JP6287292B2 - 多関節屈曲構造体及び該構造体を用いた着用可能機器 - Google Patents

多関節屈曲構造体及び該構造体を用いた着用可能機器 Download PDF

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Description

本出願は多関節屈曲構造体及び該構造体を用いた着用可能機器に関する。
近年、携帯電話機等の情報端末の小型化が可能になったことから、小型の情報端末をバンドで人体に取り付けて使用できる着用可能機器(以後このような着用可能機器をウエアラブル端末と記す)が実用化されている。ウエアラブル端末としては、腕時計型やリストバンド式のように、屈曲できるバンドを使用して腕に巻き付けるタイプが有望である。
一方、ウエアラブル端末と言っても、常に人体に取り付けて使用するウエアラブル端末は少なく、通常のウエアラブル端末は人体に着けたり外したりして使用する場合が多い。そして、ウエアラブル端末を着脱する場合、ウエアラブル端末に使用されるバンドには、特許文献1に開示される構造のバンドや、特許文献2に開示されるバンドが使用できる。特許文献1には、硬質のバンド駒を連結して作られるバンドに伸縮性を持たせつつ、マグネットを出っ張ることなく付加したマグネット付きバンドが開示されている。また、特許文献2には、複数のリンク(駒)を円柱状棒により互いに順次関節的に連結し、柔軟連結材によって共に保持される装飾用腕輪が開示されている。
特開2005−034340号公報
特開平11−239504号公報
ところが、ウエアラブル端末を着脱する場合は、腕時計のベルトのように、いちいちベルトを留めたり外したりする必要があり、着脱操作が面倒であるという課題がある。また、樹脂製のベルトや屈曲式のリストバンドでは、外しても曲がり癖がついているため、外した状態の時に曲がった形状になって邪魔であるという課題がある。同様に、特許文献1に開示のバンドはバンドが締まる方向のバネ力だけがあるために、外し難く、外した後もバンドが屈曲状態を保つので邪魔であるという課題がある。
1つの側面では、本出願は、人体に対してワンタッチで着脱できる多関節屈曲構造体及び該構造体を用いた着用可能機器(ウエアラブル端末)を提供することを目的とする。
実施の形態によれば、両端に関節部を備える第1のバンド駒と、第1のバンド駒の両側に配置され、両端に設けられた関節部が他の部材の関節部と連結された複数の第2のバンド駒を備える屈曲部と、一端に設けられた関節部が、屈曲部の端部の関節部に連結された第3のバンド駒とを備え、屈曲部により、直線状態と屈曲状態との間の変位が可能な多関節屈曲構造体であって、屈曲時に関節部の内周側となる第1から第3のバンド駒の筐体内に、一端が筺体に固定され、変位時に他端が筺体に沿って移動可能な2条の平行な線状体のペアが少なくとも1組設けられ、ペアの2条の線状体の所定の対向位置には、多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位時に補助力を発生する補助力発生機構が設けられており、補助力発生機構が、ペアの2条の線状体のそれぞれの上に固着され、所定の隙間を隔てて対向する重なり部と非重なり部とを有する同じ長さの棒状体と、隙間内に挿入される収縮弾性体、及び外形が隙間よりも大きく、弾性体の両端部に接続されて棒状体の重なり部の両端部を弾性体の収縮力で付勢する2つの駒部材を備えており、多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位におけるペアの2条の線状体の逆方向への移動の過程で、弾性体が最大伸長した後に駒部材によって付勢される両端部が入れ替わり、両端部間に弾性体の収縮力が前記補助力として作用する多関節屈曲構造体が提供される。
開示の多関節屈曲構造体及び該構造体を用いた着用可能機器では、補助力発生機構により、多関節屈曲構造体を直線状または屈曲状に変位させる時に補助力が作用するので、多関節屈曲構造体を人体や動物に装着する時の着脱性が向上するという効果がある。
(a)は腕時計型のウエアラブル端末を腕に着けた状態を示す斜視図、(b)は(a)に示したウエアラブル端末の腕への取付機構を示す斜視図、(c)は屈曲できるリストバンドの斜視図である。 (a)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体の構造を示す組立斜視図、(b)は(a)に示した多関節屈曲構造体の組立後の構造を、一部透視して示す斜視図である。 (a)は本出願の多関節屈曲構造体に使用する補助力発生機構とベルトとの接続を示す斜視図、(b)は(a)に示した補助力発生機構に使用する引張りバネの駒部材との接続の一例を示す組立斜視図、(c)は(a)に示した補助力発生機構に使用する引張りバネと駒部材との接続状態を示す平面図である。 (a)から(c)は、多関節屈曲構造体がI字状の形態からC字状の形態に変位する時の、多関節屈曲構造体の屈曲部の内周側に配置したベルトの変化を段階的に説明する説明図である。 (a)から(e)は、図3(a)に示した補助力発生機構の動作を説明する説明図である。 (a)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の斜視図、(b)は(a)に示した多関節屈曲構造体をC字状の形態に変位させる途中の状態を示す斜視図、(c)は(b)に示した多関節屈曲構造体がC字状の形態に変位した状態を示す斜視図、(d)は(a)に示した多関節屈曲構造体の矢印Aで示す部位の断面図、(e)は(a)に示した多関節屈曲構造体の矢印Bで示す部位の断面図である。 (a)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の側面図、(b)は(a)に示した多関節屈曲構造体の内部にある補助力発生機構の状態を矢印C方向から見た矢視図、(b)は(a)に示した多関節屈曲構造体がI字状の形態からC字状の形態に変位する途中の状態を示す側面図、(d)は(c)に示した多関節屈曲構造体の内部にある補助力発生機構の状態を矢印D方向から見た矢視図、(e)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体がC字状の形態をしている時の側面図、(f)は(e)に示した多関節屈曲構造体の内部にある補助力発生機構の状態を矢印E方向から見た矢視図である。 (a)は図7(a)、(b)に示した多関節屈曲構造体がI字状の形態の時の屈曲棒状体の状態を示す分解斜視図、(b)は図7(e)、(f)に示した多関節屈曲構造体がC字状の形態の時の屈曲棒状体の状態を示す分解斜視図である。 (a)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の補助力発生機構の状態を示す平面図、(b)は本出願の第1形態の第2実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の補助力発生機構の状態を示す平面図、(c)は本出願の第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の補助力発生機構の状態を示す平面図である。 (a)は図9(c)に示した第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の側面図、(b)は(a)に示した多関節屈曲構造体がI字状の形態からC字状の形態に変位する途中の状態を示す側面図、(c)は(b)に示した多関節屈曲構造体がC字状の形態に変位した時の状態を示す側面図、(d)は(a)に示した多関節屈曲構造体の内部にある補助力発生機構の状態を矢印F方向から見た矢視図、(e)は(b)に示した多関節屈曲構造体の内部にある補助力発生機構の状態を矢印G方向から見た矢視図、(f)は(c)に示した多関節屈曲構造体の内部にある補助力発生機構の状態を矢印H方向から見た矢視図である。 (a)は本出願の第2形態の第2実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の補助力発生機構の状態を示す平面図、(b)は(a)に示した補助力発生機構の具体的な構造例の組立斜視図、(c)は(b)に示した補助力発生機構の上側のカバーを除去した状態の平面図である。 (a)は図11(b)、(c)に示した具体的な構造例の補助力発生機構を内蔵する多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の平面図、(b)は(a)に示した多関節屈曲構造体の側面図、(c)は(b)に示した多関節屈曲構造体がC字状の形態をした時の側面図である。 (a)は本出願の第2形態の第3実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の補助力発生機構の状態を示す平面図、(b)は本出願の第2形態の第3実施例の多関節屈曲構造体がI字状の形態をしている時の平面図、(c)は(b)に示した多関節屈曲構造体に内蔵される補助力発生機構の状態を示す側面図、(d)は(c)に示した多関節屈曲構造体がC字状の形態をしている時の、多関節屈曲構造体に内蔵される補助力発生機構の状態を示す側面図である。 (a)は細長いリストバンド形状をした本出願の多関節屈曲構造体の平面図、(b)は幅広のストレート端末形状をした本出願の多関節屈曲構造体の平面図、(c)は腕時計形状をした本出願の多関節屈曲構造体の平面図、(d)は(a)から(c)に示した多関節屈曲構造体がC字状の形態をしている時の側面図、(e)は(b)に示した多関節屈曲構造体のC字状の形態での使用状態を説明する斜視図、(f)は(b)に示した多関節屈曲構造体のI字状の形態での使用状態を説明する斜視図である。 (a)は図14(a)に示した多関節屈曲構造体がヘッドバンドとして使用された例を示す説明図、(b)は図14(a)に示した多関節屈曲構造体がウエストに装着されて使用された例を示す説明図、(c)は図14(a)に示した多関節屈曲構造体が動物に装着されて使用された例を示す説明図、(d)は図14(a)に示した多関節屈曲構造体に光るイルミネーション装置が内蔵され、犬の首輪に使用された例を示す説明図、(e)は図14(a)に示した多関節屈曲構造体に、光るイルミネーション装置が内蔵されて人の腕に取り付けられて防犯具として使用された例を示す説明図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例では、補助力発生機構が多関節屈曲構造体の屈曲部に内蔵されたものを第1形態の実施例、補助力発生機構が多関節屈曲構造体の第1のバンド駒部分に内蔵されたものを第2形態の実施例として説明する。
本出願の実施例を説明する前に、まず、人体に装着して使用するウエアラブル機器について説明する。図1(a)は、腕時計型のウエアラブル機器90を腕Wに着けた状態を示すものである。図1(a)に示したウエアラブル機器90は、図1(b)に示すように、表示器97を備えた本体部91にベルト部92が設けられており、ベルト部92を腕に回してバックル94で固定するようになっている。バックル94にはフレーム95とピン96があり、ウエアラブル機器90を腕に取り付ける際には、ベルト部92をフレーム95に挿通後、ベルト部92の端部に設けられた孔93にピン96を挿入する。
このため、腕時計型のウエアラブル端末90は、腕への装着や取り外しに際して、いちいちベルト部92を留めたり外したりするために、着脱操作が面倒であった。また、図1(c)は屈曲できるリストバンド98であり、樹脂製が一般的であるが、外した状態の時に曲がり癖がついているために、外した状態でかさばって邪魔であった。そこで、本出願では、ワンタッチで腕等の人体に着脱でき、外した状態でもかさばらないウエアラブル機器を提供する。
図2(a)は、ウエアラブル機器を組み込んだり、取り付けたりできる本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体51の構造を示すものである。また、図2(b)は図1(a)に示した多関節屈曲構造体51の組立後の外観を一部を透視して示すものである。多関節屈曲構造体51は、第1のバンド駒1、第1のバンド駒1の左右に複数個配置されて屈曲部4を形成する第2のバンド駒2、第1のバンド駒1の左右にある屈曲部4の先端部に接続された第3のバンド駒3とを備える。第1のバンド駒1は左右に関節部55を備え、この左右の関節部55に、両端(左右)に関節部55を備える第2のバンド駒2が6個ずつ連結されて屈曲部4が形成されている。そして、最も外側の第2のバンド駒2に、第3のバンド駒3が関節部55で連結されている。
第1のバンド駒1と第2のバンド駒2は側面から見ると台形状をしており、平行な長辺と短辺及び2つの斜辺を備える。そして、関節部55は第1のバンド駒1と第2のバンド駒2の長辺側を連結しており、この結果、第1のバンド駒1と第2のバンド駒2は隣接する斜辺を近づける方向、即ち、短辺側に屈曲することができる。なお、第3のバンド駒3を側面から見た形状は第2のバンド駒2と同じでも良いが、第3のバンド駒3は多関節屈曲構造体51の両端部に位置しているので、自由端側の辺が長辺と短辺に対して直角になっている。
連結された第1〜第3のバンド駒1〜3の筐体の、屈曲時に内周側となる内部には、ベルト6,7を収容する空間部SP1及びベルト6.7の上に固着された補助力発生機構5を収容する空間部SP2がある。そして、ベルト6.7と補助力発生機構5を空間部SP1,SP2内に収容するために、連結された第1〜第3のバンド駒1〜3は左右に2分割できるようになっている。図2(a)には、連結された左側の第1〜第3のバンド駒1L、2L、3Lと、右側の第1〜第3のバンド駒1R、2R、3Rが示してある。左側の第1〜第3のバンド駒1L、2L、3Lと右側の第1〜第3のバンド駒1R、2R.3Rとは、各バンド駒の対向面の一方にある係合突起1P、2P、3Pが、対向面の他方にある係合凹部1Q、2Q、3Q(1Qは図示なし)に嵌め込まれて結合される。
多関節屈曲構造体51には、第1のバンド駒1の一方の側に、2条の平行なペアのベルト6L、6Rが設けられており、他方の側に2条の平行なペアのベルト7L、7Rが設けられている。ベルト6Lとベルト7Rの一端には孔8が設けられており、この孔8にネジ9が挿通されて、ベルト6Lとベルト7Rの一端は第3のバンド駒3の筐体にネジ止めされている。ベルト6Lとベルト7Rの他端は、屈曲部4が直線状態の時に第1のバンド駒1内に位置している。ベルト6Rとベルト7Lの一端にも孔8が設けられており、この孔8にネジ9が挿通されて、ベルト6Rとベルト7Lの一端は第1のバンド駒1の筐体にネジ止めされている。ベルト6Rとベルト7Lの他端は、屈曲部4が直線状態の時に第3のバンド駒3内に位置している。屈曲部4が屈曲すると、ベルト6Lとベルト7Rの他端は第1のバンド駒1の内部に進入し、ベルト6Rとベルト7Lの他端は第3のバンド駒3の内部に進入する。
ペアのベルト6L,6Rとペアのベルト7L,7Rの上にそれぞれ設けられる補助力発生機構5は、2条の屈曲棒状体10と、引張りバネ19及び引張りバネ19の両端にそれぞれ接続された駒部材20とを備える。引張りバネ19は屈曲棒状体10の対向面の間にある隙間に挿入されている。2条の屈曲棒状体10はベルト6L,6Rとベルト7L,7Rの上にそれぞれ固着されており、固着されていない部分には所定間隔でベルト6L,6Rとベルト7L,7Rまで届くスリット11が設けられている。2条の屈曲棒状体10は、引張りバネ19が挿入される重なり部と、重なり部の外側に位置する非重なり部とがある。駒部材20の直径は屈曲棒状体10の対向面の間にある隙間の幅よりも大きく、駒部材20は引張りバネ19に引張られた状態で、重なり部の両側に位置する屈曲棒状体10の端面に保持されている。
屈曲部4が直線状態にある時は、多関節屈曲構造体51も直線状態となり、多関節屈曲構造体51に外力が加わらない状態では、多関節屈曲構造体51は引張りバネ19の付勢力により直線状態を保持する。なお、後に多関節屈曲構造体51の屈曲状態をC字状と呼ぶので、多関節屈曲構造体51の直線状態をI字状と呼ぶことがある。更に、多関節屈曲構造体51の一方の屈曲部4のみが屈曲した状態はJ字状と呼ぶことがある。
