JP6288604B2 - ガラス板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状のガラス板を加工するガラス板の製造方法及びその製造方法によって製造されたガラス板に関する。
フロート法、フュージョン法等の一般的な製造方法によって製造されるガラスリボン(帯状のガラス板)は、溶融ガラスを成形部で板状に成形することにより製造される。この後ガラスリボンは、フロート法の場合、成形部の出口から徐冷炉の入口に搬入され、徐冷炉内でローラコンベアによって水平方向に連続搬送されながら徐々に冷却されて固化される。そして、徐冷炉の出口から搬出されたガラスリボンは、切断部を通過することによって、ガラスリボンから耳部が切断されて、製品部が取り出される。
ところで、徐冷炉の出口から搬出されたガラスリボンは、製品部が両側の耳部よりも薄いため、製品部のほうが耳部より冷えやすく、ガラスリボンの幅方向における温度ムラが生じることがある。また、このような幅方向の温度ムラはガラスリボンの搬送方向における温度ムラの原因ともなっている。
つまり、ガラスリボンの幅方向の中央部に存在する前記製品部と、ガラスリボンの幅方向の両縁に存在する前記耳部とは、耳部の厚さが製品部の厚さよりも厚い(例えば10倍〜20倍の厚さ)。この厚さの差に起因した熱容量の差によって、ガラスリボンの製品部と耳部を均一に冷やすことが難しく、製品部の板厚が薄い場合にはさらに均一に冷やすことが困難になる。その結果、ガラスリボンの内部での温度ムラや熱収縮量の差によって、ガラスリボンにシワが寄ったり、搬送方向にうねり(いわゆるダブリ)が生じたり(以下シワとダブリを総称して皺という)することがあり、ガラスリボンが搬送コンベアのローラから浮いて上下に動いてしまいガラスリボンの搬送位置が安定しないとの問題が生じることがあった。
上記問題により、切断部(切断工程)において、切断手段に対するガラスリボンの位置が、切断に好適な位置に対して上下方向にずれるため、ガラスリボンから耳部を安定して切断できないという問題があった。
特許文献1には、切断手段としてレーザを使用することが開示されているが、レーザの場合には、レーザの焦点が前記好適な位置から外れてしまう。また、カッタを使用して切断位置に切り線を加工する周知の切断手段の場合には、カッタによって切り線を安定して加工することができない。いずれの場合にも耳部をガラスリボンから安定して切断できない。また、このような問題は、製品部の厚さが1mm以下のガラスリボンに顕著に発生していた。
一方、特許文献2には、ドロスボックスと徐冷炉におけるガラスリボンの搬送経路を、ガラスリボンの徐冷点±20℃境界として、その上流側の上流ゾーンと、その下流側の下流ゾーンとに区分すること、及びガラスリボンが上流ゾーンにて搬送方向に対する引張応力を受けるように、上流ゾーンのローラの周速度と下流ゾーンのローラの周速度とを異ならせることが記載されている。
特許文献2によれば、ガラスリボンが上流ゾーンにて搬送方向に対する引張応力を受けるように、上流ゾーンのローラの周速度と下流ゾーンのローラの周速度とを異ならせたので、上流ゾーンにてガラスリボンに波状の変形が生じなくなり、下流ゾーンにおいてもガラスリボンに波状の変形が生じ得なくなる、と記載されている。
なお、特許文献3には、耳部(端縁部)の取り扱いには大きな注意を払う必要があることが記載されている。すなわち、耳部の取り扱いによっては、耳部の破損を惹起させる原因となり、耳部の破損が切断起点に作用して、製品部を含むガラスリボン全体を破損に至らしめるおそれがあると記載されている。よって、ガラスリボンから耳部を安定して切断することは、製品部の歩留まりを向上させる点で重要である。
特開2000−335928号公報 特開2010−163355号公報 特開2011−144093号公報
特許文献2には、ドロスボックスと徐冷炉に改善を加えることによってガラスリボンの皺発生を防止することが記載されている。しかしながら、既存の大型設備であるドロスボックス及び徐冷炉に改善を加えることは、設備的に困難な場合が多く、また、コストもかさむという問題があった。
