JP6308025B2 - 発光装置及び発光装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子と内部配線を有する樹脂層とを備える発光装置及びその製造方法に関する。
発光ダイオード等の半導体発光素子を用いた発光装置は小型化が容易で、かつ高い発光効率が得られることから広く用いられている。
半導体発光素子を用いた発光装置は、大別すると、半導体発光素子にパッド電極を設ける面が、実装基板と反対側の面であるフェイスアップ型と、実装基板と対向する面である半導体発光素子の下面に電極を設けたフェイスダウン型の2種類がある。
フェイスアップ型では半導体発光素子をリード等にマウントし、半導体発光素子とリードとの間をボンディングワイヤ等により接続する。このため、実装基板に実装して同基板の表面に垂直な方から平面視した場合、ボンディングワイヤの一部が半導体発光素子よりも外側に位置する必要があり小型化に限界があった。
一方、フェイスダウン型(フリップチップ型)では、半導体発光素子の表面に設けたパッド電極と、実装基板上に設けた配線とを、実装基板の表面に垂直な方向から平面視した場合に半導体発光素子の大きさの範囲内に位置するバンプ又は金属ピラー等の接続手段により電気的に接続することが可能である。
これにより、発光装置のサイズ(とりわけ実装基板に垂直な方向から平面視したサイズ)を発光素子のチップに近いレベルまで小型化したCSP(Chip Size Package又はChip Scale Package)を実現することができる。
そして、最近ではより一層の小型化を進めるため、又は発光効率をより高めるために、サファイア等の成長基板(透光性基板)を除去、又はその厚さを薄くしたフェイスダウン型の発光装置が用いられている。
成長基板は、その上に発光素子を構成するn型半導体層及びp型半導体層を成長させるために用いる基板であって、厚さが薄く強度の低い半導体発光素子を支持することにより発光装置の強度を向上させる効果も有している。
このため、半導体発光素子を形成した後に、成長基板を除去した発光装置又は成長基板の厚さを薄くした発光装置では、例えば、特許文献1に示されるように、半導体発光素子を支持するために電極側(実装基板と対向する側)に樹脂層を設けるとともに、この樹脂層を貫くように金属ピラーや他の配線からなる内部配線を形成して、電極と外部端子とを電気的に接続するように構成している。
そして、この内部配線を含む樹脂層を有することで発光装置は十分な強度を確保することができる。
特開2011−187679号公報
ここで、前記したような、電極側に樹脂層を設けた発光装置を、導電性の接着材料として、例えば半田を用いてリフロー法などによって実装基板に実装する際に、溶融した半田が樹脂層の側面に沿って這い上がり、半導体層に達することがある。特許文献1に記載された発光装置のように、半導体層に絶縁膜で被覆されない箇所を有する構成の場合は、這い上がってきた半田によって、回路が短絡する恐れがある。また、半田が半導体層にまで達して光取り出し面が汚損されると、光取り出し効率が低下する。
そこで、本発明は、実装時に溶融した半田などの接着部材が半導体発光素子まで這い上がることを防止して、信頼性の高い実装が可能な発光装置及びその製造方法を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明の実施形態に係る発光装置は、半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の面に設けられる電極と、を有する半導体発光素子と、前記半導体積層体の前記一方の面側に設けられる第1樹脂層と、前記第1樹脂層上に設けられる第2樹脂層と、を備え、前記第1樹脂層は、内部に前記電極と電気的に接続される第1金属層を有し、前記第2樹脂層は、内部に前記第1金属層と電気的に接続される第2金属層を有し、前記第2金属層の上面が、前記第2樹脂層から露出するとともに、平面視において、前記第2樹脂層の側面が、前記第1樹脂層の側面よりも内側となるように設けられるように構成する。
また、本発明の実施形態に係る発光装置の製造方法は、半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の面に設けられる電極とを有する半導体発光素子を備える発光装置の製造方法であって、複数の前記半導体発光素子が配列して形成されたウエハを準備するウエハ準備工程と、前記半導体積層体の一方の面側に、前記電極が設けられた領域の一部に開口を有する第1樹脂層を形成する第1樹脂層形成工程と、前記第1樹脂層の開口内に第1金属層を形成する第1金属層形成工程と、前記第1樹脂層上に感光性樹脂材料を設けた後、フォトリソグラフィ法によって、前記第1金属層が形成された領域に開口を有し、かつ平面視において前記第1樹脂層の側面よりも内側に配置される第2樹脂層を、前記感光性樹脂材料から形成する第2樹脂層形成工程と、前記第2樹脂層の開口内に第2金属層を形成する第2金属層形成工程と、前記ウエハを前記半導体発光素子の境界線に沿って切断することで、複数の前記半導体発光素子に個片化する個片化工程と、を含む。
本発明の実施形態に係る発光装置によれば、実装時に第1樹脂層と第2樹脂層との間に設ける段差によって、実装面からこれらの樹脂層を這い上がってくる接着部材の上昇を阻止して、半導体層へ到達することを防ぐことができるため、信頼性の高い実装を可能とする。
また、本発明の実施形態に係る発光装置の製造方法によれば、第1樹脂層と第2樹脂層との間に第2露出部を有する前記した構成の発光装置を容易に製造することができる。
本発明の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のI−I線における断面図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の構成を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の層構造を示す模式的平面図であり、(a)はp型半導体層及びカバー電極の配置領域を示し、(b)は反射電極の配置領域を示す。 本発明の実施形態に係る発光装置の層構造を示す模式的平面図であり、(a)は層間絶縁膜の配置領域を示し、(b)はn側電極及びp側電極の配置領域を示す。 本発明の実施形態に係る発光装置の層構造を示す模式的平面図であり、(a)は第1樹脂層及び第1金属層の配置領域を示し、(b)は第2樹脂層及び第2金属層の配置領域を示す。 本発明の実施形態に係る発光装置を、実装基板に実装する様子を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す模式的断面図であり、(a)は半導体積層体形成工程、(b)は光反射電極形成工程、(c)はカバー電極形成工程、(d)はn型半導体層露出工程、(e)は層間絶縁膜形成工程を示す。