JP6292641B2 - セルアクセス方法、装置、及びシステム - Google Patents

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Description

本発明の実施例は、無線通信技術に関し、特に、セルアクセス方法、装置、及びシステムに関する。
無線通信システムでは、電源を投入した後、ユーザ機器(User Equipment、UEと略記される)は、適切なセルを滞在先に選択し、次にセルの基地局との接続を、ランダムアクセス手順を実行することにより確立し、かつ登録手順、位置更新手順、及び他の手順を実行する。
セルに滞在した後、UEは、移動後の位置の変更に応じて、セルの基地局、及びサービスなどを選択し、滞在先となるより良好なサービングセルを、セル再選択を利用して選択し、例えばより良好な信号品質又はより高い優先度を有するサービングセルを選択する。
実際の用途では、地理的環境、天候などにより、UEから遠く離れて位置する基地局が、UEの近くに位置する基地局よりも良好な下りリンク信号を供給することができるが、ユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信することができないことにより、滞留先のセルを選択するときに、UEが所定のセルを選択し、このセル内では、UEから遠く離れて位置する基地局が設置されており、かつUEが実行するランダムアクセスが失敗して、UEに供給されるサービスが中断されるという現象が起こる。この特殊な状況は、日本の千葉県域で生じているので、このようなセルは千葉(CHIBA)セルと呼ばれている。図1は、先行技術における千葉セルの模式図である。図1に示すように、湖の水面の反射により、UEは、湖の左側のセルBの下りリンク信号よりも良好な、湖の右側のセルAの下りリンク信号を受信するので、UEは、セルAを滞在先に選択する。しかしながら、UEは、セルAから遠く離れて位置しているので、アクセス失敗が、UEがランダムアクセスを開始するときに発生してしまい、UEがセルBに対するランダムアクセスの実行に成功しても、UEはセルAを、セルAの下りリンク信号がより良好であるので再選択し続けることにより、サービス中断が発生する。
本発明の実施例は、セルアクセス方法、装置、及びシステムを提供して、セルに対するアクセスが失敗するとユーザ機器に対するサービスが中断する問題を解消する。
第1の態様によれば、本発明の1つの実施例はセルアクセス方法を提供し、前記方法は、
ユーザ機器が第1セルに滞在すると、前記ユーザ機器により、前記第1セルが属する基地局である第1基地局から送信される前記第1セルの第1信号オフセット、及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信するステップと、
前記ユーザ機器により、前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みて、ランダムアクセス失敗回数をカウントするステップと、
前記ランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達する場合、前記ユーザ機器により、セル再選択調整を開始するステップであって、前記セル再選択調整は、前記第1セルの信号測定値を、前記第1信号オフセットを使用することにより調整する、開始するステップとを含む。
第1の態様によれば、第1の態様の第1の適用可能な実施様態では、前記方法は、
前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在すると、前記ユーザ機器により、前記第1基地局から送信される第2セルの第2信号オフセットであって、前記第2セルが前記第1セルの隣接セルである、前記第2信号オフセットを受信するステップを更に含み、
前記セル再選択調整は、前記第2セルの信号測定値を、前記第2信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第1の態様によれば、又は第1の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第1の態様の第2の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記ユーザ機器は、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択し、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第1の態様によれば、又は第1の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第1の態様の第3の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在すると、前記ユーザ機器は、前記第1基地局から送信される前記第1セルの第3信号オフセットを受信更に受信し、
前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記ユーザ機器は、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択し、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第1セルの前記第3信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第1の態様によれば、又は第1の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第1の態様の第4の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記ユーザ機器は、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択し、
前記ユーザ機器は、前記第2セルが属する基地局である第2基地局から送信される前記第1セルの第4信号オフセットを受信し、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第4信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第1の態様によれば、かつ第1の態様の第1〜第4の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第1の態様の第5の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記ユーザ機器は、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択し、
前記ユーザ機器は、前記第2セルが属する基地局である前記第2基地局から送信される前記第2セルの第5信号オフセットを受信し、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第2セルの前記信号測定値を、前記第5信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第1の態様によれば、かつ第1の態様の第1〜第5の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第1の態様の第6の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器により、セル再選択調整を開始した後、前記方法は、
前記ユーザ機器により、滞在セルの変更回数をカウントするステップであって、滞在セルの前記変更回数は、前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後の現在の滞在セルの変更回数、及び前の滞在セルの変更回数を表す、カウントするステップ、及び滞在セルの前記変更回数が、滞在セル変更回数閾値に達する場合、ユーザ機器により、前記セル再選択調整を停止するステップ、又は
前記ユーザ機器が、現在の滞在セル内に、かつ前記現在の滞在セルの隣接セル内に、サービス条件を満たすセルを見つけることができない場合、ユーザ機器により、前記セル再選択調整を停止するステップを更に含む。
第1の態様によれば、かつ第1の態様の第1〜第6の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第1の態様の第7の適用可能な実施様態では、前記ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、前記ユーザ機器が、前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
前記ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとも1つの閾値を含む。
第2の態様によれば、本発明の1つの実施例はセルアクセス方法を提供し、前記方法は、
第1セルが属する基地局である第1基地局から、第1セルの第1信号オフセット、及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値を、前記第1セルに滞在するユーザ機器に送信するステップを含み、
前記第1信号オフセットは、セル再選択調整を、前記ユーザ機器のランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達すると開始するために使用され、前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器により、前記第1セルの信号測定値を、前記第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
第2の態様によれば、第2の態様の第1の適用可能な実施様態では、前記方法は、
前記第1基地局から、前記第1セルの隣接セルである第2セルの第2信号オフセットを前記ユーザ機器に送信するステップを更に含み、
前記第2信号オフセットは、前記ユーザ機器が前記セル再選択調整を開始すると、前記第2セルの信号測定値を、前記第2信号オフセットを使用することにより更に調整するために使用される。
第2の態様によれば、又は第2の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第2の態様の第2の適用可能な実施様態では、前記方法は、前記第1基地局から、前記第1セルの第3信号オフセットを前記ユーザ機器に送信するステップを更に含み、
前記第3信号オフセットは、前記ユーザ機器が前記セル再選択調整を開始して前記第1セルの隣接セルである前記第2セルに滞在すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第1セルの前記第3信号オフセットを使用することにより更に調整するために使用される。
第2の態様によれば、かつ第2の態様の第1〜第2の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第2の態様の第3の適用可能な実施様態では、前記ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、前記ユーザ機器が、前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
前記ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとの1つの閾値を含む。
第3の態様によれば、本発明の1つの実施例はユーザ機器を提供し、前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器が第1セルに滞在すると、前記第1セルが属する基地局である第1基地局から送信される前記第1セルの第1信号オフセット、及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信して、前記第1信号オフセット及び前記ランダムアクセス失敗閾値を調整開始モジュールに送信する受信モジュールと、
前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みて、ランダムアクセス失敗回数をカウントし、前記ランダムアクセス失敗回数を前記調整開始モジュールに送信するランダムアクセスモジュールと、
前記ランダムアクセス失敗回数を前記ランダムアクセスモジュールから受信して、前記ランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達する場合に、セル再選択調整を開始する前記調整開始モジュールと、を備え、前記セル再選択調整は、前記第1セルの信号測定値を、前記第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
第3の態様によれば、第3の態様の第1の適用可能な実施様態では、前記受信モジュールは、前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在すると、前記第1基地局から送信される第2セルの第2信号オフセットであって、前記第2セルが前記第1セルの隣接セルである、前記第2信号オフセットを受信するように更に構成され、
前記セル再選択調整は、前記第2セルの信号測定値を、前記第2信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第3の態様によれば、又は第3の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第3の態様の第2の適用可能な実施様態は、前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択する滞在モジュールを更に備え、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第3の態様によれば、又は第3の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第3の態様の第3の適用可能な実施様態では、前記受信モジュールは、前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在すると、前記第1基地局から送信される前記第1セルの第3信号オフセットを更に受信するように更に構成され、
前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択する滞在モジュールを更に備え、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第1セルの前記第3信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第3の態様によれば、又は第3の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第3の態様の第4の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択する滞在モジュールを更に備え、
前記受信モジュールは、前記第2セルが属する基地局である第2基地局から送信される前記第1セルの第4信号オフセットを受信するように更に構成され、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第4信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第3の態様によれば、かつ第3の態様の第1〜第4の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第3の態様の第5の適用可能な実施様態では、
前記滞在モジュールは、前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後、前記第1セルの隣接セルである前記第2セルを滞在先に選択するように構成され、
前記受信モジュールは、前記第2セルが属する基地局である前記第2基地局から送信される前記第2セルの第5信号オフセットを受信するように更に構成され、
前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器が前記第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、前記第2セルの前記信号測定値を、前記第5信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
第3の態様によれば、かつ第3の態様の第1〜第5の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第3の態様の第6の適用可能な実施様態では、前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器が前記セル再選択調整を開始した後、滞在セルの変更回数をカウントする調整停止モジュールであって、滞在セルの前記変更回数は、前記ユーザ機器がセル再選択を実行した後の現在の滞在セルの変更回数、及び前の滞在セルの変更回数を表し、滞在セルの前記変更回数が、滞在セル変更回数閾値に達する場合、前記セル再選択調整を停止する、調整停止モジュール、又は
サービス条件を満たすセルを、現在の滞在セル内に、かつ前記現在の滞在セルの隣接セル内に見つけることができない場合に、前記セル再選択調整を停止する前記調整停止モジュールを更に含む。
第3の態様によれば、かつ第3の態様の第1〜第6の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第3の態様の第7の適用可能な実施様態では、
