JP6297004B2 - 光伝送装置および光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法 - Google Patents

光伝送装置および光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法 Download PDF

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本発明は、光通信システムなどのディジタル通信装置に適用される多値変調方式において、クライアント信号を分割して複数のサブキャリアを用いて伝送する際に課題となる隣接チャネルの信号干渉を精度よく補償する、光伝送装置および光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法に関するものである。
従来の光送受信装置で採用される光変調方式としては、On Off Keying(OOK)、2相位相変調(Binary Phase Shift Keying:BPSK)、などがある。近年、インターネットにおけるトラフィックの増大により、光通信システムの大容量化が求められており、ディジタル信号処理技術を用いた多値の位相変調信号を扱う方式が研究されている。
ここで、多値変調信号には、4相位相変調(Quadrature Phase Shift Keying:QPSK)、差動4相位相変調(Differential QPSK:DQPSK)、8相位相変調(Eight Quadrature Amplitude Modulation:8QAM)などがある。
光強度のオン/オフを2値信号に割り当てて直接検波する従来の方式に対して、ディジタルコヒーレント受信方式は、光強度と位相情報をコヒーレント受信方式により抽出する。そして、抽出された強度と位相情報を、アナログ/ディジタル(Analog/Digital)変換器により量子化し、ディジタル信号処理部によって復調を行う。
ディジタルコヒーレント受信方式の利点の1つとして、受信光の周波数および位相と局部発振光源の周波数および位相を同期させるメカニズムを、ディジタル信号処理として実装できるという利点が挙げられる。
これにより、実現難度の高い光PLL(Phase Locked Loop)を実装しなくても、受信光の周波数および位相と局部発振光源の周波数および位相を同期させることができる。
また、ディジタルコヒーレント受信方式は、光信号対雑音比(Optical Signal―to―Noise Ratio:OSNR)耐力および伝送路の波形歪耐力があるという特徴を有する。
波形歪は、伝送路である光ファイバの屈折率が、波長の関数になることから生じる現象、あるいは、光の強度で屈折率が変わることから生じる現象であり、前者は、波長分散、後者は、非線形効果とも呼ばれる。前者の場合、一般に、信号は、ある波長帯域を持つために、それぞれの波長が感じる屈折率の違いから波形が歪む。ディジタルコヒーレント受信方式では、この波形歪みと逆関数の特性を持つディジタルフィルタ(分散補償器)を使用することにより、波形歪み補正を行う。
この時、分散補償器は、伝送路である光ファイバの波長分散の大きさを知る必要があり、このために、送受信機間で既知信号となるトレーニング系列を設ける。トレーニング系列の波形歪みの状態から、分散補償器であるディジタルフィルタの係数を求めることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
また、後者についても、既知信号となるトレーニング系列から非線形効果による波形歪を補正することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−313013号公報 特開平5−160865号公報
ITU−T Recommendation G.709
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
400Gbpsや1Tbpsといった超高速信号を伝送する場合には、クライアント信号を分割して複数のサブキャリア(搬送波)を用いる方法が提案されている。すなわち、1つのチャネル(周波数帯域)内でたくさんの搬送波を用意して、それぞれの搬送波により、分割したクライアント信号を並列に送信する方法がある。
この方法によれば、周波数利用効率を上げるために、ナイキストフィルタによりチャネル間隔を狭めることができる。すなわち、狭められたチャネル内で、サブキャリアの周波数を適切に選ぶことで、分割したクライアント信号を並列に送信することが可能となる。しかしながら、このような方法を採用するに当たっては、伝送中に光ファイバの波長分散や非線形効果によって生じる隣接チャネル間のチャネル間干渉を補償することが重要となる。
複数のサブキャリア間での隣接チャネル間干渉を補償するためには、復調部の適応フィルタ部にて、隣接チャネルの信号を相互に交換する必要がある。この時、受信側では、隣接チャネルの信号を、送信側からの送信時のタイミングに揃え、復調前に遅延差を補償する必要がある。
しかしながら、従来手法では、伝送路における波長分散の影響によるサブキャリア間の遅延差については、復調後のフレーム同期部等にて補償していた。このため、復調時においては、チャネル間干渉を補償することができなかった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、復調時に隣接チャネル間の遅延差を補償することのできる光伝送装置および光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法を得ることを目的とする。
