JP6310254B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、放熱フィンを有するスポットライト,ダウンライト等の照明器具に関する。
スポットライト,ダウンライト等の照明器具において、放熱フィンを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この照明器具では、その全長のほほ半分の長さにわたって、放熱フィンが設けられている。
ところで、一般に、放熱フィンは、放熱という観点に限れば、その表面積が大きい方が好ましいとされているが、これに伴って、照明器具の大きさが大きくなり、また、重量も増加するという欠点もある。
特開2012−22817号公報
放熱フィンの形状、大きさ、数等は、その照明器具の使用環境によって大きく左右される。例えば、屋内の天井等に設置される照明器具にあっては、軽量化が優先されて、冷却性能は、ある程度犠牲になる場合がある。この場合、放熱フィンは小さくなる。一方、屋外に設置される照明器具では、照明器具に人が不用意に触れてしまうという点も考慮する必要があって、重量よりも冷却性能が優先されるため、放熱フィンは、大きくなる。さらに、照明器具を屋外で使用する場合には、高い防水性能を確保する必要があるため、防水性能との関係で、フィンの形状や大きさが制約される場合もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、例えば、発熱量がさらに大きい光源に交換したり、高い防水性能が要求されたりといった厳しい使用環境下であっても、高い放熱性能を発揮する放熱フィンを備えた冷却性能が高い照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、照明器具において、光源と、前記光源が取り付けられる取付面を前端側に有するヒートシンクと、前記ヒートシンクの外周を環状空間を隔てて覆う円筒状の外壁と、前記ヒートシンクと前記外壁との間に設けられて前記環状空間を周方向に区画して前後方向に延びる複数の流路を形成する複数の放熱フィンとを有するアウターガードと、円筒状に形成されて前端側にフランジ部を有し、後端側が前記取付面に固定され、内側にフレクターが収納されるインナーボディーと、を備え、前記外壁及び前記放熱フィンは、前端側が前記フランジ部近傍まで延長されて、前記フランジ部との間に環状の空気流入口を形成している、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る照明器具において、前記アウターガードは、前記ヒートシンク、前記外壁、及び前記放熱フィンが一体成形されている、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、照明器具において、光源と、前記光源が取り付けられる取付面を前端側に有するヒートシンクと、前記ヒートシンクの外周を環状空間を隔てて覆う円筒状の外壁と、前記ヒートシンクと前記外壁との間に設けられて前記環状空間を周方向に区画して前後方向に延びる複数の流路を形成する複数の放熱フィンとを有するアウターガードと、円筒状に形成されて前端側にフランジ部を有し、後端側が前記取付面に固定され、内側にフレクターが収納されるインナーボディーと、を備え、前記外壁及び前記放熱フィンは、前端側が前記フランジ部近傍まで延長されて、前記フランジ部との間に環状の空気流入口を形成し、前記空気流入口は、前記複数の流路に連通している、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に係る照明器具において、前記インナーボディーの外周面と前記放熱フィンとの間には間隙が設けられている、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に係る照明器具において、前記外壁は、外周面の直径が、前記フランジ部の外径と同じ又はこれよりも小さくなるように形成されている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ヒートシンク及びインナーボディーの外周に、照明器具の前後方向のほぼ全長にわたって前後方向にほぼ真っ直ぐに延びる空気の流路を構成することができ、ここを比較的速い速度で通過する空気によって、ヒートシンク及びインナーボディーを直接、冷却することができる。このため高い冷却性能を発揮することができる。
請求項2の発明によれば、ヒートシンク、外壁、及び放熱フィンが一体成形されているので、これらが複数の部材で構成されている場合と比較し、部品点数を減らして構成を簡略化することができる上、複数の部品の境界で、熱伝導が低下することがないので、その分、熱伝導に基づく冷却性能を高めることができる。