よって、切断部(切断工程)に、ガラスリボンから耳部を安定して切断することができるための工程を付加することが望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ガラスリボンから耳部を切断する切断工程において、ガラスリボンから耳部を安定して切断することができる工程を付加したガラス板の製造方法及びガラス板を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、幅方向の中央に製品部、及び幅方向の両縁に前記製品部よりも厚さの厚い耳部を有する帯状のガラスリボンを長手方向に、かつ水平方向に搬送しながら、前記ガラスリボンを加工するガラス板の製造方法において、前記製品部よりも前記耳部が高温状態で搬送されている前記ガラスリボンであって、前記ガラスリボンの前記製品部に生じている皺を伸展する伸展工程と、前記伸展工程による前記皺の伸展中又は伸展後に、前記ガラスリボンから前記耳部を切断する切断工程と、を備えたことを特徴とするガラス板の製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、切断工程に伸展工程を付加し、伸展工程による皺の伸展中又は伸展後に、切断工程にて耳部をガラスリボンから切断する。すなわち、本発明の一態様によれば、温度ムラによってガラスリボンの製品部に生じている皺を、皺が伸展する方向の力を付与することにより伸ばす。これにより、ガラスリボンは上下に変動せず、水平方向において一定のレベルで搬送されながら、切断工程にて耳部がガラスリボンから切断される。したがって、本発明の一態様によれば、切断手段による切断位置が切断に好適な位置に常に維持されるので、ガラスリボンから耳部を安定して切断できる。
本発明の一態様は、前記伸展工程は、前記耳部を前記製品部から離す方向の力を前記耳部に付与することにより、前記皺を伸展することが好ましい。
本発明の一態様によれば、耳部を製品部から離す方向の力を、伸展工程にて耳部に付与する。これにより、製品部には耳部からの圧縮力が加わらないので、製品部に生じている皺が伸びる。
本発明の一態様は、前記伸展工程は、前記ガラスリボンの前記耳部を、前記製品部に対して相対的に下方に傾斜して搬送させることにより、前記耳部の自重によって、前記皺を伸展することが好ましい。
本発明の一態様によれば、伸展工程にて耳部を、製品部に対し相対的に下方に傾斜して搬送させることにより、耳部を製品部から離す方向の力を、耳部の自重によって得ることができる。これにより、製品部には耳部からの圧縮力が加わらないので、製品部に生じている皺が伸びる。
本発明の一態様は、前記伸展工程は、前記ガラスリボンを搬送するローラコンベアのローラのうち、前記耳部に当接される耳部搬送部を、前記製品部に当接される製品部搬送部に対して、小径、傾斜、又は湾曲させることにより、前記皺を伸展することが好ましい。
本発明の一態様によれば、ローラの耳部搬送部を製品部搬送部に対し、小径、傾斜、又は湾曲させて、耳部を製品部に対し相対的に下方に傾斜して搬送させる。これにより、耳部を製品部から離す方向の力を、耳部の自重によって得ることができる。よって、製品部には耳部からの圧縮力が加わらないので、製品部に生じている皺が伸びる。前記ローラによるガラスリボンの搬送工程が伸展工程となる。
本発明の一態様は、前記伸展工程は、前記ガラスリボンを搬送するローラコンベアのローラのうち、前記耳部に当接される耳部搬送部の面に、搬送路に対して外側に傾斜した溝を備えさせることにより、前記皺を伸展することが好ましい。
本発明の一態様によれば、ローラの耳部搬送部の面に備えられた溝によって、耳部を製品部から離す方向の力を得ることができる。よって、製品部には耳部からの圧縮力が加わらないので、製品部に生じている皺が伸びる。前記ローラによるガラスリボンの搬送工程が伸展工程となる。
本発明の一態様によれば、前記伸展工程は、前記ガラスリボンを搬送するローラコンベアのローラのうち、前記耳部に当接される耳部搬送ローラを、搬送路に対して外側に傾斜させることにより、前記皺を伸展することが好ましい。
本発明の一態様によれば、耳部搬送ローラによって、耳部を製品部から離す方向の力を得ることができる。よって、製品部には耳部からの圧縮力が加わらないので、製品部に生じている皺が伸びる。前記耳部搬送ローラによるガラスリボンの搬送工程が伸展工程となる。
本発明の一態様は、前記伸展工程は、前記ガラスリボンの前記耳部を、冷却して熱収縮させることにより、前記皺を伸展することが好ましい。
