JP6287969B2 - 自動車の運転支援装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ドライバがナビゲーション表示画面を目視するような運転外タスクを支援する自動車の運転支援装置に関する。
一般に、自動車の運転中においてドライバは自車両走行レーンを安定走行するために当該走行レーンの両側に位置する白線や縁石を視認するが、特に、夜間において運転外タスク要求がある場合には車内機器に対する反応が遅れる。
ここに運転外タスクとは、ドライバがナビゲーション表示画面を目視したり、オーディオ装置での選曲を行なったり、無線電話装置による通話を行なう等、ドライバの視線移動を伴った車内機器やその表示部に対する操作のことである。
つまり、昼間は周囲が明るいので、ドライバは周辺視で白線を確認できるが、夜間は周囲が暗いので、ドライバは中心線で白線を視認しており、この夜間において運転外タスク要求があると、一定の安定走行を保ちつつ運転外タスクを行なうための反応が遅れることになる。
ところで、近年、ハロゲンランプよりも明るく、かつ制御性が高いLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)ランプが適用されたヘッドライトが用いられている(以下、LEDランプが適用されたヘッドライトを「LEDヘッドライト」と称し、ハロゲンランプが適用されたヘッドライトを「ハロゲンヘッドライト」と称する)。
本発明の発明者等は、夜間でそのようなLEDヘッドライトを用いた場合に、昼間と比べると、車両内に設けられた操作部や表示部、具体的には、ドライバの視線移動を伴った操作を要する操作部や表示部に対するドライバの運転外タスクが大きく低下する(例えば、操作時間が長くかかったり、操作開始タイミングが遅れたりする)ことを発見した。
特に、LEDヘッドライトを用いた場合には、ハロゲンヘッドライトを用いた場合よりも、運転外タスクへの視線移動が低下することを発見した。本発明者は、LEDヘッドライトにより照光されている路面と照光されていない周辺部との明暗差によってグレア(glare)現象が生じ、このグレア現象により、周辺視の空間認知特性が悪化して、中心視の負荷が増加したことに起因して、上記したような運転外タスクへの視線移動の低下が発生するものと推考した。
ところで、特許文献1には、先行車位置が自車両のヘッドランプによる照射範囲内に存在していると判定された場合に、先行車のドライバが感ずる眩しさや煩わしさを低減する目的で、先行車位置が自車両のヘッドランプの照射範囲外となるように照射範囲を変更するハイビーム可変ヘッドランプシステムが開示されている。
しかしながら、この特許文献1には、運転外タスクへの視線移動とヘッドライトの照射範囲との関係については何等の開示も示唆もない。
特開2014−51190号公報
そこで、この発明は、運転外タスク要求時に、LEDヘッドライトによる周辺領域の照度を確保して、ドライバの車両の挙動把握を高め、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早めることができる自動車の運転支援装置の提供を目的とする。
この発明による自動車の運転支援装置は、ドライバの運転外タスクを支援する自動車の運転支援装置であって、照射範囲が可変に形成されたLEDヘッドライトと、自車両前方に広がる路面上の中央領域と、自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域とのうち、上記LEDヘッドライトにより中央領域を中心に照射する態様と、中央領域に加えて周辺領域を照射する態様と、を照射制御するヘッドライト制御手段と、ドライバの運転外タスク要求を検出する運転外タスク検出手段とを備え、上記運転外タスク検出手段により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、上記ヘッドライト制御手段により上記中央領域と上記周辺領域とを照射制御するよう構成したものである。
上記構成によれば、ヘッドライト制御手段は、LEDヘッドライトにより路面上の中央領域を中心に照射する態様と、この中央領域に加えて周辺領域を照射する態様とに照射制御し、また上述の運転外タスク検出手段は、ドライバの運転外タスク要求を検出するが、当該運転外タスク検出手段により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、ヘッドライト制御手段は上記中央領域と周辺領域とを照射制御する。
これにより、運転外タスク要求時には、LEDヘッドライトによる周辺領域の照度が確保でき、ドライバは周辺視で白線または/および縁石を視認することができ、この結果、ドライバの車両の挙動把握を高めて、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早めることができる。
