JP6309650B2 - 信号送受信装置及び信号送受信方法 - Google Patents

Description

本発明は、信号送受信装置及び信号送受信方法に関する。

ビデオ信号処理速度が速くなるにつれて、超高解像度（ｕｌｔｒａ ｈｉｇｈ ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ；ＵＨＤ）ビデオをエンコーティング／デコーディングする方案が研究されている。既存のＨＤ受信機を用いてＵＨＤビデオを受信したときも、ＵＨＤのみならず、ＨＤビデオを問題なく処理する方案が研究されている。

例えば、４Ｋサイズのビデオを撮影できるカメラ装備や、これをディスプレイできるディスプレイ装置の出現により、現在の放送網を介して４Ｋコンテンツを伝送できる方法が必要である。しかし、現在、４Ｋ放送サービスを行える方法や既存のＨＤ放送との互換性または両立性を考慮しなければならないが、現在まで既存のＨＤ放送と互換しながら４Ｋコンテンツを伝送する方法が全くないという問題がある。

本発明の目的は、超高解像度ビデオ放送サービスを提供しながらも、既存のＨＤ放送と互換可能な信号送受信方法及び信号送受信装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、超高解像度ビデオ放送サービスに必要な付加サービスを提供できる信号送受信方法及び信号送受信装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、超高解像度ビデオ放送サービスに合わせてザブタイトルが表出され得る信号送受信方法及び信号送受信装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、ターゲットとされたサービスがＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスであることをシグナリングすることができるだけでなく、ＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスのリンク情報を送受信して、受信機で識別されたＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスとの間の切り替えも可能なようにする信号送受信方法及び信号送受信装置を提供することにある。

本発明は、信号送受信装置及び信号送受信方法に関する。本発明の一実施例は、ビデオサービスデータをエンコードするステップ（Ｓ１１０）であって、前記ビデオサービスデータはＵＨＤビデオサービスデータを含む、ステップと、シグナリング情報を生成するステップであって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示し、前記サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含み、前記イベント情報又は前記サービス記述情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオ特性情報を含み、前記ビデオ特性情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含む、ステップと、前記シグナリング情報と前記ＵＨＤビデオデータをトランスポートストリームに多重化するステップ（Ｓ１３０）と、前記トランスポートストリームをチャネルコーディングするステップ（Ｓ１４０）と、前記トランスポートストリームを変調し、前記変調されたストリームを伝送するステップ（Ｓ１５０）とを含む信号送信方法を提供する。

前記イベント情報は、ターゲットサービスのタイプを示す情報を含み、イベントにリンクされたサービスがサイマルキャストサービス（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ ｓｅｒｖｉｃｅ）であるか、または時間的に離れたタイムオフ（ｔｉｍｅ−ｏｆｆ）サービスであるかを示す情報を含むことができる。

前記ターゲットサービスのタイプは、前記ＵＨＤビデオサービスデータによるＵＨＤサービスであることを示すことができる。

前記ターゲットサービスのタイプは、前記ＵＨＤビデオサービスデータによるＵＨＤサービスであることを示すことができる。

本発明の他の一実施例は、トランスポートストリームを伝送する放送信号を受信するステップ（Ｓ２１０）と、前記放送信号を復調するステップと、前記復調された放送信号から、トランスポートストリームをシグナリング情報とビデオサービスデータに逆多重化するステップであって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示し、前記サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含み、前記イベント情報又は前記サービス記述情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオ特性情報を含み、前記ビデオ特性情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含む、ステップと、前記シグナリング情報を復号するステップと、前記復号したシグナリング情報に基づいて前記ビデオサービスデータを復号するステップとを含む信号受信方法を提供する。

本発明の他の一実施例は、ビデオサービスデータをエンコードするエンコーダ６１０であって、前記ビデオサービスデータはＵＨＤビデオサービスデータを含む、エンコーダと、シグナリング情報を生成するシグナリング情報符号部６２０であって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示し、前記サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含み、前記イベント情報又は前記サービス記述情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオ特性情報を含み、前記ビデオ特性情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含む、シグナリング情報符号部と、前記シグナリング情報と前記ＵＨＤビデオデータをトランスポートストリームに多重化する多重化部６３０と、前記トランスポートストリームをチャネルコーディングするチャネルコーディング部６４０と、前記トランスポートストリームを変調し、前記変調されたストリームを伝送する伝送部６５０とを含む信号送信装置を提供する。

本発明の他の一実施例は、トランスポートストリームを伝送する放送信号を受信する受信部７０１、前記放送信号を復調する復調部７０５、前記復調された放送信号から、トランスポートストリームをシグナリング情報とビデオサービスデータに逆多重化する逆多重化部７１０であって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示し、前記サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含み、前記イベント情報又は前記サービス記述情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオ特性情報を含み、前記ビデオ特性情報は、前記ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含む、逆多重化部、前記シグナリング情報を復号するシグナリング情報復号部７２０、及び前記復号したシグナリング情報に基づいて前記ビデオサービスデータを復号するビデオデコーダ７３０を含む信号受信装置を提供する。

本発明の実施例によれば、超高解像度ビデオ放送サービスを提供しながらも、既存のＨＤ放送と互換可能である。

本発明の実施例によれば、超高解像度ビデオ放送サービスに必要な付加サービスを提供することができる。

本発明の実施例によれば、超高解像度ビデオ放送サービスに合わせてザブタイトルが表出されるように制御することができる。

本発明の実施例によれば、ターゲットとされたサービスがＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスであることをシグナリングすることができるだけでなく、ＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスのリンク情報を送受信して、受信機で識別されたＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスとの間の切り替えも可能なようにすることができる。

本発明の一実施例に係る信号送信方法の一例を例示した図である。 本発明に係る信号送受信装置の一実施例を例示した図である。 本発明の実施例に係るシグナリング情報を例示した図である。 本発明の実施例に係る他のシグナリング情報を例示した図である。 Ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値によるビデオの特徴を例示した図である。 本発明の実施例に係る他のシグナリング情報を例示した図である。 リンク情報を用いてＵＨＤ放送サービス又はイベントをシグナリングする方法の一例として、ｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれる情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（）で表す）を例示した図である。 本発明に係る他の実施例として、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームをシグナリングする例を開示した図である。 本発明に係る他の実施例としてｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ（）を例示した図である。 シグナリング情報に含まれてリンクされたターゲットサービスをシグナリングする方式を例示した図である。 本発明の実施例によってターゲットサービスのリンク情報を提供する他の一実施例を例示した図である。 本発明の実施例によってターゲットサービスのリンクタイプを例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲット情報においてターゲットサービスの詳細情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるビットデプス情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるカラースペース情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるダイナミックレンジ情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるフレームレート情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるコーデック情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれる３Ｄフォーマット情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報の他の例を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報の更に他の例を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてターゲットサービスのタイプ情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてコーデックタイプ情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてターゲットサービスコーデックのティア情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてダイナミックレンジ情報を例示した図である。 本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてターゲットサービスのカラーガマット情報を例示した図である。 本発明の実施例に係る信号受信装置の一実施例を例示した図である。 本発明に係る信号受信方法の一実施例を例示した図である。 本発明に係る信号送信装置の一実施例を例示した図である。 本発明に係る信号受信装置の一実施例を例示した図である。

以下、本発明を容易に説明できる実施例を図面を参照して説明する。

図１は、本発明の一実施例に係る信号送信方法の一例を例示した図である。

ビデオサービスデータをエンコードする（Ｓ１１０）。ビデオサービスデータはＵＨＤビデオサービスデータを含むことができ、ＵＨＤビデオデータは４Ｋ，８Ｋ，１６Ｋなどの解像度を有することができる。

サービスを記述するサービス記述情報を含むシグナリングデータを生成する（Ｓ１２０）。サービス記述情報は、サービスのタイプを定めるサービスタイプ情報を含むことができる。サービス記述情報は、図３で詳細に述べる。サービスタイプ情報が特定の値を有する場合、そのサービスタイプ情報は、ＵＨＤビデオサービスデータによって提供されるＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示すことができる。

シグナリングデータは、ＵＨＤビデオデータの特性を示す情報を含むことができる。

シグナリング情報は、サービスに関連するイベントに関する情報を提供するイベント情報を含むことができる。シグナリングデータは、現在のサービスとリンクされ得るターゲットサービスに対するリンク情報を含むことができる。これについての詳細な例は、図７、図１１、図２１及び図２２などを参照して説明する。

例えば、シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を有する第１ディスクリプタを含み、サービスタイプが第１コーディング値を有する場合、第１コーディング値は、サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す。

サービス情報は、サービスと関連するイベントに関する情報を含むことができる。イベント情報又はサービス記述情報は第２ディスクリプタを含み、第２ディスクリプタ情報は、ＵＨＤビデオサービスデータのビデオ特性情報を含むことができる。

ビデオ特性情報は、ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含むことができる。

イベント情報は第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、ターゲットサービスのタイプを示す情報を含み、第３ディスクリプタは、イベントにリンクされたサービスがサイマルキャストサービス（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ ｓｅｒｖｉｃｅ）であるか、又は時間的に離れたタイムオフ（ｔｉｍｅ−ｏｆｆ）サービスであるかを示すことができる。

ターゲットサービスのタイプは、ＵＨＤビデオサービスデータによるＵＨＤサービスであることを示すことができる。ターゲットサービスのタイプは、ＵＨＤビデオサービスデータによるＵＨＤサービスであることを示すことができる。イベント情報は、第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、リンクのタイプを示す情報を含むことができる。リンクのタイプを示す情報は、リンクサービスがＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスであることを示すことができる。

シグナリングデータとＵＨＤビデオデータをトランスポートストリームに多重化する（Ｓ１３０）。

多重化されたトランスポートストリームはチャネルコーディングを行う（Ｓ１４０）。

トランスポートストリームを変調し、変調されたストリームを伝送する放送信号を伝送する（Ｓ１５０）。

シグナリング情報は、サービスに関連するイベントに関する情報を提供するイベント情報を含むことができる。イベント情報はディスクリプタを含み、このディスクリプタは、ターゲットサービスのタイプを示す情報を含むことができる。

図２は、本発明に係る信号送受信装置の一実施例を例示した図である。

コンテンツプロバイダー１００は、ＵＨＤビデオをコンテンツとして生成することができる。例えば、４Ｋ ＵＨＤビデオを撮影するカメラなどを用いてＵＨＤ放送サービスを提供するＵＨＤビデオを生成する。

伝送部２００は、ビデオエンコーダ２１０、多重化部２２０、及びチャネルコーディング及び変調部２３０を含む。

ビデオエンコーダ２１０は、超高解像度（ＵＨＤ）ビデオを圧縮してエンコーティングする。例えば、４Ｋ ＵＨＤビデオのエンコーティングのためにＨＥＶＣなどのコーディング方式を使用することができる。

多重化部２２０は、エンコーティングされたＵＨＤビデオのストリームと、オーディオストリームなどの他のストリームと、以下で開示するシグナリング情報とを多重化し、伝送ストリームを出力する。

チャネルコーディング及び変調部２３０は、伝送ストリームをチャネルコーディングして多重化し、これを放送信号として伝送する。

受信部３００は、復調部３１０、逆多重化部３２０、及びビデオデコーダ３３０を含む。

復調部３１０は、伝送された放送信号を受信して復調し、伝送ストリームを出力する。

逆多重化部３２０は、伝送ストリームを逆多重化し、ビデオストリーム、オーディオストリーム及び以下で開示するシグナリング情報を出力することができる。

ビデオデコーダ３３０は、超高解像度（ＵＨＤ）ビデオをデコーディングすることができる。例えば、４Ｋ ＵＨＤビデオＢをデコーディングし、４Ｋ ＵＨＤビデオプロセッシングを行うことができる。例えば、受信機は、デコーディングしたビデオに対する画質処理、フレームレート変換（ｆｒａｍｅ ｒａｔｅ ｃｏｎｖｅｒｓｉｏｎ）などのディスプレイのためのビデオプロセッシングを行うことができる。

例示した送受信システムにおいてチャネル又はＵＨＤ放送サービスが伝送される場合、これをシグナリングする情報を伝達する実施例を開示する。

本発明の実施例によれば、ＵＨＤビデオ放送、例えば、４Ｋ解像度の放送サービスを伝送することができる。ＵＨＤビデオサービスを伝送するチャネルは、例えば、４Ｋ ＵＨＤビデオサービスであることを示す情報を含むことができる。また、本発明の実施例によれば、現在又は未来放送されるイベントが４ＫなどのＵＨＤビデオサービスを含むという情報も伝送する。この場合、ビデオコーディングプロファイルと共に４ＫなどのＵＨＤビデオの要素に対する詳細情報も伝送され得る。