本発明の一態様によれば、耳部を流体によって冷却すると、冷却箇所の耳部が収縮することにより、冷却箇所よりも下流側の耳部には、耳部を製品部から離す方向の力が加わる。よって、冷却箇所よりも下流側の位置では、耳部からの圧縮力が製品部に加わらないので、製品部に生じている皺が伸びる。耳部を冷却する工程が伸展工程となる。
本発明の一態様は、前記切断工程は、前記ガラスリボンにレーザを照射して前記ガラスリボンから前記耳部を切断することが好ましい。
本発明の一態様によれば、ガラスリボンから耳部をレーザによって切断できる。
本発明の一態様は、前記ガラスリボンは、前記ガラスリボンを成形する成形部から連続的に搬送され、前記成形部よりも下流側に配置された徐冷部又は徐冷部よりも下流の位置で、前記ガラスリボンが歪点以下に冷却された後に前記伸展工程と前記切断工程とが行われることが好ましい。
本発明の一態様によれば、成形部で成形されたガラスリボンを成形部から連続搬送しながら徐冷部を通過させ、徐冷部によるガラスリボンの冷却中、又は徐冷部による冷却が終了した位置で伸展工程と切断工程とが行われる。よって、本発明の一態様によれば、成形工程と徐冷工程とを有するガラスリボンの一連の製造工程において、成形部から連続搬送されるガラスリボンを停止させることなく、ガラスリボンから耳部を安定して切断できる。
本発明の一態様は、前記ガラスリボンの前記製品部の厚さが0.8mm以下であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、厚さが1mmを超える製品部には皺が発生し難いが、厚さが1mm以下、特に0.8mm以下の製品部では、皺が顕著に生じるので、製品部の厚さが0.8mm以下のガラスリボンを製造する製造方法において、本発明は優れた効果を発揮する。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、本発明のガラス板の製造方法によって製造されたことを特徴とするガラス板を提供する。
本発明の一態様によれば、耳部が安定して切断されるため、耳部の不安定な切断に起因する製品部の破損を防止できる。よって、製品部の歩留まりが向上する。また、耳部が安定して切断されるため、製品部のガラス板のエッジ強度が高くなる。よって、割れ等に対してエッジ強度の高いガラス板を提供できる。
本発明によれば、ガラスリボンから耳部を切断する切断工程に、製品部の皺を伸展する伸展工程を備えたので、ガラスリボンから耳部を安定して切断できる。これにより、製品部の歩留まりが向上し、かつ、強度の高いガラス板を提供できる。
実施形態のガラス板の製造方法が適用されたガラス板の製造装置の側面図 ガラスリボンの形状を示す縦断面図 第1の伸展形態の第1例を示したローラの正面図 第1の伸展形態の第2例を示したローラの正面図 第1の伸展形態の第3例を示したローラの正面図 第1の伸展形態の第4例を示したローラの正面図 第2の伸展形態の第1例を示したローラ正面図 (A)は第2の進呈形態の第2例のローラ群を示した平面図、(B)はローラ群の正面図 第2の進呈形態の第2例のローラ群の変形例を示した正面図 (A)は第3の伸展形態の平面図、(B)は(A)の正面図 複数の伸展形態を組み合わせた伸展形態の斜視図 実験例及び比較例の評価結果を示した表図
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板の製造方法及びガラス板の好ましい形態について詳説する。
《ガラス板の製造装置10の構成》
図1は、実施形態のガラス板の製造方法が適用されたガラス板の製造装置10の側面図である。
同図に示す製造装置10は、製造工程の上流側から下流側に向けて、ガラスリボンGの成形部12、ドロスボックス14、徐冷部(徐冷炉ともいう。)16、伸展部(伸展工程)18、及び切断部(切断工程)20を備える。また、成形部12にて成形されたガラスリボンGを下流側に向けて水平方向に連続搬送するローラコンベア22も備えている。
ローラコンベア22は、ガラスリボンGの搬送路に沿って、所定のピッチで配置された複数のローラ24から構成され、不図示の駆動源からの回転力が伝達されて矢印A方向に回転される。これによってガラスリボンGが、矢印Bで示す搬送路に沿って一定速度(例えば、毎時300m〜500m)で連続搬送される。
