JP6287504B2 - 近接露光方法および近接露光方法を用いたカラーフィルタの製造方法 - Google Patents

近接露光方法および近接露光方法を用いたカラーフィルタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、近接露光方法に係り、とりわけ、基板上に設けられた感光性樹脂組成物を露光してカラーフィルタ等の製品を製造するための近接露光方法に関する。
液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置で用いられるカラーフィルタの着色層やブラックマトリクス層を形成する方法として、フォトリソグラフィー法が広く用いられている。フォトリソグラフィー法においては、はじめに、光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物が設けられた基板を準備し、次に、基板を露光ステージ上に載置し、その後、フォトマスクを介して感光性樹脂組成物に光を照射することにより、感光性樹脂組成物を露光する。
カラーフィルタの製造工程で用いられる露光方式としては、ミラープロジェクション露光方式や近接(プロキシミティ)露光方式が知られている。
ミラープロジェクション露光方式とは、フォトマスクと基板との間に配置された投影レンズを用いて、露光光を基板上の感光性樹脂組成物に投影する方式のことである。ミラープロジェクション露光方式は、投影レンズを用いて露光光を結像するため、近接露光方式に比べて解像力が高いという利点を有している。例えばミラープロジェクション露光方式を利用すれば、5μm以下の線幅を有するブラックマトリクス層を形成することが可能である。
一方、近接露光方式とは、基板との間にわずかな隙間が存在するよう配置されたフォトマスクを介して、基板上の感光性樹脂組成物に露光光を照射する方式のことである(例えば、特許文献1参照)。近接露光方式は、ミラープロジェクション露光方式に比べて設置コストが安く、かつ大きな寸法の対象物を一括で露光することができるという利点を有している。例えば近接露光方式によれば、M01サイズ以上の寸法を有するフォトマスクを用いて、ガラス基板の上に設けられた感光性樹脂組成物を露光することができる。このため、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯型の表示装置で用いられるカラーフィルタを製造する場合、1つのガラス基板に多数のカラーフィルタを割り付けることができる。従って、低コストでカラーフィルタを製造することができる。
特開2005−122065号公報
ところで、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯型の表示装置においては、従来の据え置き型の表示装置の場合に比べて、画素の寸法が小さくなっており、このため、ブラックマトリクス層の線幅も小さくなっている。例えば携帯型の表示装置においては、ブラックマトリクス層の線幅の最小値が10μm以下であることが求められる。一方、近接露光方式においては、フォトマスクと基板との間に隙間が存在するため、ミラープロジェクション露光方式の場合に比べて一般に解像力が低くなる。また、1つのフォトマスクに多数のカラーフィルタを割り付ける場合、基板上の感光性樹脂組成物に照射される露光光の照度が場所に応じてばらつくと、得られるカラーフィルタのブラックマトリクス層の線幅に個体差が生じることになる。従って、ブラックマトリクス層の線幅を単に小さくすることだけでなく、場所に応じた露光光の照度のばらつきを抑制することも求められる。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、露光によって形成されるパターンの線幅を十分に小さくするとともに、線幅が場所によってばらつくことを抑制することができる近接露光方法を提供することを目的とする。
本発明は、光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物が設けられた基板を準備する工程と、前記基板を露光ステージ上に載置する工程と、前記露光ステージ上に載置された前記基板上の前記感光性樹脂組成物へ向けて、前記基板の前記感光性樹脂組成物との間に隙間が存在するよう配置されたフォトマスクを介して、照射光学系からの露光光を照射する露光工程と、を備え、前記照射光学系は、可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光がカットされた光を前記露光光として照射し、前記感光性樹脂組成物の前記光重合開始剤の吸収スペクトルは、300nm以上かつ350nm以下の波長域にピークを有する、近接露光方法である。
本発明による近接露光方法において、好ましくは、前記感光性樹脂組成物の前記光重合開始剤の吸収スペクトルは、351nm以上かつ400nm以下の波長域にはピークを有さない。
