JP6314936B2 - 集塵水槽 - Google Patents

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Description

本開示は、転炉排ガス回収装置の湿式集塵器に用いられる集塵水槽に関する。
溶鉄を酸化精錬する転炉には、精錬処理に伴い発生する排ガスを、ダストとガス成分とに分離回収する転炉排ガス回収装置が設けられる。この転炉排ガス回収装置には、排ガスからダストを分離するための湿式集塵器や、湿式集塵器で循環使用される集塵水を一時的に収容する集塵水槽が設けられる。このような集塵水槽では、槽内でのダストの堆積を防止するための様々な取り組みが行われている。
例えば、特許文献1,2には、集塵水槽内にアジテーションノズルを設置し、アジテーションノズルから水を吹き込むことで、集塵水槽内での旋回運動を促進させる方法が開示されている。
特開昭54−1207号公報 特開昭49−25567号公報
しかし、特許文献1,2の集塵水槽の場合、ダストの大きさによっては集塵水槽からダストが排出されず、集塵水槽内にダストが堆積することがあった。集塵水槽内にダストが堆積すると、堆積したダストが集塵水槽の流路を閉塞するため、集塵水が排出されなくなる。これにより、例えば、集塵水槽から集塵水がオーバーフローし、ポンプ等の周辺設備が冠水してしまったり、集塵水槽から集塵水を排出するポンプの負荷が過大となったりするなどの問題が生じることとなる。
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、ダストの堆積を抑制することができる集塵水槽を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、転炉排ガス回収装置の湿式集塵器に用いられる集塵水槽において、集塵水を収容する水槽と、上記水槽の内部に設けられたアジテーションノズルと
を備え、上記アジテーションノズルから不活性ガスを噴出させることを特徴とする集塵水槽が提供される。
本発明の一態様によれば、集塵水槽内でのダストの堆積を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る転炉および転炉排ガス回収装置の構成を示す模式図である。 第1の集塵水槽を示す断面図である。 図2のI―I線矢視図である。 実施例における排出率の測定結果を示すグラフである。 比較例における排出率の測定結果を示すグラフである。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
<転炉排ガス回収装置>
はじめに、図1を参照して、転炉排ガス回収装置2の構成について説明する。図1に示すように、転炉排ガス回収装置2は、溶鉄の酸化精錬を行う転炉1の付帯設備であり、精錬処理に伴い転炉1から発生する排ガスから、ダストとガス成分とを分離し、回収する。転炉排ガス回収装置2は、冷却器3と、第1の湿式集塵器4と、第2の湿式集塵器5と、第1の集塵水槽6と、シックナー7と、第2の集塵水槽と、第1のポンプ9と、第3の集塵水槽10と、スラリータンク11と、第2のポンプ12とを備える。
冷却器3は、一端が転炉1の炉口および他端が第1の湿式集塵器4に接続され、転炉1で発生した排ガスを冷却しながら第1の湿式集塵器4へと送る。
第1の湿式集塵器4は、ベンチュリ形の集塵器であり、後述するように転炉排ガス回収装置2にて循環使用される循環水を内部で噴射することで、排ガスを冷却すると共に排ガス中のダストを取り除く。
第2の湿式集塵器5は、第1の湿式集塵器4と同様にベンチュリ形の集塵器であり、後述するように転炉排ガス回収装置2にて循環使用される循環水を内部で噴射することで、排ガスを冷却すると共に排ガス中のダストを取り除く。
第1の集塵水槽6は、第1の湿式集塵器4から噴射された集塵水を一時的に収容する水槽である。第1の集塵水槽6に収容された集塵水は、その後、シックナー7へと送られる。
シックナー7は、撹拌等によって集塵水中のダストを沈殿分離させる装置である。シックナー7にてダストが分離除去された集塵水は、第2の集塵水槽8へと送られる。
第2の集塵水槽8は、集塵水を収容する水槽であり、第1の集塵水槽6と同様な構成を有する。第2の集塵水槽8に収容された集塵水は、第1のポンプによって第2の湿式集塵器5へと送られ、第2の湿式集塵器5でのダスト除去に用いられる。
第3の集塵水槽10は、第2の湿式集塵器5から噴射された集塵水を一時的に収容する水槽であり、第1の集塵水槽6と同様な構成を有する。第1の集塵水槽6に収容された集塵水は、その後、スラリータンク11へと送られる。
