JP6324291B2 - ダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法 - Google Patents

ダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法 Download PDF

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Description

本発明はダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法に関し、特に環状部材に固定する作業負担を軽減できるダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法に関するものである。
自動車のサスペンション機構におけるショックアブソーバは、ピストンロッドとロッドガイド等との間へのダストの侵入を防ぐためにダストカバーが取り付けられる(例えば特許文献1)。特許文献1に開示される技術では、車体側に取着される環状部材(筒状金具)に筒状の部材の軸方向端部が固定され、ピストンロッドの周りを取り囲むようにダストカバー(筒状の部材)が設けられる。
特開平7−239030号公報
しかしながら上述した従来の技術では、車体側に取着される環状部材にダストカバーを固定する作業が煩雑で、その作業負担が大きいという問題があった。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、環状部材に固定する作業負担を軽減できるダストカバーの製造具およびダストカバーの製造方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために請求項1記載のダストカバーの製造具によれば、車両のショックアブソーバのピストンロッドの外周を取り囲むように筒状の本体筒部が配置され、車体側に取着される環状部材に本体筒部が結合されるダストカバーが製造される。本体筒部は、軸方向端部に袋部が連成され、袋部は、本体筒部と比較して容易に破断される脆弱部が周方向に沿って形成される。本体筒部の軸方向端部に袋部が連成された袋状体に支柱が挿入され、支柱の先端に設けられる頭部に袋部が被せられる。袋部は、頭部に当接した状態で環状部材に内挿され、脆弱部と本体筒部との間の内挿端部が環状部材に固定される。支柱および頭部によって袋部を支持し、袋部を環状部材に内挿し易くできる。環状部材に固定された袋部は、脆弱部が破断されて軸方向端部側が除去される。よって、環状部材に本体筒部を固定する作業負担を軽減できる効果がある。
請求項2記載の製造具によれば、支柱の周囲に設置される壁部の内側に本体筒部が挿入される。壁部の先端面に環状部材の軸方向端面が当接するので、壁部の先端面によって、袋部に対する環状部材の位置決めを行うことができる。従って、請求項1の効果に加え、袋部に対する環状部材の位置決め精度を高められる効果がある。
請求項3記載の製造具によれば、壁部は、袋部が当接する頭部の当接面から先端面までの軸方向の長さと、当接面が当接する袋部の内面から張出部までの軸方向の長さとが同一になるように先端面の位置が設定されている。本体筒部は、軸方向端部から環状部材の内径よりも径方向外側へ張出部が突出する。その結果、請求項2の効果に加え、壁部の先端面によって、環状部材に袋部を内挿したときに張出部の位置に環状部材を正確に取り付けられる効果がある。
請求項4記載の製造具によれば、頭部は、袋部を被せた状態で、孔部を通して視認可能な凹部が形成されている。袋部は、本体筒部の軸線と交差する部位を避けて孔部が厚さ方向に貫通するので、凹部によって孔部に指や工具を差し込み易くできる。よって、脆弱部を破断させるときに、孔部を用いて袋部に力を加え易くできる効果がある。また、軸線と交差する部位を避けて孔部が設けられるので、脆弱部を破断させるときに、孔部を用いて袋部をこじ開けるようにして、こじり方向の力を脆弱部に加えて破断の開始位置に応力を集中させ易くできる。よって、請求項1から3のいずれかの効果に加え、脆弱部を破断させ易くできる効果がある。
請求項5記載のダストカバーの製造方法によれば、車両のショックアブソーバのピストンロッドの外周を取り囲むように筒状の本体筒部が配置され、本体筒部が、車体側に取着される環状部材に結合されるダストカバーが製造される。本体筒部と比較して容易に破断される脆弱部が周方向に沿って形成された袋部が本体筒部の軸方向端部に連成された袋状体が、準備工程によって準備され、被せ工程により、支柱の先端に設けられた頭部に袋状体の袋部が被せられる。内挿工程により、頭部に被せられた袋部が環状部材に内挿され、除去工程により、脆弱部と本体筒部との間の内挿端部が環状部材に固定された状態で、脆弱部が破断され、環状部材に固定された内挿端部を残して軸方向端部側が除去される。よって、請求項1と同様の効果がある。