ここで、本出願の多関節屈曲構造体51に使用する補助力発生機構5の構造及び動作を図3から図5を用いて説明する。図3(a)は、図2(a)から補助力発生機構5をベルト6L、6Rと共に取り出して示すものである。補助力発生機構5は隣接する平行なベルト6L、6Rの上にそれぞれ固着された屈曲棒状体10、引張りバネ19及び駒部材20を備えている。駒部材20は、図3(b)に示すように、円板状の本体23の一部を円弧状に切り欠いて切欠部21を形成し、この切欠部21の本体23の外周部近傍にポスト22を突設したものである。このポスト22に、引張りバネ19のフック部19Hが取り付けられる。図3(c)は引張りバネ19の両端がフック部19Hによって駒部材20のポスト22に掛け渡された状態を示すものである。引張りバネ19のフック部19Hは、駒部材20のポスト22に対して回転できるので、駒部材20は引っ張りばね19に対して揺動が可能である。駒部材20の形状はこの実施例の形状に限定されるものではない。
2条の屈曲棒状体10は、引張りバネ19が挿入される重なり部と、重なり部の外側に位置する非重なり部とがあり、重なり部の両端に位置する屈曲棒状体10の端面に駒部材が係止されている。図3(a)に示す状態では、引張りバネ19は2つの駒部材20を近づける方向に付勢力を作用させている。また、ベルト6L、6Rは、補助力発生機構5が設けられている側を凸にして屈曲するので、ベルト6L、6Rの上にそれぞれ固着された屈曲棒状体10には、ベルト6L、6Rの屈曲に追従できるようにスリット11が設けられている。スリット11は、屈曲棒状体10のベルト6L、6Rと反対側の面から、ベルト6L,6Rまで届くように所定間隔で設けられている。
そして、屈曲部4が屈曲するとベルト6L、6Rも屈曲し、2条の屈曲棒状体10は、引張りバネ19を伸ばす方向に移動する。ここでは、6個の第2のバンド駒2によって形成される屈曲部4が屈曲した時に、ベルト6Lの先端部が移動して第1のバンド駒1から突出する長さが変わる様子を、図4(a)から(c)を用いて説明する。前述のように、第1〜第3のバンド駒1〜3が関節部55によってその長辺が連結された状態では、図4(a)に示すように、第1〜第3のバンド駒1〜3の隣り合う短辺の間に隙間S1〜S7が存在する。そして、ベルト6Lの一端は第3のバンド駒3の中でネジ9によって固定されており、自由端部6Eが第1のバンド駒1の関節部55Rから長さLだけ突出しているとする。
図4(a)に示した多関節屈曲構造体51がI字状の形態から、第1〜第3のバンド駒1〜3の隣り合う斜辺が近づく方向に屈曲部4が屈曲し、図4(b)に示す状態になったとする。この状態では、第1〜第3のバンド駒1〜3の隣り合う短辺の間にある隙間S1〜S7の幅が狭まっている。そして、ベルト6Lの一端は第3のバンド駒3の中でネジ9によって固定されているので、ベルト6Lの自由端部6Eが隙間S1〜S7の幅が狭まった長さだけ移動する。隙間S1〜S7の幅が狭まった長さをXとすると、ベルト6Lの自由端部6Eは、第1のバンド駒1の関節部55Rから長さ(L+X)だけ突出する。
図4(b)に示した多関節屈曲構造体51が、I字状の形態から図4(c)に示すC字状の形態まで変化すると、第1〜第3のバンド駒1〜3の隣り合う短辺の間にある隙間S1〜S7が無くなる。ここで、第1〜第3のバンド駒1〜3の隣り合う短辺の間にある隙間S1〜S7の長さの合計をYとすると、屈曲部4がC字状の形態まで変化した状態では、ベルト6Lの自由端部6Eは、第1のバンド駒1の関節部55Rから長さ(L+Y)だけ突出する。そして、ベルト6Lの自由端部6Eが長さYだけ移動するということは、ベルト6Lの上に固着されている屈曲棒状体10も長さYだけ移動する。
図4(a)から(c)では、屈曲部4がI字状からC字状の形態に屈曲した時のベルト6Lの先端部6Eの移動について説明したが、この時、ベルト6Lとペアをなすベルト6Rの先端部も同様に、ベルト6Lの先端部6Eの移動方向とは反対側に移動する。即ち、ベルト6Rは、その一端が第1のバンド駒1の中でネジ9によって固定されているので、屈曲部4がI字状からC字状の形態に屈曲した時には、第3のバンド駒3内に位置するベルト6Rの先端部は、第3のバンド駒3内で長さYだけ移動する。そして、ベルト6Rの移動に伴って、ベルト6Rの上に固着されている屈曲棒状体10も長さYだけ移動する。
次に、2条のベルト6L、6Rの上に固着されている屈曲棒状体10が反対方向に移動する時の、補助力発生機構5の動作を図5(a)から(e)を用いて説明する。但し、説明を分かり易くするために、2条のベルト6L、6R及び屈曲棒状体10が屈曲しない状態で移動する際の補助力発生機構5の動作を説明する。
図5(a)は、屈曲部が屈曲していない時のベルト6L、6R、重なり部と非重なり部を備える2つの屈曲棒状体10、引張りバネ19及び駒部材10の状態を示している。ここで、ベルト6Lに固着された屈曲棒状体10を屈曲棒状体10L、ベルト6Rに固着された屈曲棒状体10を屈曲棒状体10R、ベルト6Lの先端部を6E、ベルト6Rの先端部を6Fとする。引張りバネ19の両端部に取り付けられた駒部材20の一方は、屈曲棒状体10Lの重なり部側の端部に係止され、他方は屈曲棒状体10Rの重なり部側の端部に係止されている。この状態では、駒部材10は引張りバネ19に引張られて係止されている端部に矢印で示す付勢力を与えている。従って、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rは、外力が作用しない限り、図5(a)に示す状態を保持する。
図5(b)は、図5(a)に示した状態から、屈曲部が曲げられてベルト6Lの先端部6Eとベルト6Rの先端部6Fが矢印FWで示す方向に移動し、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rの重なり部が大きくなった状態を示している。この状態では、引張りバネ19が伸長され、引張りバネ19の両端部に取り付けられた駒部材20の間の長さが大きくなっている。この時、駒部材10は係止されている端部に矢印で示す大きな付勢力を与えている。
図5(c)は、図5(b)に示した状態から、屈曲部が更に曲げられてベルト6Lの先端部6Eとベルト6Rの先端部6Fが矢印FWで示す方向に更に移動し、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rとがぴったり重なった状態を示している。この状態では、引張りバネ19が最大限伸長され、引張りバネ19の両端部に取り付けられた駒部材20の間の長さが最も大きくなっている。この時、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rとはぴったり重なった状態にあるので、駒部材10は屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rの両方の端部に係止され、両方の端部に矢印で示す付勢力を与えている。
図5(c)に示した状態から屈曲部が更に曲げられてベルト6Lの先端部6Eとベルト6Rの先端部6Fが矢印FWで示す方向に更に移動すると、駒部材20を係止する係止端部が入れ替わる。即ち、屈曲棒状体10Lの一方の端部に係止されていた駒部材20は屈曲棒状体10Rの端部に係止されるようになり、屈曲棒状体10Rの一方の端部に係止されていた駒部材20は屈曲棒状体10Lの端部に係止されるようになる。すると、図5(d)に示すように、駒部材10が屈曲棒状体10Lの係止端部に与える大きな付勢力の方向とベルト6Lの矢印FWで示す移動方向が一致する。同様に、駒部材10が係止されている屈曲棒状体10Rの端部に与える大きな付勢力の方向と矢印FWで示すベルト6Rの移動方向も一致する。
この結果、ベルト6Lと6Rは駒部材10が係止されている屈曲棒状体10L、10Rの端部に与えられる付勢力に補助(アシスト)されて、図5(d)に示す状態から図5(e)に示す状態に素早く変化する。この時の付勢力はアシスト力と呼ばれることがある。図5(e)に示す状態が、屈曲部が完全に屈曲した図4(c)に示した状態と同じであり、屈曲部はこれ以上屈曲しない。また、図5(e)に示した状態では、駒部材10は引張りバネ19に引張られて係止端部に矢印で示す付勢力を与えている。したがって、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rは、外力が作用しない限り、図5(e)に示す状態を保持する。
