JP6318185B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源として内燃機関及び電動機を具備し、奇数変速段側の変速軸と偶数変速段側の変速軸との2系統に分けられた有段式の変速機とを備えるハイブリッド車両において、駆動源及び変速機の動作を制御するハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、駆動源としてエンジンの他にモータを備えたハイブリッド型の車両がある。ハイブリッド型の車両においては、エンジンによる発電に加えモータによる回生ブレーキを併用し、モータにより発生した電力を蓄電器に蓄え、当該蓄電池に蓄えた電力を必要に応じて用いることにより走行する。これにより、エンジン単独で走行するのに比べ燃費を向上させている。
そして、燃費を向上させるため、ハイブリッド型の車両においてフューエルカット制御を行うものがある。フューエルカット制御とは、アクセルペダルをOFFにして走行中、燃料の供給を停止する制御である。これにより、減速時にアクセルペダルをOFFにすると、燃料を消費することがないため、燃費が向上する。
このようなハイブリッド型の車両において、アクセルペダルOFFの走行中、エンジンが停止した場合には、モータからの駆動力でエンジンを再始動させる必要がある。ここで、蓄電器の蓄電量が少ない場合においては、エンジンを再始動するための動力が不足することがあるが、蓄電器の蓄電量が少ない場合であっても、エンジンを停止させないようにする必要がある。
このため、アクセルペダルがOFFであっても燃料を噴射する制御をおこなうものがある(例えば、特許文献1の図22参照)。特許文献1においては、モータ駆動装置に異常がある場合に、アクセルペダルの開度が0であっても、燃料を供給することで、エンジンを停止させないようにしている。
ところで、ハイブリッド型の車両に用いる変速機として、例えば、特許文献2に示すように、奇数段(1、3、5、7速段など)の変速段で構成される第一変速機構の第一入力軸と内燃機関の機関出力軸とを断接可能な第一断接機構(奇数段クラッチ)と、偶数段(2、4、6速段など)の変速段で構成される第二変速機構の第二入力軸と機関出力軸とを断接可能な第二断接機構(偶数段クラッチ)とを備え、これら2つの断接機構を交互につなぎ替えることで変速を行うデュアルクラッチ式の変速機がある。また、このようなデュアルクラッチ式の変速機の中には、第一変速機構の第一入力軸にモータの回転軸を連結した構成の変速機がある。
このような変速機においても、上記アクセルペダルOFFのフューエルカット制御を行うことで燃費の向上が図られる。また、蓄電器の蓄電量が少ない場合においては、アクセルペダルOFFの状態であっても、燃料をエンジンに供給することでエンジンの停止をさせないことを確実に行うことができる。
しかしながら、特許文献2のような構成の変速機を備えたハイブリッド車両では、モータが連結する第一入力軸の回転によって回生を行う場合、変速段を下げるために、変速段が一時的に中立になる。この中立の時点ではモータによる回生が行われないため、減速時のモータによる制動力が一時的に失われる。このタイミングと蓄電量が少ない状態が重なると、燃料をエンジンに供給する必要が生じ、燃料をエンジンに供給すると、エンジンによる制動力が弱くなる。このように、モータの回生による制動力が一時的に失われると同時にエンジンによる制動力が弱くなることで、車両にかかる制動力が大きく変化することになる。すると、運転者は急激な制動力の変化を感じることとなり、この結果、快適な運転を阻害するおそれが生じる。
特開平6−80048号公報 特開2014−004942号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、デュアルクラッチ式のハイブリッド車両において、アクセルペダルを踏まず蓄電池の蓄電量が少ない状態であっても、減速時の急激な制動力の変化を防止するハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかるハイブリッド車両の制御装置(10)は、電動機(3)と、燃料供給の指令により燃料供給される内燃機関(2)と、電動機(3)に接続されると共に第一断接部(C1)を介して選択的に内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第一入力軸(61)と、第二断接部(C2)を介して選択的に内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第二入力軸(62)と、駆動輪(WR,WL)側に動力を出力する出力軸(63)と、第一入力軸(61)に配置された一又は複数の第一同期係合部(80,81,83)を介して第一入力軸(61)に選択的に連結される複数の奇数変速段用ギヤ(50,73,75,77)を含む第一変速機構(G1)と、第二入力軸(62)に配置された一又は複数の第二同期係合部(82,84)を介して第二入力軸(62)に選択的に連結される複数の偶数変速段用ギヤ(72,74,76)を含む第二変速機構(G2)と、出力軸(63)に配置され、奇数変速段用ギヤ(73,75,77)及び偶数変速段用ギヤ(72,74,76)に対して噛合う複数の出力ギヤ(91,92,93)と、を有する変速機(4)と、電動機(3)との間で電力の授受を行う蓄電器(30