本発明の実施例によれば、ＨＤのような既存のサービス又はイベントと連動する４ＫなどのＵＨＤビデオサービス又はイベントに関する情報を伝達することができる。この場合、連動するチャネルに対するチャネル番号などの番号だけでなく、当該チャネルの物理的な特性などの情報（ｐｈｙｓｉｃａｌ ｍｅｄｉｕｍ ｔｙｐｅ、ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ ｔｙｐｅなど）も伝達することができる。

以下で本発明の実施例をより詳細に説明すると、次の通りである。

図３は、本発明の実施例に係るシグナリング情報を例示した図である。この図面は、シグナリング情報として、ＳＩ（ｓｅｒｖｉｃｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）のＳＤＴ（ｓｅｒｖｉｃｅ ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ ｔａｂｌｅ）を例示する。

ＳＤＴに含まれる情報を説明すると、次の通りである。

ｔａｂｌｅ_ｉｄフィールドは、テーブルの識別子を示す。

ｓｅｃｔｉｏｎ_ｓｙｎｔａｘ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒフィールドは、ＳＤＴテーブルセクションに対して１にセッティングされる１ビットフィールドである。（ｓｅｃｔｉｏｎ_ｓｙｎｔａｘ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ：Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｓｙｎｔａｘ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｉｓ ａ １―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｓｅｔ ｔｏ "１"．）

ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈフィールドは、セクションの長さをバイト数で示す（ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １２―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ，ｔｈｅ ｆｉｒｓｔ ｔｗｏ ｂｉｔｓ ｏｆ ｗｈｉｃｈ ｓｈａｌｌ ｂｅ "００"．Ｉｔ ｓｐｅｃｉｆｉｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｂｙｔｅｓ ｏｆ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ，ｓｔａｒｔｉｎｇ ｉｍｍｅｄｉａｔｅｌｙ ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈ ｆｉｅｌｄ ａｎｄ ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ ｔｈｅ ＣＲＣ．Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈ ｓｈａｌｌ ｎｏｔ ｅｘｃｅｅｄ １ ０２１ ｓｏ ｔｈａｔ ｔｈｅ ｅｎｔｉｒｅ ｓｅｃｔｉｏｎ ｈａｓ ａ ｍａｘｉｍｕｍ ｌｅｎｇｔｈ ｏｆ １ ０２４ ｂｙｔｅｓ．）

ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄフィールドは、伝送システム内の他のマルチプレクサと区別し、このＳＤＴが提供するＴＳ識別子を示す。（ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｓｅｒｖｅｓ ａｓ ａ ｌａｂｅｌ ｆｏｒ ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｏｆ ｔｈｅ ＴＳ，ａｂｏｕｔ ｗｈｉｃｈ ｔｈｅ ＳＤＴ ｉｎｆｏｒｍｓ，ｆｒｏｍ ａｎｙ ｏｔｈｅｒ ｍｕｌｔｉｐｌｅｘ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｄｅｌｉｖｅｒｙ ｓｙｓｔｅｍ．）

ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、このサブテーブルのバージョン番号を示す。（ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ５―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｉｓ ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔｅｄ ｂｙ １ ｗｈｅｎ ａ ｃｈａｎｇｅ ｉｎ ｔｈｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｃａｒｒｉｅｄ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｏｃｃｕｒｓ．Ｗｈｅｎ ｉｔ ｒｅａｃｈｅｓ ｖａｌｕｅ "３１"，ｉｔ ｗｒａｐｓ ａｒｏｕｎｄ ｔｏ "０"．Ｗｈｅｎ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ "１"，ｔｈｅｎ ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｔｈａｔ ｏｆ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔｌｙ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｗｈｅｎ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ "０"，ｔｈｅｎ ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｔｈａｔ ｏｆ ｔｈｅ ｎｅｘｔ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．）

ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒフィールドは、このサブテーブルが現在適用可能であるか、それとも次に適用可能であるかを示す。（ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ：Ｔｈｉｓ １―ｂｉｔ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ，ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "１" ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｉｓ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔｌｙ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｗｈｅｎ ｔｈｅ ｂｉｔ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ "０"，ｉｔ ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｓｅｎｔ ｉｓ ｎｏｔ ｙｅｔ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ａｎｄ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｔｈｅ ｎｅｘｔ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｔｏ ｂｅ ｖａｌｉｄ．）

ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、セクションの番号を示す。（ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ８―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｇｉｖｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ．Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｆｉｒｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ ｉｎ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｓｈａｌｌ ｂｅ "０ｘ００"．Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔｅｄ ｂｙ １ ｗｉｔｈ ｅａｃｈ ａｄｄｉｔｉｏｎａｌ ｓｅｃｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｔｈｅ ｓａｍｅ ｔａｂｌｅ_ｉｄ，ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ，ａｎｄ ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ．）

ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、最後のセクションの番号を示す。（ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ８―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｓｐｅｃｉｆｉｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｌａｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ（ｔｈａｔ ｉｓ，ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｔｈｅ ｈｉｇｈｅｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ） ｏｆ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｏｆ ｗｈｉｃｈ ｔｈｉｓ ｓｅｃｔｉｏｎ ｉｓ ｐａｒｔ．）

ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄフィールドは、伝送システムのネットワークアイディー識別子を示す。（ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｇｉｖｅｓ ｔｈｅ ｌａｂｅｌ ｉｄｅｎｔｉｆｙｉｎｇ ｔｈｅ ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ ｏｆ ｔｈｅ ｏｒｉｇｉｎａｔｉｎｇ ｄｅｌｉｖｅｒｙ ｓｙｓｔｅｍ．）

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄフィールドは、ＴＳ内のサービス識別子を示す。（ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｓｅｒｖｅｓ ａｓ ａ ｌａｂｅｌ ｔｏ ｉｄｅｎｔｉｆｙ ｔｈｉｓ ｓｅｒｖｉｃｅ ｆｒｏｍ ａｎｙ ｏｔｈｅｒ ｓｅｒｖｉｃｅ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ＴＳ．Ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ ｉｓ ｔｈｅ ｓａｍｅ ａｓ ｔｈｅ ｐｒｏｇｒａｍ_ｎｕｍｂｅｒ ｉｎ ｔｈｅ ｃｏｒｒｅｓｐｏｎｄｉｎｇ ｐｒｏｇｒａｍ_ｍａｐ_ｓｅｃｔｉｏｎ．）

ＥＩＴ_ｓｃｈｅｄｕｌｅ_ｆｌａｇフィールドは、サービスに対するＥＩＴスケジュール情報が現在ＴＳにあるかどうかを示すことができる。（ＥＩＴ_ｓｃｈｅｄｕｌｅ_ｆｌａｇ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "１" ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ＥＩＴ ｓｃｈｅｄｕｌｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｆｏｒ ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ｉｓ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ｃｕｒｅｎｔ ＴＳ，ｓｅｅ ＴＲ １０１ ２１１［ｉ．２］ ｆｏｒ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｏｎ ｍａｘｉｍｕｍ ｔｉｍｅ ｉｎｔｅｒｖａｌ ｂｅｔｗｅｅｎ ｏｃｃｕｒｒｅｎｃｅｓ ｏｆ ａｎ ＥＩＴ ｓｃｈｅｄｕｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ）．Ｉｆ ｔｈｅ ｆｌａｇ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ ０ ｔｈｅｎ ｔｈｅ ＥＩＴ ｓｃｈｅｄｕｌｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｆｏｒ ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ｓｈｏｕｌｄ ｎｏｔ ｂｅ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ＴＳ．）

ＥＩＴ_ｐｒｅｓｅｎｔ_ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ_ｆｌａｇフィールドは、現在ＴＳにサービスに対するＥＩＴ_ｐｒｅｓｅｎｔ_ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ情報があるかどうかを示すことができる。（ＥＩＴ_ｐｒｅｓｅｎｔ_ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ_ｆｌａｇ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "１" ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ＥＩＴ_ｐｒｅｓｅｎｔ_ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｆｏｒ ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ｉｓ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔ ＴＳ，ｓｅｅ ＴＲ １０１ ２１１［ｉ．２］ ｆｏｒ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｏｎ ｍａｘｉｍｕｍ ｔｉｍｅ ｉｎｔｅｒｖａｌ ｂｅｔｗｅｅｎ ｏｃｃｕｒｒｅｎｃｅｓ ｏｆ ａｎ ＥＩＴ ｐｒｅｓｅｎｔ／ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｉｆ ｔｈｅ ｆｌａｇ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ ０ ｔｈｅｎ ｔｈｅ ＥＩＴ ｐｒｅｓｅｎｔ／ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｆｏｒ ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ｓｈｏｕｌｄ ｎｏｔ ｂｅ ｐｒｅｓｅｎｔ ｉｎ ｔｈｅ ＴＳ．）

ｒｕｎｎｉｎｇ_ｓｔａｔｕｓフィールドは、ＤＶＢ―ＳＩ文書のテーブル６に定義されたサービスの状態を称することができる。（ｒｕｎｎｉｎｇ_ｓｔａｔｕｓ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ ３―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｉｎｄｉｃａｔｉｎｇ ｔｈｅ ｓｔａｔｕｓ ｏｆ ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ａｓ ｄｅｆｉｎｅｄ ｉｎ ｔａｂｌｅ ６．Ｆｏｒ ａｎ ＮＶＯＤ ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ｔｈｅ ｖａｌｕｅ ｏｆ ｔｈｅ ｒｕｎｎｉｎｇ_ｓｔａｔｕｓ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｓｅｔ ｔｏ "０"．）

ｆｒｅｅ_ＣＡ_ｍｏｄｅフィールドは、サービスの全てのコンポーネントストリームがスクラブルされているかどうかを称する。（ｆｒｅｅ_ＣＡ_ｍｏｄｅ：Ｔｈｉｓ １―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ，ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "０" ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ａｌｌ ｔｈｅ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ ｓｔｒｅａｍｓ ｏｆ ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ ａｒｅ ｎｏｔ ｓｃｒａｍｂｌｅｄ．Ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "１" ｉｔ ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ａｃｃｅｓｓ ｔｏ ｏｎｅ ｏｒ ｍｏｒｅ ｓｔｒｅａｍｓ ｍａｙ ｂｅ ｃｏｎｔｒｌｌｅｄ ｂｙ ａ ＣＡ ｓｙｓｔｅｍ．）

ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ_ｌｏｏｐ_ｌｅｎｇｔｈフィールドは、次に来るディスクリプタの長さを示す。（ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ_ｌｏｏｐ_ｌｅｎｇｔｈ：Ｔｈｉｓ １２―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｇｉｖｅｓ ｔｈｅ ｔｏｔａｌ ｌｅｎｇｔｈ ｉｎ ｂｙｔｅｓ ｏｆ ｔｈｅ ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｄｓｃｒｉｐｔｏｒｓ．）

ＣＲＣ_３２は、ＣＲＣ値を含む３２ビットフィールドである。（ＣＲＣ_３２：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ ３２―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｔｈａｔ ｃｏｎｔａｉｎｓ ｔｈｅ ＣＲＣ ｖａｌｕｅ ｔｈａｔ ｇｉｖｅｓ ａ ｚｅｒｏ ｏｕｔｐｕｔ ｏｆ ｔｈｅ ｒｅｇｉｓｔｅｒｓ ｉｎ ｔｈｅ ｄｅｃｏｄｅｒ．）

ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ_ｌｏｏｐ_ｌｅｎｇｔｈフィールドは、次のディスクリプタの位置に様々なディスクリプタが位置し得、これを用いて当該チャネルにＵＨＤサービスが伝送されるか否かをシグナリングすることができる。

例えば、当該位置のディスクリプタにｓｅｒｖｉｃｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒが位置することができ、これについて詳述すると、次の通りである。以下でｓｅｒｖｉｃｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒについて例示すると、次の通りである。

Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ_ｔａｇは、このディスクリプタを識別する識別子を含むことができ、ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ_ｌｅｎｇｔｈは、ディスクリプタの長さを示す。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｔｙｐｅは、該当のサービスまたはチャンネルにＵＨＤビデオサービスが伝送されるかどうかをシグナリングすることができる。

Ｓｅｒｖｉｃｅ_ｐｒｏｖｉｄｅｒ_ｎａｍｅ_ｌｅｎｇｔｈは、その次のｃｈａｒで表示されるサービスプロバイダー名の長さを示す。

Ｓｅｒｖｉｃｅ_ｎａｍｅ_ｌｅｎｇｔｈは、その次のｃｈａｒで表示されるサービス名の長さを示す。

例えば、次のような値でＵＨＤ放送サービスのｓｅｒｖｉｃｅ_ｔｙｐｅを割り当てることができる。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｔｙｐｅが０ｘ２０である場合は、ＡＶＣ／Ｈ．２６４を使用したＵＨＤデジタルテレビサービス（４Ｋ）を示す。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｔｙｐｅが０ｘ２１である場合は、ＨＥＶＣを使用したＵＨＤデジタルテレビサービス（４Ｋ）を示す。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｔｙｐｅが０ｘ２２である場合は、ＡＶＣ／Ｈ．２６４を使用したＵＨＤデジタルテレビサービス（８Ｋ）を示す。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｔｙｐｅが０ｘ２３である場合は、ＨＥＶＣを使用したＵＨＤデジタルテレビサービス（８Ｋ）を示す。

