JP6305301B2 - 多温度帯収納容器及び多温度帯収納容器の形成方法 - Google Patents
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Description
上記特許文献2に記載の多店舗マルチ配送方法では、上記特許文献1に記載の収納容器における上記問題は解決され、三温度帯別に小売食品を配送車に収容可能とされているが、配送車としての収納容器が大型で、手作業による運搬が不可能である等、運搬手段の選択幅が狭いという問題がある。
上記特許文献3に記載の収納容器では、上記特許文献1に記載の多温度帯収納容器及び上記特許文献2に記載の多店舗マルチ配送方法における上記問題は解決されているものの、隔壁の設置位置が容器本体内に設けられた突起同士の間に限られ、自在に変更することができないという問題がある。加えて、区画毎の温度を制御するために、ドライアイスや保冷剤等の複数種類の蓄冷材を使用するため、蓄冷材の種類毎の管理が煩雑になるという問題もある。
また、本発明の多温度帯収納容器は、断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体に、断熱性を有する複数の内装体が収容され、前記複数の内装体毎の内部の温度を異ならせるように、前記複数の内装体のうち少なくとも一以上の前記内装体の上方に一種類の蓄冷材からなる第一保温部が設けられ、前記一以上の内装体のうち少なくとも一つの内装体の内部に構成される温度帯は0℃以上10℃以下であり、前記内装体の熱貫流率は5.0[W/m 2 ・K]以上12.0[W/m 2 ・K]以下であることを特徴とする。
なお、熱貫流率M[W/m 2 ・K]は、M=1/{(材料の厚み[m])/(材料の熱伝導率[W/m・K])}で定義される値である。
上記多温度帯収納容器によれば、外装体が持ち運び可能であることで、作業者の手で持ち上げられて運ばれる、或いは単数の状態又は少数段積みされた状態で台車やキャリア等に載せて運搬される等のあらゆる運搬手段の選択肢が考えられる。また、外装体の内部が複数の内装体によって複数の区域に区画され、複数の内装体毎の内部の温度を異ならせるように、少なくとも一以上の内装体の上方に第一保温部が設けられていることで、外装体の内部に、第一保温部を備えていない内装体からなる温度帯と第一保温部を備えた内装体の内部からなる前記温度帯よりも低い温度帯との二温度帯が形成される。外装体及び内装体が断熱性を有し、第一保温部が内装体の上方に設けられていることで、各内装体の内部における温度差に起因する空気の対流の発生が抑制され、各温度帯の温度は所定範囲内に良好に保持される。そして、内装体のサイズ変更に伴い、各温度帯の区域の広さが自在且つ容易に変更される。さらに、第一保温部が一種類の蓄冷材を備えていることで、従前のような複数の蓄冷材の管理が不要になる。
また、上記多温度帯収納容器によれば、内装体の断熱性が確実に確保され、各温度帯間により断熱性に優れた仕切りが設けられる。
上記多温度帯収納容器によれば、多温度帯収納容器全体の実効的な熱貫流率がより確実に確保され、各内装体の内部が外装体の外部の環境温度の影響を受け難くなり、各温度帯の保温性が高まる。
上記多温度帯収納容器によれば、第一保温部と蓋との熱平衡による蓄冷材の温度上昇が抑制され、且つ外装体の内積に対する内装体の内積がより大きく確保される。
上記多温度帯収納容器によれば、上方に第一保温部が設けられ、且つ内部に第二保温部が設けられた内装体で構成される温度帯は、上方に第一保温部を有するのみで第二保温部を有しない内装体で構成される温度帯よりもさらに低温となる。従って、外装体の内部に、上記二温度帯に、第二保温部を備えた内装体の内部を加えた三以上の温度帯が形成される。
上記多温度帯収納容器によれば、内装体が上記温度表示機能を有することで、外装体の内部を一見した際に温度帯の識別が容易になされる。
