JP6308622B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明はモータ装置に関し、特に自動車のパワーウィンドウ、電動サンルーフ、電動スライドドア等の自動車用電装機器に使用されるギヤユニット付き直流モータ装置に関する。
従来、自動車の窓ガラスを自動的に開閉するパワーウィンドウ、車体の天井部に取り付けられる電動サンルーフ、電動スライドドア等の駆動には、減速機等のギヤユニット付き直流モータ装置が使用されている。このようなモータ装置は、雨水等の侵入が想定される場所に設置する場合には高い防水性が要求される。
特許文献1には、モータケースを備え、駆動軸を駆動するモータ(モータ本体)と、コネクタケースを備えた給電コネクタ(制御回路収容部)と、ギヤハウジングを備えたギヤユニット(減速部)とを備えたモータ装置が開示されている。
給電コネクタは、駆動軸の軸線方向に沿ってモータ側に配設され、コネクタケースは、モータケースとギヤハウジングとの間に配置されるエンドベルキャップ(ブラシホルダ部材)に一体形成されている。エンドベルキャップは、エンドベル、ブラシホルダ、ブラシ、及びターミナル(給電端子)等から構成されている。給電コネクタは、モータのターミナルにケーブルを介して電気的に接続されたターミナル及び回路基板等を有し、このケーブルはエンドベルキャップの内部に配置されている。
また、特許文献2では、特許文献1の場合と同様に、給電コネクタ(給電部)のコネクタケースとエンドベルキャップ(ホルダ本体)とが一体となったブラシホルダを形成している。そして、このブラシホルダとギヤハウジングとの間に弾性シール(シール部材)が介在されている。
この弾性シールは、ブラシホルダに形成されたコネクタケースの開口とエンドベルキャップの開口とにそれぞれ対応した形状の2つの孔を備えている。また、この弾性シールの2孔の間には、ブラシホルダの上記2開口間に形成された境界部とギヤハウジングの開口端とに挟持される連結部が形成されている。
特許第5053921号公報 特許第3808717号公報
特許文献1及び2記載のモータ装置は、コネクタケースとエンドベルキャップとが一体に形成され、この一体部材内にケーブルが配置されている。このため、特許文献1及び2記載のモータは、モータ、給電コネクタ、及びギヤユニットを全て備えたモータ装置としてしか使用することができない。従って、モータを給電コネクタ及びギヤユニットと分離し、モータのみの単体で使用する場合を想定しておらず、汎用性に欠けるモータ装置となっている。
また、特許文献2に記載の弾性シールの連結部は、ブラシホルダの2開口間に位置付けられた境界部によってギヤハウジングの開口端に押し付けられる。すなわち、2開口のブラシホルダを1開口のギヤハウジングでシールすることとなる。従って、弾性シールの連結部による押し付け力が低下するため、この連結部における弾性シールのシール性が低下し、モータ装置内に浸水し易いという問題がある。
そこで、特許文献2に記載はないものの、ギヤハウジングの開口端間に弾性シールの連結部が当接する当接部を形成することが考えられる。これにより、ブラシホルダの境界部から弾性シールの連結部によってギヤハウジングの当接部を押圧することができるため、弾性シールの連結部における押し付け力の低下を抑制することができる。しかしながら、ギヤハウジングの開口端に当接部を形成すると、当接部が干渉し、ギヤハウジング内におけるケーブルの敷設スペースが確保し難いという問題がある。
従って、モータをギヤユニット付きのモータ装置とモータ単体との双方で使用可能な汎用性のあるモータ装置を実現するべく、ケーブルの敷設を行うためのスペースを確保するためには、ギヤハウジングの開口は、当接部のような開口を跨ぐ部位の無い1つ開口として形成せざるを得ない。