JP6320036B2 - プリント装置 - Google Patents

プリント装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6320036B2
JP6320036B2 JP2013272252A JP2013272252A JP6320036B2 JP 6320036 B2 JP6320036 B2 JP 6320036B2 JP 2013272252 A JP2013272252 A JP 2013272252A JP 2013272252 A JP2013272252 A JP 2013272252A JP 6320036 B2 JP6320036 B2 JP 6320036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
driven
pwm duty
drive
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013272252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015126690A (ja
Inventor
正明 松浦
正明 松浦
中井 洋志
洋志 中井
大山 一夫
一夫 大山
聡明 時沢
聡明 時沢
金子 雅則
雅則 金子
淳 宮原
淳 宮原
佐藤 智則
智則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013272252A priority Critical patent/JP6320036B2/ja
Priority to US14/562,838 priority patent/US9365059B2/en
Publication of JP2015126690A publication Critical patent/JP2015126690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320036B2 publication Critical patent/JP6320036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P5/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
    • H02P5/68Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors controlling two or more dc dynamo-electric motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

本発明は、駆動モータを制御するプリント装置に関する。
プリント装置は、複数の駆動モータ、電源、搬送ローラ、往復移動するキャリッジなどのから構成される。従来、各ユニット機構を駆動するためのモータは、PWM制御(Pulse Width Modulation Control)が一般的である。搬送時のジャムなどの不測の事態に駆動モータを停止させるために、駆動モータのPWMデューティを監視している。また、電源の電流値が異常に高くなった場合に電源を保護するため、電源保護回路が設けられている。
特許文献1には、あらかじめ設定された閾値以上のPWMデューティを所定時間以上検知したら、電源シャットダウンとなる前に駆動モータを停止させる制御方法が開示されている。
特開2009−73606号公報
単一の電源で複数のモータを同時に駆動すると、とくに加速時において装置全体の負荷の増大に伴って電源に余裕が無くなり、電圧降下が起きモータ出力が下がってしまう。モータ出力の低下を補うためモータ加速のPWMデューティを高めと、PWMデューティが設定された閾値を超えて、正確なモータ停止が行えなくなる場合がある。また、ジャムの発生を早期に検出できないと、モータ停止の前に電源保護回路が作動して電源シャットダウンしてしまう場合がある。一旦電源シャットダウンが起きると復帰に長い時間を要し、ユーザーはその間プリントが出来なくなる。
本発明の目的は、共通の電源により駆動される複数のモータを有する装置において、容量の小さい電源であっても、安易に電源がシャットダウンすることの軽減である。
そのため本発明のプリント装置は、媒体に画像を形成するプリントヘッドと、第1の機構を駆動する第1モータと、該第1モータに電流を供給する電源と、該電源より電流が供給され第2の機構を駆動する第2モータと、モータが駆動されているときに当該モータの負荷を監視し、当該モータの負荷に基づいて当該モータの駆動を停止する制御手段と、を備えるプリント装置において、前記制御手段は、前記第1モータが駆動されて前記第2モータが駆動されていないときは前記第1モータの加速動作中に前記第1モータの負荷を監視し、前記第1モータ及び前記第2モータが駆動されているときは当該モータの加速動作中は当該モータの負荷を監視しないことを特徴とする。
共通の電源により駆動される複数のモータを有する装置において、容量の小さい電源であっても、安易に電源がシャットダウンすることが軽減される。これにより、ユーザーの利便性と、電源の小容量化による装置の小型化・低コスト化が両立する。
