JP6295689B2 - 波長制御装置及び波長制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、波長制御装置及び波長制御方法に関し、特に、コヒーレント光受信方式を用いた光受信器で用いられる波長制御装置及び波長制御方法に関する。
近年のデータ通信サービスの需要の増加に伴い、デジタルコヒーレント受信方式が採用された、高密度に波長が多重された大容量の光ファイバ通信システムの導入が進んでいる。このため、既存の光ファイバ通信システムにおいても、波長多重される信号光の波長の再割り当てを行う(再構成する)ことによる、信号光の波長密度のさらなる向上が求められている。
図11は、波長多重光通信システムにおける、一般的な波長の再割り当てを説明するための図である。図11の(A)、(B)の縦軸は信号光の光パワー、横軸は信号光の波長を示す。図11の(A)は、波長多重光通信システムにおいて、信号光a101、a102、a103、a104が、A(GHz)間隔の波長で割り当てられた状態を示す。図11では、(A)のように波長が割り当てられた信号光が、再割り当てによって、(B)に示すように、B(GHz)の間隔の信号光a201、a202、a203、a204に再割り当てされる。その結果、図11の(B)に示されるように、波長チャネルが増設可能な領域Cが確保される。また、再割り当てによって、信号光a101〜a104の波長間隔が小さくなり、信号光a201〜a204のように波長配置が高密度化される。
本発明に関連して、特許文献1〜5には、信号光をコヒーレント検波するための構成が記載されている。
特開昭63−052528号公報(2ページ右下−4ページ右下) 特開平02−002728号公報(3ページ左上−4ページ左上) 特開平05−191351号公報([0015]−[0018]段落) 特開平10−178394号公報([0029]−[0036]段落) 特開2001−281104号公報([0023]−[0029]段落)
コヒーレント光受信装置においては、信号光の波長が再割り当てによって変化すると、局部発振光の波長も受信信号光の波長に追従させて変化させる必要がある。例えば、特許文献1〜4は、信号光と局部発振光とのビート信号に基づいて局部発振光の波長が制御される構成を記載している。しかしながら、ビート信号を用いた局部発振光の制御にはビート信号を処理するための高周波回路が必要なため、特許文献1〜4に記載された技術には、光受信装置の構成が複雑になるとともに光受信装置のコストが上昇する、という課題がある。また、特許文献5には、信号光の波長変化に対して局部発振光の波長が制御される構成について記載されていない。
(発明の目的)
本発明は、局部発振光の波長を信号光の波長に追従させる機能を簡単な構成で実現することを目的とする。
本発明の波長制御装置は、局部発振光を出力する局部発振光源と、信号光が入力される、第1の波長特性を持つ第1の光フィルタと、前記第1の光フィルタを透過した前記信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力する第1の受光部と、前記局部発振光が入力される、第2の波長特性を持つ第2の光フィルタと、前記第2の光フィルタを透過した前記局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第2の電流を出力する第2の受光部と、前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性と前記第2の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御し、前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する制御部と、を備える。
本発明の波長制御方法は、第1の波長特性を持つ第1の光フィルタを透過した信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力し、第2の波長特性を持つ第2の光フィルタを透過した局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する振幅の第2の電流を出力し、前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性と前記第2の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御し、前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する、ことを特徴とする。
本発明は、局部発振光の波長を信号光の波長に追従させる機能を簡単な構成で実現できるという効果を奏する。
第1の実施形態の光受信器の構成を示すブロック図である。 可変波長フィルタ(FIL1)の構成を示す図である。 可変波長フィルタ(FIL2)の構成を示す図である。 信号光の波長が変化した場合のスペクトルを示す図である。 可変波長フィルタ(FIL1)の透過帯域の制御を示す図である。 可変波長フィルタ(FIL2)の透過帯域の制御を示す図である。 波長制御部の制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の波長制御装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の光受信器の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態の可変波長フィルタの構成を示すブロック図である。 波長の再割り当てを説明するための図である。
