JP6331422B2 - 管理装置、管理方法及びプログラム - Google Patents

管理装置、管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、管理装置、管理方法及びプログラムに関する。
ネットワークを通じて、様々な場所に設置された計測器のデータを収集する、管理システムが存在する。例えば、電力会社は、各家庭や事業所に多数設置された電力計の測定値を、定期的に収集するために、大規模な管理システムを用いる。このような管理システムは、一定周期で、大量のデータを処理するため、高い計算能力を必要とする。
特許文献1は、大量のデータを効率よく記録媒体に格納し、読み出すことができるようにデータを編集する装置を開示している。
特開昭63−83820号公報
上述した管理システムにおいて、収集されたデータは、一般的に、大容量の補助記憶装置(例えば、ハードディスク)に設けられた、ファイルに格納される。しかしながら、従来の技術では、例えば、1時間ごとに1000万個の計測データを取り扱うような場合、1000万回のファイル書き込みが発生し、その処理が1時間以内に完了しないという問題があった。特許文献1では、このような大量のファイル書き込みがなされることを想定しておらず、上記問題を解決することができなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、大量の計測データを効率よく格納できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における管理装置は、
複数の計測装置から、該計測装置において随時取得されるデータを受信する管理装置であって、
受信した前記データを所定の数に分類して記憶部に書き込む書込部と、
前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記分類に応じて異なるファイルに書き出す書出部と、
一の前記計測装置から受信したデータが隣接して配置されるように、前記ファイルに書き出された前記データの順序を変更する変更部と、
を有し、
前記データは、前記計測装置に割り当てられた識別番号を含み、
前記書込部は、前記識別番号を前記ファイルに格納されるデータの単位時間あたりの格納数で割ることにより求まる商の値を用いて、前記データを分類する。
また、本発明の一実施形態における管理方法は、
コンピュータが行う管理方法であって、
複数の計測装置から、該計測装置において随時取得されるデータを受信する受信ステップと、
受信した前記データを所定の数に分類して記憶部に書き込む書込ステップと、
前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記分類に応じて異なるファイルに書き出す書出ステップと、
一の前記計測装置から受信したデータが隣接して配置されるように、前記ファイルに書き出された前記データの順序を変更する変更ステップと、
を有し、
前記データは、前記計測装置に割り当てられた識別番号を含み、
前記書込ステップは、前記識別番号を前記ファイルに格納されるデータの単位時間あたりの格納数で割ることにより求まる商の値を用いて、前記データを分類する。
また、本発明の一実施形態におけるプログラムは、
コンピュータに管理方法を実行させるプログラムであって、前記管理方法は、
複数の計測装置から、該計測装置において随時取得されるデータを受信する受信ステップと、
受信した前記データを所定の数に分類して記憶部に書き込む書込ステップと、
前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記分類に応じて異なるファイルに書き出す書出ステップと、
一の前記計測装置から受信したデータが隣接して配置されるように、前記ファイルに書き出された前記データの順序を変更する変更ステップと、
を有し、
前記データは、前記計測装置に割り当てられた識別番号を含み、
前記書込ステップは、前記識別番号を前記ファイルに格納されるデータの単位時間あたりの格納数で割ることにより求まる商の値を用いて、前記データを分類する。
本発明によれば、大量の計測データを効率よく格納できるようになる。