この発明の一実施態様においては、上記周辺領域の照射時の光量を、中央領域の照射光量の約10倍に設定したものである。
上記構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、周辺領域の光量を過度に大きくすると、眩しさが増大し、ストレスに起因して夜間の空間認知特性が逆に悪化するが、照射光量を約10倍に設定することで、人間の夜間の視感度に合わせた最も効果的な光量とすることができ、この結果、運転外タスクへの視線移動の容易化を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、上記周辺領域はドライバのアイポイントと左右のフロントピラーとを結ぶ延長線上の領域に設定されたものである。
上記構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、上記設定によりドライバが自車両前方を視認する際の視野角が約40度に設定され、この角度は、周辺視に寄与する人間の目の細胞が密に配置された部位に相当し、外界の動きに対して細胞が適正に反応する。この人間の目の細胞密度が高い所に対して、視覚を補うような配光とすることができるので、運転外タスクへの視線移動のさらなる容易化を図ることができる。
この発明によれば、運転外タスク要求時に、LEDヘッドライトによる周辺領域の照度を確保して、ドライバの車両の挙動把握を高め、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早めることができる効果がある。
本発明の自動車の運転支援装置の制御回路ブロック図 (a)はハイビームLEDの概略構成図、(b)はハイビームLEDによる中央領域照射態様を示す説明図、(c)はハイビームLEDによる中央領域および周辺領域の照射態様を示す説明図 ロービームLEDの構成を示す説明図 昼間と夜間とにおけるドライバの反応時間の差についての実験結果を示す特性図 高速で定常走行している際に測定されたドライバの視線分布を示す図であり、(a)は昼間に測定された視線分布の図、(b)は夜間においてロービームLEDを用いた際に測定された視線分布の図、(c)は夜間においてハロゲンロービームを用いた際に測定された視線分布の図 LEDヘッドライトとハロゲンヘッドライトとの路面照度の差異を示す説明図 昼間における網膜偏心度に対する光感度の特性図 夜間においてロービームLEDを照射した際の網膜偏心度に対する光感度の特性図 配光条件を異ならせて網膜偏心度に対する光感度の特性を検証した特性図 ヘッドライト制御処理を示すフローチャート 昼間におけるドライバの視界の一例を示す説明図 夜間における中央領域照射時のドライバの視界の一例を示す説明図 夜間における中央領域および周辺領域照射時のドライバの視界の一例を示す説明図
運転外タスク要求時に、LEDヘッドライトによる周辺領域の照度を確保して、ドライバの車両の挙動把握を高め、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早めるという目的を、ドライバの運転外タスクを支援する自動車の運転支援装置において、照射範囲が可変に形成されたLEDヘッドライトと、自車両前方に広がる路面上の中央領域と、自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域とのうち、上記LEDヘッドライトにより中央領域を中心に照射する態様と、中央領域に加えて周辺領域を照射する態様と、を照射制御するヘッドライト制御手段と、ドライバの運転外タスク要求を検出する運転外タスク検出手段とを備え、上記運転外タスク検出手段により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、上記ヘッドライト制御手段により上記中央領域と上記周辺領域とを照射制御するよう構成することで実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の運転支援装置を示し、図1は当該運転支援装置の制御回路ブロック図である。
図1において、運転支援装置を構成するヘッドライト制御システム100は、制御手段としてのCP10を備えており、このCPU10は、ドライバ監視カメラ11、無線電話装置12、ナビゲーション装置13、オーディオ装置14、ブレーキペダルストロークセンサ15、車室内ディスプレイ16からの入力により、ROM17に格納されたプログラムに従って、第1ハイビームLED21、第2ハイビームLED22、第3ハイビームLED23、第4ハイビームLED24、ロービームLED25から成るLEDヘッドライト30を駆動制御し、また記憶手段としてのRAM18は必要なデータを記憶する。
