JP6336357B2 - コンクリートブロックの製法 - Google Patents

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本発明は、コンクリートブロックの製法に関する。さらに詳しくは、製造工程中に型枠内にコンクリート材料を注入してはいけない空洞があっても、空洞に起因する型崩れが生じないコンクリートブロックの製法に関する。
護岸や擁壁などの用途に用いられるコンクリートブロックには、本体部の裏面に突出部が形成されたコンクリートブロックがある。このようなコンクリートブロックでは、本体部は適宜の厚さを有し、正面視で正四角形あるいは長四角形となっている。突出部は2ヵ所のものもあり、1ヵ所あるいは3ヵ所以上のものもある。そして、本体部の表面には模様が形成されている。この模様は例えば、自然石に見えるようなデザインであるが、これに限ることはない。本発明は、このようなコンクリートブロックの製造技術に関する。
上記のようなコンクリートブロックの製法には、特許文献1の従来技術がある。
特許文献1の製法は、コンクリートブロック成形用の凹所が形成され、上面が開口している型枠を用いる技術である。その型枠を上向きにして凹所にコンクリート材料を投入し、型枠に投入されたコンクリート材料の上面に模様形成用の型板を用いて型押しし、型板を除去した後で、型枠を上下反転させ、型枠の下方に受台を配置して、未硬化コンクリート品を転載し、未硬化コンクリート品を型枠から下向きに抜き取り、養生硬化させるというものである。
しかるに、上記製法では、型枠内にコンクリート材料を注入してはいけない空洞がある場合は、型枠を上下反転した後、コンクリート材料が空洞側に落下することがある。この場合、空洞が潰れてしまうので突出部が所望の形状が異なったコンクリートブロックとなってしまう。
特許5216202号公報
本発明は上記事情に鑑み、型枠内に空洞があっても突出部が所望の形状に製造できるコンクリートブロックの製法を提供することを目的とする。
第1発明のコンクリートブロックの製法は、ブロック状の本体部と該本体部の裏面から後方に突出した突出部を有し、前記本体部の表面が下向きであり、前記突出部が上方に向いた状態で前記突出部の下方に空洞が生ずる形状のコンクリートブロックの製法であって、前記コンクリートブロックを成形するための成形用凹所が形成され、上面が開口された型枠を用い、該型枠の前記成形用凹所内における前記空洞の生ずる位置に、前記空洞を支える形状の形状保持具を挿入する保持具挿入工程と、前記成形用凹所にコンクリート材料を給材する給材工程と、前記コンクリート材料を加圧する加圧工程と、前記型枠を上下反転させて上方に抜き取る脱型工程と、脱型後の硬化コンクリートブロックを養生硬化させる養生工程とを実行することを特徴とする。
第2発明のコンクリートブロックの製法は、第1発明において、前記形状保持具は、前記給材工程で用いられる中間板により固定されることを特徴とする。
第3発明のコンクリートブロックの製法は、第1または第2発明において、前記成形用凹所が、2個のコンクリートブロックを成形するものであり、前記空洞が2個のコンクリートブロックの夫々の突出部の間にできるものであることを特徴とする。
第4発明のコンクリートブロックの製法は、第1または第2発明において、前記成形用凹所が、1個のコンクリートブロックを成形するものであり、前記空洞が1個のコンクリートブロックの突出部の下方にできるものであることを特徴とする。
第1発明によれば、型枠の成形用凹所内に形状保持具を挿入して空洞を支えるようにしているので、成形用凹所内にコンクリート材料を給材したいとき空洞が埋まることはなく、その後に型枠を反転させた後の養生工程でもコンクリート材料が型崩れしない。このため、本体部から後方に突出した突出部が空洞を作るような形状であったとしても、所望の形状を満足するコンクリートブロックを製造することができる。
第2発明によれば、形状保持具が中間板に固定されるので、成形用凹所内での挿入位置が不動に拘束される。このため、給材されたコンクリート材料が空洞の形状を崩さずに充満していくので突出部が所望の形状を保つコンクリートブロックが得られる。
第3発明によれば、2個のコンクリートブロックを同時成形するとき、突出部同士を突き合わせた下方に空洞ができたとしても、形状保持具でその空洞が型崩れしないように保持するので、所望の形状のコンクリートブロックが得られる。
