JP6316156B2 - 沈殿池 - Google Patents

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Description

本発明は、沈殿池に関し、特に、下水処理場の最終沈殿池などとして好適に使用し得る沈殿池に関するものである。
従来、下水処理場などでは、最初沈殿池、生物反応槽および最終沈殿池を備える水処理システムが用いられている。
ここで、近年、最初沈殿池や最終沈殿池などの沈殿池として、被処理水中の固形分を沈殿させる沈殿部と、沈殿部で固形分の一部を沈殿させた被処理水をろ過するろ過部とを備える沈殿池を用いることが提案されている。そして、当該沈殿池のろ過部としては、複数のろ材よりなるろ材層と、ろ材層の下方で水平方向に延在してろ材層を構成するろ材を支持する下部スクリーンと、ろ材層の上方に下部スクリーンに対して平行に配設されてろ材層を構成するろ材の流出を防止する上部スクリーンとを有し、被処理水をろ材層に上向流で通水させることによりろ過を行うろ過部が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/161339号
ここで、沈殿部およびろ過部を備える上記従来の沈殿池によれば、沈殿部において固形分の一部を沈殿させた被処理水をろ過部において更にろ過することができるので、固形分が十分に除去された処理水を得ることができる。
しかし、上記従来の沈殿池には、互いに平行に配設された上部スクリーンと下部スクリーンとの間にろ材層を設けてろ過部を構成しているため、ろ過部の設置作業およびメンテナンス作業が煩雑になるという問題があった。
また、上記従来の沈殿池には、ろ過部のろ材層で分離しきれずに上部スクリーンを通過した微細な固形分が上部スクリーン上に堆積してしまうという問題もあった。
更に、ろ過部を備える沈殿池では、通常、所定時間毎に、或いは、ろ過部の固液分離性能が低下した際にろ過部のろ材層の洗浄を実施するが、上記従来の沈殿池では、被処理水を上向流で通水した際にろ材層を構成するろ材が上部スクリーンに押し付けられて圧密されるため、洗浄時にろ材が十分に流動せずにろ材層を効率的に洗浄することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、沈殿部およびろ過部を備える沈殿池であって、ろ過部の設置およびメンテナンスが容易で、且つ、ろ過部の上部スクリーン上への固形分の堆積の防止およびろ材層の効率的な洗浄が可能な沈殿池を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の沈殿池は、被処理水中の固形分を沈殿させる沈殿部と、前記沈殿部を通過した被処理水をろ過するろ過部とを備える沈殿池であって、前記ろ過部は、被処理水が上向流で通水される被処理水流路と、前記被処理水流路内に充填された複数のろ材よりなるろ材層と、前記ろ材層で被処理水をろ過して得た処理水が流出する処理水流出部と、前記処理水流出部に設けられて前記ろ材の流出を防止する流出部スクリーンとを備え、前記流出部スクリーンは、水平面に対して傾斜または直交する方向に延在する縦置き型のスクリーンであり、前記ろ材層の上方の少なくとも一部にスクリーンが配置されていない開口部を有することを特徴とする。このように、流出部スクリーンを縦置き型のスクリーンとし、ろ材層の上方の少なくとも一部にスクリーンが配置されていない開口部を設ければ、開口部を介してろ材層の設置およびメンテナンスを容易に行うことができるので、ろ過部の設置作業およびメンテナンス作業を簡素化することができる。また、流出部スクリーンを縦置き型のスクリーンとすれば、ろ材層で分離しきれなかった微細な固形分がスクリーン上に堆積するのを防止することができると共に、被処理水のろ過中にろ材が圧密されるのを抑制してろ材層の洗浄時にろ材を良好に流動させることができる。
