JP6324154B2 - 歯科インプラントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、歯科インプラント用フィクスチャー、フィクスチャー埋入用器具およびアバットメントを備える歯科インプラントシステムに関する。
従来から、歯科インプラント用フィクスチャー(以下、「フィクスチャー」と言うことがある。)を上下顎骨の歯槽骨に埋入することによって、咬合機能、発声機能および審美性等を回復させる歯科インプラント埋植手術が行われている。歯科インプラント埋植手術では、上述したフィクスチャーに加えて、フィクスチャー埋入用器具(以下、「器具」と言うことがある。)およびアバットメントを備える歯科インプラントシステムが使用される(例えば、特許文献1参照)。
器具は、フィクスチャー埋入時に使用される部材であり、アバットメントは、フィクスチャーに組み合わされてインプラントを構成する部材である。両部材はいずれも、フィクスチャーの所定部位に形成された回旋防止部に嵌合して回旋を防止した状態で使用される。
ところで、フィクスチャーは、器具を使用して通常20〜30Ncmの埋入トルクで歯槽骨に埋入されるが、骨組織の硬さは患者の個人差や疾患等によって様々であり、100〜150Ncmの大きなトルクが発生する場合もある。それゆえ、器具を使用してフィクスチャーを埋入するとき、フィクスチャーの回旋防止部が破損または変形することがあった。
また、歯槽骨にフィクスチャーを埋入して骨組織がリモデリングする一定期間経過後、フィクスチャーにアバットメントを取り付けて上部構造を築造し、歯の本来の機能を回復させるが、このような長期間の臨床使用中に、骨吸収や咬合力の繰り返し作用によってインプラントに大きなモーメントが発生し、その結果、フィクスチャー埋入時と同様に、フィクスチャーの回旋防止部に大きな応力が発生することが知られている。フィクスチャー埋入時の大きなトルクによってフィクスチャーの回旋防止部が変形または破損して回旋防止性が低下していると、臨床使用中に発生する大きな応力によってアバットメントおよびフィクスチャーの間で微小な動き、すなわちマイクロムーブメントが発生する。そして、マイクロムーブメントの繰返し作用によって回旋防止が破綻し、アバットメントの変形やアバットメントとフィクスチャーとの接触部位に摩耗が発生することがあった。
特許第4818598号公報
本発明の課題は、回旋防止性に優れる歯科インプラントシステムを提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)略円柱状のフィクスチャー本体部、前記フィクスチャー本体部の上面に位置している凹部、および前記凹部の内壁部に位置しているフィクスチャー回旋防止部を有する歯科インプラント用フィクスチャーと、略棒状の器具本体部および前記器具本体部の先端部に位置しており前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する器具回旋防止部を有するフィクスチャー埋入用器具と、アバットメント本体部および前記アバットメント本体部の下面に位置しており前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合するアバットメント回旋防止部を有するアバットメントと、を備え、前記フィクスチャー回旋防止部に外接する外接円の半径をD1、前記器具回旋防止部に外接する外接円の半径をD2、前記アバットメント回旋防止部に外接する外接円の半径をD3としたとき、前記D1〜前記D3が、D1≧D2>D3またはD1≧D3>D2の関係を有する、歯科インプラントシステム。
(2)前記D1〜前記D3が、D1≧D2>D3の関係を有する、前記(1)に記載の歯科インプラントシステム。
(3)前記フィクスチャー回旋防止部、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のそれぞれの形状が、略多角形状および曲線状から選ばれる1種である、前記(1)または(2)に記載の歯科インプラントシステム。
(4)前記フィクスチャー回旋防止部、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のそれぞれの形状が、略正多角形状であり、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のうち一方の頂部をR付けまたは面取りしている、前記(1)または(2)に記載の歯科インプラントシステム。
(5)前記フィクスチャー回旋防止部および前記器具回旋防止部のそれぞれの形状が、正多角形状であり、前記アバットメント回旋防止部の形状が、頂部をR付けまたは面取りした略正多角形状である、前記(2)に記載の歯科インプラントシステム。
(6)前記フィクスチャー回旋防止部、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のそれぞれの形状が、外方に凸の曲線状壁部と内方に凸の曲線状壁部とを交互に接続してなる曲線状である、前記(1)または(2)に記載の歯科インプラントシステム。
