JP6315364B2 - シャワーヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、湯水をシャワーとして吐出するシャワーヘッドに関する。
湯水をシャワーとして吐出するシャワーヘッドについては、これまでに、様々な形状および構造を有するものが提供されてきている。たとえば、特許文献1に記載されたシャワーヘッドは、カバー、散水ケース、散水プレートおよび散水プレート押さえを備えている。カバーは、円筒状の形状を有し、シャワーヘッドの外郭を形成するものである。カバーの正面側には、内部に挿入される散水ケースと嵌合する切欠き部が形成されている。散水ケースは、カバーと同様に、円筒状の形状を有し、正面側に凸部が設けられている。また、散水ケースの表面には複数の散水孔が設けられている。散水プレートは、弾性体から形成され、表面には、湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが設けられている。このような散水プレートの表面は、シャワーヘッドの軸方向が凹形状に、また、シャワーヘッドの軸方向に対して垂直方向が凸形状に形成されている。散水プレート押さえは、略角形状に形成され、左右方向に延びる横長の通水孔が設けられている。
上記のとおりのカバー、散水ケース、散水プレートおよび散水プレート押さえを備えたシャワーヘッドは、次のようにして組み立てられる。すなわち、散水プレートを散水ケースの上方から挿入した後、散水プレートの散水ニップルを散水ケースの散水孔に挿通させる。次いで、散水プレート押さえを散水ケースの上方から挿入し、表面を散水プレートの背面と当接させて配置させる。この後、散水ケースを下方からカバーの内部に挿入し、カバーの切欠き部に散水ケースの凸部を嵌合させる。
このようにして組み立てられるシャワーヘッドでは、カバーの内部に下方より供給される湯水が、散水プレート押さえの通水孔を通じて散水プレートに設けられた各散水ニップルに向かい、通水孔から吐出され、シャワーが実現される。散水プレートは、上記のとおり、シャワーヘッドの軸方向が凹形状に、また、シャワーヘッドの軸方向に対して垂直方向が凸形状に形成されている。このため、散水ケースの散水孔に挿通された散水ニップルが、シャワーヘッドの中心から外側に広がって配置される。したがって、シャワーヘッドの散水範囲は所望の広がりを持つ。
特開2010−220927号公報
特許文献1に記載されたシャワーヘッドは、良好なシャワー機能に注目されるが、その使用にともなって水成分中のカルシウムに起因する水垢などの異物で散水プレートの散水ニップルの通水孔に目詰まりが生じることがある。このような場合、シャワーヘッドの組み立てと逆の手順で散水プレートを取り外して異物の除去を行う必要がある。したがって、特許文献1に記載されたシャワーヘッドについては、目詰まり時のメンテナンスが必ずしも容易ではないという問題が指摘される。
また、特許文献1に記載されたシャワーヘッドは、円筒形状のシャワーヘッドに限定されている。したがって、デザイン上の要請に応えるべく他の形状のシャワーヘッドとすることができない。
さらにまた、散水プレートを特殊な形状を有するものに成形する必要がある。つまり、散水プレートの表面は、上記のとおり、シャワーヘッドの軸方向を凹形状に形成され、かつシャワーヘッドの軸方向に対して垂直方向を凸形状に形成されなければならない。したがって、特許文献1に記載されたシャワーヘッドについては、散水プレートは弾性体から形成されるものではあるが、表面には通水孔を有する散水ニップルが複数設けられるので、散水プレートの設計と製造は必ずしも容易ではないという問題が指摘される。