本発明による近接露光方法において、前記照射光学系は、可視光域及び紫外線域の光を出射する光源と、前記光源から出射された光から350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタと、を有していてもよい。
本発明による近接露光方法において、前記フォトマスクは、730mm×920mmサイズまたは750mm×620mmサイズ以上の寸法を有していてもよい。
本発明による近接露光方法において、前記フォトマスクの開口部の幅の最小値は、10μm以下であってもよい。
本発明による近接露光方法において、前記感光性樹脂組成物は、露光されて現像されることにより、カラーフィルタのブラックマトリクス層となるものであり、前記フォトマスクには、カラーフィルタ用のブラックマトリクス層に対応する開口部のパターンが多面付けされていてもよい。
本発明は、上記記載の近接露光方法を用いて、前記基板に複数割り付けられる前記カラーフィルタの前記ブラックマトリクス層を形成する工程を含む、カラーフィルタの製造方法である。
本発明によれば、感光性樹脂組成物の光重合開始剤の吸収スペクトルは、300nm以上かつ350nm以下の波長域にピークを有している。また、照射光学系は、可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光がカットされた光を、露光光として、フォトマスクを介して感光性樹脂組成物に照射する。このため、場所に応じて露光光の照度が若干ばらついたとしても、露光光の照度のばらつきが、得られるパターンの線幅に反映されてしまうことを抑制することができる。従って、場所による線幅のばらつきの小さいパターンを形成することができる。また本発明において、可視光域及び紫外線域の光のうち351nm以上かつ400nm以下の波長域の光は、カットされずに残っている。このため、解像力を十分に維持することができる。例えば、線幅の最小値が10μm以下であるブラックマトリクス層を精度良く形成することができる。
本発明の一実施の形態に係る近接露光装置の構成を示す図。 図1に示す近接露光装置で用いられる超高圧水銀灯の分光特性を示す図。 短波長カットフィルタを通過した後の光の分光特性を示す図。 感光性樹脂組成物に含まれる光重合開始剤の吸収スペクトルの一例を示す図。 複数のカラーフィルタが基板に割り付けられる様子を示す図。 図1に示す近接露光装置を用いた近接露光方法により感光性樹脂組成物をパターニングする工程を示す図。 近接露光方法を用いて形成したブラックマトリクス層を含むカラーフィルタの一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、図1により、本発明の一実施の形態に係る露光装置の構成について説明する。
図1に示すように、露光装置1は、露光装置本体10と、露光装置本体10へ向けて露光光を照射する照射光学系20とを備えている。
このうち、露光装置本体10は、基台11と、基台11に設置された露光ステージ12とを有している。ここで、露光ステージ12は、露光対象となる感光性樹脂組成物32が積層された基板31を載置するものである。露光ステージ12は、感光性樹脂組成物32が積層された基板31を真空チャック方式で保持するチャックステージ13と、チャックステージ13を垂直方向及び水平面内で移動させることが可能な駆動ステージ14と、を有している。露光ステージ12(チャックステージ13)上に載置される基板31としては、例えばガラス基板が用いられる。感光性樹脂組成物32は、合成樹脂と、露光光の照射を契機として合成樹脂のモノマーの重合反応を開始させる光重合開始剤と、を含んでいる。また感光性樹脂組成物32は、近接露光装置1を用いて製造する製品に応じて選択されたさらなる添加物を含んでいてもよい。例えば、感光性樹脂組成物32が、カラーフィルタ用のブラックマトリクス層を構成するためのものである場合、感光性樹脂組成物32は、合成樹脂中に分散された黒色の顔料、例えばカーボンブラックをさらに含んでいる。また、感光性樹脂組成物32が、カラーフィルタ用の赤色、緑色や青色の着色層を構成するためのものである場合、感光性樹脂組成物32は、合成樹脂中に分散された赤色、緑色や青色の顔料をさらに含んでいる。本実施の形態においては、感光性樹脂組成物32がブラックマトリクス層を構成するためのものである場合について説明する。
露光ステージ12の上方には、フォトマスク16が取り付けられるマスクステージ15が設けられている。ここで、フォトマスク16は、露光ステージ12上に載置された基板31上の感光性樹脂組成物32へ向けて照射光学系20から照射された露光光を、露光パターンに対応する所定のパターンで透過させるものである。上述のように感光性樹脂組成物32がブラックマトリクス層を構成するためのものである場合、フォトマスク16は、ブラックマトリクス層の線幅に対応した幅を有するとともにブラックマトリクス層のパターンに対応して線状に延びる開口部を含んでいる。