本発明の実施形態について以下に説明する。各実施形態で説明されるように、信号光の波長は光フィルタで検出される。そして、検出された信号光の波長に基づいて、局部発振光の波長が制御される。
以下の実施形態では、透過帯域の波長が可変である可変波長フィルタを透過した信号光の強度を検出することにより、信号光の波長変化が検出される。そして、検出された波長の変化と連動して、局部発振光の光路上に挿入された他の可変波長フィルタの透過帯域が変更される。さらに、他の可変波長フィルタの、変更された透過帯域を局部発振光が透過するように、局部発振光源の波長が制御される。その結果、信号光の波長変化に対して局部発振光の波長を追従させることが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の光受信器1の構成を示すブロック図である。光受信器1は、デジタルコヒーレント変調された信号光10を復調して、復調された信号を復調信号11として出力する。光受信器1は、局部発振光源(local oscillator、LO)102、可変波長フィルタ(FIL1)101、可変波長フィルタ(FIL2)103、及び波長制御部104を備える。光受信器1は、さらに、90度ハイブリッド回路105、PD(photo diode、フォトダイオード)106、TIA(trans-impedance amplifier、トランスインピーダンス増幅器)107及びDSP(digital signal processor、デジタル信号処理装置)108を備える。
可変波長フィルタ101、103は、入力された光を透過する波長帯域(以下、「透過帯域」という。)を外部から制御可能な光バンドパスフィルタである。可変波長フィルタ101、103は、入力された光の波長を検出するために用いられる。透過帯域を連続的に変化させることが可能な光フィルタは、例えば、誘電体多層膜を用いた光フィルタを用いて実現されている。
局部発振光源102は、信号光10のコヒーレント検波に用いられる、信号光と等しいか接近した波長の局部発振光(以下、「LO光」という。)12を出力するための光源である。波長制御部104は、可変波長フィルタ101、103及び局部発振光源102を制御する。波長制御部104の制御機能については後述する。
90度ハイブリッド回路105は、可変波長フィルタ101を透過した変調信号10と、可変波長フィルタ103を透過したLO光12と、を干渉させ、干渉させた信号をPD106へ出力する。信号光10とLO光12とを90度ハイブリッド回路105で干渉させるために、信号光10の波長とLO光12の波長とは同一であるか、あるいは接近している。
PD106は、90度ハイブリッド回路105で干渉させた信号光をコヒーレント検波して検波された信号をアナログ電気信号に変換する、受光素子である。TIA107はアナログ増幅回路であり、PD106から出力されたアナログ電気信号を、所定の振幅を持つように増幅する。DSP108は、TIA107で増幅された信号をデジタル信号に変換して復調処理を行い、復調信号11を生成する。DSP108は、プログラムによって動作する信号処理装置である。なお、90度ハイブリッド回路105、PD106、TIA107及びDSP108の構成及び動作は一般的なデジタルコヒーレント光受信器と同様であるので、これらの詳細な説明は省略する。
図2は、可変波長フィルタ101(FIL1)の構成を示す図である。可変波長フィルタ101は、光分岐器1011、フィルタA1012、フィルタB1013、フィルタC1014及びPD−A1015、PD−B1016、PD−C1017を備える。フィルタA1012、フィルタB1013及びフィルタC1014は、いずれも特定の透過帯域の光のみを透過する光バンドパスフィルタである。PD−A1015、PD−B1016及びPD−C1017は、フォトダイオードである。PD−A1015、PD−B1016及びPD−C1017は、それぞれ、フィルタA1012、フィルタB1013及びフィルタC1014を透過した光を受光して、受光した光のパワーに比例したモニタ電流を出力する。
光分岐器1011は、入力された信号光10を、4本の経路に分岐して出力する。分岐された経路のうち1本は90度ハイブリッド回路105の入力の一方に接続されており、残りの3本はフィルタA1012〜フィルタC1014に接続されている。光分岐器1011のフィルタA1012〜フィルタC1014に接続されている光路への分岐比は一定でなくともよい。しかし、フィルタA1012〜フィルタC1014の透過帯域において、光分岐器1011に入力される光パワーに対する、PD−A1015〜PD−C1017のモニタ電流の振幅は同一であることが好ましい。
フィルタA1012〜フィルタC1014は、光分岐器1011で分岐された信号光10の、特定の透過帯域の光のみを透過させる。フィルタA1012、フィルタB1013、フィルタC1014の透過帯域をそれぞれ透過帯域A、B、Cと呼ぶ。すなわち、PD−A1015、PD−B1016及びPD−C1017には、それぞれ、透過帯域A、B、Cの波長範囲の光が入力される。そして、PD−A1015〜PD−C1017は、入力された光のパワーに比例した振幅のモニタ電流を波長制御部104に出力する。
図3は、可変波長フィルタ103の構成を示す図である。可変波長フィルタ103は、光分岐器1031、フィルタD1032、フィルタE1033、フィルタF1034及びPD−D1035、PD−E1036、PD−F1037を備える。フィルタD1032、フィルタE1033及びフィルタF1034は、いずれも特定の透過帯域の光のみを透過する光バンドパスフィルタである。PD−D1035、PD−E1036及びPD−F1037は、フォトダイオードであり、それぞれ、フィルタD1032、フィルタE1033及びフィルタF1034を透過した光を受光する。
