JP6320894B2 - 背負式電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動作業機に対して電力を供給する電源装置と、その電源装置を背負うために使用されるハーネスとを備える背負式電源装置に関する。
これに関連する従来の背負式電源装置が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の背負式電源装置100は、図17に示すように、セルに充電された電力を剪定バサミや生垣バリカン等の電動作業機に供給する電源装置102と、その電源装置102を背負うためのハーネス104とを備えている。ハーネス104は、作業者の背部に配置される背面板105と、前記背面板105を作業者の背部に保持する肩掛けベルト106と、腰ベルト107等から構成されている。
特開2011−216304号公報
上記した背負式電源装置100では、電源装置102は、一般的に、複数のネジ(図示省略)によりハーネス104の背面板105に固定される。このため、電源装置102をハーネス104の背面板105に固定したり、背面板105から取外すのに手間が掛かる。また、電源装置102とハーネス104の背面板105との間で上下の位置調整ができないため、例えば、肩掛けベルト106の上部に設けられた吊りベルト(図示省略)で電源装置102の上部を吊り支持する際に、吊りベルトを緩みなく張るのが難しい。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ハーネスの背面板に対する電源装置の固定、及び取外しを容易にするとともに、吊りベルトを緩みなく張れるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、電動作業機に対して電力を供給する電源装置と、その電源装置を背負うために使用されるハーネスとを備える背負式電源装置であって、前記ハーネスは、作業者の背部に配置される背面板と、前記背面板を作業者の背部に保持する肩掛けベルトとを備えており、前記ハーネスの背面板と、その背面板に合わせられる電源装置の前面とのいずれか一方には、軸部と、軸部の先端に形成されて、その軸部よりも大径の頭部とを備える複数の連結ピンが突出した状態で設けられており、前記ハーネスの背面板と電源装置の前面とのいずれか他方には、前記複数の連結ピンに対応する位置に、各々の連結ピンが通される複数の長穴が形成されており、前記長穴は、その長穴の一端部に形成されて、前記連結ピンの頭部が挿通可能な挿入部と、その長穴の他端部に形成されて、前記連結ピンの頭部が挿通不能で、軸部が挿通可能な固定部と、前記挿入部と固定部とをつなぎ、前記連結ピンの頭部が挿通不能で、前記軸部を径方向にガイド可能なガイド部とを備えており、前記ガイド部には、前記連結ピンの軸部を介して前記電源装置の重量を受けられるように構成された保持部が設けられている。
本発明によると、各々の連結ピンの頭部を対応する長穴の挿入部に挿通し、電源装置と背面板とを相対移動させて連結ピンの軸部を長穴のガイド部を経由して固定部まで移動させることで、連結ピンの頭部が長穴の周縁に掛かり、電源装置が背面板に固定される。このため、電源装置を複数のネジ等により背面板に固定する場合と比較して背面板に対する電源装置の固定、及び取外しが容易になる。また、前記長穴のガイド部には、前記連結ピンの軸部を介して前記電源装置の重量を受けられる保持部が設けられている。このため、連結ピンの軸部が長穴(ガイド部)の保持部の位置にある状態で、電源装置を背面板に仮固定できる。この状態で、例えば、肩掛けベルトの上部に設けられた吊りベルトで電源装置の上部を吊り支持すれば、この後、連結ピンの軸部を長穴(ガイド部)の保持部から固定部まで移動させることで、前記吊りベルトを緩みなく張ることができる。
請求項2の発明によると、長穴のガイド部に設けられた保持部は、前記ガイド部の幅寸法を狭めるように構成された凸部であり、前記連結ピンの軸部が前記ガイド部の凸部を通過する方向に所定以上の力を受けたときに、前記連結ピンの軸部は前記凸部を通過できるように構成されている。このため、連結ピンの軸部が長穴(ガイド部)の凸部の位置で保持された状態から意識的に力を加えて電源装置と背面板とを相対移動させることで、連結ピンの軸部が長穴の凸部を通過できるようになる。