完全に屈曲した屈曲部を直線状に戻す時は、ベルト6Lの先端部6Eとベルト6Rの先端部6Fが図5(e)に破線の矢印BWで示す方向に移動し、図5(d)に示すように屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rの重なり部が大きくなる。この状態では、引張りバネ19が伸長され、引張りバネ19の両端部に取り付けられた駒部材20の間の長さが大きくなっている。この時、駒部材10は係止端部に矢印で示す大きな付勢力を与えている。
図5(c)は、図5(d)に示した状態から、屈曲部が更に直線側に戻されてベルト6Lの先端部6Eとベルト6Rの先端部6Fが破線の矢印BWで示す方向に更に移動し、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rとがぴったり重なった状態を示している。この状態では、引張りバネ19が最大限伸長され、引張りバネ19の両端部に取り付けられた駒部材20の間の長さが最も大きくなっている。この時、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rとはぴったり重なった状態にあるので、駒部材10は屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rの両方の端部に係止され、両方の端部に矢印で示す付勢力を与えている。
図5(c)に示した状態から屈曲部が更に直線側に戻されてベルト6Lの先端部6Eとベルト6Rの先端部6Fが破線の矢印BWで示す方向に更に移動すると、駒部材20を係止する係止端部が入れ替わる。即ち、屈曲棒状体10Rの一方の端部に係止されていた駒部材20は屈曲棒状体10Lの端部に係止されるようになり、屈曲棒状体10Lの一方の端部に係止されていた駒部材20は屈曲棒状体10Rの端部に係止されるようになる。すると、図5(b)に示すように、駒部材10が屈曲棒状体10Lの係止端部に与える大きな付勢力の方向とベルト6Lの破線の矢印BWで示す移動方向が一致する。同様に、駒部材10が屈曲棒状体10Rの係止端部に与える大きな付勢力の方向と破線の矢印BWで示すベルト6Rの移動方向も一致する。
この結果、ベルト6Lと6Rは駒部材10が係止されている屈曲棒状体10L、10Rの端部に与える付勢力に補助されて、図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態に素早く変化する。図5(a)に示す状態が、屈曲部が完全に直線状になった図4(a)に示した状態と同じであり、屈曲部は直線状になりこれ以上変化しない。図5(a)に示した状態は、前述のように駒部材10が引張りバネ19に引張られて係止されている端部に矢印で示す付勢力を与えている状態であり、屈曲棒状体10Lと屈曲棒状体10Rは、外力が作用しない限り、図5(a)に示す状態を保持する。
以上説明したように、ベルト6Lとベルト6Rの上に設けられた補助力発生装置5によれば、屈曲部を直線状態から屈曲状態に変位させる際に、屈曲部の屈曲途中で補助力を作用させるので、屈曲操作をスムーズに行うことができる。また逆に、屈曲部を屈曲状態から直線状態に変位させる際にも、屈曲部を直線状態に戻す動作の途中で補助力発生装置5による補助力が作用するので、直線に戻す操作をスムーズに行うことができる。
図6(a)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体51がI字状の形態をしている状態を示すものであり、図6(b)は図6(a)に示した多関節屈曲構造体51をC字状の形態に変位させる途中の状態を示すものである。また、図6(d)は図6(a)に示した多関節屈曲構造体51の矢印Aで示す部位の断面図であり、図6(e)は図6(a)に示した多関節屈曲構造体51の矢印Bで示す部位の断面図であり、内部の補助力発生機構5を示している。多関節屈曲構造体51を図6(a)に示す状態から図6(b)に示す状態に変位させる場合には、多関節屈曲構造体51の屈曲部4に外力を加えて屈曲させる。一方、多関節屈曲構造体51が図6(b)に示す状態に変位した後は、この状態で屈曲部4に僅かに外力を加えると、内蔵された補助力発生機構5の動作により、多関節屈曲構造体51は図6(b)に示す状態から図6(c)に示す状態に素早く変位する。
図7(a)は本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体51がI字状の形態をしている状態を側面から見たものである。また、図7(b)は図7(a)に示した多関節屈曲構造体51の内部にあるベルト6L、6Rに固着された補助力発生機構5の状態を矢印C方向から見たものである。多関節屈曲構造体51がI字状の形態をしている時は、図8(a)に示すように、補助力発生機構5の屈曲棒状体10も直線状になっている。なお、図8(a)に示す補助力発生機構5は、屈曲棒状体10の状態を示すものであるので、この図には引張りバネ19と駒部材20の図示は省略してある。また、多関節屈曲構造体51の内部にあるベルト7L、7Rに固着された補助力発生機構5については、ベルト6L、6Rに固着された補助力発生機構5と同様の動作をするので、その図示と説明を省略する。I字状の形態をしている多関節屈曲構造体51は補助力発生機構5の前述の作用により、I字状の形態を保持する。
図7(b)は図7(a)に示した多関節屈曲構造体51の屈曲部4に、関節部55側から外力が加わり、多関節屈曲構造体51がI字状の形態からC字状の形態に変位する時の途中の状態を側面から見たものである。また、図7(d)は図7(c)に示した多関節屈曲構造体51の内部にある補助力発生機構5の状態を矢印D方向から見たものであり、補助力発生機構5の2つの屈曲棒状体10が完全に重なり合った状態を示している。多関節屈曲構造体51をI字状の形態からC字状の形態に変位させる時は、この時点までは多関節屈曲構造体51の屈曲部4に関節部55側から外力を加える。
一方、図7(c)、(d)に示した状態において更に僅かに外力を加えると、前述のように、補助力発生機構5の駒部材20が移動して、これまで係止されてきた屈曲棒状体10に隣接する屈曲棒状体10の端部に係止される。すると、補助力発生機構5の2つの駒部材20が屈曲棒状体10を付勢する方向と、屈曲棒状体10が固着されているベルト6L、6Rの移動方向が一致し、外力を加えなくても駒部材20が屈曲棒状体10に与える付勢力によりベルト6L、6Rが移動する。
この結果、多関節屈曲構造体51は図7(c)に示した屈曲形態から急速に図7(e)に示したC字状の形態に変化する。図7(f)は図7(e)に示した多関節屈曲構造体51の内部にある補助力発生機構5の状態を矢印E方向から見たものであり、図8(b)は図7(f)に示した多関節屈曲構造体51がC字状の形態の時の補助力発生機構5の状態を示すものである。補助力発生機構5の屈曲棒状体10は、スリット11の部分が離間して扇状に開くことによってベルト6L、6Rの屈曲に対応している。なお、図8(b)の補助力発生機構5は、屈曲棒状体10の状態を示すものであるので、この図には引張りバネ19と駒部材20の図示は省略してある。C字状の形態をしている多関節屈曲構造体51は補助力発生機構5の前述の作用により、C字状の形態を保持する。
C字状の形態をしている多関節屈曲構造体51をI字状の形態の多関節屈曲構造体51に戻す時は、図7(e)に示した多関節屈曲構造体51の屈曲部4に内側から外力を加えて図7(c)に示した状態まで戻す。多関節屈曲構造体51が図7(c)に示した状態に戻った後は、更に僅かに外力を加えると、補助力発生機構5の駒部材20が移動してこれまで係止されてきた屈曲棒状体10に隣接する屈曲棒状体10の端部に係止される。すると、補助力発生機構5の2つの駒部材20が屈曲棒状体10を付勢する方向と、屈曲棒状体10が固着されているベルト6L、6Rの移動方向が一致し、駒部材20の付勢力により外力を加えなくてもベルト6L。6Rが移動する。