上記多温度帯収納容器によれば、収容物の収容前後に折り畳まれることで、外装体がコンパクトに保管され、運搬する際の作業効率が高められる。
また、本発明の多温度帯収納容器は、断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体に、断熱性を有する三つの内装体が収容され、前記三つの内装体毎の内部の温度を異ならせるように、三つの内装体のうち第一の内装体の上方には一種類の蓄冷材からなる第一保温部が設けられず、前記三つの内装体のうち第二及び第三の内装体の上方に前記第一保温部が設けられ、前記第三の内装体の内部に前記第一保温部と同種の蓄冷材からなる第二保温部が設けられ、前記第一の内装体の内部に構成される温度帯は10℃以上20℃以下であり、前記第二の内装体の内部に構成される温度帯は0℃以上10℃以下であり、前記第三の内装体の内部に構成される温度帯は−20℃以上−15℃以下であり、前記三つの内装体の熱貫流率は5.0[W/m 2 ・K]以上7.0[W/m 2 ・K]以下であることを特徴とする。
上記多温度帯収納容器の形成方法によれば、外装体を持ち運び可能とすることで、作業者の手運び、或いは台車やキャリア等に載せて運搬する等のあらゆる運搬手段の選択肢が考えられる。また、外装体の内部を複数の内装体によって複数の区域に区画し、少なくとも一以上の内装体の上方に第一保温部を設けることで、外装体の内部に、第一保温部を備えていない内装体の内部からなる温度帯と第一保温部を備えた内装体の内部からなる前記温度帯よりも低い温度帯との二温度帯を形成することができる。断熱性を有する外装体及び内装体を用い、第一保温部を内装体の上方に設置することで、各内装体の内部における温度差に起因する空気の対流の発生を抑制し、各温度帯の温度を所定範囲内に良好に保持することができる。そして、内装体のサイズ変更に伴い、各温度帯の区域の広さを自在且つ容易に変更することもできる。さらに、第一保温部が一種類の蓄冷材からなることで、従前のような複数の蓄冷材の管理が不要になる。
本実施形態である多温度帯収納容器1は、所定の温度帯の環境下での管理が求められる物品を運搬する際に、物品を収容するために用いる容器である。物品は、例えば冷凍食品や冷蔵食品等の食品に代表されるが、特に食品に限定されない。
多温度帯収納容器1は、外装体2と、外装体2の内部に収容された複数の内装体3(図2参照)と、複数の内装体3のうち、少なくとも一以上の内装体3の上方に設けられた第一保温部4(図2参照)と、を備えている。
外装体2は、断熱性を有し、且つ手持ち可能な収容体である。図1(a),(b)には、コンテナの形態の外装体2を例示している。外装体2は、本実施形態では強度に優れた樹脂系材質で構成されている。壁部を構成する樹脂系材質には、断熱材の設置場所が確保され、断熱材(図示略)が設けられている。なお、外装体2は、断熱性を有する材質で構成されていてもよい。本実施形態では、外装体2の壁面は内装体3の壁面に近接し、内装体3の壁面と合わせて後述する実効的熱貫流率を発現する。断熱性を有する材質としては、例えばポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の発泡樹脂が挙げられるが、特にこれらに限定されない。断熱性の低い材質としては、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン等の非発泡樹脂が挙げられるが、特にこれらに限定されない。外装体2に具備される断熱材としては、例えばウレタンやポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の発泡系樹脂等が挙げられるが、特にこれらに限定されない。
発泡樹脂成形体で構成される場合には、壁部9及び底部15の素材として、ポリプロピレン、ポリスチレン等が用いられる。