ここで、本発明の沈殿池は、前記ろ過部が、前記ろ材層の下方に設けられた下部スクリーンを更に備え、前記下部スクリーンの開孔径が前記流出部スクリーンの開孔径よりも大きいことが好ましい。下部スクリーンの開孔径を大きくすれば、沈殿部で分離しきれなかった粗大な固形分によって下部スクリーンが目詰まりするのを抑制することができるからである。また、流出部スクリーンの開孔径を小さくすれば、ろ材の流出を十分に抑制することができるからである。
なお、本発明において、「スクリーンの開孔径」とは、平均開孔径を指す。
また、本発明の沈殿池は、前記ろ過部が、前記被処理水流路に洗浄水を上向流で通水しつつろ材層を撹拌洗浄する洗浄機構と、洗浄排水が流出する洗浄排水排出部と、前記洗浄排水排出部に設けられて前記ろ材の流出を防止する排出部スクリーンとを更に備え、前記排出部スクリーンは、水平面に対して傾斜または直交する方向に延在する縦置き型のスクリーンであることが好ましい。洗浄排水排出部を設け、洗浄排水排出部から洗浄排水を排出すれば、処理水流出部を介して洗浄排水を排出する必要がないので、ろ材層の洗浄時にろ材層から除去された固形分などによって処理水流出部および流出部スクリーンが閉塞するのを防止することができるからである。
なお、本発明の沈殿池のろ過部が排出部スクリーンを備える場合、前記排出部スクリーンの開孔径は、前記流出部スクリーンの開孔径よりも大きいことが好ましい。排出部スクリーンの開孔径を大きくすれば、ろ材層の洗浄時にろ材層から除去された固形分によって排出部スクリーンが目詰まりするのを抑制することができるからである。また、流出部スクリーンの開孔径を小さくすれば、ろ材の流出を十分に抑制することができるからである。
なお、本発明において、「スクリーンの開孔径」とは、平均開孔径を指す。
そして、本発明の沈殿池は、前記ろ過部が、前記被処理水流路に洗浄水を上向流で通水しつつろ材層を撹拌洗浄する洗浄機構と、前記ろ材層の下方に設けられた下部スクリーンとを備え、前記洗浄機構は、曝気により前記ろ材層を撹拌する曝気装置を有し、前記曝気装置の気体噴出口が、前記下部スクリーンの上方に設けられていることが好ましい。気体噴出口を下部スクリーンの上方に配設すれば、気体噴出口から噴出した気体が下部スクリーンにより遮蔽されて水流によるろ材の撹拌力が低下すると共に撹拌ムラが発生するのを抑制することができるからである。そして、その結果、ろ材層を構成するろ材を良好に撹拌してろ材層の洗浄効率を更に高めることができるからである。
本発明によれば、沈殿部およびろ過部を備える沈殿池であって、ろ過部の設置およびメンテナンスが容易で、且つ、ろ過部の上部スクリーン上への固形分の堆積の防止およびろ材層の効率的な洗浄が可能な沈殿池を提供することができる。
本発明に従う沈殿池の一例の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は図1(a)のA−A線に沿う断面図である。 図1に示す沈殿池のろ過部について、被処理水をろ過している状態を図1(a)のB−B線に沿う断面で示す説明図である。 図1に示す沈殿池のろ過部について、ろ材層を洗浄している状態を図1(a)のB−B線に沿う断面で示す説明図である。 ろ過部の洗浄用空気配管の設置位置について図2のC−C線に沿う断面で示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の構成要素を示すものとする。
(沈殿池)
ここで、本発明の沈殿池は、特に限定されることなく、例えば下水処理場において生物反応槽の後段側に設けられる最終沈殿池として用いることができる。そして、本発明の沈殿池の一例は、例えば図1に示すような概略構成を有している。
