JP6324113B2 - 光学系および光沢計 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系および光沢計に関する。
印刷物、塗装またはプラスチック材などの物体の光沢感(光学的な質感)は、品質に関わる重要な要素である。この光沢感を具体的な値で表すものとして、従来、被検面の性質に係る様々な指標とその計測方法が存在する。この指標としては、例えば、鏡面光沢度、ヘイズ、写像性または分光特性などがある。特許文献1は、光沢感を表す値としての光沢度と、実際に視覚で感ずる光沢感との乖離を低減させるために、それぞれ異なる複数の受光角で計測された指標を組み合わせて評価・判定する方法を開示している。
特開2001−41888号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、複数の受光角ごとに異なる受光器を用いるため、精度(正確さ)の向上のために受光角のバリエーションを増やすほど受光器の設置数も増え、光学系の構成が複雑化する。これに対して、従来、複数の受光角での複数の計測に共通の受光器を用いることで構成を簡略化させる光学系が存在する。しかしながら、この共通化された受光器を用いる光学系では、一方の受光角での計測時に照射される光が、他方の受光角での計測に用いる光路に入り込み、受光器がノイズを含んだ信号を出力する可能性がある。
本発明は、例えば、構成の単純性および計測の正確性の点で有利な光学系を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光学系は、光源と、受光器と、対象面での第1反射角の第1反射光を受光器に受光させる第1受光系と、第1反射光を生成するための第1投光系と、対象面での第1反射角とは異なる第2反射角の第2反射光を受光器に受光させる第2受光系と、第2反射光を生成するための第2投光系と、を有し、第1反射光を生成する光が入射する対象面での入射領域は、対象面から第2受光系を介して受光器に入射する光が射出する対象面での射出領域とは離れており、第1反射光は、第1投光系から対象面に入射する光の正反射光を含み、第2反射光は、第2投光系から対象面に入射する光の正反射光を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、構成の単純性および計測の正確性の点で有利な光学系を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る光学系を有する光沢計の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る光学系を有する光沢計の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光学系を有する光沢計の構成を示す図である。 従来の光学系を有する光沢計の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る光学系、およびそれを用いた光沢計について説明する。図1は、本実施形態に係る光学系10を有する光沢計1の構成を示す概略図である。光沢計1は、光を用いて物体の表面(被検面500;「対象とする面」または「対象面」ともいう。)の光沢度を計測する。以下、光学的(視覚的)な質感を「光沢感」といい、光沢感を表す指標としての鏡面光沢度、ヘイズまたは写像性などを総称して「光沢度」という。例えば、国際規格として、鏡面光沢度は、JIS−Z8741で規定されており、ヘイズは、ASTM−E430で規定されており、写像性(DOI)は、JIS−K7374およびASTM−D5767で規定されている。また、国際規格では、例えばJIS−Z8741のうちの第4章「測定条件」に記載されているように、光源像の開き角(投光系開き角)、受光器の開き角(受光系開き角)、入射角および受光角などが定義されている。そこで、本実施形態では、光沢計1におけるレンズ、偏向部材または受光器などの寸法、構成および配置は、国際規格で示される最低限の基本条件を満たすように設定するものとする。ただし、これは一例であり、本発明は、独自の方式、例えば独自に規定した開き角等による光沢度の計測にも適用され得る。そして、光沢計1は、より正確に光沢感を把握するために、異なる複数の受光角(反射角)に設定された光学系10を採用する。ここで、受光角は、JIS−Z8741で規定されている定義と同義である。以下、本実施形態では、一例として、光学系10が特定の異なる2つの受光角θ1、θ2(θ1<θ2)に設定された2つの光学系を含むものとして説明する。
