JP6312197B2 - クロック生成回路 - Google Patents

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Description

本発明は、クロック生成回路に関し、特に、スペクトラム拡散機能を有するPLL回路を含むクロック生成回路に関する。
クロック生成回路は、典型的には、マイクロプロセッサ(MPU)等の論理回路を含む電子デバイスの動作に必要なクロックを生成するためのPLL回路を含んで構成される。かかるPLL回路は、例えば、位相検出回路と、チャージポンプ回路と、ループフィルタと、電圧制御発振回路(VCO:Voltage-controlled oscillator)と分周器とを含んで構成され、基準クロックと参照クロックとの周波数及び位相が等しく保持されるロック状態を維持するように動作する。
一般に、PLL回路では、例えば製造プロセスによる素子特性のバラツキに起因してジッタ特性や応答特性といった各種の特性にバラツキが生じる。例えばチャージポンプ回路の駆動電流の量にバラツキが生じた場合、PLL回路におけるジッタ(位相雑音)が増大し、応答特性が悪化するという問題が生じる。チップ内に寄生する種々の寄生素子も、ジッタ特性や応答特性の悪化の一因となる。
また、近年のクロックの高周波数化に伴い、PLL回路は、基準クロック自体の高周波成分や該回路内の各回路素子に起因する高周波成分の伝搬の観点から、広いレンジのループ帯域幅を持つ必要がある。即ち、これは、PLL回路には高い応答特性が求められることを意味する。一方で、PLL回路のループ帯域幅のレンジが広いほど、即ち、PLL回路に高い応答特性が求められるほど、ジッタが増大し、PLL回路全体の動作が不安定になる。このため、一般的には、PLL回路のループ帯域幅は、応答特性とジッタ特性とのバランスを考慮して、基準クロックの周波数の10分の1程度の値とするのが理想的とされている。
従って、PLL回路は、前述した製造プロセスの素子特性のバラツキや寄生素子に起因する特性のバラツキを解消した上で、さらに、クロックの高周波数化に対応するために、応答特性とジッタ特性とのバランスを考慮しながら、高い応答特性とジッタ発生の抑制を実現するように設計されることが求められる。
PLL回路のさらなる高い応答特性とジッタの発生の抑制とを実現する方法として、基準クロックと参照クロックとの位相差に応じてチャージポンプ回路の駆動電流の量を制御する方法がある。
例えば、下記特許文献1は、基準クロックと参照クロックとの位相差に応じてPLL回路のジッタの発生やロック時間の増大を解消し、制御電圧信号に高周波成分のノイズが重畳する問題を改善する機能を備えたPLL回路を開示する。具体的には、特許文献1のPLL回路は、電圧制御発振回路と、位相検出回路と、チャージポンプ回路と、ループフィルタ回路と、参照クロックのパルス数をカウントするパルスカウンターと、チャージポンプの電流能力を制御するチャージポンプ駆動能力切換え回路と、位相検出回路の出力信号の波形を整形するパルス波形整形回路と、該パルス波形整形回路の特性を選択する波形選択回路とを備える。該PLL回路は、パワーオン直後においてはチャージポンプの電流能力の切り替えによって、それ以外の場合においては位相比較器の出力信号に対する波形整形によって、該PLL回路の各特性の調整を行う。これにより、該PLL回路は、ジッタの発生やロック時間の増大を解消し、制御電圧信号に高周波成分のノイズが重畳する問題を改善する機能を実現している。
また、電子デバイスの高速化への要求に基づくクロックの高周波数化は、上述したジッタの増大といった問題以外に、電磁妨害EMI(EMI:Electromagnetic Interference)の増大という問題も引き起こしている。クロックの高周波数化は、LSI自体やその周辺回路、他の電子デバイス等に対してEMIが与える影響をさらに増大させることから、EMIを効果的に低減するSSCG(Spread Spectrum Clock Generator)技術の重要性は高まっている。
SSCG技術は、スペクトラム拡散機能を付加したクロック生成技術である。スペクトラム拡散機能を有するクロック生成技術としては、典型的には、PLL回路を用いたアナログ方式、及び遅延回路を用いたデジタル方式が知られている。具体的には、SSCG技術は、電子デバイス等が放射する電磁妨害(EMI:Electromagnetic Interference)のエネルギーのスペクトルが特定の周波数帯域に集中しないように、クロックの周波数を変調し、これにより、EMIのエネルギーを所定の周波数帯域に分散し、そのピーク値を抑圧することができる。
クロック生成回路がスペクトラム拡散機能を有する場合、ジッタが発生しやすくなるため、該ジッタの発生を抑制する必要がある。
例えば、下記特許文献2は、参照クロックのカウント回数に応じてプログラマブル分周器の分周比を変動させ、該プログラマブル分周器の分周比の周期に基づいて、チャージポンプ回路の駆動電流の量を制御するクロック生成回路を開示する。具体的には、特許文献2のクロック生成回路は、電圧制御発振回路と、プログラマブル分周器と、分周器と、位相比較器と、チャージポンプ回路とを有するPLL回路を備え、カウンタと、分周比変更手段と、チャージポンプ回路の駆動電流の量の制御手段とを備える。該クロック生成回路は、該プログラマブル分周器の分周比を定期的に増減させて、周波数が変調されたクロックを生成するスペクトラム拡散機能を有する。これにより、該クロック生成回路は、ジッタの発生を抑制するとともに、残ピークノイズを低減させる機能を実現している。
