JP6288755B2 - 監視システム、及び、活動量計 - Google Patents

監視システム、及び、活動量計 Download PDF

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Description

本発明は、施設内において被監視者を監視する監視システム、及び、該監視システムが備える活動量計に関する。
高齢者等の見守りを必要とする者(以降、「被監視者」と略称する)を見守る為の技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、次のような生活見守りシステムが開示されている。すなわち、特許文献1に開示されている生活見守りシステムは、監視者の携帯端末装置、被監視者の携帯端末装置、被監視者の歩数や位置を示す生活情報を管理する生活見守りサーバ装置とを備える。各携帯端末装置と生活見守りサーバ装置とはネットワークを介して接続されている。
生活見守りサーバ装置は、被監視者の携帯端末装置から、生活情報を受信して保存する。また、生活見守りサーバ装置は、監視者の携帯端末装置から、生活情報の閲覧要求を受信すると、当該生活見守りサーバ装置自身が保存している生活情報のうち、閲覧要求に応じた生活情報を抽出し、閲覧要求の送信元の携帯端末装置に送信する。さらに、生活見守りサーバ装置は、被監視者の携帯端末装置の位置を、当該携帯端末装置と通信を行うアクセスポイントを利用して特定し、これを生活情報として用いる。上述の構成によって、特許文献1に開示されている生活見守りシステムは、被監視者の過去の生活状態を把握することを可能としている。
特開2010−187284号公報
ところで、特許文献1に開示されている生活見守りシステムを利用して、被監視者の状態を監視者が把握できるのは、監視者の携帯端末装置から生活見守りサーバ装置にアクセスした場合に限られる。従って、被監視者の身体に何らかの異常が生じたことを、監視者が迅速に認識するためには生活見守りサーバ装置に保存された生活情報に監視者が高い頻度でアクセスする必要がある。
しかしながら、多数の監視者が高い頻度で生活見守りサーバ装置にアクセスすると、生活見守りサーバ装置の処理負荷が増大するといった問題がある。また、被監視者の状態を常時把握するのに高い頻度で生活見守りサーバ装置にアクセスしなければならないので、監視者の負担が大きい。
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、サーバ装置の処理負荷を軽減しつつ、被監視者の身体に何らかの異常が生じたことを監視者が迅速に把握することが可能な監視システム、及び該監視システムに用いられる活動量計を提供することを解決課題のひとつとする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様による監視システムは、被監視者を管理する管理端末装置に対して、前記被監視者の身体活動の状態に基づいて警告通知を行う監視システムであって、前記警告通知に係る処理を行うサーバ装置と、前記被監視者によって携行される活動量計と、前記サーバ装置及び前記活動量計と通信可能な、一または複数のレシーバ装置と、を備え、前記活動量計は、当該活動量計に生じた加速度を検出し、該検出の結果に基づいて前記被監視者の活動量を示す活動量データを生成する活動量データ生成部と、前記活動量データを前記レシーバ装置に送信する活動量データ送信部と、を備え、前記レシーバ装置は、当該レシーバ装置と前記活動量計とが通信する通信対象領域内に前記活動量計が位置すると、前記活動量計から前記活動量データを取得するデータ取得部と、当該レシーバ装置に固有の識別子と共に、前記活動量データを前記サーバ装置へ送信する活動量データ送信部と、前記サーバ装置は、前記活動量データ及び前記識別子を受信するデータ受信部と、前記活動量データと前記識別子とに基づいて、前記警告通知を行うか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果が肯定の場合、前記管理端末装置に対して前記警告通知を行う警告通知部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様による監視システムによれば、被監視者の生活状態は活動量によって把握できるところ、サーバ装置は、被監視者の活動量を示す活動量データを収集し、これに基づいて警告通知を行うか否かを判定するので、被監視者の身体に何らかの異常が生じた非通常状態において監視者に警告通知を行うことが可能となる。この結果、監視者の負担を軽減すると共に、サーバ装置の処理負荷を大幅に削減することができる。特に、複数のレシーバ装置を用いる場合には、活動量計を携行する被監視者が、当該監視システムが適用された施設内を移動しても、その移動先の通信対象領域を示す識別子と活動量データとが、当該活動量計からレシーバ装置を介してサーバ装置に送信されるから、サーバ装置は、被監視者の現在位置を把握すると共に、移動先においても被監視者の活動量を把握することが可能となる。
「警告通知」は、例えば、被監視者の非通常状態が発生したことを監視者へ知らせる場合が該当する。「監視者」は、例えば被監視者の親族等や、当該監視システムが適用された施設において被監視者を管理する者等である。「管理端末装置」は、例えば、被監視者の親族等の携帯端末装置や、当該監視システムが適用された施設において被監視者を管理する端末装置が該当する。「活動量データ」は、例えば「歩数」を示すデータである。
本発明の第2の態様による監視システムは、第1の態様による監視システムであって、前記活動量計は、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを、前記加速度に基づいて判定する携行判定部と、前記携行判定部による判定結果が否定の場合、前記被監視者に対して当該活動量計の携行を促す報知部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様による監視システムによれば、第1の態様による監視システムと同様の効果を奏する上に、活動量計の不携行が当該活動量計によって検出されると共に、被監視者に当該活動量計の携行が促される。従って、活動量計の不携行を抑制することができる為、活動量計の不携行に起因する警告通知の誤報を減少させることができる。
本発明の第3の態様による監視システムは、第2の態様による監視システムであって、前記活動量計は、前記携行判定部による判定結果が否定の場合、当該活動量計が前記被監視者によって携行されていないことを示す不携行情報を前記レシーバ装置へ送信する不携行情報送信部を含み、前記レシーバ装置は、前記不携行情報を受信して前記サーバ装置へ送信する不携行情報送受信部を含み、前記サーバ装置は、前記不携行情報を受信すると、前記警告通知を行わないよう前記警告通知部を制御する制御部を含むことを特徴とする。
本発明の第3の態様による監視システムによれば、第2の態様による監視システムと同様の効果を奏する上に、活動量計が被監視者によって携行されていない場合には、その旨がサーバ装置へ通知される。これにより、サーバ装置は、活動量計が不携行である場合にはそのことを考慮に入れて、警告通知を行うか否かの判定を行うことができる。従って、活動量計の不携行に起因して生じる警告通知の誤報を減少させることができる。
本発明の第4の態様による監視システムは、第2または第3の態様による監視システムであって、前記活動量計は、温度センサを含み、前記携行判定部は、前記温度センサによって検出された温度及び前記加速度のうち少なくとも一方に基づいて、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定することを特徴とする。
本発明の第4の態様による監視システムによれば、第2または第3の態様による監視システムと同様の効果を奏する上に、次のような効果を奏する。すなわち、活動量計が被監視者によって携行されている場合には、被監視者の体温によって温められた活動量計が所定温度以上になることを利用し、活動量計の温度に基づいて当該活動量計の不携行を検出する。つまり、活動量計の不携行を検出する部材として温度センサを設けるだけの簡略な構成で、当該活動量計の不携行を精度良く検出することが可能となる。