したがって、本発明の実施例に係るシグナリング情報によると、チャネルでどのようなＵＨＤサービスが伝送されるかに関する情報を得ることができる。この実施例によれば、サービスレベルでＵＨＤサービスをシグナリングすることができる。

図４は、本発明の実施例に係る他のシグナリング情報を例示した図である。この図面は、シグナリング情報として、ＳI（ｓｅｒｖｉｃｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）のＥＩＴ（ｅｖｅｎｔ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｔａｂｌｅ）を例示する。

ｔａｂｌｅ_ｉｄは、テーブル識別子を示す。

ｓｅｃｔｉｏｎ_ｓｙｎｔａｘ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒフィールドは、ＥＩＴテーブルセクションに対して１にセッティングされる１ビットフィールドである。（ｓｅｃｔｉｏｎ_ｓｙｎｔａｘ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ：Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｓｙｎｔａｘ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｉｓ ａ １―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｓｅｔ ｔｏ "１"．）

ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈフィールドは、セクションの長さをバイト数で示す。（ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １２―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ．Ｉｔ ｓｐｅｃｉｆｉｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｂｙｔｅｓ ｏｆ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ，ｓｔａｒｔｉｎｇ ｉｍｍｅｄｉａｔｅｌｙ ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈ ｆｉｅｌｄ ａｎｄ ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ ｔｈｅ ＣＲＣ．Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｌｅｎｇｔｈ ｓｈａｌｌ ｎｏｔ ｅｘｃｅｅｄ ４０９３ ｓｏ ｔｈａｔ ｔｈｅ ｅｎｔｉｒｅ ｓｅｃｔｉｏｎ ｈａｓ ａ ｍａｘｉｍｕｍ ｌｅｎｇｔｈ ｏｆ ４０９６ ｂｙｔｅｓ．）

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄフィールドは、ＴＳ内のサービス識別子を示す。（ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｓｅｒｖｅｓ ａｓ ａ ｌａｂｅｌ ｔｏ ｉｄｅｎｔｉｆｙ ｔｈｉｓ ｓｅｒｖｉｃｅ ｆｒｏｍ ａｎｙ ｏｔｈｅｒ ｓｅｒｖｉｃｅ ｗｉｔｈｉｎ ａ ＴＳ．Ｔｈｅ ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ ｉｓ ｔｈｅ ｓａｍｅ ａｓ ｔｈｅ ｐｒｏｇｒａｍ_ｎｕｍｂｅｒ ｉｎ ｔｈｅ ｃｏｒｒｅｓｐｏｎｄｉｎｇ ｐｒｏｇｒａｍ_ｍａｐ_ｓｅｃｔｉｏｎ．）

ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、このサブテーブルのバージョン番号を示す。（ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ５―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｉｓ ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔｅｄ ｂｙ １ ｗｈｅｎ ａ ｃｈａｎｇｅ ｉｎ ｔｈｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｃａｒｒｉｅｄ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｏｃｃｕｒｓ．Ｗｈｅｎ ｉｔ ｒｅａｃｈｅｓ ｖａｌｕｅ ３１，ｉｔ ｗｒａｐｓ ａｒｏｕｎｄ ｔｏ ０．Ｗｈｅｎ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ "１"，ｔｈｅｎ ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｔｈａｔ ｏｆ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔｌｙ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｗｈｅｎ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ "０"，ｔｈｅｎ ｔｈｅ ｖｅｒｓｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｔｈａｔ ｏｆ ｔｈｅ ｎｅｘｔ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．）

ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒフィールドは、このサブテーブルが現在適用可能であるか、それとも次に適用可能であるかを示す。（ｃｕｒｒｅｎｔ_ｎｅｘｔ_ｉｎｄｉｃａｔｏｒ：Ｔｈｉｓ １―ｂｉｔ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ，ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "１" ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｉｓ ｔｈｅ ｃｕｒｒｅｎｔｌｙ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｗｈｅｎ ｔｈｅ ｂｉｔ ｉｓ ｓｅｔ ｔｏ "０"，ｉｔ ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｓｅｎｔ ｉｓ ｎｏｔ ｙｅｔ ａｐｐｌｉｃａｂｌｅ ａｎｄ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｔｈｅ ｎｅｘｔ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｔｏ ｂｅ ｖａｌｉｄ．）

ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、セクションの番号を示す。（ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ８―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｇｉｖｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ．Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｆｉｒｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ ｉｎ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｓｈａｌｌ ｂｅ "０ｘ００"．Ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔｅｄ ｂｙ １ ｗｉｔｈ ｅａｃｈ ａｄｄｉｔｉｏｎａｌ ｓｅｃｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｔｈｅ ｓａｍｅ ｔａｂｌｅ_ｉｄ，ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ，ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ，ａｎｄ ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ．Ｉｎ ｔｈｉｓ ｃａｓｅ，ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｍａｙ ｂｅ ｓｔｒｕｃｔｕｒｅｄ ａｓ ａ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｓｅｇｍｅｎｔｓ．Ｗｉｔｈｉｎ ｅａｃｈ ｓｅｇｍｅｎｔ ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｓｈａｌｌ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔ ｂｙ １ ｗｉｔｈ ｅａｃｈ ａｄｄｉｔｉｏｎａｌ ｓｅｃｔｉｏｎ，ｂｕｔ ａ ｇａｐ ｉｎ ｎｕｍｂｅｒｉｎｇ ｉｓ ｐｅｒｍｉｔｔｅｄ ｂｅｔｗｅｅｎ ｔｈｅ ｌａｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ ｏｆ ａ ｓｅｇｍｅｎｔ ａｎｄ ｔｈｅ ｆｉｒｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ ｏｆ ｔｈｅ ａｄｊａｃｅｎｔ ｓｅｇｍｅｎｔ．）

ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、最後のセクションの番号を示す。（ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ８―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｓｐｅｃｉｆｉｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｌａｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ（ｔｈａｔ ｉｓ，ｔｈｅ ｓｅｃｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｔｈｅ ｈｉｇｈｅｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ） ｏｆ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ ｏｆ ｗｈｉｃｈ ｔｈｉｓ ｓｅｃｔｉｏｎ ｉｓ ｐａｒｔ．）

ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄフィールドは、伝送システム内の他のマルチプレクスと区別し、このＳＤＴが提供するＴＳ識別子を示す。（ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｗｈｉｃｈ ｓｅｒｖｅｓ ａｓ ａ ｌａｂｅｌ ｆｏｒ ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｏｆ ｔｈｅ ＴＳ，ａｂｏｕｔ ｗｈｉｃｈ ｔｈｅ ＥＩＴ ｉｎｆｏｒｍｓ，ｆｒｏｍ ａｎｙ ｏｔｈｅｒ ｍｕｌｔｉｐｌｅｘ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｄｅｌｉｖｅｒｙ ｓｙｓｔｅｍ．）

ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄフィールドは、伝送システムのネットワークアイディー識別子を示す。（ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｇｉｖｅｓ ｔｈｅ ｌａｂｅｌ ｉｄｅｎｔｉｆｙｉｎｇ ｔｈｅ ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ ｏｆ ｔｈｅ ｏｒｉｇｉｎａｔｉｎｇ ｄｅｌｉｖｅｒｙ ｓｙｓｔｅｍ．）

ｓｅｇｍｅｎｔ_ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒフィールドは、このサブテーブルのこのセグメントの最後のセクション番号を示す。（ｓｅｇｍｅｎｔ_ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ：Ｔｈｉｓ ８―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｓｐｅｃｉｆｉｅｓ ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｌａｓｔ ｓｅｃｔｉｏｎ ｏｆ ｔｈｉｓ ｓｅｇｍｅｎｔ ｏｆ ｔｈｅ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅ．Ｆｏｒ ｓｕｂ_ｔａｂｌｅｓ ｗｈｉｃｈ ａｒｅ ｎｏｔ ｓｅｇｍｅｎｔｅｄ，ｔｈｉｓ ｆｉｅｌｄ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｓｅｔ ｔｏ ｔｈｅ ｓａｍｅ ｖａｌｕｅ ａｓ ｔｈｅ ｌａｓｔ_ｓｅｃｔｉｏｎ_ｎｕｍｂｅｒ ｆｉｅｌｄ．）

ｌａｓｔ_ｔａｂｌｅ_ｉｄフィールドは、最後のテーブルアイディーを識別する。（ｌａｓｔ_ｔａｂｌｅ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ ８―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｓ ｔｈｅ ｌａｓｔ ｔａｂｌｅ_ｉｄ ｕｓｅｄ（ｓｅｅ ｔａｂｌｅ２）．）

ｅｖｅｎｔ_ｉｄフィールドは、イベントの識別番号を示す。（ｅｖｅｎｔ_ｉｄ：Ｔｈｉｓ １６―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｃｏｎｔａｉｎｓ ｔｈｅ ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｔｈｅ ｄｅｓｃｒｉｂｅｄ ｅｖｅｎｔ（ｕｎｉｑｕｅｌｙ ａｌｌｏｃａｔｅｄ ｗｉｔｈｉｎ ａ ｓｅｒｖｉｃｅ ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）．）

ｓｔａｒｔ_ｔｉｍｅフィールドは、イベントの開始時間を含む。（ｓｔａｒｔ_ｔｉｍｅ：Ｔｈｉｓ ４０―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｃｏｎｔａｉｎｓ ｔｈｅ ｓｔａｒｔ ｔｉｍｅ ｏｆ ｔｈｅ ｅｖｅｎｔ ｉｎ Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｉｍｅ，Ｃｏ―ｏｒｄｉｎａｔｅｄ（ＵＴＣ）ａｎｄ Ｍｏｄｉｆｉｅｄ Ｊｕｌｉａｎ Ｄａｔｅ（ＭＪＤ）（ｓｅｅ ａｎｎｅｘ Ｃ）．Ｔｈｉｓ ｆｉｅｌｄ ｉｓ ｃｏｄｅｄ ａｓ １６ ｂｉｔｓ ｇｉｖｉｎｇ ｔｈｅ １６ ＬＳＢｓ ｏｆ ＭＪＤ ｆｏｌｌｏｗｅｄ ｂｙ ２４ ｂｉｔｓ ｃｏｄｅｄ ａｓ ６ ｄｉｇｉｔｓ ｉｎ ４―ｂｉｔ Ｂｉｎａｒｙ Ｃｏｄｅｄ Ｄｅｃｉｍａｌ（ＢＣＤ）．Ｉｆ ｔｈｅ ｓｔａｒｔ ｔｉｍｅ ｉｓ ｕｎｄｅｆｉｎｅｄ（ｅ．ｇ．ｆｏｒ ａｎ ｅｖｅｎｔ ｉｎ ａ ＮＶＯＤ ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ ｓｅｒｖｉｃｅ） ａｌｌ ｂｉｔｓ ｏｆ ｔｈｅ ｆｉｅｌｄ ａｒｅ ｓｅｔ ｔｏ "１"．）

ｒｕｎｎｉｎｇ_ｓｔａｔｕｓフィールドは、ＤＶＢ ＳＩ文書のｔａｂｌｅ６に定義されたイベントの状態を示す。（ｒｕｎｎｉｎｇ_ｓｔａｔｕｓ：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ ３―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｉｎｄｉｃａｔｉｎｇ ｔｈｅ ｓｔａｔｕｓ ｏｆ ｔｈｅ ｅｖｅｎｔ ａｓ ｄｅｆｉｎｅｄ ｉｎ ｔａｂｌｅ ６．Ｆｏｒ ａｎ ＮＶＯＤ ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ ｅｖｅｎｔ ｔｈｅ ｖａｌｕｅ ｏｆ ｔｈｅ ｒｕｎｎｉｎｇ_ｓｔａｔｕｓ ｓｈａｌｌ ｂｅ ｓｅｔ ｔｏ "０"．）

ｆｒｅｅ_ＣＡ_ｍｏｄｅフィールドは、サービスの全てのコンポーネントストリームがスクラブルされているかどうかを称する。（ｆｒｅｅ_ＣＡ_ｍｏｄｅ：Ｔｈｉｓ １―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ，ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "０" ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ａｌｌ ｔｈｅ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ ｓｔｒｅａｍｓ ｏｆ ｔｈｅ ｅｖｅｎｔ ａｒｅ ｎｏｔ ｓｃｒａｍｂｌｅｄ．Ｗｈｅｎ ｓｅｔ ｔｏ "１" ｉｔ ｉｎｄｉｃａｔｅｓ ｔｈａｔ ａｃｃｅｓｓ ｔｏ ｏｎｅ ｏｒ ｍｏｒｅ ｓｔｒｅａｍｓ ｉｓ ｃｏｎｔｒｏｌｌｄ ｂｙ ａ ＣＡ ｓｙｓｔｅｍ．）

ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ_ｌｏｏｐ_ｌｅｎｇｔｈフィールドは、次に来るディスクリプタの長さを示す。（ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ_ｌｏｏｐ_ｌｅｎｇｔｈ：Ｔｈｉｓ １２―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｇｉｖｅｓ ｔｈｅ ｔｏｔａｌ ｌｅｎｇｔｈ ｉｎ ｂｙｔｅｓ ｏｆ ｔｈｅ ｆｏｌｌｏｗｉｎｇ ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ．）

ＣＲＣ_３２は、ＣＲＣ値を含む３２ビットフィールドである。（ＣＲＣ_３２：Ｔｈｉｓ ｉｓ ａ ３２―ｂｉｔ ｆｉｅｌｄ ｔｈａｔ ｃｏｎｔａｉｎｓ ｔｈｅ ＣＲＣ ｖａｌｕｅ ｔｈａｔ ｇｉｖｅｓ ａ ｚｅｒｏ ｏｕｔｐｕｔ ｏｆ ｔｈｅ ｒｅｇｉｓｔｅｒｓ ｉｎ ｔｈｅ ｄｅｃｏｄｅｒ．）

ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓ_ｌｏｏｐ_ｌｅｎｇｔｈフィールドは、次のディスクリプタの位置にｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒを含むことができる。

コンポーネントディスクリプタは、ＥＩＴ（またはＳＤＴのディスクリプタループ）に位置しながら、該当のイベントに含まれたビデオ（及びオーディオ）ストリームの特徴を知らせる。受信機は、この情報を用いて該当のイベントをデコーディングできるかどうかを判断することができる。

受信機は、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ内のｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールド及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドを用いてＵＨＤビデオストリームの特徴に対する情報をシグナリングすることができる。すなわち、ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドを用いて該当のイベント（またはサービス）に含まれたビデオストリームのコーデック種類を含むビデオの特徴を把握することができる。

ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒは、このディスクリプタを識別する識別子が含まれるｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ_ｔａｇ、ディスクリプタの長さを示すｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ_ｌｅｎｇｔｈを含む。

Ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドは、ストリームのタイプを示し、Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドは、ビデオまたはオーディオデータタイプを示す。これら二つのフィールドによるストリームまたはコンポーネントのタイプの組み合わせは、後で詳細に説明する。

Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔａｇは、ストリーム識別子ディスクリプタ（ｓｔｒｅａｍ ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）のｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔａｇフィールドと同一の値を有する。

ＩＳＯ_６３９_ｌａｎｇｕａｇｅ_ｃｏｄｅフィールドは、コンポーネントの言語を識別する。Ｔｅｘｔ_ｃｈａｒフィールドは、コンポーネントストリームのテキスト説明を示す。

Ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドを用いてＵＨＤビデオストリームの特徴に対する情報をシグナリングすることができる。したがって、受信機は、受信されたＳＤＴのｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドを用いて該当のイベント（またはサービス）に含まれたＵＨＤビデオストリームのコーデック種類などを含むビデオの特徴を知った後、これを用いてサービスを表出することができる。本発明の実施例によれば、イベントレベルでＵＨＤサービスをシグナリングすることができる。

図５は、上述したＳｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値によるビデオの特徴を例示した図である。例えば、本実施例は、４：２：０サンプリングのクロマフォーマットのビデオを伝送するストリームを基準にしてビデオの各特徴を例示した。

例えば、特定のストリームに対してｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドが０ｘ０５である場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ９０であると、そのストリームで伝送されるコンポーネントは、Ｈ．２６４／ＡＶＣコーデック、解像度４Ｋ ＵＨＤビデオで、アスペクト比１６：９、フレームレート２５Ｈｚのビデオデータを示す。

ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドが０ｘ０５である場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ９１であると、そのストリームで伝送されるコンポーネントは、Ｈ．２６４／ＡＶＣコーデック、解像度４Ｋ ＵＨＤビデオで、アスペクト比１６：９以上のワイドスクリーン画面比、フレームレート２５Ｈｚのビデオデータを示す。

ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドが０ｘ０５である場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ９２であると、そのストリームで伝送されるコンポーネントは、Ｈ．２６４／ＡＶＣコーデック、解像度４Ｋ ＵＨＤビデオで、アスペクト比１６：９、フレームレート３０Ｈｚのビデオデータを示す。

ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドが０ｘ０５である場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ９３であると、そのストリームで伝送されるコンポーネントは、Ｈ．２６４／ＡＶＣコーデック、解像度４Ｋ ＵＨＤビデオで、アスペクト比１６：９以上のワイドスクリーン画面比、フレームレート３０Ｈｚのビデオデータを示す。

これと同様に、特定のストリームに対してｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドが０ｘ０９である場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ０１であると、そのストリームで伝送されるコンポーネントは、ＨＥＶＣコーデック、解像度４Ｋ ＵＨＤビデオで、アスペクト比１６：９、フレームレート２５Ｈｚ、ビット深度フォーマット８ビットのビデオデータを示す。

そして、これと同様に、特定のストリームに対してｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドが０ｘ０９である場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ０２であると、そのストリームで伝送されるコンポーネントは、ＨＥＶＣコーデック、解像度４Ｋ ＵＨＤビデオで、アスペクト比１６：９以上のワイドスクリーン画面比、フレームレート２５Ｈｚ、ビット深度フォーマット８ビットのビデオデータを示す。

その他のビデオコンポーネントによって伝送されるビデオの各特徴は、この図面で例示したようにシグナリングすることができる。

この実施例は、４：２：０クロマフォーマットのビデオストリームを基準にして例示した。例示したリストを拡張して１２―ビットモードも追加することができ、その場合、例えば、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅ値は、コーデック、解像度、アスペクト比及びフレームレートの組み合わせによって０ｘ１１〜０ｘ１８の値を有することができる。

４：２：２クロマフォーマットのビデオストリームを例に挙げる場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅ値としては、コーデック、解像度、アスペクト比及びフレームレートの組み合わせによって０ｘ１９〜０ｘ３０の値を割り当てることができる。

これと同様に、８Ｋ ＵＨＤビデオストリームを例に挙げる場合、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅ値としては、コーデック、解像度、アスペクト比及びフレームレートの組み合わせによって０ｘ３１〜０ｘ６０の値を割り当てることができる。

この例において割り当てられた値は例示的な値であり、他の値が割り当てられてもよい。本発明の実施例によれば、Ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値の組み合わせに基づいて、ＵＨＤビデオのコーデック情報を伝送することができる。ＵＨＤビデオのコーデック情報はＨＥＶＣ ４Ｋ情報などを含むことができる。

また、ＥＩＴ又はＳＤＴのＳｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値の組み合わせに基づいて、アスペクト比（ａｓｐｅｃｔ ｒａｔｉｏ）情報を記述することができる。アスペクト比情報は、１６：９、ワイドスクリーンなどを含むことができる。

本発明の実施例によれば、Ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔ及びｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールド値の組み合わせに基づいて、フレームレート情報やビットデプス情報を記述することができる。フレームレート情報は、２５Ｈｚ、３０Ｈｚ、５０Ｈｚ、６０Ｈｚ情報などを記述することができ、ビットデプス情報は８ビット、１０ビットなどの情報を記述することができる。

次の例は、イベントレベルで現在の放送に対応するＵＨＤ放送に対する情報をシグナリングする例を開示する。

図６は、本発明の実施例に係る他のシグナリング情報を例示した図である。同図は、ＳＩ（ｓｅｒｖｉｃｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）のＥＩＴ（ｅｖｅｎｔ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｔａｂｌｅ）に含まれるリンク情報の一例として、ｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ（）を例示した図である。

ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄフィールドは、情報サービスを含むＴＳを識別する識別子であって、ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄフィールドは、情報サービスの本来の伝送システムのネットワーク識別子を示す。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄフィールドは、ＴＳ内の情報サービスを識別する。

ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールドは、情報サービスなどを連結するリンケージタイプを示す。

現在、使用者が視聴する放送サービスに対応するＵＨＤ放送に対する情報を知らせる他の実施例は、次の通りである。

ターゲットサービスをシグナリングすることができるリンク情報を提供する第１の例として、例えば、既存のイベント又はサービスに対応するＵＨＤイベント／サービスを知らせるとき、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ値に新たな割当値０ｘ０Ｆを使用することができる。これと同様に、ＵＨＤイベント又はサービスで対応するＨＤサービスや３Ｄサービスなどを知らせるときは０ｘ０Ｅを使用することができる。

ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールドが０ｘ０Ｆである場合、ＵＨＤイベント／サービスをシグナリングすることができる情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））が含まれてもよい。ＵＨＤイベント／サービスをシグナリングすることができるディスクリプタについては、以下の図面を参照して詳述する。

ターゲットサービスをシグナリングすることができるリンク情報を提供する他の例として、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールドが０ｘ０Ｆである場合、ＵＨＤイベント／サービスをシグナリングするために、上述した情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））の代わりに他の形式の情報（ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））を用いることもできる。すなわち、ターゲット又はリンクされたイベント／サービスがＵＨＤサービスであることをシグナリングするために、新たなｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ値（例えば、０ｘ０Ｆ）を割り当て、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅとｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ値の組み合わせを用いて、ターゲット又はリンクされたイベント／サービスがＵＨＤサービスであることを示すことができる。このような場合、既存の情報を活用できるため、互換性をより一層確保することができる。

ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値に応じて追加される情報（ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））を用いて、ターゲット又はリンクされたイベント／サービスがＵＨＤサービスであることを示す場合、その情報に追加されるｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドを用いてＵＨＤサービスを示すことができる。しかし、ＥＩＴに含まれ得る情報であるｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（）のｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドは２ビットであるため、ＵＨＤサービスに対する詳細なプロファイル情報を簡略にシグナリングするようにすることができる。このような場合、例えば、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが０である場合、４Ｋ ＵＨＤ、８ビット、４：２：０サンプリングのビデオをシグナリングし、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが１である場合、４Ｋ ＵＨＤ、１０ビット、４：２：２サンプリングのビデオをシグナリングし、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが２である場合、４Ｋ ＵＨＤ、１２ビット、４：２：２サンプリングのビデオをシグナリングするようにすることができる。これについての詳細な例は後述する。

ターゲットサービスをシグナリングすることができるリンク情報を提供する他の例として、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドを用いる代わりに、ＵＨＤと関連する詳細な情報を追加する実施例が可能である。これについては、それぞれ図１１、図２１、及び図２２で詳細に説明する。ターゲットサービスがＵＨＤサービスである場合にリンク情報を提供できるそれぞれの実施例は、以下で詳細に開示する。

図７は、リンク情報を用いてＵＨＤ放送サービス又はイベントをシグナリングする方法の一例として、上記で例示したｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれる情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（）で表す）を例示する。

例えば、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールドが０ｘ０Ｆである場合、ターゲットサービスであるＵＨＤ放送サービス又はイベントをシグナリングする情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））が、リンク情報であるｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれてもよい。

ｎｕｍ_ｌｉｎｋ_ｅｖｅｎｔフィールドは、リンクの数を示すことができる。

ｌｉｎｋ_ｓｉｍｕｌｃａｓｔフィールドは、対応するイベント又はサービスが現在のイベント／サービスと同時に放送されるかどうかを知らせる。例えば、この値が「１」である場合、時間差なく同時に放送されることを示す。したがって、イベントにリンクされたサービスがサイマルキャストサービス（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ ｓｅｒｖｉｃｅ）であるか、又は時間的に離れたタイムオフ（ｔｉｍｅ−ｏｆｆ）サービスであるかを示すことができる。

ｌｉｎｋ_ｄｅｌｉｖｅｒｙ_ｔｙｐｅフィールドは、対応するイベントまたはサービスが放送される経路の種類を示すことができる（地上波、衛星、ケーブル、ＩＰなど）。対応するイベントまたはサービスが同一の経路、または同一の方式であると、「００１」の値を指定することができる。

一方、同一の経路であるとしても、伝送パラメーター（例えば、モジュレーション方式と関連するパラメーターなど）が異なる場合、経路に該当する情報を指定できるが（例えば、「０１０」と「１００」との間の値）、ｄｅｌｉｖｅｒｙ_ｄｅｔａｉｌ_ｉｎｆｏ（）を通じて詳細なパラメーター情報をシグナリングすることができる。ここで、ｌｉｎｋ_ｄｅｌｉｖｅｒｙ_ｔｙｐｅフィールドは、同一のイベントの同一の伝送経路、ケーブル、ＩＰまたは地上波などをシグナリングすることができる。

ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅは、対応するイベントまたはサービスのサービスタイプを示す。例えば、各値によって下記のようなＵＨＤビデオの情報を示すことができる。

