JP6292082B2 - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6292082B2
JP6292082B2 JP2014171576A JP2014171576A JP6292082B2 JP 6292082 B2 JP6292082 B2 JP 6292082B2 JP 2014171576 A JP2014171576 A JP 2014171576A JP 2014171576 A JP2014171576 A JP 2014171576A JP 6292082 B2 JP6292082 B2 JP 6292082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air amount
timing
interpolation
intake
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014171576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016044648A (ja
Inventor
佳弘 粕谷
佳弘 粕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014171576A priority Critical patent/JP6292082B2/ja
Publication of JP2016044648A publication Critical patent/JP2016044648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292082B2 publication Critical patent/JP6292082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関を制御する電子制御装置に関する。
従来、エンジンの気筒へ噴射する燃料の量を決定するために、エンジンの気筒内に充填される空気の量(以下、気筒空気量という)を予め設定された計算周期毎に算出するように構成された電子制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−273591号公報
上記特許文献1に記載の技術では、上記気筒空気量の算出が予め設定された計算周期毎に行われているために、エンジン回転数に応じて、1回の吸気行程で実行される計算回数が変化する。このため、エンジンの高回転時には、1回の吸気行程で実行される計算回数が少なくなり、気筒空気量の算出精度が低下してしまう。一方、気筒空気量の算出精度を向上させるために計算周期を短くすると、電子制御装置の処理負荷が増加してしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、気筒空気量の算出精度の低下を抑制するとともに処理負荷の増加を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の電子制御装置は、空気量算出手段と、補間タイミング設定手段と、補間手段と、再算出手段とを備える。
空気量算出手段は、予め設定された計算周期毎に到来する計算タイミングで、内燃機関の少なくとも1つの気筒へ空気を供給するインテークマニホールド内に存在する空気の量であるインテーク空気量と、内燃機関の1つの気筒内に存在する空気の量である気筒空気量とを、少なくとも、前回の計算タイミングで算出されたインテーク空気量と気筒空気量とを用いて算出する。
補間タイミング設定手段は、前回の計算タイミングを前回計算タイミングとし、今回の計算タイミングを今回計算タイミングとして、前回計算タイミングと今回計算タイミングとの間に少なくとも1つの補間タイミングを設定する。
補間手段は、補間タイミング設定手段により設定された補間タイミングにおけるインテーク空気量を、前回計算タイミングのインテーク空気量と今回計算タイミングのインテーク空気量との間で補間することにより算出する。
再算出手段は、前回の補間タイミングにおけるインテーク空気量と前回の補間タイミングにおける気筒空気量とを用いて今回の補間タイミングにおける気筒空気量を算出する処理を、前回計算タイミングに近い補間タイミングから順次実行する。
このように構成された本発明の電子制御装置は、前回計算タイミングと今回計算タイミングとの間に少なくとも1つの補間タイミングを設定し、前回計算タイミングに近い補間タイミングから順次、補間タイミングの気筒空気量を算出することにより、今回計算タイミングの気筒空気量を算出する。これにより、本発明の電子制御装置は、今回計算タイミングの気筒空気量を算出するまでに、気筒空気量の計算を補間タイミングの数に相当する回数分追加して実行することができる。
このため、本発明の電子制御装置は、内燃機関の高回転に起因して1回の吸気行程で到来する計算タイミングが少なくなった場合であっても、1回の吸気行程における気筒空気量の計算回数を確保し、気筒空気量の算出精度の低下を抑制することができる。
さらに、本発明の電子制御装置は、前回計算タイミングと今回計算タイミングとの間でインテーク空気量を補間することにより、前回の補間タイミングのインテーク空気量を算出し、この前回の補間タイミングのインテーク空気量を用いて、今回の補間タイミングの気筒空気量を算出する。これにより、本発明の電子制御装置は、今回の補間タイミングにおいて、前回の補間タイミングのインテーク空気量を用いて今回の補間タイミングのインテーク空気量を算出する必要がなくなる。このため、本発明の電子制御装置は、補間タイミングにおける気筒空気量の計算が追加されたことに起因した処理負荷の増加を抑制することができる。
以上より、本発明の電子制御装置は、気筒空気量の算出精度の低下を抑制することができるとともに、処理負荷の増加を抑制することができる。