本発明の一実施の形態におけるダストカバーが装着されたサスペンション機構の軸方向断面図である。 袋状体の斜視図である。 袋状体の製造方法を説明する模式図であって、(a)はパリソンの押出工程を示す模式図であり、(b)は気体吹き込み工程を示す模式図であり、(c)は離型および仕上げ工程を示す模式図である。 脆弱部の断面図である。 ダストカバーの製造具の平面図である。 図5のVI−VI線における製造具の断面図である。 環状部材に内挿された袋状体の側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本発明の第1実施の形態におけるダストカバー1の概略構造について説明する。図1は第1実施の形態におけるダストカバー1が装着されたサスペンション機構の軸方向断面図である。サスペンション機構は、下端が車輪(図示せず)側に接続されたショックアブソーバ110の上端を、マウント装置(図示せず)を介して車体フレーム(図示せず)側へ接続することで、車輪を車体フレームに対して上下方向へ揺動可能に懸架するための機構である。図1では、理解を容易にするため、車体(車体フレーム)及びマウント装置の図示は省略し、ショックアブソーバ110及びコイルスプリング113の軸方向(図1上下方向)の一部の図示を省略する。
図1に示すようにサスペンション機構は、ショックアブソーバ110のシリンダ111にコイルスプリング113の下端部(図示せず)が固定され、コイルスプリング113の上端部とマウント装置(図示せず)の受座との間にスプリングシートラバー100(環状部材)が介設される。車輪側からショックアブソーバ110を介して車体フレーム側へ伝達される振動はマウント装置によって、車輪側からコイルスプリング113を介して車体フレーム側へ伝達される振動はスプリングシートラバー100によって、それぞれ低減される。
スプリングシートラバー100は、軸方向(図1上下方向)視円環状に形成される本体部101と、その本体部101から径方向外側へ向かって張り出して形成されるフランジ部102とを備え、それらが適宜なばね定数を有するゴム状弾性体によって一体形成される。本実施の形態では、スプリングシートラバー100は、本体部101の軸方向一端側(図1下側)の内周縁から径方向内側へ向かって円環状に突出する突出部103を備えている。
ダストカバー1は、ショックアブソーバ110へのダストの侵入を防ぐための薄肉の筒状の部材であり、ショックアブソーバ110のピストンロッド112の外周を取り囲むように配置される本体筒部2と、シリンダ111の外周部に配置される開口端部3と、ピストンロッド112の先端側に配置されると共にスプリングシートラバー100の本体部101に挿入される内挿端部4とを備え、それらが一体成形されている。
本体筒部2は、軸方向の弾性を確保するため蛇腹状に形成され、径方向外側へ向かって突出するフランジ状の張出部5が軸方向端部に形成される。張出部5は、本体筒部2と内挿端部4とを軸方向に区画するための部位であり、スプリングシートラバー100の本体部101の軸方向端面(図1下側面)に当接し得る外径を有している。張出部5によって、スプリングシートラバー100の本体部101への内挿端部4の挿入長さが決定される。
本実施の形態では、ダストカバー1は熱可塑性樹脂により一体成形される。熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン径樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂等の各種の熱可塑性エラストマー;ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂にエチレン・プロピレンゴムを混合して分散化したもの等の中から適宜選択できる。なお、ダストカバー1をゴム弾性体で成形することは可能である。
次に図2を参照して、スプリングシートラバー100の本体部101にダストカバー1の内挿端部4を内挿するときに用いられる袋状体10について説明する。図2は袋状体10の斜視図である。
図2に示すように袋状体10は、径方向端部側が本体筒部2より縮径された袋部11が、開口端部3と反対側の本体筒部2の軸方向端部に連成される成形体である。袋部11は、本体筒部2(張出部5)に連成されると共に略円筒状に形成される基部12と、基部12に連成されると共に軸方向端部へ向かうにつれて漸次縮径する略円錐状の先端部13とを備えている。本実施の形態では、袋部11は軸方向端部(先端)が閉じた中空状に形成されている。