請求項3の発明によれば、光源の発熱により上昇したインナーボディーの内側の圧力を内圧調整機構で流路に直接、逃がすことができるので、内圧の低減ばかりでなく、放熱も促進することができる。また、内圧調整膜として、防水・防塵機能を有するものを使用すれば、水や塵埃が流路からインナーボディーの内側に浸入するのを防止することができる。
請求項4の発明によれば、インナーボディーの外周面と放熱フィンとの間には間隙が設けられているため、インナーボディーからの熱は、直接、熱伝導によって放熱フィンに伝達されることがないので、外壁のうちの、インナーボディーに対応する部分の昇温を比較的抑制することができる。なお、この部分は、人によって不用意に触れられやすい部分である。
請求項5の発明によれば、高い冷却性能は維持したまま、照明器具全体を比較的、小型化することができる。
前側から見た照明器具100の分解斜視図である。 照明器具100の正面図である。 図2中のA−A線矢視図である。 内圧調整膜4e近傍の拡大図である。 図4中のB−B線矢視拡大図である。 熱伝導による照明器具本体Boの熱の移動を説明する図であり、(A)は背面図、(B)は図3に相当する図である。 熱放射による照明器具本体Boの熱の移動を説明する図であり、図3に相当する図である。 対流熱伝達による照明器具本体Boの熱の移動を説明する図であり、(A)は図3に相当する図であり、(B)は(A)の上下を逆にした図である。
以下、本発明を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
まず、図1〜図3を参照して本発明を適用した実施形態に係る照明器具100の概略構成を説明し、つづいて、図4〜図8を参照して照明器具100を冷却するための構造、作用、及び効果について説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、図1中の左側、右側がそれぞれ照明器具100の前側、後側に対応し、また、図1中の上側、下側がそれぞれ照明器具100の上側、下側に対応するものとして説明する。
ここで、図1は、前側から見た照明器具100の分解斜視図である。また、図2は、照明器具100の正面図である。そして、図3は、図2中のA−A線矢視図である。
以下の説明では、照明器具100が、屋外に設置されるスポットライトである場合を例に説明する。このため、屋内用のスポットライトと比較して、後述するOリング(止水部材)R1〜R6等により防水性が向上され、さらに、後述するアーム13等により、照明器具本体Boの回転(ターン)及び首振り(チルト)が可能となっている。
照明器具100は、図1に示すように、照明器具本体Boとこの照明器具本体Boを所定の位置に取り付けるための取付具Moとから構成されている。照明器具本体Boは、軸心C1に沿って後側からほぼ順に、アウターガード1、ソケット2、面状光源(光源)3、インナーボディー4、リフレクター5、フィルターF1,F2(区別する必要がない場合には、単にフィルターFという。)、フィルターホルダー6、ガラスホルダー(保持部材)7、プロテクトガラス8、及びフード9を備えている。一方、取付具Moは、下側からほぼ順に、ベース10、アーム13(下アーム11、上アーム12)、チルトホルダー14、及びパンホルダー15を備えている。さらに、照明器具100は、防水や止水のためのOリングR1〜R6、及び上述の各部材を締結(固定)するための多数のビスを備えている。
上述の照明器具本体Bo(アウターガード1〜フード9)のうち、アウターガード1は、図1,図3に示すように、円筒状の外壁1aと、外壁1aの後端側内側に配置されたヒートシンク1bと、多数の放熱フィン1cとを有している。放熱フィン1cは、外壁1aとヒートシンク1bとの間に放射状に多数設けられている。さらに、放熱フィン1cは、後側から見た背面視の形状が湾曲形状に形成されるとともに、外壁1aの前端まで延設されていて、放熱効果を高めるべく表面積の増大が図られている。外壁1aにおける前後方向の中心よりも前寄りの下側には、後述する上アーム12の上端が貫通する透孔1dが穿設されている。アウターガード1全体は、例えば、アルミニウムのダイキャストで形成されていて、後述の面状光源3で発生した熱を、速やかにヒートシンクに移動させ、さらに、放熱フィン1c及び外壁1aから放熱するようになっている。
面状光源3は、例えば、多数のLED素子を有するCOB(チップ・オン・ボード)タイプのLEDの表面を、蛍光体を含む樹脂で覆って形成されたものを使用することができる。面状光源3は、例えば、円形に形成されていて、ソケット2により、上述のヒートシンク1bの取付面(前端面)1eに固定されている。面状光源3は、前方に向かってほぼ120度の照射角で光を発生させる。なお、光源としては、上述の面状光源3に限らず、他の面状光源や、ハロゲンランプ,HID(高輝度放電ランプ)等のいわゆる点状光源を使用してもよい。