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程におけるパッド電極形成工程を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のII−II線における断面図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程におけるマスク形成工程を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のII−II線における断面図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す模式的断面図であり、(a)は第1樹脂層形成工程、(b)は第1金属層形成工程、(c)は第2樹脂層形成工程を示す。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す模式的断面図であり、(a)は第2金属層形成工程、(b)はマスク除去工程を示す。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程におけるパッド電極分離工程を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のII−II線における断面図である。 本発明の実施形態に係る発光装置の製造工程における成長基板除去工程を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る発光装置の構成を示す模式的断面図である。
以下、本発明に係る発光装置及びその製造方法の実施形態について説明する。
なお、以下の説明において参照する図面は、本発明を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係などが誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、斜視図、平面図、断面図の間において、各部材のスケールや間隔が一致しない場合もある。また、以下の説明では、同一の名称及び符号については原則として同一又は同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略することとする。
また、本発明の各実施形態に係る発光装置において、「上」、「下」、「左」及び「右」などは、状況に応じて入れ替わるものである。本明細書において、「上」、「下」などは、説明のために参照する図面において構成要素間の相対的な位置を示すものであって、特に断らない限り絶対的な位置を示すことを意図したものではない。
[発光装置の構成]
まず、図1〜図5を参照して、本発明の実施形態に係る発光装置の構成について説明する。
なお、図1(b)に示す断面図は、図1(a)に示す平面図のI−I線における断面を模式的に示したものである。図1(a)に示したI−I線上の位置A1〜A6と、図1(b)に矢印で示した位置A1〜A6とが、対応しているが、断面構造を分かりやすく示すために、図1(b)の断面図における距離間隔は、図1(a)の平面図における距離間隔(部材の長さ)を適宜に伸長又は短縮して示しているため、両図面における距離間隔は一致していない。また、後記する他の断面図についても、特に断らない限り図1(b)と同様に、図1(a)に示す平面図のI−I線に相当する断面を示すものである。
また、図3〜図5は、本実施形態に係る発光装置100の積層構造を説明するために、層ごとに平面視での配置領域をハッチングを施して示すものである。
本実施形態に係る発光装置100は、図1〜図5に示すように、外形が略正四角柱形状をしており、成長基板が除去されたLED(発光ダイオード)構造を有する半導体発光素子1(以下、適宜に「発光素子」と呼ぶ)と、発光素子1の一方の面側に設けられた支持体2とから構成されるCSPである。また、詳細は後記するが、発光装置100は、ウエハレベルで作製されるWCSP(ウエハプロセスによるCSP)である。
発光素子1の一方の面側(図1(b)における上面)には、n側電極13及びp側電極15が設けられるとともに、第1樹脂層21及び第2樹脂層22が積層してなる支持体2が設けられている。また、第1樹脂層21内と第2樹脂層22内とには、それぞれ、内部配線として第1金属層(n側第1金属層)31n及び第1金属層(p側第1金属層)31pと、第2金属層(n側第2金属層)32n及び第2金属層(p側第2金属層)32pとが設けられている。第2金属層32nは、第1金属層31nを介してn側電極13と導通しており、第2金属層32pは、第1金属層31pを介してp側電極15と導通しており、第2樹脂層22から露出した第2金属層32n,32pの上面が、外部と電気的に接続するための実装面となっている。また、発光素子1の下面側が、光取り出し面である。
また、第1樹脂層21と第2樹脂層22との境界には、平面視で第2樹脂層22の外縁が第1樹脂層21の外縁よりも内側となるように、間隔dの段差23が設けられている。また、第1樹脂層21の側面にも、平面視で、下部の外縁が、上部の外縁よりも内側となるように段差21bが設けられている。
なお、本実施形態では、発光素子1は、半導体積層体12を半導体材料の結晶成長により形成する際に用いる成長基板11(図8(a)参照)が除去されているが、成長基板11をそのまま又は研磨により薄肉化して有するようにしてもよい。また、成長基板11を剥離した後の半導体積層体12の裏面側に、又は成長基板11の裏面側に、蛍光体を含有する蛍光体層を設けるようにしてもよい。
次に、発光装置100の各部の構成について順次に詳細に説明する。
発光素子1は、平面視で略正方形をした板状の形状を有しており、一方の面側にn側電極13及びp側電極15を備えたフェイスダウン型のLEDチップである。
発光素子1は、n型半導体層12nとp型半導体層12pとを積層した半導体積層体12を備えている。半導体積層体12は、n側電極13及びp側電極15間に電流を通電することにより発光するようになっており、n型半導体層12nとp型半導体層12pとの間に活性層12aを備えることが好ましい。
図1及び図3(a)に示すように、半導体積層体12には、p型半導体層12p及び活性層12aが部分的に存在しない領域、すなわちp型半導体層12pの表面から凹んでn型半導体層12nが露出した領域(この領域を「第1露出部12b」と呼ぶ)が形成されている。発光素子1は、平面視で、円形の第1露出部12bが、4個ずつ3列に合計で12個が設けられている。第1露出部12bの底面はn型半導体層12nの露出面であり、第1露出部12bの底面の一部に設けられた層間絶縁膜16の開口部16nで、n型半導体層12nとn側電極13とが電気的に接続されている。
また、半導体積層体12の外周に沿って、p型半導体層12p及び活性層12aが存在せず、n型半導体層12nが露出した領域である第2露出部12cが設けられている。第2露出部12cは、ウエハ状態の発光素子1の境界線40(図8(d)参照)に沿った領域である境界領域(ダイシングストリート)に設けられ、ウエハ状態の発光素子1を個片化する際の切り代となる領域の残りである。
