JP6311489B2 - 多連クレードル - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端末を保持できる多連クレードルに関する。
クレードルに設けられた複数のポケット部に端末を収容させて、複数の端末に対して同時に充電を行うことができる多連型のクレードルが知られている。
特許文献1の多連型のクレードル(特許文献1では多連通信置台)は、複数の端末をそれぞれ収容する複数のポケット部が、クレードルが設置された状態における下面に対して平行に並んでいる。
特許文献2には、ポケット部が備えられていない多連型のクレードルが開示されている。特許文献2の多連型のクレードルは、端末を端末載置面に載置して充電を行う。この特許文献2に開示されている多連型のクレードルも、各端末を設置する部分は、クレードルが設置された状態における下面に対して平行に並んでいる。
特開2008−152729号公報 特開2010−22105号公報
特許文献1のクレードルも、特許文献2のクレードルも、下面の面積が側面の面積よりも大きいため、設置した状態での安定性がよい。なお、安定性がよいとは、転倒しにくいことを意味する。
しかし、特許文献1のクレードルも、特許文献2のクレードルも、置き方はひと通りに決まっており、下面の面積よりも側面の面積が大きくなる置き方はできない。なお、この置き方、すなわち、下面の面積よりも側面の面積が大きくなる置き方を、以下、縦置きという。これに対して、下面の面積が、いずれかの側面の面積よりも大きくなる置き方を横置きという。
横置きは安定性がよいが、比較的広い設置面積が必要になってしまう。一方、縦置きは、横置きに比較して設置面積を狭くすることができるが、横置きに比較して安定性が悪いという問題がある。設置面積が確保できる場合には横置きが好ましく、縦置きしかできない場合、安定性の悪い状態で設置しなければならない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高い安定性を得ることができ、かつ、狭い場所に設置することもできる多連クレードルを提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数の端末をそれぞれ収容する複数のポケット部(30)を備えた多連クレードル(1)であって、箱型本体(10)を備え、
箱型本体は、長手状の横置き時下面(18)と、端末が差し込まれる端末差し込み面(20)と、横置き時下面と端末差し込み面とを連結する側面(16)と、側面の短手方向にある両辺のうち、複数のポケット部の開口より底側に向かう側である一方側の辺に接続される本体部縦置き時下面(12)と、を備え、
複数のポケット部は、開口から底に向かうほど、本体部縦置き時下面までの距離および横置き時下面までの距離がともに短くなる方向に形成され、本体部縦置き時下面が、実際の設置時の下面である設置時下面となった状態で端末が収容されたときには、端末の下向き側面と対向して端末の重量を支持し、横置き時下面が設置時下面となったときには、端末の上向き側面の下部と当接可能である第1対向面(343)と、
横置き時下面が設置時下面となった状態で端末が収容されたときには、端末の下向き側面と対向して端末の重量を支持し、本体部縦置き時下面が設置時下面となったときには、端末の上向き側面の下部と当接可能である第2対向面(36)と、を備え、
本体部縦置き時下面は、横置き時下面よりも面積が小さく、かつ、複数のポケット部に端末が収容されて、この本体部縦置き時下面が設置時下面となった状態で、多連クレードルが自立する大きさであり、
横置き時下面は、複数のポケット部に端末が収容されて、この横置き時下面が設置時下面となった状態で、多連クレードルが自立する大きさであることを特徴とする。
本発明によれば、多連クレードルは、2つの下面、すなわち、本体部縦置き時下面と横置き時下面を備えている。そして、箱型本体に形成された複数のポケット部は、開口から底に向かうほど、本体部縦置き時下面および横置き時下面までの距離がともに短くなる方向に形成されている。