(7)前記器具回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径と、前記アバットメント回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径とが、互いに異なっている、前記(6)に記載の歯科インプラントシステム。
(8)前記器具回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径が、前記アバットメント回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径よりも小さい、前記(6)または(7)に記載の歯科インプラントシステム。
(9)前記器具回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径が、前記フィクスチャー回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径よりも小さい、前記(6)〜(8)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(10)前記外方に凸の曲線状壁部の個数および前記内方に凸の曲線状壁部の個数がいずれも、6個である、前記(6)〜(9)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
(11)前記歯科インプラント用フィクスチャーは、前記内壁部のうち前記フィクスチャー回旋防止部よりも前記上面側に位置しており前記上面側から前記フィクスチャー回旋防止部側に向かうにつれて縮径する円錐台状の上内壁部をさらに有し、前記アバットメントは、前記アバットメント本体部の外周部のうち前記下面側に位置しており前記上内壁部にテーパ嵌合可能なテーパ領域をさらに有する、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
本発明によれば、優れた回旋防止性を発揮することができるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る歯科インプラントシステムを示す概略説明図である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャーおよびアバットメントを互いに組み合わせた状態を拡大して示す縦断面図である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャーを拡大して示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のa矢視拡大平面図(上面視図)である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備えるフィクスチャー埋入用器具を拡大して示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のb矢視拡大底面図(先端視図)である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備えるアバットメントを拡大して示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のc矢視拡大底面図(下面視図)である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャー、フィクスチャー埋入用器具およびアバットメントにおける各回旋防止部を拡大して示す図であり、(a)はフィクスチャー回旋防止部の概略平面図(上面視図)、(b)は器具回旋防止部の平面図(先端視図)、(c)はアバットメント回旋防止部の概略平面図(下面視図)である。 図6に示す各回旋防止部の嵌合状態を示す図であり、(a)はフィクスチャー回旋防止部および器具回旋防止部の嵌合状態を示す概略説明図、(b)はフィクスチャー回旋防止部およびアバットメント回旋防止部の嵌合状態を示す概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係る歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャー、フィクスチャー埋入用器具およびアバットメントにおける各回旋防止部を拡大して示す図であり、(a)はフィクスチャー回旋防止部の概略平面図(上面視図)、(b)は器具回旋防止部の平面図(先端視図)、(c)はアバットメント回旋防止部の概略平面図(下面視図)である。 図8に示す各回旋防止部の嵌合状態を示す図であり、(a)はフィクスチャー回旋防止部および器具回旋防止部の嵌合状態を示す概略説明図、(b)はフィクスチャー回旋防止部およびアバットメント回旋防止部の嵌合状態を示す概略説明図である。
<歯科インプラントシステム>
