JP6320683B2 - 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)やLTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)では、半径数百メートルから数キロメートル程度の相対的に大きいカバレッジを有するマクロセルと重複して、半径数メートルから数十メートル程度の相対的に小さいカバレッジ有するスモールセル(ピコセル、フェムトセルなどを含む)が配置される無線通信システム(例えば、HetNet(Heterogeneous Network)ともいう)が検討されている(例えば、非特許文献1)。
かかる無線通信システムでは、マクロセルとスモールセルとの双方で同一の周波数帯を用いるシナリオ(例えば、co-channelともいう)や、マクロセルとスモールセルとで異なる周波数帯を用いるシナリオ(例えば、separate frequencyともいう)が検討されている。具体的には、後者のシナリオでは、マクロセルにおいて相対的に低い周波数帯(例えば、2GHz)を用い、スモールセルにおいて相対的に高い周波数帯(例えば、3.5GHzや10GHz)を用いることも検討されている。
ところで、LTEやLTEの後継システムでは、セル毎に異なるセルID(セル識別子)を用いて信号(物理チャネルによる送信信号や参照信号など)が生成される。このため、セル間の干渉をランダム化(inter-cell interference randomization)することができる。
しかしながら、マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて、各スモールセルにセルIDを割り当てようとすると、セルIDの不足により、スモールセル間でセルIDが衝突することが想定される。かかる場合、スモールセル間の干渉をランダム化できない恐れがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて、スモールセル間の干渉をランダム化することが可能な無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信方法は、マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、前記スモールセルを形成するスモール基地局において、ユーザ端末に固有の系列である第1端末固有識別子と、前記固有の系列と異なる系列の第2端末固有識別子とに基づいて構成される端末固有識別子を用いて、下り信号を生成する工程と、前記ユーザ端末に対して、前記下り信号を送信する工程と、前記ユーザ端末において、前記端末固有識別子を用いて、上り信号を生成する工程と、前記スモール基地局に対して、前記上り信号を送信する工程と、を有し、前記第2端末固有識別子の系列は、前記端末固有識別子が前記ユーザ端末に固有となるように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて、スモールセル間において干渉をランダム化することが可能な無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法を提供できる。
マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムの概念図である。 セルプラニングを容易化する無線通信システムの説明図である。 本発明の第1態様に係るUSIDの説明図である。 本発明の第1態様に係るUSIDの第1通知例を示すシーケンス図である。 本発明の第1態様に係るUSIDの第2通知例を示すシーケンス図である。 本発明の第1態様に係るUSIDの第3通知例を示すシーケンス図である。 本発明の第1態様に係るUSIDの第4通知例を示すシーケンス図である。 本発明の第2態様に係るCSI−RSのホッピングパターンの説明図である。 EPDCCHリソースの説明図である。 本発明の第3態様に係るEPDCCHリソースのホッピングパターンの説明図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るマクロ基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るスモール基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。 本発明の第1態様に係る第3通知例の説明図である。
図1は、マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムの概念図である。図1に示す無線通信システムでは、例えば、2GHz、800MHzなどの相対的に低い周波数(キャリア)F1が用いられるマクロセルMと、例えば、3.5GHz、10GHzなどの相対的に高い周波数(キャリア)F2が用いられるスモールセルSとが地理的に重複して配置される(separate frequency)。なお、図示しないが、マクロセルMとスモールセルSとで同一の周波数帯が用いられてもよい。
図1に示す無線通信システムは、マクロセルMを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)MeNBと、スモールセルSを形成する無線基地局(以下、スモール基地局という)SeNBと、マクロ基地局MeNBとスモール基地局SeNBと通信するユーザ端末UEとを含んで構成される。
また、図1に示すように、マクロ基地局MeNB(マクロセルM)とスモール基地局SeNB(スモールセルS)とは、X2インターフェースなどの相対的に低速(中遅延)の回線(Non-Ideal backhaul)で接続されてもよいし、光ファイバなどの相対的に高速(低遅延)の回線(Ideal backhaul)で接続されてもよい。また、スモール基地局SeNB(スモールセルS)間も、X2インターフェースなどの相対的に低速(中遅延)の回線(Non-Ideal backhaul)で接続されてもよいし、光ファイバなどの相対的に高速(低遅延)の回線(Ideal backhaul)で接続されてもよい。
また、図1に示す無線通信システムでは、キャリアアグリゲーション(CA)が行われる。キャリアアグリゲーションとは、複数のコンポーネントキャリア(CC、単に、キャリアともいう)を統合して広帯域を図ることをいう。各CCは、最大20MHzの帯域幅を有し、例えば、最大5つのCCを統合する場合、最大100MHzの広帯域が実現される。
具体的には、図1に示す無線通信システムでは、マクロセルMのCCと少なくとも一つスモールセルSのCCとを統合するシナリオが想定される。なお、マクロセルMのCC及びスモールセルSのCCは、それぞれ、プライマリCC(PCC)、セカンダリCC(SCC)と呼ばれてもよい。また、マクロセルM及びスモールセルSは、それぞれ、プライマリセル(Pセル)、セカンダリセル(Sセル)と呼ばれてもよい。
また、図1に示す無線通信システムでは、スモールセルSにおいて、新キャリアタイプ(NCT:New Carrier Type)を用いることができる。NCTとは、サブフレームの先頭最大3OFDMシンボルにおいて、物理下り制御チャネル(PDCCH)が配置されないキャリアである。NCTが用いられる場合、スモールセルSでは、物理下り共有チャネル(PDSCH)と周波数分割多重される拡張物理下り制御チャネル(EPDCCH)を用いて、下り制御情報(DCI)が送信されてもよい。
ところで、図1に示す無線通信システムにおいて、マクロセルMに加えて各スモールセルSにセルID(セル識別子)を割り当てる場合、スモールセルS間でセルIDが衝突し、スモールセルS間の干渉をランダム化できない恐れがある。ここで、セルIDは、504個の異なる系列であり、固定的にセルに割り当てられる。セルIDは、物理レイヤセルID(PCI:Physical layer Cell Identity)などと呼ばれもよい。この504個しかないセルIDの衝突を防ごうとすると、スモールセルSのセルプラニングが複雑化する。
そこで、図2に示すように、マクロセルMにおける通信にセルIDを利用する一方で、スモールセルSにおける通信にUSID(UE-specific Identity)を利用することが検討されている。ここで、USIDは、ユーザ端末UEに固有の系列であり、仮想セルID(Virtual Cell Identity)などとも呼ばれる。このUSIDをスモールセルSにおける通信に利用する場合、セルIDを利用する場合と比較してIDの衝突率を軽減できる。
具体的には、セルIDは、スモールセルSに固定的に割り当てられるため、セルプラニングに失敗すると、隣接スモールセルS間でセルIDが衝突し続けることになる。一方、USIDは、ユーザ端末UE毎に異なるため、隣接スモールセルS間におけるUSIDの衝突は、確率的となる。このため、スモールセルSにおける通信にUSIDを利用する場合、IDの衝突率を軽減でき、スモールセルS間のセルプラニングを簡易化できる。