)と、内燃機関(2)及び電動機(3)を制御すると共に変速機(4)の変速動作を制御する制御部(11)と、を備え、制御部(11)は、アクセルペダル(AP)が入力されず、蓄電器(30)が所定の蓄電量以下の場合に、第一断接部(C1)又は第二断接部(C2)と内燃機関(2)の機関出力軸(2a)とを接続しつつ内燃機関(2)への燃料の供給を停止する燃料供給停止モード(M1)と、燃料供給停止モード(M1)から再び燃料の供給を開始する燃料供給モード(M2)を選択可能であり、制御部(11)は、車両(1)の減速時に燃料供給停止モード(M1)を選択した場合、電動機(3)が回生を行う奇数変速段用ギヤ(73,75,77)のうち所定の奇数変速段用ギヤ(73)が第一入力軸(61)に締結された後に、燃料供給モード(M2)を選択することを特徴とする。
このように、デュアルクラッチ式の変速機を有するハイブリッド車両(1)において、所定の奇数変速段用ギヤ(73)が第一入力軸(61)に締結された後に、燃料供給モード(M2)を選択すると、電動機(3)による回生が開始し電動機(3)による制動力が保たれた後に、内燃機関(2)からの制動力を調整することとなる。これにより、急激な制動力の変化を防止することができる。また、所定の奇数変速段用ギヤ(73)に対する変速が行われる際、電動機(3)と第一入力軸(61)との締結が一時的に解除され、電動機(3)による制動力が一時的に失われる場合であっても、この状態において燃料供給停止モード(M1)であり、内燃機関(2)に対する燃料供給は行われていないため、内燃機関(2)による制動力は十分に保たれている。このため、アクセルペダルを踏まず蓄電池の蓄電量が少ない状態であっても、急激な制動力の変化を確実に防止することができる。
また、電動機(3)による回生を用いる場合、同じ回生量であっても車速が高いほど減速時の負の値の加速度である減速度が小さく、車速が低いほど減速度が大きくなる特性がある。このため、従来の方法では、運転者が感じる減速感を一定にするため、車速が低くなった場合には電動機(3)による回生量を下げる制御をする必要があったが、本発明においては、燃料供給に伴って内燃機関(2)の制動力を効果的に用いることで、運転者が自然な減速感を感じられるようになる。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、操作されることにより制御部(11)が内燃機関(2)へ燃料供給の指令を発するアクセルペダル(AP)をさらに有し、制御部(11)は、車両(1)の減速時において、アクセルペダル(AP)の操作がない場合に燃料供給停止モード(M1)を選択し、電動機(3)が回生を行う前記複数の奇数変速段用ギヤ(73,75,77)のうち所定の奇数変速段用ギヤ(73)が第一入力軸(61)に締結された後に、燃料供給モード(M2)を選択することで、アクセルペダル(AP)の操作のない状態での発電制御を行うこととしてもよい。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、制御部(11)は、電動機(3)が前記複数の奇数変速用ギヤ(73,75,77)のうち最終の回生を行う所定の奇数変速段用ギヤ(73)が第一入力軸(61)に締結された後に、燃料供給モード(M2)を選択することとしてもよい。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、制御部(11)は、複数の奇数変速段用ギヤ(73,75,77)のうち、所定の奇数変速段用ギヤ(73)より高い奇数変速段用ギヤ(75,77)である場合、燃料供給停止モード(M1)を選択することとしてもよい。これにより、高い変速段用ギヤを用いる場合において、内燃機関(2)及び電動機(3)による減速回生を行うことで、燃料を消費せずに制動力を維持することができる。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、制御部(11)は、所定の奇数変速段用ギヤ(73)を第一入力軸(61)に締結する車両(1)の速度を第一速度(V1)に設定し、車両(1)の速度が第一速度(V1)以下になった場合に、燃料供給モード(M2)を選択することとしてもよい。これにより、車速をパラメータとした制御を行うことができる。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、制御部(11)は、第一速度(V1)よりも低い所定速度である第二速度(V2)以下になった場合に、燃料供給停止モード(M1)を選択することとしてもよい。第一速度(V1)より低い車速では、電動機(3)の回生による制動力が強く働き、低車速時に内燃機関(2)が作動していると、制動力を安定させるための断接部の制御が複雑になる。このため、制御部(11)が燃料供給停止モード(M1)を選択することで、制動力の変化を安定させることができる。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、制御部(11)は、車両(1)の速度が第一速度(V1)より高い場合、燃料供給停止モード(M1)を選択することとしてもよい。これにより、高い車速において、内燃機関(2)及び電動機(3)による減速回生を行うことで、燃料を消費せずに制動力を維持することができる。