本発明に係る光伝送装置は、伝送路を介してクライアント信号を複数の波長に配置して送信する送信部と、受信側で波長分離を行うことによって受信信号に対して復調処理を行う復調部を有する受信部とを備えた光伝送装置であって、受信部において、復調部の後段に設けられ、波長分離されたそれぞれのチャネルごとに、復調部から出力された復調信号からフレームを検出し、フレームの先頭を示すフレームパルスを生成するフレーム同期部と、フレーム同期部で生成された隣接チャネルのそれぞれのフレームパルスの差分値を算出することで、隣接チャネル間の時間遅延差情報を生成し、生成した時間遅延差情報を復調部にフィードバックするチャネル間遅延検出部とをさらに有し、復調部は、フィードバックされた時間遅延差情報に基づいて、ディジタルフィルタのタップ重心を移動させることで、受信信号に対して遅延補償を行った後の信号に対して復調処理を行うものである。
また、本発明に係る光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法は、伝送路を介してクライアント信号を複数の波長に配置して送信する送信部と、受信側で波長分離を行うことによって受信信号に対して復調処理を行う受信部とを備えた光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法であって、受信部において、波長分離されたそれぞれのチャネルごとに、復調処理後の信号からフレームを検出し、フレームの先頭を示すフレームパルスを生成するフレーム同期ステップと、フレーム同期ステップで生成された隣接チャネルのそれぞれのフレームパルスの差分値を算出することで、隣接チャネル間の時間遅延差情報を生成するチャネル間遅延検出ステップと、時間遅延差情報に基づいて、ディジタルフィルタのタップ重心を移動させることで、受信信号に対して遅延補償を行い、遅延補償後の信号に対して復調処理を行う復調処理ステップとを有するものである。
本発明によれば、チャネル間遅延検出部で検出した隣接チャネル間の遅延量を復調部にフィードバックする構成を備えることで、復調処理前に隣接チャネル間の遅延差を精度よく補償することのできる光伝送装置および光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るディジタル通信システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態1における図1に示した光伝送装置の詳細を示す構成図であり、サブキャリア多重送信装置の構成図に相当する。 本発明の実施の形態1における図1に示した光伝送装置の詳細を示す構成図であり、サブキャリア多重受信装置の構成図に相当する。 本発明の実施の形態1における図3に示した光受信フロントエンドの詳細を示す構成図である。 本発明の実施の形態1における光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法に関する一連処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の光伝送装置および光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るディジタル通信システムを示す構成図である。以下の説明においては、このようなディジタル通信システムのことを、単に「光通信システム」と称す。図1における光通信システムは、2つの光伝送装置1a、1b、および通信路2で構成されている。
なお、以下では、光伝送装置1aが、クライアントからの送信信号を受信して光信号を出力する光信号送信側の役目を果たすサブキャリア多重送信装置であり、光伝送装置1bが、通信路2を介して光信号を受信してクライアントに信号を出力する光信号受信側の役目を果たすサブキャリア多重受信装置である場合を例に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における図1に示した光伝送装置1aの詳細を示す構成図であり、サブキャリア多重送信装置の構成図に相当する。図2における光伝送装置1aは、OTUk(k=0、1、2、3、4・・・)(Optical channel Transport Unit―k)フレーマ生成部11、誤り訂正符号化部12(1)、12(2)、シンボルマッピング部13(1)、13(2)、光変調部14(1)、14(2)、波長多重部15を備えて構成されている。なお、OTUkフレームに関しては、非特許文献1を参照することができ、詳細は省略する。
OTUkフレーマ生成部11は、クライアント送信信号を、データフレームとしてのOTUkフレームにマッピングし、フレーム同期や保守制御に必要な情報を付加して、光伝送フレームを生成する。
誤り訂正符号化部12(1)、12(2)は、OTUkフレーマ生成部11で生成されたOTUkフレームのFEC(Forward Error Correction)部に、誤り訂正用の冗長ビットを生成する。
シンボルマッピング部13(1)、13(2)は、誤り訂正符号化部12(1)、12(2)による符号化後の信号をシンボルマッピングし、多値変調信号を生成する。光変調部14(1)、14(2)は、シンボルマッピング部13(1)、13(2)で生成された電気信号である多値変調信号を、光信号に変換する。
そして、波長多重部15は、光変調部14(1)、14(2)で変換された光信号を多重化して、伝送路に出力する。