しかし、前述したように、ギヤハウジングの開口を1つとすると、2開口を有するブラシホルダを1開口を有するギヤハウジングでシールすることとなるため、弾性シールの2孔間に位置する連結部の押し付け力が低下し、弾性シールの連結部におけるシール性低下は依然として解決することができない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防水性及び汎用性の双方を高めることができるモータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のモータ装置は、モータケース用開口端が設けられたモータケースを備え、モータケース用開口端を通じて駆動軸が突出され、モータケース用開口端に設けられた給電端子を含むモータと、コネクタケース用開口端が設けられたコネクタケースを備え、コネクタケース用開口端を通じて延出されて給電端子に電気的に接続された導電部材を有する給電コネクタと、互いに離間した2つの縁部を有するギヤハウジング用開口端が設けられたギヤハウジングを備え、該ギヤハウジングに、弾性シールを介してモータケース及びコネクタケースを結合するとともに、駆動軸と接続されたギヤ列を収容したギヤユニットとを備え、弾性シールは、モータケース用開口端及びコネクタケース用開口端の開口にそれぞれ対応した2つの孔と、2つの孔の間に介在する連結部と、連結部からギヤハウジング内に向けて突出し、2つの縁部が押圧する押し付けパッドとを含み、モータケース及びコネクタケースは、それぞれのモータケース用開口端及びコネクタケース用開口端を形成するフランジを備え、モータケース及びコネクタケースのフランジ同士を駆動軸の軸線の方向に部分的に重ね合わせた状態で、ギヤハウジングはモータ及び給電コネクタの双方に弾性シールを介してボルト結合され、2つの縁部はモータケース用開口端及びコネクタケース用開口端の配列方向と交差する方向に互いに離間している
好ましくは、押し付けパッドは、2つの縁部間に挟持される先端部を有する。
好ましくは、先端部は、2つの縁部にそれぞれ当接する2つの角縁を有する。
好ましくは、2つの縁部は、モータケース及びコネクタケースに対する押し付けパッドの押し付け方向に平行な押し付けパッドの中心線を含み且つ2つの縁部間に延びる仮想面に対して傾斜する傾斜面であり、これら傾斜面に対する各法線ベクトルはそれぞれ仮想面に向かっている。
好ましくは、押し付けパッドのシール面は、フランジ同士の重ね合わせに応じた段差面に形成されている。
好ましくは、ギヤハウジングは、ギヤハウジングの内面から突出して形成され、縁部をそれぞれ備えた2つ突出体を一体に有し、導電部材は、突出体間に延びている。
好ましくは、フランジ同士を互いに重ね合わされた部位にて該フランジ同士のボルト結合と一緒に前記ギヤハウジングにボルト結合させる一対の締結ボルトを備え、これら締結ボルトは2つの縁部を挟んで配置されている。
好ましくは、導電部材は、給電端子に分離可能に接続されている。
本発明のモータ装置によれば、防水性及び汎用性の双方を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るモータ装置を示す斜視図である。 図1のモータ装置の(a)結合されたモータ及び給電コネクタ、(b)弾性シール、(c)ギヤユニットを示す分解側面図である。 図2(a)の結合されたモータ及び給電コネクタを図2のA方向から見た平面図である。 図2(c)のギヤユニットを図2のB方向から見た平面図である。 図1のモータ装置を図1のC−C方向から見た部分断面図である。 図2の弾性シールをモータケース及びコネクタケース側から見た斜視図である。 図2の弾性シールをギヤハウジング側から見た斜視図である。 図5に示す弾性シール近傍を拡大した図である。 図8の弾性シールの押し付けパッドの先端部が潰れた状態を示した図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るモータ装置1の斜視図である。モータ装置1は、防水仕様の減速機等のギヤユニット付き直流モータ装置であって、自動車の窓ガラスを自動的に開閉するパワーウィンドウ、車体の天井部に取り付けられる電動サンルーフ、電動スライドドア等の自動車用電装機器の駆動に用いられる。図1に示すように、モータ装置1は、モータ2、給電コネクタ4及びギヤユニット6から概略構成されている。