特開2000−224035号公報 特開2012−165036号公報
クロックの高周波数化に伴い、高い応答特性が求められるPLL回路において、EMI対策は極めて重要である。しかしながら、EMIを解消するためにスペクトラム拡散機能をPLL回路に対して用いた場合、変調は基準クロックに対して常に行われ続けるため、基準クロックに対する参照クロックのスキューは、スペクトラム拡散機能を使用しない状態よりも増大してしまう。これにより、スペクトラム拡散機能を有するPLL回路の応答特性は、該機能を用いていないPLL回路に比べて悪化するという問題がある。また、スペクトラム拡散機能を有するPLL回路においては、該PLL回路よりも後段に接続される論理回路や、それらを含んだ半導体集積回路全体の設計における各クロック信号間のタイミング調整が難化する為、該半導体集積回路に必要な回路素子数が増え、該半導体集積回路の回路規模や設計工数が増大してしまう。
上述した特許文献1に開示される従来のPLL回路は、製造プロセスによる素子特性のバラツキに起因する特性のバラツキを解消しつつ、高い応答性の確保とジッタの発生の抑制とを実現するため、基準クロックと参照クロックとの位相差に基づいてチャージポンプ回路の駆動電流の量を制御するものの、スペクトラム拡散機能を備えるものではなかった。従って、スペクトラム拡散機能が付加されることにより増大する、基準クロックに対する参照クロックのスキューに対する考慮は一切なされていなかった。
また、上述した特許文献2に開示されるクロック生成回路は、ジッタ特性の悪化を抑制するにあたって、スペクトラム拡散機能による参照クロックの周波数変調の変動周期によるジッタ特性への影響を考慮していたものの、その他の要因(例えば、温度変化や、製造プロセスによる素子特性のバラツキや、出力負荷の変動や、EMI等)による影響に対する考慮は一切なされていなかった。
そこで、本発明は、スペクトラム拡散機能を行いつつ、スペクトラム拡散周波数変調に起因する基準クロックに対する参照クロックのスキューの増大を、ジッタ特性の悪化を抑制しながら低減することができる、クロック生成回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的特徴乃至は発明特定事項を含んで構成される。
即ち、ある観点に従う本発明は、スペクトラム拡散周波数変調された基準クロックに基づいて出力クロックを生成し、出力するクロック生成回路であって、前記基準クロックと前記出力クロックに対応する参照クロックとの位相差を検出する位相比較器と、前記位相比較器により検出された前記位相差と所定の電流制御信号とに基づいて電流量を制御した駆動信号を出力するチャージポンプ回路と、前記チャージポンプ回路から出力された駆動信号に応じた周波数を有する前記出力クロックを出力する電圧制御発振回路と、前記基準クロックと前記参照クロックとの間のスキューの値の時間的変動に基づいて、前記所定の電流制御信号を生成し、該所定の電流制御信号を前記チャージポンプ回路に出力する、スキュー調整回路と、を備えるクロック生成回路である。
ここで、前記スキュー調整回路は、所定のカウンタクロックに従って、前記基準クロックと前記参照クロックとの間のスキューの値を計測しても良い。
また、前記スキュー調整回路は、前記スキューの値が極大値から極小値に至るまでの経過時間に基づいて、前記所定の電流制御信号を生成し出力しても良い。
さらに、前記スキュー調整回路は、前記スキューの値が前記極大値から前記極小値に至るまでに前記スキューの値を計測した回数をカウントし、該カウントした回数に基づいて前記経過時間を決定しても良い。
さらにまた、前記スキュー調整回路は、前記カウントした回数が所定回数より多い場合に、前記チャージポンプ回路の駆動電流の量を増大させるように前記電流制御信号を制御し、前記カウントした回数が前記所定回数より少ない場合に、前記チャージポンプ回路の駆動電流の量を減少させるように前記電流制御信号を制御しても良い。
また、前記スキュー調整回路は、前記スペクトラム拡散周波数変調の変調極性が負である場合、前記スキューの値の計測を停止しても良い。
また、前記チャージポンプ回路は、前記所定の電流制御信号に基づいて、電源線から前記駆動信号を出力するためのチャージポンプ出力線に電流を供給することにより、前記駆動信号の電流量を制御しても良い。
また、前記チャージポンプ回路は、前記所定の電流制御信号に基づいて、前記駆動信号を出力するためのチャージポンプ出力線から接地線に電流を引き抜くことにより、前記駆動信号の電流量を制御しても良い。