一方で、リリース11(Rel−11)で規定されるUSIDは、504個である。図2に示すように、スモールセルSが密に配置される場合、隣接スモールセルS内に、504個以上のユーザ端末UEが接続することも想定される。かかる場合、隣接スモールセルSに位置するユーザ端末UE間でUSIDが衝突し、スモールセルS間の干渉を十分にランダム化できない恐れがある。
そこで、本発明者らは、マクロセルMに重複してスモールセルSが密に配置される無線通信システムにおいて、USIDを用いてスモールセルSにおける上り/下り信号が生成される場合に、スモールセルS間の干渉を十分にランダム化できる無線通信方法を検討し、本発明に至った。
本発明に係る無線通信方法では、スモール基地局SeNBが、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDを用いて下り信号を生成し、ユーザ端末UEに対して当該下り信号を送信する。ユーザ端末UEは、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDを用いて上り信号を生成し、スモール基地局SeNBに対して当該上り信号を送信する。
ここで、下り信号は、物理下りチャネルによる送信信号や下り参照信号などを含む。物理下りチャネルは、例えば、上述のPDSCHやEPDCCHなどであるが、これに限られない。また、下り参照信号は、例えば、PDSCHに関連づけられる端末固有参照信号(UE−Specific Reference Signal、DM−RS(Demodulation−Reference Signal)ともいう)や、EPDCCHに関連づけられる復調用参照信号(DM−RS(Demodulation−Reference Signal))、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information−Reference Signal)や、スモールセルSの検出用信号(DS:Discovery Signal)などであるが、これに限られない。
また、上り信号は、物理上りチャネルによる送信信号や上り参照信号などを含む。物理上りチャネルは、例えば、物理上り共有チャネル(PUSCH)や、物理上り制御チャネル(PUCCH)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)などであるが、これに限られない。また、上り参照信号は、例えば、PUSCH又はPUCCH用の復調用参照信号(DM−RS:Demodulation−Reference Signal)や、SRS(Sounding Reference Signal)などであるが、これに限られない。
本発明に係る無線通信方法によれば、スモールセルSにおいて、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDを用いて下り/上り信号が生成される。このため、隣接スモールセルSに位置するユーザ端末UE間におけるUSIDの衝突を防止でき、スモールセルS間の干渉を十分にランダム化できる。
(第1態様)
図3−図7を参照し、本発明の第1態様に係る無線通信方法を説明する。第1態様に係る無線通信方法では、第1USID(第1端末固有識別子)と第2USID(第2端末固有識別子)とに基づいて構成されるUSID(端末固有識別子)を用いて、下り/上り信号が生成される。
(USID)
図3は、第1態様に係る無線通信方法で用いられるUSIDの説明図である。図3に示すように、USIDは、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成される。第1USIDは、ユーザ端末UEに固有の系列であり、例えば、リリース11の504個の系列が用いられる。また、第2USIDは、X個(X<504、又は、X=504、又は、X>504)の系列である。第2USIDは、ユーザ端末UEに固有の系列に限られず、第1USIDとの演算結果がユーザ端末UEに固有の系列となればよい。
図3Aに示すように、下り/上り信号の生成に用いられるUSIDは、第1USIDと第2USIDを乗算(二重拡散)して構成される。これにより、USIDの系列数を504・X(X<504、又は、X=504、又は、X>504)個に増加させることができる。
なお、第1USIDと第2USIDとの演算方法は、乗算に限られるものではない。第1USIDと第2USIDとの演算により構成されるUSIDの系列数が、リリース11の504個よりも多くなれば、加算などでもよい。また、所定のパラメータなどが演算に用いられてもよい。
また、USIDは、第2USIDを「0」に設定する場合、リリース11のUSIDと一致するように構成されてもよい。かかる場合、USIDは、例えば、以下の(式1)で構成される。
(式1)
USID=第1USID+第2USID×第1のUSID数(504)
また、図3Bに示すように、第1USIDは、各下り/上り信号で独立に適用されてもよい。一方、第2USIDは、各下り/上り信号に共通に適用されてもよいし、グループ毎(例えば、下り/上りでグループ化)に共通に適用されてもよい。
例えば、図3Bにおいて、チャネル/信号#Aは、下り信号(例えば、EPDCCHによる送信信号)であり、チャネル/信号#Bは、他の下り信号(例えば、CSI−RS)であり、チャネル/信号#Aは、上り信号(例えば、DM−RS)であるものとする。かかる場合、複数の(異なる)チャネル/信号#A、#B、#Cに対して、504個の第1USIDの中からそれぞれ異なる第1USID#A、#B、#Cが選択されて適用される。一方、複数の(異なる)チャネル/信号#A、#B、#Cに対して、X個の第2USIDの中から共通の(同じ)第2USIDが選択されて適用される。
なお、図示しないが、第2USIDがグループ毎(ここでは、下り/上りでグループ化)に共通に適用される場合、下り信号であるチャネル/信号#A、#Bに対して共通の第2USIDが適用され、上り信号であるチャネル/信号#Cに対して、チャネル信号#A、#Bとは異なる第2USIDが適用されてもよい。
(USIDの通知例)
図4−7を参照し、第1態様に係る無線通信方法で用いられるUSIDの通知例を説明する。なお、図4−7では、図2に示すように、マクロセルM(マクロ基地局MeNB、Pセル)における通信にセルIDが利用され、スモールセルS(スモール基地局SeNB、Sセル)における通信にUSIDが利用されるものとするが、これに限られない。例えば、マクロセルMにおける通信にUSIDが利用されてもよい。また、マクロセルM(マクロ基地局MeNB、Pセル)、スモールセルS(スモール基地局SeNB、Sセル)は、それぞれ、送信ポイント(Transmission point)などであってもよい。
また、第1態様に係る無線通信方法において、第1USIDと第2USIDとに基づいてUSIDを構成するか否かは、スモールセルSにおける送信モード及び/又はキャリアタイプによって決定される。例えば、スモールセルSにおいてNCT(New Carrier Type)が適用(configure)される場合、第1USIDと第2USIDとに基づいてUSIDが構成されてもよい。また、PDCCHが配置されるキャリアタイプが適用される場合、第2USIDに基づかずにUSIDが構成されてもよい(リリース11のUSID)。
また、第1USIDと第2USIDとに基づいてUSIDを構成するか否かは、スモールセルSにおける送信モード及び/又はキャリアタイプなどによって、準静的(semi-static)又は動的(dynamic)に切り替えられてもよい。
以下では、第1USIDと第2USIDとに基づいてUSIDが構成される場合(図3参照)の通知例を説明する。なお、図4及び図5の通知例は、第2USIDに基づかずにUSIDが構成される場合(リリース11のUSIDが用いられる場合)にも、適用可能である。
(第1通知例)
図4は、USIDの第1通知例を示すシーケンス図である。第1通知例では、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSID(図3参照)が、マクロ基地局MeNB(Pセル)からユーザ端末UEに通知される。
図4に示すように、マクロ基地局MeNBは、ユーザ端末UEに対して、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSID(図3参照)を通知する(ステップS101)。具体的には、マクロ基地局MeNBは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを用いて、ユーザ端末UEに個別に通知する。