この方向に各ポケット部が形成されると、横置き時下面を設置時下面として多連クレードルを設置したときにも、また、本体部縦置き時下面を設置時下面として多連クレードルを設置したときにも、ポケット部に収容された端末の荷重は、ポケット部の底方向および端末の下向き側面と対向する方向に加わる。
端末の荷重がポケット部の底方向に加わるので、ポケット部に収容された端末が平行移動してポケット部から抜け落ちてしまうことが防止される。
また、ポケット部は第1対向面と第2対向面とを備えており、本体部縦置き時下面が設置時下面となった状態で端末がポケット部に収容されたときには、第1対向面が端末の重量を支持し、第2対向面が端末の上向き側面の下部と当接可能である。
反対に、横置き時下面が設置時下面となった状態でポケット部に端末が収容されたときには、第2対向面が端末の重量を支持し、第1対向面が端末の上向き側面の下部と当接可能である。したがって、本体部縦置き時も横置き時も、端末が回転してポケット部から脱落することも抑制される。
また、本体部縦置き時下面と横置き時下面を備えているため、それらの面積を調整すれば、本体部縦置き時下面を設置時下面として多連クレードルを設置したときにも、横置き時下面を設置時下面として多連クレードルを設置したときにも、多連クレードルを自立させることができる。
そして、本体部縦置き時下面は、横置き時下面よりも面積が小さいことから、本体部縦置き時下面を設置時下面として多連クレードルを自立させたときには、横置き時下面を設置時下面としたときよりも、狭い設置面積に設置することができる。
一方、横置き時下面を設置時下面として多連クレードルを自立させたときは、本体部縦置き時下面を設置時下面として多連クレードルを自立させたときよりも高さ方向寸法が低くなるので、重心が低くなる。よって、高い安定性が得られる。
請求項2記載の発明は、複数のポケット部の底にそれぞれ配置され、ポケット部に収容された端末の底面と電気的に接触して、端末に電力を供給する充電端子(60)と、ポケット部の底に対してポケット部の開口とは反対側に設けられ、充電端子と対向し、充電端子と接触すると充電端子が通電状態となる基板(70)とを備え、充電端子は、端末の底面および基板と電気的に接触する接触部(61)と、接触部を基板から離隔する方向に付勢するバネ部(62)とを備え、ポケット部の軸心角度は、本体部縦置き時下面または横置き時下面を設置時下面としたとき、ともに、充電端子の接触部と基板とが接触する荷重をポケット部に収容された端末が充電端子に加えることができる角度であることを特徴とする。
この発明では、ポケット部の底には充電端子が備えられているので、ポケット部に端末が収容された状態では、端末が充電端子を押圧する。充電端子は、バネ部を備えているので、端末はバネ部の付勢力に抗して充電端子を押圧することになる。端末が充電端子に加える力は、ポケット部の軸心角度により変化する。そして、本発明では、ポケット部の軸心角度を、本体部縦置き時下面を設置時下面としたときにも、横置き時下面を設置時下面としたときにも、充電端子の接触部と基板とが接触する荷重が、ポケット部に収容された端末から充電端子に加わる角度としている。したがって、縦置き時にも、横置き時にも、ポケット部に端末を収容することで、端末を充電することができる。
請求項3記載の発明は、端末差し込み面の本体部縦置き時下面側の端部において、端末差し込み面から突き出す支え部(50)を備え、支え部は、本体部縦置き時下面と同一平面上にあり、本体部縦置き時下面を端末差し込み面側に延伸した延伸面(52)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、支え部を備えており、この支え部に、縦置き時下面の一部となる延伸面が備えられていることから、本体部縦置き時下面の面積を小さくして箱型本体の体積を小さくしても、多連クレードルは縦置き時に安定して自立することができる。