本発明の一実施形態における管理装置を含むシステムの例を表す図。 本発明の一実施形態における管理装置の概要を説明する図。 本発明の一実施形態における管理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における管理装置の機能ブロック図。 計測データの構成例を示す図。 計測データのメモリ構造の例を表す図。 計測データを格納するファイルの構成を表す図。 本発明の一実施形態における書出処理を説明する図。 本発明の一実施形態における変更処理を説明する図。 本発明の一実施形態における読出処理を説明する図。 本発明の一実施形態における受信処理・書込処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における書出処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における変更処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における読出処理を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における管理装置の動作例を表すシーケンス図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.システムの概要
2.ハードウェア構成
3.機能構成
4.動作例
≪ 1. システムの概要 ≫
図1は、本発明の一実施形態における管理装置1を含む管理システムの例を表す図である。図1に示される管理システムは、家庭や事業所で使用されるエネルギーを管理及び制御する、EMS(Energy Management System)の例を示している。図1に示される管理システムは、管理装置1と、収集装置2と、コンセントレータ3と、計測装置4とを有し、家庭や事業所で計測されたデータを収集することができる。
管理装置1と収集装置2は、例えば、PC(Personal Computer)又はサーバのようなコンピュータであり、LAN(Local Area Network)のようなネットワーク5で接続される。収集装置2とコンセントレータ3は、例えば、インターネット又は専用線等のネットワーク6で接続される。コンセントレータ3と計測装置4は、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等のネットワーク7で接続される。
計測装置4は、家庭や事業所に設置され、有効電力量や、平均kW値や、電圧や、一定時間ごとの積算kWh値等を取得することができる。計測装置4は、取得した計測データを、ネットワーク7を通じて、コンセントレータ3に送信する。計測装置4は、定期的(例えば1時間おき)又は不定期的に、計測データを送信することができる。
コンセントレータ3は、ある地域ごとに設置され、複数の計測装置4から、計測データを受信する。コンセントレータ3は、受信した計測データを、ネットワーク6を通じて、収集装置2に送信する。
収集装置2は、複数のコンセントレータ3から、計測データを受信する。収集装置2は、受信した計測データを、ネットワーク5を通じて、管理装置1に送信する。
管理装置1は、収集装置2によって収集された計測データを受信し、その計測データをファイルに書き込む。例えば、上述した計測装置4が、1000万個設置されており、それぞれが1時間に1回、計測データを送信すると、管理装置1は、1時間に1000万個の計測データを、ファイルに書き出す必要がある。
図2は、本発明の一実施形態における管理装置1が、大量の計測データを効率的にファイルに格納する処理と、ファイルの内容を配列し直す処理とを示している。これにより、管理装置1は、大量の計測データを効率的に読み出すことができる。以下の例では、1つのファイルに、24時間分の計測データが格納されるものとして、説明を行う。
まず、管理装置1は、収集装置2から随時受信される計測データを、後に格納されるファイルのファイル番号を用いて分類し、メモリに書き込む(計測データ書込処理)。ここで、管理装置1は、一つのファイルが、単位時間あたりに格納する計測データの数(例えば、10000)を利用して、計測データを分類する。詳しくは後述するが、管理装置1は、計測データに含まれる識別番号(例えば、0〜9999999)を、一時間あたりの格納数(例えば、10000)で割ることにより求まる商の値を用いて、計測データを格納すべきファイルのファイル番号を特定する。
次に、管理装置1は、一定時間おきに、メモリ上で分類されて書き込まれた計測データをファイルに書き出す(ファイル書出処理)。ファイルは、計測データの取得時間に対応する、24個のブロックに分かれており、各ブロック内に、所定数の計測装置4の計測データが格納される。
管理装置1は、メモリに記憶された計測データの取得時間と、計測データの識別番号を、上記の格納数で割って求まる剰余の値とを用いて、計測データのファイル上での格納位置を特定する。図2に示されるファイルのうち、「File2_2012_1_12」、「File999_2012_1_12」等のファイルは、ファイル書出処理によって書き出されたファイルである。
また、管理装置1は、一定時間おき(例えば、ファイル書出処理より長い周期)に、ファイルに書き出された計測データの並び順を変更する(ファイル変更処理)。詳しくは後述するが、管理装置1は、取得時間ごとのブロックに分類されて記録された計測データを、計測装置4ごとのブロックに分けて再配置する。各ブロックは、取得時刻順に、計測値を格納する。図2に示されるファイルのうち、「XFile0_2012_1_10」、「XFile1_2012_1_10」等のファイルは、ファイル書出処理によって書き出されたファイルである。