前記ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、前記ユーザ機器が、前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
前記ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとの1つの閾値を含む。
第4の態様によれば、本発明の1つの実施例は基地局を提供し、前記基地局は、
ユーザ機器が第1セルに滞在すると、前記第1セルの第1信号オフセット、及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値を前記ユーザ機器に送信する送信モジュールを含み、前記基地局は、前記第1セルが属する基地局であり、
前記第1信号オフセットは、セル再選択調整を、前記ユーザ機器のランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達すると開始するために使用され、前記セル再選択調整は、前記ユーザ機器により、前記第1セルの信号測定値を、前記第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
第4の態様によれば、第4の態様の第1の適用可能な実施様態では、前記送信モジュールは、前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在すると、前記第1セルの隣接セルである第2セルの第2信号オフセットを前記ユーザ機器に送信するように更に構成され、
前記第2信号オフセットは、前記ユーザ機器が前記セル再選択調整を開始すると、前記第2セルの信号測定値を、前記第2信号オフセットを使用することにより更に調整するために使用される。
第4の態様によれば、又は第4の態様の第1の適用可能な実施様態によれば、第4の態様の第2の適用可能な実施様態では、前記送信モジュールは、前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在すると、前記第1セルの第3信号オフセットを前記ユーザ機器に送信するように更に構成され、
前記第3信号オフセットは、前記ユーザ機器が前記セル再選択調整を開始して前記第1セルの隣接セルである前記第2セルに滞在すると、前記第1セルの前記信号測定値を、前記第1セルの前記第3信号オフセットを使用することにより更に調整するために使用される。
第4の態様によれば、かつ第4の態様の第1〜第2の適用可能な実施様態のいずれか1つの実施様態によれば、第4の態様の第3の適用可能な実施様態では、前記ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、前記ユーザ機器が、前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
前記ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとの1つの閾値を含む。
第5の態様によれば、本発明の1つの実施例はセルアクセスシステムを提供し、前記セルアクセスシステムは、第3の態様において提供されるいずれのユーザ機器も含む、又は、第4の態様において提供されるいずれの基地局も含む。
本発明の実施例において提供されるセルアクセス方法、装置、及びシステムを利用して、滞在セルに対するランダムアクセスが失敗した後、ユーザ機器は、ランダムアクセス失敗回数、及びランダムアクセス失敗閾値に基づいて、セル再選択調整を開始すべきかどうかについて自動的に判断することができる。セル再選択調整が開始されると、現在の滞在セルの信号測定値は、第1信号オフセットに基づいて調整するステップができ、セル選択又はセル再選択は、第1セルの信号測定値の調整後の測定値に基づいて実行することができる。これにより、現在の滞在セルを除く別のセルを選択し易くなり、サービス中断を回避することができ、ユーザ体験を向上させることができる。
本発明の実施例における、又は先行技術における技術的解決策について更に明確に説明するために、実施例又は先行技術を説明するために必要な添付の図面について以下に簡単に説明する。明らかなことであるが、以下の説明における添付の図面は、本発明の幾つかの実施例を示しており、この技術分野の当業者であれば、他の図面をこれらの添付の図面から創造的労力を費やすことなく想到できるであろう。
先行技術における千葉セルの模式図である。 本発明によるセル再選択方法の実施例1のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例2のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例3のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例4のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例5のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例6のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例7のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例8のフローチャートである。 本発明によるセル再選択方法の実施例9のフローチャートである。 本発明によるセル再選択装置の実施例1の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例2の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例3の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例4の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例5の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例6の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例7の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例8の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例9の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例10の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例11の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例12の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例13の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例14の構造図である。 本発明によるセル再選択装置の実施例15の構造図である。 本発明によるセル再選択システムの実施例1の構造図である。 本発明によるセル再選択システムの実施例2の構造図である。 本発明によるセル再選択システムの実施例3の構造図である。 本発明の1つの実施例によるセル再選択方法のフローチャートである。 本発明の1つの実施例によるセル再選択方法の別のフローチャートである。 本発明の1つの実施例によるユーザ機器の模式構造図である。 本発明の1つの実施例によるユーザ機器の別の模式構造図である。 本発明の1つの実施例によるユーザ機器の更に別の模式構造図である。 本発明の1つの実施例による基地局の模式構造図である。 本発明の1つの実施例によるセルアクセスシステムの模式構造図である。 本発明の1つの実施例によるユーザ機器の更に別の模式構造図である。 本発明の1つの実施例による基地局の別の模式構造図である。
本発明の実施例の目的、技術的解決策、及び利点を一層明確にするために、以下に、本発明の実施例における技術的解決策について、本発明の実施例における添付の図面を参照しながら明確かつ詳細に説明する。明らかなことであるが、記載の実施例は、本発明の実施例の全てではなく幾つかの実施例である。この技術分野の当業者であれば本発明の実施例に基づいて、創造的労力を費やすことなく実現する全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
本発明の実施例により提供される技術的解決策は、様々な無線通信ネットワークに適用することができ、これらの無線通信ネットワークとして、例えば、移動体通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communication、GSM(登録商標)と略記される)、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMAと略記される)システム、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標)と略記される)システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTSシステムと略記される)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRSと略記される)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTEと略記される)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(Long Term Evolution−Advanced、LTE-Aと略記される)システム、及び全世界相互運用マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAXと略記される)通信システムを挙げることができる。
「ネットワーク」及び「システム」という用語は、同じ意味に用いることができる。
本発明の実施例では、基地局(base station、BSと略記される)は、ユーザ機器(User Equipment、UEと略記される)と通信する装置とすることができる、又はリピータサイトのような別の通信サイトとすることができ、基地局は、特定の物理的領域の通信カバレッジを確保することができる。例えば、基地局は、詳細には、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTSと略記される)とすることができる、又はGSM又はCDMAにおける基地局コントローラ(Base Station Controller、BSCと略記される)とすることができる、又はUTMSにおけるノードB(Node B、NBと略記される)又はUTMSにおける無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNCと略記される)とすることができる、又はLTEにおけるエボルブド基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeBと略記される)とすることができる、又は無線通信ネットワークにおけるアクセスサービスを提供する別のアクセスネットワーク装置とすることができ、この構成は、本発明において限定されない。
本発明の実施例では、UEは、無線ネットワーク全体に分布して位置している可能性があり、各UEは、静止端末又は移動体端末とすることができる。UEは、端末(terminal)、移動ステーション(mobile station)、加入者装置(subscriber unit)、ステーション(station)などと表記することができる。UEは、携帯電話機(cellular phone)、携帯情報端末(personal digital assistant、PDAと略記される)、無線モデム(modem)、無線通信装置、携帯電子機器(handheld)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話機(cordless phone)、無線ローカルループ(wireless local loop、WLLと略記される)などとすることができる。
[実施例1]
図2は、本発明によるセル再選択方法の実施例1のフローチャートである。本実施例の方法は、千葉セルが、無線通信システム内に存在し、かつ無線通信システムが、基地局と、ユーザ機器と、を含む状況に適用することができる。本方法は、セル再選択装置により実行され、この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、かつ無線通信システム内のユーザ機器側で、例えばスマートフォン側で、又はタブレットコンピュータ側で構成することができる。図2に示すように、本方法は詳細には、以下のステップを含む。
ステップ201:基地局から送信される信号品質閾値を受信して、千葉セル再選択を行い、千葉セルが属する基地局は、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができるが、ユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない。
このステップでは、千葉セルは、日本人オペレータが千葉(CHIBA)内に、地理的環境、天候などを理由に発見する特殊セルであり、このセルが、通信サービスに使用される良好な下りリンク信号をユーザ機器に供給することができるが、ユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を受信できないのに対し、非千葉セルは、上述の特徴を持たないセルを意味している。このような特徴を有するセルは、千葉セルとして、本発明において定義されるが、別の呼称を命名されて、又は別の態様で表現されて、このような特徴を有しているセルもまた、本出願の保護範囲に含まれることを意味していることに留意されたい。
詳細には、千葉セル再選択の信号品質閾値は、千葉セル再選択上限値、非千葉セル再選択下限値、千葉セル再選択オフセット、及び非千葉セル再選択オフセットのうちのいずれか1つを含む。例えば、千葉セル再選択上限値はThreshold Aと定義され、非千葉セル再選択下限値はThreshold Bと定義され、千葉セル再選択オフセットはOffset Aと定義され、非千葉セル再選択オフセットはOffset Bと定義される。
ステップ202:判断を、測定信号品質と信号品質閾値との比較結果に基づいて行って、結果が事前設定再選択条件を満たしている場合に、千葉セルを非千葉セルから再選択する。
事前設定再選択条件は、測定信号品質と信号品質閾値との比較結果を含んでいるだけでなく、満たす必要がある別のユーザ機器セル再選択条件、例えばUEが現在のサービングセルに滞在する必要がある時間が1秒超であるという条件も含む。
本発明の本実施例では、基地局から送信される信号品質閾値を受信して、信号品質閾値を、セル再選択を実行しようとしているときの測定信号品質と比較することにより、ユーザ機器のセル再選択を実行し、これにより、サービス中断が、千葉セルをユーザ機器がブラインド選択することにより生じる先行技術における問題を解消する。
更に、本実施例に基づいて、判断を、測定信号品質と信号品質閾値との比較結果に基づいて行って、結果が、事前設定再選択条件を満たしている場合に、千葉セルを非千葉セルから再選択し、千葉セルを再選択する際に、
千葉セルについて検出される信号品質が、千葉セル再選択上限値よりも大きい場合、及び/又は非千葉セルについて検出される信号品質が、非千葉セル再選択下限値よりも小さい場合、千葉セルに対するセル再選択を実行する、又は
千葉セルについて検出される信号品質が、事前設定再選択閾値及び千葉セル再選択オフセットの合計よりも大きい場合、及び/又は非千葉セルについて検出される信号品質が、事前設定再選択閾値と非千葉セル再選択オフセットとの差よりも小さい場合、千葉セルに対するセル再選択を実行する。
説明を以下に詳細に、例えばThreshold A、Threshold B、Offset A、及びOffset Bを一例として使用して行う。事前設定再選択閾値がThreshold Cであり、ユーザ機器が千葉セルについて測定する信号品質がS1であり、ユーザ機器が非千葉セルについて測定する信号品質がS2であると仮定すると、ユーザ機器が千葉セルを再選択中に選択するようになる以下の複数の可能性が少なくとも存在する。
S1>Threshold A、
S2<Threshold B、
(S1>Threshold A)&&(S2<Threshold B)、
(S1>Threshold A)||(S2<Threshold B)、
(S1−Threshold C)>Offset A、
(Threshold C−S2)<Offset B、
((S1−Threshold C)>Offset A)&&((Threshold C−S2)<Offset B)、及び
((S1−Threshold C)>Offset A)||((Threshold C−S2)<Offset B)。
上に挙げた数式は、本発明において使用される判定式の全てである訳ではなく、信号品質及び測定信号品質に基づく判定式は全て、本発明の保護範囲に含まれることに留意されたい。
上に挙げた技術的解決策によれば、ユーザ機器は、対応するセルを、再選択対象のセルとして、特定の判定式、及び満たす必要がある別の必要なユーザ機器セル再選択条件に従って正確に選択することができる。
