JP6307617B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関する。本発明は、特に大型車、例えば、トラック等の車両に適用可能である。しかし、本発明は、主にトラックとの関連で説明されるが、内燃機関は、勿論、他の種類の車両、例えば、乗用車、産業建設機械、ホイールローダー等にも適用可能である。
長年、内燃機関への要求は、着実に高まってきており、エンジンは、市場からの様々な要求を満たすよう絶えず開発されている。排ガスの削減、機関の効率の向上、つまり燃料消費の低減、及び機関からの騒音レベルの低下は、車両エンジンを選ぶ際に重要な側面となる基準の一部である。また、トラックの分野では、例えば、排ガス汚染の最大許容量を決定してきた適用法令がある。更にまた、車両の全体的な費用削減が重要であり、エンジンは、総費用の比較的大部分を占めるので、エンジン部品の費用も削減されるは当然である。
上記の需要を満たすため、長年に渡り様々なエンジン構想が展開されてきた。そこでは、従来の作動シリンダは、例えば、先行圧縮段階及び/又は膨張段階と組み合わせられてきた。
特許文献1には、比較的軽量なエンジンを提供することを目的とする内燃複合機関が記載されている。特許文献1に開示されている内燃複合機関は、第1段階4ストローク燃焼装置及び第2段階2ストローク膨張装置を備えている。1本以上の第1段階シリンダは、第1クランク軸を駆動するピストンを有し、第1段階シリンダと同数の第2段階膨張シリンダは、平行クランク軸を駆動するピストンを有している。第2段階装置は、複動式シリンダとして配置されることも可能で、一側は、第2膨張段階として機能し、他方側は、事前圧縮装置又は過給機として機能する。
特許文献1に開示されている内燃複合機関は、圧縮時にエネルギーの節約が可能であるという効果があるので、燃料効率を向上させることができる。機関は、ブレーキ走行及び坂道走行時に圧縮された空気という形態で貯蔵エネルギーを節約及び提供することもできる。
国際公開第99/06682号
特許文献1に開示されている内燃複合機関は、貯蔵エネルギーを節約及び提供するだけでなく、燃料効率を向上することができるが、例えば、動力効率及び費用に関して、依然として更に改善が必要である。
本発明は、従来の機関と関連して動力効率を向上させた内燃機関を提供することを目的とする。本目的は、請求項1に係る内燃機関によって少なくとも部分的に達成される。
本発明の第1形態によると、第1セットのシリンダを備える内燃機関であって、該第1セットのシリンダは、第1クランク軸に連結される第1圧縮ピストンを収容する2ストローク第1圧縮シリンダと、中間圧縮ピストンを収容する2ストローク中間圧縮シリンダで、前記2ストローク第1圧縮シリンダから圧縮ガスを受け取るよう構成される2ストローク中間圧縮シリンダと、第1燃焼ピストンを収容する4ストローク第1燃焼シリンダで、前記2ストローク中間圧縮シリンダから圧縮ガスを受け取るよう構成される4ストローク第1燃焼シリンダとを含んでおり、前記内燃機関は、第2セットのシリンダを更に備え、該第2セットのシリンダは、前記第1クランク軸に連結される第2圧縮ピストンを収容する2ストローク第2圧縮シリンダで、圧縮ガスを前記2ストローク中間圧縮シリンダに供給するよう構成される2ストローク第2圧縮シリンダと、第2燃焼ピストンを収容する4ストローク第2燃焼シリンダで、前記2ストローク中間圧縮シリンダから圧縮ガスを受け取るよう構成される4ストローク第2燃焼シリンダとを含んでおり、前記中間圧縮ピストン、前記第1燃焼ピストン及び前記第2燃焼ピストンの各々は、第2クランク軸に連結しており、該第2クランク軸は、前記第1クランク軸の速度の少なくとも2倍の速度で回転するよう構成される、内燃機関が提供される。
圧縮シリンダは、以下の説明及び全体を通して、圧縮ピストンを収容するシリンダと解釈されるべきであって、該シリンダは、圧縮された吸入ガスを別のシリンダへ供給するよう配置される。本発明では、第1及び第2圧縮シリンダは、圧縮ガスを中間圧縮シリンダへ供給する。中間圧縮シリンダは、次に、第1及び第2燃焼シリンダの各々に圧縮ガスを供給するよりも更に前に、ガスを圧縮する。従って、圧縮ピストンは、圧縮シリンダ内部のガスを圧縮し、その後、圧縮されたガスは、更なる圧縮シリンダ又は燃焼シリンダどちらかの吸気口に送られる。その後、圧縮ガスの圧力レベルは、大気圧を上回る。各圧縮シリンダは、2ストローク形式で作動する。これは、各圧縮ピストンが、シリンダの上死点としても知られているシリンダの上端位置にある時、シリンダの下死点としても知られている圧縮シリンダの下端位置へ圧縮ピストンが下降する間に、ガスがシリンダ内に供給されることを指す。その後、圧縮ピストンがシリンダの上端位置へ向かって上昇すると、圧縮ピストンの往復移動によって生じるシリンダ内の容量の減少により、シリンダ内に供給されたガスは圧縮される。ある所望の時点で、圧縮ガスは、圧縮シリンダから排出され、燃焼シリンダの吸気口へ案内される。これを制御する方法を以下により詳しく説明する。
燃焼シリンダは、上記のように、4ストローク燃焼シリンダである。つまり、第2クランク軸が2回転する度に動力行程1回及び排気行程1回を行う。各燃焼シリンダ内の燃焼ピストンが、各シリンダの下死点に向かって下降移動している際、圧縮シリンダからの圧縮ガスは、燃焼シリンダ内に送り込まれる。その後、燃焼ピストンが燃焼シリンダの上死点に向かって上昇移動している際、燃焼シリンダ内のガスは圧縮され、所望の時点で点火される。その後、燃焼ピストンは下死点に向かって再び下降移動する。最終的に、燃焼ピストンが上昇移動している際、排ガスは、燃焼シリンダから排出される。燃焼燃料は、4ストローク内燃機関内の従来技術における当業者が周知の方法で燃焼シリンダに供給されるので、その詳細は以下に説明しない。本発明はまた、特定の種類の燃料に限定されない。