第4発明によれば、1個のコンクリートブロックの突出部の下方に空洞があるものであっても、形状保持具でその空洞が型崩れしないように保持するので、所望の形状のコンクリートブロックが得られる。
コンクリートブロックと形状保持具の使用説明図である。 (A)は形状保持具10の平面図、(B)は同正面図、(C)は同側面図である。 型枠20の説明図である。 形状保持具挿入工程の説明図である。 中間板の説明図である。 形状保持具の固定方法の説明図である。 給材工程の説明図である。 型板40の説明図である。 加圧工程の説明図である。 脱型板工程の説明図である。 脱中間板工程の説明図である。 保護板固定工程の説明図である。 型枠反転工程の説明図である。 脱型工程と養生工程の説明図である。 コンクリートブロック製品の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明が適用されるコンクリートブロック製品Cと形状保持具10の説明をする。
本発明が適用されるコンクリートブロック製品Cとは、図1に示すように、ブロック状の本体部1と本体部1の裏面から後方に突出した突出部2を有し、上下反転した状態で(図1の状態)前記突出部1の近辺(下方を含む)に空洞が生ずる形状のものである。空洞が生ずる形状とは、1個のコンクリートブロックに生ずる空洞も、2個のコンクリートブロックを隣接させたとき生ずる空洞も、両方を含むものである。
図1に示す例は、2個のコンクリートブロックCを上下反転させたとき、すなわち本体部1の表面が下向きであり、突出部2が上方に向いた状態で突出部2,2同士の端部が接近している。そして、突出部2,2の一側面2a,2aは傾斜しており、突出部2,2の下端部(図1では上に位置する)同士の間には、その下方に三角形の空洞hが生ずる。
形状保持具10は、この空洞hと、形状も寸法も同一の形と大きさを有する治具である。図2に示す形状保持具10は、正面視で2等辺三角形をしており、平面視および側面視では等幅に形成された板材11である。なお、左右の板の間には変形防止用の細棒12が取付けられている。
つぎに、上記コンクリートブロックCの製法で用いる型枠20を説明する。
図3に示すように、型枠20は四角形の箱状の外枠21の中に金型22を内蔵させたものである。金型22は製造するコンクリートブロックCの反転形状であり、本体部1用の成形用凹所1hと突出部2用の成形用凹所2hを有している。
型枠20は、2個のコンクリートブロックCを同時に成形するタイプなので、型枠20の左右方向の中央を仕切る分離枠23を設けている。また分離枠23は型枠20の奥行き方向において3分割されており、2ヵ所の切欠き24は後述する形状保持具10の挿入個所となっている。
(形状保持具挿入工程)
図4に示すように、2個の形状保持具10を、分離枠23の2ヵ所の切欠き24に挿入する。挿入方向は形状保持具10の上部を下向きにする。
図5は中間板30を示している。中間板30は給材するコンクリート材料gの余盛り分を確保するために使用する板材である。この中間板30は、四角形の外枠部31と中間で仕切る仕切部32とからなり、2ヵ所の空間33,33があいている。この中間板30を矢印ad方向に下降させて型枠20の上面に設置する。
図6は、中間板30を型枠20の開口面に設置した状態を示している。先に挿入した形状保持具10はこの中間板30に固定される。固定方法は中間板30の裏面に形成された篏合部(図示していない)と形状保持具10とを嵌合させたり、押えるなど、任意の手段をとることができる。
(給材工程)
図7は給材工程を示している。
中間板30の2ヵ所の空間を通してコンクリート材料mを給材する。給材されたコンクリート材料mは金型の成形用凹所1h,2h(図4参照)に充満する。なお、給材されるコンクリート材料mは水分を含んだ生コンクリートと称されるものである。
(加圧工程)
図8において、符号40は型板を示している。2枚の型板40は中間板30の2ヵ所の空間に対応した大きさを有し、対応する位置に配置される。そして下向き矢印adで示すように下降する。
図9は加圧状態を示している。2枚の型板40,40は振動を加えながらコンクリート材料mを加圧する。
加圧を終えると、脱型板工程が実行される。すなわち、図10に示すように型板40を矢印auで示すように上方に持ち上げ退避させる。この段階で、型枠20内のコンクリート材料mの表面には、型枠40の裏面の凹凸模様が転写されている。この段階のコンクリート材料mは未硬化である。
