JP6319226B2 - 回転電機ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機ステータに関する。
特許文献1には、回転電機のステータコアのティース先端部の両側に舌片部を設けずスロット開口を大きくして予め成形したコイルをスロットに挿入し易くし、その後スロット開口端部にティースの舌片部を形成する別部材を装着することが開示されている。
特許文献2には、径方向に真直ぐなスロットを用いたときのコイルの抜け止めのために、ステータコアの内周側にティースに窓を嵌め込むようにして、リング形状のコイル固定具を取付けることが開示されている。
本発明に関連する技術として、特許文献3には、回転電機のステータコアのティースの先端部の両側面部に連接して面取り部を設け、ロータが回転するときのティースに流れ込む磁束の急変を緩和しトルクリップルを抑制することが述べられている。
特開平10−051987号公報 特開2002−078299号公報 特開2010−115057号公報
特許文献1の別部材や特許文献2のコイル固定具は、スロットの開口部の一部を塞ぐので、スロット内に異物が堆積する恐れがある。回転電機ステータにおいて、電気絶縁性能低下の原因ともなり得る異物をスロット内に堆積させずに、ティースの剛性を向上させて振動ノイズ特性を向上させることが望まれる。
本発明の形態の1つに係る回転電機ステータは、円環状のステータヨーク、及び前記ステータヨークから内周側に突き出す複数のティースを有するステータコアと、前記ティースに巻回されたコイルと、リング形状を有し、前記複数のティースのそれぞれにおいて前記コイルの配置範囲よりも内周側の先端部の軸方向端面に固定されている非磁性体の補強部材と、を備え、前記ティースには、回転電機のトルクリップル抑制用の凹部が設けられており、前記補強部材は、前記凹部に対応する凸部を有し、前記凸部が前記凹部に嵌め込まれて固定されていることを特徴とする。
上記構成の回転電機ステータによれば、補強部材は、リング形状を有し、複数のティースのそれぞれにおいてコイルの配置範囲よりも内周側の先端部の軸方向端面に固定される。補強部材はスロットの開口部を塞がないので、異物をスロット内に堆積させずに、ティースの剛性を向上させることができる。
上記構成の回転電機ステータによれば、補強部材の凸部はティースの凹部に嵌め込まれるので、補強部材とティースとの間の結合をより強固にできる。
上記構成の回転電機ステータによれば、回転電機のトルクリップル抑制用の窪みを利用して補強部材がティースに固定されるので、固定用の窪みを特別に設けなくても済む。
本発明の形態の1つに係る回転電機ステータにおいて、凹部は、ティースの先端部における周方向端部の面取り部であることが好ましい
上記構成の回転電機ステータによれば、補強部材の凸部はティースの先端部の面取り部に嵌め込まれるので、スロットの開口を塞ぐことがなく、補強部材とティースとの間の結合をより強固にできる。
本発明の形態の1つに係る回転電機ステータにおいて、凹部は、ティースの先端部における径方向端面の切欠き部であることが好ましい
上記構成の回転電機ステータによれば、補強部材の凸部はティースの先端部の切欠き部に嵌め込まれるので、スロットの開口を塞ぐことがなく、ティースの先端部から突き出すこともなく、補強部材とティースとの間の結合をより強固にできる。
本発明に係る回転電機ステータにおいて、電気絶縁性能低下の原因ともなり得る異物をスロット内に堆積させずに、ティースの剛性を向上させることができる。
本発明に係る実施の形態の回転電機ステータの上面図である。 図1のA部分を回転電機ステータの内周側から見た展開図である。 図2の1つのティースについて、ティースとコイルと補強部材との関係を示す分解図である。 別の実施形態について、図2に対応する図である。 別の実施形態について、図3に対応する図である。 他の実施形態について、図2に対応する図である。 他の実施形態について、図3に対応する図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、車両に搭載される回転電機に用いられるステータを述べるが、これは説明のための例示であって、車両搭載以外の用途であっても構わない。以下では、コイルとして、平角線を用いて単層巻したコイルを述べるが、これは説明のための例示であって、平角線以外の円形断面の丸線、楕円断面の巻線等でも構わない。また、多層巻であってもよい。巻回方式としては、集中巻でもよく、分布巻でもよい。以下では、補強部材はティースの軸方向両端面にそれぞれ設けられるとして説明するが、ティースの軸方向両端面のいずれか一方の端面にのみ補強部材を設けるとしてもよい。
