JP6320226B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6320226B2
JP6320226B2 JP2014155266A JP2014155266A JP6320226B2 JP 6320226 B2 JP6320226 B2 JP 6320226B2 JP 2014155266 A JP2014155266 A JP 2014155266A JP 2014155266 A JP2014155266 A JP 2014155266A JP 6320226 B2 JP6320226 B2 JP 6320226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water flow
state
hot water
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014155266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016031219A (ja
Inventor
中西 渉
渉 中西
Original Assignee
株式会社パロマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社パロマ filed Critical 株式会社パロマ
Priority to JP2014155266A priority Critical patent/JP6320226B2/ja
Publication of JP2016031219A publication Critical patent/JP2016031219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320226B2 publication Critical patent/JP6320226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Control For Baths (AREA)

Description

本発明は、給湯装置に関するものである。
従来から提供されている給湯装置は、バーナの燃焼により生じる燃焼熱と熱交換を行う熱交換器を備えており、熱交換器で加熱された水を外部に供給するように構成されている。具体的には、外部から水を取り込むための入水管において通水開始を検知し、その検知をトリガとしてバーナの燃焼運転を行う方式のものが提供されており、このような方式により、通水開始に伴う自動的な給湯を可能としている。
特開2008−151473号公報
ところで、この種の給湯装置では、周囲温度が低下した環境下において、装置内での通水停止がある程度長い時間継続した場合に、給湯器内に残存した水が凍結する虞がある。このように給湯器内に残留した水が凍結すると、内部配管等に破損が生じるという問題や、通水検知をトリガとする自動的な燃焼制御ができなくなるという問題など、凍結に起因する問題が生じる。従って、この種の給湯装置では、このような問題に対処するための凍結対策が求められる。
凍結対策がなされた技術としては、例えば特許文献1のような技術が存在する。この特許文献1で開示される温水装置では、外気温が所定温度以下まで下がった場合にヒータをオン動作させて伝熱管を加熱することで解氷を試み、伝熱管内での凍結を抑制している。しかしながら、この技術では、凍結が発生した場合、凍結状態が完全に解消するまでの間、相当の時間をかけて電気ヒータを作動させ続ける必要があり、電力消費が非常に大きくなるという問題がある。
一方、別の凍結対策としては、給湯装置内の水を外部に排出するための水抜き栓を設ける方法が挙げられる。しかしながら、このように水抜き栓によって給湯装置内の水を排出するためには、給湯装置内の配管の径をある程度大きくする必要があり、配管の拡径に起因する不利益(例えば、給湯器の構成の大幅な設計変更など)を被る虞がある。また、熱交換器では、燃焼ガス中の熱量を効率的に内部通水に伝達するために、熱交換器を構成する水管の径をより小さくすることが求められる。そして、このように細径化が求められる水管では、水抜き栓によって水管内の水を抜こうとしても完全に除去しきれずに水が残留する可能性が高くなるため、残留水の凍結によって細い水管につまりが生じる虞がある。このように、水抜き栓を設けるだけでは、残留水に起因する問題(水管の破損や燃焼運転の阻害などの問題)を解消することが難しい。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、熱交換器で加熱された水を外部に供給するように構成された給湯装置において、消費電力の増大を抑えつつより短時間で解氷を行うことが可能な構成を提供することを目的とする。
本発明は、ガスバーナと、
水入口からの水が流れ込む経路として構成される入水管と、
湯出口へ湯を送り出す経路として構成される出湯管と、
