JP6330226B2 - モータの駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの駆動制御装置に関するものである。
従来、アウタロータ型のモータであって、ロータコアの表面に永久磁石を貼り付けたSPMロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコアベース間に巻線を配置したランデル型のステータとからなるブラシレスモータが提案されている(例えば、特許文献1)。このブラシレスモータにあっては、一対のステータコアベース間に配置した巻線は、2種類の巻線を軸線方向に積層している。そして、2種類の巻線には、それぞれ異なる第1系統の電源と、第2系統の電源が印加されるようになっている。
特開2005−192384号公報
ところで、このブラシレスモータは、ランデル型のステータが第1系統の巻線と第2系統の巻線の2層構造で構成された2相モータである。従って、2相モータであるがゆえに、デッドポイントが存在し、起動性に問題があった。
ところで、周方向に複数の爪状磁極を有した一対のロータコ間に界磁磁石を配置したランデル型のロータと、周方向に複数の爪状磁極を有した一対のステータコア間に巻線を配置したランデル型のステータとからなる、所謂マルチランデル型のモータがある。そして、このマルチランデル型のモータを、タンデム化した2層2相のマルチランデル型モータにおいても同様な問題がある。
また、2層2相のマルチランデル型のモータにおいて、隣接する爪状磁極間のギャップ部の漏れ磁束の影響が大きいことから、有効磁束の低下が生じ高トルクが望めなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、デッドポイントが回避でき起動性に優れるとともに、安価なモータの駆動制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するためのモータの駆動制御装置は、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ロータコアベース間にA相用界磁磁石を配置したA相用ロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ロータコアベース間にB相用界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ステータコアベース間に巻線を配置したA相用ステータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ステータコアベース間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータとからなるモータの駆動制御装置であって、直流電源と、前記A相用ステータに配置した巻線に前記直流電源を印加するための第1スイッチング素子と、前記B相用ステータに配置した巻線に前記直流電源を印加するための第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を開閉させて、前記A相用ステータの巻線及び前記B相用ステータの巻線を、前記直流電源にて一方向から通電させる制御回路とを備えた。
この構成によれば、A相用ステータの巻線及びB相用ステータの巻線をそれぞれ一方向から通電させるための第1スイッチング素子と第2スイッチング素子を用い、これを開閉させる簡単な回路構成で、2層2相のマルチランデル型のモータの2相電源を生成することができる。
上記構成において、前記A相用ステータの巻線と前記第1スイッチング素子とが直列に接続されるとともに、前記B相用ステータの巻線と前記第2スイッチング素子とが直列に接続され、その両直列回路に前記直流電源が印加される。
この構成によれば、2層2相のマルチランデル型のモータの2相電源を簡単な回路で生成することができる。
上記課題を解決するためのモータの駆動制御装置は、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ロータコアベース間にA相用界磁磁石を配置したA相用ロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ロータコアベース間にB相用界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ステータコアベース間に巻線を配置したA相用ステータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ステータコアベース間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータとからなり、前記A相用ステータに配置した巻線及び前記B相用ステータに配置した巻線は、それぞれ第1系統環状巻線と第2系統環状巻線の2つからなるモータの駆動制御装置であって、直流電源と、前記A相用ステータの第1系統巻線、及び、前記B相用ステータの第1系統巻線に前記直流電源を印加するための第1スイッチング素子と、前記A相用ステータの第2系統巻線、及び、前記B相用ステータの第2系統巻線に前記直流電源を印加するための第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を開閉させて、前記A相用及びB相用ステータの第1系統巻線及び前記A相用及びB相用ステータの第2系統巻線を、前記直流電源にて一方向から通電させる制御回路とを備えた。
この構成によれば、第1系統巻線及び第2系統巻線をそれぞれ一方向から通電させるための第1スイッチング素子と第2スイッチング素子を用い、これを開閉させる簡単な回路構成で、2層2相のマルチランデル型のモータの2相電源を生成することができる。
上記構成において、前記第1系統巻線と前記第1スイッチング素子とが直列に接続されるとともに、前記第2系統巻線と前記第2スイッチング素子とが直列に接続され、その両直列回路に前記直流電源が印加される。
この構成によれば、2層2相のマルチランデル型のモータの2相電源を簡単な回路で生成することができる。
上記構成において、前記制御回路は、前記第1系統巻線と前記第2系統巻線を、位相の異なる通電が行われるように、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を開閉制御する。
この構成によれば、2層2相のマルチランデル型のモータを、低リップル、高トルク等、所望のモータ性能にすることができる。
上記構成において、前記位相の異なる通電は、その位相差が20度から60度である。
この構成によれば、2層2相のマルチランデル型のモータについて、位相差を20度付近に設定することで低リップルに、位相差を40度付近に設定することで高トルクのモータ性能を実現できる。