また、管理装置1は、ユーザからの指示又は外部のシステムからの要求等に応じて、計測装置4ごとに、ファイルに格納された計測データを読み出す(計測データ読出処理)。管理装置1は、計測装置4の識別番号と、計測データの日時とを受け取り、計測データが格納されたファイルと、ファイル内での位置とを特定する。計測データは、上述したファイル変更処理により、計測装置4ごとにブロック単位で記録されているため、管理装置1は、効率的に計測データを読み出すことができる。
以下、本発明の一実施形態における管理装置1を構成する要素を詳細に説明する。なお、本発明は、上述したEMSの例に限られず、複数の計測データを一定周期で収集して格納する、任意のシステムに適用することができる。
≪ 2. ハードウェア構成 ≫
図3を用いて、本発明の一実施形態における管理装置1のハードウェア構成例を説明する。管理装置1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(Hard Disk Drive)/SSD(Solid State Drive)14と、NIC(Network Interface Card)15ととを有する。
CPU11は、管理装置1の動作制御を行うプログラムを実行する。ROM12は、CPU11が実行するシステムプログラムを記憶する。RAM13は、CPU11のワークエリアを構成する。また、RAM13は、計測データを一時的に記憶する領域としても使用される。HDD/SSD14は、計測データを格納するファイルに加えて、CPU11が実行するOSやアプリケーション等のプログラムやデータ等を記憶する。NIC15は、有線の通信インターフェースとその制御装置を含み、収集装置2と通信を行うために用いられる。バス16は、管理装置1を構成する上記の装置を相互に接続し、データのやり取りを行う。
なお、管理装置1は、計測データやアプリケーション等を、HDD/SSD14に格納する代わりに、ネットワーク上の記憶領域を使用してもよい。また、管理装置1は、計測データを格納するファイルそのものを、RAM13に記憶してもよい。
≪ 3. 機能構成 ≫
次に、図4を用いて、本発明の一実施形態における管理装置1の機能構成を説明する。なお、図4は、管理装置1が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素を示す。以下の例では、管理装置1は、1時間ごとに1000万個の計測データを受信し、各計測データを、1000個のファイルに分類して記録する。すなわち、各ファイルは、1時間あたり1万個の計測データを格納する。また、各ファイルは、合計24時間分の計測データを格納するものとする。
管理装置1は、受信部101と、書込部102と、一時記憶部103と、書出部104と、格納部105と、変更部106と、読出部107とを有する。
受信部101は、図3に示されるCPU11及びNIC15の処理により主に実現され、収集装置2から、計測装置4で取得された計測データを受信する。受信部101は、受信した計測データを、書込部102に渡す。
なお、受信部101は、例えば、図5に示される構成を有する計測データを受信することができる。図5に示される計測データは、識別番号と、日時と、計測値を含む。識別番号は、計測装置4に対応する番号又は識別子である。日時は、計測装置4が計測データを取得した日時を表す。計測値は、計測装置4が取得した値を表す。図5の例では、識別番号は0−9999999の範囲にあり、計測値は0−999の範囲にあるが、この例に限られず、任意の数の識別番号及び計測値が用いられても良い。
書込部102は、図3に示されるCPU11の処理により実現され、受信部101から受け取った計測データを、一時記憶部103に書き込む。図6は、書込部102が、一時記憶部103において、計測データを記憶するためのデータ構造を示す。書込部102は、計測データが後に格納されるファイルのファイル番号(「File0」〜「File999」)に分類して、一時記憶部103に書き込む。そのために、書込部102は、計測データに含まれる識別番号を、一のファイルに格納されるデータの単位時間あたり(ここでは、1時間)の格納数である、「10000」で割ることにより求めた商の値を、計測データを書き込むファイルのファイル番号とする。
図6が示すように、構造体61は、各ファイル番号ごとに、日付(年月日)ごとの計測データを管理する構造体62へのポインタ(アドレス)を保持する。構造体62は、次の日のファイルへのポインタと、データ年月日と、時刻データリンク(ポインタ)を有する。また、時刻データリンクは、実際の計測データを格納する構造体63を参照している。構造体63は、次の時刻データへのポインタと、格納する計測データの時刻(ここでは、1−24)と、上述した格納数「10000」の計測データブロック64を有する。計測データブロック64は、さらに、計測データが格納されたことを表すフラグと、計測値とを含む。
