JP6298310B2 - Vehicle door lock device - Google Patents
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Description
本発明は、車両に設けられる車両用ドアロック装置に関する。 The present invention relates to a vehicle door lock device provided in a vehicle.
下記特許文献1には、本出願人が先に出願した車両用ドアロック装置(以下、単に「ドアロック装置」ともいう)が開示されている。このドアロック装置の特徴部分を図16及び図17を参照しつつ説明する。図16に示されるドアロック装置10は、ラッチ機構12及びロック機構13等の構成要素を収容するハウジング11と、ハウジング11に取付けられる保護部材20と、を備えている。保護部材20は、車内側のカバー部21の外表面にリブ22,23を備えており、リブ22,23とハウジング11の外表面に設けられたリブ14との協働によって、浸水保護を図りたい領域に水が流入しないように水を誘導する機能を果たす。また、図17に示されるように、保護部材20は、コ字状断面の対向部24を備え、この対向部24をハウジング11に嵌め込むことによってハウジング11の取付け面15に被着されるように構成されている。
Patent Document 1 below discloses a vehicle door lock device (hereinafter, also simply referred to as “door lock device”) filed earlier by the present applicant. A characteristic portion of the door lock device will be described with reference to FIGS. 16 and 17. A
(発明が解決しようとする課題)
ところで、この種のドアロック装置の設計に際しては、ハウジング11と保護部材20との境界部分(例えば、保護部材20の対向部24がハウジング11の取付け面15に被着される部分)での水シール性能を簡単な構造によって向上させたいという要請がある。
(Problems to be solved by the invention)
By the way, when designing this type of door lock device, water at the boundary between the
本発明の目的の1つは、ハウジングに保護部材が取付けられた車両用ドアロック装置において、ハウジングと保護部材との境界部分での水シール性能を簡単な構造によって向上させるのに有効な技術を提供することである。 One of the objects of the present invention is a vehicle door lock device in which a protective member is attached to a housing, and a technique effective for improving the water sealing performance at the boundary between the housing and the protective member with a simple structure. Is to provide.
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ドアロック装置は、ラッチ機構、ロック機構、ハウジング及び保護部材を備える。ラッチ機構は、車体に取付けられたストライカとの係合によって車両ドアを閉止状態に保持可能に構成される。ロック機構は、ラッチ機構をストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いはストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定する機能を果たす。ハウジングは、少なくともラッチ機構及びロック機構を収容する収容体として構成される。保護部材は、ハウジングの保護のためにハウジングに取付けられる。この保護部材は、特にハウジング内に収容された要素をハウジング外に存在する水から保護する機能を果たす。この保護部材は、ハウジングの取付け面に向けて延出するとともに所定の板厚で構成された板状の延出片を備える。延出片は、延出先端部において、ハウジングの取付け面に沿った形状であって取付け面と面当たりする当接面を有する。当接面は、延出片の延出先端部において先端に向かうにつれて漸減するように傾斜した傾斜面により構成される。この面当たり構造によれば、保護部材とハウジングの取付け面との間で高い水シール効果を得ることができる。また、延出片の延出先端部に傾斜面を設けることによって、延出片の板厚を増加させることなく延出先端部と取付け面との当接面積を増やすことができ、水シール効果を高めるのに有利である。
(Means for solving the problem)
In order to achieve the above object, a vehicle door lock device according to the present invention includes a latch mechanism, a lock mechanism, a housing, and a protection member. A latch mechanism is comprised so that a vehicle door can be hold | maintained in a closed state by engagement with the striker attached to the vehicle body. The lock mechanism functions to set the latch mechanism to an unlocked state in which the engagement with the striker can be released or a locked state in which the engagement with the striker cannot be released. The housing is configured as a container that houses at least the latch mechanism and the lock mechanism. The protection member is attached to the housing for protection of the housing. This protective member serves in particular to protect the elements housed in the housing from water present outside the housing. The protection member includes a plate-like extension piece that extends toward the mounting surface of the housing and is configured with a predetermined plate thickness. The extension piece has a shape along the attachment surface of the housing at the extension tip, and a contact surface that abuts against the attachment surface. The contact surface is configured by an inclined surface that is inclined so as to gradually decrease toward the tip at the extended tip of the extension piece. According to this surface contact structure, a high water sealing effect can be obtained between the protective member and the mounting surface of the housing. Also, by providing the inclined surface on the extended tip end portion of the extending portion, it is possible to increase the contact area between the extending front end portion and the mounting surface without increasing the thickness of the extending portion, the water seal It is advantageous to enhance the effect.