インナーボディー4は、筒状部4aと、この筒状部4aの前端側に設けられたフランジ部4bと、筒状部4aの下端に突設された取付部4cとを有している。筒状部4aの後端側上部には、筒状部4aの内側と外側とを貫通する透孔(不図示)が穿設されている。この透孔は、シートカバー4dで固定された内圧調整膜4eで覆われている。内圧調整膜4eは、面状光源3の発熱に伴って上昇した内圧を透孔から外部に逃がすとともに、外部からの水や塵埃の浸入を防止するものである。インナーボディー4は、筒状部4aの後端がOリング(止水部材)R1を介してヒートシンク1bの取付面1eに固定され、また、取付部4cには上アーム12の上端が、回動可能に取り付けられている。インナーボディー4は、その内側に、次に説明するリフレクター5が収納されている。
リフレクター5は、その内面が放物曲面状に形成された反射面5aとなっている。リフレクター5の後端は面状光源3を配設するためにカットされ、また、前端は、外側に屈曲されてフランジ部5bを構成している。リフレクター5は、そのフランジ部5bがインナーボディー4のフランジ部4bに前側から固定され、放物曲面状の反射面5aの焦点が面状光源3の中心に合わされている。これにより、面状光源3から出た光は、反射面5aで反射されて、軸心C1に対してほぼ平行となって前面開口部5cから出て行くようになっている。
フィルターホルダー6は、円筒部6aとその後端に形成されたフランジ部6bとを有している。円筒部6aの内周面には、2つの環状凹部が形成されていて、これら環状凹部により、光を演出する円板状のフィルターF1,F2を保持している。フィルターFとしては、光の演出が異なる別のフィルターFを装着することも可能である。フィルターホルダー6は、シリコーンゴム等の弾性部材によって形成されていて、フランジ部6bがリフレクター5と次に説明するガラスホルダー7とによって挟持されている。
ガラスホルダー7は、筒状部7aとその後端に形成されたフランジ部7bとを有している。ガラスホルダー7は、その筒状部7aの内側に、フィルターホルダー6の円筒部6aが挿入された状態で、筒状部7aの後端がリフレクター5のフランジ部5bとの間で、フィルターホルダー6のフランジ部6bを挟持している。
フード9は、筒状部9aとその前端から内側に延びる円環部9bとを有している。フード9は、円環部9bの後端面がOリング(止水部材)R3を介してプロテクトガラス8をガラスホルダー7のフランジ部7bに押圧し、また、筒状部9aがOリング(止水部材)R2を介してインナーボディー4のフランジ部4bに嵌合された状態で、インナーボディー4のフランジ部4bの前側に、六角穴付きのビスB4によって固定されている。
上述の取付具Mo(ベース10〜パンホルダー15)のうち、ベース10は、容器状の下ベース10aと蓋状の上ベース10bとを組み合わせて構成されていて、上ベース10bの上面には、台座10cが設けられている。
下アーム11は、上端に下チルト部11aを有しており、下端がOリング(止水部材)R4を介して上ベース10bの台座10cに固定されることにより、ベース10に立設されている。
上アーム12は、下端に上チルト部12aを有している。この上チルト部12aは、Oリング(止水部材)R5を介して下アーム11の下チルト部11aに回動可能に係合されるとともに、六角穴付きのビスB1によって固定されている。これにより、ビスB1を緩めることにより、上アーム12は、下アーム11に対して上下方向に傾斜(チルト)することが可能となり、ビスB1を締め付けることにより、そのときの傾斜角を維持した状態で固定される。
チルトホルダー14は、下アーム11の下チルト部11aの右端面に、ストッパとして配設されている。チルトホルダー14は、下チルト部11aによって回動可能に支持されるとともに、一部が上アーム12に固定されている。また、チルトホルダー14と下チルト部11aの右端面との間には間隙が設けられている。ビスB1を緩めて行くと、下チルト部11aは、上チルト部12aに対して間隙に相当する距離だけ移動してチルトホルダー14に当接し、それ以上の移動が禁止される。さらに、このときの下チルト部11aの移動範囲内では、OリングR5による止水性能は低下しないようになっている。つまり、ビスB1を緩めてチルト角を調整する際にも、確実に止水を行うことができる。また、このチルトホルダー14には、目盛りが付されていて、下アーム11に対する上アーム12のチルト角を確認することができるようになっている。