前記入水管と前記出湯管との間の通水経路として構成された伝熱管を備え、前記伝熱管内を通る水に対して前記ガスバーナで発生した燃焼熱を伝熱して熱交換させる熱交換器と、
前記入水管と前記出湯管とに接続され、前記熱交換器とは異なる通水経路として構成されたバイパス路と、
前記バイパス路を、少なくとも所定の閉塞状態と前記閉塞状態よりも開度を増大させた状態とに移行可能なバイパス弁と、
前記入水管内の通水を検知する通水センサと、
前記バイパス弁及び前記ガスバーナを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記通水センサが前記入水管内の通水を検知していない非検知状態から前記入水管内の通水を検知した検知状態に変化した通水開始を条件として、前記バイパス路を前記閉塞状態とする構成であり、
前記入水管での通水開始に伴う前記閉塞状態のときに前記通水センサが前記検知状態となる場合に、前記ガスバーナを燃焼状態とする所定の通常燃焼制御を行い、且つ前記ガスバーナの燃焼を停止させて前記通常燃焼制御を終えた後には前記バイパス路を開放状態としておき、
前記入水管での通水開始に伴う前記閉塞状態のときに前記通水センサが前記非検知状態となる場合には、前記バイパス路を開放する開放制御を行い、且つ前記ガスバーナを燃焼させると共に所定の終了条件が成立するまで前記ガスバーナの燃焼状態を継続する凍結解除燃焼制御を行うことを特徴とする。
請求項1の発明は、入水管での通水開始に伴ってバイパス路が閉塞状態とされているときに通水センサが検知状態となる場合に、ガスバーナを燃焼状態とする所定の通常燃焼制御を行い、且つガスバーナの燃焼を停止させて通常燃焼制御を終えた後にはバイパス路を開放状態としておく構成となっている。
このように、入水管での通水開始に伴ってバイパス路が閉塞状態とされているときに通水センサが検知状態となる場合、熱交換器の通水経路での通水が確保されていると考えられる。このような場合には、特別な凍結解除運転を行うことなくガスバーナを燃焼状態とする通常燃焼制御を行うことで、通常の給湯動作を速やかに行うことができる。また、通常燃焼制御が終了した後には、バイパス路を開放状態としておくことができるため、器具が使用されない状態では水抜きを行いやすくしておくことができる。
一方、入水管での通水開始に伴ってバイパス路が閉塞状態とされているときに通水センサが非検知状態となる場合、バイパス路を開放する開放制御を行い、且つガスバーナを燃焼させると共に所定の終了条件が成立するまでガスバーナの燃焼状態を継続する凍結解除燃焼制御を行う。
バイパス路が閉塞状態とされているときに通水センサが非検知状態となる場合、熱交換器の通水経路で「つまり」が生じている可能性が高い。このような場合にバイパス路の通水を確保しつつガスバーナの燃焼によって熱交換器付近を加熱すれば、「つまり」の原因が凍結であった場合に、多大な電力消費を伴うことなくより短時間で解氷を行うことができる。しかも、この構成では、燃焼動作によって凍結対策を図ることができるため、凍結対策のために熱交換器付近の配管径の大型化を強いることもない。
請求項2の発明では、制御部は、入水管での通水開始に伴うバイパス路の閉塞状態のときに通水センサが非検知状態となる場合、開放制御によるバイパス路の開放状態において通水センサが検知状態となることを条件として凍結解除燃焼制御を行う構成となっている。
このように、熱交換器の「つまり」が想定される場合に、更にバイパス路を開放して通水の有無を確認すれば、その際の機器の状況がより詳細に把握されることになり、機器の状況により適した対応につなげやすくなる。
請求項3の発明では、制御部は、凍結解除燃焼制御が実行された後から所定時間が経過するまでの間に熱交換器の下流側の通水経路内の温度が第1温度以上上昇しない場合、凍結解除燃焼制御を停止させる構成となっている。
このように、凍結解除燃焼制御を行っても熱交換器の下流側の通水経路内の温度が第1温度以上上昇しない場合、「つまり」の原因が凍結ではなく他の要因(スケールや異物など)の可能性が高いため、それ以上燃焼を行っても「つまり」を解消できない可能性が高い。よって、このような場合に凍結解除燃焼制御を停止する構成とすれば、不必要の可能性が高い燃焼動作をより速やかに停止することができる。
請求項4の発明は、凍結解除燃焼制御が実行された後から所定時間が経過するまでの間に熱交換器の下流側の通水経路内の温度が第1温度以上上昇しないことを条件として所定のエラー報知を行う報知部を有する。
このように、凍結解除燃焼制御を行っても熱交換器の下流側の通水経路内の温度が第1温度以上上昇しない場合、熱交換器の「つまり」の原因が凍結ではなく他の要因(スケールや異物など)と考えられるため、このような場合にその旨を報知すれば、報知を受けた主体がより迅速に適切な対応をとりやすくなる。
請求項5の発明では、制御部は、凍結解除燃焼制御の実行中に熱交換器の下流側の通水経路内の温度が所定温度に達した場合、凍結解除燃焼制御を停止させる構成となっている。