エンジンECU1とエンジン50の構成を示す図である。 吸気管61とインテークマニホールド65の構成を示す図である。 吸入空気量算出処理を示すフローチャートである。 補間タイミングの設定と線形補間の方法を説明する図である。 S30〜S90で行われる計算の手順を示すブロック図である。 S30〜S90で行われる計算の手順を示すタイミングチャートである。 S120〜S260で行われる計算の手順を示すブロック図である。 S120〜S260で行われる計算の手順を示すタイミングチャートである。 計算回数の低下による算出精度の低下を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の電子制御装置(Electronic Control Unit)1(以下、エンジンECU1という)は、車両に搭載され、図1に示すように、車両のエンジン50の制御を行う。
エンジン50は、燃焼室51を気筒(本実施形態では4つの気筒)毎に備える。エンジン50は、筒内直噴式エンジンであり、エンジン50の燃焼室51内へ燃料を直接的に噴射するインジェクタ52を気筒毎に備える。
さらにエンジン50は、吸気ポート53と、排気ポート54と、吸気ポート53の開口部を開閉する吸気バルブ55と、排気ポート54の開口部を開閉する排気バルブ56と、点火プラグ57と、燃焼室51内を動くピストン58とを備える。
図2に示すように、吸気管61内の空気は、エアクリーナ62で異物を除去された後にスロットルバルブ63により流量を制御され、サージタンク64からインテークマニホールド65に流入する。そして、インテークマニホールド65に流入した空気は、エンジン50の各気筒の吸気ポート53に分配供給される。
また図1に示すように、エンジンECU1は、エンジン50を制御するための処理を実行するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)2と、各種信号をマイコン2に入力させる入力回路3と、マイコン2からの制御信号に従って各種アクチュエータを作動させる駆動回路4とを備える。
マイコン2は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどから構成されている。そしてマイコン2は、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、各種処理を実行する。
入力回路3には、クランク角センサ11、スロットル開度センサ12およびカム角センサ13等が接続されている。
クランク角センサ11は、エンジン50のクランク軸の回転に応じてクランク角信号を出力する。
スロットル開度センサ12は、エンジン50に供給される空気量を調整するスロットルバルブ63の開度(以下、スロットル開度という)を検出する。
カム角センサ13は、エンジン50のカム軸の回転に応じてカム角信号を出力する。
そしてマイコン2は、入力回路3を介して入力される信号に基づいてエンジン50の状態を検出するとともに、その検出結果に基づいて駆動回路4に制御信号を出力する。これによりマイコン2は、各気筒のインジェクタ52および各気筒の点火プラグ57などの各種アクチュエータを制御してエンジン50を作動させる。
このように構成されたエンジンECU1において、マイコン2は、吸入空気量算出処理を実行する。吸入空気量算出処理は、マイコン2の動作中において予め設定された計算周期(本実施形態では例えば8ms)毎に繰り返し実行される処理である。
この吸入空気量算出処理が実行されると、マイコン2は、図3に示すように、まずS10にて、エンジン50の吸気行程中に行うことができる計算回数nを算出する。具体的には、まず、クランク角センサ11から入力したクランク角信号に基づいて、エンジン50のエンジン回転数を算出する。そして、算出したエンジン回転数に基づいて、吸気行程の開始から終了までの時間(以下、吸気行程時間という)を算出する。その後、この吸気行程時間を上記計算周期で除算し、この除算値を計算回数nとする。
そしてS20にて、計算回数nが予め設定された補間判定回数Nより大きいか否かを判断する。ここで、計算回数nが補間判定回数Nより大きい場合には(S20:YES)、S30にて、吸入空気量算出処理を前回実行したタイミング(以下、前回計算タイミングT0という)で算出されたインテーク空気量を取得する。インテーク空気量は、インテークマニホールド65内に存在する空気の量である。
その後S40にて、前回計算タイミングT0で算出されたシリンダ空気量を取得する。なおシリンダ空気量は、制御対象とする1つの気筒内に存在する空気の量である。但し、制御対象とする気筒の吸気行程における最初の計算タイミングである場合には、前回算出されたシリンダ空気量を、初期値である0に設定する。
次にS50にて、インテーク圧力を算出する。インテーク圧力は、インテークマニホールド65内の圧力である。S50では、以下に示す手順でインテーク圧力を算出する。まず、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、スロットルバルブ63からインテークマニホールド65に流入する流入空気量とを加算した加算空気量を算出する。なお、この流入空気量は、スロットル開度センサ12において前回計算タイミングT0で検出されたスロットル開度に基づいて算出される。そして、上記加算空気量と、予め設定されたインテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する。インテーク容積は、インテークマニホールド65内の容積である。
次にS60にて、シリンダ圧力を算出する。シリンダ圧力は、制御対象とする1つの気筒内の圧力である。S60では、以下に示す手順でシリンダ圧力を算出する。まず、クランク角センサ11からのクランク角信号に基づいて前回計算タイミングT0のピストン58の位置を算出し、ピストン58の位置(以下、ピストン位置ともいう)に基づいて、前回計算タイミングT0のシリンダ容積を算出する。シリンダ容積は、燃焼室51の容積である。そして、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、前回計算タイミングT0のシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する。