上アーム12の上下方向のほぼ中央には、外周面を4等分する位置のそれぞれにセットビスB2が、頭部を突出させた状態で螺合されている。また、上アーム12の上端は、外周面にOリング(止水部材)R6が装着された状態で、上述のアウターガード1の外壁1aの透孔1dを貫通してインナーボディー4の取付部4cに挿入されている。このとき、取付部4cの下端がセットビスB2の頭部に当接している。すなわち、インナーボディー4は、上アーム12のセットビスB2に乗っかった状態で、回動可能となっている。さらに、取付部4cには、抜け止めビスB3が螺合されていて、その先端部を上アーム12の上端部に係合させている。
パンホルダー15は、インナーボディー4の取付部4cに下方から六角穴付きのビスB5によって固定されている。パンホルダー15は、取付部4cの下端との間に、上述の4本のセットビスB2の頭部を挟み込んで、上アーム12に対するインナーボディー4の上下方向の位置を規制するとともに、インナーボディー4の回動を可能にしている。パンホルダー15は、さらに、4本のセットビスB2及び抜け止めビスB3を覆って、これらが不要に操作されないようにしている。
上述の照明器具100において、面状光源3から出た光は、インナーボディー4に収納されたリフレクター5の反射面5aで反射され、フィルターF1,F2、及びプロテクトガラス8を透過して、外部に出て行く。このとき面状光源3で発生した熱は、アウターガード1等を介して放出される。また、下アーム11に対して上アーム12が揺動可能(チルト可能)に取り付けられ、さらに、上アーム12に対してインナーボディー4が回動可能(ターン可能)に取り付けられている。つまり、照明器具本体Boは、取付具Moに対して、チルト可能かつターン可能となっている。さらに、上述のように隣接する各部材間に、多数のOリングR1〜R6を介装することにより、防水性・止水性を向上させている。
つづいて、図4〜図8を参照して照明器具100を冷却するための構造、作用、及び効果について説明する。ここで、図4は、内圧調整膜4e近傍の拡大図である。また、図5は、図4中のB−B線矢視拡大図である。また、図6は、熱伝導による照明器具本体Boの熱の移動を説明する図であり、(A)は背面図、(B)は図3に相当する図である。また、図7は、熱放射による照明器具本体Boの熱の移動を説明する図であり、図3に相当する図である。また、図8は、対流熱伝達による照明器具本体Boの熱の移動を説明する図であり、(A)は図3に相当する図であり、(B)は(A)の上下を逆にした図である。
上述の照明器具100のうち、冷却に比較的大きくかかわる部材は、図6(B)に示す照明器具本体Boのアウターガード1、面状光源3、インナーボディー4、及びリフレクター5である。
このうちアウターガード1は、ヒートシンク1bと、外壁(外周壁)1aと、複数(多数)の放熱フィン1cとを有しており、これらは、例えばアルミニウムのダイキャストによって一体成形されている。ヒートシンク1bは、外周面がなだらかな円錐形状と、外周面が急峻な円錐形状と合成した形状に形成されている。これにより、外周面の面積を増加させて、熱放射により熱の移動を促進している。ヒートシンク1bの前端面は平坦に形成されていて取付面1eとなっている。この取付面1eには、上述のソケット2により、面状光源3が直接、接触した状態で取り付けられている。
外壁1aは、ヒートシンクの外周を環状の空間を隔てて覆う円筒状に形成されている。外壁1aの後端は、上述のヒートシンク1bの後端よりも少し後側に配置されていて、ヒートシンク1bの尖った後端が、外壁1aの後端から突出しないようになっている。外壁1aの前端は、インナーボディー4の前端のフランジ部4bの近傍まで延設されていて、このフランジ部4bとの間に、環状の空気流入口A1が形成されている。空気流入口A1は、外壁1aの前端とインナーボディー4のフランジ部との間、つまり2つの部材の間に形成されているので、例えば、外壁1aに特に穿設して設けたりして形成する必要がない。これにより、外壁1a等に設ける際に発生する、加工工数をなくすことができる。なお、この空気流入口A1は、図8(B)に示すように、照明器具本体Boが上下逆に配置された場合には、空気流出口となる。なお、外壁1aの直径は、インナーボディー4のフランジ部4bの外径と同じ又はこれよりも小さくなるように形成されている。
放熱フィン1cは、ヒートシンク1bの外周面と外壁1aとの間に設けられて環状の空間を周方向に区画して前後方向に延びる複数の空気の流路A2を形成している。放熱フィン1cは、ヒートシンク1bに対して周方向に向けて、配設されており、さらに、表面積を増加させるために、後面側から見た形状が湾曲形状となっている。放熱フィン1cについては、後に再度説明する。
インナーボディー4は、円筒状に形成されて前端側には、外側に延びるフランジ部4bが形成されている。フランジ部4bは、後端がOリングR1を介して、上述のヒートシンク1bの前面の取付面1eに固定されている。インナーボディー4は、その内側に、リフレクター5が収納されている。インナーボディー4のフランジ部4bには、OリングR2を介して、フード9が固定されている。