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、目詰まり時のメンテナンスが容易であり、デザイン上の要請に応えることができ、しかも設計と製造が容易なシャワーヘッドを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のシャワーヘッドは、湯水の導入流路が内部に形成されたヘッド本体と、このヘッド本体の表面側に取り付け可能であり、板状の部分を有し、この板状の部分に複数の散水孔が表裏を貫通して形成された硬質のヘッドカバーと、このヘッドカバーの裏面に取り付け可能であり、平板部を有し、この平板部の表面に、前記散水孔の各一つに一つずつ挿入可能な複数の散水突起が立設され、この散水突起は先端に吐出孔を有し、この吐出孔から前記平板部の裏面まで貫通する湯水の吐出流路が形成された、弾性を有する散水プレートとを備えたシャワーヘッドであって、前記ヘッドカバーの板状の部分は、曲面形状を有する表面と、平面形状を有する裏面とを有し、前記散水プレートでは、前記平板部が均一な厚さを有し、前記複数の散水突起は、前記ヘッドカバーの前記板状の部分から外側に突出する長さを有し、その突出部分の長さが均一であり、かつ、前記突出部分は、前記吐出流路内または前記吐出孔周辺の異物を弾性変形によって除去する異物除去部を形成し、前記ヘッドカバーの前記散水孔の側面のすべてまたは一部が前記ヘッドカバーの外側に傾斜し、前記散水孔に挿入され、前記ヘッドカバーの前記板状の部分の前記表面から外側に突出する前記散水突起が前記ヘッドカバーの外側方に傾斜し、前記散水突起の前記吐出孔から吐出する湯水の散水範囲が前記ヘッドカバーの外側方に広がることを特徴とする。
このシャワーヘッドにおいては、前記散水孔の前記側面の傾斜が、前記散水孔の内側に突出する突起によって形成されることが好ましい。
本発明のシャワーヘッドによれば、目詰まり時のメンテナンスが容易であり、デザイン上の要請に応えることができ、しかも設計と製造が容易である。
(a)は、本発明の一実施形態であるシャワーヘッドの側面図である。(b)(c)は、(a)のシャワーヘッドの分解斜視図であり、(b)は、ヘッドカバーの表面側から示したものであり、(c)は、ヘッドカバーの裏面側から示したものである。 図1(a)〜(c)に示したシャワーヘッドにおける散水プレートの模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 (a)は、図1に示したシャワーヘッドを備えたシャワー装置の要部斜視図であり、(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の別の一実施形態であるシャワーヘッドのヘッドカバーの散水孔周辺を拡大して示した断面図である。
図1(a)は、本発明の一実施形態であるシャワーヘッドの側面図である。図1(b)(c)は、(a)のシャワーヘッドの分解斜視図であり、(b)は、ヘッドカバーの表面側から示したものであり、(c)は、ヘッドカバーの裏面側から示したものである。図2は、図1(a)〜(c)に示したシャワーヘッドにおける散水プレートの模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。また、図3(a)は、図1に示したシャワーヘッドを備えたシャワー装置の要部斜視図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図であり、図3(c)は図3(a)のB−B線断面図である。なお、本明細書では、シャワーヘッドの構成部材においてシャワーとして湯水が吐出する側の面を表面とし、湯水が吐出する側の面とは反対側に位置する面を裏面としている。
図1(a)〜(c)に示したように、シャワーヘッド1は、縦長形状を有するヘッド本体2と、ヘッド本体2の長さ方向の先端部の表面側に取り付け可能とされたヘッドカバー3と、ヘッドカバー3の裏面に取り付け可能とされた散水プレート4とを備えている。シャワーヘッド1は、図3(a)〜(c)に示したように、表面側シャワーケース42および裏面側シャワーケース43からなるシャワーケース41内に、ヘッドカバー3の表面が露出するように収められ、シャワー装置40の一部を構成する。ヘッド本体2では、その長さ方向に延びる湯水の導入流路5が内部に形成されている。また、ヘッド本体2の表面には、複数の流出孔6が形成され、流出孔6は、導入流路5と流出流路7を介して連通している。流出流路7は、ヘッド本体2の厚さ方向に延び、ヘッド本体2の内部に形成されている。