本発明は、中間圧縮シリンダを第1及び第2圧縮シリンダの下流側と、第1及び第2燃焼シリンダの上流側に配置することによって、各燃焼シリンダに十分に圧縮されたガスをずっと供給することにより、各圧縮シリンダ内の圧縮を低減することができるという洞察に基づいている。従って、3段階の圧縮を有するエンジンが提供される。また、以下に詳細に説明される中間冷却を用いて、ガスを複数の段階で圧縮することによって、エンジンの総圧縮作業量が削減される。
本発明の効果として、3段階圧縮により内燃機関の効率が上昇する、つまり、エンジンの出力効率を上げることができるということである。3段階圧縮を利用することによって、例えば、2段階圧縮と比べ、圧縮シリンダによる総圧縮作業を削減することができる。更に、2段階の代わりに3段階圧縮シリンダを利用することによって、各圧縮シリンダにより大きな圧力を処理する能力が必要とされ得る2段階圧縮と比べ、各圧縮シリンダ及び各圧縮ピストンに必要な個々の圧力を低減することができる。また、シリンダが低摩擦比で設計され得るよう、第1及び第2圧縮ピストンに必要な圧力は、相対的に低くなる。更に、中間圧縮シリンダという形で、中間圧縮段階を設けることによって、第1圧縮ピストンを膨張器に向けて90度のクランク角の偏差を設けて配置することが可能になる。これによって、内燃機関のバランス作用が向上する。更にまた、2ストローク中間圧縮ピストンを4ストローク第1及び第2燃焼ピストンと同じクランク軸上に配置することによって、1つの圧縮シリンダで第1及び第2燃焼シリンダに交互に圧縮ガスを供給可能であるので、1つの圧縮シリンダのみで十分である。
ある実施例によると、内燃機関は、前記第1クランク軸に連結される第1膨張ピストンを収容する2ストローク第1膨張シリンダで、前記4ストローク第1燃焼シリンダから排ガスを受け取るよう構成される2ストローク第1膨張シリンダと、前記第1クランク軸に連結される第2膨張ピストンを収容する2ストローク第2膨張シリンダで、前記4ストローク第2燃焼シリンダから排ガスを受け取るよう構成される2ストローク第2膨張シリンダとを更に備えていてもよい。
膨張シリンダは、以下の説明及び全体を通して、膨張ピストンを収容するシリンダと解釈されるべきであって、該シリンダは、燃焼シリンダから排ガスを受け取ってから、更に排ガスを膨張シリンダから排出するよう配置される。第1及び第2膨張シリンダは、2ストローク形式で作動する。これは、それぞれの膨張ピストンがシリンダの上端位置にある時、膨張シリンダの下端位置に膨張ピストンが下降する間に、燃焼シリンダからの排ガスが膨張シリンダ内に供給されることを指す。これによって、膨張ピストンの往復移動の際のシリンダ内の容量の増加により、排気ガスは膨張される。その後、膨張ピストンがシリンダの上端位置に向かって上昇すると、膨張シリンダ内に供給された排ガスは、膨張シリンダから直接大気に案内される、若しくは、例えば、触媒等の処理システムを通過した後、何らかのガスに供給される。
効果としては、内燃機関の動力効率を更に向上することができる。膨張シリンダは、各燃焼シリンダからの排ガスを膨張させるので、化学的エネルギー回生及び燃焼シリンダからの熱によって熱力学的効率の向上を可能にする。
ある実施例によると、前記第2圧縮ピストンが前記第2圧縮シリンダ内で下端位置に達すると、前記第1圧縮ピストンは、前記第1圧縮シリンダ内で上端位置に達するように構成されるよう、前記第1圧縮ピストン及び前記第2圧縮ピストンを、互いに180度のクランク角オフセットを設けて配置してもよい。
「クランク角オフセット」は、以下の説明及び全体を通して、異なるピストンのクランク角度の回転差、つまり、クランク軸上のピストン間のクランク角度(CAD)として解釈されるべきである。例として、4ストローク燃焼ピストンは、720度のクランク角サイクルを有し、2ストローク圧縮ピストン及び膨張ピストンは、それぞれ360度のクランク角サイクルを有する。
互いに180度のクランク角オフセットを設けて圧縮ピストンを配置することによって、第1ピストン及び第2圧縮ピストンの2倍の速度で作動する中間圧縮ピストンは、上死点位置にくると、圧縮ガスを連続して受け取る。更に詳しくは、第1圧縮が第1圧縮シリンダ内の中間位置にあると、中間圧縮ピストンは、上死点位置に配置される。
ある実施例によると、前記第1燃焼ピストンが前記第1燃焼シリンダ内で下端位置に達すると、前記中間圧縮ピストンは、前記中間圧縮シリンダ内で上端位置に達するように構成されるよう、前記中間圧縮ピストン及び前記第1燃焼ピストンを、互いに180度のクランク角オフセットを設けて配置してよい。
また、中間圧縮ピストンは、第1燃焼ピストン及び第2燃焼ピストンそれぞれと略同じサイズであってもよい。これによって、第1燃焼ピストン及び第2燃焼ピストンから生じる1次的アンバランスは、各燃焼ピストンと連携した中間圧縮ピストンの移動及び慣性力によって、少なくとも部分的に打ち消され得る。
ある実施例によると、前記第1燃焼ピストン及び前記第2燃焼ピストンは、前記それぞれの燃焼シリンダ内でほぼ同時に上端位置に達するように配置されてよく、かつ、該シリンダ内で燃料の吸入を開始するために、前記第2燃焼ピストンが前記第2燃焼シリンダの上端位置にある時、前記第1燃焼ピストンは、前記第1燃焼シリンダ内の上端位置で点火するように配置されてもよい。