本発明によれば、デッドポイントが回避でき起動性に優れるとともに、安価なモータを提供することできる。
第1実施形態のモータの斜視図。 同じく、ステータの一部を切断したモータの分解斜視図。 同じく、ステータの一部を切断した径方向から見たモータの分解正面図。 同じく、単一のモータの斜視図。 同じく、径方向から見た単一のモータの断面図。 同じく、単一のモータを構成するロータの分解斜視図。 同じく、単一のモータを構成するステータの分解斜視図。 同じく、モータの駆動制御回路図。 同じく、(a)はA相モータに供給するA相入力電圧の波形図、(b)はB相モータに供給するB相入力電圧の波形図。 第2実施形態のステータの一部を切断したモータの分解斜視図。 同じく、モータの駆動制御回路図。 同じく、(a)は第1系統環状巻線に供給する第1系統入力電圧の波形図、(b)は第2系統環状巻線に供給する第2系統入力電圧の波形図。 同じく、第1系統入力電圧と第2系統入力電圧の位相差に対するトルク定数とリップル率を示すグラフ。
(第1実施形態)
以下、モータの第1実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1は、本実施形態のモータMの全体斜視図を示し、回転軸1にはロータ2が固着されている。そのロータ2の外側には、モータハウジング(図示せず)に固着されたステータ3が配置されている。
モータMは、図1において、上からマルチランデル型のA相モータMa、マルチランデル型のB相モータMbが順に積層された2層2相のマルチランデル型モータである。図4に示すように、A相モータMa及びB相モータMbは、それぞれマルチランデル型の単一モータM1にて形成されている。
(ロータ2)
モータMのロータ2は、図2に示すように、ランデル型構造のA相ロータ2a及びB相ロータ2bを積層した2層2相構造のロータである。A相ロータ2a及びB相ロータ2bは、同じ構成であって、図6に示すように、それぞれ第1ロータコア10、第2ロータコア20及び界磁磁石30から構成されている。
(第1ロータコア10)
図6に示すように、第1ロータコア10は、円環板状の電磁鋼板にて形成された第1ロータコアベース11を有している。第1ロータコアベース11の中央位置には、回転軸1を貫通し固着するための貫通穴12が形成されている。また、第1ロータコアベース11の外周面には、等間隔に8個の同一形状をした第1ロータ側爪状磁極13が、径方向外側に突出されその先端が軸方向第2ロータコア20側に屈曲形成されている。
ここで、第1ロータ側爪状磁極13において、第1ロータコアベース11の外周面11aから径方向外側に突出した部分を第1ロータ側基部13xといい、軸方向に屈曲された先端部分を第1ロータ側磁極部13yという。そして、第1ロータ側基部13xを軸方向から見たときの形状は、径方向外側にいくほど幅狭になる台形形状に形成されている。また、第1ロータ側磁極部13yを径方向から見たときの形状は、四角形状に形成されている。さらに、第1ロータ側基部13xと第1ロータ側磁極部13yからなる第1ロータ側爪状磁極13の周方向端面13a,13bは、共に平坦面である。
なお、軸方向に屈曲形成された第1ロータ側磁極部13yは軸直交方向断面が扇形状に形成されている。そして、第1ロータ側磁極部13yの径方向外側面13c及び径方向内側面13dは、軸線方向から見て、回転軸1の中心軸線Oを中心として第1ロータコアベース11の外周面11aと同心円をなす円弧面である。
また、各第1ロータ側爪状磁極13の第1ロータ側基部13xの周方向の角度、即ち、周方向端面13a,13bの基端部間が回転軸1の中心軸線Oとなす角度は、隣り合う第1ロータ側爪状磁極13間の隙間の角度より小さく設定されている。
(第2ロータコア20)
図6に示すように、第2ロータコア20は、第1ロータコア10と同一材質及び同一形状であって、円環板状に形成された第2ロータコアベース21を有している。第2ロータコアベース21の中央位置には、回転軸1を貫通し固着するための貫通穴22が形成されている。また、第2ロータコアベース21の外周面には、等間隔に8個の第2ロータ側爪状磁極23が、径方向外側に突出されその先端が軸方向第1ロータコア10側に屈曲形成されている。
ここで、第2ロータ側爪状磁極23において、第2ロータコアベース21の外周面21aから径方向外側に突出した部分を第2ロータ側基部23xといい、軸方向に屈曲された先端部分を第2ロータ側磁極部23yという。そして、第2ロータ側基部23xを軸方向から見たときの形状は、径方向外側にいくほど幅狭になる台形形状に形成されている。また、第2ロータ側磁極部23yを径方向から見たときの形状は、四角形状に形成されている。さらに、第2ロータ側基部23xと第2ロータ側磁極部23yからなる第2ロータ側爪状磁極23の周方向端面23a,23bは、共に平坦面である。
なお、軸方向に屈曲形成された第2ロータ側磁極部23yは軸直交方向断面が扇形状に形成されている。そして、その径方向外側面23c及び径方向内側面23dは、軸線方向から見て、中心軸線を中心として第2ロータコアベース21の外周面21aと同心円をなす円弧面である。
また、各第2ロータ側爪状磁極23の第2ロータ側基部23xの周方向の角度、即ち、周方向端面23a,23bの基端部間が回転軸1の中心軸線Oとなす角度は、隣り合う第2ロータ側爪状磁極23間の隙間の角度より小さく設定されている。
そして、第2ロータコア20は、第1ロータコア10に対して、第2ロータコア20の第2ロータ側爪状磁極23が、軸方向から見てそれぞれ第1ロータコア10の第1ロータ側爪状磁極13間に位置するように配置固定されるようになっている。このとき、第2ロータコア20は、第1ロータコア10と第2ロータコア20との軸方向の間に界磁磁石30が配置されるように、第1ロータコア10に対して組み付けられる。
(界磁磁石30)
界磁磁石30は、本実施形態では、フェライト焼結磁石よりなる円環板状の永久磁石である。図6に示すように、界磁磁石30は、その中央位置に回転軸1を貫通する貫通穴32が形成されている。そして、界磁磁石30の一方の側面30aが、第1ロータコアベース11の対向面11bと、界磁磁石30の他方の側面30bが、第2ロータコアベース21の対向面21bとそれぞれ当接し、界磁磁石30は第1ロータコア10と第2ロータコア20との間に挟持固定される。
界磁磁石30の外径は、第1及び第2ロータコアベース11,21の外径と一致するように設定され、厚さが予め定めた厚さに設定されている。
つまり、図5に示すように、第1ロータコア10と第2ロータコア20との間に、界磁磁石30を配置する。このとき、第1ロータ側爪状磁極13の先端面13eと第2ロータコアベース21の対向面21bとが面一になるとともに、第2ロータ側爪状磁極23の先端面23eと第1ロータコアベース11の対向面11bとが面一になるようにしている。