上述の放熱フィン1cは、ヒートシンク1bの外周面と外壁1aとの間だけでなく、さらに前方に向けて、インナーボディー4のフランジ部4b近傍まで延長されている。つまり、外壁1aの前端1fと同じ位置まで延長されている。なお、放熱フィン1cのうち、インナーボディー4の筒状部4aに対応する部分を放熱フィン(1c)とすると、図6(B)中においては、この放熱フィン(1c)は、上述のヒートシンク1bの取付面1eと同じ高さに引かれた横線Lから下の部分となる。なお、この横線Lは、アウターガード1をダイキャストで一体成形する際に付いた製造上のものであり、実際には、放熱フィン1cは、放熱フィン(1c)を含んで一体的に形成されている。
放熱フィン1cのうち、外端縁(外側の端縁)は、その前後方向の全長にわたって外壁1aの内周面に接続されている。言い換えると、外壁1aとヒートシンク1bと放熱フィン1cとが一体成形されているために、放熱フィン1cの外縁端は、全長にわたって外壁1aの内周面にくっついているといえる。一方、放熱フィン1cの内端縁(内側の端縁)については、放熱フィン1cの全体のうち、放熱フィン(1c)を除く後側の部分は、その内端縁1gがヒートシンク1bの外周面に接続されて(くっついて)いる。これに対し、放熱フィン(1c)の内端縁1hは、インナーボディー4の筒状部4aの外周面との間に、間隙Dが設けられている。下のように間隙Dを設けることにより、面状光源3で発生し、ヒートシンク1bを介してインナーボディー4の筒状部4aに熱伝導によって伝達された熱は、放熱フィン(1c)に直接、熱伝導されることがない。このため、外壁1aのうちの、放熱フィン(1c)に対応する部分は、間隙Dがない場合と比較して、昇温が抑制される。この部分は、取付具Moに対して照明器具本体Boの角度調整を行う際に、一般にユーザによって握られる(触られる)部分である。
本実施形態では、空気の流路A2を前後方向に長く形成することができる。ヒートシンク1b及びインナーボディー4の筒状部4aと、外壁1aと、相互に隣接する2枚の放熱フィン1cとの間には、ヒートシンク1b及び筒状部4aを外側から包むように、多数の空気の流路A2が形成される。この流路A2は、前後方向に真っ直ぐに延びるとともに、前後方向の長さは、照明器具本体Boの前後方向の全長に近い長さとなる。このため、冷却性能を高めることができる。
本実施形態の照明器具本体Boは、インナーボディー4の内側が、OリングR1〜R3等によって密閉されている。このため、面状光源3の発熱によってインナーボディー4の内側が昇圧する。
そこで、本実形態では、圧力を低減するために、内圧調整機構Prを設けている。内圧調整機構Prは、図1に示すインナーボディー4の筒状部4aの上部の後端側に設けられている。図4,図5に示すように、内圧調整機構Prは、インナーボディー4の筒状部4aの内側と流路A2とを連通する連通孔4fと、筒状部4aから額縁状に突設された凸部4gと、その内側に連通孔4fを覆うように配設された内圧調整膜4eと、これを抑えて固定するシートカバー4dとを備えている。内圧調整膜4eは、インナーボディー4の内側の圧力aを流路A2に逃がすことができる。なお、内圧調整膜4eとして防水・防塵機能を有するものを使用すれば、水・塵埃W等が流路A2から連通孔4fを通って、インナーボディー4の内側に浸入するのを防止することができる。
内圧調整機構Prは、インナーボディー4の内側の圧力aを流路A2に逃がすとともに、インナーボディー4の内側の熱を流路A2に排出する。ここで、流路A2は、
2を介して外部に放出する。この際、圧力調整機構4eが熱を排出する流路A2には、空気が流れていて動圧が高く、その分、静圧が低いので、内圧調整機構Prが外部に露出された状態で配設されている場合と比較し、インナーボディー4内の熱を速やかに排出することが可能となる。
さらに、内圧調整機構Prは、外壁1aに覆われており、さらに、前後方向の配設位置については、外壁1aの前後方向の全長に対して、ほぼ中央に配設されている。このため、雨水等が内圧調整機構Prを介してインナーボディー4に浸入しにくくすることができる。
図6〜図8を参照して、面状光源3で発生した熱の移動を説明する。ここで、上述のように、図6は、熱伝導による熱の移動、また、図7は、熱放射による熱の移動、そして、図8は、対流熱伝達による熱の移動を説明する図である。なお、これらの図における流路(A2)は、流路A2のうちの、放熱フィン(1c)に対応する部分を示している。
図6中に太い矢印で示すように、面状光源3で発生した熱は、速やかにヒートシンク1bに熱伝導する。さらに、ヒートシンク1bの熱は、インナーボディー4の筒状部4aに、また、放熱フィン1cを介して外壁1aに熱伝導される。