図1(a)は、光沢計1の構成を示す図である。光沢計1は、光学系10と、制御部700(「処理部」ともいう。)とを有する。光学系10は、それぞれ異なる受光角に設定される、第1光学系10aと、第2光学系10bとを含む。第1光学系10aは、第1光源100と、第1投光系111と、第1受光系121とを含む。第2光学系10bは、第2光源200と、第2投光系211と、第2受光系221とを含む。ここで、第1光学系10aにおける第1受光角(第1反射角)θ1は、被検面500の法線と、第1受光系121の光軸120とのなす角である。一方、第2光学系10bにおける第2受光角(第2反射角)θ2は、被検面500の法線と、第2受光系221の光軸220とのなす角である。さらに、光学系10は、第1受光系121および第2受光系221の2つの受光系からの光を受光可能とする受光器400を含む。これは、別の表現をすれば、第1光学系10aおよび第2光学系10bにそれぞれ含まれ得る受光器が1つの受光器400として共通化されているといえる。ここで、各受光角θ1、θ2は、国際規格に準ずるのであれば、20度、45度、60度、75度、85度など様々な計測項目があり、この計測項目等に応じて適宜角度を設定することが望ましい。
各光源100、200は、それぞれ各投光系111、211の焦点面に配置される。各光源100、200としては、それぞれ、無偏光であるD65タイプの標準光またはCタイプの標準光を発光するものが望ましく、例えば、経時ドリフトが少なく安価である白色LEDを採用し得る。なお、光源自体がそれらのような標準光のスペクトル分布特性を有しない場合には、色ガラスフィルタを光源と被検面500との間に配置することで調整してもよい。さらに、本実施形態では、第1光源100と第2光源200とが独立した光源であるものとしているが、本発明はこれに限らない。例えば、光学系10に含まれる発光体(光源)を1つとし、この発光体からビームスプリッタやファイバカプラなどで光を複数(本実施形態に対応させるならば2つ)に分岐させ、開閉可能な開口などにより別々に開閉制御可能とする構成としてもよい。
第1投光系111は、集光レンズ112を含み、第1反射光を生成するために、第1光源100から射出された光をコリメートし被検面500に入射させる。同様に、第2投光系211は、集光レンズ212を含み、第2反射光を生成するために、第2光源200から射出された光をコリメートし被検面500に入射させる。なお、各投光系111、211は、各集光レンズ112、212を含むものとしたが、さらなる性能向上や配置変更などのために、複数のレンズや偏向部材などを含むものとしてもよい。また、各投光系111、211は、コリメート光を照射する構成ではなく、被検面500に光束が集光または発散する構成としてもよい。また、光源のみで調整に対応できない場合には、第1光源100または第2光源200に投光側スリットを配置し、2次光源としてもよい。または、JIS−Z8741中の図1に示されるように、中間結像を設けて中間結像面を2次光源面としてもよい。そして、被検面500にコリメート光が入射するように、第1光源100を集光レンズ112の焦点面に配置し、一方、第2光源200を集光レンズ212の焦点面に配置すれば、JIS−Z8741に適合する。
第1受光系121は、集光レンズ122を含み、第1投光系111から入射した光で被検面500で反射された第1反射光のうち正反射光(鏡面反射光)およびその近傍の反射光を受光器400に入射させる。また、第1受光系121は、被検面500からの反射光を偏向する偏向部材としての反射部材123を含む。同様に、第2受光系221は、集光レンズ222を含み、第2投光系211から入射した光で被検面500で反射された第2反射光のうち正反射光およびその近傍の反射光を受光器400に入射させる。なお、反射部材123としては、例えばミラーとし得るが、反射部材123に換えて、プリズム、偏芯レンズまたは回折格子のような偏向部材としてもよい。さらに、各受光系121、221は、各集光レンズ122、222を含むものとしたが、さらなる性能向上や配置変更などのために、複数のレンズや偏向部材などを含むものとしてもよい。
受光器400は、各受光系121、221の焦点位置またはその近傍(レイリー長の範囲内)に配置される。受光器400としては、例えばCCDやCMOSなどの撮像素子(固体撮像素子)を採用し得る。このような撮像素子を用いれば、JIS−Z8741の図1に示されているような開口(受光側スリットS2)を設置しなくとも、後述する制御部700において、このスリットに対応する画素の光量情報をピックアップして処理することができるという利点がある。また、反射光の角度分布を取得できることから、制御部700は、ASTM−E430で規定されているヘイズや、ASTM−D5767に規定されている写像性を演算により求めることができる。さらに、撮像素子がカラータイプである場合には、制御部700は、色相別に信号を取得することにより、スペクトル情報も取得可能となる。なお、受光器400は、例えば、上記JIS−Z8741に示されているように、受光側スリットS2を組み合わせたものとしてもよい。この場合、受光側スリットS2は、各受光系121、221に含まれるものとしてもよい。
