ロングタームエボリューション(LTE)システムは、進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)、ユーザ機器(UE)、及び進化型パケットコア(EPC)から構成される。ここで、UEは、エンドユーザにより通信のために直接使用される任意のデバイスである。それは、モバイルブロードバンドアダプタが装備されたラップトップコンピュータ、携帯電話、又は任意の他の同様のデバイスであることが可能である。UEは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)の125/136シリーズ及び3GPP25/36シリーズの仕様書で特定されるような、基地局Node B/eNodeB(又はeNB)に接続する。UEは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))のシステム内のモバイルステーション(MS)にほぼ対応する。
デバイスツーデバイス(D2D)発見は、デバイス(即ち、近接サービス(ProSe)可能なデバイス)が、その近接するものとサービス及び関心をマッチングすることにより他の複数のデバイスを発見することを可能とするメカニズムである。他の複数のデバイスにより検出されることが望まれるデバイス(即ち、UE)は、特定されたリソースプールにおいて発見信号を送信し、その一方で、近接している他のProSe可能なUEは、前者(即ち、発見信号を送信するデバイス)を発見するために、発見信号をリッスン及び/又は受信する。従って、送信又は受信デバイス(即ち、UE)は、D2D発見のために共通リソースプール(例えば、LTEネットワークにおける周波数及びタイムスロット)を知っている。発見機会持続時間(本明細書では、DODとも称される)中に、及び複数のLTE状態(即ち、アイドル又は接続モードのDRX状態)に関わりなく、UEはアクティブであり、電力を消費する。本明細書に記載される様々な実施形態は、DRX設定を最適化することにより、UEの電力消費を低減する。
幾つかの実施形態において、接続モードにおけるDRX設定は、ProSe可能な複数のUEに対してUEの省電力化を改善すべく最適化される。幾つかの実施形態において、ProSe UEは、セル内の発見リソース割り当てに基づいて、DRX設定を調整又はカスタマイズすることにより、省電力化を向上させることが可能である。例えば、ProSe可能な複数のUEは、複数の周期的なDODの間にロングDRXサイクルを有してよい。その一方で、DOD中により短いDRXサイクルを有しても(又は、非アクティブタイマ(若しくはDRX ON持続時間)をDODに等しく設定することにより、DRXスリープがないようにしても)よい。幾つかの実施形態において、DRXサイクル及びdrx_StartOffset(即ち、DRXタイマ終了の後及びDRXが開始する前の時間オフセット)は、発見周期及びDRXサイクルが等しいか、互いに整数倍であり、DRXロングサイクル(即ち、DRX ON持続時間の開始)の終了をDODの開始と整合させることが出来るような態様で、調整されることが出来る。
幾つかの実施形態において、ProSe可能な複数のUEが発見機会中にLTE物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)をリッスンすることが予期されない場合、DRX設定及び発見周期(DP)は、DRX ON持続時間がDODの直前に終わるか、又はDODの直後に開始するような態様で調整される。幾つかの実施形態において、ProSe可能なUEは、発見特定DRX設定を用いて設定されるよう、ユーザアシスタンスメッセージ又は指示をネットワークに送信してよい。
以下の説明において、本開示の複数の実施形態のより完全な説明を提供すべく、多数の詳細が説明される。しかしながら、当業者であれば、本開示の複数の実施形態は、これらの具体的な詳細が無くとも実施されてよいことが明らかであろう。他の複数の例において、本開示の複数の実施形態を不明瞭にすることを防ぐため、周知の複数の構造及び複数のデバイスは、詳細にではなくむしろ、ブロック図の形式で示される。
複数の実施形態の対応する複数の図面において、複数の信号が複数の線で表されていることに留意されたい。幾つかの線は、より多くの構成要素の信号経路を示すべく、より太くなってもよい。及び/又は、主要な情報の流れの方向を示すべく、1又は複数の端部に矢印を有していてもよい。そのような指示は、限定的であることが意図されるものではない。むしろ、複数の線は、回路又は論理ユニットの理解をより容易にするために、1又は複数の例示的な実施形態に関連して使用されるものである。設計上の要求又はプリファレンスによって規定されるように、ここに表された任意の信号は、いずれの方向にも移動し得る1又は複数の信号を実際には含んでよく、任意の適切なタイプの信号スキームで実装され得る。
明細書を通じて、及び特許請求の範囲において「接続され」という用語は、如何なる中間デバイスも存在しない、接続されている複数の物体間での直接の電気的接続又は無線接続を意味する。「結合され」という用語は、接続されている複数の物体間での直接の電気的接続又は無線接続、若しくは、1又は複数の受動的又は能動的な中間デバイスを介しての間接的な接続のいずれかを意味する。「1の」、「1つの」、及び「その」の意味は、複数形の参照を含む。「〜において」の意味は、「〜中」及び「〜上」を含む。
「実質的に」、「近く」、「およそ」、「近辺」、及び「約」という用語は、一般的に、ターゲット値の+/−20%以内にあることを指す。別段そのように特定されていない限り、共通のオブジェクトを説明するための「第1」、「第2」、及び「第3」等の順序を示す形容詞の使用は、単に複数の同様なオブジェクトの異なる例が参照されていることを示すだけであり、そのように説明される複数のオブジェクトが、時間的に、空間的に、ランク順に、又は任意の他の態様のいずれかで、所与の順序でなければならないと暗示することが意図されるものではない。
図1は、本開示の幾つかの実施形態に従って、最適化された間欠受信の設定を提供するための、ネットワークの様々なコンポーネントを有する、LTEネットワークのエンドツーエンドネットワークアーキテクチャ100の一部を示す。
幾つかの実施形態において、ネットワーク100は、コアネットワーク101、無線アクセスネットワーク(RAN)102、インタフェース103、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)アプリケーション(App.)サーバ又はドメインネームシステム(DNS)App.サーバ107、ルータ108、ファイアウォール109、及びインターネット110を備える。
コアネットワーク101の例は、進化型パケットコア(EPC)であり、これは、システムアーキテクチャ進化(SAE)コアとも称される。RAN102の例は、進化型ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)である。インタフェース103の例は、S1インタフェースである。様々な実施形態を曖昧にしないようにするために、RAN102、並びにコアネットワーク101のセクションのみが示されている。コアネットワーク101は、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN GW)101a、サービングゲートウェイ(サービングGW、又はSGW)101b、及びモビリティ管理エンティティ(MME)101cを有する。PDN GW101aとSGW101bとの間のインタフェースはS5である。SGW101bとMME101cとの間のインタフェースは、S11である。
PDN GW101a(本明細書においてPGWとも称される)は、パケットデータネットワーク(PDN)に向けてSGiインタフェースを終端させる。PDN GW101aは、EPC101と外部PDNとの間のデータパケット(不図示)をルーティングし、ポリシーの実施及びデータ収集を課すことのためにキーノードであり得る。これは、非LTEネットワークアクセスでのモビリティに対するアンカーポイントも提供し得る。外部PDNは、任意の種類のインターネットプロトコル(IP)ネットワーク、並びにIPマルチメディアサブシステム(IMS)ドメインであることが出来る。幾つかの実施形態において、PDN GW 101a及びサービングGW101bは、1つの物理的ノードにおいて実現されてよい。幾つかの実施形態において、PDN GW 101a及びサービングGW101bは、別個の物理的ノードに実現されてよい。
サービングGW101b(本明細書においてSGWとも称される)は、RAN102に向けてインタフェースを終端させる。さらに、SGW101bは、RAN102とコアネットワーク101との間で複数のデータパケットをルーティングする。SGW101bは、複数のeNBの間の複数のハンドオーバのためのローカルアンカーポイントであってよい。
MME101cは、機能に関して、レガシサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)の制御プレーンと同様である。MME101cは、ゲートウェイ選択及びトラッキングエリアリスト管理のような、アクセスにおける複数のモビリティ態様を管理する。SGW101b及びMME101cは、1つの物理的ノードで、あるいはまた、複数の別個の物理的ノードで実現され得る。
RAN102(本明細書において、E−UTRAN102とも称される)は、1又は複数のUE104と通信するための複数の拡張/進化型ノードB(eNodeB又はeNBとして省略される)102a/b/c/d(これらは基地局として機能し得る)を含む。eNB102a/b/c/dは、マクロeNB101b/c及び低電力(LP)eNB102a/dから構成されることが出来る。eNBは、LTE規格のE−UTRAにおけるエレメントであり、これは、UMTSのUMTS地上波無線アクセス(UTRA)におけるエレメントノードBの進化形である。UMTSは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))規格に基づいた複数のネットワークについての第3世代のモバイルセルラーシステムである。これは、複数のGSM(登録商標)ネットワークにおける基地局(BTS)と同様に、複数のUEと直接通信する携帯電話ネットワークに接続されるハードウェアである。従来、Node Bは最小限の機能性を有し、無線ネットワークコントローラ(RNC)によって制御される。しかしながら、eNB102aによって、例えば、別個のコントローラエレメントが存在しない。これは、アーキテクチャを単純化し、より短い応答時間を可能にする。
