JP6311328B2 - リモコン - Google Patents

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Description

本発明は、リモコンに関し、特に、その操作ボタンが、操作ボタンから延設されたヒンジアームの先端部を支点として固定されて片持ち梁形式に支持されたものにおいて、操作ボタンの押し操作時の不快な振動防止を図り得る上に、合成樹脂成形による反り・歪みがたとえ発生したとしても所定の設計位置に整列させ得る技術に係る。
押しボタン式の操作ボタンとして、人間が操作ボタンを押し操作することで、その押し操作力が内部の基板上のスイッチに伝わってスイッチの切換が行われるものが知られている。このような操作ボタンを備えたリモコンとして、特許文献1では、操作ボタンに対する押し下げ操作において十分な手応えと心地よさとを与え得るための技術が提案されている。すなわち、パネルの挿通窓に対し下から上に挿通させて突出させた複数の化粧ボタンを、パネルの下側において接続帯片を介して順に接続し、さらに両端の化粧ボタンから延設片をそれぞれ延ばし、両端側の延設片の先端をパネルに固定することにより、各化粧ボタンに対し挿通窓から突出する方向に弾性力を作用させた状態に各化粧ボタンを支持させる。そして、パネルよりも下側位置の各化粧ボタン周囲から相反する両側方にフランジ部を張り出させ、両側のフランジ部の先端からパネル下面に向けて突出して当接することで押し下げ操作時の揺動支点となり得る凸状部を形成したものが提案されている。
特開2012−178291号公報
ところで、操作ボタンからヒンジアームを延設させ、そのヒンジアームの端部を支点として固定することで、操作ボタンの側を宙に浮いた状態の片持ち梁形式に支持し、押し下げ操作時にはヒンジアームが弾性変形に基づき撓み、離せば弾性復元力により元に戻る、という構造を採用した場合には、操作ボタンを放すと弾性復元力が解放状態に戻る際に振動し、例えば「ビーン」という耳障りな騒音発生を招くおそれがある。
又、操作ボタン等の部品は、通常、合成樹脂成形により形成されるが、かかる合成樹脂成形に起因して次のような不都合を招くおそれが考えられる。すなわち、各部の成形寸法についてはかなり精度良く形成可能ではあるものの、比較的細いヒンジアームの如き延設片を操作ボタンと一体に成形する場合には、成形後に反り・歪みを招くおそれがあり、反り・歪みが生じたままリモコンの筐体に組み付けると見栄えが悪くなり外観性を損なうおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作ボタンから延設したヒンジアームの先端を支点として片持ち梁形式に操作ボタンを支持した場合であっても、操作力解除の際の振動を抑制し得るリモコンを提供することにある。併せて、製造の際に操作ボタンに反り・歪み等が発生したとしても、操作ボタンをリモコンに対し確実に正規の位置に組み付け得るようにすることも目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、操作ボタンが、この操作ボタンから延設され先端部が筐体側に支点として固定されたヒンジアームによって片持ち梁状に支持され、これにより、後方に向けて押し下げ操作可能に構成されたリモコンを対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、所定数であって複数の前記操作ボタンが、間に僅かな隙間を挟んで並んだ状態で、各操作ボタンから延設されたヒンジアームの先端部側を互いに連結する連結片によって1部品として一体化され、前記連結片には各操作ボタンのヒンジアームの先端部に相当する部位に前記筐体側に支点として固定される支点部が形成されており、前記各操作ボタン又はこの各操作ボタン側部位のヒンジアームに形成された当接部と、前記各操作ボタンの非押し下げ操作時における状態において、前方への変位を規制するように前記各当接部と当接する押さえ部材と、前記各操作ボタンの後面側と相対向して当接するように前記筐体に組み付けられた前後方向に弾性変位可能な可動部とを備え、前記可動部を、前記各操作ボタンの非押し下げ操作時における状態において、前記各操作ボタンに対し前方への弾性復元力を付与するように配設することとした(請求項1)。