[実施例2]
図3は、本発明によるセル再選択方法の実施例2のフローチャートである。本実施例の方法は、千葉セルが、無線通信システム内に存在し、かつ無線通信システムが普通、基地局と、ユーザ機器と、を含む状況に適用することができる。本方法は、セル再選択装置によって実行され、この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、かつ基地局側で、例えば無線通信システム内のLTEのeNB内で構成することができる。図3に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
ステップ301:千葉セル再選択の信号品質閾値をユーザ機器に送信し、千葉セルが属する基地局は、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができるが、ユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない。
このステップでは、記載される千葉セルは、これまで説明してきた実施例のうちのいずれか1つの実施例において説明される千葉セルを含んでいるので、千葉セルについてここで再度説明することはしない。
更に、信号品質閾値は、千葉セル再選択上限値、非千葉セル再選択下限値、千葉セル再選択オフセット、及び非千葉セル再選択オフセットのうちのいずれか1つ以上を含む。例えば、上述の実施例に記載されているように、千葉セル再選択上限値はThreshold Aと定義され、非千葉セル再選択下限値はThreshold Bと定義され、千葉セル再選択オフセットはOffset Aと定義され、非千葉セル再選択オフセットはOffset Bと定義される。特定の実施例では、信号品質閾値は、ネットワーク管理システムにより直接的に、かつ手動で設定することができる、又は基地局側で自動的に生成することができ、信号品質閾値は、基地局のローカル記憶装置に記録されて格納される。様々な信号品質閾値は、千葉セルが属する基地局により生成することができる、非千葉セルが属する基地局により生成することができる、又は上位レイヤ制御ネットワーク装置から供給して、千葉セルの特徴に基づいて、千葉セルと非千葉セルとの間のセル再選択に対する仲裁及び制御を実行することができる。
ステップ302:ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を信号品質閾値に基づいて実行させる。
ユーザ機器が信号品質閾値を測定信号品質と比較して、非千葉セルから千葉セルへの再選択を実行する必要があると判断する場合、ユーザ機器は、セル再選択信号を千葉セルに送信する、例えばランダムアクセスプリアンブル信号を送信する。この場合、千葉セルが属する千葉基地局は、プリアンブル信号を受信して、ランダムアクセス手順を、千葉基地局とユーザ機器との間で開始する、又はユーザ機器は、千葉セルに、千葉セルが属する基地局から送信される報知メッセージを取得することにより直ぐに滞在して、千葉セルが属する基地局が報知呼出信号を送信するのを待機する。
サービス中断が、千葉セルをユーザ機器がセル再選択中にブラインド選択することにより生じ、かつピンポン問題が千葉セルと非千葉セルとの再選択を繰り返し実行することにより生じる先行技術と比較して、本発明の本実施例では、基地局が信号品質閾値を設定して、千葉セルが再選択対象のセルとして選択されるかどうかについて、UEがセル再選択を実行するときの信号品質閾値及び測定信号品質に基づいて判断されるようにしているので、サービス中断が、千葉セルをUEがセル再選択中にブラインド選択することにより生じる問題が解消される。
[実施例3]
図4は、本発明によるセル再選択方法の実施例3のフローチャートである。実施例2に基づいて、本実施例に、セル識別情報をユーザ機器に送信する構成が追加される。図4に示すように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ401:基地局は、基地局が、非千葉セルに隣接する千葉セルが属する千葉基地局であるかどうかについて判断する。
基地局が、非千葉セルに隣接する千葉セルが属する千葉基地局ではない場合、基地局は非千葉基地局であり、ステップ402が実行され、基地局が、非千葉セルに隣接する千葉セルが属する千葉基地局である場合、ステップ404が実行される。
本実施例では、千葉セル及び非千葉セルについての説明は、前出の実施例におけるこれらの千葉セルについての説明と同じであるので、千葉セル及び非千葉セルについて、ここで再度説明することはしない。
このステップでは、基地局が千葉基地局であるかどうかについて、2つの方法を使用することにより判断することができる。一方の方法は、ユーザ機器が、基地局に対して開始されるアクセスの失敗に関する情報を収集して、失敗情報を非千葉基地局に送信し、非千葉基地局が、複数のユーザ機器から送信されるアクセス失敗情報を収集して分析し、基地局が千葉基地局であることを認識し、基地局に、基地局が千葉基地局であることを通知する。他方の方法は、ネットワーク設定が実行されると、基地局側で、基地局が千葉基地局であることを、運用試験を実施することにより通知することができる。特定の環境上の理由から形成される千葉セルは、千葉セルの機能を失う可能性があるが、その理由は、外部要素が変化する、すなわち基地局が位置するセルが、千葉セル又は非千葉セルとして不変ではなく、かつ外部要素が変化すると変化するからである。基地局は、セル信号の変化後の機能に基づいて、基地局が、千葉セルが属する基地局であるかどうかを識別することができる。
ステップ402:千葉セルの信号品質閾値及び識別情報をユーザ機器に送信する。
このステップでは、千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信して、ユーザ機器が信号品質閾値を受信して、信号品質閾値を測定信号と比較して、千葉セルを再選択すべきかどうかについて判断すると、ユーザ機器は、千葉セルの識別情報に基づいて、いずれのセルが再選択対象の千葉セルであるかを識別することができる。
ステップ403:X2インターフェースに基づいて、隣接千葉セルが属する千葉基地局から送信される千葉セル再選択の信号品質閾値、及び千葉セルの識別情報を受信する。
隣接千葉セルが属する千葉基地局、及び非千葉セルが属する非千葉基地局は、信号品質閾値に関する情報に、標準X2インターフェースを使用することにより同期して、全ての非千葉基地局が、千葉基地局により生成される信号品質閾値をUEに報知することができる。
ステップ403の後、ステップ406を実行する。
ステップ404:非千葉セルの信号品質閾値及び識別情報をユーザ機器に送信する。
非千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信するステップは、通知として機能することができる、すなわち非千葉セル識別情報で特定されるセル内のユーザ機器だけが、信号品質閾値を受信して、信号品質閾値に基づいて、千葉セルを再選択すべきかどうかについて選択することが通知される。
ステップ405:X2インターフェースに基づいて、隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局から送信される千葉セル再選択の信号品質閾値、及び非千葉セルの識別情報を受信する。
非千葉基地局が、対応する信号品質閾値、例えば上述の実施例における非千葉セル再選択下限値を更に生成する場合、非千葉基地局は、信号品質閾値を、隣接千葉基地局に、標準X2インターフェースを使用することにより更に同期させて、千葉基地局が複数の信号品質閾値をユーザ機器に同時に送信することができるようにする。
ステップ406:千葉セル再選択の信号品質閾値、及びセル識別情報をユーザ機器に報知送信する。
基地局は、千葉セル再選択の信号品質閾値をユーザ機器に報知送信する、例えば信号品質閾値を報知制御チャネル(Broadcast Control Channel、BCCHと略記される)で報知送信する、又は信号品質閾値を、信号品質閾値を物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCHと略記される)にマッピングすることにより報知送信することができる。
ステップ407:ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を信号品質閾値に基づいて実行させる。
本発明の本実施例では、対応するセルの識別情報は、ユーザ機器に送信されて、目標の選択処理が、セルの識別情報をUEがセル再選択を実行するときに使用することにより実行されるようになるので、セル再選択の効率及び精度を向上させることができる。
[実施例4]
図5は、本発明によるセル再選択方法の実施例4のフローチャートである。本実施例の方法は、千葉セルが、無線通信システム内に存在し、かつ無線通信システムが、基地局と、ユーザ機器と、を含む状況に適用することができる。本方法は、セル再選択装置によって実行され、この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、かつユーザ機器側で、例えば無線通信システム内のスマートフォン側又はタブレットコンピュータ側で構成することができる。図5に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:千葉セルを表し、かつ基地局から送信されるセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示し、かつ基地局から送信されるセル再選択ポリシーを受信し、千葉セルが属する基地局は、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない。
このステップでは、千葉セルは、これまで説明してきたこれらの実施例のいずれか1つの実施例において説明される千葉セルを含んでいるので、千葉セルについて、ここで再度説明することはしない。
ステップ502:千葉セルのセル識別情報に基づいて、現在のセルが千葉セルであるかどうかについて判断し、セル再選択ポリシーの指示に基づいて、千葉セルに対する再選択を実行するか、又は千葉セルに対する再選択を禁止するかについて判断する。
ユーザ機器はまず、再選択対象のセルの識別情報が千葉セルのセル識別情報であるかどうかについて判断し、再選択対象のセルの識別情報が千葉セルのセル識別情報である場合、千葉セルに対する再選択を、受信する指示情報に基づいて実行する、又はユーザ機器は、千葉セルに対する再選択をこれ以上実行しない。
本実施例では、セル再選択の前に、ユーザ機器は、千葉セルを表し、かつ基地局から送信されるセル識別情報、及びユーザ機器に許可してセルを再選択させるかどうかについて指示し、かつ基地局から送信されるセル再選択ポリシーを受信し、これにより、目標の選択処理をセル再選択中に実行して、ユーザ機器が、千葉セルと非千葉セルとの再選択を繰り返し実行する問題を解消する。
更に、本実施例によれば、千葉セルを指示し、かつ基地局から送信されるセル識別情報、及びユーザ機器に許可してセルを再選択させるかどうかを指示し、かつ基地局から送信されるセル再選択ポリシーを受信する際に、
千葉セルの識別情報、許容アクセス障害閾値、及び別のセルの再選択を許可する指示を、千葉セルが属する千葉基地局から送信し、
送信すると、セル再選択ポリシーの指示に基づいて、千葉セルに対する再選択を実行するか、又は千葉セルに対する再選択を禁止するかについて判断し、判断する際に、
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が許容アクセス失敗閾値を上回っていると判断される場合、別のセルに対する再選択を実行する、又は
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が許容アクセス失敗閾値を上回っていないと判断される場合、千葉セルに対する再選択を実行する。上述の技術的解決策によれば、ユーザ機器に許可して別のセルを再選択させる受信指示に基づいて、再選択中に、ユーザ機器は、千葉セルの識別情報に対応する千葉セルの他に、1つのセルを選択することにより、サービス中断が千葉セルを再選択することにより生じる問題を解消することができる。
更に、本実施例に基づいて、千葉セルを表し、かつ基地局から送信されるセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかを指示し、かつ基地局から送信されるセル再選択ポリシーを受信する際に、
千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局から送信される千葉セルの識別情報、及び許容アクセス失敗閾値を受信し、
受信すると、セル再選択ポリシーの指示に基づいて、千葉セルに対する再選択を実行するか、又は千葉セルに対する再選択を禁止するかについて判断し、判断する際に、
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が許容アクセス失敗閾値を上回っていると判断される場合、千葉セルに対する再選択を禁止する、又は
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が許容アクセス失敗閾値を上回っていないと判断される場合、千葉セルに対する再選択を実行する。上述の技術的解決策によれば、セル再選択を実行すると、ユーザ機器は、再選択対象のセルとして、千葉セルを表すセル識別情報に対応する千葉セル以外のセルを選択し、これにより、千葉セルを再選択対象のセルとして再度使用するのを回避することができる。
任意であるが、上述のステップでは、許容アクセス失敗閾値は、ユーザ機器側で、ユーザ機器により、ユーザ機器の属性に基づいて設定することもでき、これにより、信号を基地局とユーザ機器との間で授受する手順を少なくすることができ、かつセル再選択中にユーザ機器により判断するための効率を向上させることができる。
[実施例5]
図6は、本発明によるセル再選択方法の実施例5のフローチャートである。本実施例の方法は、千葉セルが、無線通信システム内に存在し、かつ無線通信システムが、基地局と、ユーザ機器と、を含む状況に適用することができる。本方法は、セル再選択装置によって実行され、この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、かつ基地局側で、例えば無線通信システム内のLTEのeNB内で構成することができる。図6に示すように、本方法は、詳細には以下のステップを含む。
ステップ601:ユーザ機器に、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーを送信し、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない。
このステップでは、千葉セルは、これまで説明してきたこれらの実施例のいずれか1つの実施例において説明される千葉セルを含んでいるので、千葉セルについて、ここで再度説明することはしない。
ユーザ機器に許可してセルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーは、ネットワーク状態又は他の状態に基づいて決定することができ、基地局が、ユーザ機器に許可してセル再選択を実行させるかどうかについて設定する。ユーザ機器に許可してセル再選択を実行させる場合、ランダムアクセスに失敗した後、ユーザ機器はセル再選択の実行を選択する。
千葉セルが輻輳状態になっている場合、指示情報をユーザ機器に送信して、ユーザ機器には、千葉セルをセル再選択中に選択することを許可しないようにしていることに留意されたい。
ステップ602:ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーに基づいて実行させる。
このステップでは、ユーザ機器は、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーに基づいて、セル再選択を実行すべきかどうかについて判断して、再選択対象のセルを決定する。ユーザ機器が、ポリシー及び指示情報を満たしていると判断する場合、ユーザ機器は、報知メッセージを取得して、直ちに千葉セルに滞在することにより、千葉セルが属する基地局が、下りリンク報知信号を送信するのを待機する、又はユーザ機器はセル再選択信号、例えばランダムアクセス信号を、千葉セルが属する千葉基地局に能動的に送信する。
セル再選択を実行すると、ユーザ機器はセル再選択を、簡易な判定条件に基づいてのみ、例えばセルの下りリンク信号品質の比較結果に基づいてのみ実行し、これにより、サービス中断が本発明の本実施例において生じてしまうような先行技術と比較して、基地局は、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可してセルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーを送信することにより、UEが、再選択対象のセルを目標通りに、セル再選択中に選択するので、サービス中断が、UEが千葉セルをセル再選択中にブラインド選択することにより生じる問題が解消される。
[実施例6]
図7は、本発明によるセル再選択方法の実施例6のフローチャートである。実施例5に基づいて、本実施例には、許容アクセス失敗閾値を設定することができる構成が追加される。図7に示すように、本実施例の本方法は、詳細には以下のステップを含む。
ステップ701:基地局は、基地局が、千葉セルが属する基地局であるかどうかについて判断する。
基地局はまず、基地局が、千葉基地局であるかどうかについて判断し、基地局が千葉基地局ではない場合、ステップ702を実行する、又は基地局が千葉基地局である場合、ステップ704を実行する。