eNBは、SAEコア(EPCとしても知られる)及び他の複数のeNBとインタフェースで接続する。例えば、eNB102bは、制御プレーントラフィックのために、MME101cとのS1−MMEインタフェース上でS1−APプロトコルを使用する。eNBはまた、GPRSトンネリングプロトコル(GTP−U)を使用する。このプロトロルは、ユーザプレーントラフィックのためのSGWとのS1−Uインタフェース上のGPRSコアネットワークプロトコルの規定IPベースプロトコルである。集合的に、S1−MME及びS1−Uインタフェースは、S1インタフェース103として知られ、eNB102b/cからEPC101へのインタフェースを表す。
複数のeNB(例えば、マクロ102b/c及びLP102a/d)は、無線インタフェースプロトコルを決定する。複数のeNBは、UE104についての第1のコンタクトのポイントであってよい。幾つかの実施形態において、eNBは、データパケットスケジューリング、モビリティ管理、無線ベアラ管理、並びにアップリンク及びダウンリンクの動的無線リソース管理のようなRNCの機能を含むRAN102に対する様々なロジック的な役割を実行し得る。eNB102a/b/c/dの実施形態が、図3を参照して説明される。
図1に戻って参照すると、幾つかの実施形態において、UE104は、直交周波数分割多重(OFDM)通信技術に従って、マルチキャリア通信チャネルを介して、eNB102a/b/c/dとOFDM通信信号を通信するよう構成されてよい。複数のOFDM信号は、無数の直交サブキャリアを含み得る。OFDMは、複数のキャリア周波数上のデジタルデータのエンコードの方法である。
幾つかの実施形態において、UE104は、通信のためにエンドユーザにより直接使用される任意のデバイスである。携帯電話、モバイルブロードバンドアダプタが装備されたラップトップコンピュータ、又は任意の他のデバイスであることが出来る。UE104は、基地局、例えば、ETSI 125/136−シリーズ及び3GPP 25/36シリーズの仕様書で特定されるようなNode B/eNodeB102aと接続する。UE104は、複数のGSM(登録商標)システムにおける移動局(MS)にほぼ対応する。様々なベアラ(即ち、キャリア)が、例えば、UEからインターネットへのエンドツーエンドのサービスを提供するために使用される。UE104の実施形態は、図2及び図15を参照して説明される。
図1に戻って参照すると、幾つかの実施形態において、S1インタフェース103は、RAN102及びEPC101を分離するインタフェースである。S1インタフェース103は、2つの部分に分割される。第1の部分である、S1−Uは、eNB102b/cとSGW101bとの間でトラフィックデータを伝える。第2の部分は、S1−MMEであり、eNB102b/cとMME101cとの間のシグナリングインタフェースである。X2インタフェースは、複数のeNB、例えば、eNB102bとeNB102cとの間のインタフェースである。X2インタフェースは2つの部分、X2−C及びX2−Uを含む。X2−Cは、eNB102b/cの間の制御プレーンインタフェースであり、X2−Uは、eNB102b/cの間のユーザプレーンインタフェースである。
LPセルは、通常、屋外の信号がうまく到達しない屋内のエリアへカバレッジを拡張するために使用される。複数のLPセルはまた、空港のような、電話の使用量が非常に多い複数のエリアにおいて、ネットワーク容量を加えるために使用される。低電力eNBという用語は、フェムトセル、ピコセル、又はマイクロセルのような、より狭いセル(即ち、マクロセルより狭いセル)を実装するための任意のより少ない電力のeNBを指す。フェムトセルeNBは、通常、移動体通信事業者により、その住宅用顧客又は法人顧客に対して提供される。フェムトセルは、一般的に住宅用ゲートウェイのサイズである。これは、典型的には、ユーザのブロードバンドラインに接続する。フェムトセルがブロードバンドラインにプラグ接続された場合、これは、移動体事業者のモバイルネットワークに接続する。接続されたフェムトセルは、その後、例えば、住宅用フェムトセルのための30mから50mの追加のカバレッジを提供する。従って、LP eNB(例えば、102a/d)は、フェムトセルeNBであってよく、これは、PGW101aを介して結合されるからである。
同様に、ピコセルは、企業のオフィス、ショッピングエリア、又は航空機等のような小さなエリアを通常カバーする無線通信システムである。ピコセルeNBは、X2リンクを介して別のeNBに結合することが出来る。例えば、ピコセルeNBは、その基地局コントローラ(BSC)を介して、マクロeNBに結合することが出来る。従って、LP eNB(例えば102a/d)は、ピコセルeNBによって実現され得る。ピコセルeNBを有するLP eNBを実現するための1つの理由は、LP eNBが、X2インタフェースを介してマクロeNB102cに結合されることである。ピコセルeNB又は他のLP eNBは、マクロeNBの幾つか又は全ての特徴を組み込んでよい。場合によっては、ピコセルeNB又は他のLP eNBは、アクセスポイント(AP)基地局(BS)又はエンタープライズフェムトセルと称される。
場合によっては、ダウンリンクリソースグリッドは、eNB102a/b/c/dからUE104へのダウンリンク送信のために使用される。ダウンリンクリソースグリッドは、時間・周波数グリッドであってよい。時間・周波数グリッドは、それぞれのスロットにおけるダウンリンクの物理的リソースである。そのような時間・周波数プレーン表現は、複数のOFDMシステムに対して使用される。時間・周波数リソースグリッドは、複数の列及び行から形成される。時間・周波数リソースグリッドの各列及び各行は、それぞれ1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアに対応する。
時間領域における時間・周波数リソースグリッドの持続時間は、時間領域において、無線フレームにおける1つのスロットに対応する。時間・周波数リソースグリッドにおける最小時間・周波数ユニットは、リソースエレメントとして指定される。各時間・周波数リソースグリッドは、多くのリソースブロックを含む。複数のリソースブロックは、複数のリソースエレメントへの複数の特定の物理的チャネルのマッピングを記述する。各リソースブロックは、リソースエレメントの集合を含む。周波数領域において、リソースエレメントの集合は、その時点での許容リソースの最小量を表す。そのような複数のリソースブロックを介して伝達される、多くの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。例えば、複数の物理ダウンリンクチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及び物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)であることが出来る。
PDSCHは、ユーザデータをUE104へ伝える。PDSCHはまた、より上位層のシグナリングをUE104(例えば、UE1)へ伝える。PDCCHは、PDSCHに関する複数のリソース割り当て及び搬送フォーマットについての情報を伝える。PDCCHはまた、アップリンク共有チャネルに関するリソース割り当て、搬送フォーマット、及びハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)情報について、UE104に情報を与える。一般的に、ダウンリンクスケジューリング(即ち、セル内の複数のUE104に対して制御及び共有チャネルリソースブロックを割り当てること)が、eNB(例えば、1又は複数のeNB102a/b/c/d)において実行される。このダウンリンクスケジューリングは、UE104からeNB102a/b/c/dへフィードバックされるチャネル品質情報に基づく。ダウンリンクリソース割り当て情報は、その後、UE104のために使用される(又はそれに割り当てられる)制御チャネル(例えば、PDCCH)上のUE104(例えば、UE1)に送信される。
制御情報を伝達すべく、PDCCHは、制御チャネルエレメント(CCE)を使用する。PDCCHコンプレックス値のシンボルは、リソースエレメントへマッピングされる前に、4つ組へとまず編成される。4つ組は、その後、レートマッチングのためのサブブロックインタリーバを使用して順序を変えられる。各PDCCHは、これらCCEのうちの1又は複数を使用して送信される。各CCEは4つの物理リソースエレメントの9つのセットに対応する。複数の物理リソースエレメントのこれらのセットは、リソースエレメントグループ(REG)として知られている。一例において、4つの4位相シフトキーイング(QPSK)シンボルが、それぞれのREGに対してマッピングされる。ダウンリンク制御情報(DCI)のサイズ及びチャネル状態に応じて、PDCCH上の信号は、1又は複数のCCEを使用して送信されることが出来る。
LTEダウンリンクにおいて、eNB(例えば、eNB102a/b)は、1又は複数の同期信号及びシステム情報を伝える信号を周期的に送信する。1又は複数の同期信号の複数の例は、一次同期信号(PSS)及び二次同期信号(SSS)である。システム情報を運ぶ複数の信号の複数の例は、複数の物理ブロードキャストチャネル(PBCH)信号である。LTEダウンリンク送信は、たとえ複数のサブフレームが空であっても(即ち、データが送信されていない場合でも)、どのサブフレームにも共通基準信号(CRS)を含む。