このように、凍結解除燃焼制御の実行中に熱交換器の下流側の通水経路内の温度が所定温度に達した場合、凍結が解除されて所期の目的が達成された可能性が高い。従って、このような場合には、それ以上の燃焼を停止させることで、水が加熱されすぎることを防ぐことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る給湯装置を例示する風呂・給湯システムの概略回路図である。 図2は、図1の風呂・給湯システムにおける給湯回路での制御の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1で示す風呂・給湯システム1は、本発明に係る給湯装置の一例に相当し、主として、給湯回路2と風呂回路3とによって構成されている。給湯回路2は、主として、水入口16からの水が流れ込む経路として構成される入水管12と、湯出口18へ湯を送り出す経路として構成される出湯管10と、ガスバーナ(給湯バーナ)4からの燃焼熱を交換する一次熱交換器7及び二次熱交換器8からなる熱交換器6とを備えており、水道水を加熱し出湯させる経路として機能する。また、風呂回路3は、ガスバーナ54(風呂バーナ)、風呂一次熱交換器57、風呂二次熱交換器58などをそれぞれ備えており、風呂の追い炊き等に利用されるものである
給湯回路2では、二次熱交換器8の入口に、水道水を供給する構成で入水管12が接続されており、この入水管12には、管内の通水を検出する通水センサ34(給湯水量センサ)が設けられている。入水管12の下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aが接続されており、その下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aと一次熱交換器7の伝熱管7aとを連結する通水管20が接続される。更に、この通水管20に連結された構成で一次熱交換器7の伝熱管7aが接続され、一次熱交換器7の出口には、一次熱交換器7で加熱された湯を出湯する構成で出湯管10が接続されている。この出湯管10には、管内の水の温度を検出するサーミスタ26が設けられている。
また、給湯燃焼室90内において、一次熱交換器7はガスバーナ4の燃焼排気経路の上流側に配置され、二次熱交換器8は燃焼排気経路の下流側に配置されている。一次熱交換器7は、一次熱交換器7内の通水経路となる伝熱管7aを備えており、伝熱管7a内を通る水に対してガスバーナ4で発生した燃焼排気に含まれる燃焼熱を伝熱して熱交換する。また、二次熱交換器8は、二次熱交換器8内の通水経路となる伝熱管8aを備えており、伝熱管8a内を通る水に対してガスバーナ4で発生した燃焼排気に含まれる燃焼熱を伝熱して熱交換する。
また、入水管12と出湯管10との間をバイパスする通水経路として、熱交換器6とは異なる通水経路として構成されたバイパス路14が設けられている。そして、このバイパス路14には、バイパス路14の通水を遮断した閉塞状態と、この閉塞状態よりも開度を増大させた開放状態とに移行可能なバイパス弁32が設けられている。なお、バイパス弁32は、バイパス路14を閉塞状態と全開状態の2段階に切り替える構成であってもよく、バイパス路14を閉塞状態と全開状態との間で、様々な開度に連続的に変更できる構成であってもよい。
入水管12において、バイパス路14が連結する分岐位置よりも上流側には、通水量制御弁33が設けられている。この通水量制御弁33は、コントローラ22からの指示を受けて駆動軸の回転角度が制御されるモータを備えており、入水管12を閉塞状態と全開状態との間で様々な開度に連続的に変更できる構成となっている。
ガスバーナ4へのガスの供給を行うガス管40には、上流側からガス元電磁弁42、給湯ガス比例制御弁44、各ガスバーナ4への分岐管ごとの給湯切替電磁弁46,46・・が夫々設けられている。また、給湯燃焼室90の下方には、燃焼用空気を各ガスバーナ4(給湯バーナ)及びガスバーナ54(風呂バーナ)へ供給するファン48が設けられている。
風呂回路3は、戻り配管66と、往き配管68と、風呂熱交換器56(風呂一次熱交換器57、風呂二次熱交換器58)とを備えた構成となっている。戻り配管66は、風呂二次熱交換器58と浴槽60との間に配置されており、この戻り配管66の経路には、循環ポンプ62及び風呂サーミスタ65が設けられている。また、往き配管68は、風呂一次熱交換器57と浴槽60との間に配置されており、この往き配管68の経路には、風呂サーミスタ65が設けられている。更に、戻り配管66には、出湯管10から分岐された落とし込み管70が接続されており、この落とし込み管70には、給湯用電磁弁72及び落とし込み水量センサ74が設けられている。そして、落とし込み管70に設けられた給湯用電磁弁72を開弁させることで、給湯回路2で加熱された湯を浴槽60へ供給可能となっている。また、ガスバーナ54(風呂バーナ)に接続されるガス管からの分岐管には、切替電磁弁53が設けられている。