図5に示すように、界磁磁石30は、軸方向に磁化されていて、第1ロータコア10側をN極、第2ロータコア20側をS極となるように磁化されている。従って、この界磁磁石30によって、第1ロータコア10の第1ロータ側爪状磁極13はN極として機能し、第2ロータコア20の第2ロータ側爪状磁極23はS極として機能する。
このように、第1及び第2ロータコア10,20、並びに、界磁磁石30にて構成されたA相ロータ2a及びB相ロータ2bは、界磁磁石30を用いた、所謂ランデル型構造のロータとなる。そして、A相ロータ2a及びB相ロータ2bは、N極となる第1ロータ側爪状磁極13と、S極となる第2ロータ側爪状磁極23とが周方向に交互に配置され磁極数が16極(極数対が8個)のロータとなる。
そして、図2及び図3に示すように、A相ロータ2a及びB相ロータ2bは、軸方向に積層されて2層2相のランデル型のロータ2が形成される。ここで、A相ロータ2aとB相ロータ2bは、以下のように積層して回転軸1に固着される。
詳述すると、A相ロータ2aとB相ロータ2bは、A相ロータ2aの第2ロータコア20(第2ロータコアベース21の反対向面21c)とB相ロータ2bの第2ロータコア20(第2ロータコアベース21の反対向面21c)が当接するように積層される。
さらに、図3に示すように、A相ロータ2aに対するB相ロータ2bの配置角度を、軸方向A相モータMa側から見て、反時計回り方向に予め定めた角度だけずらして積層している。
詳述すると、A相ロータ2aの第2ロータ側爪状磁極23(第1ロータ側爪状磁極13)に対して、対向するB相ロータ2bの第2ロータ側爪状磁極23(第1ロータ側爪状磁極13)が、反時計回り方向に予め定めた電気角θ2だけずらして積層している。
(ステータ3)
図2に示すように、ロータ2の径方向外側に配置されたステータ3は、ランデル型構造のA相ステータ3a及びB相ステータ3bを積層した2層2相構造のステータである。A相ステータ3a及びB相ステータ3bは、径方向内側において対応するA相ロータ2a及びB相ロータ2bとそれぞれ対向するように軸線方向に順番に積層されている。
A相ステータ3a及びB相ステータ3bは、同じ構成であって、図7に示すように、それぞれ第1ステータコア40、第2ステータコア50及びコイル部60とから構成されている。
(第1ステータコア40)
図7に示すように、第1ステータコア40は、円環板状の電磁鋼板にて形成された第1ステータコアベース41を有している。第1ステータコアベース41は、第2ステータコア50と対向する対向面41bであって、その径方向外側部に円筒状の第1ステータ側円筒外壁42が軸方向第2ステータコア50側に向かって延出形成されている。また、その第1ステータコアベース41の内周面41aには、等間隔に8個の第1ステータ側爪状磁極43が、径方向内側に突出されその先端が軸方向第2ステータコア50側に屈曲形成されている。
ここで、第1ステータ側爪状磁極43において、第1ステータコアベース41の内周面41aから径方向内側に突出した部分を第1ステータ側基部43xといい、軸方向に屈曲された先端部分を第1ステータ側磁極部43yという。そして、第1ステータ側基部43xを軸方向から見たときの形状は、径方向内側にいくほど幅狭になる台形形状に形成されている。また、第1ステータ側磁極部43yを径方向から見たときの形状は、四角形状に形成されている。さらに、第1ステータ側基部43xと第1ステータ側磁極部43yからなる第1ステータ側爪状磁極43の周方向端面43a,43bは、共に平坦面である。
なお、軸方向に屈曲形成された第1ステータ側磁極部43yは軸直交方向断面が扇形状に形成されている。そして、第1ステータ側磁極部43yの径方向外側面43c及び径方向内側面43dは、軸線方向から見て、中心軸線Oを中心として第1ステータコアベース41の内周面41aと同心円をなす円弧面である。
各第1ステータ側爪状磁極43の第1ステータ側基部43xの周方向の角度、即ち、周方向端面43a,43bの基端部間が回転軸1の中心軸線Oとなす角度は、隣り合う第1ステータ側爪状磁極43間の隙間の角度より小さく設定されている。
(第2ステータコア50)
図7に示すように、第2ステータコア50は、第1ステータコアベース41と同一材質及び同形状の円環板状の第2ステータコアベース51を有している。第2ステータコアベース51は、第1ステータコア40と対向する対向面51bであって、その径方向外側部に円筒状の第2ステータ側円筒外壁52が延出形成されている。そして、第2ステータ側円筒外壁52は、軸方向において第1ステータ側円筒外壁42と当接するようになっている。
その第2ステータコアベース51の内周面51aには、等間隔に8個の第2ステータ側爪状磁極53が、径方向内側に突出されその先端が軸方向第1ステータコア40側に屈曲形成されている。
ここで、第2ステータ側爪状磁極53において、第2ステータコアベース51の内周面51aから径方向内側に突出した部分を第2ステータ側基部53xといい、軸方向に屈曲された先端部分を第2ステータ側磁極部53yという。そして、第2ステータ側基部53xを軸方向から見たときの形状は、径方向内側にいくほど幅狭になる台形形状に形成されている。また、第2ステータ側磁極部53yを径方向から見たときの形状は、四角形状に形成されている。さらに、第2ステータ側基部53xと第2ステータ側磁極部53yからなる第2ステータ側爪状磁極53の周方向端面53a,53bは、共に平坦面である。
なお、軸方向に屈曲形成された第2ステータ側磁極部53yは軸直交方向断面が扇形状に形成されている。そして、第2ステータ側磁極部53yの径方向外側面53c及び径方向内側面53dは、軸線方向から見て、中心軸線Oを中心として第2ステータコアベース51の内周面51aと同心円をなす円弧面である。
各第2ステータ側爪状磁極53の第2ステータ側基部53xの周方向の角度、即ち、周方向端面53a,53bの基端部間が回転軸1の中心軸線Oとなす角度は、隣り合う第2ステータ側爪状磁極53間の隙間の角度より小さく設定されている。
つまり、このように形成されることによって、第2ステータコア50の形状は、第1ステータコア40と同一形状となる。そして、第1ステータコアベース41に形成した第1ステータ側円筒外壁42と第2ステータコアベース51に形成した第2ステータ側円筒外壁52とを当接させる。この時、第2ステータコア50は、各第2ステータ側爪状磁極53が、軸方向から見てそれぞれ第1ステータ側爪状磁極43間に位置するように、第2ステータ側円筒外壁52を第1ステータ側円筒外壁42に当接させる。
