JP6327811B2 - 農作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、耕耘作業を行う作業機本体と、作業機本体の後方に回転自在に支持されて複数の作業棒が設けられた転圧輪とを備える農作業機に関するものである。
農作業機の一例である耕耘作業機によって耕耘された耕土は、一般的に、隙間の多い状態にあり、耕耘作業機の整地板によって耕土表面を整地しても、隙間を小さくして締め固めることは困難である。このため、耕耘後の耕土は播種には適さず、また風が吹くと土が舞う等の不都合が生じる。そこで、耕耘作業機によって耕耘された耕土の表面を転圧可能な転圧輪が一般的に使用されている。
この転圧輪は、特許文献1に記載されているように、耕耘作業機の後方に設けられた支持フレーム部に支持され、耕耘作業機の幅方向に所定間隔を有して配置された複数の支持部材と、これらの支持部材間に亘って装着された複数の作業棒とを有してなる。
支持部材の周縁部には、その周方向に等間隔を有して凸状の支持部が複数形成され、支持部には作業棒を挿通可能な孔部が設けられている。複数の支持部材のうち転圧輪の幅方向両端部に配置された支持部材は、板状に形成され、転圧輪の幅方向内側に配置された支持部材は、内側が中空な環状に形成されている。作業棒は、転圧輪の幅方向一端側から他端側に延びるに前後方向一方側に傾斜するように複数の支持部材の各孔部に挿通された状態で支持されている。
また、耕耘作業機には、転圧輪の回転時に作業棒に付着する土を落とすための土落とし体が設けられている。この土落とし体は、転圧輪を支持する支持フレーム部に固定されている。土落とし体は、板状に形成されて弾性変形可能であり、転圧輪の幅方向に延びるとともに下端部が転圧輪に内部に延びて、作業棒に対して所望の接触圧を持って接触して、作業棒に付着した土を掻き落とす。
特開2011−78330号公報
特許文献1に記載の転圧輪の作業棒は、圃場の水分や土質等によって土が付着する場合があり、圃場の土が粘湿土の場合には、作業棒に土が付着するのみならず、周方向に隣接する他の作業棒との間隔にも土が挟まった状態で付着する虞がある。また、圃場に小石等の塊体が存在する場合には、周方向に隣接する他の作業棒との間の間隔に塊体が挟まる虞がある。従って、従来の転圧輪は、圃場の耕土を隙間なく締め固めることができなくなる虞が生じ、圃場の水分や土質等によって作業棒の数を増減する必要性がある。
しかしながら、従来の転圧輪の作業棒は、前述したように耕耘作業機幅方向に配設された複数の支持部材の各支持部の孔部に挿通された状態で転圧輪に支持されているので、作業棒を増減する作業時に、複数の支持部材の一端側から他端側に作業棒を順番に孔部に挿抜する作業が必要であり、この作業は作業者にとって煩わしい。
また、作業棒は支持部の内側に設けられた孔部に挿通されるので、支持部の外周は作業棒の側面よりも外側に位置する。このため、支持部周辺の作業棒には、支持部が邪魔をして土落とし体が作業棒に接触しにくくなり、土落とし体による土掻き落とし効果が不十分になる虞がある。そこで、土落とし体には、支持部に接触する部分に凹部を設けているが、凹部の幅は支持部の幅よりも大きいので、土落とし体が土に接触しない領域があり、土落とし体による土掻き落とし効果が不十分であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、転圧輪に設けられた作業棒の増減時に作業棒の支持部材に対する着脱作業が容易であり、また、土落とし体によって作業棒に付着する土を良好に落とすことができる転圧輪を備えた農作業機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の農作業機は、耕耘作業を行う作業機本体と、該作業機本体の後方に回転自在に支持され、作業機本体の幅方向に所定間隔を有して配置された複数の支持部材に取り付けられた作業棒を複数有する転圧輪とを備える農作業機において、複数の作業棒の少なくともいずれかは、複数の支持部材に着脱可能に取り付けられ、作業棒を着脱可能に取り付ける支持部材の外周には、作業棒の取り付け時に該作業棒の側面が支持部材の外周面よりも径方向外側へ突出した状態で作業棒を着脱可能に係止する係止凹部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の着脱可能な作業棒は、転圧輪の幅方向端部に配設された支持部材に対して固定手段を介して着脱可能に固定されることを特徴とする。