以下、本発明の一実施形態に係る歯科インプラントシステムについて、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の歯科インプラントシステム100は、フィクスチャー1Aと、器具101Aと、アバットメント11Aと、を備えている。以下、歯科インプラントシステム100の各構成部材について、順に説明する。
(歯科インプラント用フィクスチャー)
フィクスチャー1Aは、図2に示すように、アバットメント11Aと組み合わされて後述する歯科インプラント10を構成する部材である。本実施形態のフィクスチャー1Aは、図3(a)に示すように、略円柱状のフィクスチャー本体部2を有する。本実施形態のフィクスチャー本体部2は、その外周部に位置しているネジ部21を有する。このような構成によれば、歯槽骨にフィクスチャー1Aをセルフタップで螺入しつつ埋入することができる。
また、本実施形態のフィクスチャー本体部2は、その上端部に位置している上面22をさらに有する。本実施形態の上面22は、フィクスチャー1Aを歯槽骨に埋入したとき、患者の口腔内側に位置する面であり、アバットメント11Aが取り付けられる面である。
本実施形態のフィクスチャー1Aは、フィクスチャー本体部2の上面22に位置している凹部3をさらに有する。本実施形態の凹部3は、略円筒状の内壁部31を有する。本実施形態の内壁部31は、上面22側から順に上内壁部31a、段差部31bおよび下内壁部31cを有する。
本実施形態の上内壁部31aは、後述するフィクスチャー回旋防止部4Aよりも上面22側に位置しており、上面22側からフィクスチャー回旋防止部4A側に向かうにつれて縮径する円錐台状に構成されている。より具体的には、本実施形態の上内壁部31aは、図2に示すように、後述するアバットメント11Aのテーパ領域15とテーパ嵌合可能なテーパ状に構成されている。このような構成によれば、上内壁部31aにアバットメント11Aのテーパ領域15をテーパ嵌合させてアバットメント11Aをフィクスチャー1Aに固定することができる。
本実施形態の段差部31bは、図3(a)に示すように、上内壁部31aおよび下内壁部31cを互いに接続している部位である。本実施形態の下内壁部31cは、後述するフィクスチャー回旋防止部4Aが位置している部位である。
本実施形態の凹部3は、その底部に位置しているネジ孔32をさらに有する。本実施形態では、図1および図2に示すように、アバットメント11Aの取り付けを、ネジ孔32に後述するアバットメントスクリュー16の先端部を螺合することによって行う。
本実施形態のフィクスチャー1Aは、図3(a)に示すように、内壁部31に位置しているフィクスチャー回旋防止部4Aをさらに有する。本実施形態のフィクスチャー回旋防止部4Aは、内壁部31のうち下内壁部31cに位置している。フィクスチャー回旋防止部4Aは、後述する図4(a)に示す器具回旋防止部104A、および図5(a)に示すアバットメント回旋防止部14Aがそれぞれ嵌合し、器具101Aおよびアバットメント11Aがフィクスチャー1Aに対して回旋するのを防止する部位である。
(フィクスチャー埋入用器具)
器具101Aは、フィクスチャー1Aを歯槽骨に埋入するときに使用する部材である。器具101Aとしては、例えばドライバー等が挙げられる。本実施形態の器具101Aは、図4(a)に示すように、略棒状の器具本体部102と、器具本体部102の先端部103に位置している器具回旋防止部104Aと、を有する。
器具回旋防止部104Aは、上述したフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する部位である。本実施形態では、器具回旋防止部104Aをフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合し、手動または電動による器具101Aの回転トルクをフィクスチャー1Aに伝達し、フィクスチャー1Aを歯槽骨に埋入する。
本実施形態の器具回旋防止部104Aは、先端部103から略角柱状に突出している部位である。また、本実施形態の器具回旋防止部104Aは、フィクスチャー回旋防止部4Aにスムーズに嵌合するため、その全体のサイズが、フィクスチャー回旋防止部4Aよりも若干小さく構成されている。
(アバットメント)
アバットメント11Aは、フィクスチャー1Aの上述した凹部3を介してフィクスチャー1Aに取り付けられ、後述する人工歯とフィクスチャー1Aとを連結する部材である。本実施形態のアバットメント11Aは、図5(a)に示すように、アバットメント本体部12を有する。本実施形態のアバットメント本体部12は、略円筒状であり、その下端部に位置している下面13を有する。本実施形態の下面13は、アバットメント11Aをフィクスチャー1Aに取り付けたとき、フィクスチャー1A側に位置する面である。