次に、図3は、本発明の実施の形態1における図1に示した光伝送装置1bの詳細を示す構成図であり、サブキャリア多重受信装置の構成図に相当する。図3における光伝送装置1bは、波長分離部21、光受信フロントエンド22(1)、22(2)、A/D変換部23(1)、23(2)、復調部24(1)、24(2)、フレーム同期部25(1)、25(2)、誤り訂正復号部26(1)、26(2)、OTUkフレーマ受信部27、およびチャネル間遅延検出部28を備えて構成されている。
波長分離部21は、受信光信号を波長チャネル毎に分離する。光受信フロントエンド22(1)、22(2)は、波長チャネル毎に分離された光信号を電気信号に変換する。
A/D変換部23(1)、23(2)は、光受信フロントエンド22(1)、22(2)から出力されたアナログ電気信号を、ディジタル信号に変換する。
復調部24(1)、24(2)は、A/D変換部23(1)、23(2)により変換されたディジタル信号に対してディジタル信号処理を施すことにより、送信信号を復調する。
フレーム同期部25(1)、25(2)は、復調部24(1)、24(2)により出力された復調信号から、OTUkフレームを検出する。誤り訂正復号部26(1)、26(2)は、送信側で付加された冗長ビットを使用して、誤り訂正を行う。
そして、OTUkフレーマ受信部27は、誤り訂正復号部26(1)、26(2)による誤り訂正後のOTUkフレームに対して、フレーム同期や保守制御に必要な情報を終端し、クライアント受信信号をOTUkフレームからデマッピングし、クライアント受信信号を出力する。
図4は、本発明の実施の形態1における図3に示した光受信フロントエンド22の詳細を示す構成図である。図4における光受信フロントエンド22は、通信路2からの光受信信号を電気のアナログ信号に変換する。具体的には、この受信フロントエンド22は、偏波ビームスプリッタ(PBS)221、ローカルオシレータ(LO)222、偏波ビームスプリッタ(PBS)223、90°光ハイブリッド224(1)、224(2)、光電気変換器(O/E)225(1)〜225(4)、およびアンプ(AMP)226(1)〜226(4)を備えて構成されている。
PBS221は、通信路2から受信した光信号をX偏波とY偏波に分離する。一方、PBS223は、LO222から出力されるLOを偏波分離する。
90°光ハイブリッド224(1)、224(2)は、PBS223により偏波分離されたそれぞれの光信号と、PBS221により分離されたX偏波信号およびY偏波信号のそれぞれと、を混合する。O/E225(1)〜225(4)は、受信した光信号を電気信号に変換する。さらに、AMP226(1)〜226(4)は、O/E変換された信号を増幅する。
なお、本実施の形態1における図3に示した光伝送装置1bは、波長チャネル毎のフレーム同期部25(1)、25(2)を跨る形で、フレーム同期部25(1)、25(2)からのフレーム同期信号を受信し、隣接する波長チャネルのフレーム同期のタイミングの遅延を検出し、復調部24(1)、24(2)にフィードバックするチャネル間遅延検出部28を有している点を技術的特徴としている。そこで、このチャネル間遅延検出部28の機能について、以下に詳述する。
フレーム同期部25(1)、25(2)は、OTUkフレームの先頭に配置されたフレームアライメントシグナル(Frame Alignment Signal)と呼ばれる既知の固定パターンを検出し、フレームの先頭を示すフレームパルスを生成する。
チャネル間遅延検出部28は、フレーム同期部25(1)、25(2)から受信したフレームパルスに基づいて、隣接チャネル間のフレームパルスの時間遅延差情報を算出し、フレーム同期部25(1)、25(2)の前段である復調部24(1)、24(2)に送信する。
復調部24(1)、24(2)は、図3の右上に示すように、複数のタップからなるトランスバーサルフィルタ(FIRフィルタ)として構成されている。そして、このような構成を備えた復調部24(1)、24(2)は、タップ毎に信号重み演算を行って、復調を行う。この時、復調部24(1)、24(2)は、タップの信号重みから求められる重心位置を変更することにより、タイミング調整を行う。
さらに、復調部24(1)、24(2)は、時間遅延差が補償された状態で、チャネル間干渉を補償するために、隣接波長チャネル間の信号を相互交換する。これにより、本実施の形態1に係る光伝送装置は、従来手法と比べて、精度よく信号干渉を補償することが可能となる。
図5は、本発明の実施の形態1における光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法に関する一連処理を示したフローチャートである。
まず、ステップS501において、受信側の復調部24(1)、24(2)の後段に設けられたフレーム同期部25(1)、25(2)のそれぞれは、OTUkフレームの先頭に配置されたフレームアライメントシグナルと呼ばれる既知の固定パターンを検出し、フレームの先頭を示すフレームパルスを生成する。
次に、ステップS502において、チャネル間遅延検出部28は、フレーム同期部25(1)、25(2)から受信したフレームパルスに基づいて、隣接チャネル間のフレームパルスの時間遅延差情報を算出する。さらに、チャネル間遅延検出部28は、フレーム同期部25(1)、25(2)の前段である復調部24(1)、24(2)に対して、算出した時間遅延差情報をフィードバックする。
次に、ステップS503において、復調部24(1)、24(2)は、タップ毎に信号重み演算を行って、復調を行う。この時、復調部24(1)、24(2)は、フィードバックされた時間遅延差情報に基づいて、タップの信号重みから求められる重心位置を変更することにより、タイミング調整を行うことで、チャネル間の時間遅延差を補償する。
