JP6306867B2 - 駐車支援システム及びワイヤレス給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、駐車支援システム及びワイヤレス給電システムに関する。
従来、車両を所定の駐車スペースに駐車させる際の運転者の作業負担を軽減させることができるよう、適切な駐車を行うために利用できる各種情報を運転者に提示する駐車支援システムが知られている。例えば特許文献1には、駐車スペースにおいて車両の左右両側部の外方にレーザ光を平行に照射し、レーザ光の面の範囲で車両のはみ出し部を検知することで、車両が駐車スペースからはみ出していることを運転者に報知する構成が開示されている。
特開2012−47044号公報
ところで、非接触状態で電力の伝送を行うワイヤレス給電システムを、例えばEV車両(電気自動車)等の車両へ適用することが検討されている。ワイヤレス給電システムを用いて車両への給電を行う場合には、給電源側装置に対して車両を所定位置に駐車し、給電源側の送電コイルと車両側の受電コイルとを位置合わせした後に、送電コイルから受電コイルへの電力の伝送が行われる。このようなワイヤレス給電システムが適用される車両では、電力の伝送時に送電コイルと受電コイルとの相対位置が適正な位置に対して位置ズレしていると、電力の伝送効率が低下する傾向にある。このため、送電コイルと受電コイルとの間の位置ズレを抑制して電力の伝送効率を向上させるべく、車両の駐車位置の位置決め精度を向上させることが望まれている。
これに対して、上記の従来の駐車支援システムは、車両の駐車位置のズレを抑制する点でさらなる改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の駐車位置のズレを抑制できる駐車支援システム及びワイヤレス給電システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る駐車支援システムは、車両または駐車領域の一方に設けられ、通信が相互に干渉しないよう設置される複数の通信装置群と、車両または駐車領域の他方に設けられ、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記複数の通信装置群の1つと通信するよう設置される単数の通信装置と、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記複数の通信装置群のうち前記単数の通信装置と通信するものに応じて、前記車両の駐車時に前記車両と外部機器との間で所定動作を行うために要求される基準位置に対する前記車両の駐車位置のズレ量を検出する制御装置と、を備え、前記基準位置は、前記駐車領域に設けられ、電力を送信する送電コイルと、前記車両に設けられ、前記送電コイルからの前記電力を受信する受電コイルとが正対する位置である特徴とする。
また、上記の駐車支援システムは、前記制御装置により検出された前記ズレ量を前記車両の運転者に報知する報知手段を備えることが好ましい。
また、上記の駐車支援システムにおいて、前記複数の通信装置群は、前記車両の幅方向及び前後方向にそれぞれ複数配置されるよう格子状に設けられ、個々の通信装置の通信領域が駐車時に前記単数の通信装置側に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置されており、前記単数の通信装置は、通信領域が前記車両の駐車時に前記複数の通信装置群と対向するよう配置されており、前記複数の通信装置群のうち、前記車両が前記基準位置に駐車されるときに、前記単数の通信装置と通信可能な位置に配置される通信装置がターゲットとして設定されており、前記制御装置は、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記複数の通信装置群のうち前記単数の通信装置と通信可能なものを特定し、前記特定した通信装置と前記ターゲットとの距離に基づき、前記基準位置からの前記幅方向及び前記前後方向の前記ズレ量を検出することが好ましい。
また、上記の駐車支援システムにおいて、前記複数の通信装置群は、前記車両において、前記車両の幅方向に複数配置されるよう直線状に設けられ、前記単数の通信装置は、前記駐車領域に設けられ、前記複数の通信装置群は、個々の通信装置の通信領域が駐車時に前記駐車領域の地表面側または前記車両の後方に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置され、前記単数の通信装置は、通信領域が前記車両の駐車時に、前記複数の通信装置群と対向するよう配置されており、前記複数の通信装置群のうち、前記車両が前記基準位置に駐車されるときに、前記単数の通信装置と通信可能な位置に配置される通信装置がターゲットとして設定されており、前記制御装置は、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記車両上の前記複数の通信装置群のうち前記駐車領域上の前記単数の通信装置と通信可能なものを特定し、前記特定した通信装置と前記ターゲットとの距離に基づき、前記基準位置からの前記幅方向の前記ズレ量を検出することが好ましい。