また、本発明の作業機本体には、転圧輪を回転自在に支持する支持アーム部材が設けられ、支持アーム部材には、作業棒に付着した土を落とす土落とし体が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の土落とし体は、転圧輪の幅方向に沿って延びるとともに、土落とし体の先端部が複数の作業棒の回転軌跡の内側へ延びて作業棒に弾性変形可能に接触し、土落とし体の幅方向端部には、転圧輪の幅方向端部に設けられた支持部材の径方向端部が通過可能な通過凹部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の土落とし体は、転圧輪に対して接近及び離反可能に支持アーム部材に設けられていることを特徴とする。
本発明に係わる農作業機によれば、上記特徴を有することにより、転圧輪に設けられた作業棒の支持部材に対する着脱作業が容易であり、また、土落とし体によって作業棒に付着する土を良好に落とすことができる転圧輪を備えた農作業機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係わる転圧輪を備えた耕耘作業機の側面図を示す。 転圧輪が設けられた耕耘作業機の背面図を示す。 転圧輪の背面側の斜視図を示す。 転圧輪の背面側の拡大斜視図を示す。 転圧輪の側面側の斜視図を示す。 本発明の第2実施形態に係わる転圧輪の側面側の部分斜視図を示す。 本発明の第3実施形態に係わる転圧輪を示し、同図(a)は転圧輪の側面側の部分斜視図であり、同図(b)は作業棒の一端側の部分斜視図である。 本発明の第4実施形態に係わる転圧輪を示し、同図(a)は転圧輪の側面側の部分斜視図であり、同図(b)は作業棒の一端側の部分斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の農作業機の好ましい第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。本実施の形態は、農作業機のうち圃場の土を耕耘する耕耘作業機を例にして以下説明する。なお、耕耘作業機の前進方向に対して耕耘作業機幅方向を左右方向として、以下説明する。
耕耘作業機1は、図1(側面図)及び図2(背面図)に示すように、耕耘作業機1の左右方向に延びる主フレーム3を有した作業機本体5と、作業機本体5の後方に回転自在に支持された転圧輪50とを有してなる。作業機本体5の前部には、走行機体90の後部に設けられた図示しない3点リンク連結機構に連結されるトップマスト6とロアーリンク連結部7とが設けられて、走行機体90の後部に対して昇降可能に装着される。主フレーム3の左右方向の中央部には前方へ突出する入力軸8aを備えたギアボックス8が設けられ、走行機体90のPTO軸からユニバーサルジョイント等の動力伝達手段を介して動力が入力軸8aに伝達されるようになっている。
主フレーム3の左側端部には、チェーン伝動ケース9が垂設され、主フレーム3の右側端部には側部フレーム10(図2参照)がチェーン伝動ケース9と対向して垂設されている。チェーン伝動ケース9に接続された主フレーム3の左側の部分及びチェーン伝動ケース9内には伝動機構が設けられ、チェーン伝動ケース9と側部フレーム10の下端部間に多数の耕耘爪12を取り付けたロータリ作業体11が回転自在に設けられている。そして、入力軸8aに伝達された動力は、ギアボックス8を介して主フレーム3及びチェーン伝動ケース9内の伝動機構に伝達されて、ロータリ作業体11を所定方向に回転させる。
ロータリ作業体11の上側は、上部カバー15(図2参照)によって覆われ、この上部カバー15の左右方向両端部には側部カバー17(図1参照)が設けられている。上部カバー15は、ロータリ作業体11の前側から後方側に延び、上部カバー15の後端部には、整地板20が上下方向に回動自在に取り付けられている。