なお、第1ステータ側爪状磁極43は、その第1ステータ側磁極部43yの先端面43eが第2ステータコアベース51の対向面51bと面一となる位置に設定している。同様に、第2ステータ側爪状磁極53は、その第2ステータ側磁極部53yの先端面53eが第1ステータコアベース41の対向面41bと面一となる位置に設定している。
この状態で、第1及び第2ステータコアベース41,51の対向面41b,51b、第1及び第2ステータ側円筒外壁42、52の内周面で区画される断面四角形状の環状空間が形成される。そして、その断面四角形状の環状空間には、コイル部60が配置され固定される。
(コイル部60)
図5及び図7に示すように、コイル部60は、環状巻線61を有している。その環状巻線61は、樹脂モールドにてその周囲がコイル絶縁層62で覆われている。なお、説明の便宜上、図7ではコイル絶縁層62を省略している。
また、図5に示すように、コイル部60の軸方向であって第1ステータコア40側の外側面は、第1ステータコアベース41の対向面41bに当接し、コイル部60の軸方向であって第2ステータコア50側の外側面は、第2ステータコアベース51の対向面51bに当接するようになっている。
コイル部60の厚さ(軸方向の長さ)は、第1ステータ側爪状磁極43(第2ステータ側爪状磁極53)の軸方向の長さにあわせて、予め定めた厚さに設定されている。
つまり、図5に示すように、第1ステータコア40と第2ステータコア50との間に、コイル部60を配置する。このとき、第1ステータ側爪状磁極43の先端面43eと第2ステータコアベース51の対向面51bが面一になるとともに、第2ステータ側爪状磁極53の先端面53eと第1ステータコアベース41の対向面41bとが面一になるようにしている。
またこのとき、第1ステータコアベース41の反対向面41cから第2ステータコアベース51の反対向面51cまでの軸方向の長さは、第1ロータコアベース11の反対向面11cから第2ロータコアベース21の反対向面21cまでの軸方向の長さと一致させている。
従って、第1ステータ側爪状磁極43(第2ステータ側爪状磁極53)の軸方向の長さは、第1ロータ側爪状磁極13(第2ロータ側爪状磁極23)の軸方向の長さと一致する。
なお、図7では、説明の便宜上、環状巻線61の引出し端子を図面上省略した。これにあわせて、第1及び第2ステータコア40,50の円筒外壁42,52に形成する端子取付部を外部に導き出すための切欠きを図面上省略している。
このように、第1及び第2ステータコア40,50、並びに、コイル部60にて構成されたA相ステータ3a及びB相ステータ3bは、所謂ランデル型構造のステータとなる。詳述すると、A相ステータ3a及びB相ステータ3bは、第1及び第2ステータコア40,50間の環状巻線61にて第1及び第2ステータ側爪状磁極43,53をその時々で互いに異なる磁極に励磁する16極の所謂ランデル型構造のステータとなる。
そして、図2及び図3に示すように、A相ステータ3a及びB相ステータ3bは、軸方向に積層されて2層2相のランデル型のステータ3が形成される。A相ステータ3aとB相ステータ3bは、以下のように積層してモータハウジングに固着される。
詳述すると、A相ステータ3aとB相ステータ3bは、A相ステータ3aの第2ステータコア50(第2ステータコアベース51の反対向面51c)とB相ステータ3bの第2ステータコア50(第2ステータコアベース51の反対向面51c)が当接するように積層される。
さらに、図3に示すように、A相ステータ3aに対するB相ステータ3bの配置角度を、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に予め定めた角度だけずらして積層している。
詳述すると、A相ステータ3aの第1ステータ側爪状磁極43(第2ステータ側爪状磁極53)に対して、対向するB相ステータ3bの第1ステータ側爪状磁極43(第2ステータ側爪状磁極53)が、時計回り方向に予め定めた電気角θ1だけずらして積層している。
ここで、軸方向A相ステータ側から見て、A相ステータ3aに対するB相ステータ3bの時計回り方向における電気角θ1と、前記したA相ロータ2aに対するB相ロータ2bの反時計回り方向における電気角θ2とは、以下の関係式が成立するように設定されている。
θ1+|θ2|=90度(電気角)
これは、2相モータのデットポイントを回避し起動性を向上させるために上記関係式に基づいて電気角θ1,θ2を設定している。
そして、本実施形態では、A相ロータ2aに対するB相ロータ2bの反時計回り方向における電気角θ2を−45度(反時計回り方向)とし、A相ステータ3aに対するB相ステータ3bの時計回り方向における電気角θ1を45度(時計回り方向)に設定している。
なお、本実施形態では、電気角θ2を−45度、電気角θ1を45度(時計回り方向)に設定したが、上記関係式が成立する範囲で適宜変更してもよい。
そして、A相ステータ3aの環状巻線61には2相交流電源のうちのA相入力電圧vaが印加され、B相ステータ3bの環状巻線61には2相交流電源のうちのB相入力電圧vbが印加される。
次に、上記のように構成した2層2相のマルチランデル型のモータMの駆動制御回路について図8に従って説明する。
図8に示すように、駆動制御回路は、A相駆動回路部71、B相駆動回路部72、及び、両駆動回路部71,72を駆動制御する制御回路73を有している。
(A相駆動回路部71)
A相駆動回路部71は、MOSトランジスタQaを有し、そのMOSトランジスタQaに対してA相ステータ3aの環状巻線61(以下、A相環状巻線61aという)が直列に接続されている。そして、MOSトランジスタQaとA相環状巻線61aの直列回路は、直流電源Gに接続され、MOSトランジスタQaのオン・オフ(開閉)動作にて、A相環状巻線61aに12ボルトの直流電源Gの電源電圧が印加されるようになっている。
つまり、MOSトランジスタQaをオンさせることによって、A相環状巻線61aに対して直流電源Gの電源電圧(これをA相入力電圧vaという)が印加されて、図8に示す矢印方向に電流が流れる。そして、A相環状巻線61aに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れるようになっている。
反対に、MOSトランジスタQaをオフさせることによって、A相環状巻線61aに対して直流電源GからのA相入力電圧vaが遮断され、A相環状巻線61aには電流が流れない。
従って、A相環状巻線61aにおいて、電流が流れるときには、常に図8に示す矢印方向に流れ、軸方向A相モータMa側から見て時計回り方向に電流が流れることになる。
(B相駆動回路部72)
B相駆動回路部72は、MOSトランジスタQbを有し、そのMOSトランジスタQbに対してB相ステータ3bの環状巻線61(以下、B相環状巻線61bという)が直列に接続されている。そして、MOSトランジスタQbとB相環状巻線61bの直列回路は、直流電源Gに接続され、MOSトランジスタQbのオン・オフ(開閉)動作にて、B相環状巻線61bに直流電源Gの電源電圧が印加されるようになっている。