さらに、別の観点に従う本発明は、スペクトラム拡散周波数変調された基準クロックに基づいて出力クロックを生成し、出力するクロック生成回路であって、前記基準クロックと前記出力クロックに対応する参照クロックとの位相差を検出する位相比較器と、前記位相比較器により検出された前記位相差と所定の電流制御信号とに基づいて電流量を制御した駆動信号を出力するチャージポンプ回路と、前記チャージポンプ回路から出力された駆動信号に応じた周波数を有する前記出力クロックを出力する電圧制御発振回路と、前記スペクトラム拡散周波数変調の変調極性が正の場合、前記基準クロック基準信号として出力するとともに、前記参照クロック参照信号として出力し、前記変調極性が負の場合、前記参照クロックを前記基準信号として出力し、前記基準クロック前記参照信号として力する入力切替回路と、前記基準信号と前記参照信号との間のスキューの値の時間的変動に基づいて、前記所定の電流制御信号を生成し、該所定の電流制御信号を前記チャージポンプ回路に出力する、スキュー調整回路と、を備えるクロック生成回路である。
前記入力切替回路は、前記変調極性が正の場合に前記基準クロックを前記基準信号として選択し、前記変調極性が負の場合に前記参照クロックを前記基準信号として選択する第1の選択回路と、前記変調極性が正の場合に前記参照クロックを前記参照信号として選択し、前記変調極性が負の場合に前記基準クロックを前記参照信号として選択する第2の選択回路と、を備えても良い。
本発明によれば、スペクトラム拡散機能を有するPLL回路を含むクロック生成回路は、ジッタ特性の悪化を抑制しながら、基準クロックに対する参照クロックのスキューの増大を低減できるようになる。
本発明の他の技術的特徴、目的、及び作用効果乃至は利点は、添付した図面を参照して説明される以下の実施形態により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るクロック生成回路の構成の一例を示す図である。 図1に示したPLL回路及びスキュー調整回路の構成の概略回路図を示す図である。 図2に示したチャージポンプ回路の構成の概略回路図を示す図である。 本発明の実施形態に係るクロック生成回路における、各種特性と経過時間との関係を数値計算シミュレーションにより示した図である。 本発明の実施形態に係るクロック生成回路におけるスキュー調整回路の概略回路構成の他の例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るクロック生成回路の構成の一例を示す図である。同図に示すように、クロック生成回路1は、例えば、SSCG回路10と、PLL回路20と、スキュー調整回路30とを含んで構成される。
SSCG回路10は、入力クロックICLKに対して、予め定められた変調プロファイルに基づいてスペクトラム拡散周波数変調を行い、該変調した信号を基準クロックRCLKとして、PLL回路20及びスキュー調整回路30へ出力する。また、SSCG回路10は、入力クロックICLKに対する周波数変調の極性を、変調極性信号MCNTとして、スキュー調整回路30へ出力する。具体的には、SSCG回路10は、該周波数変調の極性が「正」である場合、変調極性信号MCNTの電位を電源線VDDの電位、即ち“H”に遷移させる。また、SSCG回路10は、該周波数変調の極性が「正」でない場合、変調極性信号MCNTの電位を接地線GNDの電位、即ち“L”に遷移させる。変調プロファイルは、SSCG回路10において、入力クロックへの周波数変調における、経過時間に対する周波数の変動量を表す特性である。変調プロファイルは、例えばSSCG回路10を構成する各回路素子のパラメータや該回路の回路構成によって定められる。なお、SSCG回路10は、PLL回路を用いたアナログ方式、遅延回路を用いたデジタル方式のどちらの方式で構成されても構わない。
PLL回路20は、SSCG回路10から基準クロックRCLKを受け、スキュー調整回路30から入力される電流制御信号ICNTに基づいて、後述するチャージポンプ回路22の駆動電流を調整し、該クロックを所望の周波数に変調し、変調した該クロックを出力クロックOCLKとして出力する。また、PLL回路20は、出力クロックOCLKを分周することで参照クロックFCLKを生成し、該クロックを位相比較器21(図2参照)にフィードバックすることで、基準クロックRCLKの位相に対して出力クロックOCLKの位相の同期をとるとともに、参照クロックFCLKをスキュー調整回路30に出力する。
スキュー調整回路30は、SSCG回路10から基準クロックRCLKを受けるとともに、PLL回路20から参照クロックFCLKを受け、基準クロックRCLKと参照クロックFCLKとの位相差に基づいて、後述するように、PLL回路20内のチャージポンプ回路22における駆動電流の量を決定し、該駆動電流の量を電流制御信号ICNTとして、PLL回路20に出力する。また、スキュー調整回路30は、SSCG回路10からクロック変調極性信号MCNTを受け、該信号の電位が“H”、即ちSSCG回路10の変調極性が「正」である場合上述した動作を実施し、該信号の電位が“L”、即ち該変調極性が「正」でない場合は上述した動作を停止する。
図2は、図1に示したPLL回路及びスキュー調整回路の構成の概略回路図を示す図である。同図に示すように、PLL回路20は、例えば、位相比較器21と、チャージポンプ回路22と、ローパスフィルタ23と、電圧制御発振回路24と、分周器25とを含んで構成される。