整地板20は上部カバー15の後端から斜め下方へ延び、整地板20の後端部によって耕土表面を平らに整地する。整地板20の背面と主フレーム3との間には、整地板20の傾き角度を調節する角度調節装置22が設けられている。整地板20の左右方向両端部には整地板20による整地作業を延長可能な延長整地板24が展開且つ折り畳み可能に設けられている。なお、図1には延長整地板24の記載が省略されている。作業機本体5の前部の両側には、ロータリ作業体11の耕深の調整を行う接地輪26が一対設けられている。
このように構成された耕耘作業機1は、走行機体90の前進走行に伴って進行しながら、ロータリ作業体11によって耕土を耕耘し、整地板20によって耕耘された耕土表面を整地する。この耕耘された耕土を転圧するのが転圧輪50である。
転圧輪50は、耕耘作業機1の作業機本体5の後方に配置され、主フレーム3に設けられた支持機構30を介して上下且つ前後方向に位置調整可能に設けられている。支持機構30は、主フレーム3の左右方向(長手方向)中間部に所定距離を有して並設されて前端部が主フレーム3に回動自在に接続されて後方側へ延びる一対の支持アーム部材31と、一対の支持アーム部材31の前後方向中間部間を連結する前側連結部材32(図2参照)とトップマスト6との間に接続された伸縮ロッド34とを有してなる。
伸縮ロッド34の前端部には、操作ハンドル34aが回転自在に設けられ、この操作ハンドル34aを回転させると、伸縮ロッド34は伸縮するように構成されている。また、伸縮ロッド34には圧縮ばね35が装着されている。この圧縮ばね35は、通常の作業時には転圧輪50を圃場に附勢し、転圧輪50に石等の障害物が衝突した時には縮小して転圧輪50に作用する衝撃を吸収する。
一対の支持アーム部材31の後側には、これら支持アーム部材31間を連結する後側連結部材36が設けられている。後側連結部材36の左右方向両端部には下方が開口した逆U字状の取付部材37が支持アーム部材31に沿って前後方向に移動可能に設けられている。取付部材37はボルト39(図2参照)を介して支持アーム部材31に締結される。支持アーム部材31には、前後方向に所定間隔を有して複数のねじ孔31a(図1参照)が設けられ、このねじ孔31aのいずれかにボルト39を螺合させることで、支持アーム部材31に対する取付部材37の前後位置を調整して、取付部材37を支持アーム部材31に固定することができる。
後側連結部材36の左右方向の中央下部には前後方向に延びる連結軸38が設けられ、この連結軸38に転圧輪50を支持するフレーム40が回動自在に支持されている。このため、転圧輪50は連結軸38を回動中心として転圧輪50の両側が上下方向に回動自在である。
フレーム40は、転圧輪50の上方を転圧輪50の軸方向(左右方向)に沿って延びるフレーム上部40aと、フレーム上部40aの両端部に接続されて下方へ延びる左右一対のフレーム側部40bとを有してなる。
フレーム上部40aの長手方向(左右方向)中央部には、連結軸38を通すための連結板41が上方へ突出して設けられている。一方、フレーム側部40bは、板状であって側面視において長方形状に形成され、このフレーム側部40bに転圧輪50の一部である軸部51が固定されている(図3参照)。
転圧輪50は、図2及び図3(背面側斜視図)に示すように、作業機本体5の左右方向に所定間隔を有して配置された複数の支持部材53と、複数の支持部材53に取り付けられた作業棒60と、転圧輪50の左右方向両端部に設けられた軸部51とを有してなる。
作業棒60は、断面が円形状の丸棒である。作業棒60の一方側端部(本実施例では右側端部)には、ピン62を挿入するための挿入孔部60aが形成されている(図3参照)。
複数の支持部材53のうち転圧輪50の左右方向両端部に配設された支持部材(以下、「外側支持部材55」と記す。)は、板状に形成されている。この外側支持部材55の左右方向外側の中心部には、前述した軸部51が外側支持部材55に対して回転自在に設けられている。このため、外側支持部材55は、軸部51に対して回転自在である。外側支持部材55の周縁部には、周方向に所定間隔を有して配置された複数の孔部55a(図3参照)が設けられている。孔部55aは、外側支持部材55の軸芯方向と略平行に延びて設けられている。この孔部55aに前述した作業棒60が挿入される。