図2(a)〜(c)はモータ装置1の分解側面図であり、図3は図2(a)の結合されたモータ2及び給電コネクタ4を図2のA方向から見た平面図である。図2(a)及び図3に示すように、モータ2は、モータケース8、駆動軸10、及びエンドベルキャップ12を備えている。モータケース8はフランジ14が設けられたモータケース用開口端16を有している。駆動軸10は図示しない完成ロータからモータケース用開口端16を通じてモータケース8から突出されている。
エンドベルキャップ12はモータケース用開口端16に設けられ、エンドベル18、ブラシホルダ20、ブラシ22、ターミナル(給電端子)24等から構成されている。
給電コネクタ4は、コネクタケース26、ケーブル(導電部材)28、図示しない回路基板、及びターミナル30(図3参照)を備えている。コネクタケース26はフランジ32が設けられたコネクタケース用開口端34を有している。ケーブル28は、給電コネクタ4のターミナル30からコネクタケース用開口端34を通じて延出されてモータ2のターミナル24に分離可能且つ電気的に接続されている。
図4は図2(c)のギヤユニット6を図2のB方向から見た平面図である。図4に示すように、ギヤユニット6は、ギヤハウジング36及びギヤ列38を備えている。モータケース8及びコネクタケース26のフランジ14、32同士を図2(a)に示すように駆動軸10の軸線の方向Xに部分的に重ね合わせた状態で、モータ2及び給電コネクタ4の双方が、図2(b)に示す弾性シール40を介してギヤハウジング36にボルト結合されている。
詳しくは、ギヤハウジング36は、モータケース8のフランジに図1に示す締結ボルト42により結合されるフランジ44と、コネクタケース26のフランジ32に図1に示す締結ボルト46により結合されるフランジ48とを有している。また、ギヤハウジング36は、これらのフランジ44、48の間においてギヤハウジング36の内面36aから方向Zに突出して形成された2つの突出体50、50を有している。
各突出体50、50は、各フランジ44、48の配列方向Yと交差する方向Zに互いに離間している。なお、方向Zはモータケース8の第1開口端16及びコネクタケース26の第2開口端34の配列方向Yと交差する方向とも合致する。そして、各フランジ44、48及び各突出体50、50は環状に連なってギヤハウジング用開口端52を形成している。ギヤハウジング36はギヤハウジング用開口端52によって1つの開口54を形成している。2つの突出体50、50のそれぞれのギヤハウジング用開口端52、52には、方向Zに互いに離間した縁部58、58が形成されている。
また、モータケース8及びコネクタケース26は、これらのフランジ14、32同士の一部を互いに重ね合わされた部位である重ね合わせ部60にて、フランジ14、32同士と一緒にギヤハウジング36にボルト結合させる一対の締結ボルト62、62(図1に1つのみ示す)を備えている。これら締結ボルト62、62は2つの縁部58、58を挟んで配置されている。
一方、ギヤ列38は、駆動軸10に接続された、ウォーム64、ヘリカルギヤ65並びに図示しない緩衝ラバー、及び出力軸66等から構成され、ギヤハウジング36内に収容されている。
図5はモータ装置1を図1のC−C方向から見た部分断面図である。なお、図5は弾性シール40が潰れていない自然状態の断面形状を示すために、モータケース8及びコネクタケース26とギヤハウジング36とを結合せずに若干離間した状態となっている。
図5に示すように、ギヤハウジング36の突出体50、50のそれぞれのギヤハウジング用開口端52、52に形成された2つの縁部58、58は、例えば傾斜面をなしている。なお、縁部58、58は凸湾曲面等の他の形状であっても良い。また、ケーブル28はギヤハウジング36の突出体50、50間に延びてギヤハウジング36内に収容されている。
図6は弾性シール40をモータケース8及びコネクタケース26側から見た斜視図であり、図7は弾性シール40をギヤハウジング36側から見た斜視図である。
図6及び図7に示すように、弾性シール40は、モータ装置1の防水パッキンであって、樹脂等の弾性体から形成され、第1孔(孔)70、第2孔(孔)72、連結部74、及び押し付けパッド76を有している。