上記ハイブリッド車両の制御装置において、制御部(11)は、燃料供給停止モード(M1)に移行した状態において、内燃機関(2)に対する燃料の供給量を変化させることで、内燃機関(2)による制動力を調整することとしてもよい。これにより、内燃機関(2)の制動力を適切に調整することで、運転者が自然な減速感を感じることができるようになる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるハイブリッド車両の制御装置によれば、デュアルクラッチ式のハイブリッド車両において、アクセルペダルを踏まず蓄電池の蓄電量が少ない状態であっても、減速時の急激な制動力の変化を防止することができる。
本実施形態にかかる制御装置を備えたハイブリッド車両の構成例を示す概略図である。 図1に示す変速機のスケルトン図である。 減速時の車速と車両に作用する減速度を示すグラフ及びこれに関するエンジン、モータ及び変速機の状態の関係を示す図である。 本実施形態における減速時の制御を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例1における減速時の制御を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例2における減速時の制御を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる制御装置10を備えたハイブリッド車両の構成例を示す概略図である。本実施形態の車両1は、図1に示すように、駆動源としてのエンジン2(内燃機関)及びモータ3(電動機)を備えたハイブリッド自動車の車両である。車両1は、さらに、モータ3を制御するためのインバータ20と、バッテリ30(蓄電器)と、変速機4と、ディファレンシャル機構5と、左右のドライブシャフト6R,6Lと、左右の駆動輪WR,WLとを備える。ここで、モータ3は、モータジェネレータを含み、バッテリ30は、キャパシタを含む。また、エンジン2は、ディーゼルエンジンやターボエンジンなどを含む。エンジン2とモータ3の回転駆動力は、変速機4、ディファレンシャル機構5およびドライブシャフト6R,6Lを介して左右の駆動輪WR,WLに伝達される。
また、車両1は、エンジン2、モータ3、変速機4、ディファレンシャル機構5、インバータ20およびバッテリ30をそれぞれ制御するための電子制御ユニット11(ECU:Electronic Control Unit)を備える制御装置10を有する。電子制御ユニット11は、1つのユニットとして構成されるだけでなく、例えばエンジン2を制御するためのエンジンECU、モータ3やインバータ20を制御するためのモータジェネレータECU、バッテリ30を制御するためのバッテリECU、変速機4を制御するためのAT−ECUなど複数のECUから構成されてもよい。本実施形態の電子制御ユニット11は、エンジン2及びモータ3を制御するとともに、バッテリ30に対する充放電、変速機4の変速動作を制御する。本実施形態のECU11は、アクセルペダルAPの操作に応じてエンジン2への燃料供給の指令のみならず、モータ3への出力等の指令をも発する。また、アクセルペダルAPの操作がなされていない場合であっても、必要に応じて、エンジン2への燃料供給の指令を発する。詳細は後述する。
エンジン2は、アクセルペダルAPの操作に応じて燃料噴射の指令がなされ、燃料を空気と混合して燃焼することにより車両1を走行させるための駆動力を発生する内燃機関である。モータ3は、エンジン2とモータ3との協働走行やモータ3のみの単独走行の際には、バッテリ30の電気エネルギーを利用して車両1を走行させるための駆動力を発生するモータとして機能するとともに、車両1の減速時には、モータ3の回生により電力を発電する発電機(ジェネレータ)として機能する。モータ3の回生時には、バッテリ30は、モータ3により発電された電力(回生エネルギー)により充電され、モータ3との間で電力の授受を行う。
また、電子制御ユニット11には、複数の制御パラメータの各種の制御信号が入力されるようになっている。制御信号としては、例えば、アクセルペダルAPの踏込量を検出するアクセルペダルセンサ31からのアクセルペダル開度、ブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキペダルセンサ32からのブレーキペダル開度、ギヤ段(変速段)を検出するシフトポジションセンサ33からのシフト位置、車速を検出する車速センサ34からの車速、バッテリ30の蓄電量(SOC:State of Charge)を測定する蓄電量センサ35からの蓄電量、シンクロ位置センサ36からの各シンクロメッシュ機構の位置、などである。電子制御ユニット11は、これらのセンサからの情報をもとに、制御を行う。
次に、本実施形態の車両1が備える変速機4の構成を説明する。図2は、図1に示す変速機4のスケルトン図である。変速機4は、前進7速、後進1速の平行軸式トランスミッションであり、乾式のツインクラッチ式変速機(DCT:Dual Clutch Transmission)である。
変速機4は、第一クラッチC1(第一断接部)を介して選択的にエンジン2のクランク軸2a(機関出力軸)に接続される第一入力軸61と、第二クラッチC2を介して選択的にエンジン2のクランク軸2aに接続される第二入力軸62と、第一入力軸61及び第二入力軸62に対して変速ギヤ機構を介して接続される出力軸63とを有する。第一入力軸61には奇数段(1、3、5、7速)用のギヤが配設され、第二入力軸62には偶数段(2、4、6速)用のギヤが配設される。出力軸63は、ディファレンシャル機構5に接続され、駆動輪WR,WLに対して選択された変速段に対応する回転出力たる駆動力を生じさせる。