ここで、各投光系111、211から射出された光が被検面500で反射し、その正反射光を受光器400が受光可能であるときの投光系と受光器との関係を「正反射配置」という。そして、国際規格では、投光系の入射角(投光系の光軸と被検面とのなす角)と受光器の受光角とが等しくなる条件とすることが規定されている。したがって、この条件を満たすため、第1投光系111と第1受光系121とは、正反射配置の関係にあり、同様に、第2投光系211と第2受光系221とは、正反射配置の関係にある。
制御部700は、各光源100、200および受光器400に電気配線を介して接続される。そして、制御部700は、計測に合わせて第1光源100または第2光源200のいずれかを発光させ、受光器400からの情報(出力)に基づいて光沢度を求める(光沢度に関する情報を得る)。このとき、制御部700は、第1光源100と第2光源200との発光タイミングや、それぞれの発光時の光量および照射時間などを制御する。なお、光沢度を算出する具体的な方法は、国際規格(例えばJIS−Z8741)で規定されている方法でもよいし、国際規格以外の方法でもよい。国際規格以外の算出方法としては、例えば、被検面500の変角反射光分布特性を計測により取得して、この変角反射光分布特性の半値全幅を正反射近傍光強度として正反射光強度とともに求め、これらに基づいて光沢度を算出する方法がある。または、ある入射角で被検面500に対して光を照射し、散乱光強度の角度分布関数を計測により取得して、この角度分布関数の散乱角に関する微分値に基づいて光沢度を算出する方法がある。
次に、本実施形態の特徴を明確にするために、比較例として従来の光学系を有する光沢計について説明する。図4は、従来の光学系50を含む光沢計5の構成を示す概略図である。なお、本実施形態に係る光学系10を含む光沢計1との比較を容易とするために、光学系50において光学系10の構成要素に対応するものにはそれぞれ同一の符号を付し、また、被検面500および制御部700も光沢計1の場合と同一符号とする。さらに、光沢計5において、異なる2つの受光角θ1、θ2で光沢度を計測し、その両方の計測にて共通する受光器400を用いることは、本実施形態における光沢計1と同様である。
図4(a)は、光沢計5の構成を示す図である。光学系50に含まれる第1光学系10aと第2光学系10bとでは、図4(a)に示すように、被検面500上の計測対象領域が同一であり、第1受光系121の光軸120と第2受光系221の光軸220とが被検面500上で略同位置となる。図4(b)は、図4(a)から各受光系121、221および受光器400を抜き出し、第1光学系10aによる計測が実施されている状態を示す概略図である。この場合、第1光源100が被検面500に光を照射すると、被検面500では正反射光11と拡散反射光12とが生じる。正反射光11およびその近傍の光は、第1受光系121を介して受光器400に照射される。しかしながら、拡散反射光12のうちの一部は、第1光学系10aとは異なる第2光学系10bの光路に入り込み、第2受光系221を介して受光器400に照射される。光沢度は、正反射光11およびその近傍の光の受光情報に基づいて算出されるものであるから、第2受光系221を介して受光した拡散反射光12は、ノイズとなり、算出値に影響を及ぼし得る。
一方、図4(c)は、図4(a)から各受光系121、221および受光器400を抜き出し、第2光学系10bによる計測が実施されている状態を示す概略図である。この場合、第2光源200が被検面500に光を照射すると、被検面500では正反射光21と拡散反射光22とが生じる。正反射光21およびその近傍の光は、第2受光系221を介して受光器400に照射される。しかしながら、拡散反射光22のうちの一部は、第2光学系10bとは異なる第1光学系10aの光路に入り込み、第1受光系121を介して受光器400に照射される。そして、上記と同様に、第1受光系121を介して受光した拡散反射光22は、ノイズとなり、算出値に影響を及ぼし得る。そこで、本実施形態では、光学系10を以下に示すような配置とする。
図1(b)は、図1(a)から第1投光系111、第2受光系221および受光器400を抜き出し、第1光学系10aによる計測が実施されている状態を示す概略図である。まず、このときの第1光学系10aについて、被検面500上(対象面上)の第1入射領域130は、第1光源100からの射出光を第1投光系111が被検面500に照射し得る最大の領域である。すなわち、第1光源100からの射出光は、第1投光系111を介して第1入射領域130のみに照射され、第1入射領域130の外側には第1投光系111を介しては照射されない。第1入射領域130は、第1光源100の光射出部の寸法、射出光の角度特性、第1投光系111を構成するレンズ112の有効径や外径等で制限される第1投光系111の透過可能領域などにより規定される。