なお、第1露出部12b及び第2露出部12cは、完成した発光装置100においては、層間絶縁膜16、第1樹脂層21及び第2樹脂層22などによって全部又は一部が被覆されているが、便宜的に「露出部」と呼ぶ。
また、平面視において半導体積層体12の外縁となる側面、すなわち、n型半導体層12nの外縁となる側面は、層間絶縁膜16及び第1樹脂層21の何れによっても被覆されていない。ウエハレベルプロセスによる発光装置100の製造工程の最後の工程である個片化工程S115(図7参照)において半導体積層体12が割断され、当該割断面が平面視で外縁となる側面として形成される。このため、個片化された発光装置100において、半導体積層体12の外縁となる側面は露出した状態となり、広配光タイプの発光装置とすることができる。
また、図1(b)、図3(a)及び図3(b)に示すように、半導体積層体12のp型半導体層12pの上面の略全面には、光反射電極14a及びカバー電極14bが積層された全面電極14が設けられている。すなわち、図3(a)において、ハッチングを施した領域が、p型半導体層12p及びカバー電極14bが設けられた領域である。また、光反射電極14aは、上面及び側面がカバー電極14bで被覆されており、図3(b)においてハッチングを施して示すように、平面視で、カバー電極14bが配置された領域に包含される内側の領域に配置されている。
また、図1(b)及び図4(a)に示すように、全面電極14の上面及び側面、半導体積層体12の上面及び側面(図4(a)において網掛けのハッチングを施した領域)には、層間絶縁膜16が設けられている。層間絶縁膜16は、第1露出部12bの底面に開口部16nを有するとともに、カバー電極14b上の一部に開口部16pを有する。開口部16nは、12カ所に設けられた各第1露出部12bの底面において、円形形状に設けられており、開口部16pは、カバー電極14b上の10カ所に角に丸みを帯びた矩形形状に設けられている。また、層間絶縁膜16は、第2露出部12cの底面にも開口部を有している。
なお、層間絶縁膜16は、第2露出部12cにおいては開口部を有さずに、n型半導体層12nの上面を端部まで被覆するようにしてもよい。
また、図1(b)及び図4(b)に示すように、発光素子1のp側のパッド電極であるp側電極15が、開口部16pにおいてカバー電極14bと電気的に接続されるとともに、層間絶縁膜16を介して、図4(b)における右半分の領域のカバー電極14bの上面及び第2露出部12cの側面及び底面の一部に延在するように形成されている。
また、発光素子1のn側のパッド電極であるn側電極13が、開口部16nにおいてn型半導体層12nと電気的に接続されるとともに、層間絶縁膜16を介して、第1露出部12bの底面及び側面、p側電極15が設けられた領域及びその近傍を除くカバー電極14bの上面及び側面及び第2露出部12cの側面及び底面に延在するように設けられている。
すなわち、発光素子1は、半導体積層体12の一方の面側に、n側電極13及びp側電極15の両方が設けられている。
また、このように、n側電極13又は/及びp側電極15を、発光素子1の上面及び側面に広範囲に設けることにより、後記する支持体3の樹脂層31に対して効率的に熱を伝導させる、発光装置100の放熱性を向上させることがきる。
半導体積層体12(n型半導体層12n、活性層12a及びp型半導体層12p)は、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y<1)等の半導体が好適に用いられる。また、これらの半導体層は、それぞれ単層構造でもよいが、組成及び膜厚等の異なる層の積層構造、超格子構造等であってもよい。特に、活性層12aは、量子効果が生ずる薄膜を積層した単一量子井戸又は多重量子井戸構造であることが好ましい。
全面電極14は、電流拡散層及び光反射層としての機能を有するものであり、光反射電極14aとカバー電極14bとを積層して構成されている。
光反射電極14aは、p型半導体層12pの上面の略全面を覆うように設けられる。また、光反射電極14aの上面及び側面の全体を被覆するように、カバー電極14bが設けられている。光反射電極14aは、カバー電極14b及びカバー電極14bの上面の一部に設けられたp側電極15を介して供給される電流を、p型半導体層12pの全面に均一に拡散するための層である。また、光反射電極14aは良好な光反射性を有し、発光素子1が発光する光を、光取り出し面である下方向に反射する層としても機能する。
光反射電極14aは、良好な導電性と光反射性とを有する金属材料を用いることができる。特に可視光領域で良好な反射性を有する金属材料としては、Ag、Al又はこれらの金属を主成分とする合金を好適に用いることができる。また、光反射電極14aは、これらの金属材料を単層で、又は積層したものが利用できる。
また、カバー電極14bは、光反射電極14aを構成する金属材料のマイグレーションを防止するためのバリア層である。
カバー電極14bとしては、良好な導電性とバリア性とを有する金属材料を用いることができ、例えば、Al、Ti、W、Au、AlCu合金などを用いることができる。また、カバー電極14bは、これらの金属材料を単層で、又は積層したものが利用できる。
なお、図1において、カバー電極14bの平面視での配置領域を、便宜的にp型半導体層12pの配置領域と一致するように記載しているが、カバー電極14bはp型半導体層12pよりも僅かに内側に設けられる。後記する製造工程図においても同様である。
n側電極13は、12カ所に設けられた第1露出部12bの底面における層間絶縁膜16の開口部16nで、n型半導体層12nと電気的に接続されている。このように広範囲に亘る箇所でn型半導体層12nと接続することにより、n側電極13を介して供給される電流を、n型半導体層12nに均等に拡散できるため、発光効率を向上させることができる。
また、p側電極15は、カバー電極14bの上面の10カ所に設けられた層間絶縁膜16の開口部16pにおいて、カバー電極14bと電気的に接続されている。
図5(a)に示すように、n側電極13の上面には、10個の第1金属層31nがn側電極13と電気的に接続されるように設けられ、p側電極15の上面には、10個の第1金属層31pがp側電極15と電気的に接続されるように設けられている。
n側電極13及びp側電極15としては、金属材料を用いることができ、例えば、Ag、Al、Ni、Rh、Au、Cu、Ti、Pt、Pd、Mo、Cr、Wなどの単体金属又はこれらの金属を主成分とする合金などを好適に用いることができる。なお、合金を用いる場合は、例えば、AlSiCu合金(ASC)のように、組成元素としてSiなどの非金属元素を含有するものであってもよい。また、n側電極13及びp側電極15は、これらの金属材料を単層で、又は積層したものを利用することができる。