次に、ステップS504において、復調部24(1)、24(2)は、時間遅延差が補償された状態で、隣接波長チャネル間の信号を相互交換することで、タイミングが揃った隣接チャネルの信号と自身の信号とを用いて、隣接チャネル間干渉を補償する。
以上のように、実施の形態1によれば、クライアント信号を複数の波長に配置し伝送する際に、誤り訂正符号化後の光信号の受信側において、フレーム同期部で検出した隣接チャネル間の遅延量を復調部にフィードバックし、復調部にてディジタルフィルタのタップ重心を移動させることで遅延補償を行い、遅延補償後の信号を相互交換することで、チャネル間干渉量の計算および補償を復調部で行う構成を備えている。この結果、復調時に、隣接チャネル間での遅延差を補償することができるとともに、隣接チャネル間干渉を精度よく補償することが可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、隣接チャネル間の遅延差および信号干渉を補償する場合について説明したが、本発明は、このようなシステムに限定されるものではない。マルチコアファイバやマルチモードファイバなど、複数のコア、あるいはモードを用いて伝送するシステムに対しても、適応可能である。そして、本発明によれば、波長、偏波、モード、コアの異なる信号間の遅延差を、復調部で補償することが可能となる。
1a、1b 光伝送装置、2 通信路、11 OTUkフレーマ生成部、12(1)、12(2) 誤り訂正符号化部、13(1)、13(2) シンボルマッピング部、14(1)、14(2) 光変調部、15 波長多重部、21 波長分離部、22(1)、22(2) 光受信フロントエンド、23(1)、23(2) A/D変換部、24(1)、24(2) 復調部、25(1)、25(2) フレーム同期部、26(1)、26(2) 誤り訂正復号部、27 OTUkフレーマ受信部、28 チャネル間遅延検出部、221 偏波ビームスプリッタ、222 ローカルオシレータ、223 偏波ビームスプリッタ、224(1)、224(2) 90°光ハイブリッド、225(1)〜225(4) 光電気変換器、226(1)〜226(4) アンプ。

Claims (6)

  1. 伝送路を介してクライアント信号を複数の波長に配置して送信する送信部と、
    受信側で波長分離を行うことによって受信信号に対して復調処理を行う復調部を有する受信部と
    を備えた光伝送装置であって、
    前記受信部において、前記復調部の後段に設けられ、波長分離されたそれぞれのチャネルごとに、前記復調部から出力された復調信号からフレームを検出し、前記フレームの先頭を示すフレームパルスを生成するフレーム同期部と、
    前記フレーム同期部で生成された隣接チャネルのそれぞれの前記フレームパルスの差分値を算出することで、前記隣接チャネル間の時間遅延差情報を生成し、生成した前記時間遅延差情報を前記復調部にフィードバックするチャネル間遅延検出部と
    をさらに有し、
    前記復調部は、フィードバックされた前記時間遅延差情報に基づいて、ディジタルフィルタのタップ重心を移動させることで、前記受信信号に対して遅延補償を行った後の信号に対して復調処理を行う
    光伝送装置。
  2. 前記送信部は、前記クライアント信号を波長多重して送信する
    請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記隣接チャネルは、マルチコアファイバあるいはマルチモードファイバの隣接モードであり、
    前記受信部は、波長または偏波が異なる信号間に対して前記遅延補償を行う
    請求項1または2に記載の光伝送装置。
  4. 前記復調部は、前記受信信号に対して前記遅延補償を行った後の信号を、前記隣接チャネル間同士で相互交換することで隣接チャネル間干渉を補償し、前記隣接チャネル間干渉を補償した後の信号に対して前記復調処理を行う
    請求項1から3のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  5. 伝送路を介してクライアント信号を複数の波長に配置して送信する送信部と、
    受信側で波長分離を行うことによって受信信号に対して復調処理を行う受信部と
    を備えた光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法であって、
    前記受信部において、
    波長分離されたそれぞれのチャネルごとに、前記復調処理後の信号からフレームを検出し、前記フレームの先頭を示すフレームパルスを生成するフレーム同期ステップと、
    前記フレーム同期ステップで生成された隣接チャネルのそれぞれの前記フレームパルスの差分値を算出することで、前記隣接チャネル間の時間遅延差情報を生成するチャネル間遅延検出ステップと、
    前記時間遅延差情報に基づいて、ディジタルフィルタのタップ重心を移動させることで、前記受信信号に対して遅延補償を行い、遅延補償後の信号に対して前記復調処理を行う復調処理ステップと
    を有する光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法。
  6. 前記受信部において、
    前記復調処理ステップは、前記受信信号に対して前記遅延補償を行った後の信号を、前記隣接チャネル間同士で相互交換することで隣接チャネル間干渉を補償し、前記隣接チャネル間干渉を補償した後の信号に対して前記復調処理を行う
    請求項5に記載の光伝送装置に適用される隣接チャネル間の遅延差補償方法。
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