JP6286854B2 - 太陽電池セル及び太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池セル及び太陽電池モジュールに関する。
従来から、太陽電池セルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。複数の太陽電池セルが配線部材(TAB線)により電気的に接続されて、太陽電池モジュールが形成される。一般的に、太陽電池セルの受光面には、線状のフィンガー電極が複数設けられている。太陽電池セルの裏面には、裏面を覆うように裏面電極が設けられている。太陽電池セルの受光面及び裏面には、それぞれバスバー電極が設けられている。受光面側のバスバー電極は、複数のフィンガー電極と交差するように延在しており、複数のフィンガー電極と電気的に接続されている。裏面側のバスバー電極は、受光面側のバスバー電極と対応するように延在しており、裏面電極と電気的に接続されている。隣り合う太陽電池セルを接続する際には、一方の太陽電池セルの受光面側のバスバー電極と、他方の太陽電池セルの裏面側のバスバー電極とを、配線部材により接続する。バスバー電極とTAB線との接続には、例えば、導電性接着剤が使用される(例えば、特許文献2を参照)。
特開2004−204256号公報 国際公開第2011/118503号
前述した太陽電池セル及び太陽電池モジュールでは、集電効率を確保するため、バスバー電極の形成に例えばAg等の比較的高価な材料が用いられている。近年では、製造コストの低減が一層求められており、バスバー電極を用いずに裏面電極とTAB線とを導電性接着剤によって直接接続することも検討されている。しかしながら、裏面電極とTAB線とを導電性接着剤によって直接接続する場合、ヒートサイクル等に起因するTAB線の膨張及び収縮によって、裏面電極に負荷がかかってしまう。
本発明は、製造コストを低減しつつ集電効率を確保できる太陽電池セル及び太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面の太陽電池セルは、基板と、基板の受光面上に設けられた複数のフィンガー電極と、基板の裏面上に設けられた裏面電極と、を備える太陽電池セルであって、基板の裏面には、裏面電極及び隣接する太陽電池セルのフィンガー電極を電気的に接続する配線部材が配置される配置領域が、裏面電極に沿うと共に裏面電極と離間して設けられており、配置領域は、裏面電極に連結され裏面電極と配線部材とを電気的に接続する集電部材が基板を覆った第1の領域と、集電部材が設けられていないことにより基板が露出した第2の領域と、を有している。
本発明の一側面の太陽電池セルでは、集電部材によって裏面電極と配線部材とが電気的に接続された第1の領域において、集電効率を確保できる。一方で、集電部材が設けられていないことにより基板が露出した第2の領域において材料を低減することにより、製造コストを低減できる。また、配線部材が配置される配置領域が裏面電極と離間しているので、導電性接着剤を使用して配線部材を接続する際に、導電性接着剤と裏面電極との接触を防止できる。
第1の領域及び第2の領域は、配線部材の延在方向に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられていてもよい。この場合、集電部材が設けられていない第2の領域が複数存在する分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
第1の領域のそれぞれは、配線部材の延在方向において、フィンガー電極の太さよりも大きい長さを有していてもよい。この場合、例えば集電部材の材料がフィンガー電極の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セルを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。
複数の第1の領域は、配線部材の延在方向において、複数のフィンガー電極の配置周期以下の周期で配置されていてもよい。この場合、集電部材の数がフィンガー電極の数以上になるため、例えば集電部材の材料がフィンガー電極の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セルを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。また、この場合、電荷の移動距離が比較的小さくなるため、集電効率を向上することができる。また、この場合、太陽電池セルと配線部材との接続強度が配置領域内において均等に高められるため、配線部材が太陽電池セルから剥がれることを抑制できる。
第1の領域のそれぞれは、配線部材の延在方向において、フィンガー電極の太さの5倍以下の長さを有していてもよい。この場合、材料を好適に低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
複数の第1の領域は、配線部材の延在方向において、1mm以上5mm以下の周期で配置されていてもよい。この場合、電荷の移動距離が比較的小さくなるため、集電効率を向上することができる。また、この場合、太陽電池セルと配線部材との接続強度が配置領域内において均等に高められるため、配線部材が太陽電池セルから剥がれることを抑制できる。
複数の第1の領域の一部の第1の領域は、配線部材の延在方向において、他の第1の領域の長さと異なる長さを有していてもよい。この場合、太陽電池セルと配線部材との接続強度を配置領域内で調節できる。
配線部材の延在方向において、配置領域の長さに対して、6%以上67%以下の割合で、第1の領域が設けられていてもよい。この場合、集電効率を好適に確保できる。
集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されていてもよい。この場合、集電効率を好適に確保できる。
本発明の一側面の太陽電池モジュールは、前述のいずれかの太陽電池セルを複数備えた太陽電池モジュールであって、第1の領域では、集電部材と配線部材とが、導電性接着剤により接続されている。
本発明の一側面の太陽電池モジュールでは、製造コストを低減しつつ集電効率を確保できる。
本発明によれば、製造コストを低減しつつ集電効率を確保できる太陽電池セル及び太陽電池モジュールを提供することが可能となる。