上記の車両用ドアロック装置の別の形態では、保護部材は、ハウジングの取付け面に押し当てられて撓み変形した状態で当該取付け面と面当たりする当接面を有する。この面当たり構造によれば、保護部材とハウジングの取付け面との間で高い水シール効果を得ることができる。特に、保護部材の当接面が撓み変形することによってハウジングの取付け面に対する押し付け力が高まるため、水シール効果を高めるのに有利である。 In another form of the vehicle door lock device described above, the protection member has an abutting surface that comes into contact with the mounting surface in a state of being pressed and deformed by being pressed against the mounting surface of the housing. According to this surface contact structure, a high water sealing effect can be obtained between the protective member and the mounting surface of the housing. In particular, since the pressing force against the mounting surface of the housing is increased by bending and deforming the contact surface of the protective member, it is advantageous for enhancing the water sealing effect.
以上のように、本発明によれば、ハウジングに保護部材が取付けられた車両用ドアロック装置において、ハウジングと保護部材との境界部分での水シール性能を簡単な構造によって向上させることが可能になった。 As described above, according to the present invention, in the vehicle door lock device in which the protective member is attached to the housing, the water seal performance at the boundary portion between the housing and the protective member can be improved with a simple structure. became.
以下、本発明の実施形態に係る車両用ドアロック装置(以下、単に「ドアロック装置」ともいう)を複数の図面を参照しながら説明する。なお、当該図面では、車両又はドアロック装置のハウジングについての前方及び後方をそれぞれ矢印X1及び矢印X2で示し、車両又はドアロック装置のハウジングについての左方及び右方をそれぞれ矢印Y1及び矢印Y2で示し、車両又はドアロック装置のハウジングについての上方及び下方をそれぞれ矢印Z1及び矢印Z2で示している。車両ドアに組付けられる前の状態のドアロック装置に対して、また車両ドアに組付けられた後の状態のドアロック装置に対して、これらの方向を適用することができる。 Hereinafter, a vehicle door lock device according to an embodiment of the present invention (hereinafter also simply referred to as a “door lock device”) will be described with reference to a plurality of drawings. In the drawings, the front and rear of the vehicle or the door lock device housing are indicated by arrows X1 and X2, respectively, and the left and right sides of the vehicle or the door lock device housing are indicated by arrows Y1 and Y2, respectively. The upper and lower sides of the vehicle or the door lock device housing are indicated by arrows Z1 and Z2, respectively. These directions can be applied to the door lock device in a state before being assembled to the vehicle door and to the door lock device in a state after being assembled to the vehicle door.
図1に示されるように、本実施の形態のドアロック装置100は、車両ドアDRを構成する車両外側のドアアウタパネルと車両内側のドアインナパネルとによって区画される領域に配置されている。図1にはこの車両ドアDRの典型例として後席右側の車両ドアが記載されている。
As shown in FIG. 1, the
ドアロック装置100のハウジング101は、いずれも樹脂材料からなる車外側構成部材101a及び車内側構成部材101bが互いに接合されることによって構成されている。ハウジング101はハウジング表面から延出する凸部102を備えている。この凸部102は、典型的には車外側構成部材101aの縁部に沿って立設する第1リブ102aと車内側構成部材101bの縁部に沿って立設する第2リブ102bとがレーザー溶着によって互いに接合されることによって形成される。この凸部102は、車外側から車内側に浸入しようとする水の流れを阻止する止水機能を果たす。ハウジング101は、ラッチ機構110及びロック機構120を含む複数の構成要素を収容するための収容空間を有する。即ち、このハウジング101は、少なくともラッチ機構110及びロック機構120を収容する収容体として構成される。このハウジング101では、典型的には、ラッチ機構110のための収容空間は車体BDに固定されたストライカSTに対向するように車両後方側に設けられ、その収容空間よりも車両前方側にロック機構120のための収容空間が設けられる。このハウジング101が本発明の「ハウジング」に相当する。