本発明の第5の態様による監視システムは、第1乃至第4の態様のうちいずれか一態様による監視システムであって、前記レシーバ装置は、当該レシーバ装置に係る前記通信対象領域内に位置する前記活動量計に、前記活動量データを送信させる送信制御信号を発信する送信制御信号発信部を含み、前記活動量計は、前記送信制御信号を受信する制御信号受信部と、前記制御信号受信部が前記送信制御信号を受信すると、当該送信制御信号を発信した前記レシーバ装置に対して前記活動量データを送信するよう前記活動量データ送信部を制御する制御部と、を含むことを特徴とする。
「送信制御信号」は、活動量計に対して、当該レシーバ装置に活動量データを送信することを要求する信号である。
本発明の第5の態様による監視システムによれば、第1乃至第4の態様のうちいずれか一態様による監視システムと同様の効果を奏する上に、活動量計を携行した被監視者が、いずれかの通信対象領域内に進入すると、当該通信対象領域に係るレシーバ装置に対して当該活動量計から活動量データが送信される。つまり、被監視者が活動量計の操作を何ら行わずとも、自動的に当該活動量計から活動量データがレシーバ装置に送信される。このように、活動量データの送信に被監視者の操作が不要な構成である為、活動量データの送信し忘れや送信ミスといった被監視者の人為的なミスが生じ得ない。
本発明の第6の態様による監視システムは、第1乃至第5の態様のうちいずれか一態様による監視システムであって、前記サーバ装置は、各々の前記レシーバ装置に係る前記識別子と、各々の前記レシーバ装置に係る前記通信対象領域とが対応付けられた領域情報データベースと、前記領域情報データベースと、前記データ受信部によって受信した前記識別子とに基づいて、前記活動量計が位置する前記通信対象領域を特定する領域特定部と、を含むことを特徴とする。
本発明の第6の態様による監視システムによれば、第1乃至第5の態様のうちいずれか一態様による監視システムと同様の効果を奏する上に、サーバ装置は、受信した活動量データの送信元たる活動量計の位置、すなわち被監視者の位置を、受信した識別子と領域情報データベースとに基づいて容易に特定することができる。
本発明の第7の態様による監視システムは、第1乃至第6の態様のうちいずれか一態様による監視システムであって、前記監視システムは、前記被監視者の睡眠状態を検出し、睡眠状態を示す睡眠状態データを生成して前記サーバ装置に送信する睡眠計を含み、前記サーバ装置の前記データ受信部は、前記活動量データと前記識別子と前記睡眠状態データとを受信し、前記サーバ装置の前記判定部は、前記活動量データと、前記識別子と、前記睡眠状態データとに基づいて、前記警告通知を行うか否かを判定することを特徴とする。
本発明の第7の態様による監視システムによれば、第1乃至第6の態様のうちいずれか一態様による監視システムと同様の効果を奏する上に、警告通知を行うか否かの判定において、被監視者の睡眠状態を示す睡眠状態データも判定の指標として用いられる。従って、サーバ装置は、例えば、被監視者の活動量が極端に少ない場合であっても当該被監視者が睡眠中であれば警告通知を行わない、といった睡眠状態をも考慮に入れた判定をすることが可能となる。これにより、活動量の観点のみからでは把握しきれない事象をも鑑みた判定が可能となる為、警告通知における誤報をさらに減少させることができる。
本発明の第8の態様による活動量計は、被監視者を管理する管理端末装置に対して、前記被監視者の身体活動を示すデータに基づいて警告通知を行うサーバ装置に、前記データを供給する活動量計であって、当該活動量計に生じた加速度を検出し、該検出の結果に基づいて前記被監視者の活動量を示す活動量データを生成する活動量データ生成部と、前記サーバ装置に前記活動量データを転送するレシーバ装置に対して、前記活動量データを送信する活動量データ送信部と、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する携行判定部と、前記携行判定部による判定結果が否定の場合、前記被監視者に対して当該活動量計の携行を促す報知部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第8の態様による活動量計によれば、被監視者を管理する管理端末装置に対して、当該被監視者の身体活動を示すデータに基づいて警告通知を行うサーバ装置に、活動量データを供給することができる。さらに、第8の態様による活動量計によれば、被監視者が当該活動量計を携行し忘れている場合に、そのことが当該活動量計によって被監視者に報知される。従って、当該活動量計の不携行を抑制することができる為、当該活動量計の不携行に起因して生じる警告通知の誤報を減少させることができる。
本発明の第9の態様による活動量計は、第8による活動量計であって、前記活動量計は、前記携行判定部による判定結果が否定の場合、当該活動量計が前記被監視者によって携行されていないことを示す不携行情報を生成する不携行情報生成部と、前記不携行情報を前記レシーバ装置へ送信する不携行情報送信部と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第9の態様による活動量計によれば、第8の態様による活動量計と同様の効果を奏する上に、次のような効果を奏する。すなわち、当該活動量計が被監視者によって携行されていない場合には、その旨を示す不携行情報が、警告通知を行うサーバ装置に送信される。これにより、サーバ装置は、警告通知を行うか否かの判定において、活動量計の不携行を考慮することができる。従って、活動量計の不携行に起因して生じる警告通知における誤報を減少させることができる。
本発明の第10の態様による活動量計は、第8または第9の態様による活動量計であって、前記携行判定部は、前記加速度に基づいて、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する、ことを特徴とする。
本発明の第10の態様による活動量計は、第8または第9の態様による活動量計と同様の効果を奏する上に、次のような効果を奏する。すなわち、活動量計が被監視者によって携行されている場合、当該活動量計には被監視者の動き等に起因する加速度が生じることを利用し、不携行を検出する為の新たな部材を設けることなく、活動量計によって検出される加速度を利用して当該活動量計の不携行を検出することができる。
本発明の第11の態様による活動量計は、第8または第9の態様による活動量計であって、当該活動量計の温度を検出する温度センサをさらに備え、前記携行判定部は、前記温度に基づいて、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する、ことを特徴とする。
本発明の第11の態様による活動量計は、第8または第9の態様による活動量計と同様の効果を奏する上に、次のような効果を奏する。すなわち、活動量計が被監視者によって携行されている場合には、当該活動量計は被監視者の体温によって温められて所定温度以上になることを利用し、温度センサを用いて活動量計の不携行を検出する。これにより、不携行を検出する部材として温度センサを設けるだけの簡略な構成で、当該活動量計の不携行を検出することが可能となる。
本発明の第12の態様による活動量計は、第8乃至第11の態様のうちいずれか一態様による活動量計であって、前記レシーバ装置から送信制御信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部が前記送信制御信号を受信すると、前記活動量データを前記レシーバ装置に送信するよう前記活動量データ送信部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第12の態様による活動量計によれば、第8乃至第11の態様のうちいずれか一態様による活動量計と同様の効果を奏する上に、当該活動量計を携行する被監視者が、各々のレシーバ装置ごとに設定された所定の領域内に進入すると、当該活動量計からレシーバ装置に活動量データが送信される。従って、被監視者が活動量計を何ら操作せずとも、自動的に当該活動量計から活動量データがレシーバ装置に送信される。このように、活動量データの送信に被監視者の操作が不要な構成である為、活動量データの送信し忘れや送信ミスといった被監視者の人為的なミスが生じ得ない。