可変波長フィルタ101と同様に、光分岐器1031は、LO光12を、4本の経路に分岐して出力する。分岐された経路のうち1本は90度ハイブリッド回路105の入力の他方に接続されており、残りの3本はフィルタD1032、フィルタE1033、フィルタF1034にそれぞれ接続されている。光分岐器1033のフィルタD1032〜フィルタF1034に接続されている光路への分岐比は一定でなくともよい。しかし、フィルタD1032〜フィルタF1034の透過帯域において、光分岐器1031に入力される光パワーに対する、PD−D1035〜PD−F1037のモニタ電流の振幅は同一であることが好ましい。
フィルタD1032〜フィルタF1034は、光分波器1031で分岐されたLO光12の、特定の透過帯域の光のみを透過させる。フィルタD1032、フィルタE1033、フィルタF1034が透過させる透過帯域を、それぞれ透過帯域D、E、Fと呼ぶ。すなわち、PD−D1035、PD−E1036及びPD−F1037には、それぞれ、透過帯域D、E、Fの波長範囲の光が入力される。そして、PD−D1035〜PD−F1037は、入力された光のパワーに比例した振幅のモニタ電流を波長制御部104に出力する。
続いて、信号光10の波長が変化した際の動作について説明する。図4は、信号光10の波長が変化した場合のスペクトルを示す図である。図4に示すように、本実施形態では、透過帯域Aの波長帯は、透過帯域Bよりも長波長側にあり、かつ、透過帯域Cよりも短波長側にある。すなわち、透過帯域Aは、透過帯域A〜Cのうち波長帯が中央にある透過帯域である。信号光10の波長が短波長側に移動した場合(図4の破線(a))には、透過帯域Bを透過する光パワーが増加し、透過帯域A、Cを透過する光パワーが減少する。逆に、信号光の波長が長波長側に移動した場合(図4の破線(b))には、透過帯域Cを透過する光パワーが増加し、透過帯域A、Bを透過する光パワーが減少する。従って、PD−A1015〜PD−C1017から出力されるモニタ電流の変化を監視することにより、波長制御部104は、信号光10の波長が変化した際に、信号光10の波長が短波長側及び長波長側のいずれの側にあるかを検出できる。そして、波長制御部104は、透過帯域Aの光パワーに対応するPD−A1015のモニタ電流が極大値となるようにフィルタAの透過帯域Aの波長帯を制御することで、信号光10の波長が透過帯域A内にあることを知ることができる。
また、同様の手順により、PD−D1035〜PD−F1037から出力されるモニタ電流を監視することにより、波長制御部104は、現在のLO光12の波長が透過帯域Dに対して短波長側にあるか長波長側にあるかを知ることができる。そして、波長制御部104は、透過帯域Dの光パワーに対応するPD−D1035のモニタ電流が極大値となるようにLO光12の波長を制御することで、LO光12の波長が透過帯域Dに入るように、局部発振光源102を制御する。
図5及び図6は、可変波長フィルタ101及び103の透過帯域の制御を示す図である。図5に示す透過帯域A〜Cのそれぞれの帯域幅及び各透過帯域の間隔と、図6に示す透過帯域D〜Fのそれぞれの帯域幅及び各透過帯域の間隔とは同一である。
図5に示すように、可変波長フィルタ101は、波長制御部104によって、透過帯域A〜C間の波長間隔を一定に保ったまま、図5の波長軸上を平行移動するように制御される。
波長制御部104は、信号光10の波長を検出するために、透過帯域Aの透過光を受光するPD−A101から出力されるモニタ電流が最大になるように、可変波長フィルタ101の透過帯域を移動させる。例えば、図5に示すように、信号光10の波長がフィルタB1013の透過帯域Bよりも短波長側に移動した場合(図5の(A))を考える。波長制御部104が可変波長フィルタ101の透過帯域A〜Cを短波長側に移動させると、まず、透過帯域Bと信号光10のスペクトルとが重なる。その結果、PD−B1016のみにモニタ電流が生じる。すなわち、透過帯域を短波長側に移動させた結果、PD−B1016のみにモニタ電流が生じた場合には、信号光10の波長は透過帯域A〜Cよりも短波長側にあることがわかる。
波長制御部104が、可変波長フィルタ101の透過帯域A〜Cをさらに短波長側に移動させると、信号光10のスペクトルのピークが透過帯域B内を通過する。透過帯域A〜Cをさらに短波長側に移動させると、図4で説明した手順によって、信号光10のスペクトルのピークが透過帯域A内に入るように、透過帯域Aの波長を制御することができる(図5の(B))。この点においては、PD−A1015が出力するモニタ電流は極大値となり、可変波長フィルタ101の透過帯域Aを短波長側及び長波長側のいずれに移動させても、PD−A1015のモニタ電流は減少する。従って、PD−A1015が出力するモニタ電流が極大となった場合には、信号光10の波長は透過帯域Aにあると判断できる。
なお、図5は信号光10の波長が透過帯域Bよりも短波長側にある場合について説明したが、信号光10の波長が透過帯域Cよりも長波長側にある場合にも、透過帯域A〜Cを長波長側に移動させることで、同様に信号光10の波長を検出できる。
上述の手順により、信号光10の有無を調査できる波長範囲が拡大される。その結果、透過帯域B、Cにおけるモニタ電流を監視することによって、透過帯域Aのみのモニタ電流を監視する場合と比較して、信号光10の波長が移動した方向を、より容易に検出することができる。