スモール基地局SeNBは、ステップS101でユーザ端末UEに通知されるUSIDを用いて、下り信号を生成する(ステップS102)。なお、下り信号の生成に用いられるUSIDは、マクロ基地局MeNBからスモール基地局SeNBに通知されてもよいし、予めスモール基地局SeNBに記憶されていてもよい。
具体的には、スモール基地局SeNBは、上記USIDに基づいて疑似ランダム系列(pseudo-random sequence、スクランブル系列)C(i)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいてCSI−RSを生成(スクランブル)してもよい。例えば、疑似ランダム系列C(i)は、(式2)を用いて初期化されてもよい。
Figure 0006320683
ここで、NID CSIは、上記USIDと等しい。なお、nは、無線フレーム内のスロット番号である。また、NCPは、ノーマルCP(Normal Cyclic Prefix)の場合、1が設定され、拡張CP(Extended Cyclic Prefix)の場合、0が設定される。
また、スモール基地局SeNBは、上記USIDに基づいてユーザ固有のスクランブル系列C(i)を初期化し、初期化されたスクランブル系列に基づいてEPDCCHによる送信信号を生成(スクランブル)してもよい。例えば、スクランブル系列C(i)は、(式3)を用いて初期化されてもよい。
Figure 0006320683
ここで、NID,m EPDCCHは、上記USIDと等しい。なお、nは、無線フレーム内のスロット番号である。また、mは、EPDCCHセット番号である。
また、スモール基地局SeNBは、上記USIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)C(i)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいてEPDCCHに関連づけられるDM−RSを生成(スクランブル)してもよい。例えば、疑似ランダム系列C(i)は、(式4)を用いて初期化されてもよい。
Figure 0006320683
ここで、NID,i EPDCCHは、上記USIDと等しい。なお、nは、無線フレーム内のスロット番号である。また、NID,i EPDCCHは、例えば、2である。
また、スモール基地局SeNBは、ステップS101でユーザ端末UEに通知されるUSIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)C(i)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいてPDSCHに関連づけられるDM−RSを生成(スクランブル)してもよい。例えば、疑似ランダム系列C(i)は、(式5)を用いて初期化されてもよい。
Figure 0006320683
ここで、NID (i)は、上記USIDと等しい。なお、nは、無線フレーム内のスロット番号である。また、NSCIDは、0又は1が設定される。
スモール基地局SeNBは、以上のように生成される下り信号を、ユーザ端末UEに送信する(ステップS103)。ユーザ端末UEは、マクロ基地局MeNBから通知されるUSIDを用いて下り信号の受信処理(デスクランブル)を行う。なお、USIDを用いて生成される下り信号は、上述のCSI−RS、EPDCCHによる送信信号、EPDCCH用のDM−RS、PDSCH用のDM−RSに限られない。例えば、PDSCHによる送信信号、スモールセルSの検出用信号(ディスカバリー信号)の生成に、USIDが用いられてもよい。
ユーザ端末UEは、マクロ基地局MeNBから通知されるUSIDを用いて、上り信号を生成する(ステップS104)。
具体的には、ユーザ端末UEは、上記USIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)C(i)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいてPUSCH用のDM−RSを生成(スクランブル)してもよい。例えば、疑似ランダム系列C(i)は、(式6)を用いて初期化されてもよい。
Figure 0006320683
ここで、NID, csh_DMRSは、上記USIDと等しい。
また、ユーザ端末UEは、ステップS101でマクロ基地局MeNBから通知されるUSIDに基づいて擬似ランダム系列(スクランブル系列)C(i)を初期化し、初期化された擬似ランダム系列に基づいて、PUSCH又はPUCCH用のDM−RSやPUCCHによる送信信号などにグループホッピングを適用してもよい。例えば、擬似ランダム系列C(i)は、(式7)を用いて初期化されてもよい。
Figure 0006320683
ここで、NID, RSは、ステップS101でマクロ基地局MeNBから通知されるUSIDと等しい。
ユーザ端末UEは、以上のように生成される上り信号を、スモール基地局SeNBに送信する(ステップS105)。スモール基地局SeNBは、上述のUSIDを用いて上り信号の受信処理(デスクランブル)を行う。なお、USIDを用いて生成される上り信号は、上述のDM−RSやPUCCHによる送信信号に限られない。例えば、SRSやPUSCHやPRACHによる送信信号の生成に、USIDが用いられてもよい。
第1通知例によれば、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDが、リリース11のUSID(第1USIDのみに基づいて構成されるUSID)と同様に、マクロ基地局MeNBから通知される。このため、USIDの拡張のための実装負荷を軽減しながら、スモールセルS間の干渉を十分にランダム化することができる。
(第2通知例)
図5は、USIDの第2通知例を示すシーケンス図である。第2通知例では、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSID(図3参照)が、スモール基地局SeNB(Sセル)からユーザ端末UEに通知される。
図5に示すように、スモール基地局SeNBは、ユーザ端末UEに対して、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDを通知する(ステップS201)。具体的には、スモール基地局SeNBは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを用いて、ユーザ端末UEに個別に、USIDを通知してもよい。
或いは、スモール基地局SeNBは、スモールセルSの検出用信号(ディスカバリー信号)の信号系列に括り付けて(リンクさせて)、USIDを通知してもよい。なお、USIDは、マクロ基地局MeNBからスモール基地局SeNBに通知されてもよいし、予めスモール基地局SeNBに記憶されていてもよい。
スモール基地局SeNBは、ステップS201でユーザ端末UEに通知されるUSIDを用いて、下り信号を生成する(ステップS202)。なお、ステップS202の詳細及びS203は、図4のステップS102及びS103と同様であるため、説明を省略する。
ユーザ端末UEは、スモール基地局SeNBから通知されるUSIDを用いて、上り信号を生成する(ステップS204)。なお、ステップS204の詳細及びS205は、図4のステップS104及びS105と同様であるため、説明を省略する。
第2通知例によれば、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDが、スモール基地局SeNBから通知される。このため、ユーザ端末UEは、マクロ基地局MeNBに接続せずとも、USIDを取得できる。この結果、スモールセルS間でハンドオーバを行う際の処理負荷を軽減しながら、スモールセルS間の干渉を十分にランダム化することができる。
なお、第1及び第2通知例(図4、5)は、リリース11のUSID(第1USIDのみに基づいて構成されるUSID)を用いる場合にも適用可能である。具体的には、図4のステップS101、図5のステップS201において、スモール基地局SeNBは、ユーザ端末UEに対して、リリース11のUSIDを通知してもよい。
(第3通知例)
図6は、USIDの第3通知例を示すシーケンス図である。第3通知例では、第1USIDは、マクロ基地局MeNB(Pセル)からユーザ端末UEに通知され、第2USIDは、スモール基地局SeNB(Sセル)から送信される検出用信号(ディスカバリー信号)に関連づけられる。
ここで、検出用信号はスモール基地局SeNBの消費電力を抑えるため、比較的長周期(例えば数百msec以上)で送信されてもよい。また、ユーザ端末UEについても消費電力を抑えるため、検出用信号を比較的長周期(例えば数秒以上)に受信してもよい。これによって、例えば基地局が消費電力を抑えるための間欠送信モード(Dormant mode)であっても、ユーザ端末が間欠受信モード(図17に示すようなIdle modeやDRX modeなど)であっても、検出用信号の受信が可能となる。