図1(b)に示したように、ヘッド本体2は、その長さ方向の先端部と先端部に隣接する2箇所に流路形成部30が設けられている。流路形成部30は、その外郭が、円筒状の側壁部31と、平面視円形状の形状を有する板状の平板部32とで構成される。隣接する2つの流路形成部30の側壁部31同士が連結されて2つの流路形成部30が一体に形成されている。連結された2つの流路形成部30の側壁部31は、平面視雪だるま状の形状を有している。連結された2つの流路形成部30の内部には、図3(b)(c)に示した導入流路5が形成されている。
流路形成部30の平板部32は、側壁部31の表面側に設けられている。平板部32の表面32aには、中心部に流出孔6が形成されている。また、平板部32の表面32aの周縁には、平板部32の表面32aから突出する周壁部33が全周に亘って設けられている。本実施形態では、周壁部33は、流路形成部30の側壁部31の一部として形成されている。また、周壁部33の内側には、流出孔6の周辺3箇所に、平板部32の表面32aから突出する支持部34が等間隔に配置されている。支持部34は、円柱状の形状を有している。周壁部33および支持部34は、散水プレート4を保持する押さえ部35を構成し、散水プレート4を安定して保持可能なように、突出高さが略均一とされている。このようなヘッド本体2は、たとえば、硬質の樹脂、金属などから形成可能である。
図1(a)〜(c)に示したように、ヘッドカバー3は、図3(b)に示したヘッド本体2の長さ方向の先端部に対応する縦長形状を有している。ヘッドカバー3は、板状部8を板状の部分として有している。板状部8は、その外形形状が縦長形状であり、長さ方向両端部が円弧状に形成され、幅方向両端部の両辺が互いに平行に形成され、平面視略楕円状の形状を有している。板状部8の表面8aは、曲面形状を有している。具体的には、長さ方向に凹状に反った形状を有し、幅方向に凸状に湾曲した形状を有している。板状部8の裏面8bは、平面形状を有している。したがって、板状部8の厚さは、表面形状に対応して異なっている。このようなヘッドカバー3の板状部8の表面形状は、本実施形態の形状に限らず、デザイン性の観点から、凸曲面形状、凹曲面形状、凹凸曲面形状など様々な表面形状であってよい。
板状部8には、その先端部と先端部に隣接する部分の2箇所に散水部9が設けられている。散水部9では、複数の円形の散水孔10が、板状部8の表裏を貫通して形成されている。各散水部9では、散水孔10は、内側と外側の2列として設けられ、内側に位置する散水孔10の列と外側に位置する散水孔10の列とは、同心円上に配置されている。また、散水部9では、板状部8の裏面から突出する周壁部11が設けられ、周壁部11は、ヘッドカバー3において散水部9を他の部位から区画している。周壁部11は、平面視雪だるま状の形状を有しており、その内側にほぼ隙間なくヘッド本体2の流路形成部が収まるように形成されている。周壁部11では、板状部8の先端部に位置する散水部9に対応する部分と、板状部8の先端部に隣接する部分に位置する散水部9に対応する部分とが、ともに、平面視略C字型の形状を有し、かつ同一の大きさを有している。この周壁部11は、ヘッドカバー3がヘッド本体2の表面側に取り付けられるとき、このようなヘッドカバー3は、硬質の樹脂や金属などから形成することができ、剛性を有している。
図2(a)〜(c)に示したように、散水プレート4は、ヘッドカバー3の裏面に設けられた周壁部11の内側にほぼ隙間なく収まる大きさの平板部15を板状の部分として有している。平板部15の形状は、周壁部11と同じ平面視雪だるま状の形状とされている。また、平板部15は、全体にわたって均一な厚さを有し、その厚さは、周壁部11の高さ以内とされている。ここで、均一な厚さとは、製造上の誤差を含んでいてもよい。たとえば板状の部分としての平板部15において厚さが最も厚い部分の厚さと、厚さが最も薄い部分の厚さとの差が、厚さが最も厚い部分の厚さの10%程度の誤差も許容される。このような平板部15の表面には、円筒状の形状を有する複数の散水突起16が立設されている。散水突起16の外径は、ヘッドカバー3の散水部9に形成された散水孔10の内径とほぼ同じ大きさとされ、かつ散水突起16は、ヘッドカバー3の散水部9における散水孔10の配置と同一とされている。