第1実施形態の太陽電池セルの受光面を示す模式的な平面図である。 図1の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。 第1実施形態の太陽電池モジュールの一部を示す模式的な斜視図である。 図3の太陽電池モジュールの裏面を示す模式的な平面図である。 図4中のV−V矢視図である。 図4中のVI−VI矢視図である。 導電性接着テープの模式的な断面図である。 第2実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。 第3実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。 第4実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。 第5実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。 太陽電池セルの受光面の他の例を示す模式的な平面図である。
以下、図面を参照して、実施形態の太陽電池モジュールの製造方法について説明する。なお、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[太陽電池セル]
太陽電池セルについて説明する。図1は第1実施形態の太陽電池セルの受光面を示す模式的な平面図、図2は図1の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。
図1及び図2に示される太陽電池セル1Aは、複数の太陽電池セル1AがTAB線(配線部材)7(図3参照)により電気的に直列又は並列に接続されることにより、1つの太陽電池モジュールを形成する。太陽電池セル1Aは、基板2と、複数(ここでは48本)のフィンガー電極3と、複数(ここでは4個)の受光面側のアライメントマーク4と、複数(ここでは3個)の裏面電極5と、複数(ここでは10個)の集電部材6と、を有している。
基板2は、例えば、略正方形の板状等を呈している。基板2の四隅は、それぞれ円弧状を呈している。基板2の一方の面は受光面21であり、他方の面は裏面22である。基板2の対向する2辺の距離は、例えば、基板2が5インチサイズである場合には125mm程度、6インチサイズである場合には156mm程度であり、ここでは125mmである。基板2は、例えば、Siの単結晶、多結晶、及び非結晶のうち少なくとも一つから形成されている。基板2は、受光面21側がn型半導体であってもよく、p型半導体であってもよい。
フィンガー電極3は、受光面21上に設けられている。フィンガー電極3は、基板2の所定の辺に平行なX方向に沿って延びており、線状(詳細には、直線状)を呈している。複数のフィンガー電極3は、互いに離間しており、互いに平行に設けられている。フィンガー電極3の線幅は、例えば0.05mm以上0.5mm以下であり、ここでは0.16mm程度である。複数のフィンガー電極3は、フィンガー電極3と直交するY方向において、例えば2mm以上5mm以下の周期(フィンガー電極3の線幅と隣り合うフィンガー電極3,3同士の間の長さとの合計値)で配置されており、ここでは、2.551mm程度の周期で配置されている。隣り合うフィンガー電極3,3同士の間の長さは、ここでは、2.391mm程度である。
フィンガー電極3は、電気的導通を得ることができる公知の材料から形成されている。フィンガー電極3は、例えば、銀を含有したガラスペースト、接着剤樹脂に各種導電性粒子を分散した銀ペースト、金ペースト、カーボンペースト、ニッケルペースト若しくはアルミニウムペーストの焼結体、又は、蒸着によって形成されるITOから形成されている。フィンガー電極3は、耐熱性、導電性、安定性、及びコストの観点から、銀を含有したガラスペーストにより形成されていてもよい。
受光面21には、複数(ここでは2箇所)の配置領域AFが設けられている。配置領域AFは、受光面21において、フィンガー電極3及び隣接する太陽電池セル1Aの裏面電極5を電気的に接続するTAB線7が配置される予定の領域であり、本実施形態では、導電性接着剤8が接着される。配置領域AFはY方向に沿って延びており、その両端部と基板2の周縁部とは離間している。配置領域AFは、Y方向を長手方向とする長方形状を呈している。複数の配置領域AFは、X方向において互いに離間しており、互いに平行に設けられている。配置領域AF,AF間のピッチ(配置領域AF,AFの中心線間のX方向における距離)は、ここでは62.5mm程度である。配置領域AFは、例えば全てのフィンガー電極3と直交している。配置領域AFの幅(すなわちTAB線7の幅)dx1は、例えば0.5mm以上2.0mm以下であり、ここでは1.5mm程度である。配置領域AFの数(すなわち、受光面21側に接続されるTAB線7の数)は、2箇所に限定されない。配置領域AFの数は、例えば、2箇所以上5箇所以下の中から選択できる。
アライメントマーク4は、導電性接着剤8の貼り付け及びTAB線7の接続の際に、目印として機能する。アライメントマーク4は、受光面21上に設けられている。アライメントマーク4は、1箇所の配置領域AFの内側に2個ずつ設けられている。アライメントマーク4は、Y方向に沿って延びており、Y方向において端に位置する4本のフィンガー電極3〜3を連結している。なお、アライメントマーク4は、配置領域AFの外側に設けられていてもよく、配置領域AFの内側と外側とにまたがって設けられていてもよい。また、アライメントマーク4が連結するフィンガー電極3の数は、4本に限定されない。
アライメントマーク4は、例えば、電気的導通を得ることができる公知の材料から形成されている。アライメントマーク4は、例えば、銀を含有したガラスペースト、接着剤樹脂に各種導電性粒子を分散した銀ペースト、金ペースト、カーボンペースト、ニッケルペースト若しくはアルミニウムペーストの焼結体、又は、蒸着によって形成されるITOから形成されている。アライメントマーク4は、耐熱性、導電性、安定性、及びコストの観点から、銀を含有したガラスペーストにより形成されていてもよい。アライメントマーク4は、フィンガー電極3と同一の材料によって、フィンガー電極3と一体に形成されていてもよい。
アライメントマーク4の幅は、例えば、フィンガー電極3の幅と同様に0.05mm以上0.5mm以下であり、ここでは0.16mm程度である。アライメントマーク4は、上記実施形態に限られず、例えば、国際公開第2012/121348号、国際公開第2012/121349号、及び、国際公開第2012/165464号に記載されているような形態であってもよい。
