JP6312647B2 - 危険回避装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車両運転者の閃光盲による危険を回避させる危険回避装置等に関する。
従来、車両の運転者の瞳孔が小さくなった場合には、車載カメラが外部からの光の受光量を減らすことにより、車載カメラの映像にハレーションが発生することを防ぐ装置が提案されている(特許文献1)。また、車両運転者の画像を取得し、取得した画像により、運転者が眠気を催していると判定した場合には、運転者に警告を与えるシステムが提案されている(特許文献2)。
特許第4687573号公報 特開2014−511301号公報
しかしながら、運転者が対向車のヘッドライトにより一時的に盲目(「閃光盲」という。)になったことを検知し、危険回避措置を取ることは行われていない。閃光盲とは、目に入った光の眩しさから、視覚を一時的に消失することを言う。強くて鋭い光が目に入ったために、周囲環境が暗いにも関わらず、瞳孔が収縮するために視覚が失われるのである。本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、運転者が閃光盲になったことを検出し、危険を回避するための制御を行う危険回避装置等の提供を目的とする。
本発明に係る危険回避装置は、運転者の目を含む撮影画像から前記運転者の瞳孔の大きさを計測する計測部と、前記計測部が繰り返し計測した複数の前記運転者の瞳孔の大きさの平均値、並びに算出した平均値及び前記運転者の瞳孔の大きさに基づき変化率を算出する算出部と、算出した変化率が、閾値より大きい場合に、前記運転者の瞳孔が収縮していると判定する収縮判定部とを有する判定部と、該判定部が、前記運転者の瞳孔が収縮をしていると判定した場合、前記運転者が運転する車両に対して危険回避のための制御信号を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、運転者の瞳孔が収縮していると判定した場合、危険回避のための制御信号を出力するので、危険を回避することが可能となる。また、瞳孔が収縮したか否かを瞳孔の大きさの変化率で判断するので、目の大きさに個人差があっても、的確に瞳孔の収縮を捉えることが可能となる。
本発明に係る危険回避装置は、前記出力部は、前記車両のヘッドライトのハイビームへの切り替え制御、又は前記ヘッドライトを点滅する制御を行わせる制御信号を出力するヘッドライト制御部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、ヘッドライトを制御することにより、対向車の運転者に危険の可能性を知らせるので、危険を回避することが可能となる。
本発明に係る危険回避装置は、前記出力部は、前記判定部が、前記運転者の瞳孔が収縮していると継続して判定している場合、その継続時間を計時する計時部と、前記継続時間が所定の長さを超えたとき、前記車両を安全モードに切り替える旨の制御信号を出力する切替信号出力部とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、運転者の閃光盲状態が所定時間以上継続した時は、車両を安全モードに切り替えるため、さらなる危険が発生するのを回避することが可能となる。
本発明に係る危険回避装置は、前記判定部は、対向車の有無を判定する対向車判定部を有し、前記収縮判定部が前記運転者の瞳孔が収縮していると判定した場合であっても、前記対向車判定部が対向車を無しと判定したときは、前記運転者の瞳孔が収縮していないと判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、車両の前方を撮影した画像から対向車の有無を確認し、運転者の瞳孔収縮の原因が対向車でない場合には、不要な危険回避措置を取らないことが可能となる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、運転者の目を含む撮影画像から前記運転者の瞳孔の大きさを計測し、前記計測された複数の前記運転者の瞳孔の大きさの平均値、並びに算出した平均値及び前記運転者の瞳孔の大きさに基づき変化率を算出し、当該算出した変化率が、閾値より大きい場合に、前記運転者の瞳孔が収縮している判定し、前記運転者の瞳孔が収縮していると判定した場合、前記運転者が運転する車両に対して危険回避のための制御信号を出力する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明にあっては、運転者の瞳孔が収縮している判定した場合、危険回避のための制御信号を出力するので、危険を回避することが可能となる。また、瞳孔が収縮したか否かを瞳孔の大きさの変化率で判断するので、目の大きさに個人差があっても、的確に瞳孔の収縮を捉えることが可能となる。
本発明にあっては、運転者が閃光盲となった場合の危険を回避することが可能となる。