スマートフォンやタブレットPCなどの携帯型の表示装置で用いられるカラーフィルタにおいては、画素密度や輝度を高めるため、ブラックマトリクス層の線幅が小さいことが求められる。例えば、ブラックマトリクス層の線幅の最小値が10μm以下であることが求められる。これに対応して、フォトマスク16も、フォトマスク16を介して感光性樹脂組成物32に照射される露光光の線幅の最小値が10μm以下となるよう、構成されている。すなわち、フォトマスク16の開口部の幅の最小値は、10μm以下になっている。
好ましくは、フォトマスク16には、複数のカラーフィルタ用のブラックマトリクス層のパターンが割り付けられている。すなわち、フォトマスク16は、1個のカラーフィルタ用のブラックマトリクス層に対応する開口部のパターンが形成された領域を、複数含んでいる。すなわち、1つのフォトマスク16には、カラーフィルタ用のブラックマトリクス層に対応する開口部のパターンが多面付けされている。一般に、1つのフォトマスク16に割り付けられるカラーフィルタの個数が多いほど、カラーフィルタの製造コストが低くなるので好ましい。この点を考慮し、例えばフォトマスク16として、730mm×920mmサイズまたは750mm×620mmサイズ以上の寸法を有するものが用いられる。例えば、G8サイズ(1220mm×1400mm)、G6サイズ(925mm×750mm、または910mm×750mm)、G5サイズ(700×800mm)、M01サイズ(700×800mm)、L1サイズ(800mm×700mm)、L2サイズ(800mm×700mm)などのフォトマスクを挙げることができる。
一方、フォトマスク16の寸法が大きくなると、自重のためにフォトマスク16が撓んでしまうことが考えられる。フォトマスク16は通常は、その端部がマスクステージ15によって保持されている。このためフォトマスク16の撓みは、フォトマスク16の中央部分で大きく生じ、フォトマスク16の端部近傍ではほとんど生じない。ところで撓みが生じると、フォトマスク16と感光性樹脂組成物32との間の距離が場所によって相違してしまうことになる。例えば、フォトマスク16の端部近傍の部分に比べて、フォトマスク16の中央部分の方が、フォトマスク16と感光性樹脂組成物32との間の距離が小さくなる。この結果、感光性樹脂組成物32に照射される露光光の照度が、場所に応じて相違してしまうことになる。
一般に、フォトリソグラフィー法によって形成されるパターンの線幅は、フォトマスク16の開口部の線幅だけでなく、フォトマスク16を通過した露光光の照度にも依存する。従って、露光光の照度が場所に応じて相違することは、形成されるパターンの線幅が場所によってばらつくことを意味している。例えば、フォトマスク16の中央部分を通過した露光光に基づいて形成されたブラックマトリクス層の線幅と、フォトマスク16の端部近傍の部分を通過した露光光に基づいて形成されたブラックマトリクス層の線幅とが相違してしまうことになる。本実施の形態においては、場所に応じたこのような線幅のばらつきが生じてしまうことを抑制するため、感光性樹脂組成物32の光重合開始剤を適切に選択することを提案する。具体的な光重合開始剤については後述する。
照射光学系20は、超高圧水銀灯(光源)21と、超高圧水銀灯21から出射された光を基板31上の感光性樹脂組成物32へ向けて導くための光学要素(パラボラミラー22、コールドミラー23、インテグレータレンズ24及び球面鏡25)とを有し、露光装置本体10の露光ステージ12上に載置された基板31上の感光性樹脂組成物32へ向けて露光光(平行光)を照射することができるようになっている。
このような照射光学系20において、コールドミラー23とインテグレータレンズ24との間にはシャッタ26が設けられており、超高圧水銀灯21から出射された光を適宜遮蔽及び開放することができるようになっている。また、インテグレータレンズ24とシャッタ26との間には短波長カットフィルタ27が着脱可能に設けられており、超高圧水銀灯21から出射された可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光をカットすることができるようになっている。
ここで、照射光学系20に含まれる超高圧水銀灯21は、図2に示すような分光特性を有している。すなわち、超高圧水銀灯21から出射された光は、約440nmにピークを有するg線、約410nmにピークを有するh線及び約360nmにピークを有するi線の他、270〜335nmの範囲に幾つかのピークを有する深紫外線の光を含んでいる。そして、短波長カットフィルタ27は、このような光から、g線、h線及びi線を残して、270〜335nmの範囲にある深紫外線域の光をカットするものである。なお、図2に示す分光特性においては、365nmの光の照度を100%とした規格化がなされている。