第1孔70は、モータケース8のモータケース用開口端16の開口に対応した形状を有し、第2孔72は、コネクタケース用開口端34の開口に対応した形状を有している。連結部74は、第1及び第2孔70、72の間に介在し、重ね合わせ状態にあるモータケース8及びコネクタケース26のフランジ14、32の双方、即ちフランジ14、32同士が重ね合わされた重ね合わせ部60に当てがわれる。
押し付けパッド76は、連結部74からギヤハウジング36内に向けて突出して形成され、方向Zに互いに離間した2つの縁部58、58が押圧する。押し付けパッド76は、2つの縁部58、58間に挟持される先端部78を有している。この先端部78は、ギヤハウジング36の突出体50、50のそれぞれの縁部58、58にそれぞれ当接する2つの角縁80、80を有して形成されている。本実施形態の場合、図5にも示すように、押し付けパッド76のX−Z断面は、2つの角縁80、80を結ぶ線が上底(下底よりも短い辺)となる断面視略等脚台形をなしている。
また、連結部74には、押し付けパッド76の反対側、つまり押し付けパッド76のモータケース8及びコネクタケース26のフランジ14、32側にシール面82が形成されている。このシール面82は、モータケース8及びコネクタケース26のフランジ14、32同士の重ね合わせに応じた、即ち重ね合わせ部60と相補形状の段差面84に形成されている。
図8は図5の弾性シール40近傍を拡大した図である。図8を参照して、駆動軸10の軸線、即ち方向Xに沿う押し付けパッド76の中心線86を含み且つ2つの縁部58、58間に延びる仮想面88を考える。なお、この仮想面88はモータケース8及びコネクタケース26に対する押し付けパッド76の押し付け方向と平行である。このとき、縁部58、58が傾斜面の場合には、角縁80、80がそれぞれ当接する位置において縁部58、58から延びるそれぞれの垂直線(傾斜面に対する法線ベクトル)90、90は、何れも中心線86を含む仮想面88に向かっている。
図9は、モータケース8及びコネクタケース26とギヤハウジング36とを結合し、図8の弾性シール40の押し付けパッドの先端部78が潰れた状態を示した図である。図9の状態においては、縁部58、58からシール面82、ひいては重ね合わせ部60に向かう図8に示す垂直線90、90の矢印方向をベクトル方向とした弾性シール40の押し付け力Fが押し付けパッド76の中心線86を含む仮想面88の交線92上に集中的に作用している。
以上のように本実施形態では、モータ装置1の弾性シール40が押し付けパッド76を有することにより、押し付けパッド76をギヤハウジング36の2つの縁部58、58に押し付けることができる。従って、ギヤハウジング36が1つの開口54を有する場合であっても、モータケース8とコネクタケース26のフランジ14、32同士の重ね合わせ部60と弾性シール40の連結部74との間のシール性を確保し、モータ装置1の防水性を高めることができる。
また、押し付けパッド76が2つの縁部58、58間に挟持される先端部78を有する。これにより、モータケース8及びコネクタケース26とギヤハウジング36とをボルト結合したとき、2つの縁部58、58によって押し付けパッド76の先端部78が潰れ、2つの縁部58、58からシール面82に向かう押し付け力Fを確実に発生させることができる。従って、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性を好適に高めることができる。
また、押し付けパッド76の先端部78が2つの縁部58、58にそれぞれ当接する角縁80、80を有する。これにより、モータケース8及びコネクタケース26とギヤハウジング36とをボルト結合したとき、2つの縁部58、58によって押し付けパッド76の先端部78の角縁80、80が潰れ、2つの縁部58、58からシール面82に向かう押し付け力Fを仮想面88に向けて確実に作用させることができる。従って、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性をより一層確実に高めることができる。
なお、押し付けパッド76が角縁80、80を含む断面視略等脚台形であり且つ縁部58、58が傾斜面であることにより、弾性シール40とギヤハウジング用開口端52、52とを簡単な形状に加工するだけで、押し付け力Fを容易にして仮想面88に向けて作用させることができて好適である。