書込部102は、受信部101から受け取った計測データの日時のうち、日付を参照して、計測データを記憶すべき構造体62(を特定する。次に、書込部102は、受信部101から受け取った計測データの日時のうち、時刻(ここでは、1−24)を参照して、計測データを書き込むべき構造体63を特定する。次に、書込部102は、計測データの識別番号を、上述した格納数「10000」で割ることにより求めた剰余の値を用いて、構造体63の計測データブロックにおける、計測値の書込位置を特定する。そして、書込部102は、特定した格納位置に、計測値を書き込み、対応するフラグを有効(例えば、0を1にする)にする。
なお、書込部102は、計測データを処理する前に、構造体61を予め準備してもよい。また、書込部102は、計測データを受信した後に、その計測データの日時に対応する構造体62、63がメモリ上に存在しない場合、これらの構造体62、63をメモリ上に生成しても良い。
一時記憶部103は、図3に示されるRAM13により実現され、図6に例示されるデータ構造を記憶する。
書出部104は、図3に示されるCPU11の処理により主に実現され、格納部105に予め用意されたファイルを読み込み、一時記憶部103から読み込んだ、対応する日時の計測データの計測値で上書きした後に、その内容をファイルへと書き出す。書出部104は、一定時間おき(例えば、1時間おき)に、上述したファイル書出処理を実行することができる。
図7は、書出部104が、計測値を書き出したファイル70の構造の例を示す。図7に示されるように、ファイル70は、ファイル番号と年月日とを含むファイル名(例えば、「File1_2012_1_13」)を有し、時刻(1−24)ごとに分類された、フラグと計測値との組を1万個格納する。
なお、書出部104は、一時記憶部103に記憶された計測データのうち、フラグが有効となっている計測値のみを読み込んでもよい。
図8は、書出部104の処理を説明する図である。ここでは、書出部104は、ファイル番号が「File1」であり、日付が「2012/1/13」のファイルへの書き出しを行う。図8は、書出部104が、2時と3時の計測データを書き出す例を示している。まず、書出部104は、格納部105に格納されたファイル「File1_2012_1_13」のうち、「2時」の計測データを格納する領域を読み込む(1)。次に、書出部104は、一時記憶部103に記憶された、2時の計測データを格納する構造体63の時刻データブロックを参照し、フラグが「1」となっている計測値を用いて、ファイルから読み込んだ計測値を上書きする(2)。そして、書出部104は、上書きしたデータを、ファイルの読み込んだ領域へと書き込む(3)。同様に、書出部104は、「3時」の計測データを処理する(4)〜(6)。書出部104は、すべての時刻(ここでは、1〜24)に対して、同様の処理を行う。
格納部105は、図3に示されるHDD/SSD14により主に実現され、図7に例示されるファイルや、後述する、変更部106により変更されたファイルを格納する。
変更部106は、図3に示されるCPU11の処理により主に実現され、書出部104により書き出されたファイル内のフラグ及び計測値の組の順序を変更して、格納部105の別のファイルに書き出す。具体的には、変更部106は、図9に示されるように、同一の計測装置4についてのフラグ及び計測値が互いに隣接して配置されるよう、その順序を変更して、新たなファイル90に書き出す。なお、変更部106は、新たなファイル90には、ファイル70のファイル名の先頭に「X」を付し、例えば「XFile1_2012_1_13」のようなファイル名を用いて、ファイル90に書き出す。
図10を用いて、変更部106による変更処理の利点を説明する。図10(A)は、変更部106による変更処理が施されたファイル90から、ある計測装置4の24時間分の計測値を読み込む際の処理を表している。また、図10(B)は、変更部106による変更処理が施されないファイル70から、同様に、24時間分の計測値を読み込んだ場合の処理を表している。図10(B)に示されるように、変換前のファイル70では、24のブロックに計測値が点在するため、24回のファイル読込みが必要となるが、図10(A)に示されるように、変換後のファイル90では、1回のファイル参照で済む。この利点は、一度に多数の計算値を参照する場合、特に有効である。例えば、30日分の計測値を参照する場合、ファイル70の場合には、30ファイル×24回=720回のファイル読み込みが発生するのに対して、ファイル90の場合には、30ファイル×1回=30回となる。このように、変更部106の処理により、ファイル読み込みに係る処理時間の大幅な短縮が可能となる。