また、図7に示すように、各部材に熱伝導された熱は、各部から太い矢印で示すように、熱放射される。
また、図8(A)に太い矢印で示すように、対流熱伝達される。なお、(B)に示すように、照明器具本体Boを(A)に示す状態から上下逆さにすると、図示のように対流熱伝達される。図8(A),(B)に示すように、流路A2は、照明器具本体Boのほぼ全長にわたって、ほぼ真っ直ぐに形成されているので、照明器具本体Boの傾斜角度にかかわらず、例えば、(A),(B)に示すように、上下を逆にした場合でも、同様に、効率よく全体を冷却することが可能となる。
ここで、以上説明した照明器具100の作用・効果を整理する。
照明器具100は、ヒートシンク1b及びインナーボディー4の外周に、前後方向のほぼ全長にわたって前後方向にほぼ真っ直ぐに延びる空気の流路A2を構成することができ、ここを比較的速い速度で通過する空気によって、ヒートシンク1b、放熱フィン1c、外壁1b、及びインナーボディー4を直接、冷却することができる。このため高い冷却性能を発揮することができる。
また、照明器具100は、ヒートシンク1b、外壁1a、及び放熱フィン1cが一体成形されているので、これらが複数の部材で構成されている場合と比較し、部品点数を減らして構成を簡略化することができる上、複数の部品の境界で、熱伝導が低下することがないので、その分、熱伝導に基づく冷却性能を高めることができる。
また、照明器具100は、インナーボディー4の筒状部4aの外周面と放熱フィン1cの内端縁1hとの間に間隙Dを設けているので、インナーボディー4からの熱は、直接、熱伝導によって放熱フィン(1c)に伝達されることがないので、外壁1aのうちの、インナーボディー4に対応する部分の昇温を比較的抑制することができる。なお、この部分は、人によって不用意に触れられやすい部分である。
また、照明器具100は、外壁1aの直径が、インナーボディー4のフランジ部4bの外径と同じ又はこれよりも小さくなるように形成されているため、高い冷却性能は維持したまま、照明器具100全体を比較的、小型化することができる。
また、空気流入口A1は、外壁1aの前端とインナーボディー4のフランジ部との間、つまり2つの部材の間に形成されているので、例えば、外壁1a等に別途に、設ける必要がなく、その分、外壁1a等の加工工数を低減することができる。
1 アウターガード
1a 外壁
1b ヒートシンク
1c、(1c) 放熱フィン
1e 取付面
1f 前端
3 面状光源(光源)
4 インナーボディー
4a フランジ部
4e 内圧調整膜
4f 連通孔
5 リフレクター
A1 空気流入口
A2 流路
D 間隙
Pr 内圧調整機構
R1〜R3 Oリング(止水部材)

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源が取り付けられる取付面を前端側に有するヒートシンクと、前記ヒートシンクの外周を環状空間を隔てて覆う円筒状の外壁と、前記ヒートシンクと前記外壁との間に設けられて前記環状空間を周方向に区画して前後方向に延びる複数の流路を形成する複数の放熱フィンとを有するアウターガードと、
    円筒状に形成されて前端側にフランジ部を有し、後端側が前記取付面に固定され、内側にフレクターが収納されるインナーボディーと、を備え、
    前記外壁及び前記放熱フィンは、前端側が前記フランジ部近傍まで延長されて、前記フランジ部との間に環状の空気流入口を形成し、
    前記空気流入口は、前記複数の流路に連通している、
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記アウターガードは、前記ヒートシンク、前記外壁、及び前記放熱フィンが一体成形されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記インナーボディーは、内側が止水部材により密閉されるとともに、後端側に内圧調整機構が配設され、
    前記内圧調整機構は、
    前記インナーボディーの内側と前記流路とを連通する連通孔と、
    前記連通孔を覆う内圧調整膜と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記インナーボディーの外周面と前記放熱フィンとの間には間隙が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記外壁は、外周面の直径が、前記フランジ部の外径と同じ又はこれよりも小さくなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の照明器具。
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