さらにS70にて、吸入空気量を算出する。吸入空気量は、インテークマニホールド65から燃焼室51内へ流入する空気量である。S70では、以下に示す手順で吸入空気量を算出する。まず、カム角センサ13からのカム角信号に基づいて、前回計算タイミングT0の吸気バルブ55の開度を算出する。そして、上記のインテーク圧力とシリンダ圧力との差圧と、前回計算タイミングT0の吸気バルブ55の開度(以下、吸気バルブ開度ともいう)とに基づいて、吸入空気量を算出する。
その後S80にて、吸入空気量算出処理を今回実行したタイミング(以下、今回計算タイミングT1という)のインテーク空気量を算出する。具体的には、前回計算タイミングT0インテーク空気量と、インテークマニホールド65に流入する流入空気量とを加算した加算空気量から、S70で算出された吸入空気量を減算し、この減算値を今回計算タイミングT1のインテーク空気量とする。
さらにS90にて、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量を算出する。具体的には、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、S70で算出された吸入空気量とを加算し、この加算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量とする。そしてS90の処理が終了すると、吸入空気量算出処理を一旦終了する。
またS20にて、計算回数nが補間判定回数N以下である場合には(S20:NO)、S100にて、補間回数mを下式(1)により算出する。すなわち、S100では、N÷nで算出される値において小数点以下を切り上げた値を補間回数mとする。例えば、N÷n=1.1である場合には、補間回数m=2と算出される。
m = ceil(N÷n) ・・・(1)
そしてS110にて、以下に示す手順で補間タイミングを設定する。まず、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1との間を、補間回数mで等分することにより、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1との間に、(m−1)個の補間タイミングを設定する。そして、(m−1)個の補間タイミングをそれぞれ、前回計算タイミングT0に近い順から、補間タイミングt’1、補間タイミングt’2、・・・・、補間タイミングt’m−1とする(図4を参照)。
次にS120にて、前回計算タイミングT0のインテーク空気量、シリンダ空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を取得する。
さらにS130にて、今回計算タイミングT1のインテーク空気量、シリンダ空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を算出する。なおS130では、S30〜S90と同様の処理によって、今回計算タイミングT1のインテーク空気量とシリンダ空気量を算出する。またS130では、クランク角センサ11からのクランク角信号に基づいて今回計算タイミングT1のピストン位置を算出し、カム角センサ13からのカム角信号に基づいて今回計算タイミングT1の吸気バルブ開度を算出する。
そしてS140にて、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量と前回計算タイミングT0のシリンダ空気量との差(補間実行判定用差という)が、予め設定された補間実行判定値以上であるか否かを判断する。ここで、補間判定用差が補間実行判定値未満である場合には(S140:NO)、吸入空気量算出処理を一旦終了する。
一方、補間判定用差が補間実行判定値以上である場合には(S140:YES)、S150にて、補間タイミングt’1,t’2,・・・・,t’m−1のインテーク空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1のインテーク空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を用いて線形補間することにより算出する(図4を参照)。
そしてS160にて、以下に示す手順で、吸入空気量を算出する。まず、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する。次に、前回計算タイミングT0のピストン位置に基づいて、シリンダ容積を算出する。さらに、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する。そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧と、前回計算タイミングT0の吸気バルブ開度とに基づいて吸入空気量を算出する。
その後にS170にて、補間タイミングt’1のシリンダ空気量を算出する。具体的には、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、S160で算出された吸入空気量とを加算し、この加算値を補間タイミングt’1のシリンダ空気量とする。
次にS180にて、補間タイミング指示値aを1に設定する。そしてS190にて、補間タイミング指示値aが、補間回数mから1を減算した値に等しいか否かを判断する。ここで、補間タイミング指示値aが、補間回数mから1を減算した値に等しくない場合には(S190:NO)、S200にて、補間タイミング指示値aに1を加算した値を新たな補間タイミング指示値aとして更新する。
そしてS210にて、以下に示す手順で、吸入空気量を算出する。まず、補間タイミングt’a−1のインテーク空気量と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する。次に、補間タイミングt’a−1のピストン位置に基づいて、補間タイミングt’a−1のシリンダ容積を算出する。さらに、補間タイミングt’a−1のシリンダ空気量と、算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する。そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧と、補間タイミングt’a−1の吸気バルブ開度とに基づいて、吸入空気量を算出する。
