JP6293185B2 - 電気掃除機用ホースの接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は電気掃除機用ホースの端部に接続部材が接続一体化された電気掃除機用ホースの接続構造に関する。特に、伸長倍率が高い電気掃除機用ホースの接続構造に関する。
可撓性ホースを備える電気掃除機は広く使用されている。そのような電気掃除機に、伸長倍率が高い可撓性ホースが備えられることがある。伸長倍率が高い可撓性ホースを用いると、例えば特許文献1に示すように、アップライト式電気掃除機において、電気掃除機本体(12)と操作ハンドル(60)の間に伸長倍率が高い可撓性ホース(40)が備えられる。そして、例えば、掃除機本体(12)を1階に置いたままで、可撓性ホース(40)を引き伸ばし、操作ハンドル(60)を持って階段や2階床や天井部分を掃除できる(特許文献1の図7(c))。
この様な電気掃除機の操作を可能とするような、伸長倍率が高い可撓性ホースとしては、例えば特許文献2に示されるものが公知である。特許文献2には、管壁が螺旋状の凹凸波型に形成され、凸波形状部の内側に螺旋状の金属製補強体が配置された可撓性ホースが開示されており、ホースの通常姿勢において、螺旋状の補強体の収縮圧によって管壁の凸波部どうしが当接あるいは近接する姿勢とされた電気掃除機用の可撓性ホースが開示されている。このホースは、例えば収縮時の長さに対し3倍以上の長さに伸びることができ、伸縮性に富んでいる。
特表2008−506489号公報 特開平07−59693号公報
これら掃除機用ホースのホース本体端部に接続部材を一体化しておくと、接続部材を利用したホースの接続操作が可能となり、便利であるため、通常、これら掃除機用ホースの端部には接続部材が一体化される。また、伸長倍率が高い方が、ホースの収納性が良く、引き出し可能な距離が長くなるため、近年では、伸長倍率が3倍以上、5倍以上と大きくなる傾向にある。
しかしながら、発明者らの検討によると、特許文献1に記載されるような電気掃除機に特許文献2にあるような伸長倍率が高い可撓性ホースを使用すると、接続部材と可撓性ホースの接続部でホースに備えられた補強体が損傷するおそれがあることが判明した。
本発明の目的は、伸長倍率が高い可撓性ホースと接続部材の接続部におけるホースの強度を高めることにある。
発明者らは、内筒と外筒を有する接続部材に対して、伸長倍率が高い可撓性ホースを一体化する検討を行い、なぜ、伸長倍率が高いと、接続部でホースの補強体が損傷しやすくなるのかを検討した。そして、図3に示すように、接続部材99の中心線mに対し直交する方向に、可撓性ホース2が引っ張られると、接続部材99との接続部近傍で、補強体21が接続部材の中心線mに対し直交する方向(図の下側の方向)に移動し、補強体の一部21aが外筒992の端部をまたぐようになってしまい、補強体21と外筒端部の間で強い接触力が作用して、この部分を起点として補強体21の損傷が起こりうることを発見した。また、ホース2の伸長倍率が高くなるほど、ホース壁による補強体の拘束が弱くなるので、補強体21が接続部材の中心線mに対し直交する方向に移動しやすくなって、この傾向が現れやすくなり、ホースの補強体21が損傷しやすくなることも判明した。
そして、発明者らは鋭意検討の結果、接続部材の中心線mに直交する力が作用しても、補強体21が中心線mに対し直交する方向に移動しにくくされていれば、補強体21と外筒端部992の間で強い接触が起こりにくくなることを発見した。さらに、発明者は、接続部材の内筒の端部を外筒の端部よりも、所定距離だけホース中央寄りに突出させれば良いことを知見し、本発明を完成させた。
本発明は、電気掃除機用ホースの端部を接続部材に接続する方法であって、電気掃除機用ホースは、螺旋状の補強体を有すると共に、無負荷時の長さの3〜12倍に伸長可能なホースであり、前記接続部材は内筒及び合成樹脂製の外筒を有し、ホースの端部が内筒の外周にかぶせられるように、内筒がホースの内側に挿入されホースの端部が内筒にかぶせられた状態で、両者を金型内部に挿入して型締めし、外筒を構成すべき樹脂を射出して、外筒を射出成型することにより、内筒が挿入された部分のホース外周側にホース外周面に外筒が密着すると共に、前記内筒のホース中央寄りの端部が、前記外筒のホース中央寄りの端部よりも、前記補強体の直径をdとして0.8d以上6d以下の距離だけホース中央寄りに配置されるように、外筒が一体成形されて、内筒と外筒が互いに一体化される、電気掃除機用ホースの接続方法である(第1発明)。