具体的には、図1(a)に沈殿池の平面図を示し、図1(b)に図1(a)のA−A線に沿う断面図を示すように、本発明の一例の沈殿池1は、被処理水中の固形分を沈殿させる沈殿部2と、沈殿部2の後段側に設けられて沈殿部2を通過した被処理水をろ過するろ過部3とを備えている。また、沈殿池1のろ過部3には、ろ過部3で被処理水をろ過して得た処理水が流れる処理水流路4と、ろ過部3に設けられたろ材層32を洗浄した際に排出される洗浄排水が流れる洗浄排水流路5とが設けられている。そして、沈殿池1では、沈殿部2において固形分の一部を沈殿させた被処理水をろ過部3において更にろ過することにより、固形分が十分に除去された処理水を得ることができる。
<沈殿部>
ここで、沈殿部2は、特に限定されることなく、被処理水中の固形分を重力沈降により沈降させて被処理水から固形分を分離する横流式沈殿槽よりなる。そして、沈殿部2の底部には、固形分排出弁22を有する固形分排出配管21が設けられており、沈殿部2で沈殿した固形分は、固形分排出配管21に設けられた固形分排出弁22を例えば所定時間毎に開くことにより、沈殿池1から排出されて処理される。
なお、沈殿部2は、固形分の沈降を促進する傾斜板や、底部に沈殿した固形分を掻き寄せる往復式掻寄機などを備えていてもよい。
<ろ過部>
ろ過部3は、沈殿部2において固形分の一部を沈殿させた被処理水を上向流でろ過するろ過槽よりなる。そして、ろ過部3は、図1(a)のB−B線に沿う断面を図2に示すように、被処理水が上向流で通水される被処理水流路31と、被処理水流路31内に充填された複数のろ材32Aよりなるろ材層32と、ろ材層32で被処理水をろ過して得た処理水が処理水流路4へと流出する処理水流出部33と、処理水流出部33に設けられた流出部スクリーン34とを備えている。また、ろ過部3は、ろ材層32を撹拌洗浄した際に生じる洗浄排水が洗浄排水流路5へと流出する洗浄排水排出部35と、洗浄排水排出部35に設けられた排出部スクリーン36と、曝気により生じる旋回流を用いてろ材層32を撹拌洗浄する際に使用する洗浄用空気配管38とを備えている。更に、ろ過部3は、ろ材層32の下方に下部スクリーン37を備えている。
なお、図2に示すように、ろ過部3の流出部スクリーン34および排出部スクリーン36は、水平面に対して直交する方向に延在する縦置き型のスクリーンである。従って、ろ過部3のろ材層32の上方は全て、スクリーン(流出部スクリーン34および排出部スクリーン36)が配置されていない開口部となっている。
ここで、被処理水流路31は、特に限定されることなく、沈殿池1内に隔壁を設けることにより形成されている。そして、被処理水流路31を形成する隔壁は、沈殿池1の底面から離隔させて設けられており、被処理水流路31と沈殿部2とは沈殿池1の下部で連通している。
ろ材層32は、ろ過部3の開口部から複数のろ材32Aを被処理水流路31内の下部スクリーン37上に充填して形成されている。
ここで、ろ材層32を構成するろ材32Aとしては、特に限定されることなく、例えば樹脂製のろ材を用いることができる。そして、ろ材32Aとしては、任意の形状のろ材を用いることができるが、筒状のろ材を用いることが好ましく、円筒状のろ材を用いることが更に好ましい。筒状のろ材を用いてろ材層32を構成した場合、ランダムに充填された筒状のろ材の中空部を被処理水が通過する際に、各筒状のろ材が小さな傾斜板沈殿装置のように機能して被処理水中の固形分がろ材層32でより良好に分離されるからである。また、ろ材32Aとしては、沈降性ろ材(即ち、静止した被処理水中で沈降するろ材)と、浮上ろ材(即ち、静止した被処理水中で浮くろ材)との何れを用いてもよいが、図2に示すように、被処理水の通水中には浮く程度の比重を有する沈降性ろ材を用いることが好ましい。