その後にS220にて、補間タイミングt’aのシリンダ空気量を算出する。具体的には、補間タイミングt’a−1のシリンダ空気量と、S210で算出された吸入空気量とを加算し、この加算値を補間タイミングt’aのシリンダ空気量とする。
そしてS230にて、補間タイミングt’aのシリンダ空気量と補間タイミングt’a−1のシリンダ空気量との差(補間中止判定用差という)が、予め設定された補間中止判定値未満であるか否かを判断する。ここで、補間中止判定用差が補間中止判定値以上である場合には(S230:NO)、S190に移行する。
一方、補間中止判定用差が補間中止判定値未満である場合には(S230:YES)、S240にて、補間タイミングt’aのシリンダ空気量を補間タイミングt’m−1のシリンダ空気量とする。そして、S250に移行する。
またS190にて、補間タイミング指示値aが、補間回数mから1を減算した値に等しい場合には(S190:YES)、S250に移行する。
そしてS250に移行すると、以下に示す手順で、吸入空気量を算出する。まず、補間タイミングt’m−1のインテーク空気量と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する。次に、補間タイミングt’m−1のピストン位置に基づいて、シリンダ容積を算出する。さらに、補間タイミングt’m−1のシリンダ空気量と、算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する。そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧と、今回計算タイミングT1の吸気バルブ開度とに基づいて、吸入空気量を算出する。
その後にS260にて、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量を算出して、吸入空気量算出処理を一旦終了する。具体的には、補間タイミングt’m−1のシリンダ空気量と、S250で算出された吸入空気量とを加算し、この加算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量とする。
次に、吸入空気量算出処理のS30〜S90で行われる計算の手順を図5を用いて説明する。
図5は、今回計算タイミングT1においてインテーク空気量とシリンダ空気量を算出する手順を示すブロック図である。
図5に示すように、まず、今回計算タイミングT1において、前回計算タイミングT0のインテーク空気量(ブロックB1を参照)を取得する(矢印L1を参照)。また、スロットル開度センサ12の検出結果に基づいて(矢印L2を参照)、スロットルバルブ63からインテークマニホールド65に流入する流入空気量(ブロックB2を参照)を算出する。
そして、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、インテークマニホールド65への流入空気量と、インテーク容積(ブロックB3を参照)とに基づいて(矢印L1,L3,L4を参照)、インテーク圧力(ブロックB4を参照)を算出する(矢印L5を参照)。
次に、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量(ブロックB5を参照)を取得する(矢印L6を参照)。また、クランク角センサ11の検出結果に基づいて(矢印L7を参照)、ピストン位置(ブロックB6を参照)を算出する。
そして、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、ピストン位置とに基づいて(矢印L6,L8を参照)、シリンダ圧力(ブロックB7を参照)を算出する(矢印L9を参照)。また、カム角センサ13の検出結果に基づいて(矢印L10を参照)、吸気バルブ開度(ブロックB8を参照)を算出する。
さらに、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧と、吸気バルブ開度とに基づいて(矢印L11,L12,L13を参照)、吸入空気量(ブロックB9を参照)を算出する(矢印L14を参照)。
そして、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、インテークマニホールド65への流入空気量との加算値から、算出された吸入空気量を減算し(矢印L15,L16,L17を参照)、この減算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量(ブロックB10を参照)とする。
また、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、算出された吸入空気量を加算し(矢印L18,L19を参照)、この加算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量(ブロックB11を参照)とする。
次に、吸入空気量算出処理のS30〜S90で行われる計算の手順を図6を用いて説明する。
図6は、吸気行程におけるインテーク空気量、シリンダ空気量、インテーク圧力、シリンダ圧力、ピストン位置および吸気バルブ開度を示すタイミングチャートである。
図6に示すように、今回計算タイミングT1が、吸気行程における最初の計算タイミングであるとする。この場合には、直近で吸気行程が終了した気筒において吸気バルブ55が閉じた時点のインテーク空気量を、前回計算タイミングT0のインテーク空気量とする(インテーク空気量Ai1を参照)。そして、この前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、前回計算タイミングT0のスロットル開度に基づいて算出された流入空気量と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する(インテーク圧力Pi1と矢印L21を参照)。
また、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量は、初期値である0に設定される(シリンダ空気量As1を参照)。さらに、このシリンダ空気量と、前回計算タイミングT0のピストン位置(ピストン位置Pp1を参照)に基づいて算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する(シリンダ圧力Ps1と矢印L22を参照)。
そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧(差圧Dp1を参照)と、前回計算タイミングT0の吸気バルブ開度(吸気バルブ開度Pv1を参照)とに基づいて、吸入空気量を算出する(吸入空気量Af1と矢印L23を参照)。
その後、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、インテークマニホールド65への流入空気量との加算値から、算出された吸入空気量を減算し(インテーク空気量差Di2を参照)、この減算値を今回計算タイミングT1のインテーク空気量とする(インテーク空気量Ai2と矢印L24を参照)。このインテーク空気量は、次回の計算タイミングで利用される。
さらに、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、算出された吸入空気量とを加算し(シリンダ空気量差Ds2を参照)、この加算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量とする(シリンダ空気量As2と矢印L25を参照)。このシリンダ空気量は、次回の計算タイミングで利用される。
このようにして、吸気バルブ55が吸気ポート53の開口部を開放してから閉じるまでの間で計算周期が到来する毎に(計算タイミングT2,T3,T4を参照)、インテーク空気量とシリンダ空気量を算出する。そして、吸気バルブ55が閉じるとき(計算タイミングT4を参照)に算出されたインテーク空気量(インテーク空気量Ai3を参照)は、次に吸気行程が到来する気筒におけるインテーク空気量の算出に利用される。また、吸気バルブ55が閉じるとき(計算タイミングT4を参照)に算出されたシリンダ空気量(シリンダ空気量As3を参照)は、インジェクタ52による燃料噴射量の算出に利用される。
次に、吸入空気量算出処理のS120〜S260で行われる計算の手順を図7を用いて説明する。
図7は、補間タイミングt’1,t’2を設定することにより、今回計算タイミングT1のインテーク空気量とシリンダ空気量を算出する手順を示すブロック図である。
図7に示すように、まず、今回計算タイミングT1において、前回計算タイミングT0のインテーク空気量(ブロックB21を参照)とシリンダ空気量(ブロックB22を参照)を取得する(矢印L31,L32を参照)。
そして、S30〜S90と同様の処理によって、今回計算タイミングT1のインテーク空気量とシリンダ空気量を算出する(ブロックB23を参照)。
その後、補間タイミングt’1,t’2のインテーク空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1のインテーク空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を用いて線形補間することにより算出する(ブロックB24と矢印L33を参照)。
さらに、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量(矢印L34を参照)と、前回計算タイミングT0のインテーク空気量(矢印L35を参照)と、前回計算タイミングT0の吸気バルブ開度およびピストン位置とを用いて、補間タイミングt’1のシリンダ空気量を算出する(ブロックB25を参照)。
また、補間タイミングt’1のシリンダ空気量(矢印L36を参照)と、補間タイミングt’1のインテーク空気量(矢印L37を参照)と、補間タイミングt’1の吸気バルブ開度およびピストン位置とを用いて、補間タイミングt’2のシリンダ空気量を算出する(ブロックB26を参照)。
そして、補間タイミングt’2のシリンダ空気量(矢印L38を参照)と、補間タイミングt’2のインテーク空気量(矢印L39を参照)と、補間タイミングt’2の吸気バルブ開度およびピストン位置とを用いて、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量を算出する(ブロックB27を参照)。
次に、吸入空気量算出処理のS120〜S260で行われる計算の手順を図8を用いて説明する。
図8は、吸気行程におけるインテーク空気量、シリンダ空気量、インテーク圧力、シリンダ圧力、ピストン位置および吸気バルブ開度を示すタイミングチャートである。
図8に示すように、今回計算タイミングT1が、吸気行程における最初の計算タイミングであるとする。この場合には、直近で吸気行程が終了した気筒において吸気バルブ55が閉じた時点のインテーク空気量を、前回計算タイミングT0のインテーク空気量とする(インテーク空気量Ai11を参照)。そして、この前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、前回計算タイミングT0のスロットル開度に基づいて算出された流入空気量と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する(インテーク圧力Pi11を参照)。
また、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量は、初期値である0に設定される(シリンダ空気量As11を参照)。さらに、このシリンダ空気量と、前回計算タイミングT0のピストン位置(ピストン位置Pp11を参照)に基づいて算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する(シリンダ圧力Ps11を参照)。
そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧と、前回計算タイミングT0の吸気バルブ開度(吸気バルブ開度Pv11を参照)とに基づいて、吸入空気量を算出する(吸入空気量Af11を参照)。
その後、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、インテークマニホールド65への流入空気量との加算値から、算出された吸入空気量を減算し(インテーク空気量差Di11を参照)、この減算値を今回計算タイミングT1のインテーク空気量とする(インテーク空気量Ai12を参照)。