車両制御システムの一例を示すブロック図である。 危険回避装置の機能構成を示すブロック図である。 危険回避装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 危険回避装置のメイン処理の手順を示すフローチャートである。 収縮判定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるメイン処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における危険回避装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態3における収縮判定処理の手順を示すフローチャートである。 対向車判定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4におけるメイン処理の手順を示すフローチャートである。
実施の形態1
以下、実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は車両制御システムの一例を示すブロック図である。車両制御システムは危険回避装置1、DMS(Driver Monitoring System)2、自動運転制御装置3、ヘッドライト制御装置4を含む。危険回避装置1、DMS2、自動運転制御装置3、ヘッドライト制御装置4は互いに通信可能なように、例えばCAN(Controller Area Network)などのネットワークNに接続されている。危険回避装置1は運転者が閃光盲となっていることを検知して、運転者の危険を回避する制御を行う。DMS2は運転者を撮影するカメラを含む。DMS2は、運転者の顔の向きやまぶたの動きから、脇見や眠気を検知する。DMS2は検知した状況に応じて、運転者に警告などを行う。自動運転制御装置3は、例えば、車両の現在位置、車両が走行する車線、周辺の他車両の位置を随時検出し、車両の安全な運行を図るために、図示しない車両制御ECU(Electronic Control Unit)によって、ステアリング、エンジン、ブレーキ等の車両制御を自動で行う。ヘッドライト制御装置4はヘッドライトの消灯、点灯の切り替え、点灯時のハイビーム、ロービームの切り替えを行う。DMS2、自動運転制御装置3、ヘッドライト制御装置4は公知の技術で構成可能である。
図2は危険回避装置1の機能構成を示すブロック図である。危険回避装置1は計測部11a、判定部11b、出力部11eを含む。判定部11bは算出部11c、収縮判定部11dを含む。出力部11eはヘッドライト制御部11f、計時部11g、切替信号出力部11hを含む。
計測部11aはDMS2から運転者の顔画像を取得し、画像処理により運転者の目の画像を抽出する。抽出した画像とDMS2のカメラとの位置関係から、瞳孔の大きさを計測する。計測部11aはDMS2から顔画像を取得するたびに、計測を行う。
判定部11bは、運転者の瞳孔が収縮しているか否かを判定する。算出部11cは、計測部11aの計測した瞳孔の大きさを随時記憶し、記憶した瞳孔の大きさの平均値を算出する。さらに、算出部11cは、瞳孔の大きさの平均値と、直近の瞳孔の大きさとの変化率を算出する。収縮判定部11dは瞳孔の大きさが閾値以上の変化率で小さくなっている場合に、運転者の瞳孔が収縮していると判定する。そうでない場合は、収縮判定部11dは運転者の瞳孔は収縮していないと判定する。
出力部11eは、判定部11bが運転者の瞳孔が収縮していると判定した場合に、危険回避のための制御信号を自動運転制御装置3又はヘッドライト制御装置4に出力する。ヘッドライト制御部11fはヘッドライトを制御することにより、対向車の運転者に注意を喚起する。具体的には、ヘッドライトをロービームからハイビームに切り替えること、ヘッドライトを点滅することなどである。それにより、危険の回避が可能となる。危険回避のための制御はこれに限らない。また、制御信号の出力先についても、自動運転制御装置3又はヘッドライト制御装置4に限らない。対向車や自動車外部の機器に制御信号を出力してもよい。例えば、対向車が備えるスピーカや表示器に警告メッセージを出力してもよい。計時部11gは判定部11bが運転者の瞳孔が収縮していると継続して判定している場合に、その継続時間を計時する。切替信号出力部11hは、計時部11gが計時した時間が所定の長さを超えた場合、自動運転制御装置3に対して、車両を安全モードへ切り替える旨の切替信号を出力する。安全モードへの切り替えとは、例えば、走行速度を落とすこと、車両を道路脇の非常駐車帯に停止させることである。上記の所定の長さは、実験などにより適宜、定める。長さは一定値ではなく、車両の速度により変化させるようにしても良い。車両の速度が早いほど危険は大きく、速度が遅いほど危険は小さくなるからである。