基部12は、張出部5に沿って周方向に連続した溝状に形成される溝部14(図1参照)と、溝部14より軸方向端部側(先端側)に位置しスプリングシートラバー100の本体部101の内周面に面する外周部16とを備えている。本実施の形態では、外周部16は、軸方向端部(図2上側)へ向かうにつれて漸次縮径する円錐台状に形成される。基部12は、外周部16より軸線O寄りに位置する凹部17が、周方向に所定の間隔をあけて軸対称状の複数箇所(本実施の形態では16箇所)に凹設される。凹部17は、側面視して、軸方向(図2上下方向)に延びる略長円状に形成される。
先端部13は、基部12に連成される袋状の部位であり孔部18が形成される。孔部18は、軸線Oと交差する部位を避けて、基部12近傍の先端部13に設けられる。本実施の形態では、孔部18は、先端部13の厚さ方向に貫通して形成されると共に、略円形状に先端部13の1箇所に形成されている。
袋状体10は、袋部11の基部12に脆弱部20が設けられる。脆弱部20は、本体筒部2や先端部13と比較して容易に破断される部位であり、張出部5に沿って周方向の全周に亘って設けられる。本実施の形態では、脆弱部20は、外周部16の厚さ方向に貫通すると共に周方向に延びる切れ目21と、切れ目21の周方向両側に位置し凹部17に設けられる連結部22とを備え、全体として基部12の周方向に延びるミシン目状に形成される。脆弱部20によって袋状体10から袋部11が分離されることにより、ダストカバー1が製造される。
次に図3を参照して袋状体10の製造方法の一例について説明する。本実施の形態では、ブロー成形法によって袋状体10を製造する場合について説明する。図3は袋状体10の製造方法を説明する模式図であって、図3(a)はパリソン205の押出工程を示す模式図であり、図3(b)は気体吹き込み工程を示す模式図であり、図3(c)は離型および仕上げ工程を示す模式図である。
図3(a)に示すように、ダストカバー1の外形に対応するキャビティ203の内面を備えた一対の成形型201,202を準備し、押出工程では、加熱によって軟化された成形材料であるパリソン205をノズル204から筒状に押出し、成形型201,202の間に配置する。
次に図3(b)に示すように、成形型201,202を互いに接近させて、上下端においてパリソン205を押し潰すことにより、キャビティ203(図3(a)参照)内にパリソン205を袋状に配置する。気体吹き込み工程では、パリソン205の中空部分にブローピン(図示せず)を用いて気体を吹き込むことにより、パリソン205を径方向に膨張させるように変形させて、キャビティ203の内面に押し付ける。これにより所定形状の成形体210が成形される。
成形型201,202を冷却して成形体210を冷却固化させた後、図3(c)に示すように成形型201,202を相互に分離させて離型させ、成形型201,202から成形体210を取り出す。仕上げ工程では、成形体210の軸方向一端側を、刃物(図示せず)を使って切断線Aにおいて切断する(切り離す)ことで開口端部3(図2参照)が形成される。また、ドリル等の刃物(図示せず)を用いて成形体210の袋部11(図2参照)に孔部18を形成する。さらに、成形体210の軸方向他端側を、刃物(図示せず)を使って径方向外側から切断線Bにおいて切断する(切れ目21及び連結部22を形成する)ことで、脆弱部20(図2参照)が形成される。これにより、薄肉の袋状体10が製造される。
次に図4を参照して脆弱部20について説明する。図4は袋状体10の軸線Oと直交する脆弱部20の断面図である。図4に示すように袋状体10は、外周部16より軸線O方向に位置する複数の凹部17が外周部16に凹設される。凹部17は、軸直角方向断面が円弧状に形成される。外周部16の表面から凹部17の表面までの凹み量Dは、外周部16の厚さTより大きく設定される。好ましくはD=T+α(但し、αは外周部16の厚さや芯ずれ等のばらつきを考慮した値)に設定される。脆弱部20は、外周部16に切れ目21が形成される一方、凹部17に連結部22が形成される。
脆弱部20は、成形体210(図3(c)参照)を切断線Bにおいて切断することにより形成される。具体的には、刃物(図示せず)を使って、成形体210の径方向外側から周方向に切り込みを入れることにより切れ目21が形成される。成形体210の外周からの刃物の切り込み深さCを、T<C<Dに設定することにより、外周部16に貫通した切れ目21及び連結部22が形成される。その結果、周方向に切れ目21が連続して現れるミシン目状の脆弱部20が形成される。
次に図5から図7を参照して、スプリングシートラバー100(環状部材)へのダストカバー1の組付方法(ダストカバー1の製造方法)及びダストカバー1を製造する製造具30について説明する。図5はダストカバー1の製造具30の平面図であり、図6は図5のVI−VI線における製造具30の断面図であり、図7はスプリングシートラバー100(環状部材)に内挿された袋状体10の側面図である。なお、図6では袋状体10が挿入された状態が図示されている。