第1発明においては、外筒のホース中央寄りの端部が熱可塑性エラストマーにより形成されることが好ましい(第2発明)。さらに、第2発明においては、螺旋状補強体が樹脂により被覆された鋼線であることが好ましい(第3発明)。
第1発明の電気掃除機用ホースの接続方法によれば、補強体が外筒の端部に乗り上げることが抑制されて、接続部におけるホースの強度が高められるようホース端部が接続部材に接続される。
さらに、第2発明のように、外筒の端部が熱可塑性エラストマーによって形成されていれば、また、さらに第3発明のように、補強体が樹脂被覆鋼線とされていると、たとえ補強体と外筒端部が接触しても、その接触力が過大になることが抑制されて、接続部におけるホースの強度がより高められる。
第1実施形態の電気掃除機用ホース接続構造を示す一部断面図である。 第1実施形態の電気掃除機用ホース接続構造に対し荷重がかけられた際のホースの変形状態を示す断面図である。 比較検討例に対し荷重がかけられた際のホースの変形状態を示す断面図である。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本発明は以下に示す個別の実施形態に限定されるものではなく、その具体的形態等を変更して実施することもできる。第1の実施の形態として、アップライト式電気掃除機の可撓性ホース接続部における実施の形態について説明する。図1は第1実施形態の電気掃除機用ホース接続構造を示す一部断面図である。なお、図1では図の上側半分を断面で示し、下側半分を外観で示している。
アップライト式電気掃除機において、ホースアッセンブリー1は、特許文献1におけるホース40のように、掃除機本体と操作ハンドルの間をつなぐホースとして用いられている。ホースアッセンブリー1の端部において、電気掃除機用ホース2(以下、「可撓性ホース」とも記載する)と、接続部材3とが接続一体化されている。接続部材3は可撓性ホース2の一端のみに設けられていてもよく、両端に設けられていてもよい。
電気掃除機用ホース2は、螺旋状の補強体21を有し、無負荷時の長さの3〜12倍に伸長可能なホースである。当該伸縮性が得られるよう、可撓性ホース2のホース壁22は、螺旋状の凹凸波型状に形成された蛇腹状となっている。そして、螺旋状の補強体21は、凹凸波型の凹部や凸部に沿って配置されて、ホース壁に一体化されている。
可撓性ホース2において、螺旋状の補強体21は、無負荷時に補強体が収縮し互いに密着するような収縮力が働くように形成されている。補強体21が収縮力を有することにより、無負荷時に、可撓性ホース2は、補強体21が存在する部分で互いに密着もしくは近接するように、収縮状態となる。本実施形態のように、無負荷時(収縮時)に蛇腹状に折りたたまれたホース壁22が、ホースの一方向に向かって倒れるような形態で折りたたまれることが好ましい。
ホース壁22の構成材料は特に限定されないが、例えば、軟質塩化ビニル樹脂やポリウレタン樹脂のような合成樹脂によりホース壁22を構成できる。補強体21の構成材料は特に限定されないが、例えば、樹脂被覆鋼線や、金属線(特に鋼線)、合成樹脂により形成された線材などにより螺旋状補強体21を構成できる。本実施形態のように、螺旋状補強体21が、樹脂により被覆された鋼線であることが好ましい。
なお、このような可撓性ホース2の製造方法は公知である。
可撓性ホース2の端部に接続される接続部材3は、内筒31と外筒32を有している。接続された状態で、可撓性ホース2の端部が内筒31の外周にかぶせられるように、内筒31がホース2の内側に挿入されている。好ましくは、可撓性ホース2の内周面と内筒31の外周面は接合されている。また、内筒31が挿入された部分の可撓性ホース2の外周側には、ホース外周面に密着するように合成樹脂により一体成形された外筒32が設けられている。好ましくは、可撓性ホース2の外周面と外筒32の内周面は接合されている。これら接合は、接着剤などを用いた接着であってもよいし、熱融着によるものであってもよい。また、内筒31と外筒32は互いに一体化されている。内筒31と外筒32の一体化は、機械的なかみ合いやネジ、嵌合などによるものであってもよいし、両者を構成する合成樹脂同士の溶着によるものであってもよい。