他方の第2光学系10bについて、被検面500上の第2射出領域240は、ここでの反射光を第2受光系221が受光器400に照射し得る最大の領域である。すなわち、第2射出領域240での反射光のみが第2受光系221を介して受光器400に照射され、第2射出領域240の外側で反射した光は、受光器400に照射されない。第2射出領域240は、受光器400の受光面(受光可能領域)の寸法、第2受光系221を構成するレンズ222の有効径や外径等で制限される第2受光系221の透過可能領域などにより規定される。
そして、光学系10において、第1光学系10aと第2光学系10bとは、図1(b)に示すように、第1入射領域130と第2射出領域240とが被検面500上で離れるように配置される。これにより、第1光学系10aを用いた計測の際に、第1入射領域130で生じた拡散反射光12が第2受光系221を介して受光器400の受光面に照射されるのを抑えることができる。
図1(c)は、図1(a)から第2投光系211、第1受光系121および受光器400を抜き出し、第2光学系10bによる計測が実施されている状態を示す概略図である。まず、このときの第2光学系10bについて、被検面500上の第2入射領域230は、第2光源200からの射出光を第2投光系211が被検面500に照射し得る最大の領域である。すなわち、第2光源200からの射出光は、第2投光系211を介して第2入射領域230のみに照射され、第2入射領域230の外側には第2投光系211を介しては照射されない。第2入射領域230は、第2光源200の光射出部の寸法、射出光の角度特性、第2投光系211を構成するレンズ212の有効径や外径等で制限される第2投光系211の透過可能領域などにより規定される。
他方の第1光学系10bについて、被検面500上の第1射出領域140は、ここでの反射光を第1受光系121が受光器400に照射し得る最大の領域である。すなわち、第1射出領域140での反射光のみが第1受光系121を介して受光器400に照射され、第1射出領域140の外側で反射した光は、受光器400に照射されない。第1射出領域140は、受光器400の受光面の寸法、第1受光系121を構成するレンズ122の有効径や外径等で制限される第1受光系121の透過可能領域などにより規定される。
そして、光学系10において、第1光学系10aと第2光学系10bとは、図1(c)に示すように、第2入射領域230と第1射出領域140とが被検面500上で離れるように配置される。ここれにより、第2光学系10bを用いた計測の際に、第2入射領域230で生じた拡散反射光22が第1受光系121を介して受光器400の受光面に照射されるのを抑えることができる。なお、第1入射領域130、第2入射領域230、第1射出領域140または第2射出領域240の各領域の大きさを規定(設定)するには、不図示であるが、鏡筒やその他の構成部材(遮光部材)により遮光される場合も含まれる。
このように、光学系10は、まず、異なる複数の受光角θ1、θ2に対して同一の受光器400を用いるので、複数の受光角のそれぞれに合わせた専用の受光器を用いる従来に比べ、受光器の設置数を減少させる、すなわち構成を簡略化させることができる。また、光学系10は、上記のような配置とすることで、複数の受光角での計測に対応させつつ、受光器400の情報(出力)に含まれ得るノイズを低減できるので、情報取得の精度が向上する。なお、上記説明では、第1光学系10aを第2光学系10bよりも受光器400の設置位置に対して遠方に配置されるものとしているが、図2に示すように、その逆の配置でも構わない。
以上のように、本実施形態によれば、構成の単純性および計測の正確性の点で有利な光学系を提供することができる。また、この光学系を用いた光沢計によれば、光沢計自体の構成の単純性の点にも有利であることに加え、受光器400(光学系10)からのノイズが低減された情報に基づいて光沢度を求めるので、計測して得られる光沢感の把握の正確性も向上する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る光学系、およびそれを用いた光沢計について説明する。図3は、本実施形態に係る光学系20を含む光沢計2の構成を示す概略図である。第1実施形態では、異なる2つの受光角θ1、θ2で、かつ1つの受光器400で計測を行う光学系10を有する光沢計1を例示した。これに対して、本実施形態に係る光学系20および光沢計2の特徴は、第1実施形態における各光学系10a、10bに加え、第1受光角θ1および第2受光角θ2とは異なる第3受光角(第3角度)θ3を有する第3光学系10cを含む点にある。なお、本実施形態における光沢計2では、第1実施形態における光沢計1と同一構成のものには同一の符号を付し、説明を省略する。