裏面電極5は、裏面22上に設けられている。複数の裏面電極5は、裏面22の一部(基板2の周縁部及び裏面電極5,5同士の間)を除いて裏面22を覆っている。複数の裏面電極5は、X方向において離間して設けられている。Y方向における裏面電極5の長さ、及び、X方向における裏面電極5,5の両端部間の長さは、ここでは、それぞれ121mm程度である。裏面電極5は、例えば、アルミニウムペーストの焼結体により形成されている。
裏面22には、複数(ここでは2箇所)の配置領域ABが設けられている。配置領域ABは、裏面22において、裏面電極5及び隣接する太陽電池セル1Aのフィンガー電極3を電気的に接続するTAB線7が配置される予定の領域であり、本実施形態では、導電性接着剤8が接着される。配置領域ABは、隣り合う裏面電極5,5の間に設けられている。配置領域ABはY方向に沿って延びており、その両端部と基板2の周縁部とは離間している。配置領域ABは、裏面電極5に沿っており、裏面電極5と離間している。配置領域ABは、Y方向を長手方向とする長方形状を呈している。複数の配置領域ABは、X方向において互いに離間しており、互いに平行に設けられている。裏面22側の配置領域ABは、受光面21側の配置領域AFと対応する位置に設定されている。具体的には、裏面22側の配置領域ABは、受光面21及び裏面22の法線方向において、基板2を挟んで受光面21側の配置領域AFと対向する位置に設定されている。配置領域ABの数(すなわち、裏面22側に接続されるTAB線7の数)は、2箇所に限定されない。配置領域ABの数は、例えば、2箇所以上5箇所以下の中から選択できる。
配置領域ABの幅(すなわちTAB線7の幅)dx2は、例えば0.5mm以上2.0mm以下であり、ここでは1.5mm程度である(図2及び図5参照)。隣り合う裏面電極5,5の間隔dx4は、例えば、幅dx2、及び、配置領域ABと裏面電極5との間隔dx3を考慮して設定することができる(図2及び図5参照)。間隔dx4は、例えば、間隔dx3を0.25mm以上1.0mm以下に設定した場合、1.0mm以上4.0mm以下に設定することができ、ここでは4mm程度である。
集電部材6は、裏面22上において、Y方向においては配置領域ABの内側に設けられ、X方向においては配置領域ABの内側と外側とにまたがって設けられている。一つの配置領域ABに対して、複数(ここでは、5個)の集電部材6が、TAB線7の延在方向であるY方向に沿って、離間して設けられている。Y方向において両端に位置する集電部材6は、配置領域ABのY方向における両端縁に沿って設けられている。集電部材6は、隣り合う裏面電極5,5の双方に連結されている。集電部材6のX方向における端部は、基板2と裏面電極5とに挟まれている(図5参照)。複数の集電部材6は、隣り合う裏面電極5,5のいずれか一方に接続されていてもよい。また、複数の集電部材6は、例えば、Y方向において隣り合う集電部材6,6が互いに異なる裏面電極5に接続されることにより、千鳥状に配置されていてもよい。
配置領域ABにおいて、集電部材6が基板2を覆っている領域は、第1の領域として機能する。配置領域ABにおいて、集電部材6が設けられていないことにより基板2が露出している領域は、第2の領域として機能する。すなわち、第1の領域及び第2の領域は、Y方向に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている。
集電部材6は、電気的導通を得ることができる公知の材料から形成されている。集電部材6は、例えば、銀ペースト、金ペースト、カーボンペースト、ニッケルペースト、銅ペースト若しくはアルミニウムペーストの焼結体、又は、蒸着によって形成されるアルミニウム若しくは銀から形成されている。集電部材6は、耐熱性、導電性、安定性、及び膜としての凝集力の観点から、銀ペースト又は銅ペーストの焼結体により形成されていてもよく、ここでは、銀ペーストの焼結体により形成されている。
集電部材6のX方向における長さdx6は、例えば、幅dx2、間隔dx3、及び、集電部材6と裏面電極5との重なり量dx5を考慮して設定することができる(図2及び図5参照)。長さdx6は、例えば、重なり量dx5を0.5mm以上2.0mm以下に設定した場合、2.0mm以上8.0mm以下に設定することができ、ここでは6mmである。
第1の領域のY方向における長さ(集電部材6のY方向における長さ)dy1は、例えば、集電部材6を形成するペーストの性質、ペーストの印刷に使用可能なマスク、ペーストの削減量、集電効率等を考慮して設定することができる。長さdy1は、例えば0.1mm以上50mm以下に設定することができる。複数の長さdy1は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。ここでは、第1の領域(集電部材6)のそれぞれは、受光面21側のフィンガー電極3の太さよりも大きい長さを有しており、複数の第1の領域の一部の第1の領域は、Y方向において、他の第1の領域の長さと異なる長さを有している。具体的には、Y方向において両端に位置する第1の領域の長さdy1が13mmであり、それ以外の第1の領域の長さdy1が14mmである。
第1の領域は、Y方向において、配置領域ABの長さに対して、合計で、6%以上67%以下の割合で設けられていることが好ましく、8%以上67%以下の割合で設けられていることがより好ましく、8%以上33%以下の割合で設けられていることが最も好ましい。第1の領域が配置領域ABの長さに対して6%以上67%以下の割合で設けられていると、集電効率を好適に確保できる。
第2の領域のY方向における長さ(Y方向において隣り合う集電部材6,6の間隔)dy2は、例えば、集電部材6を形成するペーストの削減量、集電効率等を考慮して設定することができる。長さdy2は、例えば1mm以上30mm以下に設定することができる。ここでは、Y方向において両端に位置する第2の領域の長さdy2が13mmであり、それ以外の第2の領域の長さdy2が13.5mmである。
[太陽電池モジュール]
次に、太陽電池モジュールについて説明する。図3は第1実施形態の太陽電池モジュールの一部を示す模式的な斜視図、図4は図3の太陽電池モジュールの裏面を示す模式的な平面図、図5は図4中のV−V矢視図、図6は図4中のVI−VI矢視図である。
図3及び図4に示されるように、太陽電池モジュール100は、複数の太陽電池セル1AをTAB線7によって電気的に接続することにより、形成されている。隣り合う太陽電池セル1Aa,1Abのうち、一方の太陽電池セル1Aaの受光面側のフィンガー電極3と、他方の太陽電池セル1Abの裏面側の裏面電極5とが、TAB線7によって接続されている。他の隣り合う太陽電池セル1A,1Aについても、同様に接続されている。これにより、複数の太陽電池セル1Aが、電気的に直列に接続される。このような列が、1列又は複数列設けられることにより、太陽電池モジュール100が形成される。