また、図8に示すように、2つの縁部58、58がそれぞれ傾斜面であるとき、これら傾斜面の垂直線90、90は仮想面88に向けて延びている。これにより、シール面82に向かう弾性シール40の押し付け力Fを少なくとも仮想面88に向けて作用させることができる。
また、図9に示すように、モータケース8及びコネクタケース26とギヤハウジング36とをボルト結合したとき、縁部58、58の垂直線90、90が仮想面88とシール面82との交線92を通過する。これにより、シール面82に向かう弾性シール40の押し付け力Fを仮想面88の交線92上、すなわちシール面82に集中的に作用させることができる。従って、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性をより一層高めることができる。
また、シール面82は、モータケース8及びコネクタケース26のフランジ14、36同士の重ね合わせに応じた段差面84に形成されている。これにより、がたつきが生じ易く、浸水し易い重ね合わせ部60にシール面82を隙間無く密着させることができる。従って、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性をより一層高めることができる。
また、ギヤハウジング36は2つ突出体50、50を一体に有し、これら突出体50、50間にケーブル28が延びている。これにより、モータ装置1内にケーブル28の敷設スペースを確保しながら、突出体50、50によって縁部58、58間の距離を極力短くすることができる。従って、ギヤハウジング36に突出体50、50が存在せず、縁部58、58間の距離が本実施形態よりも長くなってしまう場合に比して、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性を容易にして高めることができる。
また、重ね合わせ部60にて一緒にギヤハウジング36にボルト結合させる一対の締結ボルト62、62が2つの縁部58、58を挟んで配置されている。これにより、締結ボルト62、62の締結力によって縁部58、58に対する角縁80、80の押し付け力Fを大きくすることが可能となるため、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性をより一層高めることができる。
また、モータケース8とコネクタケース26とは別筐体であり、給電コネクタ4のケーブル28はモータ2のターミナル24と分離可能である。これにより、モータ2をギヤユニット6付きのモータ装置1とモータ2の単体との双方で使用可能な汎用性のあるモータ装置1を実現することができる。このように、本発明では、防水性及び汎用性の双方を高めることができるモータ装置1を提供することができる。
本発明は上記実施形態に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、縁部58、58の垂直線90、90が仮想面88とシール面82との交線92を通過する。これにより、2つの角縁80、80からシール面82に向かう弾性シール40の押し付け力Fを仮想面88の交線92上に集中的に作用させている。しかし、これに限らず、2つの角縁80、80からシール面82に向かう弾性シール40の押し付け力Fを少なくとも仮想面88の近傍に向けて作用させることにより、重ね合わせ部60と連結部74とのシール性を高めることが可能である。
また、本実施形態では、押し付けパッド76のX−Z断面が2つの角縁80、80を結ぶ線が上底となる断面視略等脚台形をなしている。しかし、押し付けパッド76が連結部74からギヤハウジング36内に向けて突出し、2つの縁部58、58が仮想面82に向けて押し付けられるのであれば、押し付けパッド76の形状は特に限定されない。
具体的には、押し付けパッド76の形状、ひいては先端部78の形状を本実施形態以外の形状にしたとしても、縁部58、58の形状を変えることによって、押し付けパッド76からシール面82、ひいては重ね合わせ部60に向かう弾性シール40の押し付け力Fを少なくとも仮想面88の近傍に向けて作用させることができる。また、より好ましくは押し付け力Fを仮想面88に集中的に作用させることができる。従って、押し付けパッドを例えば丸み縁を有する断面視円弧形状等に形成しても良いし、前述したように、縁部58、58を凸湾曲面等に形成しても良い。