なお、図1に示す製造装置10は、フロート法による装置であるが、フュージョン法等の他のガラス板製造装置においても、本発明は適用可能である。フロート法によるガラスリボンGの製造工程では、成形部12を構成するフロートバス26の溶融錫28の上面に、上流側から溶融ガラスが連続的に供給される。この溶融ガラスは、下流側に向かう流延時に、トップロール(不図示)によって幅方向両側に引っ張り力が付与される。これによって、必要な厚さ(実施形態では1.0mm以下、好ましくは0.8mm以下)、及び幅を有するガラスリボンGが成形部12にて成形される。このガラスリボンGは、フロートバス26の下流側からドロスボックス14を通過した後、徐冷部16を通過中に冷却されていく。
図2は、ガラスリボンGの形状を示す縦断面図であり、矢印Cで示す幅方向の中央に製品部G1、両縁に耳部G2を備えている。ガラスリボンGは、図1の徐冷部16の出口から搬出されると、製品部G1と耳部G2との厚さの差に起因した熱容量の差によるガラスリボンの内部での温度ムラや熱収縮量の差によって、ガラスリボンに皺が生じる場合がある。
このような性状の耳部G2が、徐冷部16の下流側で伸展部18及び切断部20によって切断される。これにより、ガラスリボンGから製品部G1が切り出され、また切断された耳部G2は、粉砕されてカレット化される。なお、図2には、耳部G2を切断する切断部20としての一対のレーザ切断機30が図示されている。一対のレーザ切断機30から出射されるレーザLによって耳部G2が切断される。
〔伸展部18〕
図1に示した伸展部18とは、ガラスリボンGの製品部G1に皺が生じている場合にその皺を伸ばす機能を備えた手段である。また、前記手段は、耳部G2を製品部G1から離す方向の力を耳部G2に付与することにより、前記皺を伸ばす手段である。なお、前記皺は、前記温度差に起因して製品部G1に生じたものである。
伸展部18としては、以下に説明するように、耳部G2の自重を利用して前記皺を伸ばす第1の伸展形態、搬送路に対して外側に搬送する力を耳部G2に付与することにより前記皺を伸ばす第2の伸展形態、及び耳部G2を冷却して熱収縮させることにより前記皺を伸ばす第3の伸展形態がある。
<第1の伸展形態>
図3〜図6には、第1例〜第4例のローラの構成を示した正面図がそれぞれ示されている。第1の伸展形態は、図1に示したローラコンベア22のうち、切断部20の直下の上流側に位置する少なくとも1本のローラの形状に変更を加えたものである。
図3に示す第1例のローラ32は、その長さを製品部G1の幅寸法と略同寸法とし、製品部G1のみがローラ32によって搬送される形態に構成される。そして、ローラ32の外周面には、複数のリング34がローラ32の軸方向に所定の間隔をもって取り付けられている。
ガラスリボンGの製品部G1は、ローラ32の通過時において、リング34によりローラ32の搬送面33からリング34の厚さ分だけ上昇され、そして、耳部G2は製品部G1に対してその自重により相対的に下方に傾斜して搬送される。これにより、耳部G2を製品部G1から離す方向の力Fが、耳部G2の自重によって得られることになり、よって、製品部G1には耳部G2からの圧縮力が加わらなくなるので、製品部G1に生じている皺が伸びる。この状態で耳部G2が、レーザ切断機30から出射されるレーザLによって切断される。
図4に示す第2例のローラ36は、耳部G2に当接される耳部搬送部38を、製品部G1に当接される製品部搬送部40に対して小径にすることにより、前記皺を伸展する形態である。
このローラ36によっても図3のローラ32と同様に、耳部G2を製品部G1から離す方向の力Fが、耳部G2の自重によって得られる。これにより、製品部G1には耳部G2からの圧縮力が加わらなくなるので、製品部G1に生じている皺が伸びる。この状態で耳部G2が、レーザ切断機30からのレーザLによって切断される。
図5に示す第3例のローラ42は、耳部G2に当接される耳部搬送部44を、製品部G1に当接される製品部搬送部46に対して、下方に傾斜させることにより、前記皺を伸展する形態である。耳部搬送部44の形状は、略円錐台形状である。
このローラ42によっても図3のローラ32と同様の作用、効果が得られる。
図6に示す第4例のローラ48は、耳部G2に当接される耳部搬送部50を、製品部G1に当接される製品部搬送部52に対して下方に湾曲させることにより、前記皺を伸展する形態である。耳部搬送部50は樽型に構成されており、ユニバーサルジョイント54を介して製品部搬送部52の端部に回転自在に連結されている。これにより、耳部搬送部50による搬送面が下方に湾曲される。なお、製品部搬送部52も同様に樽型に構成すれば、搬送面の全面が湾曲される。