The
ハウジング101の下部には樹脂材料によって構成された保護部材(「プロテクター」ともいう)130が取付けられている。この保護部材130は、ハウジング101の保護のためにハウジング101に取付けられる、ハウジング101とは別体構造の部材である。この保護部材130によれば、ハウジング101に収容された、ドアロック装置100の構成要素はハウジング101外に存在する水から保護される。この保護部材130が本発明の「保護部材」に相当する。
A protective member (also referred to as a “protector”) 130 made of a resin material is attached to the lower portion of the
ラッチ機構110は、車体BDに取付けられたストライカSTとの係合によって車両ドアDRを閉止状態に保持可能である。ロック機構120は、ラッチ機構110をストライカSTとの係合が解除可能なアンロック状態、或いはストライカSTとの係合が解除不能なロック状態に設定する。ラッチ機構110及びロック機構120がそれぞれ、本発明の「ラッチ機構」及び「ロック機構」に相当する。これらラッチ機構110及びロック機構120の更なる具体的な構造については、例えば特開2013−167145号公報に開示のドアロック装置の構造が参照される。
The
図2に示されるように、ロック機構120は、インサイドオープンレバー121、アウトサイドオープンレバー(図示省略)、アクティブレバー122を備えている。インサイドオープンレバー121は、車両ドアDRに設けられたインサイドドアハンドル121aにインサイドオープンケーブルW1を介して接続されている。このため、インサイドオープンレバー121は、インサイドドアハンドル121aの操作によって回転動作する。アウトサイドオープンレバーは、車両ドアDRに設けられたアウトサイドドアハンドル(図示省略)に接続されている。このため、アウトサイドオープンレバーは、アウトサイドドアハンドルの操作によって回転動作する。アクティブレバー122は、車両ドアDRに設けられたドアロックノブ122aにロッキングケーブルW2を介して接続されている。このため、アクティブレバー122は、ドアロックノブ122a及びキーシリンダ(図示省略)の操作によって回転動作する。
As shown in FIG. 2, the
インサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2はいずれも、中空構造のアウターケーブルの内側にインナーケーブルが移動可能に挿入されたコントロールケーブルである。インサイドオープンケーブルW1では、アウターケーブルの端部から露出したインナーケーブルがインサイドオープンレバー121に係止される。同様に、ロッキングケーブルW2では、アウターケーブルの端部から露出したインナーケーブルがアクティブレバー122に係止される。これらインサイドオープンケーブルW1及びロッキングケーブルW2はいずれも、ハウジング101に設けられた立設壁106と、保護部材130に設けられた2つの立設壁136,137とに架設されて保持されることによってハウジング101に組み付けられる。インサイドオープンケーブルW1は、保護部材130に設けられた開口部(図1中のケーブル導出開口部130a)を通じて保護部材130外に導出されている。同様に、ロッキングケーブルW2は、保護部材130に設けられた開口部(図1中のケーブル導出開口部130b)を通じて保護部材130外に導出されている。
The inside open cable W1 and the locking cable W2 are both control cables in which an inner cable is movably inserted inside a hollow outer cable. In the inside open cable W1, the inner cable exposed from the end of the outer cable is locked to the inside
図2及び図3に示されるように、保護部材130は、第1カバー部131及び第2カバー部141を備えている。第1カバー部131は、前記の立設壁136,137を備えている。この第1カバー部131は、立設壁136,137にケーブルW1,W2が架設される前にハウジング101に取り付けられる。この第1カバー部131は、2つのヒンジ部150,150を介して第2カバー部141に連結されている。この場合、ヒンジ部150,150は、いずれも樹脂材料からなる第1カバー部131と第2カバー部141との間に設けられた薄肉部分であり、この薄肉部分の柔軟性を利用してヒンジ機能を生じさせる、所謂「インテグラルヒンジ」として構成されている。従って、作業者は、第2カバー部141を把持した状態で、当該第2カバー部141を第1カバー部131に対してヒンジ部150,150(ヒンジ線150a)を中心に回動させることができる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
保護部材130は、第1カバー部131、第2カバー部141及びヒンジ部150,150が樹脂材料によって一体成型されている。これにより保護部材130の構造を簡素化することができる。また、この保護部材130では、第1カバー部131の立設壁136から突出する突出壁136aと、第2カバー部141の立設壁148からそれぞれ突出する2つの突出壁148a,148aとによって、上記のケーブル導出開口部130a,130bが取り囲まれている。この場合、突出壁136aと突出壁148a,148aとの協働によって、ケーブル導出開口部130a,130bに流入しようとする水の流れを阻止することができる。
In the