第1実施形態の多連クレードル1が縦置きになっている状態の斜視図である。 図1の多連クレードル1の上部拡大図である。 図4のIII−III線断面図である。 端末100を保持した第1実施形態の多連クレードル1の縦置き時の側面図である。 端末100を保持した第1実施形態の多連クレードル1の横置き時の側面図である。 図5のVI−VI線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態となる多連クレードル1の斜視図である。図1では、多連クレードル1の姿勢は縦置きになっている。この多連クレードル1と、図3〜図6に示す端末100とにより、端末保持システムが構成される。なお、本実施形態の端末100は、略直方体形状であり、情報コードおよび無線タグの一方または両方に格納された情報を読み取ることができる充電式の端末である。
多連クレードル1は、樹脂性であり、箱型、より正確には直方体形状の箱型本体10と、支え部50とを備えている。箱型本体10は、本体部縦置き時下面12、端面14、側面16、横置き時下面18、端末差し込み面20を備えている。
本体部縦置き時下面12は、図1に示す縦置き時において下面すなわち設置時下面となっている。端面14は、その本体部縦置き時下面12に対して平行であり、縦置き時に上面となる。この端面14は、長方形状である。前述した本体部縦置き時下面12の形状は、この端面14と同じであり、且つ、これら端面14と本体部縦置き時下面12は、互いに対向する位置にある。
一対の側面16は互いに同じ形状、かつ、互いに平行である。これら一対の側面16は、長手矩形状であり、一方の短辺が本体部縦置き時下面12の一辺と接続し、他方の短辺は端面14の一辺と接続している。また、この側面16は、本体部縦置き時下面12、端面14に対しては垂直である。
横置き時下面18は、本体部縦置き時下面12、端面14、側面16に対して垂直である。この横置き時下面18も長手矩形状であり、一対の長辺が側面16の長辺と接続しており、一方の短辺は本体部縦置き時下面12の一辺と接続し、他方の短辺は端面14の一辺と接続している。この横置き時下面18の長辺の長さ、短辺の長さは、たとえば、それぞれ400mm、80mmである。
端末差し込み面20は、横置き時下面18と対向する面であり、端末100が差し込まれる面である。
端末差し込み面20側から視認できるように、端末100を収容するポケット部30が形成されている。本実施形態では、このポケット部30が4つ形成されている。
支え部50は2つ備えられている。これら2つの支え部50は互いに同じ形であり、台形の板状部材である。この支え部50は、端末差し込み面20の本体部縦置き時下面12側の端部において、端末差し込み面20から突き出して形成されている。
この支え部50は延伸面52を備える。延伸面52は、本体部縦置き時下面12と同一平面上にあり、本体部縦置き時下面12を端末差し込み面20側に延伸した矩形状の面である。この延伸面52と本体部縦置き時下面12とを合わせた面が縦置き時下面54である。この縦置き時下面54の面積は、横置き時下面18の面積よりも小さくなっている。また、縦置き時下面54の面積に、2つの延伸面52の間の面積を加えた設置時面積も、横置き時下面18の面積よりも小さい。
図2はポケット部30の拡大図である。ポケット部30は、底面32、操作面対向部34と、読み取り面対向面36、一対のポケット側面40を備える。
底面32は、ポケット部30に端末100が収容されたときに、図2には図示していない端末100の底面104を支持する。
操作面対向部34は、ポケット部30の壁部の一部を構成する部分であり、底面32と連結する底面連結部341、ポケット側面40と連結する一対の側面連結部342を備える。これら底面連結部341、側面連結部342の内側面、すなわち、操作面対向部34の内側面343は、ポケット部30に端末100が収容されたときに、端末100の操作面102と対向する。この操作面対向部34の内側面343は、請求項の第1対向面として機能する。
読み取り面対向面36は、ポケット部30に端末100が収容されたときに、端末100の読み取り面106と対向する。この読み取り面106は、操作面102とは反対側の面である。
また、ポケット部30に端末100が収容されていない状態では、読み取り面対向面36は、操作面対向部34の内側面343と対向する。読み取り面対向面36は、請求項の第2対向面として機能する。
この読み取り面対向面36は、主部361と基部362を備える。主部361は、ポケット部30に端末100が収容されたときに、端末100の読み取り面106と略平行になる。これに対して、基部362は、主部361に対して傾斜しており、主部361と、底面32とを連結する。