次に図3を参照して、短波長カットフィルタ27の特性について説明する。図3は、短波長カットフィルタ27を通過した後の光のスペクトルを示す図である。ここでは、短波長カットフィルタ27として、315nm以下の波長域の光をカットするカットフィルタを用いた場合のスペクトル(図3中の「カットフィルタ(315nm)」)、および、335nm以下の波長域の光をカットするカットフィルタを用いた場合のスペクトル(図3中の「カットフィルタ(335nm)」)をそれぞれ図3に示している。また参考のため、短波長カットフィルタ27を用いない場合の光のスペクトル(図3中の「カットフィルタ無し」)も併せて図3に示している。図3に示すように、315nm以下の波長域の光をカットするカットフィルタを用いた場合には、約315nmにピークを有する深紫外線域の光がカットされていた。また、335nm以下の波長域の光をカットするカットフィルタを用いた場合には、約355nmにピークを有する深紫外線域の光がさらにカットされていた。
図1に戻って説明を続けると、露光装置本体10の露光ステージ12及び照射光学系20(超高圧水銀灯21やシャッタ26等)には制御装置29が接続されている。制御装置29は、露光ステージ12に対して、感光性樹脂組成物32が積層された基板31を供給及び排出するロボットアーム(図示せず)等の動作に連動して露光装置本体10の露光ステージ12及び照射光学系20を制御する。これによって、所望のフローで基板31上の感光性樹脂組成物32を露光することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
(感光性樹脂組成物の準備)
はじめに、合成樹脂、光重合開始剤および黒色顔料を含む感光性樹脂組成物32を準備する。図4には、本実施の形態による光重合開始剤の吸収スペクトルS1を示す。図4に示すように、300nm〜500nmの波長域において、吸収スペクトルS1は巨視的には、波長が大きくなるにつれて減少している。なお「巨視的」とは、例えば、50nm刻みで吸収スペクトルS1を見た場合の特性を意味している。より具体的には、光重合開始剤の吸収係数の値を、300nm以上かつ350nm以下の範囲内、351nm以上かつ400nm以下の範囲内、401nm以上かつ450nm以下の範囲内および451nm以上かつ500nm以下の範囲内でそれぞれ積分した場合に、積分値が、波長が大きくなるにつれて減少する、ということを意味している。一方、吸収スペクトルS1をより詳細に見た場合、例えば数nm刻みで見た場合、吸収スペクトルS1は、300nm以上かつ350nm以下の波長域にピークP1を有している。また吸収スペクトルS1は、351nm以上かつ400nm以下の波長域にはピークを有していない。
なお図4には、参考のため、従来の近接露光方法において一般に用いられている光重合開始剤の吸収スペクトルS2〜S5を併せて示している。図4に示すように、各吸収スペクトルS2〜S5を数nm刻みで見た場合、吸収スペクトルS2〜S5はそれぞれ、351nm以上かつ400nm以下の波長域にピークP2〜P5を有している。
後述する実施例において詳細に説明するように、本件発明者らが鋭意研究を行ったところ、図4の吸収スペクトルS1のような300nm以上かつ350nm以下の範囲内に吸収係数のピークを有する光重合開始剤を含んだ感光性樹脂組成物を用いることにより、露光光の照度のばらつきに起因してブラックマトリクス層の線幅がばらついてしまうことを抑制することができた。この理由としては様々な事項が考えられるが、例えば以下のように考えることができる。
一般に、短波長側の光(特に270〜335nmの範囲にある深紫外線域の光)は、感光性樹脂組成物32を透過する能力が低くかつエネルギーが大きい。このため、このような短波長側の光を含む露光光により基板31上の感光性樹脂組成物32を露光した場合には、感光性樹脂組成物32の露出表面(感光性樹脂組成物32のうち基板31とは反対側に位置する表面)での重合反応が進み過ぎ、感光性樹脂組成物32の露出表面が基板31側の表面に比べて相対的に速く固まってしまう。言い換えれば、感光性樹脂組成物32のうち基板31側の部分を狙い通りに固めることができない。さらに、感光性樹脂組成物32に含まれる光重合開始剤の吸収係数が高い場合、感光性樹脂組成物32のうち露出表面側と基板31側との間での重合反応の進み方の差がさらに大きくなってしまう。また光重合開始剤の吸収係数が高いと、露光光の照度の相違に起因する、重合反応の進み方の相違の程度も大きくなってしまう。
ここで本実施の形態によれば、照射光学系20は、超高圧水銀灯21から出射された可視光及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタ27を有している。すなわち、照射光学系20は、可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光がカットされた光を露光光として照射するよう構成されている。このため、感光性樹脂組成物32を透過する能力が低くかつエネルギーが大きい短波長側の光によって、基板31上に積層された感光性樹脂組成物32の露出表面が基板31側の表面に比べて相対的に速く固まってしまうことを抑制することができる。さらに本実施の形態によれば、光重合開始剤として、短波長カットフィルタ27によってカットされた300nm以上かつ350nm以下の波長域に吸収スペクトルS1のピークP1を有するものが用いられている。このため、光重合開始剤には、その吸収係数がピークとなる波長の光が照射されないようになっている。このことは、感光性樹脂組成物32における重合反応の進み方の程度が、感光性樹脂組成物32に照射される露光光の照度の差に対して鈍感になることを導く。このため、露光光の照度のばらつきに起因してブラックマトリクス層の線幅がばらついてしまうことを抑制することができる。