画像プリント装置の斜視図である。 連送時の各駆動モータの速度をグラフにした図である。 モータの速度及びPWMデューティを示したグラフである。 本発明の実施形態に係るインクジェットプリント装置のブロック図である。 従来の制御におけるモータのPWMデューティ及び電源の電流値波形を示したグラフである。 実施形態におけるモータのPWMデューティ及び電源の電流値波形を示したグラフである。 駆動モータのモータ駆動エラー判定フローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1(a)、(b)は、本発明のモータ制御方法を採用した画像プリント装置の斜視図である。プリントヘッド101を搭載した走査体102は、主走査方向に沿って延びたガイド103に沿って往復移動可能に支持されている。走査体102の駆動は、キャリッジモータ107により、ベルト108を介して駆動される。用紙等のプリント媒体は、給送機構の給送モータ111によりギア列を介して駆動される給送ローラ109によって給送され、搬送ローラ104及びピンチローラ(不図示)によりプラテン106上へ送り出される。プラテン106の搬送下流側には排紙ローラ105が配され、排紙ローラ105には補助ローラ(不図示)が圧接されている。搬送ローラ104及び排紙ローラ105は搬送モータ110により、ベルト及びギア列を介して駆動される。搬送ローラ104及び排紙ローラ105によりプラテン106上を搬送されるプリント媒体に対し、プリントヘッド101によるプリントが行われる。
プリント媒体へのプリントに際しては、走査体102は停止状態から、加速された後にプリント動作の走査範囲を通して一定速度で移動する。このとき、プリントヘッド101の吐出口からプリント媒体へインクを吐出して画像を形成する。1回又は複数回の走査によって1ライン分のプリントが終了した後、走査体102は減速されて停止する。次いで、搬送ローラ104及び排紙ローラ105の回転によりプリント媒体を所定量だけ紙送りする。
図2は、連送時の各駆動モータの速度をグラフにしたもので、各駆動モータの駆動タイミングを示した図である。プリント速度向上のために、搬送ローラ104及び排紙ローラ105はプリントヘッド101の吐出終了後、走査体102が減速中に駆動を開始し、所定量だけ紙送りする。搬送ローラ104及び排紙ローラ105が停止後すぐに、プリントヘッド101が吐出できるように、走査体102は加速中に搬送ローラ104及び排紙ローラ105が停止できる時間を計算して駆動を開始する。プリント枚数が複数枚の時は、プリント媒体が排紙される前に所定量紙送りされたら給送モータが駆動され、プリント媒体を搬送ローラ104の手前まで紙送りする。
図3(a)から(c)は、1つの駆動モータについて速度及びPWMデューティの波形を示したグラフである。ここでPWMデューティとは、駆動モータに電流を供給する際のONとOFFのパルス幅の比である。(a)は通常時の状態を表しており、PWMデューティは終始判定閾値(許容値)を超えることなく駆動している。(b)は駆動モータが連続使用等により昇温状態の場合や耐久後の状態を表している。駆動モータの昇温状態や耐久後では、加速時のPWMデューティが通常時よりも高くなって判定閾値を超えるが、その後判定閾値よりも下がった値で安定して駆動する。また(c)は、ジャムが発生した状態を表している。なお、ジャムとは、プリント媒体が詰まって搬送不良になるジャム、キャリッジがプリント媒体に接触して移動不良になるジャムの両方を意味する。ジャム時は、ジャムによる負荷がモータに加わるため、それを補うようにPWMデューティが上限まで上がってしまう。
図4は、本発明の実施形態に係るインクジェットプリント装置のブロック図である。電源201とコントロール部204の間には電源に流れる電流の検知を行う過電流リミッタ203があり、所定以上の電流が所定時間続くと過電流リミッタ203が働き、電源IC202がラッチし電源201が切れる。電源IC202の電源は電解コンデンサの電荷がなくなるまで切れず、その間電源IC202はラッチし続ける。
駆動制御部205は、搬送モータ110、給送モータ111、キャリッジモータ107と接続されており、各モータにはそれぞれPWMデューティ検知部207、209、211が接続されている。PWMデューティ検知部207、209、211は、PWM制御される駆動時のモータのPWMデューティを検知している。そしてPWMデューティ検知部207、209、211の検知結果により駆動制御部205は、モータのPWMデューティが所定時間以上閾値を超えているかを判断する。
図5(a)から(d)は、従来の制御において、3つの駆動モータが同時駆動している時の駆動モータのPWMデューティ及び電源の電流値波形を示したグラフである。図5(a)は通常時の状態を表しており、図5(b)はジャム時の状態を表している。
図5(a)は3つのモータを同時に駆動している場合を示す。この例では、モータ加速時に搬送モータのPWMデューティが時刻Tでモータ駆動エラー判定閾値MThを超えて、所定時間Tmが経過した後に、時刻Tでモータ駆動エラー判定閾値MThよりも下がる。この場合、通常動作にもかかわらず、PWMデューティのオーバーシュートによってモータ駆動エラーとなって搬送モータが停止し、シート搬送が停止すなわちプリント動作が中断してしまう。
図5(b)はプリント中にジャムが発生した場合を示す。この例では、ジャムにより搬送モータのPWMデューティが時刻Tでモータ駆動エラー判定閾値MThを超えて、その後、所定時間Tmが経過した時刻Tでモータ駆動エラーとなって搬送モータが停止する。この搬送モータが停止する時刻Tは、電源電流が時刻Tで過電流リミットCThを超えて時間Tqが経過しシャットダウンする時刻Tよりも前であるため、電源シャットダウンにはならない。ジャムが発生時には、電源シャットダウンにならずに搬送モータが停止するのは所望の動作であるが、通常動作において搬送モータが予期せずモータ駆動エラーで停まってしまうのは好ましくない。