このローラ48によっても図3のローラ32と同様の作用、効果が得られる。
<第2の伸展形態>
図7は、第1例のローラ56の構成を示した正面図である。図8(A)は、第2例のローラ群58を示した平面図であり、図8(B)は、ローラ群58の正面図である。第2の伸展形態も第1の伸展形態と同様に、ローラコンベア22のうち、切断部20の直下の上流側に位置する少なくとも1本ローラの形状に変更を加えたものである。
図7に示す第1例のローラ56は、耳部G2に当接される耳部搬送部60の面に、搬送路に対して外側に傾斜した複数の溝62を備えさせることにより、前記皺を伸展する形態である。なお、図7では、製品部搬送部64においても前記溝62が連続して形成されている。
このローラ56によれば、ローラ56の回転力と溝62の作用によって、搬送路に対し、外側に搬送する力F1を耳部G2に付与することができる。つまり、耳部G2を製品部G1から離す方向の力を得ることができるので、製品部G1には耳部G2からの圧縮力が加わらなくなり、よって、製品部G1に生じている皺が伸びる。この状態で耳部G2が、レーザ切断機30からのレーザLによって切断される。
なお、ここでは、ローラ56の複数の溝62が平行に配置された例を示したが、溝62の配置はこれに限定されず、搬送路に対し外側に搬送する力F1を耳部G2に付与することができる溝の配置であれば平行でなくても良い。例えば、搬送方向に対して外側に傾斜した溝62において、ガラスリボンGの製品部G1と接する中央付近の溝の傾斜を小さくし、耳部G2に近い部分の溝の傾斜を大きくしても良い。
ローラ56は、ガラスリボンGの下面を支持して搬送するものであるが、ローラ56をガラスリボンGの上面に当接して回転させた場合でも、同様の作用、効果が得られる。
図8の第2例のローラ群58は、図8(A)の如く、切断部20の直下の上流側に位置する複数本ローラの形状に変更を加えたものである。
ローラ群58を構成する複数本のローラ66は、製品部G1に当接される製品部搬送ローラ68と、耳部G2に当接される耳部搬送ローラ70とを分離して備える。製品部搬送ローラ68は、製品部G1を矢印Bで示す搬送路に沿って搬送するように、搬送路に対してその回転軸が直交する方向に配置される。これに対して、耳部搬送ローラ70は、搬送路に対して外側に傾斜して配置されている。
このローラ群58によれば、耳部搬送ローラ70の回転力によって、搬送路に対し、外側に搬送する力F1を耳部G2に付与することができる。つまり、耳部G2を製品部G1から離す方向の力を得ることができるので、製品部G1には耳部G2からの圧縮力が加わらなくなり、よって、製品部G1に生じている皺が伸びる。
なお、ローラ66は、ガラスリボンGの下面を支持して搬送するものであるが、図9の正面図に示すように、ローラ66をガラスリボンGの上面に当接して回転させた場合でも、同様の作用、効果が得られる。また、ローラ66のうち耳部搬送ローラ70のみをガラスリボンGの上面に当接させてもよい。
<第3の伸展形態>
図10(A)は、耳部G2に流体を供給し、耳部G2を冷却して収縮させることにより前記皺を伸ばす第3の伸展形態の平面図であり、図10(B)は(A)の正面図である。
レーザ切断機30の上流側には、耳部G2の上面に流体72を供給する一対のノズル74が配置されている。耳部G2を流体72によって急冷すると、冷却箇所の高温の耳部G2が矢印D方向(幅方向)に一気に熱収縮する。この耳部G2の収縮によって、冷却箇所よりも下流側の耳部G2には、耳部G2を製品部G1から離す方向の力F1が加わる。よって、冷却箇所よりも下流側の位置では、耳部G2からの圧縮力が製品部G1に加わらないので、製品部G1に生じている皺が伸びる。この状態で耳部G2が、レーザ切断機30からのレーザLによって切断される。
なお、ここで用いる流体としては水などの液体や空気などの気体が好ましく適用できる。また、流体は、液体と気体を併用または混合して用いてもよく、流体以外の冷却媒体(例えば粉体等の冷媒)を含有させても良い。
なお、第1〜第3の伸展形態の伸展部18は、単独で設置されてもよいが、図11の斜視図の如く、複数の伸展形態を組み合わせて伸展部18として構成してもよい。
また、第1〜第3の伸展形態の伸展部18を徐冷部16内で、ガラスリボンGが歪点以下に冷却した後の位置に設置してもよい。また、後述する切断部20も同様である。
