JP6335459B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6335459B2
JP6335459B2 JP2013200191A JP2013200191A JP6335459B2 JP 6335459 B2 JP6335459 B2 JP 6335459B2 JP 2013200191 A JP2013200191 A JP 2013200191A JP 2013200191 A JP2013200191 A JP 2013200191A JP 6335459 B2 JP6335459 B2 JP 6335459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
band
feeding point
electronic device
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013200191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015070302A (ja
JP2015070302A5 (ja
Inventor
雅彦 平▲濱▼
雅彦 平▲濱▼
宇志 山田
宇志 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2013200191A priority Critical patent/JP6335459B2/ja
Priority to PCT/JP2014/075524 priority patent/WO2015046380A1/ja
Publication of JP2015070302A publication Critical patent/JP2015070302A/ja
Publication of JP2015070302A5 publication Critical patent/JP2015070302A5/ja
Priority to US15/081,643 priority patent/US20160209513A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6335459B2 publication Critical patent/JP6335459B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/35Constructional details or hardware or software details of the signal processing chain
    • G01S19/36Constructional details or hardware or software details of the signal processing chain relating to the receiver frond end
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/30Combinations of separate antenna units operating in different wavebands and connected to a common feeder system
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/2605Array of radiating elements provided with a feedback control over the element weights, e.g. adaptive arrays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、携帯電話機に関する技術が開示されている。
特開2002−354073号公報
特許文献1に記載されているように、携帯電話機等の電子機器は、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信アンテナを有することがある。このような受信アンテナの性能を向上させることは望ましい。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信アンテナの性能を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器の一態様は、衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の1アンテナと、第2アンテナを有するマルチアンテナと、前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点とを備え、前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも前記電子機器の外縁部に近い側に配置されている。
また、本発明に係る電子機器の一態様は、衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、第2アンテナを有するマルチアンテナと、前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点とを備え、前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置されている。
また、本発明に係る電子機器の一態様は、受信専用の第1アンテナと、前記第1アンテナより長い第2アンテナを有するマルチアンテナと、前記第1及び第2アンテナに共通の給電点とを備え、前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置されている。
本発明によれば、衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信アンテナの性能を向上させることができる。
実施の形態1に係る電子機器の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る電子機器の外観を示す裏面図である。 実施の形態1に係る無線処理部の構成を示す図である。 実施の形態1に係る各種アンテナと電池側ケース本体の構造を示す図である。 実施の形態1に係る電子機器の外観を示す裏面図である。 実施の形態1に係る電池側ケース本体の部分拡大図である。 実施の形態2に係る無線処理部の構成を示す図である。 実施の形態2に係る各種アンテナと電池側ケース本体の構造を示す図である。 実施の形態2に係る電池側ケース本体の部分拡大図である。
<実施の形態1>
<電子機器の外観構造>
図1は、実施の形態1に係る電子機器1の外観の概略を示す斜視図である。本実施の形態に係る電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。
図1に示されるように、電子機器1は、表示側ケース2及び電池側ケース3から成る機器ケース4を備えている。表示側ケース2と電池側ケース3とが組み合わされることによって、電子機器1(機器ケース4)の形状は、平面視で略長方形の板状となっている。
表示側ケース2の外側の面20、つまり機器ケース4の前面には、透明の表示領域21が設けられている。ユーザは、表示領域21を通じて、機器ケース4内に設けられた、液晶ディスプレイ等の表示部に表示される文字等の各種情報を視認することができる。また表示側ケース2の外側の面20における上側の端部20aにはレシーバ穴5が設けられている。機器ケース4内にはレシーバが設けられており、当該レシーバから出力される受話音がレシーバ穴5を通じて電子機器1の外部に出力される。また表示側ケース2の外側の面20における上側の端部20aからは、機器ケース4内に設けられたカメラレンズ6が視認可能となっている。
ここで、本実施の形態での上側及び下側とは、ユーザが、手に持った電子機器1を耳に当てて通話を行う際の当該電子機器1を基準とした場合の上側及び下側である。通常、ユーザは、通話を行う際には、レシーバ穴5がある部分を上側にして電子機器1を手に持つことから、電子機器1においてレシーバ穴5が存在する方が上側となる。
機器ケース4には、表示部、レシーバ及びカメラレンズ6以外にも様々な部品が収納されている。機器ケース4には、例えば、電子部品が搭載されたプリント基板、機器ケース4を補強する金属板、電池等が収納されている。
図2は電子機器1を裏面側から見た際の当該電子機器1の外観の概略を示す平面図である。電池側ケース3は、表示側ケース2に取り付けられる、電池7を収納する電池側ケース本体30と、電池側ケース本体30に対して電子機器1の裏面側から取り付けられるカバー部材31とで構成されている。図2では、電池側ケース本体30からカバー部材31が取り外された状態の電池側ケース3が示されている。
カバー部材31は、電池側ケース本体30の外側の面301を覆うように電池側ケース本体30に取り付けられる。カバー部材31の外側の面310が、電子機器1の裏面(機器ケース4の裏面)となる。電池側ケース本体30には開口部300が設けられている。電池7は開口部300から電池側ケース本体30に収納される。電池側ケース本体30にカバー部材31が取り付けられると、電池側ケース本体30から露出する電池7はカバー部材31で覆われる。ユーザは、電池側ケース本体30からカバー部材31を取り外して電池7の交換を行う。
<無線処理部の構成>
電子機器1には、他の通信装置と無線通信を行う無線処理部100が設けられている。図3は無線処理部100の構成を示す図である。無線処理部100は、2.5G帯、1.9G帯及び800M帯の無線信号を用いて基地局と無線通信することが可能である。本実施の形態では、無線処理部100は、LTE(Long Term Evolution)での2.5G帯、1.9G帯及び800M帯の無線信号と、CDMA(Code Division Multiple Access)での1.9G帯及び800M帯の無線信号とを送受信することが可能である。また無線処理部100は、衛星測位システム、例えばGPSの人工衛星からの無線信号を受信することが可能である。そして、無線処理部100は、無線LAN、例えばWiFiを用いて通信装置と無線通信することが可能である。以後、GPSの人工衛星からの無線信号を「GPS信号」と呼ぶ。
図3に示されるように、無線処理部100は、2.5G帯の無線信号を送受信する第1アンテナ群101と、1.9G帯の無線信号を送受信する第2アンテナ群102と、800M帯の無線信号を送受信する第3アンテナ群103とを備えている。第1アンテナ群101は、LTEでの「B41」と呼ばれる2.5G帯の無線信号を送受信することが可能である。第2アンテナ群102は、LTEでの「B25]と呼ばれる1.9G帯の無線信号と、CDMAでの「BC1]と呼ばれる1.9G帯の無線信号とを送受信することが可能である。第3アンテナ群103は、LTEでの「B26]と呼ばれる800M帯の無線信号と、CDMAでの「BC0」と呼ばれる800M帯の無線信号と、CDMAでの「BC10」と呼ばれる800M帯の無線信号とを送受信することが可能である。