本発明の一実施形態に係る監視システムのシステム構成例を示す図。 本発明の一実施形態に係る活動量計のシステム構成例を示すブロック図。 加速度値のA/D変換値の時間変化のグラフ(波形情報)を示す図。 本発明の一実施形態に係る監視システムが備える睡眠計のシステム構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る監視システムが備えるサーバ装置のシステム構成例を示すブロック図。 受信データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図。 参照データ記憶部に記憶されるデータの一例を示す図。 本発明の一実施形態に係る監視システムによる警告通知の送信に係る一連の処理の流れを時系列的に示す図。 本発明の一実施形態に係る監視システムを適用した施設の見取図。 本発明の一実施形態に係る監視システムを適用した施設の見取図。
以下、本発明の一実施形態に係る監視システム、及び該監視システムに適用される活動量計について説明する。この監視システムは、被監視者を管理する端末装置(以降、「管理端末装置」と称する)に対して、被監視者の身体活動の状態に応じて警告通知を行う監視システムである。
警告通知は、被監視者の身体に何らかの異常が生じた非通常状態が生じたことを、監視者に報知するための通知である。警告通知は、例えば電子メール等によって行われる通知である。非通常状態は、被監視者の身体活動等の状態が平穏な生活を営む通常とは異なる状態である。
管理端末装置は、例えば当該監視システムが適用された施設内に設けられたパーソナルコンピュータ等の端末装置や、被監視者を管理する者(例えば被監視者の親族等)の携帯端末装置等が該当する。
本実施形態に係る監視システムは、例えば病院施設や介護施設等の各種施設等に適用することができる。換言すれば、本実施形態に係る監視システムは、例えば、見守りを必要とする被監視者が居住等する施設に適用されるシステムである。
図1は、本発明の一実施形態に係る監視システム1のシステム構成例を示す図である。監視システム1は、活動量計2A,2B,2C…と、レシーバ装置4A,4B,4C…と、睡眠計6A,6B,6C…と、サーバ装置8と、を備える。以降、活動量計2A,2B,2C…に共通する事項については、それら活動量計2A,2B,2C…を「活動量計2」と総称して説明する。レシーバ装置4A,4B,4C…に共通する事項については、それらレシーバ装置4A,4B,4C…を「レシーバ装置4」と総称して説明する。睡眠計6A,6B,6C…に共通する事項については、それら睡眠計6A,6B,6C…を「睡眠計6」と総称して説明する。
なお、図1においては紙面の都合上、活動量計としては活動量計2A,2B,2Cのみを図示し、レシーバ装置としてはレシーバ装置4A,4B,4Cのみを図示し、睡眠計としては睡眠計6A,6B,6Cのみを図示している。しかしながら、活動量計2及び睡眠計6は実際には被監視者の人数分だけ設けられる。また、レシーバ装置4は、当該監視システム1が適用された施設において被監視者の出入りを把握したい領域ごとに1台ずつ設けられる。
ここで、レシーバ装置4及び睡眠計6は当該施設内に設置され、活動量計2は当該施設内に居住等する被監視者によって携行されている。なお、サーバ装置8は、当該施設内または当該施設外のいずれに設置されていてもよい。
サーバ装置8は、例えばインターネット(internet)等の通信網10を用いて、レシーバ装置4及び睡眠計6と通信可能である。なお、サーバ装置8が当該施設内に設けられている場合、当該施設内に敷設されたLANを介して、サーバ装置8とレシーバ装置4及び睡眠計6とを通信可能に接続してもよい。また、サーバ装置8は、通信網10または当該施設内に敷設されたLAN(Local Area Network)によって管理端末装置100と通信可能である。
また、活動量計2は、例えば当該施設内に敷設されたLAN(Local Area Network)または例えばBluetooth(登録商標)規格に従った近距離無線通信等によってレシーバ装置4と通信可能である。
以下、図1に示す監視システム1を構成する各装置間で送受信されるデータの流れについて説明する。
活動量計2は、被監視者によって携行され、当該被監視者の活動量を示す活動量データを生成する。活動量計2は、レシーバ装置4によって発信された送信制御信号を受信すると、活動量データをレシーバ装置4に送信する。
この例の活動量データは、計測時点における当日中の総歩数を示すデータである。ここで、活動量データには、例えば付帯情報として、当該活動量データに係る活動を検出した時刻を示す時刻情報と、各活動量計2に固有の識別子(以降、「活動量計識別子」と称する)とが含まれている。
送信制御信号は、レシーバ装置4への活動量データの送信を活動量計2に対して要求する信号である。
各レシーバ装置4は、それぞれ別個に設定された領域(以降、「通信対象領域」と称する)内に位置する活動量計2に対して、活動量データの送信を要求する送信制御信号を送信する。通信対象領域は、レシーバ装置4が活動量計2と通信を行う領域であり、レシーバ装置ごとに互いに異なる範囲に設定されてもよい。各レシーバ装置4は、自身の通信対象領域内に位置する活動量計2のみから活動量データを取得する。通信対象領域の広さは、例えば、送信制御信号の送信電力を適宜設定することによって制御される。そして、レシーバ装置4は、活動量計2から取得した活動量データに対して、当該レシーバ装置4に固有の識別子(以降、「レシーバ装置識別子」と称する)を対応付けてサーバ装置8に送信する。
上述の構成を採ることで、活動量計2を携行した被監視者が、いずれかの通信対象領域内に進入すると、当該通信対象領域に係るレシーバ装置8に対して当該活動量計2から活動量データが送信される。つまり、被監視者が活動量計2の操作を何ら行わずとも、自動的に当該活動量計2から活動量データがレシーバ装置8に送信される。このように、活動量データの送信に被監視者の操作が不要な構成である為、活動量データの送信し忘れや送信ミスといった被監視者の人為的なミスが生じ得ない。
睡眠計6は、被監視者の睡眠状態を検出し、当該睡眠状態を示す睡眠状態データを生成してサーバ装置8に送信する。この睡眠状態データには、例えば付帯情報として、各睡眠計6に固有の識別子(以降、「睡眠計識別子」と称する)が含まれている。
サーバ装置8は、レシーバ装置4から送信された活動量データ及びレシーバ装置識別子と、睡眠計6から送信された睡眠状態データとに基づいて、管理端末装置100に対して警告通知を行うか否かを判定する。判定方法の詳細については後述する。サーバ装置8は、警告通知を送信すると判定した場合、例えばLAN(Local Area Network)や通信網10を介して、管理端末装置100に対して警告通知を送信する。
以下、監視システム1が備える活動量計2、睡眠計6、及びサーバ装置8について、それぞれのシステム構成例を詳細に説明する。
図2は、活動量計2のシステム構成例を示すブロック図である。同図に示すように、活動量計2は、記憶部12と、通信部14と、計時部16と、表示部18と、加速度センサ20と、操作部22と、携行判定部24と、制御部30とを備える。
記憶部12は、当該活動量計2によって生成された活動量データを記憶する不揮発性記憶媒体である。通信部14は、無線通信を行う為の通信モジュールであり、当該活動量計2とレシーバ装置4との間での無線通信を可能とする。例えば、通信部14は、レシーバ装置4によって発信された送信制御信号を受信する制御信号受信部として機能する。
無線通信の一例としては、例えばBluetooth(登録商標)規格に従った近距離無線通信等を挙げることができる。さらには、当該活動量計2とレシーバ装置4とを無線LAN(Local Area Network)によりWi−Fi(登録商標)接続する為の通信モジュールを通信部14に備えさせ、当該活動量計2とレシーバ装置4との間の無線通信をWi−Fi(登録商標)接続によるものとしても良い。
計時部16は、時刻を示す時刻情報を生成して制御部30へ出力する。表示部18は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等から成り、制御部30による表示制御に応じて種々の情報を表示する。
加速度センサ20は、当該活動量計2に生じた加速度を検出し、当該活動量計2の携行者(被監視者)の体動情報たる加速度データを生成する。この加速度データは、被監視者の体動を定量的に表す体動情報である。加速度センサ20は、互いに直交する三方向の加速度を検出するセンサであるX軸センサとY軸センサとZ軸センサとを備える三次元加速度センサを採用する。