図5及び図6に示すように製造具30は、スプリングシートラバー100(環状部材)に本体筒部2が結合したダストカバー1を製造するための治具であり、平面視が矩形の板状に形成される台部31と、台部31に立設される支柱32と、支柱32の先端に設けられる頭部33と、支柱32の周囲に設置される壁部39とを備えている。台部31は、壁部39を挟む両側の位置に一対の取手41が設けられているので、取手41を両手で掴んで持ち運びできる。
図6に示すように支柱32は、頭部33を所定の高さに設置するための金属製の軸状部材であり、本体筒部2の軸方向の長さ(自由長)と略同一の長さに設定されている。また、支柱32は、軸方向に直交する断面の大きさ(太さ)が、本体筒部2の内径より小さく設定されている。
頭部33は、支柱32の先端に取り付けられて袋状体10の袋部11を支持するための部位である。本実施の形態では、頭部33は、円錐台の側面である当接面34、及び、当接面34の下端縁に交わる円筒状の側面34aにより囲まれた合成樹脂製の略円柱状の部材である。当接面34は、軸線Oを含む断面において、軸線Oに対する当接面34の角度が、袋状体10の先端部13の軸線Oに対する角度と同一に設定される。また、頭部33は、外径(当接面34の下端縁の径)が、袋部11の基部12と先端部13とが交わる稜の径より小さく設定されている。当接面34は、下端縁と交わる部分に、窪み状の凹部35が形成されている。
凹部35は、当接面34の径方向外側寄りの位置から径方向外側へ向けて側面34aに亘って延びており、袋状体10を被せた状態で、袋部11に形成された孔部18を通して視認可能とされる。本実施の形態では、凹部35は2箇所に形成されており(図5参照)、凹部35と軸線Oとを結ぶ2つの線分のなす角(中心角)は約65°に設定されている。
頭部33は、当接面34の反対側の面の中心に窪み36が形成されており、窪み36に支柱32の先端が挿入される。当接面34の中心に軸方向視が円形状の挿通孔37が形成され、挿通孔37に挿通されたボルト38により支柱32に頭部33が固定される。
壁部39は、袋状体10に対するスプリングシートラバー100の位置決めを行うための金属製の部材であり、支柱32を取り囲むように台部31に設置されている。壁部39は、支柱32及び頭部33と同軸の円筒状に形成されており、内径が、袋状体10の本体筒部2の外径より少し大きめに設定されている。壁部39は、ダストカバー1を製造するときにスプリングシートラバー100の本体部101が当接する先端面40が、軸方向端面に形成されている。先端面40の位置(高さ)は、袋部11が当接する当接面34から先端面40までの軸方向の長さと、袋部11の先端部13の内面から張出部5までの軸方向の長さとが同一となるように設定されている。
次に、製造具30を用いたダストカバー1の製造方法について説明する。まず、図6に示すように、頭部33に袋状体10を被せるようにしながら、壁部39の内側に袋状体10を挿入する。このとき、袋部11に形成された孔部18が、頭部33に形成された凹部35と重なるように、頭部33を中心にして壁部39内の袋状体10を動かして位置を調整する。
次いで、スプリングシートラバー100(図7参照)を準備する。作業者はスプリングシートラバー100のフランジ部102の両端を両手で掴み、本体部101の径方向内側に突出した突出部103を袋部11の外周部16(基部12)に沿わせて、上から体重をかけながらスプリングシートラバー100を下降させる。袋部11は、支柱32及び頭部33によって所定の高さに支持されているので、袋状体10が変形し易くても、スプリングシートラバー100の本体部101へ袋部11を挿入できる。その結果、製造具30を用いることなく袋状体10(袋部11)をスプリングシートラバー100へ挿入する場合と比較して、作業負担を軽減できる。
なお、袋部11は、基部12に脆弱部20(連結部22)が形成されているので、スプリングシートラバー100に対して袋部11の基部12(外周部16)が軸方向へ押されるときには、脆弱部20(連結部22)には軸方向の引張応力が加えられる。複数の連結部22は軸対称状に設けられており、また、当接面34は軸線Oを含む断面において軸線Oに対する当接面34の角度が袋状体10の先端部13の軸線Oに対する角度と同一に設定されるので、一部の連結部22に偏荷重が作用することを防止できる。そのため、スプリングシートラバー100へ袋部11を挿入するときに、脆弱部20が破断されることを防止できる。
また、頭部33は、基部12の内径より外径が小さく設定されるので、袋部11の基部12と頭部33との間に隙間G1が形成される。スプリングシートラバー100へ基部12が挿入されるときに、隙間G1の分だけ基部12が径方向内側へ弾性変形するので、脆弱部20(連結部22)に作用する軸方向の引張応力を緩和できる。よって、スプリングシートラバー100へ袋部11を挿入するときに、脆弱部20が破断されることを防止できる。