さらに、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、算出された吸入空気量とを加算し(シリンダ空気量差Ds11を参照)、この加算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量とする(シリンダ空気量As12を参照)。
その後、補間タイミングt’1のインテーク空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1のインテーク空気量、吸気バルブ開度およびピストン位置を用いて線形補間することにより算出する(インテーク空気量Ai13、ピストン位置Pp12、吸気バルブ開度Pv12を参照)。
次に、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する(インテーク圧力Pi11と矢印L51を参照)。
さらに、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と前回計算タイミングT0のピストン位置(ピストン位置Pp11を参照)に基づいて算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する(シリンダ圧力Ps11と矢印L52を参照)。
そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧(差圧Dp11を参照)と、前回計算タイミングT0の吸気バルブ開度(吸気バルブ開度Pv11を参照)とに基づいて、吸入空気量を算出する(吸入空気量Af12と矢印L53を参照)。ただし、この吸入空気量は前回計算タイミングT0から今回補間タイミングt’1の時間分とする。
さらに、前回計算タイミングT0のシリンダ空気量と、算出された吸入空気量とを加算し(シリンダ空気量差Ds12を参照)、この加算値を補間タイミングt’1のシリンダ空気量とする(シリンダ空気量As13と矢印L54を参照)。
次に、補間タイミングt’1のインテーク空気量(インテーク空気量Ai13を参照)と、インテーク容積とに基づいて、インテーク圧力を算出する(インテーク圧力Pi12と矢印L55を参照)。
さらに、補間タイミングt’1のシリンダ空気量と、補間タイミングt’1のピストン位置に基づいて算出されたシリンダ容積とに基づいて、シリンダ圧力を算出する(シリンダ圧力Ps13と矢印L56を参照)。
そして、インテーク圧力とシリンダ圧力との差圧(差圧Dp12を参照)と、補間タイミングt’1の吸気バルブ開度とに基づいて、吸入空気量を算出する(吸入空気量Af13と矢印L57を参照)。
さらに、補間タイミングt’1のシリンダ空気量と、算出された吸入空気量とを加算し(シリンダ空気量差Ds13を参照)、この加算値を今回計算タイミングT1のシリンダ空気量とする(シリンダ空気量As14と矢印L58を参照)。
このようにして、吸気バルブ55が吸気ポート53の開口部を開放してから閉じるまでの間で計算周期が到来する毎に(計算タイミングT2を参照)、インテーク空気量とシリンダ空気量を算出する。そして、吸気バルブ55が閉じるとき(計算タイミングT2を参照)に算出されたインテーク空気量(インテーク空気量Ai15を参照)は、次に吸気行程が到来する気筒におけるインテーク空気量の算出に利用される。また、吸気バルブ55が閉じるとき(計算タイミングT2を参照)に算出されたシリンダ空気量(シリンダ空気量As15を参照)は、インジェクタ52による燃料噴射量の算出に利用される。
このように構成されたエンジンECU1は、予め設定された計算周期毎に到来する計算タイミングで、インテークマニホールド65内に存在する空気の量であるインテーク空気量と、エンジン50の1つの気筒内に存在する空気の量であるシリンダ空気量とを、少なくとも、前回計算タイミングT0で算出されたインテーク空気量とシリンダ空気量とを用いて算出する(S130)。
またエンジンECU1は、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1との間に補間タイミングt’1,t’2,・・・・,t’m−1を設定する(S110)。
さらにエンジンECU1は、補間タイミングt’1,t’2,・・・・,t’m−1におけるインテーク空気量を、前回計算タイミングT0のインテーク空気量と今回計算タイミングT1のインテーク空気量との間で補間することにより算出する(S150)。
そしてエンジンECU1は、前回の補間タイミングにおけるインテーク空気量と前回の補間タイミングにおけるシリンダ空気量とを用いて今回の補間タイミングにおけるシリンダ空気量を算出する処理を、前回計算タイミングT0に近い補間タイミングから順次実行する(S160〜S220)。
このように構成されたエンジンECU1は、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1との間に補間タイミングt’1,t’2,・・・・,t’m−1を設定し、前回計算タイミングT0に近い補間タイミングから順次、補間タイミングのシリンダ空気量を算出することにより、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量を算出する。これによりエンジンECU1は、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量を算出するまでに、シリンダ空気量の計算を補間タイミングの数に相当する回数分追加して実行することができる。
このためエンジンECU1は、エンジン50の高回転に起因して1回の吸気行程で到来する計算タイミングが少なくなった場合であっても、1回の吸気行程におけるシリンダ空気量の計算回数を確保し、シリンダ空気量の算出精度の低下を抑制することができる。
例えば図9に示すように、1回の吸気行程においてインテーク圧力とシリンダ圧力が一定であるとみなして計算する期間の割合が、1回の吸気行程での計算回数が多い場合よりも少ない場合のほうが大きくなる。これにより、1回の吸気行程での計算回数が少なくなるほど、シリンダ空気量の算出精度が低下する。これに対し、エンジンECU1は、補間を行うことにより、1回の吸気行程においてインテーク圧力とシリンダ圧力が一定であるとみなして計算する期間の割合を擬似的に短くし、シリンダ空気量の算出精度の低下を抑制する。