ドライバ監視カメラ11は、車室内に設けられ、ドライバの眼球や手の動きを撮影するカメラである。このドライバ監視カメラ11は、撮影した画像データに対応する信号をCPU10に供給する。
無線電話装置12は、車外との通信可能な送話部と受話部とを一体型にした通信端末機を備え、この実施例では、特に通話終了信号をCPU10に供給する。
ナビゲーション装置13は、GPSにより検出した自車両の位置を地図画面上に表示し、音声や画面表示で経路情報を提供するシステムで、地図画面を可視表示するディスプレイ装置を備えている。
オーディオ装置14は、AM(振幅変調)放送およびFM(周波数変調)放送を受信可能で、かつMD(磁気ディスク)、CD(コンパクトディスク)、メモリカード等に記録された音楽その他の情報を読取り、再生可能に構成されていて、選局または選曲操作を行なう操作部を備えている。
ブレーキペダルストロークセンサ15は、ドライバが踏込み操作するブレーキペダルのストロークを検出するもので、制動操作を検出し、この制動信号をCPU10に出力する。
車室内ディスプレイ16は、先行車に対する追突の可能性がある場合に、その旨をドライバに注意喚起表示すると共に、交通事故の多発履歴がある交差点に自車両が接近した時、当該交差点手前で、事故多発交差点いわゆるヒヤリハット交差点の手前である旨をドライバに注意喚起表示し、CPU10に追突注意表示信号またはヒヤリハット交差点信号を出力する。
LEDヘッドライト30は、上向きにて遠方まで光を照射するための、第1ハイビームLED21、第2ハイビームLED22、第3ハイビームLED23および第4ハイビームLED24(以下では、これらをまとめて呼ぶ場合には「ハイビームLED31」と表記する。)と、このハイビームLED31よりも下向きにて自車両近辺に光を照射するためのロービームLED25と、を有する。これらのハイビームLED31およびロービームLED25は、CPU10によって制御される(詳しくは、ロービームLED25は、図示しないアクチュエータを介してCPU10によって制御される場合もある)。
ここで、図2を参照して、ハイビームLED31について具体的に説明する。図2の(a)は、ハイビームLED31の概略構成図であり、図2の(b)(c)は、ハイビームLED31による照射パターンの具体例を示す模式図であり、具体的には、図2の(b)(c)は、ハイビームLED31の照射範囲を上から見た図を示している。
図2の(a)に示すように、ハイビームLED31は、4つのセグメント(パッケージ)として、第1ハイビームLED21、第2ハイビームLED22、第3ハイビームLED23および第4ハイビームLED24が車幅方向に並列に配置されている。ハイビームLED31は、CPU10の制御で、第1ハイビームLED21、第2ハイビームLED22、第3ハイビームLED23および第4ハイビームLED24のそれぞれで個別に点灯/消灯を切替えられるように構成されると共に、第1ハイビームLED21、第2ハイビームLED22、第3ハイビームLED23および第4ハイビームLED24のそれぞれで個別に照度(光量)を変えられるように構成されている。このようなハイビームLED31は、車両の右側および左側のLEDヘッドライト30のそれぞれに採用される。
図2の(b)(c)において、R21は右側の第1ハイビームLED21の照射範囲を示し、R22は右側の第2ハイビームLED22の照射範囲を示し、R23は右側の第3ハイビームLED23の照射範囲を示し、R24は右側の第4ハイビームLED24の照射範囲を示している。また、L21は左側の第1ハイビームLED21の照射範囲を示し、L22は左側の第2ハイビームLED22の照射範囲を示し、L23は左側の第3ハイビームLED23の照射範囲を示し、L24は左側の第4ハイビームLED24の照射範囲を示している。
図2の(b)は、右側および左側の両方のハイビームLED31について第1LED21のみを消灯させ、その他を全て点灯させた場合の照射パターンを示している。この照射パターンは、自車両前方に広がる路面上の中央領域を中心に照射する態様である。
図2の(c)は、右側および左側の両方のハイビームLED31について、第1ハイビームLED21、第2ハイビームLED22、第3ハイビームLED23および第4ハイビームLED24の全てを点灯させた場合の照射パターンを示している。この照射パターンは、中央領域に加えて、自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域を照射する態様である。
次に、図3を参照して、ロービームLED25について具体的に説明する。図3は、車両側方から見たロービームLED25の照射範囲を示す側面図である。図3において、A1、A2は、それぞれロービームLED25の照射範囲の一例を示す。