‘００１’―４Ｋ ＵＨＤ、８―ビット、４：２：０
‘０１０’―４Ｋ ＵＨＤ、１０―ビット、４：２：０
‘０１１’―４Ｋ ＵＨＤ、１０―ビット、４：２：２

そして、ｌｉｎｋ_ｅｖｅｎｔ_ｉｄ、ｌｉｎｋ_ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ、ｌｉｎｋ_ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ、ｌｉｎｋ_ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄフィールドは、それぞれ対応するイベントまたはサービスに対するイベント識別子（ｅｖｅｎｔ_ｉｄ）、ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ、ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ、ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄをそれぞれ示す。

ｄｅｌｉｖｅｒｙ_ｄｅｔａｉｌ_ｉｎｆｏ（）は、リンクされるイベントまたはサービスに対する物理伝送パラメーターを示すが、例えば、これを用いて伝送されるイベントデータのモジュレーション方式、周波数情報、ＦＥＣ方式などの情報をシグナリングすることができる。

ｔｉｍｅ_ｓｈｉｆｔ_ｄｅｔａｉｌ_ｉｎｆｏ（）は、リンクされるイベントまたはサービスと現在のイベントまたはサービスとの間に時間差が存在する場合、その時間情報に対する情報をシグナリングする。実施例を用いて、分単位でどれほど時間が経過した後で放送されるかなどを知らせるフィールドを含むことができる。この値をシグナリングする他の例として、ｅｖｅｎｔ_ｉｄと、このｅｖｅｎｔ_ｉｄで識別されるイベントに対する時間情報を関連ＥＩＴから参照することもできる。

図８は、本発明に係る他の実施例として、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームをシグナリングする例を開示する。

ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔの値とｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅ値を用いると、ＵＨＤビデオを表出できるモニター上でディスプレイされるサブタイトルを伝送するコンポーネントを識別することができる。ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔが０ｘ０３で、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅが０ｘ１６である場合、該当のサブタイトルは、４Ｋ ＵＨＤ解像度のザブタイトルストリームになり得る。

そして、エレメンタリーストリーム（ＥＳ）のタイプ値が０ｘ０６である場合、ザブタイトルを伝送するストリームになるが、この場合、図９で例示したように、ｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ（）をＰＭＴのディスクリプタの位置に含むことができる。

図９は、本発明に係る他の実施例として、サブタイトルストリームを記述するシグナリング情報の一例であるｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ（）を例示する。

ｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ（）は、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームを記述するシグナリング情報であって、ＰＭＴなどに位置することができる。Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ_ｔａｇ又はｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ_ｌｅｎｇｔｈは、それぞれ当該ディスクリプタの識別子及び長さを示す。

ＩＳＯ_６３９_ｌａｎｇｕａｇｅ_ｃｏｄｅフィールドは、ザブタイトルの言語のキャラクター言語コードを示す。

ｓｕｂｔｉｔｌｉｎｇ_ｔｙｐｅフィールドは、ディスプレイとザブタイトルコンテンツに対する情報を示す。例えば、ｓｕｂｔｉｔｌｉｎｇ_ｔｙｐｅが０ｘ１６であると、該当のサブタイトルは４Ｋ ＵＨＤ解像度のザブタイトルストリームになり得る。

ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｐａｇｅ_ｉｄフィールドは、コンポジションページを識別する情報を示す。

ａｎｃｉｌｌａｒｙ_ｐａｇｅ_ｉｄフィールドは、付加（選択）ページを識別する情報を示す。

そして、３８４０ｘ２１６０サイズのＵＨＤサービスに対してサブタイトルのサイズがＨＤ解像度（１９２０ｘ１０８０）を有する場合、サブタイトルに対するウィンドウ定義のためのパラメーターは、サブタイトルストリーム内で次のように定義することができる。

ディスプレイの最も左側のピクセルに相対的に位置するザブタイトルの最も左側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍｉｎｉｍｕｍ）は、９６０と定義することができる。

ディスプレイの最も右側のピクセルに相対的に位置するザブタイトルの最も右側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍｉｎｉｍｕｍ）は、２８７９と定義することができる。

ディスプレイの最も上側のピクセルに相対的に位置するザブタイトルの最も上側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｖｅｒｔｉｃａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍｉｎｉｍｕｍ）は、５４０と定義することができる。

ディスプレイの最も下側のピクセルに相対的に位置するザブタイトルの最も下側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｖｅｒｔｉｃａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍａｘｉｍｕｍ）は、１６１９と定義することができる。これら値は、ＵＨＤサービスの解像度の大きさによってそれぞれ変わり得る。

以下では、前記で開示したターゲットサービスに対するリンク情報を提供することができる実施例を、それぞれ図面を参照して詳細に説明する。

図１０は、シグナリング情報に含まれてリンクされたターゲットサービスをシグナリングする方式を例示した図である。

上述したように、ＥＩＴに含まれるディスクリプタであるｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれるｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ、及びｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ内の詳細なリンク情報（例えば、上述したａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））に含まれるｌｉｎｋ_ｔｙｐｅを用いると、現在のサービスとリンクされたサービス／イベントを識別することができる。この例において、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅが０ｘ０Ｅであり、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅがそれぞれ０〜３である場合、ターゲットサービスが、それぞれＳＤサービス、ＨＤサービス、ｆｒａｍｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ ｐｌａｎｏ−ｓｔｅｒｅｏｓｃｏｐｉｃサービス、ｓｅｒｖｉｃｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ ｐｌａｎｏ−ｓｔｅｒｅｏｓｃｏｐｉｃ ＭＶＣサービスであることを示す。

ところが、前記のようなシグナリング方式を用いれば、ターゲットサービスがＵＨＤサービスである場合、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅに割り当てられるビット数が制限されるため、ターゲットサービスをより詳細に記述するためには追加情報が必要となることもある。

例えば、新たな値のｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅを有する追加的なｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒをＥＩＴが含むようにし、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドの値と新たなｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ値を用いて、ターゲットされた又はリンクされたＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスを識別するようにすることができる。

または、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドの代わりに、ＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスを識別できる追加的なフィールドを含むようにして、ターゲットされた（又はリンクされた）ＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスのサービス情報（Ｆｒａｍｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ、３Ｄ−Ｓｅｒｖｉｃｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ、ＵＨＤ）、コーデック情報（ＭＰＥＧ−２、Ｈ．２６４／ＡＶＣ、Ｈ．２６５／ＨＥＶＣ、…）、ビデオ関連情報（Ｖｉｄｅｏ ｐｒｏｆｉｌｅ、ｌｅｖｅｌ、ｔｉｅｒ、Ｄｙｎａｍｉｃ ｒａｎｇｅ、Ｃｏｌｏｕｒ ｇａｍｕｔ、Ｖｉｄｅｏ ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ、Ｆｒａｍｅ ｒａｔｅ、Ｂｉｔ−ｄｅｐｔｈ、Ｄｉｓｐｌａｙ ａｓｐｅｃｔ ｒａｔｉｏ）などの情報をシグナリングすることができる。具体的な実施例については、以下で詳述する。以下で開示する実施例によれば、ターゲットされたサービスがＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスであることをシグナリングすることができるだけでなく、ＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスのリンク情報を送受信して、受信機で識別されたＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスとの間の切り替えも可能なようにすることができる。

図１１は、本発明の実施例によってターゲットサービスのリンク情報を提供する他の一実施例を例示した図である。

同図で例示した情報は、新たなｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ値（例えば、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅ＝＝０ｘ０Ｆ）によるターゲットサービス情報であって、ａｄｄｉｔｉｏｎａｌ_ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（）は、ＥＩＴに含まれるか、又はＥＩＴのリンク情報であるｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれ得るターゲットサービスのリンクシグナリング情報である。

ｔａｒｇｅｔ_ｅｖｅｎｔ_ｉｄフィールドは、ターゲットイベントの識別子を示し、ｔａｒｇｅｔ_ｌｉｓｔｅｄフィールドは、ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ、ｔｒａｎｓｐｏｒｔ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｄ、及びｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄによって定義されたサービスがＳＤＴに含まれるか否かを示す。

ｅｖｅｎｔ_ｓｉｍｕｌｃａｓｔフィールドは、ターゲットイベントとソースイベントが同時に伝送（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ）されるかを示す。

ｔａｒｇｅｔ_ｉｄ_ｔｙｐｅフィールドは、ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ_ｆｌａｇフィールド及びｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ_ｆｌａｇフィールドと共に、ターゲットサービス又は各サービスを識別するのに使用することができる。

ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ_ｆｌａｇフィールドは、ターゲットサービスを決定する場合、ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄの代わりにｔａｒｇｅｔ_ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄフィールドを使用しなければならないか否かを示す。

ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ_ｆｌａｇフィールドは、ターゲットサービスを決定する場合、ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄの代わりにｔａｒｇｅｔ_ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄを使用しなければならないか否かを示す。

一方、ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのリンクタイプを示すことができる。このフィールドの値については、後で詳細に例示する。

ｓｔｒｅａｍ_ｉｎｆｏ_ｄｅｔａｉｌｓ_ｆｌａｇは、各ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドのための追加情報が含まれるか否かを示し、含まれる場合（ｓｔｒｅａｍ_ｉｎｆｏ_ｄｅｔａｉｌｓ_ｆｌａｇ＝＝１）、以下で説明するターゲットサービスのストリーム情報に関する情報が含まれてもよい。

例えば、ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールド値に基づいてターゲットサービスがＵＨＤサービスである場合、そのＵＨＤサービスストリームに対する情報（ｕｈｄ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｎｆｏ_ｄｅｔａｉｌｓ（））が含まれるか、又はターゲットサービスが３Ｄサービスである場合、３Ｄサービスストリームに対する情報が含まれてもよい。これについては、後で詳細に例示する。

したがって、ｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ内のｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド（例えば、０ｘ０Ｅ又は０ｘ０Ｆ）、及びそのｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値に応じて含まれるリンク情報内のｌｉｎｋ_ｔｙｐｅを用いると、リンクサービスがＵＨＤ又は／及び３ＤＴＶサービスであることをシグナリングすることができる。

図１２は、本発明の実施例によってターゲットサービスのリンクタイプを例示した図である。ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールド値に応じてターゲットサービスのリンクタイプは、ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ １、ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ ２、ＵＨＤ−２、３ＤＴＶ ｐｈａｓｅ １、３ＤＴＶ ｐｈａｓｅ ２ａ，３ＤＴＶ ｐｈａｓｅ ２ｂ、３ＤＴＶ ｐｈａｓｅ ３を示す。この情報は、それぞれのｐｈａｓｅがＵＨＤ又は／及び３ＤＴＶに対するサービスレベルフェーズ（ｐｈａｓｅ）を示すもので、ＵＨＤ又は／及び３ＤＴＶの規格内容とそれぞれ対応することができる。

以下において、ターゲットサービスの詳細情報を示すために、ｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ内にリンクされるサービスの詳細情報を含むようにすることができる。ここで、リンクされたターゲットサービスの詳細情報を示すディスクリプタはＸＸ_ｓｔｒｅａｍ_ｉｎｆｏ_ｄｅｔａｉｌｓとして表現したが、ターゲットサービスに応じてディスクリプタの名称が変更可能なようにした。

図１３は、本発明の実施例に係るターゲット情報においてターゲットサービスの詳細情報を例示した図である。ターゲットサービスがＵＨＤサービスである場合、そのＵＨＤサービスストリームに対する詳細情報の例を示す。

ターゲットサービスがＵＨＤサービスである場合、ターゲットサービスの詳細情報は、ｕｈｄ_ｂｉｔ_ｄｅｐｔｈフィールド、ｕｈｄ_ｃｏｌｏｒ_ｓｐａｃｅフィールド、ｕｈｄ_ｃｈｒｏｍａ_ｓｕｂ_ｓａｍｐｌｉｎｇフィールド、ｕｈｄ_ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅフィールド、ｕｈｄ_ｆｒａｍｅ_ｒａｔｅフィールド、ｕｈｄ１_ｐｈａｓｅ１_ｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｔｙ_ｆｌａｇフィールド、ｕｈｄ_ｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｔｙｐｅフィールド、ｕｈｄ_ａｕｄｉｏ_ｔｙｐｅフィールド、及びｒｅｓｅｒｖｅｄ ｆｏｒ ｆｕｔｕｒｅ ｕｓｅなどを含むことができる。

ｕｈｄ_ｂｉｔ_ｄｅｐｔｈフィールドは、ターゲットサービスのビットデプスのカテゴリを示すことができる。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｕｈｄ_ｃｏｌｏｒ_ｓｐａｃｅフィールドは、ターゲットサービスのカラーガマットタイプのカテゴリを示す。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｕｈｄ_ｃｈｒｏｍａ_ｓｕｂ_ｓａｍｐｌｉｎｇフィールドは、ターゲットサービスのクロマ（ｃｈｒｏｍａ）要素のサブサンプリング情報を示す。例えば、このフィールドの値によって、ターゲットサービスのＹ：Ｃｂ：Ｃｒの比が４：２：０であるか、４：２：２であるか、又は４：４：４であるかを示すことができる。ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが０ｘ０１である場合（ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ １である場合）、このフィールドの値は、４：２：０を示す値となり得る。