(感光性樹脂組成物の塗布)
次に、上述の光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物32を、基板31上に塗布する。塗布方法としては、印刷法などが適宜採用され得る。これによって、図6(a)に示すように、感光性樹脂組成物32が設けられた基板31を得ることができる。
(基板の載置)
その後、図1に示す近接露光装置1において、ロボットアーム(図示せず)を用いて、感光性樹脂組成物32が設けられた基板31を露光ステージ12(チャックステージ13)上に載置する。
(露光工程)
この状態で、近接露光装置1においては、制御装置29による制御の下で、露光ステージ12の駆動ステージ14によりチャックステージ13を移動させて、感光性樹脂組成物32が設けられた基板31をフォトマスク16に対して位置決めする。この際、図6(b)に示すように、フォトマスク16と基板31の感光性樹脂組成物32との間に所定の隙間sが存在するよう、基板31を配置する。隙間sは、例えば75μm〜300μmの範囲内になっている。次に図6(b)に示すように、フォトマスク16を介して、基板31上の感光性樹脂組成物32へ向けて、照射光学系20からの露光光L1を照射する。これによって、基板31上の感光性樹脂組成物32を所定のパターンで露光する。なおフォトマスク16の開口部17は、図5に示すように基板31に複数のカラーフィルタ40が割り付けられるよう、構成されている。
(現像工程)
次に、現像液を用いて感光性樹脂組成物32を現像処理する。これによって、感光性樹脂組成物32のうち露光光が照射されていない部分が現像液に溶解する。このようにして、図6(c)に示すように、所望の幅wを有する感光性樹脂組成物32のパターンを得ることができる。幅wは、その最小値が例えば10μm以下になっている。また、感光性樹脂組成物32の厚みhは例えば1μm〜2μmの範囲内になっている。なお後述する実施例において感光性樹脂組成物の厚みを測定した結果、1.14μm〜1.75μmの範囲内になっていた。
(第2露光工程)
なお図6(d)に示すように、上述の現像工程の後、感光性樹脂組成物32に対して基板31側から露光光L2を更に照射する第2露光工程をさらに実施してもよい。これによって、感光性樹脂組成物32のうち基板31側の表面やその近傍の部分をより確実に硬化させることができる。また、第2露光工程の後、感光性樹脂組成物32に対して焼成処理を施してもよい。これらのことにより、感光性樹脂組成物32のパターンの断面形状や線幅がばらついてしまうことをさらに抑制することができる。
このようにしてパターニングされた感光性樹脂組成物32からなるブラックマトリクス層41を含むカラーフィルタ40を図7に示す。図7に示すように、所定の間隔を空けて並べられた複数のブラックマトリクス層41の間には、赤色の第1着色層42、緑色の第2着色層43や青色の第4着色層44などが設けられる。なお、各着色層42,43,44を形成するための感光性樹脂組成物に含まれる光重合開始剤も、ブラックマトリクス層41用の感光性樹脂組成物32の光重合開始剤の場合と同様に、300nm以上かつ350nm以下の波長域に吸収係数のピークを有していてもよい。すなわち上述の近接露光方法は、ブラックマトリクス層41を形成するための工程だけでなく、各着色層42,43,44を形成するための工程においても採用されてもよい。
上述のように本実施の形態によれば、照射光学系20には、350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタ27が装着されている。このため、超高圧水銀灯21から出射された光が短波長カットフィルタ27を通過する際、g線、h線及びi線を残して、270〜335nmの範囲にある深紫外線域の光がカットされる。このため、感光性樹脂組成物32の露出表面が基板31側の表面に比べて相対的に速く固まってしまうことを抑制することができる。さらに本実施の形態によれば、光重合開始剤として、短波長カットフィルタ27によってカットされた300nm以上かつ350nm以下の波長域に吸収スペクトルS1のピークP1を有するものが用いられている。このため、光重合開始剤には、その吸収係数がピークとなる波長の光が照射されないようになっている。このことは、感光性樹脂組成物32における重合反応の進み方の程度が、感光性樹脂組成物32に照射される露光光の照度の差に対して鈍感になることを導く。このため、場所に応じて露光光の照度が若干ばらついたとしても、露光光の照度のばらつきが、ブラックマトリクス層41の線幅に反映されてしまうことを抑制することができる。従って、場所による線幅のばらつきの小さいブラックマトリクス層41を形成することができる。また本実施の形態において、可視光域及び紫外線域の光のうち351nm以上かつ400nm以下の波長域の光は、カットされずに残っている。このため、近接露光方法の解像力を十分に維持することができる。例えば、線幅の最小値が10μm以下であるブラックマトリクス層41を精度良く形成することができる。