すなわち、散水突起16は、内側と外側の2列として平板部15の表面15aに設けられ、内側に位置する散水突起16の列と外側に位置する散水突起16の列とは、同心円上に配置されている。したがって、散水突起16は、その一つずつが、散水孔10の各一つに挿入可能とされている。また、散水突起16の突起長さは、対応する散水孔10が形成されている板状部8の厚さを一定量越える長さを有している。すなわち、平板部15に設けられた複数の散水突起16は、その配置位置に対応するヘッドカバー3の板状部8の表面形状に応じて突起長さが異なって形成されている。なお、散水突起16の突起長さは、平板部15の表面から散水突起16の先端までの長さと定義することができる。散水突起16において、板状部8の表面8aから外側に突出する部分は、後述するが、異物除去部12として形成される。
また、散水突起16は、先端に吐出孔17を有し、散水プレート4では、図3(b)(c)に示したように、吐出孔17から平板部15の裏面15bまで貫通する湯水の吐出流路18が形成されている。吐出流路18において平板部15の裏面側に位置する部分の内径は、平板部15の裏面15bに向かうにしたがって拡大され、拡径部19を形成している。拡径部19によって、湯水を吐出流路18の内部に導入しやすくしている。このような散水プレート4は、たとえば、ゴムや軟質の樹脂などから形成することができ、弾性を有している。
図1(b)(c)に示したように、散水プレート4は、散水突起16の一つずつをヘッドカバー3の散水部9に形成された散水孔10の各一つに挿入してヘッドカバー3の裏面に取り付けられる。取付状態では、散水プレート4の平板部15の表面15aはヘッドカバー3の板状部8の裏面8bに重なり合い、しかも散水プレート4は弾性を有しているので、平板部15が周壁部11の内側にほぼ隙間なく嵌り込む。硬質のヘッドカバー3と散水プレート4の弾性とによって、散水プレート4のヘッドカバー3への取付状態は安定に保持される。湯水の吐出の際に水圧が加わっても、散水プレート4の取付位置にずれが生じるのが抑制される。また、取付状態では、散水孔10に挿入された散水突起16の先端部が、ヘッドカバー3の板状部8の表面8aから外側に突出し、この突出部分が異物除去部12を形成する。異物除去部12を形成する散水突起16の突出部分の長さは、複数の散水突起16ともに均一とされている。このように、突出部分の長さが板状部8の表面全体において均一化されているので、ヘッドカバー3の表面のデザインが損なわれにくくなり、良好な外観を有するシャワーヘッド1を得る。ここで、散水突起16の突出部分の長さが均一とは、すべての散水突起16の突出部分の長さが同じという意味に限定して解釈されるものではない。ヘッドカバー3の表面のデザインが損なわれない程度の、散水突起16間での突出部分の長さのバラツキも許容される。たとえば、突出部分の長さが最も長い散水突起16の突出部分の長さと、突出部分の長さが最も短い散水突起16の突出部分の長さとの差が、突出部分の長さが最も長い散水突起16の突出部分の長さの10%以内となっているバラツキも許容される。なお、突出部分の長さは、散水孔10が形成されている箇所の板状部8の仮想表面の散水孔10の中心から散水突起16の長さ方向先端までの長さと定義することができる。
ヘッドカバー3は、そのように散水プレート4が板状部8の裏面8bに取り付けられた状態において、ヘッド本体2の表面側に取り付けられる。その取り付けは、嵌合、ビスなどの固着具を用いた固着などによって実現可能であり、Oリングなどを介在させることによって水密性を高めることもできる。取付状態では、ヘッド本体2の流路形成部30の側壁部31が周壁部11の内側にほぼ隙間なく嵌り込む。また、散水プレート4の平板部15の裏面15bが押さえ部35を構成する周壁部33および支持部34の先端部で押さえ付けられる。これによって、散水プレート4の平板部15の表面15aがヘッドカバー3の板状部8の裏面8bに密着し、散水プレート4をより安定して保持することができる。こうして散水プレート4のヘッドカバー3への取付状態をより確実なものとすることができる。
