JP6288708B2 - フォーンプラグの製造方法 - Google Patents
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Description
フォーンプラグはジャックに抜き差しされる頻度が高い場合があり、抜き差しに当たっては種々の方向に外力が加わる。また、コンサートにおいて演奏中にケーブルが引っ張られて外力が加わることがある。例えば、エレキギターを使用するコンサートにおいて、ギタリストが移動する場合である。
してみれば、フォーンプラグ自身及びフォーンプラグとケーブルの接続部分の強度が重要である、特許文献1には、プラグの抜き差しにおいて破損しないコネクタが開示されている。
電気信号の導通障害となることは、外力に起因した半田端子や半田付け部の接触不良などによる場合が主であるが、この場合に限定されず、外力の加わらない通常の使用時においても半田付け処理の不良等によっても発生し得る。
従来は、図2に示すように、スリーブとチップの固定に用いる絶縁体4(金属ではない)によって半田端子を固定していた。エレキギターを使用するコンサート等においては、絶縁体の強度が不足しているため、導通障害が発生していた。
特に、足踏みペダルを有するエフェクタの接続においては、以下の効果が得られる。コンパクトな設置によって演奏者(例えばギタリスト)による操作が容易になる。接続したままで箱に収納することができる。演奏者が足踏みペダルを操作する際にケーブルが引っ張られてもフォーンプラグがジャックから外れてしまうことその他の電気信号の導通障害が発生しづらい。
また、発明の実装の形態により、フォーンプラグのうちジャックに挿入されない部分が短いものを提供することである。
スリーブとチップを有するフォーンプラグであって、
前記スリーブは1本の金属棒を切削して作成されたものであり、
前記チップは1本の金属棒を切削して作成されたものであることを特徴とする。
また、半田端子がないので、スリーブ及びチップ自体には外力による及び導通障害の発生がない。
スリーブの根元側はチップの根元よりも長く延伸されており、ケーブルのシールド線を直接にスリーブに半田付けすることができる。
前記チップの根元に雄ネジ形状が形成されていることを特徴とする。
前記スリーブのジャックに挿入されない部分の側面外側から内側にケーブルを貫通させる円筒状のクランプが設けられ、
前記クランプと前記スリーブとは電気的に導通していることを特徴とする。
前記クランプは前記スリーブの外側部分に半田挿入孔を有することを特徴とする。
ジャックに挿入されない部分の長さが15mm以下であることを特徴とする。
発明の実装の形態により、フォーンプラグのうちジャックに挿入されない部分が軸方向に短いものを提供することもできる。
(A)は、スリーブを示す。スリーブ1は、スリーブ本体11とケーブル保持具12を有する半田端子13とに分割されている。
(B)は、チップを示す。チップ2は、先端部21及び軸部22を有するチップ本体と半田端子23とに分割されている。
(C)は、スリーブとチップを組み合わせたフォーンプラグを示す。スリーブ1とチップ2とは絶縁リング3によって電気的に分離されている。スリーブ1にはアース電圧が与えられ、チップ2には音響信号を示す電圧が与えられる。
(A)は、フォーンプラグの断面図である。(A)において点線で示した領域で、フォーンプラグ(スリーブ1及びチップ2)とケーブルとが、半田付けを含む手段によって接続される。ケーブルは同軸ケーブルであって、シールド線(同軸ケーブルの外側導線)をスリーブ1に、信号線(同軸ケーブルの内側導線)をチップ2に接続することが一般的である。
(B)は、フォーンプラグとケーブルの接続を示す図である。絶縁体4にチップ2の軸部22がカシメ41によって止められている。このカシメ止めは、チップ2が図における左方に移動することを防ぎ、スリーブ1とチップ2とを固定するものである。
カシメ止めによって、半田端子13がスリーブ本体11に圧着されている。また、半田端子23がカシメ41に圧着され、チップ2の軸部22と電気的に導通している。
ケーブル6のシース61を剥ぎ、シールド線62を束ねて半田端子13に半田付けする。また、信号線63を半田端子13に半田付けする。
ケーブル6はケーブル保持具12に把持され、カバー7によって半田付け部分が保護されている。
(A)は、スリーブを示す。スリーブ1には、スリーブ本体11及びケーブル保持具12が設けられている。本実施例において、スリーブ1は1本の金属棒を切削して作成されたものであり、半田端子を有していない。
(B)は、チップを示す。チップ2には、先端部21及び軸部22が設けられ、軸部の根元に雄ネジ形状221が形成されている。また、雄ネジ形状221に螺合されるナット222を有する。
(C)は、スリーブとチップを組み合わせたフォーンプラグを示す。フォーンプラグの外観は図1に示した従来のものと同様である。内部において半田端子を使用しない点が、従来のものとの主たる相違点である。
スリーブ1とチップ2との固定は、カシメ止めではなく、ナット222を軸部22の雄ネジ形状221に螺合し、ナット222を絶縁体4に圧着することによって行われる。
ケーブル6のシース61を剥ぎ、シールド線62を束ねてスリーブ(スリーブ本体11とケーブル保持具12の間)に半田付けする。また、信号線63をナット222に半田付けする。
ケーブル6はケーブル保持具12に把持され、カバー7によって半田付け部分が保護されている。
全体として、従来のものよりも強度が高く、音質の良いフォーンプラグである。
(A)は、スリーブを示す。スリーブ1には、ケーブル保持具12が設けられておらず、電気的に接続された円筒状のクランプ8が設けられている。クランプ8には、半田挿入孔81が設けられている。クランプ8はスリーブ1を削孔して挿入されたものである。クランプ8とスリーブ1とは電気的に導通している。
(B)は、チップを示す。チップ2は、実施例1と同様である。
(C)は、スリーブとチップを組み合わせたフォーンプラグを示す。フォーンプラグの外観は図1及び図3に示した従来のものと異なり、ジャックに挿入されない部分の長さ(図においてdで示す)が短いものである。dは本実施例では7mmである。なお、dを15mm以下とすることが好ましい。
スリーブ1とチップ2との固定は、実施例1と同様である。
ケーブル6のシースを剥いで、クランプ8に(図において上から下へ)挿入する。
半田挿入孔81に半田を挿入しクランプ8の外から半田ごてを当てると、半田が溶解し、シールド線62とクランプ8とが半田付けされる。この結果、シールド線62はスリーブ本体11に電気的に接続される。
信号線63の先端は軸部22の先端の近くにあるようにすることができる。信号線63をナット222に半田付けする。
多くのオーディオ機器生産者、オーディオ愛好者、ミュージシャン等による利用が期待される。
2 チップ
3 絶縁リング
4 絶縁板
6 ケーブル
7 カバー
8 クランプ
Claims (3)
- スリーブとチップを有するフォーンプラグの製造方法であって、
1本の金属棒を切削して、スリーブ本体及びケーブル保持具を有するスリーブを作成するステップと、
1本の金属棒を切削して先端部及び軸部を有するチップを作成し、前記軸部の根元に雄ネジ形状を形成するステップと、
前記軸部の雄ネジ形状にナットを螺合し、前記スリーブのスリーブ本体に接触する絶縁体に前記ナットを圧着して、前記スリーブと前記チップとを固定するステップとを含むことを特徴とする、フォーンプラグの製造方法。 - 前記ナットに信号線を、前記スリーブと導電する箇所にシールド線を、それぞれ半田付けするステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のフォーンプラグの製造方法。
- 前記ナットと前記信号線との半田付け部分をカバーにより保護するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載のフォーンプラグの製造方法。
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