なお、透過帯域を移動させた結果、PD−A1015が出力するモニタ電流が極大となる波長帯が複数存在した場合には、信号光10の波長はモニタ電流のピーク値が高い方の波長帯にあると判断してもよい。
次に、LO光12の波長の制御について説明する。波長制御部104は、可変波長フィルタ103の透過帯域D〜Fのうち、中央の透過帯域である透過帯域Dが、信号光10の波長を透過するように設定された透過帯域Aと同一となるように、可変波長フィルタ103の透過帯域D〜Fを移動させる。例えば、波長制御部104は、透過帯域Aの中心の波長と透過帯域Dの中心の波長とが一致するように、フィルタD1032の透過帯域を移動させる。可変波長フィルタ103の透過帯域E、Fは、可変波長フィルタ101と同様に、波長制御部104の制御によって、透過帯域Dとの波長間隔を一定に保ったまま波長軸上を移動する。
波長制御部104は、図6の(a)に示すように、LO光12の波長を長波長方向あるいは短波長方向に移動するように制御する。そして、波長制御部104は、図6の(b)に示すように、透過帯域Dの透過光を受光したPD−D1035のモニタ電流が最大になるように、LO光12の波長を移動させる。このような制御により、LO光12の波長を、可変波長フィルタ101で検出された信号光10の波長と一致させることができる。
図7は、以上で説明した波長制御部104の制御手順を示すフローチャートである。波長の再割り当てなどの理由により信号光10の波長が変化すると、波長制御部104は、フィルタA1012〜フィルタC1014の透過帯域を制御して、波長の変化した方向を検出する(図7のステップS11)。図5を参照して説明したように、信号光10の波長が変化した方向は、透過帯域B、Cにおけるモニタ電流の有無によって検出される。そして、波長制御部104は、PD−A1015のモニタ電流が極大となるように、フィルタA1012の透過帯域Aの波長を制御する(ステップS12)。
次に、波長制御部104は、フィルタD1032の透過帯域Dの中心波長が、フィルタA1012の透過帯域Aの中心波長と一致するように、透過帯域Dの波長を制御する(ステップS13)。さらに、波長制御部104は、PD−D1035のモニタ電流が極大となるように、局部発振光源102の発振波長を制御する(ステップS14)。
図7のステップS14までの制御が終了して信号光10の波長とLO光12の波長とが一致する状態(定常状態)となった後も、環境条件の変化によって信号光10あるいはLO光12の波長が変動する場合がある。ステップS13の処理が終了した後に制御フローをステップS12に戻すことで、定常状態において信号光10あるいはLO光12の波長が変動した場合にも、信号光10及びLO光12の波長を一致させるように制御することができる。
このように、波長制御部104は、可変波長フィルタ101の透過帯域Aを信号光10の波長に追従するように制御し、可変波長フィルタ103の透過帯域Dを、可変波長フィルタ101の透過帯域Aと同一となるように制御する。このため、信号光10の波長の変化に伴って可変波長フィルタ103の透過帯域Dの波長も移動する。そして、波長制御部104は、透過帯域Dを透過する光によるモニタ電流が最大になるように、LO光12の波長を制御することで、LO光12の波長を信号光10の波長変化に追従させることができる。
光受信器1は、さらに、CPU(central processing unit、中央処理装置)109及びメモリ110を備えていてもよい。メモリ110は、例えば半導体の不揮発性メモリである。CPU109は、メモリ110に記憶されたプログラムを実行することにより、上に述べた波長制御部104を含む光受信器1の機能を実現してもよい。
このようにして、第1の実施形態の光受信装置は、図11で説明したような波長再割り当てが行われた際にも、簡単な構成によってLO光12の波長を信号光10に追従させることができる。
以上説明したように、第1の実施形態の光受信装置は、信号光から分岐された信号光の波長を検出する。そして、第1の実施形態の光受信装置は、LO光を透過させる可変波長フィルタの透過帯域の中心を当該ピーク波長と一致させ、これに基づいて局部発振光源の波長を制御する。その結果、第1の実施形態の光受信装置は、主信号の波長変化に局部発振光源を追従させることができる。
また、第1の実施形態の光受信装置は、透過帯域Aの他に透過帯域B、Cにおけるモニタ電流をも監視することによって、透過帯域Aのみのモニタ電流を監視する場合と比較して、信号光の波長が移動した方向を、より容易に検出することができる。
(第1の実施形態の第1の変形例)
上述した第1の実施形態では、波長制御部104の制御により、可変波長フィルタ101の透過帯域A〜Cは、各々の透過帯域の幅及び透過帯域の間隔を一定に保ったまま波長軸上を移動する。フィルタD1032〜F1034の透過帯域D〜Fも同様に制御される。しかしながら、可変波長フィルタ101及び103の制御の際には、各々の透過帯域の間隔は一定でなくともよい。例えば、信号光10の波長を検出する際に、透過帯域A〜Cのいずれにおいてもモニタ電流が発生していない場合には、透過帯域A〜Cの各帯域の間隔を広げるようにフィルタA1012〜フィルタC1014を制御してもよい。その結果、波長の検出範囲が広がるため、信号光10の波長が大きく変化した場合でも、信号光10の波長の変化した方向の検出が容易になる。また、透過帯域A〜Cの間隔を狭めるように制御することで、例えば信号光10のスペクトル幅が比較的狭い場合でも、信号光10の検出が容易になる。