スラリータンク11は、第3の集塵水槽10から送られた集塵水を収容する水槽であり、収容した集塵水のダストを沈殿分離する。スラリータンク11内でダストが分離除去された集塵水は、第2のポンプによって第1の湿式集塵器4へと送られ、第1の湿式集塵器4でのダスト除去に用いられる。
上記構成の転炉排ガス回収装置2では、転炉1から排出されたダストを含む排ガスを回収する。そして、回収された排ガスは、冷却器3で冷却され、第1の湿式集塵器4および第2の湿式集塵器5にてダストとガス成分とに分離される。ダストが除去された排ガスは、その後、成分組成に応じてガスホルダーまたは燃焼装置へと送られる。一方、集塵水として回収されたダストは、シックナーまたはスラリータンクにてスラッジとして分離回収される。
<集塵水槽>
次に、図2および図3を参照して、本実施形態に係る第1の集塵水槽6の構成について詳細に説明する。なお、詳細は説明しないが、第2の集塵水槽8および第3の集塵水槽10も、後述する第1の集塵水槽6と同様な構成および効果を有する。第1の集塵水槽6は、図2および図3に示すように、内筒13と、円形水槽14と、案内板15と、中継管16と、排水管17と、4本のアジテーションノズル18a〜18d(18)とを有する。
内筒13は、筒体であり、z軸正方向側となる上端が第1の湿式集塵器4で噴射された集塵水19を回収する不図示の回収部に接続される。
円形水槽14は、直径の異なる2つの筒体が、高さ方向となるz軸方向に並んで組み合わされた水槽である。このうち、直径の小さい筒体は、底部を有し、底部側(z軸負方向側)となる下方に配される。一方、直径の大きな筒体は、z軸正方向側となる上方に配される。この2つの筒体の繋ぎ部は、x軸正方向側が低くなるように傾斜して設けられる。円形水槽14の内部には、円形水槽14の底部から少し離れて、内筒13の下部がこれら2つの筒体と同心に配される。
案内板15は、円錐体であり、円形水槽14の底部に、内筒13と同心に固定して設け有れる。
中継管16は、有底筒体であり、x軸方向に延在して設けられる。中継管16のx軸負方向側の開口した一端は、円形水槽14に接続される。また、中継管16の底部となる他端側は、排水管17と接続される。
排水管17は、z軸方向に延在する筒体であり、z軸正方向側の上端が中継管16に接続される。また、排水管17の下端は、シックナー7に接続される。
4本のアジテーションノズル18a〜18dは、内筒13の外側かつ円形水槽14の内側に、内筒13の周方向に等間隔に並んでそれぞれ配される。また、4本のアジテーションノズル18a〜18dは、z軸方向に延在し、先端となるz軸負方向側の一端が円形水槽14内にそれぞれ配され、他端が円形水槽14の外部に設けられた不図示のガス供給装置にそれぞれ接続される。ガス供給装置は、4本のアジテーションノズル18a〜18dにNやAr等の不活性ガスを所定の流量で供給する。ガス供給装置から各アジテーションノズル18に供給された不活性ガスは、各アジテーションノズル18の先端から円形水槽14内に噴射する。さらに、4本のアジテーションノズル18a〜18dの先端は、不活性ガスの噴出方向が、円形水槽14の周方向に沿った方向となるように傾いて設けられる。
攪拌ガスの流量は、円形水槽14の容量や寸法、集塵水19の処理量等に応じて適宜設定されるが、多ければ多い程より多くのダストを排出することができる。例えば、円形水槽14の集塵水19が上昇する経路(図2の円形水槽14の下側の円筒部の内側且つ内筒13の外側の領域)の断面積が785000mm、内筒13を介して送られる集塵水19の量が800m/hrである場合、不活性ガスの流量(4本のアジテーションノズル18a〜18dから吹き込まれる総流量)は、800Nm/hr以上好ましくは1350Nm/hrとしてもよい。この場合、不活性ガスのガス流量を800Nm/hr以上とすることで直径30mmのダストを50%以上、不活性ガスのガス流量を1350Nm/hr以上とすることで直径30mmのダストを63%以上排出することができる。
上記構成の第1の集塵水槽6では、第1の湿式集塵器4で用いられ、ダストを含んだ集塵水19は、内筒13を通じて円形水槽14へと送られる。この際、内筒13の下端から排出される集塵水19は、案内板15に沿って円形水槽14の径方向外方へと広がって排出される。次いで、内筒13の下端から排出された集塵水19は、内筒13の外側の円形水槽14の内部を上昇し、中継管16を通じて排水管17へと送られる。集塵水19が円形水槽14の内部を上昇する際、4本のアジテーションノズル18a〜18dからは不活性ガスが所定の流量で噴射される。吹き込まれた不活性ガスによって内筒13の下端から排出された集塵水19には浮力が生じる。このため、円形水槽14の底部へのダストの堆積を抑えて、集塵水19を排水管17へと送ることができる。