ステップ702:X2インターフェースに基づいて、千葉セルを表し、かつ隣接千葉セルが属する千葉基地局から送信されるセル識別情報を受信する。
ステップ703: 千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信する。
非千葉基地局は、ユーザ機器に、千葉セルに対する再選択を禁止する指示を報知送信して、ユーザ機器が、千葉セルを再選択中に再度選択するのを防止することにより、不要なピンポン問題を無くすことができる。このステップの後、ステップ705を実行する。
ステップ704:ユーザ機器に、千葉セルの識別情報、許容アクセス失敗閾値、及びユーザ機器に許可して別のセルを再選択させる指示を送信する。
ステップ705:ユーザ機器に、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーを報知送信する。
基地局は、千葉セル再選択の信号品質閾値をユーザ機器に報知送信する、例えば信号品質閾値をBCCHで報知送信する、又は信号品質閾値を、信号品質閾値をPDSCHにマッピングすることにより報知送信することができる。
千葉セルの識別情報、及びユーザ機器に許可して別のセルを再選択させる指示は、ユーザ機器に報知送信されて、次のセル再選択中に、ユーザ機器が、千葉セルの識別情報に対応するセルを再度選択しないで、別のセルを選択するようにして、サービス中断が千葉セルを選択することにより生じる問題を解消する。
ステップ706:ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーに基づいて実行させる。
本発明の本実施例では、千葉セルが属する千葉基地局が、設定許容アクセス失敗閾値を、ユーザ機器アクセス失敗回数と比較して、ユーザ機器が、基地局の関連指示情報をセル再選択の前に受信するようにして、サービスを提供できない千葉セルを繰り返し選択するのを回避して、セル再選択の効率及び精度を向上させる。
[実施例7]
図8は、本発明によるセル再選択方法の実施例7のフローチャートである。本実施例の方法は、千葉セルが無線通信システム内に存在し、かつ無線通信システムが、基地局と、ユーザ機器と、を含む状況に適用することができる。本方法は、セル再選択装置によって実行され、この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、かつユーザ機器側で、例えば無線通信システム内のスマートフォン側又はタブレットコンピュータ側で構成することができる。図8に示すように、本方法は、詳細には以下のステップを含む。
ステップ801:基地局から送信され、かつユーザ機器の移動速度に対応する、又はユーザ機器の種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を受信して、ユーザ機器に指示することにより、再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に応じて選択させて、千葉セルに対する再選択を実行させ、千葉セルが属する基地局は、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない。
このステップでは、基地局は、異なる再選択タイムリミットを、異なる種類のユーザ機器に応じて、又は異なる速度を有するユーザ機器に応じて割り当てる。異なる速度を一例として使用すると、UEの移動速度は高速度、中間速度、及び低速度として定義することができる。例えば、10キロメートル/時間未満の速度を有するUEは、低速UEとして定義され、10キロメートル/時間〜40キロメートル/時間の速度を有するUEは、中速UEとして定義され、40キロメートル/時間超の速度を有するUEは、高速UEとして定義される。高速度を有するUEは、正常な通信が行われる千葉セルの通信サービスエリアに迅速に進入することができる。正常な通信が行われる通信サービスエリアは、基地局が、UEと上りリンク又は下りリンクの両方のリンクで正常に通信することができる正常通信サービスエリアである。低速度を有するUEは、千葉セルの正常通信サービスエリアに進入するために長時間を要する。従って、相対的に短いタイムリミットを、高速度を有するUEに割り当てることができる、例えば長い時間長を有するタイマーが設定されるのに対し、相対的に長いタイムリミットを、低速度を有するUEに割り当てることができる。対応するタイマーがタイムリミットに応じて、UEについて、千葉セルに対する再選択を禁止するために設定される。
ステップ802:再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度、又はユーザ機器種類に応じて選択して、再選択タイムリミット値の時間内の千葉セルに対する再選択を禁止する。
ユーザ機器が、ユーザ機器の移動速度、又はユーザ機器種類が、再選択タイムリミット値に対応していることを確認する場合、ユーザ機器は、再選択タイムリミット値の時間内の千葉セルに対する再選択を禁止することにより、ユーザ機器が千葉セルに対するセル再選択を繰り返し実行し続けることにより生じるピンポン問題を回避することができる。
本実施例では、再選択タイムリミット値を受信して、セル再選択を実行すると、ユーザ機器は、再選択タイムリミット値に従って、セルが選択されて再選択が所定の時間長内で行われるかどうかについて判断することにより、サービス中断が、UEがセル再選択中にブラインド選択することにより生じる問題を解消する。
更に、本実施例に基づいて、再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度、又はユーザ機器種類に応じて選択して、再選択タイムリミット値の時間内の千葉セルに対する再選択を禁止する際に、
基地局から送信され、かつユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を受信し、
対応する再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類及び開始タイミングに応じて選択し、
計測時間が再選択タイムリミット値に達したことが検出されると、千葉セルに対するセル再選択を実行する。
上述の技術的解決策によれば、セル再選択を実行すると、ユーザ機器は選択対象のセルを再選択タイムリミット値及びタイミングと組み合わせて制御することにより、千葉セルを所定の時間長内にブラインド選択して無線リソースの無駄が生じて千葉セルと非千葉セルとの再選択を繰り返すというピンポン問題を回避することができる。
更に、対応する再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類及び開始タイミングに応じて選択した後、本方法は、
ユーザ機器の移動速度の変化を監視するステップと、選択した再選択タイムリミット値を変化後の移動速度に応じて更新、又は取り消すステップとを更に含む。
上述の技術的解決策によれば、対応する再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の変化後の移動速度に応じて更新する、又は取り消すことにより、再選択タイムリミット値の調整を動的に行う。
[実施例8]
図9は、本発明によるセル再選択方法の実施例8のフローチャートである。本実施例の方法は、千葉セルが無線通信システム内に存在し、かつ無線通信システムが、基地局と、ユーザ機器と、を含む状況に適用することができる。本方法は、セル再選択装置によって実行され、この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、かつ基地局側で、例えば無線通信システム内のLTEのeNB内で構成することができる。図9に示すように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ901:ユーザ機器に、ユーザ機器の移動速度、又はユーザ機器の種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を送信して、ユーザ機器に指示することにより、再選択タイムリミット値をユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に応じて選択させて千葉セルに対する再選択を実行させ、千葉セルが属する基地局は、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない。
このステップでは、千葉セルについての説明は、これまでに説明してきたこれらの実施例のいずれか1つの実施例における千葉セルについての説明と一致しているので、千葉セルについて、ここで再度説明することはしない。
このステップでは、移動速度の定義については、前出の実施例における説明及び記載を参照されたく、ここで再度説明することはしない。UEの移動速度は、UEで測定することにより得られる、又は基地局で検出することにより得られることに留意されたい。
このステップでは、任意であるが、基地局は、ユーザ機器に、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を報知送信することができる。
ステップ902:ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を再選択タイムリミット値に従って実行させる。
ユーザ機器は、再選択メッセージを基地局に、再選択タイムリミット値以内に送信することがなく、セル報知メッセージを再選択タイムリミットが終了した後に受信し、次にセルに滞在する、又は再選択メッセージを千葉基地局に送信する、例えばプリアンブル信号を送信してランダムアクセスを行う。千葉基地局は、千葉基地局とユーザ機器との間のランダムアクセス手順を受信プリアンブル信号に基づいて開始する。
本実施例では、千葉セルに対する再選択が禁止される異なるタイムリミットを異なる種類のユーザ機器、又は異なる速度を有するユーザ機器に割り当てて、異なる速度を有するユーザ機器又は異なる種類のユーザ機器が、セル再選択を、対応するタイムリミットに従って実行することにより、サービス中断が、千葉セルをユーザ機器がセル再選択中にブラインド選択することにより生じる先行技術における問題を解消する。
[実施例9]
図10は、本発明によるセル再選択方法の実施例9のフローチャートである。本実施例に基づいて、セル識別情報をユーザ機器に送信するステップが本実施例に追加される。図10に示すように、本実施例は、詳細には以下のステップを含む。
ステップ1001:基地局は、基地局が、千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局であるかどうかについて判断する。
基地局は、基地局が、非千葉セルが属する非千葉基地局であるかどうかについて確認し、基地局が非千葉基地局である場合、ステップ1002を実行し、基地局が非千葉基地局ではない場合、ステップ1004を実行する。
ステップ1002:X2インターフェースに基づいて、隣接千葉セルが属する千葉基地局から送信される千葉セルの再選択タイムリミット値及び識別情報を受信する。
基地局が、非千葉セルが属する非千葉基地局である場合、再選択タイムリミットを割り当てる千葉基地局は、再選択タイムリミット値を非千葉基地局に、X2インターフェースを使用することにより送信する。
ステップ1003:再選択タイムリミット値、及び千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信する。
基地局が、非千葉セルが属する非千葉基地局である場合、基地局は、千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信して、ユーザ機器が、いずれの千葉セルに対して、再選択タイムリミットが設定されているかについて確認するようにする。このステップの後、ステップ1005を実行する。
ステップ1004:再選択タイムリミット値、及び非千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信する。
このステップでは、指定された非千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信して、非千葉セルの識別情報に対応するセル内のUEのみが、セル再選択を再選択タイムリミット値に従って実行するようにする。
ステップ1005:ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を再選択タイムリミット値に従って実行させる。
本実施例では、対応するセルの識別情報をユーザ機器に送信して、UEがセル再選択を、識別情報及び再選択タイムリミット値に従ってセル再選択中に実行することにより、UEが、セル再選択を目標通りに実行する状態を実現して、複数のセルをブラインド選択するのを回避するようにする。
UEが開始するRRC接続確立が失敗した後、UEは、以下のステップを実行する。
ステップ1:UEが開始するRRC接続確立が失敗した後、UEは上位レイヤに通知する。
ステップ2:RRC接続確立を再度開始することを決定すると、上位レイヤは、すなわち非アクセス階層(Non−Access Stratum、NASと略記される)は、所定の時間長の遅延を発生させる必要がある、又はRRC接続確立を再度開始する要求を上位レイヤから受信した後、RRCレイヤは自動的に所定の時間長の遅延を発生させ、次にRRC接続確立要求をMACレイヤに送信して送信を行う。
上述の遅延時間長は、UEによりランダムに発生する所定の範囲の時間長とすることができる、例えば時間長は、1秒〜2秒の間で均一に発生する、又はこの時間長は、ネットワーク側で設定することができる、例えばネットワーク側が、UEについての時間値又は時間長値を、報知メッセージ又は専用メッセージを使用することにより設定し、UEが次に、時間長の特定値を決定する。
上述の技術的解決策により、UEは、RRC接続確立要求が下位レイヤに到達する時間を遅延させて、複数の競合UEが、セル内で発生する輻輳によってUEが開始するRRC接続確立が失敗した後に、RACHプロセスを異なる時刻に再開することができることにより、競合を低減して輻輳を解消するという目的を達成することができる。
[実施例10]
図11は、本発明によるセル再選択装置の実施例1の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図11に示すように、装置は詳細には、
基地局から送信されて千葉セルの再選択を行うための信号品質閾値を受信する受信モジュール111であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、受信モジュール111と、
測定信号品質と信号品質閾値との比較の結果に基づいて、この結果が事前再選択条件を満たす場合に、ユーザ機器に千葉セルを非千葉セルから再選択させるという判断を行う処理モジュール112と、を含む。
更に、前出の実施例に基づいて、受信モジュール111が受信して千葉セル再選択を行うための信号品質閾値は、
千葉セル再選択上限値、非千葉セル再選択下限値、千葉セル再選択オフセット、及び非千葉セル再選択オフセットのうちのいずれか1つ以上を含む。
好適には、前出の実施例に基づいて、処理モジュール112は詳細には、
千葉セルの検出信号品質が、千葉セル再選択上限値を上回っている、かつ/又は非千葉セルの検出信号品質が、非千葉セル再選択下限値を下回っている場合、千葉セルに対するセル再選択を実行する、又は
千葉セルの検出信号品質が、事前設定再選択閾値、及び千葉セル再選択オフセットの合計を上回っている、かつ/又は非千葉セルの検出信号品質が、事前設定再選択閾値と非千葉セル再選択オフセットとの差を下回っている場合、千葉セルに対するセル再選択を実行する。
上述の実施例における装置は、図2に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例11]
図12は、本発明によるセル再選択装置の実施例2の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内の基地局側で構成することができる。図12に示すように、装置は詳細には、
千葉セルの再選択を行うための信号品質閾値をユーザ機器に送信する送信モジュール121であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、送信モジュール121と、
ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を信号品質閾値に基づいて実行させる処理モジュール122と、を含む。
本実施例における装置は、図3に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例12]
図13は、本発明によるセル再選択装置の実施例3の構造図である。前出の実施例に基づいて、受信モジュールがこの装置に追加される。図13に示すように、装置は詳細には、送信モジュール121と、処理モジュール122と、受信モジュール131と、を含む。
送信モジュール121から送信される信号品質閾値は、
千葉セル再選択上限値、非千葉セル再選択下限値、千葉セル再選択オフセット、及び非千葉セル再選択オフセットのうちのいずれか1つ以上を含む。
好適には、送信モジュール121は詳細には、千葉セル再選択を行うための信号品質閾値をユーザ機器に報知送信するように構成される。
詳細には、基地局が、千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局である場合、送信モジュール121は詳細には、信号品質閾値、及び千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信するように構成され、