複数の支持部材53のうち転圧輪50の左右方向両端部に配設された外側支持部材55よりも内側に配置された支持部材53(以下、「内側支持部材57」と記す。)は、環状に形成されている。これらの内側支持部材57の外径は、外側支持部材55の外径よりも小径である。なお、図2では、内側支持部材57が4個設けられた転圧輪50を示し、図3では、内側支持部材57が8個設けられた転圧輪50を示している。内側支持部材57の数は、4個や8個に限るものではなく、1個以上であればよい。
内側支持部材57の周縁部には、図4に示すように、周方向に所定間隔を有して配置された複数の係止凹部57aが設けられている。この係止凹部57aに前述した作業棒60が着脱可能に挿入される。これらの係止凹部57aは、外側支持部材55に設けられた複数の孔部55aと周方向に同一ピッチを有して内側支持部材57に設けられている。
係止凹部57aは、側面視において内側支持部材57の周縁部側が開口した半円状に形成されている。係止凹部57aの内径は作業棒60の内径よりも僅かに大きな径を有している。このため、作業棒60が係止凹部57aに挿入されると、作業棒60は係止凹部57aに嵌合された状態で着脱可能に係止凹部57aに係止される。また、作業棒60が係止凹部57aに挿入されると、作業棒60の側面は内側支持部材57の外周面よりも径方向外側へ突出した状態で係止凹部57aに係止される。つまり、作業棒60は、内側支持部材57及び外側支持部材55によって転圧輪50の回転中心に対して所定の径を有した位置上に支持される。
なお、係止凹部57aは、半円状に限るものではなく、作業棒60を着脱可能に係止できれば側面視においてU字状、矩形状等でもよい。
左右方向に隣接する内側支持部材57は、一方の内側支持部材57の係止凹部57aに対して他方の内側支持部材57の係止凹部57aの位相がずれるように配置されている。このため、着脱可能な作業棒60を複数の内側支持部材57間に亘って掛け渡して各内側支持部材57の係止凹部57aに挿入すると、作業棒60は転圧輪50の軸方向一端側から他端側に向かって前後方向に斜めに延びた状態で支持される。
作業棒60の一方側端部は、図5に示すように、外側支持部材55の孔部55aに挿通された状態で外側支持部材55の外側へ突出し、この外側へ突出する作業棒60の挿入孔部60aにピン62が挿入されている。一方、作業棒60の他方側端部は、外側支持部材55の孔部55aに挿通された状態で外側支持部材55に支持されている。このため、作業棒60は、外側支持部材55の孔部55aから抜脱が規制された状態で、外側支持部材55に取り付けられる。
また、転圧輪50に着脱可能に取り付けられた作業棒60を取り外す場合には、ピン62を作業棒60から抜脱し、作業棒60を孔部55aから引き抜き、作業棒60を複数の内側支持部材57の各係止凹部57aから取り外す。
なお、本実施例では、複数の作業棒60のうち3本の作業棒60がピン62を介して外側支持部材55に着脱可能に固定され、残りの作業棒60は溶接等によって外側支持部材55及び内側支持部材57に固着されている(図4参照)。
このように構成された転圧輪50の上方には、転圧輪50の作業棒60に付着した土を落とすための土落とし体43が設けられている。土落とし体43は、図2及び図3に示すように、板状に形成され、転圧輪50の軸方向(左右方向)に沿って延びる。土落とし体43は、弾性変形可能なゴム製であり、土落とし体43の上部は、固定板44を介してボルト45等によってフレーム40のフレーム上部40aに固定されている。
土落とし体43の下部は、複数の作業棒60の回転軌跡の内側に延びて作業棒60に弾性変形可能に接触する。このため、転圧輪50が回転すると、作業棒60の回転に伴って土落とし体43が作業棒60に接触しながら弾性変形して作業棒60に付着した土を掻き落とすことができる。
また、作業棒60は内側支持部材57に対して作業棒60の側面が内側支持部材57の外周面よりも外側へ突出した位置に配置されているので、土落とし体43による土の掻き落とし時に、内側支持部材57が邪魔をすることはなく、作業棒60に付着する土を確実に掻き落とすことができる。