また、袋部11は、先端部13が略円錐状に形成されているので、先端部13が有底の略円筒状に形成される場合と比較して、袋部11の先端部13の剛性を向上できると共に、袋部11が形成される材料(本実施の形態では可塑性樹脂)の体積を削減できる。その結果、袋部11をスプリングシートラバー100へ挿入させ易くできると共に、ダストカバー1を形成するときに分離される袋部11を構成する材料を削減できる。また、袋部11(基部12及び先端部13)が、本体筒部2から軸方向端部へ向かうにつれて細くなる先窄まり状に形成されているので、スプリングシートラバー100へ袋部11を内挿させ易くできる。
基部12は、軸線Oに対する傾きが先端部13より小さいテーパ状に外周部16が形成されている。よって、本体部101の軸方向へ外周部16が進入すると、スプリングシートラバー100の突出部103が径方向外側へ次第に弾性変形される。基部12は、外周部16に連成される接触面部15を備えており、接触面部15は、本体部101の内周面に接触可能な外径を有している。接触面部15と張出部5との間に溝部14が凹設されているので、袋状体10の張出部5が本体部101に押し付けられると共に、弾性変形したスプリングシートラバー100の突出部103が径方向内側に復元されて溝部14に係合すると、スプリングシートラバー100の軸方向の移動が規制される。また、接触面部15が本体部101へ進入すると、袋状体10の径方向の移動が規制される。これにより、スプリングシートラバー100に袋状体10が固定される。
なお、壁部39は、袋部11が当接する頭部33の当接面34から先端面40までの軸方向の長さと、当接面34が当接する袋部11(先端面13)の内面から張出部5までの軸方向の長さとが同一になるように先端面40の位置(高さ)が設定されている。そのため、スプリングシートラバー100に袋部11を内挿すると、壁部39の先端面40に本体部101の軸方向の端面が突き当たる。突き当たった位置に張出部5があるので、張出部5の位置にスプリングシートラバー100を正確に取り付けられる。また、壁部39の先端面40に本体部101の軸方向の端面が突き当たるまで、スプリングシートラバー100を勢いよく下降させることができるので、スプリングシートラバー100を袋部11に取り付ける作業時間を短縮できる。
これに対して壁部39が設けられていない場合には、脆弱部20の強度ばらつきによって、張出部5を超えて本体筒部2の一部(強度の小さい部分)がスプリングシートラバー100の本体部101に侵入することがある。これを防ぐため、スプリングシートラバー100を袋部11に取り付ける作業を慎重に行うと、作業が長時間化する。本実施の形態によれば、これらの問題点を解決することができ、張出部5の位置にスプリングシートラバー100を短時間で正確に取り付けられる。
スプリングシートラバー100に袋状体10が固定された後、ラジオペンチやドライバ等の工具(図示せず)を孔部18(図6参照)及び凹部35へ挿入し、工具を使って袋部11をこじ開けるようにして、袋部11に矢印R方向(こじり方向)の力を加える。これにより、脆弱部20(連結部22)の一部に偏荷重を作用させて、連結部22の一部を破断させることができる。その結果、連結部22の有効断面積が減少するので、軸方向(軸線O方向)乃至は矢印R方向(こじり方向)の力を袋部11に加え続けると、連結部22は荷重を支えることができず全てが破断される。これにより、袋部11(先端部13の全部および基部12の一部)が除去される。これにより、内挿端部4(図1参照)が開口されたダストカバー1が、スプリングシートラバー100へ組み付けられる。除去された袋部11は、別の袋状体10の成形材料として再利用される。
凹部35は、袋部11を当接面34に被せた状態で、孔部18を通して視認可能な位置に形成されているので、孔部18に工具を差し込み易くできる。また、凹部35(図6参照)は、当接面34から側面34aに亘って窪み状に形成されているので、孔部18に差し込んだ工具(図示せず)の先端を側面34aと基部12との間の隙間G1に挿入できる。工具の先端を基部12の内面に押し当てながら、凹部35を支点にして工具で袋部11をこじ開けるようにできるので、脆弱部20を破断させる作業を小さい力で容易に行うことができる。
なお、袋状体10は本体筒部2が壁部39に挿入されているので、袋部11に矢印R方向(こじり方向)の力を加えた場合に、本体筒部2は壁部39によって軸直角方向や軸方向への移動が規制される。そのため、作業者は袋状体10を手で押さえ付けなくても、脆弱部20を簡易に破断させることができる。また、脆弱部20の破断作業中に、壁部39によって、スプリングシートラバー100の本体部101内へ張出部5が侵入することを防止できる。