LO光12の制御においても、例えば、信号光10の波長が大きく変化した場合には、現在のLO光12に対応する透過帯域Dの波長と、新しい信号光10の波長に対応する透過帯域Dの波長とは大きく離れる。透過帯域D〜Fの帯域の間隔を広げるようにフィルタD1032〜フィルタF1034を制御することで、信号光10の波長が大きく変化した場合でも、LO光12の波長が透過帯域Dに対して短波長側及び長波長側のいずれにあるかの検出が容易になる。また、透過帯域D〜Fの間隔を狭めるように制御することで、例えばLO光12のスペクトルが比較的狭い場合でも、LO光12の検出が容易になる。
(第1の実施形態の第2の変形例)
また、フィルタA1012〜フィルタC1014、フィルタD1032〜フィルタF1034の透過帯域A〜Fの帯域幅は、全てが同一でなくてもよい。例えば、図5において、透過帯域Aの帯域幅をより狭くすることで、信号光10の波長の検出精度を向上させることができる。同様に、図6において、透過帯域Dの帯域幅をより狭くすることで、LO光12の波長の設定精度を向上させることができる。
さらに、図5において、透過帯域B、Cの帯域幅を広くすることで、波長が変化した後の信号光10を検出できる波長範囲が拡大される。その結果、透過帯域Aの波長を制御する方向の決定が容易になる。また、図6においても、透過帯域E、Fの帯域幅を広くすることで、LO光12を検出できる波長範囲が拡大される。その結果、LO光12の波長を制御する方向の決定が容易になる。
(第1の実施形態の第3の変形例)
図2、図3に示したように、第1の実施形態の可変波長フィルタ101及び103は、フィルタA1012〜フィルタC1014及びフィルタD1032〜フィルタF1034をそれぞれ備える。しかし、可変波長フィルタ101及び103が内部に備えるフィルタの数、及び、可変波長フィルタ101及び103が内部に備えるPDの数は、それぞれ3個に限られない。フィルタA〜フィルタFに対応するフィルタの数、及び、対応するPDの数を増加させることで、検出可能な波長の範囲の拡大や、波長及び波長の変化量の検出精度の向上が可能である。
(第2の実施形態)
主信号の波長変更に局部発振光源を追従させるという第1の実施形態の効果は、以下の構成を備える波長制御装置200によっても得られる。
図8は、第2の実施形態の波長制御装置200の構成を示すブロック図である。すなわち、波長制御装置200は、第1のフィルタ201、第1の受光部211、第2のフィルタ202、第2の受光部212、局部発振光源221、制御部222を備える。
局部発振光源221は、局部発振光(LO光)を出力する、外部から発振波長を制御可能な光源である。第1の光フィルタ201は第1の波長特性を持ち、信号光231が入力される。第1の受光部202は、第1の光フィルタ201を透過した信号光231の強度に対応する振幅の第1の電流を出力する。第2の光フィルタ202は、第2の波長特性を持ち、LO光が入力される。LO光は、波長制御装置200の外部にも出力される。第2の受光部212は、第2の光フィルタ202を透過したLO光の強度に対応する振幅の電流を出力する。
制御部222は、第1の電流が極大となるように第1の波長特性を制御する。そして、制御部は、第1の電流が極大となるように制御された第1の波長特性と、第2の波長特性と、が一致するように第2の波長特性を制御する。さらに、制御部は、第2の電流が極大となるようにLO光の波長を制御する。
このような制御により、制御部221は、第1の光フィルタ201の波長特性と第2の光フィルタ202との波長特性を一致させる。そして、制御部221は、第2の光フィルタ202のモニタ電流である第2の電流が極大となるようにLO光の波長を制御することにより、LO光の波長を信号光の波長と一致させることができる。その結果、第2の実施形態の波長制御装置200は、局部発振光の波長を信号光の波長に追従させる機能を簡単な構成で実現できるという効果を奏する。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態の光受信器1aの構成を示すブロック図である。光受信器1aは、図1に示した光受信器1と比較して、可変波長フィルタ103を備えていない点で相違している。以下の説明では、第1の実施形態と同一の要素には同一の参照符号が付されている。
第3の実施形態では、波長制御部104は、可変波長フィルタ101の透過帯域A〜Cを制御するとともに、可変フィルタ101の制御結果に基づいて、透過帯域Aの中心の波長を求める。波長制御部104は、さらに、局部発振光源102に対して、LO光12の発振波長を直接指示する。局部発振光源102は、波長制御部104から指示された波長のLO光12を出力する。
波長制御部104は、可変波長フィルタ101の制御結果から透過帯域Aの中心の波長を求め、求められた波長と同一の波長のLO光12が出力されるように局部発振光源102を制御する。その結果、第3の実施形態の光受信器1aも第1の実施形態の光受信器1と同様の効果を奏する。さらに、第3の実施形態の光受信器1aは、可変波長フィルタ103が不要となり、光受信器の構成がより簡単になる。
なお、可変波長フィルタ103は、透過帯域Aの中心の波長を、局部発振光源102に直接通知し、局部発振光源102は通知された波長と同一の波長のLO光12を出力してもよい。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態の可変波長フィルタ101aの構成を示すブロック図である。可変波長フィルタ101aは、光分岐器1011、フィルタ1012a〜1014a、光スイッチ1018、PD1019を備える。
図10に示す可変波長フィルタ101aは、図2に示した可変波長フィルタ101と比較して、光スイッチ1018を備える一方、1個のみのPD1019を備える。図10に示した光分岐器1011及びフィルタ1012a〜1014aの機能は、図2に示した可変波長フィルタ101の光分岐器1011及びフィルタA1012〜フィルタC1014と同様である。