図5及び図6に示されるように、太陽電池セル1AとTAB線7とは、導電性接着剤8により互いに固定され、互いに電気的に接続されている。導電性接着剤8は、受光面21側では、配置領域AFの全面に接着されている。導電性接着剤8は、裏面22側では、少なくとも集電部材6が設けられている第1の領域に接着されている。すなわち、図5に示されるように、第1の領域では、集電部材6とTAB線7とが導電性接着剤8により接続されている。導電性接着剤8は、集電部材6が設けられていない第2の領域においては、接着されていてもよいし、接着されていなくてもよく、ここでは第2の領域においても接着されている。すなわち、図6に示されるように、第2の領域では、ここでは、基板2とTAB線7とが導電性接着剤8により接続されている。例えば、太陽電池モジュール100がフィルム等の保護部材によって覆われている場合には、導電性接着剤8は第2の領域に接着されていなくてもよく、この際、第2の領域において、基板2とTAB線7とは、接触していてもよく、接触していなくてもよい(不図示)。
[導電性接着テープ]
次に、導電性接着剤の貼り付けに使用される一例の導電性接着テープについて説明する。図7は、導電性接着テープの模式的な断面図である。導電性接着テープ9は、セパレータ(基材)10と、導電性接着剤8とを備えている。
セパレータ10としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリアセテート、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、合成ゴム系又は液晶ポリマーから形成されている各種テープを使用することができる。セパレータ10を形成する材質は、前述の材料に限定されない。セパレータ10における導電性接着剤8との当接面等には、離型処理が施されていてもよい。
導電性接着剤8は、セパレータ10の一方の面上に積層されている。導電性接着剤8は、接着剤組成物から形成されている。接着剤組成物は、例えば、接着剤成分8aと導電粒子8bとを含んでいる。接着剤成分8aとしては、熱又は光により硬化性を示す材料を使用することができ、例えばエポキシ系接着剤又はアクリル系接着剤を使用することができる。接着剤成分8aとしては、接続後の耐熱性及び耐湿性に優れていることから、架橋性材料を使用してもよい。接着剤成分8aとしては、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を主成分として含有するエポキシ系接着剤を使用してもよい。前述のエポキシ系接着剤は、短時間での硬化が可能で接続作業性がよく、分子構造上接着性に優れている。
エポキシ系接着剤としては、例えば、高分子量エポキシ、固形エポキシ若しくは液状エポキシ、又は、これらをウレタン、ポリエステル、アクリルゴム、ニトリルゴム(NBR)若しくは合成線状ポリアミドで変性したエポキシを主成分とするものを使用することができる。エポキシ系接着剤は、主成分をなす前述のエポキシに、硬化剤、触媒、カップリング剤及び充填剤等のうち少なくとも一つを添加してなるものであってもよい。
アクリル系接着剤としては、例えば、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル及びアクリロニトリルのうち少なくとも一つをモノマ成分とした重合体又は共重合体を使用することができる。
接着剤成分8aに、内部応力の緩和作用を発揮する成分を配合してもよい。具体的には、接着剤成分8aに、例えば、アクリルゴム又はエラストマ成分を配合してもよい。国際公開第98/44067号に記載されているようなラジカル硬化系接着剤も使用することができる。
導電粒子8bは、接着剤成分8a中に分散している。導電粒子8bとしては、例えば、金属(例えば、Au、Ag、Pt、Ni、Cu、W、Sb、Sn、又は、はんだ)又はカーボンの粒子を使用することができる。非導電性の例えばガラス、セラミック又はプラスチックを核とし、この核を前述の金属又はカーボンで被覆した被覆粒子を使用してもよい。導電粒子8bの平均粒径は、分散性及び導電性の観点から、1〜18μmであってもよい。なお、導電粒子を絶縁層で被覆してなる絶縁被覆粒子を使用してもよく、隣接する電極同士の絶縁性を向上させる観点から、導電粒子と絶縁性粒子とを併用してもよい。
導電粒子8bの配合割合は、導電性接着剤8に含まれる接着剤成分100体積部に対して、例えば0.1〜30体積部であり、好ましくは0.1〜10体積部である。配合割合が0.1体積部以上であると、対向する電極間の接続抵抗の増加を抑制することができる。配合割合が30体積部以下であると、接着力の低下を抑制することができる。
導電性接着テープ9は、例えばTAB線7の幅以下の幅を有している。セパレータ10と導電性接着剤8とは同じ幅を有していてもよく、セパレータ10が導電性接着剤8の幅よりも大きい幅を有していてもよい。セパレータ10が導電性接着剤8の幅よりも大きい幅を有している場合、導電性接着テープ9の幅は、セパレータ10の幅である。
以上のような本実施形態の太陽電池セル1A及び太陽電池モジュール100では、集電部材6によって裏面電極5とTAB7とが電気的に接続された第1の領域において、集電効率を確保できる。
集電部材6が設けられていないことにより基板2が露出した第2の領域において材料を低減することにより、製造コストを低減できる。
TAB線7が配置される配置領域ABが裏面電極5と離間しているので、導電性接着剤8を使用してTAB線7を接続する際に、導電性接着剤8と裏面電極5との接触を防止できる。この結果、ヒートサイクルに起因して裏面電極5に負荷がかかることが抑制されるため、裏面電極5の膜の凝集力に依存せずに太陽電池セルの信頼性を確保できる。
第1の領域及び第2の領域は、TAB線7の延在方向(Y方向)に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている。このため、集電部材6が設けられていない第2の領域が複数存在する分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減することができる。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、フィンガー電極3の太さよりも大きい長さを有している。このため、例えば集電部材6の材料がフィンガー電極3の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セル1Aを接続して太陽電池モジュール100を形成した際、集電部材6の材料の電気抵抗に起因して太陽電池モジュール100としての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。