また、外側支持部材55に支持される作業棒60は、外側支持部材55に設けられた孔部55aに挿入されて支持されるので、作業棒60の側面よりも外側に外側支持部材55の外周面が位置する。このため、外側支持部材55の左右両側から延出する作業棒60に土落とし体43が接触しない領域を大きくしている。そこで、土落とし体43の左右両側の外側支持部材55に対向する部分には、外側支持部材55の径方向外側端部が通過可能な通過凹部55bが設けられている。通過凹部55bは、背面視において長方形状に形成されて下部が開口している。
この通過凹部55b内に外側支持部材55の径方向外側端部が挿入された状態になると、外側支持部材55の左右両側から延出する作業棒60の外側支持部材側に近傍に土落とし体を接触させることができる。このため、作業棒60に土落とし体43が接触しない領域を小さくすることができる。
次に、耕耘作業機1によって圃場を耕耘する場合の耕耘作業機1の作動について説明する。先ず、図1に示すように、転圧輪50の上下位置及び前後位置を調整し、転圧輪50を圃場の表面に載置した状態にする。そして、走行機体90の前進走行に伴って耕耘作業機1を前進させる。耕耘作業機1の前進時にはロータリ作業体11の回転によって圃場の土が耕耘され、整地板20によって耕耘された圃場の土の圃場表面が整地され、さらに転圧輪50が耕耘作業機1の前進に伴って矢印A方向に回転する。
転圧輪50が回転すると、転圧輪50の複数の作業棒60によって、整地板20で整地された土を押圧する。従って、耕耘された土の隙間は小さくなり、播種に適した耕土にすることができ、また風が吹いても土が多量に舞う事態を防止することができる。
ここで、転圧輪50の回転時に作業棒60に土Sが付着すると、図4に示すように、土落とし体43によって土Sを掻き落とすことができる。前述したように、転圧輪50の作業棒60はこの側面が内側支持部材57の径方向外側端面よりも外側に突出した状態で内側支持部材57に支持されている。このため、土落とし体43による土の掻き落とし時に、内側支持部材57が邪魔をすることはない。従って、土落とし体43によって作業棒60に付着する土Sを良好に掻き落とすことができる。
また、着脱可能な作業棒60を転圧輪50に取り付ける場合には、図3に示すように、作業棒60の一方の軸方向端部を外側支持部材55の内側から外側へ向かって孔部55aに挿入した後に、作業棒60の他方の軸方向端部を外側支持部材55の内側から外側へ向かって孔部55aに挿入し、作業棒60の軸方向中間部を複数の内側支持部材57の各係止凹部57aに係止させ、ピン62を作業棒60の一対の軸方向端部に挿入する。一方、着脱可能な作業棒60を転圧輪50から取り外す場合には、ピン62を作業棒60の軸方向端部から抜脱し、作業棒60の一方の軸方向端部を外側支持部材55の孔部55aから抜脱した後に、作業棒60の他方の軸方向端部を外側支持部材55の孔部55aから抜脱し、作業棒60の軸方向中間部を内側支持部材57の係止凹部57aから引き抜く。
このように着脱可能な作業棒60を転圧輪50に取り付け及び取り外す着脱作業は、作業棒60を外側支持部材55の孔部55aに挿抜する作業と、作業棒60を係止凹部57aに対して押圧し及び引き抜く作業のみである。また、これらの作業は単純な作業である。このため、作業者は作業棒60の着脱作業を容易に行うことができ、煩わしく感じることもない。
[第2実施形態]
次に、本発明の農作業機の第2実施形態を、図6を参照しながら説明する。第2実施形態では、前述した第1実施形態との相違点のみを説明する。第2実施形態の転圧輪64における着脱可能な作業棒65の軸方向両端部には、図6に示すように、前述したピン62(図5参照)が挿入される挿入孔部60aは無い。このため、作業棒65の軸方向両端部は、対応する外側支持部材66の孔部66aに挿入された状態で支持される。
外側支持部材66は、その周縁部に周方向に所定距離を有して係止凹部57aと径方向外側へ突出する凸部66bが交互に設けられている。凸部66bは側面視において半円状に形成され、凸部66bの中央部分には作業棒65を通すための孔部66aが設けられている。この孔部66aは、孔部66aに挿入される作業棒65と係止凹部57aに固着された他の作業棒65とが転圧輪64の回転中心軸に対して同心円上に配置されるように設けられている。係止凹部57aに挿入された他の作業棒65は、溶着等によって外側支持部材66に固着されている。