図17を参照し、検出用信号の受信例を説明する。図17において、Idle mode(又はIdle-like mode)(スモール基地局SeNB(スモールセルS)に接続していない状態)のユーザ端末UEは、active modeに移行する際に、検出用信号を受信して、スモール基地局SeNB(スモールセルS)を検出する(ケース1)。ケース1において、ユーザ端末UEは、スモール基地局SeNBからの検出用信号の受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告(measurement report)をマクロ基地局MeNBに送信する。これにより、検出したスモール基地局SeNB(スモールセルS)が、Sセルとして割り当てられる。
また、active mode(スモール基地局SeNB(スモールセルS)に接続しており、データトラヒックを有する状態)のユーザ端末UEは、所定周期で、検出用信号を受信する(ケース2)。また、DRX mode(スモール基地局SeNB(スモールセルS)に接続しており、データトラヒックを有しない状態)のユーザ端末UEは、例えば、active modeよりも長い周期で、検出用信号を受信する(ケース3)。ケース3において、スモール基地局SeNBは、間欠送信モード(Dormant mode)に移行してもよい。
また、Idle mode(又はIdle-like mode)(スモール基地局SeNB(スモールセルS)に接続していない状態、特に、D2D(Device to Device)通信を行う場合)のユーザ端末UEは、例えば、active modeよりも長い周期で、検出用信号を受信する(ケース4)。第3通知例では、ケース1−4などでユーザ端末UEに受信される検出用信号に、上述の第2USIDが関連づけられていてもよい。
図6を参照し、第3通知例のシーケンスを詳述する。図6に示すように、マクロ基地局MeNBは、ユーザ端末UEに対して、第1USIDを通知する(ステップS301)。具体的には、マクロ基地局MeNBは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを用いて、ユーザ端末UEに個別に通知する。
スモール基地局SeNBは、ユーザ端末UEに対して、第2USIDを通知する(ステップS302)。具体的には、スモール基地局SeNBは、図17を参照して説明したように検出される検出用信号(ディスカバリー信号)の信号系列に括り付けて(リンクさせて)、第2USIDを通知してもよい。或いは、スモール基地局SeNBは、第2USIDを報知してもよい。
なお、第2USIDは、マクロ基地局MeNBからスモール基地局SeNBに通知されてもよいし、予めスモール基地局SeNBに記憶されていてもよい。また、第1USIDも、マクロ基地局MeNBからスモール基地局SeNBに通知されてもよいし、予めスモール基地局SeNBに記憶されていてもよい。
スモール基地局SeNBは、上記第1USID及び第2USIDに基づいてUSIDを演算し、演算されたUSIDを用いて下り信号を生成する(ステップS303)。例えば、スモール基地局SeNBは、図3に示すように、第1USID及び第2USIDを乗算して、USIDを生成する。なお、ステップS303における下り信号の生成の詳細は、図4のステップS102と同様であるため、説明を省略する。
スモール基地局SeNBは、生成された下り信号を、ユーザ端末UEに送信する(ステップS304)。ユーザ端末UEは、マクロ基地局MeNBから通知される第1USIDとスモール基地局SeNBから通知される第2USIDに基づいてUSIDを演算し、演算されたUSIDに基づいて下り信号の受信処理(デスクランブル)を行う。例えば、ユーザ端末UEは、図3に示すように、第1USID及び第2USIDを乗算して、USIDを生成する。
ユーザ端末UEは、第1USIDと第2USIDとに基づいて演算されたUSIDを用いて、上り信号を生成する(ステップS305)。なお、ステップS305における上り信号の生成の詳細は、図4のステップS104と同様であるため、説明を省略する。
ユーザ端末UEは、生成された上り信号を、スモール基地局SeNBに送信する(ステップS306)。スモール基地局SeNBは、上述のように演算されたUSIDに基づいて下り信号の受信処理(デスクランブル、デマッピング)を行う。
第3通知例によれば、第1USIDがマクロ基地局MeNBから通知される一方、第2USIDがスモール基地局SeNBから通知される。これにより、例えば、スモールセルS間でハンドオーバする際におけるマクロセルMからの制御信号量を削減することができる。
(第4通知例)
図7は、USIDの第4通知例を示すシーケンス図である。第4通知例では、第1USIDは、マクロ基地局MeNB(Pセル)からユーザ端末UEに通知され、第2USIDは、マクロセルMのセルID(セル識別子)に関連づけられる。
図7に示すように、マクロ基地局MeNBは、ユーザ端末UEにおけるセルIDの検出に用いられる同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal、SSS:Secondary Synchronization Signal)を送信する(ステップS401)。ユーザ端末UEは、マクロ基地局MeNBから送信される同期信号に基づいて、セルIDを検出する。ユーザ端末UEは、セルIDに関連づけられる(括り付けられる、リンクされる)第2USIDを取得する。
また、マクロ基地局MeNBは、ユーザ端末UEに対して、第1USIDを通知する(ステップS402)。具体的には、マクロ基地局MeNBは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを用いて、ユーザ端末UEに個別に通知する。
なお、ステップS403−S406は、図6のステップS303−S306と同様であるため、説明を省略する。
第4通知例によれば、第2USIDがマクロセルMのセルIDに関連づけられるので、第2USIDを個別にユーザ端末UEに通知する必要がない。このため、USIDの通知に伴うシグナリング量を軽減できる。
(第2態様)
図8を参照し、本発明の第2態様に係る無線通信方法を説明する。第2態様に係る無線通信方法では、上記USIDを用いて生成されるCSI−RSが、ホッピングパターンに基づいてホッピングされる配置リソースにマッピングされる。なお、第2態様に係る無線通信方法において用いられるUSIDは、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDであってもよいし、リリース11のUSIDであってもよい。
CSI−RSは、CSI−RS構成(CSI Reference Signal configuration)が示す配置リソース(例えば、リソースエレメント)に、所定周期(例えば、5サブフレーム周期)で配置される。ここで、CSI−RS構成は、周波数リソース(サブキャリアk)と時間リソース(OFDMシンボルl)のシフト量(k’,l’)を示す。当該シフト量に基づいて、CSI−RSの配置リソースが決定される。例えば、リリース11のノーマルCP(Cyclic Prefix)の場合、32種類のCSI−RS構成#0−#31が定められる。なお、CSI−RS構成は、「CSI-RS Config.」、「Config.」などと呼ばれもよい。
かかるCSI−RS構成は、準静的(semi-static)に設定(configure)され、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングでユーザ端末UEに通知される。このため、スモールセルS間でCSI−RSの配置リソースの衝突が一度発生すると、新たなCSI−RS構成が再設定(re-configure)されるまでは、当該衝突が発生し続けてしまうことになる。この結果、CSI−RSについて、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を十分に得ることができない恐れがある。
そこで、第2態様に係る無線通信方法では、CSI−RS構成をホッピングパターンに従ってホッピングさせることで、スモールセルS間でのCSI−RSの配置リソースの衝突を防止する。この結果、CSI−RSについて、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を向上させることができる。
(CSI−RS構成のホッピングパターン)
図8は、CSI−RS構成のホッピングパターンを示す図である。図8では、CSI−RS構成(CSI-RS Config)#1が、上位レイヤシグナリングにより、ユーザ端末UEに通知(configure)されるものとする。なお、図8では、5サブフレーム周期でCSI−RSが配置されるものとするが、これに限られない。