この結果、多関節屈曲構造体51は図7(c)に示した屈曲形態から急速に図7(a)に示したI字状の形態に変化し、以後はI字状の形態が保持される。このように、多関節屈曲構造体51を、I字状の形態からC字状の形態に変化させる時及び、C字状の形態からI字状の形態に戻す時は、途中まで外力を加えれば良く、その後は補助力発生機構5の作用により、自動的に所望の形態にすることができる。
図9(a)は、以上説明した本出願の第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体51がI字状の形態をしている時の補助力発生機構5の状態を示すものである。第1形態の第1実施例の多関節屈曲構造体51には、第1のバンド駒1の左右にある第2と第3のバンド駒2,3の筐体内に、それぞれペアのベルト6L、6Rとベルト7L、7Rがあり、補助力発生機構5が設けられていた。これに対して、ベルト6Lとベルト7L、及びベルト6Rとベルト7Rを一体化することによってベルトの数を減らした、図9(b)に示す本出願の第1形態の第2実施例の多関節屈曲構造体52が可能である。
多関節屈曲構造体52では、第1から第3のベルト駒1〜3の筐体内に、1組のペアのベルト6L、6Rだけが設けられている。ベルト6L、6Rは、第1のバンド駒1を通ってその両側に位置する第2と第3のバンド駒2、3の内部にそれぞれ配置されている。そして、ベルト6Lは、その一方の端部が第1のバンド駒1の一方の側にある第3のバンド駒3内でネジ9によって固定されている。同様に、ベルト6Rは、その一方の端部が第1のバンド駒1の他方の側にある第3のバンド駒3内でネジ9によって固定されている。ベルト6L、6Rの自由端6E、6Fはそれぞれ第3のバンド駒3内にある。
多関節屈曲構造体52における補助力発生機構5は、多関節屈曲構造体51における補助力発生機構5と同じものであり、第1のバンド駒1の左右にある屈曲部4の中にそれぞれ設けられている。多関節屈曲構造体52における補助力発生機構5の屈曲部4の内部の位置は、多関節屈曲構造体51における補助力発生機構5の屈曲部4の内部の位置と同じ位置である。従って、多関節屈曲構造体52をI字状の形態とC字状の形態の間で変化させる時の補助力発生機構5の動作は、前述の多関節屈曲構造体51をI字状の形態とC字状の形態の間で変化させる時の補助力発生機構5の動作と全く同じである。よって、多関節屈曲構造体52については、I字状の形態とC字状の形態の間で変化させる時の補助力発生機構5の動作の説明を省略する。
図9(c)は本出願の第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体61がI字状の形態をしている時の、補助力発生機構5の位置及び状態を示すものである。第1の形態の第1と第2の実施例の多関節屈曲構造体51、52では、補助力発生機構5が屈曲部4の内部に設けられていた。このため、補助力発生機構5には、ベルト6L、6R及びベルト7L、7Rの屈曲に対応して変形することができる、スリット11を備えた屈曲棒状体10が設けられていた。
一方、第2の形態では、図9(c)に示す第1実施例の多関節屈曲構造体61のように、補助力発生機構5が第1のバンド駒1の内部に設けられており、この点が第1の形態と異なる。第2の形態における第1から第3のバンド駒1〜3の関節部55による連結構造は、第1の形態の連結構造と同じである。また、第2の形態では、屈曲部4の内部に補助力発生機構5を収容するための空間部は必要がない。更に、第2の形態では、第1のバンド駒1は屈曲しないので、屈曲しない棒状体12が第1の形態の屈曲棒状体10の代わりに設けられている。なお、第2の形態においては、第1の形態の屈曲棒状体10を流用することも可能である。
多関節屈曲構造体61には、1組のペアのベルト6L、6Rが設けられている。ベルト6Lは、一方の端部が第1のバンド駒1の一方の側にある第3のバンド駒3内でネジ9によって固定されている。同様に、ベルト6Rは、その一方の端部が第1のバンド駒1の他方の側にある第3のバンド駒3内でネジ9によって固定されている。ベルト6L、6Rの自由端6Eは、それぞれ第1のバンド駒1内に位置している。ベルト6L、6Rの自由端6E、6Fの近傍には棒状体12が所定の隙間を隔てて対向状態で固着されている。
そして、多関節屈曲構造体61がI字状の形態の時に、2つの棒状体12には重なり部と非重なり部が存在するように、2つの棒状体12はベルト6L、6Rの上に固着されている。2つの棒状体12の隙間に引張りバネ19が挿入され、引張りバネ19の両端に接続された駒部材20が棒状体12の重なり部の両側に位置する棒状体12の端部に係止されて補助力発生機構5が形成される点は第1の形態と同様である。
図10(a)は図9(c)に示した第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体61がI字状の形態をしている状態を側面から見たものである。また、図10(b)は図10(a)に示した多関節屈曲構造体61がI字状の形態からC字状の形態に変位する途中の状態を側面から見たものである。更に、図10(c)は図10(b)に示した多関節屈曲構造体61がC字状の形態に変位した時の状態を側面から見たものである。
そして、図10(d)は、図10(a)に示した多関節屈曲構造体61の第1のバンド駒1の内部にある補助力発生機構5の状態を矢印F方向から見たものである。また、図10(e)は図10(b)に示した多関節屈曲構造体61の第1のバンド駒1の内部にある補助力発生機構5の状態を矢印G方向から見たものである。更に、図10(f)は図10(c)に示した多関節屈曲構造体61の第1のバンド駒1の内部にある補助力発生機構5の状態を矢印H方向から見たものである。
多関節屈曲構造体61が図10(a)に示したI字状の形態から、図10(b)に示した屈曲形態を経て、図10(c)に示したC字状の形態に変位する場合、補助力発生機構5は図10(d)から図10(f)に示したように動作する。この動作は、棒状体12を屈曲棒状体10に置き換えれば、前述の第1の形態の第1の実施例の多関節屈曲構造体51における補助力発生機構5の動作と同じであるので、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図11(a)は、本出願の第2形態の第2実施例の多関節屈曲構造体62がI字状の形態をしている時の補助力発生機構5の状態を示すものである。図9(c)及び図10(a)〜(f)で説明した第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体61では、ベルト6L、6Rはそれぞれ独立に移動することができる。図10(a)〜(f)では、第1のバンド駒1の両側にある屈曲部4が同様に屈曲して、図10(a)に示したI字状の多関節屈曲構造体61が、図10(c)に示したC字状の多関節屈曲構造体61に変位する様子を説明した。しかし、第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体61では、第1のバンド駒1の一方の側にある屈曲部4だけを屈曲させて、多関節屈曲構造体61をJ字状の形態にすることが可能である。
一方、第2形態の第2実施例の多関節屈曲構造体62は、補助力発生機構5に歯車(ピニオン)13が設けられているので、それぞれ独立に移動することができない。即ち、多関節屈曲構造体62では、ベルト6L、6Rがピニオン13で接続されているので、ベルト6Lが移動すると、ベルト6Rは連動して反対側に同じ距離だけ移動する。この点が、第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体61と第2の実施例の多関節屈曲構造体62の相違点である。
図11(b)は、図11(a)に示した補助力発生機構5の具体的な構造例を示すものであり、補助力発生機構5が第1のバンド駒1内に設けられている。第1のバンド駒1は上ケース18Uと下ケース18Lを備えている。なお、この具体的な構造例には、第1のバンド駒1の第2のバンド駒2との関節部の図示は省略してある。図11(c)は図11(b)に示した補助力発生機構5の上側のカバーを、ピニオン13を残して除去した状態を示すものである。上ケース18Uはバスタブ状であり、凹部18Aの中央部に突設された回転軸13Aにピニオン13が回転自在に取り付けられている。また、上ケース18Uの短手方向の壁部18W1には、ベルト6L,6Rを通すためのベルト用切欠16が形成され、長手方向の壁部18W2には、後述するレバー15を移動させるためのレバー用切欠17が形成されている。