保護部材130の1つの態様では、第2カバー部141は第1カバー部131の延在面に沿って水平状に延在する所定の展開位置(図2及び図3に示す位置)に設定される。第2カバー部141が展開位置にある場合、第1カバー部131に対して第2カバー部141が概ね180°開いた状態が形成される。一般的には、保護部材130の樹脂成型後に一度もヒンジ部150,150での折り曲げがなされていない初期状態では、第2カバー部141が前記の展開位置にある。
In one aspect of the
保護部材130の別の態様では、第2カバー部141は第1カバー部131の立設壁136,137を車内側から完全に被覆する閉鎖位置(図1に示す位置)に設定される。この閉鎖位置では、第1カバー部131のカバー内面と第2カバー部141のカバー内面とが互いに対向する状態にある。また、第2カバー部141を展開位置と閉鎖位置との間の任意の位置に設定できることは勿論である。このため、第1カバー部131がハウジング101に取り付けられ、且つ立設壁136,137にケーブルW1,W2が架設される前に、第2カバー部141を展開位置に設定することができる。その後、立設壁136,137にケーブルW1,W2が架設された後に、第2カバー部141をヒンジ部150,150を中心に展開位置から閉鎖位置まで回動させることができる。
In another aspect of the
立設壁136は、保護部材130のうち外面に露出した外壁として構成されている。これにより、車両前方から保護部材130内に浸入しようとする水の流れが立設壁136によって阻止される。これに対して、立設壁137は保護部材130の内部に設けられた内壁として構成されている。これにより、車両前方から保護部材130内に浸入し更にハウジング101に向けて流れようとする水の流れが立設壁137によって阻止される。即ち、ハウジング101に向けて流れようとする水の流れが2つの立設壁136,137によって二段階で阻止される。
The standing
立設壁136は、図4に示されるように、ハウジング101の取付け面(図4では車内側構成部材101bの取付け面101c)に向けて延出する板状の延出片として構成される。この立設壁136の延出先端部136bは、先端に向かうにつれて板厚が漸減するように傾斜した傾斜面136cを有し、この傾斜面136cが取付け面101cに沿った形状をなしている。この場合、立設壁136の傾斜面136cは、取付け面101cと面当たりする当接面として構成される。例えば、ハウジング101の取付け面101cが平坦面である場合には、立設壁136の傾斜面136cを当該平坦面に倣った平坦面にすることができ、ハウジング101の取付け面101cが湾曲面である場合には、立設壁136の傾斜面136cを当該湾曲面に倣った湾曲面にすることができる。この面当たり構造によれば、保護部材130の第1カバー部131に設けられた立設壁136とハウジング101の取付け面との間で高い水シール効果を得ることができる。特に、立設壁136の延出先端部136bに傾斜面136cを設けることによって、立設壁136の板厚が一定であっても延出先端部136bと取付け面101cとの当接面積を増やすことができ、水シール効果を高めるのに有利である。ここでいう立設壁136が本発明の「延出片」に相当し、この立設壁136の傾斜面136cが本発明の「傾斜面」及び「当接面」に相当する。
As shown in FIG. 4, the standing
また、立設壁136は、保護部材130がハウジング101に取付けられた状態で、第1基準線L1に対して予め定められた角度θをなす第2基準線L2に沿って延在するように角度設定がなされている。この場合、第1基準線L1は、典型的にはドアロック装置の搭載車両が平地に設置された状態で鉛直方向に延びる線として規定される。角度θは、この搭載車両が坂道走行等において傾斜した場合でも、第2基準線L2が水平方向に延在する位置まで達しないような値(典型的には15〜20度までの範囲内の値)に設定されるのが好ましい。これにより、ハウジング101に対して立設壁136を鋭角に当てることができ、搭載車両の走行状況によらず立設壁136の表面に沿って水を流下させることができる。その結果、立設壁136の傾斜面136cが取付け面101cと面当たりした部位に水溜まりが形成されて当該部位から水が浸入するのを阻止することができる。
Further, the standing
なお、立設壁136の延出先端部136bについては、図4に示される構造に代えて図5に示される構造を採用することもできる。図5中の立設壁136の延出先端部136bに設けられた傾斜面136cは、ハウジング101の取付け面101cに押し当てられて撓み変形した状態で当該取付け面101cと面当たりする当接面として構成されている。この目的のために、立設壁136では、傾斜面136cが撓み変形し易くなるように延出先端部136bを他の部位に比べて薄肉化するのが好ましい。この場合も、図4に示す構成と同様に、簡単な構造によって立設壁136とハウジング101の取付け面との間で高い水シール効果を得ることができる。特に、保護部材130の傾斜面136cが撓み変形することによってハウジング101の取付け面101cに対する押し付け力が高まるため、水シール効果を高めるのに有利である。また、立設壁136の延出先端部136bと取付け面101cとの当接面積を増やすことができる。
In addition, about the extension front-end |
保護部材130の第1カバー部131は、ハウジング101に取付けられる。この目的のために、特に図6が参照されるように、第1カバー部131には、当該第1カバー部131をハウジング101に係止可能な係止手段(係止爪132、係止凹部(係止スリット)138,139)が設けられている。係止爪132は、ハウジング101の凸部102のうち車両下方(ハウジング下方)Z2に向けて延出する延出領域103に係合可能な爪形状を有する。係止凹部138は、第1カバー部131の立設壁136に設けられ、ハウジング101の凸部102のうち車両前方(ハウジング前方)X1に向けて延出する延出領域104に係合可能な凹部として構成されている。係止凹部139は、第1カバー部131の立設壁137に設けられ、ハウジング101の凸部102の延出領域104に係合可能な凹部として構成されている。
The