そこで、従来のようなPWMデューティ監視で、図5(a)のように通常の駆動動作でモータが停まってしまうのを防止するために、図5(c)、(d)のように、モータ駆動エラー判定閾値MThを高くすることが考えられる。ここでは、モータ駆動エラー判定閾値MThを100として動作を想定する。モータ駆動エラー判定閾値MThを高くすることで図5(c)のように、搬送モータのPWMデューティが所定時間Tmに満たない時間Tn経過後の時刻Tでモータ駆動エラー判定閾値よりも低くなるため、モータ駆動エラーとはならない。つまり通常の駆動動作でモータが停まるのを防止することができる。
しかし、モータ駆動エラー判定閾値MThを高くすると新たな問題が生じる。もしジャムが発生すると、図5(d)のように搬送モータのPWMデューティは電源電流が過電流リミットCThを超える時刻T10の後の時刻T11で、モータ駆動エラー判定閾値MThに到達する。モータ駆動エラーとなる所定時間Tm経過後の時刻T13は、時刻T10から過電流リミットCThを超えて時間Tqの期間経過した時刻T12よりも後となり、電源シャットダウンとなってしまう。このように、モータ駆動エラー判定閾値MThを高くして、通常の駆動動作でモータが停まるのを防いでも、ジャムが発生したときには電源シャットダウンになってしまう場合がある。
また、通常の駆動動作でモータが停まるのを防止する別の方法として、モータ駆動エラー判定閾値MThはそのままで、モータ駆動エラー判定閾値MThを超えたと判定する所定時間Tmを長くすることが考えられる。しかしこの方法も通常の駆動動作でモータが停まるのを防げても、ジャムが発生時には電源シャットダウンになってしまう。
そこで本実施形態では、複数のモータを同時駆動するときは、モータの加速動作のときにはモータ負荷の監視をスキップし、加速中にPWMデューティが閾値を超えるオーバーシュートが起きることを防ぐ。そして加速制御が終了して所定時間が経過し、PWMデューティが安定してから、モータ負荷の監視による駆動エラーの検知を開始する。
図6(a)、(b)は、本実施形態の制御において、複数の駆動モータが同時駆動している時の駆動モータのPWMデューティ及び電源の電流値波形を示したグラフである。本実施形態では、モータの加速制御動作が終了してPWMデューティが安定してからPWMデューティの検知を開始する。図6(a)においてモータの加速が減少しつつ所定値未満となり、所定時間が経過した時刻T14では、どのモータのPWMデューティもモータ駆動エラー判定閾値MThよりも低い値である。そのため、モータ駆動エラーとはならずに駆動を継続することができる。また、電源電流に関しても、終始過電流リミットCThを超えることなく駆動しているため、通常の動作で電源保護回路が作動して電源シャットダウンになることはない。
図6(b)は、ジャムが生じた場合の制御を説明するものである。図6(b)において、電源保護回路は、時刻T15で電源電流が過電流リミットCThを超えた状態が時間Tqの期間続くと、時刻T18にて電源シャットダウンとなるよう設定されている。ここで、モータの加速が終了して所定時間経過した時刻T16で開始した搬送モータのPWNデューティが、時間Tmが経過した時刻T17でモータ駆動エラーとなる。時刻T16は電源保護回路が作動する時刻T18よりも手前であるため、ジャムが起きたとしても、電源シャットダウンが起きる前に搬送モータを止めることができる。つまり、モータ負荷が許容を超えたら電源保護回路が作動する前にモータ駆動を停止させるよう、電源保護回路の作動条件とモータ停止の条件とが関係付けられている。これにより、モータ負荷監視によるモータ停止よりも先に電源保護回路が作動して、装置全体が停止してしまう事態が回避される。
図7は、図4のPWMデューティ検知部207、209、211で実施される、本発明の実施形態に係る駆動モータのモータ駆動エラー判定フローチャートである。以下、このフローチャートに沿って本実施形態のモータ駆動制御を説明する。
モータ駆動制御が開始されると、ステップS301で、モータ駆動開始後に先ず複数の駆動モータが同時に駆動しているかを判別する。1つの駆動モータのみが駆動している場合は、ステップS308に移行する。そして、従来のPWMデューティ検知と同様に、駆動開始直後からPWMデューティ監視し、モータ駆動エラー判定閾値MTh以上のPWMデューティが所定時間Tm以上検知されたらステップS306でモータ駆動エラーとしてステップS307で駆動モータを停止する。
ステップS301で複数の駆動モータが同時に駆動していると判別され、モータに電源保護回路が働くほどの電流値が流れる場合は、ステップS302でモータが所定量以上の加速を行っているかを判別する。そしてステップS303で、加速終了から所定時間が経過したかを判別し、経過していればステップS312でPWMデューティの監視を開始し、ステップS304でモータ駆動エラー判定閾値MTh以上のPWMデューティかどうかを判断する。ステップS304でNoであれば、そのまま処理を進め、処理終了によるモータの停止を待って、ステップS311でモータが停止したかどうかを確認して停止していれば終了となる。
また、ステップS304でYesであれば、ステップS305に移行して、PWMデューティが所定時間Tm以上検知されたかを確認して、YesであればステップS306に移行してモータ駆動エラーとして、ステップS307で駆動モータを停止する。PWMデューティが安定した領域でPWMデューティの検知を行う。これによって、エラー判定閾値を高くしなくても、通常の駆動動作でモータが停まるのを防止することができ、ジャム時などに電源シャットダウンが起きる前にモータ駆動異常に対し、駆動エラーで停止させることができる。