操作面対向部34の外側面344は、図1に示すように、読み取り面対向面36と同一平面を形成するように連続している。
読み取り面対向面36は、基部362側に向かうほど端末差し込み面20との間の距離が長くなる。したがって、ポケット部30は、開口から底面32に向かうほど、本体部縦置き時下面12までの距離および横置き時下面18までの距離がともに短くなる方向に形成されている。
ポケット部30の底面32には、充電端子60が2つ配置されている。図3は、図4のIII−III線断面図である。図3に示すように、充電端子60は、バネ状部材であり、接触部61とバネ部62とを備えている。
接触部61は、端末100の底面104、および、箱型本体10の内部に備えられている基板70と接触可能になっている。基板70には図示しない電力供給端子が設けられており、接触部61はこの電力供給端子に接触可能である。また、端末100の底面104には、充電端子60の接触部61と接触する図示しない端子が設けられている。バネ部62は、接触部61を、基板70から離隔する方向に付勢する。
端末100は、充電端子60の接触部61に接触可能であることから、端末100がポケット部30に収容された状態では、端末100は、充電端子60の接触部61を基板70の方向に押圧する。端末100が充電端子60を押圧して、充電端子60の接触部61と基板70とが接触すると、充電端子60は導通状態となる。
本体部縦置き時下面12が設置時下面となった姿勢で、端末100がポケット部30に収容された状態では、端末100は、操作面102が下向き側面となり、読み取り面106が上向き側面となる。また、端末100の重量は、操作面対向部34の内側面343と底面32により支持される。このときの本体部縦置き時下面12に対する端末100の角度をα、端末100の重量をmとすると、充電端子60には、b1=m×sinαの力が加わる。なお、角度αは、本体部縦置き時下面12に対するポケット部30の軸心角度と略一致する。
充電端子60に上記b1の力が加わった時に、充電端子60と基板70とが、予め設定されている充電時必要荷重よりも大きい荷重で接触する必要がある。充電時必要荷重は、充電時に、充電端子60と基板70との接触抵抗が許容できる抵抗になるのに必要な荷重であり、たとえば10gである。
ただし、この充電時必要荷重よりも高い低抵抗荷重が設定されており、充電端子60と基板70とは、低抵抗荷重以上の荷重で接触することが好ましい。低抵抗荷重とは、充電端子60と基板70との間の接触抵抗が低くなり、効率よく充電をすることができるようになる荷重を意味する。低抵抗荷重は、充電時必要荷重の2倍〜5倍などに適宜設定されており、たとえば、50gである。
ここで、1つのポケット部30に配置されている充電端子60の全体のバネ定数をk、自由状態における接触部61と基板70との距離をxとする。ポケット部30に収容された端末100に接触部61が押圧されることにより、接触部61と基板70との間には、c1=b1−kxの荷重がかかる。このc1が、低抵抗荷重以上となるように、バネ定数k、および端末100の角度αは設定されている。なお、後述するが、バネ定数k、および端末100の角度αは、横置き時にも、接触部61と基板70との間に低抵抗荷重以上が加わるように設定されている。
また、本体部縦置き時下面12が設置時下面となった姿勢で、端末100がポケット部30に収容された状態では、端末100の重量は、操作面対向部34の内側面343にも加わる。
端末100は、上部がポケット部30から突き出しているため、端末100の上部が下がり、端末100の底部が上がる方向に回転するモーメントが生じる。縦置き時には、ポケット部30に収容された端末100の操作面102は、操作面対向部34の内側面343により支持されている。したがって、上記モーメントは、操作面対向部34の内側面343の上端を支点とし、端末100の読み取り面106の基部を、読み取り面対向面36側に移動させるモーメントとなる。