また、上記の駐車支援システムにおいて、前記通信装置が、NFC(Near Field Communication)トランシーバであることが好ましい。
同様に、上記の課題を解決するため、本発明に係るワイヤレス給電システムは、上記の駐車支援システムと、前記駐車領域に設けられ、電力を送信する送電コイルと、前記車両に設けられ、前記送電コイルからの前記電力を受信する受電コイルと、前記車両に設けられ、前記受電コイルと電気的に接続される蓄電装置と、を備え、前記外部機器は、前記送電コイルを含み、前記基準位置は、前記送電コイルと前記受電コイルとが正対する位置であり、前記駐車支援システムにより前記車両が前記基準位置に駐車されることを検知したときに、前記送電コイルから前記受電コイルへの前記電力の伝送を実施することを特徴とする。
本発明によれば、車両の駐車位置の基準位置からのズレ量を精度良く検出することができるので、車両の駐車位置を基準位置に合わせることが容易となり、この結果、車両の駐車位置のズレを抑制できるという効果を奏する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、第一実施形態の駐車支援システム及びワイヤレス給電システムによる駐車支援処理及びワイヤレス給電処理を説明するためのフローチャートである。 図3は、車両の駐車位置が基準位置からズレた状態を示す模式図である。 図4は、車両の駐車位置が基準位置と一致した状態を示す模式図である。 図5は、本発明の第二実施形態に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの概略構成を示す模式図である。 図6は、本発明の第三実施形態に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの概略構成を示す模式図である。
以下に、本発明に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[第一実施形態]
図1〜4を参照して、本発明の第一実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの概略構成を示す模式図である。以降では、図1に示すx軸方向を車両2の前後方向、y軸方向を車両2の幅方向、z方向を鉛直方向、とも表記する。
ワイヤレス給電システム100は、電源4からの電力を種々の機器に伝送する際に、伝送経路の少なくとも一部分を非接触状態で電力を伝送する非接触給電システムである。図1に示すように、本実施形態のワイヤレス給電システム100は、例えばEV車両(電気自動車)など、電力を蓄電して利用する車両2に適用されるものであり、車両2が所定の駐車領域3に駐車される状態で、駐車領域3側の電源4から車両2に対して非接触での電力の伝送、すなわちワイヤレス給電を行う。
ワイヤレス給電システム100は、電源4と、送電コイル5と、受電コイル6と、バッテリ7と、制御装置8とを備える。
電源4は、電力の供給源であり、駐車領域3側に設けられる。電源4は、例えば、商用電源、自家発電機、バッテリ等の蓄電装置によって構成される。送電コイル5は、駐車領域3側に設けられ、種々のケーブル、コネクタ、送電回路等を介して、電源4と電気的に接続され、電源4から電力が供給される。送電コイル5は、図1の例では、駐車領域3の地表面に埋設されている。送電コイル5は、受電コイル6と非接触で対向した状態において、受電コイル6へ電力を送電可能である。
受電コイル6は、車両2において、送電コイル5と対向する位置に設けられる。図1の例では、受電コイル6は、車両2の鉛直方向下面側に設けられている。受電コイル6は、送電コイル5と非接触で対向した状態において、送電コイル5から電力を受電可能である。すなわち、本実施形態のワイヤレス給電システム100では、車両2が駐車領域3に駐車し、送電コイル5と受電コイル6とが対向する位置にあるときに、送電コイル5から受電コイル6へ電力を伝送することができる。受電コイル6は、車両2内に設置される各種装置と電気的に接続されており、電源4から送電コイル5を介して受電した電力をこれらの各種装置に供給する。
送電コイル5及び受電コイル6は、例えば共に渦巻状に巻かれた導体コイルによって構成され、軸方向(図1では鉛直方向)に互いに対向することで、一組の非接触給電用トランスを構成する。非接触給電用トランスは、例えば、電磁誘導方式、電磁界共鳴方式等、種々の方式によって送電コイル5から受電コイル6に非接触で電力を伝送することができる。ここで、電磁誘導方式とは、送電コイル5に交流電流を流すことで発生する磁束を媒体として受電コイル6に起電力を発生させる電磁誘導を用いて、送電コイル5から受電コイル6に電力を伝送する方式である。また、電磁界共鳴方式とは、送電コイル5に交流電流を流すことで送電コイル5と受電コイル6とを特定の周波数で共鳴させ、電磁界の共鳴現象を用いて送電コイル5から受電コイル6に電力を伝送する方式である。
より詳細には、非接触給電用トランスでは、送電コイル5から受電コイル6に電力を伝送する場合、送電コイル5と受電コイル6とが軸方向に互いに間隔をあけて対向した状態で、電源4からの直流電流が、給電線、インバータ等を含んで構成される送電回路等を介して、任意の周波数の交流電流に変換されて送電コイル5に供給される。送電コイル5に交流電流が供給されると、例えば、送電コイル5と受電コイル6とが電磁誘導結合し、送電コイル5からの電力が電磁誘導や電磁界共鳴により非接触で受電コイル6に受電される。受電コイル6が受電した電力は、整流器等を含んで構成される受電回路等を介して、交流電流から直流電流に変換されて、車両2内の各種装置で利用される。