ロービームLED25は、CPU10の制御で、アクチュエータによって光軸を上下方向に可変(いわゆるエーミング調整可能)に構成されている。具体的には、照射範囲A1を適用している場合に、ロービームLED25の光軸を上げると、当該照射範囲A1から照射範囲A2へと切替わる。これにより、ロービームLED25による照射範囲が自車両から離れる方向へと拡大することになる。例えば、車速が大きくなった場合に、ロービームLED25の光軸を上げて、ロービームLED25による照射範囲を遠方にまで延ばすことで、遠方視界が確保されるようにする。一方で、照射範囲A2を適用している場合に、ロービームLED25の光軸を下げると、当該照射範囲A2から照射範囲A1へと切替わる。これにより、ロービームLED25による照射範囲が自車両に近付く方向へと縮小することになる。例えば、車速が小さくなった場合に、ロービームLED25の光軸を下げて、ロービームLED25による照射範囲を自車両側に引き戻すようにする。
なお、図3に示した例では、ロービームLED25の光軸を2段階に切替えているが、実際には、ロービームLED25の光軸は3以上の段階に切替え可能であり、例えば、車速に応じて、ロービームLED25の光軸が3以上の複数の段階に適宜切替えられる。
一方、図1において、上述のCPU10は視線移動判定部19とヘッドライト制御部20とを備えている。
視線移動判定部19は、ドライバ監視カメラ21が撮影したドライバの眼球や手の動きに対応する信号に基づいて、ドライバの運転外タスク要求を検出する運転外タスク検出手段である。
ヘッドライト制御部20は、自車両前方に広がる路面上の中央領域と、自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域とのうち、LEDヘッドライト30により中央領域を中心に照射する態様(図2の(b)参照)と、中央領域に加えて自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域を照射する態様(図2の(c)参照)と、を照射制御するヘッドライト制御手段である。
そして、上述のCPU10は、運転外タスク検出手段(視線移動判定部19参照)により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、上述のヘッドライト制御手段(ヘッドライト制御部20参照)により、図2の(c)で示した照射パターンを得るべく、上記中央領域と上記周辺領域とを併せて照射制御するように構成している。
上述の運転外タスクについて例示すると、ドライバが無線電話装置12の通信端末機を操作する場合、ドライバがナビゲーション装置13のディスプレイ装置の地図画面を目視する場合、オーディオ装置14にて選局または選曲を行なう場合、車室内ディスプレイ16を目視する場合その他がある。
これら全ての運転外タスク要求の検出は、ドライバ監視カメラ11でドライバの眼球の動きや手の動きを撮影し、この撮影信号に基づいて視線移動判定部19にて判定することができる。
但し、この判定に加えて、ドライバが無線電話装置12の通信端末機を手に持ったこと、オーディオ装置14の操作部を操作したことを併用して、運転外タスク要求をより一層確実に検出してもよい。
また、運転外タスクの終了は、無線電話装置12の通信端末機を所定部位に置いたこと、ドライバがナビゲーション装置13のディスプレイ装置の地図画面から視線を車両前方に移行したこと、オーディオ装置13からCPU10に選局終了信号または選曲終了信号が入力されたこと、車室内ディスプレイ16の注意喚起表示に基づきドライバがブレーキペダルを操作し、ブレーキペダルストロークセンサ15からCPU10制動操作信号が入力されたこと、に基づいて検出することができる。
なお、ブレーキペダルストロークセンサ15からの制動操作信号を用いることに代えて、車速センサからの車速信号をCPU10に入力し、車速が低下したことに基づいて運転外タスクの終了を検出するように構成してもよい。
[本発明者等が発見した事象]
次に、実施例の制御内容を説明する前に、図4〜図9を参照して、本発明の発明者等が発見した事象について説明する。
図4は、昼間と夜間とにおける車両内の操作部や表示部に対するドライバの運転外タスクへの視線移動の差異についての実験結果を示す。実験では、昼間と夜間(ロービームLED25を点灯)とにおいて、高速走行中(例えば、時速100km)にドライバに所定のタスクを課し、タスク開始合図からドライバの視線が反応するまでの時間を測定した。このタスクは、タスク開始合図として開始通知音を発した際に、ランダムに選択された数字群を車室内のインストルメントパネルに設けた表示部に表示し、この数字群の中に特定の数字が含まれているか否かをスイッチによりドライバに回答(二択)させるものである。
