JP6321350B2 - 上下2段式ブラインド - Google Patents
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Description
このように、機能面とともにデザイン性も重視したブラインドとして、中間バーの上下に遮蔽材がそれぞれ配設される上下2段式ブラインドが知られている(特許文献1参照)。このような上下2段式ブラインドでは、上下の遮蔽材に同種のものを組み合わせたり、異種のものを組み合わせたりして1つのブラインドを構成するため、上下の遮蔽材の外観や風合いの違いによる意匠の多様化を可能としている。
例えば、上側の遮蔽材にハニカムスクリーンを用い、下側の遮蔽材にプリーツスクリーンを用いることにより、デザイン性が向上するとともに、ハニカムスクリーンを用いることにより断熱性が格別に向上するという機能面での効果も得られる。
本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
第1の実施形態に係る上下2段式ブラインドについて、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、上下2段式ブラインドの正面図である。図2は、上下2段式ブラインドの側面図である。図3は、ハニカムスクリーンを畳み込み、プリーツスクリーンを展開した状態を示す正面図である。図4は、ハニカムスクリーンを展開し、プリーツスクリーンを畳み込んだ状態を示す正面図である。図5は、プリーツスクリーン及びハニカムスクリーンの両方を畳み込んだ状態を示す正面図である。
ヘッドボックス120は、図1(a)に示したように、長尺な箱型に構成されており、これのほぼ全長にわたってプリーツスクリーン130の上端部が連結される。ヘッドボックス120内には上述の駆動装置190が設けられている。
プリーツスクリーン130は、上下方向に複数のプリーツが畳み込み及び展開可能に形成されてなり、各プリーツ131には、上述の昇降コード170及び調光コード180が挿通する挿通孔132が形成されている。また、プリーツスクリーン130の上端は幅方向全長にわたってヘッドボックス120に連結されており、プリーツスクリーン130の下端は、幅方向全長にわたって中間バー140の上面141に連結されている。プリーツスクリーン130の背面側には、図2(a)に示したように、ヘッドボックス120と中間バー140とを連結するピッチコード133と、各プリーツ131に一対一に対応し、ピッチコード133と昇降コード170とを連結する複数のループコード134とが設けられ、これらによって展開時におけるプリーツ131のピッチが保持されている。各ループコード134同士は、プリーツ131と同じピッチで配設されている。
中間バー140は、長尺な直方体状であり、上述の昇降コード170が挿通する図示していない挿通孔が上下方向に貫通している。中間バー140の下面142には、ハニカムスクリーン150の上端が幅方向全長にわたって連結されている。
ハニカムスクリーン150は、断面6角形の筒状のセルが上下方向に連結されて畳み込み及び展開可能に形成されてなり、各セル151の上下面には、上述の昇降コード170が挿通する図示していない挿通孔が形成されている。ハニカムスクリーン150の下端は幅方向全長にわたってボトムレール160に連結されている。
ボトムレール160は、長尺な直方体状であり、前後方向及び幅方向において中間バー140と同じ大きさに構成されている。
昇降コード170は、一端がヘッドボックス120内の駆動装置190に連結されており、他端がヘッドボックス120から垂下している。そして、ヘッドボックス120から垂下した他端は、プリーツスクリーン130の各プリーツ131の挿通孔132、中間バー140の挿通孔、及びハニカムスクリーン150の各セル151の挿通孔、をそれぞれ上方から下方に向かって順次挿通して、ボトムレール160に連結されている。これにより、ボトムレール160は昇降コード170によって昇降可能に吊下げ支持される。
調光コード180は、一端がヘッドボックス120内の駆動装置190に連結されており、他端がヘッドボックス120から垂下している。そして、ヘッドボックス120から垂下した他端は、プリーツスクリーン130の各プリーツ131の挿通孔132を上方から下方に向かって順次挿通して、中間バー140に連結されている。これにより、中間バー140は調光コード180によって昇降可能に吊下げ支持される。
駆動装置190は、図2(a)に示したように、ヘッドボックス120の前後方向に並設される第1回転軸191及び第2回転軸192と、第1回転軸191が一体に回転するように貫通する第1巻取ドラム193と、第2回転軸192が一体に回転するように貫通する第2巻取ドラム194と、図1(a)に示したように、第1回転軸191及び第2回転軸192のそれぞれに設けられ、これらの回転を拘束するストッパ195、195(なお、第2回転軸192のストッパ195は第1回転軸191のストッパ195により図1(a)では見えない)と、ヘッドボックス120の一端部近傍に設けられ、操作力が伝達される回転軸を第1回転軸191と第2回転軸192との間で切換えるコントロールユニット197と、第1回転軸191及び第2回転軸192のそれぞれに設けられ、これらの回転を減速するブレーキ196(なお、第2回転軸192のブレーキは第1回転軸191のブレーキ196により図1(a)では見えない)と、コントロールユニット197を介して第1回転軸191又は第2回転軸192に回転を伝達するプーリ198と、プーリ198に巻き掛けられてヘッドボックス120から垂下され、プーリ198の回転駆動を操作する操作部としての操作チェーン199と、第1回転軸191に設けられ、第1回転軸191と第2回転軸192とを独立的に回転させる単独状態と、連動して回転させる連動状態とに切替可能な連動機構200と、を備える。