ｕｈｄ_ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅフィールドは、ターゲットサービスのダイナミックレンジのカテゴリを示すフィールドである。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｕｈｄ_ｆｒａｍｅ_ｒａｔｅフィールドは、ターゲットサービスのフレームレートを示すフィールドである。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｕｈｄ１_ｐｈａｓｅ１_ｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｔｙ_ｆｌａｇフィールドは、ＵＨＤであるターゲットサービスが従来のサービスと互換可能（ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ）であるか否かを示す。このフィールドのために１ビットが割り当てられてもよい。

ｕｈｄ_ｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのオーディオタイプのカテゴリを示すことができる。例えば、このフィールドに３ビットが割り当てられる場合、０００値は、ターゲットサービスのオーディオが５．１チャネル（ｃｈａｎｎｅｌ）を有することを、００１値は、ターゲットサービスのオーディオが５．１チャネル以上のチャネルを有することを、０１０値は、ターゲットサービスのオーディオがオブジェクトベースの（ｏｂｊｅｃｔ ｂａｓｅｄ）チャネルを有することをそれぞれ示すことができる。このように、フィールド値を用いてターゲットサービスのオーディオタイプを示すことができる。

ｕｈｄ_ａｕｄｉｏ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのサブタイトルタイプのカテゴリを示すことができる。例えば、このフィールドに４ビットが割り当てられる場合、０ｘ０値は、ターゲットサービスのサブタイトルタイプがＥＢＵテレテキストサブタイトル（ＥＢＵ ｔｅｌｅｔｅｘｔ ｓｕｂｔｉｔｌｅ）であることを示し、０ｘ１値は、ターゲットサービスのサブタイトルタイプがＤＶＢサブタイトルであることを示し、０ｘ２値は、ターゲットサービスのサブタイトルタイプがｘｍｌフォーマットのサブタイトル（ｘｍｌ ｆｏｒｍａｔ ｓｕｂｔｉｔｌｅ）であることを示し、０ｘ３値は、ターゲットサービスのサブタイトルタイプがクローズドキャプション（ｃｌｏｓｅｄ ｃａｐｔｉｏｎ）であることをそれぞれ示すことができる。このように、フィールド値を用いてターゲットサービスのサブタイトルタイプを示すことができる。

以上のフィールドは例示的なフィールドであるため、全て含まれる必要はなく、例示したフィールドのうち、リンク情報を用いてターゲットサービスを示すことができるフィールドのみが含まれてもよい。

図１４は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報を例示した図である。ターゲットサービスが３ＤＴＶサービスである場合、その３ＤＴＶサービスストリームに対する詳細情報の例を示す。

３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスの３Ｄコーデックのタイプを示すことができる。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

３ｄ_ｆｏｒｍａｔフィールドは、ターゲットサービスの３Ｄフォーマットのカテゴリを示すことができる。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

３ｄ_ｓｕｂｔｉｔｌｅ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスの３Ｄサブタイトルのフォーマットを示すことができ、３ｄ_ａｕｄｉｏフィールドは、ターゲットサービスの３Ｄオーディオタイプを示すことができる。

ｒｅｓｅｒｖｅｄ ｆｏｒ ｆｕｔｕｒｅ ｕｓｅフィールドは、未使用フィールドを例示する。

以上のフィールドは例示的なフィールドであるため、全て含まれる必要はなく、例示したフィールドのうち、リンク情報を用いてターゲットサービスを示すことができるフィールドのみが含まれてもよい。

図１５は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるビットデプス情報を例示した図である。

ターゲットサービスの詳細情報に含まれるビットデプス情報は、ＵＨＤビデオのビットデプスがそれぞれ８、１０、１２、及び１４ビットデプスで表現可能であることをそれぞれ示すことができる。ｒｅｓｅｒｖｅｄ ｆｏｒ ｆｕｔｕｒｅ ｕｓｅフィールドは、未使用フィールドを例示する。

例えば、ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが０ｘ０１である場合（ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ １である場合）、この値は００１を示すことができる。この場合、ターゲットサービスのビットデプスは１０ビットであることを示すことができる。

図１６は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるカラースペース情報を例示した図である。

リンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるカラースペース情報は、例示したように、ターゲットサービスのカラーガマットタイプを示すことができる。例示したカラーガマットタイプは、それぞれＢＴ．７０９、ＤＣＩ−Ｐ３、ＢＴ．２０２０ ｓｕｂｓｅｔ、ＢＴ．２０２０、ＸＹＺなどとなり得ることを示し、ｒｅｓｅｒｖｅｄ ｆｏｒ ｆｕｔｕｒｅ ｕｓｅフィールドは未使用フィールドを例示する。例えば、ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが０ｘ０１である場合（ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ １である場合）、ｕｈｄ_ｃｏｌｏｒ_ｓｐａｃｅの値は０００（ＢＴ．７０９）を示すことができる。

図１７は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるダイナミックレンジ情報を例示した図である。

例示したように、リンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるダイナミックレンジ情報は、ｕｈｄ_ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅ値に応じてＳｔａｎｄａｒｄ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＳＤＲ）を示すことができる。または、ｕｈｄ_ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅ値に応じてＩｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＩＤＲ）又はＥｎｈａｎｃｅｄ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＥＤＲ）又はｅＸｔｅｎｄｅｄ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＸＤＲ）を示すこともできる。または、ｕｈｄ_ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅ値に応じてＨｉｇｈ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＨＤＲ）を示すことができる。例えば、ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが０ｘ０１である場合（ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ １である場合）、ｕｈｄ_ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅの値は０００（ＳＤＲ）を示すことができる。

図１８は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるフレームレート情報を例示した図である。

ターゲットサービスのフレームレート情報は、例示したように、ｕｈｄ_ｆｒａｍｅ_ｒａｔｅフィールド値に応じて５０Ｈｚ、６０Ｈｚ、１００Ｈｚ、１２０Ｈｚなどを示すことができる。例えば、ｅｘｔｅｎｄｅｄ_ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅが０ｘ０１である場合（ＵＨＤ−１ ｐｈａｓｅ １である場合）、ｕｈｄ_ｆｒａｍｅ_ｒａｔｅフィールドの値は０００（５０Ｈｚ）となり得る。

図１９は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれるコーデック情報を例示した図である。

ターゲットサービスのコーデック情報は、例示したように、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値に応じて、様々なビデオコーデックのうち１つのコーデックを示すことができる。この例は、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ０である場合、ＭＰＥＧ−２、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ１である場合、Ｈ．２６４／ＡＶＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ２である場合、Ｈ．２６５／ＨＥＶＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ３である場合、ＳＶＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ４である場合、ＳＨＶＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ５である場合、ＭＶＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ６である場合、ＭＦＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ７である場合、ＭＶ−ＨＥＶＣ、３ｄ_ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ８である場合、３Ｄ−ＨＥＶＣなどとなり得ることを示す。フィールド値とコーデックとのマッチング関係は例示的なもので、変更可能である。

図２０は、本発明の実施例に係るリンク情報においてターゲットサービスの詳細情報に含まれる３Ｄフォーマット情報を例示した図である。リンク情報においてターゲットサービスの３Ｄフォーマット情報は、３ｄ_ｆｏｒｍａｔフィールド値に応じて、３Ｄフォーマットがｆｒａｍｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ ｐｌａｎｏ−ｓｔｅｒｅｏｓｃｏｐｉｃサービス、ｓｅｒｖｉｃｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ ｐｌａｎｏ−ｓｔｅｒｅｏｓｃｏｐｉｃサービス、２Ｄサービスとｄｅｐｔｈ情報による３Ｄサービス（２Ｄ＋ｄｅｐｔｈで表示）、デュアルストリームによる３Ｄサービス（Ｄｕａｌ ｓｔｒｅａｍ（ｓｔｅｒｅｏ）で表示）、マルチビューとデプス情報による３Ｄサービス（Ｍｕｌｔｉ−ｖｉｅｗ＋ｄｅｐｔｈで表示）であることを示すことができる。

図２１は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報の他の例を例示した図である。

この実施例によれば、ターゲットサービスのリンク情報は、ＥＩＴに含まれるｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ内のｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値に応じて例示したリンク情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））が含まれてもよい。

同図で例示したｔａｒｇｅｔ_ｅｖｅｎｔ_ｉｄフィールド、ｔａｒｇｅｔ_ｌｉｓｔｅｄフィールド、ｅｖｅｎｔ_ｓｉｍｕｌｃａｓｔフィールド、ｔａｒｇｅｔ_ｉｄ_ｔｙｐｅフィールド、ｏｒｉｇｉｎａｌ_ｎｅｔｗｏｒｋ_ｉｄ_ｆｌａｇ、ｓｅｒｖｉｃｅ_ｉｄ_ｆｌａｇなどは、上記で例示した通りである。

ｎｕｍ_ｏｆ_ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅｓフィールドは、ターゲットイベントコンポーネントタイプの数を示す。ターゲットサービスがビデオとオーディオのような２種類のコンポーネントで構成されていれば、各サービスコンポーネントに対応するそれぞれ２つのｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドとｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドが含まれてもよい。

ｓｔｒｅａｍ_ｃｏｎｔｅｎｔフィールドは、ストリームが伝送するコンテンツであって、ビデオ、オーディオ又はＥＢＵ−ｄａｔａなどのタイプを示すことができ、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔｙｐｅフィールドは、コンポーネントのタイプとして、ビデオ、オーディオ又はＥＢＵ−ｄａｔａなどのタイプを示すことができる。

この実施例によれば、ターゲットサービスが複数個のサービスコンポーネントで構成された場合でも、これを全て識別し、リンクするようにリンク情報を提供することができる。

図２２は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報の更に他の例を例示した図である。この実施例によれば、リンク情報は、ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールド、ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド、ｇｅｎｅｒａｌ_ｔｉｅｒ_ｉｄｃフィールド、ｇｅｎｅｒａｌ_ｐｒｏｆｉｌｅ_ｉｄｃフィールド、ｇｅｎｅｒａｌ_ｌｅｖｅｌ_ｉｄｃフィールド、ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅ_ｔｙｐｅフィールド、ｃｏｌｏｕｒ_ｇａｍｕｔ_ｔｙｐｅフィールドなどを含むことができる。

ｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスの新しいタイプを示す。このフィールドの値は、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ０Ｅ又は０Ｘ０Ｆ（ターゲットサービスのための追加リンク情報を示す）であるとき、ｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒフィールドのｌｉｎｋ_ｔｙｐｅ値と異なる値を有する。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのコーデックタイプを示す。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｇｅｎｅｒａｌ_ｔｉｅｒ_ｉｄｃフィールドは、ターゲットサービスコーデックのティア（ｔｉｅｒ）を示す。例えば、コーデックがＨ．２６４／ＡＶＣのようにティアを有しない場合、このフィールドの値は、特定の値が０に設定されてもよい。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｇｅｎｅｒａｌ_ｐｒｏｆｉｌｅ_ｉｄｃフィールドは、コーデックのレベルを示す。例えば、ＩＴＵ−Ｔ Ｒｅｃｏｍｍｅｎｄａｔｉｏｎ Ｈ．２６５｜ＩＳＯ／ＩＥＣ ２３００８−２：２０１３のような標準で示すコーデックのレベルを示してターゲットサービスを記述するようにすることができる。

ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅ_ｔｙｐｅフィールドは、ダイナミックレンジのカテゴリを示し、ｃｏｌｏｕｒ_ｇａｍｕｔ_ｔｙｐｅフィールドは、カラーガマットタイプのカテゴリを示す。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

ｃｏｌｏｕｒ_ｇａｍｕｔ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのカラーガマットカテゴリを示す。この例において、ｃｏｌｏｕｒ_ｇａｍｕｔ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスがＢＴ．７０９、ＤＣＩ−Ｐ３、ＢＴ．２０２０ ｓｕｂｓｅｔ、ＢＴ．２０２０、ＸＹＺのいずれか１つのカラーガマットとなり得ることを示す。このフィールドについての詳細な例は、以下で後述する。

その他のフィールドについては、上記の他の実施例に係るリンク情報で既に説明した。

この実施例によれば、リンク情報を用いてターゲットサービスを詳細に記述することができるため、受信機の仕様が異なる場合にも、受信機がそれぞれデコードし、表出できるサービスを接続するようにすることができる。