ついで、脱中間板工程が実行される。すなわち、図11に示すように中間板30を矢印auで示すように上方に持ち上げ退避させる。この状態では、最初に挿入した形状保持具10はそのまま残されている。したがって、給材からここまでの工程中に流動性のあるコンクリート材料であっても、形状保持具10を通過することはなく、空洞内にコンクリート材料が進入することはない。
(保護板固定工程)
図11に示す状態の型枠20の開口面上に、図12に示すように保護板50をのせる。
(型枠反転工程)
ついで、型枠反転工程を実行する。すなわち、図13に示すように、型枠20と保護板50を上下反転させる。この状態から直ちに後工程の脱型工程に移る。なお、この反転状態で必要な時間養生してもよく、後述する脱型工程の後で養生を行ってもよい。
(脱型工程)
図14に示すように、型枠20を矢印auで示すように上方に引き抜く。これにより、未硬化のコンクリートブロックCは保護板50上に残され静置された状態となる。
(養生工程)
未硬化のコンクリートブロックCは保護板50上に静置された状態で、充分に硬化するまで養生される。
この養生の間、2個のコンクリート製品C,Cの突出部2,2の間は空洞となっているが、形状保持具10,10が存在することによって、コンクリート材料mが崩れ落ちることはない。このため、所望どおりの形状を保ったコンクリート製品が得られる。
図15は、コンクリート材料mが硬化した後のコンクリート製品Cを示している。本体部1の表面には、所望の凹凸模様が形成されている。その本体部1の後方には突出部2が突出した形となっている。硬化が完了すると、形状保持具10を取り外してよい。コンクリート材料mが未硬化の間は形状保持具10は空洞の形状が崩れないように保持しているので、硬化完了後のコンクリートブロックCは所望の形状を正確に保持したブロックとなっている。このようにして製造完了すると、コンクリートブロック製品Cとして利用できる。
((他の実施形態))
上記実施形態は、1個の型枠20で2個のコンクリートブロックCを製造するものであったが、1個の型枠で1個のコンクリートブロックを製造する場合にも適用できる。すなわち、給材工程やその後の養生工程に至る間に、コンクリート材料が進入すれば型崩れが生ずる空洞のあるものであれば、とくに例外なく本発明を適用できる。
また、形状保持具10は空洞の形状に合わせて、その形状と大きさが選択されるべきものであり、図2に示す形状に限られないことももちろんである。
1 本体部
2 突出部
10 形状保持具
20 型枠
30 中間板
40 型板
50 保護板
C コンクリート製品

Claims (4)

  1. ブロック状の本体部と該本体部の裏面から後方に突出した突出部を有し、前記本体部の表面が下向きであり、前記突出部が上方に向いた状態で前記突出部の下方に空洞が生ずる形状のコンクリートブロックの製法であって、
    前記コンクリートブロックを成形するための成形用凹所が形成され、上面が開口された型枠を用い、
    該型枠の前記成形用凹所内における前記空洞の生ずる位置に、前記空洞を支える形状の形状保持具を挿入する保持具挿入工程と、
    前記成形用凹所にコンクリート材料を給材する給材工程と、
    前記コンクリート材料を加圧する加圧工程と、
    前記型枠を上下反転させて上方に抜き取る脱型工程と、
    脱型後の硬化コンクリートブロックを養生硬化させる養生工程とを実行する
    ことを特徴とするコンクリートブロックの製法。
  2. 前記形状保持具は、前記給材工程で用いられる中間板により固定される
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロックの製法。
  3. 前記成形用凹所が、2個のコンクリートブロックを成形するものであり、
    前記空洞が2個のコンクリートブロックの夫々の突出部の間にできるものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載のコンクリートブロックの製法。
  4. 前記成形用凹所が、1個のコンクリートブロックを成形するものであり、
    前記空洞が1個のコンクリートブロックの突出部の下方にできるものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載のコンクリートブロックの製法。
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