ここで、風呂・給湯システム1での給湯動作について図2等を参照して説明する。本構成では、図1で示すように制御回路としてのコントローラ22が設けられ、このコントローラ22が主体的に動作することで図2に示す制御が行われるようになっている。
本構成では、例えば、電源投入などの所定開始条件の成立に伴い、図2に示す給湯制御が実行される。制御部に相当するコントローラ22は、図2の制御が開始することに伴い、通水センサ34での検出結果を継続的に確認し、入水管12での通水状態を監視する(S11)。本構成では、後述するように、通水センサ34での通水検出量が所定値以下の通水停止時にバイパス弁32が開状態で保たれ、バイパス路14が開放状態で維持されることが前提となっている。そして、通水センサ34での通水検出量が所定値を超えた通水状態であること(即ち、通水センサ34が設けられた位置での水の流量が所定値を超えていること)が確認されると、S11でYesに進み、バイパス弁32を閉状態に切り替えてバイパス路14を閉塞状態とする。なお、通水センサ34での通水検出量が所定値を超えない通水停止状態では、所定の短時間毎に行われるS11の処理において繰り返しNoに進み続けることになる。
S12でバイパス弁32を閉状態とし、バイパス路14を閉塞状態とした後には、再び、通水センサ34での通水検出結果に基づいて入水管12が通水状態であるか否かを監視する(S13)。そして、通水センサ34での通水検出量が所定値を超えた通水状態であること(即ち、通水センサ34が設けられた位置での水の流量が所定値を超えていること)が確認されると、S13でYesに進み、給湯回路2及びバイパス路14のいずれにも「つまり」が生じていない正常状態であるとして通常の燃焼制御を行う(S14)。
このS14での通常燃焼制御では、まず、コントローラ22がファン48を所定時間回転させて、燃焼室90内に貯留している燃焼排気を排出させる(プリパージ)。その後、ガス管40のガス元電磁弁42、各給湯切替電磁弁46を開弁させ、給湯ガス比例制御弁44を所定開度で開弁させて、各ガスバーナ4(給湯バーナ)へガスを供給すると共に、イグナイタを作動させて各ガスバーナ4(給湯バーナ)に点火する。すると、各ガスバーナ4(給湯バーナ)は燃焼状態となり、各ガスバーナ4からの燃焼排気は、まず一次熱交換器7を通過して伝熱管7aの通水と熱交換した後、二次熱交換器8を通過して伝熱管8aの通水と熱交換して外部へ排出される。そして、コントローラ22は、出湯管10のサーミスタ26によって出湯温度を監視し、出湯温度が図示しない給湯リモコン又は風呂リモコンによって指示された設定温度となるように、給湯切替電磁弁46の開閉制御と、給湯ガス比例制御弁44の開度調整とを行うと共に、ファン48の回転数制御によって空気量を連続的に変化させる。
また、このS14の通常燃焼制御中には、通水センサ34での検出結果が通水停止状態となることを継続的に確認し続けており、S15の終了確認処理を所定の短時間毎に定期的に行っている。そして、通水センサ34での通水検出量が所定値を超えて通水センサ34での検出結果が通水検出状態である間(即ち、通水センサ34が設けられた位置での水の流量が所定値を超えている間)はS15でNoに進み続け、S14の通常燃焼制御を継続することになる。一方、湯出口18側での閉栓などによって入水管12での通水が停止し、通水センサ34での通水検出量が所定値以下となるように通水センサ34での検出結果が通水停止状態となった場合(即ち、通水センサ34が設けられた位置での水の流量が所定値以下となった場合)には、S15にてYesに進み、コントローラ22は、ガスバーナ4を停止する制御を行う(S16)。具体的には、ガス元電磁弁42及び給湯切替電磁弁46を閉じてガスバーナ4を消火させ、所定時間ファン48を回転させる(ポストパージ)。更に、このS16での停止制御の後には、バイパス弁32を所定の開放状態(例えば、全開状態)に切り替えておく(S17)。このように、通常燃焼制御の停止後にバイパス路14が開放状態とされるため、上述したように、通水センサ34での通水検出量が所定値以下となるような通水停止時にはバイパス路14が開放状態で維持されることになる。そして、次の通水開始時には、バイパス路14が開放していることを前提として通水が開始する。なお、S17の処理後には、再びスタートに戻って図2の処理が実行され、S11にて通水を監視することになる。
このように、制御部に相当するコントローラ22は、通水センサ34が入水管12内の通水を検知していない非検知状態から入水管12内の通水を検知した検知状態に変化したこと(即ち、S11でYesに進む場合)を条件として、バイパス弁32を閉状態に制御し、これによりバイパス路14を閉塞状態としている。そして、このコントローラ22は、入水管12での通水開始に伴う上記閉塞状態(S12)のときに通水センサ34が検知状態となる場合(即ち、S13でYesに進む場合)に、ガスバーナ4を燃焼状態とする所定の通常燃焼制御(S14)を行い、更に、その通常燃焼制御がなされた後のガスバーナ4の燃焼停止(S16)に伴って、バイパス路14を再び開放状態(S17)に戻すように制御を行っている。