従って、保護部材130の第1カバー部131の上記係止手段によれば、第1カバー部131がハウジング101に取付けられた状態では、図6が参照されるように、ハウジング101の延出領域103に係止爪132が係合し、且つハウジング101の延出領域104に係止凹部138,139がそれぞれ係合する。なお、この図6では、便宜上、第2カバー部141が除去された状態の保護部材130を示している。また、第1カバー部131は、第2カバー部141が閉鎖位置に設定されたときに当該第2カバー部141に係合するように構成されている。この目的のために、第1カバー部131には、第2カバー部141の開口部(図3中の開口部144)に係合可能な係合突起135が設けられている。この係合突起135は、材料の弾性を利用して開口部144に嵌め込まれる構造、所謂「スナップフィット構造」を有する。
Therefore, according to the locking means of the
一方で、図7に示されるように、第2カバー部141には、当該第2カバー部141をハウジング101に係止可能な係止手段(係止爪142、係止凹部(係止スリット)149)が設けられている。なお、この図7では、便宜上、第1カバー部131が除去された状態の保護部材130を示している。係止爪142は、ハウジング101の凸部102のうち車両後方(ハウジング後方)X2に向けて延出する領域(図2中の延出領域105)に係合可能な爪形状を有する。係止凹部149は、第2カバー部141の立設壁148に設けられ、第1カバー部131の係止凹部138,139と同様に、ハウジング101の凸部102の延出領域104に係合可能な凹部として構成されている。
On the other hand, as shown in FIG. 7, the
従って、保護部材130の第2カバー部141の上記係止手段によれば、第2カバー部141が閉鎖位置に設定された状態では、図8が参照されるように、ハウジング101(図2中の延出領域105)に係止爪142が係合し、且つハウジング101の延出領域104に係止凹部149が係合する。更に、前述のように、第2カバー部141の開口部144に第1カバー部131の係合突起135が嵌め込まれる。
Therefore, according to the locking means of the
詳細については後述するが、この第2カバー部141のカバー表面には、図8に示されるように干渉壁145、対向壁146及び水誘導スリット147が設けられている。干渉壁145は、車両左方(ハウジング左方)Y1に向けて突出する凸部が車両上下方向(ハウジング上下方向)Z1,Z2に沿って連続状に延在することによって形成されている。対向壁146は、車両左方(ハウジング左方)Y1に向けて突出する凸部が車両前後方向(ハウジング前後方向)X1,X2に沿って連続状に延在することによって形成されている。水誘導スリット147は、干渉壁145と対向壁146との境界部分に形成されている。
Although details will be described later, an
上記構成の保護部材130では、ハウジング101に収容された構成要素が凍結したり錆びたりするのを防止するために、当該保護部材130に開口形成された開口部への水の浸入を阻止する構造が必要になる。これに関し、図8に示されるように、第2カバー部141の開口部144は、前記のケーブル導出開口部130a,130bよりもハウジング上方に設けられており、ハウジング101のハウジング表面を流下する水に対しては優先して浸水保護を図りたい部位である。そこで、本実施の形態のドアロック装置100は、少なくともこの開口部144を浸水保護対象とした水誘導構造を備えている。
In the
この水誘導構造は、保護部材130に開口形成された開口部144を回避するように水を誘導する機能を果たす。この目的のために、この水誘導構造は、ハウジング101のハウジング表面(車内側構成部材101bの側面)にハウジング上下方向について互いに離間して配置された2つの水誘導リブ107,108と、保護部材130の第2カバー部141に設けられた干渉壁145と、を備えている。
This water guiding structure fulfills the function of guiding water so as to avoid the
水誘導リブ107は、開口部144よりも上方において車内側構成部材101bの側面にハウジング前後方向X1,X2に沿って長尺状に立設されている。この水誘導リブ107は、車両ドア内に侵入した水をそのリブ上面に沿って開口部144よりも上方の、予め定められた水誘導領域107aへと誘導する機能を果たす。
The
水誘導リブ108は、水誘導リブ107よりも下方において車内側構成部材101bの側面にハウジング前後方向X1,X2に沿って長尺状に立設されている。この水誘導リブ108は、車両ドア内に侵入した水をそのリブ上面に沿って開口部144よりも下方の、予め定められた水誘導領域108aへと誘導する機能を果たす。
The
干渉壁145は、水誘導リブ107の水誘導領域107aと開口部144との間に介在し、且つ水誘導リブ108の水誘導領域108aと開口部144との間にハウジング上下方向Z1,Z2に沿って介在している。従って、この干渉壁145は、水誘導領域107a,108aのそれぞれから開口部144へと向かう水の流れと干渉する機能を果たす。従って、水誘導領域107a,108aのそれぞれから開口部144へと向かう水の流れを干渉壁145によってブロックして邪魔することができ、開口部144に水が浸入し難くなる。また、干渉壁145は、水誘導リブ107及び水誘導リブ108の双方に対向して長尺状に延在しており、水誘導領域107aに誘導された水を更に合流領域107bまで誘導するように構成されている。
The
この場合、合流領域107bは、開口部144よりもハウジング下方において水誘導リブ108のリブ上面に位置し、且つハウジング前後方向X1,X2について水誘導領域107aよりも開口部144から離間している。従って、水誘導リブ107によって合流領域107bまで誘導した水を、更に干渉壁145によって開口部144から離間する方向に誘導しつつ、水誘導リブ108によって合流領域107bまで誘導した水と合流させることができる。その結果、保護部材130の開口部144の上方領域から下方領域までの範囲にわたって開口部144に向けて水が流れ難い専用の誘導経路を形成することができ、開口部144に対する浸水防止効果を高めることができる。