なお、ろ過部3では流出部スクリーン34および排出部スクリーン36として縦置き型のスクリーンを使用しており、ろ材層32の上面がスクリーンにより押さえつけられていないので、浮上ろ材または被処理水の通水中には浮く程度の比重を有する沈降性ろ材を用いてろ材層32を形成した場合には、図2に示すように、ろ材層32の一部は水面よりも上方に位置することとなる。因みに、ろ材32Aとして浮上ろ材を使用する場合には、被処理水流路31内に水を貯留した状態でろ材を投入することにより被処理水流路31内にろ材を充填することができるので、下部スクリーン37は設けなくてもよい。
処理水流出部33は、処理水が被処理水流路31内から処理水流路4へと越流する部分であり、図2に示す例では、後述する洗浄排水排出部35よりも上側であって、被処理水のろ過中のろ材層32の上端よりも下側に位置している。そして、処理水流出部33には、流出部スクリーン34の下端が接続されている。
流出部スクリーン34は、処理水流出部33上に設けられており、水平面に対して直交する方向(図示例では被処理水流路31の壁面に沿う方向)に延在している。そして、流出部スクリーン34は、ろ材層32を構成するろ材32Aの寸法よりも小さい開孔径を有しており、ろ材32Aが被処理水流路31内から処理水流路4へと流出するのを防止する。なお、流出部スクリーン34としては、特に限定されることなく、パンチングメタルや金網などの既知のスクリーンを使用することができる。
洗浄排水排出部35は、後に図3を用いて詳細に説明するようにしてろ材層32を撹拌洗浄した際に生じる洗浄排水が洗浄排水流路5へと越流する部分であり、図2に示す例では、処理水流出部33よりも下側であって、下部スクリーン37および洗浄用空気配管38よりも上側に位置している。そして、洗浄排水排出部35には、排出部スクリーン36の下端が接続されている。
排出部スクリーン36は、洗浄排水排出部35上に設けられており、水平面に対して直交する方向(図示例では被処理水流路31の壁面に沿う方向)に延在している。そして、排出部スクリーン36は、ろ材層32を構成するろ材32Aの寸法よりも小さい開孔径を有しており、被処理水のろ過中およびろ材層32の撹拌洗浄中の双方において、ろ材32Aが被処理水流路31内から洗浄排水流路5へと流出するのを防止する。ここで、図示例では洗浄排水排出部35が処理水流出部33よりも下側に設けられているため、排出部スクリーン36は、被処理水のろ過中にろ材32Aが流出するのを防止する観点から、少なくとも処理水流出部33の配設位置よりも上側まで延在している。
なお、排出部スクリーン36としては、特に限定されることなく、パンチングメタルや金網などの既知のスクリーンを使用することができる。
下部スクリーン37は、洗浄用空気配管38の下側に設けられており、図示例では水平方向に延在している。そして、下部スクリーン37は、ろ材層32を構成するろ材32Aの寸法よりも小さい開孔径を有しており、ろ材32Aが被処理水流路31内から下方へと落下または流出するのを防止する。具体的には、下部スクリーン37は、ろ材32Aを被処理水流路31内に充填する際にろ材32Aが下方に落下するのを防止したり、沈殿部2において沈殿した固形分を固形分排出配管21を介して排出する際に生じる下向流によりろ材32Aが被処理水流路31内から流出するのを防止したりする。なお、下部スクリーン37としては、特に限定されることなく、パンチングメタルや金網などの既知のスクリーンを使用することができる。