位相比較器21は、SSCG回路10から基準クロックRCLKを受けるとともに、分周器25から参照クロックFCLKを受け、該クロックの位相を比較し、比較結果に応じて該クロックの間の位相差を、一対の位相誤差信号UP及びDNとして、チャージポンプ回路22に出力する。
チャージポンプ回路22は、位相比較器21から出力される位相誤差信号UP及びDNを、スキュー調整回路30から出力される電流制御信号ICNTに基づいて、信号電流に変換し、該信号電流を駆動信号ICPとして、ローパスフィルタ23に出力する。チャージポンプ回路22において、チャージポンプ出力線W_ICPの電位の増減は位相誤差信号UP及びDNによって決定され、該出力線に流れる電流は電流制御信号ICNTによって決定される。また、チャージポンプ回路22は、バイアス電源VB1及びVB2に基づいて、後述するトランジスタTR3及びTR4のゲートを、所定の電位に保持する。
ローパスフィルタ23は、チャージポンプ回路22から出力される駆動信号ICPを受け、該信号に対して平滑化を行い信号電位に変換し、信号電位に変換した該信号を電位制御信号VCNTとして電圧制御発振回路24に出力する。
電圧制御発振回路24は、ローパスフィルタ23から出力される電位制御信号VCNTを受け、該信号の電位に応じた周波数で発振することによって、出力クロックOCLKを生成し、該信号を分周器25に出力し、また該信号をクロック生成回路1の出力信号として外部に出力する。
分周器25は、電圧制御発振回路24から出力される出力クロックOCLKを受け、所定の分周数だけ分周を行うことで参照クロックFCLKを生成し、該クロックを位相比較器21に出力する。
また、同図に示すように、スキュー調整回路30は、例えば、リングオシレータ31と、リングクロックカウンタ32と、コンパレータ33と、サイクルカウンタ34と、チャージポンプ電流制御回路35とを含んで構成される。
リングオシレータ31は、例えば、奇数個の遅延素子(インバータ)(図示せず)をリング状に接続されることによって構成される発振回路である。リングオシレータ31は、所定の周波数で発振し、カウンタクロックRGCLKをリングクロックカウンタ32に出力する。
リングクロックカウンタ32は、SSCG回路10から出力される基準クロックRCLKを測定開始端子STAで受けるとともに、PLL回路20から出力される参照クロックFCLKを測定終了端子ENDで受け、基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKの遅延時間、即ちスキューを、リングオシレータ31から出力されるカウンタクロックRGCLKによってカウントする。リングクロックカウンタ32は、該カウントによって得た該スキューを、スキューカウント信号SCNTとして該信号を出力端子OUTからコンパレータ33に出力する。また、リングクロックカウンタ32は、SSCG回路10から変調極性信号MCNTをイネーブル端子ENで受け、該信号の電位が“H”である場合のみ前述した動作を行い、該信号の電位が“L”である場合は該回路の動作を停止する。
コンパレータ33は、例えば、複数のレジスタ及び比較回路によって構成される(図示せず)。コンパレータ33は、リングクロックカウンタ32からスキューカウント信号SCNTを受け、該信号が保持する基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューの値の時間変動に応じて、カウントクロックPLS及びリセット信号RESを制御し、それらの信号をサイクルカウンタ34に出力する。
具体的には、コンパレータ33は、リングクロックカウンタ32からスキューカウント信号SCNTを受け、該信号が示す基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューの値を、内部のレジスタに保存する。コンパレータ33は、内部のレジスタに保存された該カウント数の(M−2)乃至M回目の値を比較し、該カウント数の(M−1)回目の値が該カウント数の(M−2)及びM回目の値よりも大きい場合、即ち該カウント数の値が極大値であると判断した場合、カウントクロックPLSの出力を開始するとともに、リセット信号RESの電位を“L”に遷移させる。また、コンパレータ33は、該カウント数の(M−1)回目の値が、該カウント数の(M−2)回目及びM回目の値よりも小さい場合、即ち該カウント数の値が極小値であると判断した場合、カウントクロックPLSの出力を停止するとともに、リセット信号RESの電位を“H”に遷移させ、さらに内部レジスタ及び比較回数をリセットする。なお、カウントクロックPLSは、該クロックがサイクルカウンタ34に出力されている間、スキュー信号SCNTがリングクロックカウンタ32からコンパレータ33へ入力される毎に交番する。また、コンパレータ33は、パワーオン直後において、内部レジスタ及び比較回数のリセットを行い、リセット信号RESの電位を“H”に遷移させる。