このモーメントにより、端末100の重心がポケット部30の外にあり、かつ、端末100の読み取り面106の基部が、読み取り面対向面36の基部362に当接していなければ、端末100は、その基部が上方向に移動する方向に回転してしまう。端末100の重心がポケット部30の中にあるとしても、多連クレードル1が揺れた場合などには、端末100の読み取り面106の基部が、読み取り面対向面36の基部362に当接していなければ、端末100は、その基部が上方向に移動する方向に回転する恐れがある。そして、基部が上方向に移動する方向に回転してしまうと、端末100はポケット部30から脱落してしまう。
しかし、縦置き時には、ポケット部30に収容された端末100の読み取り面106の基部は、読み取り面対向面36の基部362に当接している。したがって、端末100の回転は、端末100の読み取り面106の基部が読み取り面対向面36の基部362に当接することにより阻止される。
図4は、多連クレードル1が縦置きであり、全てのポケット部30に端末100が収容された状態を示す側面図である。図4では、多連クレードル1は、机80の上に設置されている。この図4に示すように、多連クレードル1は、縦置き時において、4つの端末100を保持した状態で、自立することができる。
すなわち、全てのポケット部30に端末100が差し込まれた状態の多連クレードル1は最も不安定となる。
そこで、本体部縦置き時下面12の大きさは、全てのポケット部30に端末100が収容された状態で、多連クレードル1が自立する大きさになっている。
図5は、横置き時下面18を設置時下面として横置きの姿勢で机80に設置した多連クレードル1の側面図である。この図5からも分かるように、本体部縦置き時下面12の横置き時の高さ方向長さ、すなわち、本体部縦置き時下面12の、横置き時下面18と端末差し込み面20とを接続する方向の長さは、横置き時下面18の長手方向長さよりも短い。そのため、この図5からも分かるように、横置き時の多連クレードル1は、縦置き時よりも重心が低くなり、高い安定性が得られる。
図6は、図5のVI−VI線断面図である。横置き時下面18が設置時下面となった姿勢で、端末100がポケット部30に収容された状態では、端末100は、読み取り面106が下向き側面となり、操作面102が上向き側面となる。また、端末100の重量は、読み取り面対向面36の主部361と、底面32により支持される。
図3の角度α、端末100の重量mを用いると、図6の状態では、充電端子60には、b2=m×sin(90−α)の力が加わる。したがって、横置き時には、接触部61と基板70との間に、c2=b2−kxの荷重がかかる。このc2が、低抵抗荷重以上となるように、バネ定数k、および端末100の角度αは設定されている。
また、横置き時下面18が設置時下面となった姿勢で、端末100がポケット部30に収容された状態では、端末100の重量は、読み取り面対向面36にも加わる。横置き時には、ポケット部30に収容された端末100の読み取り面106が、読み取り面対向面36により支持されている。したがって、端末100に働くモーメントは、読み取り面対向面36の上端を支点とし、端末100の操作面102の基部を、操作面対向部34の内側面343側に移動させるモーメントとなる。
しかし、横置き時には、ポケット部30に収容された端末100の操作面102の基部は、操作面対向部34の内側面343に当接している。したがって、端末100の回転は、端末100の操作面102の基部が操作面対向部34の内側面343に当接することにより阻止される。
以上、説明した本実施形態の多連クレードル1は、2つの下面、すなわち、本体部縦置き時下面12と横置き時下面18を備えている。そして、箱型本体10に形成された4つのポケット部30は、開口から底に向かうほど、本体部縦置き時下面12および横置き時下面18までの距離がともに短くなる方向に形成されている。
この方向に各ポケット部30が形成されると、横置き時下面18を設置時下面として多連クレードル1を設置したときにも、また、本体部縦置き時下面12を設置時下面として多連クレードル1を設置したときにも、ポケット部30に収容された端末100の荷重は、ポケット部30の底方向および端末100の下向き側面と対向する方向に加わる。なお、端末100の下向き側面は、縦置き時は操作面102であり、横置き時は読み取り面106である。