図11によれば、搬送路の上流側から下流側に向けて、図10に示した第3の伸展形態のノズル74、図9に示した第2の伸展形態の耳部搬送ローラ70、及び図3に示した第1の伸展形態のローラ32が配置されている。すなわち、図11の伸展部18は、ノズル74からの流体72によって耳部G2を急冷して耳部G2を幅方向に収縮させる。この後、耳部搬送ローラ70によって、搬送路に対し、外側に搬送する力F1(図9参照)を耳部G2に付与する。この後、ローラ32によって、耳部G2を傾斜させて搬送する。この状態で耳部G2を、レーザ切断機30のレーザLによって切断する。
〔切断部20〕
切断部20は、一対のレーザ切断機30を備えており、レーザLの照射位置が製品部G1と耳部G2との境界に設定されている。レーザ切断機30による耳部G2の切断は、伸展部18による前記皺の伸展中又は伸展後に行われる。これにより、搬送中のガラスリボンGであって、皺が伸ばされた製品部G1から耳部G2がレーザLによって連続的に切断される。
なお、レーザLによる耳部G2の切断方法は、本発明の効果を損しない範囲で、割断、溶断、アブレーションなど公知の切断方法を用いることができる。また、実施形態では、レーザLによってガラスリボンGから耳部G2を切断する構成としているが、ガラスリボンGから耳部G2を切断する方法は、これに限定されるものではない。例えば、カッタによって切り線を加工した後、切り線の回りに曲げモーメントを加えて耳部を切断する方法を採用してもよい。
《ガラス板の製造装置10の作用、効果》
実施形態の製造装置10は、切断部20によって実施される耳部G2の切断工程に、図3〜図11に示した伸展部18によって実施される伸展工程を付加し、伸展部18による製品部G1の皺の伸展中又は伸展後に、切断部20にて耳部G2を切断する。
すなわち、製造装置10による耳部G2の切断方法は、製品部G1と耳部G2との温度差に起因して発生した圧縮力、つまり、耳部G2から製品部G1に加えられている圧縮力を伸展部18にて開放し、製品部G1に生じている皺を伸ばす伸展工程を備える。
これにより、ローラコンベア22で搬送中のガラスリボンGは上下に変動せず、水平方向において一定のレベルで搬送されながら、切断部20にて耳部G2が切断される。したがって、レーザLの照射位置が切断に好適な位置に常に維持されるので、耳部G2を安定して切断できる。
また、製造装置10による製造方法によれば、成形部12で成形されたガラスリボンGを成形部12から連続搬送しながらドロスボックス14及び徐冷部16を通過させ、徐冷部16によるガラスリボンGの冷却が終了した位置で伸展工程と切断工程とが行われる。
よって、成形部12による成形工程と、徐冷部16による徐冷工程とを有するガラスリボンGの一連の製造工程において、成形部12から連続搬送されるガラスリボンGを停止させることなく、ガラスリボンGから耳部G2を安定して切断できる。
更に、前記製造方法によって製造されるガラスリボンGは、製品部G1の厚さが1mm以下、特に0.8mm以下のガラスリボンGであることが好ましい。
厚さが1mmを超える製品部G1には皺が発生し難いが、厚さが1mm以下、特に0.8mm以下の製品部G1では、皺が顕著に生じるので、製品部G1の厚さが0.8mm以下のガラスリボンGを製造する製造方法において、本発明は優れた効果を発揮する。
前記製造方法では、耳部G2が安定して切断されるため、耳部G2の不安定な切断に起因する製品部G1の破損を防止できる。よって、製品部G1の歩留まりが向上する。また、耳部G2が安定して切断されるため、製品部G1のガラス板のエッジ強度が高くなる。よって、割れ等に対して強度の高いガラス板を提供できる。
《実験例》
〔条件〕
ガラスリボンGは無アルカリガラスであり、製品部G1の厚さは0.1mmである。このガラスリボンGをローラコンベア22によって、毎時420mで連続搬送しながら耳部G2をレーザ切断機30によって切断する。
皺の伸展手段としては、図3のローラ32を使用した第1の伸展形態、図9の耳部搬送ローラ70を使用した第2の伸展形態、及び図10のノズル74を使用した第3の形態を単独又は組み合わせて構成した(図11参照)。なお、図3の第1の伸展形態では、リング34の厚さを変えてローラ32の搬送面33からのガラスリボンGの高さ(以下、レベルという)を適宜変更した。
〔評価方法〕