第3光学系10cは、第3光源500と、第3投光系511と、第3受光系521と、上記の受光器400とは異なる第2受光器600とを含む。第3光源500は、第3投光系511の焦点面に配置される。第3投光系511は、集光レンズ512を含み、第3反射光を生成するために、第3光源500から射出された光をコリメートし被検面500に入射させる。第3受光系521は、集光レンズ522を含み、被検面500で反射された第3反射光のうち正反射光およびその近傍の反射光を第2受光器600に入射させる。第3投光系511と第3受光系521とは、正反射配置の関係にある。第3光学系10cにおける第3受光角θ3は、被検面500の法線と、第3受光系521の光軸520とのなす角である。本実施形態では、一例として、被検面500上の光軸520の始点と、第2光学系10bにおける被検面500上の光軸220の始点とが略同位置としており、各受光角は、θ1<θ2<θ3の関係にある。なお、構成のコンパクト化のために、第3投光系511または第3受光系521は、偏向部材を用いて折り曲げた光路を形成するものとしてもよい。第2受光器600は、第3受光系521の焦点位置またはその近傍に配置される。なお、第3光源500や第2受光器600は、第1実施形態にて説明した各光源100、200または受光器400と同種のものを採用し得る。
ここで、本実施形態に係る光学系20において、例えば、3つの受光角θ1〜θ3をそれぞれ20度、60度、85度に設定すれば、ISO規格2813、ASTM−D523およびJIS−Z8741に適合する。または、3つの受光角θ1〜θ3をそれぞれ20度、45度、60度に設定すれば、ISO規格7668、ASTM−D2457およびJIS−Z8741に適合する。または、3つの受光角θ1〜θ3のいずれかを75度に設定すれば、特に紙を用途とする光沢度の計測規格JIS−Z8741に適合する。さらには、光沢感を正確に把握するために、例えば、被検面500内の第1受光角θ1および第2受光角θ2とは異なる方向に第3受光角θ3を設定すれば、被検面500の光沢の異方性を計測することができる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、より詳細に光沢感を把握したり、光沢度の別の指標を計測したりすることができる。なお、本実施形態に係る光学系20は、3つの光学系を含むが、第3光学系10cのような光学系をさらに増やしてもよいし、または、第1実施形態の光学系10を構成する2つの光学系を複数組み合わせたものとすることもあり得る。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
10 光学系
100 第1光源
121 第1受光系
200 第2光源
221 第2受光系
400 受光器

Claims (7)

  1. 光源と、
    受光器と、
    対象面での第1反射角の第1反射光を前記受光器に受光させる第1受光系と、
    前記第1反射光を生成するための第1投光系と、
    前記対象面での前記第1反射角とは異なる第2反射角の第2反射光を前記受光器に受光させる第2受光系と、
    前記第2反射光を生成するための第2投光系と、を有し、
    前記第1反射光を生成する光が入射する前記対象面での入射領域は、前記対象面から前記第2受光系を介して前記受光器に入射する光が射出する前記対象面での射出領域とは離れており、
    前記第1反射光は、前記第1投光系から前記対象面に入射する光の正反射光を含み、
    前記第2反射光は、前記第2投光系から前記対象面に入射する光の正反射光を含む、
    ことを特徴とする光学系。
  2. 前記第2反射光を生成する光が入射する前記対象面での入射領域は、前記対象面から前記第1受光系を介して前記受光器に入射する光が射出する前記対象面での射出領域とは離れている、ことを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 記第1受光系は、前記第1反射光を前記受光器に向けて偏向させる偏向部材を含む、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学系。
  4. 第2受光器と、
    前記第1反射角および前記第2反射角とは異なる第3反射角の第3反射光を前記第2受光器に受光させる第3受光系を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項のうちいずれか1項に記載の光学系。
  5. 前記第3反射光を生成するための第3投光系を含み、
    前記第3反射光は、前記第3投光系から前記対象面に入射する光の正反射光を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の光学系。
  6. 前記第1反射角または前記第2反射角は、20度、45度、60度、75度、85度のうちのいずれかである、ことを特徴とする請求項1ないし請求項のうちいずれか1項に記載の光学系。
  7. 対象面の光沢度を計測する光沢計であって、
    請求項1ないし請求項のうちいずれか1項に記載の光学系と、
    前記光学系により取得された情報に基づいて前記光沢度に関する情報を得る処理部と、
    を有することを特徴とする光沢計。
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