また無線処理部100は、GPS信号を受信するGPSアンテナ104と、無線LANでの無線信号を送受信する無線LANアンテナ105とを備えている。GPS信号は1.5G帯の無線信号である。また無線LANアンテナ105で送受信される無線信号、本例ではWiFiでの無線信号は、2.4G帯の無線信号である。
2.5G帯の第1アンテナ群101は、送信及び受信を行うメインアンテナ101mと、受信だけを行うサブアンテナ101sとを備えている。第1アンテナ群101では、送信の際にはメインアンテナ101mだけで送信し、受信の際にはメインアンテナ101m及びサブアンテナ101sで受信する。つまり、第1アンテナ群101は、受信時のみマルチアンテナとして機能する。
1.9G帯の第2アンテナ群102は、送信及び受信を行うメインアンテナ102mと、受信だけを行うサブアンテナ102sとを備えている。第2アンテナ群102では、第1アンテナ群101と同様に、送信の際にはメインアンテナ102mだけで送信し、受信の際にはメインアンテナ102m及びサブアンテナ102sで受信する。つまり、第2アンテナ群102は、受信時のみマルチアンテナとして機能する。
800M帯の第3アンテナ群103は、送信及び受信を行うメインアンテナ103mと、受信だけを行うサブアンテナ103sとを備えている。第3アンテナ群103では、第1アンテナ群101及び第2アンテナ群102と同様に、送信の際にはメインアンテナ103mだけで送信し、受信の際にはメインアンテナ103m及びサブアンテナ103sで受信する。つまり、第3アンテナ群103は、受信時のみマルチアンテナとして機能する。
本実施の形態では、第1アンテナ群101、第2アンテナ群102及び第3アンテナ群103のそれぞれは、受信時において基地局からのMIMO(Multiple Input Multiple Output)信号を受信するMIMO用の受信マルチアンテナとして使用される。
なお、第1アンテナ群101、第2アンテナ群102及び第3アンテナ群103の少なくとも一つは、MIMO用のマルチアンテナ以外のマルチアンテナとして使用されても良い。例えば、第1アンテナ群101、第2アンテナ群102及び第3アンテナ群103の少なくとも一つは、アンテナ指向性のビーム及びヌルの少なくとも一方を制御するアダプティブアレイ用のマルチアンテナとして使用されても良い。また、第1アンテナ群101、第2アンテナ群102及び第3アンテナ群103の少なくも一つは、ダイバーシティ用のマルチアンテナとして使用されても良い。
また本実施の形態では、2.5G帯のサブアンテナ101sと、1.9G帯のサブアンテナ102sとの給電点150が共通となっている。また、1.9G帯のメインアンテナ102mと、800M帯のメインアンテナ103msとの給電点151が共通となっている。そして、800M帯のサブアンテナ103sと、GPSアンテナ104(1.5G帯のアンテナ)との給電点152が共通となっている。なお、2.5G帯のメインアンテナ101mの給電点153は、他のアンテナの給電点と共通となっていない。また、無線LANアンテナ105の給電点154は、他のアンテナの給電点と共通となっていない。
無線処理部100には、2.5G帯送信回路130s、1.9G帯送信回路131s、800M帯送信回路132s及び無線LAN送受信回路134が設けられている。
また無線処理部100には、2つの2.5G帯受信回路130r−m,130r−sと、2つの1.9G帯受信回路131r−m,131r−sと、2つの800M帯受信回路132r−m,132r−sと、GPS受信回路133rとが設けられている。
そして、無線処理部100には、RFスイッチ(高周波スイッチ)110と、2つのデュプレクサ111,112と、3つのダイプレクサ120〜122とが設けられている。RFスイッチ110は、2.5G帯のメインアンテナ101mの給電点153に接続されており、ダイプレクサ120は、2.5G帯のサブアンテナ101sと1.9G帯のサブアンテナ102sの給電点150に接続されている。ダイプレクサ121は、1.9G帯のメインアンテナ102mと800M帯のメインアンテナ103mの給電点151に接続されており、ダイプレクサ122は、800M帯のサブアンテナ103sとGPSアンテナ104の給電点152に接続されている。
<送信処理について>
2.5G帯送信回路130s、1.9G帯送信回路131s、800M帯送信回路132s及び無線LAN送受信回路134のそれぞれには、無線処理部100を制御する図示しない制御部で生成された送信信号が入力される。2.5G帯送信回路130sは、入力された送信信号に対してアップコンバート処理及び増幅処理等を行って、2.5G帯の送信信号を生成する。2.5G帯送信回路130sで生成された送信信号は、RFスイッチ110を通じてメインアンテナ101mに入力される。これにより、メインアンテナ101mから2.5G帯の無線信号が送信される。
1.9G帯送信回路131sは、入力された送信信号に対してアップコンバート処理及び増幅処理等を行って、1.9G帯の送信信号を生成する。この1.9G帯の送信信号は、デュプレクサ111及びダイプレクサ121を通じてメインアンテナ102mに入力される。これにより、メインアンテナ102mから1.9G帯の無線信号が送信される。
800G帯送信回路132sは、入力された送信信号に対してアップコンバート処理及び増幅処理等を行って、800M帯の送信信号を生成する。この800M帯の送信信号は、デュプレクサ112及びダイプレクサ121を通じてメインアンテナ103mに入力される。これにより、メインアンテナ103mから800M帯の無線信号が送信される。
無線LAN送受信回路134は、入力された送信信号に対してアップコンバート処理及び増幅処理等を行って、2.4G帯の送信信号を生成する。この2.4G帯の送信信号は、無線LANアンテナ105に入力される。これにより、無線LANアンテナ105から、WiFiでの2.4G帯の無線信号が送信される。
<受信処理について>
2.5G帯のメインアンテナ101mで受信された受信信号は、RFスイッチ110を通じて2.5G帯受信回路130r−mに入力される。2.5G帯受信回路130r−mは、入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。また、2.5G帯のサブアンテナ101sで受信された受信信号は、ダイプレクサ120を通じて2.5G帯受信回路130r−sに入力される。2.5G帯受信回路130r−sは、入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、2.5G帯受信回路130r−m,130r−sから出力される受信信号に対して復調処理等を行って、基地局が送信する2.5G帯の無線信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
1.9G帯のサブアンテナ102sで受信された受信信号は、ダイプレクサ120を通じて1.9G帯受信回路131r−sに入力される。1.9G帯受信回路131r−sは、入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。また、1.9G帯のメインアンテナ102mで受信された受信信号は、ダイプレクサ121及びデュプレクサ111を通じて1.9G帯受信回路131r−mに入力される。1.9G帯受信回路131r−mは、入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、1.9G帯受信回路131r−m,131r−sから出力される受信信号に対して復調処理等を行って、基地局が送信する1.9G帯の無線信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
800M帯のメインアンテナ103mで受信された受信信号は、ダイプレクサ121及びデュプレクサ112を通じて800M帯受信回路132r−mに入力される。800M帯受信回路132r−mは、入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。また、800M帯のサブアンテナ103sで受信された受信信号は、ダイプレクサ122を通じて800M帯受信回路132r−sに入力される。800M帯受信回路132r−sは、入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、800M帯受信回路132r−m,132r−sから出力される受信信号に対して復調処理等を行って、基地局が送信する800M帯の無線信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
GPSアンテナ104で受信された受信信号は、ダイプレクサ122を通じてGPS受信回路133rに入力される。GPS受信回路133rは入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、GPS受信回路133rから入力された受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
無線LANアンテナ105で受信された受信信号は、無線LAN送受信回路134に入力される。無線LAN送受信回路134は入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、無線LAN送受信回路134から入力された受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
<各アンテナの構造について>
本実施の形態では、第1アンテナ群101等の無線処理部100が備える各種アンテナは、例えば、電池側ケース本体30の外側の面301に形成されている。図4は無線処理部100が備える各種アンテナの構造と電池側ケース本体30の構造とを示す図である。
図4の中央には、電池側ケース本体30の正面図が示されている。また、図4の上側、下側、左側及び右側には、電池側ケース本体30の上面図、底面図、左側面図及び右側面図がそれぞれ示されている。図4の中央には、電池側ケース本体30を、カバー部材31が取り付けられる側から見た様子が示されている。
無線処理部100が備える、メインアンテナ101m等の各種アンテナは、例えば、導体パターンで形成されている。またアンテナと接続される給電点150〜154も、例えば、導体パターンで形成されている。各種アンテナ及び給電点150〜154は、電池側ケース本体30の外側の面301に対して、例えば、銀を主成分とする金属材料を印刷することによって形成されている。給電点150〜154のそれぞれは、例えば丸形となっている。