また、4本のアジテーションノズル18a〜18dの先端が傾いて設けられるため、円形水槽14の内部で円形水槽14の周方向に沿った集塵水19の旋回流を形成する。これにより、円形水槽14内を流れる集塵水19の攪拌力が強くなり、円形水槽14の底部へのダストの堆積をより抑えることができる。さらに、集塵水19の旋回流が形成されるため、不活性ガスによる浮力を円形水槽14内で均一にすることができる。
<変形例>
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである
例えば、上記実施形態では、z軸方向に延在する4組のアジテーションノズル18a〜18dを用いるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。アジテーションノズル18を設ける個数は、円形水槽14の寸法や不活性ガスの流量、ノズルの形状等に応じて適宜最適な個数が選択される。また、円形水槽14に対して、底部側から不活性ガスを吹き込むことができればよいため、例えば、アジテーションノズル18を円形水槽14の底部や底部側の側面等に設ける構成でもよい。また、アジテーションノズル18から吹き込まれる不活性ガスの浮上によって十分な攪拌力が得られれば、アジテーションノズル18の先端を円形水槽14の周方向に傾けずに設けてもよい。さらに、アジテーションノズル18の先端を円形水槽14の周方向に傾けずに設け、円形水槽14の底部に攪拌板を設ける等の他の方法で旋回流を発生させてもよい。
また、上記実施形態では、z軸方向の断面形状が円形となる円形水槽14を用いる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、円形水槽14の代わりに矩形等の他の断面形状の水槽が用いられてもよい。
さらに、上記実施形態では、不活性ガスを吹き込むアジテーションノズル18を設ける構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。上記実施形態の不活性ガスを吹き込むアジテーションノズル18に加え、旋回流の発生を助長するため、水を吹き込む他のアジテーションノズルが円形水槽14の内部にさらに設けられてもよい。
<実施形態の効果>
(1)本発明の一態様に係る集塵水槽6は、転炉排ガス回収装置2の湿式集塵器に用いられる集塵水槽6において、集塵水19を収容する円形水槽14等の水槽と、水槽の内部に設けられたアジテーションノズル18とを備え、アジテーションノズル18から不活性ガスを噴出させる。
上記構成によれば、水槽内に不活性ガスを吹き込むことにより、水槽内を流れる集塵水19に浮力を付与することができる。この浮力によって、集塵水19中のダストが集塵水19と共に水槽から排出され易くなるため、水槽内でのダストの堆積を抑制することができる。例えば、第2の集塵水槽8でダストが堆積してしまうと、第2の集塵水槽8の集塵水19の流路が閉塞するため、第2の集塵水槽8から集塵水がオーバーフローしてしまう。また、第1の集塵水槽6でダストが堆積してしまうと、第1の湿式集塵器で発生した集塵水が第1の集塵水槽6へ流れ込まなくなり、第3の集塵水槽10やスラリータンク11へと流れ込むこととなる。第1の湿式集塵器で発生した集塵水19には第2の湿式集塵器で発生したものに比べ大きなダストが含まれる。このため、スラリータンク11の集塵水19の経路が閉塞し易くなり、スラリータンク11から集塵水19がオーバーフローしてしまう。集塵水が各設備からオーバーフローしてしまうと、ポンプ等の周辺設備が冠水するなどのトラブルの原因となる。しかし、上記構成によれば、このような設備の冠水などのトラブルを防止することが可能となる。
また、上記構成の集塵水槽6は、例えば特許文献1,2のようにアジテーションノズルから水を噴射させて集塵水を攪拌させる場合に比べ、より大きなダストを排出させることができる。特許文献1,2に記載の方法の場合、直径が30mm未満のダストについては水槽内に堆積させずに高い排出率で排出させることができるが、直径30mm以上のダストについては排出率が低くなるため水槽内に堆積する可能性があった。通常、転炉1で発生するダストは、直径0.1mm未満であるが、冷却器3のガスダクトの表面に付着し成長すると、ダストの直径が30mm以上となることがある。このため、特許文献1,2のような方法では、ガスダクトの状態によっては、直径30mm以上のダストが集塵水に含まれ、水槽内にダストが堆積することがあった。また、特許文献1,2の場合において、アジテーションノズルから吹き込む水の流量を増大させることで、ダストの排出能力を向上させることが考えられる。しかし、吹き込む水の流量と不活性ガスの流量とで比較した場合、水流によるダストの排出能力向上効果は、不活性ガスによるものに比べ効果が小さい。また、吹き込む水の流量を増大させることによって、ダストの排出能力が向上するが、スラリータンク11等での水位の上昇を助長させることになるため、オーバーフローが発生し易くなる。これに対して、上記構成によれば、直径30mm以上の大きなダストが発生しても、このダストを堆積させることなく集塵水槽6から排出することが可能となる。また、不活性ガスを用いるため、水を吹き込む場合に比べ、ダストの排出能力が向上し、スラリータンク11等での水位の上昇を助長させることもない。