さらにエンジンECU1は、前回計算タイミングT0と今回計算タイミングT1との間でインテーク空気量を補間することにより、前回の補間タイミングのインテーク空気量を算出し、この前回の補間タイミングのインテーク空気量を用いて、今回の補間タイミングのシリンダ空気量を算出する。これによりエンジンECU1は、今回の補間タイミングにおいて、前回の補間タイミングのインテーク空気量を用いて今回の補間タイミングのインテーク空気量を算出する必要がなくなる。このためエンジンECU1は、補間タイミングにおけるシリンダ空気量の計算が追加されたことに起因した処理負荷の増加を抑制することができる。
以上より、エンジンECU1は、シリンダ空気量の算出精度の低下を抑制することができるとともに、処理負荷の増加を抑制することができる。
またエンジンECU1は、気筒の1回の吸気行程の期間内において計算タイミングが到来する計算回数nが予め設定された補間判定回数Nより大きい場合に、補間によるシリンダ空気量の算出を禁止する(S20)。
これによりエンジンECU1は、シリンダ空気量の算出精度の低下を抑制する必要がある場合に、補間によるシリンダ空気量の算出を実行することができ、シリンダ空気量の算出精度が低くない場合に無駄に補間が実行されることによる処理負荷の増加を抑制することができる。
またエンジンECU1は、前回計算タイミングT0に近い補間タイミングからシリンダ空気量の算出を順次実行している過程において、補間タイミングt’aのシリンダ空気量と補間タイミングt’a−1のシリンダ空気量との差が、予め設定された補間中止判定値未満より小さい場合に、補間によるシリンダ空気量の算出を中止する(S230)。
これによりエンジンECU1は、その後の補間タイミングでシリンダ空気量の算出を継続してもシリンダ空気量の算出精度の向上度合いが小さい場合において無駄に補間が実行されることによる処理負荷の増加を抑制することができる。
またエンジンECU1は、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量と前回計算タイミングT0のシリンダ空気量との差が、予め設定された補間実行判定値より小さい場合に、補間によるシリンダ空気量の算出を禁止する(S140)。
これによりエンジンECU1は、補間によるシリンダ空気量の算出を実行してもシリンダ空気量の算出精度の向上度合いが小さい場合において無駄に補間が実行されることによる処理負荷の増加を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S130の処理は本発明における空気量算出手段、S110の処理は本発明における補間タイミング設定手段、S150の処理は本発明における補間手段、S160〜S220の処理は本発明における再算出手段、シリンダ空気量は本発明における気筒空気量である。
また、S20の処理は本発明における第1禁止手段、S230の処理は本発明における中止手段、S140の処理は本発明における第2禁止手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、補間回数mを式(1)に基づいて決定するものを示した。しかし、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量と前回計算タイミングT0のシリンダ空気量との差が大きくなるほど補間回数mが大きくなるように、補間回数mを決定するようにしてもよい。これにより、今回計算タイミングT1のシリンダ空気量と前回計算タイミングT0のシリンダ空気量との差が小さいためにシリンダ空気量の算出精度の向上度合いが小さい場合において無駄に補間が実行されることによる処理負荷の増加を抑制することができる。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…エンジンECU

Claims (4)

  1. 予め設定された計算周期毎に到来する計算タイミングで、内燃機関の少なくとも1つの気筒へ空気を供給するインテークマニホールド内に存在する空気の量であるインテーク空気量と、前記内燃機関の1つの前記気筒内に存在する空気の量である気筒空気量とを、少なくとも、前回の前記計算タイミングで算出された前記インテーク空気量と前記気筒空気量とを用いて算出する空気量算出手段(S130)と、
    前回の前記計算タイミングを前回計算タイミングとし、今回の前記計算タイミングを今回計算タイミングとして、前記前回計算タイミングと前記今回計算タイミングとの間に少なくとも1つの補間タイミングを設定する補間タイミング設定手段(S110)と、
    前記補間タイミング設定手段により設定された前記補間タイミングにおける前記インテーク空気量を、前記前回計算タイミングの前記インテーク空気量と前記今回計算タイミングの前記インテーク空気量との間で補間することにより算出する補間手段(S150)と、
    前記前回計算タイミングと前記今回計算タイミングとの間に前記補間タイミングが1つのみ設定されている場合、または、今回の前記補間タイミングが前記前回計算タイミングに最も近い場合には、前回の前記補間タイミングにおける前記インテーク空気量を前記前回計算タイミングにおける前記インテーク空気量とし、前回の前記補間タイミングにおける前記気筒空気量を前記前回計算タイミングにおける前記気筒空気量として、前回の前記補間タイミングにおける前記インテーク空気量と前回の前記補間タイミングにおける前記気筒空気量とを用いて今回の前記補間タイミングにおける前記気筒空気量を算出する処理を、前記前回計算タイミングに近い前記補間タイミングから順次実行する再算出手段(S160〜S220)とを備える
    ことを特徴とする電子制御装置(1)。