読出部107は、図3に示されるCPU11の処理により主に実現され、ユーザからの指示又は外部のシステムからの要求等に応じて、計測装置4ごとに、ファイルに格納された計測データを読み出す。具体的には、読出部107は、ユーザ等から、読み出し対象となる計測装置4の識別番号と、期間(日時)とを受け取る。読出部107は、指定された識別番号を、上述した格納数で割った商によりファイル番号を特定する。また、読出部107は、指定された期間に対応する年月日を特定する。これにより、読出部107は、読み込むべきファイル90のファイル名を特定することができる。次いで、読出部107は、特定されたファイル90のうち、指定された識別番号を、上述した格納数で割ることにより求まる剰余の値の示す位置から、指定された期間に対応する時刻のデータを読み込む。図10(A)は、ファイル番号が「File1」であり、期間が「2012/1/13 1:00-24:00」である計測値を読み出す例を表している。
≪ 4.動作例 ≫
次に、図11−図15を用いて、本発明の一実施形態における管理装置1の処理フローと、管理装置1の動作例を説明する。
図11は、本発明の一実施形態における管理装置1の受信部101及び書込部102の処理の流れを表すフローチャートである。
まず、受信部101は、収集装置2から、計測装置4で取得された計測データを受信する(ステップS101)。次いで、書込部102は、計測データに含まれる識別番号を、一のファイルに格納されるデータの単位時間あたり(ここでは、1時間)の格納数である、「10000」で割った商の値を、計測データを書き込むファイル番号とする(ステップS102)。同時に、書込部102は、識別番号を上述の格納数で割ることにより求めた剰余の値を、計測データを書き込む、計測データブロック(図6の構造体63参照)内の書込位置とする。
次に、書込部102は、計測データの日時(年月日及び時刻)を参照して、一時記憶部103上の、計測データを書き込む書込領域(図6の構造体63)を探索する(ステップS103)。ステップS103において、一時記憶部103に、対応する書込領域が存在する場合には(ステップS104のYes)、書込部102は、計測データの計測値を、ステップS102で算出した計測位置に書き込む(ステップS105)。そして、書込部102は、書き込んだ測定値に対応するフラグを有効化にする(ステップS106)。
一方、ステップS103において、一時記憶部103に、対応する書込領域が存在しない場合には(ステップS104のNo)、書込部102は、書込領域を作成する(ステップS107)。その後、ステップS105、S106が実行される。
図12は、本発明の一実施形態における管理装置1の書出部104の処理の流れを表すフローチャートである。
書出部104は、まず、現在の日時を取得する(ステップS201)。次に、書出部104が、前回ファイルへの書出処理を行った日時から、一定時間が経過している場合には(ステップS202のYes)、格納部105に書き出された所定の日付(例えば、当日又は前日)のファイルを読み込む(ステップS203)。一方、一定時間が経過していない場合には(ステップS202のNo)、処理を終了する。
次に、書出部104は、読み込んだファイルのファイル番号及び年月日に対応する計測データを、一時記憶部103から読み込み、当該計測データで、ステップS203で読み込んだデータを上書きする(ステップS204)。そして、書出部104は、上書きしたデータを、格納部105のファイルに書き出す(ステップS205)。
書出部104は、例えば、図12に示される処理を、その日の日付を有するすべてのファイルに対して、1時間ごとに繰り返し実行することができる。
図13は、本発明の一実施形態における管理装置1の変更部106の処理の流れを表すフローチャートである。
変更部106は、まず、現在の日時を取得する(ステップS301)。次に、変更部106が、前回変更処理を行った日時から、一定時間が経過している場合には(ステップS302のYes)、格納部105に書き出されたファイルを読み込む(ステップS303)。ここで、変更部106は、書出部104によって書き出されたファイル70を読み込む。一方、一定時間が経過していない場合には(ステップS302のNo)、処理を終了する。
次に、変更部106は、同一の計測装置4についてのフラグ及び計測値が、一のブロックとしてまとまって格納されるよう、計測値の順序を変更する(ステップS304)。そして、変更部106は、順序を変更した計測データを、格納部105の新たなファイルに書き出す(ステップS305)。
変更部106は、例えば、図13に示される処理を、その日(又はその前日)の日付を有するすべてのファイルに対して、1日ごとに繰り返し実行することができる。
図14は、本発明の一実施形態における管理装置1の読出部107の処理の流れを表すフローチャートである。