図8に示すように、CSI−RS構成は、ホッピングパターンに従って、ホッピングされる。ここで、ホッピングパターンとは、時間に基づく関数によって定められるCSI−RS構成の組み合わせである。例えば、図8において、サブフレーム#0では、CSI−RS構成#1に基づいてCSI−RSが配置される。一方、サブフレーム#5では、CSI−RS構成#3に基づいてCSI−RSが配置される。また、サブフレーム#10では、CSI−RS構成#10に基づいてCSI−RSが配置される。このサブフレーム#0、#5、#10におけるCSI−RS構成の組み合わせ(#1、#3、#10)が、ホッピングパターンと呼ばれてもよい。
また、図8において、サブフレーム#0、#5、#10のそれぞれにおいて適用されるCSI−RS構成(Config.)は、(式8)により決定されてもよい。
(式8)
config.={Base_config.+h(t)} mod 32
ここで、Base_config.は、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングにより設定(configure)されるCSI−RS構成である。また、h(t)は、ホッピングパターンを示す関数であり、tは、時間(例えば、フレーム番号又はサブフレーム番号、図8では、サブフレーム番号)である。
(式8)では、同じホッピングパターンh(t)であっても、異なるBase_config.が割り当てられる場合、CSI−RSの配置リソースの衝突を回避できる。このため、スモールセルS間でCSI−RSを直交させることもできる。
また、図8において、ホッピングパターン(図8では、CSI−RS構成#1、#3、#10の組み合わせ)が適用される周期は、ホッピング周期とも呼ばれる。かかるホッピング周期は、サブフレーム(10msec)単位であってもよいし、無線フレーム(100msec)単位であってもよい。例えば、図8のホッピング周期は、5サブフレーム×3=15サブフレームである。
また、スモールセルS(Sセル)においてNCTが適用される場合、マクロセルM(Pセル)でフレーム同期が確立されている。このため、ホッピング周期は、例えば、1024msecなど、比較的長い周期とすることが可能である。ホッピング周期を長くすることで、ホッピング周期内におけるCSI−RS構成の組み合わせが増加するので、ホッピングパターン数を増加させることができる。この結果、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を更に向上させることができる。
なお、以上のようにホッピングされるCSI−RS構成は、Zero-Powerであってもよいし、Non-zero-powerであってもよい。Zero-powerのCSI−RS構成とは、CSI−RSを送信しないようにするリソースの位置を示すものである。一方、Non-Zero-powerのCSI−RS構成とは、CSI−RSを送信しないようにするリソースの位置を示すものである。Zero-power/Non-Zero-powerのCSI−RS構成を所定周期でホッピングすることで、干渉推定用リソースをランダム化することができる。
(CSI−RS構成のホッピングパターンの通知例)
次に、CSI−RS構成のホッピングパターンの通知例を説明する。なお、以下において、CSI−RS構成のホッピングパターンは、マクロ基地局MeNB(Pセル)又はスモール基地局SeNB(Sセル)のいずれからユーザ端末UEに通知されてもよい。
具体的には、CSI−RS構成のホッピングパターン(例えば、上述のh(t))は、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングにより、ユーザ端末UEに通知されてもよい。上記(式8)では、32種類の「Base_config.」が存在する。このため、ホッピングパターンの総数は、32×h(t)用に確保されるビット数と等しくなる。
また、CSI−RS構成のホッピングパターンは、USIDに関連づけられてもよい(リンクさせてもよい)。また、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDが用いられる場合、CSI−RS構成のホッピングパターンは、第2USIDに関連づけられてもよい。かかる場合、USIDとは別にホッピングパターンを通知する必要がなく、シグナリング量を低減できる。
また、第2態様に係る無線通信方法において、CSI−RS構成のホッピングを適用するか否か(ON/OFF)は、切り替え可能に構成されてもよい。具体的には、CSI−RS構成のホッピングを適用するか否かは、CSI−RS構成のホッピングパターンh(t)の値に関連づけてユーザ端末UEに通知(configure)されてもよい。例えば、上述のh(t)が特定の値(例えば、「0」)である場合、CSI−RS構成のホッピングが適用されないこと(OFF)を示してもよい。また、特定の値以外(例えば、「1」以上)である場合、CSI−RS構成のホッピングが適用されること(「ON」)を示してもよい。
また、CSI−RS構成のホッピングを適用するか否かは、第2USIDの値によって、ユーザ端末UEに通知されてもよい。また、CSI−RS構成のホッピングを適用するか否かは、第2USIDに基づいてUSIDが構成されるか否かによって、ユーザ端末UEに通知されてもよい。例えば、第2USIDに基づいてUSIDが構成される場合、CSI−RS構成のホッピングが適用されることを示してもよい。
また、CSI−RS構成のホッピングを適用するか否かは、独立のビットを用いて、ユーザ端末UEに通知されてもよい。例えば、1ビットを用いる場合、「0」がCSI−RS構成のホッピングが適用されないこと(OFF)を示し、「1」がCSI−RS構成のホッピングが適用されること(ON)を示してもよい。
第2態様に係る無線通信方法によれば、CSI−RS構成をホッピングさせることで、CSI−RS構成を再設定(reconfigure)する場合と比較して、CSI−RSの配置リースを簡易及び短周期で変更できる。この結果、CSI−RSについて、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を向上させることができる。
(第3態様)
図9及び10を参照し、本発明の第3態様に係る無線通信方法を説明する。第3態様に係る無線通信方法では、上記USIDを用いて生成されるEPDCCHの送信信号が、ホッピングパターンに基づいてホッピングされる配置リソース(以下、EPDCCHリソースという)にマッピングされる。なお、第3態様に係る無線通信方法において用いられるUSIDは、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDであってもよいし、リリース11のUSIDであってもよい。
図9は、EPDCCHリソースの説明図である。図9に示すように、EPDCCHリソースは、システム帯域幅に分散された所定数の物理リソースブロック(PRB)(又は、PRBペア、以下、単にPRBという)で構成される。かかるPRBは、PRBインデックスにより識別される。
下り制御情報(DCI)は、局所マッピング(Localized Mapping)又は分散マッピング(Distributed Mapping)でEPDCCHリソースにマッピングされ、送信される。図9Aに示すように、局所マッピングでは、1DCIが、EPDCCHリソースを構成する特定のPRB(例えば、チャネル品質が最も良いPRB)に局所的にマッピングされる。局所マッピングでは、チャネル品質(CQI)に基づくため、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
一方、図9Bに示すように、分散マッピングでは、1DCIが、EPDCCHリソースを構成する複数のPRBに分散してマッピングされる。分散マッピングでは、1DCIが周波数方向に分散して配置されるので、周波数ダイバーシチゲインを得ることができる。
以上のようなEPDCCHリソースは、準静的(semi-static)に設定(configure)されるか、あるいは、固定的に予め定められる。このため、スモールセルS間でEPDCCHリソースの衝突が一度発生すると、当該衝突が発生し続けてしまうことになる。この結果、EPDCCHについて、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を十分に得られない恐れがある。
そこで、第3態様に係る無線通信方法では、EPDCCHリソースをホッピングパターンに従ってホッピングさせることで、スモールセルS間でのEPDCCHリソースの衝突を防止する。この結果、EPDCCHについて、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を向上させることができる。
(EPDCCHリソースのホッピングパターン)