つまり、MOSトランジスタQbをオンさせることによって、B相環状巻線61bに対して直流電源Gの電源電圧(これをB相入力電圧vbという)が印加されて、図8に示す矢印方向に電流が流れる。そして、B相環状巻線61bに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れるようになっている。
反対に、MOSトランジスタQbをオフさせることによって、B相環状巻線61bに対して直流電源GからのB相入力電圧vbが遮断され、B相環状巻線61bには電流が流れない。
従って、B相環状巻線61bにおいて、電流が流れるときには、常に図8に示す矢印方向に流れ、軸方向A相モータMa側から見て時計回り方向に電流が流れることになる。
(制御回路73)
制御回路73は、A相駆動回路部71のMOSトランジスタQaのゲート端子に出力する駆動信号Saを生成する。つまり、制御回路73は、MOSトランジスタQaをオン・オフさせて、A相環状巻線61aを図8に示す矢印方向に通電する駆動信号Saを生成する。
図9(a)は、A相環状巻線61aに印加されるA相入力電圧vaの電圧波形を示す。ここで、MOSトランジスタQaをオンして、A相環状巻線61aにA相入力電圧va(=+12ボルト)が印加されたとき、A相環状巻線61aに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れる。
反対に、MOSトランジスタQaをオフして、A相環状巻線61aにA相入力電圧vaが遮断されたとき、A相環状巻線61aに電流が流れない。
また、制御回路73は、B相駆動回路部72のMOSトランジスタQbのゲート端子に出力する駆動信号Sbを生成する。つまり、制御回路73は、MOSトランジスタQbをオン・オフさせて、B相環状巻線61bを図8に示す矢印方向に通電する駆動信号Sbを生成する。
図9(b)は、B相環状巻線61bに印加されるB相入力電圧vbの電圧波形を示す。ここで、MOSトランジスタQbをオンして、B相環状巻線61bにB相入力電圧vb(=+12ボルト)が印加されたとき、B相環状巻線61bに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れる。
反対に、MOSトランジスタQbをオフして、B相環状巻線61bにB相入力電圧vbが遮断されたとき、B相環状巻線61bに電流が流れない。
ここで、図9(a)(b)に示すように、本実施形態では、制御回路73は、A相及びB相環状巻線61a,61bにそれぞれ印加するA相及びB相入力電圧va,vbの周波数が同じになる駆動信号Sa,Sbを生成する。しかも、制御回路73は、MOSトランジスタQaがオンする時、MOSトランジスタQbがオフし、反対に、MOSトランジスタQaがオフする時、MOSトランジスタQbがオンする駆動信号Sa,Sbを生成する。すなわち、駆動信号Sa,Sbは、相補信号である。
このように、2層2相のランデル型のステータ3には、2相の交流電源、即ち、A相環状巻線61aに印加されるA相入力電圧vaとB相環状巻線61bに印加されるB相入力電圧vbが印加される。
次に、上記のように構成したモータMの作用について説明する。
今、モータMに、A相入力電圧va及びB相入力電圧vbが印加される。このとき、A相駆動回路部71及びB相駆動回路部72に設けた2つのMOSトランジスタQa,Qbを用い、これをオン・オフさせる簡単な構成で、2層2相のマルチランデル型のモータMの2相電源(A相入力電圧va及びB相入力電圧vb)が生成される。
そして、A相ステータ3aの環状巻線61aにA相入力電圧vaが、B相ステータ3bの環状巻線61bにB相入力電圧vbがそれぞれ印加されると、ステータ3に回転磁界が発生し、ロータ2が回転駆動される。
このとき、ステータ3は、A相入力電圧vaとB相入力電圧vbにあわせて、A相ステータ3aとB相ステータ3bの2層構造にした。そして、これに対応してロータ2も、A相ロータ2aとB相ロータ2bの2層構造にした。これによって、各相のステータ3a,3bとロータ2a,2bにおいて、それぞれ界磁磁石30の磁束を軸方向に沿って対向するステータが個々に受けることができ、出力アップを図ることができる。
ところで、例えば、U相、V相、W相のロータを3層構造に積層したランデル型のロータにおいては、U相、V相、W相のロータの界磁磁石について、2つの相のロータの界磁磁石は同じ磁化方向となり、残る1つ相の界磁磁石は磁化方向が逆方向となる。そのため、U相、V相、W相のロータの関係において、その各相の爪状磁極の磁束に大きさに差が生じて全体として磁気バランスの乱れは大きい。
これに対して、本実施形態では、ロータ2をA相ロータ2aとB相ロータ2bの2層構造にした。そして、そのA相ロータ2aとB相ロータ2bは、それぞれの界磁磁石30の磁化の方向が互いに逆方向となり、A相ロータ2aとB相ロータ2bの関係において各爪状磁極13,23の磁気バランスの乱れは、3層3相構造のランデル型に比べて遥かに小さい。
従って、対向するA相ステータ3a及びB相ステータ3bに形成した各爪状磁極43,53の磁気バランスの乱れを小さくできることから、モータ性能を向上させることができる。
しかも、本実施形態では、A相ステータ3aに対してB相ステータ3bが時計回り方向にずれる電気角θ1と、A相ロータ2aに対してB相ロータ2bが反時計回り方向にずれる電気角θ2とを、θ1+|θ2|=90度(電気角)で決まる値に設定した。
詳述すると、ステータ3は、A相ステータ3aに対してB相ステータ3bを、軸方向A相モータMa側から見て時計回り方向に予め定めた電気角θ1(=45度)ずらした。一方、ロータ2は、A相ロータ2aに対してB相ロータ2bを、軸方向A相モータMa側から見て反時計回り方向に予め定めた電気角θ2(=45度)ずらした。
これによって、2相モータにおいて生じる起動不能のデッドポイントを回避できるとともに起動性を向上させることができる。
しかも、A相、B相ステータ3a,3bのA相及びB相環状巻線61a,61bに流れる各電流による第1及び第2ステータ側爪状磁極43,53の切り替わりに対してロータ2の移動量(回動量)を大きくすることができことから、回転数を上げることができる。
以上詳述したように、上記第1実施形態は、以下の効果を有する。
(1)上記実施形態によれば、モータMを2層2相のモータ、即ち、ステータ3を、A相及びB相ステータ3a,3bの2段構造にするとともに、これに対応してロータ2も、A相及びB相ロータ2a,2bも同じ2段構造にした。そして、A相ステータ3aにA相入力電圧vaを、B相ステータ3aにB相入力電圧vbを印加した。そして、各相のステータ3a,3bとロータ2a,2bにおいて、それぞれロータ2a,2bの界磁磁石30の磁束を、軸方向に沿って対向するステータ3a,3bが個々に受けることができるようにしたので、モータMの出力アップを図ることができる。