一方で、S12でバイパス路14を閉塞したときに、通水センサ34によって通水が確認されない場合(即ち、通水センサ34での通水検出量が所定値以下のままであり、通水センサ34が設けられた位置での水の流量が所定値以下のままである場合)には、S13にてNoに進み、この場合、バイパス弁32を開状態に制御することで、バイパス路14を開放状態とする(S18)。そして、S18でバイパス路14を開放状態とした後には、再び、通水センサ34での通水検出結果に基づいて入水管12が通水状態であるか否かを確認する(S19)。そして、通水センサ34での通水検出量が所定値を超えた通水状態であること(即ち、通水センサ34が設けられた位置での水の流量が所定値を超えていること)が確認されると、S19でYesに進み、給湯回路2のつまり状態(バイパス路14には「つまり」が生じていないが、給湯回路2に「つまり」が生じている状態)であるとして凍結解除のための燃焼制御を行う(S20)。
このS20の凍結解除燃焼制御でも、コントローラ22がファン48を所定時間回転させて、燃焼室90内に貯留している燃焼排気の排出(プリパージ)を行い、その後、ガス管40のガス元電磁弁42、各給湯切替電磁弁46を開弁させ、給湯ガス比例制御弁44を所定開度で開弁させて、各ガスバーナ4(給湯バーナ)へガスを供給すると共に、イグナイタを作動させて各ガスバーナ4(給湯バーナ)に点火する。これにより、各ガスバーナ4(給湯バーナ)が燃焼状態となり、一次熱交換器7及び二次熱交換器8がその燃焼熱によって加熱される。
このように、本構成では、制御部に相当するコントローラ22は、入水管12での通水開始に伴う上記閉塞状態(S12)のときに通水センサ34が非検知状態となる場合には、バイパス弁32の開度を上記閉塞状態のときよりも増大させる開放制御(S18)を行い、その後、ガスバーナ4を燃焼させると共に所定の終了条件が成立するまでガスバーナ4の燃焼状態を継続する凍結解除燃焼制御を行うようになっている。このような制御により、「つまり」が生じている可能性が高い熱交換器6付近を加熱し、凍結の解除を試みることができる。
そして、S20で凍結解除燃焼制御が開始された後には、出湯管10の温度が一定温度以上上昇したか否かを継続的に監視している(S21)。例えば、S20で凍結解除燃焼制御が実行され始めた時点におけるサーミスタ26での検出温度をT1とした場合、S21では、サーミスタ26の温度がこのT1から第1温度θ以上上昇しているか否かを判定する。そして、サーミスタ26の温度がT1+θに達している場合には、S21にてYesに進み、S22にてガスバーナ4の停止制御を行う。一方、サーミスタ26の温度がT1+θに達していない場合には、S21にてNoに進み、S20の制御を継続することになる。
このように制御部に相当するコントローラ22は、S20での凍結解除燃焼制御の実行中に熱交換器6の下流側における通水経路内の温度が所定温度に達した場合、S22に進んで凍結解除燃焼制御を停止させる構成となっている。S20での凍結解除燃焼制御の実行中に熱交換器6の下流側において通水経路内の温度が所定温度に達した場合、凍結が解除されて所期の目的が達成された可能性が高いため、このような場合に、それ以上の燃焼を停止させることで、水が加熱されすぎることを防ぐことができる。
また、本構成では、上述したように、S19での開放制御によってバイパス路14の開放状態となったときに通水センサ34が通水検知状態となることを条件としてS20での凍結解除燃焼制御を行っているが、S19での開放制御によってバイパス路14が開放状態となったときに通水センサ34が通水検知状態とならない場合には、S23にて非通水対応処理を行っている。このように、S18でバイパス路14を開放しても通水センサ34で通水が確認されない場合、急遽のつまりやその他の異常(センサ異常やその他の機器異常)などが考えられる。従って、このような場合に、S23にて適切な対応処理を行えば、機器の現状に合ったより適切な対応が可能となる。なお、S23での非通水対応処理は、例えば、図示しない表示部によって所定のエラーコードやエラーメッセージなどを表示するような表示処理であってもよく、ブザーや音声メッセージなどでエラーを伝えるような音声処理であってもよい。また、このようなエラー報知処理に代えて、又はエラー報知処理と共に、ヒータによって機器全体又は機器の所定部分(例えば、バイパス路14付近)を温めるように凍結解除を試みてもよい。なお、S23の非通水対応処理が行われる場合でも、S22で凍結解除燃焼制御が停止する場合でも、バイパス路14は開放状態で終了するため、その後の通水停止時にはバイパス路14が開放状態で維持されることになる。そして、次の通水開始時には、上述したようにバイパス路14が開放していることを前提として通水が開始する。なお、S22又はS23の処理後には、再びスタートに戻って図2の処理が実行され、S11にて通水を監視することになる。