サイクルカウンタ34は、コンパレータ33から入力されるリセット信号RESに基づいて、該回路から入力されるカウントクロックPLSの立ち上がり又は立下りエッジの数をカウントし、該カウント回数をループ帯域幅カウント信号BCNTとして、チャージポンプ電流制御回路35に出力する。具体的には、サイクルカウンタ34は、リセット信号RESの電位が“L”の間、カウントクロックPLSの立ち上がり又は立下がりエッジの数をカウントする。次に、サイクルカウンタ34は、リセット信号RESの電位が“H”になった時、該カウント数をループ帯域幅カウント信号BCNTとしてチャージポンプ電流制御回路35に出力し、該カウント回数をリセットする。続いて、サイクルカウンタ34は、リセット信号RESの電位が“H”の間、動作を停止し、再び該信号の電位が“L”となった時、前述した動作と同様の動作を行う。
チャージポンプ電流制御回路35は、サイクルカウンタ34からループ帯域幅カウント信号BCNTを受け、該信号が保持するカウントクロックPLSのカウント回数に応じて、チャージポンプ回路22の駆動電流の量を決定し、該駆動電流の量を電流制御信号ICNTとして、PLL回路20に出力する。
具体的には、チャージポンプ電流制御回路35は、ループ帯域幅カウント信号BCNTが保持するカウントクロックPLSのカウント回数が所定回数(例えば5回)より多いか少ないか或いは同じであるかを判断する。チャージポンプ電流制御回路35は、該カウント数が所定回数より多いと判断した場合、PLL回路20のループ帯域幅のレンジが広い、即ち応答特性が適正より低いとみなし、チャージポンプ回路22の駆動電流を増やすように電流制御信号ICNTを制御する。また、チャージポンプ電流制御回路35は、該カウント数が所定回数より少ないと判断した場合、PLL回路20のループ帯域幅のレンジが狭い、即ち応答特性が適正より高いとみなし、チャージポンプ回路22の駆動電流を減らすように電流制御信号ICNTを制御する。さらにチャージポンプ電流制御回路35は、該カウント数が所定回数と同じであると判断した場合、PLL回路20のループ帯域幅のレンジは適正である、即ち応答特性は適正であるとみなし、チャージポンプ回路22の駆動電流を維持するように電流制御信号ICNTを制御する。
図3は、図2に示したチャージポンプ回路の概略回路図である。同図に示すように、チャージポンプ回路22は、例えばトランジスタTR1と、トランジスタTR2と、N個のトランジスタTR3と、N個のトランジスタTR4と、N個の電源スイッチSWPと、N個の電源スイッチSWNとを含んで構成される。
トランジスタTR1は、例えばP型MOSFETを含んで構成される。即ち、トランジスタTR1のドレインはノード(p)に接続され、ソースはトランジスタTR2のソース及びチャージポンプ出力線W_ICPに接続され、ゲートは位相誤差入力端子W_UPに接続される。これによって、トランジスタTR1は、位相比較器21から入力される位相誤差信号UPに基づいて、電源線VDDからチャージポンプ出力線W_ICPへの電流供給のオン/オフを切り替える。
トランジスタTR2は、例えばN型MOSFETを含んで構成される。即ち、トランジスタTR2のドレインはノード(q)に接続され、ソースはトランジスタTR1のソース及びチャージポンプ出力線W_ICPに接続され、ゲートは位相誤差入力端子W_DNに接続される。これによって、トランジスタTR2は、位相比較器21から入力される位相誤差信号DNに基づいて、チャージポンプ出力線W_ICPから接地線GNDへの電流引き抜きのオン/オフを切り替える。
複数のトランジスタTR3のそれぞれは、例えばP型MOSFETを含んで構成される。即ち、トランジスタTR3のドレインは電源線VDDに接続され、トランジスタTR3(0)のソースはノード(p)に接続され、トランジスタTR3(1)〜(n)のソースは電源スイッチSWPに接続され、ゲートはバイアス電源VB1に接続される。これによって、トランジスタTR3は、バイアス電源VB1に基づく所定の電流を、電源線VDDからトランジスタTR1を介してチャージポンプ出力線W_ICPに供給する。
複数のトランジスタTR4のそれぞれは、例えばN型MOSFETを含んで構成される。即ち、トランジスタTR4のドレインは接地線GNDに接続され、トランジスタTR4(0)のソースはノード(q)に接続され、トランジスタTR4(1)〜(n)のソースは電源スイッチSWNに接続され、ゲートはバイアス電源VB2に接続される。これによって、トランジスタTR4は、バイアス電源VB2に基づく所定の電流を、チャージポンプ出力線W_ICPからトランジスタTR2を介して接地線GNDに引き抜く。
複数の電源スイッチSWPのそれぞれは、例えばN型MOSFETを含んで構成される。即ち、電源スイッチSWP(1)〜(n)は、それぞれトランジスタTR3(1)〜(n)とノード(p)の間に設けられ、該スイッチの制御端子にはそれぞれ電流制御信号線W_ICPCNT(1)〜(n)が接続される。これによって、電源スイッチSWPは、スキュー調整回路30から入力される電流制御信号ICNTに基づいて、電源線VDDからチャージポンプ出力線W_ICPへ電流供給を行う際の、該出力線に対する電流供給量を調整する。
複数の電源スイッチSWNのそれぞれは、例えばN型MOSFETを含んで構成される。即ち、電源スイッチSWN(1)〜(n)は、それぞれトランジスタTR4(1)〜(n)とノード(q)の間に設けられ、該スイッチの制御端子にはそれぞれ電流制御信号線W_ICPCNT(1)〜(n)が接続される。これによって、電源スイッチSWNは、スキュー調整回路30から入力される電流制御信号ICNTに基づいて、チャージポンプ出力線W_ICPから接地線GNDへ電流引き抜きを行う際の、該出力線に対する電流引き抜き量を調整する。