また、第一入力軸61には、その一端側にプラネタリギヤ機構50が配設される。また、第一入力軸61にはモータ3の回転子3aが接続されており、モータ3の回転子3aがプラネタリギヤ機構50の周囲を回るように構成されている。このような構成により、変速機4は、エンジン2及びモータ3を車両1の駆動源として、ハイブリッド車両の変速機として機能する。
第二クラッチC2の出力側には、外側メイン軸OMSが接続されており、この外側メイン軸OMSは、第一入力軸61の外筒をなすように、第一入力軸61と同心状に配置されている。外側メイン軸OMSは、アイドル軸IDSを介してリバース軸RVSおよび第二入力軸62に常時係合し、第二クラッチC2の回転出力がリバース軸RVSおよび第二入力軸62に伝達される。各軸は互いに平行である。
奇数段の変速段を実現するための第一変速機構G1について説明する。第一入力軸61上には、3速駆動ギヤ73、7速駆動ギヤ77、5速駆動ギヤ75がそれぞれ相対回転可能に同心状に配置されている。3速駆動ギヤ73と7速駆動ギヤ77との間に3−7速シンクロメッシュ機構81が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、5速駆動ギヤ75に対応して5速シンクロメッシュ機構83が軸方向にスライド可能に設けられる。
このような構成により、所望の奇数変速段用ギヤ(プラネタリギヤ機構50、3速駆動ギヤ73、5速駆動ギヤ75、7速駆動ギヤ77)のいずれかを選択する際に、第一入力軸61に配置された一又は複数の第一同期係合部(1速シンクロメッシュ機構80,3−7速シンクロメッシュ機構81,5速シンクロメッシュ機構83)を移動させる。これにより、選択された所望の変速段が第一入力軸61に連結される。
第一変速機構G1の各駆動ギヤは、出力軸63上に設けられる出力ギヤのうち、対応するギヤと噛み合う。具体的には、3速駆動ギヤ73は第一出力ギヤ91に、7速駆動ギヤ77は第二出力ギヤ92に、5速駆動ギヤ75は第三出力ギヤ93に噛み合う。このように噛み合うことにより、出力軸63を回転駆動する。
偶数段の変速段を実現するための第二変速機構G2について説明する。第二入力軸62上には、2速駆動ギヤ72、6速駆動ギヤ76、4速駆動ギヤ74がそれぞれ相対回転可能に同心状に配置されている。2速駆動ギヤ72と6速駆動ギヤ76との間に2−6速シンクロメッシュ機構82が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、4速駆動ギヤ74に対応して4速シンクロメッシュ機構84が軸方向にスライド可能に設けられる。
このような構成により、所望の偶数変速段用ギヤ(2速駆動ギヤ72、4速駆動ギヤ74、6速駆動ギヤ76)のいずれかを選択する際に、第二入力軸62に配置された一又は複数の第二同期係合部(2−6速シンクロメッシュ機構82、4速シンクロメッシュ機構84)を移動させる。これにより、選択された変速段が第二入力軸62に連結される。
第二変速機構G2の各駆動ギヤは、出力軸63上に設けられる出力ギヤのうち、対応するギヤと噛み合う。具体的には、2速駆動ギヤ72は第一出力ギヤ91に、6速駆動ギヤ76は第二出力ギヤ92に、4速駆動ギヤ74は第三出力ギヤ93に噛み合う。このように噛み合うことにより、出力軸63を回転駆動する。
第一入力軸61のモータ3寄りの一端にはプラネタリギヤ機構50が配置されている。プラネタリギヤ機構50は、サンギヤ51、ピニオンギヤ52、リングギヤ55を備え、サンギヤ51は第一入力軸61に固定され、第一入力軸61及びモータ3と一体回転する。リングギヤ55は、変速機4のケースに固定され、ピニオンギヤ52のキャリア53から変速出力を生じるように構成されている。
プラネタリギヤ機構50のキャリア53と第一入力軸61上の3速駆動ギヤ73との間には、1速シンクロメッシュ機構80が設けられる。1速ギヤ段の選択に応じて、この1速シンクロメッシュ機構80がONすることで、キャリア53と第一入力軸61上の3速駆動ギヤ73とが接続される。すると、キャリア53の回転駆動力が、3速駆動ギヤ73及び第一出力ギヤ91を介して、出力軸63を回転駆動する。
リバース段を実現するためのリバース変速機構GRについて説明する。リバース軸RVSは、アイドル軸IDSに係合するギヤ97が固定されている。更に、リバース軸RVSの外周には、リバース軸RVSを第一入力軸61に選択的に結合するためのリバースギヤ段が設けられている。リバースギヤ段は、リバース軸RVSに相対的に回転可能に同心的に設けられたリバース駆動ギヤ98と、リバース駆動ギヤ98をリバース軸RVSに選択的に結合するためのリバースシンクロメッシュ機構85と、リバース駆動ギヤ98に噛み合うように第一入力軸61に固定されたギヤ78とで構成される。
リバースシンクロメッシュ機構85は、リバース軸RVSの軸方向にスライド可能である。前進走行時には、リバース軸RVSをリバース駆動ギヤ98に係合しない。一方、後進走行時には、リバース軸RVSをリバース駆動ギヤ98に係合する。