複数の第1の領域の一部の第1の領域は、Y方向において、他の第1の領域の長さと異なる長さを有している。このため、太陽電池セル1AとTAB線7との接続強度を配置領域AB内で調節することができる。
Y方向において、配置領域ABの長さに対して、6%以上67%以下の割合で、第1の領域が設けられている。このため、集電効率を好適に確保できる。
集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されている。このため、集電効率を好適に確保できる。
第1の領域及び第2の領域の配置パターン(集電部材6の配置パターン)について、種々の形態が考えられる。以下、第1の領域及び第2の領域の配置パターンの他の実施形態について説明する。
図8は、第2実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。本実施形態の太陽電池セル1Bは、第1の領域及び第2の領域の配置パターンの構成において、第1実施形態の太陽電池セル1Aと相違する。
本実施形態の太陽電池セル1Bにおいては、第1の領域(集電部材6)のそれぞれは、受光面21側のフィンガー電極3の太さよりも大きい長さを有しており、複数の第1の領域(集電部材6)のうち、Y方向において両端に配置された第1の領域は、Y方向において、他の第1の領域の長さdy1よりも大きい長さdy1を有している。Y方向において両端に配置された第1の領域は、配置領域ABのY方向における両端縁に沿って設けられている。
より具体的には、Y方向において両端に位置する第1の領域の長さdy1は13mmであり、それ以外の第1の領域の長さdy1は8mmである。Y方向において中央に位置する第2の領域の長さdy2は6.8mmであり、それ以外の第2の領域の長さdy2は6.7mmである。
このような本実施形態の太陽電池セル1B及びこれを複数備える太陽電池モジュールでは、集電部材6によって裏面電極5とTAB7とが電気的に接続された第1の領域において、集電効率を確保できる。
集電部材6が設けられていないことにより基板2が露出した第2の領域において材料を低減することにより、製造コストを低減できる。
TAB線7が配置される配置領域ABが裏面電極5と離間しているので、導電性接着剤8を使用してTAB線7を接続する際に、導電性接着剤8と裏面電極5との接触を防止できる。この結果、ヒートサイクルに起因して裏面電極5に負荷がかかることが抑制されるため、裏面電極5の膜の凝集力に依存せずに太陽電池セルの信頼性を確保できる。
第1の領域及び第2の領域は、TAB線7の延在方向(Y方向)に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている。このため、集電部材6が設けられていない第2の領域が複数存在する分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、フィンガー電極3の太さよりも大きい長さを有している。このため、例えば集電部材6の材料がフィンガー電極3の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セル1Bを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材6の材料の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。
複数の第1の領域の一部の第1の領域は、Y方向において、他の第1の領域の長さと異なる長さを有している。このため、太陽電池セル1AとTAB線7との接続強度を配置領域AB内で調節できる。
複数の第1の領域のうちY方向において両端に配置された第1の領域は、Y方向において、他の第1の領域の長さdy1よりも大きい長さdy1を有している。このため、太陽電池セル1BとTAB線7との接続強度が配置領域AB内において端寄りで高められるため、TAB線7が太陽電池セル1Bから剥がれることを抑制できる。特に、本実施形態では、Y方向において両端に配置された第1の領域は、Y方向における配置領域ABの周縁部に沿って設けられているため、接続強度が配置領域AB内においてY方向の両端部で高められ、上記効果が好適に発揮される。
Y方向において、配置領域ABの長さに対して、6%以上67%以下の割合で、第1の領域が設けられている。このため、集電効率を好適に確保できる。
集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されている。このため、集電効率を好適に確保できる。
図9は、第3実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。本実施形態の太陽電池セル1Cは、第1の領域及び第2の領域の配置パターンの構成において、第1実施形態の太陽電池セル1Aと相違する。
本実施形態の太陽電池セル1Cにおいては、複数の第1の領域(集電部材6)は、Y方向において、互いに同じ長さを有している。より具体的には、第1の領域の長さは1.0mmであり、受光面21側のフィンガー電極3(図1参照)の太さよりも大きい長さを有している。なお、複数の第1の領域の一部の第1の領域が、Y方向において、他の第1の領域の長さと異なる長さを有していてもよい。複数の第1の領域は、Y方向において、例えば1mm以上5mm以下の周期(隣接する第1の領域と第2の領域とのY方向における長さの合計値)で配置されており、ここでは2mmの周期で配置されている。換言すると、複数の第1の領域は、Y方向において、受光面21側の複数のフィンガー電極3の配置周期(2.551mm)以下の周期で配置されている。複数の第2の領域は、Y方向において、互いに同じ長さを有している。具体的には、第2の領域の長さは1.0mmである。なお、複数の第1の領域は例えば3mmの周期で配置されていてもよく、この場合、第2の領域の長さは2.0mmである。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、受光面21側のフィンガー電極3(図1参照)の太さと同じ長さを有していてもよい。この場合、第1の領域の長さは例えば0.16mm程度であり、第2の領域の長さは1.84mmである。なお、第2の領域の長さは2.84mmであってもよい。