図4は、このようなタスクを高速走行中にドライバに課した際に、タスク開始合図からドライバの視線が反応するまでの時間(つまり、タスク開始合図を発したタイミングからドライバの視線が動き始めたタイミングまでの時間)の測定結果を示している。この場合、ドライバの視線の動き始めについては、例えば、ドライバ監視カメラ11などによってドライバの眼球の動きを監視することにより得られる。具体的には、図4の縦軸には、タスク開始合図から視線が反応するまでの時間を1とした場合の、夜間に測定された、タスク開始合図から視線が反応するまでの時間の比を示している。
このような実験の結果、図4に示すように、夜間では、昼間と比較すると、タスク開始合図から視線が反応するまでの時間が大幅に長くなることが判明した。この結果より、夜間ではドライバの運転外タスクへの視線移動が悪化すると云える。なお、上記したような数字群を表示する時間を種々に変えて、数字群の中に特定の数字があるか否かを、ドライバに回答させた場合の正答率を更に測定すると、数字群の表示時間が短い場合に、夜間では、昼間と比較すると、正答率が大幅に低下することも判明した。このことからも、夜間ではドライバの運転外タスクへの視線移動が悪化すると云える。
本発明者等は、このような夜間での運転外タスクへの視線移動の悪化が、夜間と昼間とでドライバの視線の使い方が異なるのではないか推考し、ドライバの視線分布を測定した。その結果を図5に示す。図5の(a)〜(c)は、高速で定常走行している際に測定されたドライバの視線分布を示している。具体的には、ドライバの視線の位置を所定時間に渡って測定し、図5の(a)〜(c)には、そのように測定された複数の視線の位置(図において○印で示す)を重ね合わせて示している。図5の(a)は、昼間に測定された視線分布を示し、図5の(b)は、夜間においてロービームLED25を点灯した場合に測定された視線分布を示し、図5の(c)は、比較例として、夜間においてハロゲンランプを適用したロービーム(以下、ハロゲンロービームと称する)を点灯した場合に測定された視線分布を示す。
図5の(a)に示すように、昼間には、ドライバの視線が殆ど移動しないことが判明した。一方、図5の(b)に示すように、ロービームLED25を用いた夜間では、ドライバの視線が大きく移動することが判明した。この結果より、本発明者等は、昼間では、ドライバは、中心視によって遠方情報を収集し、周辺視によって路面の白線を視認しているのに対して、夜間では、中心視によって遠方情報を収集する点は昼間と同じであるが、ドライバは、周辺視によって路面の白線を視認しにくくなり、視線移動により中心視を移動させることで路面の白線を視認していると推考した。つまり、本発明者等は、夜間では中心視の負荷が増加していると推考した。そして、本発明者等は、このような夜間での中心視の負荷の増加が、周辺視の空間認知特性の悪化に起因するものと推考した。因みに、ドライバは、自車両の走行レーン上の位置や速度などを把握するために、路面上の白線の情報(または/および縁石の情報)を用いている。
なお、中心視は、人間の視野領域の中心に位置する視野角2°程度の領域である中心視野において視認することを意味し、周辺視は、この中心視野以外の領域である周辺視野において視認することを意味する。
他方で、図5の(c)を参照すると、ハロゲンロービームを用いた夜間では、ロービームLED25を用いた夜間(図5の(b)参照)と比較すると、ドライバの視線が然程移動しないことが判明した。このことから、本発明者等は、昼間と夜間との違いだけでなく、ロービームLED25を用いたことにより、つまりLEDランプを適用したヘッドライトの特性により、上記したような周辺視の空間認知特性の悪化に起因する中心視の負荷が増加したものと推考した。
したがって、本発明者等は、LEDヘッドライト30の特性の観点から、夜間での空間認知特性の悪化の原因について検討した。ここで、図6を参照して、LEDヘッドライト30の特性について説明する。具体的には、図6では、LEDヘッドライト30とハロゲンヘッドライトとの照度の差異について説明する。図6において、実線の特性(a)は、LEDヘッドライト30についての、車両の前方距離とヘッドライトによる路面照度との関係を示しており、点線の特性(b)は、一般的なハロゲンヘッドライトについての、車両の前方距離とヘッドライトによる路面照度との関係を示している。
図6に示すように、自車両近辺の領域において、LEDヘッドライト30の路面照度がハロゲンヘッドライトの路面照度よりもかなり大きいことがわかる。一般的に、自車両近辺の領域では、LEDヘッドライト30が有する能力を最大限発揮させて、LEDヘッドライト30による路面照度が大きくなるように設定している。こうすることで、自車両近辺をより明るくするようにしている。他方で、自車両からある程度離れた領域(例えば、自車両から30m以上離れた領域)では、ヘッドライトに関する法規を遵守すべく、LEDヘッドライト30の路面照度が所定値未満となるように設定している。そのため、自車両からある程度離れた領域では、LEDヘッドライト30とハロゲンヘッドライトの路面照度の特性がほぼ同じになっている。