以下で述べる形状、寸法、ティースの数、磁極の数、巻数、材質等は、説明のための例示であって、回転電機ステータの仕様に合わせ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、車両に搭載される回転電機に用いられる回転電機ステータ10の構成を示す図である。以下では、回転電機ステータ10を特に断らない限り、ステータ10と呼ぶ。ステータ10が用いられる回転電機は、駆動回路の制御によって、車両が力行するときは電動機として機能し、車両が制動時にあるときは発電機として機能するモータ・ジェネレータで、三相同期型回転電機である。回転電機は、図1に示される固定子であるステータ10と、ステータ10の内周側に所定の隙間を隔てて配置される円環状の回転子であるロータとで構成される。図1ではロータの図示を省略した。
図1は、ステータ10を軸方向から見た上面図である。図1に、ステータコア12の周方向、径方向、軸方向をそれぞれ示した。周方向についての(+)方向はステータ10の上面図において時計回りの方向であり、径方向についての(+)方向はステータコア12の内周側から外周側に向かう方向であり、軸方向についての(+)方向は、図1の紙面の向こう側から手前側に向かう方向である。以下の図でも同様である。
ステータ10は、ステータコア12と、ステータコア12に装着されるコイル14と、補強部材30とを含んで構成される。
ステータコア12は、円環状の磁性体部品で、円環状のステータヨーク20とステータヨーク20から内周側に突き出す複数のティース22とを含む。隣接するティース22の間の空間は、スロット24である。ティース22はコイル14が装着され磁極となる突出部である。コイル14の巻回の観点からは、ティース22の先端部には舌片部を設けず、スロット24は径方向に沿って真直ぐであることが好ましい。以下では、舌片部を有しないティース22とし、スロット24は径方向に沿って真直ぐとする。
かかるステータコア12は、ステータヨーク20とティース22とを含み、スロット24が形成されるように所定の形状に成形された円環状の磁性体薄板28(図2参照)を複数積層して用いられる。磁性体薄板28の両面には電気的絶縁処理が施される。磁性体薄板28の材質としては、電磁鋼板を用いることができる。磁性体薄板28の積層体に代えて、磁性粉末を所定の形状に一体化成形してもよい。
コイル14は、絶縁皮膜付きの導線を用い、所定の巻回方式で、スロット24に導線を通してティース22に所定の巻数で巻回した巻線コイルである。コイル14の巻回は、ティース22の最先端の手前までの範囲で行われる。図1に、コイル14の配置範囲16を示す。図1では、コイル14として、単層巻の集中巻コイルの例を示した。これは例示であって、多層巻の集中巻コイルであってもよく、また、分布巻コイルであってもよい。以下では、特に断らない限り、集中巻コイルの例について述べる。
コイル14の絶縁皮膜付き導線の素線としては、銅線、銅錫合金線、銀メッキ銅錫合金線等を用いることができる。素線としては、断面形状が略矩形の平角線が用いられる。絶縁皮膜としては、ポリアミドイミドのエナメル皮膜が用いられる。これに代えて、ポリエステルイミド、ポリイミド、ポリエステル、ホルマール等を用いることができる。
回転電機の仕様によっては、ステータコア12とコイル14との間の電気絶縁性能を向上させるためにインシュレータを用いることがある。インシュレータは、コイル14の内周側面とこれに向かい合うステータコア12の外周側面との間に保持され筒状形状を有する絶縁体である。インシュレータとしては、電気絶縁性を有するシートを所定の形状に成形して用いることができる。電気絶縁性を有するシートとしては、紙の他、プラスチックフィルムを用いることができる。以下では、コイル14に用いられる導線の絶縁皮膜の電気絶縁性能が十分高いとして、インシュレータを用いない。