上記のように、即ち、互いに約360度オフセットさせて、燃焼ピストンを設ける効果は、第2クランク軸が回転する度に燃焼ストロークが発生するので、連続してエンジントルクが供給されることである。360度オフセットから僅かにずれがあっても、内燃機関は、勿論十分作動するので、そのオフセットは、第1燃焼ピストン及び第2燃焼ピストン間の内的関係の絶対値としてみなされるべきではない。また、中間圧縮シリンダからの圧縮ガスが第1燃焼シリンダ又は第2燃焼シリンダのいずれかに交互に供給されるよう、シリンダ構造は配置されている。
ある実施例によると、前記第2膨張ピストンが前記第2膨張シリンダ内で下端位置に達すると、前記第1膨張ピストンは、前記第1膨張シリンダ内で上端位置に達するよう構成されるよう、前記第1膨張ピストン及び前記第2膨張ピストンを、互いに180度のクランク角オフセットを設けて配置してもよい。
このように、膨張シリンダ内の膨張ピストンの動きは、それぞれの燃焼シリンダの動きと同期する。
ある実施例によると、前記第1膨張ピストンが前記第1膨張シリンダ内で中間位置に位置付けられる時、前記第1圧縮ピストンは、前記第1圧縮シリンダ内で上端位置に達するように構成されるよう、前記第1膨張ピストン及び前記第1圧縮ピストンを、互いに90度のクランク角オフセットを設けて配置してもよい。これによって、異なるピストンの質量の移動と及びそれら各々の連結ロッドとの相互関係により、内燃機関のバランス作用は向上する。より詳細には、2つのシリンダを垂直V形状であって、そこでは、ピストンはクランク軸上で同じピンを共有している垂直V形状で配置することで、クランク軸上にバランスウェイトを設けて、ピストンの質量からの1次的アンバランスを十分に相殺することができる。
ある実施例によると、第1及び第2圧縮コンロッドは、前記第1圧縮ピストン及び前記第2圧縮ピストンにそれぞれ連結され、第1及び第2膨張コンロッドは、前記第1膨張ピストン及び前記第2膨張ピストンにそれぞれに連結されていてもよく、前記第1圧縮コンロッド及び前記第1膨張コンロッドは、前記第1クランク軸の第1クランクピンに連結され、前記第2圧縮コンロッド及び前記第2膨張コンロッドは、前記第1クランク軸の第2クランクピンに連結されている。これによって、シリンダの相互移動パターンが更に制御される。
ある実施例によると、前記第1圧縮シリンダ及び前記第2圧縮シリンダは、互いに平行に配置され、前記第1膨張シリンダ及び前記第2膨張シリンダは互いに平行に配置されていてもよく、前記圧縮シリンダ及び前記膨張シリンダは、互いにV形構造で配置されている。
ある実施例によると、前記シリンダの各々は、該各シリンダ内外への流体の移動を調整するための弁付き吸気口及び弁付き排出口備えていてもよい。
これによって、適切な間隔で弁付き排出口を開閉することで、流体の移動を制御することができる。例えば、第1圧縮シリンダ内の圧力が所定の圧力限度に達すると、第1圧縮シリンダの弁付き排出口を開放状態に制御することができる。異なる種類の弁付き口は、当業者には周知であるので、詳しい説明は省略する。機関の既に使用可能な制御装置、又は機関が搭載される車両の既に使用可能な制御装置を利用して、弁付き口を制御することができる。
ある実施例によると、前記第1圧縮シリンダ及び前記第2圧縮シリンダは、それぞれ第1通路及び第2通路によって前記中間圧縮シリンダと流体連結してもよい。ある実施例によると、前記中間圧縮シリンダは、それぞれ第3通路及び第4通路によって前記第1燃焼シリンダ及び前記第2燃焼シリンダと流体連結してもよい。ある実施例によると、前記第1燃焼シリンダは、第5通路によって前記第1膨張シリンダと流体連結してもよい。ある実施例によると、前記第2燃焼シリンダは、第6通路によって前記第2膨張シリンダと流体連結してもよい。これによって、明確に定義された通路は、各シリンダへの/からのガス及び/又は排ガスの運搬用のシリンダ間に設けられる。
ある実施例によると、前記第1通路、前記第2通路、前記第3通路及び/又は前記第4通路は、そこを通過する流体を冷却するための冷却手段を備えていてもよい。これによって、従来の周知の機関と比べ、冷却手段の圧力レベルを上げることができるので、内燃機関の動力消費を低減することができる。全体の圧縮作業が低減され、エンジン効率及び耐久性が向上する。より低温の内燃機関も設けられる。冷却手段は、例えば、熱交換器等であってもよい。
ある実施例によると、前記第1圧縮シリンダ及び前記第2圧縮シリンダは、1つの及び同一の圧縮シリンダであり、前記第1圧縮ピストン及び前記第2圧縮ピストンは、1つの及び同一の圧縮ピストンであってもよく、前記圧縮シリンダは、前記圧縮ピストンが前記圧縮シリンダ内で上方位置に達すると、第1圧縮をもたらし、かつ前記圧縮ピストンが前記圧縮シリンダ内で下方位置に達すると、第2圧縮をもたらすよう構成される。
これによって、別々の2つの圧縮シリンダを使用する代わりに、両往復方向にガスを圧縮するピストンを収容する1つの圧縮シリンダで十分な可能性もある。効果として、機関の外形寸法削減が可能となり、エンジンに必要な材料がより少なくなるので、エンジンは、より経済的になり得る。従って、2段作動圧縮シリンダが設けられる。
本発明の第2の態様によると、上記の実施例のいずれか1つに係る内燃機関を備える車両が提供される。
この第2の態様の効果及び特徴は、本発明の第1の態様に関連して上記の態様と大部分が類似している。