図6に示した特性より、LEDヘッドライト30では、ハロゲンヘッドライトと比較して、狭いエリアに明るい領域が集中することで、路面照度の差が大きくなるのである。本発明者等は、このようなLEDヘッドライト30を用いると、照射領域がかなり明るいため、グレア(glare、眩しい輝きにより、逆に見えにくくなることで、一般に眩輝と称されている)により、非照射領域が見えにくくなってしまった結果、上記したような夜間での周辺視の空間認知特性の悪化が生じたものと推考した。換言すれば、LEDヘッドライト30の照射領域がかなり明るいために路面照度の差が大きくなり、目の順応状態が変化したことにより、周辺視に対応する領域が非常に暗く感じられることで、周辺視で白線を視認しにくくなって、視線移動により中心視を移動させることで白線を視認するような現象が生じたものと推考した。
要するに、本発明者等は、LEDヘッドライト30による路面照度の差に起因するグレア(眩輝)が、夜間での周辺視の空間認知特性を悪化させ、それにより中心視の負荷が増加したものと推考した。
図7,図8,図9は何れも網膜偏心度に対する光感度の特性を示すもので、光感度については何れも網膜偏心度10degを基準としており、この10degの光感度を「1」として示している。
図7は昼間における網膜偏心度に対する光感度の特性図で、同図に点線で示す昼間の輝度分布と同図に実線で示す昼間の感度とは同等になる。
図8は夜間においてロービームLED25を照射した際の網膜偏心度に対する光感度の特性図で、同図に点線で示すロービームLED25照射時の輝度分布特性(b)も、同図に実線で示す夜間の感度特性(a)も、網膜偏心度がこめかみ側に移行する程、低下する。
図9は配光条件を異ならせて網膜偏心度に対する光感度の特性を検証した特性図で、特性(a)は夜間感度、特性(b)はロービームLED25照射時の輝度分布、特性(c)は図2の(b)で示した中央領域を中心に照射する条件に加えて、図2の(c)に示すように周辺領域を第1ハイビームLED21で適切に照射し、周辺光量を補足した際の輝度分布、特性(d)は図2の(b)で示した中央領域を中心に照射する条件に加えて、図2の(c)に示すように周辺領域を第1ハイビームLED21で極度に照射し、周辺光量を過度に補足した際の輝度分布である。
特性(c)(d)の何れも、特性(a)に対して周辺光量が大きくなった分、網膜偏心度20deg以上において光感度が向上するが、特性(d)のように周辺領域の光量を過度に大きくすると、眩しさが増大し、ストレスに起因して夜間の空間認知特性が逆に悪化する。
このため、本実施例では、周辺領域の照射時(図2の(b)の状態から図2の(c)の状態に切換える時)の光量を、中央領域の照射光量の約10倍に設定し、人間の夜間の視感度に合わせた最も効果的な光量とすることで、運転外タスクへの視線移動の容易化を高めるよう構成している。
図10はCPU10によるヘッドライト制御処理を示すフローチャート、図11は昼間におけるドライバの視界の一例を示す説明図、図12は夜間における中央領域照射時のドライバの視界の一例を示す説明図、図13は夜間における中央領域および周辺領域照射時のドライバの視界の一例を示す説明図である。
図11〜図13において、32,33は左右のフロントピラー、34はインストルメントパネル、35はステアリングホイールである。また図11〜図13の同心円は網膜偏心度に対応するドライバの視野角である。
図12は左右の第2〜第4ハイビームLED22,23,24により自車両前方に広がる路面上の中央領域を中心に照射した態様(図2の(b)に相当)で、配光エリアe1は、同図に示すように自車両走行レーンの両側に位置する白線(または/および縁石)の内側に形成される。
図13は左右の第1〜第4ハイビームLED21〜24により中央領域と周辺領域とを照射した態様(図2の(c)に相当)で、配光エリアe2は、同図に示すように自車両走行レーンの両側に位置する白線(または/および縁石)を含むさらに外側の領域にまで形成される。
この配光エリアe2を確保するために、上記周辺領域は、少なくともドライバのアイポイントと左右のフロントピラー32,33とを結ぶ延長線上の領域に設定している。
上記設定によりドライバが自車両前方を視認する際の視野角が約40度に設定され、この角度は、周辺視に寄与する人間の目の細胞が密に配置された部位に相当し、外界の動きに対して細胞が適正に反応する。この人間の目の細胞密度が高い所に対して、視覚を補うような配光と成して、ドライバの運転外タスクへの視線移動の容易化を高めるように構成している。