端末100の荷重がポケット部30の底方向に加わるので、ポケット部30に収容された端末100が平行移動してポケット部30から抜け落ちてしまうことが防止される。
また、ポケット部30は、操作面対向部34の内側面343と、読み取り面対向面36とを備えている。本体部縦置き時下面12が設置時下面となった状態で端末100がポケット部30に収容されたときには、操作面対向部34の内側面343が底面32とともに端末100の重量を支持し、読み取り面対向面36が端末100の読み取り面対向面36の下部と当接して、端末100の回転を防止する。
反対に、横置き時下面18が設置時下面となった状態でポケット部30に端末100が収容されたときには、読み取り面対向面36が底面32とともに端末100の重量を支持し、操作面対向部34の内側面343が端末100の操作面102の下部と当接して、端末100の回転を防止する。したがって、縦置き時も横置き時も、端末100が回転してポケット部30から脱落することも防止される。
また、本体部縦置き時下面12と横置き時下面18を備えているため、それらの面積を調整すれば、本体部縦置き時下面12を設置時下面として多連クレードル1を設置したときにも、横置き時下面18を設置時下面として多連クレードル1を設置したときにも、多連クレードル1を自立させることができる。
そして、本体部縦置き時下面12は、横置き時下面18よりも面積が小さいことから、本体部縦置き時下面12を設置時下面として多連クレードル1を自立させたときには、横置き時下面18を設置時下面としたときよりも、狭い設置面積に設置することができる。
一方、横置き時下面18を設置時下面として多連クレードル1を自立させたときは、本体部縦置き時下面12が側面となる。本体部縦置き時下面12は、横置き時下面18と端末差し込み面20とを接続する方向の長さが、横置き時下面18の長手方向の長さよりも短い。したがって、横置き時下面18を設置時下面として多連クレードル1を自立させたときは、本体部縦置き時下面12を設置時下面として多連クレードル1を自立させたときよりも、高さ方向寸法が低くなるので、重心が低くなる。よって、高い安定性が得られる。
また、本実施形態によれば、ポケット部30の底面32には、充電端子60が備えられており、ポケット部30に端末100が収容された状態では、端末100が充電端子60を押圧する。充電端子60は、バネ部62を備えているので、端末100はバネ部62の付勢力に抗して充電端子60を押圧することになる。端末100が充電端子60に加える力は、ポケット部30の軸心角度により変化する。本実施形態では、ポケット部30の軸心角度を、縦置き時も、横置き時も、充電端子60の接触部61と基板70とが接触する荷重が、端末100から充電端子60に加わる角度としている。したがって、縦置き時にも、横置き時にも、ポケット部30に端末100を収容することで、端末100を充電することができる。
また、本実施形態によれば、支え部50を備えており、この支え部50に、縦置き時下面54の一部となる延伸面52が備えられていることから、本体部縦置き時下面12の面積が小さくても、縦置き時に、多連クレードル1をより安定して自立させることができる。本体部縦置き時下面12の面積を小さくしても、支え部50の支えによって多連クレードル1は安定して自立するので、本体部縦置き時下面12の面積を小さくして箱型本体10の体積を小さくした、小型な多連クレードル1とすることができる。
(第2実施形態)
前述の実施形態の多連クレードル1は、ポケット部30を4つ備えていたが、ポケット部30の数は、2つまたは3つでもよく、また、5つ以上でもよい。
(第3実施形態)
また、第1実施形態では、支え部50を備えており、この支え部50は、本体部縦置き時下面12とともに縦置き時下面54となる延伸面52を備えていたが、この支え部50がなくてもよい。しかし、本体部縦置き時下面12のみで、縦置き時に、多連クレードル1を自立させることができるからである。
(第4実施形態)
第1実施形態の多連クレードル1は、各ポケット部30に充電端子60が2つ配置されていたが、各ポケット部30に配置される充電端子60の数は3つ以上でもよい。
(第5実施形態)