しかも、A相ロータ2aとB相ロータ2bが2層構造で構成されていて、A相ロータ2aの界磁磁石30とB相ロータ2bの界磁磁石30が、それぞれ磁化の方向が互いに逆方向となるように構成した。従って、A相ロータ2aとB相ロータ2bとで、各爪状磁極13,23の磁気バランスの乱れを小さくできモータ性能を向上させることができる。
(2)上記実施形態によれば、ステータ3は、A相ステータ3aに対してB相ステータ3bを、軸方向A相モータMa側から見て時計回り方向に電気角θ1(=45度)ずらした。また、ロータ2は、A相ロータ2aに対してB相ロータ2bを、軸方向A相モータMa側から見て反時計回り方向に電気角θ2(=45度)ずらした。
これによって、2相モータにおいて生じる起動不能のデッドポイントを回避できるとともに起動性を向上させることができる。
しかも、A相、B相ステータ3a,3bのA相及びB相環状巻線61a,61bに流れる各電流による第1及び第2ステータ側爪状磁極43,53の切り替わりに対してロータ2の移動量(回動量)を大きくすることができことから、回転数を上げることができる。
(3)上記実施形態によれば、A相駆動回路部71及びB相駆動回路部72に設けた2つのMOSトランジスタQa,Qbを用い、これをオン・オフさせる簡単で安価な構成で、2層2相のマルチランデル型のモータMの2相電源が生成することができる。
(第2実施形態)
次に、モータMの第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、第1実施形態のA相及びB相ステータ3a、3bのコイル部60の環状巻線61の構成が異なるだけなので、説明の便宜上、その相異する部分について詳細に説明する。
図10に示すように、A相及びB相ステータ3a、3bにおいて、各相の第1及び第2ステータコアベース41,51間に形成された断面四角形状の環状空間には、コイル絶縁層62で覆われた第1系統環状巻線61xと第2系統環状巻線61yがそれぞれ内装されている。
各相の第1系統環状巻線61xと第2系統環状巻線61yは、軸方向に積層されている。各相の第1系統環状巻線61xは、当該相の第1ステータコア40側に配置され、各相の第2系統環状巻線61yは、当該相の第2ステータコア50側に配置されている。
図11は、各相の第1系統環状巻線61xと第2系統環状巻線61yを通電するモータMの駆動制御回路を示す。なお、図11において、符号「61x」はA相及びB相の第1系統環状巻線61xを直列接続した全体を示し、符号「61y」はA相及びB相の第2系統環状巻線61yを直列接続した全体を示す。
なお、本実施形態では、A相及びB相の第1系統環状巻線61xを直列接続するとともに、A相及びB相の第2系統環状巻線61yを直列接続して、A相及びB相の第1系統環状巻線61x、並びに、A相及びB相の第2系統環状巻線61yを駆動制御するようにした。
これを、A相及びB相の第1系統環状巻線61xを並列接続するとともに、A相及びB相の第2系統環状巻線61yを並列接続して、A相及びB相の第1系統環状巻線61x、並びに、A相及びB相の第2系統環状巻線61yを駆動制御するように実施してもよい。
また、A相及びB相の第1系統環状巻線61xごと、並びに、A相及びB相の第2系統環状巻線61yごとに駆動制御するようにして実施してもよい。
第1系統環状巻線61xは、MOSトランジスタQaと直列接続されて第1系統駆動回路部81を構成している。そして、MOSトランジスタQaと第1系統環状巻線61xの直列回路は、12ボルトの直流電源Gに接続され、MOSトランジスタQaのオン・オフ(開閉)動作にて、第1系統環状巻線61xに直流電源Gの電源電圧が印加されるようになっている。
つまり、MOSトランジスタQaをオンさせることによって、第1系統環状巻線61xに対して直流電源Gの電源電圧(これを第1系統入力電圧vxという)が印加されて、図11に示す矢印方向に電流が流れる。そして、第1系統環状巻線61xに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れるようになっている。
反対に、MOSトランジスタQaをオフさせることによって、第1系統環状巻線61xに対して直流電源Gからの第1系統入力電圧vxが遮断され、第1系統環状巻線61xには電流が流れない。
従って、第1系統環状巻線61xにおいて、電流が流れるときには、常に図11に示す矢印方向に流れ、軸方向A相モータMa側から見て時計回り方向に電流が流れることになる。
一方、第2系統環状巻線61yは、4個のMOSトランジスタQbと直列接続されて第2系統駆動回路部82を構成している。そして、MOSトランジスタQbと第2系統環状巻線61yの直列回路は、直流電源Gに接続され、MOSトランジスタQbのオン・オフ(開閉)動作にて、第2系統環状巻線61yに直流電源Gの電源電圧が印加されるようになっている。
つまり、MOSトランジスタQbをオンさせることによって、第2系統環状巻線61yに対して直流電源Gの電源電圧(これを第2系統入力電圧vyという)が印加されて、図11に示す矢印方向に電流が流れる。そして、第2系統環状巻線61yに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れるようになっている。
反対に、MOSトランジスタQbをオフさせることによって、第2系統環状巻線61yに対して直流電源Gからの第2系統入力電圧vyが遮断され、第2系統環状巻線61yには電流が流れない。
従って、第2系統環状巻線61yにおいて、電流が流れるときには、常に図11に示す矢印方向に流れ、軸方向A相モータMa側から見て時計回り方向に電流が流れることになる。
制御回路83は、第1系統駆動回路部81のMOSトランジスタQaのゲート端子に出力する駆動信号Saを生成する。つまり、制御回路83は、MOSトランジスタQaをオン・オフさせて、第1系統環状巻線61xを図11に示す矢印方向に通電する駆動信号Saを生成する。
図12(a)は、第1系統環状巻線61xに印加される第1系統入力電圧vxの電圧波形を示す。ここで、MOSトランジスタQaをオンして、第1系統環状巻線61xに第1系統入力電圧vx(=+12ボルト)が印加されたとき、第1系統環状巻線61xに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れる。
反対に、MOSトランジスタQaをオフして、第1系統環状巻線61xに第1系統入力電圧vxが遮断されたとき、第1系統環状巻線61xに電流が流れない。