光スイッチ1018は、フィルタ1012a〜1014aのいずれかを透過した光がPD1019で受光されるように、フィルタ1012a〜1014aとPD1019との間の光路を切り替える。PD1019は、フィルタ1012a〜1014aのモニタ電流を光スイッチ1018によって切り替えながら出力する。可変波長フィルタ101aは、PD1019のモニタ電流、及び、光スイッチ1018によって選択されているフィルタ(フィルタ1012a〜1014aのいずれか)の情報を出力する。
図1に示された可変波長フィルタ101に代えて本実施形態の可変波長フィルタ101aを用いることにより、第1の実施形態の光受信器1は、その効果を減じることなく、PD−A1015〜PD−C1015の数を減らすことができる。波長制御部104は、光スイッチ1018によって選択されているフィルタの情報に基づいて、可変波長フィルタ101aから入力されているモニタ電流がフィルタ1012a〜1014aのいずれのモニタ電流であるかを知ることができる。
また、可変波長フィルタ101aの構成が可変波長フィルタ103にも適用可能であることは明らかである。従って、第1の実施形態において、可変波長フィルタ103に代えて本実施形態の可変波長フィルタ101aが用いられてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、それぞれの実施形態に記載された構成は、必ずしも互いに排他的なものではない。本発明の作用及び効果は、上述の実施形態の全部又は一部を組み合わせた構成によって実現されてもよい。
なお、本発明の実施形態は以下の付記のようにも記載されうるが、これらには限定されない。
(付記1)
局部発振光を出力する局部発振光源と、
信号光が入力される、第1の波長特性を持つ第1の光フィルタと、
前記第1の光フィルタを透過した前記信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力する第1の受光部と、
前記局部発振光が入力される、第2の波長特性を持つ第2の光フィルタと、
前記第2の光フィルタを透過した前記局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第2の電流を出力する第2の受光部と、
前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、前記第2の波長特性と前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御し、前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する制御部と、
を備える波長制御装置。
(付記2)
前記第1の光フィルタは、相異なる透過帯域を持つ複数のバンドパスフィルタで構成され、前記第1の受光部は、前記第1の光フィルタが備える前記複数のバンドパスフィルタのうち一のバンドパスフィルタを透過した前記信号光を受光することを特徴とする、付記1に記載された波長制御装置。
(付記3)
前記第1の光フィルタは、互いに重複しない3個の透過帯域を持つバンドパスフィルタで構成され、前記第1の受光部は、前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの透過帯域のうち、中央の波長帯の透過帯域を持つ前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタを透過した前記信号光を受光することを特徴とする、付記1に記載された波長制御装置。
(付記4)
前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔が固定されていることを特徴とする、付記2又は3に記載された波長制御装置。
(付記5)
前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔の少なくとも一方が前記制御部により制御されることを特徴とする、付記2又は3に記載された波長制御装置。
(付記6)
前記第2の光フィルタは、相異なる透過帯域を持つ複数のバンドパスフィルタで構成され、前記第2の受光部は、前記第2の光フィルタが備える前記複数のバンドパスフィルタのうち一のバンドパスフィルタを透過した前記局部発振光を受光することを特徴とする、付記1乃至5のいずれかに記載された波長制御装置。
(付記7)
前記第2の光フィルタは、互いに重複しない3個の透過帯域を持つバンドパスフィルタで構成され、前記第2の受光部は、前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの透過帯域のうち、中央の波長帯の透過帯域を持つ前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタを透過した前記局部発振光を受光することを特徴とする、付記1乃至5のいずれかに記載された波長制御装置。
(付記8)
前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔が固定されていることを特徴とする、付記6又は7に記載された波長制御装置。
(付記9)
前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔の少なくとも一方が前記制御部により制御されることを特徴とする、付記6又は7に記載された波長制御装置。
(付記10)