下ケース18Lには、上ケース18Uの壁部18W1,18W2が取り付けられる段差部18Dが周縁部に形成され、段差部18Dに囲まれた底面18Bがある。ベルト6L、6Rはこの底面18Bの上を摺動する。ベルト6L、6Rの上に固着された棒状体12の上面にはラック14が設けられている。ラック14に設けられた歯車は対向しており、ラック14の間の距離は、上カバー18Uに取り付けられたピニオン13の直径と同じになっている。また、棒状体12の長手方向の側面には、レバー15が突設されている。2つの棒状体12の隙間には引張りバネ19が挿入され、引張りバネ19の両端に接続する駒部材20が棒状体12の重なり部の端面に係止されている点はこれまでと同様である。下ケース18Lに上ケース18Uが取り付けられると、図11(c)に示すように、ピニオン13がラック14に噛み合い、レバー15がレバー用切欠17から外に突出する。
図12(a)は、図11(b)、(c)に示した具体例の補助力発生機構5を内蔵する第1のバンド駒1を備えた多関節屈曲構造体62がI字状の形態をしている状態を平面視したものである。第1のバンド駒1の両側の側面からはレバー15が突出している。多関節屈曲構造体62の全長L1は160mm程度、幅L2は10mm程度とすることができる。図12(b)は図12(a)に示した多関節屈曲構造体62を側面から見た状態を示している。第1のバンド駒1の長さL3は35mm程度、高さL4は10mm程度とすることができる。図12(c)は多関節屈曲構造体62がC字状の形態をしている状態を側面から見たものである。多関節屈曲構造体62が前述のような寸法を有する場合、多関節屈曲構造体62がC字状の形態になると、その内径L5は55mm程度になり、手首等に取り付けることが可能になる。
また、棒状体12にレバー15を突設し、第1のバンド駒1の下ケース18Lに上ケース18Uを取り付けた状態でレバー15を上ケース18Uの外に突出させておくと、レバー15をスライドさせることにより、多関節屈曲構造体62を変形させることができる。即ち、図12(a)に示す状態で、レバー15を矢印で示す方向に移動させることにより、多関節屈曲構造体62をI字状の形態から図12(c)に示すC字状の形態に変形させることができる。多関節屈曲構造体62における補助力発生機構5の動作は、多関節屈曲構造体61における補助力発生機構5の動作と同様である。
図13(a)は、本出願の第2形態の第3実施例の多関節屈曲構造体63がI字状の形態をしている時の補助力発生機構5の状態を平面視したものである。第2形態の第3実施例の多関節屈曲構造体63は、第2形態の第1実施例の多関節屈曲構造体61の補助力発生機構5の構造を変更したものである。多関節屈曲構造体61には、第1のバンド駒1の内部に1つの補助力発生機構5が設けられていたが、多関節屈曲構造体63では、第1のバンド駒1の内部に第1の補助力発生機構5Aと第2の補助力発生機構5Bが設けられている。
第1の補助力発生機構5Aは、ベルト6Lの自由端部6E側に設けられた移動棒状体12Mと、第1のバンド駒1の筐体に設けられた固定棒状体12Fとを備える。そして、移動棒状体12Mと固定棒状体12Fの重なり部の端部間には引張りバネ19で接続された2つの駒部材20が掛け渡されている。
同様に、第2の補助力発生機構5Bは、ベルト6Rの自由端部6F側に設けられた移動棒状体12Mと、第1のバンド駒1の筐体に設けられた固定棒状体12Fとを備える。そして、移動棒状体12Mと固定棒状体12Fの重なり部の端部間には引張りバネ19で接続された2つの駒部材20が掛け渡されている。移動棒状体12Mと固定棒状体12Fの幅は補助力発生機構5の棒状体5の幅と同じであり、このために、ベルト6L、6Rには、多関節屈曲構造体61に使用されるベルト6L、6Rと同じものを使用することができる。
図13(b)は本出願の第2形態の第3実施例の多関節屈曲構造体63がI字状の形態をしている状態を平面視したものであり、図13(c)は図13(b)に示した多関節屈曲構造体63に内蔵される第1と第2の補助力発生機構5A、5Bの状態を示している。多関節屈曲構造体63がI字状の形態とC字状の形態の間で変形する場合の第1と第2の補助力発生機構5A、5Bの動作は、固定棒状体12Fが移動しないことを除いて、これまでに説明した補助力発生機構5における棒状体12の動作と同様である。従って、図13(c)に示す状態で、屈曲部4に関節部55の外側から外力を加えると、第1と第2の補助力発生機構5A、5Bの動作により、多関節屈曲構造体63は容易に図13(d)に示すC字状の形態に変形する。多関節屈曲構造体63をC字状の形態からI字状の形態に戻す場合も同様である。
ここで、以上説明した実施例の多関節屈曲構造体51,52,61,62,63を代表する多関節屈曲構造体50を用いて、本出願の多関節屈曲構造体50の使用例を説明する。図14(a)は細長いリストバンド形状をした多関節屈曲構造体50を示すものである。多関節屈曲構造体50の筐体内には歩数計等を電子機器として内蔵させることができる。図14(b)は、幅広のバンド形状をした多関節屈曲構造体50を示すものである。この例の多関節屈曲構造体50の筐体内には端末を電子機器として内蔵させることができる。図14(c)は腕時計形状の多関節屈曲構造体50を示すものである。この例の多関節屈曲構造体50は第1のバンド駒1の部分だけが幅広であるので、第1のバンド駒1の部分に端末を内蔵させたり、重ね合わせて取り付けたりすることができる。
図14(a)〜(c)に示した多関節屈曲構造体50は図14(d)に示すようなC字状の形態に変形させることができ、図14(e)に示すように腕Wにはめて使用することができる。また、図14(b)に示した多関節屈曲構造体50は幅広であるために、図14(f)に示すようにストレート形状で端末として使用することができる。このように、補助力発生機構が内蔵され、電子機器が内蔵或いは取り付けられた多関節屈曲構造体50は、曲げた状態でも伸ばした状態でも電子機器として使用できる。
更に、多関節屈曲構造体50は、第1〜第3のバンド駒1〜3を連結した時の長さを長くすることにより、図15(a)に示すようなヘッドバンドとして頭HDに装着することや、図15(b)に示すようにウエストBDに装着して使用することができる。更に、多関節屈曲構造体50は、人体ばかりでなく、図15(c)に示すように、動物80にも取り付けることができる。多関節屈曲構造体50を動物80に取り付けて使用する場合は、第1〜第3のバンド駒の何れかの中にGPS装置を内蔵させると、動物80を探す場合に便利である。
また、本出願の多関節屈曲構造体50は取り付けや取り外しが容易であるので、電子機器として光ったり点滅したりするイルミネーション装置を内蔵させて図15(d)に示すように動物80の首N等に取り付ければ、動物80の夜道の散歩に有効である。更に、図15(e)に示すように、リストバンド状の多関節屈曲構造体50にイルミネーション装置を内蔵させて腕Wに取り付ければ、女性や子供の夜の防犯対策に有効である。また、本出願の補助力発生機構を内蔵した多関節屈曲構造体は、腕に取り付ける場合であって、もう一方の手しか使えない場合であっても、着脱を容易に行うことができる。
なお、以上説明した実施例では、補助力発生機構の屈曲棒状体及び棒状体をベルトに固着しているが、屈曲棒状体及び棒状体はベルト以外の線状体、例えばワイヤに固着することも可能である。また、補助力発生機構の屈曲部を形成する第2のバンド駒の数や、補助力発生機構の寸法についても特に制限はない。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 両端に関節部を備える第1のバンド駒と、
前記第1のバンド駒の両側に配置され、両端に設けられた関節部が他の部材の関節部と連結された複数の第2のバンド駒を備える屈曲部と、
一端に設けられた関節部が、前記屈曲部の端部の関節部に連結された第3のバンド駒とを備え、前記屈曲部により、直線状態と屈曲状態との間の変位が可能な多関節屈曲構造体であって、