また、本発明の特徴及び効果は、添付の請求項及び以下の説明を検討すると明らかになる。当業者は、本発明の異なる特徴を組み合わせて、本発明の範囲を逸脱することなく、以下に説明される実施形態以外の実施形態を作成できるということを理解するものである。
追加の目的のみならず、本発明の上記の特徴及び効果は、本発明の実施形態の以下の具体的及び非限定的な詳細な説明を通してよりよく理解される。
本発明の実施形態に係る内燃機関を備える車両の側面図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の斜視図である。 図2に示されている実施形態のシリンダ間の相互接続を示す概略上面図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の全サイクルの4つの手順を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の全サイクルの4つの手順を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の全サイクルの4つの手順を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の全サイクルの4つの手順を概略的に示す図である。
本発明の実施形態を示す添付図面を参照し、本発明について以下により詳しく説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形式で具体化されるものであって、以下に説明される実施形態に限定されるように解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、徹底かつ完全を期するよう提示される。同様の参照符号は、本明細書全体において同様の構成要素を示す。
特に図1で示すように、本発明に係る内燃機関100を備える車両1が提供されている。図1に示されている車両1は、以下に詳細に説明される本発明の内燃機関100が特に適するトラックである。
図3と一緒に図2を参照すると、本発明の実施形態に係る内燃機関100が示されている。それぞれのピストンを収容するシリンダは、本発明及びピストン構造を容易に理解できるよう、図2から省略されているが、代わりに、図3の概略上面図に見ることができる。
内燃機関100は、第1通路202によって中間圧縮シリンダ104と流体連結する第1圧縮シリンダ102と、第2通路204によって中間圧縮シリンダ104と流体連結する第2圧縮シリンダ106とを備えている。中間圧縮シリンダ104は、次に第3通路206によって第1燃焼シリンダ108と流体連結し、第4通路208によって第2燃焼シリンダ110と流体連結する。第1燃焼シリンダ108は、更に、第5通路210によって第1膨張シリンダ112と流体連結し、第2燃焼シリンダ110は、第6通路212によって第2膨張シリンダ114と流体連結する。第1流路202、第2流路204、第3流路206、及び第4流路208は、本実施形態では、そこを通って運ばれるガスを冷却するための冷却手段(不図示)を備えている。
また、第1圧縮シリンダ102及び第2圧縮シリンダ106は、それぞれの連結ロッドによって第1クランク軸150に連結される第1圧縮ピストン122及び第2圧縮ピストン126をそれぞれ収容する。第1膨張シリンダ112及び第2膨張シリンダ114は、それぞれの連結ロッドによって第1クランク軸150に連結される第1膨張ピストン132及び第2膨張ピストン134をそれぞれ収容する。図2に示すように、第1圧縮ピストン122及び第1膨張ピストン132は、第1クランク軸150の第1クランクピン152に連結され、互いに垂直配置に設けられている。同様に、中間圧縮ピストン124及び第2膨張ピストン134は、第1クランク軸150の第2クランクピンに連結され、また互いに垂直配置に設けられている。垂直配置は一実施形態であって、他の構造も勿論あり得ることは、容易に理解される。また、図2に示す実施形態によると、第1圧縮ピストン122及び第2圧縮ピストン126は、互いに平行に配置され、第1膨張ピストン132及び第2膨張ピストン134は、互いに平行に配置されている。
更に、上記の第1燃焼シリンダ108及び第2燃焼シリンダ110は、それぞれの連結ロッドによって第2クランク軸154に連結される第1燃焼ピストン128及び第2燃焼ピストン130をそれぞれ収容する。また、中間圧縮シリンダ104は、連結ロッドによって第2クランク軸154に連結される中間圧縮ピストン124を収容する。よって、第1燃焼ピストン128、第2燃焼ピストン130、及び中間圧縮ピストン124は、互いに平行に配置されている。
第2クランク軸154は、本実施形態では、第1クランク軸150の速度と比べ、少なくとも整数2の倍数の速度で回転するよう構成されている。理解し易いよう、第2クランク軸154が第1クランク軸150の2倍の速度で回転する事例のみ以下に説明する。圧縮シリンダ102、104、106及び膨張シリンダ112、114は、2ストロークシリンダであり、燃焼シリンダ108及び110は、4ストロークシリンダである。よって、第1燃焼シリンダ128及び第2燃焼シリンダ130が完全4ストローク終えると、第1膨張ピストン132及び第2膨張ピストン134のみならず、第1圧縮ピストン122及び第2圧縮ピストン126は、完全2ストロークを終える。よって、中間圧縮ピストン124は、同じ期間おいて、完全2ストロークを2回終える。