このような本実施形態の太陽電池セル1C及びこれを複数備える太陽電池モジュールでは、集電部材6によって裏面電極5とTAB7とが電気的に接続された第1の領域において、集電効率を確保できる。
集電部材6が設けられていないことにより基板2が露出した第2の領域において材料を低減することにより、製造コストを低減できる。
TAB線7が配置される配置領域ABが裏面電極5と離間しているので、導電性接着剤8を使用してTAB線7を接続する際に、導電性接着剤8と裏面電極5との接触を防止できる。この結果、ヒートサイクルに起因して裏面電極5に負荷がかかることが抑制されるため、裏面電極5の膜の凝集力に依存せずに太陽電池セルの信頼性を確保できる。
第1の領域及び第2の領域は、TAB線7の延在方向(Y方向)に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている。このため、集電部材6が設けられていない第2の領域が複数存在する分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、フィンガー電極3の太さよりも大きい長さを有している。このため、例えば集電部材6の材料がフィンガー電極3の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セル1Cを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材6の材料の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。
複数の第1の領域は、Y方向において、複数のフィンガー電極3の配置周期以下の周期で配置されている。このため、集電部材6の数がフィンガー電極3の数以上になり、例えば集電部材6の材料がフィンガー電極3の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セルを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材6の材料の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。また、電荷の移動距離が比較的小さくなるため、集電効率を向上することができる。また、太陽電池セル1CとTAB線7との接続強度が配置領域AB内において均等に高められるため、TAB線7が太陽電池セル1Cから剥がれることを抑制できる。
複数の第1の領域は、Y方向において、1mm以上5mm以下の周期で配置されている。このため、電荷の移動距離が比較的小さくなり、集電効率を向上することができる。また、太陽電池セル1CとTAB線7との接続強度が配置領域AB内において均等に高められるため、TAB線7が太陽電池セル1Cから剥がれることを抑制できる。
Y方向において、配置領域ABの長さに対して、6%以上67%以下の割合で、第1の領域が設けられている。このため、集電効率を好適に確保できる。
第1の領域のそれぞれが、Y方向においてフィンガー電極3の太さと同じ長さを有している場合には、第1の領域の集電部材6のそれぞれを形成する材料が低減される分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されている。このため、集電効率を好適に確保できる。
図10は、第4実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。本実施形態の太陽電池セル1Dは、第1の領域及び第2の領域の配置パターンの構成において、第1実施形態の太陽電池セル1Aと相違する。
本実施形態の太陽電池セル1Dにおいては、複数の第1の領域(集電部材6)は、Y方向において、互いに同じ長さを有している。より具体的には、第1の領域の長さは0.16mmであり、受光面21側のフィンガー電極3(図1参照)の太さと同じである。
複数の集電部材6により、1つの集電部材群60が形成されている。Y方向において、集電部材群60,60同士の間は、集電部材群60内の隣り合う第1の領域同士の間(集電部材6,6同士の間)の長さよりも大きい長さを有している。
このような本実施形態の太陽電池セル1D及びこれを複数備える太陽電池モジュールでは、集電部材6によって裏面電極5とTAB7とが電気的に接続された第1の領域において、集電効率を確保できる。
集電部材6が設けられていないことにより基板2が露出した第2の領域において材料を低減することにより、製造コストを低減できる。
TAB線7が配置される配置領域ABが裏面電極5と離間しているので、導電性接着剤8を使用してTAB線7を接続する際に、導電性接着剤8と裏面電極5との接触を防止できる。この結果、ヒートサイクルに起因して裏面電極5に負荷がかかることが抑制されるため、裏面電極5の膜の凝集力に依存せずに太陽電池セルの信頼性を確保できる。
第1の領域及び第2の領域は、TAB線7の延在方向(Y方向)に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている。このため、集電部材6が設けられていない第2の領域が複数存在する分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、フィンガー電極3の太さと同じ長さを有している。このため、第1の領域の集電部材6のそれぞれを形成する材料が低減される分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
Y方向において、配置領域ABの長さに対して、6%以上67%以下の割合で、第1の領域が設けられている。このため、集電効率を好適に確保できる。
集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されている。このため、集電効率を好適に確保できる。
図11は、第5実施形態の太陽電池セルの裏面を示す模式的な平面図である。本実施形態の太陽電池セル1Eは、第1の領域及び第2の領域の配置パターンの構成において、第1実施形態の太陽電池セル1Aと相違する。