電池側ケース本体30は略浅い箱形となっている。略箱形の電池側ケース本体30の外側の面301は、平面視で略長方形の主面302と、上側の側面303(「上側面303」と呼ぶ)と、下側の側面304(「下側面304」と呼ぶ)と、左側の側面305(「左側面305」と呼ぶ)と、右側の側面306(「右側面306」と呼ぶ)とで構成されている。主面302には、電池7が挿入される上述の開口部300が形成されている。また主面302の四隅には4つのネジ穴310がそれぞれ形成されている。
ここで、本実施の形態での電池側ケース本体30についての左側及び右側とは、図4の中央に示されるように、電池側ケース本体30の上側(ユーザが、手に持った電子機器1を耳に当てて通話を行う際の当該電子機器1を基準とした場合の上側)を上にして、当該電池側ケース本体30をカバー部材31が取り付けられる側から見た際の左側及び右側である。
主面302と上側面303との境界部分323は角張っておらず湾曲している。つまり、主面302における上側面302側の端部から、上側面302における主面302側の端部にかけて湾曲している。同様に、主面302と下側面304との境界部分324は角張っておらず湾曲している。主面302と左側面305との境界部分325は角張っておらず湾曲している。主面302と下側面304との境界部分324は角張っておらず湾曲している。
電池側ケース本体30の右上角320、左上角321、左下角322及び右下角323は角張っておらず湾曲している(丸くなっている)。
<GPSアンテナ及び800M帯のサブアンテナの形状>
給電点152が共通している800M帯のサブアンテナ103sとGPSアンテナ104とは、電池側ケース本体30の右上角部分350に形成されている。言い換えれば、サブアンテナ103sとGPSアンテナ104とは、電池側ケース本体30の右上角320付近に形成されている。電池側ケース本体30が電子機器1に組み入れられた状態を考えると、サブアンテナ103sとGPSアンテナ104とは、図5に示されるように、電子機器1をカバー部材31側(裏面側)から見た場合での当該電子機器1の内側の右上角部分10に形成されている。なお、図5には、電子機器1をカバー部材31側から見た場合での当該電子機器1の内側の左上角部分11、左下角部分12及び右下角部分13も示されている。
サブアンテナ103sが受信する無線信号の周波数帯(800M帯)は、GPSアンテナ104が受信するGPS信号の周波数帯(1.5G帯)よりも低いことから、サブアンテナ103sはGPSアンテナ104よりも長くなる。給電点152は、電池側ケース本体30の右上角部分350の主面302側に設けられている。言い換えれば、給電点152は、電池側ケース本体30の主面302の右上隅付近に設けられている。
図6は、電池側ケース本体30の右上角部分350付近を拡大して示す図である。電池側ケース本体30が電子機器1に組み込まれると、図6に示されるように、電池側ケース本体30の右上角部分350付近の下方には、機器ケース4内に収納されたイヤホンジャック40、バイブレータ41、サイドキー42及び近接センサー43などの部品が位置する。サブアンテナ103s及びGPSアンテナ104の下に部品が存在すると、サブアンテナ103s及びGPSアンテナ104の性能が劣化する可能性があることから、サブアンテナ103s及びGPSアンテナ104はできるだけ部品の上に位置しないように配置される。なお、無線処理部100が備える他のアンテナについても、同様に、機器ケース4内の部品の上にできるだけ位置しないように配置される。
図4,6に示されるように、GPSアンテナ104は、近くにあるサイドキー42の上を通らないように給電点152から右側面306の方へ延び、右側面306の湾曲部分306a(右側面306の主面302側の端部)を通って右側面306の平坦部分306bまで延びている。言い換えれば、GPSアンテナ104は、給電点152から右側面306の方へ延び、主面302と右側面306との湾曲している境界部分326を通って、右側面306の平坦部分306bまで延びている。そして、GPSアンテナ104は、右側面306の平坦部分306bから、電池側ケース本体30の湾曲している右上角320を通って、上側面303の平坦部分303bまで延びている。そして、GPSアンテナ104は、上側面303の平坦部分303bから、上側面303と主面302との湾曲している境界部分323まで延び、その後、左方向に180度Uターンして終了している。GPSアンテナ104の開放端104aは、給電点152よりも外側に位置している。具体的には、GPSアンテナ104の開放端104aは、電池側ケース本体30の周縁部において給電点152よりも外側に位置している。
一方で、800M帯のサブアンテナ103sは、給電点152から、一旦、右側面306の方に少し延び、その後、下方向に180度Uターンして左側面305の方に延びている。左側面305の方に延びるサブアンテナ103sは、給電点152を少し越えると、上側面303の方に90度折れ曲がって、上側面303の方に向かって延びている。そして、上側面303の方に向かうサブアンテナ103sは、近くにあるバイブレータ41、イヤホンジャック40及び近接センサー43を避けるように、少し左側面305の方に向かいながら階段状に斜めに延びて、主面302と上側面303との湾曲している境界部分323に達すると終了している。サブアンテナ103sの開放端103saは、GPSアンテナ104の開放端104aと同様に、給電点152よりも外側に位置している。具体的には、サブアンテナ103sの開放端103saは、電池側ケース本体30の周縁部において給電点152よりも外側に位置している。
このように、電池側ケース本体30において、GPSアンテナ104は、800M帯のサブアンテナ103sよりも右上角320側に配置されている。電池側ケース本体30を電子機器1に組み込んだ状態を考えると、GPSアンテナ104は、800M帯のサブアンテナ103sよりも電子機器1の角側(電子機器1をカバー部材31側から見ると、電子機器1の右上角側)に配置される。したがって、GPSアンテナ104の近くに電子機器1内の部品が存在しにくくなる。よって、機器ケース4内の部品の影響を受けてGPSアンテナ104の性能が劣化することを抑制することができる。つまり、GPSアンテナ104の性能を向上することができる。
なお、電子機器1内の制御部は、GPS受信回路133rから出力される受信信号に基づいて、電子機器1の位置を求める。仮にGPSアンテナ104の性能が低下すると、制御部で求められる位置の精度が低下する可能性がある。
一方で、電子機器1から警察等に緊急通報が行われる場合には、警察等がユーザの位置を特定するために、電子機器1は警察等に対して当該電子機器1の位置を通知することがある。このとき、警察等に通知される電子機器1の位置が正しくないと、警察等はユーザの位置を正確に特定することが困難になる。本実施の形態では、GPSアンテナ104の性能が向上することから、制御部で求められる電子機器1の位置の精度を向上することができる。よって、電子機器1は、警察等に緊急通報を行う場合に、当該電子機器1について正しい位置を警察等に通知することができる。
また、GPSアンテナ104等のアンテナの開放端が、電池側ケース本体30の外側の方ではなく、内側の方に位置する場合には、機器ケース4内のプリント基板等に形成されたグランドプレーンと結合し易くなり、アンテナの性能が劣化することがある。つまり、GPSアンテナ104等のアンテナの開放端が、電子機器1内において、外側の方ではなく内側の方に位置する場合には、電子機器1内のグランドプレーンと結合し易くなり、アンテナの性能が劣化することがある。
本実施の形態では、GPSアンテナ104の開放端104a及びサブアンテナ103sの開放端103saは、給電点152よりも外側に位置しているため、詳細には、電池側ケース本体30の周縁部において給電点152よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、GPSアンテナ104及びサブアンテナ103sの性能が向上する。電池側ケース本体30が電子機器1に組み入れられた状態を考えると、GPSアンテナ104の開放端104a及びサブアンテナ103sの開放端103saは、電子機器1の内側の周縁部に位置していると言える。
また、本実施の形態では、GPSアンテナ104は、給電点152よりも内側を通らずに、その開放端104aが給電点152よりも外側に位置するように配置されているため、GPSアンテナ104を電子機器1内においてより端の方(より角の方)に配置することができる。よって、GPSアンテナ104は、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
なお、800M帯のサブアンテナ103sの開放端103saを給電点152よりも外側に配置するという観点からは、本実施の形態のようにサブアンテナ103sを給電点152よりも内側に通した上で、その開放端103saを給電点152よりも外側に配置する必要はない。例えば、サブアンテナ103sは、給電点152から右側面306に向かって延び、その後、右側面306内を下側面304の方に向かって一方向に延びていく場合であっても、サブアンテナ103sの開放端103saを給電点152よりも外側に配置することができる。
しかしながら、800M帯のサブアンテナ103sはGPSアンテナ104よりも長いことから、サブアンテナ103sが右側面306内を下側面304に向かって一方向に延びると、サブアンテナ103sの開放端103saが、右側面306における長手方向の中央部まで達することがある。そうすると、電子機器1がユーザの手に持たれた状態では、サブアンテナ103sはユーザの手で覆われ易くなる。その結果、サブアンテナ103sの性能が低下する可能性がある。
本実施の形態では、サブアンテナ103sは、電池側ケース本体30において、端部にある給電点152よりも内側を通って、当該サブアンテナ103sの開放端103saが給電点152よりも外側に位置するように配置されていることから、図4に示されるように、長いサブアンテナ103sを一方向に長く延ばすことなくその開放端103saを外側に配置することができる。よって、サブアンテナ103sはユーザの手で覆われにくくなり、その結果、サブアンテナ103sの性能が向上する。
<2.5G帯のサブアンテナと1.9G帯のサブアンテナの形状>
給電点150が共通している2.5G帯のサブアンテナ101sと1.9G帯のサブアンテナ102sとは、電池側ケース本体30の左上角部分351に形成されている。電池側ケース本体30が電子機器1に組み入れられた状態を考えると、サブアンテナ101s,102sは、電子機器1をカバー部材31側から見た場合での当該電子機器1の内側の左上角部分11に形成されている(図5参照)。給電点150は、電池側ケース本体30の左上角部分351の主面302側に設けられている。言い換えれば、給電点150は、電池側ケース本体30の主面302の左上隅付近に設けられている。