UE(例えばUE104)は、eNBから複数のシステム情報ブロックを読み取るために、まず、物理セル識別子(PCI)、フレーム同期情報、及びタイムスロットを取得する。UE104がその時点での特定の周波数チャネルにチューニングされる場合、UE104は、サブフレームレベル上で同期すべくPSSを読み取る。PSSは、eNB102aにより周期的に送信される。それゆえ、UE104は、eNB102aと定期的に(又は周期的に)同期される。UE104は、その後、PSSと同じサブフレームに位置付けられるSSSを読み込む。UE104は、SSSから物理層セル識別グループ数を実現する。SSSは、eNB102aにより周期的に送信される。それゆえ、UE104は、SSSを使用して、eNB102aと定期的に(又は周期的に)同期される。一度UE104が所与のセルに対するPCIを知ると、これは、CRSのようなセル基準信号の位置も知る。基準信号は、チャネル推定、セル選択、セル再選択、及びハンドオーバ手順において使用される。
図2は、幾つかの実施形態に従って、最適化された間欠受信の設定によって動作するUE200(例えば、複数のUE104のうちの1つ)の高レベルのブロック図を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図2のこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
幾つかの実施形態において、UE200は、物理(PHY)層回路202、媒体アクセス制御(MAC)回路203、プロセッサ204、メモリ205、及びパケットフィルタ206を含み得る。複数の実施形態を曖昧にしないために、UE200の高レベルの簡略化されたアーキテクチャが説明される。当業者であれば、完全なUEを形成するために示された複数のコンポーネントに加えて、他の複数のコンポーネント(不図示)が使用されることを理解するであろう。幾つかの実施形態において、PHY層回路202は、eNB102a/b/c/d又は他の複数のeNBへ複数の信号を送信し、また、これらから複数の信号を受信するための送受信機207を含む。送受信機207はまた、複数の信号を、1又は複数のアンテナ201を使用して、他の複数のUE又は他の複数のデバイスへと送信し、また、これらから受信する。幾つかの実施形態において、MAC回路203は無線媒体へのアクセスを制御する。プロセッサ204及びメモリ205は、幾つかの実施形態を参照して説明される複数の動作を実行するように構成される。
幾つかの実施形態において、複数のアンテナ201は、複数のモノポールアンテナ、複数のダイポールアンテナ、複数のループアンテナ、複数のパッチアンテナ、複数のマイクロストリップアンテナ、共面導波アンテナ、又は複数の無線周波数(RF)信号の送信に適した他の複数のタイプの複数のアンテナを含む、1又は複数の指向性アンテナ又は全方向性アンテナを備え得る。幾つかのマルチ入力マルチ出力(MIMO)実施形態において、複数のアンテナ201は、空間ダイバーシティを利用すべく離される。図15は、UE104の別の実施形態を説明する。
図3は、最適化された間欠受信の設定を提供するためのeNB300(例えば、eNB102a/b/c/dのうちの1つ)のブロック図を示す。幾つかの実施形態において、eNB300は、静的な非モバイルデバイスであり得ることに留意すべきである。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図3のこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
幾つかの実施形態において、eNB300は、PHY層回路302、MAC回路303、プロセッサ304、及びメモリ305を含み得る。複数の実施形態を曖昧にしないよう、eNBの高レベルの簡略化されたアーキテクチャが説明される。当業者であれば、完全なeNBを形成するために示された複数のコンポーネントに加えて、他の複数のコンポーネント(不図示)が使用されることを理解するであろう。幾つかの実施形態において、PHY層回路302は、eNB102a/b/c/dへ、及び他の複数のeNBへ複数の信号を送信し、また、これらから複数の信号を受信するための送受信機307を含む。送受信機307はまた、1又は複数のアンテナ301を使用して、他の複数のUE又は他の複数のデバイスに複数の信号を送信し、またこれらから複数の信号を受信する。幾つかの実施形態において、MAC回路303は、無線媒体へのアクセスを制御する。幾つかの実施形態において、プロセッサ304及びメモリ305は、幾つかの実施形態を参照して説明される複数の動作を実行するよう構成される。
幾つかの実施形態において、複数のアンテナ301は、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、ループアンテナ、パッチアンテナ、マイクロストリップアンテナ、共面導波アンテナ、又は複数のRF信号の送信をするために適した他の複数のタイプの複数のアンテナを含む、1若しくは複数の指向性のアンテナ又は全方向性のアンテナを備えてよい。幾つかのMIMOの実施形態において、複数のアンテナ301は、空間ダイバーシティを利用するために離される。
UE200及びeNB300は、幾つかの別個の機能要素を有するものとしてそれぞれ説明されるが、複数の機能要素のうちの1又は複数のものが組み合わされてよく、また、ソフトウェアで構成された複数の要素及び/又は他の複数のハードウェア要素の組み合わせによって実装されてよい。本開示の幾つかの実施形態において、複数の機能要素は、1又は複数の処理要素上で動作している1又は複数の処理を参照することが出来る。複数のソフトウェア及び/又はハードウェアで構成された要素の複数の例は、複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1又は複数のマイクロプロセッサ、複数のDSP、複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、複数の無線周波数集積回路(RFIC)等を含む。
図4Aは、最適化された間欠受信の設定を有するインカバレッジシングルセルのためのD2Dシナリオ400を示す。図4Bは、最適化された間欠受信の設定を有するインカバレッジマルチセルのためのD2Dシナリオ420を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図4A−Bのこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)の技術的報告(TR)36.843 Release 12"Study on LTE Device to Device Proximity Service−Radio Aspects"において、D2D発見のための4つのシナリオが説明される。これらは、アウトオブカバレッジ、パーシャルカバレッジ、インカバレッジシングルセル、及びインカバレッジマルチセルを含む。
シナリオ400は、ProSeデバイスUE1及びUE2が、LTEネットワークレンジ401のカバレッジ内にあり、インカバレッジシングルセルの例である。この例において、(矢印401により示されるように)UE1及びUE2が互いを発見し得るように、また、それらが相互に直接通信し得るように、eNB(例えば、102a/b/c/dのうちの1つ)は、UE1及びUE2のために発見リソースプールを割り当て及び制御する。
シナリオ420は、ProSe可能なデバイスUE1及びUE2が、それぞれ2つのLTEネットワークレンジ421及び422のカバレッジ内にある、インカバレッジマルチセルの例である。この例において、(矢印424により示されるように)UE1及びUE2が互いを発見し得るように、また、それらが相互に直接通信し得るように、eNB422及び423(例えば、102a/b/c/dのうちの1つ)は、UE1及びUE2のために発見リソースプールを割り当て及び制御する。
簡略化のために、DRX設定を最適化することによる省電力化は、図4Aを参照して説明される。同じ説明は、他のインカバレッジシナリオに拡張されることが出来る。図4Aに戻って参照すると、幾つかの実施形態において、UE1及び/又はUE2がPDCCHをリッスンすること及びeNB402からD2D発見信号を同時に受信/送信することが可能な場合、DRXは、UE(UE1及びUE2)において省電力化を向上させるために最適化されることが出来る。例えば、DRXは、DOD中のロングスリープ又はロングDRXサイクルを回避すべくeNB402により最適化される。幾つかの実施形態において、最適化されたDRX設定は、UE毎にeNB402により選択され、ダウンリンクRRC再設定メッセージにおいて複数のUE(即ち、UE1及びUE2)に伝達される。一度、UE1及びUE2並びにeNB402がそれぞれUEに対するDRXパラメータ/タイマを知ると、複数のUE及びeNB402は、それらのそれぞれの側において別々にこれらのタイマを実行する。UE1/2及びeNB402は、(接続モード中に)LTEネットワークにおいて時間が調整され/同期され、それらのそれぞれのタイマは同時に開始及び終了する。
幾つかの実施形態において、DRX ON持続時間は、eNB402によりDODに等しくなるよう拡張される。幾つかの実施形態において、DRX ON持続時間とDRX非活動タイマ持続時間との合計がDODに実質的に等しくなるよう、DRX ON持続時間の持続時間及びDRX非活動タイマの持続時間は、eNB402により拡張される。幾つかの実施形態において、UEがDRX ON持続時間にあること、DRX非活動タイマが実行していること、又はDRXショートサイクルが実行していることのうちの1つに起因して、DOD中にUEがアクティブであるよう、DRXは、eNB402により設定される。
図5は、ショート及びロングスリープサイクルを有するDRX設定500を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図5のこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
上で説明されたように、DRXは、UEが一定期間の間、その受信機のスイッチを切ることが出来る方法であり、これにより、RRC接続状態(又はモード)にとどまりながらエネルギーを節約出来る。接続モードにおけるDRXは、LTEネットワークにおける電力節約メカニズムである。DRXが通常、レイテンシの潜在的な増加を犠牲としてUEのバッテリ電力を節約するので、レイテンシと省電力化との間の最良の特失評価を見つけるために最適化が必要とされる。