収縮判定部11dが判定に用いる閾値は、次のように求める。瞳孔の直径の変化は、生理学的な非線形微分方程式に基づき計算可能である。その計算式は、目に到達する光の強度の関数として瞳孔の直径の変化を表すことができる。
Figure 0006312647
Figure 0006312647
ここで、Dはミリメートルで示される瞳孔の直径、Φ(t−τ)は、時間tで網膜に到達する光の強さであり、Φ=IAとも示すことができる。つまり、目に届く光の明るさI(lumens/mm2)の瞳孔面積A(mm2)倍である。τは瞳孔の遅延時間で、網膜に光パルスが到達する瞬間と虹彩の反応初期の間の神経の伝達による遅延時間であり、神経−筋肉の興奮と活性化の遅延である。dM、dD及びdtは、関数M、瞳孔直径D及び時間tの微分係数である。
以上の式を踏まえて、実験等により、閃光盲を生じる光の強さ、瞳孔の大きさを求め、閾値となる瞳孔の変化率を定める。
図3は危険回避装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。危険回避装置1はCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、大容量記憶装置14、通信部15を含む。各構成はバスBで接続されている。
CPU11はROM12に記憶された制御プログラム1Pに従いハードウェア各部を制御し、図2に示した各機能部を実現する。RAM13は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリである。RAM13はCPU11によるプログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。大容量記憶装置14は、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)などである。大容量記憶装置14には、運転者の瞳孔の大きさの計測結果を計測結果テーブル141として記憶している。また、制御プログラム1Pを大容量記憶装置14に記憶するようにしておいてもよい。
計測結果テーブル141に記憶する瞳孔の大きさは、計測した時間と対応付けて記憶してもよい。そして、所定時間以上、過去のものは削除してもよい。それにより、周囲環境の変化による判定ミスを防ぐことが可能となるからである。例えば、道路灯が比較的多く整備されている高速道路を走行している場合と、道路灯がほとんどない地方の村道を走行している場合とでは、通常状態における運転者の瞳孔の大きさも異なってくるからである。
次に、危険回避装置1で行われる情報処理について説明する。図4は危険回避装置1のメイン処理の手順を示すフローチャートである。危険回避装置1のCPU11は収縮判定を行う(ステップS1)。CPU11は収縮判定の結果が収縮しているか否かを判定する(ステップS2)。CPU11は収縮判定の結果が収縮していると判定した場合(ステップS2でYES)、制御信号の出力を行い(ステップS3)、処理を終了する。CPU11は収縮判定の結果が収縮しているではないと判定した場合(ステップS2でNO)、処理を終了する。CPU11はメイン処理を繰り返し行う。
図5は収縮判定処理の手順を示すフローチャートである。CPU11はDMS2から運転者の顔画像を取得する(ステップS11)。CPU11は、画像処理により取得した顔画像から瞳孔の画像を抽出し、抽出した画像と撮影距離などから、運転者の瞳孔の大きさを計測する(ステップS12)。CPU11は計測結果テーブル141に記憶している瞳孔の大きさの平均値を算出する(ステップS13)。CPU11はステップS12で計測した直近の瞳孔の大きさと、算出した平均値とから、変化率を算出する(ステップS14)。CPU11は変化率が負で、絶対値が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS15)。すなわち、CPU11は、平均値から急激に小さくなったか否かを判定する。CPU11は変化率が負で、絶対値が閾値以上であると判定した場合(ステップS15でYES)、判定を収縮しているに設定し(ステップS16)、処理を終了する。CPU11は変化率が0以上、又は絶対値が閾値未満の場合(ステップS15でNO)、ステップS12で計測した結果を計測結果テーブル141に記憶する(ステップS17)。CPU11は判定を収縮していないに設定し(ステップS18)、処理を終了する。
実施の形態1では、以下の効果を奏する。運転者の瞳孔の収縮により、閃光盲の状態となったことを判定するので、高い精度で判定可能となる。瞳孔の大きさの収縮率により判定を行うので、運転者の特性に関わらず、高い精度で判定可能となる。そして、運転者の瞳孔が収縮し閃光盲の状態にあると判定した場合には、制御信号を出力することにより、危険回避が可能となる。
実施の形態2
実施の形態2は、閃光盲が所定時間以上継続した場合には、車両を安全モードに切り替える切替信号を出力する形態に関する。危険回避装置1のハードウェア構成などは、実施の形態1と同様であるので、以下の説明においては、実施の形態1と相違する点を主に説明する。