層間絶縁膜(絶縁膜)16は、半導体積層体12及び全面電極14の上面及び側面を被覆する膜である。層間絶縁膜16は、発光素子1の保護膜及び帯電防止膜として機能する。また、層間絶縁膜16の上面の広範囲には、n側電極13及びp側電極15が相補的に延在して設けられている。層間絶縁膜16としては、金属酸化物や金属窒化物を用いることができ、例えば、Si、Ti、Zr、Nb、Ta、Alからなる群より選択された少なくとも一種の酸化物又は窒化物を好適に用いることができる。また、層間絶縁膜16として、屈折率の異なる2種以上の透光性誘電体を用いて積層し、DBR(Distributed Bragg Reflector)膜を構成するようにしてもよい。
なお、図1に示した発光素子1は、一例を示したものであり、これに限定されるものではない。発光素子1は、n側電極13及びp側電極15が半導体積層体12の一方の面側に設けられていればよく、第1露出部12b、n側電極13及びp側電極15の配置領域などは適宜に定めることができる。また、第1露出部12bに代えて、又は加えて、第2露出部12cでn型半導体層12nとn側電極13とが電気的に接続されるようにしてもよい。
支持体2は、平面視で発光素子1の外形と略同形状の、四角柱形状をしており、発光素子1のn側電極13及びp側電極15が設けられた面側と接合するように設けられ、成長基板11(図8(a)参照)が除去された発光素子1の構造を機械的に保つための補強部材である。支持体2は、第1金属層31n,31pを内部に有する第1樹脂層21と、第2金属層32n,32pを内部に有する第2樹脂層22とを積層して構成されている。
なお、図1に示した発光装置100は、平面視において、支持体2が発光素子1に内包されるように構成されているが、平面視で重なるように構成されてもよく、支持体2が発光素子1を内包するように構成されてもよい。
第1樹脂層21及び第2樹脂層22からなる積層体は、発光素子1の補強部材としての母体である。第1樹脂層21及び第2樹脂層22は、図1に示すように、平面視で、発光素子1の外形形状とほぼ同じであるが、第2樹脂層22の外形が第1樹脂層21の外形に内包されるように形成されている。このため、第1樹脂層21と第2樹脂層22の厚さ方向の境界において段差23が形成されている。
また、第1樹脂層21の側面は、平面視において下部が上部に内包されるように段差21bが形成されており、半導体積層体12(特に、n型半導体層12n)から外部に出射された光が、第1樹脂層21に遮光されるのを軽減することができる。
第1樹脂層21は、内部配線として、厚さ方向に貫通するように、10個の第1金属層31nと、10個の第1金属層31pとを有している。
また、第2樹脂層22は、内部配線として、厚さ方向に貫通するように、1個の第2金属層32nと、1個の第2金属層32pとを有している。
第1樹脂層21及び第2樹脂層22の樹脂材料としては、当該分野で公知のものを使用することができるが、フォトレジストとして用いられる感光性樹脂材料を用いることが好ましい。感光性樹脂材料を用いることにより、フォトリソグラフィ法によって、第1樹脂層21及び第2樹脂層22を容易にパターニングすることができる。
第1樹脂層21及び第2樹脂層22を合わせた厚さは、成長基板が剥離や薄肉化された発光素子1の補強部材として十分な強度を有するように下限を定めることができる。
例えば、補強部材としての観点からは第1樹脂層21及び第2樹脂層22を合わせた厚さが30μm程度以上とすることが好ましく、90μm程度以上とすることが更に好ましい。
また、第1樹脂層21及び第2樹脂層22における金属の体積の割合と発光素子1の発熱量とを勘案して、十分な放熱性が得られるように、第1樹脂層21及び第2樹脂層22を合わせた厚さの上限を定めることができ、例えば150μm程度以下が好ましく、120μm程度以下とすることが更に好ましい。
第1金属層(n側第1金属層)31nは、第1樹脂層21の内部に厚さ方向に貫通するように設けられ、発光素子1の電極であるn側電極13と、外部と接続するための電極となる第2金属層32nとを電気的に接続するためのn側の内部配線である。
本実施形態では、発光装置100の左半分の領域におけるn側電極13(図4(b)参照)上に、図5(a)に示すように、5個ずつ2列に配列した10個の第1金属層31n(図5(a)において、右上がりの斜線のハッチングを施した領域)が設けられている。
第1金属層(p側第1金属層)31pは、第1樹脂層21の内部に厚さ方向に貫通するように設けられ、発光素子1の電極であるp側電極15と、外部と接続するための電極となる第2金属層32pとを電気的に接続するためのp側の内部配線である。
本実施形態では、発光装置100の右半分の領域におけるp側電極15(図4(b)参照)上に、図5(a)に示すように、5個ずつ2列に配列した10個の第1金属層31p(図5(a)において、右下がりの斜線のハッチングを施した領域)が設けられている。
第2金属層(n側第2金属層)32nは、第2樹脂層22の内部に厚さ方向に貫通するように設けられ、上面が、外部と接続するための実装面となるn側の内部配線である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態では、発光装置100の左半分の領域に1個の第2金属層32nが設けられ、第2金属層32nの下面には、10個の第1金属層31nの上面が電気的に接続されている。
第2金属層(p側第2金属層)32pは、第2樹脂層22の内部に厚さ方向に貫通するように設けられ、上面が、外部と接続するための実装面となるp側の内部配線である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態では、発光装置100の右半分の領域に1個の第2金属層32pが設けられ、第2金属層32pの下面には、10個の第1金属層31pの上面が電気的に接続されている。
また、本実施形態では、第2金属層32n,32pの上面が、第2樹脂層22の上面と同一平面となるように形成されているが、これに限定されるものではなく、第2金属層32n,32pの上面が、第2樹脂層22の上面より低くなるように形成してもよく、高く形成するようにしてもよい。また、第2金属層32n,32pの上面は、平面ではなく、凹凸形状を有するようにしてもよい。
また、第1金属層31n,31p及び第2金属層32n,32pは、発光素子1が発生した熱を放熱するための熱伝達経路としても機能する。そのため、第1樹脂層21及び第2樹脂層22に対する金属の体積の比率が大きい方が好ましい。
第1金属層31n,31p及び第2金属層32n,32pとしては、Cu、Au、Niなどの金属を好適に用いることができる。また、第1金属層31n,31p及び第2金属層32n,32pを複数種類の金属を用いた積層構造としてもよい。特に、上面が実装面となる第2金属層32n,32pは、腐食防止及びAu−Sn共晶半田などのAu合金系の接着部材を用いた実装基板との接合性を高めるために、少なくとも最上層をAuで形成することが好ましい。また、第2金属層32n,32pの下層部がCuなどの、Au以外の金属で形成されている場合は、Auとの密着性を高めるために、上層部をNi/AuやNi/Pd/Auのような、積層構造としてもよい。