In this case, the merging
上記構成の水誘導構造によれば、図9に示されるような水の誘導流れを形成させることができる。具体的に説明すると、車両ドア内に侵入した水は、重力にしたがって矢印f1で示す方向に流れたのち水誘導リブ107のリブ上面に到達する。或いは、車両ドア内に侵入した水は、重力にしたがって矢印f2で示す方向に流れたのち水誘導リブ108のリブ上面に到達する。
According to the water guiding structure having the above configuration, a water guiding flow as shown in FIG. 9 can be formed. More specifically, water that has entered the vehicle door flows in the direction indicated by the arrow f1 according to gravity and then reaches the upper surface of the
水誘導リブ107では、水がリブ上面に沿って矢印f3で示す方向に流れることによって水誘導領域107aまで誘導される。水誘導領域107aでは、開口部144へと向かう水の流れと干渉壁145とが干渉することによって、当該水の流れ方向が変わり、干渉壁145に沿って合流領域107bに向け矢印f4で示す方向に誘導される。このとき、干渉壁145は、水誘導領域107aに誘導された水を更に開口部144から離間する方向に誘導するような湾曲形状であるのが好ましい。これにより、水誘導領域107aに誘導された水を開口部144からより遠ざけることができる。その結果、開口部144に対する浸水防止効果を更に高めることができる。
In the
水誘導リブ108は、水誘導スリット147に嵌め込まれる。この水誘導スリット147は、水誘導リブ108との間に隙間が形成されるようなスリット幅を有する。このため、水誘導リブ108によって矢印f5で示す方向に誘導された水は、干渉壁145に沿って合流領域107bまで誘導された水と合流した後、水誘導リブ108と水誘導スリット147との間の隙間を通じて水誘導領域108aに誘導される。その後、水誘導領域108aに誘導された水は、重力にしたがって矢印f6で示す方向に浸水に対する影響の少ない排水領域109へと流下する。
The
図10に示すように、第2カバー部141の干渉壁145は、ハウジング後方X2側に先端部145aを備えており、この先端部145aはハウジング後方X2に向けて板厚が漸減するテーパー形状を有する。この場合、干渉壁145の先端部145aは、水誘導リブ107の水誘導領域107aに対向するように構成されている。従って、このテーパー形状によれば、干渉壁145の先端部145aまで流れた水(図10中の矢印参照)が、水誘導領域107aと先端部145aとの間の領域145bに溜まり難くなる。
As shown in FIG. 10, the
図11に示すように、第2カバー部141の対向壁146は、水誘導リブ108の下方に対向配置され、且つ水誘導リブ108のリブ下面に沿って長尺状に延在する構成であるのが好ましい。この対向壁146は、水誘導リブ108の立設高さ方向についての壁高さがリブ下面に近接した近接領域146aにおいて水誘導リブ108の立設高さdを下回り、且つ近接領域146aから下方に離間した離間領域146bに向かうにつれて漸減し離間領域146bにおいて水誘導リブ108の立設高さdを上回るように構成されている。本構成は、典型的には対向壁146の板厚を近接領域146aから離間領域146bまで漸増させることによって実現できる。
As shown in FIG. 11, the facing
本構成によれば、水誘導リブ108を越えて車両下方(ハウジング下方)Z2へと流下した水(図11中の矢印参照)は対向壁146に沿って流れる。このとき、対向壁146では近接領域146aの壁高さが相対的に低いため、水誘導リブ108のリブ下面と対向壁146の近接領域146aとの境界を越えて下向きに水が誘導され易くなる。その結果、水誘導リブ108のリブ下面と対向壁146の近接領域146aとの境界からの水の浸入を阻止することができる。即ち、この対向壁146は、水誘導リブ108の本来の誘導経路を外れて流れる水をハウジング101側に浸入させないようにして円滑に流下させる機能を有する。なお、この対向壁146は、その近接領域146aにおいて水誘導リブ108のリブ下面に当接する構成であるのが好ましい。この場合、水誘導リブ108のリブ下面と対向壁146の近接領域146aとの境界からの水の浸入をより確実に阻止することができる。
According to this configuration, the water (see the arrow in FIG. 11) that has flowed down to the vehicle lower side (lower housing) Z <b> 2 beyond the
なお、水誘導リブ108のリブ下面と対向壁146の近接領域146aとの境界からの水の浸入が発生しない場合や発生し難い場合には、上記構成の対向壁146において近接領域146aから離間領域146bまで壁高さが一定である構造や、上記構成の対向壁146自体が省略された構造を採用することもできる。
When water intrusion from the boundary between the rib lower surface of the
図12に示されるように、上記構成の保護部材130は、車両左右方向(ハウジング左右方向)Y1,Y2についてハウジング101を第1カバー部131及び第2カバー部141によって両側から挟み込んでハウジング101に取付けられる(図12中の矢印参照)。保護部材130がハウジング101に取付けられた状態では、第1カバー部131はハウジング101の車外側構成部材101aに被着され、且つ第2カバー部141はハウジング101の車内側構成部材101bに被着される。この挟み込み構造によれば、第1カバー部131及び第2カバー部141をそれぞれ独立してハウジング101の側面に被着させることができるため、各カバー部の被着面を既存のハウジング101の外形に沿わせ易くなる。その結果、ハウジング101の側面と保護部材130の被着面との境界部分からハウジング101内に水が浸入するのを阻止するのに有効な水シール性能が得られる。