バッテリ7(蓄電装置)は、車両2に搭載される。バッテリ7は、電力を蓄電可能な二次電池であり、充電を行うことによって電気を蓄えて繰り返し使用することができる。バッテリ7は、受電回路等を介して受電コイル6と電気的に接続されており、受電コイル6で受電した電力によって充電され、当該電力を蓄電する。バッテリ7に蓄電された電力は、車両2を作動させるために利用される。
制御装置8は、ワイヤレス給電システム100による給電における各種制御、処理を行うものである。なお、制御装置8は、図1の例では車両2に設けられるが、駐車領域3に設けてもよいし、車両2と駐車領域3の両方に設けてもよい。
上述のように、本実施形態のワイヤレス給電システム100では、車両2が駐車領域3に駐車し、車両2の下面に設けられた受電コイル6が駐車領域3の地表面に設けられた送電コイル5と対向する位置にある状態において、車両2への給電が行われる。このとき、送電コイル5と受電コイル6との相対位置が適正な位置に対して位置ズレしていると、電力の伝送効率が低下する虞がある。そこで、本実施形態のワイヤレス給電システム100は、車両2の駐車位置の位置決め精度を向上するための駐車支援システム1をさらに備え、車両2を駐車領域3に駐車されるときに、送電コイル5と受電コイル6との位置ズレを低減できるよう構成されている。駐車支援システム1は、車両2側に制御装置8と、単一のNFCトランシーバ9(単数の通信装置)と、インジケータ10(報知手段)とを備え、駐車領域3側に複数のNFCトランシーバから成るNFCトランシーバ群11(複数の通信装置群)を備える。
NFCトランシーバ9と、NFCトランシーバ群11を構成する各トランシーバは、ワイヤレス通信方式の1種であるNFC(Near Field Communicatio)を利用した通信装置である。NFCは、13.56MHzの周波数を使用し、数cm程度の距離での無線通信を実現する技術である。本実施形態の駐車支援システム1では、NFCトランシーバ群11は、個々のトランシーバの通信可能領域が鉛直方向の上方に向くように、駐車領域3の地表面に埋設されている。また、NFCトランシーバ群11は、NFCトランシーバの通信可能領域より広い間隔をとって個々のトランシーバが配置されており、NFCトランシーバ群11の個々のトランシーバの通信が相互に干渉しないように構成されている。車両2側のNFCトランシーバ9は、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、NFCトランシーバ群11のいずれかと無線通信可能となるよう車両2(例えば車両2の鉛直方向下面側)に設置されている。
NFCトランシーバ群11は、駐車領域3において、車両2の前後方向及び幅方向に沿って複数のトランシーバが格子状に配置されている。また、NFCトランシーバ群11では、車両2が適切な基準位置(送電コイル5と受電コイル6が正対する位置)に駐車される際に、車両2側のNFCトランシーバ9と対向し、通信可能となる1つのNFCトランシーバが「ターゲット11a」として設定されている。NFCトランシーバ群11は、このターゲット11aを中心として駐車領域3の前方向及び後方向に同数が略等間隔で配置され、また、幅方向両側に同数が略等間隔で配置されるのが好ましい。図1の例では、ターゲット11aを中心として駐車領域3の前方向及び後方向に1個ずつ、すなわち前後方向に3個のNFCトランシーバが等間隔に配置されており、また、ターゲット11aを中心として幅方向両側に2個ずつ、すなわち幅方向に5個のNFCトランシーバが等間隔に配置されており、NFCトランシーバ群11は合計15個のNFCトランシーバにより構成されている。
NFCトランシーバ群11の個々のNFCトランシーバは、車両2側のNFCトランシーバ9から指令信号を受信するのに応じて、自機の識別情報を含む応答信号をNFCトランシーバ9に送信するよう構成されている。
制御装置8は、駐車支援システム1における各種制御、処理を行うものである。本実施形態では、制御装置8は、車両2に搭載されており、NFCトランシーバ9及びインジケータ10と電気的に接続されている。本実施形態では、制御装置8は、車両2が駐車領域3に駐車される際に、車両2側のNFCトランシーバ9から信号を送信させる。そして、駐車領域3側のNFCトランシーバ群11のいずれかのNFCトランシーバからこの信号に応じた信号を受信すると、駐車領域3側のNFCトランシーバ群11の中から信号を送信したNFCトランシーバを特定し、ターゲット11aからのズレ量、すなわち、所定の基準位置に対する車両2の駐車位置のズレ量を算出する。さらに、この算出したズレ量を、インジケータ10を介して運転者に提示する。なお、車両2の駐車位置のズレ量の基準となる「基準位置」とは、例えば、車両2の駐車領域3への駐車時に車両2と外部機器との間で所定動作(例えば電力供給や情報通信など)を行うために要求される位置、と表現できる。特に本実施形態では、この「基準位置」を、車両2側の受電コイル6が、駐車領域3側の送電コイル5と正対する位置、とも表現できる。