次に、車両1の減速時に車両1に作用する制動力及び減速度とエンジン2、モータ3及び変速機4の各部の状態の関係を説明する。図3は、減速時の車速と車両に作用する減速度を示すグラフ及びこれに関するエンジン2、モータ3及び変速機4の状態の関係を示す図である。同図のグラフにおいて、縦軸には減速における減速度を示し、横軸には車速を示す。減速時の負の値の加速度である減速度または減速加速度は、運転者にとっては、減速感として感知される。
図3の状態は、車両1の減速時、アクセルペダルAPの踏み込みがない状態で、且つバッテリ30の蓄電量が低いためにEV走行が不可能な状態である。通常はエンジン2の始動のために電力が必要となるが、バッテリ30の蓄電量が低くエンジン始動のための電力消費を極力少なくすべき同図のような状態の場合には、エンジン2を締結したままにしておき、始動のための電力消費を抑制する。このため、同図では、エンジン2での制動を取りつつ、モータ3によって回生を取ることで、バッテリ30に充電している状態を示す。
図3のグラフ部分においては、エンジン2に起因する減速度を一点鎖線で示し、当該一点鎖線にモータ3に起因する減速度を加算したものを破線で示し、実際の減速度を矢印付きの実線で示す。グラフの下方には、各部の状態を示す。具体的には、CLは第一クラッチC1と第二クラッチC2のいずれが締結されているかを示し、ENGは、エンジン2と駆動輪WR,WLとの間の変速段を示し、MOTは、モータ3と駆動輪WR,WLとの間の変速段を示す。
電子制御ユニット11は、燃料供給の停止を行うフューエルカットと呼ばれる制御である燃料供給停止モードM1と、燃料供給を開始するフューエルカットオフと呼ばれる制御である燃料供給モードM2とを選択可能である。上述のいかなるタイミングで、燃料供給停止モードM1と燃料供給モードM2とが切り替えられるかを最下部の線図で示す。
次に、同図の各部を詳細に説明する。上述のように、減速時にエンジン2を締結したままにしておくと、車両1は、エンジン2からの制動力を得ることになる。車両1は、車速に対してエンジン2からの適切な制動力を得るため、エンジン2が締結する変速段を順次下げていくが、この場合、図に示すように、クラッチC1,C2を交互に締結する。具体的には、車両1の減速時、第一クラッチC1と第二クラッチC2を交互に締結することで、エンジン2と駆動輪WR,WLとの間には7速、6速、5速、4速、3速のギヤが順次噛合うこととなる。これにより、エンジン2と駆動輪WR,WLとを適切な変速段で繋ぎ、減速時の車速に対して適切な制動力を、エンジン2から得ることができる(図3の一点鎖線参照)。なお、燃料供給モードM2以降はエンジンブレーキが作用しないため、燃料供給モードM2内の一点鎖線は参考値である。
一方、車両1は、車速に対してモータ3からの適切な制動力を得るため、モータ3が締結する変速段を順次下げていく。ここで、モータ3は第一入力軸61に連結しているため、モータ3と駆動輪WR,WLとの間には、第一入力軸61上にある7速、5速、3速のギヤが順次噛合うこととなる。モータ3による制動力は、回生によって発生するが、同じ回生量であっても、車速が高いほど減速度が小さく車速が低くなるほど減速度が大きくなる。
なお、本実施形態では、モータ3の回生に用いるギヤ73,75,77のうち、減速時の最終の回生に用いるギヤは3速駆動ギヤ73とし、これを所定の奇数変速段用ギヤとするが、これに限るものではなく、モータ3と同軸に配設されるギヤであれば、他の段のギヤでもよい。これにより、モータ3と駆動輪WR,WLとを適切な変速段で繋ぎ、減速時の車速に対して適切な制動力を、モータ3から得ることができる。そして、モータ3の制動力は、上述のエンジン2の制動力に加算される(図3の破線参照)。
そして、実際の車両1の減速時においては、図3のグラフにおいて実線で示すように、車速が下がるに従って、減速度の絶対値は段階的に大きくなっていく。ここで、モータ3が締結する変速段を変速する場合、3−7速シンクロメッシュ機構81や5速シンクロメッシュ機構83(図2参照)を繋ぎ替える必要があるが、いずれも第一入力軸61に同軸上にあるため、繋ぎ替える時点で中立状態になる。この中立状態の時点において、モータ3に起因する抜けと呼ばれる減速度が失われる現象が生じることになる。しかし、エンジン2に起因する減速度は車両1に作用しているので、車両1に作用する減速度が必要以上に抜けてしまうことはなく、運転者に対して不自然な減速感を感じさせることはない。なお、図3において、モータ3の中立状態が終わった時点と第一速度V1になるまでの時点の間に時間差Δsがあるが、これは、モータ3の中立状態から3速に完全に締結した状態との時間差を表している。
そして、車両1の車速がさらに下がり、本実施形態における最終の回生に用いる変速段の3段になると、燃料供給停止モードM1から燃料供給モードM2に移行する。すると、減速度は図中破線部分から離脱する。このように燃料供給モードM2に移行した場合、電子制御ユニット11は、エンジン2に対する燃料の供給量を変化させることで、エンジン2による制動力を調整するため、減速度は適切に調整される。