非発泡樹脂で構成される場合には、非発泡樹脂により図1(a),(b)に示す外枠(壁)11を形成し、外枠11の内部11nは中空とされている。なお、外枠11の内部には、発泡樹脂或いは非発泡樹脂が充填されていてもよい。発泡樹脂としては、例えばウレタン、ポリプロピレンが用いられる。非発泡樹脂としては、耐寒性を有するポリプロピレン又はポリエチレンが好ましい。
外装体2には、蓋(図1(a),(b)では図示略)が設けられていてもよい。蓋の構成は、上記の容器8と同様である。
上記説明した外装体2の構成は本願発明の外装体2の一例であり、本願発明の外装体2は、断熱性能が高い他に段積みに耐え得る強度を有するものであれば、上記構成に限定されない。
内装体3の素材としては、特に、ポリエチレンの発泡シートにアルミを蒸着させたものが好ましい。
物品Qを収容又は取り出し易くする観点から、内装体3は、開閉可能に形成されていることが好ましい。また、複数の内装体3の容積によって複数の温度帯のサイズが変更される観点から、内装体3は、異なるサイズで製造し易いものであることが好ましい。これらの好適な条件を満たす内装体3としては、例えば、ファスナー(登録商標)等により本体部と蓋部とに区分可能な保冷バックが挙げられるが、特に限定されない。
このようにして、多温度帯収納容器1Bには二つの温度帯T1,T2(図2参照)が形成されている。
このようにして、多温度帯収納容器1Bには三つの温度帯T1,T2,T3(図3参照)が形成されている。
例えば、多温度帯収納容器1に上記範囲の温度帯T1,T3が形成される場合は、内装体3の熱貫流率M3が1.0[W/m2・K]程度であることが好ましい。例えば、多温度帯収納容器1に上記範囲の温度帯T2,T3が形成される場合は、内装体3の熱貫流率M3が5.0[W/m2・K]以上7.0[W/m2・K]以下であることが好ましい。例えば、多温度帯収納容器1に上記範囲の温度帯T1,T2が形成される場合は、内装体3の熱貫流率M3が12.0[W/m2・K]程度であることが好ましい。
図4及び図5に示すように、温度帯T2,T3を構成する内装体3B,3Cの上方に設置された第一保温部4の冷気が上方に向けて流出することによる第一保温部4の温度上昇を抑制し、第一保温部4の保持時間をより長くする観点から、外装体2の上部には蓋6が設けられていることが好ましい。また、第一保温部4の上面4tと蓋6の底面6bとの距離は、3mm以上30mm以下であることが好ましい。前記距離が3mmより小さいと、第一保温部4の冷気が蓋6に移り、第一保温部4の温度が上昇し、第一保温部4の保持時間が短縮されるおそれがある。一方、前記距離が例えば30mmより大きい場合は、外装体2の内積に対する内装体3の内積が小さくなり過ぎて物品Qを収容できなくなるという別の問題が生じる。
そのため、壁部9の上部(開口近傍)には、第一保温部4が載置される載置部12が形成されている。載置部12は、対向する壁部9に向かって突出し、第一保温部4の両端が支持されるように形成されている。また、載置部12に載置された第一保温部4の移動を抑制するために、壁部9の上部(開口近傍)には、仕切り部13が形成されている。仕切り部13は、載置部12の所定の位置に立設され、且つ載置部12の上位の位置に壁部9から突出するように形成されている。
多温度帯収納容器1を形成する方法は、断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体2に、断熱性を有する複数の内装体3を収容する内装体収容工程と、複数の内装体3のうち、少なくとも一以上の内装体3の上方に一種類の蓄冷材からなる第一保温部4を設置する保温部設置工程と、を有する。以下では、図2〜図5に示す多温度帯収納容器1A,1B,1C,1Dを形成する方法を説明する。
外装体2の内部に、温度帯T1,T2,T3に対応する区域に区画するように必要な内装体3A,3B,3Cを収容する。これにより、外装体2の内部に、温度帯T1,T2,T3のスペースが確保される。