本実施の形態では、2.5G帯のサブアンテナ101sの要求性能は、1.9G帯のサブアンテナ102sの要求性能よりも高くなっている。具体的には、2.5G帯のサブアンテナ101sで許容される信号損失は、1.9G帯のサブアンテナ102sで許容される信号損失よりも小さくなっている。
また、サブアンテナ102sが受信する無線信号の周波数帯(1.9G帯)は、サブアンテナ101sが受信する無線信号の周波数帯(2.5G帯)よりも低いことから、サブアンテナ102sはサブアンテナ101sよりも長くなる。
2.5G帯のサブアンテナ101sは、給電点150から左側面305の方へ延び、左側面305の湾曲部分305aを通って左側面305の平坦部分305bまで延びている。そして、サブアンテナ101sは、左側面305の平坦部分305bから、電池側ケース本体30の湾曲している左上角321を通って、上側面303の平坦部分303bまで延びて終了している。サブアンテナ101sの開放端101saは、給電点150よりも外側に位置している。具体的には、サブアンテナ101sの開放端101saは、電池側ケース本体30の周縁部(電子機器1の内側の周縁部)において給電点150よりも外側に位置している。
一方で、1.9G帯のサブアンテナ102sは、給電点150から下側面304の方に向かって、右側面306の方に寄りながら階段状に斜めに延びた後、右方向に180度Uターンして上側面303の方に向かって延びている。そして、サブアンテナ102sは、主面302と上側面303の境界部分323で少し左側面305の方に曲がった後、上側面303の湾曲部分303aを通って上側面303の平坦部分303bまで延びて終了している。サブアンテナ102sの開放端102saは、電池側ケース本体30の周縁部において給電点150よりも外側に位置している。
このように、本実施の形態では、電池側ケース本体30において、要求性能が比較的高い2.5G帯のサブアンテナ101sが、要求性能が比較的低い1.9Gのサブアンテナ102sよりも左上角321側に配置されている。電池側ケース本体30を電子機器1に組み込んだ状態を考えると、サブアンテナ101sは、サブアンテナ102sよりも電子機器1の角側(電子機器1をカバー部材31側から見ると、電子機器1の左上角側)に配置される。したがって、サブアンテナ101sの近くに電子機器1内の部品が存在しにくくなる。よって、機器ケース4内の部品の影響を受けてサブアンテナ101sの性能が劣化することを抑制することができる。その結果、サブアンテナ101sについて要求される高い性能を満足し易くなる。
また、サブアンテナ101sの開放端101sa及びサブアンテナ102sの開放端12saは、給電点150よりも外側に位置しているため、詳細には、電池側ケース本体30の周縁部において給電点150よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、サブアンテナ101s,102sの性能が向上する。電池側ケース本体30が電子機器1に組み入れられた状態を考えると、サブアンテナ101sの開放端101sa及びサブアンテナ102sの開放端102saは、電子機器1の内側の周縁部に位置していると言える。
また、サブアンテナ101sは、給電点150よりも内側を通らずに、その開放端101saが給電点150よりも外側に位置するように配置されているため、サブアンテナ101sを電子機器1内においてより端の方に(より角の方に)配置することができる。よって、サブアンテナ101sは、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
なお、長さの短い2.5G帯のサブアンテナ101sを、給電点150よりも内側を通るように配置すると、サブアンテナ101sの開放端101saを端の方に配置することが容易ではなくなり、当該開放端101saが機器ケース4内のグランドプレーンと結合しやすくなる。よって、長さの短い2.5G帯のサブアンテナ101sを、給電点150よりも内側を通るように配置することは好ましくない。
<無線LANアンテナの形状>
無線LANアンテナ105の給電点154は、主面302の左側端部における長手方向の中央部において、やや上側主面303寄りに形成されている。
無線LANアンテナ105は、給電点154から左側面305の方に延び、左側面305の湾曲部分305aを通って左側面305の平坦部分305bまで延びている。そして、無線LANアンテナ105は、左側面305の平坦部分305b内を下側面304の方に向かって延びている。そして、無線LANアンテナ105は、その開放端105aが左側面305の平坦部分305bにおける長手方向の中央部のやや下側面304寄りまで達すると終了している。無線LAN105の開放端105aは給電点154よりも外側に位置している。
このように、無線LANアンテナ105の開放端105aは給電点154よりも外側に位置しているため、詳細には、電池側ケース本体30の周縁部において給電点154よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、無線LANアンテナ105の性能が向上する。
また、無線LANアンテナ105は、給電点154よりも内側を通らずに、その開放端105aが給電点154よりも外側に位置するように配置されているため、無線LANアンテナ105をできるだけ端の方に配置することができる。よって、無線LAN105は、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
<2.5G帯のメインアンテナの形状>
2.5G帯のメインアンテナ101mは、電池側ケース本体30の左下角部分352に形成されている。電池側ケース本体30が電子機器1に組み入れられた状態を考えると、メインアンテナ101mは、電子機器1をカバー部材31側から見た場合での当該電子機器1の内側の左下角部分12に形成されている(図5参照)。メインアンテナ101mの給電点153は、電池側ケース本体30の左下角部分352の主面302側に設けられている。
メインアンテナ101mは、給電点153から下側面304の方に向かってやや左側面305側に寄りながら斜めに延び、下側面304の湾曲部分304aを通って下側面304の平坦部分304bまで延びている。そして、メインアンテナ101mは、下側面304の平坦部分304bから、電池側ケース本体30の湾曲している左下角322を通って、左側面305の平坦部分305bまで延びて終了している。メインアンテナ101mの開放端101maは、電池側ケース本体30の周縁部において、給電点153よりも外側に位置している。
このように、メインアンテナ101mの開放端101maは給電点153よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、メインアンテナ101mの性能が向上する。
また、メインアンテナ101mは、給電点153よりも内側を通らずに、その開放端101maが給電点153よりも外側に位置するように配置されているため、メインアンテナ101mを電子機器1内においてより端の方に(より角の方に)配置することができる。よって、メインアンテナ101mは、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
<1.9G帯のメインアンテナと800M帯のメインアンテナの形状>
給電点151が共通している1.9G帯のメインアンテナ102mと800M帯のメインアンテナ103mとは、電池側ケース本体30の右下角部分353に形成されている。電池側ケース本体30が電子機器1に組み入れられた状態を考えると、メインアンテナ102m,103mは、電子機器1をカバー部材31側から見た場合での当該電子機器1の内側の右下角部分13に形成されている(図5参照)。
メインアンテナ103mが受信する無線信号の周波数帯(800M帯)は、メインアンテナ102mが受信する無線信号の周波数帯(1.9G帯)よりも低いことから、メインアンテナ103mはメインアンテナ102mよりも長くなる。給電点151は、電池側ケース本体30の右下角部分353の主面302側に設けられている。
800M帯のメインアンテナ103mは、給電点151から少し上側面303に向かって延びた後、右側面306に向かって延び、右側面306の湾曲部分306aを通って右側面306の平坦部分306bまで延びている。メインアンテナ103mは、右側面306の平坦部分306bまで延びると、そこからサブパターンP1sとメインパターンP1mに分かれている。サブパターンP1sは、右側面306の平坦部分306b内を上側面303に向かって延びて終了している。メインパターンP1mは、右側面306の平坦部分306b内を下側面304に向かって延び、左側面305の平坦部分305bから、電池側ケース本体30の湾曲している右下角323を通って、下側面304の平坦部分304bまで延びて終了している。サブパターンP1sの開放端P1sa及びメインパターンP1mの開放端P1maは、給電点151よりも外側に位置している。
一方で、1.9G帯のメインアンテナ102mは、給電点151から少し上側面303に向かって延びた後、左方向に180度Uターンして下側面304に向かって延びている。そして、メインアンテナ102mは、主面302と下側面304との湾曲している境界部分324に達すると、サブパターンP2sとメインパターンP2mとに分かれている。サブパターンP2sは、境界部分342内において左側面305の方に向かって少し延びて終了している。メインパターンP2mは、境界部分342内において、下側面304の方に少し延びた後、右方向に90度曲がって右側面306に方に向かって延び、終了している。サブパターンP2sの開放端P2sa及びメインパターンP2mの開放端P2maは、給電点151よりも外側に位置している。
このように、メインアンテナ102mの開放端(開放端P1sa,P1ma)は、給電点151よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、メインアンテナ102mの性能が向上する。
また、メインアンテナ103mの開放端(開放端P2sa,P2ma)は、給電点151よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、メインアンテナ103mの性能が向上する。
<実施の形態2>
図7は実施の形態2に係る電子機器1が備える無線処理部400の構成を示す図である。図8は無線処理部400が備える各種アンテナの構造と、実施の形態2に係る電子機器1が備える電池側ケース本体50の構造と示す図である。本実施の形態に係る電子機器1は、上述の実施の形態1に係る電子機器1において、無線処理部100の代わりに無線処理部400が設けられ、電池側ケース本体30の代わりに電池側ケース本体50が設けられたものである。以下に、本実施の形態に係る電子機器1について、実施の形態1に係る電子機器1との相違点を中心に説明する。
<無線処理部の構成>