また、制御回路83は、第2系統駆動回路部82のMOSトランジスタQbのゲート端子に出力する駆動信号Sbを生成する。つまり、制御回路83は、MOSトランジスタQbをオン・オフさせて、第2系統環状巻線61yを図11に示す矢印方向に通電する駆動信号Sbを生成する。
図12(b)は、第2系統環状巻線61yに印加される第2系統入力電圧vyの電圧波形を示す。ここで、MOSトランジスタQbをオンして、第2系統環状巻線61yに第2系統入力電圧vy(=+12ボルト)が印加されたとき、第2系統環状巻線61yに流れる電流は、軸方向A相モータMa側から見て、時計回り方向に流れる。
反対に、MOSトランジスタQbをオフして、第2系統環状巻線61yに第2系統入力電圧vyが遮断されたとき、第2系統環状巻線61yに電流が流れない。
ここで、図12(a)(b)に示すように、本実施形態では、制御回路83は、第1及び第2系統環状巻線61x,61yにそれぞれ印加する第1及び第2系統入力電圧vx,vyの周波数が同じになる駆動信号Sa,Sbを生成する。
しかも、制御回路83は、第1系統入力電圧vxに対して第2系統入力電圧vyの位相をずらすべく、第1及び第2系統駆動回路部81,82を制御している。
詳述すると、図12(a)(b)に示すように、本実施形態では、第1系統入力電圧vxが+12ボルトから0ボルトに立ち下がった後、予め定めた位相差θd1だけ遅れて第2系統入力電圧vyが0ボルトから+12ボルトに立ち上がるようにしている。
このように、2層2相のランデル型のステータ3には、2相の交流電源、即ち、第1系統環状巻線61xに印加される第1系統入力電圧vxと第2系統環状巻線61yに印加される第2系統入力電圧vyが印加される。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
今、モータMに、第1系統入力電圧vx及び第2系統入力電圧vyが印加される。このとき、第1系統駆動回路部81及び第2系統駆動回路部82に設けた2つのMOSトランジスタQa,Qbを用い、これをオン・オフさせる簡単な構成で、2層2相のマルチランデル型のモータMの2相電源(第1系統入力電圧vx及び第2系統入力電圧vy)が生成される。
そして、A相及びB相ステータ3a,3bの第1系統環状巻線61xに第1系統入力電圧vxが、A相及びB相ステータ3a,3bの第2系統環状巻線61yに第2系統入力電圧vyがそれぞれ印加されると、ステータ3に回転磁界が発生し、ロータ2が回転駆動される。
このとき、図12(a)(b)に示すように、第1及び第2系統入力電圧vx,vyの関係において、第1系統入力電圧vxが12ボルトから0ボルトに立ち下がった後、位相差θd1をもって、第2系統入力電圧vyを0ボルトから12ボルトに立ち上がるようにしている。
ちなみに、位相差θd1を0度〜60度変更させて、その時の位相差θd1に対するリップル率及びトルク定数の検証を行った。図13は、その検証結果である。
図13から明らかなように、特性線L1で示すリップル率は、位相差θd1を0度から20度付近までは減少し、位相差θd1が20度を超えたのち60度まで増加する。
また、図13から明らかなように、特性線L2で示すトルク定数は、位相差θd1を0度から40度付近までは、位相差θd1を上げて行くにしたがって増加し、位相差θd1が40度を超えると緩やかに減少する。
このことから、位相差θd1を20度付近に設定することで、低リップルのモータMを実現でき、位相差θd1を40度付近に設定することで、高トルクのモータMを実現できることがわかる。つまり、位相差θd1を20度〜60度の範囲で適宜変更して設定することで、所望のモータ性能のモータMを実現することができる。
以上詳述したように、第2実施形態は、第1実施形態の効果の(1)(2)に加えて以下の効果を有する。
(1)上記第2実施形態によれば、第1系統駆動回路部81及び第2系統駆動回路部82に設けた2つのMOSトランジスタQa,Qbを用い、これをオン・オフさせる簡単で安価な構成で、2層2相のマルチランデル型のモータMの2相電源が生成することができる。
(2)上記第2実施形態によれば、第1系統入力電圧vxが12ボルトから0ボルトに立ち下がった後、位相差θd1を位相差θd1をもって、第2系統入力電圧vyを0ボルトから12ボルトに立ち上がるようにした。
そして、位相差θd1を20度付近に設定することで、低リップルのモータMを実現でき、位相差θd1を40度付近に設定することで、高トルクのモータMを実現できる。つまり、位相差θd1を20度〜60度の範囲で適宜変更して設定することで、所望のモータ性能のモータMを実現することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、制御回路73が、A相入力電圧vaが0ボルトに立ち下がるとき、B相入力電圧vbが12ボルトに立ち上がるように制御した。これを、A相入力電圧vaが0ボルトに立ち下がった後、予め定めた位相差を経てB相入力電圧vbが12ボルトに立ち上がるように制御してもよい。
○上記実施形態では、A相ロータ2a及びB相ロータ2bが16極のランデル型構造のロータであり、A相ステータ3a及びB相ステータ3bが16極のランデル型構造のステータとなるモータMであった。
これを、A相ロータ2a及びB相ロータ2bが8極のランデル型構造のロータであり、A相ステータ3a及びB相ステータ3bが8極のランデル型構造のステータとなるモータMに具体化してもよい。また、A相ロータ2a及びB相ロータ2bが24極のランデル型構造のロータであり、A相ステータ3a及びB相ステータ3bが24極のランデル型構造のステータとなるモータM等、その他の磁極数のモータに応用してもよい。
○上記実施形態では、A相ロータ2a及びB相ロータ2bの界磁磁石30をフェライト焼結磁石で形成したが、これに限定されるものではない。例えば、界磁磁石30をネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石等、その他の永久磁石で形成してもよい。
○上記実施形態では、第1及び第2ロータコア10,20、並びに、第1及び第2ステータコア40,50は、それぞれ一枚の電磁鋼板にて形成したが、複数枚の薄い電磁鋼板を重ね合わせて形成してもよい。また、第1及び第2ロータコア10,20、並びに、第1及び第2ステータコア40,50を圧粉磁心で形成してもよい。これによって、モータMの低コスト化を図ることができる。
○上記実施形態では、コイル部60において、環状巻線61の周囲を樹脂モールドにてコイル絶縁層62で覆ったが、円筒状のコイルボビンで実施してもよい。