請求項3の発明によると、長穴のガイド部が略円弧状に形成されている。このため、連結ピンの軸部に対して電源装置の重量が加わった場合でも、連結ピンの軸部が長穴のガイド部を比較的ゆっくりと移動できるようになる。
請求項4の発明によると、長穴のガイド部は、縦方向に延びる縦ガイド部と横方向に延びる横ガイド部とを備えており、前記横ガイド部が前記保持部として機能する。このため、背面板と電源装置とを横方向に相対移動させるだけで、連結ピンの軸部がガイド部の横ガイド部(保持部)を通過できるため、連結ピンの軸部がガイド部の保持部を通過する際に意識的に大きな力を加える必要がない。
請求項5の発明によると、電源装置の前面に連結ピンが設けられて、前記ハーネスの背面板に長穴が設けられており、前記長穴には、上端位置に挿入部が形成されて、下端位置に固定部が形成されている。このため、電源装置の重量を利用して連結ピンの軸部を背面板の長穴の固定部まで移動させ、連結ピンの軸部を確実に長穴の固定部に保持できる。
請求項6の発明によると、各々の長穴の挿入部に各々の連結ピンの頭部が挿通された状態で、前記背面板と前記電源装置とを相対回動させることで前記背面板と前記電源装置とが連結するように、各々の長穴が設けられている。
請求項7の発明によると、ハーネスの背面板の右端部と右側の肩掛けベルト、あるいは前記背面板の左端部と左側の肩掛けベルトには、前記電動作業機を吊り支持するベルトのフックが掛けられるフック受け部が設けられている。即ち、ハーネスの片側で、電動作業機をベルトによって吊り支持できるようになる。このため、ハーネスと電動作業機とがベルトを介してつながっている状態で、前記ハーネスを身体から外すことが可能になる。
本発明によると、ハーネスの背面板に対する電源装置の固定、及び取外しが容易になるとともに、吊りベルト等の緩みもなくすことができる。
本発明の実施形態1に係る背負式電源装置の全体斜視図である。 前記背負式電源装置のハーネスの背面板を前方から見た正面図である。 図2のIII矢視拡大図(連結ピン省略)である。 電源装置をハーネスの背面板に固定する途中を表す縦断面図(図2のIV-IV矢視断面図)である。 前記電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す正面図である。 前記電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す縦断面図(図4のVI矢視部の拡大分解図)である。 電源装置をハーネスの背面板に固定した状態を表す縦断面図である。 前記電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す正面図である。 前記電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す縦断面図(図7のIX矢視拡大図)である。 変更例に係る電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す正面図(固定前)である。 変更例1に係る電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す正面図(固定後)である。 変更例2に係る電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す正面図である。 変更例3に係る電源装置の連結ピンとハーネスの背面板の長穴との関係を表す正面図である。 その他の変更例に係る背面板の長穴を表す正面図である。 前記ハーネスのフック受け部等を表す側面図である。 刈払機と、その刈払機を吊る吊りベルトとを表す斜視図である。 従来の背負式電源装置の模式側面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図16に基づいて、本発明の実施形態1に係る背負式電源装置10の説明を行なう。本実施形態に係る背負式電源装置10は、セルの電力を電動作業機である刈払機50(図16参照)に供給する装置であり、作業者が背負って持ち運べるように構成されている。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、背負式電源装置10の電源装置20を起立させた状態(背負った状態)における前後左右、及び上下に対応している。