無線処理部400は、実施の形態1に係る無線処理部100と同様に、2.5G帯、1.9G帯及び800M帯の無線信号を用いて基地局と無線通信することが可能である。本実施の形態では、実施の形態1と同様に、無処理部400は、LTEでの2.5G帯、1.9G帯及び800M帯の無線信号と、CDMAでの1.9G帯及び800M帯の無線信号とを送受信することが可能である。また無線処理部400は、衛星測位システム、例えばGPSの人工衛星からの無線信号を受信することが可能である。そして、無線処理部400は、無線LAN、例えばWiFiを用いて通信装置と無線通信することが可能である。本実施の形態では、無線処理部400は、2.4G帯の無線信号を使用するWiFiと、5G帯の無線信号を使用するWiFiとを用いて通信装置と無線通信することが可能である。
図7に示されるように、無線処理部400は、2.5G帯の無線信号を送受信する第1アンテナ群401と、1.9G帯の無線信号を送受信す第2アンテナ群402と、800M帯の無線信号を送受信する第3アンテナ群403とを備えている。第1アンテナ群401が送受信可能な無線信号は、上述の第1アンテナ群101が送受信可能な無線信号と同じである。第2アンテナ群402が送受信可能な無線信号は、上述の第2アンテナ群102が送受信可能な無線信号と同じである。第3アンテナ群403が送受信可能な無線信号は、上述の第3アンテナ群103が送受信可能な無線信号と同じである。
また無線通信部400は、GPS信号を受信するGPSアンテナ404と、無線LANでの5G帯の無線信号を送受信する無線LANアンテナ405と、無線LANでの2.4G帯の無線信号を送受信する無線LANアンテナ406とを備えている。
2.5G帯の第1アンテナ群401は、送信及び受信を行うメインアンテナ401mと、受信だけを行うサブアンテナ401sとを備えている。第1アンテナ群401では、送信の際にはメインアンテナ401mだけで送信し、受信の際にはメインアンテナ401m及びサブアンテナ401sで受信する。つまり、第1アンテナ群401は、受信時のみマルチアンテナとして機能する。
1.9G帯の第2アンテナ群402は、送信及び受信を行うメインアンテナ402mと、受信だけを行うサブアンテナ402sとを備えている。第2アンテナ群402では、送信の際にはメインアンテナ402mだけで送信し、受信の際にはメインアンテナ402m及びサブアンテナ402sで受信する。つまり、第2アンテナ群402は、受信時のみマルチアンテナとして機能する。
800M帯の第3アンテナ群403は、送信及び受信を行うメインアンテナ403mと、受信だけを行うサブアンテナ403sとを備えている。第3アンテナ群403では、送信の際にはメインアンテナ403mだけで送信し、受信の際にはメインアンテナ403m及びサブアンテナ403sで受信する。つまり、第3アンテナ群403は、受信時のみマルチアンテナとして機能する。
本実施の形態では、第1アンテナ群401、第2アンテナ群402及び第3アンテナ群403のそれぞれは、受信時において、基地局からのMIMO信号を受信するMIMO用の受信マルチアンテナとして使用される。なお、第1アンテナ群401、第2アンテナ群402及び第3アンテナ群403の少なくとも一つは、MIMO用のマルチアンテナ以外のマルチアンテナとして使用されても良い。例えば、第1アンテナ群401、第2アンテナ群402及び第3アンテナ群403の少なくとも一つは、アンテナ指向性のビーム及びヌルの少なくとも一方を制御するアダプティブアレイ用のマルチアンテナとして使用されても良い。また、第1アンテナ群401、第2アンテナ群402及び第3アンテナ群403の少なくも一つは、ダイバーシティ用のマルチアンテナとして使用されても良い。
また本実施の形態では、2.5G帯のサブアンテナ401sと、GPSアンテナ404との給電点450が共通となっている。また、1.9G帯のメインアンテナ402mと、800M帯のメインアンテナ403msとの給電点451が共通となっている。また、800M帯のサブアンテナ403sと、1.9G帯のサブアンテナ402sとの給電点452が共通となっている。そして、5G帯の無線LANアンテナ405と、2.4G帯の無線LANアンテナ406との給電点454が共通となっている。なお、2.5G帯のメインアンテナ101mの給電点453は、他のアンテナの給電点と共通となっていない。
無線処理部400には、2.5G帯送信回路430s、1.9G帯送信回路431s、800M帯送信回路432s、無線LAN用の5G帯送信回路434s及び無線LAN用の2.4G帯送受信回路435が設けられている。
また無線処理部100には、2つの2.5G帯受信回路430r−m,430r−sと、2つの1.9G帯受信回路431r−m,431r−sと、2つの800M帯受信回路432r−m,432r−sと、GPS受信回路433rと、無線LAN用の5G帯受信回路434rとが設けられている。
そして、無線処理部400には、2つのRFスイッチ410,423と、2つのデュプレクサ411,412と、3つのダイプレクサ420〜422とが設けられている。RFスイッチ410は、2.5G帯のメインアンテナ401mの給電点453に接続されており、ダイプレクサ420は、2.5G帯のサブアンテナ401sとGPSアンテナ404の給電点450に接続されている。ダイプレクサ421は、1.9G帯のサブアンテナ402sと800M帯のサブアンテナ403sの給電点452に接続されており、ダイプレクサ422は、1.9G帯のメインアンテナ402mと800M帯のメインアンテナ403mの給電点451に接続されている。RFスイッチ423は、無線LANアンテナ405,406の給電点454に接続されている。
<送信処理について>
2.5G帯送信回路430s、1.9G帯送信回路431s及び800M帯送信回路432sは、上述の2.5G帯送信回路130s、1.9G帯送信回路131s及び800M帯送信回路132sと同様に動作する。
2.5G帯送信回路430sで生成された2.5G帯の送信信号は、RFスイッチ410を通じてメインアンテナ401mに入力される。1.9G帯送信回路431sで生成された1.9G帯の送信信号は、デュプレクサ411及びダイプレクサ422を通じてメインアンテナ402mに入力される。800M帯送信回路432sで生成された800M帯の送信信号は、デュプレクサ412及びダイプレクサ422を通じてメインアンテナ403mに入力される。
5G帯送信回路434sは、電子機器1内の制御部から入力される送信信号に対してアップコンバート処理及び増幅処理等を行って、無線LAN用の5G帯の送信信号を生成する。この5G帯の送信信号は、RFスイッチ423を通じて無線LANアンテナ405に入力される。
2.4G帯送受信回路435は、電子機器1内の制御部から入力される送信信号に対してアップコンバート処理及び増幅処理等を行って、無線LAN用の2.4G帯の送信信号を生成する。この2.4G帯の送信信号は、RFスイッチ423を通じて無線LANアンテナ406に入力される。
<受信処理について>
2.5G帯のメインアンテナ401mで受信された受信信号は、RFスイッチ410を通じて2.5G帯受信回路430r−mに入力される。2.5G帯のサブアンテナ401sで受信された受信信号は、ダイプレクサ420を通じて2.5G帯受信回路430r−sに入力される。2.5G帯受信回路430r−m,430r−sの動作は、上述の2.5G帯受信回路130r−m,130r−sの動作と同様である。制御部は、2.5G帯受信回路430r−m,430r−sから出力される受信信号に対して復調処理等を行って、基地局が送信する2.5G帯の無線信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
1.9G帯のサブアンテナ402sで受信された受信信号は、ダイプレクサ421を通じて1.9G帯受信回路431r−sに入力される。また、1.9G帯のメインアンテナ402mで受信された受信信号は、ダイプレクサ422及びデュプレクサ411を通じて1.9G帯受信回路431r−mに入力される。1.9G帯受信回路431r−m,431r−sの動作は、上述の1.9G帯受信回路131r−m,131r−sの動作と同様である。制御部は、1.9G帯受信回路431r−m,431r−sから出力される受信信号に対して復調処理等を行って、基地局から送信される1.9G帯の無線信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
800M帯のメインアンテナ403mで受信された受信信号は、ダイプレクサ422及びデュプレクサ412を通じて800M帯受信回路332r−mに入力される。また、800M帯のサブアンテナ403sで受信された受信信号は、ダイプレクサ421を通じて800M帯受信回路432r−sに入力される。800M帯受信回路432r−m,432r−sの動作は、上述の800M帯受信回路132r−m,132r−sの動作と同様である。制御部は、800M帯受信回路432r−m,432r−sから出力される受信信号に対して復調処理等を行って、基地局から送信される800M帯の無線信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
GPSアンテナ104で受信された受信信号は、ダイプレクサ420を通じてGPS受信回路433rに入力される。GPS受信回路433rの動作は上述のGPS受信回路133rと同様である。制御部は、GPS受信回路433rから入力された受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
無線LANアンテナ405で受信された受信信号は、RFスイッチ423を通じて5G帯受信回路434rに入力される。5G帯受信回路434rは入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、5G帯受信回路434rから入力された受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
無線LANアンテナ406で受信された受信信号は、RFスイッチ423を通じて2.4G帯送受信回路435に入力される。2.4G帯送受信回路435は入力された受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバート処理等を行って、処理後の受信信号を制御部に出力する。制御部は、2.4G帯送受信回路435から入力された受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる制御データ及びユーザデータ等を再生する。
<各アンテナの構造について>
本実施の形態では、第1アンテナ群401等の無線処理部400が備える各種アンテナは、図8に示されるように、例えば、電池側ケース本体50の外側の面501に形成されている。図8の中央には、電池側ケース本体50の正面図が示されている。また、図8の上側、下側、左側及び右側には、電池側ケース本体50の上面図、底面図、左側面図及び右側面図がそれぞれ示されている。図8の中央には、電池側ケース本体50を、カバー部材31が取り付けられる側から見た様子が示されている。