また、接着部材としてSn−CuやSn−Sg−Cuなどの半田を用いることもできる。その場合は、第2金属層32n,32pの最上層を、用いる接着部材と良好な密着性が得られる材料で構成することが好ましい。
第1金属層31n,31p及び第2金属層32n,32pは、電解メッキ法により形成することができる。第1金属層31n,31p及び第2金属層32n,32pの形成方法の詳細については後記する。
[発光装置の実装]
次に、図6を参照して、発光装置100を実装基板に実装する際の、半田の這い上がりの防止について説明する。
図6に示すように、発光装置100は、配線パターン92が設けられた実装基板91の実装面と、支持体2が設けられた側の面、すなわち第2金属層32n,32pの第2樹脂層22からの露出面とが対向するようにしてフェイスダウン実装される。従って、図6における発光装置100は、図1(b)とは上下が逆になっている。
発光装置100の実装基板91への実装は、Au−Sn共晶半田などの接着部材93を用いて、リフロー法によって行われる。
実装時に、第2金属層32nと配線パターン92との間、及び第2金属層32pと配線パターン92との間に予め設けられた接着部材93が溶融し、その後に接着部材93が冷却されることにより、第2金属層32n,32pと配線パターン92とが強固に接合される。
ここで、接着部材93が溶融して液体の状態のときに、過剰な接着部材93が、第2金属層32n,32pと配線パターン92との間からはみ出し、更に、第2樹脂層22の側面に沿って這い上がる。このとき、第2樹脂層22と第1樹脂層21との境界に段差23が設けられているため、この段差23によって溶融した接着部材93がせき止められ、更に第1樹脂層21の側面に沿って這い上がることが防止される。
図1に示すように、第1樹脂層21と第2樹脂層22との間の段差23の間隔をdとすると、間隔dは、1μm以上10μm以下程度とすることが好ましく、1μm以上5μm以下程度とすることが更に好ましい。これによって、より効果的に半田の這い上がりを防止することができる。
また、図6に示した例では、第1樹脂層21の側面にも段差21bが設けられているため、溶融した接着部材93が第2樹脂層22と第1樹脂層21との境界の段差23を乗り越えて、第1樹脂層21の側面に沿って這い上がることがあっても、接着部材93は段差21bにトラップされ、更に這い上がることが抑制される。なお、第1樹脂層21の側面に形成される段差21bの間隔は、前記した第1樹脂層21と第2樹脂層22との間の段差23の間隔dと同程度とすることが好ましい。
このように、第1樹脂層21及び第2樹脂層22からなる樹脂層の側面に段差23を設けることにより、好ましくは更に段差21bを設けることにより、接着部材93の這い上がりを阻止し、半田が半導体積層体12の露出した側面にまで到達することを防止することができる。
[発光装置の動作]
次に、図1及び図6を参照して、発光装置100の動作について説明する。
発光装置100は、外部との接続用の正負電極である第2金属層32n,32pに、実装基板91を介して外部電源が接続されると、第1金属層31n,31pを介して、発光素子1のn側電極13及びp側電極15間に電流が供給される。そして、n側電極13及びp側電極15間に電流が供給されると、発光素子1の活性層12aが発光する。
発光素子1の活性層12aが発光した光は、半導体積層体12内を伝播して、発光素子1の下面(図6においては上面)又は側面から出射して、外部に取り出される。
なお、発光素子1内を上方向(図6においては下方向)に伝播する光は、光反射電極14aによって反射され、発光素子1の下面(図6においては上面)から出射して、外部に取り出される。
[発光装置の製造方法]
次に、図7を参照して、図1に示した発光装置100の製造方法について説明する。
図7に示すように、発光装置100の製造方法は、半導体積層体形成工程S101と、光反射電極形成工程S102と、カバー電極形成工程S103と、n型半導体層露出工程S104と、層間絶縁膜形成工程S105と、パッド電極形成工程S106と、マスク形成工程S107と、第1樹脂層形成工程S108と、第1金属層形成工程S109と、第2樹脂層形成工程S110と、第2金属層形成工程S111と、マスク除去工程S112と、パッド電極分離工程S113と、成長基板除去工程S114と、個片化工程S115と、を含み、この順で各工程が行われる。
また、半導体積層体形成工程S101〜パッド電極形成工程S106が、ウエハ状態の発光素子1を準備するウエハ準備工程として含まれ、光反射電極形成工程S102及びカバー電極形成工程S103が、全面電極形成工程として含まれる。
以下、図8〜図14を参照(適宜図1〜図5及び図7参照)して、各工程について詳細に説明する。なお、図8〜図14において、各部材について、形状、サイズ、位置関係を適宜に簡略化したり、誇張したりしている場合がある。
また、ウエハレベルでの発光装置100の製造工程において、多数の発光素子が2次元配列した状態で各工程が行われる。図8〜図14では、多数の発光素子の配列の内で、断面図においては2個の発光素子について、平面図においては2×2=4個の発光素子について示したものである。
また、図8〜図14に示した断面図は、図1(b)に示した断面図と同様に、図1(a)のI−I線に相当し、発光素子が2個分の断面を示したものである。
本発明の実施形態に係る発光装置の製造方法は、まず、複数の発光素子1が一枚の成長基板11上に配列された発光素子1を準備するウエハ準備工程を行う。ウエハ準備工程では、前記したように、半導体積層体形成工程S101と、光反射電極形成工程S102と、カバー電極形成工程S103と、n型半導体層露出工程S104と、層間絶縁膜形成工程S105と、パッド電極形成工程S106とが含まれる。
まず、半導体積層体形成工程S101において、図8(a)に示すように、サファイアなどからなる成長基板11の上面に、前記した半導体材料を用いて、n型半導体層12n、活性層12a及びp型半導体層12pを順次積層して半導体積層体12を形成する。
次に、光反射電極形成工程S102において、図8(b)に示すように、光反射電極14aを所定の領域に形成する。光反射電極14aは、リフトオフ法により形成することができる。すなわち、フォトリソグラフィ法により、光反射電極14aを配置する領域に開口を有するレジストパターンを形成した後、ウエハ全面にスパッタリング法や蒸着法などによりAgなどの前記した反射性の良好な金属膜を成膜する。そして、レジストパターンを除去することにより、金属膜がパターニングされ、光反射電極14aが形成される。
次に、カバー電極形成工程S103において、図8(c)に示すように、光反射電極14aの上面及び側面を被覆するように、カバー電極14bを形成する。カバー電極14bは、所定の金属材料を用いて、スパッタリング法や蒸着法などによりウエハ全面に金属膜を成膜した後、フォトリソグラフィ法により、カバー電極14bを配置する領域に開口を有するレジストパターンを形成する。そして、当該レジストパターンをマスクとしてエッチングすることにより金属膜がパターニングされ、その後にレジストパターンを除去することでカバー電極14bが形成される。