<背負式電源装置10の概要、及び電源装置20について>
背負式電源装置10は、図1に示すように、電源装置20と、その電源装置20を背負うためのハーネス30とから構成されている。電源装置20は、複数本のセル(図示省略)と、前記セルの充放電を制御する電気回路(図示省略)とを収納する箱形樹脂製のケース21を備えている。また、電源装置20は、ケース21から引き出された出力ケーブル23を備えており、その出力ケーブル23の先端に刈払機50の電源接続部52(図16参照)に接続されるアダプタ24が設けられている。
電源装置20のケース21の前面21f(以下、ケース前面21fという)には、図2等に示すように、左右の端縁の上部と中央部と下部とに、ハーネス30の背面板32(後記する)との連結に使用される連結ピン22が設けられている。連結ピン22は、図6に示すように、ケース21に埋め込まれる固定部22cと、ケース前面21fから突出する軸部22jと、その軸部22jの先端に設けられた円板状の頭部22hとから構成されている。ここで、ケース前面21fからの軸部22jの突出寸法は、ハーネス30の背面板32の厚み寸法よりも一定寸法だけ大きな値に設定されている。即ち、ケース前面21fが本発明の電源装置の前面に相当する。
前記連結ピン22の固定部22cと軸部22jと頭部22hとは同軸に設けられており、固定部22cより軸部22jが大径に、軸部22jより頭部22hが大径に形成されている。また、電源装置20のケース21の上部には、図1、図2に示すように、左右両側に吊りベルト38(後記する)のフック38fが掛けられる受け部21uが設けられている。
<ハーネス30について>
ハーネス30は、図1に示すように、電源装置20を背負うための背負子であり、電源装置20のケース21が固定される背面板32と、左右の肩掛けベルト34と、腰ベルト36と、前記左右の吊りベルト38とを備えている。前記吊りベルト38は、上端部が肩掛けベルト34の上部に固定されており、下端部に連結されたフック38fが電源装置20のケース21の受け部21uに掛けられるように構成されている。即ち、肩掛けベルト34の上部に設けられた吊りベルト38によって電源装置20のケース21が上方から吊り支持されるようになる。
<ハーネス30の背面板32について>
ハーネス30の背面板32は、図2〜図6に示すように、作業者の背部に配置される略角形の板であり、電源装置20のケース前面21fとほぼ等しい形状に成形されている。さらに、背面板32の前面側には、図2、図4に示すように、左右の肩掛けベルト34と一体化された主背面パッド34bと、腰ベルト36と一体化された下部背面パッド36yとが連結されている。また、背面板32には、図2に示すように、ケース前面21fに設けられた連結ピン22と対応する位置に各々の連結ピン22が挿通される長穴40が形成されている。
背面板32の長穴40は、図2に示すように、六個の長穴40が等しい形状に成形されて、各々の長穴40が縦向きに配置されている。長穴40の上端部には、図3に示すように、ケース21の連結ピン22の頭部22hが挿通可能な略円形の挿入部43が形成されている。また、長穴40の下端部には、連結ピン22の頭部22hが挿通不能で、軸部22jが挿通可能な略半円形の固定部45が形成されている。さらに、長穴40の挿入部43と固定部45の間は、両者43,45をつなぐ円弧穴状のガイド部47となっている。ガイド部47は、図8に示すように、連結ピン22の軸部22jを径方向にガイド可能に構成されており、前記ガイド部47の途中位置にそのガイド部47の幅寸法を若干狭めるための凸部47tが形成されている。そして、凸部47tにより狭められたガイド部47の幅寸法が連結ピン22の軸部22jの径寸法よりも若干小さな値に設定されている。また、凸部47t以外の位置のガイド部47の幅寸法が前記軸部22jの径寸法とほぼ等しい値(軸部22jが挿通可能な値)に設定されている。