無線処理部400が備える、メインアンテナ401m等の各種アンテナは、例えば、導体パターンで形成されている。またアンテナと接続される給電点450〜454も、例えば、導体パターンで形成されている。各種アンテナ及び給電点450〜454は、電池側ケース本体50の外側の面501に対して、例えば、銀を主成分とする金属材料を印刷することによって形成されている。給電点450〜454のそれぞれは、例えば丸形となっている。
電池側ケース本体50は略浅い箱形となっている。電池側ケース本体50の外側の面501は、平面視で略長方形の主面502と、上側の側面503(「上側面503」と呼ぶ)と、下側の側面504(「下側面504」と呼ぶ)と、左側の側面505(「左側面505」と呼ぶ)と、右側の側面506(「右側面506」と呼ぶ)とで構成されている。主面502には、電池7が挿入される開口部500が形成されている。
主面502と上側面503との境界部分523は角張っておらず湾曲している。つまり、主面502における上側面502側の端部から、上側面502における主面502側の端部にかけて湾曲している。同様に、主面502と下側面504との境界部分524は角張っておらず湾曲している。主面502と左側面505との境界部分525は角張っておらず湾曲している。主面502と下側面504との境界部分524は角張っておらず湾曲している。
電池側ケース本体50の右上角520、左上角521、左下角522及び右下角523は角張っておらず湾曲している。
<GPSアンテナ及び2.5G帯のサブアンテナの形状>
給電点450が共通している2.5G帯のサブアンテナ401sとGPSアンテナ404とは、電池側ケース本体50の左上角部分551に形成されている。サブアンテナ401sが受信する無線信号の周波数帯(2.5G帯)は、GPSアンテナ404が受信するGPS信号の周波数帯(1.5G帯)よりも高いことから、サブアンテナ401sはGPSアンテナ404よりも短くなっている。給電点450は、電池側ケース本体50の左上角部分551の主面502側に設けられている。
図9は、電池側ケース本体50の左上角521から上端のあたりを拡大して示す図である。図9に示されるように、電池側ケース本体50が電子機器1に組み込まれると、電池側ケース本体50の左上角521から上端のあたりの下方には、機器ケース4内に収納されたフレキシブルケーブル70〜74、カメラ75,76、コネクタ77,78、イヤホンジャック79及びバイブレータ80などの部品が位置する。サブアンテナ401s及びGPSアンテナ404の下に部品が存在すると、サブアンテナ401s及びGPSアンテナ404の性能が劣化する可能性があることから、サブアンテナ401s及びGPSアンテナ404はできるだけ部品の上に位置しないように配置される。なお、無線処理部400が備える他のアンテナについても、同様に、機器ケース4内の部品の上にできるだけ位置しないように配置される。
図8に示されるように、GPSアンテナ404は、給電点450から左側面505の方へ延び、左側面505の湾曲部分505aを通って左側面505の平坦部分505bまで延びている。そして、GPSアンテナ404は、左側面505の平坦部分505bから電池側ケース本体50の湾曲している左上角521まで延び、左上角521の変曲点付近で主面501の方へ延びている。そして、GPSアンテナ404は、その開放端404aが主面501の左上隅付近に来たところで終わっている。
一方で、2.5G帯のサブアンテナ401sは、給電点450から左側面505の方へ延び、左側面505と主面502との湾曲している境界部部分525まで延びると、当該境界部分525内を下側面504の方にある程度延びた後に終了している。サブアンテナ401sの開放端401saは給電点450よりも外側に位置している。
このように、電池側ケース本体50において、GPSアンテナ404は、2.5G帯のサブアンテナ401sよりも左上角521側に配置されている。電池側ケース本体50を電子機器1に組み込んだ状態を考えると、GPSアンテナ404は、2.5G帯のサブアンテナ401sよりも電子機器1の角側(電子機器1をカバー部材31側から見ると、電子機器1の左上角側)に配置される。したがって、GPSアンテナ404の近くに電子機器1内の部品が存在しにくくなる。よって、機器ケース4内の部品の影響を受けてGPSアンテナ404の性能が劣化することを抑制することができる。つまり、実施の形態1に係るGPSアンテナ104と同様に、GPSアンテナ404の性能を向上することができる。
また、2.5G帯のサブアンテナ401sの開放端401saは、給電点450よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、サブアンテナ401sの性能が向上する。
また、サブアンテナ401sは、給電点450よりも内側を通らずに、その開放端401saが給電点450よりも外側に位置するように配置されている。そのため、サブアンテナ401sを電子機器1内においてより端の方に配置することができる。よって、サブアンテナ401sは、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
なお、長さの短い2.5G帯のサブアンテナ401sを、給電点450よりも内側を通るように配置すると、サブアンテナ401sの開放端401saを端の方に配置することが容易ではなくなり、当該開放端401saが機器ケース4内のグランドプレーンと結合しやすくなる。よって、長さの短い2.5G帯のサブアンテナ401sを、給電点450よりも内側を通るように配置することは好ましくない。
<1.9G帯のメインアンテナと800M帯のメインアンテナの形状>
給電点451が共通している1.9G帯のメインアンテナ402mと800M帯のメインアンテナ403mとは、電池側ケース本体30の下端部に形成されている。給電点451は、電池側ケース本体50の左下角部分552の主面502側に設けられている。
1.9G帯のメインアンテナ402mは、給電点451から上側面503に向かって少し延びた後、左側面505の方に延び、左側面505の湾曲部505aを通って左側面505の平坦部505bまで延びている。そして、メインアンテナ402mは、左側面505の平坦部分505bから、電池側ケース本体50の湾曲している左下角522まで延び、当該メインアンテナ402mの開放端402maが下側面504の平坦部分504a近くに来たところで終了している。メインアンテナ402mは、電池側ケース本体50の左下角部分に552に形成されている。メインアンテナ402mの開放端402maは、給電点451よりも外側に位置している。
一方で、800M帯のメインアンテナ403mは、給電点451から上側面503に向かって少し延びた後、右側面506の方へ少し延び、その後、電池側ケース本体50の湾曲している左下角522に沿って主面502内を延びている。そして、メインアンテナ403mは、電池側ケース本体50の主面501の下端部における左右方向の中央部付近まで延びると、下方向に180度Uターンして、主面内502内を左側面505の方へ延びている。そして、メインアンテナ402mは、その開放端403maが主面502の左下隅まで来ると終了している。メインアンテナ403mの開放端403maは、給電点451よりも少し外側に位置している。
このように、メインアンテナ402m,403mの開放端402ma,403maは、給電点451よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、メインアンテナ402m,403mの性能が向上する。
また、1.9G帯のメインアンテナ402mは、給電点451よりも内側を通らずに、その開放端402maが給電点451よりも外側に位置するように配置されているため、メインアンテナ402mを電子機器1内においてより端の方に(より角の方に)配置することができる。よって、メインアンテナ402mは、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
<2.5G帯のメインアンテナの形状>
2.5G帯のメインアンテナ401mは、電池側ケース本体50の右下角部分553に形成されている。メインアンテナ401mの給電点453は、電池側ケース本体50の右下角部分553の主面502側に設けられている。
メインアンテナ401mは、給電点453から右側面506の方に延び、右側面506の湾曲部506aを通って右側面506の平坦部506bまで延びている。そして、メインアンテナ401mは、右側面506の平坦部分506bから、電池側ケース本体50の湾曲している右下角523まで延び、その開放端401maが右下角523の変曲点付近まで来ると終了している。メインアンテナ401mの開放端401maは、給電点453よりも外側に位置している。
このように、2.5G帯のメインアンテナ401mの開放端401maは、給電点453よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、メインアンテナ401mの性能が向上する。
また、メインアンテナ401mは、給電点453よりも内側を通らずに、その開放端401maが給電点453よりも外側に位置するように配置されているため、メインアンテナ401mを電子機器1内においてより端の方に(より角の方に)配置することができる。よって、メインアンテナ401mは、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
<無線LANアンテナの形状>
給電点454が共通の無線LANアンテナ405,406は、電池側ケース本体50の右上角部分550に形成されている。給電点454は、右上角部分550の主面502側に形成されている。
本実施の形態では、2.4G帯の無線LANアンテナ406の要求性能は、5G帯の無線LANアンテナ405の要求性能よりも高くなっている。具体的には、2.4G帯の無線LANアンテナ406で許容される信号損失は、5G帯の無線LANアンテナ405で許容される信号損失よりも小さくなっている。
5G帯の無線LANアンテナ405は、給電点454から右側面506の方に延びて、主面502と右側面506との湾曲している境界部分526に到達すると、当該境界部分526内を下側面504の方向へ延び、終了している。無線LANアンテナ405の開放端405aは給電点454よりも外側に位置している。
2.4G帯の無線LANアンテナ406は、給電点454から右側面506の方に延びて、主面502と右側面506との湾曲している境界部分526に到達すると、当該境界部分526内を上側面504の方に延びている。そして、無線LANアンテナ406は、その開放端406aが、湾曲している右上角520の変曲点付近にくると終了している。無線LANアンテナ406の開放端406aは給電点454よりも外側に位置している。