基地局が、非千葉セルに隣接する千葉セルが属する千葉基地局である場合、送信モジュール121は詳細には、信号品質閾値、及び非千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信するように構成される。
装置は、
千葉セル再選択を行うための信号品質閾値をユーザ機器に送信する前に、基地局が、千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局である場合、X2インターフェースに基づいて、隣接千葉セルが属する千葉基地局から送信される千葉セル再選択を行うための信号品質閾値を受信する受信モジュール131、又は
基地局が、非千葉セルに隣接する千葉セルが属する千葉基地局である場合、X2インターフェースに基づいて、隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局から送信される千葉セル再選択を行うための信号品質閾値を受信する受信モジュール131を更に含む。
本実施例における装置は、図4に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例13]
図14は、本発明によるセル再選択装置の実施例4の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図14に示すように、装置は詳細には、
千葉セルを表し、かつ基地局から送信されるセル識別情報、及びユーザ機器に許可してセルを再選択させるかどうかについて指示し、かつ基地局から送信されるセル再選択ポリシーを受信する受信モジュール141であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、受信モジュール141と、
千葉セルのセル識別情報に基づいて、現在のセルが千葉セルであるかどうかについて判断し、セル再選択ポリシーの指示に従って、千葉セルに対する再選択を実行すると決定するか、又は千葉セルに対する再選択を禁止すると決定する処理モジュール142と、を含む。
本実施例における装置は、図5に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
具体的に、本実施例に基づいて、受信モジュール141は詳細には、
千葉セルが属する千葉基地局から送信される千葉セルの識別情報、許容アクセス失敗閾値、及び別のセルの再選択を許可する指示を受信するように構成され、
それに応じて、処理モジュール142は詳細には、
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が、許容アクセス失敗閾値を上回っていると判断される場合に、別のセルに対する再選択を実行し、
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が、許容アクセス失敗閾値を上回っていないと判断される場合に、千葉セルに対する再選択を実行するように構成される。
具体的に、本実施例に基づいて、受信モジュール141は詳細には、
千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局から送信される千葉セルの識別情報、及び許容アクセス失敗閾値を受信するように構成され、
それに応じて、処理モジュール142は詳細には、
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が、許容アクセス失敗閾値を上回っていると判断される場合に、千葉セルに対する再選択を禁止し、
千葉セルの識別情報に対応する千葉セルにアクセスするユーザ機器の失敗回数が、許容アクセス失敗閾値を上回っていないと判断される場合に、千葉セルに対する再選択を実行するように構成される。
[実施例14]
図15は、本発明によるセル再選択装置の実施例5の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内の基地局側で構成することができる。図15に示すように、装置は詳細には、
千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーを送信する送信モジュール151であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、送信モジュール151と、
ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーに基づいて実行させる処理モジュール152と、を含む。
本実施例における装置は、図6に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例15]
図16は、本発明によるセル再選択装置の実施例6の構造図である。前の実施例に基づいて、受信モジュールがこの装置に追加される。図16に示すように、装置は詳細には、送信モジュール151と、処理モジュール152と、受信モジュール161と、を含む。
基地局が、千葉セルが属する千葉基地局である場合、送信モジュール151は詳細には、
ユーザ機器に、千葉セルの識別情報、許容アクセス失敗閾値、及びユーザ機器に許可して別のセルを再選択させる指示を送信するように構成される。
基地局が、千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局である場合、送信モジュール151は詳細には、
千葉セルの識別情報、及び許容アクセス失敗閾値をユーザ機器に送信するように構成される。
装置は、送信モジュールが、千葉セルが属する千葉基地局にアクセスするユーザ機器の失敗回数が、許容アクセス失敗回数に達しているかどうかについて判断する前に、X2インターフェースに基づいて、隣接千葉セルが属する千葉基地局から送信される千葉セルを表すセル識別情報、及び許容アクセス失敗回数を受信する受信モジュール161を更に含む。
送信モジュール151は詳細には、
ユーザ機器に、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーを報知送信するように構成される。
上述の実施例における装置は、図7に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例16]
図17は、本発明によるセル再選択装置の実施例7の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図17に示すように、装置は詳細には、
基地局から送信され、かつユーザ機器の移動速度又はユーザ機器の種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を受信して、ユーザ機器に指示することにより、再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器の種類に基づいて選択させて、千葉セルに対するセル再選択を実行させる受信モジュール171であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、受信モジュール171と、
再選択タイムリミット値をユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に基づいて選択して、再選択タイムリミット値の時間内の千葉セルに対する再選択を禁止する処理モジュール172と、を含む。
上述の実施例における装置は、図8に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
更に、本実施例に基づいて、処理モジュール172は、
基地局から送信され、かつユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を受信する受信ユニットと、
対応する再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類、及び計時開始時刻に基づいて選択する計時開始ユニットと、
計時時間が再選択タイムリミット値に達したことが検出されると、千葉セルに対するセル再選択を実行する実行ユニットと、を含む。
また、処理モジュール172は、
計時開始ユニットが、対応する再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に基づいて選択して計時を開始した後に、ユーザ機器の移動速度の変化を監視して、選択した再選択タイムリミット値を、変化後の移動速度に基づいて更新する、又は取り消す更新ユニットと、を更に含む。
[実施例17]
図18は、本発明によるセル再選択装置の実施例8の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図18に示すように、装置は詳細には、
ユーザ機器に、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器の種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を送信して、ユーザ機器に指示することにより、再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に基づいて選択させて、千葉セルに対するセル再選択を実行させる送信モジュール181であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、送信モジュール181と、
ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、再選択タイムリミット値に基づいて実行させる処理モジュール182と、を含む。
上述の実施例における装置は、図9に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例18]
図19は、本発明によるセル再選択装置の実施例9の構造図である。前の実施例に基づいて、受信モジュールがこの装置に追加される。図19に示すように、装置は詳細には、送信モジュール181と、処理モジュール182と、受信モジュール191と、を含む。
送信モジュール181は詳細には、再選択タイムリミット値をユーザ機器に報知送信する。
基地局が、非千葉セルに隣接する千葉セルが属する千葉基地局である場合、送信モジュール181は詳細には、再選択タイムリミット値、及び非千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信するように構成される。
基地局が、千葉セルに隣接する非千葉セルが属する非千葉基地局である場合、送信モジュール181は詳細には、再選択タイムリミット値、及び千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信するように構成される。
装置は、
送信モジュールが、再選択タイムリミット値、及び千葉セルの識別情報をユーザ機器に送信する前に、X2インターフェースに基づいて、隣接千葉セルが属する千葉基地局から送信される再選択タイムリミット値、及び千葉セルの識別情報を受信する受信モジュール191を更に含む。
上述の実施例における装置は、図10に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例19]
図20は、本発明によるセル再選択装置の実施例10の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図20に示すように、装置200は詳細には、
基地局から送信され、かつ千葉セルを再選択するための信号品質閾値を受信する受信機201であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、受信機201と、
測定信号品質と信号品質閾値との比較結果に基づいて、この結果が事前再選択条件を満たしている場合に、ユーザ機器に千葉セルを非千葉セルから再選択させることを決定するプロセッサ202と、を含む。
上述の実施例における装置は、図2に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例20]
図21は、本発明によるセル再選択装置の実施例11の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内の基地局側で構成することができる。図21に示すように、装置210は詳細には、
千葉セルを再選択するための信号品質閾値をユーザ機器に送信する送信機211であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、送信機211と、
ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、信号品質閾値に基づいて実行させるプロセッサ212と、を含む。
上述の実施例における装置は、図3に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例21]
図22は、本発明によるセル再選択装置の実施例12の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図22に示すように、装置220は詳細には、
千葉セルを表し、かつ基地局から送信されるセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示し、かつ基地局から送信されるセル再選択ポリシーを受信する受信機221であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、受信機221と、
千葉セルのセル識別情報に基づいて、現在のセルが千葉セルであるかどうかについて判断し、セル再選択ポリシーの指示に基づいて、千葉セルに対する再選択を実行することを決定する、又は千葉セルに対する再選択を禁止することを決定するプロセッサ222と、を含む。
上述の実施例における装置は、図4に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例22]
図23は、本発明によるセル再選択装置の実施例13の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内の基地局側で構成することができる。図23に示すように、装置230は詳細には、
ユーザ機器に、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーを送信する送信機231であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、送信機231と、
ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、千葉セルを表すセル識別情報、及びユーザ機器に許可して千葉セルを再選択させるかどうかについて指示するセル再選択ポリシーに基づいて実行させるプロセッサ232と、を含む。
上述の実施例における装置は、図5に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例23]
図24は、本発明によるセル再選択装置の実施例14の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図24に示すように、装置240は詳細には、
基地局から送信され、かつユーザ機器の移動速度又はユーザ機器の種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を受信して、ユーザ機器に指示することにより、再選択タイムリミット値をユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に基づいて選択させて、千葉セルに対するセル再選択を実行させる受信機241であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、受信機241と、
再選択タイムリミット値を、ユーザ機器の移動速度又はユーザ機器種類に基づいて選択し、再選択タイムリミット値の時間内では、千葉セルに対する再選択を禁止するプロセッサ242と、を含む。
上述の実施例における装置は、図7に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例24]
図25は、本発明によるセル再選択装置の実施例15の構造図である。この装置は、ハードウェア構成又はソフトウェア構成で実現することができ、無線通信システム内のユーザ機器側で構成することができる。図25に示すように、装置250は詳細には、
ユーザ機器に、ユーザ機器の移動速度、又はユーザ機器の種類に対応する少なくとも1つの再選択タイムリミット値を送信して、ユーザ機器に指示することにより、再選択タイムリミット値をユーザ機器の移動速度、又はユーザ機器種類に基づいて選択させて、千葉セルに対するセル再選択を実行させる送信機251であって、千葉セルが属する基地局が、ユーザ機器宛ての正常通信サービスの下りリンク信号を供給することができ、かつユーザ機器からランダムアクセス中に送信される上りリンク信号を正常には受信できない、送信機251と、
ユーザ機器と通信して、ユーザ機器に、千葉セルと非千葉セルとのセル再選択を、再選択タイムリミット値に基づいて実行させるプロセッサ252と、を含む。
上述の実施例における装置は、図9に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成され、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例25]