洗浄用空気配管38は、空気を噴出する気体噴出口を有する配管よりなり、図2のC−C線に沿う断面を図4に示すように、ろ過部3外に設けられたブロア39に接続されている。そして、洗浄用空気配管38とブロア39とは、曝気により生じる旋回流を用いてろ材層32を撹拌する曝気装置として機能する。なお、洗浄用空気配管38とブロア39との接続部には、ろ過中に被処理水が逆流するのを防止するための空気配管弁(図示せず)が設けられている。
ここで、洗浄用空気配管38の配設形状は任意の形状とすることができるが、ろ材層32を良好に撹拌する観点からは、例えば、被処理水流路31の壁面から50cm以内、好ましくは20cm以上30cm以下の範囲内に洗浄用空気配管38を張り巡らせると共に、張り巡らせた洗浄用空気配管38の内側に30〜100cm間隔、好ましくは40〜60cm間隔で洗浄用空気配管38を更に設けることができる。また、洗浄用空気配管38の高さ方向の配設位置は任意の位置とすることができるが、ろ材層32を良好に撹拌する観点からは、洗浄用空気配管38は、下部スクリーン37の上方であって洗浄中のろ材層32の下端よりも下側、より好ましくは下部スクリーン37から上方へ30cm以下の範囲内に設置することができる。
処理水流路4は、ろ過部3の処理水流出部33から流出した処理水が流れる流路であり、図1に示すように、処理水流路4には処理水弁41が設けられている。なお、処理水弁41としては、特に限定されることなく、ゲート弁、バタフライ弁などを用いることができる。
洗浄排水流路5は、ろ過部3の洗浄排水排出部35から流出した洗浄排水が流れる流路であり、図1に示すように、洗浄排水流路5には洗浄排水弁51が設けられている。なお、洗浄排水弁51としては、特に限定されることなく、ゲート弁、バタフライ弁などを用いることができる。
そして、上述した構成を有する沈殿池1のろ過部3では、以下のようにして被処理水のろ過およびろ材層32の洗浄が実施される。なお、ろ材層32の洗浄は、特に限定されることなく、例えば予め定めた所定の時間が経過した際に実施することができる。
即ち、沈殿池1では、被処理水をろ過している状態のろ過部3を図2に示すように、処理水流路4の処理水弁41を開くと共に、洗浄排水流路5の洗浄排水弁51および洗浄用空気配管38とブロア39との接続部に設けられた空気配管弁(図示せず)を閉じ、ブロア39を停止させた状態で被処理水を被処理水流路31に上向流で通水することにより、被処理水をろ過する。そして、被処理水流路31内に設けられたろ材層32で被処理水をろ過して得た清浄な処理水は、処理水流出部33および処理水流路4を介して外部(例えば、処理水槽など)へと送水される。
なお、沈殿池1ではろ過部3の洗浄排水排出部35が処理水流出部33よりも下側に設けられているため、図2に示すように、ろ過部3では、被処理水のろ過中にろ材層32を通過した処理水の一部が洗浄排水排出部35を介して洗浄排水流路5へと流入し、洗浄排水流路5内に貯留される。
ここで、図2からも明らかなように、流出部スクリーン34は被処理水のろ過中にろ材32Aが流出するのを防止する必要がある。そのため、ろ材32Aの流出を十分に防止する観点からは、流出部スクリーン34の開孔径は小さい方が好ましい。一方、ろ材層32の下方に配設された下部スクリーン37には、ろ材層32でろ過される前の、比較的粗大な固形分(沈殿部で分離しきれなかった粗大な固形分)を含み得る被処理水が通水される。そのため、ろ材層32でろ過される前の被処理水中に含まれている固形分により下部スクリーン37が閉塞するのを抑制しつつ、ろ過中のろ材32Aの流出を十分に防止する観点からは、ろ過部3では、下部スクリーン37の開孔径を流出部スクリーン34の開孔径よりも大きくすることが好ましい。