以上の構成において、電子制御ユニット11による実際の制御は以下のように行う。図4は、本実施形態における減速時の制御を示すフローチャートである。まず、減速時において、電子制御ユニット11は、アクセルペダルAPの踏み込みがない(OFF)か否かを判断する(ステップS01)。ステップS01において、アクセルペダルAPの踏み込みがある場合(ONの場合)には、電子制御ユニット11は、通常の走行発電制御(ステップS02)を行う。この場合、車両1は、燃料をエンジン2に供給してエンジン2による駆動力を用いて走行するとともに、バッテリ30に蓄電するための発電をも行う。一方、ステップS01の判断時に、アクセルペダルAPの踏み込みがない場合、電子制御ユニット11は、燃料供給停止モードM1いわゆるフューエルカット制御を実施する(ステップS03)。これにより、エンジン2への燃料の供給が停止する。
次に、蓄電量センサ35により検知される蓄電量がEV走行(エンジン2を用いず、モータ3を用いる走行)可能な蓄電量であるか否かを判断する(ステップS04)。EV走行が可能な蓄電量である場合には、EV減速回生制御(ステップS05)をする。この場合の車両1は、クラッチC1,C2を締結しないため、モータ3による回生により制動力を得る。
一方、ステップS04の判断時に、EV走行が可能な蓄電量でない場合には、蓄電量の確保のためにモータ3による回生を行う。このとき、電子制御ユニット11は、クラッチC1,C2を締結したままとし、車両1は、モータ3のみならずエンジン2からも制動力を得ることになる。
次に、電子制御ユニット11は、モータ3による回生がいかなる変速段で行われているかを判断する。具体的には、モータ3による回生が最終の回生に用いる所定の奇数変速段(本実施形態では3速)以下であるかを判断する(ステップS06)。
ステップS06において所定の奇数変速段以下でない場合、所定の奇数変速段用ギヤ(73)より高い奇数変速段用ギヤ(本実施形態では5速又は7速)であるため、電子制御ユニット11は、燃料供給停止モードM1を継続しつつ、減速回生制御(ステップS07)を行う。この場合、モータ3は、駆動輪WR,WLに対して連れ回ることで回生を行い、バッテリ30の充電を行う。また、EV走行を行わないため、バッテリ30の電力消費を抑制する。
ステップS06において所定の奇数変速段以下である場合、電子制御ユニット11は、エンジン2への燃料の供給を再び開始する燃料供給モードM2を実施し(ステップS08)、アクセルペダルAPを踏まない状態でエンジン2による発電を行うAPOFF発電制御が実施される(ステップS09)。
ここで、本実施形態におけるステップS08の際、電子制御ユニット11は、3速駆動ギヤ73が第一入力軸61に締結された後に、燃料供給モードM2を実施する。これについて詳述する。
すなわち、燃料供給モードM2によりエンジン2に燃料が供給されると、エンジン2に起因する車両1に対する制動力が小さくなる。ここで、本実施形態では、3速駆動ギヤ73が第一入力軸61に締結された状態では、モータ3に起因する車両1に対する制動力が働いているため、車両1に対する制動力が急に大きく失われることはない。
これに対して、3速駆動ギヤ73が第一入力軸61に締結される前に燃料供給モードM2を開始してしまうと、次のような不都合が起こる。すなわち、燃料供給モードM2が開始するとエンジン2による制動力が変化した状態となっている。この状態で、モータ3の回生のためのギヤを、5速駆動ギヤ75から3速駆動ギヤ73に変速する際に変速段が中立状態(図3におけるニュートラルの状態N)とすると、モータ3による制動力が一時的に失われる。すると、車両1の制動力が小さくなり、運転者に対して不自然な減速感を与えることとなる。
本実施形態では、電子制御ユニット11が3速駆動ギヤ73が第一入力軸61に締結された後に、燃料供給モードM2を実施することで、以上の不都合を回避し、安定した車両1の制動力を得ることができる。
以上のように、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置10によれば、デュアルクラッチ式の変速機4を有するハイブリッド車両1において、所定の奇数変速段用ギヤ(3速駆動ギヤ73)が第一入力軸61に締結された後に、燃料供給モードM2を選択すると、モータ3による回生が開始しモータ3による制動力が保たれた後に、燃料供給モードM2によりエンジン2からの制動力を調整することとなる。これにより、エンジン2による制動力とモータ3による制動力がいずれも低下する状態を回避することができ、急激な制動力の変化を防止することができる。
また、所定の奇数変速段用ギヤ(3速駆動ギヤ73)に対する変速が行われる際、モータ3と第一入力軸61との締結が一時的に解除され、モータ3による制動力が一時的に失われる場合であっても、この状態において燃料供給停止モードM1であり、エンジン2に対する燃料供給は行われていないため、エンジン2による制動力は十分に保たれている。このため、急激な制動力の変化を確実に防止することができる。
また、モータ3による回生を用いる場合、同じ回生量であっても車速が高いほど減速時の負の値の加速度である減速度が小さく、車速が低いほど減速度が大きい特性がある。このため、従来の方法では、運転者が感じる減速感を一定にするため、車速が低くなった場合にはモータ3による回生量を下げる制御をする必要があったが、本実施形態においては、燃料供給に伴ってエンジン2の制動力を効果的に用いることで、運転者が自然な減速感を感じられるようになる。
また、本実施形態において、電子制御ユニット11は、複数の奇数変速段用ギヤのうち、所定の奇数変速段用ギヤである3速駆動ギヤ73よりも高い奇数変速段用ギヤである5速駆動ギヤ75や7速駆動ギヤ77である場合、燃料供給停止モードM1を選択する。これにより、高い変速段用ギヤを用いる場合において、エンジン2及びモータ3による減速回生を行うことで、燃料を消費せずに制動力を維持することができる。