第1実施形態では、端末100は、低抵抗荷重以上の充電端子60を押圧するようになっていたが、充電時の回路抵抗が問題にならない場合には、充電時必要荷重以上あれば、低抵抗荷重よりも低い荷重で端末100が充電端子60を押圧してもよい。
1:多連クレードル、 10:箱型本体、 12:本体部縦置き時下面、 14:端面、 16:側面、 18:横置き時下面、 20:端末差し込み面、 30:ポケット部、 32:底面、 34:操作面対向部、 36:読み取り面対向面、 40:ポケット側面、 50:支え部、 52:延伸面、 54:縦置き時下面、 60:充電端子、 61:接触部、 62:バネ部、 70:基板、 80:机、 100:端末、 102:操作面、 104:底面、 106:読み取り面、 341:底面連結部、 342:側面連結部、 343:内側面、 344:外側面、 361:主部、 362:基部

Claims (3)

  1. 複数の端末をそれぞれ収容する複数のポケット部(30)を備えた多連クレードル(1)であって、
    箱型本体(10)を備え、
    前記箱型本体は、
    長手状の横置き時下面(18)と、
    前記端末が差し込まれる端末差し込み面(20)と、
    前記横置き時下面と前記端末差し込み面とを連結する側面(16)と、
    前記側面の短手方向にある両辺のうち、前記複数のポケット部の開口より底側に向かう側である一方側の辺に接続される本体部縦置き時下面(12)と、を備え、
    前記複数のポケット部は、
    開口から底に向かうほど、前記本体部縦置き時下面までの距離および前記横置き時下面までの距離がともに短くなる方向に形成され、
    前記本体部縦置き時下面が、実際の設置時の下面である設置時下面となった状態で前記端末が収容されたときには、前記端末の下向き側面と対向して前記端末の重量を支持し、前記横置き時下面が前記設置時下面となったときには、前記端末の上向き側面の下部と当接可能である第1対向面(343)と、
    前記横置き時下面が前記設置時下面となった状態で前記端末が収容されたときには、前記端末の下向き側面と対向して前記端末の重量を支持し、前記本体部縦置き時下面が前記設置時下面となったときには、前記端末の上向き側面の下部と当接可能である第2対向面(36)と、を備え、
    前記本体部縦置き時下面は、前記横置き時下面よりも面積が小さく、かつ、前記複数のポケット部に前記端末が収容されて、この本体部縦置き時下面が前記設置時下面となった状態で、前記多連クレードルが自立する大きさであり、
    前記横置き時下面は、前記複数のポケット部に前記端末が収容されて、この横置き時下面が前記設置時下面となった状態で、前記多連クレードルが自立する大きさであることを特徴とする多連クレードル。
  2. 請求項1において、
    前記複数のポケット部の底にそれぞれ配置され、前記ポケット部に収容された前記端末の底面と電気的に接触して、前記端末に電力を供給する充電端子(60)と、
    前記ポケット部の底に対して前記ポケット部の開口とは反対側に設けられ、前記充電端子と対向し、前記充電端子と接触すると前記充電端子が通電状態となる基板(70)とを備え、
    前記充電端子は、前記端末の底面および前記基板と電気的に接触する接触部(61)と、前記接触部を前記基板から離隔する方向に付勢するバネ部(62)とを備え、
    前記ポケット部の軸心角度は、前記本体部縦置き時下面または前記横置き時下面を前記設置時下面としたときともに、前記充電端子の接触部と前記基板とが接触する荷重を前記ポケット部に収容された前記端末が前記充電端子に加えることができる角度であることを特徴とする多連クレードル。
  3. 請求項1または2において、
    前記端末差し込み面の前記本体部縦置き時下面側の端部において、前記端末差し込み面から突き出す支え部(50)を備え、
    前記支え部は、前記本体部縦置き時下面と同一平面上にあり、前記本体部縦置き時下面を前記端末差し込み面側に延伸した延伸面(52)とを備えることを特徴とする多連クレードル。
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