込み部20aとケース本体20bを隔てる部分には、例えば、平板の仕切り板23aが設けられている。仕切り板23aには、円状の開口部21bが形成されている。ハブ13は、開口部21bの中心に位置している。開口部21bの直下には、第1面板40が位置している。
吸い込み部20aは、図2及び図17に示したように、羽根車30よりも一回り大きな底面の中空構造の円柱部26と、円柱部26の上方へ突出する中空構造の円柱部27と、を有する。図18に示したように、円柱部26の内部には、空間24bが形成されている。円柱部27の内部には、空間24aが形成されている。モータ10の軸12は、円柱部26の柱の天板を貫通している。円柱部27の上側には、ケース20の外部の空気がケース20の内部へと移動するための開口部21aが形成されている。開口部21aは、エアフィルタを有するため、ケース20の内部へと移動する空気は、ゴミ、塵埃等が除去される。
ケース本体20bは、直方体形状である。ケース本体20bの内部には、空間を隔てるために、ケース本体20bの下面から羽根車30の直下まで、円筒状の仕切り板23bが形成されている。仕切り板23bの上縁には、開口部21cが形成されている。また、仕切り板23bの側面には、複数の側面貫通孔25が形成されている。仕切り板23bの内部には、空間24eが形成されている。羽根車30と仕切り板23bの周囲には、空間24cが形成されている。
羽根車30の内部には、支持材50を隔て、上側に空間24fが、また、下側に空間24gが形成されている。
次に、図19を用いて、乾燥装置1のケース20の内部に機材を配置して、空気の流れの一例を説明する。
まず、乾燥装置1の電源をONにすると、モータ10の軸12が回転し、軸12に設けられた羽根車30は回転する。羽根車30が回転することにより、ケース20の内部で空気の流れが生まれる。外気は、開口部21aを通って、−Z側に流れ、空間24aに入る。空間24aに入った空気は、−Z側に流れ、空間24bに入る。空間24bの空気は、仕切り板23aに誘導されるようにして、ケース20の開口部21b及び羽根車30の開口部41を通り、空間24fに入る。空間24fに入った空気は、羽根車30の外に向かって放射方向に流れ、環状の空間24cに入る。空間24cに入った空気は、下方に流れた後、仕切り板23bの側面貫通孔25を通り、空間24eに入る。空間24eに入った空気は、上方に流れた後、羽根車30の開口部61を通り、空間24gに入る。空間24eに入った空気が上方に流れる際、空気はメス棚2を舐めるようにして流れるため、メス棚2に置かれた医療用メスが乾燥する。空間24gに入った空気は、羽根車30の外に向かって放射方向に流れ、空間24cに入る。その後、空間24cに入った空気は、再度、空間24e、24gへと流れることにより、ケース20の内部を循環する。なお、図示は省略するが、ケース20へ流入する外気は、開口部21aに備えたフィルタにより、ゴミ、塵埃等が除去される。このため、細菌等が繁殖しにくい環境で、医療用メスの乾燥を行うことができる。
以上説明したように、羽根車30は、支持材50と、複数の羽根材70と、を備える。支持材50には、スリット52と、切欠き53とが交互に設けられている。スリット52と切欠き53との間には、外周突起部51が複数形成されている。このため、羽根材70をスリット52に差し込み、外周突起部51の塑性変形(カシメ加工)により、対の外周突起部51を、それぞれ、例えば、対峙方向に折り曲げることで、支持材50と羽根材70とを、溶接レスで固定できる。
また、羽根材70には、羽根材70の外縁部側に外周部側切欠き72が設けられている。外周部側切欠き72に、外周突起部51を入り込むように折り曲げることで、支持材50と羽根材70とを固定できる。
また、羽根材70には、支持材50の中心部側に中心部側切欠き71が設けられている。中心部側切欠き71をスリット52の最奥部に突き当たるように、羽根材70をスリット52に挿入することにより、支持材50と羽根材70とが仮固定される。
また、スリット52の内部壁面58には、内部壁面57に向かって突出する凸部55、56が形成されている。これにより、羽根材70がスリット52に挿入されると、羽根材70は、凸部55、56によって、内部壁面58に対向する内部壁面57に押しつけられ、支持材50と羽根材70とが仮固定される。この仮固定後に、前述のように、外周部側切欠き72に、外周突起部51を入り込むように折り曲げることで、支持材50と羽根材70とを固定でき、かつ支持材50と、羽根材70との間に発生するビビリ音(回転による)を無くすとともに、羽根材70のガタ付き防止が図れる。
また、第1面板40には、貫通孔42が形成されている。羽根材70の上縁には、凸部73、74が形成されている。これにより、貫通孔42に、凸部73、74を遊嵌し、凸部73、74を、第1面板40の板面に沿うように折り曲げる。例えば、凸部73を回転方向Bに向かって折り曲げ、凸部74を回転方向Bとは逆方向に向かって折り曲げることにより、第1面板40と羽根材70とを固定できる。また、第1面板40と、羽根材70との間に発生するビビリ音を無くすとともに、羽根材70のガタ付き防止が図れる。