単一の駆動モータが駆動する場合は、ステップS308におけるPWMデューティ検知の閾値は、複数の駆動モータが駆動する場合の閾値より大きく、本実施形態では100%が設定される。そして、駆動モータの駆動開始後から加速動作中にもPWMデューティを検知し、閾値100%以上の状態で継続して所定時間Tmを経過すると、駆動モータを停止させる。これにより、ジャムが発生してモータが回らなくなって負荷増大(モータ電流増大)した場合にも駆動モータを素早く停止することができるため、用紙および駆動モータへのダメージを軽減することができる。単一の駆動モータだけを駆動するときは、電源に余裕があるので電圧降下が起きず、従来と同じく加速動作のときからモータ負荷監視をしている。
一方、複数の駆動モータが駆動する場合は、ステップS304のPWMデューティ検知の閾値は、単一の駆動モータが駆動する場合の閾値より小さくする。具体的には、駆動モータの昇温、耐久状態での定速領域のPWMデューティより高く80%が設定される。PWMデューティ検知において、閾値以上のPWMデューティが所定時間以上検知された場合にステップS306でモータ駆動エラーとする。
以上のように、複数のモータを同時に駆動するときは、加速動作中のモータ負荷監視をスキップし且つモータ負荷判定の閾値を小さくする。もし、負荷監視を行わない加速中にジャムが発生したとしても、加速制御が終了してモータ負荷監視を開始してすぐに閾値を超えるので、直ちにモータが停止してジャムが悪化することはない。
モータの加速終了から経過する所定時間と、PWMデューティ検知でエラー判定する所定時間Tmとの合計時間は、電源保護回路の過電流リミッタを判定する所定時間Tqより短く設定されている。ここで、モータの加速終了から経過する所定時間とは、モータの加速度が所定値以下となってから、PWMデューティがモータ駆動エラー判定閾値MThを下回るまでの時間であり、実験データにより取得した値を装置が記憶している。また、PWMデューティがモータ駆動エラー判定閾値MThを超えてエラーと判定する所定時間Tmも、各モータの特性に合わせた最適の時間を装置が記憶している。このように、モータ負荷が許容を超えたら電源保護回路が作動する前にモータ駆動を停止させるよう、電源保護回路の作動条件とモータ停止の条件とが関係付けられている。モータ負荷監視によるモータ停止よりも先に電源保護回路が作動して、装置全体が停止してしまう事態が回避される。
以上の実施形態によれば、複数のモータを同時駆動する際には、加速動作中にはモータ負荷の監視を行わず、加速制御領域を過ぎてPWMデューティが安定してからモータ負荷の監視を開始する。これにより、モータ加速時にPWMデューティが閾値を超えるオーバーシュートを防止することができる。また、ジャムなどが発生してモータ駆動負荷が増大した際には、電源シャットダウンが起きる前にモータを停止することができる。このように、共通の電源により駆動される複数のモータを有する装置において、モータ負荷が許容を超えても、安易に電源がシャットダウンすることを防ぐことができる。見方を変えれば、従来よりも容量の小さい小型で安価な電源であっても、不意の電源シャットダウンが起きて復帰のためのユーザーが長時間待たされる事態が軽減される。したがって、ユーザーの利便性と、電源の小容量化による装置の小型化・低コスト化が両立する。
以上の実施形態では、加速動作中にはモータ負荷の監視を行わないようにするには、加速動作中に監視の動作をスキップしているが、この形態に限定はされない。例えば、加速動作中だけ一時的に監視の閾値を十分に大きくして、モータ負荷が閾値を超えるオーバーシュートが検出不能になるようにしてもよい。このような形態であっても、加速動作中にはモータ負荷の監視を実質的には行わないものである。本発明の解釈において、「加速動作中にはモータ負荷の監視を行わない」には、上記いずれの形態も包含される。
また、以上の実施形態では、モータ負荷を知るための情報として駆動モータのPWM制御におけるPWMデューティを検知しているが、モータ負荷を知る手法はこれに限らない。例えば、複数の駆動モータのそれぞれの電流値を電流検出回路で検知して、モータ負荷の情報を得るようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、3つの駆動モータのそれぞれについて、モータ負荷を監視して駆動制御を行っているが、すべてのモータを同様に制御することには限定されない。例えば、電源にとってより負荷の大きな全体の中で支配的な駆動モータに限って、上述の制御を行うようにしてもよい。つまり、1つの共通の電源で駆動される第1モータおよび第2モータを含む複数のモータの少なくとも1つについて、モータ負荷を監視して許容を超えたらモータ駆動を停止させる制御とすればよい。例えば、プリント装置のおいては搬送モータ110に最も負荷がかかるため、搬送モータ110に限ってモータ負荷を監視して許容を超えたらモータ駆動を停止させる制御を行い、キャリッジモータ107および給送モータ111には上述の制御を行わなくてもよい。
107 キャリッジモータ
110 搬送モータ
111 給送モータ
201 電源
202 電源IC
203 過電流リミッタ
205 駆動制御部
207 PWMデューティ検知部
209 PWMデューティ検知部
211 PWMデューティ検知部

Claims (7)

  1. 媒体に画像を形成するプリントヘッドと、第1の機構を駆動する第1モータと、該第1モータに電流を供給する電源と、該電源より電流が供給され第2の機構を駆動する第2モータと、モータが駆動されているときに当該モータの負荷を監視し、当該モータの負荷に基づいて当該モータの駆動を停止する制御手段と、を備えるプリント装置において、
    前記制御手段は、前記第1モータが駆動されて前記第2モータが駆動されていないときは前記第1モータの加速動作中に前記第1モータの負荷を監視し、前記第1モータ及び前記第2モータが駆動されているときは当該モータの加速動作中は当該モータの負荷を監視しないことを特徴とするプリント装置。