ここで、袋状体10は脆弱部20をミシン目状にするのではなく、傷付けや微細な連続切り込み(非貫通な孔部)等の加工を施したり、相互に分離して形成された袋部11側と本体筒部2側とを溶着したりすることで、加工が施された位置や溶着された位置から破断させ易くすることは可能である。
しかし、傷付けや微細な連続切り込み(非貫通な孔部)等の加工を施す場合には、外周部16の厚さが小さいので、高い加工精度が要求される。また、外周部16の厚さや加工のばらつきによって、形成された脆弱部20の破断荷重にばらつきが生じ易くなる。その結果、スプリングシートラバー100の本体部101へ袋状体10を挿入するときに、正規の位置に袋状体10が固定される前に、意図せずに脆弱部が破断する可能性が高くなる。また、分離して形成された袋部11側と本体筒部2側とを溶着する場合には、溶着作業工数を要すると共に、溶着部分の破断荷重にばらつきが生じ易くなる。
これに対し、本実施形態のように外周部16(図4参照)に凹部17を設け、刃物(図示せず)の切り込み深さを調整することによって切れ目21及び連結部22を形成する場合には、凹部17の凹み量、周方向長さ、曲率等を設定することにより、連結部22の有効断面積を容易に確保できる。その結果、外周部16の厚さや加工のばらつきによって、脆弱部20の破断荷重にばらつきが生じることを抑制できる。また、仕上げ工程(図3(c)参照)において脆弱部20を形成できるので、作業負担を軽減できる。
なお、外周部16に凹設された凹部17に連結部22が形成されるので、脆弱部20を破断させる場合には、連結部22に周方向から剪断応力を加えることができる。その結果、連結部22に軸方向の引張応力が加えられる場合と比較して、小さい力で脆弱部20を破断させることができる。
ここで、製造具30(後述する)を用いて袋部11(図2参照)の内面を頭部33(後述する)で軸方向へ押しながら、スプリングシートラバー100へ袋部11を挿入する場合には、脆弱部20に軸方向の引張応力が加わるので、脆弱部20を破断させ難くできる。一方、スプリングシートラバー100へ袋部11が挿入された後、袋部11を除去する場合には、脆弱部20に剪断応力が加わるので、脆弱部20を破断させ易くできる。即ち、スプリングシートラバー100へ袋状体10を挿入する作業の信頼性と、脆弱部20を破断させて袋部11を除去する作業の信頼性とを両立できる。
なお、連結部22は、周方向長さが、切れ目21の周方向長さより小さく設定される。そのため、切れ目21の周方向長さが連結部22の周方向長さより小さく設定される場合と比較して、小さい力で脆弱部20を破断させることができる。
袋状体10は、袋部11が除去されることによって内挿端部4が開口されるので、ショックアブソーバ110のピストンロッド112を挿通させることができる。また、刃物を使うことなく脆弱部20を破断させて内挿端部4を開口させることができるので、刃物でスプリングシートラバー100を傷つけたり手に怪我をしたりすることを防止できる。さらに、刃物を使わないので、作業者が刃物を持ったり離したりする作業を不要にできる。よって、その分のタクトタイムを短縮できる。
なお、袋状体10は、先端部13側へ向かって外周部16が縮径される(テーパ状に形成されている)ので、スプリングシートラバー100の本体部101と外周部16との間に隙間G2が形成される。隙間G2は、袋部11の先端側に向かって次第に大きくなるので、隙間G2を利用して、孔部18を使って袋部11の軸線Oを傾け易くできる。よって、袋部11に矢印R方向(こじり方向)の力を加え易くできる。その結果、脆弱部20に、軸方向成分の力に加え、径方向成分の力を作用させることができる。これにより、脆弱部20の一部に荷重を集中させ易くできるので、脆弱部20を効率良く破断させることができる。
また、孔部18は、軸線Oと交差する部位を避けて、基部12近傍の先端部13に設けられている。よって、軸線Oを挟んで孔部18の反対側に位置する脆弱部20を支点として、孔部18の近傍(軸方向の延長線上)の脆弱部20に効率良く力を加えることができる。そのため、軸線Oと交差する部位に孔部18が設けられる場合と比較して、小さい力で脆弱部20を破断させることができる。
また、先端部33の2箇所(取手41側の左右の2箇所)に凹部35が形成されているので、作業者が利き手に応じて右または左の凹部35に孔部18の位置を合わせることで、右利きの作業者も左利きの作業者も脆弱部20を破断させる作業を容易に行うことができる。さらに、凹部35と軸線Oとを結ぶ2つの線分のなす角(中心角)は約65°に設定されているので、作業者の手前側に凹部35が位置するように製造具30を配置することで、孔部18に工具(図示せず)を差し込んで脆弱部20を破断させ易くできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、凹部17や孔部18の形状や数量、切れ目21や連結部22の周方向長さや軸方向幅、形状や数量等は適宜設定することが可能である。孔部18は貫通していれば、楕円や角形等の形状にすることは当然可能である。