なお、本例ではトランジスタTR1及びTR3は、P型MOSFETにより構成されているが、これに限られるものでなく、N型MOSFETであっても良いし、或いは、バイポーラトランジスタ等であっても良い。また、トランジスタTR2、TR4、電源スイッチSWP及びSWNは、N型MOSFETにより構成されているが、これに限られるものでなく、P型MOSFETであっても良いし、或いは、バイポーラトランジスタ等であっても良い。
前述した通り、一般的にPLL回路のループ帯域幅は、基準クロックの周波数の10分の1程度の値であることが理想とされる。従って、本発明に係るクロック生成回路1のループ帯域幅もまた、基準クロックRCLKの周波数の例えば10分の1程度の値となるように調整される。即ち、クロック生成回路1は、基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューの時間的変動からループ帯域幅を取得し、取得したループ帯域幅と基準クロックRCLKの周波数とを比較し、該比較結果に基づいて、チャージポンプ回路22の駆動電流の量を調整することによって、ループ帯域幅を調整する。
図4は、本発明の実施形態に係るクロック生成回路における、各種特性と経過時間との関係を数値計算シミュレーションにより示した図である。同図において、横軸は経過時間を示し、縦軸はそれぞれ、基準クロックRCLKの周波数の変動、変調極性信号MCNTの論理及び基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューを示す。
同図上段は、基準クロックRCLKの周波数の変動量と経過時間の関係、即ちSSCG回路10における変調プロファイルの特性を示す。同図上段に示すように、SSCG回路10における変調プロファイルは、例えば三角波である。即ち、SSCG回路10は、入力信号ICLKに対して、所定の時間間隔で周波数上昇変調と周波数下降変調を繰り返し行い、基準クロックRCLKとして、該信号をPLL回路20及びスキュー調整回路30に出力する。また、SSCG回路10は、前述した所定の時間間隔に基づいて、変調極性信号MCNTの論理を遷移させる。即ち、SSCG回路10は、基準クロックRCLKに対して周波数上昇変調が行われる点(a)乃至点(e)の区間において、変調極性信号MCNTの論理を“H”に遷移させ、基準クロックRCLKに対して周波数下降変調が行われる点(e)乃至点(f)の区間において、変調極性信号MCNTの論理を“L”に遷移させる。
同図下段に示すように、基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューは、SSCG回路10における変調プロファイルに基づいて変動する。即ち、該スキューは、基準クロックRCLKに対して周波数上昇変調が行われる区間(例えば、点(a)乃至点(e)の区間)においては「正」の値となり、基準クロックRCLKに対して周波数下降変調が行われる区間(例えば、点(e)乃至点(f)の区間)において、「負」の値となる。また、該スキューの値は、クロック生成回路1におけるループ帯域幅と基準クロックRCLKの周波数が所定の関係になるまで、増減を繰り返す。クロック生成回路1におけるループ帯域幅は、基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKの追従速度であるため、該ループ帯域幅は、該スキューの値の時間的変動から得ることができる。ここで、該スキューの値が1つの極大値から次の極大値までに到達するまで(例えば点(b)乃至点(d))の区間における経過時間は、ループ帯域幅の周期に等しい。また、該スキューの値が1つの極大値から次の極小値までに到達するまで(例えば点(b)乃至点(c))の区間における経過時間は、ループ帯域幅の周期の半分の期間に等しい。
クロック生成回路1は、該スキューの値が1つの極大値から次の極小値に到達するまで(例えば、点(b)乃至点(c))の区間における経過時間を測定し、該経過時間を基準クロックRCLKの周期と比較することで、ループ帯域幅が前述した理想値に対してどの程度ずれているかを判断する。具体的には、クロック生成回路1は該区間における経過時間を、基準クロックRCLKでカウントすることで測定する。該カウント回数は、ループ帯域幅の周期を2で除した値を基準クロックRCLKの周期で除した値に概ね等しい。該回路におけるループ帯域幅の周期の理想値は、基準クロックRCLKの周期の10倍であるため、クロック生成回路1が前述した理想的な特性を得るためには、該カウント回数は例えば5回であることが求められる。従って、クロック生成回路1は、該カウント回数が所定回数(例えば5回)に対して大きいか小さいか或いは同じであるかを判断し、該比較結果に応じて、チャージポンプ回路22の駆動電流の量を調整する。なお、本例では、該カウント回数の比較対象を例えば5回としたが、これに限られるものでなく、種々の要因に対応するために別の値としても良い。