次に、本実施の形態についての理解を深めるため、図4において符号S2〜S5で示すような、351nm以上かつ400nm以下の範囲内に吸収係数のピークP2〜P5を有する光重合開始剤を用いる場合を、比較の形態として考える。
この場合、350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタ27によっては、光重合開始剤にその吸収係数がピークとなる波長の光が照射されることを防ぐことができない。このため、感光性樹脂組成物における重合反応の進み方の程度が、感光性樹脂組成物に照射される露光光の照度の差に対して敏感になってしまい、この結果、得られるパターンの線幅がばらついてしまうことが考えられる。
一方、より高波長側にカット周波数を有する短波長カットフィルタを用いることも考えられる。例えば、400nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタを用いることが考えられる。しかしながら、この場合、深紫外線の光だけでなく、約360nmにピークを有するi線までもがカットされることになり、露光光の照度が著しく低下してしまう。この結果、露光処理に要する時間が長くなり、カラーフィルタ40の製造効率が低下してしまう。
これに対して本実施の形態によれば、i線を残しながら、露光光の照度のばらつきに起因してブラックマトリクス層の線幅がばらついてしまうことを抑制することができる。このため、品質と製造効率とを両立させることができる。
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
(実施例1)
はじめに、10μm以下の線幅を有する開口部のパターンが全域にわたって形成された、M01サイズのフォトマスクを準備した。次に、可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光がカットされた光を、フォトマスクに向けて照射した。また、フォトマスクを通過した光の照度を複数の場所で測定した。結果、測定された照度の最大値は23.8mW/cmであり、最小値は22.4mW/cmであり、平均値は23.3mW/cmであった。なお、フォトマスクに向けて照射する光の照度は、フォトマスクの4隅部分を通過した光の照度およびフォトマスクの中央部分を通過した光の照度の平均値に露光時間を掛けた値が予め定められた値になるよう、制御されていた。
G8、G6およびL2サイズのフォトマスクを準備し、上述のM01サイズのフォトマスクの場合と同様にして、フォトマスクを通過した光の照度を複数の場所で測定した。測定された照度の最大値、最小値および平均値をそれぞれ表1に示す。また、測定された照度の最大値と最小値との間の差を併せて表1に示す。表1に示すように、測定された照度の最大値と最小値との間の差は、フォトマスクの寸法が大きくなるほど大きくなった。
(実施例2)
はじめに、6μmの線幅を有する開口部のパターンが形成されたフォトマスクを準備した。また、感光性樹脂組成物が設けられた基板を準備した。感光性樹脂組成物としては、上述のように、合成樹脂と、黒色顔料と、300nm以上かつ350nm以下の波長域に吸収係数のピークを有する光重合開始剤と、を含むものを用いた。
次に、可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光がカットされた光を、フォトマスクを介して感光性樹脂組成物に向けて照射した。350nm以下の波長域の光をカットするための短波長カットフィルタとしては、335nm以下の波長域の光をカットするカットフィルタを用いた。露光量は20mJ/cmとした。また、フォトマスクと感光性樹脂組成物との間の隙間は100μmに設定した。
その後、感光性樹脂組成物に対して現像処理を施し、感光性樹脂組成物をパターニングした。現像処理の時間は50秒とした。この結果、5.9μmの線幅を有するブラックマトリクス層が得られた。
また、現像時間を60秒または70秒に変更して、同様の評価を行った。さらに、露光量を30mJおよび40mJに変更して、同様の評価を行った。各条件下で形成されたブラックマトリクス層の線幅を表2に示す。また、得られたブラックマトリクス層の線幅の最大値と最小値との間の差(線幅変動量)を併せて表2に示す。
(比較例)