セダンのように、フロントピラーがボンネット後端部から比較的大きな傾斜角度で立つ車両においては、ドライバの運転時の視野中心に同心円状曲線(2点鎖線)を仮想的に引いたとき、左側の40度の曲線上に助手席側フロントピラー基部が位置し、右側の40度の曲線は全て運転席側サイドウインドウ領域に入ることになる。
このように構成した自動車の運転支援装置の作用を、図10に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ステップS1で、CPU10は追突注意喚起情報やヒヤリハット交差点手前情報を含む車両側提供情報と、ドライバ監視カメラ11によるドライバ監視カメラ情報(詳しくは、ドライバの眼球の動きや手の動きの情報)と、その他必要とする各種信号の読取りを実行する。
CPU10内に形成された視線移動判定部19は、主にドライバ監視カメラ情報に基づいて、ドライバの各種運動外タスク要求の有無、つまり運転外タスク要求に相当するドライバの眼球の動きや手の動きが開始されたか否かを判定する。
次にステップS2で、CPU10は車室内ディスプレイ16に注意情報(追突注意喚起情報やヒヤリハット交差点手前情報)が表示され、かつ、ドライバが当該表示情報を視認したか否かを、他の運転外タスク要求に優先して判定し、NO判定時はステップS3に移行し、YES判定時にはステップS7に移行する。
ステップS3で、CPU10は、ドライバが無線電話装置12を使用する、ナビゲーション装置13のディスプレイ装置における地図画面を目視する、オーディオ装置14にて選局または選曲を行なう等の運転外タスク要求の有無を判定し、運転外タスク要求がない時にはステップS1にリターンする一方、運転外タスク要求がある時には、次のステップS4に移行する。
ステップS4で、CPU10はその内部に形成されたヘッドライト制御部20を介して、第2〜第4ハイビームLED22,23,24の照射に加えて第1ハイビームLED21を照射制御する。すなわち、中央領域に加えて周辺領域を照射する態様(図2の(c)、図13参照)と成し、図13に示す配光エリアe2を確保する。これにより、LEDヘッドライト30による周辺領域の照度が確保でき、ドライバは周辺視で白線または/および縁石を視認することが可能となり、この結果、ドライバの車両の挙動把握を高めて、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早めることができる。
次に、ステップS5で、CPU10は運転外タスク終了か否かを判定する。この判定は、ドライバが無線電話装置12の通信端末機を所定部位に置いたこと、ドライバがナビゲーション装置のディスプレイ装置の地図画面から視線を車両前方に移行したこと、オーディオ装置13からCPU10に選局終了信号または選曲終了信号が入力されたこと、に基づいて判定することができる。
そして、ステップS5でのNO判定時には上述のステップS4にリターンして中央領域と周辺領域との双方の領域を照射する態様を継続する一方、YES判定時には次のステップS6に移行する。
このステップS6で、CPU10はハイビームLEDの照射範囲を元に戻す。すなわち、第1ハイビームLED21を消灯し、第2〜第4ハイビームLED22〜24により中央領域を中心に照射する態様(図12の(b)、図12参照)と成し、図12に示す配光エリアe1を確保する。
一方、上述のステップS2でYES判定されると、次のステップS7に移行し、このステップS7では上述のステップS4と同様に中央領域と周辺領域との双方の領域を照射する態様(図2の(c)、図13参照)とを成し、図13に示す配光エリアe2を確保し、これにより、LEDヘッドライト30による周辺領域の照度を確保して、ドライバは周辺視で白線または/および縁石を視認することが可能となり、この結果、ドライバの車両の挙動把握を高め、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早める。
次に、ステップS8で、CPU10はブレーキペダルストロークセンサ15からの出力により制動操作があったか否かを判定し、NO判定時にはステップS7にリターンして中央領域と周辺領域との双方の領域を照射する態様を継続する一方、YES判定時には上述のステップS6に移行し、第1ハイビームLED21を消灯し、第2〜第4ハイビームLED22〜24により中央領域を中心に照射する態様(図2の(b)、図12参照)と成し、図12に示す配光エリアe1を確保するものである。