1…回転軸、2…ロータ、2a…A相ロータ、2b…B相ロータ、3…ステータ、3a…A相ステータ、3b…B相ステータ、10…第1ロータコア、11…第1ロータコアベース、11a…外周面、11b…対向面、11c…反対向面、12…貫通穴、13…第1ロータ側爪状磁極、13a,13b…周方向端面、13c…径方向外側面、13d…径方向内側面、13e…先端面、13x…第1ロータ側基部、13y…第1ロータ側磁極部、20…第2ロータコア、21…第2ロータコアベース、21a…外周面、21b…対向面、21c…反対向面、22…貫通穴、23…第2ロータ側爪状磁極、23a,23b…周方向端面、23c…径方向外側面、23d…径方向内側面、23e…先端面、23x…第2ロータ側基部、23y…第2ロータ側磁極部、30…界磁磁石、30a,30b…側面、32…貫通穴、40…第1ステータコア、41…第1ステータコアベース、41a…内周面、41b…対向面、41c…反対向面、42…第1ステータ側円筒外壁、43…第1ステータ側爪状磁極、43a,43b…周方向端面、43c…径方向外側面、43d…径方向内側面、43e…先端面、43x…第1ステータ側基部、43y…第1ステータ側磁極部、50…第2ステータコア、51…第2ステータコアベース、51a…内周面、51b…対向面、51c…反対向面、52…第2ステータ側円筒外壁、53…第2ステータ側爪状磁極、53a,53b…周方向端面、53c…径方向外側面、53d…径方向内側面、53e…先端面、53x…第2ステータ側基部、53y…第2ステータ側磁極部、60…コイル部、61…環状巻線、61a…A相環状巻線、61b…B相環状巻線、61x…第1系統環状巻線(第1系統巻線)、61y…第2系統環状巻線(第2系統巻線)、62…コイル絶縁層、71…A相駆動回路部、72…B相駆動回路部、73…制御回路、81…第1系統駆動回路部、82…第2系統駆動回路部、83…制御回路、M…モータ、M1…単一モータ、Ma…A相モータ、Mb…B相モータ、O…中心軸線、G…直流電源、va…A相入力電圧、vb…B相入力電圧、vx…第1系統入力電圧、vy…第2系統入力電圧、Qa,Qb…MOSトランジスタ(第1及び第2スイッチング素子)、θd1…位相差、L1,L2…特性線。

Claims (6)

  1. 周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ロータコアベース間にA相用界磁磁石を配置したA相用ロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ロータコアベース間にB相用界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、
    周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ステータコアベース間に巻線を配置したA相用ステータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ステータコアベース間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータと
    からなるモータの駆動制御装置であって、
    直流電源と、
    前記A相用ステータに配置した巻線に前記直流電源を印加するための第1スイッチング素子と、
    前記B相用ステータに配置した巻線に前記直流電源を印加するための第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を開閉させて、前記A相用ステータの巻線及び前記B相用ステータの巻線を、前記直流電源にて一方向から通電させる制御回路と
    を備えたことを特徴とするモータの駆動制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータの駆動制御装置において、
    前記A相用ステータの巻線と前記第1スイッチング素子とが直列に接続されるとともに、前記B相用ステータの巻線と前記第2スイッチング素子とが直列に接続され、その両直列回路に前記直流電源が印加されることを特徴とするモータの駆動制御装置。
  3. 周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ロータコアベース間にA相用界磁磁石を配置したA相用ロータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ロータコアベース間にB相用界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、
    周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のA相用ステータコアベース間に巻線を配置したA相用ステータと、周方向等間隔に複数の爪状磁極を有する一対のB相用ステータコアベース間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータと
    からなり、前記A相用ステータに配置した巻線及び前記B相用ステータに配置した巻線は、それぞれ第1系統環状巻線と第2系統環状巻線の2つからなるモータの駆動制御装置であって、
    直流電源と、
    前記A相用ステータの第1系統巻線、及び、前記B相用ステータの第1系統巻線に前記直流電源を印加するための第1スイッチング素子と、
    前記A相用ステータの第2系統巻線、及び、前記B相用ステータの第2系統巻線に前記直流電源を印加するための第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を開閉させて、前記A相用及びB相用ステータの第1系統巻線及び前記A相用及びB相用ステータの第2系統巻線を、前記直流電源にて一方向から通電させる制御回路と
    を備えたことを特徴とするモータの駆動制御装置。
  4. 請求項3に記載のモータの駆動制御装置において、
    前記第1系統巻線と前記第1スイッチング素子とが直列に接続されるとともに、前記第2系統巻線と前記第2スイッチング素子とが直列に接続され、その両直列回路に前記直流電源が印加されることを特徴とするモータの駆動制御装置。
  5. 請求項3又は4に記載のモータの駆動制御装置において、
    前記制御回路は、前記第1系統巻線と前記第2系統巻線を、位相の異なる通電が行われるように、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子を開閉制御することを特徴とするモータの駆動制御装置。
  6. 請求項5に記載のモータの駆動制御装置において、
    前記位相の異なる通電は、その位相差が20度から60度であることを特徴とするモータの駆動制御装置。
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