ここで、作業棒65は、前述した第1実施形態の転圧輪50と同様に、転圧輪64の左右方向一方側から他方側へ延びるにしたがって前後方向に斜めに延びた状態で支持されている。このため、作業棒65と孔部66aとの間で摩擦力が発生して、作業棒65が外側支持部材66の孔部66aから抜脱されにくい。従って、転圧輪64の回転時に、作業棒65の軸方向端部にピン62を装着しなくても、作業棒65が外側支持部材66から抜脱される虞はない。
このように、作業棒65にピン62を挿入可能な孔部が設けられていないことで、ピン62を挿抜する作業が不要となり、作業棒65を転圧輪64の外側支持部材66に対して着脱する作業をより容易にすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の農作業機の第3実施形態を、図7(a)及び図7(b)を参照しながら説明する。第3実施形態では、前述した第2実施形態との相違点のみを説明する。第3実施形態の転圧輪70に着脱可能に取り付けられる作業棒71の一方側の軸方向端部には、図7(a)及び図7(b)に示すように、板状の固定板72が溶接等によって固着されている。固定板72の長手方向一方側には、作業棒71を通す孔部72aが設けられ、この孔部72aに挿通された作業棒71の軸方向端部が固定板72に溶接溶によって固着されている。また、固定板72の長手方向他方側には、ボルト73を通すための孔部72bが設けられている。
一方、外側支持部材66には、着脱可能な作業棒71が挿入される孔部66aよりも内側の部分にボルト73を螺合させるねじ孔(図示せず)が設けられている。このため、外側支持部材66の孔部に着脱可能な作業棒71を外側支持部材66の左右方向外側から挿入し、固定板72の孔部72bと外側支持部材66のねじ孔を連通させた状態で、固定板72を介してボルト73をねじ孔に螺合させことで、作業棒71を外側支持部材66に固定することができる。なお、作業棒71の他方側の軸方向端部には、前述した固定板72が設けられていない。作業棒71の軸方向他方側に固定板72を設けると、左右一対の外側支持部材66に作業棒71を挿着することができなくなるからである。
このように、作業棒71に固定板72を設けることで、作業棒71を外側支持部材66に確実に固定することができ、作業時に作業棒71が遊ぶ虞を防止することができるとともに、作業棒71が外側支持部材66の孔部から抜脱される事態を確実に防止することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の農作業機の第4実施形態を、図8(a)及び図8(b)を参照しながら説明する。第4実施形態では、前述した第3実施形態との相違点のみを説明する。第4実施形態の転圧輪75に着脱可能に取り付けられる作業棒71の軸方向端部の内側面には、図8(b)に示すように、板状の固定板76が溶接等によって固着されている。この固定板76の一方側の端部は作業棒71の内側の側面に沿って接触して溶接等によって固着され、固定板76の他方側にはボルト73を通すための孔部76aが設けられている。
外側支持部材78は、図8(a)に示すように、板状に形成され、その周縁部には、作業棒65,71の内側半分を係止可能な係止凹部57aが周方向に所定間隔を有して複数設けられている。着脱可能な作業棒71が挿入された係止凹部57aよりも内側の部分には、ボルト73を螺合させるねじ孔(図示せず)が設けられている。このため、外側支持部材78の係止凹部57aに着脱可能な作業棒71を挿入し、固定板76の孔部76aと外側支持部材78のねじ孔を連通させた状態で、固定板76を介してボルト73をねじ孔に螺合させことで、作業棒71の外側半分を外側支持部材78の外周面よりも径方向外側へ突出させた状態で作業棒71を外側支持部材78に固定することができる。なお、作業棒71の他方側の軸方向端部にも、前述した固定板76が設けられている。