また、沈殿池1では、ろ過部3のろ材層32を洗浄している状態を図3に示すように、洗浄排水流路5の洗浄排水弁51および洗浄用空気配管38とブロア39との接続部に設けられた空気配管弁(図示せず)を開き、ブロア39を運転させた状態で洗浄水としての被処理水を被処理水流路31に上向流で通水することにより、ろ材層32を撹拌洗浄する。なお、ろ過部3では処理水流出部33が洗浄排水排出部35よりも上側に設けられており、洗浄排水は洗浄排水排出部35を介して洗浄排水流路5へと流れるので、ろ材層32の洗浄中は、処理水流路4の処理水弁41は、開いていてもよいし、閉じていてもよい。但し、ろ材層32の洗浄時に例えばろ材32Aやろ材層32に捕捉されていた固形分等によって排出部スクリーン36における圧力損失が増加し、被処理水流路31内の洗浄排水の水位が上昇した場合であっても処理水流路4から洗浄排水が流出するのを防止する観点からは、ろ材層32の洗浄中は、処理水流路4の処理水弁41は閉じておくことが好ましい。
そして、ろ材層32を洗浄中のろ過部3では、ブロア39および洗浄用空気配管38を介して被処理水流路31内に供給された空気Gにより旋回流が発生し、ろ材層32を構成するろ材32Aが流動して分散する。即ち、ろ過部3では、ブロア39および洗浄用空気配管38が曝気によりろ材層32を撹拌する曝気装置として機能すると共に、洗浄排水流路5、洗浄排水弁51、ブロア39および洗浄用空気配管38が、被処理水流路31に洗浄水(図示例では被処理水)を上向流で通水しつつろ材層32を撹拌洗浄する洗浄機構として機能する。その結果、ろ過部3では、ろ材層32に捕捉されていた固形分がろ材層32から除去される。なお、ろ材層32から除去された固形分を含む洗浄排水は、洗浄排水排出部35および洗浄排水流路5を介して外部(例えば、洗浄排水処理装置など)へと送水される。
ここで、ろ材層32の洗浄を実施した場合には、ろ材層32に捕捉されていた固形分を含む洗浄排水が排出部スクリーン36を通過して洗浄排水流路5へと流入する。そのため、洗浄排水中に含まれている固形分により排出部スクリーン36が閉塞するのを抑制する観点からは、排出部スクリーン36の開孔径は大きい方が好ましい。一方、前述した通り、ろ過中のろ材32Aの流出を十分に防止する観点からは、流出部スクリーン34の開孔径は小さい方が好ましい。そこで、ろ過部3では、洗浄排水中に含まれている固形分により排出部スクリーン36が閉塞するのを抑制しつつ、ろ過中のろ材32Aの流出を十分に防止する観点からは、排出部スクリーン36の開孔径を流出部スクリーン34の開孔径よりも大きくすることが好ましい。また、洗浄排水中に含まれている固形分は、被処理水のろ過時に下部スクリーン37を通過してろ材層32に捕捉されたもの、或いは、ろ材層32の洗浄中に下部スクリーン37を通過してろ材層32側へと流入したものであるところ、当該固形分により排出部スクリーン36が閉塞するのを抑制する観点からは、排出部スクリーン36の開孔径は下部スクリーン37の開孔径と同等以上とすることが好ましい。即ち、ろ過部3では、関係式:排出部スクリーンの開孔径≧下部スクリーンの開孔径>流出部スクリーンの開孔径が成立するようにスクリーンの開孔径を設定することが特に好ましい。
そして、上述した沈殿部2およびろ過部3を備える沈殿池1によれば、沈殿部2において固形分の一部を沈殿させた被処理水をろ過部3において更にろ過することができるので、固形分が十分に除去された処理水を得ることができる。