このように、電池側ケース本体50において、要求性能が比較的高い2.4G帯の無線LANアンテナ406は、要求性能が比較的低い5G帯の無線LANアンテナ405よりも右上角520側に配置されている。電池側ケース本体50を電子機器1に組み込んだ状態を考えると、無線LANアンテナ406は、無線LANアンテナ405よりも電子機器1の角側(電子機器1をカバー部材31側から見ると、電子機器1の右上角側)に配置される。したがって、無線LANアンテナ406の近くに電子機器1内の部品が存在しにくくなる。よって、機器ケース4内の部品の影響を受けて無線LANアンテナ406の性能が劣化することを抑制することができる。その結果、無線LANアンテナ406について要求される高い性能を満足し易くなる。
なお、2.4G帯の無線LANアンテナ406には要求性能が定められており、5G帯の無線LANアンテナ405には要求性能が定められていない場合でも、2.4G帯の無線LANアンテナ406を、5G帯の無線LANアンテナ405よりも角側に配置しても良い。この場合には、無線LANアンテナ406についての要求性能を満足し易くなる。
また、無線LANアンテナ405,406の開放端405a,406aは、給電点454よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、無線LANアンテナ405,406の性能が向上する。
また、無線LANアンテナ405,406は、給電点454よりも内側を通らずに、それらの開放端405a,406aが給電点454よりも外側に位置するように配置されているため、無線LAN405,406を電子機器1内においてより端の方に配置することができる。よって、無線LANアンテナ405,406は、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
<1.9G帯のサブアンテナと800M帯のサブアンテナの形状>
給電点452が共通している1.9G帯のサブアンテナ402sと800M帯のサブアンテナ403sとは、電池側ケース本体50の上端部に形成されている。給電点452は、電池側ケース本体50の右上角部分550の主面502側に設けられている。
1.9G帯のサブアンテナ402sは、給電点452から上側面503の方に延び、上側面503の湾曲部503aを通って上側面503の平坦部503bまで延びている。そして、サブアンテナ402sは、上側面503の平坦部分503bから、電池側ケース本体50の湾曲している右上角520まで延び、当該サブアンテナ402sの開放端402saが湾曲している右上角520の変曲点を少し越えたところで終了している。サブアンテナ402sは、電池側ケース本体50の右上角部分550に形成されている。サブアンテナ402sの開放端402saは、給電点452よりも外側に位置している。
一方で、800M帯のサブアンテナ403sは、給電点452から上側面503の方へ少し延びた後、左方向に90度曲がって左側面505に向かって延びている。そして、サブアンテナ403sは、左側面505に向かって延びる途中で部分的に太くなり、その開放端403saが電池側ケース本体50の左上角部分551まで到達すると終了している。サブアンテナ403sの開放端403saは、給電点452よりも外側に位置している。
このように、サブアンテナ402s,403sの開放端402sa,403saは、給電点452よりも外側に位置しているため、機器ケース4内のグランドプレーンと結合しにくくなる。よって、サブアンテナ402s,403sの性能が向上する。
また、サブアンテナ402s,403sは、給電点452よりも内側を通らずに、それらの開放端402sa,430saが給電点452よりも外側に位置するように配置されている。したがって、サブアンテナ402s,403sを電子機器1内においてより端の方に配置することができる。よって、サブアンテナ402s,403sは、機器ケース4内の部品の影響を受けにくくなり、その性能が向上する。
上記の実施の形態1及び2では、GPSアンテナ104,404と給電点が共通のアンテナが受信だけを行うアンテナであったが、送信だけを行うアンテナであっても良いし、送受信を行うアンテナであっても良い。この場合であっても、GPSアンテナ104,404を、給電点が共通のアンテナよりも電子機器1の角側に配置することによって、GPSアンテナ104,404の性能を向上することができる。
また、上記の例では、GPSアンテナ104,404を使用していたが、これらの代わりに、他の衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信するアンテナを設けても良い。例えば、GLONASS(Global Navigation Satellite System)の人工衛星からの信号を受信するアンテナを設けても良い。また、複数の衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信することが可能なアンテナを設けても良い。例えば、GPS及びGLONASSの両方の人工衛星からの信号を受信することが可能なアンテナを設けても良い。これらの場合であっても、当該アンテナを電子機器1内においてより角の方に配置することによって、当該アンテナの性能を向上することができる。
また、上記の例では、本願発明を携帯電話機に適用する場合を例にあげて説明したが、本願発明は、アンテナを有する電子機器であれば、携帯電話機以外の電子機器にも適用することができる。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
101s,102s,103s,401s サブアンテナ
104,404 GPSアンテナ
150,152,450,454 給電点
405,406 無線LANアンテナ

Claims (13)

  1. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも前記電子機器の外縁部に近い側に配置され
    前記第2アンテナで受信される無線信号の周波数帯は、前記第1アンテナで受信される無線信号の周波数帯よりも低く、
    前記第2アンテナは、前記第1給電点よりも内側を通って、当該第2アンテナの開放端が当該第1給電点よりも外側に位置するように配置されている、電子機器。
  2. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置され
    前記第2アンテナで受信される無線信号の周波数帯は、前記第1アンテナで受信される無線信号の周波数帯よりも低く、
    前記第2アンテナは、前記第1給電点よりも内側を通って、当該第2アンテナの開放端が当該第1給電点よりも外側に位置するように配置されている、電子機器。
  3. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも前記電子機器の外縁部に近い側に配置され、
    前記第2アンテナで受信される無線信号の周波数帯は、前記第1アンテナで受信される無線信号の周波数帯よりも高く、
    前記第2アンテナは、前記第1給電点よりも内側を通らずに、当該第2アンテナの開放端が当該第1給電点よりも外側に位置するように配置されている、電子機器。
  4. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置され、
    前記第2アンテナで受信される無線信号の周波数帯は、前記第1アンテナで受信される無線信号の周波数帯よりも高く、
    前記第2アンテナは、前記第1給電点よりも内側を通らずに、当該第2アンテナの開放端が当該第1給電点よりも外側に位置するように配置されている、電子機器。
  5. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも前記電子機器の外縁部に近い側に配置され、
    第3アンテナと、
    前記第3アンテナよりも要求性能が高い第4アンテナと、
    前記第3及び第4アンテナに共通の第2給電点と
    を備え、
    前記第4アンテナは、前記第3アンテナよりも前記電子機器の角側に配置されている
    電子機器。
  6. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置され、
    第3アンテナと、
    前記第3アンテナよりも要求性能が高い第4アンテナと、
    前記第3及び第4アンテナに共通の第2給電点と
    を備え、
    前記第4アンテナは、前記第3アンテナよりも前記電子機器の角側に配置されている
    電子機器。
  7. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも前記電子機器の外縁部に近い側に配置され、
    前記マルチアンテナは、同じ周波数帯域の無線信号を受信する、前記第2アンテナを含む複数のアンテナで構成されている、電子機器。
  8. 電子機器であって、
    衛星測位システムの人工衛星からの信号を受信する受信専用の第1アンテナと、
    第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の第1給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置され、
    前記マルチアンテナは、同じ周波数帯域の無線信号を受信する、前記第2アンテナを含む複数のアンテナで構成されている、電子機器。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第1及び第2アンテナの開放端の少なくとも一方は、前記第1給電点よりも外側に位置する、電子機器。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第2アンテナは、受信専用のアンテナである、電子機器。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    長手方向及び短手方向を有する板状のケースを有し、
    前記電子機器は、前記ケースの前記短手方向をユーザの片手に狭持されて使用され、
    前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも、前記電子機器の外縁部のうち、前記長手方向の端辺に近い側に配置される、電子機器。
  12. 電子機器であって、
    受信専用の第1アンテナと、
    前記第1アンテナより長い第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナの少なくとも一部は、前記第2アンテナよりも前記電子機器の外縁部に近い側に配置され、
    前記マルチアンテナは、同じ周波数帯域の無線信号を受信する、前記第2アンテナを含む複数のアンテナで構成されている、電子機器。
  13. 電子機器であって、
    受信専用の第1アンテナと、
    前記第1アンテナより長い第2アンテナを有するマルチアンテナと、
    前記第1及び第2アンテナに共通の給電点と