本実施形態のアバットメント11Aは、アバットメント本体部12の外周部のうち下面13側に位置しているテーパ領域15と、アバットメント本体部12の下面13に位置しているアバットメント回旋防止部14Aと、をさらに有する。テーパ領域15は、上述したフィクスチャー1Aにおける上内壁部31aにテーパ嵌合可能に構成されている。アバットメント回旋防止部14Aは、上述したフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する部位である。本実施形態では、テーパ領域15を上内壁部31aにテーパ嵌合し、アバットメント回旋防止部14Aをフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合し、さらにアバットメントスクリュー16で締め付けた状態で、アバットメント11Aをフィクスチャー1Aとともに臨床使用する。
本実施形態のアバットメント回旋防止部14Aは、下面13から下方に略円筒状に延びている部位である。また、本実施形態のアバットメント回旋防止部14Aは、フィクスチャー回旋防止部4Aにスムーズに嵌合するため、その全体のサイズが、フィクスチャー回旋防止部4Aよりも若干小さく構成されている。
ここで、本実施形態では、図6に示すように、上述したフィクスチャー回旋防止部4A、器具回旋防止部104Aおよびアバットメント回旋防止部14Aのそれぞれの形状が、略多角形状である。具体的に説明すると、本実施形態においてフィクスチャー回旋防止部4Aの形状とは、上面視における形状のことを意味するものとする。上面視とは、図3(b)に示すように、上面22側からフィクスチャー1Aを見た状態を意味するものとする。また、本実施形態において器具回旋防止部104Aの形状とは、先端視における形状のことを意味するものとする。先端視とは、図4(b)に示すように、先端部103側から器具101Aを見た状態を意味するものとする。本実施形態においてアバットメント回旋防止部14Aの形状とは、下面視における形状のことを意味するものとする。下面視とは、図5(b)に示すように、下面13側からアバットメント11Aを見た状態を意味するものとする。
本実施形態では、上述のとおり、各回旋防止部4A,104A,14Aの形状が略多角形状であるが、その具体的な形状は特に限定されるものではなく、例えば四角形、六角形、八角形等の当業者が通常各回旋防止部4A,104A,14Aに使用する形状であればよく、複数の多角形が組み合わされた形状であってもよい。
また、各回旋防止部4A,104A,14Aのそれぞれの形状は、略正多角形状であるのが好ましい。略正多角形状とは、正多角形状をも含む概念である。本実施形態では、図6(a),(b)に示すように、フィクスチャー回旋防止部4Aおよび器具回旋防止部104Aのそれぞれの形状が正六角形状(正多角形状)であり、図6(c)に示すように、アバットメント回旋防止部14Aの形状が頂部140をR付けした略正六角形状(略正多角形状)である。
そして、本実施形態では、フィクスチャー回旋防止部4Aに外接する外接円C1の半径をD1、器具回旋防止部104Aに外接する外接円C2の半径をD2、アバットメント回旋防止部14Aに外接する外接円C3の半径をD3としたとき、D1〜D3が、D1>D2>D3の関係を有する。このような構成によれば、以下のような優れた回旋防止性を発揮することができる。
すなわち、本実施形態の器具回旋防止部104Aおよびアバットメント回旋防止部14Aはいずれも、上述のとおり、フィクスチャー回旋防止部4Aへの嵌合をスムーズにするうえで、その全体のサイズをフィクスチャー回旋防止部4Aよりも若干小さく構成している。したがって、本実施形態では、図7に示すように、器具回旋防止部104Aおよびアバットメント回旋防止部14Aがそれぞれ、フィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合したとき、両者の間に若干の隙間が存在する。
本実施形態では、この隙間に応じて、各回旋防止部104A,14Aが実使用上問題のない範囲でフィクスチャー回旋防止部4Aに対して若干回旋する。そして、本実施形態では、D1〜D3が上述した関係を有することから、器具回旋防止部104Aが若干回旋したときにフィクスチャー回旋防止部4Aに接触する位置と、アバットメント回旋防止部14Aが若干回旋したときにフィクスチャー回旋防止部4Aに接触する位置とを、互いに異ならせることができる。したがって、器具101Aを使用してフィクスチャー1Aを埋入するときに発生する大きなトルクによって、器具回旋防止部104Aとフィクスチャー回旋防止部4Aとの接触位置が変形または破損したとしても、アバットメント回旋防止部14Aとフィクスチャー回旋防止部4Aとの接触位置は変形または破損していないことから、アバットメント11Aをフィクスチャー1Aに取り付けたときには、変形または破損していない接触位置によってアバットメント11Aがフィクスチャー1Aに対して回旋するのを防止することができ、結果として長期臨床使用において優れた機械的安定性を発揮することが可能となる。
なお、フィクスチャー回旋防止部4Aに外接する外接円C1とは、上面視において、フィクスチャー回旋防止部4Aを全て含む最小円のことを意味するものとする。同様に、器具回旋防止部104Aに外接する外接円C2とは、先端視において、器具回旋防止部104Aを全て含む最小円のことを意味するものとする。アバットメント回旋防止部14Aに外接する外接円C3とは、下面視において、アバットメント回旋防止部14Aを全て含む最小円のことを意味するものとする。