図6は実施の形態2におけるメイン処理の手順を示すフローチャートである。危険回避装置1のCPU11は、収縮判定を行う(ステップS21)。CPU11は収縮判定の結果が収縮しているであるか否かを判定する(ステップS22)。CPU11は、判定結果が収縮していると判定した場合(ステップS22でYES)、制御信号を出力する(ステップS23)。CPU11は計時を開始する(ステップS24)。CPU11は収縮していると判定し続けている時間(継続時間)が所定長より大きいか否かを判定する(ステップS25)。CPU11は継続時間が所定長より長い(大きい)と判定した場合(ステップS25でYES)、切替信号を出力し(ステップS26)、処理を終了する。CPU11は継続時間が所定長以下であると判定した場合(ステップS25でNO)、処理を終了する。CPU11は判定結果が収縮していないと判定した場合(ステップS22でNO)、CPU11は計時中か否かを判定する(ステップS27)。CPU11は計時中であると判定した場合(ステップS27でYES)、計時を停止し(ステップS28)、処理を終了する。CPU11は計時中ではないと判定した場合(ステップS27でNO)、処理を終了する。
実施の形態2では、以下の効果を奏する。運転者の瞳孔の収縮が継続しているときは、切替信号を出力し、安全モードに切り替えるので、危険回避が可能となる。
実施の形態3
実施の形態3は、運転者の閃光盲の検出精度を向上させる形態に関する。図7は実施の形態3における危険回避装置1の機能構成を示すブロック図である。実施の形態1と同様な機能ブロックについては、同一の符号を付し説明を省略する。危険回避装置1の判定部11bは対向車判定部11iを含む。対向車判定部11iは、対向車の有無の判定を行う。判定部11bは、運転者の瞳孔が収縮していると、収縮判定部11dが判定した場合であっても、対向車判定部11iが対向車無しと判定した時は、運転者の瞳孔が収縮していないとの判定結果を、出力部11eに出力する。運転者の瞳孔が収縮した場合であっても、対向車がいないときは、ヘッドライトによる閃光盲は発生しないからである。したがって、危険回避は不要とみなし、制御信号、切替信号の出力を抑制するのである。
図8は実施の形態3における収縮判定処理の手順を示すフローチャートである。ステップS31からステップS35は、実施の形態1(図5)のステップS11からステップS15と同様であるから説明を省略する。CPU11は変化率が負で、絶対値が閾値以上であると判定した場合(ステップS35でYES)、対向車判定を行う(ステップS36)。CPU11は対向車判定が対向車有りであるか否か判定する(ステップS37)。CPU11は対向車判定結果が対向車有りであると判定した場合(ステップS37でYES)、判定を収縮しているに設定し(ステップS38)、処理を終了する。CPU11は変化率が0以上、又は絶対値が閾値未満の場合(ステップS35でNO)、ステップS32で計測した結果を計測結果テーブル141に記憶する(ステップS39)。CPU11は判定を収縮していないに設定し(ステップS40)、処理を終了する。CPU11は対向車判定結果が対向車無しであると判定した場合(ステップS37でNO)、判定を収縮していないに設定し(ステップS40)、処理を終了する。
図9は対向車判定処理の手順を示すフローチャートである。危険回避装置1のCPU11は車両前方を撮影した画像を取得する(ステップS41)。CPU11は画像処理により、取得した画像から光源を抽出する(ステップS42)。CPU11は光源がヘッドライトであるか否かを判定する(ステップS43)。CPU11は判定結果がヘッドライトであったか否かを判定する(ステップS44)。CPU11は判定結果がヘッドライトであった場合(ステップS44でYES)、判定=対向車ありとする(ステップS45)。CPU11は判定結果がヘッドライトではない場合(ステップS44でNO)、判定=対向車なしとする(ステップS46)。CPU11は処理を終了する。判定に設定された値は、呼び出し元の戻り値として渡される。
ステップS42では、テンプレートマッチングにより、ヘッドライト、テールランプ、車幅灯を光源として抽出する。ステップS43では、抽出した光源の色により、ヘッドライトであるか否かを判定する。光源が白色に近い所定の範囲内の色であれば対向車両のヘッドライトであると判定し、赤色に近い所定の範囲内の色であれば先行車両のテールランプであると判定する。ここで述べた光源の抽出処理、ヘッドライトであるか否かの判定処理は、一例であり、他の公知技術を用いて行っても良い。また、対向車の有無を、車両の前方を映した画像を用いて判定したが、それに限らない。他の公知技術を用いて行っても良い。例えば、車両にミリ波レーダ装置を設置し、レーダ装置により検知した物体の大きさ、速度から、対向車の有無を判定することが可能である。