また、本実施形態において、電子制御ユニット11は、燃料供給停止モードM1に移行した状態において、エンジン2に対する燃料の供給量を変化させることで、エンジン2による制動力を調整する。これにより、エンジン2の制動力を適切に調整することで、運転者が自然な減速感を感じることができるようになる。
次に、本実施形態の変形例を示す。上述の実施形態では、ステップS06において、所定の奇数変速段以下であることを基準として燃料供給モードM2を実施することとしているが、これに限るものではない。図5は、本実施形態の変形例1における減速時の制御を示すフローチャートである。同図において、上述の実施形態と同様の内容については、同符号を付す。
図5の例のように、ステップS16において、所定の車両1の速度(第一速度V1)以下であることを基準として燃料供給モードM2を実施することとしてもよい。ここで、第一速度V1は、3速駆動ギヤ73を第一入力軸61に締結する場合の車両1の速度である(図3参照)。このため、上述の実施形態とは、燃料供給停止モードM1と燃料供給モードM2の切替えを行うタイミングを、変速段をパラメータにするか、又は速度をパラメータにするかのみが異なる。なお、車両1の速度が第一速度V1より高い場合、所定の3速駆動ギヤ73の第一入力軸61に対する締結が完了していないため、電子制御ユニット11は、燃料供給停止モードM1を継続することとなる。
このように、変形例1においては、電子制御ユニット11が、3速駆動ギヤ73を第一入力軸61に締結する車両1の速度を第一速度V1に設定し、車両1の速度が第一速度V1以下になった場合に、燃料供給モードM2を選択する。これにより、車速をパラメータとした制御を行うことができる。
また、変形例1において、電子制御ユニット11が、車両1の速度が第一速度V1より高い場合、燃料供給停止モードM1を選択する。これにより、高い車速において、エンジン2及びモータ3による減速回生を行うことで、燃料を消費せずに制動力を維持することができる。
さらに、車両1の速度をパラメータとしたものとして、次のような構成もある。図6は、本実施形態の変形例2における減速時の制御を示すフローチャートである。同図においても、上述の実施形態及び変形例1と同様の内容については、同符号を付す。
図6の例でも、ステップS16において、車両1の速度が第一速度V1以下であることを基準として燃料供給モードM2を実施し(ステップS08)、APOFF発電制御を行う(ステップS09)。その後、第一速度V1よりも低い所定の第二速度V2(図3参照)以下になった場合(ステップS21)、電子制御ユニット11は、再び燃料供給停止モードM1を選択する(ステップS22)。これにより、エンジン2に対して燃料の供給が停止するため、エンジン2による制動力が安定する。
このように、変形例2においては、電子制御ユニット11が、第一速度V1よりも低い所定速度である第二速度V2以下になった場合に、燃料供給停止モードM1を選択することとしてもよい。第一速度V1より低い車速では、モータ3の回生による制動力が強く働き、低車速時にエンジン2が作動していると、制動力を安定させるための断接部の制御が複雑になる。このため、電子制御ユニット11が燃料供給停止モードM1を選択することで、制動力の変化を安定させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1…車両
2…エンジン
2a…クランク軸
3…モータ
4…変速機
10…制御装置
11…電子制御ユニット
30…バッテリ
31…アクセルペダルセンサ
32…ブレーキペダルセンサ
33…シフトポジションセンサ
34…車速センサ
35…蓄電量センサ
36…シンクロ位置センサ
50…プラネタリギヤ機構
61…第一入力軸
62…第二入力軸
63…出力軸
72…2速駆動ギヤ
73…3速駆動ギヤ
74…4速駆動ギヤ
75…5速駆動ギヤ
76…6速駆動ギヤ
77…7速駆動ギヤ
80…1速シンクロメッシュ機構
81…3−7速シンクロメッシュ機構
82…2−6速シンクロメッシュ機構
83…5速シンクロメッシュ機構
84…4速シンクロメッシュ機構
85…リバースシンクロメッシュ機構
91…第一出力ギヤ
92…第二出力ギヤ
93…第三出力ギヤ
AP…アクセルペダル
C1…第一クラッチ
C2…第二クラッチ
M1…燃料供給停止モード
M2…燃料供給モード
WR,WL…駆動輪

Claims (9)

  1. 電動機と、
    燃料供給の指令により燃料が供給される内燃機関と、
    前記電動機に接続されると共に第一断接部を介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第一入力軸と、第二断接部を介して選択的に前記内燃機関の前記機関出力軸に接続される第二入力軸と、駆動輪側に動力を出力する出力軸と、前記第一入力軸に配置された一又は複数の第一同期係合部を介して前記第一入力軸に選択的に連結される複数の奇数変速段用ギヤを含む第一変速機構と、前記第二入力軸に配置された一又は複数の第二同期係合部を介して前記第二入力軸に選択的に連結される複数の偶数変速段用ギヤを含む第二変速機構と、前記出力軸に配置され、前記第一変速機構の前記奇数変速段用ギヤ及び前記第二変速機構の前記偶数変速段用ギヤに対して噛合う複数の出力ギヤと、を有する変速機と、