なお、加速度センサ20は、被監視者の体動情報たる加速度データを生成することができる構成であればよく、一方向の加速度を検出する一次元加速度センサであってもよいし、互いに直交する二方向の加速度を検出する二次元加速度センサであってもよい。
操作部22は、各種操作(例えば情報入力操作や設定操作等)の為の部材である。操作部22の態様は特に限定されるものではなく、例えばボタン式操作部やタッチパネル式操作部等の任意の態様を採用できる。
携行判定部24は、加速度センサ20によって生成された加速度データと、計時部16によって生成された時刻情報とに基づいて、当該活動量計2が被監視者によって携行されているか否かを判定する。例えば、携行判定部24は、加速度センサ20によって生成された加速度データが、当該活動量計2に全く動きが生じてないことを示す加速度データである状態が所定時間(例えば30分間)以上持続した場合に、当該活動量計2は不携行であると判定すればよい。このように、活動量計2が被監視者によって携行されている場合、当該活動量計2には被監視者の動き等に起因する加速度が生じることを利用し、不携行を検出する為の新たな部材を設けることなく、活動量計2によって検出される加速度を利用して当該活動量計2の不携行を検出することができる。
携行判定部24によって当該活動量計2が不携行であると判定されると、制御部30は、当該活動量計2が不携行である旨を示す情報(以降、「不携行情報」と略称する)を、通信部14によってレシーバ装置4を介してサーバ装置8へ送信する。サーバ装置8の制御部61は、不携行情報を受信すると当該活動量計2に係る被監視者については、警告判定部69による判定を行わないよう制御する。このように構成することで、サーバ装置8は、活動量計2が不携行である場合にはそのことを考慮に入れて、警告通知を行うか否かの判定を行うことができる。従って、活動量計2の不携行に起因して生じる警告通知の誤報を減少させることができる
また、制御部30は、携行判定部24によって、当該活動量計2が携行されていないと判定されると、被監視者に対して当該活動量計2の携行を促す表示を表示部18に表示させる。このように被監視者に当該活動量計2の携行を促す構成を採ることで、活動量計2の不携行を抑制することができる為、活動量計の不携行に起因する警告通知の誤報を減少させることができる。
なお、当該活動量計2に照明部(不図示)を設け、携行判定部24によって当該活動量計2が携行されていないと判定された場合に、当該照明部を点滅させることによって、被監視者に当該活動量計2が不携行である旨を報知してもよい。また、当該活動量計2にスピーカ部(不図示)を設け、携行判定部24によって当該活動量計2が携行されていないと判定された場合に、当該スピーカ部を用いて、当該活動量計2が不携行である旨を被監視者に報知してもよい。
なお、当該活動量計2に温度センサ(不図示)を設け、当該温度センサによって測定された温度に基づいて、当該活動量計2が被監視者によって携行されているか否かを判定してもよい。この場合、例えば温度センサによって測定された温度が30度未満である状態が所定時間(例えば30分間)以上持続した場合に、携行判定部24は、当該活動量計2は不携行であると判定する。すなわち、活動量計2が被監視者によって携行されている場合には、被監視者の体温によって温められた活動量計2が所定温度以上になることを利用し、活動量計2の温度に基づいて当該活動量計2の不携行を検出する。このように構成することで、活動量計2の不携行を検出する部材として温度センサを設けるだけの簡略な構成で、当該活動量計2の不携行を精度良く検出することが可能となる。
さらには、活動量計2に携行判定部24を設けずとも、サーバ装置8の制御部61が、活動量計2から送信された活動量データに基づいて、上述した携行判定部24と同様に、当該活動量計2の携行/不携行を判定してもよい。また、活動量計2の制御部30が、温度センサによる測定結果を示す情報をサーバ装置8に送信し、サーバ装置8の制御部61がそれに基づいて活動量計2の携行/不携行を判定してもよい。
制御部30は、活動量計2の各部を統括的に制御する制御部であり、後述する種々の処理を実行する。制御部30は、記憶部12に格納された各種プログラムを読み出し、それらプログラムの各命令コードを実行する。これにより、当該活動量計2の各種機能が実現する。
また、制御部30は、加速度センサ20のX軸センサ、Y軸センサ、及びZ軸センサからの各出力値(加速度値)であるアナログ信号をA/D変換し、デジタルデータであるA/D変換値を生成すると共に、現在時刻を示す日時情報を計時部16から取得し、各々の前記A/D変換値を日時情報と対応付けて記憶部12に記憶させる。
さらに、制御部30は、このようにして収集したA/D変換値から、加速度値の変化を示す波形情報を生成する。図3は、加速度値のA/D変換値の時間変化のグラフ(波形情報)を示す図である。同図に示すように、X軸センサの出力値、Y軸センサの出力値、Z軸センサの各出力値に基づいて、加速度ベクトルの絶対値を算出する。そして、横軸に経過時間(単位:秒)を取り、縦軸に加速度ベクトルの絶対値を取ることで、波形情報が得られる。
そして、制御部30は、この波形情報から活動量(たとえば歩数)を算出する。すなわち、加速度値の変化を示す波形情報において、上限ピーク値P1と下限ピーク値P2との差が所定値以上で且つ当該上限ピーク値P1と下限ピーク値P2との差が一定時間内に生じている態様の1つの波を「1歩」としてカウントしてもよい。
なお、実施の形態では、説明の便宜のため、「活動量=歩数」として説明するが、活動量はこの例に限られるものではない。例えば、歩行による「1歩」とは検知できない小さな動きも活動量としてカウントするようにしても良い。被監視者が、年齢・体調などの理由により、歩行することが困難、歩行する機会が少ない等の事由がある場合には、小さな動きも活動量に含む構成としたほうが、より適切な監視が可能となる場合もある。このように、活動量のカウントの仕方は、想定される被監視者などに応じて、適宜、変更可能である。
つまり、制御部30は、加速度センサ20から出力される加速度データに基づいて生成した波形情報において、上限ピーク値P1と下限ピーク値P2との差が所定値以上であって、且つ、当該差が一定時間内に生じている波形(1つの歩行波形)を検出する毎に、被監視者の活動量として「1歩」をカウントしていく。
上述した処理によって、制御部30は、加速度センサ20から出力される加速度データに基づいて、所定期間における活動量(本例では1日における総歩数)を示す活動量データを算出する。そして、当該活動量計2が、レシーバ装置4の通信対象領域内に進入し、レシーバ装置4によって発信されている送信制御信号を通信部14が受信すると、制御部30は当該時点における活動量データを、通信部14によって前記送信制御信号を発信したレシーバ装置4に送信する。
なお、活動量計2が、或るレシーバ装置4の通信対象領域内に進入し、当該レシーバ装置4によって発信された送信制御信号を受信した後に、当該通信対象領域内に留まった場合、その後当該レシーバ装置4によって発信された送信制御信号を受信しても、制御部30は、所定期間(例えば10分間)は活動量データの送信に係る処理を行わないように構成してもよい。これにより、活動量計2が同一の通信対象領域内に留まっている場合に、既に送信した活動量データから殆ど変化が無い活動量データを多数回送信することで無駄に電力を消費してしまうことを抑制できる。
図4は、睡眠計6のシステム構成例を示すブロック図である。同図に示すように、睡眠計6は、センサ部41と、制御部43と、表示部45と、操作部47と、電源49と、計時部51と、解析部53と、記憶部55と、通信部57と、を備える。
センサ部41は、寝具に横臥した被監視者の生体信号を検出する。センサ部41は、例えば水、空気等の非圧縮性の流体を内封したマットレスの圧力変動を、マイクロホン(例えば、コンデンサマイクロホン等)を用いて検出する。センサ部41は、前記マットレスが寝具の下に敷かれることにより、仰臥位の被監視者の姿勢の変化等の体動と、必要に応じて各種の生体信号とを検出する。センサ部41によって検出された生体信号は、不図示のA/Dコンバータによりデジタル信号に変換される。