また、S20の処理では、S20での凍結解除燃焼制御の実行が開始されてから所定時間tが経過するまでの間に熱交換器6の下流側の通水経路内の温度が第1温度θ以上上昇しないことを条件として所定のエラー報知を行うようにしてもよい。例えば、S20で凍結解除燃焼制御の実行が開始された時点でのサーミスタ26での検出温度をT1とした場合、S20で凍結解除燃焼制御の実行が開始されてから所定時間tを経過しても、サーミスタ26の検出温度がT1+θに達しない場合、S20の処理を中止してS22に進み、所定のエラー報知を行うようにしてもよい。このように、S20で凍結解除燃焼制御を行っても熱交換器6の下流側における通水経路内の温度が第1温度θ以上上昇しない場合、熱交換器6の加熱によって「つまり」が解消されておらず、熱交換器6の「つまり」の原因が凍結ではなく他の要因(スケールや異物など)と考えられる。よって、このような場合にその旨を報知すれば、報知を受けた主体がより迅速に適切な対応をとりやすくなる。なお、この場合のエラー報知(即ち、凍結解除燃焼制御を行ってもつまりが解消できないことを示すエラー報知)は、例えば、コントローラ22や給湯リモコン、風呂リモコンなどに設けられた表示部にて所定のエラーメッセージやエラーコードを表示するような所定表示による報知であってもよく、例えば、コントローラ22や給湯リモコン、風呂リモコンに設けられたスピーカなどからブザー音やエラーメッセージなどを発音する報知などであってもよい。これらの場合、コントローラ22及び上記報知媒体(上記表示部や上記スピーカなど)が報知部の一例に相当する。また、このように、S20で凍結解除燃焼制御の実行が開始されてから所定時間tが経過するまでの間に熱交換器6の下流側の通水経路内の温度が第1温度θ以上上昇しない場合、S22に進んで凍結解除燃焼制御を停止させる構成とすれば、不必要の可能性が高い燃焼動作をより速やかに停止することができる。
1…風呂・給湯システム(給湯装置)
4…ガスバーナ
7…一次熱交換器(熱交換器)
7a…伝熱管
8…二次熱交換器(熱交換器)
8a…伝熱管
10…出湯管
12…入水管
14…バイパス路
16…水入口
22…コントローラ(制御部)
32…バイパス弁
34…通水センサ

Claims (5)

  1. ガスバーナと、
    水入口からの水が流れ込む経路として構成される入水管と、
    湯出口へ湯を送り出す経路として構成される出湯管と、
    前記入水管と前記出湯管との間の通水経路として構成された伝熱管を備え、前記伝熱管内を通る水に対して前記ガスバーナで発生した燃焼熱を伝熱して熱交換させる熱交換器と、
    前記入水管と前記出湯管とに接続され、前記熱交換器とは異なる通水経路として構成されたバイパス路と、
    前記バイパス路を、少なくとも所定の閉塞状態と前記閉塞状態よりも開度を増大させた状態とに移行可能なバイパス弁と、
    前記入水管内の通水を検知する通水センサと、
    前記バイパス弁及び前記ガスバーナを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記通水センサが前記入水管内の通水を検知していない非検知状態から前記入水管内の通水を検知した検知状態に変化した通水開始を条件として、前記バイパス路を前記閉塞状態とする構成であり、
    前記入水管での通水開始に伴う前記閉塞状態のときに前記通水センサが前記検知状態となる場合に、前記ガスバーナを燃焼状態とする所定の通常燃焼制御を行い、且つ前記ガスバーナの燃焼を停止させて前記通常燃焼制御を終えた後には前記バイパス路を開放状態としておき、
    前記入水管での通水開始に伴う前記閉塞状態のときに前記通水センサが前記非検知状態となる場合には、前記バイパス路を開放する開放制御を行い、且つ前記ガスバーナを燃焼させると共に所定の終了条件が成立するまで前記ガスバーナの燃焼状態を継続する凍結解除燃焼制御を行うことを特徴とする給湯装置。
  2. 前記制御部は、前記入水管での通水開始に伴う前記閉塞状態のときに前記通水センサが前記非検知状態となる場合、前記開放制御による前記バイパス路の開放状態において前記通水センサが前記検知状態となることを条件として前記凍結解除燃焼制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御部は、前記凍結解除燃焼制御が実行された後から所定時間が経過するまでの間に前記熱交換器の下流側の通水経路内の温度が第1温度以上上昇しない場合、前記凍結解除燃焼制御を停止させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記凍結解除燃焼制御が実行された後から前記所定時間が経過するまでの間に前記熱交換器の下流側の通水経路内の温度が前記第1温度以上上昇しないことを条件として所定のエラー報知を行う報知部を有することを特徴とする請求項3に記載の給湯装置。