本実施形態では、器具回旋防止部104Aおよびアバットメント回旋防止部14Aがそれぞれ若干回旋してフィクスチャー回旋防止部4Aに接触したときに発生する応力をバランスよく分散させる観点から、フィクスチャー1Aが次のような構成を有する。すなわち、図3(b)に示すように、フィクスチャー回旋防止部4Aに外接する外接円C1の中心S1が、フィクスチャー本体部2の中心軸O1上に位置している。フィクスチャー本体部2の中心軸O1とは、図3(a)に示すように、フィクスチャー本体部2の先端部23および上面22を貫く軸であり、図3(b)に示す上面視において、フィクスチャー1Aを回転させたときに回転軸となる軸を意味するものとする。
また、上述した応力をバランスよく分散させる観点から、本実施形態では、器具101Aおよびアバットメント11Aがフィクスチャー1Aと同様の構成を有する。すなわち、図4(b)に示すように、器具回旋防止部104Aに外接する外接円C2の中心S2が、器具本体部102の中心軸O2上に位置している。図5(b)に示すように、アバットメント回旋防止部14Aに外接する外接円C3の中心S3が、アバットメント本体部12の中心軸O3上に位置している。なお、器具本体部102の中心軸O2およびアバットメント本体部12の中心軸O3はいずれも、上述したフィクスチャー本体部2の中心軸O1と同様に規定される。
次に、本発明の他の実施形態に係る歯科インプラントシステムについて、図8および図9を参照して詳細に説明する。なお、図8および図9においては、上述した図1〜図7と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。
本実施形態の歯科インプラントシステム100は、図8に示すように、フィクスチャー回旋防止部4B、器具回旋防止部104Bおよびアバットメント回旋防止部14Bのそれぞれの形状が、上述した一実施形態と異なっている。具体的に説明すると、本実施形態では、フィクスチャー1Bが有するフィクスチャー回旋防止部4B、器具101Bが有する器具回旋防止部104B、およびアバットメント11Bが有するアバットメント回旋防止部14Bのそれぞれの形状が、曲線状である。
本実施形態では、図8(a)に示すように、フィクスチャー回旋防止部4Bの形状が、外方に凸の曲線状壁部41と,内方に凸の曲線状壁部42とを交互に接続してなる曲線状である。同様に、図8(b)に示すように、器具回旋防止部104Bの形状が、外方に凸の曲線状壁部1041と、内方に凸の曲線状壁部1042とを交互に接続してなる曲線状である。図8(c)に示すように、アバットメント回旋防止部14Bの形状が、外方に凸の曲線状壁部141と、内方に凸の曲線状壁部142とを交互に接続してなる曲線状である。
そして、本実施形態では、フィクスチャー回旋防止部4Bに外接する外接円C1の半径をD1、器具回旋防止部104Bに外接する外接円C2の半径をD2、アバットメント回旋防止部14Bに外接する外接円C3の半径をD3としたとき、D1〜D3が、D1=D2>D3の関係を有する。このような構成によっても、図9に示すように、器具回旋防止部104Bが若干回旋したときにフィクスチャー回旋防止部4Bに接触する位置と、アバットメント回旋防止部14Bが若干回旋したときにフィクスチャー回旋防止部4Bに接触する位置とを互いに異ならせることができ、それゆえ優れた回旋防止性を発揮することができる。
本実施形態では、器具回旋防止部104Bおよびアバットメント回旋防止部14Bがそれぞれ若干回旋してフィクスチャー回旋防止部4Bに接触したときに発生する応力をバランスよく分散させる観点から、次のような構成を有する。すなわち、器具回旋防止部104Bにおける外方に凸の曲線状壁部1041の曲率半径と、アバットメント回旋防止部14Bにおける外方に凸の曲線状壁部141の曲率半径とが、互いに異なっている。器具回旋防止部104Bにおける外方に凸の曲線状壁部1041の曲率半径が、アバットメント回旋防止部14Bにおける外方に凸の曲線状壁部141の曲率半径よりも小さい。器具回旋防止部104Bにおける外方に凸の曲線状壁部1041の曲率半径が、フィクスチャー回旋防止部4Bにおける外方に凸の曲線状壁部41の曲率半径よりも小さい。本実施形態ではさらに、アバットメント回旋防止部14Bにおける外方に凸の曲線状壁部141の曲率半径が、フィクスチャー回旋防止部4Bにおける外方に凸の曲線状壁部41の曲率半径よりも大きく構成されている。
本実施形態では、図8に示すように、外方に凸の曲線状壁部41,1041,141の個数、および内方に凸の曲線状壁部42,1042,142の個数がいずれも、6個である。したがって、本実施形態では、各回旋防止部4B,104B,14Bのそれぞれの形状が、いわゆるヘックスローブである。
その他の構成は、上述した一実施形態に係るフィクスチャー1A、器具101Aおよびアバットメント11Aを備える歯科インプラントシステム100と同様であるので、説明を省略する。
<歯科インプラント埋植手術>