内筒31及び外筒32が設けられた側とは反対側の接続部材3の端部には、接続部33が設けられていて、接続部33が、操作ハンドルや掃除機本体に取り付けられる。接続部33の具体的形状は特に限定されず、相手側部材の形状に応じて定めればよい。また、接続部と相手側部材(操作ハンドルなど)が一体成形されていてもよい。
接続部材3において、内筒31のホース中央寄り(図1における左側)の端部IEが、外筒32のホース中央寄りの端部OEよりも、距離Lだけホース中央寄りに配置されている。そして、可撓性ホース2の補強体21の直径をdとして、内筒31のホース中央寄りの端部IEが、外筒32のホース中央寄りの端部OEよりも、0.8d以上ホース中央寄りに配置されている。好ましくは、内筒の端部IEが外筒の端部OEよりも1.4d以上ホース中央寄りに配置され、特に好ましくは、内筒の端部IEが外筒の端部OEよりも2.0d以上ホース中央寄りに配置される。
また、接続部材において、内筒31のホース中央寄りの端部IEが、外筒32のホース中央寄りの端部OEよりも、ホース中央寄りに配置される量Lは、6d以下であることが
好ましく、特に5d以下であることが好ましい。内筒31の突出量Lが大きくなると、ホース接続構造の外観において、外筒の端部OEよりもホース中央寄りの部分にホースが伸びた部分が現れやすくなるからである。
接続部材3の内筒31や外筒32を構成する材料はとくに限定されず、例えば硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂材料が使用できる。外筒32を構成する樹脂材料として、熱可塑性エラストマー(例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマーなど)を採用することが好ましい。特に、外筒32のホース中央寄りの端部OEが熱可塑性エラストマーにより形成されることが好ましい。また、外筒32を構成する樹脂材料は、ホース壁22を構成する材料や内筒31を構成する樹脂材料と熱融着可能なもしくは接着可能な樹脂材料とすることが好ましい。
上記接続構造を有するホースアッセンブリー1は、例えば、以下の製造方法により製造できる。まず、可撓性ホース2を製造しておく。また、接続部材3の内筒31及び接続部33の部分を射出成形などを利用して製造しておく。次に可撓性ホース2の端部を接続部材の内筒31にかぶせるように挿入する。この際、可撓性ホース2の端部は伸長状態であることが好ましいが、収縮状態であってもよい。
可撓性ホース2の端部が接続部材の内筒31にかぶせられた状態で、両者を金型内部に挿入して型締めし、外筒32を構成すべき樹脂を射出して、可撓性ホース2の端部の外周に密着するよう外筒32を射出成型する。この工程はオーバーモールド法あるいはインサート成形法と俗称されている。この工程により、外筒32が可撓性ホース2の外周面に密着するように形成され、外筒32と内筒31が一体化されて、上記第1実施形態のホース接続構造が実現される。
本発明の作用および効果について説明する。上記第1実施形態の電気掃除機用ホースの接続構造によれば、可撓性ホース2の内側に位置する内筒31のホース中央寄りの端部IEが、可撓性ホース2の外側に位置する外筒32のホース中央寄りの端部OEよりも、可撓性ホース2の補強体21の直径をdとして0.8d以上(L≧0.8dとなるよう)ホース中央寄りに配置されているので、ホースが、接続部材3の中心線mと直交する方向に引っ張られても、補強体21が外筒の端部OEを乗り超えることを未然に防止できる。従って、ホースが横方向に引っ張られた際に、ホースの補強体21が外筒の端部OEを乗り越えることに起因するホースの強度低下(より詳細には補強体21への曲げ入力に対する耐久性の低下)を抑制できる。
まず、図3を参照して、内筒端部が外筒端部に対しホース中央寄りに突出していない、比較検討例におけるホースの変形形態を説明する。この比較検討例では、接続部材99の内筒991の端部と外筒992の端部は、接続部材中心線mに沿った方向でほぼ同じ位置にある。他の構成は上記第1実施形態と同様である。このようなホース接続構造において、ホース2に対し、接続部材中心線mと直交する方向に(図3では下側に向かって)引っ張り力Fを作用させる。