UEが電源投入する場合、又はパケットがeNBからUEにより受信される場合、eNBが省電力化のための複数のDRXサイクルに入る前に、DRX非活動タイマは、本明細書でDRX非活動タイマ持続時間501として称される持続時間についてカウントを開始する。持続時間501についての1つの理由は、UEによる任意の他のパケット送信を待機することであり、このことは、複数のDRXサイクルの省電力化の開始を遅延させ得る。DRX非活動タイマ持続時間501が終了した後に、DRXオフセット502として規定される短い時間(drx_StartOffsetとも称される)が、複数のユーザが同時に開始するよう複数のユーザを調整するために使用される。drx_StartOffsetは、DRXサイクルについての開始サブフレーム数を取得するために使用される。これは、DRXに入るために満たされるべき条件のうちの1つである。DRXオフセット502の値は、ショートDRXサイクル又はロングDRXサイクルの複数の値に依存する。DRXオフセット502は、通常、多くのユーザが、例えば、同じサイクルを規定することにより同時に複数のDRXサイクルを開始するのに役立つ。複数のDRXパラメータの値はまた、サービス品質(QOS)、パケット到着特性、及びアプリケーションサービスに依存する。
DRXサイクルは、アクティブ及びスリープの持続時間を有する。DRX設定500は、2つのタイプのDRXサイクル、即ち、DRXショートスリープサイクル506及びDRXロングスリープサイクル510を示す。複数のDRXショートスリープサイクル506は、オプション的なものであってよい。DRXショートスリープサイクル506は、1又は複数のDRXショートサイクル(例えば、DRXショートサイクル503)を含む。各DRXショートサイクルにおいて、DRX ON持続時間504及びDRX OFF持続時間505が存在する。図5は、DRX ON持続時間504及びDRX OFF持続時間505に対して実質的に等しい時間を示しているが、これらの持続時間は異なることが出来る。例えば、DRX OFF持続時間505は、DRX ON持続時間504より長いものであってよく、又はその逆も成り立つ。
複数のDRXロングスリープサイクル510は、1又は複数のDRXロングサイクル(例えば、DRXロングサイクル507)を含む。各DRXロングサイクル507において、DRX ON持続時間508及びDRX OFF持続時間509が存在する。DRXロングサイクルにおいて、DRX OFF持続時間509は、DRX ON持続時間508より長い。DRX OFF持続時間509中に、UEは、電力を節約する。DRX OFF持続時間509中にUEがスリープしている(即ち、UEが低電力モードにある)場合、eNBは、ダウンリンクのためにDRXサイクルをブレークすることが出来ず、DRXサイクルをブレークするために次のDRX ON持続時間を待機する必要がある。しかしながら、UEは、アップリンクについてDRXサイクルをブレークすることが出来る。
図4Aを参照して示されるように、ProSe可能なデバイスUE1及びUE2がLTEネットワークのカバレッジ内にあるインカバレッジシナリオ400において、LTEのeNBは、複数のUE、すなわちUE1及びUE2に対する発見リソースプールを割り当て及び制御を担う。3GPP RAN2#83会議の議長ノートに従って、複数の発見メッセージの送信がアイドルモード及び接続モードにおいてサポートされるべきである。両方のモードにおいて、UEは、ネットワーク(NW)によりこれらの発見メッセージを送信することを許容される必要がある。さらに、3GPP RAN2#83会議の議長ノートに従うと、NWは、複数のUEが複数の発見信号(例えば、PSS及びSSS)を送信するのに使用し得る送信モード(即ち、接続及び/又はアイドル)と、複数のリソースとを制御する必要がある。
ここで、タイプ1及びタイプ2は、3GPP RAN1#73の議長ノートにおいて説明され、合意されたように、eNBにより発見リソースプールを割り当てるための様々なアプローチである。タイプ1は、発見信号送信についてのUEのためのリソースが非UE特定基準上で割り当てられる発見手順である。(複数のリソースは、全てのUEについてのものであるか、又は複数のUEのグループについてのものであることが可能であることに留意されたい。)タイプ2は、発見信号送信のための複数のリソースがUE特定基準毎に割り当てられる発見手順である。タイプ2は、さらに、タイプ2A及びタイプ2Bに分類される。タイプ2Aにおいて、UEのための複数のリソースは、発見信号の特定の送信のインスタンス毎に割り当てられる。タイプ2Bにおいて、リソースは、発見信号送信に半永続的に割り当てられる。
2014年2月の3GPP RAN2会議#85の議長ノートにおいて説明されるように、タイプ1及びタイプ2Bは実用的なベースラインである。インカバレッジの発見について、eNBは、SIBにおいて、a)タイプ2Bの発見受信についての無線リソースプール、及び、b)タイプ1の場合の発見送信及び受信についての無線リソースプールを提供してよい。2014年2月の3GPP RAN2会議#85の議長ノートにさらに記載されるように、複数の受信UEはタイプ1及びタイプ2B両方の発見リソースを監視する。タイプ1及びタイプ2Bでのリソース割り当ては、図6を参照して示されるように半静的な態様でなされるものと予期される。
図6は、幾つかの実施形態による、D2D発見メカニズムに対する半静的な周期的発見リソースプール割り当てについてのタイミング図600を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図6のこれらのエレメントは説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
本明細書の「半静的」な周期的発見リソースプール割り当てという用語は、各DODにおける発見周期及び/又はリソース量として、一般的には参照する。発見周期(又は期間)601は、時間にわたってeNBにより変化されることが出来る。ここで、毎度の発見期間601の後に、DOD602は、eNBによりUEに提供される。(本明細書において'D'として称される)幾つかのLTEサブフレーム603は、DOD602毎に発見メカニズムのために割り当てられる。場合によっては、各DOD602において、発見メカニズムのために周期的発見リソースプール604が割り当てられる。任意のDOD中に、LTEサブフレーム603の全て又はその幾つかは、発見のために割り当てられる。本明細書において、図6の下方の部分は、DOD中の(例えば連続的又は不連続的な)可能な実際のサブフレーム割り当てを示す。
約数秒間で周期的に生じる発見時間持続時間中に、ProSe可能な複数のUEは、発見信号を送信又は受信のいずれかをするであろう。従って、典型的には、LTEアイドル又は接続モードDRX状態に関わりなくD2Dの複数のUEはDOD602中アクティブである(即ち、発見リソースプールがeNBにより割り当てられている場合、ProSe可能な複数のUEが省電力化DRXスリープ状態にあるかどうかに関わらず、これらのProSe可能な複数のUEは、持続時間中にアクティブである。)。
図7は、本開示の幾つかの実施形態に従って、ProSe可能な複数のUEに対して発見リソース割り当てを伴うDRX設定調整を示すタイミング図700を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図7のこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
ここで、x軸は時間軸であり、y軸は論理のハイ及びローである。上部の波形はタイミング図600と同様である。ここで、発見期間サイクルは、DOD701及び発見期間702を有するように示される。複数のDODの間の領域703は、省電力化のための機会を提供する。幾つかの実施形態において、UE104(例えば、UE1及び/又はUE2)が、PDCCHをリッスンすること、及びD2D発見信号を同時に受信/送信することが可能である場合、追加的な省電力化が、UEにおいて実現されることが出来る。
上部の波形より下の波形は、DOD、DRX ON持続時間、及びDRXスリープ持続時間の開始及び終了時点を示す。例えば、(鉛直のパターンの領域により表される)DOD701は、DOD開始701a及びDOD終了701bを有する。DRX ON持続時間704c(斜線のパターンの領域により表される)は、DRX ON開始704a及びDRX ON終了704bを有する。また、DRXスリープ持続時間705c(ブランク領域により表される)は、DRXスリープ開始705a及びDRXスリープ終了705bを有する。
幾つかの実施形態において、点線で囲まれる領域706により示されるように、DRX ON持続時間704cがDOD701に実質的に等しく(又は正確に等しく)なるよう拡張される場合、UE104において省電力化は実現される。この場合において、eNBは、DRXスリープ終了705bをDOD開始701aの始まりと整合させる。このような複数の実施形態において、DRX ON持続時間704cがDOD701にぶつかっていると、eNBが判断する場合、DRX ON持続時間は、DOD701の終了まで拡張される。
幾つかの実施形態において、UE104における省電力化は、DRX ON持続時間704c及びDRX非活動タイマ持続時間501の合計がDOD701に実質的に等しくなるよう、DRX ON持続時間704cの持続時間と、DRX非活動タイマ501の持続時間とを拡張することにより実現される。幾つかの実施形態において、UE104における省電力化は、DOD701中にUE104がDRX ON持続時間704cにおいて動作し、DRX非活動タイマ501が実行し、又は、DRXショートサイクル503が実行するよう、DRXを設定することにより実現される。幾つかの実施形態において、ロングスリープ又はロングDRXサイクルは、DOD中、回避される。
幾つかの実施形態において、DRX設定は、DOD中にUE104が大部分でアクティブなような態様で、eNBにより変更される。幾つかの実施形態において、ロングDRXサイクルは、DODの開始に整合される。幾つかの実施形態において、そのような調整は、ロングDRXサイクル及び発見周期を互いに整数倍にすることにより、及び、drx_StartOffsetを調整することにより実行される。