インジケータ10は、運転者に車両2の状態を示す装置である。本実施形態では、インジケータ10は、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、基準位置(送電コイル5と受電コイル6とが正対する位置)からのズレ量を運転者に報知する。
なお、制御装置8は、物理的には、例えば車両2に搭載されるECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)など、周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路により構成される。この電子回路は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びインターフェースなどを含む。上述した制御装置8の各機能は、ROMに保持されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、CPUの制御のもとで車両2内の各種装置を動作させると共に、RAMやROMにおけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
次に、図2〜4を参照して、本発明の第一実施形態に係る駐車支援システム1及びワイヤレス給電システム100の動作を説明する。図2は、第一実施形態の駐車支援システム及びワイヤレス給電システムによる駐車支援処理及びワイヤレス給電処理を説明するためのフローチャートであり、図3は、車両の駐車位置が基準位置からズレた状態を示す模式図であり、図4は、車両の駐車位置が基準位置と一致した状態を示す模式図である。
図2に示すフローチャートの処理は、制御装置8により実施される。以下、図2のフローチャートに基づき、図3,4を参照しつつ、駐車支援システム1及びワイヤレス給電システム100の動作を説明する。
ステップS1では、駐車モードの開始が検知される。駐車モードの開始は、例えば運転者がギヤをR(バック)に入れたとき、車両2の後方を撮影するバックモニタが作動したとき、などをトリガとして検知することができる。ステップS1の処理が完了するとステップS2に進む。
ステップS2では、車両2側のNFCトランシーバ9が起動される。つまり、制御装置8は、車両2が駐車モードに入ったことを契機として、車両2側のNFCトランシーバ9を起動させる。NFCトランシーバ9は、制御装置8により起動すると、駐車支援が終了するまで指令信号を車両2の下方に向けて送信し続ける。ステップS2の処理が完了するとステップS3に進む。
ステップS3では、運転者による駐車が完了したことが検知される。制御装置8は、例えば、車両2のギヤがP(パーキング)に入ったことを契機として、駐車完了を検知することができる。ステップS3の処理が完了するとステップS4に進む。
ステップS4では、車両2側のNFCトランシーバ9と通信している地上側NFCトランシーバ(駐車領域3側のNFCトランシーバ群11のいずれかのNFCトランシーバ)が特定される。車両2が駐車領域3に駐車された状態では、駐車領域3側のNFCトランシーバ群11のいずれか1個のNFCトランシーバが、車両2側のNFCトランシーバ9と通信可能な位置関係となっている。このため、ステップS2以降でNFCトランシーバ9から送信されている指令信号は、NFCトランシーバ群11のいずれか1個のNFCトランシーバ(地上側NFCトランシーバ)により受信され、この地上側NFCトランシーバが指令信号に応じた応答信号をNFCトランシーバ9に送信している。制御装置8は、NFCトランシーバ9が地上側トランシーバから受信した応答信号に含まれる識別情報に基づいて、この地上側NFCトランシーバが駐車領域3側のNFCトランシーバ群11の中のどのNFCトランシーバかを特定することができる。ステップS4の処理が完了するとステップS5に進む。
ステップS5では、ステップS4にて特定したNFCトランシーバが、ターゲット11aと一致するか否かが判定される。制御装置8は、例えばターゲット11aとして設定されているNFCトランシーバの識別情報をあらかじめ取得しておき、ステップS4で取得した地上側NFCトランシーバの識別情報と比較することで、ターゲット11aとの一致/不一致を判定できる。ステップS5の判定の結果、ターゲット11aと不一致の場合(S5のNo)には、ステップS6に進む。一方、ターゲット11aと一致の場合(S5のYes)には、ステップS8に進む。
ステップS6では、ステップS5において地上側NFCトランシーバがターゲット11aと不一致であると判定されたため、ターゲット11aからのズレ量、すなわち基準位置に対する車両2の駐車位置のズレ量が算出される。制御装置8は、例えば、ターゲット11aに設定されているNFCトランシーバと、NFCトランシーバ群11の他のNFCトランシーバとの相対的な位置関係をあらかじめ保持しておき、ステップS4で特定された地上側NFCトランシーバとターゲット11aとの相対的な位置関係に基づき、ズレ量を算出することができる。ステップS6の処理が完了するとステップS7に進む。