この発明の場合、操作ボタンに押し下げ力を加えて後方に押し下げ操作を行うと、ヒンジアームがその弾性復元力に抗して撓んで操作ボタンは後方に移動する。そして、押し下げ力を解除させると、操作ボタンは弾性復元力を受けて前方に移動して復帰することになるものの、その際、当接部が押さえ部材と当接してそれ以上の前方への変位が規制されることになる。このため、ヒンジアームの弾性に起因する揺り戻しが制限される結果、押し下げ操作から復帰時の振動発生や、振動発生に起因する騒音発生のおそれを確実に回避することが可能になる。加えて、可動部を、各操作ボタンの非押し下げ操作時における状態において、操作ボタンに対し前方への弾性復元力を付与するように配設しているため、各操作ボタンは可動部から前方への弾性復元力を受け、その弾性復元力により、当接部が押さえ部材に対し前方に向けて押し付けられた状態で当接を維持することになる。これにより、合成樹脂成形に起因して各操作ボタンの例えばヒンジアーム等に反りや歪みがたとえ生じたとしても、非押し下げ操作時において各操作ボタンを確実に正規の位置に配置させて複数の操作ボタンを面一に維持させることが可能となる。このため、前記の反りや歪みに起因する外観性の悪化発生を回避することが可能となる。
本発明のリモコンにおいて、当接部として、各操作ボタン側部位のヒンジアームから前方に突出する凸部により構成することができる(請求項2)。このようにすることにより、凸部をヒンジアームと一体に形成しているため、操作ボタンに凸部を形成する場合と比べ、筐体側において有効利用し得る空間を少しでも確保し得るようになる。その場合の押さえ部材として、筐体の前面側に取り付けられたプレート部材により構成し、連結片の各支点部をそのプレート部材と筐体との間に挟まれた状態で固定するようにすることができる(請求項3)。このようにすることにより、1つのプレート部材により、ヒンジアームの先端部に相当する部位の連結片に形成された各支点部を支点として固定する役割と、当接部である凸部が当接して前方への移動を規制する役割との双方を果たさせることが可能となる。
本発明のリモコンにおいて、当接部として、各操作ボタンの周縁部であってヒンジアームの延設方向とは反対側の部位の各操作ボタンから突出する第2の凸部により構成することができる(請求項4)。このようにすることにより、当接部としての凸部を各ヒンジアームに形成する場合の代わりに、その場合とは異なる選択肢が得られる。なお、当接部として各ヒンジアームに凸部を形成するとともに各操作ボタンに第2の凸部を形成し、双方の凸部により当接部を構成させることにより、より確実な振動抑制作用が得られる。
第2の凸部を形成する場合の押さえ部材として、筐体の前面側に取り付けられた第2のプレート部材により構成することができる(請求項5)。別途、第2のプレート部材を押さえ部材として取り付けることで、第2の凸部の設置位置の自由度が増大する。
以上、説明したように、本発明のリモコンによれば、操作ボタンに押し下げ力を加えて後方に押し下げ操作を行うと、ヒンジアームがその弾性復元力に抗して撓んで操作ボタンは後方に移動し、押し下げ力を解除させると、操作ボタンは弾性復元力を受けて前方に移動して復帰することになるものの、その際、当接部が押さえ部材と当接してそれ以上の前方への変位を規制することができるようになる。このため、ヒンジアームの弾性に起因する揺り戻しが制限される結果、押し下げ操作から復帰時の振動発生や、振動発生に起因する騒音発生のおそれを確実に回避することができる。加えて、可動部を、各操作ボタンの非押し下げ操作時における状態において、操作ボタンに対し前方への弾性復元力を付与するように配設しているため、各操作ボタンは可動部から前方への弾性復元力を受け、その弾性復元力により、当接部が押さえ部材に対し前方に向けて押し付けられた状態で当接を維持することになる。これにより、合成樹脂成形に起因して各操作ボタンの例えばヒンジアーム等に反りや歪みがたとえ生じたとしても、非押し下げ操作時において各操作ボタンを確実に正規の位置に配置させて複数の操作ボタンを面一に維持させることが可能となる。このため、前記の反りや歪みに起因する外観性の悪化発生を回避することが可能となる。
本発明の実施形態に係るリモコンの全体斜視図である。 図1のリモコンから表示部カバープレート、ボタン本体、絶縁プレートを外した状態の分解斜視図である。 図2の部分拡大図である。 図2のボタン本体の裏面側を示す拡大斜視図である。 図3の筐体に対しボタン本体を組み付けた状態の図3対応図である。 図5のA−A線における部分拡大断面である。 図5のB−B線における部分拡大断面である。 組み付けた状態でボタン本体に作用する力関係を原理的に示す断面説明図である。 押し下げ操作時の状態を原理的に示す断面説明図である。 他の形態を示す図5対応図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るリモコンの模式図である。このリモコンは、例えば給湯装置を遠隔操作するために台所や居室等に設置されて用いられる他、給湯装置以外の装置を遠隔操作するためにも用いることができる。このリモコン1は、筐体2の内部に制御用の基板や液晶表示部(いずれも図示省略)が収容されて構成されている。筐体2は例えば合成樹脂成形により形成することができ、例えば後面ケースと前面ケースとを組み合わせて構成することができる。本実施形態のリモコンは、筐体2の後面側を壁面に対し例えば取付部材を介して取り付けて設置される他、種々の姿勢で設置することができる。以下、壁面に取り付けられた状態の姿勢を前提にして、上下、左右、前後という用語を用いる。