幾つかの実施形態において、発見特定DRX設定は、DOD中にUEを大部分でアクティブに維持するために使用され、このことは、この期間中の潜在的なダウンリンクトラフィックのレイテンシを低減するのに役立つことが出来る。幾つかの実施形態において、この期間についてのDRX設定は、DRX ON持続時間704cがDOD701に等しくなるように調整される。代替的な実施形態において、この期間に対するDRX設定は、ショートサイクル503又はベリーロングDRX非活動タイマ持続時間501(例えば、DOD701の長さに等しい)のいずれかを包含する。
幾つかの実施形態において、ProSe可能な複数のUE104(例えば、UE1及びUE2)は、UEの省電力化を最大化するようDRX設定を最適化することが出来る。例えば、ProSe可能な複数のUE104は、複数のDODの間に非常に大きなロングDRXサイクルを規定してよい。そのような例において、この期間についての発見特定DRX設定は、大きなロングDRXサイクルを有する(ここで、複数のDRXサイクルの長さの正確な値は、これらのUEにおいて実行する複数のアプリケーションに依存する)ことが出来、これらのロングDRXサイクル及び発見リソース周期性は互いに整数倍である。
図8A−Bは、本開示の幾つかの実施形態に従った、発見特定DRX設定についてのProSe可能なUE104(例えば、UE1及び/又はUE2)のプリファレンスを要求する又は示す、ProSe可能なUE104についてのアップリンクRRCメッセージ800及び820を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図8A−Bのこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
幾つかの実施形態において、ProSe可能なUE104(例えば、UE1及び/又はUE2)は、ネットワーク/eNBへRRC IE又はMAC CEのいずれかを送信することにより、発見特定DRXによって構成されるよう、そのプリファレンスを送信してよい。幾つかの実施形態において、新たなRRCメッセージは、発見特定DRXによって設定されるべきプリファレンスを運ぶ、RRC IEを送信するよう規定されることが出来る。この例において、新たなRRCメッセージは、UL−DCCHメッセージ800に示されるように3GPPリリース12について説明される。UL−DCCHメッセージは、アップリンク(UL)専用制御チャネル(DCCH)メッセージである。UL−DCCHメッセージクラスは、UEからE−UTRANへ、又はリレーノード(RN)からアップリンクUL−DCCH論理チャネル上のE−UTRANへと送信され得る、RRCメッセージのセットである。
幾つかの実施形態において、messageClassExtension CHOICE(これは入れ子にされた選択であり得る)の下で新たなメッセージ"ueAssistanceInformation−r12"801が、発見特定DRXによって設定されるべきプリファレンスを運ぶRRC IEを送信すべく規定される。幾つかの実施形態において、UEAssistanceInformationメッセージは、UEアシスタンス情報をeNBに指示するために使用される。本明細書において、シグナリング無線ベアラはSRB1であり、RLC−SAPはAMであり、論理チャネルはDCCHであり、方向は、UEからE−UTRANである。UEAssistanceInformationの詳細は、図8Bのコード820において提供される。
図9は、本開示の幾つかの実施形態に従って、発見特定DRX設定のためのProSe可能なUE104(例えば、UE1及び/若しくはUE2)のプリファレンスをeNB102a/b/c/dへ要求する又は示す、ProSe可能なUE104のためのアップリンクRRC情報エレメント(IE)メッセージ900を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図9のこれらの要素は、説明された態様と同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
幾つかの実施形態において、新たなプリファレンスIEは、後述されるように、既存のUEAssistanceInformationメッセージに含まれることが出来る。この例において、新たなプリファレンスIEメッセージ901は、発見特定DRXによって構成されるべきUEのプリファレンスを送信するよう、既存のUEAssistanceInformation−r11において新たなフィールドとして3GPPリリース12について記載される。この例において、UEAssistanceInformation−r11が再利用される。
図10は、本開示の幾つかの実施形態に従って、発見特定DRXプリファレンスをeNB102a/b/c/dに送信するためのProSe可能なUE104(例えば、UE1及び/又はUE2)に対するMAC CE1000ヘッダを示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図10のこれらの要素は、説明されたものと同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
幾つかの実施形態において、発見特定DRX設定(例えば、DRX ONをDODと整合させる)のために、そのプリファレンスをeNB102a/b/c/dへ送信すべく、新たなMAC CE1000は、アップリンクにおいてProSe可能なUE104(例えば、UE1及び/又はUE2)のために規定される。MAC CE1000は、予約ビット'R'及び論理チャネルID(LCID)を有する。幾つかの実施形態において、MAC CE1000における予約ビット'R'は、eNBにUEプリファレンスを提供するために使用されることが出来る。幾つかの実施形態において、アップリンク共有チャネル(UL−SCH)のための予約LCIDプール(例えば、01011−11000)からの新たなLCIDは、MAC CE1000を特定するために使用されることが出来る。
図11は、本開示の幾つかの実施形態に従った、ProSe可能な複数のUE104(例えば、UE1及び/又はUE2)のための発見リソース割り当てを有するDRX設定調整を示す、タイミング図1100を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図11のこれらの要素は、説明されたものと同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。図11は、図7を参照して説明される。
幾つかの実施形態において、ProSe UE104が、同時に受信及び送信可能ではない場合、又は、同時に2つの異なる周波数で受信可能ではない場合、DRX ON持続時間704cが複数のDOD持続時間701の直前に調整されるよう、eNB(例えば、102a/b/c/d)は、ProSe UE(例えばUE1、及び/若しくは、UE2)に対して省電力化のために、DRX設定を設定することが出来る。この例において、DOD開始701aは、点線で囲まれる領域1101により示されるようにDRX ON終了704bと整合する。
D2Dデバイス(例えば、UE1及びUE2)に対して、PDCCH及びD2D通信の両方を同時にデコードすることは困難であり得る。幾つかの実施形態において、DRX ON持続時間は、D2D DOD期間の前又は後のいずれかで調整される。幾つかの実施形態において、この調整は、図8A−図8Bを参照して説明されるように、RRCメッセージ800及びプリファレンスIE820を介して、なされることが出来る。幾つかの実施形態において、図9を参照して説明されるように、この調整は、MAC CE1000を介してなされることが出来る。
図12は、本開示の幾つかの実施形態に従った、ProSe可能な複数のUEのための発見リソース割り当てを有するDRX設定調整を示すタイミング図1200を示す。その他の任意の図面の複数の要素と同じ参照番号(又は名称)を有する図12のこれらの要素は、そのように説明されたものと同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
幾つかの実施形態において、ProSe UE104が、同時に受信及び送信することが可能でない場合、又は同時に2つの異なる周波数で受信することが可能でない場合、eNB(例えば、102a/b/c/d)は、DRX ON持続時間704cが、DOD持続時間701の直後に調整されるように、ProSe UE(例えば、UE1及び/若しくはUE2)について省電力化のためのDRX設定を設定することが出来る。この例において、点線で囲まれる領域1201により示されるように、DOD終了701bはDRX ON開始704aと整合する。幾つかの実施形態において、図8A−図8Bを参照して説明されるように、この調整は、RRCメッセージ800及びプリファレンスIE820を介して成されることが出来る。幾つかの実施形態において、図9を参照して説明されるように、この調整は、MAC CE1000を介してなされることが出来る。
図13−図14は、本開示の幾つかの実施形態に従って、ProSe可能な複数のUEのための発見リソース割り当てを有するDRX設定を設定する方法のフローチャート1300及び1400を示す。その他の任意の図面の複数のエレメントと同じ参照番号(又は名称)を有する図13−図14のそれらのエレメントは、そのように説明されたものと同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
図13−図14を参照すると、フローチャートにおける複数のブロックは、特定の順序で示されるが、動作の順序は変更されることが出来る。それ故、示されている複数の実施形態は、異なる順序で実行され得る。また、幾つかの動作/ブロックは、並行して実行されてよい。図13−図14にリストされるブロック及び/又は動作の幾つかは、特定の実施形態に係るオプション的なものである。提示されている複数のブロックの番号は、明確性のためであり、様々なブロックが生じるはずの複数の動作の順序を規定することが意図されるものではない。さらに、様々なフローからの複数の動作が、様々な組み合わせとして利用されてよい。