図２３は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてターゲットサービスのタイプ情報を例示する。

ターゲットサービスのリンク情報におけるターゲットサービスのタイプ情報であるｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドは、そのフィールド値に応じてリンク可能なターゲットサービスの新たなタイプを示す。上述したように、同図で例示したｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールドは、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値が０ｘ０Ｅ又は０Ｘ０Ｆ（例えば、ターゲットサービスのための追加リンク情報を示す）であるとき、ｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒフィールドのｌｉｎｋ_ｔｙｐｅ値と異なる値を有する。ここで例示する方式によれば、ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値（例えば、０ｘ０Ｅ又は０Ｘ０Ｆ）とｌｉｎｋ_ｔｙｐｅフィールド値によって、ターゲットサービスが２Ｄサービスであるか、又は３Ｄサービスであるかを示すことができ、３Ｄである場合、ｆｒａｍｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ ｐｌａｎｏ−ｓｔｅｒｅｏｓｃｏｐｉｃサービスやｓｅｒｖｉｃｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ ｐｌａｎｏ−ｓｔｅｒｅｏｓｃｏｐｉｃを識別するようにすることができる。

図２４は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてコーデックタイプ情報を例示する。ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのコーデックタイプを示す。同図は、ｃｏｄｅｃ_ｔｙｐｅフィールド値によるターゲットサービスのコーデックタイプを例示し、例えば、コーデックタイプがＭＰＥＧ−２、Ｈ．２６４／ＡＶＣ、Ｈ．２６５／ＨＥＶＣ、ＳＶＣ、ＳＨＶＣ、ＭＶＣ、ＭＦＣ、ＭＶ−ＨＥＶＣ、３Ｄ−ＨＥＶＣなどとなり得る。フィールド値とコーデックとのマッチング関係は例示的なもので、変更可能である。

図２５は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてターゲットサービスコーデックのティア情報を例示する。ｇｅｎｅｒａｌ_ｔｉｅｒ_ｉｄｃフィールドは、ターゲットサービスコーデックのティア（ｔｉｅｒ）を示す。例えば、コーデックがＨ．２６４／ＡＶＣのようにティアを有しない場合、このフィールドの値は、特定の値が０に設定されてもよい。ｇｅｎｅｒａｌ_ｔｉｅｒ_ｉｄｃフィールドは、ティアなし（Ｎｏ ｔｉｅｒ）、メインティア（Ｍａｉｎ ｔｉｅｒ）、ハイティア（Ｈｉｇｈ ｔｉｅｒ）などのティア情報を示すことができる。

図２６は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてダイナミックレンジ情報を例示する。ｄｙｎａｍｉｃ_ｒａｎｇｅ_ｔｙｐｅフィールドは、Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＳＤＲ）を示すか、又はＨｉｇｈ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＨＤＲ）を示すことができる。または、Ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＩＤＲ）、Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＥＤＲ）、ｅＸｔｅｎｄｅｄ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｇｅ（ＸＤＲ）などのダイナミックレンジ情報を示すこともできる。

図２７は、本発明の実施例に係るターゲットサービスのリンク情報においてターゲットサービスのカラーガマット情報を例示する。ｃｏｌｏｕｒ_ｇａｍｕｔ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスのカラーガマットカテゴリを示す。この例において、ｃｏｌｏｕｒ_ｇａｍｕｔ_ｔｙｐｅフィールドは、ターゲットサービスがＢＴ．７０９、ＤＣＩ−Ｐ３、ＢＴ．２０２０ ｓｕｂｓｅｔ、ＢＴ．２０２０、ＸＹＺのいずれか１つのカラーガマットで表現されたことを示す。

図２８は、本発明の実施例に係る信号受信装置の一実施例を例示する。

本発明に係る信号受信装置は、逆多重化部４１０、シグナリング情報復号部４３０、及びリソース復号部５００を含み、選択的にチャネルマネージャー４２０を含むことができる。

逆多重化部４１０は、放送ストリームを逆多重化し、シグナリング情報、ビデオストリーム及びオーディオストリームをそれぞれ逆多重化することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、セクションデータのようなシグナリング情報を復号することができる。

リソース復号部５００は、ビデオバッファ５１０、ビデオデコーダ５２０、ビデオプロセッサ５３０、同期化部５４０、オーディオバッファ５５０、オーディオデコーダ５６０及びオーディオプロセッサ５７０を含むことができる。

まず、シグナリング情報復号部４３０がＵＨＤサービスを識別する実施例を開示する。

まず、本発明の実施例は、図３で例示したＳＤＴを用いてＵＨＤサービスを識別することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、ＳＤＴに含まれたサービスディスクリプタを用いて、当該チャネルでＵＨＤサービスが提供されることを識別することができる。そして、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒが存在する場合、ＵＨＤサービスを提供するために含まれたビデオのコーデック種類、解像度、クロマサンプリング（ｃｈｒｏｍａ ｓａｍｐｌｉｎｇ）、ビットデプス（ｂｉｔ ｄｅｐｔｈ）情報を識別することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれた情報を復号した場合、信号受信装置の一実施例又はリソースデコーダ５００がこれを用いて当該ＵＨＤサービスで提供するビデオストリーム又はオーディオストリームをデコードできるか否かを判断することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒで明示されたｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔａｇを用いて、当該サービスに含まれたビデオストリームとオーディオストリームを獲得するためのＰＩＤ値をＰＭＴから得ることができる。そして、ＰＭＴで識別したＰＩＤ値を用いて、当該ＰＩＤストリームをビデオ及びオーディオデコーダに送ってデコードすることができる。

本発明の実施例は、上記で例示したＥＩＴを用いてＵＨＤサービスを識別することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、図４及び図５で例示したＥＩＴに含まれたｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒを用いて、ＵＨＤ放送サービスを提供するイベントに対する情報を識別する。

シグナリング情報復号部４３０は、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに含まれた各イベントを識別するビデオの仕様情報とオーディオの仕様情報を識別し、これに基づいて、信号受信装置の一実施例又はリソースデコーダ５００は当該イベントをデコーダできるか否かを識別することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒに各ストリーム単位でｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔａｇ値を識別した後、ＰＭＴのｓｔｒｅａｍ_ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒを用いて、当該ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔａｇ値とマッチングされるストリームを識別することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、当該イベントが実際に放送される時点でＰＭＴを用いてｃｏｍｐｏｎｅｎｔ_ｔａｇとマッチングされるＰＩＤストリームを識別し、リソースデコーダ５００は、識別されたＰＩＤ値を有するビデオストリーム及びオーディオストリームをデコードすることができる。

本発明の実施例によれば、上記で例示したｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒを用いてＵＨＤサービスを識別することができる。

信号受信装置の一実施例は、ＨＤイベントを表出し、図６及び図７で例示した当該イベントに対するリンケージディスクリプタが存在する場合、シグナリング情報復号部４３０はリンケージディスクリプタをパーシングすることができる。

シグナリング情報復号部４３０は、リンケージディスクリプタ内のｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅフィールド値が、例えば、０Ｘ０Ｅ又は０ｘ０Ｆである場合、このＨＤイベントとリンクされたＵＨＤ放送又は／及び３ＤＴＶイベント又はサービスを識別することができる。シグナリング情報復号部４３０は、リンクされたＵＨＤ放送イベント又はサービスを詳細に識別できる情報（開示した実施例によれば、ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））を復号することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、ターゲットサービスを記述する情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））内の情報を用いて、リンクされたＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービス放送イベントに対する情報を受信できる具体的な情報を復号することができる。

ｑ当該情報を用いて、信号受信装置の一実施例は、使用者に今視聴しているＨＤイベントに対応するＵＨＤ放送サービスが提供されることを知らせることができる。そして、使用者がＵＨＤ放送サービス受信信号を選択した場合、ターゲットサービスを記述する情報（ａｄｖａｎｃｅｄ_ｅｖｅｎｔ_ｌｉｎｋａｇｅ_ｉｎｆｏ（））内の情報を用いてＵＨＤ放送サービスを受信し、表出することができる。

シグナリング情報復号部４３０は、ターゲットサービスに対するリンク情報として、図１１、図２１、及び図２２に係るターゲットサービスのリンク情報を復号することができる。シグナリング情報復号部４３０は、それぞれの実施例に係るリンク情報が含む情報を復号し、ターゲットサービスがリンク可能なサービスであるか否かを記述することができる。

例えば、シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を有する第１ディスクリプタを含み、サービスタイプが第１コーディング値を有する場合、第１コーディング値は、サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す。

サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含むことができる。イベント情報又はサービス記述情報は第２ディスクリプタを含み、第２ディスクリプタ情報はＵＨＤビデオサービスデータのビデオ特性情報を含むことができる。

ビデオ特性情報は、ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含むことができる。

イベント情報は第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、ターゲットサービスのタイプを示す情報を含み、第３ディスクリプタは、イベントにリンクされたサービスがサイマルキャストサービス（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ ｓｅｒｖｉｃｅ）であるか、又は時間的に離れたタイムオフ（ｔｉｍｅ−ｏｆｆ）サービスであるかを示すことができる。

リソースデコーダ５００は、ビデオバッファ５１０、ビデオデコーダ５２０、ビデオプロセッサ５３０、同期化部５４０、オーディオバッファ５５０、オーディオデコーダ５６０及びオーディオプロセッサ５７０を含むことができる。

逆多重化部４１０が逆多重化したビデオストリームは、ビデオバッファ５１０に入力され得る。ここでは、ビデオストリームが、ＵＨＤビデオエレメンタリーストリームを含むＰＥＳパケットとなり得ることを例示する。ビデオバッファ５１０は、入力されたビデオストリームのビデオデータを臨時格納することができる。

ビデオデコーダ５２０は、ビデオバッファ５１０が格納するビデオデータを一定の単位で受信してビデオデコーディングを行うことができる。例えば、４Ｋビデオデータを復号するデコーダを例示したが、８Ｋ又は１６Ｋなどのビデオデータも出力することができる。

例えば、ビデオデコーダ５２０は、復号されたシグナリング情報に基づいて、ビデオデータの特性に応じて当該ビデオデータをデコードすることができる。

ビデオプロセッサ５３０は、デコードされたビデオデータに対して後処理作業を行うことができる。これを通じて、復号されたビデオデータが自然に表出されるように調節することができる。

一方、逆多重化部４１０が逆多重化したオーディオストリームは、オーディオバッファ５５０に入力され得る。ここでは、オーディオストリームは、ＵＨＤオーディオエレメンタリーストリームを含むＰＥＳパケットとなり得ることを例示した。オーディオバッファ５１０は、入力されたオーディオデータを臨時格納することができる。

オーディオデコーダ５６０は、オーディオバッファ５１０が格納するオーディオデータを一定の単位で受信してオーディオデコーディングを行い、オーディオプロセッサ５７０は、デコードされたオーディオデータに対して後処理作業を行うことができる。

同期化部５４０は、ビデオプロセッサ５３０とオーディオプロセッサ５７０が出力するデータに対してそれぞれ同一の画面で表出できるように復号された２種類のデータを同期化させて出力することができる。

本発明の実施例は、選択的にチャネルマネージャー４２０を含むことができる。チャネルマネージャー４２０は、シグナリング情報復号部４３０が復号したシグナリング情報に基づいて、チャネル変換に必要な情報を制御することができる。例えば、使用者がチャネル変換信号を伝送すると、これを受信し、チャネル変換するように制御することができる。または、チャネルマネージャー４２０は、シグナリング情報を用いて特定のチャネルの受信が可能であるか否かを判断するか、又はチャネル目録を生成し、チャネルに関連する作業を行うことができる。

図２９は、本発明に係る信号受信方法の一実施例を例示した図である。

シグナリングデータ及びビデオデータを含むトランスポートストリームを伝送する放送信号を受信する（Ｓ２０１）。

受信された放送信号を復調する（Ｓ２０５）。

放送信号に含まれたＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータと、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータによるサービスをシグナリングできるシグナリング情報とを受信し、受信したＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータとシグナリング情報をそれぞれ逆多重化する（Ｓ２１０）。

多重化された放送信号には、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームが含まれてもよい。サブタイトルストリームは、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスのためのサブタイトルストリームに対する情報を含むことができ、逆多重化したシグナリング情報のうち、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスのためのサブタイトルストリームを識別する情報は、図８及び図９で説明した。

逆多重化したシグナリング情報をデコードする（Ｓ２２０）。逆多重化したシグナリング情報については、図３、図４、図５、図６、図７、図１１、図２１、及び図２２を参照して説明した。例えば、ＳＤＴ、ＥＩＴ又はＥＩＴに含まれるｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ（ｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅとｌｉｎｋ_ｔｙｐｅ）を用いて、ビデオデータに含まれたＵＨＤビデオサービスを識別することができる。シグナリング情報を用いて、ターゲットサービスであるＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスを識別するようにシグナリングすることができる。