読出部107は、ユーザ等から、読み出し対象となる計測装置4の識別番号と、期間(日時)とを受信する(ステップS401)。次に、読出部107は、指定された識別番号を格納数で割った商によりファイル番号を特定し、そのファイル番号と期間(日時)とを用いて、読み出すファイルのファイル名を特定する(ステップS402)。同時に、読出部107は、指定された識別番号を格納数で割った剰余により、ファイル内の、指定された計測装置4のフラグ及び計測値の格納位置を特定する。
次に、読出部107は、ステップS402で特定したファイル名を有するファイルのうち、ステップS402で特定した位置から、指定された期間の計測値を読み出す(ステップS403)。そして、指定された期間内のすべてのファイルから計測値を読み出した場合には(ステップS404のYes)、処理を終了する。そうでない場合には、ステップS403に戻り、残りのファイルから指定された期間の計測値を読み出す。
図15は、本発明の一実施形態における管理装置1の動作例を表すシーケンス図である。本実施形態における管理装置1は、1時間ごとに1000万個の計測データを受信し、各計測データを、1000個のファイルに分類して記録するものとする。すなわち、各ファイルは、1時間あたり1万個の計測データを格納する。また、各ファイルは、合計24時間分の計測データを格納するものとする。
まず、受信部101は、収集装置2から、計測装置4で取得された計測データを受信する(ステップS501)。ここでは、受信部101は、以下の情報を含む計測データを受信したものとする。なお、計測データの構成の例は、図5に示した通りである。
−識別番号:15001
−日時 :2012/1/13 2:00
−計測値 :150
受信部101は、受信した計測データを、書込部102に渡す(ステップS502)。
次いで、書込部102は、計測データに含まれる識別番号「15001」を、一のファイルに格納される1時間あたりの格納数である、「10000」で割ることにより、商「1」と剰余「1」とを算出する(ステップS503)。これにより、書込部102は、計測データを書き込むファイルのファイル番号「1」と、計測値の書込み位置「1」とを算出することができる。
次いで、書込部102は、一時記憶部103のデータ構造(図6)を参照し、ファイル番号「1」に対応する、データ年月日が「2012/1/13」である構造体62を探索し、さらに、時刻が「2」である構造体63を探索する(ステップS504)。そして、書込部102は、特定した構造体63の計測データブロック内の、先頭(「0」番目)から「1」番目の位置にある領域に、計測値「150」を書き込む(ステップS505)。
その後、上述したステップS501−S505と同様に、他の識別番号を有する計測データが受信され、対応する書込領域に書き込まれる(ステップS506−S510)。
書出部104は、前回実行した書出処理から1時間が経過したことを検知して、格納部105に格納されたファイルのうち、本日の日付をファイル名に含むファイルを読み出す(ステップS511)。ここでは、書出部104が、ファイル「File1_2012_1_13」が読み出したものとする。次に、書出部104は、読み込んだファイルのファイル番号「1」及び年月日「2012/1/13」に対応する計測データを、一時記憶部103から読み込み、当該計測データを、ステップS511で読み出したデータに上書きする(ステップS513)。そして、書出部104は、上書きしたデータを、格納部105のファイルに書き出す(ステップS514)。書出部104は、ステップS511−S514の処理を、すべてのファイル番号に対して実行する。
変更部106は、前回実行した変更処理から1日が経過したことを検知して、格納部105に格納されたファイルのうち、本日の日付をファイル名に含むファイルを読み出す(ステップS515)。次に、変更部106は、書出部104によって書き出されたファイル70を、同一の計測装置4により取得された計測値がまとまって記録されるよう、計測値の並び順を変更する(ステップS516)。並び順の変更手順は、図9を用いて説明した通りである。変更部106は、順序を変更した計測データを、格納部105の新たなファイルに書き出す(ステップS517)。
その後、読出部107は、ユーザ等から、読み出し対象となる計測装置4の識別番号「15001」と、期間「2012/1/13−2012/2/12」とを受信する(ステップS518)。読出部107は、指定された識別番号「15001」を格納数「10000」で割り、その商「1」によりファイル番号「1」を特定し、その剰余「1」により計測値の位置を特定する(ステップS519)。すなわち、読出部107は、以下のファイルを特定する。
−「XFile1_2012_1_13」、「XFile1_2012_1_14」、・・・、「XFile1_2012_2_12」