筐体2(図2も併せて参照)の前面には、上下方向中間部にボタン本体3が組み付けられ、ボタン本体3を挟んで下半部には軸X回りに回転することにより開閉する開閉蓋21(図1にのみ示す)を開けば絶縁カバープレート5により覆われた詳細設定用の個別操作部22(図1にのみ示す)が露出するようになっており、又、上半部には表示窓41を備えた表示部カバープレート4が接着又は溶着等の手段により筐体2の表示面部24(図2参照)に組み付けられている。絶縁カバープレート5も筐体2に対し接着又は溶着等の手段により組み付けられている。前記の表示部カバープレート4が本発明の押さえ部材としてのプレート部材(第1のプレート部材)を構成し、前記の絶縁カバープレート5が他の押さえ部材としての第2のプレート部材を構成する。
ボタン本体3は、所定数(図例では4つ)の操作ボタン31,31,…が左右方向に僅かな隙間を挟んで並んだ状態で一体化されたものである。すなわち、各操作ボタン31(図2参照)は、互いに切り離されて独立してはいるものの、各操作ボタン31から上方に延びる一対のヒンジアーム32,32の先端部側を互いに連結するように左右方向に延びる連結片33を介して、全ての操作ボタン31,31,…が一体に連結されて1部品として構成されている。連結片33には、図3に示すように、操作ボタン31毎の一対のヒンジアーム32,32の先端部に相当する部位に支点部331が形成され、この各支点部331は前方に所定量突出されて他の部位よりも前後方向に所定量ぶ厚く形成される一方、位置決め用の嵌合孔332が形成されている。又、各ヒンジアーム32には、操作ボタン31側部位である操作ボタン31側の付け根位置から前方に突出する凸部(第1の凸部)321が形成されている。この凸部321の突出量は支点部331の突出量と同じに設定されている。さらに、各操作ボタン31の下端縁から下方に向けて突出する第2の凸部311が形成されている。各第2の凸部311は、筐体2に形成された後述の凹所254に入り込んだ状態で絶縁カバープレート5の後面(背面)に当接し、各操作ボタン31が前方に飛び出さないように規制するようになっている(図5,図6参照)。一方、各操作ボタン31の後面(背面)には、図4に示すように、外周に沿って後方に所定寸法だけ突出する無端リブ状の周壁34と、中心位置から後方に突出する中心伝達部35とが形成されている。なお、各操作ボタン31は前面には、給湯装置用のリモコンの場合であると、例えば「運転 入/切」、「呼出」、「追いだき」、「ふろ自動」という主要操作に係る表示(図示省略)が付され、この前面(正面)が使用者の例えば手で押し下げ操作される部位とされている。
ボタン本体3の筐体2への組み付け構造について説明すると、筐体2の上下方向の中間部には左右方向に複数(図例では4つ)のボタン操作部23,23,…(図2参照)が設けられている。各ボタン操作部23は、可動部25と、ボタン本体3の各ヒンジアーム32及び連結片33を保持・固定するための保持部26とを備えて構成されている。可動部25(図3参照)は、個別操作部22及び表示面部24の前面から所定深さだけ後方に凹んだ底面250から前方に所定寸法だけ突出する無端リブ状の周壁251と、周壁251の前端側位置から中心位置まで延びて中心伝達部252を片持ち梁形式に支持するアーム部253とを備えている。これにより、中心伝達部252が後側に押されると、アーム部253が弾性変形により撓んで中心伝達部252が後側に対し変位し、基板6(図6参照)上のスイッチ61を押し下げて切換可能となる。この際、中心伝達部252は、その前端面が後述の如くボタン本体3を筐体2に組み付けた状態の中心伝達部35の後端面と当接する本来の前後方向位置よりも所定の微小量(後述の復元力付与分に相当するラップ量α)だけ前方側に突出するように、予め設定されて形成されている。なお、図3中の符号254は、可動部25の底面250を含む形成空間の下側に形成された凹所であり、前記の第2の凸部311を収容し得るようになっている。