また、上記沈殿池1によれば、ろ過部3の流出部スクリーン34および排出部スクリーン36を縦置き型のスクリーンとし、ろ材層32の上方にスクリーンが配置されていない開口部を設けたので、開口部を介してろ材層32の設置およびメンテナンスを容易に行うことができる。そのため、ろ過部3の設置作業およびメンテナンス作業を簡素化することができる。更に、ろ過部3では、流出部スクリーン34および排出部スクリーン36を縦置き型のスクリーンとしており、従来の沈殿池のろ過部で使用していたような上部スクリーン(ろ材層の上側を覆うように水平に設置されたスクリーン)を使用していないので、ろ材層32で分離しきれなかった微細な固形分がスクリーン上に堆積するのを防止することができると共に、被処理水のろ過中にろ材32Aが圧密されるのを抑制してろ材層32の洗浄時にろ材32Aを良好に流動させることができる。加えて、上記ろ過部3では、ろ材層32の上側がスクリーンにより拘束されていないので、ろ材32Aが上方に移動し得る。従って、ろ過部3では、ろ材層32における差圧の過度な上昇を抑制することもできる。
更に、沈殿池1のろ過部3では、洗浄排水排出部35、排出部スクリーン36および洗浄排水流路5を設け、洗浄排水排出部35、排出部スクリーン36および洗浄排水流路5を介して洗浄排水を排出しているので、ろ材層32の洗浄時に処理水流出部33を介して洗浄排水を排出する必要がない。従って、ろ材層32の洗浄時にろ材層32から除去された固形分などによって処理水流出部33および流出部スクリーン34が閉塞するのを防止することができる。
また、ろ過部3では、洗浄排水排出部35を処理水流出部33よりも下側に配設しているので、ろ材層32の洗浄中に洗浄排水が処理水流出部33を介して処理水流路4へと流入するのを防止することができる。その結果、ろ材層32から除去された固形分が処理水中に混入するのを防止することもできる。
更に、ろ過部3では、気体噴出口を有する洗浄用空気配管38を下部スクリーン37の上方に配設しているので、気体噴出口から噴出した空気Gの流れが下部スクリーン37により遮蔽されるのを抑制して、旋回流によるろ材32Aの撹拌力の低下および撹拌ムラの発生を抑制することができる。その結果、ろ材層32を構成するろ材32Aを少ない空気量で(即ち、省エネルギーで)良好に撹拌洗浄して洗浄効率を高めることができる。また、下部スクリーン37の下方に洗浄用空気配管38を設けた場合と比較し、下部スクリーン37に捕捉されていた粗大な固形物がろ材層32の洗浄時にろ材層32側へと流入してろ材層32の洗浄効率が低下するのを抑制することもできる。なお、ろ過部3では、ろ材32Aとして沈降性のろ材を使用すれば、ろ材層32の洗浄時に、洗浄用空気配管38を介した曝気により生じる旋回流と、ろ材32Aの自重による沈降とを利用してろ材32Aを良好に流動させることができる。そして、その結果、ろ材層32の洗浄効率を更に向上させることができる。
以上、一例を用いて本発明の沈殿池について説明したが、本発明の沈殿池は、上記一例に限定されることはなく、本発明の沈殿池には、適宜変更を加えることができる。
具体的には、上記一例の沈殿池1では、ろ過部3の流出部スクリーン34および排出部スクリーン36を水平面に対して直交する方向に延在する縦置き型のスクリーンとしたが、本発明の沈殿池で用いる流出部スクリーンおよび排出部スクリーンは、ろ材層の上方の少なくとも一部にスクリーンが配置されていない開口部を形成可能であれば、水平面に対して傾斜する方向に延在する縦置き型のスクリーンであってもよい。
なお、縦置き型のスクリーンを水平面に対して傾斜させる方向は、被処理水流路側と、被処理水流路側とは反対側(処理水流路側または洗浄排水流路側)との何れの方向としてもよい。縦置き型のスクリーンを水平面に対して被処理水流路側に傾斜させれば、省スペース化と、スクリーン表面とろ材との接触によるスクリーンの目詰まりの防止とを達成することができる。一方、縦置き型のスクリーンを水平面に対して被処理水流路側とは反対側に傾斜させれば、ろ過に伴いろ材32Aが上方に移動する距離を低減して、上述した処理水流出部および洗浄排水排出部の配設位置の違いによる処理水中への洗浄排水の混入防止を容易に実施することができる。