ステップS7では、ステップS6にて算出されたズレ量がインジケータ10に表示され、運転者に提示される。なお、インジケータ10は、ズレ量の方向や大きさを図形や文字で表示する構成としてもよいし、音量や音の出力位置などで表現する構成としてもよい。ステップS7の処理が完了すると、ステップS1に戻り、提示したズレ量を解消すべく再び運転者に駐車操作を行わせる。
ここで、地上側トランシーバがターゲット11aと不一致である状態の一例を図3に示す。図3の例では、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、車両2側のNFCトランシーバ9が、駐車領域3側のNFCトランシーバ群11のうち、ターゲット11aとは異なる別のNFCトランシーバ11bと通信可能な位置関係となっている。このように、地上側トランシーバ(図3の例ではトランシーバ11b)がターゲット11aと不一致であると、図3に示すように、車両2側の受電コイル6と駐車領域3側の送電コイル5とが正対する基準位置に対して、図3に「ズレ量」として示す距離だけズレた状態で車両2が駐車している。このため、図3に示すように、車両2側の受電コイル6が、駐車領域3側の送電コイル5上とは異なる位置となる。このような状態でワイヤレス給電を実施すると、送電コイル5から受電コイル6に電力を十分に伝送することができず、給電効率が低減する。このため、本実施形態では、図3に示すように、ターゲット11aからトランシーバ11bまでの間のズレ量を算出して、このズレ量に対応する情報を、インジケータ10を介して運転者に提示し、このズレ量が解消するように駐車操作をやり直させるよう運転者に促す。
ステップS8では、ステップS5において地上側トランシーバがターゲット11aと一致すると判定されたため、ワイヤレス給電システム100によるワイヤレス給電が実施される。ここで、地上側トランシーバがターゲット11aと一致している状態を図4に示す。図4の例では、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、車両2側のNFCトランシーバ9が、駐車領域3側のNFCトランシーバ群11のうち、ターゲット11aとして設定されているNFCトランシーバと通信可能な位置関係となっている。このとき、図4に示すように、車両2側の受電コイル6が、駐車領域3側の送電コイル5上に位置する。つまり、車両2側の受電コイル6と駐車領域3側の送電コイル5とが正対する基準位置に車両2が駐車している。このような状態でワイヤレス給電を実施すれば、送電コイル5から受電コイル6に電力を十分に伝送することが可能となる。ステップS8の処理が完了すると、本制御フローを終了する。
次に、第一実施形態に係る駐車支援システム1及びワイヤレス給電システム100の効果を説明する。
本実施形態の駐車支援システム1は、駐車領域3に設けられ、通信が相互に干渉しないよう設置される複数のNFCトランシーバ群11と、車両2に設けられ、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、NFCトランシーバ群11の1つと通信するよう設置される単数のNFCトランシーバ9と、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、NFCトランシーバ群11のうちNFCトランシーバ9と通信するものに応じて、車両2の駐車領域3への駐車時に車両2と外部機器との間で所定動作を行うために要求される基準位置、すなわち、車両2側の受電コイル6と駐車領域3側の送電コイル5とが正対する基準位置に対する車両2の駐車位置のズレ量を検出する制御装置8と、を備える。
この構成により、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、車両2側のNFCトランシーバ9と、駐車領域3側の複数のNFCトランシーバ群11との相対的な位置関係に基づいて、車両2の駐車位置の基準位置からのズレ量を精度良く検出することができる。このように検出した高精度なズレ量を利用することで、車両2の駐車位置を基準位置に合わせることが容易となり、車両2の駐車位置のズレを抑制できる。
また、本実施形態の駐車支援システム1は、制御装置8により検出された、車両2の駐車位置の基準位置からのズレ量を車両2の運転者に報知する報知手段としてのインジケータ10を備える。この構成により、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、基準位置からのズレ量を運転者に的確に提示することが可能となる。運転者は提示されたズレ量を参考にして車両2を駐車し直すことで、車両2を基準位置に容易に駐車させることが可能となる。この結果、運転者の作業負担を低減できると共に、車両2の駐車位置のズレを迅速かつ好適に抑制できる。