上記実施の形態では、ダストカバー1の半製品である袋状体10をブロー成形により一体成形する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものはなく、他の成形方法によって袋状体10を製造することは当然可能である。他の成形方法としては、例えば射出成形が挙げられる。
ここで、ブロー成形によって袋状体10が製造される場合には、中空状の成形体210(図3(c)参照)が成形された後、刃物によって切断されることにより開口端部3及び脆弱部20が形成される。これに対し、射出成形によって袋状体10を製造する場合には、中空状の成形体210を経由する必要がないので、開口端部3及び脆弱部20を、刃物を使った切断によって形成する必要はない。射出成形の場合、袋状体10の外形は射出成形型のキャビティの内面形状によって決定されるので、射出成形型を適宜設計することによって、開口端部3や脆弱部20が一体成形された袋状体10を製造できる。
なお、射出成形によって袋状体10を製造する場合には、袋状体10の厚さの設定も比較的容易にできる。そのため、切断で脆弱部20(切れ目21及び連結部22)を形成するのに代えて、射出成形型を適宜設計することにより、一体成形によって厚さを制御し、微細な連続切り込み(非貫通のノッチ)、貫通した細孔、エンボス、厚さの薄い部分、切り目等を脆弱部20に設定できる。これにより脆弱部20を破断可能にすることは当然可能である。
上記実施の形態では、ブロー成形によって袋状体10が製造される場合について説明したので、袋部11は、軸方向端部が閉じた中空状に形成されていた。しかしながら、必ずしもこれに限られるものではない。袋部11は、軸方向端部側(先端側)が本体筒部2より縮径されていれば、基部12や先端部13を厚さ方向に貫通する貫通孔が、基部12や先端部13に形成されていても良い。袋部11は、スプリングシートラバー100へ袋状体10を挿入するときに、開口端部3(図2参照)から挿入された頭部33の当接面34で軸方向(図6上下方向)へ押されるための部位なので、当接面34の大きさを貫通孔より大きく設定したり、当接面34が押し当てられる位置を避けて貫通孔を設けたりすれば、支柱32及び頭部33を使って袋状体10を支持できるからである。
なお、その貫通孔は、ブロー成形によって袋状体10が製造される場合には、例えば仕上げ工程(図3(c)参照)において、刃物(図示せず)を使って切断線Bより軸方向端部側の位置で袋部11を切断することにより形成される。また、射出成形によって袋状体10が製造される場合には、貫通孔を形成するための凸部を射出成形型に設定することで、貫通孔が袋部11と一体成形される。
上記実施の形態では、袋部11を貫通する孔部18が袋部11に形成される場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、孔部18に代えて、凸状や凹状の摘み部を袋部11に用いることは当然可能である。凸状や凹状の摘み部は、ブロー成形や射出成形によって、本体筒部2及び袋部11と一体に成形できる。軸線Oと交差する部位を避けて摘み部を袋部11に設けることにより、先端部33で押圧してスプリングシートラバー100へ袋状体10を挿入できる。スプリングシートラバー100へ袋状体10が挿入された後は、軸線Oと交差する部位を避けて形成された摘み部をラジオペンチ等の工具で摘み、摘み部を介して袋部11を引っ張ることで、脆弱部20にこじり方向の力を加えることができる。これにより、脆弱部20を容易に破断させることができる。
上記実施の形態では、環状部材の一例として、スプリングシートラバー100にダストカバー1を内挿する場合について説明した。しかし、環状部材はスプリングシートラバー100に限定されるものではなく、ダストカバー1の軸方向端部が内挿される部材を、他の環状部材(筒状部材)とすることは当然可能である。他の環状部材としては、例えばマウント装置が例示される。また、環状部材は、ゴム状弾性体から構成されるものに限定されず、マウント装置の一部を構成する金属製や合成樹脂製の筒状部材を環状部材とすることは当然可能である。
上記実施の形態では、スプリングシートラバー100に突出部103(図1参照)が突設され、スプリングシートラバー100に内挿されるダストカバー1に、突出部103と係合する溝部14が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。突出部103や溝部14を省略して、スプリングシートラバー100の弾性でダストカバー1の内挿端部4が保持されるようにすることは当然可能である。