又、保持部26は、前記表示面部24の下端領域に形成され、この表示面部24に対し表示部カバープレート4が接着等により筐体2に組み付けられることにより、前記の各ヒンジアーム32が遮蔽される一方、連結片33の各支点部331を筐体2との間に挟み込んで固定し得るようになっている。保持部26の構造を具体的に説明すると、ボタン本体3の各操作ボタン31毎の一対のヒンジアーム32,32をそれぞれ没入させて収容するために前記可動部25の底面250から上方に延びる縦向き凹溝261と、各凹溝261の上端側に連続し左右方向に延びて連結片33を没入させて収容するための横向き凹溝262とを備えている。横向き凹溝262には一対の縦向き凹溝261,261の中央位置毎に溝底から所定量だけ前方に突出した位置を支持面とする固定部263,263,…が形成され、各固定部263には前方に突出して前記連結片33の嵌合孔332に内嵌し得る突起264が形成されている。
そして、ボタン本体3を各可動部25及び保持部26に被せて図5に示す状態にした上で、表示部カバープレート4及び絶縁カバープレート5が接着等により組み付けられると、図6及び図7に示す状態となる。すなわち、ボタン本体3(図3参照)を各可動部25及び保持部26に被せると、ボタン本体3の連結片33の嵌合孔332,332,…に位置決め用の突起264,264,…が内嵌された状態で連結片33が横向き凹溝262に嵌め込まれ、各ヒンジアーム32が縦向き凹溝261に嵌め込まれ、各操作ボタン31が可動部25に被せられると同時に、各第2の凸部311が凹所254に収容される(図5参照)。そして、ボタン本体3を筐体2に組み付けた状態で表示部カバープレート4(図6参照)が表示部24に接着等により組み付けられ、絶縁カバープレート5が同様に接着等により組み付けられると、連結片33の支点部331が表示部カバープレート4と、保持部26の固定部263とにより挟み込まれた状態で固定される一方、ヒンジアーム32は縦向き凹溝261の溝底から宙に浮いた状態となり、これにより、操作ボタン31は自由端として片持ち梁状態で保持されることになる。同時に、第1の凸部321が表示部カバープレート4の後面(背面)に当接する一方、第2の凸部311(図7参照)が絶縁カバープレート5の後面(背面)に当接することになる。併せて、片持ち梁状態で保持された各操作ボタン31の中心伝達部35の後端面が可動部25の中心伝達部252の前端面に当接した状態に配置される。
この際、可動部25の中心伝達部252の前端面が各操作ボタン31の中心伝達部35との本来の当接位置よりも所定の微小量だけ前方に位置付けられるように設定されているため、次のような状態になる。すなわち、図8に原理を示すように、各操作ボタン31の中心伝達部35は、前記の微小量であるラップ量α(例えば、α=0.10〜0.15mm程度)だけ前方位置に位置設定された可動部25の中心伝達部252を、その突出量αの分だけ後方に押し付けた状態でその中心伝達部252に当接した状態になる。つまり、各ヒンジアーム32の第1の凸部321は表示部カバープレート4に当接して前方への移動が規制されているとともに、第2の凸部311も絶縁カバープレート5に当接して前方への移動が規制されているため、各操作ボタン31は可動部25の中心伝達部252を前記のラップ量αの分だけ後方に押し付けた状態で当接を維持すると同時に、各操作ボタン31には後方から前方に向けて可動部25の中心伝達部252から所定の弾性復元力が作用することになる。そして、この弾性復元力により第1の凸部321は表示部カバープレート4の裏面に対し前方に向けて押し付け力を加えた状態で、又、第2の凸部311は絶縁カバープレート5の裏面に対し前方に向けて押し付け力を加えた状態で当接を維持することになる。これにより、合成樹脂成形に起因してボタン本体3の例えば各ヒンジアーム32等に反りや歪みがたとえ生じたとしても、各操作ボタン31を非押し下げ操作時において確実に正規の位置に整列させて複数の操作ボタン31,31,…を面一に維持させることができるようになる。このため、前記の反りや歪みに起因する外観性の悪化発生を回避することができる。