次に、本発明の一実施形態に係る歯科インプラント埋植手術について、上述したフィクスチャー1A、器具101Aおよびアバットメント11Aを備える歯科インプラントシステム100を使用する場合を例にとって、詳細に説明する。
まず、歯肉および顎骨の歯槽骨にドリル等によって埋入孔を穿孔する。次に、穿孔した埋入孔にフィクスチャー1Aを埋入する。本実施形態では、フィクスチャー1Aを埋入孔に埋入するときに器具101Aを使用する。すなわち、器具回旋防止部104Aがフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するように、器具101Aをフィクスチャー1Aに取り付けて、フィクスチャー1Aを埋入孔に埋入する。このとき、本実施形態によれば、器具回旋防止部104Aがフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合していることから、フィクスチャー埋入時に器具101Aが回旋するのを防止しつつフィクスチャー1Aを埋入孔に埋入することができる。
フィクスチャー1Aを埋入孔に埋入した後、器具101Aをフィクスチャー1Aから取り外し、フィクスチャー1Aにアバットメント11Aを取り付ける。具体的には、アバットメント回旋防止部14Aがフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するように、アバットメント11Aをフィクスチャー1Aに取り付ける。このとき、本実施形態によれば、フィクスチャー埋入時の大きなトルクによって器具回旋防止部104Aとフィクスチャー回旋防止部4Aとの接触位置が変形または破損していたとしても、アバットメント回旋防止部14Aとフィクスチャー回旋防止部4Aとの接触位置は変形または破損していないことから、臨床使用中に発生する大きな応力によってアバットメント11Aが回旋するのを防止することができる。
アバットメント回旋防止部14Aをフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合させた後、アバットメントスクリュー16の先端部をネジ孔32に螺合することによって、アバットメント11Aとフィクスチャー1Aとを締め付ける(図2参照)。そして、アバットメント11Aに図示しない人工歯を取り付けて歯科インプラント10とし、治療を終了する。人工歯は、歯牙を形成する上部構造部品である。人工歯としては、金属製またはセラミック製のものが挙げられる。人工歯は、単独型であってもよいし、連結型(ブリッジ)であってもよい。
なお、本実施形態では、フィクスチャー1A、器具101Aおよびアバットメント11Aを備える歯科インプラントシステム100を使用する場合を例にとって説明したが、これに代えて、フィクスチャー1B、器具101Bおよびアバットメント11Bを備える歯科インプラントシステム100を使用しても同様の効果が得られる。
以上、本発明に係るいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば上述した実施形態では、D1〜D3が、D1≧D2>D3の関係を有するが、これに代えて、D1〜D3が、D1≧D3>D2の関係を有するように構成することができる。
また、上述した一実施形態では、アバットメント回旋防止部14Aを、その頂部140をR付けすることによって略正多角形状にしているが、これに代えて、頂部140を面取りすることによってアバットメント回旋防止部14Aを略正多角形状にすることができる。
上述した一実施形態では、アバットメント回旋防止部14Aを略正多角形状にしているが、これに代えて、器具回旋防止部104Aを、その頂部をR付けまたは面取りすることによって略正多角形状にし、アバットメント回旋防止部14Aを正多角形状にすることができる。
上述した実施形態では、各回旋防止部の形状が、略多角形状および曲線状から選ばれる1種であるが、各回旋防止部の形状は、D1〜D3が上述した関係を有する限り、上述した形状に限定されるものではない。例えば、各回旋防止部の形状を、略多角形状および曲線状が互いに組み合わされた形状等にすることができる。
1A,1B 歯科インプラント用フィクスチャー
2 フィクスチャー本体部
21 ネジ部
22 上面
3 凹部
31 内壁部
31a 上内壁部
31b 段差部
31c 下内壁部
32 ネジ孔
4A,4B フィクスチャー回旋防止部
41 外方に凸の曲線状壁部
42 内方に凸の曲線状壁部
10 歯科インプラント
11A アバットメント
12 アバットメント本体部
13 下面
14A,14B アバットメント回旋防止部
140 頂部
141 外方に凸の曲線状壁部
142 内方に凸の曲線状壁部
15 テーパ領域
16 アバットメントスクリュー
100 歯科インプラントシステム
101A,101B フィクスチャー埋入用器具
102 器具本体部
103 先端部
104A,104B 器具回旋防止部
1041 外方に凸の曲線状壁部
1042 内方に凸の曲線状壁部

Claims (11)

  1. 略円柱状のフィクスチャー本体部、前記フィクスチャー本体部の上面に位置している凹部、および前記凹部の内壁部に位置しているフィクスチャー回旋防止部を有する歯科インプラント用フィクスチャーと、