As shown in FIG. 12, the
この場合、保護部材130は、第1カバー部131及び第2カバー部141のそれぞれをハウジング101の大きさ(以下、「幅寸法」ともいう)に応じて車両左右方向Y1,Y2にスライド移動させることが可能な構造(以下、「スライド構造」ともいう)を有する。このスライド構造によれば、ハウジング101に収容される構成要素の組付け状態等の影響によってハウジング101の幅寸法が変化した場合であっても、ハウジング101に対する保護部材130の被着状態を維持したままで、保護部材130の形状をハウジング101の既存形状に追従させることができる。その結果、ハウジング101の幅寸法が変化した場合に、保護部材130の被着面がハウジング101の側面から離間するような現象、所謂「口開き」が発生することがなく、上記の水シール性能を維持することができる。この場合、ハウジング101の側面と保護部材130の被着面との境界部分に不織布等のシール部材を取付けることなく所望の水シール性能を得ることができるため、当該シール部材の省略によってドアロック装置100の構造の簡素化を図ることができる。また、保護部材130はそのスライド構造によって車両左右方向Y1,Y2の寸法についてのみ変化するため、ドアロック装置100の公差の管理が容易になる。
In this case, the
また、図12に示されるように、上記構成の保護部材130は、ハウジング101に取付けられた状態において、第1カバー部131から第2カバー部141に向けて延出する立設壁136と第2カバー部141から第1カバー部131に向けて延出する立設壁148とが、車両前面側の重なり領域151においてこれら立設壁136,148の厚み方向(板厚方向)、即ち車両前後方向について、互いに当接しつつ部分的に重なり合う構造(以下、「オーバーラップ構造」ともいう)を有する。このオーバーラップ構造によれば、保護部材130の車両前面側の部位において保護部材130とハウジング101との境界から水が浸入するのを阻止する効果が得られる。
As shown in FIG. 12, the
更に、図13〜図15に示されるように、上記構成の保護部材130は、凸部102を利用してハウジング101に係止される係止構造を有している。
Further, as shown in FIGS. 13 to 15, the
この係止構造について具体的に説明すると、保護部材130の第1カバー部131は、立設壁136の係止凹部138が凸部102(延出領域104)に引っ掛けられ(図13参照)、且つ立設壁137の係止凹部139が凸部102(延出領域104)に引っ掛けられることによって(図14参照)、ハウジング101に係止されて保持される。この場合、係止凹部138,139のスリット幅寸法はいずれも凸部102の幅寸法に概ね合致するように構成されている。同様に、図15が参照されるように、保護部材130の第2カバー部141は、立設壁148の係止凹部149が凸部102(延出領域104)に引っ掛けられることによって、ハウジング101に係止されて保持される。この場合、係止凹部149のスリット幅寸法は凸部102の幅寸法に概ね合致するように構成されている。
This locking structure will be specifically described. In the
この係止構造によれば、保護部材130の第1カバー部131及び第2カバー部141はそれぞれ凸部102を介してハウジング101に係止されるため、保護部材130をハウジング101に取付け易くなり取付けのための作業性を向上させることができる。特に、第1カバー部131は、2つの係止凹部138,139が凸部102に引っ掛けられており係止力が高まる。また、ハウジング101の凸部102、保護部材130の立設壁136,137,148は、ハウジング101に保護部材130を係止するための係止手段として兼務されるため、専用の係止手段を設ける必要がなく、ドアロック装置100の外形が大きくなるのを抑えることができる。
According to this locking structure, since the
上記の係止構造では、保護部材130がハウジング101に係止された状態で、第1カバー部131は図13及び図14中の矢印で示されるように車両右方(ハウジング右方)Y2に付勢され、且つ第2カバー部141は図15中の矢印で示されるように車両左方(ハウジング左方)Y1に付勢されるのが好ましい。即ち、保護部材130がハウジング101に取付けられた状態、即ち第1カバー部131及び第2カバー部141がともに凸部102に引っ掛けられた状態で、第1カバー部131及び第2カバー部141はそれぞれ、車両左右方向Y1,Y2について互いに離間するように付勢される。
In the above-described locking structure, the
この場合、第1カバー部131では、係止凹部138の2つのスリット面138a,138bのうちの一方のスリット面138aが第2リブ102bに押し付けられ、且つ係止凹部139の2つのスリット面139a,139bのうちの一方のスリット面139aが第2リブ102bに押し付けられる。また、第2カバー部141では、係止凹部149の2つのスリット面149a,149bのうちの一方のスリット面149bが第1リブ102aに押し付けられる。その結果、保護部材130の第1カバー部131及び第2カバー部141はそれぞれハウジング101の凸部102に強く係止される。
In this case, in the
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。 The present invention is not limited to the above exemplary embodiment, and various applications and modifications are possible. For example, each of the following embodiments to which the above embodiment is applied can be implemented.