1 モータ装置
2 モータ
4 給電コネクタ
6 ギヤユニット
8 モータケース
10 駆動軸
14 モータケースのフランジ
16 モータケース用開口端
24 ターミナル(給電端子)
26 コネクタケース
28 ケーブル(導電部材)
32 コネクタケースのフランジ
34 コネクタケース用開口端
36 ギヤハウジング
36a ギヤハウジングの内面
38 ギヤ列
40 弾性シール
50 突出体
52 ギヤハウジング用開口端
58 縁部
62 締結ボルト
70 第1孔(孔)
72 第2孔(孔)
74 連結部
76 押し付けパッド
78 先端部
80 角縁
84 段差面
86 押し付けパッドの中心線
88 仮想面
90 縁部の垂直線(傾斜面に対する法線ベクトル)

Claims (8)

  1. モータケース用開口端が設けられたモータケースを備え、前記モータケース用開口端を通じて駆動軸が突出され、前記モータケース用開口端に設けられた給電端子を含むモータと、
    コネクタケース用開口端が設けられたコネクタケースを備え、前記コネクタケース用開口端を通じて延出されて前記給電端子に電気的に接続された導電部材を有する給電コネクタと、
    互いに離間した2つの縁部を有するギヤハウジング用開口端が設けられたギヤハウジングを備え、該ギヤハウジングに、弾性シールを介して前記モータケース及び前記コネクタケースを結合するとともに、前記駆動軸と接続されたギヤ列を収容したギヤユニットと
    を備え、
    前記弾性シールは、
    前記モータケース用開口端及び前記コネクタケース用開口端の開口にそれぞれ対応した2つの孔と、
    前記2つの孔の間に介在する連結部と、
    前記連結部から前記ギヤハウジング内に向けて突出し、前記2つの縁部が押圧する押し付けパッドと
    を含み、
    前記モータケース及びコネクタケースは、それぞれの前記モータケース用開口端及び前記コネクタケース用開口端を形成するフランジを備え、
    前記モータケース及び前記コネクタケースの前記フランジ同士を前記駆動軸の軸線の方向に部分的に重ね合わせた状態で、前記ギヤハウジングは前記モータ及び前記給電コネクタの双方に前記弾性シールを介してボルト結合され、
    前記2つの縁部は前記モータケース用開口端及び前記コネクタケース用開口端の配列方向と交差する方向に互いに離間している、モータ装置。
  2. 前記押し付けパッドは、前記2つの縁部間に挟持される先端部を有する、請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記先端部は、前記2つの縁部にそれぞれ当接する2つの角縁を有する、請求項2に記載のモータ装置。
  4. 前記2つの縁部は、
    前記モータケース及び前記コネクタケースに対する前記押し付けパッドの押し付け方向に平行な前記押し付けパッドの中心線を含み且つ前記2つの縁部間に延びる仮想面に対して傾斜する傾斜面であり、
    これら傾斜面に対する各法線ベクトルはそれぞれ前記仮想面に向かっている、請求項3に記載のモータ装置。
  5. 前記押し付けパッドのシール面は、前記フランジ同士の重ね合わせに応じた段差面に形成されている、請求項に記載のモータ装置。
  6. 前記ギヤハウジングは、前記ギヤハウジングの内面から突出して形成され、前記縁部をそれぞれ備えた2つ突出体を一体に有し、
    前記導電部材は、前記突出体間に延びている、請求項に記載のモータ装置。
  7. 前記フランジ同士を互いに重ね合わされた部位にて該フランジ同士のボルト結合と一緒に前記ギヤハウジングにボルト結合させる一対の締結ボルトを備え、これら締結ボルトは前記2つの縁部を挟んで配置されている、請求項に記載のモータ装置。
  8. 前記導電部材は、前記給電端子に分離可能に接続されている、請求項1からの何れか一項に記載のモータ装置。
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