次に、n型半導体層露出工程S104において、図8(d)に示すように、半導体積層体12の一部の領域について、図8(d)に示すように、p型半導体層12p、活性層12a及びn型半導体層12nの一部をドライエッチングにより除去して、n型半導体層12nが底面に露出する第1露出部12b及び第2露出部12cを形成する。
なお、ドライエッチングの際のエッチングマスク(不図示)は、フォトリソグラフィ法により、カバー電極14bを被覆するように形成される。このため、図8(d)において、便宜的にカバー電極14bの端部とp型半導体層12pの端部(すなわち、第1露出部12b及び第2露出部12cの端部)とが一致するように記載しているが、カバー電極14bの側面に設けられたエッチングマスクの厚さ分だけ、p型半導体層12pは、カバー電極14b配置領域よりも広い範囲まで残される。
次に、層間絶縁膜形成工程(絶縁膜形成工程)S105において、図8(e)に示すように、所定の絶縁材料を用いて、第1露出部12b及びカバー電極14bの上面の一部に、それぞれ開口部16n及び開口部16pを有する層間絶縁膜16を形成する。また、層間絶縁膜16は、境界線40に沿った領域である第2露出部12cの底面の一部についても開口するように形成される。なお、第2露出部12cの底面については、開口を有さずに全面が層間絶縁膜16によって被覆されるようにしてもよい。
また、層間絶縁膜16は、ウエハ全面にスパッタリング法などにより絶縁膜を形成した後に、前記した所定領域に開口を有するレジストパターンを形成し、絶縁膜をエッチングすることによってパターニングすることができる。
次に、パッド電極形成工程(電極形成工程)S106において、図9に示すように、例えば、スパッタリング法などによって、層間絶縁膜16上に金属層50を形成する。なお、金属層50は、例えば、リフトオフ法によってパターニングすることができる。
金属層50は、発光素子1としてのパッド電極であるn側電極13及びp側電極15となるものである。そのため、金属層50は、n側電極13となる領域(図9において、右下がり斜線のハッチングを施した領域)に設けられている層間絶縁膜16の開口部16nで、n型半導体層12nと接続されている。また、金属層50は、p側電極15となる領域(図9において、右上がり斜線のハッチングを施した領域)に設けられている層間絶縁膜16の開口部16pで、カバー電極14bと接続されている。
金属層50は、境界線40で区画された各発光素子1の領域内では、n側電極13となる領域とp側電極15となる領域とが互いに接触しないように分離して形成されているが、境界線40に沿った領域で接続され、ウエハ上に配列して形成された全ての発光素子1についての金属層50が導通するように形成されている。
金属層50は、後工程である第1金属層形成工程S109において第1金属層31n,31pを電解メッキ法で形成する際のシード層として用いられるとともに、第2金属層形成工程S111において第2金属層32n,32pを電解メッキ法で形成する際のシード層、すなわち電流経路としても用いられる。本実施形態では、パッド電極であるn側電極13及びp側電極15となる金属層50が、電解メッキのシード層を兼ねるように形成されるため、製造工程を簡略化することができる。
次に、マスク形成工程S107において、図10に示すように、境界線40に沿った領域である第2露出部12cに形成された金属層50を被覆するマスク33を形成する。マスク33は、フォトレジストやSiOなどの絶縁材料を用いて形成される。マスク33は、後工程である第1金属層形成工程S109及び第2金属層形成工程S111において、境界領域である第2露出部12c上に、メッキ成長させないための絶縁性のマスクである。
なお、マスク33は、マスク除去工程S112において、第1樹脂層21及び第2樹脂層22を残したまま選択的に除去できるように、第1樹脂層21及び第2樹脂層22とは異なる材料で形成される。
また、マスク33は、次の第1樹脂層形成工程S108で形成される第1樹脂層21(図11(a)参照)の上面よりも低い高さで、かつ、第1樹脂層21の開口部21a(図11(a)参照)よりも広い幅で形成することが好ましい。これによって、第1樹脂層21の側面に段差21b(図12(b)参照)を形成することができる。
次に、第1樹脂層形成工程S108において、図11(a)に示すように、金属層50上に、フォトリソグラフィ法によって第1樹脂層21を形成する。第1樹脂層21は、金属層50のn側電極13となる領域上に開口部21nを有し、金属層50のp側電極15となる領域上に開口部21pを有するように形成される。更に、第1樹脂層21は、境界線40に沿った領域上に開口部21aを有し、各発光素子1の領域ごとに分離して形成される。また、開口部21aは、マスク33の幅よりも狭い幅で形成することが好ましい。
次に、第1金属層形成工程S109において、図11(b)に示すように、第1樹脂層21の開口部21n,21p内に、電解メッキ法によって第1金属層31n,31pを形成する。第1金属層31n,31pは、前記したように、全体が導通するように形成されている金属層50を、電解メッキの電流経路となるシード層として用い、第1樹脂層21の開口部21n,21p内でメッキ成長させることで形成される。
また、本工程において、境界線40に沿った領域である第2露出部12c(図10(b)参照)において、第1樹脂層21は開口しているが、マスク33によって金属層50が被覆されているため、メッキ成長はしない。これによって、境界領域に厚膜のメッキ層が形成されないため、後工程であるパッド電極分離工程S113において、容易に不要な金属層50を除去することができる。
なお、図11(b)に示した例では、第1金属層31n,31pは、第1樹脂層21から突出するように形成されているが、これに限定されるものではない。
次に、第2樹脂層形成工程S110において、図11(c)に示すように、第1樹脂層21上に、フォトリソグラフィ法によって第2樹脂層22を形成する。第2樹脂層22は、平面視において、第1金属層31nが形成された領域を包含する開口部22nを有し、第1金属層31pが形成された領域を包含する開口部22pを有するように形成される。更に、第2樹脂層22は、境界線40に沿った領域上に開口部22aを有し、各発光素子1の領域ごとに分離して形成される。
また、境界線40に沿った領域、すなわち、完成後の発光装置100の外縁部において、第2樹脂層22の側面が第1樹脂層21の側面よりも、平面視で内側となるように間隔dの段差23が形成される。
次に、第2金属層形成工程S111において、図12(a)に示すように、第2樹脂層22の開口部22n,22p内に、電解メッキ法によって第2金属層32n,32pを形成する。第2金属層32n,32pは、前記したように、全体が導通するように形成されている金属層50と第1金属層31n,31pとを電解メッキのシード層、すなわち電流経路として用い、第2樹脂層22の開口部22n,22p内でメッキ成長させることで形成される。なお、図12(a)に示した例では、第2金属層32n,32pは、第2樹脂層22の上面と同じ高さで形成されているが、これに限定されるものではない。