このように、上記実施例の自動車の運転支援装置は、ドライバの運転外タスクを支援する自動車の運転支援装置であって、照射範囲が可変に形成されたLEDヘッドライト30と、自車両前方に広がる路面上の中央領域と、自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域とのうち、上記LEDヘッドライト30により中央領域を中心に照射する態様(図2の(b)参照)と、中央領域に加えて周辺領域を照射する態様(図2の(c)参照)と、を照射制御するヘッドライト制御手段(ヘッドライト制御部20参照)と、ドライバの運転外タスク要求を検出する運転外タスク検出手段(視線移動判定部19参照)とを備え、上記運転外タスク検出手段(視線移動判定部19)により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、上記ヘッドライト制御手段(ヘッドライト制御部20)により上記中央領域と上記周辺領域とを照射制御するよう構成したものである(図1,図2,図10参照)。
この構成によれば、ヘッドライト制御手段(ヘッドライト制御部20)は、LEDヘッドライト30により路面上の中央領域を中心に照射する態様(図2の(b)参照)と、この中央領域に加えて周辺領域を照射する態様(図2の(c)参照)とに照射制御し、また上述の運転外タスク検出手段(視線移動判定部19)は、ドライバの運転外タスク要求を検出するが、当該運転外タスク検出手段(視線移動判定部19)により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、ヘッドライト制御手段(ヘッドライト制御部20)は上記中央領域と周辺領域とを照射制御する。
これにより、運転外タスク要求時には、LEDヘッドライト30による周辺領域の照度が確保でき、ドライバは周辺視で白線または/および縁石を視認することが可能となり、この結果、ドライバの車両の挙動把握を高めて、一定の安定走行を保ちつつ、ドライバに余裕を与えて、運転外タスクへの視線移動を早めることができる。
この発明の一実施形態においては、上記周辺領域の照射時の光量を、中央領域の照射光量の約10倍に設定したものである(図9参照)。
この構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、周辺領域の光量を過度(例えば、約100倍)に大きくすると、眩しさが増大し、ストレスに起因して夜間の空間認知特性が逆に悪化するが、照射光量を約10倍に設定することで、人間の夜間の視感度に合わせた最も効果的な光量とすることができ、この結果、運転外タスクへの視線移動の容易化を高めることができる。
この発明の一実施形態においては、上記周辺領域はドライバのアイポイントと左右のフロントピラー32,33とを結ぶ延長線上の領域に設定されたものである(図13参照)。
この構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、上記設定によりドライバが自車両前方を視認する際の視野角が約40度に設定され、この角度は、周辺視に寄与する人間の目の細胞が密に配置された部位に相当し、外界の動きに対して細胞が適正に反応する。この人間の目の細胞密度が高い所に対して、視覚を補うような配光とすることができるので、運転外タスクへの視線移動のさらなる容易化を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の運転外タスク検出手段は、実施例の視線移動判定部19に対応し、
以下同様に、
ヘッドライト制御手段は、ヘッドライト制御部20に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明はドライバの運転外タスクを支援する自動車の運転支援装置について有用である。
19…視線移動判定部(運転外タスク検出手段)
20…ヘッドライト制御部(ヘッドライト制御手段)
30…LEDヘッドライト
32,33…フロントピラー

Claims (3)

  1. ドライバの運転外タスクを支援する自動車の運転支援装置であって、
    照射範囲が可変に形成されたLEDヘッドライトと、
    自車両前方に広がる路面上の中央領域と、自車両走行レーンの両側に位置する白線または/および縁石を含む周辺領域とのうち、上記LEDヘッドライトにより中央領域を中心に照射する態様と、中央領域に加えて周辺領域を照射する態様と、を照射制御するヘッドライト制御手段と、
    ドライバの運転外タスク要求を検出する運転外タスク検出手段とを備え、
    上記運転外タスク検出手段により運転外タスク要求が検出された時点から運転外タスク終了までの間、上記ヘッドライト制御手段により上記中央領域と上記周辺領域とを照射制御するよう構成した
    自動車の運転支援装置。
  2. 上記周辺領域の照射時の光量を、中央領域の照射光量の約10倍に設定した
    請求項1記載の自動車の運転支援装置。
  3. 上記周辺領域はドライバのアイポイントと左右のフロントピラーとを結ぶ延長線上の領域に設定された
    請求項1または2記載の自動車の運転支援装置。
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