上記構成により、背面板32の長穴40の挿入部43にケース21の連結ピン22が挿通されると、連結ピン22の頭部22hは背面版32の前側に突出して軸部22jが長穴40内に配置される。そして、連結ピン22の軸部22jはガイド部47に沿って下移動が可能になる。このとき、連結ピン22の頭部22hは背面版32の前側から長穴40のガイド部47の周縁に係合する。この状態で、連結ピン22の軸部22jが長穴40(ガイド部47)の凸部47tの位置まで到達すると、その軸部22jはこの位置で停止する。即ち、背面板32に対してケース21が仮固定される。さらに、この状態から連結ピン22の軸部22jに対して長穴40(ガイド部47)の凸部47tを通過する方向に所定以上の力を加えると、軸部22jは長穴40(ガイド部47)の凸部47tを通過して、固定部45の位置まで下移動するようになる。ここで、前記所定の力は、[電源装置20の重量]÷[連結ピン22の数(6本)]にほぼ等しい値に設定されている。
<ハーネス30の背面板32に対する電源装置20(ケース21)の取付けについて>
ハーネス30の背面板32に電源装置20のケース21を取付けるには、図4〜図6に示すように、背面板32の各々の長穴40に対してケース前面21fに設けられた各々の連結ピン22を位置あわせし、長穴40の挿入部43に連結ピン22を挿入する。そして、ケース前面21fを背面板32に面接触させる(図4参照)。この状態で、各々の連結ピン22の頭部22hは背面板32の前側に突出するようになる。
次に、ハーネス30の背面板32と電源装置20とを立てた状態で、電源装置20の重量を利用して、その電源装置20のケース21を背面板32に対して下方に変位させる。これにより、ケース21の連結ピン22の軸部22jが、図8に示すように、背面板32の長穴40のガイド部47に沿って下降するようになる。このとき、連結ピン22の頭部22hは背面板32の前面側からガイド部47の周縁に係合するため、ケース21と背面板32との連結は確保される。そして、ケース21の連結ピン22の軸部22jが背面板32の長穴40(ガイド部47)に形成された凸部47tの位置に到達した段階で、背面板32に対する電源装置20(ケース21)の下方移動が停止する。即ち、背面板32に対して電源装置20(ケース21)が仮固定される。
この状態で、図7に示すように、左右の吊りベルト38のフック38fをそれぞれケース21の左右の受け部21uに掛け、左右の吊りベルト38が張るように左右の吊りベルト38の長さ調整を行なう。次に、ケース21の連結ピン22の軸部22jが背面板32の長穴40(ガイド部47)の凸部47tを通過できるように、ケース21に対して下方に所定の力を加える。これにより、図8、図9に示すように、ケース21の連結ピン22の軸部22jが背面板32の長穴40(ガイド部47)の凸部47tを通過し、背面板32に対してケース21が下方に移動する。そして、連結ピン22の軸部22jが長穴40の固定部45と嵌合した状態で、背面板32に対するケース21の下方移動が停止し、ハーネス30の背面板32に対する電源装置20(ケース21)の取付けが完了する。このように、左右の吊りベルト38の長さ調整を行なった位置から、ケース21を背面板32に対して長穴40の凸部47tから固定部45までの高さ寸法分だけ下方に移動させることが可能になる。このため、左右の吊りベルト38にさらに張力が加わり、吊りベルト38が緩み難くなる。即ち、前記長穴40(ガイド部47)の凸部47tが本発明のガイド部の保持部に相当する。
<本実施形態に係る背負式電源装置10の長所について>
本実施形態に係る背負式電源装置10によると、電源装置20(ケース21)の各連結ピン22の頭部22hを背面板32の対応する長穴40の挿入部43に挿通し、電源装置20(ケース21)と背面板32とを相対移動させて連結ピン22の軸部22jを長穴40のガイド部47経由で固定部45まで移動させる。これにより、連結ピン22の頭部22hが長穴40の周縁に掛かり、電源装置20(ケース21)が背面板32に固定される。このため、電源装置20(ケース21)を複数のネジ等により背面板32に固定する場合と比較して背面板32に対する電源装置20の固定、及び取外しが容易になる。また、背面板32の長穴40のガイド部47には、連結ピン22の軸部22jを介して電源装置20の重量を受けられる凸部47t(保持部)が設けられている。このため、連結ピン22の軸部22jが長穴40(ガイド部47)の凸部47t(保持部)の位置にある状態で、電源装置20を背面板32に仮固定できる。この状態で、肩掛けベルト34の上部に設けられた吊りベルト38により電源装置20(ケース21)の上部を吊り支持すれば、この後、電源装置20の連結ピン22の軸部22jを背面板32の長穴40の固定部45まで移動させることで、吊りベルト38を緩みなく張ることができる。