実施の形態3では、以下の効果を奏する。閃光盲の発生を運転者の瞳孔の収縮及び対向車の有無で判断するので、検出精度が向上する。
実施の形態4
実施の形態4は実施の形態3の変形したものである。実施の形態4は、対向車判定を収縮判定に含めない形態に関する。危険回避装置1の機能構成は実施の形態3(図7)とほぼ同様であるが、対向車判定部11iは判定部11bに含まれず、計測部11a、判定部11b、出力部11eと同列な独立した構成としてある。
図10は実施の形態4におけるメイン処理の手順を示すフローチャートである。危険回避装置1のCPU11は、収縮判定を行う(ステップS51)。CPU11は収縮判定結果が収縮しているか否かを判定する(ステップS52)。CPU11は判定結果が収縮しているであると判定した場合(ステップS52でYES)、対向車判定を行う(ステップS53)。CPU11は対向車判定が対向車有りであるか否か判定する(ステップS54)。CPU11は対向車判定結果が対向車有りであると判定した場合(ステップS54でYES)、制御信号を出力し(ステップS55)、処理を終了する。CPU11は収縮判定結果が収縮しているではないと判定した場合(ステップS52でNO)、又は対向車判定結果が対向車無しであると判定した場合(ステップS54でNO)、処理を終了する。ステップS51の収縮判定処理は実施の形態1(図5)と同様であり、ステップS53の対向車判定処理は実施の形態3(図9)と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態4では、以下の効果を奏する。閃光盲の発生を運転者の瞳孔の収縮及び対向車の有無で判断するので、検出精度が向上する。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 危険回避装置
11 CPU
11a 計測部
11b 判定部
11c 算出部
11d 収縮判定部
11e 出力部
11f ヘッドライト制御部
11g 計時部
11h 切替信号出力部
11i 対向車判定部
12 ROM
13 RAM
14 大容量記憶装置
141 計測結果テーブル
15 通信部
1P 制御プログラム
3 自動運転制御装置
4 ヘッドライト制御装置

Claims (5)

  1. 運転者の目を含む撮影画像から前記運転者の瞳孔の大きさを計測する計測部と、
    前記計測部が繰り返し計測した複数の前記運転者の瞳孔の大きさの平均値、並びに算出した平均値及び前記運転者の瞳孔の大きさに基づき変化率を算出する算出部と、算出した変化率が、閾値より大きい場合に、前記運転者の瞳孔が収縮していると判定する収縮判定部とを有する判定部と、
    該判定部が、前記運転者の瞳孔が収縮をしていると判定した場合、前記運転者が運転する車両に対して危険回避のための制御信号を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする危険回避装置。
  2. 前記出力部は、前記車両のヘッドライトのハイビームへの切り替え制御、又は前記ヘッドライトを点滅する制御を行わせる制御信号を出力するヘッドライト制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の危険回避装置。
  3. 前記出力部は、
    前記判定部が、前記運転者の瞳孔が収縮していると継続して判定している場合、その継続時間を計時する計時部と、
    前記継続時間が所定の長さを超えたとき、前記車両を安全モードに切り替える旨の制御信号を出力する切替信号出力部とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の危険回避装置。
  4. 前記判定部は、
    対向車の有無を判定する対向車判定部を有し、
    前記収縮判定部が前記運転者の瞳孔が収縮していると判定した場合であっても、前記対向車判定部が対向車を無しと判定したときは、前記運転者の瞳孔が収縮していないと判定するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の危険回避装置。
  5. 運転者の目を含む撮影画像から前記運転者の瞳孔の大きさを計測し、
    前記計測された複数の前記運転者の瞳孔の大きさの平均値、並びに算出した平均値及び前記運転者の瞳孔の大きさに基づき変化率を算出し、
    当該算出した変化率が、閾値より大きい場合に、前記運転者の瞳孔が収縮している判定し、
    前記運転者の瞳孔が収縮していると判定した場合、前記運転者が運転する車両に対して危険回避のための制御信号を出力する
    処理をコンピュータに行わせる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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