ブロック1301において、ProSe UE104についてeNB(例えば、102a/b/c/d)により、ProSe UEが実質的に同時にデータを受信及び送信することが可能かどうか、又はProSe UEが2つの異なる周波数で同時にデータを受信することが可能かどうかの判断がなされる。ProSe UE104が、実質的に同時にデータを受信及び送信することが可能である場合、又はProSe UEが同時に2つの異なる周波数でデータを受信することが可能な場合、処理はブロック1303に進行する。幾つかの実施形態において、UE104は、発見特定DRXのためにプリファレンスを提供することが可能である。従って、幾つかの実施形態において、ブロック1302を参照して説明されるように、eNBは発見特定DRX設定によって設定されるためのプリファレンスを受信する。幾つかの実施形態において、このプリファレンスは、図8A−図8Bを参照して説明されるように、RRCメッセージ800及びプリファレンスIE820を介して、UE104により送信されることが出来る。幾つかの実施形態において、図9を参照して説明されるように、このプリファレンスは、UE104により、MAC CE1000を介して、送信されることが出来る。
図13に戻って参照すると、ブロック1304において、図7を参照して記載されるように、DRX ON持続時間704cの持続時間をDOD701に実質的に等しくなるように拡張することにより、eNBはDRXを設定する。図13に戻って参照すると、ブロック1305で、複数の代替的な実施形態において、DRX ON持続時間704c及びDRX非活動タイマ持続時間501の合計がDOD701に実質的に等しくなるように、eNBは、DRX ON持続時間の持続時間と、DRX非活動タイマ501の持続時間とを拡張することによりDRXを設定する。
ブロック1306、1307及び1308は、幾つかの実施形態に従って、UEにおけるさらなる省電力化のためのDRXを設定するための代替的な方法である。ブロック1306、1307、及び/又は1308は、ブロック1303と共に実行されてよい。幾つかの実施形態において、ブロック1306、1307及び1308は、同じUEに対して実行される。ブロック1306において、eNBは、ロングDRXサイクル507の終了をDOD開始時点701aの開始と整合させる。ブロック1307において、eNBは、DRXサイクルの開始に関連付けられたオフセット502を調整する1307。ブロック1308において、eNBは、ロングDRXサイクル507及び発見周期702を互いの整数倍になるように確立する。
幾つかの実施形態において、ProSe可能なUE104が実質的に同時にデータを受信及び送信することが不可能な場合、又はProSe UEが同時に2つの異なる周波数でデータを受信することが不可能な場合、処理は図14のブロック1401に進行する(送信ブロック'A'を参照)。ブロック1401−1403は、図11−12を参照して説明される。図14に戻って参照すると、幾つかの実施形態において、ブロック1401において、eNBは、発見特定DRX設定によって設定されるためのプリファレンスを受信する。幾つかの実施形態において、このプリファレンスは、図8A−図8Bを参照して記載されるように、RRCメッセージ800及びプリファレンスIE820を介して、UE104により送信されることが出来る。幾つかの実施形態において、図9を参照して記載されるように、このプリファレンスは、MAC CE1000を介してUE104により送信されることが出来る。
図14に戻って参照すると、ブロック1402において、DRX ON持続時間704cがDOD701と隣接するよう、eNBは、ProSe可能なUE104についてのDRX設定を設定する。幾つかの実施形態において、ブロック1403を参照して説明されるように、eNBは、図11−12を参照して説明されるように、DODの前又は後に、DRX ON持続時間ウインドウを整合させる。
図15は、本開示の幾つかの実施形態に従って、発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスをeNBに提供するための装置を有するUE1600を示す。その他の任意の図面の複数のエレメントと同じ参照番号(又は名称)を有する図15のこれらのエレメントは、そのように説明されたものと同様な任意の態様で動作又は機能することが出来るが、そのようなものに限定はされないことを指摘しておく。
本開示の幾つかの実施形態に従って、UE1600は、eNBに発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスを提供するための装置を有する、スマートデバイス、スマートフォン、タブレット、若しくはコンピュータシステム、又はSoCであってよい。図15は、複数の平面インタフェースコネクタが使用され得るモバイルデバイスの実施形態のブロック図を示す。一実施形態において、コンピューティングデバイス1600は、コンピューティングタブレット、携帯電話若しくはスマートフォン、無線可能な電子書籍リーダ、又は他の無線モバイルデバイスのような、モバイルコンピューティングデバイスを表す。特定のコンポーネントは、一般的に示されており、コンピューティングデバイス1600においてそのようなデバイスの全てのコンポーネントが示されていないことが理解されるであろう。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイス1600は、説明された幾つかの実施形態に従った、発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスを、eNBに提供するための装置を有する第1のプロセッサ1610を含む。コンピューティングデバイス1600の他の複数のブロックは、幾つかの実施形態の発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスをeNBに提供するための装置もまた、含んでよい。無線デバイス、例えば携帯電話又は携帯情報端末にシステムの実施形態が組み込まれ得るように、本開示の様々な実施形態は、無線インタフェースのような1670内のネットワークインタフェースもまた含んでよい。
幾つかの実施形態において、プロセッサ1610(及び/又はプロセッサ1690)は、複数のマイクロプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス、又は他の処理手段のような、1又は複数の物理デバイスを含むことが出来る。プロセッサ1610によって実行される複数の処理動作は、複数のアプリケーション及び/又はデバイス機能がそこで実行されるオペレーティングプラットフォーム又はオペレーティングシステムの実行を含む。処理動作は、人間のユーザによる又は他の複数のデバイスによるI/O(入出力)に関する動作、電力管理に関する複数の動作、及び/又は別のデバイスへのコンピューティングデバイス1600の接続に関する動作を含む。処理動作はまた、オーディオI/O及び/又はディスプレイI/Oに関する複数の動作を含んでよい。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイス1600は、コンピューティングデバイスへのオーディオ機能の提供に関連付けられたハードウェア(例えば、オーディオハードウェア及びオーディオ回路)コンポーネント並びにソフトウェア(例えば、複数のドライバ、コーデック)コンポーネントを表す、オーディオサブシステム1620を有する。オーディオ機能は、スピーカ及び/又はヘッドフォン出力、並びにマイク入力を含むことが出来る。そのような複数の機能のための複数のデバイスは、コンピューティングデバイス1600に統合されることが出来、又はコンピューティングデバイス1600に接続されることが出来る。一実施形態において、ユーザは、プロセッサ1610によって受信及び処理されるオーディオコマンドを提供することによりコンピューティングデバイス1600と相互作用する。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイス1600は、ディスプレイサブシステム1630を有する。ディスプレイサブシステム1630は、ユーザがコンピューティングデバイス1600と相互作用するための視覚的な及び/若しくは触覚的な表示を提供する、ハードウェア(例えば、ディスプレイデバイス)コンポーネント及びソフトウェア(例えば、ドライバ)コンポーネントを表す。ディスプレイサブシステム1630は、ユーザに対する表示を提供すべく使用される、特定のスクリーン又はハードウェアデバイスを含むディスプレイインタフェース1632を含む。一実施形態において、ディスプレイインタフェース1632は、ディスプレイに関する少なくともいくつかの処理を実行するためのプロセッサ1610とは別個のロジックを含む。一実施形態において、ディスプレイサブシステム1630は、ユーザに出力及び入力の両方を提供するタッチスクリーン(又はタッチパッド)デバイスを含む。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイス1600は、I/Oコントローラ1640を有する。I/Oコントローラ1640は、ユーザとの相互作用に関連するハードウェアデバイス及びソフトウェアコンポーネントを表す。I/Oコントローラ1640は、オーディオサブシステム1620の及び/又はディスプレイサブシステム1630の一部であるハードウェアを管理すべく動作可能である。さらに、I/Oコントローラ1640は、コンピューティングデバイス1600に接続する追加的な複数のデバイスのための接続ポイントを示し、これを介してユーザはシステムと相互作用し得る。例えば、コンピューティングデバイス1600に取り付けられ得るデバイスは、複数のマイクデバイス、スピーカ若しくはステレオシステム、ビデオシステム若しくは他のディスプレイデバイス、キーボード若しくはキーパッドデバイス、又はカードリーダ若しくは他の複数のデバイスのような特定のアプリケーションによって使用される他のI/Oデバイスを含み得る。