また、本実施形態の駐車支援システム1において、複数のNFCトランシーバ群11は、駐車領域3において、車両2の幅方向及び前後方向にそれぞれ複数配置されるよう格子状に設けられる。単数のNFCトランシーバ9は、車両2に設けられる。複数のNFCトランシーバ群11は、個々のNFCトランシーバの通信領域が駐車時に車両2側に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置されている。単数のNFCトランシーバ9は、通信領域が駐車時にNFCトランシーバ群11と対向するよう配置されている。NFCトランシーバ群11のうち、車両2が基準位置に駐車されるときに、NFCトランシーバ9と通信可能な位置に配置されるNFCトランシーバが「ターゲット11a」として設定されている。制御装置8は、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、駐車領域3上のNFCトランシーバ群11のうち車両2上のNFCトランシーバ9と通信可能なものを特定し、この特定したNFCトランシーバとターゲット11aとの距離に基づき、基準位置からの幅方向及び前後方向のズレ量を検出する。
この構成により、NFCトランシーバ群11が駐車領域3において、車両2の幅方向及び前後方向にそれぞれ複数配置されるよう格子状に設けられるので、車両2が駐車領域3に駐車されるときの基準位置からのズレ量を、車両2の幅方向及び前後方向の2方向について同時に検出することが可能となり、基準位置からのズレ量をより一層精度良く検出することができる。また、複数のNFCトランシーバ群11が駐車領域3に設けられるので、例えば車幅より広い範囲にわたってNFCトランシーバ群11を配置できるなど、NFCトランシーバ群11の設置領域の制約を低減できる。また、車両2には単数のNFCトランシーバ9を設置すればよいので、車両2側を軽量化できる。
また、本実施形態の駐車支援システム1では、車両2側と駐車領域3側で通信を行う通信装置としてNFCトランシーバを用いている。無線通信の一種であるNFC(Near Field Communication)は、伝送距離が数cm程度と短いため、複数のNFCトランシーバ群11を格子状に配置したときに、個々のNFCトランシーバ間の配置間隔を狭くすることが可能となる。これにより、車両2の駐車位置の基準位置からのズレ量を検出する際に、その分解能を上げることが可能となり、ズレ量の検出精度を向上できる。また、NFCは本来通信用のため、例えば車両2に搭載されるバッテリ7の充電量情報の提供や、V2G(Vehicle to Grid)またはV2H(Vehicle to Home)用の制御情報のやり取りなど、車両2側と地上側との間でさまざまな情報の通信にも活用が可能であり、システムの拡張性を向上できる。
また、本実施形態のワイヤレス給電システム100は、上記の駐車支援システム1と、駐車領域3に設けられ、電力を送信する送電コイル5と、車両2に設けられ、送電コイル5からの電力を受信する受電コイル6と、車両2に設けられ、受電コイル6と電気的に接続されるバッテリ7と、を備える。車両2の駐車時に車両2との間で所定動作(電力供給)を行う外部機器として送電コイル5を含む。車両2の駐車位置のズレ量を検出する基準となる「基準位置」とは、送電コイル5と受電コイル6とが正対する位置である。ワイヤレス給電システム100は、駐車支援システム1により車両2が基準位置に駐車されたことが検知されたときに、送電コイル5から受電コイル6への電力の伝送を実施する。
この構成により、駐車支援システム1により車両2が基準位置に駐車されたことが検知されたとき、すなわち、車両2側の受電コイル6が、駐車領域3側の送電コイル5の直上に配置されたときに、送電コイル5から受電コイル6への電力の伝送が実施される。これにより、ワイヤレス給電の実施時に、送電コイル5と受電コイル6との間の位置ズレを抑制することが可能となり、ワイヤレス給電における電力の伝送効率を向上させることができる。
[第二実施形態]
図5を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。図5は、本発明の第二実施形態に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの概略構成を示す模式図である。
図5に示すように、第二実施形態の駐車支援システム1aは、複数のNFCトランシーバ群12が、車両2側において、車両2の幅方向及び前後方向にそれぞれ複数配置されるよう格子状に設けられ、単数のNFCトランシーバ13が駐車領域3に設けられる点で、第一実施形態の駐車支援システム1と異なるものである。
車両2側に設けられた複数のNFCトランシーバ群12は、個々のトランシーバの通信領域が駐車時に駐車領域3の地表面側に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置されている。駐車領域3側に設けられた単数のNFCトランシーバ13は、通信領域が駐車時にNFCトランシーバ群12と対向するよう配置されている。車両2側のNFCトランシーバ群12のうち、車両2が基準位置に駐車されるときに、駐車領域3側のNFCトランシーバ13と通信可能な位置に配置されるNFCトランシーバが「ターゲット12a」として設定されている。制御装置8は、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、車両2側のNFCトランシーバ群12のうち、駐車領域3側のNFCトランシーバ13と通信可能なものを特定し、この特定したNFCトランシーバとターゲット12aとの距離に基づき、基準位置からの幅方向及び前後方向のズレ量を検出する。