すると、引っ張り力Fの作用により、接続部材の内筒や外筒に一体化されていない部分の補強体21が、図の下側に引っ張られる。これにより、特に、外筒や内筒を離れた最初の周回の補強体21aが、引っ張られた方向(即ち図の下側)に変位しやすい。また、可撓性ホース2は、無負荷時に比べ3ないし12倍程度に伸長可能なホースであるため、ホース壁によって補強体21の形態が維持されにくい。そのため、外筒や内筒を離れた最初の周回もしくは次の周回の補強体21aが、外筒992よりもホース外側に変位しやすい。
そのため、図3に示す比較検討例においては、最初の周回の補強体21aの部分で補強体が外筒992をホース内外に横切る部分が生じ、その横切る部分で、補強体21aと外筒の端部とが強く押し付け合うことになりやすい。すると、その部分で、補強体に強い曲げモーメントが作用することとなり、補強体が折れ曲がったり、折損したり、といったホースの強度低下につながりやすい。
一方、上記第1実施形態に示したようなホースの接続構造によれば、図2に示すように、可撓性ホース2や補強体21が外筒32によって押さえ込まれている部分よりも、ホース中央部に突出するように、内筒31が長さLだけ長く設けられていて、しかも、Lは補強体の直径をdとして0.8以上とされている。すなわち、内筒31は、外筒32によって押さえ込まれていない補強体21がほぼ一周以上にわたって内筒31の突き出し部分の外周に存在するように、突き出して形成されている。
このような第1実施形態に対し、接続部材中心線mと直交する方向に引っ張り力Fを作用させると、補強体21が図の下側に引っ張られることになるが、外筒32によって押さえ込まれていない部分の最初の周回である補強体21aの部分の内側には、内筒31が存在しており、補強体21aの部分が、接続部材中心線mと直交する方向に移動するのを阻止する。そのため、第1位実施形態のホース接続構造によれば、最初の周回の補強体21aの部分が外筒よりもホース外側に出てしまうことが抑制され、補強体21aの部分が外筒の端部を横切ることも抑制される。
従って、補強体21と外筒の端部OEとが交差するように接触してその部分に強い力や曲げモーメントが働くことが起こりにくくなり、補強体の強度低下が抑制され、ホース接続構造としての強度が高められる。
外筒32の端部OEと補強体21aが交差してその部分が強く押し付けられることを防止するという観点からは、外筒32のホース中央寄りの端部OEが熱可塑性エラストマーにより形成されていることが好ましい。そのようにされていると、たとえ補強体21と外筒32が交差・接触しても、その部分の当接が柔らかなものとなり、荷重の集中が緩和されて、補強体・ホースの強度低下がより抑制されうる。
また、螺旋状補強体21が樹脂により被覆された鋼線であることが好ましく、鋼線よりも軟質な樹脂により被覆されているので、より、補強体21と外筒32が交差・接触する部分の荷重の集中が緩和されて、補強体やホースの強度低下がより抑制されうる。また、樹脂により被覆された螺旋状補強体は、ホース壁と強力に接着一体化しやすく、図2に示すような激しい曲げ変形がホース接続部に入力された場合においても、ホース壁22と螺旋状補強体21を一体に維持しうる。
上記作用効果を試験により確認した。
(実施例1)
第1実施形態に対応するホース接続構造を製造した。ここで、製造された可撓性ホース2の伸長倍率は5倍であり、可撓性ホース2の補強体21の巻径(内径)は35mmである。また、可撓性ホース2の補強体は直径1.6mmの樹脂被覆鋼線(鋼線の径が1.2mm)である。可撓性ホース2が接続部材3に一体化された状態において、内筒31の端部IEは外筒32の端部OEよりも4mm(L〜2.5dに相当)、ホース中央側に突出している。
(実施例2)
実施例1に対し、内筒31の端部IEが外筒32の端部OEに対しホース中央側に突出する量を1.4mm(L〜0.88dに相当)とした例である。
(比較例)
実施例に対し、内筒の端部と外筒の端部が、ホース軸方向に同じ位置(L〜0)にされた例である。
これら実施例、比較例に対し、屈曲荷重耐久試験を行った。試験は、接続部材3を上側とし、可撓性ホース2が下側となるように接続部材を試験治具に取り付け、可撓性ホース2の下部に2kgf(19.6N)の荷重を作用させた状態で、試験治具にプラスマイナス90度の角度変位が繰り返し与えられるように試験治具を周期運動させて、ホースと接続部材の接続部に屈曲変形を与えるよう行った。