また、長穴40のガイド部47が略円弧穴状に形成されているため、連結ピン22の軸部22jに対して電源装置20の重量が加わった場合でも、連結ピン22の軸部22jが長穴40のガイド部47を比較的ゆっくりと移動できるようになる。また、背面板32の長穴40には上端位置に挿入部43が形成されて、下端位置に固定部45が形成されているため、電源装置20の重量を利用して連結ピン22の軸部22jを背面板32の長穴40の固定部45まで移動させ、連結ピン22の軸部22jを確実に長穴40の固定部45に保持できる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態では、図2等に示すように、ハーネス30の背面板32に形成された長穴40を全て同じ形状に成形し、背面板32と電源装置20(ケース21)とを上下方向に相対移動させることで、長穴40と連結ピン22とを係合させる例を示した。しかし、図10に示すように、各々の長穴40の挿入部43に各々の連結ピン22が挿入された後、背面板32と電源装置20(ケース21)とが回動中心Cの回りに相対回動することで連結ピン22と長穴40(固定部45)とが係合するように、各々の長穴40のガイド部(図番省略)の形状を設定することも可能である。また、図12、図13に示すように、長穴40を全て同じ円弧形状に成形し、背面板32と電源装置20(ケース21)とを上下左右に相対移動させながら長穴40と連結ピン22とを係合させる構成でも可能である。
また、図14の左端、中央、及び右端に示すように、長穴40のガイド部を縦ガイド部47sと横ガイド部47yとから横向きT字形、あるいは鉤形に形成することも可能である。これにより、横ガイド部47yの位置で連結ピン22の軸部22jを介して電源装置20の重量を受けられるようになる。即ち、ガイド部の横ガイド部47yがガイド部の保持部として働くようになる。
また、図14の左から二番目、右から二番目に示すように、長穴40のガイド部を縦ガイド部47sのみから形成し、縦ガイド部47sの途中位置、あるいは挿入部43との境界位置に縦ガイド部47sの幅寸法を狭める凸部47tを形成することも可能である。これにより、凸部47tの位置で連結ピン22の軸部22jを介して電源装置20の重量を受けられるようになる。即ち、縦ガイド部47sの凸部47tがガイド部の保持部として働くようになる。
<その他>
図15、図16に示すように、ハーネス30の背面板32の右端中央部と右側の肩掛けベルト34の胸位置には、刈払機50を吊り支持するベルト60のハーネス側フック65,66が掛けられるフック受け部32w,34wが設けられている。刈払機50のベルト60は、図15に示すように、V字形状で刈払機50を吊り支持するベルトである。ベルト60は、図15に示すように、長さ調整が可能なベルト本体61と、そのベルト本体61の長手方向両端にそれぞれ設けられたハーネス側フック65,66とを備えている。そして、ベルト本体61がコネクタ62の一端側に通されている。
コネクタ62は、一端側と他端側とを相互に連結したり、その連結解除できるように構成されている。そして、コネクタ62の他端側に刈払機側フック63が設けられている。このため、図16に示すように、ベルト60のコネクタ62を連結した状態で刈払機側フック63を刈払機50の止め輪55に掛け、ハーネス側フック65,66をそれぞれハーネス30のフック受け部32w,34wに掛けることで、ハーネス30の右側で刈払機50を吊り支持できるようになる。このように、ハーネス30の右側で刈払機50を吊り支持できるため、ハーネス30と刈払機50とをベルト60で連結した状態でハーネス30(背負式電源装置10)を身体から外すことが可能になる。なお、ハーネス30の背面板32の左端中央部と左側の肩掛けベルト34とにフック受け部32w,34wを設けることも可能である。