第1クランク軸150は、第2クランク軸154に適切なトランスミッションによって連結されている。トランスミッションは、図2に示す実施形態では、第1クランク軸150に連結される第1ギア160と、第2クランク軸154に連結される第2ギア162とを有するギアトランスミッションであり、ギアは互いに噛み合って連結している。後に、エンジントルクは、例えば、車両1のギアボックスに伝達される。
更に、トランスミッションは、内燃機関のカム軸166にも連結されている。カム軸は、異なるシリンダの様々な弁を制御する。弁の機能については後述する。図2に示す実施形態では、内燃機関の全シリンダ用の弁を制御する単一のカム軸がある。これは、ピストン及びそれらの対応するクランク軸の互いの速度/ストローク構造により実現可能である。
異なるシリンダの移動パターン及び内燃機関使用時の異なるシリンダ間の伝達を説明するため、内燃機関の全サイクルを示す図4から図7を参照する。
まずサイクルの第1段階を示す図4を参照すると、第1圧縮ピストン122は、第1圧縮シリンダ102内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第1圧縮シリンダ102の吸気弁402及び排気弁404は双方とも閉鎖状態に置かれている。
中間圧縮ピストン124は、中間圧縮シリンダ104内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。中間圧縮シリンダ104の吸気弁406は、閉鎖状態に置かれ、中間圧縮ピストンの排気弁408は、開放状態に置かれており、内部に供給され圧縮されたガスが、中間圧縮ピストン124の上昇中に第1燃焼シリンダ108内に送り込まれる。
第2圧縮ピストン126は、第2圧縮シリンダ106内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第2圧縮シリンダ106の吸気弁410は、開放状態に置かれており、第2圧縮ピストン126の下降中に、ガスが第2圧縮シリンダ106内へ入る。第2圧縮シリンダの排気弁412は、閉鎖状態に置かれている。
また、第1燃焼ピストン128は、第1燃焼シリンダ108内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第1燃焼シリンダ108の吸気弁414は、開放状態に置かれており、中間圧縮シリンダ104からの圧縮ガスが、第1燃焼ピストン128の下降中に第1燃焼シリンダ108内へ入る。第1燃焼シリンダの排気弁416は、閉鎖状態に置かれている。
更にまた、第2燃焼ピストン130は、第2燃焼シリンダ110内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第2燃焼シリンダの110の吸気弁418及び排気弁420は双方とも閉鎖状態に置かれている。第2燃焼シリンダは、この状態では、動力行程にある。つまり、第2燃焼シリンダ内部で減少した容積分の点火がこの段階で発生し、第2燃焼ピストン130を第2燃焼シリンダ110内で下端位置に向かって下降させる。
また、第1膨張ピストン132は、第1膨張シリンダ112内で中間位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第1膨張シリンダの吸気弁422及び排気弁424は双方とも閉鎖状態に置かれている。
最後に、第2膨張ピストン134は、第2膨張シリンダ114内で中間位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第2膨張シリンダの吸気弁426は、閉鎖状態に置かれ、第2膨張シリンダ114の排気弁428は、開放状態に置かれており、内部に供給されて膨張された排ガスが、第2膨張シリンダ114の上昇中に第2膨張シリンダ114から排出される。
一実施形態によると、第1及び第2膨張シリンダは、それぞれ排気弁を1つのみ備えており、つまり吸気弁422、426を備えていない。これによって、燃焼シリンダ108、110からの排ガスは、それぞれの排気弁424、428を通して第1膨張シリンダ112、114内へと供給される。従って、排気弁422、426は、それぞれ膨張シリンダの吸気弁及び排気弁として作用する。
図5に示すようにサイクルの第2段階では、第1圧縮ピストン122は、第1圧縮シリンダ102の中間位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇したままの状態である。第1圧縮シリンダ102の吸気弁402は、閉鎖状態に置かれ、排気弁404は、開放状態に置かれており、第1圧縮シリンダ102内に供給され圧縮されたガスが、第1圧縮ピストン122の上昇中に中間圧縮シリンダ104内に送り込まれる。
中間圧縮ピストン124は、中間圧縮シリンダ104内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。中間圧縮シリンダ104の吸気弁406は、開放状態に置かれており、第1圧縮シリンダ102からの圧縮ガスが、中間圧縮ピストン124の下降中に中間圧縮シリンダ102内へ送り込まれる。また、中間圧縮ピストンの排気弁408は、閉鎖状態に置かれている。
また、第2圧縮ピストン126は、第2圧縮シリンダ106の中間位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第2圧縮シリンダ106の吸気弁410は、開放状態に置かれたままで、第2圧縮ピストン126の下降中に、ガスが更に第2圧縮シリンダ106内へ入る。第2圧縮シリンダ106の排気弁412は、閉鎖状態に置かれている。