図26は、本発明によるセル再選択システムの実施例1の構造図である。図26に示すように、システムは、
基地局261と、ユーザ機器262と、を含み、
ユーザ機器262は、図20に示すセル再選択装置200を含み、
基地局261は、図21に示すセル再選択装置210を含む。
本実施例におけるセル再選択装置200は従って、セル再選択方法を、本発明のいずれかの実施例において提供される端末側で実行することができ、このセル再選択方法の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはせず、
本実施例におけるセル再選択装置210は従って、セル再選択方法を、本発明のいずれかの実施例において提供される基地局側で実行することができ、このセル再選択方法の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例26]
図27は、本発明によるセル再選択システムの実施例2の構造図である。図27に示すように、システムは、
基地局271と、ユーザ機器272と、を含み、
ユーザ機器272は、図22に示すセル再選択装置220を含み、
基地局271は、図23に示すセル再選択装置230を含む。
本実施例におけるセル再選択装置220は従って、セル再選択方法を、本発明のいずれかの実施例において提供される端末側で実行することができ、このセル再選択方法の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはせず、
本実施例におけるセル再選択装置230は従って、セル再選択方法を、本発明のいずれかの実施例において提供される基地局側で実行することができ、このセル再選択方法の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例27]
図28は、本発明によるセル再選択システムの実施例3の構造図である。図28に示すように、システムは、
基地局281と、ユーザ機器282と、を含み、
ユーザ機器282は、図24に示すセル再選択装置240を含み、
基地局281は、図25に示すセル再選択装置250を含む。
本実施例におけるセル再選択装置240は従って、セル再選択方法を、本発明のいずれかの実施例において提供される端末側で実行することができ、このセル再選択方法の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはせず、
本実施例におけるセル再選択装置250は従って、セル再選択方法を、本発明のいずれかの実施例において提供される基地局側で実行することができ、このセル再選択方法の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例28]
図29は、本発明の1つの実施例によるセルアクセス方法のフローチャートである。図29に示すように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ2901:ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1セルが属する基地局である第1基地局から送信される第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信する。
ステップ2902:ユーザ機器は、第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みて、ランダムアクセス失敗回数をカウントする。
ステップ2903:ランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達する場合、ユーザ機器はセル再選択調整を開始し、セル再選択調整は、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
任意であるが、ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、ユーザ機器が第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとも1つの閾値を含む。
本発明の本実施例において提供される方法は、無線通信システムにおけるセルアクセスシナリオに適用することができ、セルアクセスシナリオでは、セル選択(cell selection)、セル再選択(cell reselection)、及びランダムアクセス(random access)を行うことができる。無線通信システムは、少なくとも、第1基地局と、ユーザ機器と、を含むことができ、ユーザ機器は、スマートフォン又はタブレットコンピュータのような無線通信端末装置とすることができる。
ユーザ機器が、第1基地局から第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信する実施例は、第1基地局が、第1信号オフセット、及びランダムアクセス失敗閾値を報知メッセージに付加し、ユーザ機器が、第1信号オフセット及びランダムアクセス失敗閾値を報知メッセージから取得するように構成することができる、又はユーザ機器が、パラメータ取得要求を第1基地局に送信して、第1基地局から返送され、かつ第1信号オフセット及びランダムアクセス失敗閾値を載せたパラメータ取得応答を受信するように構成することができる。
第1信号オフセットは、第1基地局により、システム動作状態に基づいて自動的に生成することができる、第1基地局により、別の基地局から取得することができる、又はネットワーク計画及び/又はシステム動作状態に基づいて手動で設定することができ、第1信号オフセットは、第1セルの周波数チャネル番号に対応するパラメータとすることができる、第1セルの周波数チャネル番号を含む周波数帯域に対応するパラメータとすることができる、又は第1セルが使用する無線アクセス技術に対応するパラメータとすることができる。ユーザ機器のランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達する場合、第1信号オフセットを使用して、ユーザ機器によるセル再選択調整を開始し、セル再選択調整は、ユーザ機器が第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
ユーザ機器が第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整する実現可能な実施様態では、第1信号オフセットを第1セルの信号測定値から減算して、第1セルの信号測定値の調整後の測定値を取得し、第1セルの信号測定値の調整後の測定値は、第1セルの信号測定値よりも小さいことにより、第1セルの隣接セルを時間内にユーザ機器によって再選択し易くなる。
本発明の本実施例では、信号測定値は、信号受信強度(S)、信号受信品質(Q)、サービングセルの優先順位値(Ls)、及び隣接セルの優先順位値(Ln)のうちのいずれか1つ、又はこれらの組み合わせを含む。
セルアクセスシナリオでは、セル、例えばセルPが選択されるのを待機している場合、サービングセルの優先順位値Lsを使用して、セルPがユーザ機器のサービングセルとして使用されるときの優先順位値を表し、隣接セルの優先順位値Lnを使用して、セルPがユーザ機器のサービングセルの隣接セルとして使用されるときの優先順位値を表す。
先行技術では、これらの信号測定値は、以下の数式に従って個別に取得することができる。
1.セル信号受信強度S=受信強度測定値−最小受信強度要求値−アクセス先の公衆地上移動体通信ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMNと略記される)に滞在するときの受信強度オフセット−電力補正値、
2.セル信号受信品質Q=受信品質測定値−最小受信品質要求値−アクセス先のPLMNに滞在するときの受信品質オフセット、
3.サービングセルの優先順位値Ls=受信強度測定値+受信強度ヒステリシス、及び
4.隣接セルの優先順位値Ln=受信強度測定値−周波数内信号オフセット又は周波数間信号オフセット。
本発明の本実施例では、セル再選択調整の特定の実施様態では、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセット(Aと記録される)を使用することにより調整して、第1セルの信号測定値の調整後の測定値を取得し、セル選択又はセル再選択を、第1セルの信号測定値の調整後の測定値に基づいて実行することができる。特定の実施様態におけるセル選択方法及びセル再選択方法については、先行技術を参照されたい、例えば先行技術においてセル選択に使用されるS基準(S−criterion)、セル優先順位付けに使用されるR基準(R−criterion)などを参照されたい。
任意の実施様態として、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセット(Aと記録される)を使用することにより調整して、第1セルの信号測定値の調整後の測定値を取得する際の調整は、以下の数式を使用することにより行うことができる。
1’.セル信号受信強度の調整後の値S’=セル信号受信強度S−第1信号Offset A、
2’.セル信号受信品質の調整後の値Q’=セル信号受信品質Q−第1信号Offset A、
3’.サービングセルの優先順位値の調整後の値Ls’=サービングセルの優先順位値Ls−第1信号Offset A、及び
4’.隣接セルの優先順位値の調整後の値Ln’=隣接セルの優先順位値Ln−第1信号Offset A。
本発明の本実施例では、セル選択又はセル再選択を、第1セルの信号測定値の調整後の測定値に基づいて実行すると、第1セルを滞在先に選択する確率を低下させることができる。セル信号受信強度Sを一例として使用して、調整を、第1信号オフセットを使用することにより行って、セル信号受信強度の調整後の値がセル信号受信強度Sよりも小さくなるようにする。上述の数式は単なる例示に過ぎず、本発明を決して限定するものではないことに留意されたい。この技術分野の当業者であれば更に、他の実施様態を、本発明の本実施例の技術的な新事実に基づいて実現して、例えばここで一々挙げていない数式の形を変えて(プラス記号及びマイナス記号を調整する)、他の演算処理を使用することができるであろう。
先行技術では、滞在セルに対するランダムアクセスが、例えば地理的環境などの理由から、例えば滞在セルが千葉セルであるという理由から失敗した後、ユーザ機器は、現在の滞在セルをセル再選択中に再選択し続ける可能性がある。ユーザ機器が、現在の滞在セルに対するランダムアクセスの実行を再度試みる場合、ランダムアクセス失敗は発生し続ける。この状況が繰り返し発生する場合、サービス中断が生じて、ユーザ体験に悪影響を与える。
本発明の本実施例において提供されるセルアクセス方法を利用して、滞在セルに対するランダムアクセスが失敗した後、ユーザ機器は、ランダムアクセス失敗回数及びランダムアクセス失敗閾値に基づいて、セル再選択調整を開始すべきかどうかについて自動的に判断することができる。セル再選択調整を開始すると、現在の滞在セルの信号測定値を第1信号オフセットに基づいて調整するステップができ、セル選択又はセル再選択を第1セルの信号測定値の調整後の測定値に基づいて実行することができる。これにより、現在の滞在セルを除く別のセルを再選択し易くなって、サービス中断を回避してユーザ体験を向上させることができる。
任意であるが、本発明の本実施例において提供されるセルアクセス方法に基づいて、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1基地局から送信される第2セルの第2信号オフセットを更に受信することができ、第2セルは、第1セルの隣接セルであり、上述のセル再選択調整は、第2セルの信号測定値を、第2信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。例えば、第2信号オフセットを第2セルの信号測定値に加算して、第2セルの信号測定値の調整後の測定値を取得することができ、第2セルの信号測定値の調整後の測定値は、第2セルの信号測定値よりも大きいことにより、第2セルを時間内にユーザ機器によって再選択し易くすることができる。第1セルの隣接セルは、第1セルの周波数内隣接セル及び/又は周波数間隣接セルを含むことができる。任意の実施様態を使用した後、ユーザ機器は、セル選択又はセル再選択を、第1セルの信号測定値の調整後の測定値、及び第2セルの信号測定値の調整後の測定値に基づいて実行することができることにより、第1セルを滞在先に選択する確率を低下させることができるのみならず、第2セルを滞在先に選択する確率を高めることができる。更に、本実施例の改良版の解決策では、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1基地局から送信される第2セルの第2信号オフセットを受信して、特に、セル再選択調整を向上させて、ユーザ機器により、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを省略し、ユーザ機器により、第2セルの信号測定値を、第2信号オフセットを使用することにより調整するステップができる。ユーザ機器が再選択を実行すると、第1セルは、通信断セルであると考えられ、再選択ターゲットセルとして使用されない。これにより、ユーザ機器は、第2セルを時間内に再選択し易くなり、ユーザ機器が、第1セルを再選択し続けるのを回避することができ、サービス中断を回避してユーザ体験を向上させることができる。
任意であるが、上述の実施例において提供されるセルアクセス方法に基づいて、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、ユーザ機器は、第2セルを滞在先に選択することができ、この場合、第2セルは第1セルの隣接セルである。セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在して、セル再選択を実行すると、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。例えば、第1信号オフセットを第1セルの信号測定値から減算して、第1セルの信号測定値の調整後の測定値を取得し、この場合、第1セルの信号測定値の調整後の測定値は、第1セルの信号測定値よりも小さいことにより、ユーザ機器が、第1セルを再度、第2セルから再選択するのを防止して、ピンポン現象を防止することができる。
任意であるが、上述の実施例において提供されるセルアクセス方法に基づいて、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1基地局から送信される第1セルの第3信号オフセットを更に受信し、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、ユーザ機器は滞在先に、第1セルの隣接セルである第2セルを選択することができる。この場合、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、第1セルの信号測定値を、第1セルの第3信号オフセットを使用することにより調整し、例えば、第3信号オフセットを第1セルの信号測定値から減算して、第1セルの信号測定値の調整後の測定値を取得することにより調整するステップを更に含み、この場合、第1セルの信号測定値の調整後の測定値は、第1セルの信号測定値よりも小さいことにより、ユーザ機器が、第1セルを再度、第2セルから再選択するのを防止して、ピンポン現象を防止する。
任意であるが、上述の実施例において提供されるセルアクセス方法に基づいて、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、ユーザ機器は、滞在先に、第1セルの隣接セルである第2セルを選択する。ユーザ機器が第2セルに滞在すると、ユーザ機器は、第2セルが属する基地局である第2基地局から送信される第1セルの第4信号オフセットを更に受信することができる。この場合、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在して、セル再選択を実行すると、第1セルの信号測定値を、第4信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含むことができる。例えば、第4信号オフセットを第1セルの信号測定値から減算して、第1セルの信号測定値の調整後の測定値を取得することができ、この場合、第1セルの信号測定値の調整後の測定値は、第1セルの信号測定値よりも小さいことにより、ユーザ機器が、第1セルを再度、第2セルから再選択するのを防止して、ピンポン現象を防止することができる。第1セル及び第2セルが、同じ基地局に属する異なるセルである場合、第1基地局及び第2基地局は、同じ基地局としてもよいことに留意されたい。第2基地局は、第1セルの第4信号オフセットを、第1基地局から受信することができ、更に、基地局は、既存の通信インターフェースを使用することにより、本発明のいずれかの実施例において提供されるランダムアクセス失敗閾値、及びセル再選択調整に使用される信号オフセットを送信することができる。
任意であるが、上述の実施例において提供されるセルアクセス方法に基づいて、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、ユーザ機器は、第1セルの隣接セルである第2セルを滞在先に選択する。ユーザ機器が第2セルに滞在すると、ユーザ機器は、第2セルが属する基地局である第2基地局から送信される第2セルの第5信号オフセットを更に受信することができる。この場合、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在して、セル再選択を実行すると、第2セルの信号測定値を、第5信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含むことができる。例えば、第5信号オフセットを第2セルの信号測定値に加算して、第2セルの信号測定値の調整後の測定値を取得することができ、この場合、第2セルの信号測定値の調整後の測定値は、第2セルの信号測定値よりも大きいことにより、ユーザ機器が、第1セルを再度、第2セルから再選択するのを防止して、ピンポン現象を防止することができる。