集中巻のコイル14は、ステータコア12の各ティース22にそれぞれ1つずつ装着される。図1の例では、ステータコア12は、U相用のティース22が5つ、V相用のティース22が5つ、W相用のティース22が5つであり、この15個のティース22のそれぞれに1つずつコイル14が装着される。コイル14が装着されたティース22について、図1では、U相に用いられるU1〜U5、V相に用いられるV1〜V5、W相に用いられるW1〜W5と示した。
同相のコイル14同士は、図示しない渡り線等で互いに接続される。例えば、U相に用いられるティースU1〜U5に装着されるコイル14は、互いに渡り線で接続されて1つのU相コイルとなり、その一方端子は動力線のU端子に接続される。V相に用いられるティースV1〜V5に装着されるコイル14、W相に用いられるティースW1〜W5に装着されるコイル14も同様で、渡り線で接続されてそれぞれ1つのV相コイル、W相コイルとなり、それぞれの一方端は図示しない動力線のV端子、W端子に接続される。U相コイル、V相コイル、W相コイルのそれぞれの他方端は、互いに接続されて中性点とされる。
補強部材30は、ティース22の剛性を補強するために用いられる部材である。各ティース22は、ステータヨーク20側を支持端とし、先端側が自由端となる構造を有するので、剛性が不足すると、ティース22自身の質量やコイル14の質量等によって振動し、ノイズを発生することがある。補強部材30は、リング形状を有する部材で、複数のティース22のそれぞれにおいてコイル14の配置範囲16よりも内周側の先端部の軸方向端面に固定される。
図2は、図1のA部分をステータ10の内周側から見た展開図である。図1のA部分には、U1,V1,W5の3つのティース22、これらのティース22に巻回されたコイル14、補強部材30,31を含む。図2において、スロット24の最内周側における開口部の大きさとして、軸方向の開口部の寸法をH24で示し、周方向の開口部の寸法をW24で示す。
図1に示したように、補強部材30は、ステータコア12の軸方向についての(+)方向の一方側端に配置される。これに対し、補強部材31は、補強部材30と同一形状、同一材質であるが、ステータコア12の軸方向についての(−)方向の他方側端に配置される。図2に示すように、ティース22の先端部の一方側の軸方向端面26に補強部材30が固定され、他方側の軸方向端面27に補強部材31が固定される。
かかる補強部材30,31は、非磁性体材料を用いて所定の形状に成形して用いることができる。非磁性体材料としては、セラミックスを用いることができるが、成形性や強度等から、樹脂を用いることが好適である。樹脂としては、電気絶縁性を有し、適当な強度と耐熱性を有する材料が用いられる。例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、芳香族ナイロン樹脂コンパウンド等が用いられる。樹脂に適当なフィラーを含ませてもよい。
補強部材30,31は、所定の形状として、同心の内径と外径を有する円環状で、一様な厚さを有する。内径は、回転電機のロータの回転を妨げず、所定の回転電機特性を発揮できるように、ティース22の先端を結ぶステータコア内径と同じまたは大きく設定される。外径は、ティース22におけるコイル14の配置範囲16を結ぶコイル配置内径と同じまたは小さく設定される。厚さは、複数のティース22の先端部に固定されたときのティース22の剛性が振動ノイズ特性から見て十分な大きさに設定される。同心の内径と外径を有する円環状に代えて、ティース22の数に対応する多角形環状形状としてもよい。その場合でも、上記内径と外径の設定の範囲内に多角形環状形状が含まれる大きさとする。
補強部材30,31とティース22の軸方向端面26,27との間の固定は、接着、溶着の他に、ねじ止め等の機械的接続手段を用いることができる。以下では、適当な接着剤を固定手段として用いる。この固定により、補強部材30,31は、各ティースの剛性を向上させることができる。
図2に示されるように、補強部材30,31の配置は、軸方向において、スロット24の軸方向の開口部の寸法H24を狭めることがなく、周方向において、スロット24の周方向の開口部の寸法W24を狭めることがない。すなわち、補強部材30,31はスロット24の開口部を塞がないので、異物をスロット内に堆積させず、異物の堆積による電気絶縁性能の低下を抑制する。