第二実施形態の駐車支援システム1aでは、駐車領域3側に単数のNFCトランシーバ13のみを設置すればよい。NFCトランシーバ13は、車両2が駐車領域3の基準位置に駐車されるときに車両2側のターゲット12aと通信可能となる位置、すなわち大抵の場合図5に示すように駐車領域3の幅方向の略中央部に配置される。このため、車両2が駐車される際に、車両2のタイヤが、駐車領域3の地表面上に設けられたNFCトランシーバ13の上を通過するなど、NFCトランシーバ13が大きな荷重を受ける機会が減少するので、駐車領域3側のNFCトランシーバ13の耐荷重性を担保するための負担を軽減できる。さらに、第二実施形態の駐車支援システム1a及びワイヤレス給電システム100も、上記構成によって、第一実施形態の駐車支援システム1及びワイヤレス給電システム100と同様の効果を奏することができる。
[第三実施形態]
図6を参照して、本発明の第三実施形態について説明する。図6は、本発明の第三実施形態に係る駐車支援システム及びワイヤレス給電システムの概略構成を示す模式図である。
図6に示すように、第三実施形態の駐車支援システム1bは、複数のNFCトランシーバ群14が、車両2側において、車両2の幅方向に複数配置されるよう直線状に設けられる点で、第二実施形態の駐車支援システム1aと異なるものである。
車両2側に設けられた複数のNFCトランシーバ群14は、個々のトランシーバの通信領域が車両2の後方に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置されている。図6に示すように、NFCトランシーバ群14は車両2の後部に設置されている。
駐車領域3側に設けられた単数のNFCトランシーバ15は、通信領域が車両2の駐車時に、NFCトランシーバ群14と対向するよう配置されている。図6に示すように、NFCトランシーバ15は、例えば、駐車領域3の前後方向の後端に設けられた壁Wの表面上に設けられ、車両2の駐車時におけるNFCトランシーバ群14の高さ位置と略同一の高さ位置に設置されている。なお、駐車領域3側のNFCトランシーバ15は、車両2側のNFCトランシーバ群14と略同一の高さ位置に配置されていればよく、例えば支柱など、壁W以外のものに設置してもよい。
車両2側のNFCトランシーバ群14のうち、車両2が基準位置に駐車されるときに、駐車領域3側のNFCトランシーバ15と通信可能な位置に配置されるNFCトランシーバが「ターゲット14a」として設定されている。制御装置8は、車両2が駐車領域3に駐車されるときに、車両2側のNFCトランシーバ群14のうち、駐車領域3側のNFCトランシーバ15と通信可能なものを特定し、この特定したNFCトランシーバとターゲット14aとの距離に基づき、基準位置からの幅方向のズレ量を検出する。
第三実施形態の駐車支援システム1bでは、車両2側の複数のNFCトランシーバ群14は、車両2の幅方向のみに直線状に配置され、制御装置8は、基準位置からの車両2のズレ量として幅方向のズレ量のみを検出する。この構成により、システムの小規模化を図ることができる。なお、第三実施形態の駐車支援システム1bでは、制御装置8は基準位置からの車両2の前後方向のズレ量を検出しないので、例えば駐車領域3に車輪止めを設けるなどの代替手段によって、車両2の前後方向の駐車位置のズレを抑制するのが好まし。さらに、第三実施形態の駐車支援システム1b及びワイヤレス給電システム100も、上記構成によって、第一実施形態の駐車支援システム1及びワイヤレス給電システム100と、第二実施形態の駐車支援システム1a及びワイヤレス給電システム100と、同様の効果を奏することができる。
なお、図6の例では、車両2側のNFCトランシーバ群14が車両2の後部に設置され、駐車領域3側のNFCトランシーバ15が壁Wに設置される構成を例示したが、第一、第二実施形態と同様に、車両2側のNFCトランシーバ群14が車両2の下面に設置され、駐車領域3側のNFCトランシーバ15が駐車領域3の地表面上に設置される構成としてもよい。また、第一実施形態と同様に、単数のNFCトランシーバ15を車両側2に設け、複数のNFCトランシーバ群14を駐車領域3側に設ける構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、車両2側と駐車領域3側で通信を行う通信装置としてNFCトランシーバを適用する構成を例示したが、複数を格子状や直線状に配列したときに個々の通信装置の通信領域が重畳しないものであれば他の装置を適用してもよい。このような装置としては、通信領域に指向性があり、拡散性が低いものが好ましい。例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等、NFC以外の種々のワイヤレス通信方式の通信装置を適用してもよいし、ミリ波レーダや光通信などの他の通信手法を適用してもよい。
また、上記実施形態では、駐車支援システム1,1a,1bをワイヤレス給電システム100に適用した構成を例示したが、駐車支援システム1のみを単独で適用してもよいし、ワイヤレス給電システム100以外のシステムと組み合わせて利用してもよい。