屈曲時に前記関節部の内周側となる前記第1から第3のバンド駒の筐体内に、一端が筺体に固定され、前記変位時に他端が前記筺体に沿って移動可能な2条の平行な線状体のペアが少なくとも1組設けられ、
前記ペアの2条の線状体の所定の対向位置には、前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位時に補助力を発生する補助力発生機構が設けられており、
前記補助力発生機構が、前記ペアの2条の線状体のそれぞれの上に固着され、所定の隙間を隔てて対向する重なり部と非重なり部とを有する同じ長さの棒状体と、前記隙間内に挿入される収縮弾性体、及び外形が前記隙間よりも大きく、前記弾性体の両端部に接続されて前記棒状体の前記重なり部の両端部を前記弾性体の収縮力で付勢する2つの駒部材を備えており、
前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位における前記ペアの2条の線状体の逆方向への移動の過程で、前記弾性体が最大伸長した後に前記駒部材によって付勢される前記両端部が入れ替わり、前記両端部間に前記弾性体の収縮力が前記補助力として作用する多関節屈曲構造体。
(付記2) 前記線状体のペアが2組設けられており、
各組の前記2条の線状体は、前記第1のバンド駒と前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第3のバンド駒の間にそれぞれ配置され、
前記2条の線状体のうち、一方の線状体はその端部が前記第1のバンド駒内で固定され、他方の線状体はその端部が前記第3のバンド駒内で固定され、
前記各ペアの前記棒状体は、前記屈曲部内にそれぞれ位置して、内周方向に屈曲可能である付記1に記載の多関節屈曲構造体。
(付記3) 前記線状体のペアが1組設けられており、
前記2条の線状体は、前記第1のバンド駒を通ってその両側に位置する前記第2と第3のバンド駒の内部にそれぞれ配置され、
前記2条の線状体のうち、一方の線状体はその端部が一方の前記第3のバンド駒内で固定され、他方の線状体はその端部が他方の前記第3のバンド駒内で固定され、
前記棒状体は、前記2条の線状体に2箇所ずつ、前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第2のバンド駒内にそれぞれ設けられており、内周方向に屈曲可能である付記1に記載の多関節屈曲構造体。
(付記4) 前記線状体は、前記多関節屈曲構造体の屈曲方向に屈曲可能なベルトであり、前記棒状体には、前記線状体への固着面の反対側の面から前記棒状体の長手方向に対して垂直な方向に複数のスリットが設けられ、前記屈曲部の屈曲時に前記スリットが広がる付記1又は2に記載の多関節屈曲構造体。
(付記5) 前記線状体のペアが1組設けられており、
前記2条の線状体は、その固定端が前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第3のバンド駒の内部にそれぞれあり、その自由端が前記第1のバンド駒の内部にあり、
前記補助力発生機構は前記線状体のペアに対して1つ設けられており、
前記棒状体が前記第1のバンド駒の内部に設けられている付記1に記載の多関節屈曲構造体。
(付記6) 前記2つの棒状体は、その対向面であって前記弾性体が収容される前記隙間に干渉しない部分にラックが形成されており、
前記ラックの間には、前記第1のバンド駒内に設けられた回転軸に取り付けられたピニオンが歯合しており、
前記2つの棒状体は、前記ラックとピニオンにより、前記回転軸に対して左右に等距離移動する付記5に記載の多関節屈曲構造体。
(付記7) 前記線状体のペアが1組設けられており、
前記2条の線状体は、その固定端が前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第3のバンド駒の内部にそれぞれあり、その自由端が前記第1のバンド駒の内部にあり、
前記補助力発生機構は、前記線状体のペアに対してそれぞれ補助力を発生する第1の補助力発生機構と第2の補助力発生機構に分割して設けられており、
前記第1の補助力発生機構は、前記ペアの一方の線状体の自由端部に設けられた移動棒状体と、前記第1のバンド駒の筐体に設けられた固定棒状体及び前記移動棒状体と固定棒状体の重なり部の端部間に掛け渡された前記弾性体で接続された2つの駒部材とを備え、
前記第2の補助力発生機構は、前記ペアの他方の線状体の自由端部に設けられた移動棒状体と、前記第1のバンド駒の筐体に設けられた固定棒状体及び前記移動棒状体と固定棒状体の重なり部の端部間に掛け渡された前記弾性体で接続された2つの駒部材とを備える付記1に記載の多関節屈曲構造体。
(付記8) 前記移動棒状体には、前記第1のバンド駒の外にレバーが突設されており、前記レバーの先端部は、前記第1のバンド駒の外に突出する付記5から7の何れかに記載の多関節屈曲構造体。
(付記9) 前記第1のバンド駒、前記屈曲部及び前記第3のバンド駒は、その長手方向に対して左右に二分割可能に形成され、
前記線状体のペア及び前記補助力発生機構は、前記第1のバンド駒、前記屈曲部及び前記第3のバンド駒の分割状態で内部に取り付けられる付記1から7の何れかに記載の多関節屈曲構造体。
(付記10) 前記弾性体がコイルバネである付記1から9の何れかに記載の多関節屈曲構造体。
(付記11) 前記第1のバンド駒、前記屈曲部及び前記第3のバンド駒の少なくとも1つの内部又は外周面側に、電子機器が搭載されている付記1から10の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記12) 前記電子機器は、前記第1のバンド駒の筐体の内部に電子回路が配置され、前記外周面に表示器が配置されている付記11に記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記13) 前記電子機器は、前記第1のバンド駒の筺体の前記外周面に取り付けられ、前記電子機器内部に電子回路と表示器を備える付記11に記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記14) 前記電子機器は、前記第1のバンド駒、前記屈曲部及び前記第3のバンド駒の少なくとも1つを発光させる発光装置である付記11に記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記15) 前記電子機器が搭載される前記第1のバンド駒の幅は、前記第2のバンド駒と前記第3のバンド駒の幅と同じである付記11から13の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記16) 前記電子機器が搭載される前記第1のバンド駒の幅は、前記第2のバンド駒と前記第3のバンド駒の幅よりも大きく形成されている付記11から13の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記17) 屈曲状態の前記屈曲部の内径が、人間の腕の外径と同程度である付記11から16の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記18) 屈曲状態の前記屈曲部の内径が、人間の胴回り寸法と同程度である付記11から16の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記19) 屈曲状態の前記屈曲部の内径が、人間の頭回り寸法と同程度である付記11から16の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
(付記20) 前記電子機器が通信端末である付記11から13の何れかに記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
1 第1のバンド駒
2 第2のバンド駒
3 第3のバンド駒
4 屈曲部
5 補助力発生機構
6L、6R、7L、7R ベルト
10 屈曲棒状体
11 スリット
12 棒状体
12F 固定棒状体
12M 移動棒状体
13 ピニオン
14 ラック
19 引張りバネ
20 駒部材