図3は、図2のU1のティース22関係の部分を抜き出した斜視図であるが、補強部材30,31と他の部分とを分けた分解図として示す。別の見方をすると、補強部材30,31以外のステータコア12を組み立てた状態で、これから補強部材30,31をティース22の先端部の軸方向端面26,27に接着剤で接着する時点の状態を示す図である。
補強部材30においてステータ10の軸方向についての(−)方向側の面の接着領域40は、ティース22の上記軸方向についての(+)方向側の軸方向端面26に接着される。同様に、補強部材31の上記(+)方向側の面の接着領域41は、ティース22の上記(−)方向の側の軸方向端面27に接着される。位置決めは、複数のティース22の全てに渡って補強部材30,31を配置したときに、その配置状態における補強部材30,31の内径の位置が、各ティース22の先端を結ぶステータコア内径の位置と同じまたは外周側となるように行われる。これによって、補強部材30,31は回転電機のロータの動作を妨げない。
上記では、補強部材30,31は、接着領域40,41においてのみ、ティース22の先端部の軸方向端面26,27に接着により固定されるとした。これに加えて、ティース22の外形を部分的に窪ませて凹部とし、その凹部に対応する大きさの凸部を補強部材30,31に設け、補強部材30,31の凸部をティース22の凹部に嵌め込むことで、固定強度が向上する。ティース22に適当な窪みを設けて凹部としてもよいが、他の目的でティース22にすでに窪みとしての凹部があるときは、その凹部を用いることがよい。そのような凹部としては、回転電機のトルクリップルを抑制するための面取り部、切欠きがある。
図4、図5は、ティース22の先端部における周方向端部の面取り部50,52を利用して接着強度を向上させた補強部材60,61の例を示す図である。図4は、図2に対応し、図5は、図3に対応する。
面取り部50は、ティース22の先端部において、周方向についての(−)方向端部に軸方向に沿ったティース22の全高さの範囲に設けられた窪みの凹部である。同様に、面取り部5は、ティース22の先端部において、周方向についての(+)方向端部に軸方向に沿ったティース22の全高さの範囲に設けられた窪みの凹部である。
補強部材60は、図2、図3で述べたリング形状の補強部材30の部分に加えて、面取り部50としての凹部を埋める形状の凸部62と、面取り部52としての凹部を埋める形状の凸部64とを有する。面取り部50,52が軸方向に延びることに対応して、凸部62,64は、リング形状の補強部材30の部分から軸方向についての(−)方向に延びる。
同様に、補強部材61は、図2、図3で述べたリング形状の補強部材31の部分に加えて、面取り部50としての凹部を埋める形状の凸部63と、面取り部52としての凹部を埋める形状の凸部65とを有する。面取り部50,52が軸方向に延びることに対応して、凸部63,65は、リング形状の補強部材30の部分から軸方向についての(+)方向に延びる。
補強部材60の凸部62と、補強部材61の凸部63は、ティース22の面取り部50としての凹部に嵌め込まれ、接着剤で固定される。軸方向に沿った凸部62の長さと、凸部63の長さの和は、軸方向に沿ったティース22の全高さよりも短く設定される。凸部62,63の外形の大きさは、面取り部50としての凹部の形状の大きさよりも接着代の分に対応してやや小さめに設定される。
同様に、補強部材60の凸部64と、補強部材61の凸部65は、ティース22の面取り部52としての凹部に嵌め込まれ、接着剤で固定される。軸方向に沿った凸部64の長さと、凸部65の長さの和は、軸方向に沿ったティース22の全高さよりも短く設定される。凸部64,65の外形の大きさは、面取り部52としての凹部の形状の大きさよりも接着代の分に対応してやや小さめに設定される。
補強部材60,61は、図3で述べた接着領域40,41に加えて、面取り部50,52と凸部62,63,64,65との間でも接着されるので、固定強度が向上する。