また、上記実施形態では、基準位置に対する車両2の駐車位置のズレ量を検出した後には、インジケータ10を介してズレ量を提示することで、このズレ量が解消するように駐車操作をやり直させるよう車両2の運転者に促す構成を例示したが、検出したズレ量を利用してさらなる運転支援を行うことも可能である。例えば、駐車支援システム1,1a,1bが車両2の自動運転機能を有し、検出したズレ量に応じて、車両2を基準位置に駐車させるように自動運転を実施する構成としてもよい。
1,1a,1b 駐車支援システム
2 車両
3 駐車領域
5 送電コイル(外部機器)
6 受電コイル
7 バッテリ(蓄電装置)
8 制御装置
9,13,15 NFCトランシーバ(単数の通信装置)
10 インジケータ(報知手段)
11,12,14 複数のNFCトランシーバ群(複数の通信装置群)
11a,12a,14a ターゲット
100 ワイヤレス給電システム

Claims (6)

  1. 車両または駐車領域の一方に設けられ、通信が相互に干渉しないよう設置される複数の通信装置群と、
    車両または駐車領域の他方に設けられ、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記複数の通信装置群の1つと通信するよう設置される単数の通信装置と、
    前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記複数の通信装置群のうち前記単数の通信装置と通信するものに応じて、前記車両の駐車時に前記車両と外部機器との間で所定動作を行うために要求される基準位置に対する前記車両の駐車位置のズレ量を検出する制御装置と、
    を備え
    前記基準位置は、前記駐車領域に設けられ、電力を送信する送電コイルと、前記車両に設けられ、前記送電コイルからの前記電力を受信する受電コイルとが正対する位置であることを特徴とする駐車支援システム。
  2. 前記制御装置により検出された前記ズレ量を前記車両の運転者に報知する報知手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の駐車支援システム。
  3. 前記複数の通信装置群は、前記車両の幅方向及び前後方向にそれぞれ複数配置されるよう格子状に設けられ、個々の通信装置の通信領域が駐車時に前記単数の通信装置側に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置されており、
    前記単数の通信装置は、通信領域が前記車両の駐車時に前記複数の通信装置群と対向するよう配置されており、
    前記複数の通信装置群のうち、前記車両が前記基準位置に駐車されるときに、前記単数の通信装置と通信可能な位置に配置される通信装置がターゲットとして設定されており、
    前記制御装置は、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記複数の通信装置群のうち前記単数の通信装置と通信可能なものを特定し、前記特定した通信装置と前記ターゲットとの距離に基づき、前記基準位置からの前記幅方向及び前記前後方向の前記ズレ量を検出することを特徴とする、請求項1または2に記載の駐車支援システム。
  4. 前記複数の通信装置群は、前記車両において、前記車両の幅方向に複数配置されるよう直線状に設けられ、
    前記単数の通信装置は、前記駐車領域に設けられ、
    前記複数の通信装置群は、個々の通信装置の通信領域が駐車時に前記駐車領域の地表面側または前記車両の後方に向き、かつ、相互に重畳しないよう配置され、
    前記単数の通信装置は、通信領域が前記車両の駐車時に、前記複数の通信装置群と対向するよう配置されており、
    前記複数の通信装置群のうち、前記車両が前記基準位置に駐車されるときに、前記単数の通信装置と通信可能な位置に配置される通信装置がターゲットとして設定されており、
    前記制御装置は、前記車両が前記駐車領域に駐車されるときに、前記車両上の前記複数の通信装置群のうち前記駐車領域上の前記単数の通信装置と通信可能なものを特定し、前記特定した通信装置と前記ターゲットとの距離に基づき、前記基準位置からの前記幅方向の前記ズレ量を検出することを特徴とする、請求項1または2に記載の駐車支援システム。
  5. 前記通信装置が、NFC(Near Field Communication)トランシーバであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の駐車支援システムと、
    前記駐車領域に設けられ、電力を送信する送電コイルと、
    前記車両に設けられ、前記送電コイルからの前記電力を受信する受電コイルと、
    前記車両に設けられ、前記受電コイルと電気的に接続される蓄電装置と、
    を備え、
    前記外部機器は、前記送電コイルを含み、
    前記基準位置は、前記送電コイルと前記受電コイルとが正対する位置であり、
    前記駐車支援システムにより前記車両が前記基準位置に駐車されたことが検知されたときに、前記送電コイルから前記受電コイルへの前記電力の伝送を実施することを特徴とするワイヤレス給電システム。
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