(2)上記(1)の構成において、水槽は、円筒形状を有し、アジテーションノズル18は、水槽の底部側となる水槽の内部の下方に先端が配され、不活性ガスの噴出方向が水槽の周方向に沿った方向となるように先端が配される。
上記構成によれば、集塵水には不活性ガスによる浮力に加え、旋回流が発生するため、より高いダストの排出能力を得ることができる。
次に、本発明者が行った実施例について説明する。実施例では、図2および図3に示す第1の集塵水槽6を模した装置(集塵水19が上昇する経路の断面積が31416mm)を用いて、集塵水としてダストを模した球体の鉄(Fe)やアルミ(Al)を含ませた水を18m/hr(=300L/min)流し、その排出能力を確認した。実施例では、φ5mmの鉄球またはφ3mm,9mm,12mmのアルミ球をそれぞれ用い、不活性ガスを模したエアをガス吹込流量0,100,300,500L/minずつ吹き込む条件で排出能力を検証した。なお、ガス吹込流量0L/minとは、エアの吹込みを行わない条件となる。また、ガス吹込流量100,300,500L/minの条件は、実機における不活性ガスの吹込流量として、270,810,1350Nm/hrにそれぞれ相当する。排出能力の検証としては、第1の集塵水槽6へ流し込んだ鉄球またはアルミ球のうち、第1の集塵水槽6から排出された鉄球またはアルミ球の数を計測することで排出率を算出することで排出能力を評価した。
また、実施例では、比較例としてアジテーションノズル18から不活性ガスではなく水を流した条件でも試験を行った。比較例では、実施例と同様に、φ5mmの鉄球またはφ3mm,9mm,12mmのアルミ球をそれぞれ用いて排出能力を検証した。さらに、アジテーションノズル18から吹き込む水の流量を水吹込流量0,60,120,180L/minの条件とした。水吹込流量0,60,120,180L/minの条件は、実機における水の吹込流量として、160,320,480t/hrにそれぞれ相当する。
図4および図5に、実施例および比較例における排出率の測定結果のグラフをそれぞれ示す。実施例および比較例において、φ9mmのアルミ球の測定結果は、φ7.1mmの鉄粉またはφ24.2mmのダストにおける排出能力の測定結果に相当する。また、φ12mmのアルミ球の測定結果は、φ9.5mmの鉄粉またはφ32.2mmのダストにおける排出能力の測定結果に相当する。
図4および図5に示すように、実機において不活性ガスの吹き込む流量を810Nm/hrとすることでφ30mmのダストを50%の排出率で排出することができることが確認できた。また、実機において不活性ガスの吹き込む流量を1350Nm/hrとすることでφ30mmのダストを63%の排出率で排出することができることが確認できた。一方、比較例の場合、実機において水の吹き込む流量を480t/hrとしても25%程度の排出率にしかならず、ダストの排出能力の向上効果が得にくいことが確認できた。
1 転炉
2 転炉排ガス回収装置
3 冷却器
4 第1の湿式集塵器
5 第2の湿式集塵器
6 第1の集塵水槽
7 シックナー
8 第2の集塵水槽
9 第1のポンプ
10 第3の集塵水槽
11 スラリータンク
12 第2のポンプ
13 内筒
14 円形水槽
15 案内板
16 中継管
17 排水管
18,18a〜18d アジテーションノズル
19 集塵水

Claims (2)

  1. 転炉排ガス回収装置の湿式集塵器に用いられる集塵水槽において、
    集塵水を収容する水槽と、
    前記水槽の内部に設けられたアジテーションノズルと
    を備え、
    前記アジテーションノズルから不活性ガスを噴出させることを特徴とする集塵水槽。
  2. 前記水槽は、円筒形状を有し、
    前記アジテーションノズルは、前記水槽の底部側となる前記水槽の内部の下方に先端が配され、前記不活性ガスの噴出方向が前記水槽の周方向に沿った方向となるように前記先端が配されることを特徴とする請求項1に記載の集塵水槽。
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