    略棒状の器具本体部および前記器具本体部の先端部に位置しており前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する器具回旋防止部を有するフィクスチャー埋入用器具と、
    アバットメント本体部および前記アバットメント本体部の下面に位置しており前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合するアバットメント回旋防止部を有するアバットメントと、を備え、
    前記フィクスチャー回旋防止部に外接する外接円の半径をD1、前記器具回旋防止部に外接する外接円の半径をD2、前記アバットメント回旋防止部に外接する外接円の半径をD3としたとき、前記D1〜前記D3が、D1≧D2>D3またはD1≧D3>D2の関係を有
    前記器具回旋防止部が前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合された状態で回旋したときに前記器具回旋防止部が前記フィクスチャー回旋防止部に接触する位置と、前記アバットメント回旋防止部が前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合された状態で回旋したときに前記アバットメント回旋防止部が前記フィクスチャー回旋防止部に接触する位置とが、互いに異なる、歯科インプラントシステム。
  2. 前記D1〜前記D3が、D1≧D2>D3の関係を有する、請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  3. 前記フィクスチャー回旋防止部、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のそれぞれの形状が、略多角形状および曲線状から選ばれる1種である、請求項1または2に記載の歯科インプラントシステム。
  4. 前記フィクスチャー回旋防止部、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のそれぞれの形状が、略正多角形状であり、
    前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のうち一方の頂部をR付けまたは面取りしている、請求項1または2に記載の歯科インプラントシステム。
  5. 前記フィクスチャー回旋防止部および前記器具回旋防止部のそれぞれの形状が、正多角形状であり、
    前記アバットメント回旋防止部の形状が、頂部をR付けまたは面取りした略正多角形状である、請求項2に記載の歯科インプラントシステム。
  6. 前記フィクスチャー回旋防止部、前記器具回旋防止部および前記アバットメント回旋防止部のそれぞれの形状が、外方に凸の曲線状壁部と内方に凸の曲線状壁部とを交互に接続してなる曲線状である、請求項1または2に記載の歯科インプラントシステム。
  7. 前記器具回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径と、前記アバットメント回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径とが、互いに異なっている、請求項6に記載の歯科インプラントシステム。
  8. 前記器具回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径が、前記アバットメント回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径よりも小さい、請求項6または7に記載の歯科インプラントシステム。
  9. 前記器具回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径が、前記フィクスチャー回旋防止部における前記外方に凸の曲線状壁部の曲率半径よりも小さい、請求項6〜8のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
  10. 前記外方に凸の曲線状壁部の個数および前記内方に凸の曲線状壁部の個数がいずれも、6個である、請求項6〜9のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
  11. 前記歯科インプラント用フィクスチャーは、前記内壁部のうち前記フィクスチャー回旋防止部よりも前記上面側に位置しており前記上面側から前記フィクスチャー回旋防止部側に向かうにつれて縮径する円錐台状の上内壁部をさらに有し、
    前記アバットメントは、前記アバットメント本体部の外周部のうち前記下面側に位置しており前記上内壁部にテーパ嵌合可能なテーパ領域をさらに有する、請求項1〜10のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
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