制御部43は、当該睡眠計6の各部を統括的に制御する。制御部43は、解析部53による解析結果に基づいて、被監視者の睡眠状態を示す睡眠状態データを生成すると共に、当該睡眠計6に固有の睡眠計識別子を当該睡眠状態データに付帯させる。さらに、制御部43は、この睡眠状態データを通信部57によってサーバ装置8に送信する。例えば、制御部43は、所定周期で(例えば30秒毎に)、睡眠状態データを通信部57によってサーバ装置8に送信する。
なお、制御部43が、解析部53による解析結果に基づいて、被監視者の起床/就寝に係る判定を行い、当該判定結果をサーバ装置8に送信するとしてもよい。この場合、サーバ装置8において被監視者の起床/就寝に係る判定を行う必要がなくなる。
表示部45は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等から成り、制御部43による表示制御に応じて種々の情報を表示する。操作部47は、例えば情報入力操作や設定操作等の為の操作部材である。操作部47の態様は特に限定されるものではなく、例えばボタン式操作部やタッチパネル式操作部等の任意の態様で操作部47を設ければよい。電源49は、当該睡眠計6の各部に電力を供給する。計時部51は、現在時刻を示す日時情報を生成して出力する。
解析部53は、センサ部41から出力された生体信号と、計時部51から出力された日時情報とに基づいて、被監視者の睡眠状態を解析し、当該睡眠状態を示す睡眠状態データを生成する。記憶部55は、解析部53によって生成された睡眠状態データを記憶する。なお、記憶部55には、制御部43によって実行される種々の処理に係るプログラム等も記憶されている。
通信部57は、無線通信を行う為の通信モジュールであり、当該睡眠計6とサーバ装置8との間で通信網10を介した無線通信を可能とする。通信部57は、解析部53によって生成された睡眠状態データを、通信網10を介してサーバ装置8に送信する。
図5は、サーバ装置8のシステム構成例を示すブロック図である。同図に示すように、サーバ装置8は、制御部61と、通信部63と、受信データ記憶部65と、参照データ記憶部67と、警告判定部69と、識別子データベース(以降、「識別子DB」と略称する)71と、領域情報データベース(以降、「領域情報DB」と略称する)73と、睡眠状態データ記憶部75とを備える。
制御部61は、当該サーバ装置8の各部を統括的に制御する。通信部63は、当該サーバ装置8と、レシーバ装置4、睡眠計6、及び管理端末装置100との間で通信網10またはLANを介した通信を可能とする通信モジュールである。通信部63は、例えば、活動量データ及びレシーバ装置識別子を受信するデータ受信部として機能する。また、通信部63は、警告判定部69によって「警告通知を送信する」と判定された場合に、制御部61による制御で管理端末装置100に対して警告通知を行う警告通知部として機能する。
受信データ記憶部65は、通信部63によって受信した活動量データと、当該活動量データに対応付けられているレシーバ装置識別子と、当該活動量データに係る被監視者に固有の識別子(以降、「被監視者識別子」と称する)と、当該活動量データに係る活動の検出時刻(活動量データに付帯情報として含まれている「時刻情報」)と、を対応付けて記憶する。つまり、受信データ記憶部65は、各々の被監視者について、その活動量と、当該活動量の検出時刻と、当該検出時刻に位置している通信対象領域を示す情報とを記憶する。
ここで、被監視者識別子については、制御部61が、識別子DB71を参照して、受信した活動量データに係る活動量計識別子に基づいて特定する。また、活動量計2が位置する通信対象領域については、制御部61が、領域情報DB73を参照して、レシーバ装置識別子に基づいて特定する。識別子DB71及び領域情報DB73については後に詳述する。
図6は、受信データ記憶部65に記憶されるデータの一例を示す図である。以下、図6に示す例を具体的に説明する。
12時35分に被監視者識別子「c4」に対応する被監視者が、レシーバ装置識別子「r4」のレシーバ装置4の通信対象領域内に位置し、当該時点での活動量(本例では当該時点における当日の総歩数;以降同様)は「757」である。
12時41分に被監視者識別子「c32」に対応する被監視者が、レシーバ装置識別子「r18」のレシーバ装置4の通信対象領域内に位置し、当該時点での活動量が「21」であることを示している。
12時55分に被監視者識別子「c4」に対応する被監視者が、レシーバ装置識別子「r7」のレシーバ装置4の通信対象領域内に位置し、当該時点での活動量が「765」であることを示している。
12時59分に被監視者識別子「c32」に対応する被監視者が、レシーバ装置識別子「r19」のレシーバ装置4の通信対象領域内に位置し、当該時点での活動量が「29」であることを示している。
参照データ記憶部67は、被監視者識別子と、当該被監視者識別子に係る被監視者の標準活動量と、を対応付けて記憶する。つまり、参照データ記憶部67は、各被監視者の標準活動量を記憶する。
標準活動量は、各々の被監視者の所定時刻における通常の活動量を示している。ここで、標準活動量は例えば次のように算出する。すなわち、サーバ装置8が、各々の被監視者について、例えば数日間程度の期間に亘って活動量データを収集し、当該期間における活動量データの平均値等を算出して標準活動量とする。また、サーバ装置8が、例えば各々の被監視者の年齢、性別、身長、体重、及び生活パターン等に基づいて各々の被監視者の標準活動量を設定してもよい。
図7は、参照データ記憶部67に記憶されるデータの一例を示す図である。同図に示す例は、標準活動量として特定時刻における総歩数を用いる例である。図7に示す参照データは、下記のことを示している。
被監視者識別子「c4」に対応する被監視者の標準活動量は、12時までに「480」であり、13時までに「930」である。
被監視者識別子「c32」に対応する被監視者の標準活動量は、12時までに「670」であり、13時までに「1400」である。
識別子DB71は、各々の活動量計2の活動量計識別子と、活動量計2を携行する被監視者の被監視者識別子とが対応付けられて成るデータベースである。制御部61は、この識別子DB71を参照し、受信した活動量データに係る活動量計識別子から、当該活動量計2を携行している被監視者の被監視者識別子を特定する。
領域情報DB73は、各々のレシーバ装置4のレシーバ装置識別子と、各々のレシーバ装置4の通信対象領域を示す情報とが対応付けられて成るデータベースである。制御部61は、領域情報DB73を参照し、受信した活動量データに対応付けられたレシーバ装置識別子から、当該レシーバ装置4の通信対象領域を特定する。すなわち、制御部61は、領域情報DB73を参照し、受信した活動量データの送信元である活動量計2が位置する通信対象領域を特定する。睡眠状態データ記憶部75は、睡眠計6から送信された睡眠状態データを記憶する。
サーバ装置8の警告判定部69は、活動量計2、レシーバ装置4、及び睡眠計6から取得したデータに基づいて、管理端末装置100に対して警告通知を行うか否かを判定する。警告判定部69は、例えば所定の時間間隔(例えば1時間間隔)ごとに判定を行う。あるいは、当該サーバ装置8が活動量データを受信するごとに判定を行ってもよい。また、所定の時間間隔は、被監視者の年齢・対象などに応じて、変更可能としてもよい。例えば、被監視者がお年寄りの場合は、より短い時間間隔(例えば20分間隔)で監視を行うというような対応も可能となる。あるいは、活動量が全く検出されない、または、一定の水準以上の活動量が検出されない、といった時間が、所定の時間(例えば15分)を越えた場合に、警告通知を送信するべきと判定するように構成してもよい。この場合も、被監視者の年齢・対象などに応じて、判定の閾値となる所定の時間を変更可能としてもよい。
また、活動量の検出に急激な変化があった場合に、警告通知を送信するべきと判定するように構成してもよい。このような構成とすることで、被監視者の転倒のような非常事態があった際に、タイムリーに警告を発することが可能となる。
上記に例示した種々の判定方法は、単独で用いてもよいし、複数組み合わせて用いてもよい。
以下、警告判定部69による判定において活動量データを判定指標として用いる場合の、判定方法の一例を説明する。