また、第2面板60には、貫通孔62が形成されている。羽根材70の下縁には、凸部75、76が形成されている。これにより、貫通孔62に、凸部75、76を遊嵌し、凸部75、76を、第2面板60の板面に沿うように折り曲げる。例えば、凸部75を回転方向Bに向かって折り曲げ、凸部76を回転方向Bとは逆方向に向かって折り曲げることにより、第2面板60と羽根材70とを固定できる。尚、第2面板60と、羽根材70との間に発生するビビリ音を無くすとともに、羽根材70のガタ付き防止が図れる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、以下のように変形して実施することもできる。
上記実施形態に係る羽根材70の枚数は任意であるため、使用用途に合わせて適宜増減が可能である。
上記実施形態に係る羽根材70の上縁には凸部73、74が形成されていた。これに限定されず、凸部の数は任意である。例えば、羽根材70の上縁には、凸部73のみが形成されていてもよい。
上記実施形態に係るスリット52の内部壁面58には、凸部55、56が形成されていた。これに限定されず、凸部の数は任意である。例えば、内部壁面58には、凸部55のみが形成されていてもよい。
上記実施形態に係る羽根材70の凸部73、74、75、76の先端部の折り曲げ作業は、これに限定されない。例えば、環状等の治具を用い、一方向と他方向に向かって折り曲げるべき凸部の全てを一度、又は分割等して折り曲げてもよい。例えば、治具を用い、凸部73を回転方向Bに向かって一度に折り曲げ、その後、凸部74を回転方向Bとは逆方向に向かって一度に折り曲げてもよい。また、凸部73、74、75、76の全てを所定の角度だけ折り曲げた後で、プレス機を用い、羽根材70をZ軸方向に圧縮してもよい。凸部73、74、75、76は、第1面板40の上面及び第2面板60の下面に沿って折り曲げられる。
上記実施形態に係る支持材50は、図3に示したように(例えば、ヒートポンプの二方向の吹出口)、第1面板40と第2面板60との間のやや上方に設けられているが、限定されない。例えば、支持材50は、第1面板40と第2面板60との間の中間位置等に設けられていてもよい。
1 乾燥装置
2 メス棚
3 送風機
10 モータ
11 端子箱
12 軸
13 ハブ
14 円板
15、16 ネジ
17 係合部材
20 ケース
20a 吸い込み部
20b ケース本体
21a、21b、21c 開口部
23a、23b 仕切り板
24a、24b、24c、24e、24f、24g 空間
25 側面貫通孔
26、27 円柱部
30 羽根車
40 第1面板
41 開口部
42 貫通孔
50 支持材
50a 外周面
51 外周突起部
52 スリット
53 切欠き
54a、54b 貫通孔
55、56 凸部
57、58、59 内部壁面
60 第2面板
61 開口部
62 貫通孔
70 羽根材
71 中心部側切欠き
72 外周部側切欠き
73、74、75、76 凸部

Claims (3)

  1. 送風機に回転自在に設けられるシロッコファンの羽根車において、
    円盤状の対の第1面板と第2面板を設け、この第1面板とこの第2面板との中間位置に設けられ、かつ該第1面板と該第2面板とを仕切る円板形状の支持材と、
    この支持板に、その外縁から内縁に向かって交互に設けたスリット、及び切欠きと、
    前記第1面板と前記第2面板の円周方向に等間隔で配置された羽根材と、
    を備え、
    前記スリットと前記切欠きとの間には、外周突起部が複数形成され、
    前記スリットの内部の一方の壁面には、対向する他方の壁面に向かって突出する2つの凸部が形成されており、
    前記外周突起部は、前記スリットに差し込まれた前記羽根材に向かって折り曲げられており、前記2つの凸部によって、前記羽根材は前記スリットの内部の前記他方の壁面の面全体に押しつけられていることを特徴とする羽根車。
  2. 前記羽根材には、前記支持材の外縁部側に外縁部側切欠きが設けられており、
    前記外縁部側切欠きは、前記支持材の前記外周突起部に係合し
    前記羽根材には、前記支持材の中心部側に中心部側切欠きが設けられており、
    前記中心部側切欠きは、前記スリットの最奥部に突き当たり、
    前記羽根材は、前記外周突起部と前記スリットの最奥部とに挟まれている、
    ことを特徴とする請求項に記載の羽根車。
  3. 前記第1面板には、外縁部に沿って複数の貫通孔が形成されており、
    前記羽根材の一端には、前記第1面板の前記貫通孔に挿入され、先端部が前記第1面板の面に沿って曲げられている第1の凸部及び第2の凸部の少なくとも一方が形成されており、
    前記羽根材の一端に前記第1の凸部及び第2の凸部が形成されている場合は、前記第2の凸部は、前記第1の凸部とは反対方向に曲げられており、
    前記第2面板には、外縁部に沿って複数の貫通孔が形成されており、
    前記羽根材の他端には、前記第2面板の前記貫通孔に挿入され、先端部が前記第2面板の面に沿って曲げられている第3の凸部及び第4の凸部の少なくとも一方が形成されており、
    前記羽根材の他端に前記第3の凸部及び第4の凸部が形成されている場合は、前記第4の凸部は、前記第3の凸とは反対方向に曲げられている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の羽根車。
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