短波長カットフィルタを用いなかったこと以外は、上述の実施例2の場合と同様にして、現像時間および露光量を変えてブラックマトリクス層を形成した。表3に、得られたブラックマトリクス層の線幅を示す。
表2に示すように、300nm以上かつ350nm以下の波長域に吸収係数のピークを有する光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物を用いた場合、露光量に依存するブラックマトリクス層の線幅変動量を2μm以下に抑制することができた。また、表2および表3の比較から明らかなように、350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタを用いなかった場合は、短波長カットフィルタを用いた場合に比べて、線幅変動量が1μm以上大きくなった。このことから、300nm以上かつ350nm以下の波長域に吸収係数のピークを有する光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物を用いること、および、350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタを用いることの組合せにより、線幅のばらつきの小さいブラックマトリクス層を得ることができると言える。
(実施例3)
フォトマスクと感光性樹脂組成物との間の隙間を170μm、180μm、190μmまたは200μmに設定したこと以外は、実施例2の場合と同様にして、フォトリソグラフィー法によりブラックマトリクス層を形成した。なお、露光時間は50秒とし、露光量は50mJ/cmとし、現像時間は50秒とし、現像後のポストベイク処理の温度は230℃とした。結果、隙間が170μm、180μm、190μmおよび200μmの場合に形成されたブラックマトリクス層の線幅の平均値はそれぞれ7.0μm、7.2μm、6.5μmおよび6.7μmであった。この結果から、隙間の大きさに対するブラックマトリクス層の線幅の依存性は小さいと言える。
1 近接露光装置
10 露光装置本体
11 基台
12 露光ステージ
13 チャックステージ
14 駆動ステージ
15 マスクステージ
16 フォトマスク
20 照射光学系
21 超高圧水銀灯
22 パラボラミラー
23 コールドミラー
24 インテグレータレンズ
25 球面鏡
26 シャッタ
27 短波長カットフィルタ
29 制御装置
31 基板
32 感光性樹脂組成物
40 カラーフィルタ
41 ブラックマトリクス層
42 第1着色層
43 第2着色層
44 第4着色層

Claims (7)

  1. 光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物が設けられた基板を準備する工程と、
    前記基板を露光ステージ上に載置する工程と、
    前記露光ステージ上に載置された前記基板上の前記感光性樹脂組成物へ向けて、前記基板の前記感光性樹脂組成物との間に隙間が存在するよう配置されたフォトマスクを介して、照射光学系からの露光光を照射する露光工程と、を備え、
    前記照射光学系は、可視光域及び紫外線域の光から350nm以下の波長域の光がカットされた光を前記露光光として照射し、
    前記感光性樹脂組成物の前記光重合開始剤の吸収スペクトルは、300nm以上かつ350nm以下の波長域にピークを有する、近接露光方法。
  2. 前記感光性樹脂組成物の前記光重合開始剤の吸収スペクトルは、351nm以上かつ400nm以下の波長域にはピークを有さない、請求項1に記載の近接露光方法。
  3. 前記照射光学系は、可視光域及び紫外線域の光を出射する光源と、前記光源から出射された光から350nm以下の波長域の光をカットする短波長カットフィルタと、を有する、請求項1または2に記載の近接露光方法。
  4. 前記フォトマスクは、730mm×920mmサイズまたは620mm×750mmサイズ以上の寸法を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の近接露光方法。
  5. 前記フォトマスクの開口部の幅の最小値は、10μm以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の近接露光方法。
  6. 前記感光性樹脂組成物は、露光されて現像されることにより、カラーフィルタのブラックマトリクス層となるものであり、
    前記フォトマスクには、カラーフィルタ用のブラックマトリクス層に対応する開口部のパターンが多面付けされている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の近接露光方法。
  7. 請求項6に記載の近接露光方法を用いて、前記基板に複数割り付けられる前記カラーフィルタの前記ブラックマトリクス層を形成する工程を含む、カラーフィルタの製造方法。
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