前記第1の光フィルタが備える前記複数のバンドパスフィルタのうち一のバンドパスフィルタを選択して、前記選択されたバンドパスフィルタと前記第1の受光部との光路を接続する第1の光スイッチをさらに備える、付記2乃至5のいずれかに記載された波長制御装置。
(付記11)
前記第2の光フィルタが備える前記複数のバンドパスフィルタのうち一のバンドパスフィルタを選択して、前記選択されたバンドパスフィルタと前記第2の受光部との光路を接続する第2の光スイッチをさらに備える、付記6乃至9のいずれかに記載された波長制御装置。
(付記12)
付記10に記載された第1の光スイッチ及び付記11に記載された第2の光スイッチを備える、波長制御装置。
(付記13)
第1の波長特性を持つ第1の光フィルタを透過した信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力し、
第2の波長特性を持つ第2の光フィルタを透過した局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する振幅の第2の電流を出力し、
前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、
前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性と前記第2の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御し、
前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する、
ことを特徴とする波長制御方法。
(付記14)
波長制御装置のコンピュータに、
第1の波長特性を持つ第1の光フィルタを透過した信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力する手順、
第2の波長特性を持つ第2の光フィルタを透過した局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する振幅の第2の電流を出力する手順、
前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御する手順、
前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性と前記第2の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御する手順、
前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する手順、
を実行させるための波長制御装置の制御プログラム。
(付記15)
局部発振光を出力する局部発振光源と、
信号光が入力される、第1の波長特性を持つ第1の光フィルタと、
前記第1の光フィルタを透過した前記信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力する第1の受光部と、
前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、前記局部発振光の波長を、前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性が示す波長と一致するように前記局部発振光源を制御する制御部と、
を備える波長制御装置。
(付記16)
第1の波長特性を持つ第1の光フィルタを透過した信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力し、
前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、
局部発振光の波長を、前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性が示す波長と一致するように制御する、
ことを特徴とする波長制御方法。
(付記17)
波長制御装置のコンピュータに、
第1の波長特性を持つ第1の光フィルタを透過した信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力する手順、
前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御する手順、
局部発振光の波長を、前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性が示す波長と一致するように制御する手順、
を実行させるための波長制御装置の制御プログラム。
(付記18)
付記1乃至11及び付記15のいずれかに記載された波長制御装置と、
前記信号光と前記局部発振光とを干渉させ、干渉させた信号を出力する90度ハイブリッド回路と、
前記90度ハイブリッド回路が干渉させた信号をコヒーレント検波して検波された信号をアナログ電気信号に変換する受光部と、
前記受光部から出力された前記アナログ電気信号を、所定の振幅を持つように増幅する増幅回路と、
前記増幅回路で増幅された信号をデジタル信号に変換して復調処理を行い、復調信号を生成するデジタル信号処理部と、
を備える光受信器。
1、1a 光受信器
10 信号光
11 復調信号
12 局部発振光
101、101a、103 可変波長フィルタ
102 局部発振光源
104 波長制御部
105 90度ハイブリッド回路
106、1019 PD
107 TIA
108 DSP
109 CPU
110 メモリ
1011、1031 光分岐器
1012〜1014 フィルタA〜C
1012a〜1042a フィルタ