レーザ切断機30の下流側に設置した電子カメラにて、レーザ切断機30による切断部を1秒毎に撮像し、得られた複数の画像から切断部の良否を判断した。具体的には、切断幅の変化が所定の閾値の範囲内にあるものを良好と、切断幅が大きく変化したり直線状でなかったりしたものを幅不良と、切断幅が確認できないものを切断不良と分類した。
そして、分類した画像に基づき、95%以上の切断安定率(良好画像数/全像数)の切断形態をA評価とし、90%以上〜95%未満の切断安定率の切断形態をB評価とし、90%未満の切断安定率の切断形態をC評価とした。その評価結果を図12の表に示す。
〔評価結果〕
図12の表によれば、実1〜実8が実施例であり、比1が比較例である。
実1では、図10の第3の伸展形態、図9の第2の伸展形態、及び図3の第1の伸展形態が組み合わされて構成され、レベルが0mmに設定されたものである。実1によれば、切断不良率が2.70%、幅不良率が0.30%であった。よって、切断安定率はA評価の96.95%であった。
実2は、図10の第3の伸展形態、及び図3の第1の伸展形態が組み合わされて構成され、レベルが0mm(リング34無し)に設定されたものである。実2によれば、切断不良率が3.23%、幅不良率が0.33%であった。よって、切断安定率はA評価の96.44%であった。
実3は、図10の第3の伸展形態、及び図3の第1の伸展形態が組み合わされて構成され、レベルが2mmに設定されたものである。実3によれば、切断不良率が1.60%、幅不良率が5.05%であった。よって、切断安定率はB評価の93.35%であった。
実4は、図10の第3の伸展形態、及び図3の第1の伸展形態が組み合わされて構成され、レベルが5mmに設定されたものである。実4によれば、切断不良率が3.00%、幅不良率が0.50%であった。よって、切断安定率はA評価の96.50%であった。
実5は、図9の第2の伸展形態、及び図3の第1の伸展形態が組み合わされて構成され、レベルが0mm(リング34無し)に設定されたものである。実5によれば、切断不良率が5.17%、幅不良率が0.23%であった。よって、切断安定率はB評価の94.60%であった。
実6は、図9の第2の伸展形態、及び図3の第1の伸展形態が組み合わされて構成され、レベルが2mmに設定されたものである。実6によれば、切断不良率が0.70%、幅不良率が2.50%であった。よって、切断安定率はA評価の96.80%であった。
実7は、図3の第1の伸展形態のみで構成され、レベルが2mmに設定されたものである。実7によれば、切断不良率が0.40%、幅不良率が3.00%であった。よって、切断安定率はA評価の96.60%であった。
実8は、図3の第1の伸展形態のみで構成され、レベルが0.5mmに設定されたものである。実8によれば、切断不良率が2.26%、幅不良率が3.52%であった。よって、切断安定率はB評価の94.22%であった。
上記実1〜実8に対し、伸展部を備えていない比1によれば、切断不良率が14.40%、幅不良率が0.55%であった。よって、切断安定率はC評価の85.05%であった。
〔まとめ〕
比1に対して実1〜8は、切断不良率が大幅に改善し、C評価の比1に対してA評価、B評価であった。
実8と比1との比較から、レベルを0mmから0.5mmに上げるだけの構成によって、切断安定率が大幅に改善した。
レベルが0mmである実2は、実質的に図10の第3の伸展形態のみの単独構成であり、同様にレベルが0mmである実5も、実質的に図9の第2の伸展形態のみの単独構成であり、実8も同様に、図3の第1の伸展形態のみの単独構成である。
このような単独構成の実2、5、8は、A評価の実2を除きB評価であった。これに対して組み合わせ構成の実1、3、4、6、7は、B評価の実3を除きA評価であった。よって、切断安定率を上げるためには、複数の伸展形態を組み合わせて構成することが好ましい。
10…ガラス板の製造装置、12…成形部、14…ドロスボックス、16…徐冷部、18…伸展部、20…切断部、22…ローラコンベア、24…ローラ、26…フロートバス、28…溶融錫、30…レーザ切断機、32…ローラ、33…搬送面、34…リング、36…ローラ、38…耳部搬送部、40…製品部搬送部、42…ローラ、44…耳部搬送部46…製品部搬送部、48…ローラ、50…耳部搬送部、52…製品部搬送部、54…ユニバーサルジョイント、56…ローラ、58…ローラ群、60…耳部搬送部、62…溝、64…製品部搬送部、66…ローラ、68…製品部搬送ローラ、70…耳部搬送ローラ、72…流体、74…ノズル