このように、作業棒71の軸方向端部の内側面に固定板76を設けることで、作業棒71を外側支持部材78に確実に固定することができ、作業時に作業棒71が遊ぶ虞を防止することができる。また、作業棒71の内側半分を係止凹部57a内に挿入すると、作業棒71の外側半分が外側支持部材78の外周面よりも径方向外側へ突出した状態となって、固定板76を介して作業棒71を外側支持部材78に固定することができる。このため、前述した土落とし体43(図4参照)を外側支持部材78に固定された作業棒71の外側部分に確実に接触させることができ、土落とし体43が作業棒71に接触しない領域を無くすことができる。従って、土落とし体43により作業棒71に付着した土の掻き落とし効果をより向上させることができる。
なお、前述した第1実施例では、転圧輪50に設けられた複数の作業棒60のうち着脱可能な作業棒60が3本の場合を示したが、着脱可能な作業棒は1本、2本、又は3本以上であってもよい。また、作業棒60は転圧輪50の軸芯方向に対して前後方向に傾斜するように延びて取り付けられる場合を示したが、作業棒60を転圧輪50の軸芯方向に沿った略平行に延びるように配設してもよい。
1 耕耘作業機(農作業機)
5 作業機本体
40 フレーム(支持アーム部材)
43 土落とし体
50、64、70、75 転圧輪
53 支持部材
55、66、78 外側支持部材(支持部材)
55b 通過凹部
57 内側支持部材(支持部材)
57a 係止凹部
60、65、71 作業棒
62 ピン(固定手段)
72、76 固定板(固定手段)
73 ボルト(固定手段)

Claims (6)

  1. 耕耘作業を行う作業機本体と、該作業機本体の後方に回転自在に支持され、前記作業機本体の幅方向に所定間隔を有して配置された複数の支持部材に取り付けられた作業棒を複数有する転圧輪とを備える農作業機において、
    複数の前記作業棒の少なくともいずれかは、前記複数の支持部材に着脱可能に取り付けられ、
    前記複数の支持部材は、外側支持部材と、内側支持部材とを有し、
    前記着脱可能な作業棒は、前記転圧輪の幅方向端部に配設された前記外側支持部材に設けられた孔部に挿通された状態で、当該外側支持部材の外側へ突出し、固定手段を介して着脱可能に固定され、
    前記外側支持部材よりも内側に配設された前記内側支持部材の外周には、前記作業棒の取り付け時に該作業棒の側面が前記内側支持部材の外周面よりも径方向外側へ突出した状態で前記作業棒を着脱可能に係止する係止凹部が設けられている
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 前記固定手段は、前記作業棒が有する挿入孔部と、当該挿入孔部に挿入されるピンとを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
  3. 前記固定手段は、前記作業棒を前記支持部材に固定するねじを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
  4. 前記作業機本体には、前記転圧輪を回転自在に支持する支持アーム部材が設けられ、
    前記支持アーム部材には、前記作業棒に付着した土を落とす土落とし体が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の農作業機。
  5. 前記土落とし体は、前記転圧輪の幅方向に沿って延びるとともに、前記土落とし体の先端部が前記複数の作業棒の回転軌跡の内側へ延びて前記作業棒に弾性変形可能に接触し、
    前記土落とし体の幅方向端部には、前記転圧輪の幅方向端部に設けられた支持部材の径方向外側端部が通過可能な通過凹部が設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の農作業機。
  6. 前記土落とし体は、前記転圧輪に対して接近及び離反可能に前記支持アーム部材に設けられている
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の農作業機。
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