また、縦置き型のスクリーンを水平面に対して傾斜させる角度は、開口部の面積を十分に確保する観点からは、鋭角側から測定して、例えば45°以上90°未満とすることが好ましく、80°以上90°未満とすることがより好ましい。
また、上記一例の沈殿池1では、処理水流出部33を洗浄排水排出部35よりも上側に設けたが、本発明の沈殿池のろ過部では処理水流出部を洗浄排水排出部よりも下側に設けてもよい。但し、洗浄排水が処理水流路に流入するのを抑制する観点からは、処理水流出部は洗浄排水排出部よりも上側に設けることが好ましい。
更に、上記一例の沈殿池1では、洗浄排水流路5、洗浄排水排出部35および排出部スクリーン36を設けたが、本発明の沈殿池では、洗浄排水流路、洗浄排水排出部および排出部スクリーンを設けることなく、処理水流路、処理水流出部および流出部スクリーンを介して洗浄排水を排出するようにしてもよい。なお、この場合には、処理水流路を分岐させ、処理水の送水先と洗浄排水の送水先とを選択可能に構成してもよい。
本発明によれば、沈殿部およびろ過部を備える沈殿池であって、ろ過部の設置およびメンテナンスが容易で、且つ、ろ過部の上部スクリーン上への固形分の堆積の防止およびろ材層の効率的な洗浄が可能な沈殿池を提供することができる。
1 沈殿池
2 沈殿部
3 ろ過部
4 処理水流路
5 洗浄排水流路
21 固形分排出配管
22 固形分排出弁
31 被処理水流路
32 ろ材層
32A ろ材
33 処理水流出部
34 流出部スクリーン
35 洗浄排水排出部
36 排出部スクリーン
37 下部スクリーン
38 洗浄用空気配管
39 ブロア
41 処理水弁
51 洗浄排水弁
G 気泡

Claims (4)

  1. 被処理水中の固形分を沈殿させる沈殿部と、前記沈殿部を通過した被処理水をろ過するろ過部とを備える沈殿池であって、
    前記ろ過部は、被処理水が上向流で通水される被処理水流路と、前記被処理水流路内に充填された複数のろ材よりなるろ材層と、前記ろ材層で被処理水をろ過して得た処理水が流出する処理水流出部と、前記処理水流出部に設けられて前記ろ材の流出を防止する流出部スクリーンとを備え、
    前記流出部スクリーンは、水平面に対して傾斜または直交する方向に延在する縦置き型のスクリーンであり、
    前記ろ材層の上方の少なくとも一部にスクリーンが配置されていない開口部を有し、
    前記ろ過部が、前記被処理水流路に洗浄水を上向流で通水しつつろ材層を撹拌洗浄する洗浄機構と、洗浄排水が流出する洗浄排水排出部と、前記洗浄排水排出部に設けられて前記ろ材の流出を防止する排出部スクリーンとを更に備え、
    前記排出部スクリーンは、水平面に対して傾斜または直交する方向に延在する縦置き型のスクリーンであり、
    前記洗浄排水排出部は、前記処理水流出部よりも下側に設けられていることを特徴とする、沈殿池。
  2. 前記ろ過部が、前記ろ材層の下方に設けられた下部スクリーンを更に備え、
    前記下部スクリーンの開孔径が前記流出部スクリーンの開孔径よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の沈殿池。
  3. 前記排出部スクリーンの開孔径が前記流出部スクリーンの開孔径よりも大きいことを特徴とする、請求項1または2に記載の沈殿池。
  4. 前記ろ過部が、前記ろ材層の下方に設けられた下部スクリーンを更に備え、
    前記洗浄機構は、曝気により前記ろ材層を撹拌する曝気装置を有し、
    前記曝気装置の気体噴出口が、前記下部スクリーンの上方に設けられていることを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の沈殿池。
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