上述のように、I/Oコントローラ1640は、オーディオサブシステム1620及び/又はディスプレイサブシステム1630と相互作用することが出来る。例えば、マイク、又は他のオーディオデバイスを介した入力は、コンピューティングデバイス1600の1若しくは複数のアプリケーション又は機能についての入力又はコマンドを提供することが出来る。さらに、オーディオ出力は、ディスプレイ出力の代わりに、又はディスプレイ出力に加えて提供されることが出来る。別の例において、ディスプレイサブシステム1630がタッチスクリーンを含む場合、ディスプレイデバイスは、入力デバイスとしてもまた機能する。これは、I/Oコントローラ1640によって少なくとも部分的に管理されることが出来る。I/Oコントローラ1640により管理される複数のI/O機能を提供すべく、コンピューティングデバイス1600上に追加的な複数のボタン又はスイッチもまた、存在することが出来る。
幾つかの実施形態において、I/Oコントローラ1640は、複数の加速度計、カメラ、光センサ若しくは他の環境センサ、又はコンピューティングデバイス1600に含まれることが出来る他のハードウェアのような複数のデバイスを管理する。この入力は、ユーザによる直接の相互作用、並びに、(ノイズのフィルタリング、明るさ検出用にディスプレイを調整すること、カメラにフラッシュを適用すること、又は他の複数の特徴のような)システムの複数の動作に影響を与えるべく、システムに対する環境入力を提供することの一部であることが出来る。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイス1600は、バッテリ電力使用、バッテリの蓄電、及び省電力化動作に関連する複数の特徴を管理する電力管理1650を含む。メモリサブシステム1660は、コンピューティングデバイス1600中に情報を格納するための複数のメモリデバイスを含む。メモリは、(メモリデバイスへの電力が遮断された場合にも状態が変化しない)不揮発性の、及び/又は(メモリデバイスへの電力が遮断された場合には状態が不確定である)揮発性の複数のメモリデバイスを含むことが出来る。メモリサブシステム1660は、アプリケーションデータ、ユーザデータ、複数の音楽、写真、文書、又は他のデータ、並びにコンピューティングデバイス1600の複数のアプリケーション及び機能の実行に関連する、(ロングタームであろうと、一時的であろうと)システムデータを格納することが出来る。
複数の実施形態の複数のエレメントはまた、コンピュータ実行可能な複数の命令(例えば、本明細書にて説明される任意の他の複数の処理を実装するための複数の命令)を格納するための機械可読媒体(例えば、メモリ1660)としても提供される。機械可読媒体(例えば、メモリ1660)は、これらに限定はされないが、フラッシュメモリ、光ディスク、CD−ROM、DVD ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気又は光カード、相変化メモリ(PCM)、若しくは、電子的又はコンピュータ実行可能な複数の命令を格納するのに適切な、他の複数のタイプの機械可読媒体を含んでよい。例えば、本開示の複数の実施形態は、通信リンク(例えばモデム又はネットワーク接続)を介した複数のデータ信号によって、リモートコンピュータ(例えばサーバ)から要求コンピュータ(例えばクライアント)へ転送され得るコンピュータプログラム(例えばBIOS)としてダウンロードされてよい。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイス1600は接続1670を有する。接続1670は、コンピューティングデバイス1600が外部デバイスと通信することを可能にするための、ハードウェアデバイス(例えば、無線及び/又は有線のコネクタ並びに通信ハードウェア)及びソフトウェアコンポーネント(例えばドライバ、プロトコルスタック)を含む。コンピューティングデバイス1600は、他のコンピューティングデバイス、無線アクセスポイント又は基地局、並びに、複数のヘッドセット、プリンタ又は他の複数のデバイスのような、周辺機器のような別個のデバイスであり得る。
接続1670は、複数の異なるタイプの接続を含むことが出来る。一般化するために、コンピューティングデバイス1600は、セルラー接続1672及び無線接続1674を有するように示される。セルラー接続1672は、GSM(登録商標)若しくはその変形あるいは派生物、CDMA(符号分割多重アクセス)若しくはその変形あるいは派生物、TDM(時分割多重化)若しくはその変形あるいは派生物、又は他の複数のセルラーサービス規格を介して提供されるもののような、複数の無線通信事業者によって提供された、セルラーネットワーク接続を一般的に指す。無線接続(又は無線インタフェース)1674は、セル方式ではなく、(Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信等のような)複数のパーソナルエリアネットワーク、(Wi−Fiのような)複数のローカルエリアネットワーク、及び/若しくは(WiMAX(登録商標)のような)複数の広域ネットワーク、又は他の無線通信を含むことが出来る無線接続を指す。
幾つかの実施形態において、コンピューティングデバイスは、周辺接続1680を含む。周辺接続1680は、周辺接続を形成するための複数のハードウェアインタフェース及びコネクタ、並びに、複数のソフトウェアコンポーネント(例えば、複数のドライバ、プロトコルスタック)を含む。コンピューティングデバイス1600は、他のコンピューティングデバイスへの周辺デバイス("to"1682)であり得、並びにそれに接続された周辺デバイス("from"1684)を有することの両方があり得ることが理解されるであろう。コンピューティングデバイス1600は、一般的に、コンピューティングデバイス1600上のコンテンツの管理(例えば、ダウンロード及び/若しくはアップロード、変更、同期)のような目的で、他のコンピューティングデバイスへ接続するための 「ドッキング」コネクタを有する。さらに、ドッキングコネクタは、コンピューティングデバイス1600が、例えば、視聴覚又は他のシステムへのコンテンツ出力を制御することを可能とする、特定の周辺機器へ、コンピューティングデバイス1600が接続することを可能とすることが出来る。
専有ドッキングコネクタ又は他の専有接続ハードウェアに加えて、コンピューティングデバイス1600は、共通又は規格ベースのコネクタを介して周辺接続1680を形成することが出来る。複数の共通タイプは、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ(多くの異なるハードウェアインタフェースのうちの任意のものを含むことが出来る)、ミニディスプレイポート(MDP)を含むディスプレイポート、高精細度マルチメディアインタフェース(HDMI(登録商標))、ファイヤワイヤ、又は他の複数のタイプを含むことが出来る。
本明細書における「一実施形態」、「1つの実施形態」、「幾つかの実施形態」又は「他の複数の実施形態」との言及は、複数の実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも幾つかの実施形態に含まれることを意味するが、必ずしも全ての実施形態に含まれることを意味するものではない。「一実施形態」、「1つの実施形態」、又は「幾つかの実施形態」という様々な表現は、必ずしも全て、同じ複数の実施形態を参照するものではない。明細書が、コンポーネント、特徴、構造、又は特性が含まれ「てよい」、含まれる「だろう」、又は含まれ「得る」と述べている場合、この特定のコンポーネント、特徴、構造、又は特性が含まれることが必須なわけではない。明細書又は特許請求の範囲で、「1つの」又は「一の」要素と言及する場合、これは、その要素が1つだけあることを意味するものではない。明細書又は特許請求の範囲が「追加の」要素に言及する場合、これは、この追加的な要素が1つよりも多くあることを除外しない。
さらに、複数の特定の特徴、構造、機能、又は特性は、1又は複数の実施形態において任意の適した態様で組み合わせられてよい。例えば、2つの実施形態と関連する特定の特徴、構造、機能、又は特性が、相互に排他的でない場合はどこでも、第1の実施形態が第2の実施形態と組み合わされてよい。
本開示が、それらの複数の特定の実施形態とともに説明されてきたものの、上記の説明を考慮すると、当業者には、このような複数の実施形態の多くの代替手段、修正形態及び変更形態が明らかであろう。本開示の複数の実施形態は、そのような代替手段、修正形態及び変形形態の全てが、添付の複数の請求項の広範な範囲内に含まれるように、それらを包含することが意図されている。
さらに、複数の集積回路(IC)チップ及び他の複数のコンポーネントとのよく知られたパワー/グランド接続は、図示及び説明を簡略化し、本開示を曖昧にしないように、提示される複数の図面内に示されても示されなくてもよい。さらに、複数の構成がブロック図の形式で示されてよい。これは、本開示を不明瞭にすることを回避するためであり、また、そのような複数のブロック図の構成の実装に関する詳述が、本開示が内部に実装されるべきプラットフォームに大きく依存しているという事実から見てのことである(即ち、そのような詳述は、十分、当業者の視野内のはずである)。本開示の例示の複数の実施形態を記載するために具体的な詳細(例えば、回路)が説明されるところでは、本開示が、これらの具体的な詳細に対する変形無しに、又は変形を伴って実施され得ることが当業者には明らかなはずである。それ故、この説明は、限定的ではなく例示的なものとみなされるべきである。
以下の複数の例は、さらに複数の実施形態に関する。複数の例における具体的事項は、1又は複数の実施形態の任意の箇所において使用されてよい。本明細書において説明される装置の全ての任意の特徴はまた、方法又は処理に関しても実装されてよい。
例えば、UEが実質的に同時にデータを受信及び送信可能か、又は同時に2つの異なる周波数でデータを受信可能かどうかを判断する第1のロジックと、第1のロジックからの判断に従って、DRX ON持続時間がDODに対して重なり合うようUEに対してDRX設定を設定する第2のロジックと、を備えるeNBが提供される。幾つかの実施形態において、第2のロジックは、DOD期間中にDRX ON持続時間の持続時間を、DODに実質的に等しくなるよう拡張すべく動作可能である。