更に、第1燃焼ピストン128は、第1燃焼シリンダ108内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。サイクルの上記の第1段階の間に第1燃焼シリンダ108に入ってきた圧縮ガスが、第1燃焼ピストン128の上昇中にシリンダ内で圧縮されるよう、第1燃焼シリンダ108の吸気弁414及び排気弁416は、ともに閉鎖状態に置かれている。
第2燃焼シリンダ110を見てみると、その内部では、第2燃焼ピストン130は、下端位置に配置され、第2燃焼シリンダ110内で上端位置に向かって上昇する。第2燃焼シリンダ110の吸気弁418は、閉鎖状態に置かれ、排気弁420は、開放状態に置かれているので、サイクルの第1段階と関連して上述された動力行程の間に生成された排ガスが、第2燃焼ピストン130の上昇中に第2膨張シリンダ114内へ送り込まれる。
第1膨張ピストン132は、第1膨張シリンダ112内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第1膨張シリンダ112の吸気弁422は、閉鎖状態に置かれ、排気弁424は、開放状態に置かれており、第1膨張ピストン132の上昇中に膨張された排ガスが第1膨張シリンダから排出される。
第2膨張ピストン134は、第2膨張シリンダ114内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第2膨張シリンダ114の吸気弁426は、開放状態に置かれており、第2燃焼シリンダ110からの排ガスが、第2膨張シリンダ114の下降中に、第2膨張シリンダ114内に送り込まれる。第2膨張シリンダの排気弁428は、閉鎖状態に置かれている。
サイクルの第3段階を説明するために、図6を参照する。まず、第1圧縮ピストン122は、第1圧縮シリンダ102内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。吸気弁402は、開放状態に配置されており、第1圧縮ピストン122の下降中にガスが第1圧縮シリンダ102内へ入る。第1圧縮シリンダ102の排気弁404は、閉鎖状態に置かれている。
中間圧縮ピストン124は、中間圧縮シリンダ104内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。中間圧縮シリンダ104の吸気弁406は、閉鎖状態に置かれ、排気弁408は、開放状態に置かれており、中間圧縮ピストン124の上昇中に、圧縮ガスが中間圧縮シリンダ104から排出され、第2燃焼シリンダ110内へ送り込まれる。
第2圧縮ピストン126は、第2圧縮シリンダ106内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。吸気弁410及び排気弁412は双方とも閉鎖状態に置かれている。
また、第1燃焼ピストン128は、第1燃焼シリンダ108内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。吸気弁414及び排気弁416は双方とも閉鎖状態に置かれているので、第1燃焼シリンダ108は、動力行程にある。つまり、第1燃焼シリンダ108内部で減少した容積分の点火がこの段階で発生し、第1燃焼ピストン128を第1燃焼シリンダ108内で下端位置に向かって下降させる。
第2燃焼ピストン130は、第2燃焼シリンダ110内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第2燃焼シリンダの吸気弁418は、開放状態に置かれており、中間圧縮シリンダ104からの圧縮ガスが、第2燃焼ピストン130の下降中に第2燃焼シリンダ110内へ入る。第2燃焼シリンダ110の排気弁420は、閉鎖状態に置かれている。
第1膨張ピストン132は、第1膨張シリンダ112内で中間位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第1膨張シリンダ112の吸気弁422は、閉鎖状態に置かれ、排気弁424は、開放状態に置かれており、膨張された排ガスが、膨張ピストン132の第1膨張シリンダ112内での上端位置への上昇中に、該膨張シリンダから更に排出される。
第2膨張ピストン134は、第2膨張シリンダ114内で中間位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。吸気弁426及び排気弁428は双方とも閉鎖状態に置かれているので、第2膨張ピストン134の下降時に第2膨張シリンダ114は、サイクルの第2段階の間に第2燃焼シリンダ110から送り込まれた排ガスを膨張させる。
最後に、サイクルの第4段階を説明するために図7を参照する。第1圧縮ピストン122は、第1圧縮シリンダ102の中間位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第1圧縮シリンダ102の吸気弁402は、開放状態のままで、第1圧縮ピストン122の下降中にガスが更に第1圧縮シリンダ102内へ入る。排気弁404は、閉鎖状態に置かれている。
中間圧縮ピストン124は、中間圧縮シリンダ104内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。中間圧縮シリンダ104の吸気弁406は、開放状態に置かれており、第2圧縮シリンダ106からの圧縮ガスが、中間圧縮ピストン124の下降中に中間圧縮シリンダ104内へ送り込まれる。中間圧縮シリンダの排気弁408は、閉鎖状態に置かれている。