  2. 前記気筒の1回の吸気行程の期間内において前記計算タイミングが到来する回数が、予め設定された補間判定回数より大きい場合に、前記再算出手段の実行を禁止する第1禁止手段(S20)を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記再算出手段が、前記前回計算タイミングに近い前記補間タイミングから前記気筒空気量の算出を順次実行している過程において、今回の前記補間タイミングで算出した前記気筒空気量と、前回の前記補間タイミングで算出した前記気筒空気量との差が、予め設定された補間中止判定値より小さい場合に、前記再算出手段の実行を中止する中止手段(S230)を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記空気量算出手段が前記今回計算タイミングで算出した前記気筒空気量と、前記空気量算出手段が前記前回計算タイミングで算出した前記気筒空気量との差が、予め設定された補間実行判定値より小さい場合に、前記再算出手段の実行を禁止する第2禁止手段(S140)を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置。
JP2014171576A 2014-08-26 2014-08-26 電子制御装置 Active JP6292082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171576A JP6292082B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171576A JP6292082B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016044648A JP2016044648A (ja) 2016-04-04
JP6292082B2 true JP6292082B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=55635431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014171576A Active JP6292082B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6292082B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4023084B2 (ja) * 2000-10-18 2007-12-19 トヨタ自動車株式会社 吸入空気量予測装置及び吸気圧予測装置
JP4432572B2 (ja) * 2004-03-26 2010-03-17 株式会社デンソー 内燃機関用制御装置
JP2009024608A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toyota Motor Corp 吸入空気量推定装置およびこれを用いた内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016044648A (ja) 2016-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9316126B2 (en) Method for determining a phase position of an adjustable camshaft
JP2010275989A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5949819B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
US9470169B2 (en) Control device for internal combustion engine
JP2007332944A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
EP2975249B1 (en) Fuel injection control apparatus of internal combustion engine
JP5634107B2 (ja) 燃料噴射制御補正方法及び燃料噴射制御装置
JP6292082B2 (ja) 電子制御装置
JP6020387B2 (ja) 圧力センサの応答性学習装置
JP4396322B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010242647A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2017069088A1 (ja) エンジン
JP2019152144A (ja) 噴射制御装置
JP2014206070A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP6084674B1 (ja) 内燃機関制御装置
US9970382B2 (en) Direct injection internal combustion engine
JP6414421B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
CN110685812B (zh) 内燃机的控制装置及控制方法
CN112041549A (zh) 内燃机的燃料喷射控制装置以及燃料喷射控制方法
JP5240208B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2019082146A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5448181B2 (ja) 燃料噴射制御補正方法及び燃料噴射制御装置
JPWO2018012166A1 (ja) 燃料噴射装置の制御装置
JP2002021612A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2019152145A (ja) 噴射制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180129

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6292082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250