次に、マスク除去工程S112において、図12(b)に示すように、適宜な溶剤や薬剤を用いてマスク33を除去する。また、マスク33をドライエッチングすることで除去することもできる。
マスク33を除去することで、境界線40に沿った領域に形成された金属層50が、第1樹脂層21の開口部21aの底面に露出する。また、マスク33を除去することによって、第1樹脂層21の下部側面に段差21bが形成される。
次に、パッド電極分離工程(電極分離工程)S113において、図13に示すように、エッチングにより、第1樹脂層21の開口部21aの底面に露出した金属層50を除去する。これによって、金属層50は、発光装置100ごとに分離されるとともに、各発光装置100内においても、n側電極13となる領域とp側電極15となる領域とが分離される。
なお、金属層50をエッチングする際に、第2金属層32n,32pの上面にマスクを設けて第2金属層32n,32pがエッチングされないようにしてもよい。また、第2金属層32n,32pが金属層50に比べて十分に厚い場合は、第2金属層32n,32pの厚さが金属層50の厚さと同程度分だけ減少することを構わずに、第2金属層32n,32pの上面にマスクを設けずに金属層50のエッチングを行うようにしてもよい。
次に、成長基板除去工程S114において、図14に示すように、LLO(レーザ・リフト・オフ)法やケミカルリフトオフ法などによって成長基板11を剥離することで除去する。
なお、成長基板除去工程S114は必須の工程ではなく、成長基板11を剥離しないようにしてもよい。また、成長基板11の剥離に代えて、成長基板11の下面側を研磨して薄肉化するようにしてもよい。
また、成長基板11の剥離後に、半導体積層体12の下面をウェットエッチングして凹凸形状を形成するようにしてもよい。
更にまた、成長基板11の剥離後に、又は成長基板11を剥離せずに、発光装置100の光取り出し面となる下面側に、発光素子1が発光する光の波長を変換する蛍光体を含有する蛍光体層を設けるようにしてもよい。
次に、個片化工程S115において、ダイシング法やスクライビング法によって、図14に示した境界線40に沿ってウエハを切断することにより、発光装置100を個片化する。個片化によって形成された半導体積層体12の外縁となる側面は、図1(b)に示すように、層間絶縁膜16及び第1樹脂層21の何れによっても被覆されず、露出している。
なお、第1樹脂層21及び第2樹脂層22は、それぞれ境界線40に沿った領域に開口部21a及び開口部22aを有するように、発光装置100ごとに分離して形成されているため、半導体積層体12を割断するだけで、容易に個片化することができる。
<変形例>
次に、図15を参照して、発光装置の変形例について説明する。
[発光装置の構成]
図15に示すように、本変形例に係る発光装置100Aは、図1に示した発光装置100において、支持体2に代えて、支持体2Aを備える。また、支持体2Aは、支持体2において、第2樹脂層22及び第2金属層32n,32pに代えて、側面が傾斜して形成された第2樹脂層22A及び第2金属層32An,32Apを備える。
第2樹脂層22Aは、側面が、実装面側ほど外側となるように傾斜しており、外周面が逆テーパ形状に形成されている。また、第2樹脂層22Aの開口部における内側面も同様に逆テーパ形状に形成され、当該開口部の形状に合わせて、第2金属層32An,32Apが形成されている。その他の構成は、図1に示した発光装置100と同様であるから、説明は省略する。
発光装置100Aは、第2樹脂層22Aの側面が傾斜しているため、実装面から半導体発光素子1までの沿面距離が長くなっている。そのため、半田などの接着部材が第2樹脂層22Aの側面を這い上がっても、半導体発光素子1まで到達し難くなっている。更に、第1樹脂層21との境界における段差部23において、第1樹脂層21の上面と第2樹脂層22Aの側面とがなす角度が鋭角となっているため、第2樹脂層22Aの側面を這い上がってきた接着部材を、段差部23で、より堰き止め易くなっている。従って、発光装置100Aは、接着部材の這い上がり防止により効果的な構成を有している。
なお、発光装置100Aの動作も、発光装置100と同様であるから、説明は省略する。
[発光装置の製造方法]
変形例に係る発光装置100Aは、図7に示した発光装置100の製造方法の第2樹脂層形成工程S110において、感光性樹脂材料であるフォトレジストとして、ネガ型のフォトレジストを用いたフォトリソグラフィ法により、側面が逆テーパ形状に傾斜した第2樹脂層22Aを形成することができる。
また、次工程である第2金属層形成工程S111においては、第2金属層32An,32Apは、発光装置100を製造する場合と同様に、n側電極13及びp側電極15と、第1金属層31n,31pとをシード層として電解メッキをすることで、第2樹脂層22Aの開口部に沿った形状で形成される。
他の工程は、発光装置100を製造する工程と同様に行うことで、発光装置100Aを製造することができるため、説明は省略する。
ここで、第2樹脂層形成工程S110において、ネガ型のフォトレジストを用いたフォトリソグラフィ法により第2樹脂層22Aを形成する方法について説明する。
この工程では、まず、ネガ型フォトレジストを、ウエハ表面全体に塗布する。次に、露光パターンが形成されたフォトマスクを用いて、フォトレジストを除去しない箇所を露光する。このとき、フォトレジストによって光が吸収されるため、下層部ほど露光量が少なくなる。また、露光される光線は、フォトレジストの表面に垂直な方向に伝播するだけでなく、横方向にも若干の広がりを有する。このため、フォトマスクの開口部の直下領域であって、当該開口部の端部近傍の下層部では、フォトマスクの遮光領域(非開口部)に照射される光線の広がり成分がないため、フォトマスクの開口部の中央付近の下層部と比較して露光量が不足する。
ネガ型のフォトレジストは、露光された箇所が化学反応して現像液に対して不溶性となる性質を有する。従って、フォトマスクの開口部の端部近傍において、フォトレジストの上層部では十分な露光量であっても、下層部では露光量が不足して前記した化学反応が進み難くなる。その結果、フォトレジストを現像後に形成されるレジストパターンの側面は、下層部が上層部よりも内側となるように傾斜した逆テーパ形状に形成される。
第2樹脂層22Aは、このようにネガ型のフォトレジストを用いて形成することができる。
以上、本発明に係る発光装置及びその製造方法について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変などしたものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 発光素子(半導体発光素子)