警告判定部69は、受信データ記憶部65に記憶された活動量データと、参照データ記憶部67に記憶された参照データとに基づいて、例えば、次のように判定を行う。即ち、活動量データ値が、参照データ値の所定割合以下である場合に警告判定部69は警告通知を送信すると判定する。ここで、所定割合を80%とすれば、判定基準は標準活動量の80%の活動量となる。被監視者の所定時刻における活動量の値が、標準活動量の80%未満の活動量の値である場合に、警告判定部69は警告通知を送信すると判定する。
ここで、判定基準を、管理端末装置100のユーザ(監視者)が設定することができるように構成してもよい。この場合、管理端末装置100のユーザがサーバ装置8にアクセスして判定基準を設定する。
なお、管理端末装置100のユーザ(監視者)が判定基準を一旦設定した後であっても、当該判定基準を別の値に再設定可能に構成してもよい。このように構成することで、管理端末装置100のユーザは、一旦設定した判定基準による判定で生じた誤報の数等に応じて、当該判定基準の値を調節することが可能となる。例えば、判定基準を「標準活動量の80%」と設定して当該監視システム1を運用して誤報が多く発生した場合には、判定基準をより低い値、例えば「標準活動量の75%」に再設定することで、誤報を抑制することができる。
また、判定基準の設定をサーバ装置8が自動設定するように構成してもよい。さらに、前記自動設定後に、誤報の数に応じて、サーバ装置8が判定基準を自動再設定するように構成してもよい。
以下、具体的に図6及び図7に示す例を参照して、活動量データに基づく判定方法の一例を説明する。
被監視者識別子「c4」に対応する被監視者は、12時35分時点で活動量が「757」である。また、13時までの被監視者識別子「c32」に対応する被監視者の標準活動量は「930」である。ここで、警告通知を行うか否かの判定基準を「標準活動量の80%」とする。
本例の場合、13時までの標準活動量「930」の80%の値は「744」である。また、12時35分時点での実際の活動量の値は「757」である。従って、実際の活動量の値「757」が、標準活動量の80%の値「744」以上の値であるので、警告判定部69は「警告通知を行わない」と判定する。
被監視者識別子「c32」に対応する被監視者は、12時41分時点で活動量が「21」である。また、13時までにおける被監視者識別子「c32」に対応する被監視者の標準活動量は「1400」である。そして、警告通知を行うか否かの判定基準を「標準活動量の80%」とする。
本例の場合、13時までの標準活動量「1400」の80%の値は「1120」である。また、12時35分時点での実際の活動量の値は「21」である。従って、実際の活動量の値「21」が、標準活動量の80%の値「1120」未満の値であるので、警告判定部69は「警告通知を行う」と判定する。
被監視者識別子「c4」に対応する被監視者は、12時55分時点で活動量が「765」である。また、13時までにおける被監視者識別子「c32」に対応する被監視者の標準活動量は「930」である。ここで、13時までの標準活動量「930」の80%の値は「744」である。また、12時55分時点での実際の活動量の値は「765」である。従って、実際の活動量の値「765」が、標準活動量の80%の値「744」以上の値であるので、警告判定部69は「警告通知を行わない」と判定する。
被監視者識別子「c32」に対応する被監視者は、12時59分時点で活動量が「29」である。また、13時までにおける被監視者識別子「c32」に対応する被監視者の標準活動量は「1400」である。そして、警告通知を行うか否かの判定基準を「標準活動量の80%」とする。
本例の場合、13時までの標準活動量「1400」の80%の値は「1120」である。また、12時59分時点での実際の活動量の値は「29」である。従って、実際の活動量の値「29」が、標準活動量の80%の値「1120」未満の値であるので、警告判定部69は「警告通知を行う」と判定する。
以下、警告判定部69による判定において活動量計2が位置する通信対象領域を判定指標として用いる場合の、判定方法の一例を説明する。
サーバ装置8の制御部61は、通信部63によって活動量データを受信すると、領域情報DB73を参照して、当該活動量データに対応付けられているレシーバ装置識別子に係る通信対象領域を特定する。この通信対象領域は、当該活動量データが活動量計2から送信された際の、当該活動量計2を携行する被監視者の位置を示している。警告判定部69は、このようにして特定した被監視者の位置に基づいて、例えば次のような判定を行うことができる。
警告判定部69は、受信データ記憶部65に記憶されたデータを参照して、被監視者が自身の居室以外の通信対象領域内に位置している時間が所定時間以上であるか否かを判定する。被監視者が自身の居室以外の通信対象領域内に位置している時間が所定時間以上である場合には、警告判定部69は、警告通知を送信すると判定する。この判定は、被監視者が自身の居室以外の通信対象領域内に所定時間以上位置している場合には、当該被監視者に何らかの異常事態が生じていると推測できることを鑑みた判定である。
警告判定部69は、受信データ記憶部65に記憶されたデータを参照して、被監視者が特定の通信対象領域(例えば自身の居室)に居るべき時間帯(例えば深夜帯)に当該通信対象領域内に位置しているか否かを判定し、被監視者が特定の通信対象領域(例えば自身の居室)に居るべき時間帯(例えば深夜帯)に当該通信対象領域内に位置していない場合には、管理端末装置100に警告通知を送信すると判定する。この判定は、被監視者が本来は特定の通信対象領域(例えば自身の居室)に居るべき時間帯(例えば深夜帯)に、他の通信対象領域に居る場合には、当該被監視者に何らかの異常事態が生じていると推測できることを鑑みた判定である。
以下、警告判定部69による判定において睡眠状態データを判定指標として用いる場合の、判定方法の一例を説明する。なお、睡眠状態データに基づいて被監視者が睡眠中であるか否かを判定する技術は公知の従来技術である為、ここでは説明を省略する。
警告判定部69は、被監視者の実際の活動量が判定基準(例えば標準活動量の80%)未満であっても、当該期間における睡眠状態データが、当該被監視者が睡眠中であること示す睡眠状態データである場合には、警告通知を送信しないと判定する。この判定は、被監視者の活動量が判定基準の値に満たない場合であっても、当該被監視者が睡眠状態にあるのであれば、異常事態は生じていないと推測できることを鑑みた判定である。
このように、警告通知を行うか否かの判定において睡眠状態データも判定指標として用いることで、次のような効果を得ることができる。すなわち、例えば被監視者の活動量が極端に少ない場合であっても当該被監視者が睡眠中であれば警告通知を行わない、といった睡眠状態をも考慮に入れた判定をすることが可能となる。これにより、活動量の観点のみからでは把握しきれない事象をも鑑みた判定が可能となる為、警告通知における誤報をさらに減少させることができる。
以下、本実施形態に係る監視システム1による警告通知に係る一連の処理を時系列的に説明する。図8は、警告通知に係る一連の処理の流れを時系列的に示す図である。
レシーバ装置4A,4Bは、それぞれの通信対象領域内の活動量計2Aが受信可能なように、送信制御信号を所定周期で発信し続ける(ステップS1)。また、睡眠計6Aは、解析部53によって生成された睡眠状態データを、所定時間(Δt)間隔でサーバ装置8に送信する(ステップS2)。ここで、Δtは例えば30[秒]である。
まず、活動量計2Aが、携行者である被監視者の移動に伴ってレシーバ装置4Aの通信対象領域内に進入し、通信部14がレシーバ装置4Aによって発信されている送信制御信号を受信すると(ステップS3)、制御部30は当該時点における活動量データ(本例では当該時点までの当日の総歩数)を通信部14によってレシーバ装置4Aに送信する(ステップS4)。
レシーバ装置4Aは、活動量計2Aによって送信された活動量データを受信すると、レシーバ装置識別子と対応付けて当該活動量データをサーバ装置8に送信する(ステップS5)。サーバ装置8の制御部61は、レシーバ装置4Aから送信された活動量データとレシーバ装置識別子とを受信データ記憶部65に記憶させる。
他方、サーバ装置8の警告判定部69は、所定時間間隔ΔT(例えばΔT=1[時間])ごとに、上述した警告通知を行うか否かの判定処理を行う(ステップS6)。警告判定部69によって、警告通知を送信すると判定されると、制御部61は、通信部63によって警告通知を管理端末装置100に送信する(ステップS7)。