  2. 前記第1モータ及び前記第2モータが駆動されているときは、前記制御手段は当該モータの加速制御が終了して所定時間が経過してから当該モータの負荷を監視することを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記制御手段は、モータのPWM制御におけるPWMデューティを監視することを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 前記制御手段は、前記監視手段によってPWMデューティが所定の閾値よりも大きい状態が所定時間継続すると当該モータの駆動を停止することを特徴とする請求項3に記載のプリント装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1モータが駆動されて前記第2モータが駆動されていないときは前記第1モータのPWMデューティが第1の閾値よりも大きいか監視し、前記第1モータ及び前記第2モータが駆動されるときは当該モータのPWMデューティが前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値よりも大きいか監視することを特徴とする請求項4に記載のプリント装置。
  6. 前記制御手段は、モータに流れる電流値を監視することを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  7. 前記電源を保護する電源保護回路をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプリント装置。
JP2013272252A 2013-12-27 2013-12-27 プリント装置 Active JP6320036B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013272252A JP6320036B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 プリント装置
US14/562,838 US9365059B2 (en) 2013-12-27 2014-12-08 Motor control method and print apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013272252A JP6320036B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 プリント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015126690A JP2015126690A (ja) 2015-07-06
JP6320036B2 true JP6320036B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=53480812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013272252A Active JP6320036B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 プリント装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9365059B2 (ja)
JP (1) JP6320036B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135042A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社リコー 駆動制御装置、搬送装置、画像形成装置及び駆動制御方法
JP6988334B2 (ja) * 2017-09-29 2022-01-05 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
JP7051518B2 (ja) * 2018-03-22 2022-04-11 キヤノン株式会社 液体吐出装置、および液体吐出装置の制御方法
JP2019202483A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 東芝テック株式会社 プリンタ装置およびプログラム
JP7290042B2 (ja) 2019-02-28 2023-06-13 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
CN110932604B (zh) * 2019-11-22 2021-07-09 北京北斗银河科技有限公司 一种游梁式采油机抗晃电再起动的控制方法及控制装置
CN111293927B (zh) * 2020-03-23 2023-10-10 深圳市兆威机电股份有限公司 多电机同步驱动控制方法、装置以及***
JP2021187140A (ja) 2020-06-04 2021-12-13 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043266B2 (ja) * 1979-11-12 1985-09-27 ファナック株式会社 電動機駆動制御方式
US4694390A (en) * 1985-06-28 1987-09-15 Electric Power Research Institute, Inc. Microprocessor-based control and diagnostic system for motor operated valves