次に、内装体3A,3B,3Cを開け、内装体3Cの底面のみに第二保温部10を設置する。続いて、各内装体に形成する温度帯T1,T2,T3に対応する物品Qを収容する。この際、第二保温部10を内装体3Cの物品Qの側面及び上面にも接触させるように設置する。内装体3A,3B,3Cを閉じた後、温度帯T2,T3に対応する内装体3B,3Cの上面に第一保温部4を設置する。これにより、外装体2の内部に、温度帯T1,T2,T3が形成され、物品Qが適当な温度帯に保持された多温度帯収納容器1が完成する。
上記構成によれば、外装体2が持ち運び可能であることで、作業者の手運び、或いは単数の状態又は少数段積みされた状態で台車やキャリア等に載せて運搬される等のあらゆる運搬手段の選択肢が考えられる。また、外装体2の内部が複数の内装体3によって複数の区域に区画され、複数の内装体3毎の内部の温度を異ならせるために、少なくとも一以上の内装体3の上方に第一保温部4が設けられていることで、外装体2の内部に、第一保温部4を備えていない内装体3の内部からなる温度帯T1と第一保温部4を備えた内装体3の内部からなる温度帯T1よりも低い温度帯T2との二温度帯T1,T2が形成される。外装体2及び内装体3が断熱性を有し、第一保温部4が内装体3の上方に設けられていることで、各内装体3の内部における温度差に起因する空気の対流の発生が抑制され、各温度帯T1,T2の温度は所定範囲内に良好に保持される。そして、内装体3のサイズ変更に伴い、各温度帯T1,T2の区域の広さが自在且つ容易に変更される。さらに、第一保温部4が一種類の蓄冷材からなることで、従前のような複数の蓄冷材の管理が不要になる。
上記構成によれば、内装体3の断熱性がより確実に確保され、各温度帯T1,T2間により高い断熱性を有する仕切りが設けられる。
また、本実施形態の多温度帯収納容器1では、外装体2の熱貫流率が0.5[W/m2・K]以上6.0[W/m2・K]であることが好ましい。
上記構成によれば、多温度帯収納容器1全体の実効的な熱貫流率がより確実に確保され、各内装体3の内部が外装体2の外部の環境温度の影響を受け難くなり、各温度帯T1,T2の保温性が高まる。
上記構成によれば、第一保温部4と蓋6との熱平衡による第一保温部4の蓄冷材の温度上昇が抑制され、且つ外装体2の内積に対する内装体3の内積がより大きく確保される。
上記構成によれば、上方に第一保温部4が設けられ、且つ内部に第二保温部10が設けられた内装体3Cで構成される温度帯T3は、上方のみに第一保温部4が設けられた内装体3Bで構成される温度帯T2よりもさらに低温となる。従って、外装体2の内部に、三つの温度帯T1,T2,T3が形成される。
上記構成によれば、内装体3が温度表示機能を有することで、外装体2の内部を一見しただけで温度帯の識別が容易になされる。
上記構成によれば、収容物Qの収容前後に折り畳まれることで、外装体2がコンパクトに保管され、運搬する際の作業効率が高められる。
上記構成によれば、外装体2を持ち運び可能とすることで、作業者の手運び、或いは台車やキャリア等に載せて運搬する等のあらゆる運搬手段の選択肢が考えられる。また、外装体2の内部を複数の内装体3によって複数の区域に区画し、少なくとも一以上の内装体3の上方に第一保温部4を設けることで、外装体2の内部に、第一保温部4を備えていない内装体3の内部からなる温度帯T1と第一保温部4を備えた内装体3の内部からなる温度帯T2よりも低い温度帯との二温度帯T1,T2を形成することができる。断熱性を有する外装体2及び内装体3を用い、第一保温部4を内装体3の上方に設置することで、各内装体3の内部における温度差に起因する空気の対流の発生を抑制し、各温度帯T1,T2の温度を所定範囲内に良好に保持することができる。そして、内装体3のサイズ変更に伴い、各温度帯T1,T2の区域の広さを自在且つ容易に変更することもできる。さらに、第一保温部4が一種類の蓄冷材からなることで、従前のような複数の蓄冷材の管理が不要になる。