次いで、読出部107は、各ファイルに含まれる、「1」番目の計測装置の24時間分の計測値を読み出す(ステップS520)。
以上の処理によって、本実施形態における管理装置1は、所定時間内に膨大な量の計測データが受信される場合であっても、これらの計測データを効率的にファイルに書き出すことが可能になる。また、管理装置1は、ファイルに書き出された膨大な計測値を効率よく読み出すことが可能になる。
なお、上記の実施例で用いた、計測データを書き出すファイルの数や、一つのファイルに計測データが格納される測定装置の数は、任意に決定することができる。また、上記の実施例では、1日ごとに異なるファイルを生成する例を用いたが、任意の時間(例えば、半日、2日等)ごとに異なるファイルを生成してもよい。
1 管理装置
101 受信部
102 書込部
103 一時記憶部
104 書出部
105 格納部
106 変更部
107 読出部

Claims (7)

  1. 複数の計測装置から、該計測装置において随時取得されるデータを受信する管理装置であって、
    受信した前記データを所定の数に分類して記憶部に書き込む書込部と、
    前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記分類に応じて異なるファイルに書き出す書出部と、
    一の前記計測装置から受信したデータが隣接して配置されるように、前記ファイルに書き出された前記データの順序を変更する変更部と、
    を有し、
    前記データは、前記計測装置に割り当てられた識別番号を含み、
    前記書込部は、前記識別番号を前記ファイルに格納されるデータの単位時間あたりの格納数で割ることにより求まる商の値を用いて、前記データを分類する、管理装置。
  2. 前記データは、前記計測装置が取得した計測値を含み、
    前記書出部は、前記ファイルのうち、前記識別番号を前記格納数で割ることにより求まる剰余の値の示す位置に、該識別番号の割り当てられた前記計測装置の取得した前記計測値を書き出す、
    請求項に記載の管理装置。
  3. 指定された識別番号を前記格納数で割ることにより求まる商の値を用いて前記ファイルを特定し、さらに、前記指定された識別番号を前記格納数で割ることにより求まる剰余の位置を特定することにより、所定の期間のデータを読み出す読出部
    をさらに有する、請求項に記載の管理装置。
  4. 前記書込部は、受信した前記データを、該データの取得時刻にさらに分類して前記記憶部に書き込み、
    前記書出部は、前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記ファイルに、前記取得時刻ごとに書き出す、
    請求項1ないし何れか一項に記載の管理装置。
  5. 前記計測装置は電力計であり、
    前記管理装置は、複数の前記電力計の取得したデータを収集する収集装置から、前記データを受信する、
    請求項1ないし何れか一項に記載の管理装置。
  6. コンピュータが行う管理方法であって、
    複数の計測装置から、該計測装置において随時取得されるデータを受信する受信ステップと、
    受信した前記データを所定の数に分類して記憶部に書き込む書込ステップと、
    前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記分類に応じて異なるファイルに書き出す書出ステップと、
    一の前記計測装置から受信したデータが隣接して配置されるように、前記ファイルに書き出された前記データの順序を変更する変更ステップと、
    を有し、
    前記データは、前記計測装置に割り当てられた識別番号を含み、
    前記書込ステップは、前記識別番号を前記ファイルに格納されるデータの単位時間あたりの格納数で割ることにより求まる商の値を用いて、前記データを分類する、管理方法。
  7. コンピュータに管理方法を実行させるプログラムであって、前記管理方法は、
    複数の計測装置から、該計測装置において随時取得されるデータを受信する受信ステップと、
    受信した前記データを所定の数に分類して記憶部に書き込む書込ステップと、
    前記記憶部に書き込まれた前記データを、前記分類に応じて異なるファイルに書き出す書出ステップと、
    一の前記計測装置から受信したデータが隣接して配置されるように、前記ファイルに書き出された前記データの順序を変更する変更ステップと、
    を有し、
    前記データは、前記計測装置に割り当てられた識別番号を含み、
    前記書込ステップは、前記識別番号を前記ファイルに格納されるデータの単位時間あたりの格納数で割ることにより求まる商の値を用いて、前記データを分類する、プログラム。
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