上記のドアロック装置100では、第1カバー部131、第2カバー部141及びヒンジ部150が樹脂材料によって一体成型された保護部材130について記載したが、これら3つの構成要素がそれぞれ別体構造であってもよく、またこれら3つの構成要素のうちの少なくとも1つが金属材料によって構成されてもよい。
In the
本発明では、上記のドアロック装置100の本質的な構造を車両の各車両ドアに適用することができる。例えば、車両前席用の左右のドアや、車両後席用の左右のドア、更には車両後部のバックドア等に、車両用ドアロック装置100の本質的な構造を適用することができる。
In the present invention, the essential structure of the
100…車両用ドアロック装置、101…ハウジング、102…凸部、107,108…水誘導リブ、107a…水誘導領域、110…ラッチ機構、120…ロック機構、130…保護部材、131…第1カバー部、136,137,148…立設壁、136b…延出先端部、136c…傾斜面、138,139,149…係止凹部、141…第2カバー部、144…開口部、145…干渉壁、146…対向壁、147…水誘導スリット
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記ラッチ機構を前記ストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いは前記ストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定するロック機構と、
少なくとも前記ラッチ機構及び前記ロック機構を収容するハウジングと、
前記ハウジングの保護のために前記ハウジングに取付けられる保護部材と、
を備える、車両用ドアロック装置であって、
前記保護部材は、前記ハウジングの取付け面に向けて延出するとともに所定の板厚で構成された板状の延出片を備え、
前記延出片は、前記ハウジングの取付け面に沿った形状に形成されるとともに前記取付け面と面当たりする当接面を有し、
前記当接面は、前記延出片の前記延出先端部において先端に向かうにつれて板厚が漸減するように傾斜した傾斜面により構成されている、車両用ドアロック装置。 A latch mechanism capable of holding the vehicle door in a closed state by engagement with a striker attached to the vehicle body;
A lock mechanism that sets the latch mechanism to an unlocked state in which the engagement with the striker can be released, or a locked state in which the engagement with the striker cannot be released;
A housing that houses at least the latch mechanism and the lock mechanism;
A protective member attached to the housing for protection of the housing;
A vehicle door lock device comprising:
The protective member includes a plate-like extension piece that extends toward the mounting surface of the housing and is configured with a predetermined plate thickness,
The extending piece has a contact surface that is formed in a shape along the mounting surface of the housing and abuts against the mounting surface ;
The said contact surface is a vehicle door lock apparatus comprised by the inclined surface inclined so that plate | board thickness may reduce gradually toward the front-end | tip in the said extension front-end | tip part of the said extension piece .
前記ラッチ機構を前記ストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いは前記ストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定するロック機構と、
少なくとも前記ラッチ機構及び前記ロック機構を収容するハウジングと、
前記ハウジングの保護のために前記ハウジングに取付けられる保護部材と、
を備える車両用ドアロック装置であって、
前記保護部材は、前記ハウジングの取付け面に押し当てられて撓み変形した状態で当該取付け面と面当たりする当接面を有する、車両用ドアロック装置。
A latch mechanism capable of holding the vehicle door in a closed state by engagement with a striker attached to the vehicle body;
A lock mechanism that sets the latch mechanism to an unlocked state in which the engagement with the striker can be released, or a locked state in which the engagement with the striker cannot be released;
A housing that houses at least the latch mechanism and the lock mechanism;
A protective member attached to the housing for protection of the housing;
A vehicle door lock device comprising:
The door lock device for a vehicle, wherein the protection member has a contact surface that comes into contact with the mounting surface in a state where the protective member is pressed against the mounting surface of the housing and is bent and deformed.
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