任意であるが、上述の実施例において提供されるセルアクセス方法に基づいて、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1基地局から送信される第2セルの第6信号オフセットを更に受信することができ、この場合、第2セルは第1セルの隣接セルである。ユーザ機器がセル再選択を実行した後、ユーザ機器は、第1セルの隣接セルである第2セルを滞在先に選択する。ユーザ機器が第2セルに滞在すると、この場合、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在して、セル再選択を実行すると、第2セルの信号測定値を、第6信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含むことができる。例えば、第6信号オフセットを第2セルの信号測定値に加算して、第2セルの信号測定値の調整後の測定値を取得することができ、この場合、第2セルの信号測定値の調整後の測定値は、第2セルの信号測定値よりも大きいことにより、ユーザ機器が、第1セルを再度、第2セルから再選択するのを防止して、ピンポン現象を防止することができる。
第1セルの第1信号オフセットの値、第3信号オフセットの値、及び第4信号オフセットの値は異ならせることができる、又は同じとすることができ、全ての値を使用して、第1セルの信号測定値を調整するステップにより、第1セルを滞在先にセル再選択中に選択する確率を低下させることができることに注目されたい。第2セルの第5信号オフセットの値、及び第6信号オフセットの値は異ならせることができる、又は同じとすることができ、両方の値を使用して、第2セルの信号測定値を調整するステップにより、第2セルを滞在先に選択する確率を高めることができる。
上述のこれらの実施例のいずれか1つの実施例に基づいて、任意の実施様態として、本発明の本実施例において提供されるアクセス方法は、セル再選択調整が開始されると、ユーザ機器が、現在の滞在セル内に、及び現在の滞在セルの隣接セル内に、サービス条件を満たすセルを見つけることができない場合、滞在先に適したセルを見つけることができない場合、ユーザ機器により、セル再選択調整を停止するステップを更に含むことができる。サービス条件は、先行技術におけるセル選択又はセル再選択のためのS値又はR値とすることができる。現在の滞在セルは、第1セルとするか、又は第2セルとすることができる。セル再選択調整を停止した後、ユーザ機器は、先行技術におけるセル選択方法又はセル再選択方法を使用し続けて、セル選択又はセル再選択を、第1セルの信号測定値、及び第2セルの信号測定値に基づいて実行することができる。
別の構成として、上述のこれらの実施例のいずれか1つの実施例に基づいて、任意の実施様態として、本発明の本実施例において提供されるセルアクセス方法は、ユーザ機器により、滞在セル変更回数閾値を取得するステップと、ユーザ機器が、上述のこれらの実施例のいずれか1つの実施例におけるセル再選択調整を開始した後、ユーザ機器により、滞在セルの変更回数をカウントするステップと、滞在セルの変更回数が滞在セル変更回数閾値に達すると、ユーザ機器により、セル再選択調整を停止するステップとを更に含むことができる。滞在セルの変更回数は、ユーザ機器がセル再選択を実行した後の現在の滞在セルの変更回数、及び前の滞在セルの変更回数を表す。
滞在セルは第1セルとすることができる、又は第2セルとすることができる。ユーザ機器により、滞在セル変更回数閾値又は滞在セルの信号閾値を取得する実施態様は少なくとも、(1)ユーザ機器が、第1基地局又は第2基地局から送信される滞在セルの変更回数の閾値を受信する構成、(2)ユーザ機器が、滞在セル変更回数閾値のデフォルト値を使用する構成を含む。
例えば、滞在セル変更回数閾値が2であり、かつ滞在セルの初期変更回数が0に設定されると仮定する。第1セルに対するランダムアクセスが失敗した後、ユーザ機器は、セル再選択調整を開始して、第2セルを第1セルから再選択する。この場合、滞在セルの変更回数は1だけ増え、この場合、滞在セルの変更回数は1である。その後、ユーザ機器が、第2セルに滞在して、セル再選択を実行すると、ユーザ機器は、第1セルを再度、第2セルから再選択し、滞在セルの変更回数が再び、1だけ増える。この場合、滞在セルの変更回数は2であり、滞在セルの変更回数が滞在セル変更回数閾値に達すると、ユーザ機器はセル再選択調整を停止する。
上述の2つの任意の実施様態では、セル再選択調整を開始した後、ユーザ機器は、セル再選択調整を時間内に、滞在先となる予定の適切なセルが存在するかどうかに応じて、又は滞在セルの変更回数の値に応じて更に停止することにより、先行技術におけるセル選択方法又はセル再選択方法を使用し続けることができる。上述の2つの任意の実施態様を使用することにより、セルアクセス方法の確実性を向上させて、セルアクセス方法を環境変化に動的に適応させることができる。例えば、ユーザ機器が第1セルに滞在する最初の時点において、第1セルが千葉セルであると仮定する場合、ユーザ機器が第1セルに対するアクセスを試みると、ランダムアクセス失敗が発生し、セル再選択調整を開始した後、再選択を第2セルに対して実行することができ、所定の時間長が経過した後、第1セルの環境又は別の要素が変化するので、第1セルが非千葉セルになり、この場合、第1セルは、ユーザ機器宛てのランダムアクセスサービスを提供することができ、セル再選択調整を停止することができることにより、第1セルを滞在先に選択し易くなる。
任意であるが、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1セルが属する基地局である第1基地局から送信される第1セルのランダムアクセス失敗閾値、及び異なるサービス種類に個別に対応する少なくとも2つのサービスアクセスパラメータ集合を受信する。セルアクセスを実行すると、ユーザ機器は、少なくとも2つのサービスアクセスパラメータ集合の中に、ユーザ機器のサービス種類に基づいて、ユーザ機器のサービス種類に一致する第1サービスアクセスパラメータを確認し、セルアクセスを第1サービスアクセスパラメータに基づいて、ユーザ機器のセルアクセスがランダムアクセス失敗閾値を上回るまで、又はランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達するまで実行する。
詳細には、本発明の本実施例において提供される方法は、無線通信システムにおけるセル輻輳シナリオに適用することにより、サービスアクセス性能がセル輻輳中に低下する問題を解決することができる。異なるサービス種類として、優先度に応じて差別化される低優先度サービス及び高優先度サービスを挙げることができ、高優先度サービスは、例えば緊急コール、音声利用IP(Voice over IP、VoIPと略記される)、高優先シグナリング、又は高優先度動画サービスとすることができる。異なるサービス種類に個別に対応する少なくとも2つのサービスアクセスパラメータ集合では、少なくとも1つの対応するサービスアクセスパラメータ集合が、サービス種類ごとに設定される。動作ポリシー及び販売ポリシーに基づいて、異なるサービス種類に個別に対応するこれらのサービスアクセスパラメータは、互いに完全に同一である訳ではない。
本発明の本実施例において提供されるこれらのサービスアクセスパラメータは、サービスごとに設定され、高優先度サービスの場合、高優先度サービスのアクセス性能は、対応するサービスアクセスパラメータを設定することにより確保することができ、これにより、高優先度サービスのアクセス性能を、セルアクセスパラメータがサービス種類ごとに区別されていないので確保することができないという先行技術における問題を解消する。
任意であるが、セルアクセスを第1サービスアクセスパラメータに基づいて、ユーザ機器のランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達するまで実行した後、ユーザ機器のランダムアクセスが失敗した場合、ユーザ機器は、第1セルから第1セルの隣接セルへのセル再選択を実行することにより、ユーザ機器のサービスアクセス性能を向上させることができる。
[実施例29]
図30は、本発明の1つの実施例によるセルアクセス方法の別のフローチャートである。図30に示すように、本方法は以下のステップを含む。
ステップ3001:第1基地局は、第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値を取得する。
ステップ3002:第1セルが属する基地局である第1基地局は、第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値を、第1セルに滞在するユーザ機器に送信し、第1信号オフセットは、セル再選択調整を、ユーザ機器のランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達すると開始するために使用され、セル再選択調整は、ユーザ機器により、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
詳細には、本発明の本実施例において提供される方法は、無線通信システムにおけるセルアクセスシナリオに適用することができ、無線通信システムは、基地局と、ユーザ機器と、を含むことができ、ユーザ機器は、例えばスマートフォン又はタブレットコンピュータとすることができる。任意であるが、第1基地局により、第1セルの第1信号オフセット及びランダムアクセス失敗閾値を取得する実施態様は、第1基地局により、システム構成から取得することができる、ネットワーク計画及び/又はシステム動作状態に基づいて手動で設定することができる、又は別の基地局から取得することができる。更に、無線通信システム内の基地局は、既存の通信インターフェースを使用することにより、本発明のいずれかの実施例において提供されるランダムアクセス失敗閾値、及びセル再選択調整に使用される信号オフセットを送信することができる。
本発明の本実施例において提供されるセルアクセス方法によれば、第1セルの第1信号オフセット及びランダムアクセス失敗閾値をユーザ機器に送信し、ユーザ機器がランダムアクセスを現在の滞在セルに対して実行しようと試みるときに発生するランダムアクセスの失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達する場合、セル再選択調整を開始し、セル再選択中に、現在の滞在セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整して、ユーザ機器が現在の滞在セルの隣接セルを時間内に再選択し易くすることにより、サービス中断が、ユーザ機器が別のセルを、セルアクセスに失敗すると時間内に再選択することができなくなることにより発生するという先行技術における問題を解消する。
上述の実施例に基づいて、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、本方法は、第1基地局から、第1セルの隣接セルである第2セルの第2信号オフセットをユーザ機器に送信するステップであって、第2信号オフセットは、ユーザ機器がセル再選択調整を開始すると、第2セルの信号測定値を、第2信号オフセットを使用することにより更に調整するために使用される、送信するステップを更に含むことができる。更に、本実施例の改良版の解決策では、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、ユーザ機器は、第1基地局から送信される第2セルの第2信号オフセットを受信し、特に、セル再選択調整を向上させて、ユーザ機器により、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを省略し、ユーザ機器により、第2セルの信号測定値を、第2信号オフセットを使用することにより調整するステップができる。ユーザ機器が再選択を実行すると、第1セルは、通信断セルであると考えられ、再選択ターゲットセルとして使用されない。これにより、ユーザ機器は、第2セルを時間内に再選択し易くなり、ユーザ機器が、第1セルを再選択し続けるのを回避することができ、サービス中断を回避してユーザ体験を向上させることができる。
上述の実施例に基づいて、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、本方法は、
第1基地局から、第1セルの第3信号オフセットをユーザ機器に送信するステップであって、
第3信号オフセットは、ユーザ機器がセル再選択調整を開始して第1セルの隣接セルである第2セルに滞在すると、第1セルの信号測定値を、第1セルの第3信号オフセットを使用することにより更に調整するために使用される、送信するステップを更に含むことができる。
任意であるが、ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、ユーザ機器が第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとも1つの閾値を含む。
実施例29は、基地局側のセルアクセス方法であり、かつ実施例28と併せて使用することができることに留意されたい。ここでは詳細には説明されていない内容については、有利な効果、及び特定の実施様態を含む実施例における内容を参照されたい。例えば、第1セルの第4信号オフセットを送信する基地局側の方法、第2セルの第5信号オフセット及び第6信号オフセット、及び滞在セル変更回数閾値については、ここでは再度説明しない実施例28における内容を参照されたい。
[実施例30]
図31は、本発明の1つの実施例によるユーザ機器の模式構造図である。図31に示すように、本発明の本実施例において提供されるユーザ機器3100は、受信モジュール3101と、ランダムアクセスモジュール3102と、調整開始モジュール3103と、を含み、この場合、
受信モジュール3101は、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、第1セルが属する基地局である第1基地局から送信される第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信して、第1信号オフセット及びランダムアクセス失敗閾値を調整開始モジュール3103に送信するように構成され、
ランダムアクセスモジュール3102は、第1セルに対するランダムアクセスの実行を試み、ランダムアクセス失敗回数をカウントし、ランダムアクセス失敗回数を調整開始モジュール3103に送信するように構成され、
調整開始モジュール3103は、ランダムアクセス失敗回数をランダムアクセスモジュール3102から受信して、ランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達する場合に、セル再選択調整を開始するように構成され、セル再選択調整は、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
本発明の本実施例において提供されるユーザ機器3100は、図29に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成することができ、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
任意であるが、受信モジュール3101は、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、第1基地局から送信される第2セルの第2信号オフセットを受信するように更に構成され、第2セルは第1セルの隣接セルであり、セル再選択調整は、第2セルの信号測定値を、第2信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
図32は、本発明の1つの実施例によるユーザ機器の別の模式構造図である。本発明の本実施例は、図31に示す構造に基づいて実現される。図32に示すように、本発明の本実施例において提供されるユーザ機器3200も、受信モジュール3101と、ランダムアクセスモジュール3102と、調整開始モジュール3103と、を含む。また、ユーザ機器3200は、滞在モジュール3201を更に含み、この場合、
滞在モジュール3201は、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、第1セルの隣接セルである第2セルを滞在先に選択するように構成され、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
任意であるが、受信モジュール3101は、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、第1基地局から送信される第1セルの第3信号オフセットを更に受信するように更に構成され、
滞在モジュール3201は、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、第1セルの隣接セルである第2セルを滞在先に選択するように構成され、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、第1セルの信号測定値を、第1セルの第3信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