取付状態では、また、散水プレート4の平板部15の裏面15bと押さえ部35との当接によって、ヘッド本体2の平板部32の表面32aと散水プレート4の平板部15の裏面15bとの間に、湯水の流入流路14が形成される。流入流路14は、流出孔6および流出流路7を通じて導入流路5と連通する。吐出流路18は、拡径部19を通じて流入流路14と連通し、ヘッド本体2の導入流路5が、各散水突起16の吐出孔17と連通する。したがって、シャワーヘッド1は、導入流路5に導入された湯水を各吐出孔17からシャワーとして噴出することができる。
シャワーヘッド1の使用にともなって水成分中のカルシウムなどに起因する水垢などの異物で散水突起16の吐出流路18に目詰まりが生じることがある。このような場合、板状部8の表面8aから外側に突出している散水突起16を指でこするなどして異物除去部12に外力を与えて弾性変形させることによって、異物を取り出したり破砕したりする。こうして、シャワーヘッド1を分解して散水プレート4を取り外さなくても、異物の除去を容易に行うことができる。また、吐出孔17の周辺、たとえばヘッドカバー3の散水孔10内にも異物が付着し、蓄積することがある。この場合も散水突起16を指でこするなどして異物除去部12に外力を付与して弾性変形させることで、また散水突起16を介して散水プレート4を弾性変形させることで、異物を取り出したり破砕したりするなど異物の除去を容易に行うことができる。このように散水突起16はヘッドカバー3の板状部8の表面8aから外側に突出する長さを有し、その突出部分が異物除去部12を形成しているので、目詰まり時などのメンテナンスが容易である。ここで、異物除去部12は、0.5〜2mmの長さを有していることが好ましい。かかる長さを有する異物除去部12は、異物の除去をより容易に行うことができる。また、湯水の吐出の際に水圧が加わってもその突出部分のぶれを抑制することができ、より安定して所定の範囲に散水することができる。さらにまた、ヘッドカバー3の表面のデザインに与える影響が小さく、より良好な外観を有するシャワーヘッド1を得ることができる。
また、ヘッドカバー3の板状部8の表面8aは凸曲面形状、凹曲面形状、凹凸曲面形状など様々な表面形状に対応可能に曲面形状を有しているので、デザイン上の要請に応えることができる。したがって、特許文献1に記載されるように円筒形状のシャワーヘッドに限定されず、様々な形状に設計可能であり、汎用性に富む。しかも、ヘッドカバー3の板状部8の表面8aから外側に突出する散水突起16の突出部分の長さが均一化されているので、ヘッドカバー3の表面のデザインが損なわれず、良好な外観を有するシャワーヘッド1を得ることができる。
そして、散水プレート4の平板部15は均一な厚さを有しているので、散水プレート4の設計と製造が容易となる。このような平板部15の厚さが均一である散水プレート4は表面形状が異なる各種のヘッドカバー3と組み合わせて使用可能であり、シャワーヘッド1の設計と製造が容易である。
図4は、本発明の別の一実施形態であるシャワーヘッドのヘッドカバーの散水孔周辺を拡大して示した断面図である。図4では、図1−図3に示した実施形態と同じ部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
シャワーヘッド50は、ヘッドカバー51の散水部9に形成された散水孔10の側面21の一部を内側に傾斜させることもできる。側面21の傾斜は、散水孔10に挿入され、ヘッドカバー51の板状部8の表面から外側に突出する散水突起16が、下流側に向かって散水部9の外側方、すなわち、ヘッドカバー51の外側に傾斜する向きとされている。このような側面21の傾斜によって散水突起16の配置が規制される。側面21の傾斜は、散水孔10のすべてまたは一部に設けることができる。シャワーヘッド50では、散水孔10の側面21の一部が上記のとおりに傾斜しているので、散水孔10に挿入される散水突起16が、側面21の傾斜方向に傾き、配置が規制される。このため、図4に示したように、散水突起16の吐出孔17から吐出する湯水の散水範囲Rが、ヘッドカバー51の外側方に広がる。したがって、シャワーヘッド50は、比較的小型のものであっても、シャワー機能に必要とされる散水範囲Rを実現することができる。しかもヘッドカバー51は、硬質であり、製造上の寸法精度が高いため、弾性を有する散水プレート4の寸法にばらつきが生じても、そのばらつきにあまり影響されずに散水範囲Rの拡大を安定して実現することができる。