図10は、EPDCCHリソースのホッピングパターンの説明図である。図10では、EPDCCHリソースを構成するPRBのPRBインデックスが、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングにより、ユーザ端末UEに通知(configure)されるものとする。
図10に示すように、EPDCCHリソースは、ホッピングパターンに従って、周波数方向にホッピングされる(シフトされる)。ここで、ホッピングパターンとは、時間に基づく関数によって定められるホッピング量(例えば、シフトされるPRB数、又は無線フレーム数)の組み合わせである。
例えば、図10において、時刻t+aのEPDCCHリソースは、時刻tのEPDCCHリソースから周波数方向に、2PRBシフトされる。また、時刻t+bのEPDCCHリソースは、時刻t+aのEPDCCHリソースから周波数方向に、3PRBシフトされる。この時刻t、t+a、t+bにおけるホッピング量(ここでは、PRB数)の組み合わせ(0、2、3)が、ホッピングパターンと呼ばれてもよい。なお、図10の変数a及びbの値は、等しく設定されてもよいし、等しくなくともよい。
また、図10の時刻t+a、t+bでは、それぞれ、2PRB、5(2+3)PRBがシステム帯域からはみ出す。このため、システム帯域幅からはみ出したPRBは、巡回シフトされ、システム帯域内に戻される。
また、図10において、ホッピングパターンが適用される周期は、ホッピング周期とも呼ばれる。かかるホッピング周期は、サブフレーム(10msec)単位であってもよいし、無線フレーム(100msec)単位であってもよい。
また、スモールセルS(Sセル)においてNCTが適用される場合、マクロセルM(Pセル)でフレーム同期が確立されている。このため、ホッピング周期は、例えば、1024msecなど、比較的長い周期とすることが可能である。ホッピング周期を長くすることで、ホッピング周期内におけるホッピング量の組み合わせが増加するので、ホッピングパターン数を増加させることができる。この結果、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を更に向上させることができる。
(EPDCCHリソースのホッピングパターンの通知例)
次に、EPDCCHリソースのホッピングパターンの通知例を説明する。なお、以下において、EPDCCHリソースのホッピングパターンは、マクロ基地局MeNB(Pセル)又はスモール基地局SeNB(Sセル)のいずれからユーザ端末UEに通知されてもよい。
具体的には、EPDCCHリソースのホッピングパターンは、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングにより、ユーザ端末UEに通知されてもよい。
また、EPDCCHリソースのホッピングパターンは、USIDに関連づけられてもよい(リンクさせてもよい)。また、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDが用いられる場合、EPDCCHリソースのホッピングパターンは、第2USIDに関連づけられてもよい。かかる場合、USIDとは別にホッピングパターンを通知する必要がなく、シグナリング量を低減できる。
また、第3態様に係る無線通信方法において、EPDCCHリソースのホッピングを適用するか否か(ON/OFF)は、切り替え可能に構成されてもよい。具体的には、EPDCCHリソースのホッピングを適用するか否かは、EPDCCHリソースのホッピングパターンの値に関連づけてユーザ端末UEに通知(configure)されてもよい。
また、EPDCCHリソースのホッピングを適用するか否かは、第2USIDの値によって、ユーザ端末UEに通知されてもよい。また、EPDCCHリソースのホッピングを適用するか否かは、第2USIDに基づいてUSIDが構成されるか否かによって、ユーザ端末UEに通知されてもよい。例えば、第2USIDに基づいてUSIDが構成される場合、EPDCCHリソースのホッピングが適用されることを示してもよい。
また、EPDCCHリソースのホッピングを適用するか否かは、独立のビットを用いて、ユーザ端末UEに通知されてもよい。例えば、1ビットを用いる場合、「0」がEPDCCHリソースのホッピングが適用されないこと(OFF)を示し、「1」がEPDCCHリソースのホッピングが適用されること(ON)を示してもよい。
第3態様に係る無線通信方法によれば、EPDCCHリソースをホッピングさせることで、EPDCCHリソースを簡易及び短周期で変更できる。この結果、EPDCCHについて、スモールセルS間の干渉のランダム化効果を向上させることができる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて、詳細に説明する。この無線通信システムでは、第1−第3態様に係る無線通信方法が適用される。
図11は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図11に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成するマクロ基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成するスモール基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。なお、マクロセルC1(マクロ基地局11)、スモールセルC2(スモール基地局12)、ユーザ端末20の数は図11に示すものに限られない。
また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、マクロ基地局11及び/又はスモール基地局12と無線通信可能に構成されている。また、ユーザ端末20は、各スモールセルC2で用いられるコンポーネントキャリアを統合して(キャリアアグリゲーション)、複数のスモール基地局12と通信できる。或いは、ユーザ端末20は、マクロセルC1、スモールセルC2でそれぞれ用いられるコンポーネントキャリアを統合して、マクロ基地局11及びスモール基地局12と通信できる。
ユーザ端末20とマクロ基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)のキャリアを用いて通信が行なわれる。一方、ユーザ端末20とスモール基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHzなど)のキャリアが用いられるが、これに限られない。マクロ基地局11とスモール基地局12とで同一の周波数帯域が用いられてもよい。
また、マクロ基地局11と各スモール基地局12とは、X2インターフェースなどの相対的に低速(中遅延)の回線(Non-Ideal backhaul)で接続されてもよいし、光ファイバなどの相対的に高速(低遅延)の回線(Ideal backhaul)で接続されてもよいし、無線接続されてもよい。また、スモール基地局12間も、X2インターフェースなどの相対的に低速(中遅延)の回線(Non-Ideal backhaul)で接続されてもよいし、光ファイバなどの相対的に高速(低遅延)の回線(Ideal backhaul)で接続されてもよいし、無線接続されてもよい。
マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
なお、マクロ基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB(eNB)、無線基地局、送信ポイント(transmission point)などと呼ばれてもよい。スモール基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、送信ポイント、eNodeB(eNB)などと呼ばれてもよい。ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
また、無線通信システム1では、下りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される物理下り共有チャネル(PDSCH)と、物理下り制御チャネル(PDCCH)、拡張物理下り制御チャネル(EPDCCH)、PCFICH、PHICH、報知チャネル(PBCH)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI)が伝送される。
また、無線通信システム1では、上りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される各ユーザ端末20で共有される物理上り共有チャネル(PUSCH)と、物理上り制御チャネル(PUCCH)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)や、送達確認情報(ACK/NACK)等が伝送される。