  5. 前記制御部は、前記凍結解除燃焼制御の実行中に前記熱交換器の下流側の通水経路内の温度が所定温度に達した場合、前記凍結解除燃焼制御を停止させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
JP2014155266A 2014-07-30 2014-07-30 給湯装置 Active JP6320226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155266A JP6320226B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155266A JP6320226B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016031219A JP2016031219A (ja) 2016-03-07
JP6320226B2 true JP6320226B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=55441702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014155266A Active JP6320226B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6320226B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109990486B (zh) * 2019-04-17 2023-07-11 广东万和新电气股份有限公司 燃气热水器的防冻方法及防冻燃气热水器
CN110671811B (zh) * 2019-10-21 2023-10-27 珠海格力电器股份有限公司 一种燃气热水炉及其控制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2677884B2 (ja) * 1989-10-21 1997-11-17 株式会社ハーマン 給湯装置
JP2869700B2 (ja) * 1994-10-19 1999-03-10 リンナイ株式会社 給湯装置
JP4114123B2 (ja) * 1999-11-18 2008-07-09 株式会社ノーリツ 給湯器
JP2008145083A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Rinnai Corp バイパスミキシング式の給湯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016031219A (ja) 2016-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253006B2 (ja) 循環型給湯装置
JP2007322004A (ja) 給湯装置
JP4620017B2 (ja) 給湯装置
JP6320226B2 (ja) 給湯装置
EP2299183B1 (en) Water heating apparatus
JP2011075224A (ja) 給湯システム
JP5821002B2 (ja) 給湯システム
JP2008309391A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP5405406B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP5280306B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2007024495A (ja) 燃焼装置
JP2007247933A (ja) 給湯装置
JP6684580B2 (ja) 給湯システム
JP2009052813A (ja) 即湯制御装置及びこの即湯制御装置を備えた即湯システム
JP6510843B2 (ja) 給湯器
JP5130258B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP4994291B2 (ja) 熱源機
JP5942282B2 (ja) 給湯装置
JP6299482B2 (ja) 給湯装置
JP2020183848A (ja) 給湯システム及び給湯器
JP7226788B2 (ja) 給湯システム及び給湯器
JP2016008769A (ja) 給湯装置
JP2004125228A (ja) 給湯装置
JP5421181B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5589610B2 (ja) 給湯システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6320226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250