さらに、本実施形態の場合、各操作ボタン31の押し下げ操作後の押し下げ力を解除した際の振動発生や、振動発生に起因する騒音発生のおそれを回避することができる。すなわち、図9に原理を示すように、各操作ボタン31の前面に例えば手指で押し下げ力を加えて後方に押し下げ操作を行うと、各操作ボタン31は支点部331を支点としてヒンジアーム32がその弾性復元力に抗して撓み、これに伴い可動部25の中心伝達部252をその弾性復元力に抗して後方に移動させてスイッチ61の切り換えが行われることになる。そして、手指を離して押し下げ力を解除(解放)させると、各操作ボタン31は可動部25からの弾性復元力を受けて前方に移動して元の非押し下げ操作時の状態まで復帰することになる。その際、第1の凸部321が表示部カバープレート4の後面に当接し、又、第2の凸部311が絶縁カバープレート5の後面に当接してそれ以上の前方への移動が阻止されるため、ヒンジアーム32の弾性に起因する揺り戻しが制限される結果、押し下げ操作から復帰時の振動発生や、振動発生に起因する騒音発生のおそれを確実に回避することができるようになる。かかる振動発生に起因する騒音発生のおそれを回避する作用・効果は、第1の凸部321又は第2の凸部311のいずれか一方が形成されていれば得ることができる。又、振動発生に起因する騒音発生のおそれを回避する上では、前記の如き所定の突出量α分の弾性復元力の付与も不要であるため、可動部25を省略してヒンジアーム32の弾性撓みに基づく押し下げ操作によりスイッチ61を切換可能に構成することもできる。
<他の実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、前記実施形態の第1の凸部321(図5参照)の代わりに各操作ボタン31の上端縁に設けた凸部312を用いたり、あるいは、第2の凸部311の代わりに各操作ボタン31の下端縁の左右両側位置にそれぞれ設けた凸部313を用いたり、することができる(図10参照)。この場合、実施形態の如く、第1の凸部321をヒンジアーム32に一体に形成した場合には、一対のヒンジアーム32,32と連結片33とにより囲まれる空間を例えば各操作ボタンによる操作状況を表すLEDの設置場所として有効利用することができるようになる。又、当接部としてヒンジアーム32に形成した凸部321を示したが、これに限らず、例えばヒンジアームの厚みを支点部331と同じ厚みにすることによりヒンジアームの前面自体が表示部カバープレート4の後面に当接し得るようにすることができる。この場合には、ヒンジアームの前面が当接部を構成することになる。
1 リモコン
2 筐体
4 表示部カバープレート(プレート部材、押さえ部材)
5 絶縁カバープレート(第2のプレート部材、押さえ部材)
25 可動部
31 操作ボタン
32 ヒンジアーム
311 第2の凸部(当接部)
321 第1の凸部(ヒンジアームから前方に突出する凸部,当接部)
331 支点部(ヒンジアームの先端部)

Claims (5)

  1. 操作ボタンが、この操作ボタンから延設され先端部が筐体側に支点として固定されたヒンジアームによって片持ち梁状に支持され、これにより、後方に向けて押し下げ操作可能に構成されたリモコンにおいて、
    所定数であって複数の前記操作ボタンが、間に僅かな隙間を挟んで並んだ状態で、各操作ボタンから延設されたヒンジアームの先端部側を互いに連結する連結片によって1部品として一体化され、前記連結片には各操作ボタンのヒンジアームの先端部に相当する部位に前記筐体側に支点として固定される支点部が形成されており、
    前記各操作ボタン又はこの各操作ボタン側部位のヒンジアームに形成された当接部と、前記各操作ボタンの非押し下げ操作時における状態において、前方への変位を規制するように前記各当接部と当接する押さえ部材と、前記各操作ボタンの後面側と相対向して当接するように前記筐体に組み付けられた前後方向に弾性変位可能な可動部とを備え、
    前記可動部は、前記各操作ボタンの非押し下げ操作時における状態において、前記各操作ボタンに対し前方への弾性復元力を付与するように配設されている、
    ことを特徴とするリモコン。
  2. 請求項1に記載のリモコンであって、
    前記当接部は、前記各操作ボタン側部位のヒンジアームから前方に突出する凸部により構成されている、リモコン。
  3. 請求項2に記載のリモコンであって、
    前記押さえ部材は、前記筐体の前面側に取り付けられたプレート部材により構成され、前記連結片の各支点部は前記プレート部材と前記筐体との間に挟まれた状態で固定されている、リモコン。
  4. 請求項1に記載のリモコンであって、
    前記当接部は、前記各操作ボタンの周縁部であって前記ヒンジアームの延設方向とは反対側の部位の各操作ボタンから突出する第2の凸部により構成されている、リモコン。
  5. 請求項4に記載のリモコンであって、
    前記押さえ部材は、前記筐体の前面側に取り付けられた第2のプレート部材により構成されている、リモコン。
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