図3及び図5に示すように、第一保温部4を有する一以上の内装体3B,3Cのうち、少なくとも一以上の内装体3Cの内部にも第二保温部10を設ければ、外装体2の内部に三つの温度帯T1,T2,T3を形成することもできる。
2…外装体
3,3A,3B,3C…内装体
4…第一保温部
4t…上面
6…蓋
6b…底面
10…第二保温部
Claims (9)
- 断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体に、断熱性を有する複数の内装体が収容され、
前記複数の内装体毎の内部の温度を異ならせるように、前記複数の内装体のうち少なくとも一以上の前記内装体の上方に一種類の蓄冷材からなる第一保温部が設けられ、
前記外装体は壁部及び底部を備え、
前記壁部の上部には前記第一保温部が載置される載置部が形成され、
前記載置部の所定の位置に、前記載置部に載置された前記第一保温部の移動を抑制する仕切り部が立設され、
前記内装体は少なくとも単層又は複数層の発泡樹脂シートで構成された開閉可能な保冷バッグである多温度帯収納容器。 - 断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体に、断熱性を有する複数の内装体が収容され、
前記複数の内装体毎の内部の温度を異ならせるように、前記複数の内装体のうち少なくとも一以上の前記内装体の上方に一種類の蓄冷材からなる第一保温部が設けられ、
前記第一保温部の下方に配置された内装体の内部に構成される温度帯は0℃以上10℃以下であり、
前記内装体の熱貫流率は5.0[W/m 2 ・K]以上12.0[W/m 2 ・K]以下である多温度帯収納容器。 - 前記外装体の熱貫流率が0.5[W/m2・K]以上6.0[W/m2・K]以下である請求項1又は2に記載の多温度帯収納容器。
- 前記外装体の上部には蓋が設けられ、
前記第一保温部の上面と前記蓋の底面との距離が3mm以上である請求項1から3のうち何れか一項に記載の多温度帯収納容器。 - 前記第一保温部を有する一以上の前記内装体のうち、少なくとも一以上の前記内装体の
内部に前記第一保温部と同種の蓄冷材からなる第二保温部が設けられている請求項1から4のうち何れか一項に記載の多温度帯収納容器。 - 前記内装体が内部温度を反映する温度表示機能を有する請求項1から5のうち何れか一項に記載の多温度帯収納容器。
- 前記外装体が折り畳み構造を有する請求項1から6のうち何れか一項に記載の多温度帯収納容器。
- 断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体に、断熱性を有する三つの内装体が収容され、
前記三つの内装体毎の内部の温度を異ならせるように、三つの内装体のうち第一の内装体の上方には一種類の蓄冷材からなる第一保温部が設けられず、前記三つの内装体のうち第二及び第三の内装体の上方に前記第一保温部が設けられ、
前記第三の内装体の内部に前記第一保温部と同種の蓄冷材からなる第二保温部が設けられ、
前記第一の内装体の内部に構成される温度帯は10℃以上20℃以下であり、
前記第二の内装体の内部に構成される温度帯は0℃以上10℃以下であり、
前記第三の内装体の内部に構成される温度帯は−20℃以上−15℃以下であり、
前記三つの内装体の熱貫流率は5.0[W/m 2 ・K]以上7.0[W/m 2 ・K]以下である多温度帯収納容器。 - 請求項1、2、8の何れか一項に記載の多温度帯収納容器を形成する方法であって、
断熱性を有し、且つ持ち運び可能な外装体に、断熱性を有する複数の内装体を収容する内装体収容工程と、
前記複数の内装体のうち、少なくとも一以上の前記内装体の上方に一種類の蓄冷材からなる第一保温部を設置する第一保温部設置工程と、
を有する多温度帯収納容器の形成方法。
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