また、面取り部50,52に凸部62,63,64,65が嵌め込まれ接着剤で固定されても、その状態のティース22の外形は、図2、図3で述べた面取り部50を有さないティース22の外形より大きくはならない。したがって、補強部材60の凸部62,64、補強部材61の凸部63,65をティース22の面取り部50,52に嵌め込んで固定しても、軸方向において、スロット24の軸方向の開口部の寸法H24を狭めることがなく、周方向において、スロット24の周方向の開口部の寸法W24を狭めることがない。すなわち、補強部材60の凸部62,64、補強部材61の凸部63,65はスロット24の開口部を塞がないので、異物をスロット内に堆積させず、異物の堆積による電気絶縁性能の低下を抑制する。
図6、図7は、ティース22の先端部における径方向端面の切欠き部54を利用して接着強度を向上させた補強部材70,71の例を示す図である。図6は、図2に対応し、図7は、図3に対応する。
切欠き部54は、ティース22の先端部の径方向端面において、周方向に沿ったほぼ中央の位置に、軸方向に沿ったティース22の全高さの範囲に設けられた窪みの凹部である。
補強部材70は、図2、図3で述べたリング形状の補強部材30の部分に加えて、切欠き部54としての凹部を埋める形状の凸部72を有する。切欠き部54が軸方向に延びることに対応して、凸部72は、リング形状の補強部材30の部分から軸方向についての(−)方向に延びる。
同様に、補強部材71は、図2、図3で述べたリング形状の補強部材31の部分に加えて、切欠き部54としての凹部を埋める形状の凸部73を有する。切欠き部54が軸方向に延びることに対応して、凸部73は、リング形状の補強部材31の部分から軸方向についての(+)方向に延びる。
補強部材70の凸部72と、補強部材71の凸部73は、ティース22の切欠き部54としての凹部に嵌め込まれ、接着剤で固定される。軸方向に沿った凸部72の長さと、凸部73の長さの和は、軸方向に沿ったティース22の全高さよりも短く設定される。凸部72,73の外形の大きさは、切欠き部54としての凹部の形状の大きさよりも接着代の分に対応してやや小さめに設定される。
補強部材70,71は、図3で述べた接着領域40,41に加えて、切欠き部54と凸部72,73との間でも接着されるので、固定強度が向上する。
また、切欠き部54に凸部72,73が嵌め込まれ接着剤で固定されても、その状態のティース22の外形は、図2、図3で述べた切欠き部54を有さないティース22の外形より大きくはならない。したがって、補強部材70の凸部72、補強部材71の凸部73をティース22の切欠き部54に嵌め込んで固定しても、凸部72,73は、ティース22の先端を結ぶステータコア内径の内側にとどまって配置される。これによって、補強部材70,71を用いても、ロータの回転を妨げない。
また、補強部材70の凸部72、補強部材71の凸部73はスロット24の開口部を塞がないので、異物をスロット内に堆積させず、異物の堆積による電気絶縁性能の低下を抑制する。
10 (回転電機)ステータ、12 ステータコア、14 コイル、16 (コイルの)配置範囲、20 ステータヨーク、22 ティース、24 スロット、26,27 軸方向端面、28 磁性体薄板、30,31,60,61,70,71 補強部材、40,41 接着領域、50,52 面取り部(凹部)、54 切欠き部(凹部)、62,63,64,65,72,73 凸部。

Claims (3)

  1. 円環状のステータヨーク、及び前記ステータヨークから内周側に突き出す複数のティースを有するステータコアと、
    前記ティースに巻回されたコイルと、
    リング形状を有し、前記複数のティースのそれぞれにおいて前記コイルの配置範囲よりも内周側の先端部の軸方向端面に固定されている非磁性体の補強部材と、
    を備え
    前記ティースには、回転電機のトルクリップル抑制用の凹部が設けられており、
    前記補強部材は、前記凹部に対応する凸部を有し、前記凸部が前記凹部に嵌め込まれて固定されていることを特徴とする回転電機ステータ。
  2. 請求項に記載の回転電機ステータにおいて、
    前記凹部は、
    前記ティースの先端部における周方向端部の面取り部であることを特徴とする回転電機ステータ。
  3. 請求項に記載の回転電機ステータにおいて、
    前記凹部は、
    前記ティースの先端部における径方向端面の切欠き部であることを特徴とする回転電機ステータ。
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