Claims (7)

  1. 幅方向の中央に製品部、及び幅方向の両縁に前記製品部よりも厚さの厚い耳部を有する帯状のガラスリボンを長手方向に、かつ水平方向に搬送しながら、前記ガラスリボンを加工するガラス板の製造方法において、
    前記製品部よりも前記耳部が高温状態で搬送されている前記ガラスリボンであって、前記ガラスリボンの前記製品部に生じている皺を伸展する伸展工程と、
    前記伸展工程による前記皺の伸展中又は伸展後に、前記ガラスリボンから前記耳部を切断する切断工程と、を備え、
    前記切断工程は、レーザを照射して溶断し、
    前記伸展工程は、前記ガラスリボンの前記耳部を、前記ガラスリボンを搬送するローラコンベアのローラのうち、前記耳部に当接される耳部搬送部を、前記製品部に当接される製品部搬送部に対して、小径、傾斜、又は湾曲させることにより、前記製品部に対して相対的に下方に傾斜して搬送させることにより、前記耳部の自重によって、前記皺を伸展するガラス板の製造方法。
  2. 幅方向の中央に製品部、及び幅方向の両縁に前記製品部よりも厚さの厚い耳部を有する帯状のガラスリボンを長手方向に、かつ水平方向に搬送しながら、前記ガラスリボンを加工するガラス板の製造方法において、
    前記製品部よりも前記耳部が高温状態で搬送されている前記ガラスリボンであって、前記ガラスリボンの前記製品部に生じている皺を伸展する伸展工程と、
    前記伸展工程による前記皺の伸展中又は伸展後に、前記ガラスリボンから前記耳部を切断する切断工程と、を備え、
    前記切断工程は、レーザを照射して溶断し、
    前記伸展工程は、前記ガラスリボンを搬送するローラコンベアのローラのうち、前記耳部に当接される耳部搬送部の面に、搬送路に対して外側に傾斜した溝を備えさせることにより、前記皺を伸展するガラス板の製造方法
  3. 幅方向の中央に製品部、及び幅方向の両縁に前記製品部よりも厚さの厚い耳部を有する帯状のガラスリボンを長手方向に、かつ水平方向に搬送しながら、前記ガラスリボンを加工するガラス板の製造方法において、
    前記製品部よりも前記耳部が高温状態で搬送されている前記ガラスリボンであって、前記ガラスリボンの前記製品部に生じている皺を伸展する伸展工程と、
    前記伸展工程による前記皺の伸展中又は伸展後に、前記ガラスリボンから前記耳部を切断する切断工程と、を備え、
    前記切断工程は、レーザを照射して溶断し、
    前記伸展工程は、前記ガラスリボンを搬送するローラコンベアのローラのうち、前記耳部に当接される耳部搬送ローラを、搬送路に対して外側に傾斜させることにより、前記皺を伸展するガラス板の製造方法。
  4. 幅方向の中央に製品部、及び幅方向の両縁に前記製品部よりも厚さの厚い耳部を有する帯状のガラスリボンを長手方向に、かつ水平方向に搬送しながら、前記ガラスリボンを加工するガラス板の製造方法において、
    前記製品部よりも前記耳部が高温状態で搬送されている前記ガラスリボンであって、前記ガラスリボンの前記製品部に生じている皺を伸展する伸展工程と、
    前記伸展工程による前記皺の伸展中又は伸展後に、前記ガラスリボンから前記耳部を切断する切断工程と、を備え、
    前記切断工程は、レーザを照射して溶断し、
    前記伸展工程は、前記ガラスリボンの前記耳部を、冷却して熱収縮させることにより、前記皺を伸展するガラス板の製造方法。
  5. 前記切断工程は、前記伸展工程による前記皺の伸展中に行われる請求項1から4のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
  6. 前記ガラスリボンは、前記ガラスリボンを成形する成形部から連続的に搬送され、前記成形部よりも下流側に配置された徐冷部又は徐冷部よりも下流の位置で、前記ガラスリボンが歪点以下に冷却された後に前記伸展工程と前記切断工程とが行われる請求項1からのいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
  7. 前記ガラスリボンの前記製品部の厚さが0.8mm以下である請求項1からのいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
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