JPH02101992A (ja) * 1988-10-07 1990-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 過電流保護装置
JPH0332392A (ja) * 1989-06-28 1991-02-12 Hitachi Ltd モートル駆動装置
US7429836B2 (en) * 2004-06-03 2008-09-30 Canon Kabushiki Kaisha Motor driver circuit, control method thereof, and electronic apparatus
JP2009073606A (ja) 2007-09-19 2009-04-09 Seiko Epson Corp 移動体搬送装置、移動体搬送装置の制御方法及びメディア処理装置
TW200947820A (en) * 2008-05-07 2009-11-16 Cal Comp Electronics And Comm Company Ltd Protecting device for multi-motor and method thereof
JP5549452B2 (ja) * 2010-07-21 2014-07-16 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2012029457A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Seiko Epson Corp モーター制御装置及びモーター制御方法
JP2012105470A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Seiko Epson Corp モーター駆動装置、モーター駆動方法およびプログラム
US9219397B2 (en) * 2013-04-03 2015-12-22 Trane International Inc. Motor and switching apparatuses, systems and methods

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015126690A (ja) 2015-07-06
US20150183239A1 (en) 2015-07-02
US9365059B2 (en) 2016-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6320036B2 (ja) プリント装置
US7762733B2 (en) Printing apparatus, conveyance apparatus, and feed-conveyance control method
JP4902764B2 (ja) プリント装置の給紙方法
JP6287448B2 (ja) 走査装置
KR20130020620A (ko) 인쇄 장치 및 인쇄 매체의 반송 방법
US7290847B2 (en) IC chip, print apparatus, and heat generation warning method
US11097533B2 (en) Image forming system
US20120063791A1 (en) Printing apparatus and controlling method therefor
JP2006240026A (ja) 記録装置及び記録制御方法
US8091476B2 (en) Web conveyance method and apparatus of tandem printing system
JP2007221940A (ja) モータ制御装置、該モータ制御装置を備えた電子機器
JP4482015B2 (ja) 記録装置、搬送装置、及び給紙搬送制御方法
JP2021178723A (ja) リフト機構及び画像形成装置
US11897271B2 (en) Image recording apparatus
JP2010030723A (ja) シート給送装置、画像形成装置
US11731438B2 (en) Printing apparatus including sensor for controlling motors
JP2009181116A (ja) 記録装置及び記録装置における媒体搬送方法
JP2005345663A (ja) 画像形成装置の省電力方法
JP2018016465A (ja) 搬送装置、画像形成装置、搬送システム、印刷システム、及び搬送制御方法
US20080179824A1 (en) Medium transporting apparatus and method
JP2006033944A (ja) モータの過熱判定装置、モータの過熱判定方法、モータの過熱判定プログラム、モータ制御装置、モータ制御方法及び印刷装置
JP6729177B2 (ja) テープ印刷装置
US20240131854A1 (en) Printing apparatus, control method for printing apparatus, and conveyance apparatus
JP2008001450A (ja) プリンタおよび印刷媒体の有無の判定方法
JP2012070539A (ja) モーター駆動装置及びモーター駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180403

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6320036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151