実施例1、実施例2共に、屈曲回数が15万回を超えても可撓性ホースや接続部材に損傷や変形は見られなかった。一方、比較例においては、屈曲回数が3万回程度でホースの螺旋状補強体が折損した。内筒31の外筒32に対する突出量Lが0.8dを超えると、接続部におけるホースの耐久強度が十分に高められることが確認された。
発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変をして実施することができる。以下に発明の他の実施形態について説明するが、以下の説明においては、上記実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様である部分についてはその詳細な説明を省略する。また、以下に示す実施形態は、その一部を互いに組み合わせて、あるいは、その一部を置き換えて実施できる。
上記第1実施形態においては、ホース外周面に密着するように合成樹脂により一体成形された外筒32が接続部材3の外周に露出している形態について説明したが、外筒32の外側に、さらに別の筒状部材が設けられていてもよい。その場合には、ホース外周面に密着形成された外筒(32)とその外側の筒状部材とを合わせて1つの外筒とみなして、内筒31との端部の軸方向位置の関係を定めればよい。
また、可撓性ホース2の具体的構成は、当該ホースが螺旋状補強体を備え、無負荷時の長さの3〜12倍に伸長可能なホースである限りにおいて特に限定されない。上記実施形態の説明では、可撓性ホース2を構成する螺旋状凹凸条を有する蛇腹状のホース壁22が、無負荷時に一方向に倒れるように折りたたまれる構成について説明したが、ホース壁の蛇腹の形態は、ホースの半径方向内側に突出するように設けられるものであってもよい。また、補強体21の間に延在するホース壁22の具体的形状は特に限定されない。また、補強体21がホース壁に一体化される位置も、ホース壁の内側であってもよいし、外側であってもよい。また、補強体21は、上記第1実施形態のようにホース壁の凸条部に一体化されていても良いし、ホース壁の他の部分、例えば、螺旋状の凹溝部に一体化されていても良い。
また、上記実施形態のホース接続構造は、例示したアップライト型電気掃除機以外の他の電気掃除機にも応用できる。上記実施形態のホース接続構造の応用は、ホースが螺旋状の補強体を有すると共に、無負荷時の長さの3〜12倍に伸長可能なホースである限りにおいて、電気掃除機一般に適用でき、電気掃除機の種類に限定されない。
本発明にかかる電気掃除機用ホース接続構造は、伸長倍率が3〜12倍のホースに対して使用でき、接続部の強度が高められて、産業上の利用価値が高い。
1 ホースアッセンブリー
2 可撓性ホース(ホース本体)
21 補強体
22 ホース壁
3 接続部材
31 内筒
32 外筒
33 接続部
m 接続部材中心線

Claims (3)

  1. 電気掃除機用ホースの端部を接続部材に接続する方法であって、
    電気掃除機用ホースは、螺旋状の補強体を有すると共に、無負荷時の長さの3〜12倍に伸長可能なホースであり、
    前記接続部材は内筒及び合成樹脂製の外筒を有し、
    ホースの端部が内筒の外周にかぶせられるように、内筒がホースの内側に挿入され
    ホースの端部が内筒にかぶせられた状態で、両者を金型内部に挿入して型締めし、外筒を構成すべき樹脂を射出して、外筒を射出成型することにより、
    内筒が挿入された部分のホース外周側にホース外周面に外筒が密着すると共に、前記内筒のホース中央寄りの端部が、前記外筒のホース中央寄りの端部よりも、前記補強体の直径をdとして0.8d以上6d以下の距離だけホース中央寄りに配置されるように、
    外筒が一体成形されて、内筒と外筒が互いに一体化される、
    電気掃除機用ホースの接続方法
  2. 外筒のホース中央寄りの端部が熱可塑性エラストマーにより形成された請求項1に記載の電気掃除機用ホースの接続方法
  3. 螺旋状補強体が樹脂により被覆された鋼線である請求項2に記載の電気掃除機用ホースの接続方法
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