任意であるが、滞在モジュール3201は、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、第1セルの隣接セルである第2セルを滞在先に選択するように構成され、
受信モジュール3101は、第2セルが属する基地局である第2基地局から送信される第1セルの第4信号オフセットを受信するように更に構成され、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、第1セルの信号測定値を、第4信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
任意であるが、滞在モジュール3201は、ユーザ機器がセル再選択を実行した後、第1セルの隣接セルである第2セルを滞在先に選択するように構成され、
受信モジュール3101は、第2セルが属する基地局である第2基地局から送信される第2セルの第5信号オフセットを受信するように更に構成され、セル再選択調整は、ユーザ機器が第2セルに滞在してセル再選択を実行すると、第2セルの信号測定値を、第5信号オフセットを使用することにより調整するステップを更に含む。
図33は、本発明の1つの実施例によるユーザ機器の更に別の模式構造図である。本発明の本実施例は、図32に示す構造に基づいて実現される。図33に示すように、本発明の本実施例において提供されるユーザ機器3300も、受信モジュール3101と、ランダムアクセスモジュール3102と、調整開始モジュール3103と、滞在モジュール3201と、を含む。任意であるが、ユーザ機器3300は、調整停止モジュール3301を更に含み、この場合、
調整停止モジュール3301は、ユーザ機器がセル再選択調整を開始した後、滞在セルの変更回数をカウントするように構成され、この場合、滞在セルの変更回数は、ユーザ機器がセル再選択を実行した後の現在の滞在セルの変更回数、及び前の滞在セルの変更回数を表し、滞在セルの変更回数が、滞在セル変更回数閾値に達する場合、セル再選択調整を停止する、又は
調整停止モジュール3301は、サービス条件を満たすセルが、現在の滞在セル内に、又は現在の滞在セルの隣接セル内に見つけられない場合に、セル再選択調整を停止するように構成される。
任意であるが、ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、ユーザ機器が第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、
ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとも1つの閾値を含む。
[実施例31]
図34は、本発明の1つの実施例による基地局の模式構造図である。図34に示すように、本発明の本実施例において提供される基地局3400は、取得モジュール3401と、送信モジュール3402と、を含み、この場合、
取得モジュール3401は、第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値を取得するように構成され、
送信モジュール3402は、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、第1セルの第1信号オフセット、及び第1セルのランダムアクセス失敗閾値をユーザ機器に送信するように構成され、基地局は、第1セルが属する基地局であり、第1信号オフセットは、セル再選択調整を、ユーザ機器のランダムアクセス失敗回数がランダムアクセス失敗閾値に達すると開始するために使用され、セル再選択調整は、ユーザ機器により、第1セルの信号測定値を、第1信号オフセットを使用することにより調整するステップを含む。
本発明の本実施例において提供される基地局3400は、図30に示す方法実施例の技術的解決策を実行するように構成することができ、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
任意であるが、送信モジュール3402は、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、第1セルの隣接セルである第2セルの第2信号オフセットをユーザ機器に送信するように更に構成され、第2信号オフセットは、ユーザ機器がセル再選択調整を開始すると第2セルの信号測定値を更に調整するために使用される。
任意であるが、送信モジュール3402は、ユーザ機器が第1セルに滞在すると、第1セルの第3信号オフセットをユーザ機器に送信するように更に構成され、第3信号オフセットは、ユーザ機器がセル再選択調整を開始して第1セルの隣接セルである第2セルに滞在すると、第1セルの前記信号測定値を、第1セルの第3信号オフセットを使用することにより調整するために使用される。
上述の実施例に基づいて、ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数、プリアンブル送信回数、及びタイマー時間切れ回数のうちの少なくとも1種類の回数を含み、タイマーは、ユーザ機器が、第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みると計時を開始し、それに応じて、ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値、プリアンブル送信回数閾値、及びタイマー時間切れ回数閾値のうちの少なくとも1つの閾値を含む。
[実施例32]
図35は、本発明の1つの実施例によるセルアクセスシステムの模式構造図である。図35に示すように、本発明の本実施例において提供されるセルアクセスシステム3500は、ユーザ機器3501、又は基地局3502を含む。ユーザ機器3501は、実施例30において提供されるユーザ機器の構造を使用することができ、本発明の図29に示す方法実施例の技術的解決策を実行することができ、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。基地局3502は、実施例31において提供される基地局の構造を使用することができ、本発明の図30に示す方法実施例の技術的解決策を実行することができ、この技術的解決策の実施例及び技術的効果は同様であるので、詳細についてここで再度説明することはしない。
[実施例33]
図36は、本発明の1つの実施例によるユーザ機器の更に別の模式構造図である。図36に示すように、本発明の本実施例において提供されるユーザ機器3600は、プロセッサ3601と、メモリ3602と、通信インターフェース3603と、を含み、更に、通信バス3604を含む。プロセッサ3601、メモリ3602、及び通信インターフェース3603は、互いに、通信バス3604を使用することにより接続される。
プロセッサ3601は中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPUと略記される)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、NPと略記される)などを含む汎用プロセッサとすることができ、更に、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は別のプログラマブル論理装置、又は個別ハードウェア部品とすることができる。
メモリ3602はプログラムを格納するように構成される。詳細には、プログラムは、プログラムコードを含むことができ、プログラムコードは、コンピュータ処理命令を含む。メモリ3602は高速RAMを含むことができ、更には、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリを含むことができる。
通信インターフェース3603は、ユーザ機器3600と別の装置との間の通信を可能にするように構成され、パケットは、通信インターフェースを使用することにより受信、又は送信することができる。
ユーザ機器3600が動作すると、プロセッサ3601はメモリ3602と通信し、プロセッサ3601は、メモリ3602に格納されているプログラムを実行し、かつ実施例28において提供されるセルアクセス方法を実行する。関連する内容については、実施例28における説明を参照されたく、この説明は、ここでは繰り返さない。
[実施例34]
図37は、本発明の1つの実施例による基地局の別の模式構造図である。図37に示すように、本発明の本実施例において提供される基地局3700は、プロセッサ3701と、メモリ3702と、通信インターフェース3703と、を含み、更には、通信バス3704を含む。プロセッサ3701、メモリ3702、及び通信インターフェース3703は、互いに、通信バス3704を使用することにより接続される。
プロセッサ3701は中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPUと略記される)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、NPと略記される)などを含む汎用プロセッサとすることができ、更に、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は別のプログラマブル論理装置、又は個別ハードウェア部品とすることができる。
メモリ3702はプログラムを格納するように構成される。詳細には、プログラムは、プログラムコードを含むことができ、プログラムコードはコンピュータ処理命令を含む。メモリ3702は、高速RAMを含むことができ、更には、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリを含むことができる。
通信インターフェース3703は、基地局3700と別の装置との間の通信を可能にするように構成され、パケットは、通信インターフェースを使用することにより受信、又は送信することができる。
基地局3700が動作すると、プロセッサ3701はメモリ3702と通信し、プロセッサ3701は、メモリ3702に格納されているプログラムを実行し、かつ実施例30において提供されるセルアクセス方法を実行する。関連する内容については、実施例29及び実施例28における説明を参照されたく、この説明は、ここでは繰り返さない。
「及び/又は」という用語は本明細書では、関連付け対象のオブジェクトを表す関連付け関係を表しているに過ぎず、かつ3つの関係が存在し得ることを表していることに留意されたい。例えば、A及び/又はBとは、以下の3つの事例、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、Bのみが存在することを表すことができる。更に、記号「/」は本明細書では普通、関連付け対象のオブジェクトとオブジェクトとの間の「又は」の関係を表す。これまでに説明してきた実施例において、各実施例では、それぞれの点に焦点を当てて説明が行われている。1つの実施例において詳細には記載されていない部分については、他の実施例における関連する説明を参照することができる。更に、第1及び第2のような関係を表す用語は、1つのエンティティを別のエンティティから区別するためにのみ使用され、これらのエンティティの間のこのような実際の関係、又は順序を必要としている訳ではない、又は意味している訳ではない。
最後に、これまでに説明してきた実施例の違いは、本発明の技術的解決策を説明するためにのみ使用され、これらの実施例において提供される技術的解決策は、互いの技術的解決策を参照することができる、又は互いに組み合わせることができることに留意されたい。本発明について、これまで説明してきた実施例を参照して詳細に記載してきたが、この技術分野の当業者であれば、当業者が、これまで説明してきた実施例に記述される技術的解決策に対して更なる変更を、又は技術的解決策の幾つかの技術的特徴、又は全ての技術的特徴に対して等価的な置き換えを、このような変更又は置き換えによって、対応する技術的解決策の要点が、本発明の実施例の技術的解決策の範囲から逸脱しない限り行うことができることを理解できるであろう。
111、131、141、161、171、191、3101 受信モジュール
112、122、142、152、172、182 処理モジュール
121、151、181、3402 送信モジュール
200、210、220、230、240、250 セル再選択装置
201、221、241 受信機
202、 212、222、232、242、252、3601、3701 プロセッサ
211、231、251 送信機
261、271、281、3502 基地局
262、272、282、3100、3200、3300、3501、3600 ユーザ機器
3102 ランダムアクセスモジュール
3103 調整開始モジュール
3201 滞在モジュール
3301 調整停止モジュール
3401 取得モジュール
3602、3702 メモリ
3603、3703 通信インターフェース

Claims (8)

  1. ユーザ機器が第1セルに滞在すると、前記ユーザ機器により、前記第1セルの第1信号オフセット、及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信するステップと、
    前記ユーザ機器により、前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みて、ランダムアクセス失敗回数をカウントするステップと、
    前記ランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達する場合、前記第1セルのための前記第1信号オフセットを使用することによって、前記ユーザ機器により、セル再選択を実行するステップと、
    セル再選択においてサービス条件を満たすセルがない場合、前記第1信号オフセットを使用せずに、前記ユーザ機器により、セル再選択を実行するステップと、
    前記セル再選択において第2セルが滞在先に選択される場合、前記第2セルに滞在しているとき、前記第1セルのための前記第1信号オフセットを使用することによって、前記ユーザ機器により、セル再選択を実行するステップとを含む、セルアクセス方法。
  2. 前記ランダムアクセス失敗回数は、タイマー時間切れ回数であり、タイマーは、前記ユ
    ーザ機器が前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みたとき計時を開始し、前記ランダムアクセス失敗閾値は、タイマー時間切れ回数閾値である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ランダムアクセス失敗回数は、ランダムアクセス試行回数であり、前記ランダムアクセス失敗閾値は、ランダムアクセス試行回数閾値である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ランダムアクセス失敗回数は、プリアンブル送信回数の値であり、前記ランダムアクセス失敗閾値は、プリアンブル送信回数閾値である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在するとき、前記ユーザ機器により、第2セルの第2信号オフセットを受信するステップであって、前記第2セルが前記第1セルの隣接セルである、ステップと、
    前記ランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達する場合、前記ユーザ機器により、前記第2セルのための前記第2信号オフセットを使用することによって、セル再選択を実行するステップとを更に含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記セル再選択において前記第2セルが滞在先に選択される場合、前記第2セルに滞在しているとき、第3セルのための第3信号オフセットを使用することによって、前記ユーザ機器により、セル再選択を実行するステップを更に含み、
    前記第3信号オフセットは、前記第1セルに滞在しているとき、前記第1セルから受信される、請求項5に記載の方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録された、コンピュータ読取可能記録媒体。
  8. 通信システムであって、
    第1セルの第1信号オフセット及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値をユーザ機器に送信するように構成された、基地局を備え、
    前記ユーザ機器は、
    前記ユーザ機器が前記第1セルに滞在するとき、前記第1セルの前記第1信号オフセット及び前記第1セルのランダムアクセス失敗閾値を受信し、
    前記第1セルに対するランダムアクセスの実行を試みて、ランダムアクセス失敗回数をカウントし、
    前記ランダムアクセス失敗回数が前記ランダムアクセス失敗閾値に達する場合、前記第1セルのための前記第1信号オフセットを使用することによってセル再選択を実行し、
    前記セル再選択においてサービス条件を満たすセルがない場合、前記第1セルのための前記第1信号オフセットを使用せずにセル再選択を実行し、
    前記第1セルに滞在しているときに前記セル再選択において第2セルが滞在先に選択される場合、第2セルに滞在しているとき前記第1セルのための前記第1信号オフセットを使用することによってセル再選択を実行する、
    ように構成されている、通信システム。
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