11 成長基板
12 半導体積層体
12n n型半導体層
12a 活性層
12p p型半導体層
12b 第1露出部
12c 第2露出部
13 n側電極
14 全面電極
14a 光反射電極
14b カバー電極
15 p側電極
16 層間絶縁膜(絶縁膜)
2 支持体
21 第1樹脂層
21a 開口部
21b 段差
21n 開口部
21p 開口部
22 第2樹脂層
22a 開口部
22n 開口部
22p 開口部
23 段差
31n 第1金属層(n側第1金属層)
31p 第1金属層(p側第1金属層)
32n 第2金属層(n側第2金属層)
32p 第2金属層(p側第2金属層)
33 マスク
40 境界線
50 金属層
91 実装基板
92 配線パターン
93 接着部材
100 発光装置

Claims (9)

  1. 半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の面に設けられる電極と、を有する半導体発光素子と、
    前記半導体積層体の前記一方の面側に設けられる第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層上に設けられる第2樹脂層と、を備え、
    前記第1樹脂層は、内部に前記電極と電気的に接続される第1金属層を有し、
    前記第2樹脂層は、内部に前記第1金属層と電気的に接続される第2金属層を有し、
    前記第2金属層の上面が、前記第2樹脂層から露出するとともに、
    平面視において、前記第2樹脂層の側面が、前記第1樹脂層の側面よりも内側となるように設けられ
    前記第2樹脂層の側面は、前記第2金属層の上面側に向かって外側に傾斜することを特徴とする発光装置。
  2. 半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の面に設けられる電極と、を有する半導体発光素子と、
    前記半導体積層体の前記一方の面側に設けられる第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層上に設けられる第2樹脂層と、を備え、
    前記第1樹脂層は、内部に前記電極と電気的に接続される第1金属層を有し、
    前記第2樹脂層は、内部に前記第1金属層と電気的に接続される第2金属層を有し、
    前記第2金属層の上面が、前記第2樹脂層から露出するとともに、
    平面視において、前記第2樹脂層の側面が、前記第1樹脂層の側面よりも内側となるように設けられ
    前記第1樹脂層の側面は、前記半導体積層体側が前記第2樹脂層側よりも内側となるように段差が設けられていることを特徴とする発光装置。
  3. 前記第1樹脂層の側面は、前記半導体積層体側が前記第2樹脂層側よりも内側となるように段差が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  4. 前記半導体積層体は、その側面の一部が露出していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の発光装置。
  5. 半導体積層体と、前記半導体積層体の一方の面に設けられる電極とを有する半導体発光素子を備える発光装置の製造方法であって、
    複数の前記半導体発光素子が配列して形成されたウエハを準備するウエハ準備工程と、
    前記半導体積層体の一方の面側に、前記電極が設けられた領域の一部に開口を有する第1樹脂層を形成する第1樹脂層形成工程と、
    前記第1樹脂層の開口内に第1金属層を形成する第1金属層形成工程と、
    前記第1樹脂層上に感光性樹脂材料を設けた後、フォトリソグラフィ法によって、前記第1金属層が形成された領域に開口を有し、かつ平面視において前記第1樹脂層の側面よりも内側に配置される第2樹脂層を、前記感光性樹脂材料から形成する第2樹脂層形成工程と、
    前記第2樹脂層の開口内に第2金属層を形成する第2金属層形成工程と、
    前記ウエハを前記半導体発光素子の境界線に沿って切断することで、複数の前記半導体発光素子に個片化する個片化工程と、を含むことを特徴とする発光装置の製造方法。
  6. 前記ウエハ準備工程は、サブ工程として、
    成長基板上にn型半導体層とp型半導体層とを積層することで前記半導体積層体を形成する半導体積層体形成工程と、
    前記p型半導体層上の、前記半導体発光素子の境界線に沿った所定幅の領域である境界領域と前記境界領域よりも内側の所定の領域とを除く領域に、全面電極を形成する全面電極形成工程と、
    前記全面電極が設けられていない領域について、前記p型半導体層を除去することで、前記n型半導体層を露出させるn型半導体層露出工程と、
    前記n型半導体層の露出した面の一部、及び前記全面電極の上面の一部に開口を有する絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    前記電極として、前記n型半導体層の露出した面の一部と電気的に接続するn側電極と、前記全面電極の上面の一部と電気的に接続するp側電極とを形成する電極形成工程と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の発光装置の製造方法。
  7. 前記電極形成工程において、前記n側電極と前記p側電極とは、前記境界領域で短絡するように形成され、
    前記第1金属層形成工程において、前記第1金属層は、前記n側電極及び前記p側電極をシード層とする電解メッキ法によって形成され、
    前記第2金属形成工程において、前記第2金属層は、前記n側電極及び前記p側電極と電気的に接続された前記第1金属層とをシード層とする電解メッキ法によって形成されることを特徴とする請求項6に記載の発光装置の製造方法。
  8. 前記電極形成工程の後、前記境界領域上の前記n側電極及び前記p側電極を被覆する絶縁性のマスクを形成するマスク形成工程を行い、
    前記第1樹脂層形成工程において、前記第1樹脂層は、前記境界線に沿って前記マスクの上面の一部が露出するように、前記半導体発光素子ごとに分離して形成され、
    前記第2金属層形成工程の後に、前記マスクを除去するマスク除去工程を行い、
    前記マスクから露出した前記境界領域の前記n側電極及び前記p側電極を除去することにより、前記n側電極及び前記p側電極を電気的に分離する電極分離工程を行うことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の発光装置の製造方法。
  9. 前記第1樹脂層形成工程において、前記第1樹脂層は、フォトリソグラフィ法によって感光性樹脂材料を用いて形成されることを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れか一項に記載の発光装置の製造方法。
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