その後、活動量計2Aが、携行者である被監視者の移動によってレシーバ装置4Bの通信対象領域内に進入し、通信部14がレシーバ装置4Bによって発信されている送信制御信号を受信すると(ステップS8)、制御部30は当該時点における活動量データを通信部14によってレシーバ装置4Bに送信する(ステップS9)。
レシーバ装置4Bは、活動量計2Aによって送信された活動量データを受信すると、レシーバ装置識別子と対応付けて当該活動量データをサーバ装置8に送信する(ステップS10)。サーバ装置8の制御部61は、レシーバ装置4Bから送信された活動量データとレシーバ装置識別子とを受信データ記憶部65に記憶させる。
他方、サーバ装置8の警告判定部69は、前回の判定から所定時間ΔTだけ経過すると、再び上述の判定処理を行う(ステップS11)。そして、サーバ装置8の制御部61は、判定結果に基づく処理を実行する。
以下、図9及び図10を参照して、警告判定部69による判定処理の具体例を説明する。図9は、本実施形態に係る監視システム1を適用した施設の特定階の見取図である。図10は、図9に示す特定階と同一の特定階の見取り図であって、図9に示す状態から時間が経過して被監視者が移動した後の状態を示す見取図である。
施設500のうち図9及び図10に示す特定階には、居室Ra,Rb,Rc、及び視聴覚室Rdが設けられている。居室Raには、睡眠計6A及びレシーバ装置4Aが設置されている。居室Rbには、睡眠計6B及びレシーバ装置4Bが設置されている。居室Rcには、睡眠計6C及びレシーバ装置4Cが設置されている。睡眠計6A,6B,6Cは、それぞれ各居室Ra,Rb,Rcに設けられた寝台上に設置されている。視聴覚室Rdには、テレビジョン装置Tv及びレシーバ装置4Dが設置されている。廊下部Crには、レシーバ装置4Eが設置されている。
本例では、レシーバ装置4Aの通信対象領域は居室Ra内であり、レシーバ装置4Bの通信対象領域は居室Rb内であり、レシーバ装置4Cの通信対象領域は居室Rc内であり、レシーバ装置4Dの通信対象領域は視聴覚室Rd内であり、レシーバ装置4Eの通信対象領域は廊下部Crである。
また、居室Raには被監視者Maが居住し、居室Rbには被監視者Mbが居住し、居室Rcには被監視者Mcが居住している。被監視者Maは活動量計2Aを携行し、被監視者Mbは活動量計2Bを携行し、被監視者Mcは活動量計2Cを携行している。なお、廊下部Crには、他階へ移動する為の昇降機Evが設置されている。
図9に示す例では、被監視者Maが携行する活動量計2Aによって生成された活動量データは、レシーバ装置4Aを介してサーバ装置8に送信される。被監視者Mbが携行する活動量計2Bによって生成された活動量データは、レシーバ装置4Bを介してサーバ装置8に送信される。被監視者Mcが携行する活動量計2Cによって生成された活動量データは、レシーバ装置4Cを介してサーバ装置8に送信される。
また、各睡眠計6A,6B,6Cからは、睡眠状態データが所定の周期でサーバ装置8に送信される。サーバ装置8の警告判定部69は、各レシーバ装置4A,4B,4C,4D及び各睡眠計6A,6B,6Cから送信されたデータを受信し、それらに基づいて上述の判定処理を行う。
図9に示す例では、被監視者Mcは睡眠計6C上で睡眠中である。このとき、睡眠計6Cによって生成される睡眠状態データは、被監視者Mcが睡眠中であることを示す睡眠状態データである。この場合、たとえ被監視者Mcの活動量が判定基準(例えば標準活動量の80%)未満であったとしても、睡眠状態データが、被監視者Mcが睡眠中であることを示している為、サーバ装置8の警告判定部69は警告通知を送信しないと判定する。
図10に示す時点では、被監視者Mcは、自身の居室Rcから視聴覚室Rdへ移動している。この移動においては、被監視者Mcが廊下部Crへ進入した際に活動量計2Cからレシーバ装置4Eに活動量データが送信され、被監視者Mcが視聴覚室Rd内へ進入した際に活動量計2Cからレシーバ装置4Dに活動量データが送信されている。これにより、サーバ装置8側では、被監視者Mcが自身の居室Rcから廊下部Crを通って視聴覚室Rdへ移動したことを認識できる。
その後、被監視者Mcが視聴覚室Rd内に留まった場合には、一回目の活動量データの送信から所定期間(例えば10分間)ごとに、被監視者Mcが携行する活動量計2Cからレシーバ装置4Dに活動量データが送信される。これは、上述したように活動量計2が同一の通信対象領域内に留まっている場合に、既に送信した活動量データから殆ど変化が無い活動量データを多数回送信することで無駄に電力を消費してしまうことを抑制する為の処理である。
また、被監視者Maは、図10に示す時点では、自身の居室Raから昇降機Ev前(廊下部Cr)に移動している。この移動においては、被監視者Maが廊下部Crに進入した際に、活動量計2Aからレシーバ装置4Eに活動量データが送信されている。これにより、サーバ装置8側では、被監視者Maが自身の居室Raから廊下部Crへ移動したことを認識できる。
ここで、図10に示す例の時間帯が、各被監視者Ma,Mb,Mcが自身の居室Ra,Rb,Rcに居るべき時間帯(例えば深夜帯)であるとする。当該時間帯において、被監視者Mcは自身の居室Rc内には居ないが、視聴覚室Rd内に位置していることをサーバ装置8は認識できる。この場合には、警告判定部69は、「警告通知を送信しない」と判定する。この判定は、被監視者が本来居るべき場所に居ない場合であっても、当該被監視者が危険性の無い場所に居ることが明確である場合には、警告通知は必要ないことを鑑みた判定である。
一方、当該時間帯(深夜帯)において、被監視者Maは自身の居室Ra内に居らず、且つ、廊下部Crに留まっていることをサーバ装置8は認識できる。このような場合、警告判定部69は、「警告通知を送信する」と判定する。この判定は、被監視者が本来居るべき場所に居ない場合であって、且つ、その後の移動先も明確でない場合には、警告通知を送信する必要があることを鑑みた判定である。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る監視システムによれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、被監視者の生活状態は活動量によって把握できるところ、サーバ装置8は、被監視者の活動量を示す活動量データを収集し、これに基づいて警告通知を行うか否かを判定するので、被監視者の身体に何らかの異常が生じた非通常状態において監視者に警告通知を行うことが可能となる。この結果、監視者の負担を軽減すると共に、サーバ装置8の処理負荷を大幅に削減することができる。特に、複数のレシーバ装置4を用いる場合には、活動量計2を携行する被監視者が、当該監視システム1が適用された施設内を移動しても、その移動先の通信対象領域を示す識別子と活動量データとが、当該活動量計2からレシーバ装置4を介してサーバ装置8に送信されるから、サーバ装置8は、被監視者の現在位置を把握すると共に、移動先においても被監視者の活動量を把握することが可能となる。このように、本発明の一実施形態によれば、被監視者の非通常状態を良好な精度で検出し、当該非通常状態の発生を迅速に監視者に報知する為の監視システム及び活動量計を提供することができる。
すなわち、本発明の一実施形態に係る監視システム1によれば、活動量計2を携行する被監視者が移動するごとに、移動先の場所を示す情報(レシーバ装置識別子)及びその時点における活動量データが、レシーバ装置4を介してサーバ装置8に送信される。そして、サーバ装置8は、それらに基づいて、監視者への警告通知を行うか否かを判定し、当該判定結果に応じて警告通知を管理端末装置100に送信する。これにより、被監視者の非通常状態を良好な精度で検出して監視者に報知することができる。
さらに、睡眠計6からは睡眠状態データが所定周期でサーバ装置8に送信される。サーバ装置8は、警告通知を行うか否かの判定において睡眠状態データも判定指標として用いることで、警告通知における誤報を更に減少させることができる。