上記実施の形態では、製造具30の支柱32と頭部33とが別の部材で形成されてボルト38によって結合される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、支柱32と頭部33とを一体に成形する(一の部材で作る)ことは当然可能である。
上記実施の形態では、壁部39が円筒状の部材によって形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、支柱32を取り囲むように杭のような部材を複数並べるもの等を採用することは当然可能である。壁部39は、内側に挿入された本体筒部2の軸直角方向の移動を規制し、先端面40によってスプリングシートラバー100の軸方向の位置規制ができれば良いからである。
上記実施の形態では、本体筒部2の周方向の全周に亘って張出部5がフランジ状に突出する場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、本体筒部2の周方向に間隔をあけて張出部5を断続的に設けることは当然可能である。
上記実施の形態では、製造具30を用いて、作業者がスプリングシートラバー100を手で掴んで袋部11をスプリングシートラバー100に挿入する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。軸方向に往復動可能なアクチュエータを用い、支柱32及び頭部33、スプリングシートラバー100を軸方向へ相対移動させて、スプリングシートラバー100へ袋部11を挿入することは当然可能である。
1 ダストカバー
2 本体筒部
4 内挿端部
5 張出部
10 袋状体
11 袋部
18 孔部
20 脆弱部
30 製造具
32 支柱
33 頭部
34 当接面
35 凹部
39 壁部
40 先端面
100 スプリングシートラバー(環状部材)
110 ショックアブソーバ
112 ピストンロッド
O 軸線

Claims (5)

  1. 車両のショックアブソーバのピストンロッドの外周を取り囲むように配置されると共に、車体側に取着される環状部材に結合される筒状の本体筒部を備えるダストカバーの製造具であって、
    前記本体筒部は、軸方向端部に連成された袋部を備え、前記袋部は、前記本体筒部と比較して容易に破断される脆弱部が周方向に沿って形成され、
    前記製造具は、
    前記本体筒部の軸方向端部に前記袋部が連成された袋状体に挿入される支柱と、
    前記支柱の先端に設けられると共に前記袋部が被せられる頭部とを備え、
    前記袋部は、前記頭部に当接した状態で前記環状部材に内挿され、前記脆弱部と前記本体筒部との間の内挿端部が前記環状部材に固定されると共に、前記脆弱部が破断されて軸方向端部側が除去されることを特徴とする製造具。
  2. 前記支柱の周囲に設置されると共に内側に前記本体筒部が挿入される壁部を備え、
    前記壁部は、前記環状部材の軸方向端面に当接する先端面を備えていることを特徴とする請求項1記載の製造具。
  3. 前記本体筒部は、軸方向端部から前記環状部材の内径よりも径方向外側へ突出する張出部を備え、
    前記壁部は、前記袋部が当接する前記頭部の当接面から前記先端面までの軸方向の長さと、前記当接面が当接する前記袋部の内面から前記張出部までの軸方向の長さとが同一になるように前記先端面の位置が設定されていることを特徴とする請求項2記載の製造具。
  4. 前記袋部は、前記本体筒部の軸線と交差する部位を避けて厚さ方向に貫通する孔部を備え、
    前記頭部は、前記袋部を被せた状態で、前記孔部を通して視認可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の製造具。
  5. 車両のショックアブソーバのピストンロッドの外周を取り囲むように配置されると共に、車体側に取着される環状部材に結合される筒状の本体筒部を備えるダストカバーの製造方法であって、
    前記本体筒部と比較して容易に破断される脆弱部が周方向に沿って形成された袋部が前記本体筒部の軸方向端部に連成された袋状体を準備する準備工程と、
    支柱の先端に設けられた頭部に前記袋状体の前記袋部を被せる被せ工程と、
    前記頭部に被せられた前記袋部を前記環状部材に内挿する内挿工程と、
    前記脆弱部と前記本体筒部との間の内挿端部を前記環状部材に固定した状態で前記脆弱部を破断させ、前記環状部材に固定された内挿端部を残して軸方向端部側を除去する除去工程とを備えていることを特徴とするダストカバーの製造方法。
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