本実施形態の太陽電池セル1Eにおいては、複数の第1の領域(集電部材6)は、Y方向において、互いに同じ長さを有している。より具体的には、第1の領域の長さは0.5mmであり、受光面21側のフィンガー電極3(図1参照)の太さよりも大きい長さを有している。なお、複数の第1の領域の一部の第1の領域が、Y方向において、他の第1の領域の長さと異なる長さを有していてもよい。複数の第1の領域は、Y方向に沿って例えば1mm以上5mm以下の周期で配置されており、ここでは2.551mmの周期(すなわち、受光面21側の複数のフィンガー電極3の配置の周期と同じ周期)で配置されている。複数の第2の領域は、Y方向において、互いに同じ長さを有している。具体的には、第2の領域の長さは2.051mmである。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、受光面21側のフィンガー電極3(図1参照)の太さと同じ長さを有していてもよい。この場合、第1の領域の長さは例えば0.16mm程度であり、第2の領域の長さは2.391mmである。
このような本実施形態の太陽電池セル1E及びこれを複数備える太陽電池モジュールでは、集電部材6によって裏面電極5とTAB7とが電気的に接続された第1の領域において、集電効率を確保できる。
集電部材6が設けられていないことにより基板2が露出した第2の領域において材料を低減することにより、製造コストを低減できる。
TAB線7が配置される配置領域ABが裏面電極5と離間しているので、導電性接着剤8を使用してTAB線7を接続する際に、導電性接着剤8と裏面電極5との接触を防止できる。この結果、ヒートサイクルに起因して裏面電極5に負荷がかかることが抑制されるため、裏面電極5の膜の凝集力に依存せずに太陽電池セルの信頼性を確保できる。
第1の領域及び第2の領域は、TAB線7の延在方向(Y方向)に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている。このため、集電部材6が設けられていない第2の領域が複数存在する分、材料をさらに低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、フィンガー電極3の太さよりも大きい長さを有している。このため、例えば集電部材6の材料がフィンガー電極3の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セル1Eを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材6の材料の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。
複数の第1の領域は、Y方向において、複数のフィンガー電極3の配置周期以下の周期で配置されている。このため、集電部材6の数がフィンガー電極3の数以上になり、例えば集電部材6の材料がフィンガー電極3の材料よりも大きい電気抵抗を有するとき等に、複数の太陽電池セル1Eを接続して太陽電池モジュールを形成した際、集電部材6の材料の電気抵抗に起因して太陽電池モジュールとしての電気抵抗が増加してしまうことを抑制することが可能になる。また、電荷の移動距離が比較的小さくなるため、集電効率を向上することができる。また、太陽電池セル1EとTAB線7との接続強度が配置領域AB内において均等に高められるため、TAB線7が太陽電池セル1Eから剥がれることを抑制できる。
第1の領域のそれぞれは、Y方向において、フィンガー電極の太さの5倍以下の長さを有している。このため、材料を好適に低減することが可能になる。従って、製造コストをさらに低減できる。
複数の第1の領域は、Y方向において、1mm以上5mm以下の周期で配置されている。このため、電荷の移動距離が比較的小さくなるため、集電効率を向上することができる。また、太陽電池セル1EとTAB線7との接続強度が配置領域AB内において均等に高められるため、TAB線7が太陽電池セル1Eから剥がれることを抑制できる。
Y方向において、配置領域ABの長さに対して、6%以上67%以下の割合で、第1の領域が設けられている。このため、集電効率を好適に確保できる。
集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されている。このため、集電効率を好適に確保できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上記実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
図12は、太陽電池セルの受光面の他の例を示す模式的な平面図である。例えば、上記実施形態では、太陽電池セル1A〜1Dの受光面21には、アライメントマーク4(図1参照)が設けられているが、アライメントマーク4に代えてバスバー電極11が設けられていてもよい。バスバー電極11には、導電性接着剤8を介してTAB線7が接続される。
具体的には、太陽電池セル1Fでは、バスバー電極11は、フィンガー電極3と直交するY方向に沿って延びている。複数のバスバー電極11は、互いに離間しており、互いに平行に設けられている。バスバー電極11は、Y方向を長手方向とする長方形状を呈している。バスバー電極11は、全てのフィンガー電極3と直交しており、全てのフィンガー電極3と電気的に接続されている。バスバー電極11の幅dx7は、例えば1.5mm程度である。バスバー電極11の長さdy3は、例えば、5インチサイズの太陽電池セルである場合には125mm程度、6インチサイズの太陽電池セルである場合には156mm程度である。バスバー電極11の数(すなわち、受光面21側に接続されるTAB線7の数)は、2本に限定されない。バスバー電極11の数は、例えば、2本以上5本以下の中から選択できる。バスバー電極11は、Y方向において、断続して設けられていてもよい。
バスバー電極11は、電気的導通を得ることができる公知の材料から形成されている。バスバー電極11は、例えば、銀を含有したガラスペースト、接着剤樹脂に各種導電性粒子を分散した銀ペースト、金ペースト、カーボンペースト、ニッケルペースト若しくはアルミニウムペーストの焼結体、又は、蒸着によって形成されるITOから形成されている。バスバー電極11は、耐熱性、導電性、安定性、及びコストの観点から、銀を含有したガラスペーストにより形成されていてもよい。バスバー電極11は、フィンガー電極3と同一の材料によって、フィンガー電極3と一体に形成されていてもよい。
[評価試験]
図1及び図2に示されるような太陽電池セルにおいて、第1の領域及び第2の領域の構成(集電部材6の配置パターン)が異なる複数種類の太陽電池セルを準備し、太陽電池セルの評価試験を実施した。実施例1〜4は、第1の領域と第2の領域とを有する太陽電池セルであり、比較例1は、第1の領域のみを有する太陽電池セル(バスバー電極を有する従来の太陽電池セルに相当する太陽電池セル)である。なお、集電部材は、受光面側のフィンガー電極を形成する銀ペーストとは異なる銀ペーストの焼結体により形成した。また、裏面電極は、アルミニウムペーストの焼結体により形成した。