ここで、本実施形態では、電源装置20のケース前面21fに連結ピン22を設け、ハーネス30の背面板32に長穴40を設ける例を示したが、ケース前面21fに長穴40を設け、ハーネス30の背面板32に連結ピン22を設けることも可能である。また、本実施形態では、電動作業機として刈払機50を例示したが、電動作業機には、電動ヘッジトリマ、電動刈り払い機、電動芝刈り機、電動チェーンソー、電動レシプロソー、電動グラインダのみならず、電動マルノコ、電動ドリル、電動ドライバ等の電動工具も含むものとする。
10・・・・背負式電源装置
20・・・・電源装置
21・・・・ケース
21f・・・ケース前面(電源装置の前面)
22・・・・連結ピン
22j・・・軸部
22h・・・頭部
30・・・・ハーネス
32・・・・背面板
32w・・・フック受け部
34w・・・フック受け部
34・・・・肩掛けベルト
40・・・・長穴
43・・・・挿入部
45・・・・固定部
47・・・・ガイド部
47t・・・凸部(保持部)
47y・・・横ガイド部(保持部)
47s・・・縦ガイド部
50・・・・刈払機(電動作業機)
60・・・・ベルト

Claims (7)

  1. 電動作業機に対して電力を供給する電源装置と、その電源装置を背負うために使用されるハーネスとを備える背負式電源装置であって、
    前記ハーネスは、作業者の背部に配置される背面板と、前記背面板を作業者の背部に保持する肩掛けベルトとを備えており、
    前記ハーネスの背面板と、その背面板に合わせられる電源装置の前面とのいずれか一方には、軸部と、軸部の先端に形成されて、その軸部よりも大径の頭部とを備える複数の連結ピンが突出した状態で設けられており、
    前記ハーネスの背面板と電源装置の前面とのいずれか他方には、前記複数の連結ピンに対応する位置に、各々の連結ピンが通される複数の長穴が形成されており、
    前記長穴は、その長穴の一端部に形成されて、前記連結ピンの頭部が挿通可能な挿入部と、その長穴の他端部に形成されて、前記連結ピンの頭部が挿通不能で、軸部が挿通可能な固定部と、前記挿入部と固定部とをつなぎ、前記連結ピンの頭部が挿通不能で、前記軸部を径方向にガイド可能なガイド部とを備えており、前記ガイド部には、前記連結ピンの軸部を介して前記電源装置の重量を受けられるように構成された保持部が設けられている背負式電源装置。
  2. 請求項1に記載された背負式電源装置であって、
    前記長穴のガイド部に設けられた保持部は、前記ガイド部の幅寸法を狭めるように構成された凸部であり、前記連結ピンの軸部が前記ガイド部の凸部を通過する方向に所定以上の力を受けたときに、前記連結ピンの軸部は前記凸部を通過できるように構成されている背負式電源装置。
  3. 請求項2に記載された背負式電源装置であって、
    前記長穴のガイド部が略円弧状に形成されている背負式電源装置。
  4. 請求項1に記載された背負式電源装置であって、
    前記長穴のガイド部は、縦方向に延びる縦ガイド部と横方向に延びる横ガイド部とを備えており、前記横ガイド部が前記保持部として機能する背負式電源装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された背負式電源装置であって、
    前記電源装置の前面に連結ピンが設けられて、前記ハーネスの背面板に長穴が設けられており、
    前記長穴には、上端位置に挿入部が形成されて、下端位置に固定部が形成されている背負式電源装置。
  6. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された背負式電源装置であって、
    各々の長穴の挿入部に各々の連結ピンの頭部が挿通された状態で、前記背面板と前記電源装置とを相対回動させることで前記背面板と前記電源装置とが連結するように、各々の長穴が設けられている背負式電源装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された背負式電源装置であって、
    前記ハーネスの背面板の右端部と右側の肩掛けベルト、あるいは前記背面板の左端部と左側の肩掛けベルトには、前記電動作業機を吊り支持するベルトのフックが掛けられるフック受け部が設けられている背負式電源装置。
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