第2圧縮ピストン126は、第2圧縮シリンダ106の中間位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第2圧縮シリンダ106の吸気弁410は、閉鎖状態に置かれ、排気弁412は、開放状態に置かれており、第2圧縮シリンダ106内で圧縮されたガスが、第2圧縮ピストン126の上昇中に中間圧縮シリンダ104内へ送り込まれる。
燃焼シリンダを見てみると、第1燃焼ピストン128は、第1燃焼シリンダ108内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第1燃焼ピストンの吸気弁414は、閉鎖状態に置かれ、排気弁416は、開放状態に置かれており、上記動力行程からの排ガスが、第1燃焼ピストン128の上昇中に第1膨張シリンダ112内へ送り込まれる。
第2燃焼ピストン130は、第2燃焼シリンダ110内で下端位置に配置され、シリンダ内で上昇する。吸気弁418及び排気弁420は双方とも閉鎖状態に置かれている。このため、第2燃焼ピストン130は、第2燃焼シリンダ110内で初期圧縮段階に入る。
第1膨張ピストン132は、第1膨張シリンダ112内で上端位置に配置され、その内部で下端位置に向かって下降する。第1膨張シリンダ112の吸気弁422は、開放状態に置かれており、第2燃焼シリンダ108からの排ガスが、第1膨張ピストン132の下降中に第1膨張シリンダ内に送り込まれて膨張される。排気弁424は、閉鎖状態に置かれている。
最後に、第2膨張ピストン134は、第2膨張シリンダ114内で下端位置に配置され、その内部で上端位置に向かって上昇する。第2膨張シリンダ114の吸気弁426は、閉鎖状態に置かれ、第2膨張シリンダ114の排気弁428は、開放状態に置かれており、上記の第3段階時に第2膨張シリンダ114内で膨張された排ガスが、第2膨張ピストン134の上昇中に排出される。
図5から図7は、第1燃焼シリンダ108及び第2燃焼シリンダ110からの燃焼ガスが、吸気弁422及び426を介して、それぞれの膨張シリンダ112、114内へ送り込まれることを示しているが、本発明は、単一の弁から成る膨張シリンダを備えていることによっても同様に適用可能である。従って、弁422及び426を取り外し、燃焼ガスは、排気弁424及び428を介してそれぞれの膨張シリンダ内112、114へ供給され、更に膨張されたガスは該それぞれの膨張シリンダから排出される。
本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定されず、むしろ当業者が添付の請求項の範囲内で多くの変更及び修正を加えることできると認識するものと理解されたい。例えば、異なる弁の上記の開閉は、上記の説明に厳密に限定されることなく、各ピストンの位置と関連して、早い時点又は遅い時点で、弁を開放状態及び閉鎖状態に置いてもよい。また、上記の第1又は第2圧縮シリンダに入るガスは、例えば、大気又はその他の適切なガスであってもよいことは容易に理解されるであろう。

Claims (18)

  1. 第1セットのシリンダを備える内燃機関(100)であって、該第1セットのシリンダは、
    −第1クランク軸(150)に連結される第1圧縮ピストン(122)を収容する2ストローク第1圧縮シリンダ(102)と、
    −中間圧縮ピストン(124)を収容する2ストローク中間圧縮シリンダ(104)で、前記2ストローク第1圧縮シリンダ(102)から圧縮ガスを受け取るよう構成される2ストローク中間圧縮シリンダ(104)と、
    −第1燃焼ピストン(128)を収容する4ストローク第1燃焼シリンダ(108)で、前記2ストローク中間圧縮シリンダ(104)から圧縮ガスを受け取るよう構成される4ストローク第1燃焼シリンダ(108)と、を含んでおり、
    前記内燃機関は、第2セットのシリンダを更に備え、該第2セットのシリンダは、
    −前記第1クランク軸(150)に連結される第2圧縮ピストン(126)を収容する2ストローク第2圧縮シリンダ(106)で、圧縮ガスを前記2ストローク中間圧縮シリンダ(104)に供給するよう構成される2ストローク第2圧縮シリンダ(106)と、
    −第2燃焼ピストン(130)を収容する4ストローク第2燃焼シリンダ(110)で、前記2ストローク中間圧縮シリンダ(104)から圧縮ガスを受け取るよう構成される4ストローク第2燃焼シリンダ(110)と、を含んでおり、
    前記中間圧縮ピストン(124)、前記第1燃焼ピストン(128)及び前記第2燃焼ピストン(130)の各々は、第2クランク軸(154)に連結しており、該第2クランク軸(154)は、前記第1クランク軸(150)の速度の少なくとも2倍の速度で回転するよう構成される、
    内燃機関(100)。
  2. −前記第1クランク軸(150)に連結される第1膨張ピストン(132)を収容する2ストローク第1膨張シリンダ(112)で、前記4ストローク第1燃焼シリンダ(108)から排ガスを受け取るよう構成される2ストローク第1膨張シリンダ(112)と、
    −前記第1クランク軸(150)に連結される第2膨張ピストン(134)を収容する2ストローク第2膨張シリンダ(114)で、前記4ストローク第2燃焼シリンダ(110)から排ガスを受け取るよう構成される2ストローク第2膨張シリンダ(114)と、