[実施例1]
第1の領域(集電部材)のY方向における配置周期:3mm(1つの配置領域内に41箇所)
第1の領域のY方向における長さ:1mm
第2の領域のY方向における長さ:2mm
[実施例2]
第1の領域(集電部材)のY方向における配置周期:2mm(1つの配置領域内に61箇所)
第1の領域のY方向における長さ:1mm
第2の領域のY方向における長さ:1mm
[実施例3]
第1の領域(集電部材)のY方向における配置周期:27mm(1つの配置領域内に5箇所)
第1の領域のY方向における長さ:14mm
第2の領域のY方向における長さ:13mm
[実施例4]
第1の領域(集電部材)のY方向における配置周期:2.551mm(1つの配置領域内に48箇所)
第1の領域のY方向における長さ:0.16mm
第2の領域のY方向における長さ:2.391mm
[比較例1]
第1の領域(集電部材)のY方向における配置周期:‐(1つの配置領域内に1箇所)
第1の領域のY方向における長さ:121mm
第2の領域のY方向における長さ:‐(無し)
以下の表1は、試験結果を示している。初期セル特性は、太陽電池セル単体に導電性接着剤を介してTAB線を接続したものの性能を示している。
Figure 0006286854

但し、
Pm:最大出力
Rs:直列抵抗
Isc:短絡電流
Voc:解放電圧
F.F:曲線因子
表1に示されるように、実施例1及び実施例2における初期セル特性の最大出力Pmは、比較例1における初期セル特性の最大出力Pmよりも大きい。このことから、集電部材が設けられていない第2の領域を有する太陽電池セルであっても、銀ペーストの使用量を低減しつつ、最大出力Pmを向上することが可能であることがわかる。これは、太陽電池セルを製造する際、裏面電極よりも下層に位置する集電部材(図5参照)を裏面電極よりも先に形成することになるため、裏面電極を形成するときに、集電部材が配置領域の全体に設けられていると、裏面電極を形成するアルミニウムの基板への拡散が集電部材により阻害され、集電部材周辺がP++側になり難く高抵抗化するためと考えられる。
実施例2における初期セル特性の最大出力Pmは、実施例1における初期セル特性の最大出力Pmよりも大きい。このことから、第1領域(集電部材)のY方向における配置周期が小さいほど、集電効率が向上すると考えられる。これは、第1の領域の配置周期が小さいと、電荷の移動距離が低減されるためと考えられる。一方で、第1領域(集電部材)のY方向における配置周期が小さ過ぎると、集電部材の形成が困難になると考えられる。
実施例4における初期セル特性の直列抵抗Rsは、他の例における初期セル特性の直列抵抗Rsよりも大きい。これは、本評価試験では、上述のように、受光面側のフィンガー電極を形成する銀ペーストと裏面側の集電部材を形成する銀ペーストとが異なり、且つ、実施例4では、集電部材のY方向における長さが受光面側のフィンガー電極の太さと同様であるため、電気抵抗が高いためと考えられる。このことから、集電部材のY方向における長さは、受光面側のフィンガー電極の太さよりも大きいことが好ましいと考えられる。また、複数の集電部材は、Y方向において、フィンガー電極の配置周期以下の周期で配置されていることが好ましいと考えられる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F…太陽電池セル,2…基板、3…フィンガー電極、5…裏面電極、6…集電部材、7…TAB線(配線部材)、8…導電性接着剤、21…受光面、22…裏面、100…太陽電池モジュール、AB…配置領域。

Claims (10)

  1. 基板と、前記基板の受光面上に設けられた複数のフィンガー電極と、前記基板の裏面上に設けられた裏面電極と、を備える太陽電池セルであって、
    前記基板の前記裏面には、前記裏面電極及び隣接する前記太陽電池セルの前記フィンガー電極を電気的に接続する配線部材が配置される配置領域が、前記裏面電極に沿うと共に前記裏面電極と離間して設けられており、
    前記配置領域は、
    前記裏面電極を複数に分けるように前記裏面に設けられ、
    前記裏面電極に連結され前記裏面電極と前記配線部材とを電気的に接続する集電部材が前記基板を覆った第1の領域と、
    前記集電部材が設けられていないことにより前記基板が露出した第2の領域と、を有しており、
    前記集電部材は、前記基板と前記裏面電極とに挟まれている、
    太陽電池セル。
  2. 前記第1の領域及び前記第2の領域は、前記配線部材の延在方向に沿って交互に設けられ、それぞれ複数設けられている、請求項1記載の太陽電池セル。
  3. 前記第1の領域のそれぞれは、前記配線部材の延在方向において、前記フィンガー電極の太さよりも大きい長さを有している、請求項2記載の太陽電池セル。
  4. 前記複数の第1の領域は、前記配線部材の延在方向において、前記複数のフィンガー電極の配置周期以下の周期で配置されている、請求項2又は3記載の太陽電池セル。
  5. 前記第1の領域のそれぞれは、前記配線部材の延在方向において、前記フィンガー電極の太さの5倍以下の長さを有している、請求項2〜4のいずれか一項記載の太陽電池セル。
  6. 前記複数の第1の領域は、前記配線部材の延在方向において、1mm以上5mm以下の周期で配置されている、請求項2〜5のいずれか一項記載の太陽電池セル。
  7. 前記複数の第1の領域の一部の前記第1の領域は、前記第1の領域の延在方向において、他の前記第1の領域の長さと異なる長さを有している、請求項2〜6のいずれか一項記載の太陽電池セル。
  8. 前記配線部材の延在方向において、前記配置領域の長さに対して、6%以上67%以下の割合で、前記第1の領域が設けられている、請求項1〜7のいずれか一項記載の太陽電池セル。
  9. 前記集電部材は、銀ペーストの焼結体により形成されている、請求項1〜8のいずれか一項記載の太陽電池セル。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項記載の太陽電池セルを複数備えた太陽電池モジュールであって、
    前記第1の領域では、前記集電部材と前記配線部材とが、導電性接着剤により接続されている、
    太陽電池モジュール。
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