なお、散水孔10の側面21の傾斜は、たとえば、図4に示したように、散水孔10の内側に突出する突起22によって形成することができる。突起22により側面21の傾斜が容易に形成される。突起22の形状については、散水孔10の内周に沿った弧状または弓形などが例示される。
シャワーヘッド50では、ヘッドカバー51の散水部9の外側に位置する列の散水孔10の側面21の傾斜角θ1と、散水部9の内側に位置する列の散水孔10の側面21の傾斜角θ2とを異なる大きさの角度とすることができる。シャワーヘッド50では、傾斜角θ1が傾斜角θ2よりも大きくなっている。すなわち、θ1>θ2の関係としている。このように、θ1>θ2の関係となるように散水孔10の側面21の傾斜を設定することによって、図4に示した散水範囲Rを拡大しつつ、散水部9の内側に位置する散水突起16の吐出孔17から吐出する湯水の量を確保することができる。シャワーヘッド50を使用する使用者に心地よいシャワー感を与えることができ、しかも、シャワーによる洗浄力を高めるのに有効となる。傾斜角θ1、θ2の大きさは、シャワーヘッド50の大きさや具体的な用途、また、散水突起16の突起長さなどに応じて適宜決定することができる。
本発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。ヘッド本体、ヘッドカバーおよび散水プレートの形状や大きさ、また、これらを形成する材料の種類などについては様々な態様が可能である。
1,50 シャワーヘッド
2 ヘッド本体
3,51 ヘッドカバー
4 散水プレート
5 導入流路
8 ヘッドカバーの板状の部分としての板状部
8a 表面
8b 裏面
10 散水孔
12 異物除去部
15 散水プレートの板状の部分としての平板部
15a 表面
15b 裏面
16 散水突起
17 吐出孔
18 吐出流路

Claims (2)

  1. 湯水の導入流路が内部に形成されたヘッド本体と、
    このヘッド本体の表面側に取り付け可能であり、板状の部分を有し、この板状の部分に複数の散水孔が表裏を貫通して形成された硬質のヘッドカバーと、
    このヘッドカバーの裏面に取り付け可能であり、平板部を有し、この平板部の表面に、前記散水孔の各一つに一つずつ挿入可能な複数の散水突起が立設され、この散水突起は先端に吐出孔を有し、この吐出孔から前記平板部の裏面まで貫通する湯水の吐出流路が形成された、弾性を有する散水プレートと
    を備えたシャワーヘッドであって、
    前記ヘッドカバーの板状の部分は、曲面形状を有する表面と、平面形状を有する裏面とを有し、
    前記散水プレートでは、前記平板部が均一な厚さを有し、前記複数の散水突起は、前記ヘッドカバーの前記板状の部分から外側に突出する長さを有し、その突出部分の長さが均一であり、かつ、前記突出部分は、前記吐出流路内または前記吐出孔周辺の異物を弾性変形によって除去する異物除去部を形成し、
    前記ヘッドカバーの前記散水孔の側面のすべてまたは一部が前記ヘッドカバーの外側に傾斜し、前記散水孔に挿入され、前記ヘッドカバーの前記板状の部分の前記表面から外側に突出する前記散水突起が前記ヘッドカバーの外側方に傾斜し、前記散水突起の前記吐出孔から吐出する湯水の散水範囲が前記ヘッドカバーの外側方に広がることを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記散水孔の前記側面の傾斜が、前記散水孔の内側に突出する突起によって形成されることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
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