なお、警告通知に、被監視者が位置する通信対象領域を示す情報を含めてもよい。これにより、警告通知を、より有用性の高い情報とすることができる。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示した複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示す全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決できる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1…監視システム、10…通信網、100…管理端末装置、11…計時部、12…記憶部、14…通信部、16…計時部、18…表示部、20…加速度センサ、22…操作部、2,2A,2B,2C……活動量計、30…制御部、4…レシーバ装置、41…センサ部、43…制御部、45…表示部、47…操作部、49…電源、4,4A,4B,4C,4D,4E…レシーバ装置、51…計時部、53…解析部、55…記憶部、57…通信部、61…制御部、63…通信部、65…受信データ記憶部、67…参照データ記憶部、69…警告判定部、6,6A,6B,6C……睡眠計、8…サーバ装置。

Claims (10)

  1. 被監視者を管理する管理端末装置に対して、前記被監視者の身体活動の状態に基づいて警告通知を行う監視システムであって、
    前記警告通知に係る処理を行うサーバ装置と、
    前記被監視者によって携行される活動量計と、
    前記サーバ装置及び前記活動量計と通信可能な、一または複数のレシーバ装置と、を備え、
    前記活動量計は、
    当該活動量計に生じた加速度を検出し、該検出の結果に基づいて前記被監視者の活動量を示す活動量データを生成する活動量データ生成部と、
    前記活動量データを前記レシーバ装置に送信する活動量データ送信部と、
    当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを、前記加速度に基づいて判定する携行判定部と、
    前記携行判定部による判定結果が否定の場合、前記被監視者に対して当該活動量計の携行を促す報知部と、
    前記携行判定部による判定結果が否定の場合、当該活動量計が前記被監視者によって携行されていないことを示す不携行情報を前記レシーバ装置へ送信する不携行情報送信部と、を備え、
    前記レシーバ装置は、
    当該レシーバ装置と前記活動量計とが通信する通信対象領域内に前記活動量計が位置すると、前記活動量計から前記活動量データを取得するデータ取得部と、
    当該レシーバ装置に固有の識別子と共に、前記活動量データを前記サーバ装置へ送信する活動量データ送信部と、
    前記不携行情報を受信して前記サーバ装置へ送信する不携行情報送受信部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記活動量データ及び前記識別子を受信するデータ受信部と、
    前記活動量データと前記識別子とに基づいて、前記警告通知を行うか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果が肯定の場合、前記管理端末装置に対して前記警告通知を行う警告通知部と、
    前記不携行情報を受信すると、前記警告通知を行わないよう前記警告通知部を制御する制御部と、を備える、
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 前記活動量計は、前記活動量計の温度を検出する温度センサを含み、
    前記携行判定部は、前記温度センサによって検出された温度及び前記加速度のうち少なくとも一方に基づいて、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記レシーバ装置は、当該レシーバ装置に係る前記通信対象領域内に位置する前記活動量計に、前記活動量データを送信させる送信制御信号を発信する送信制御信号発信部を含み、
    前記活動量計は、
    前記送信制御信号を受信する制御信号受信部と、
    前記制御信号受信部が前記送信制御信号を受信すると、当該送信制御信号を発信した前記レシーバ装置に対して前記活動量データを送信するよう前記活動量データ送信部を制御する制御部と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記活動計の前記制御部は、
    前記レシーバ装置によって発信された前記送信制御信号を受信した後に、前記活動量計が前記通信対象領域内に留まった場合、前記送信制御信号を受信した後に前記レシーバ装置によって発信された前記送信制御信号を前記制御信号受信部により受信しても、所定期間については前記活動量データの送信を行わないように制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記サーバ装置は、
    各々の前記レシーバ装置に係る前記識別子と、各々の前記レシーバ装置に係る前記通信対象領域とが対応付けられた領域情報データベースと、
    前記領域情報データベースと、前記データ受信部によって受信した前記識別子とに基づいて、前記活動量計が位置する前記通信対象領域を特定する領域特定部と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の監視システム。
  6. 前記サーバ装置は、
    前記判定部による前記警告通知を行うか否かを判定するための判定基準を再設定可能とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載の監視システム。
  7. 前記監視システムは、前記被監視者の睡眠状態を検出し、睡眠状態を示す睡眠状態データを生成して前記サーバ装置に送信する睡眠計を含み、
    前記サーバ装置の前記データ受信部は、前記活動量データと前記識別子と前記睡眠状態データとを受信し、
    前記サーバ装置の前記判定部は、前記活動量データと、前記識別子と、前記睡眠状態データとに基づいて、前記警告通知を行うか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の監視システム。
  8. 被監視者を管理する管理端末装置に対して、前記被監視者の身体活動を示すデータに基づいて警告通知を行うサーバ装置に、前記データを供給する活動量計であって、
    当該活動量計に生じた加速度を検出し、該検出の結果に基づいて前記被監視者の活動量を示す活動量データを生成する活動量データ生成部と、
    前記サーバ装置に前記活動量データを転送するレシーバ装置に対して、前記活動量データを送信する活動量データ送信部と、
    当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する携行判定部と、
    前記携行判定部による判定結果が否定の場合、前記被監視者に対して当該活動量計の携行を促す報知部と、
    前記携行判定部による判定結果が否定の場合、当該活動量計が前記被監視者によって携行されていないことを示す不携行情報を生成する不携行情報生成部と、
    前記不携行情報を前記レシーバ装置へ送信する不携行情報送信部と、
    前記レシーバ装置から送信制御信号を受信する制御信号受信部と、
    前記制御信号受信部が前記送信制御信号を受信すると、前記活動量データを前記レシーバ装置に送信するよう前記活動量データ送信部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記レシーバ装置によって発信された前記送信制御信号を受信した後に、前記活動量計が通信対象領域内に留まった場合、前記送信制御信号を受信した後に前記レシーバ装置によって発信された前記送信制御信号を前記制御信号受信部により受信しても、所定期間については前記活動量データの送信を行わないように制御する、
    とを特徴とする活動量計。
  9. 前記携行判定部は、前記加速度に基づいて、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の活動量計。
  10. 当該活動量計の温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記携行判定部は、前記温度に基づいて、当該活動量計が前記被監視者によって携行されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の活動量計。
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