1015〜1017 PD−A〜PD−C
1018 光スイッチ
1032〜1034 フィルタD〜F
1035〜1037 PD−D〜PD−F
200 波長制御装置
201 第1のフィルタ
202 第2のフィルタ
211 第1の受光部
212 第2の受光部
221 局部発振光源
222 制御部

Claims (10)

  1. 局部発振光を出力する局部発振光源と、
    信号光が入力される、第1の波長特性を持つ第1の光フィルタと、
    前記第1の光フィルタを透過した前記信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力する第1の受光部と、
    前記局部発振光が入力される、第2の波長特性を持つ第2の光フィルタと、
    前記第2の光フィルタを透過した前記局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第2の電流を出力する第2の受光部と、
    前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性と前記第2の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御し、前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する制御部と、
    を備える波長制御装置。
  2. 前記第1の光フィルタは、相異なる透過帯域を持つ複数のバンドパスフィルタで構成され、前記第1の受光部は、前記第1の光フィルタが備える前記複数のバンドパスフィルタのうち一のバンドパスフィルタを透過した前記信号光を受光することを特徴とする、請求項1に記載された波長制御装置。
  3. 前記第1の光フィルタは、互いに重複しない3個の透過帯域を持つバンドパスフィルタで構成され、前記第1の受光部は、前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの透過帯域のうち、中央の波長帯の透過帯域を持つ前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタを透過した前記信号光を受光することを特徴とする、請求項1に記載された波長制御装置。
  4. 前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔が固定されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載された波長制御装置。
  5. 前記第1の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔の少なくとも一方が前記制御部により制御されることを特徴とする、請求項2又は3に記載された波長制御装置。
  6. 前記第2の光フィルタは、相異なる透過帯域を持つ複数のバンドパスフィルタで構成され、前記第2の受光部は、前記第2の光フィルタが備える前記複数のバンドパスフィルタのうち一のバンドパスフィルタを透過した前記局部発振光を受光することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載された波長制御装置。
  7. 前記第2の光フィルタは、互いに重複しない3個の透過帯域を持つバンドパスフィルタで構成され、前記第2の受光部は、前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの透過帯域のうち、中央の波長帯の透過帯域を持つ前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタを透過した前記局部発振光を受光することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載された波長制御装置。
  8. 前記第2の光フィルタが備える前記バンドパスフィルタの、各々の前記透過帯域の帯域幅及び前記透過帯域の間隔が固定されていることを特徴とする、請求項6又は7に記載された波長制御装置。
  9. 第1の波長特性を持つ第1の光フィルタを透過した信号光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する第1の電流を出力し、
    第2の波長特性を持つ第2の光フィルタを透過した局部発振光の強度の増加に対して振幅が単調に増加する振幅の第2の電流を出力し、
    前記第1の電流が極大となるように前記第1の波長特性を制御し、
    前記第1の電流が極大となるように制御された前記第1の波長特性と前記第2の波長特性とが一致するように前記第2の波長特性を制御し、
    前記第2の電流が極大となるように前記局部発振光の波長を制御する、
    ことを特徴とする波長制御方法。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載された波長制御装置と、
    前記信号光と前記局部発振光とを干渉させ、干渉させた信号を出力する90度ハイブリッド回路と、
    前記90度ハイブリッド回路が干渉させた信号をコヒーレント検波して検波された信号をアナログ電気信号に変換する受光部と、
    前記受光部から出力された前記アナログ電気信号を、所定の振幅を持つように増幅する増幅回路と、
    前記増幅回路で増幅された信号をデジタル信号に変換して復調処理を行い、復調信号を生成するデジタル信号処理部と、
    を備える光受信器。
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