51、52 第1の形態の多関節屈曲構造体
55 関節
61〜63 第2の形態の多関節屈曲構造体

Claims (6)

  1. 両端に関節部を備える第1のバンド駒と、
    前記第1のバンド駒の両側に配置され、両端に設けられた関節部が他の部材の関節部と連結された複数の第2のバンド駒を備える屈曲部と、
    一端に設けられた関節部が、前記屈曲部の端部の関節部に連結された第3のバンド駒とを備え、前記屈曲部により、直線状態と屈曲状態との間の変位が可能な多関節屈曲構造体であって、
    屈曲時に前記関節部の内周側となる前記第1から第3のバンド駒の筐体内に、一端が筺体に固定され、前記変位時に他端が前記筺体に沿って移動可能な2条の平行な線状体のペアが少なくとも1組設けられ、
    前記ペアの2条の線状体の所定の対向位置には、前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位時に補助力を発生する補助力発生機構が設けられており、
    前記補助力発生機構が、前記ペアの2条の線状体のそれぞれの上に固着され、所定の隙間を隔てて対向する重なり部と非重なり部とを有する同じ長さで屈曲可能な屈曲棒状体と、前記隙間内に挿入される収縮弾性体、及び外形が前記隙間よりも大きく、前記弾性体の両端部に接続されて前記屈曲棒状体の前記重なり部の両端部を前記弾性体の収縮力で付勢する2つの駒部材を備えており、
    前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位における前記ペアの2条の線状体の逆方向への移動の過程で、前記弾性体が最大伸長した後に前記駒部材によって付勢される前記両端部が入れ替わり、前記両端部間に前記弾性体の収縮力が前記補助力として作用する多関節屈曲構造体。
  2. 前記線状体のペアが2組設けられており、
    各組の前記2条の線状体は、前記第1のバンド駒と前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第3のバンド駒の間にそれぞれ配置され、
    前記2条の線状体のうち、一方の線状体はその端部が前記第1のバンド駒内で固定され、他方の線状体はその端部が前記第3のバンド駒内で固定され、
    前記各ペアの前記屈曲棒状体は、前記屈曲部内にそれぞれ位置して、内周方向に屈曲可能である請求項1に記載の多関節屈曲構造体。
  3. 前記線状体のペアが1組設けられており、
    前記2条の線状体は、前記第1のバンド駒を通ってその両側に位置する前記第2と第3のバンド駒の内部にそれぞれ配置され、
    前記2条の線状体のうち、一方の線状体はその端部が一方の前記第3のバンド駒内で固定され、他方の線状体はその端部が他方の前記第3のバンド駒内で固定され、
    前記屈曲棒状体は、前記2条の線状体に2箇所ずつ、前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第2のバンド駒内にそれぞれ設けられており、内周方向に屈曲可能である請求項1に記載の多関節屈曲構造体。
  4. 両端に関節部を備える第1のバンド駒と、
    前記第1のバンド駒の両側に配置され、両端に設けられた関節部が他の部材の関節部と連結された複数の第2のバンド駒を備える屈曲部と、
    一端に設けられた関節部が、前記屈曲部の端部の関節部に連結された第3のバンド駒とを備え、前記屈曲部により、直線状態と屈曲状態との間の変位が可能な多関節屈曲構造体であって、
    屈曲時に前記関節部の内周側となる前記第1から第3のバンド駒の筐体内に、一端が筺体に固定され、前記変位時に他端が前記筺体に沿って移動可能な2条の平行な線状体のペアが少なくとも1組設けられ、
    前記ペアの2条の線状体の所定の対向位置には、前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位時に補助力を発生する補助力発生機構が設けられており、
    前記補助力発生機構が、前記ペアの2条の線状体のそれぞれの上に固着され、所定の隙間を隔てて対向する重なり部と非重なり部とを有する同じ長さの棒状体と、前記隙間内に挿入される収縮弾性体、及び外形が前記隙間よりも大きく、前記弾性体の両端部に接続されて前記棒状体の前記重なり部の両端部を前記弾性体の収縮力で付勢する2つの駒部材を備えており、
    前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位における前記ペアの2条の線状体の逆方向への移動の過程で、前記弾性体が最大伸長した後に前記駒部材によって付勢される前記両端部が入れ替わり、前記両端部間に前記弾性体の収縮力が前記補助力として作用する多関節屈曲構造体において、
    前記線状体のペアが1組設けられており、
    前記2条の線状体は、その固定端が前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第3のバンド駒の内部にそれぞれあり、その自由端が前記第1のバンド駒の内部にあり、
    前記補助力発生機構は前記線状体のペアに対して1つ設けられており、
    前記棒状体が前記第1のバンド駒の内部に設けられている多関節屈曲構造体。
  5. 両端に関節部を備える第1のバンド駒と、
    前記第1のバンド駒の両側に配置され、両端に設けられた関節部が他の部材の関節部と連結された複数の第2のバンド駒を備える屈曲部と、
    一端に設けられた関節部が、前記屈曲部の端部の関節部に連結された第3のバンド駒とを備え、前記屈曲部により、直線状態と屈曲状態との間の変位が可能な多関節屈曲構造体であって、
    屈曲時に前記関節部の内周側となる前記第1から第3のバンド駒の筐体内に、一端が筺体に固定され、前記変位時に他端が前記筺体に沿って移動可能な2条の平行な線状体のペアが少なくとも1組設けられ、
    前記ペアの2条の線状体の所定の対向位置には、前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位時に補助力を発生する補助力発生機構が設けられており、
    前記補助力発生機構が、前記ペアの2条の線状体のそれぞれの上に固着され、所定の隙間を隔てて対向する重なり部と非重なり部とを有する同じ長さの棒状体と、前記隙間内に挿入される収縮弾性体、及び外形が前記隙間よりも大きく、前記弾性体の両端部に接続されて前記棒状体の前記重なり部の両端部を前記弾性体の収縮力で付勢する2つの駒部材を備えており、
    前記多関節屈曲構造体の直線状態と屈曲状態との間の変位における前記ペアの2条の線状体の逆方向への移動の過程で、前記弾性体が最大伸長した後に前記駒部材によって付勢される前記両端部が入れ替わり、前記両端部間に前記弾性体の収縮力が前記補助力として作用する多関節屈曲構造体において、
    前記線状体のペアが1組設けられており、
    前記2条の線状体は、その固定端が前記第1のバンド駒の両側に位置する前記第3のバンド駒の内部にそれぞれあり、その自由端が前記第1のバンド駒の内部にあり、
    前記補助力発生機構は、前記線状体のペアに対してそれぞれ補助力を発生する第1の補助力発生機構と第2の補助力発生機構に分割して設けられており、
    前記第1の補助力発生機構は、前記ペアの一方の線状体の自由端部に設けられた移動棒状体と、前記第1のバンド駒の筐体に設けられた固定棒状体及び前記移動棒状体と固定棒状体の重なり部の端部間に掛け渡された前記弾性体で接続された2つの駒部材とを備え、
    前記第2の補助力発生機構は、前記ペアの他方の線状体の自由端部に設けられた移動棒状体と、前記第1のバンド駒の筐体に設けられた固定棒状体及び前記移動棒状体と固定棒状体の重なり部の端部間に掛け渡された前記弾性体で接続された2つの駒部材とを備える多関節屈曲構造体。
  6. 前記第1のバンド駒、前記屈曲部及び前記第3のバンド駒の少なくとも1つの内部又は外周面側に、電子機器が搭載されている請求項1から5の何れか1項に記載の多関節屈曲構造体を用いた着用可能機器。
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