クロック生成回路1は、上述した動作を繰り返し実施して、該回路のループ帯域幅を前述した理想的な値に調整することによって、ジッタ特性とのバランスが考慮された応答特性を得る。即ち、クロック生成回路1は、ジッタ特性の悪化を抑制しながら十分に高い応答特性を得る。ここで、クロック生成回路1における、基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューは、該回路の応答特性に応じて増減するため、クロック生成回路1が高い応答特性を得る場合、該回路の該スキューは減少する。従って、本発明に係るクロック生成回路1は、スペクトラム拡散機能による基準クロックRCLKの周波数変調に起因する基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューの増大を、該スキューの変動のピーク区間からループ帯域幅を取得し該ループ帯域幅を調整することで、ジッタ特性の悪化を抑制しながら低減することができる。
図5は、本発明の実施形態に係るクロック生成回路におけるスキュー調整回路の概略回路構成の他の例を示す図である。即ち、本実施形態に係るスキュー調整回路30’は、上述したスキュー調整回路30におけるリングクロックカウンタ32に代えてリングクロックカウンタ32’を含んで構成される。また、本実施形態に係るスキュー調整回路30’は、上述したスキュー調整回路30の構成に対して、入力切替回路36が付加された構成となっている。
入力切替回路36は、例えば選択回路MUX1及びMUX2を含んで構成される。入力切替回路36は、SSCG回路10から入力される変調極性信号MCNTに基づいて、SSCG回路10から入力される基準クロックRCLK及びPLL回路20から入力される参照クロックFCLKのうち、何れか一方を基準信号REFとして、何れか他方を参照信号FEBとして、これら両方の信号を後述するリングクロックカウンタ32’に出力する。
選択回路MUX1は、例えばマルチプレクサを含んで構成される。選択回路MUX1は、入力端子A1で基準クロックRCLKを受けるとともに、入力端子A2で参照クロックFCLKを受け、選択端子SELに入力される変調極性信号MCNTに基づいて、基準クロックRCLK及び参照クロックFCLKの何れかを、基準信号REFとして選択し、該信号を出力端子Yから後述するリングクロックカウンタ32’に出力する。具体的には、選択回路MUX1は、変調極性信号MCNTの電位が“H”である場合基準クロックRCLKを選択する一方、変調極性信号MCNTの電位が“L”である場合参照クロックFCLKを選択して、該信号をリングクロックカウンタ32’に出力する。
選択回路MUX2もまた、例えばマルチプレクサを含んで構成される。選択回路MUX2は、入力端子A1で参照クロックFCLKを受けるとともに、入力端子A2で基準クロックRCLKを受け、選択端子SELに入力される変調極性信号MCNTに基づいて、参照クロックFCLK及び基準クロックRCLKの何れかを、参照信号FEBとして選択し、該信号を出力端子Yから後述するリングクロックカウンタ32’に出力する。具体的には、選択回路MUX2は、変調極性信号MCNTの電位が“H”である場合参照クロックFCLKを選択する一方、変調極性信号MCNTの電位が“L”である場合基準クロックRCLKを選択して、該信号をリングクロックカウンタ32’に出力する。
リングクロックカウンタ32’は、上述したリングクロックカウンタ32と異なり、イネーブル端子ENの値が常に“H”に固定されている。具体的には、リングクロックカウンタ32’は、入力切替回路36から出力される基準信号REFを測定開始端子STAで、参照信号FEBを測定終了端子ENDで受け、基準信号REFに対する参照信号FEBの遅延時間、即ちスキューを、リングオシレータ31から出力されるカウンタクロックRGCLKによってカウントする。リングクロックカウンタ32’は、該カウントによって得た該スキューをスキューカウント信号SCNTとして、該信号を出力端子OUTからコンパレータ33に出力する。また、リングクロックカウンタ32’は、SSCG回路10の変調極性に依らず、前述した動作を行う。
本実施形態によれば、基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKの遅延時間の測定だけなく、参照クロックFCLKに対する基準クロックRCLKの遅延時間の測定も行うことができるようになる。即ち、本実施形態によれば、SSCG回路10が制御する変調極性が「負」である場合においても、上述したスペクトラム拡散機能に起因する基準クロックRCLKに対する参照クロックFCLKのスキューの増大を、ジッタ特性の悪化を抑制しながら低減することができるようになる。
上記各実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができる。
例えば、本明細書に開示される方法においては、その結果に矛盾が生じない限り、ステップ、動作又は機能を並行して又は異なる順に実施しても良い。説明されたステップ、動作及び機能は、単なる例として提供されており、ステップ、動作及び機能のうちのいくつかは、発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略でき、また、互いに結合させることで一つのものとしてもよく、また、他のステップ、動作又は機能を追加してもよい。