また、無線通信システム1では、下りリンクの参照信号として、PDSCHに関連づけられる端末固有参照信号(UE−Specific Reference Signal、DM−RSともいう)や、EPDCCHに関連づけられる復調用参照信号(DM−RS)、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS)や、スモールセルC2の検出用信号(DS:Discovery Signal)などが用いられる。また、無線通信システム1では、下りリンクの同期信号として、プライマリ同期信号(PSS)や、セカンダリ同期信号(SSS)などが用いられる。
また、無線通信システム1では、上りリンクの参照信号として、PUSCH又はPUCCH用の復調用参照信号(DM−RS:Demodulation−Reference Signal)や、SRS(Sounding Reference Signal)などが用いられる。
また、無線通信システム1では、1サブフレームの先頭最大3OFDMシンボルにPDCCHが配置されないキャリアタイプ(NCT:New Carrier Type)が用いられてもよい。
以下、マクロ基地局11及びスモール基地局12を区別しない場合、無線基地局10と総称する。
図12は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号(参照信号、同期信号、報知信号などを含む)に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図13は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下り信号については、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下り信号に含まれるユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
次に、図14−図16を参照し、マクロ基地局11と、スモール基地局12と、ユーザ端末20との機能構成について詳述する。
図14は、本実施の形態に係るマクロ基地局11の機能構成図である。図14に示すように、マクロ基地局11は、PCI送信処理部111と、USID送信処理部112と、を具備する。なお、USIDの第2通知例(図5参照)においては、USID送信処理部112は省略されてもよい。また、以下の機能構成は、マクロ基地局11が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。
PCI送信処理部111は、マクロ基地局11のセルID(PCI)の送信処理(例えば、変調、符号化など)を行う。具体的には、PCI送信処理部111は、セルIDの検出に用いられる同期信号(PSS、SSS)を送信する。
USID送信処理部112は、USIDの送信処理(例えば、変調、符号化など)を行う。USIDは、第1USIDと第2USIDとを演算結果によって構成されてもよい(図3)。
具体的には、USID送信処理部112は、USIDを含む上位レイヤ制御情報(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ)を生成し、生成した上位レイヤ制御情報の送信処理を行う。或いは、USID送信処理部112は、USIDを含む報知情報を生成し、生成した報知情報の送信処理を行ってもよい。また、USID送信処理部112は、伝送路インターフェース106を介して、USIDをスモール基地局12に通知してもよい。
また、USID送信処理部112は、第2USIDを含まず第1USIDを含む上位レイヤ制御情報(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ)生成し、生成した上位レイヤ制御情報の送信処理を行ってもよい。また、USID送信処理部112は、伝送路インターフェース106を介して、第2USIDをスモール基地局12に通知してもよい。
また、USID取得部112は、スモールセルC2における送信モード及び/又はキャリアタイプなどによって、第1USIDと第2USIDとに基づいてUSIDを構成するか、あるいは、第2USIDに基づかず第1USIDに基づいてUSIDを構成するかを切り替えてもよい。
図15は、本実施の形態に係るスモール基地局12の機能構成図である。図15に示すように、スモール基地局12は、USID取得部121と、下り信号送信処理部122と、上り信号受信処理部123と、を具備する。なお、以下の機能構成は、スモール基地局12が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。
USID取得部121は、下り信号の送信処理/上り信号の受信処理に用いられるUSIDを取得する。具体的には、USID取得部121は、マクロ基地局11から伝送路インターフェース106を介してUSIDを取得してもよいし、記憶部(不図示)に予め記憶されるUSIDを取得してもよい。また、USID取得部121は、第1USIDと第2USIDとを演算してUSIDを取得してもよい。
下り信号送信処理部122は、USID取得部121で取得されたUSIDを用いて、下り信号の送信処理(例えば、スクランブル、マッピング、変調、符号化など)を行う。下り信号送信処理部122は、本発明の生成部(下り信号を生成)及びマッピング部(下り信号をリソースにマッピング)を構成する。
具体的には、下り信号送信処理部122は、USIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいて下り信号を生成(スクランブル)してもよい(第1態様、図4のステップS102参照)。上述のように、下り信号は、例えば、CS−RS、EPDCCHの送信信号、EPDCCH用のDM−RS、PDSCH用のDM−RS、PDSCH用の送信信号などであるが、これらに限られない。
また、下り信号送信処理部122は、ホッピングパターンに基づいてホッピングされる配置リソースに、下り信号をマッピングしてもよい。具体的には、下り信号送信処理部122は、ホッピングパターンに従ってホッピングされる配置リソース(ホッピングされるCSI−RS構成が示す配置リソース)に、CSI−RSをマッピングしてもよい(第2態様、図8参照)。また、下り信号送信処理部122は、ホッピングパターンに従ってホッピングされる配置リソース(EPDCCHリソース)に、EPDCCHの送信信号をマッピングしてもよい(第3態様、図10参照)。
なお、ホッピングパターンは、時間に基づく関数によって定められてもよい。また、ホッピング周期は、サブフレーム(10msec)単位であってもよいし、無線フレーム(100msec)単位であってもよい。スモール基地局12においてNCTが適用される場合、ホッピング周期は、例えば、1024msecなど、比較的長い周期に設定可能である。
上り信号受信処理部123は、USID取得部121で取得されたUSIDを用いて、上り信号の受信処理(例えば、デスクランブル、デマッピング、復調、復号化など)を行う。
具体的には、上り信号受信処理部123は、USIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいて上り信号の受信処理(デスクランブル)を行う(第1態様、図4のステップS105参照)。上述のように、上り信号は、例えば、PUSCH又はPUCCH用のDM−RS、PUSCHの送信信号、PUCCHの送信信号、SRSなどであるが、これらに限られない。
図16は、本実施の形態に係るユーザ端末20の機能構成図である。図16に示すように、ユーザ端末20は、USID取得部211と、下り信号受信処理部212と、上り信号送信処理部213と、を具備する。なお、以下の機能構成は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204などによって構成される。
USID取得部211は、下り信号の受信処理/上り信号の送信処理に用いられるUSIDを取得する。具体的には、USID取得部211は、マクロ基地局11又はスモール基地局12から、USIDを含む上位レイヤ制御情報(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ)又は報知情報を取得する。
また、USID取得部211は、マクロ基地局11から送信された、第1USIDを含む上位レイヤ制御情報又は報知情報を取得する一方、スモール基地局12から送信された、第2USIDを含む上位レイヤ制御情報又は報知情報を取得してもよい。