デコードしたシグナリング情報に基づいて逆多重化されたＵＨＤビデオデータをデコードする（Ｓ２３０）。ＵＨＤビデオデータをデコードすることができる。

図３０は、本発明に係る信号送信装置の一実施例を例示した図である。

エンコーダ６１０は、ＵＨＤビデオデータをエンコードする。例えば、エンコードされたＵＨＤビデオデータは、４Ｋ、８Ｋ、１６Ｋなどの解像度を有することができる。

シグナリング情報符号部６２０は、ＵＨＤビデオデータに基づいたＵＨＤ放送サービスと、そのエンコードされたＵＨＤビデオデータの特性とシグナリングできる情報とをエンコードする。ＵＨＤビデオサービスをシグナリングする例を、図３、図４、図５、図６、図７、図１１、図２１、及び図２２などを参照して説明した。エンコードされたＵＨＤビデオデータの特性は、図５で例示した。シグナリング情報は、ターゲットサービスをリンクするようにするリンク情報を含むことができる。

例えば、シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を有する第１ディスクリプタを含み、サービスタイプが第１コーディング値を有する場合、第１コーディング値は、サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す。

サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含むことができる。イベント情報又はサービス記述情報は第２ディスクリプタを含み、第２ディスクリプタ情報は、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータのビデオ特性情報を含むことができる。

ビデオ特性情報は、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含むことができる。

イベント情報は第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、ターゲットサービスのタイプを示す情報を含み、第３ディスクリプタは、イベントにリンクされたサービスがサイマルキャストサービス（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ ｓｅｒｖｉｃｅ）であるか、又は時間的に離れたタイムオフ（ｔｉｍｅ−ｏｆｆ）サービスであるかを示すことができる。

ターゲットサービスのタイプは、ＵＨＤビデオサービスデータによるＵＨＤサービスであることを示すことができる。イベント情報は第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、リンクのタイプを示す情報を含むことができる。

多重化部６３０は、エンコードされたＵＨＤとシグナリング情報を多重化し、伝送する。多重化された放送信号には、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームが含まれてもよい。

サブタイトルストリームは、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームに対する情報を含むことができ、逆多重化したシグナリング情報のうち、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームを識別する情報は、図８及び図９で説明した。

多重化したサブタイトルストリームは、当該サブタイトルに対する情報を含むことができる。例えば、３８４０ｘ２１６０サイズのＵＨＤサービスに対してサブタイトルのサイズがＨＤ解像度（１９２０ｘ１０８０）を有する場合、サブタイトルに対するウィンドウ定義のためのパラメーターは、サブタイトルストリーム内で次のように定義することができる。

ディスプレイの最も左側のピクセルに相対的に位置するサブタイトルの最も左側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍｉｎｉｍｕｍ）は、９６０と定義することができる。

ディスプレイの最も右側のピクセルに相対的に位置するサブタイトルの最も右側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍｉｎｉｍｕｍ）は、２８７９と定義することができる。

ディスプレイの最も上側のピクセルに相対的に位置するサブタイトルの最も上側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｖｅｒｔｉｃａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍｉｎｉｍｕｍ）は、５４０と定義することができる。

ディスプレイの最も下側のピクセルに相対的に位置するサブタイトルの最も下側のピクセルの位置（ｄｉｓｐｌａｙ_ｗｉｎｄｏｗ_ｖｅｒｔｉｃａｌ_ｐｏｓｉｔｉｏｎ_ｍａｘｉｍｕｍ）は、１６１９と定義することができる。これら値は、ＵＨＤサービスの解像度の大きさに応じてそれぞれ変わり得る。

すなわち、パラメーターは、ＵＨＤサービスによるサブタイトルに対するウィンドウ位置値を有することができる。

チャネルコーディング部６４０は、トランスポートストリームをチャネルコーディングすることができる。

伝送部６５０は、トランスポートストリームを変調し、変調されたストリームを伝送することができる。

図３１は、本発明に係る信号受信装置の一実施例を例示した図である。

受信部７０１は、シグナリングデータ及びビデオデータを含むトランスポートストリームを伝送する放送信号を受信する。

復調部７０５は、受信された放送信号を復調する。

逆多重化部７１０は、放送信号に含まれたＵＨＤビデオデータ、及びＵＨＤビデオデータによるサービスをシグナリングできるシグナリング情報とを受信し、受信したＵＨＤビデオデータとシグナリング情報をそれぞれ逆多重化する。例えば、逆多重化部７１０は、図２８で例示した通りである。

多重化された放送信号には、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームが含まれてもよい。サブタイトルストリームは、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームに対する情報を含むことができ、逆多重化したシグナリング情報のうち、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームを識別する情報は、図８及び図９で説明した。

シグナリング情報復号部７２０は、逆多重化したシグナリング情報をデコードする。逆多重化したシグナリング情報については、図３、図４、図５、図６、図７、図１１、図２１、及び図２２などを参照して説明した。例えば、ＳＤＴ、ＥＩＴ又はＥＩＴに含まれるｌｉｎｋａｇｅ_ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒを用いて、ビデオデータに含まれたＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスを識別することができる。そして、逆多重化したシグナリング情報は、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスのためのサブタイトルストリームに対する情報を含むことができ、これについては、図８及び図９で説明した。逆多重化したシグナリング情報は、ターゲットサービスをリンクするようにするリンク情報を含むことができる。

例えば、シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を有する第１ディスクリプタを含み、サービスタイプが第１コーディング値を有する場合、第１コーディング値は、サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す。

サービス情報は、サービスと関連するイベントに対する情報を含むことができる。イベント情報又はサービス記述情報は第２ディスクリプタを含み、第２ディスクリプタ情報は、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータのビデオ特性情報を含むことができる。

ビデオ特性情報は、ＵＨＤビデオサービスデータのビデオコーデック情報及びフレームレート情報を含むことができる。

イベント情報は第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、ターゲットサービスのタイプを示す情報を含み、第３ディスクリプタは、イベントにリンクされたサービスがサイマルキャストサービス（ｓｉｍｕｌｃａｓｔ ｓｅｒｖｉｃｅ）であるか、又は時間的に離れたタイムオフ（ｔｉｍｅ−ｏｆｆ）サービスであるかを示すことができる。

ターゲットサービスのタイプは、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータによるＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスであることを示すことができる。ターゲットサービスのタイプは、ＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスデータによるＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスであることを示すことができる。イベント情報は第３ディスクリプタを含み、第３ディスクリプタは、リンクのタイプを示す情報を含むことができる。したがって、本発明の実施例は、リンク情報によるｌｉｎｋａｇｅ_ｔｙｐｅとｌｉｎｋ_ｔｙｐｅの組み合わせを用いて、ターゲットサービスであるＵＨＤビデオ又は／及び３ＤＴＶサービスを識別するようにすることができる。

例えば、シグナリング情報復号部７２０は、図２８で例示した通りである。

ビデオデコーダ７３０は、デコードしたシグナリング情報に基づいて逆多重化されたＵＨＤビデオデータをデコードする。そして、ビデオデコーダ７３０は、ＵＨＤサービスのためのサブタイトルストリームに含まれたサブタイトルデータを復号することもできる。ビデオデコーダ７３０は、図１０で例示した例に従うことができる。

開示した実施例によれば、ターゲットとされたサービスがＵＨＤサービス又は／及び３ＤＴＶサービスであることをシグナリングすることができるだけでなく、ＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスのリンク情報を送受信して、受信機で識別されたＵＨＤサービスと３ＤＴＶサービスとの間の切り替えも可能なようにすることができる。

発明を実施するための形態は、上述したように、発明を実施するための最良の形態で共に記述された。

本願発明は、放送及びビデオ信号処理分野で利用可能であり、反復可能性があるという産業上の利用可能性がある。

Claims (4)

1. ビデオサービスデータをエンコードするステップ（Ｓ１１０）であって、前記ビデオサービスデータはＵＨＤビデオデータを含む、ステップと、
   シグナリング情報を生成するステップであって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す、ステップと、
   前記シグナリング情報と前記ＵＨＤビデオデータをトランスポートストリームに多重化するステップ（Ｓ１３０）と、
   前記トランスポートストリームをチャネルコーディングするステップ（Ｓ１４０）と、
   前記トランスポートストリームを変調し、前記変調されたストリームを伝送するステップ（Ｓ１５０）と、を含み、
   前記シグナリング情報は、イベント情報テーブル（ＥＩＴ）を含み、前記ＥＩＴは、リンケージディスクリプタを含み、
   前記リンケージディスクリプタは、リンケージタイプを含み、前記リンケージタイプが特定値の１つを有する場合、前記リンケージタイプは、追加のリンケージ情報を含み、
   前記追加のリンケージ情報は、ターゲットサービスのタイプを示すリンクタイプの情報を含み、
   ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記リンクタイプ及び前記リンケージタイプの値の組み合わせに基づいてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第１の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスとしてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第２の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスに相当するターゲットサービスがシグナリングされ、前記ターゲットサービスは、ＵＨＤデジタルテレビサービスと異なるタイプである、信号送信方法。
2. トランスポートストリームを伝送する放送信号を受信するステップ（Ｓ２１０）と、
   前記放送信号を復調するステップと、
   前記復調された放送信号から、前記トランスポートストリームをシグナリング情報とビデオサービスデータに逆多重化するステップであって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す、ステップと、
   前記シグナリング情報を復号するステップと、
   前記復号したシグナリング情報に基づいて前記ビデオサービスデータを復号するステップと、を含み、
   前記シグナリング情報は、イベント情報テーブル（ＥＩＴ）を含み、前記ＥＩＴは、リンケージディスクリプタを含み、
   前記リンケージディスクリプタは、リンケージタイプを含み、前記リンケージタイプが特定値の１つを有する場合、前記リンケージタイプは、追加のリンケージ情報を含み、
   前記追加のリンケージ情報は、ターゲットサービスのタイプを示すリンクタイプの情報を含み、
   ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記リンクタイプ及び前記リンケージタイプの値の組み合わせに基づいてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第１の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスとしてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第２の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスに相当するターゲットサービスがシグナリングされ、前記ターゲットサービスは、ＵＨＤデジタルテレビサービスと異なるタイプである、信号受信方法。
3. ビデオサービスデータをエンコードするエンコーダ（６１０）であって、前記ビデオサービスデータはＵＨＤビデオデータを含む、エンコーダと、
   シグナリング情報を生成するシグナリング情報符号部（６２０）であって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す、シグナリング情報符号部と、
   前記シグナリング情報と前記ＵＨＤビデオデータをトランスポートストリームに多重化する多重化部（６３０）と、
   前記トランスポートストリームをチャネルコーディングするチャネルコーディング部（６４０）と、
   前記トランスポートストリームを変調し、前記変調されたストリームを伝送する伝送部（６５０）と、を含み、
   前記シグナリング情報は、イベント情報テーブル（ＥＩＴ）を含み、前記ＥＩＴは、リンケージディスクリプタを含み、
   前記リンケージディスクリプタは、リンケージタイプを含み、前記リンケージタイプが特定値の１つを有する場合、前記リンケージタイプは、追加のリンケージ情報を含み、
   前記追加のリンケージ情報は、ターゲットサービスのタイプを示すリンクタイプの情報を含み、
   ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記リンクタイプ及び前記リンケージタイプの値の組み合わせに基づいてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第１の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスとしてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第２の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスに相当するターゲットサービスがシグナリングされ、前記ターゲットサービスは、ＵＨＤデジタルテレビサービスと異なるタイプである、信号送信装置。
4. トランスポートストリームを伝送する放送信号を受信する受信部（７０１）と、
   前記放送信号を復調する復調部（７０５）と、
   前記復調された放送信号から、前記トランスポートストリームをシグナリング情報とビデオサービスデータに逆多重化する逆多重化部（７１０）であって、前記シグナリング情報は、サービスを記述するサービス記述情報を含み、前記サービス記述情報は、サービスタイプを定めるサービスタイプ情報を含み、前記サービスタイプ情報は、前記サービスがＨＥＶＣデジタルテレビサービスであることを示す、逆多重化部と、
   前記シグナリング情報を復号するシグナリング情報復号部（７２０）と、
   前記復号したシグナリング情報に基づいて前記ビデオサービスデータを復号するビデオデコーダ（７３０）と、を含み、
   前記シグナリング情報は、イベント情報テーブル（ＥＩＴ）を含み、前記ＥＩＴは、リンケージディスクリプタを含み、
   前記リンケージディスクリプタは、リンケージタイプを含み、前記リンケージタイプが特定値の１つを有する場合、前記リンケージタイプは、追加のリンケージ情報を含み、
   前記追加のリンケージ情報は、ターゲットサービスのタイプを示すリンクタイプの情報を含み、
   ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記リンクタイプ及び前記リンケージタイプの値の組み合わせに基づいてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第１の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスは、前記ターゲットＵＨＤデジタルテレビサービスとしてシグナリングされ、
   前記リンケージタイプの第２の値が前記追加のリンケージ情報に対して使用される場合、ＵＨＤデジタルテレビサービスに相当するターゲットサービスがシグナリングされ、前記ターゲットサービスは、ＵＨＤデジタルテレビサービスと異なるタイプである、信号受信装置。