また、本明細書では、さまざまな実施形態が開示されているが、一の実施形態における特定のフィーチャ(技術的事項)を、適宜改良しながら、他の実施形態に追加し、又は該他の実施形態における特定のフィーチャと置換することができ、そのような形態も本発明の要旨に含まれる。
本発明は、MOSFETを用いた増幅器を含む半導体集積回路の分野に広く利用することができる。
1…クロック生成回路
10…SSCG回路
20…PLL回路
21…位相比較器
22…チャージポンプ回路
23…ローパスフィルタ
24…電圧制御発振回路
25…分周器
30…スキュー調整回路
31…リングオシレータ
32…リングクロックカウンタ
33…コンパレータ
34…サイクルカウンタ
35…チャージポンプ電流制御回路
36…入力切替回路

Claims (10)

  1. スペクトラム拡散周波数変調された基準クロックに基づいて出力クロックを生成し、出力するクロック生成回路であって、
    前記基準クロックと前記出力クロックに対応する参照クロックとの位相差を検出する位相比較器と、
    前記位相比較器により検出された前記位相差と所定の電流制御信号とに基づいて電流量を制御した駆動信号を出力するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路から出力された駆動信号に応じた周波数を有する前記出力クロックを出力する電圧制御発振回路と、
    前記基準クロックと前記参照クロックとの間のスキューの値の時間的変動に基づいて、前記所定の電流制御信号を生成し、該所定の電流制御信号を前記チャージポンプ回路に出力する、スキュー調整回路と、
    を備えるクロック生成回路。
  2. 前記スキュー調整回路は、所定のカウンタクロックに従って、前記基準クロックと前記参照クロックとの間のスキューの値を計測する、請求項1記載のクロック生成回路。
  3. 前記スキュー調整回路は、前記スキューの値が極大値から極小値に至るまでの経過時間に基づいて、前記所定の電流制御信号を生成し出力する、請求項1記載のクロック生成回路。
  4. 前記スキュー調整回路は、前記スキューの値が前記極大値から前記極小値に至るまでに前記スキューの値を計測した回数をカウントし、該カウントした回数に基づいて前記経過時間を決定する、請求項3記載のクロック生成回路。
  5. 前記スキュー調整回路は、
    前記カウントした回数が所定回数より多い場合に、前記チャージポンプ回路の駆動電流の量を増大させるように前記電流制御信号を制御し、
    前記カウントした回数が前記所定回数より少ない場合に、前記チャージポンプ回路の駆動電流の量を減少させるように前記電流制御信号を制御する、請求項4記載のクロック生成回路。
  6. 前記スキュー調整回路は、前記スペクトラム拡散周波数変調の変調極性が負である場合、前記スキューの値の計測を停止する、請求項1記載のクロック生成回路。
  7. 前記チャージポンプ回路は、前記所定の電流制御信号に基づいて、電源線から前記駆動信号を出力するためのチャージポンプ出力線に電流を供給することにより、前記駆動信号の電流量を制御する、請求項1記載のクロック生成回路。
  8. 前記チャージポンプ回路は、前記所定の電流制御信号に基づいて、前記駆動信号を出力するためのチャージポンプ出力線から接地線に電流を引き抜くことにより、前記駆動信号の電流量を制御する、
    請求項1記載のクロック生成回路。
  9. スペクトラム拡散周波数変調された基準クロックに基づいて出力クロックを生成し、出力するクロック生成回路であって、
    前記基準クロックと前記出力クロックに対応する参照クロックとの位相差を検出する位相比較器と、
    前記位相比較器により検出された前記位相差と所定の電流制御信号とに基づいて電流量を制御した駆動信号を出力するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路から出力された駆動信号に応じた周波数を有する前記出力クロックを出力する電圧制御発振回路と、
    前記スペクトラム拡散周波数変調の変調極性が正の場合、前記基準クロック基準信号として出力するとともに、前記参照クロック参照信号として出力し、前記変調極性が負の場合、前記参照クロックを前記基準信号として出力し、前記基準クロック前記参照信号として力する入力切替回路と、
    前記基準信号と前記参照信号との間のスキューの値の時間的変動に基づいて、前記所定の電流制御信号を生成し、該所定の電流制御信号を前記チャージポンプ回路に出力する、スキュー調整回路と、
    を備えるクロック生成回路。
  10. 前記入力切替回路は、
    前記変調極性が正の場合に前記基準クロックを前記基準信号として選択し、前記変調極性が負の場合に前記参照クロックを前記基準信号として選択する第1の選択回路と、
    前記変調極性が正の場合に前記参照クロックを前記参照信号として選択し、前記変調極性が負の場合に前記基準クロックを前記参照信号として選択する第2の選択回路と、を備える、
    請求項9記載のクロック生成回路。
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