図1(a)に示す状態からプリーツスクリーン130を展開してハニカムスクリーン150を畳み込む場合、操作チェーン199を操作して第2回転軸192を所定の方向に回転させ、図示しない第2回転軸192のストッパ195を解除する。これにより、第2回転軸192はストッパ195の拘束から解除されて回転が自由になり、中間バー140の自重によって第2巻取ドラム194が調光コード180を巻解き、調光コード180の他端とともに中間バー140が下降していく。よって、ハニカムスクリーン150が上方から下方に向かって順次畳み込まれていく。そして、図3に示したように、ハニカムスクリーン150を完全に畳み込むと、プリーツスクリーン130のみが展開した状態になる。この後、操作チェーン199の操作を終了すると、ストッパ195によって第2回転軸192の回転が拘束され、プリーツスクリーン130のみが展開した状態が保持される。
第2の実施形態に係る上下2段式ブラインドについて、図6を参照しながら説明する。本実施形態の上下2段式ブラインドは、上記第1の実施形態に係る上下2段式ブラインドのうち、プリーツスクリーン130のプリーツ131の前後幅A及びピッチXとハニカムスクリーン150のセル151の前後幅B及びピッチYに特徴を有するものである。本実施形態では、プリーツ131の前後幅A及びピッチXとセル151の前後幅B及びピッチYについてのみ説明をすることとし、その他の部分については、上記第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
第3の実施形態に係る上下2段式ブラインドについて、図7を参照しながら説明する。本実施形態の上下2段式ブラインドは、上記第1の実施形態に係る上下2段式ブラインドのうち、プリーツスクリーン130のプリーツ131の前後幅A及びピッチXとハニカムスクリーン150のセル151の前後幅B及びピッチYに特徴を有するものである。本実施形態では、プリーツ131の前後幅A及びピッチXとセル151の前後幅B及びピッチYについてのみ説明をすることとし、その他の部分については、上記第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
131 プリーツ
140 中間バー
150 ハニカムスクリーン(遮蔽材)
151 セル
Claims (3)
- 中間バー(140)の上下にそれぞれ異なる遮蔽材(130、150)が配設される上下2段式ブラインドにおいて、
前記上下の遮蔽材のうち、一方が上下方向に複数のプリーツ(131)が畳み込み及び展開可能に形成されてなるプリーツスクリーン(130)であり、他方が断面6角形の筒状のセル(151)が上下方向に連結されて畳み込み及び展開可能に形成されてなるハニカムスクリーン(150)であり、
前記プリーツスクリーン及びハニカムスクリーンを展開した状態で、前記プリーツスクリーンの前記プリーツのピッチと前記ハニカムスクリーンの前記セルのピッチとがほぼ同じとなるように、前記プリーツスクリーン及び前記ハニカムスクリーンを畳み込んだ状態で、前記プリーツの前後幅を前記セルの前後幅よりも小さく形成することを特徴とする上下2段式ブラインド。 - 前記プリーツスクリーン及び前記ハニカムスクリーンは、これらを畳み込んだ状態で、前記プリーツの前後幅が前記セルの前後幅の0.4〜0.8倍であり、これらを展開した状態で、前記プリーツのピッチが前記セルのピッチの0.7〜1.2倍であることを特徴とする請求項1記載の上下2段式ブラインド。
- 中間バー(140)の上下にそれぞれ異なる遮蔽材(130、150)が配設される上下2段式ブラインドにおいて、
前記上下の遮蔽材のうち、一方が上下方向に複数のプリーツ(131)が畳み込み及び展開可能に形成されてなるプリーツスクリーン(130)であり、他方が断面6角形の筒状のセル(151)が上下方向に連結されて畳み込み及び展開可能に形成されてなるハニカムスクリーン(150)であり、
前記プリーツスクリーン及び前記ハニカムスクリーンを畳み込んだ状態において、前記プリーツスクリーンの前記プリーツの前後幅と前記ハニカムスクリーンの前記セルの前後幅とがほぼ同じであり、
前記プリーツスクリーン及びハニカムスクリーンを展開した状態で、前記プリーツスクリーンの前記プリーツのピッチと前記ハニカムスクリーンの前記セルのピッチとがほぼ同じとなるように、前記プリーツスクリーンにおける上下方向に隣接する2つのプリーツ同士がなす開き角度を30°〜60°とすることを特徴とする上下2段式ブラインド。
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