    を備え、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記電子機器の角側に配置され、
    前記マルチアンテナは、同じ周波数帯域の無線信号を受信する、前記第2アンテナを含む複数のアンテナで構成されている、電子機器。
JP2013200191A 2013-09-26 2013-09-26 電子機器 Active JP6335459B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013200191A JP6335459B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 電子機器
PCT/JP2014/075524 WO2015046380A1 (ja) 2013-09-26 2014-09-25 電子機器
US15/081,643 US20160209513A1 (en) 2013-09-26 2016-03-25 Electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013200191A JP6335459B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015070302A JP2015070302A (ja) 2015-04-13
JP2015070302A5 JP2015070302A5 (ja) 2016-03-17
JP6335459B2 true JP6335459B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=52743506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013200191A Active JP6335459B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20160209513A1 (ja)
JP (1) JP6335459B2 (ja)
WO (1) WO2015046380A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017132682A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Marcio Marc Abreu A biologically compatible mobile communication device
JP2019193127A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社デンソーウェーブ 携帯端末
CN110416685B (zh) 2018-04-28 2021-05-04 Oppo广东移动通信有限公司 电子装置
KR102604494B1 (ko) * 2018-09-28 2023-11-22 삼성전자주식회사 복수의 안테나들을 포함하는 전자 장치
US11095048B2 (en) * 2018-12-13 2021-08-17 Fitbit, Inc. Multiple band antenna structures
US10992029B2 (en) 2018-12-13 2021-04-27 Fitbit, Inc. Multiple band antenna structures
CN111245482B (zh) * 2020-01-21 2021-11-05 Oppo广东移动通信有限公司 一种天线选路方法及相关装置
CN111277314B (zh) 2020-01-21 2023-12-19 Oppo广东移动通信有限公司 一种天线选路方法及相关装置
CN113472927B (zh) * 2021-07-01 2024-04-30 维沃移动通信有限公司 定位方法和电子设备

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604544B1 (ko) * 2005-01-04 2006-07-24 주식회사 팬택앤큐리텔 S-gps 기능을 지원하는 이동통신 단말기
KR100771775B1 (ko) * 2005-07-15 2007-10-30 삼성전기주식회사 수직배열 내장형 안테나
US7893877B2 (en) * 2005-10-31 2011-02-22 Yageo Corporation Antenna for WWAN and integrated antenna for WWAN, GPS and WLAN
JP4951964B2 (ja) * 2005-12-28 2012-06-13 富士通株式会社 アンテナ及び無線通信装置
JP4868128B2 (ja) * 2006-04-10 2012-02-01 日立金属株式会社 アンテナ装置及びそれを用いた無線通信機器
CN101641827B (zh) * 2007-03-23 2016-03-02 株式会社村田制作所 天线以及无线通信机
JP4925937B2 (ja) * 2007-06-19 2012-05-09 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 アンテナ装置及び携帯無線装置
TW200935656A (en) * 2008-02-04 2009-08-16 Quanta Comp Inc Hidden antenna device
JP5778393B2 (ja) * 2010-03-25 2015-09-16 京セラ株式会社 携帯電子機器
JP5791961B2 (ja) * 2011-05-13 2015-10-07 船井電機株式会社 マルチアンテナ装置および通信機器
US9306276B2 (en) * 2011-07-13 2016-04-05 Qualcomm Incorporated Wideband antenna system with multiple antennas and at least one parasitic element
KR101378847B1 (ko) * 2012-07-27 2014-03-27 엘에스엠트론 주식회사 광대역 특성을 갖는 내장형 안테나

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015070302A (ja) 2015-04-13
WO2015046380A1 (ja) 2015-04-02
US20160209513A1 (en) 2016-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6335459B2 (ja) 電子機器
US10211512B2 (en) Multi-band antenna on the surface of wireless communication devices
US10886623B2 (en) Electronic device including a plurality of switches selectively connecting antenna having a plurality of feeding terminals with communication circuit, and driving method thereof
US11228120B2 (en) Antenna and electronic device including the same
US20220131269A1 (en) Antenna structure and electronic device comprising same
KR102577295B1 (ko) 다중 대역의 신호를 송수신하는 안테나 엘리먼트들이 중첩되어 형성된 안테나 및 이를 포함하는 전자 장치
US9444141B2 (en) Antenna system for a smart portable device using a continuous metal band
US10056686B2 (en) Shark pin antenna
JP6840835B2 (ja) 通信装置
US11145992B2 (en) Antenna structure having plural slits arranged at predetermined interval on conductive substrate and another slit extending to space between slits, and electronic device including antenna structure
CN106711575B (zh) 电子设备和天线
CN112751170A (zh) 具备5g天线的电子设备
EP3772826B1 (en) Antenna module and electronic device for using the antenna module
US20220158361A1 (en) Antenna module and electronic device comprising same
KR20220039608A (ko) 밀리미터파 및 초광대역 안테나 모듈을 갖는 전자 디바이스
KR20190057678A (ko) 전자 장치 및 전자 장치에서의 송신 신호의 피드백 경로 제공 방법
US12009595B2 (en) Antenna structure and electronic device including same
CN112542699A (zh) 集成毫米波天线模块
EP3982485A1 (en) Electronic device comprising antenna module
US20230178901A1 (en) Uwb antenna and electronic device including same
CN116057848A (zh) 用于控制多波束传输的传输功率的方法和电子设备
US20230072031A1 (en) Interface Structures for Wireless Communication Devices
WO2023013111A1 (ja) アンテナモジュールユニット及び通信装置
KR20240062859A (ko) 편파를 식별하기 위한 전자 장치 및 방법
KR20220076119A (ko) 안테나를 포함하는 전자 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160202

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6335459

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150