    前記電動機との間で電力の授受を行う蓄電器と、
    前記内燃機関及び前記電動機を制御すると共に前記変速機の変速動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記燃料供給の指令が入力されず、前記蓄電器が所定の蓄電量以下の場合に、前記第一断接部又は前記第二断接部と前記内燃機関の前記機関出力軸とを接続しつつ前記内燃機関への燃料の供給を停止する燃料供給停止モードと、前記燃料供給停止モードから再び燃料の供給を開始する燃料供給モードを選択可能であり、
    前記制御部は、車両の減速時に前記燃料供給停止モードを選択した場合、前記電動機が回生を行う前記複数の奇数変速段用ギヤのうち所定の奇数変速段用ギヤが前記第一入力軸に締結された後に、前記燃料供給モードを選択する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 電動機と、
    燃料供給の指令により燃料が供給される内燃機関と、
    前記電動機に接続されると共に第一断接部を介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第一入力軸と、第二断接部を介して選択的に前記内燃機関の前記機関出力軸に接続される第二入力軸と、駆動輪側に動力を出力する出力軸と、前記第一入力軸に配置された一又は複数の第一同期係合部を介して前記第一入力軸に選択的に連結される複数の奇数変速段用ギヤを含む第一変速機構と、前記第二入力軸に配置された一又は複数の第二同期係合部を介して前記第二入力軸に選択的に連結される複数の偶数変速段用ギヤを含む第二変速機構と、前記出力軸に配置され、前記第一変速機構の前記奇数変速段用ギヤ及び前記第二変速機構の前記偶数変速段用ギヤに対して噛合う複数の出力ギヤと、を有する変速機と、
    前記電動機との間で電力の授受を行う蓄電器と、
    前記内燃機関及び前記電動機を制御すると共に前記変速機の変速動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記燃料供給の指令が入力されず、前記蓄電器が所定の蓄電量以下の場合に、前記内燃機関への燃料の供給を停止する燃料供給停止モードと、前記燃料供給停止モードから再び燃料の供給を開始する燃料供給モードを選択可能であり、
    前記制御部は、車両の減速時に前記燃料供給停止モードを選択した場合、前記電動機が回生を行う前記複数の奇数変速段用ギヤのうち所定の奇数変速段用ギヤが前記第一入力軸に締結された後に、前記燃料供給モードを選択し、
    前記制御部は、前記所定の奇数変速段用ギヤを前記第一入力軸に締結する前記車両の速度を第一速度に設定し、前記車両の速度が前記第一速度以下になった場合に、前記燃料供給モードを選択し、前記第一速度よりも低い所定速度である第二速度以下になった場合に、前記燃料供給停止モードを選択する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 操作されることにより前記制御部が前記内燃機関へ燃料供給の指令を発するアクセルペダルをさらに有し、
    前記制御部は、前記車両の減速時において、前記アクセルペダルの操作がない場合に前記燃料供給停止モードを選択し、前記電動機が回生を行う前記複数の奇数変速段用ギヤのうち所定の奇数変速段用ギヤが前記第一入力軸に締結された後に、前記燃料供給モードを選択することで、前記アクセルペダルの操作のない状態での発電制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記電動機が前記複数の奇数変速用ギヤのうち最終の回生を行う所定の奇数変速段用ギヤが前記第一入力軸に締結された後に、前記燃料供給モードを選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の奇数変速段用ギヤのうち、所定の奇数変速段用ギヤより高い奇数変速段用ギヤである場合、前記燃料供給停止モードを選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記所定の奇数変速段用ギヤを前記第一入力軸に締結する前記車両の速度を第一速度に設定し、前記車両の速度が前記第一速度以下になった場合に、前記燃料供給モードを選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記第一速度よりも低い所定速度である第二速度以下になった場合に、前記燃料供給停止モードを選択する
    ことを特徴とする請求項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記車両の速度が前記第一速度より高い場合、前記燃料供給停止モードを選択する
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記燃料供給モードに移行した状態において、前記内燃機関に対する燃料の供給量を変化させることで、前記内燃機関による制動力を調整する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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