幾つかの実施形態において、第2のロジックは、非DOD期間中に通常のDRX ON持続時間を適用するよう動作可能である。幾つかの実施形態において、DRX ON持続時間及びDRX非活動タイマ持続時間の合計がDODと実質的に等しくなるよう、第2のロジックは、DRX ON持続時間の持続時間及びDRX非活動タイマの持続時間を拡張するよう動作可能である。幾つかの実施形態において、第2のロジックは、UEがDRX ON持続時間にあること、DRX非活動タイマが実行していること、又はDRXショートサイクルがDOD中に実行していることのうちの1つに起因して、UEがアクティブになるよう、DRX設定を設定するよう動作可能である。
幾つかの実施形態において、eNBは、DOD開始時点の開始をロングDRXサイクルの終了と整合させるロジックを備える。幾つかの実施形態において、ロジックは、ロングDRXサイクルを形成し、発見周期は互いの整数倍である。幾つかの実施形態において、eNBは、DRXサイクルの開始に関連するオフセットを調整するロジックを備える。幾つかの実施形態において、eNBは、UEから発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスを受信するロジックを備える。幾つかの実施形態において、プリファレンスは、RRCメッセージIE、又はMAC CEのうちの1つにより受信される。幾つかの実施形態において、eNBは、ダウンリンクRRCメッセージにおいてUEのためのDRX設定を送信するロジックを備える。
別の例において、eNBは、UEが実質的に同時にデータを受信及び送信可能かどうかを判断する第1のロジックと、第1のロジックからの判断に従って、DRX ON持続時間ウインドウがDODウインドウと隣接するよう、UEに対しDRX設定を設定する第2のロジックとを備えるよう設けられる。幾つかの実施形態において、第2のロジックは、DODウインドウの前又は後にDRX ON持続時間ウインドウを調整するよう動作可能である。
幾つかの実施形態において、eNBは、発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスを、UEから受信するロジックを備える。幾つかの実施形態において、UEは、発見特定DRXとともに設定されるためにその必要性若しくはプリファレンスを特定又は決定可能である。幾つかの実施形態において、プリファレンスはRRCメッセージIE、又はMAC CEのうちの1つにより受信される。
別の例において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRX ON持続時間がDODに重なり合うよう、UEに対しDRX設定を設定する段階を含む処理を、1又は複数のプロセッサに実行させる、機械実行可能な命令を有するよう提供される。幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、UEが実質的に同時にデータを受信又は送信することが可能かどうか、又は同時に2つの異なる周波数でデータを受信することが可能かどうかを判断する段階、並びに判断に従ってDRX設定を設定する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。
幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRX ON持続時間の持続時間をDODに実質的に等しくなるよう拡張する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる更なる機械実行可能な複数の命令を有する。幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRX ON持続時間及びDRX非活動タイマ持続時間の合計が、DODに実質的に等しくなるよう、DRX ON持続時間の持続時間と、DRX非活動タイマの持続時間の持続時間とを拡張する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。
幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、ロングDRXサイクルの終了をDOD開始時点の開始と整合させる段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、ロングDRXサイクル及び発見周期を互いの整数倍になるように確立する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。
幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRXサイクルの開始に関連したオフセットを調整する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスをUEから受信する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。幾つかの実施形態において、プリファレンスは、RRCメッセージIE、又はMAC CEのうちの1つにより受信される。
別の例において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRC ON持続時間がDODと隣接するよう、UEに対しDRX設定を設定する段階を含む処理を、1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有するよう提供される。幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DODウインドウの前又は後に、DRX ON持続時間ウインドウを調整することを含む処理を、1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有するよう提供される。幾つかの実施形態において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、発見特定DRXによって設定されるためのプリファレンスをUEから受信する段階を含む処理を1又は複数のプロセッサに実行させる、更なる機械実行可能な複数の命令を有する。幾つかの実施形態において、プリファレンスは、RRCメッセージIE又はMAC CEのうちの1つにより受信される。
別の例において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRX ON持続時間がDODの開始の前に終了するよう、UEに対しDRX設定を設定する段階を含む処理を、1又は複数のプロセッサに実行させる、機械実行可能な命令を有するよう提供される。幾つかの実施形態において、UEが物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)をリッスンするよう動作可能でもなく、D2D発見信号を同時に受信又は送信するよう動作可能でもない場合は、DRX設定を設定する段階は、DRX ON持続時間がDODの開始の直前に終了するよう、DRX設定を設定する段階を有する。
別の例において、機械可読記憶媒体は、実行される場合、DRX ON持続時間がDODの終了の直後に開始するよう、UEに対しDRX設定を設定する段階を含む処理を、1又は複数のプロセッサに実行させる、機械実行可能な命令を有するよう提供される。幾つかの実施形態において、UEがPDCCHをリッスンするよう動作可能でもなく、D2D発見信号を同時に受信又は送信するよう動作可能でもない場合は、DRX設定を設定する段階は、DRX ON持続時間がDODの終了の直後に開始するよう設定する段階を有する。
別の例において、UEは、発見特定DRXによって設定されるためのその要求又はプリファレンスを特定すること又は決定することが可能な、第1のロジックと、プリファレンス又は要求をeNBに送信するための送信機とを提供される。幾つかの実施形態において、送信機は、実質的に同時にデータの送信が可能である。幾つかの実施形態において、UEは、実質的に同時にデータを受信可能な、又は2つの異なる周波数で同時にデータを受信可能な受信機を有する。幾つかの実施形態において、DRX設定は、DRX ON持続時間がDODの終了の直後に開始することを示す。
別の例において、装置は、DRX ON持続時間がDODに重なり合うよう、UEに対してDRX設定を構成する手段を提供される。幾つかの実施形態において、装置は、UEがデータを実質的に同時に受信及び送信することが可能かどうか、又は2つの異なる周波数でデータを同時に受信可能かどうかを判断し、判断に従って、DRX設定を設定するための手段を有する。幾つかの実施形態において、装置は、DRX ON持続時間の持続時間をDODに実質的に等しくなるように拡張するための手段を有する。幾つかの実施形態において、装置は、DRX ON持続時間及びDRX非活動タイマ持続時間の合計が、DODに実質的に等しくなるよう、DRX ON持続時間の持続時間及びDRX非活動タイマの持続時間を拡張するための手段を有する。
幾つかの実施形態において、装置は、ロングDRXサイクルの終了をDOD開始時点の開始と整合させるための手段を有する。幾つかの実施形態において、装置は、ロングDRXサイクル及び発見周期を互いに整数倍になるように確立するための手段を有する。幾つかの実施形態において、装置は、DRXサイクルの開始に関連したオフセットを調整するための手段を有する。幾つかの実施形態において、装置は、発見特定DRXによって構成されるプリファレンスをUEから受信するための手段を有する。幾つかの実施形態において、プリファレンスはRRCメッセージIE、又はMAC CEのうちの1つにより受信される。
別の例において、DRC ON持続時間がDODと隣接するよう、UEに対して、DRX設定を設定するための手段を有する装置が、提供される。幾つかの実施形態において、装置は、DODウインドウの前又は後にDRX ON持続時間ウインドウを調整するための手段を有する。幾つかの実施形態において、装置は、発見特定DRXによって構成されるプリファレンスをUEから受信するための手段を有する。幾つかの実施形態において、プリファレンスは、RRCメッセージIE、又はMAC CEのうちの1つにより受信される。
本技術的開示の本質及び趣旨を読者が確認出来るようにする要約が提供される。要約は、特許請求の範囲又は意味を、限定するために使用されることがないとの理解のもとに提出されている。以下の特許請求の範囲は、本明細書における発明を実施するための形態に組み込まれ、各請求項は別個の実施形態としてそれ自身で成立している。