また、USID取得部211は、スモールセルC2の検出用信号(ディスカバリー信号)に関連づけられる第2USIDを取得してもよい。ここで、ユーザ端末20は、間欠受信モード(例えば、Idle modeやDRX modeなど)や、active modeなどにおいても、検出用信号を受信できる(例えば、図17のケース1〜ケース4参照)。また、間欠受信モードのユーザ端末20は、active modeよりも長い周期で検出用信号を受信してもよい。
また、USID取得部211は、マクロセルC2のセルIDに関連づけられる第2USIDを取得してもよい。マクロセルC1のセルIDは、マクロ基地局11からの同期信号(PSS、SSS)に基づいて検出されてもよい。なお、スモールセルC2の検出用信号やマクロセルC1のセルIDに第2USIDが関連づけられる場合、第2USIDのシグナリングを省略できるので、シグナリング量の削減に有効である。
また、USID取得部211は、スモールセルC2における送信モード及び/又はキャリアタイプなどによって、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDを取得するか、あるいは、第2USIDを取得せずに第1USID(リリース11のUSID)を取得するかを切り替えてもよい。
下り信号受信処理部212は、USID取得部211で取得されたUSIDを用いて、下り信号の受信処理(例えば、デスクランブル、デマッピング、復調、復号化など)を行う。
具体的には、下り信号受信処理部212は、USIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいて下り信号の受信処理(デスクランブル)を行う(第1態様、図4のステップS103参照)。
また、下り信号受信処理部212は、ホッピングパターンに従ってホッピングされた配置リソースにマッピングされた下り信号をデマッピングしてもよい。なお、ホッピングパターンは、マクロ基地局11又はスモール基地局12から、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングにより通知されてもよい。或いは、ホッピングパターンは、USID取得部211で取得されるUSIDに関連づけられてもよい。また、ホッピングパターンが関連づけられるUSIDは、第1USIDと第2USIDとで構成されるUSIDであってもよいし、第2USIDであってもよい。
上り信号送信処理部213は、USID取得部211で取得されたUSIDを用いて、上り信号の送信処理(例えば、スクランブル、ホッピング、無線リソースへのマッピング、変調、符号化など)を行う。上り信号送信処理部213は、本発明の生成部(上り信号を生成)及びマッピング部(上り信号をリソースにマッピング)を構成する。
具体的には、上り信号送信処理部213は、USIDに基づいて疑似ランダム系列(スクランブル系列)を初期化し、初期化された疑似ランダム系列に基づいて上り信号を生成(スクランブル)してもよい(第1態様、図4のステップS104参照)。
無線通信システム1では、スモールセルC2において、第1USIDと第2USIDとに基づいて構成されるUSIDを用いて下り/上り信号が生成される。このため、隣接スモールセルC2に位置するユーザ端末20間におけるUSIDの衝突を防止でき、スモールセルC2間の干渉を十分にランダム化できる。また、ホッピングパターンに従ってホッピングされる配置リソースに下り信号が配置されるので、スモールセルC2間の干渉のランダム化効果を向上させることができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム、
11…マクロ基地局
12…スモール基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
111…PCI送信処理部
112…USID送信処理部
121…USID取得部
122…下り信号送信処理部
123…上り信号受信処理部
211…USID取得部
212…下り信号受信処理部
213…上り信号送信処理部

Claims (10)

  1. マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて、前記スモールセルを形成する無線基地局であって、
    ユーザ端末に固有の系列である第1端末固有識別子と、前記固有の系列と異なる系列の第2端末固有識別子とに基づいて構成される端末固有識別子を用いて、下り信号を生成する生成部と、
    前記ユーザ端末に対して、前記下り信号を送信する送信部と、
    を具備し、
    前記第2端末固有識別子の系列は、前記端末固有識別子が前記ユーザ端末に固有となるように設定されていることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記端末固有識別子は、前記マクロセルを形成するマクロ基地局から前記ユーザ端末に対して通知されることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記端末固有識別子は、前記無線基地局から前記ユーザ端末に対して通知される、又は前記無線基地局から送信されるスモールセルを検出するための検出用信号を用いて通知されることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記第1端末固有識別子は、前記マクロセルを形成するマクロ基地局から前記ユーザ端末に対して通知され、
    前記第2端末固有識別子は、前記無線基地局から送信されるスモールセルを検出するための検出用信号を用いて通知されることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記第1端末固有識別子は、前記マクロセルを形成するマクロ基地局から前記ユーザ端末に対して通知され、
    前記第2端末固有識別子は、前記マクロセルのセル識別子を用いて通知されることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  6. 前記第1端末固有識別子と前記第2端末固有識別子とに基づいて前記端末固有識別子を構成するか否かは、前記スモールセルにおける送信モード及び/又はキャリアタイプによって、決定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線基地局。
  7. 前記下り信号は、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS)であり、
    ホッピングパターンに基づいてホッピングされる配置リソースに、前記CSI−RSをマッピングするマッピング部を更に具備し、
    前記ホッピングパターンは、時間に基づく関数によって定められることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線基地局。
  8. 前記下り信号は、拡張物理下り制御チャネル(EPDCCH)による送信信号であり、
    前記送信信号用のホッピングパターンに基づいてホッピングされる配置リソースに、前記送信信号をマッピングする送信信号マッピング部を更に具備し、
    前記送信信号用のホッピングパターンは、時間に基づく前記送信信号用の関数によって定められることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線基地局。
  9. マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末に固有の系列である第1端末固有識別子と、前記固有の系列と異なる系列の第2端末固有識別子とに基づいて構成される端末固有識別子を用いて、上り信号を生成する生成部と、
    前記スモールセルを形成するスモール基地局に対して、前記上り信号を送信する送信部と、
    を具備し、
    前記第2端末固有識別子の系列は、前記端末固有識別子が前記ユーザ端末に固有となるように設定されていることを特徴とするユーザ端末。
  10. マクロセルと重複してスモールセルが配置される無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、
    前記スモールセルを形成するスモール基地局において、ユーザ端末に固有の系列である第1端末固有識別子と、前記固有の系列と異なる系列の第2端末固有識別子とに基づいて構成される端末固有識別子を用いて、下り信号を生成する工程と、前記ユーザ端末に対して、前記下り信号を送信する工程と、
    前記ユーザ端末において、前記端末固有識別子を用いて、上り信号を生成する工程と、前記スモール基地局に対して、前記上り信号を送信する工程と、
    を有し、
    前記第2端末固有識別子の系列は、前記端末固有識別子が前記ユーザ端末に固有となるように設定されていることを特徴とする無線通信方法。
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