    を更に備える、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記第2圧縮ピストン(126)が前記第2圧縮シリンダ(106)内で下端位置に達すると、前記第1圧縮ピストン(122)は、前記第1圧縮シリンダ(102)内で上端位置に達するよう構成されるよう、前記第1圧縮ピストン(122)及び前記第2圧縮ピストン(126)は、互いに180度のクランク角オフセットを設けて配置されている、請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記第1燃焼ピストン(128)が前記第1燃焼シリンダ(108)内で下端位置に達すると、前記中間圧縮ピストン(124)は、前記中間圧縮シリンダ(104)内で上端位置に達するよう構成されるよう、前記中間圧縮ピストン(124)及び前記第1燃焼ピストン(128)は、互いに180度のクランク角オフセットを設けて配置されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関。
  5. 前記第1燃焼ピストン(128)及び前記第2燃焼ピストン(130)は、前記それぞれの燃焼シリンダ内でほぼ同時に上端位置に達するよう配置され、かつ、該シリンダ内で燃料の吸入を開始するために、前記第2燃焼ピストン(130)が前記第2燃焼シリンダ(110)の上端位置にある時、前記第1燃焼ピストン(128)は、前記第1燃焼シリンダ(108)内の上端位置で点火するように配置される、請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関。
  6. 前記第2膨張ピストン(134)が前記第2膨張シリンダ(114)内で下端位置に達すると、前記第1膨張ピストン(132)は、前記第1膨張シリンダ(112)内で上端位置に達するよう構成されるよう、前記第1膨張ピストン(132)及び前記第2膨張ピストン(134)は、互いに180度のクランク角オフセットを設けて配置されている、請求項2に記載の内燃機関。
  7. 前記第1膨張ピストン(132)が前記第1膨張シリンダ(112)内で中間位置に位置付けられると、前記第1圧縮ピストン(122)は、前記第1圧縮シリンダ(102)内で上端位置に達するように構成されるよう、前記第1膨張ピストン(132)及び前記第1圧縮ピストン(122)は、互いに90度のクランク角オフセットを設けて配置されている、請求項2に記載の内燃機関。
  8. 第1及び第2圧縮コンロッドは、前記第1圧縮ピストン(122)及び前記第2圧縮ピストン(126)にそれぞれ連結され、第1及び第2膨張コンロッドは、前記第1膨張ピストン(132)及び前記第2膨張ピストン(134)にそれぞれ連結され、前記第1圧縮コンロッド及び前記第1膨張コンロッドは、前記第1クランク軸の第1クランクピンに連結され、前記第2圧縮コンロッド及び前記第2膨張コンロッドは、前記第1クランク軸(150)の第2クランクピンに連結されている、請求項6又は7に記載の内燃機関。
  9. 前記第1圧縮シリンダ(102)及び前記第2圧縮シリンダ(106)は、互いに平行に配置され、前記第1膨張シリンダ(112)及び前記第2膨張シリンダ(114)は互いに平行に配置されており、前記圧縮シリンダ及び前記膨張シリンダは、互いにV形構造で配置されている、請求項2乃至8のいずれかに記載の内燃機関。
  10. 前記シリンダの各々は、該各シリンダ内外への流体の移動を調整するための弁付き吸気口及び弁付き排出口備える、請求項1乃至9のいずれかに記載の内燃機関。
  11. 前記第1圧縮シリンダ(102)及び前記第2圧縮シリンダ(106)は、それぞれ第1通路(202)及び第2通路(204)によって前記中間圧縮シリンダ(104)と流体連結する、請求項1乃至10のいずれかに記載の内燃機関。
  12. 前記中間圧縮シリンダ(104)は、それぞれ第3通路(206)及び第4通路(208)によって前記第1燃焼シリンダ(108)及び前記第2燃焼シリンダ(110)と流体連結する、請求項1乃至11のいずれかに記記載の内燃機関。
  13. 前記第1燃焼シリンダ(108)は、第5通路(210)によって前記第1膨張シリンダ(112)と流体連結する、請求項2乃至12のいずれかに記載の内燃機関。
  14. 前記第2燃焼シリンダ(110)は、第6通路(212)によって前記第2膨張シリンダ(114)と流体連結する、請求項2乃至13のいずれかに記載の内燃機関。
  15. 前記第1通路(202)及び前記第2通路(204)の各々は、そこを通過する流体を冷却するための冷却手段を備えている、請求項11に記載の内燃機関。
  16. 前記第3通路(206)及び前記第4通路(208)の各々は、そこを通過する流体を冷却するための冷却手段を備えている、請求項12に記載の内燃機関
  17. 前記第1圧縮シリンダ及び前記第2圧縮シリンダは、1つの及び同一の圧縮シリンダであり、前記第1圧縮ピストン及び前記第2圧縮ピストンは、1つの及び同一の圧縮ピストンであり、前記圧縮シリンダは、前記圧縮ピストンが前記圧縮シリンダ内で上方位置に達すると、第1圧縮をもたらし、かつ前記圧縮ピストンが前記圧縮シリンダ内で下方位置に達すると、第2圧縮をもたらすよう構成される、請求項1乃至16のいずれかに記載の内燃機関。
  18. 請求項1乃至17のいずれかに記載の内燃機関(100)を備える車両(1)。
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